JP2008205345A - Capacitor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、各種電子機器や車載用等に使用されるキャパシタに関するものである。 The present invention relates to a capacitor used for various electronic devices and in-vehicle use.
図6はこの種の従来のキャパシタの構成を示した断面図、図7は同キャパシタの封口部の断面拡大図である。 FIG. 6 is a cross-sectional view showing the structure of this type of conventional capacitor, and FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view of the sealing portion of the capacitor.
図6において、41は略円筒形状のキャパシタ素子を示しており、このキャパシタ素子41は、アルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を有した正負一対の電極をその間にセパレータを介在させて積層し、中心部に中空部41aを有するように巻回され略円筒形状となっている。また、前記正負一対の電極(以下、正の電極を陽極、負の電極を陰極とする)は、巻回方向と垂直方向に互いにずれており、略円筒形状のキャパシタ素子41の上部端面から陽極、下部端面から陰極をそれぞれ取り出せるように構成されている(図6において上下方向)。
In FIG. 6,
また、42はアルミニウム製の有底円筒形状の金属ケースを示しており、この金属ケース42は、内底面中央部に設けた突起部42aをキャパシタ素子41の中空部41aに嵌め込み、キャパシタ素子41の下部端面が金属ケース42の内底面に接するようにしてキャパシタ素子41を収納している。このキャパシタ素子41の下部端面と金属ケース42の内底面とが接合部42bでレーザー溶接等の手段によって機械的かつ電気的に接合された構成となっている。
また、43はアルミニウム製で円板状に形成した端子板を示しており、この端子板43は、下面中央部に設けた突起43aをキャパシタ素子41の中空部41aに嵌め込むようにして金属ケース42の開口部に配置され、金属ケース42の外周面に全周に渡って施された凹状の絞り加工によって金属ケース42の内周面に形成された凸部42cに後述する絶縁リング44を介して接触させて位置決めされている。
また、端子板43下面とキャパシタ素子41の上部端面とが接合部43bで端子板43の外部に露出した表面よりレーザー溶接等の手段によって機械的かつ電気的に接合された構成となっている。
Further, the lower surface of the
また、この端子板43は外部に露呈した表面の中央部に設けられた突起43cを外部端子としている。
Further, the
また、44はリング状の絶縁リングを示しており、この絶縁リング44は、端子板43の外周面と金属ケース42の内周面との間、及び端子板43の下面周縁部と金属ケース42の内周側面に形成された凸部42cの上端との間に挟まり込むように配設されている。
また、図7において、45は絶縁性のゴムからなるリング状の封口ゴムを示しており、
この封口ゴム45は、端子板43の上部表面周縁に配置されており、端子板43上面に設けた突起部43dが封口ゴム45の位置ずれを抑制している。
In FIG. 7,
The sealing
また、42dは金属ケース42の開口部端部を金属ケース42の内径側へ巻き込むように加工(一般にカーリング加工と呼ばれている)して形成された断面円弧状のカール部を示しており、このカール部42dの先端部42eは、前記封口ゴム45の上面に食い込むように配置されている。これによって、封口ゴム45を端子板43上面と先端部42eとの間で圧縮し、またさらに、先端部42eと相対する端子板43の上面に設けた突起部43eによって、封口ゴム45をより局部的に圧縮する構成になっている。
これによって発生する封口ゴム45の応力を利用して気密性を確保し、駆動用電解液の漏液を防止している。
The stress of the sealing
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
上記従来のキャパシタでは、過酷な環境や条件で使用したり、連続寿命試験を行ったりした場合に、キャパシタ素子41の発熱による駆動用電解液の温度上昇やガス発生によって金属ケース42内の圧力が上昇し、端子板43に外部方向に押される圧力がかかり、これに伴い端子板43の上部表面周縁に配設された封口ゴム45にも同様に外部方向に押される圧力がかかる。
In the conventional capacitor described above, when used in a harsh environment or conditions, or when a continuous life test is performed, the pressure in the
しかしながら、上記従来のキャパシタでは、図7に示すように、封口ゴム45の上面が、外部に露呈している部分と、カール部42dが上部にあるもののカール部42dの内周面42fとの間に隙間を有している部分と、カール部42dの先端部42eを食い込ませている部分とからなっており、封口ゴム45が外部へ押し出されないように保持しているのは、前記カール部42dの先端部42eを食い込ませている部分のみであり、この部分に金属ケース42内圧上昇に伴う封口ゴム45への圧力が集中してしまう構成となっている。この結果として、カール部42dの先端部42eが封口ゴム45に過度に食い込んで封口ゴム45の破断を生じ、最悪の場合には漏液を起こし封止能力を低下させてしまうという課題を有していた。
However, in the above conventional capacitor, as shown in FIG. 7, the upper surface of the sealing
本発明は前記従来の課題を解決し、金属ケースのカール部の先端部を封口ゴムに過度に食い込ませないようにして封口ゴムの破断を防止し、安定した封止性能を有するキャパシタを提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described conventional problems, and provides a capacitor having stable sealing performance by preventing the sealing rubber from breaking and preventing the tip end of the curled portion of the metal case from excessively biting into the sealing rubber. For the purpose.
