JP2008206115A - ネットワーク制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワーク制御装置9は加入者ユーザ収容装置1〜4毎のパケット処理装置7、8をリストとして管理する。ネットワーク制御装置9は、通知されたパケットフローの転送データ量と、宛先加入者ユーザ収容装置3に対するパケット処理装置8の転送データ量を加算し、一定値を超過しない際は、宛先加入者ユーザ収容装置3とパケット処理装置8間に論理的なトンネルを設定する。一定値を超過する際は、通知されたパケットフローの転送データ量と、送信元加入者ユーザ収容装置1に対するパケット処理装置7の転送データ量を加算し、一定値を超過しない際は、当該送信元加入者ユーザ収容装置1と当該パケット処理装置7間に論理的なトンネルを設定する。図の点線はこの場合のパケットの転送経路である。
【選択図】図13
Description
図1に、本発明を適用するネットワークのネットワークモデルの一例を示す。ネットワークは、加入者ユーザ収容装置1〜4、パケット転送装置5〜6、パケット処理装置7〜8およびそれらを制御するネットワーク制御装置9から構成され、ユーザ端末10〜17は、各アクセス網18〜21を経由して、加入者ユーザ収容装置1〜4に収容されている。一般的には、加入者ユーザ収容装置1〜4はエッジノードまたはエッジルータ、パケット転送装置5〜6はコアノードまたはコアルータと呼ばれる。加入者ユーザ収容装置1〜4は、パケット転送装置5〜6によって接続されている。加入者ユーザ収容装置1〜4とパケット転送装置5〜6およびパケット処理装置7〜8からなるネットワークをコアネットワーク22とし、ユーザ端末で構成されるネットワークをユーザネットワーク23とする。
宛先加入者ユーザ収容装置のアドレスと、送信元加入者ユーザ収容装置のアドレスと、宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および、当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受信した際に、誘導先管理リスト26から、宛先加入者ユーザ収容装置に対する誘導先パケット処理装置を特定する機能と、
誘導先トラヒック管理機能27から、特定したパケット処理装置の現転送データ量に当該パケットフローの転送データ量を加算した際に当該パケット処理装置における閾値を超過するか否かを特定する機能と、
閾値を超過しなかった際に、トラヒック誘導先を当該パケット処理装置と決定して後述の外部装置制御部25に対して宛先加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間へ論理ポートを設定するよう指示する機能と、
閾値を超過した際に、誘導先管理リスト26から、前記制御情報の通知に記載された送信元加入者ユーザ収容装置に対する誘導先パケット処理装置を特定する機能と、
送信元加入者ユーザ収容装置から特定したパケット処理装置の現転送データ量に当該パケットフローの転送データ量を加算した際に当該パケット処理装置における閾値を超過するか否かを特定し、超過した際は制御を断念して制御が不可能な旨をユーザヘ通知し、閾値を超過しなかった際はトラヒック誘導先を当該パケット処理装置と決定し、送信元加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間へ論理ポートを設定するよう外部装置制御部25に依頼する機能と、
ループを防止しつつ当該論理ポートに当該パケットフローを出力する経路設定を、誘導先パケット処理装置を決定する際に参照した加入者ユーザ収容装置(宛先加入者ユーザ収容装置か送信元加入者ユーザ収容装置のいずれか)に指示するよう外部装置制御部25に依頼する機能を有している。
パケットフロー情報で構成される誘導解除を通知された際に、フロー誘導先管理機能28からトラヒック誘導先のパケット処理装置を特定し、当該パケットフローを論理ポートに出力している経路を削除するよう外部装置制御部25に依頼する機能と、
上記フロー誘導先管理機能28のエントリから誘導元の加入者ユーザ収容装置を特定するとともに、当該加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間に設定されている論理ポートを削除するよう外部装置制御部25に依頼する機能と、
フロー誘導先管理機能28から当該パケットフロー情報を削除する機能を有している。
