JP2008205087A - 冷却装置および半導体電力変換装置 - Google Patents

冷却装置および半導体電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008205087A
JP2008205087A JP2007037741A JP2007037741A JP2008205087A JP 2008205087 A JP2008205087 A JP 2008205087A JP 2007037741 A JP2007037741 A JP 2007037741A JP 2007037741 A JP2007037741 A JP 2007037741A JP 2008205087 A JP2008205087 A JP 2008205087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
cooling body
cooling
flow path
refrigerant flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007037741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5114967B2 (ja
Inventor
Naoto Yoshinori
直人 義則
Koji Otani
幸二 大谷
Hideaki Hitotsubashi
秀明 一橋
Yoichi Aikawa
洋一 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2007037741A priority Critical patent/JP5114967B2/ja
Publication of JP2008205087A publication Critical patent/JP2008205087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5114967B2 publication Critical patent/JP5114967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】電力変換器の大型化を抑制しつつ、冷却体による冷却効率を向上させる。
【解決手段】冷媒を強制通流させる冷媒流路2a、2b、3を冷却体1内に設け、冷媒流路2a、2b、3の内壁面には、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に乱流を発生させる歯列構造5を形成し、冷媒流路3の開口端を封止材4にて封止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は冷却装置および半導体電力変換装置に関し、特に、冷媒を強制通流させて発熱体を冷却する冷却体に適用して好適なものである。
インバータなどの半導体電力変換装置では、半導体電力変換装置を構成する半導体素子を効率的に冷却できるようにするために、半導体素子が取り付けられた冷却体に冷媒を強制通流させることが行われている。
また、例えば、特許文献1には、沸騰冷却形半導体装置において、冷却体の表面で冷媒を沸騰させ、発熱部品から発生した熱を気化熱として伝熱させ、気泡となった冷媒蒸気をその浮力で移動させて放熱させる方法が開示されている。そして、特許文献1に開示された発明では、冷却体内に歯列穴を形成することで、冷却体と冷媒との間の有効伝熱面積を増加させ、上昇流動する冷媒流にて伝熱面に生じた気泡の泡切れを向上させて沸騰冷却の効果を促進させることができる。
また、例えば、特許文献2には、冷却フィンの伝熱面に断面の辺が傾斜している所定の断面形状の突起を左右交互に蛇行させて規則的に配列する方法が開示されている。
特許第2562180号公報 特開2006−100293号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、圧力容器に封入された冷媒中に発熱部品および冷却体が浸漬されるため、電力変換器の大型化を招くとともに、電力変換器内において、冷却体に形成された冷媒流路が鉛直方向になるように配置しなければならないという問題があった。
また、特許文献2に開示された方法では、パワーモジュールを冷却フィンに取り付けるに当たり、Oリング、接着剤およびガスケットなどのシール材が使用されるため、パワーモジュールおよび冷却フィンの取り付け時の組み立てが複雑化し、コストアップを招くとともに、冷媒漏れの恐れがあることから、シール材の保守が必要になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、電力変換器の大型化を抑制しつつ、冷却体による冷却効率を向上させることが可能な冷却装置および半導体電力変換装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の冷却装置によれば、発熱体から発生した熱を熱伝導にて放熱する冷却体と、前記冷却体内に形成され、冷媒を強制通流させる冷媒流路と、前記冷媒の通流方向に沿って前記冷媒流路の内壁面に配列された歯列構造とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の冷却装置によれば、前記冷媒流路に前記冷媒を強制循環させるポンプと、前記冷媒が前記発熱体から受け取った熱を放熱する放熱器とをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3記載の冷却装置によれば、複数の前記冷却体は前記ポンプに対して直列接続または並列接続することを特徴とする。