上記課題を解決するために本発明は、キャパシタ素子を駆動用電解液と共に有底筒状の金属ケース内に収納し、この金属ケースの開口部を封口ゴムを介して端子板で封止したキャパシタにおいて、前記封口ゴムを圧縮するように前記金属ケースの外側から絞ると共に、前記金属ケースの開口部端部が前記金属ケースの内径側へ断面円弧状のカール部を形成するようにカーリングされており、このカール部の先端部と封口ゴムとの当接部に封口ゴムよりヤング率の高い膜状もしくはシート状の保護部材を配置した構成のものである。 In order to solve the above-described problems, the present invention is a capacitor in which a capacitor element is housed in a bottomed cylindrical metal case together with a driving electrolyte, and the opening of the metal case is sealed with a terminal plate via a sealing rubber. And the end of the opening of the metal case is curled so as to form an arc-shaped curl section on the inner diameter side of the metal case. In this configuration, a film-like or sheet-like protective member having a higher Young's modulus than the sealing rubber is disposed at the contact portion between the tip of the curled portion and the sealing rubber.
以上のように本発明によるキャパシタは、カール部の先端部と封口ゴムとの当接部に封口ゴムよりヤング率の高い膜状もしくはシート状の保護部材を配置していることにより、金属ケース内の圧力上昇時に封口ゴムがカール部側へ押されて封口ゴムに発生する応力がカール部の先端部に集中しても、カール部の先端部が封口ゴムの上面に過度に食い込まないため、封口ゴムの破断を防止し、これにより駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のキャパシタを実現することができるという効果が得られるものである。 As described above, the capacitor according to the present invention includes a film-like or sheet-like protective member having a higher Young's modulus than the sealing rubber at the contact portion between the tip end portion of the curled portion and the sealing rubber. Even if the stress generated in the sealing rubber is concentrated on the tip of the curled part when the sealing rubber is pushed to the curled part when the pressure increases, the tip of the curled part does not bite into the top surface of the sealing rubber. Thus, the rubber can be prevented from being broken, thereby achieving an effect of realizing a highly reliable capacitor in which the driving electrolyte does not leak.
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について図面を参照しながら説明する。
(Embodiment 1)
Hereinafter, the first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明の実施の形態1におけるキャパシタの一例である電気二重層キャパシタの構成を示した断面図、図2は同電気二重層キャパシタの封口部の断面拡大図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of an electric double layer capacitor as an example of a capacitor according to Embodiment 1 of the present invention, and FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a sealing portion of the electric double layer capacitor.
図1において、1は略円筒形状のキャパシタ素子を示しており、このキャパシタ素子1は、アルミニウム箔からなる集電体上にカーボン材料からなる分極性電極層を有した正負一対の電極をその間にセパレータを介在させて積層し、中心部に中空部1aを有するように巻回され略円筒形状となっている。 In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a substantially cylindrical capacitor element. The capacitor element 1 includes a pair of positive and negative electrodes having a polarizable electrode layer made of a carbon material on a current collector made of an aluminum foil. It is laminated with a separator interposed therebetween, and is wound so as to have a hollow portion 1a at the center, and has a substantially cylindrical shape.
また、前記正負一対の電極(以下、正の電極を陽極、負の電極を陰極とする)は、巻回方向と垂直方向に互いにずれており、略円筒形状のキャパシタ素子1の上部端面から陽極、下部端面から陰極をそれぞれ取り出せるように構成されている(図1において上下方向)。 The pair of positive and negative electrodes (hereinafter, the positive electrode is an anode and the negative electrode is a cathode) are shifted from each other in the direction perpendicular to the winding direction, and the anode is formed from the upper end face of the substantially cylindrical capacitor element 1. The cathode can be respectively taken out from the lower end face (up and down direction in FIG. 1).