誘導先トラヒック管理機能が定期的に収集している各パケット処理装置の転送データ量が閾値を超過した際に、フロー誘導先管理機能28から、当該パケット処理装置へ誘導されているパケットフローを特定し、転送データ量を閾値以下に抑制するよう再誘導候補となる単数または複数のパケットフローを抽出し、抽出したパケットフローで現在誘導元となっていない加入者ユーザ収容装置(宛先加入者ユーザ収容装置か送信元加入者ユーザ収容装置のいずれか)から、誘導先管理リストを検索し、他のパケット処理装置を再誘導先として特定する機能と、
特定したパケット処理装置の現転送データ量に当該パケットフローの転送データ量を加算した際に当該パケット処理装置における閾値を超過するか否かを特定する機能と、
閾値を超過しなかった際に、トラヒック誘導先を誘導先候補であるパケット処理装置へ迂回することを決定して外部装置制御部25に対して新規誘導元となる加入者ユーザ収容装置(制御前までは誘導元となっていなかった加入者ユーザ収容装置)と当該パケット処理装置間へ論理ポートを設定するよう外部装置制御部25に依頼し、閾値を超過した際は制御を断念する機能と、
ループを防止しつつ当該論理ポートに当該パケットフローを出力する経路設定を宛先加入者ユーザ収容装置に指示するよう外部装置制御部25に依頼する機能を有している。
制御フロー管理機能24から論理ポート設定するよう指示された加入者ユーザ収容装置とパケット処理装置に対し、加入者ユーザ収容装置に対しては、パケット処理装置を示すアドレス宛に論理ポートを設定して転送経路を生成するよう指示し、パケット処理装置に対しては、加入者ユーザ収容装置を示すアドレス宛に論理ポートを設定して転送経路を設定するよう指示する機能と、
制御フロー管理機能24から論理ポートを削除するよう指示された加入者ユーザ収容装置とパケット処理装置に対し、加入者ユーザ収容装置に対しては、パケット処理装置を示すアドレス宛に設定していた論理ポートを削除して転送経路を削除するよう指示し、パケット処理装置に対しては、加入者ユーザ収容装置を示すアドレス宛に設定していた論理ポートを削除して転送経路を削除するよう指示する機能を有している。
図6のネットワークモデルを用いて、本発明の動作例を示す。初期状態において、ユーザ#1からユーザ#5間で、加入者ユーザ収容装置1、リンク101、パケット転送装置5、リンク105、パケット転送装置6、リンク103、加入者ユーザ収容装置3経由でパケットを転送している。当該フローをパケット処理装置へ迂回させる制御を実施するとする。
(a)論理ポート設定指示機能29を用い、当該宛先加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、迂回先のパケット処理装置を示すアドレスコア#8への論理ポート設定を指示する。
(b)論理ポート設定指示機能29を用い、当該パケット処理装置を示すアドレスコア#8に対し、迂回元の加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3への論理ポート設定を指示する。
(c)経路設定指示機能30を用い、当該加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、迂回先のパケット処理装置を示すアドレスコア#8への論理ポートに割り当てられたラベルを、宛先アドレスがユーザ#5であるパケットヘ付与するよう指示する。
この際、誘導先トラヒック管理機能27が複数のフローを管理しており、加入者ユーザ収容装置コア#3とパケット処理装置コア#8を保有する別エントリが存在する場合、(a)および(b)の処理は省略する。
加入者ユーザ収容装置3は、ネットワーク制御装置9からの指示(a)に対し論理ポート設定機能35を用いて、パケット処理装置コア#8に対して論理ポートを設定する。この際、パケット処理装置コア#8からも、(b)に対応する論理ポートが設定される。加入者ユーザ収容装置3は、前記論理ポートに付与されたラベル#1および後記論理ポートに付与されたラベル#2を特定する。また、ネットワーク制御装置9からの指示(c)に対し指定されたヘッダ条件である「宛先アドレスがユーザ#5であるパケット」に対して前記論理ポートに割り当てたラベル#1およびラベル#1に対応する出力リンク103を特定するためのエントリをアクセスコントロールリスト34に追加する。ここで、入力ラベル値は、パケット処理装置コア#8間に設置した論理ポートに割り当てたラベル#2以外の任意値とし、デフォルトも含めた全ての入力ラベル値に対して当該エントリを有効とする。
パケット処理装置8は、ネットワーク制御装置9からの指示(b)に対し、返送経路設定機能43を用いて、パケット転送装置コア#3に対して論理ポートを設定する。この際、加入者ユーザ収容装置コア#3からも(a)に対応する論理ポートが設定される。