また、請求項4記載の冷却装置によれば、前記冷媒流路は前記冷却体内を往復するように配置されていることを特徴とする。
また、請求項5記載の冷却装置によれば、前記冷却体内に並列配置された冷媒流路を接続する中間流路の開口端を封止する封止材をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の半導体電力変換装置によれば、スイッチング動作を行う半導体素子と、前記半導体素子が表面に配置され、前記半導体素子から発生した熱を熱伝導にて放散させる冷却体と、前記冷却体内に形成され、冷媒を強制通流させる冷媒流路と、前記冷媒の通流方向に沿って前記冷媒流路の内壁面に配列された歯列構造とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、冷却体内で冷媒を強制通流させる冷媒流路の内壁面に歯列構造を形成することで、冷媒流路が鉛直方向になるように配置することなく、流路面の近傍に乱流を形成することが可能となり、流路内壁面に層流が形成されるのを阻害して、冷却体から主流への熱の流れを円滑化することが可能となるとともに、発熱体から発生した熱を冷媒に伝熱するために、発熱体および冷却体を冷媒中に浸漬する必要がなくなることから、電力変換器の大型化を抑制しつつ、冷却体による冷却効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る冷却装置について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の概略構成を示す断面図、図1(b)は、図1(a)の冷却装置の概略構成を示す正面図、図1(c)は、図1(a)の冷却装置の冷媒流路を拡大して示す断面図、図2は、図1の封止材の概略構成を示す斜視図である。
図1において、冷却体1内には、冷媒を強制通流させる冷媒流路2a、2b、3が設けられている。ここで、冷媒流路2a、2bは互いに並列になるように配置され、冷媒流路3は、冷媒流路2a、2bの端部で冷媒流路2a、2bと直交するように配置されている。
そして、冷媒流路2aは冷媒入口に接続されるとともに、冷媒流路2bは冷媒出口に接続され、冷媒流路2a、2bの端部は中間流路となる冷媒流路3にて接続されている。そして、冷媒流路3の開口端は封止材4にて封止されている。なお、冷却体1の材料としては、例えば、銅やアルミニウムなどの高熱伝導材を用いることができる。
ここで、冷媒流路2a、2b、3の内壁面には、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に乱流を発生させる歯列構造5が形成され、歯列は、冷媒流路2a、2b、3を通流する冷媒の通流方向に沿って配列することができる。なお、歯列構造5としては、例えば、冷媒の通流方向に沿って形成された雌ねじ穴であってもよく、内歯歯車の歯列であってもよい。また、冷媒流路2a、2b、3を通流する冷媒としては、水または水以外の冷媒、例えば、フロンや弗化炭素などを用いることができる。
また、封止材4の材料としては、例えば、銅やアルミニウムなどの高熱伝導材を用いることができる。そして、図2に示すように、封止材4と冷媒との接触面には、乱流の生成を促すために、歯列構造を形成するようにしてもよい。
そして、冷却体1の表面には、半導体スイッチング素子などの発熱体を取り付けることができる。なお、半導体スイッチング素子としては、例えば、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)の他、パワーMOSFETやバイポーラトランジスタなどを用いるようにしてもよい。
そして、冷媒流路2aを介して冷却体1内に導入された冷媒は、冷媒流路3を介して冷媒流路2bに導かれ、冷媒流路2bを介して冷却体1外に排出される。なお、冷媒流路2a、2b、3に冷媒を強制通流させる方法としては、例えば、冷媒を循環させるポンプを用いることができる。ここで、冷却体1の表面に取り付けられた発熱体から発生した熱は、冷却体1を介して冷媒流路2a、2b、3を通流する冷媒に伝達される。この冷媒への熱伝達は、冷媒流路2a、2b、3の内壁面と冷媒との間の熱伝導と、冷媒内での対流による熱移動にて行われる。