また、2はアルミニウム製の有底円筒形状の金属ケースを示しており、この金属ケース2は、キャパシタ素子1の下部端面が金属ケース2の内底面に接するようにしてキャパシタ素子1を収納しており、この金属ケース2の内底面とキャパシタ素子1の下部端面とが接合部2aでレーザー溶接等の手段によって機械的かつ電気的に接合された構成となっている。
また、金属ケース2の外表面にレーザー溶接等の手段によって外部端子を別途取り付けてもよい。
Further, an external terminal may be separately attached to the outer surface of the
なお、金属ケース2の内底面中央部に突起部を追加して設け(図示せず)、この突起部をキャパシタ素子1の中空部1aに嵌め込むようにしてキャパシタ素子1の固定を補助してもよい。 In addition, a protrusion may be additionally provided at the center of the inner bottom surface of the metal case 2 (not shown), and the protrusion may be fitted into the hollow portion 1a of the capacitor element 1 to assist the fixing of the capacitor element 1. .
また、3はアルミニウム製で円板状に形成した端子板を示しており、この端子板3は、下面が金属ケース2に収納されているキャパシタ素子1の上部端面に接するように金属ケース2の開口部内に配置されており、端子板3の外周面と金属ケース2内周面とは後述する封口ゴム4によって絶縁されている。
そして、端子板3下面とキャパシタ素子1の上部端面とが接合部3aで端子板3の外部に露出した表面よりレーザー溶接等の手段によって機械的かつ電気的に接合された構成となっている。
The lower surface of the
また、端子板3の下面中央部に別の突起部を追加して設けてもよく(図示せず)、この突起部をキャパシタ素子1の中空部1aに嵌め込むようにすれば金属ケース2内のキャパシタ素子1の固定を補助することができる。
Further, another protrusion may be additionally provided at the center of the lower surface of the terminal plate 3 (not shown), and if this protrusion is fitted into the hollow portion 1a of the capacitor element 1, the
また、端子板3の外部に露呈した表面の中央部の突起部3bは、端子板3の強度補強部または外部端子として設けられている。なお、端子板3の外部に露出した表面にレーザー溶接等の手段によって外部端子(図示せず)を別途取り付けてもよい。
Further, the
また、図2において、4は絶縁性のゴムからなるリング状の封口ゴムを示しており、この封口ゴム4は、端子板3の上面に垂直方向に設けた突起部3cと端子板3の下端周縁に水平方向に設けたフランジ部3dの両方に接するように嵌め込まれており、端子板3の外周面と金属ケース2の内周面を絶縁している。
In FIG. 2,
なお、封口ゴム4の材料としてはブチルゴム(イソブチレンイソプレンゴム)等を用いている。
The sealing
また、封口ゴム4は、金属ケース2の外周面の全周に渡って施された凹状の絞り加工によって金属ケース2の内周面に形成された凸部2bと端子板3に設けた突起部3cとの間で圧縮されており、これによって金属ケース2の開口部が封止され、気密性が確保されている。
Further, the sealing
また、2cは金属ケース2の開口部端部を金属ケース2の内径側へ巻き込むように加工(一般にカーリング加工と呼ばれている)して形成された断面円弧状のカール部、2dはこのカール部2cの先端部を示しており、この先端部2dは、封口ゴム4の上面に当接するようになっている。
Further,
また、5は上記封口ゴム4より高いヤング率を有した保護部材を示しており、カール部2cの先端部2dと封口ゴム4の上面との当接部に配置されている。
また、保護部材5の材質としては、例えば変性ポリプロピレン(変性PP)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、フッ化エチレンプロピレン共重合体(FEP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)など封口ゴム4よりヤング率の高い材料であればよい。
Examples of the material of the
また、保護部材5は、前述したような樹脂材料を塗布などの方法によって膜状に封口ゴム4上面に設けるほか、シート状のものを封口ゴム4上面に貼り付けたりしてもよい。
Further, the
また、図1において、保護部材5に金属材料を用いてもよいが、封口ゴム4が嵌め込まれている端子板3はアルミニウム製で金属材料からなっており、接合部3aでこの端子板3がキャパシタ素子1の上部端面と接合されているため、保護部材5に導電性を有する材料を適用する場合は、保護部材5が端子板3に接触しないように配置する必要がある。
In FIG. 1, a metal material may be used for the
以上の構成において、金属ケース2内の圧力上昇により封口ゴム4がカール部2c側へ押され、封口ゴム4に発生する応力がカール部2cの先端部2dに集中した場合、この先端部2dと封口ゴム4との当接部に、ヤング率が封口ゴム4より高い膜状もしくはシート状の保護部材5を配置したことにより、この保護部材5が障壁となって、先端部2dの封口ゴム4への食い込みを低減するように作用し、封口ゴム4の局部的な過度の伸びによる破断を抑制することができ、封止能力を高め信頼性の向上を図ることができるものである。
In the above configuration, when the sealing