ネットワーク制御装置9は、制御対象とするパケットフローのヘッダ情報、当該パケットの送信元加入者ユーザ収容装置、宛先加入者ユーザ収容装置および当該パケットフローの転送データ量からなる制御情報(図12の例では、宛先アドレス:ユーザ#5、宛先加入者ユーザ収容装置:コア#3、送信元加入者ユーザ収容装置:コア#1、転送データ量:200Mb/s)を受信した際、宛先加入者ユーザ収容装置コア#3を検索キーとして誘導先管理リスト26を検索し誘導先候補であるコア#8を特定し、コア#8の現転送データ量400Mb/s(byte per second)に当該パケットフローの転送データ量200Mb/sを加えた際に閾値500Mb/sを上回るため、送信元加入者ユーザ収容装置コア#1を検索キーとして誘導先管理リスト26を検索し誘導先候補であるコア#7を特定し、コア#7の現転送データ量100Mb/sに当該パケットフローの転送データ量200Mb/sを加えた際に閾値400Mb/sを下回ることを確認し、当該パケットフローの誘導元を送信元加入者ユーザ収容装置とし、誘導先パケット処理装置をコア#7に決定し、フロー誘導先管理機能に当該パケットフロー情報を追加するとともに、図8に記載した(a)以降の制御を実施する。
ネットワーク制御装置9は、各パケット処理装置の転送データ量を定期的に収集する。この際に、収集時の転送データ量と誘導先トラヒック管理機能27が管理する閾値を比較する。ここで、パケット処理装置コア#8の総転送データ量が閾値を100Mb/s上回ったことを検出した場合(図14の例では、600Mb/s(コア#8の総転送データ量)−500Mb/s(コア#8の閾値)=100Mb/sだけコア#8の総転送データ量がコア#8の閾値を超過している)、宛先加入者ユーザ収容装置から当該パケット処理装置へ誘導されている単数または複数のパケットフローを、誘導先トラヒック管理機能27から特定し、閾値超過分の100Mb/s以上の転送データ量を保有する単数または複数のパケットフローを抽出する。本実施例では、まず宛先アドレスがユーザ#5で送信元ユーザアドレスがユーザ#1のパケットフローと、宛先アドレスがユーザ#7で送信元ユーザアドレスがユーザ#4のパケットフローが特定された後、各パケットフローの転送データ量から、前者のパケットフローが抽出される。本実施例では、単数の場合を例とするが、複数の場合は、単数の場合を複数回繰り返すことで対応できる。本実施例では、宛先ユーザアドレスがユーザ#5、送信元アドレスがユーザ#1のパケットフローが制御対象パケットフローとして特定される。
(a)論理ポート設定指示機能29を用い、当該送信元加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#1に対し、迂回先のパケット処理装置を示すアドレスコア#7への論理ポート設定を指示する。
(b)論理ポート設定指示機能29を用い、当該パケット処理装置を示すアドレスコア#7に対し、迂回元の加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#1への論理ポート設定を指示する。
(c)経路設定指示機能30を用い、当該加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#1に対し、コア#7への論理ポートに割り当てられたラベルを、宛先アドレスがユーザ#5であるパケットへ付与するよう指示する。
(d)経路設定指示機能30を用い、旧誘導元加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、コア#8への論理ポートに割り当てられたラベルを、宛先アドレスがユーザ#5であるパケットへ付与する制御を解除するよう指示する。
この際、フロー誘導先管理機能28が複数のフローを管理しており、誘導元加入者ユーザ収容装置がコア#1で誘導先パケット処理装置がコア#7である別エントリが存在する場合、(a)および(b)の処理は省略する。
(e)論理ポート設定指示機能29を用い、旧誘導元加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3に対し、旧迂回先のパケット処理装置を示すアドレスコア#8への論理ポート削除を指示する。
(f)論理ポート設定指示機能29を用い、旧誘導先パケット処理装置を示すアドレスコア#8に対し、旧誘導元加入者ユーザ収容装置を示すアドレスコア#3への論理ポート削除を指示する。
本実施例では、当該エントリが存在しない場合、(e)(f)の動作により論理ポートも削除する。
Claims (6)
- 論理ポートを設定可能な複数の加入者ユーザ収容装置と、論理ポートを設定可能であり、パケットの通過制御機能を搭載する複数のパケット処理装置と、宛先加入者ユーザ収容装置のアドレスと送信元加入者ユーザ収容装置のアドレスと宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受けるネットワーク制御装置と、を有するパケット転送ネットワークにおけるネットワーク制御方法であって、