ここで、強制対流により伝熱される熱量QはQ=A×hm×(Tf−Tw)で表すことができる。ただし、Aは冷却体1と冷媒とが接する面積、hmは冷却体1と冷媒との間の平均熱伝達率、Tfは冷却体1の温度、Twは冷媒の温度である。そして、冷却体1の温度Tfは、Tf=Tw+(Q/(A×hm))で表すことができるため、冷却体1の温度Tfを低くする、すなわち冷却性能を向上させるには、冷却体1と冷媒とが接する面積を大きくするか、または冷却体1と冷媒との間の平均熱伝達率hmを大きくすればよい。
一方、冷媒の流れの状態には層流と乱流がある。そして、流路の表面が平滑な場合には、流路の中心部を流れる主流が形成されるとともに、冷媒の有する粘性に起因して流路内壁面に沿って滑らかで乱れのない層流が形成される。そして、流路内壁面に沿って層流が形成されると、冷却体1から主流への熱の流れが阻害され、冷却体1の伝熱性能を劣化させる。
ここで、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に歯列構造5を形成し、冷媒流路2a、2b、3内に冷媒を強制通流させることで、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に乱流を発生させることができ、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に沿って層流が形成されるのを阻害することができる。このため、冷媒流路2a、2b、3の内壁面からの熱伝達によって温度が上昇した冷媒は、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に近傍に発生した乱流により主流と速やかに混合され、冷媒流路2a、2b、3の内壁面から冷媒への熱の移動が促進されることから、冷媒流路2a、2b、3の内壁面が平坦な場合に比べて、冷却体1の伝熱性能を向上させることができる。
また、冷媒流路2a、2b、3の内壁面に歯列構造5を形成することで、冷媒流路2a、2b、3の内壁面が平坦な場合に比べて、冷媒との接触面積を拡大することができ、伝熱面積を増加させることが可能となることから、冷却体1の冷却性能を向上させることができる。
さらに、歯列構造5が形成された冷媒流路2a、2b、3内に冷媒を強制通流させることにより、冷媒流路2a、2b、3が鉛直方向に向くように冷却体1を配置する必要がなくなり、冷却体1の配置上の制約を軽減することができる。また、冷媒流路2a、2b、3も直線状である必要もない。
また、インバータなどの電力変換器では、半導体スイッチング素子が搭載された半導体モジュールなどの発熱体を特殊な部材や工程を必要とすることなく、冷却体1に取り付けることができ、組み立てを簡易化することが可能となるとともに、装置の小型化を図ることができる。また、冷媒入口および冷媒出口以外の加工部分は、Oリングなどを用いることなく、冷却体1を完全に封止することができ、冷媒漏れの恐れがなくなることから、シール材の保守を不要とすることができる。
なお、図1の冷却体1を製造する方法としては、例えば、雌ねじ加工によって銅プレートに冷媒流路2aとなる雌ねじ穴を形成する。そして、冷媒流路2aと並列配置された冷媒流路2bとなる雌ねじ穴を雌ねじ加工によって銅プレートに形成する。さらに、冷媒流路2a、2bの端部に接触するようにして、冷媒流路3となる雌ねじ穴を雌ねじ加工によって銅プレートに形成する。そして、冷媒流路3の開口端を封止材4にて封止する。なお、封止材4を冷却体1に取り付ける方法としては、例えば、ろう付けを用いることができる。
図3(a)は、本発明の第2実施形態に係る冷却装置の概略構成を示す断面図、図3(b)は、図3(a)の冷却装置の概略構成を示す正面図、図3(c)は、図3(a)の冷却装置の概略構成を示す裏面図、図3(d)は、図3(a)の冷却装置の冷媒流路を拡大して示す断面図である。
図3において、冷却体11内には、冷媒を強制通流させる冷媒流路12a〜12d、13a〜13cが設けられている。ここで、冷媒流路12a〜12dは互いに並列になるように配置され、冷媒流路13aは、冷媒流路12a、12bの端部で冷媒流路12a、12bと直交するように配置され、冷媒流路13bは、冷媒流路12c、12cの端部で冷媒流路12ba、12cと直交するように配置され、冷媒流路13cは、冷媒流路12c、12dの端部で冷媒流路12c、12dと直交するように配置されている。
そして、冷媒流路12aは冷媒入口に接続されるとともに、冷媒流路12dは冷媒出口に接続され、冷媒流路12a、12bの端部は中間流路となる冷媒流路13aにて接続され、冷媒流路12b、12cの端部は中間流路となる冷媒流路13bにて接続され、冷媒流路12c、12dの端部は中間流路となる冷媒流路13cにて接続されている。そして、冷媒流路13aの開口端は封止材14aにて封止され、冷媒流路13bの開口端は封止材14bにて封止され、冷媒流路13cの開口端は封止材14cにて封止されている。
なお、封止材14a〜14cの材料としては、例えば、銅やアルミニウムなどの高熱伝導材を用いることができる。そして、図2に示すように、封止材14a〜14cと冷媒との接触面には、乱流の生成を促すために、歯列構造を形成するようにしてもよい。