また、前記保護部材5を有することにより、金属ケース2内の圧力上昇時にカール部2cの先端部2dの封口ゴム4上面への食い込みを防止できることにより、封口ゴム4の位置ずれを抑制できるため、その結果として、封口ゴム4と組み合わされた端子板3と接合部3aで直接接合されたキャパシタ素子1への機械的なストレスを低減することができ、ショートや断線などを防止し電気特性の信頼性を向上させることができる。
In addition, since the
また、金属ケース2開口部の封止における気密性は、金属ケース2の外周面の全周に渡って施された凹状の絞り加工によって金属ケース2の内周面に形成された凸部2bと端子板3に設けた突起部3cとの間で封口ゴム4を圧縮することによって確保されており、カール部2cは金属ケース2内の圧力が上昇した場合に封口ゴム4にかかる圧力でゴム4が外部へ押し出されないようにカール部2cの先端部2dを封口ゴム4上面へ当接させればよい。従って、図6に示した従来のキャパシタのように、気密性を確保するようにカール部42dの先端部42eを封口ゴム45の上面に食い込ませる必要はなく、この従来のキャパシタと比較して図1に示した本実施の形態のキャパシタは、カール部2cの先端部2dの封口ゴム4への食い込みを低減することができ、封口ゴム4の局部的な過度の伸びによる破断をさらに抑制することができ、封止能力を高めることができる。
In addition, the airtightness in the sealing of the opening of the
なお、金属ケース2内の圧力が上昇した場合、端子板3を外部へ反らせようとする応力に対し、この端子板3はアルミニウム製の金属材料からなっており、反りに対する強度を十分確保している。このため、この端子板3の外周部に嵌め込まれた封口ゴム4の上面に設けた保護部材5は、カール部2cの先端部2dが封口ゴム4の上面へ過度に食い込まないようにして封口ゴム4の破断を防止できさえすればよい。従って、保護部材5は端子板3の反りを補強する目的で必要となるような厚みや面積を必要とせず、簡素な膜状もしくはシート状のものでよく、さらにカール部の先端部が封口ゴムに当接している局所的な部分に配置されていればよい。
In addition, when the pressure in the
なお、本実施の形態1におけるキャパシタの一例である電気二重層キャパシタの構成では、図1に示したキャパシタ素子1の上部端面から陽極、下部端面から陰極をそれぞれ取り出せるように構成したが、キャパシタ素子1の上部端面から陰極、下部端面から陽極をそれぞれ取り出せるようにしてもよい。 In the configuration of the electric double layer capacitor which is an example of the capacitor in the first embodiment, the anode is taken out from the upper end face and the cathode is taken out from the lower end face of the capacitor element 1 shown in FIG. The cathode may be taken out from the upper end face of 1, and the anode may be taken out from the lower end face.
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
(Embodiment 2)
Hereinafter, the second aspect of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, about what has the structure similar to the structure of Embodiment 1, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted, and only a different part is demonstrated using drawing below.
図3は本発明の実施の形態2におけるキャパシタの封口部の断面拡大図である。図3において、実施の形態1と相違する点は、カール部12cの先端部12dが当接する封口ゴム14の上面部分に凹部14aを設け、この凹部14a内に保護部材15を固定した構成とした点である。なお、この保護部材15を前記凹部14a内へ固定する方法は、嵌め込み、もしくは液状で注入して固化する等によって行われる。
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of the sealing portion of the capacitor according to
以上のような構成において、前記凹部14aを設けることによって、保護部材15の正確な位置を合わせることが容易となり、作業性を向上させることができるとともに、先端部12dが封口ゴム14の上面に過度に食い込むことを確実に防止することができ、封止能力をより高信頼化できる。
In the configuration as described above, by providing the
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
(Embodiment 3)
Hereinafter, the third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, about what has the structure similar to the structure of Embodiment 1, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted, and only a different part is demonstrated using drawing below.