前記ネットワーク制御装置が、
前記加入者ユーザ収容装置毎のパケット処理装置をリストとして管理するとともに、
通知されたパケットフローの転送データ量と、通知に記述された宛先加入者ユーザ収容装置に対するパケット処理装置の転送データ量を加算し、予め定めた一定値を超過するか否かを確認し、
一定値を超過しない際は、当該宛先加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間に論理的なトンネルを設定し、
一定値を超過する際は、通知されたパケットフローの転送データ量と、通知に記述された送信元加入者ユーザ収容装置に対するパケット処理装置の転送データ量を加算し、予め定めた一定値を超過するか否かを確認し、一定値を超過しない際は、当該送信元加入者ユーザ収容装置と当該パケット処理装置間に論理的なトンネルを設定する
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1に記載のネットワーク制御方法において、
前記パケット処理装置は、
通過パケットフローの一定時間毎の転送データ量をカウントし、
前記ネットワーク制御装置は、
各パケット処理装置に転送されているパケットフローを送信元加入者ユーザ収容装置と宛先加入者ユーザ収容装置と共にフロー管理リストとして管理するとともに、
パケット処理装置の一定時間毎の総転送データ量を参照し、転送データ量が予め定めた一定値を超過したパケット処理装置を検出した際に、当該パケット処理装置について、転送データ量の合計が超過分以上となる単数または複数のパケットフローを特定し、特定したパケットフローに対し、前記フロー管理リストから、当該パケットフローの送信元加入者ユーザ収容装置を特定し、当該送信元加入者ユーザ収容装置に対するパケット処理装置の転送データ量と、特定したパケットフローの転送データ量を加算し、予め定めた一定値を超過するか否かを確認し、
一定値を超過しない際は、当該パケット処理装置を新たなパケットフロー転送先として当該装置と送信元加入者ユーザ収容装置間に論理的なトンネルを設定し、前パケット処理装置と宛先加入者ユーザ収容装置間に設定されている論理的なトンネルを削除する
ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1または2に記載のネットワーク制御方法において
前記ネットワーク制御装置が、
宛先加入者ユーザ収容装置のアドレスと送信元加入者ユーザ収容装置のアドレスと宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量で構成される制御情報の通知を受ける代わりに、
アドレスから当該アドレスを収容する加入者ユーザ収容装置を特定する機能を保有し、宛先アドレスと送信元アドレスで構成されるパケットフロー情報および当該パケットフローの転送データ量のみで構成される制御情報の通知を受けた際に、宛先アドレスから宛先加入者ユーザ収容装置を特定し、送信元アドレスから送信元加入者ユーザ収容装置を特定し、特定した加入者ユーザ収容装置を、通知に記述された加入者ユーザ収容装置として用いることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において、
転送データ量の代わりに、転送データ量と転送パケット数および転送パケットフロー数から構成される転送負荷を用いることを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において
前記パケット処理装置が、
前記パケット通過制御機能のパケット通過処理として、転送パケットの宛先アドレス毎の転送データ量の累計値を一定周期毎に計測し、ある宛先アドレスの転送データ量の累計値が予め定めた閾値以上となった際は、当該宛先アドレスを保有するパケットに関して、次周期では閾値超過量に相当するパケットを廃棄することを特徴とするネットワーク制御方法。 - 請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載のネットワーク制御方法において
前記パケット処理装置が、
前記パケット通過制御機能のパケット通過処理として、受信パケットのヘッダ情報毎の転送パケット数および転送データ量の累計値を一定周期毎に観測し、あるヘッダ情報の転送パケット数および転送データ量の累計値の増加値が予め定めた閾値以上となった際は、次周期から当該ヘッダ情報を保有するパケットを廃棄することを特徴とするネットワーク制御方法。
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