図4は本発明の実施の形態3におけるキャパシタの封口部の断面拡大図である。図4において、実施の形態1と相違する点は、封口ゴム24の上面に設けた凹部24aの内側にカール部22cの先端部22dを配置し、前記凹部24aに保護部材25である液状の樹脂を注入して固化し、この固化した保護部材25を先端部22dとともに封口ゴム24上面に固定した構成となっている点である。
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of the sealing portion of the capacitor according to
以上のような構成において、カーリング加工によってカール部22cを形成する際に、カーリング加工の精度や金属ケース22の寸法ばらつき等によってカール部22cの先端部22dの位置にばらつきが生じても、先端部22dと共に保護部材25を封口ゴム24上面に固定することができ、先端部22dが封口ゴム24の上面に過度に食い込むことを確実に防止することができ、封止能力をより高信頼化できる。
In the configuration as described above, when the curled
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態1の構成と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しその説明を省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図5は本発明の実施の形態4におけるキャパシタの封口部の断面拡大図である。図5において、実施の形態1と相違する点は、保護部材35を封口ゴム34の上面に設ける代わりに、カール部32cの先端部32dを樹脂製の保護部材35で被覆した構成になっている点である。
(Embodiment 4)
Hereinafter, the fourth embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, about what has the structure similar to the structure of Embodiment 1, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted, and only a different part is demonstrated using drawing below.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the sealing portion of the capacitor according to
また、この保護部材35は、金属ケース32開口部端部をカーリング加工してカール部32cを形成する前に、金属ケース32開口部端部の先端部(カーリング加工によってカール部32cの先端部32dとなる部分)に嵌め込みや液状の樹脂を塗布して固化させる等の手段によって設けられる。
In addition, the
以上のような構成において、保護部材35を封口ゴム34上面に設けた場合には、保護部材35の位置をカール部32cの先端部32dと封口ゴム34上面の間となるように合わせる必要があるが、予め金属ケース32開口部端部の先端部に保護部材35を被覆させて一体にしておくことにより、カーリング加工によってカール部32cを形成する際に、カーリング加工の精度や金属ケース32の寸法ばらつき等によってカール部32cの先端部32dの位置にばらつきが生じても、保護部材35の位置合わせを必要としないため、作業性を向上させることができるとともに、先端部32dを封口ゴム34上面に過度に食い込まないようにし、高い封止能力を有するキャパシタを得ることができる。
In the above configuration, when the
なお、先端部32dの形状が概ね断面円弧状となっている場合、この先端部32dを被覆している保護部材35の形状を、先端部32dより大きな半径を有した断面円弧状とすれば、先端部32dを封口ゴム34上面に過度に食い込まないようにする効果を高めることができる。
In addition, when the shape of the
本発明によるキャパシタは、カール部の先端部と封口ゴムとの当接部に封口ゴムよりヤング率の高い膜状もしくはシート状の保護部材を配置していることにより、金属ケース内の圧力上昇時に封口ゴムがカール部側へ押されて封口ゴムに発生する応力がカール部の先端部に集中しても、カール部の先端部が封口ゴムに過度に食い込まないようにして封口ゴムの破断を防止し、これによって駆動用電解液が漏液することがない高信頼性のキャパシタを実現することができるようになるという効果を有し、各種電子機器や車載用のキャパシタ等として有用である。 The capacitor according to the present invention has a film-like or sheet-like protective member having a Young's modulus higher than that of the sealing rubber at the contact portion between the tip of the curled portion and the sealing rubber, so that when the pressure in the metal case increases. Even if the sealing rubber is pushed toward the curled portion and the stress generated in the sealing rubber is concentrated on the tip of the curled portion, the tip of the curled portion does not bite into the sealing rubber to prevent the sealing rubber from breaking. This has the effect of realizing a highly reliable capacitor in which the driving electrolyte does not leak, and is useful as various electronic devices and in-vehicle capacitors.
1 キャパシタ素子
1a 中空部
2,12,22,32 金属ケース
2a 接合部
2b,12b,22b,32b 凸部
2c,12c,22c,32c カール部
2d,12d,22d,32d 先端部
3 端子板
3a 接合部
3b 突起部
3c 突起部
3d フランジ部
4,14,24,34 封口ゴム
14a,24a 凹部
5,15,25,35 保護部材
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Capacitor element 1a
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WO2019189160A1 (en) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Capacitor with seat plate |
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