ここで、冷媒流路12a〜12dの内壁面には、冷媒流路12a〜12dの内壁面に乱流を発生させる歯列構造15が形成され、歯列は、冷媒流路12a〜12dを通流する冷媒の通流方向に沿って配列することができる。
そして、冷却体11の表面には、半導体スイッチング素子などの発熱体を取り付けることができる。そして、冷媒流路12aを介して冷却体11内に導入された冷媒は、冷媒流路13aを介して冷媒流路12bに導かれ、さらに冷媒流路12bを通流した後に冷媒流路13bを介して冷媒流路12cに導かれ、さらに冷媒流路12cを通流した後に冷媒流路13cを介して冷媒流路12dに導かれ、さらに冷媒流路12dを通流した後に冷却体11外に排出される。そして、冷却体11の表面に取り付けられた発熱体から発生した熱は、冷却体11を介して冷媒流路12a〜12dを通流する冷媒に伝達される。
ここで、冷媒流路12a〜12dを冷却体11に設けることにより、図1の冷却体11に比べて伝熱面積を2倍に増加させることが可能となることから、冷却性能を2倍に向上させることができる。
図4は、本発明の第3実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。
図4において、電力変換器21には、半導体素子が搭載された半導体モジュール23が設けられ、半導体モジュール23は冷却体22上に取り付けられている。なお、電力変換器21には、半導体素子のゲートに入力されるパルス幅を制御するゲート制御回路やスナバ回路などが含まれるが、図4の例では、これらは省略して示した。
ここで、冷却体22としては、例えば、図1または図3の構成を用いることができる。そして、冷却体22は、冷媒循環配管26を介してポンプ24および放熱器25に接続されている。
そして、ポンプ24にて冷媒循環配管26に送り出される冷媒は、冷却体22の冷媒入口から冷却体22内に入る。そして、冷却体22の表面に取り付けられた半導体モジュール23から発生した熱は、冷却体22内を通流する冷媒に伝達され、冷媒の温度が上昇する。そして、冷却体22内で温度が上昇した冷媒は、冷却体22の冷媒出口から冷媒循環配管26に排出され、放熱器25に送られる。そして、放熱器25に送られた冷媒は放熱器25にて冷却され、冷媒循環配管26を介して冷却体22内に再び送出される。
これにより、ポンプ24および放熱器25を電力変換器21の外に設置することを可能としつつ、歯列構造が形成された冷媒流路内に冷媒を強制通流させることができ、電力変換器21の小型化を図りつつ、半導体モジュール23を効率よく冷却することができる。
図5は、本発明の第4実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。
図5において、電力変換器31a、31bには、半導体素子が搭載された半導体モジュール33a、33bがそれぞれ設けられ、半導体モジュール33a、33bは冷却体32a、32b上にそれぞれ取り付けられている。なお、電力変換器31a、31bには、半導体素子のゲートに入力されるパルス幅を制御するゲート制御回路やスナバ回路などがそれぞれ含まれるが、図5の例では、これらは省略して示した。
ここで、冷却体32a、32bとしては、例えば、図1または図3の構成をそれぞれ用いることができる。そして、冷却体32a、32bは、冷媒循環配管36a、36bを介してポンプ34および放熱器35に対して直列に接続されている。
すなわち、冷却体32aの冷媒出口は冷媒循環配管36aを介して放熱器35の冷媒入口に接続され、冷却体32bの冷媒入口は冷媒循環配管36aを介してポンプ34の冷媒出口に接続され、冷却体32aの冷媒入口と冷却体32bの冷媒出口とは冷媒循環配管36bを介して互いに接続されている。
そして、ポンプ34にて冷媒循環配管36aに送り出される冷媒は、冷却体32bの冷媒入口から冷却体32b内に入る。そして、冷却体32bの表面に取り付けられた半導体モジュール33bから発生した熱は、冷却体32b内を通流する冷媒に伝達され、冷媒の温度が上昇する。そして、冷却体32b内で温度が上昇した冷媒は、冷却体32bの冷媒出口から冷媒循環配管36bに排出され、冷却体32aの冷媒入口から冷却体32a内に入る。そして、冷却体32aの表面に取り付けられた半導体モジュール33aから発生した熱は、冷却体32a内を通流する冷媒に伝達され、冷媒の温度がさらに上昇する。そして、冷却体32a内でさらに温度が上昇した冷媒は、冷却体32aの冷媒出口から冷媒循環配管36aに排出され、放熱器35に送られる。そして、放熱器35に送られた冷媒は放熱器35にて冷却され、冷媒循環配管36aを介して冷却体32b内に再び送出される。
これにより、1つのポンプ34および1つの放熱器35を用いることで、半導体モジュール33a、33bの温度が許容値を超えないようにしながら、複数の電力変換器31a、31bを冷却することが可能となり、半導体電力変換装置の小型化を図ることができる。
図6は、本発明の第5実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。
図6において、電力変換器41a、41bには、半導体素子が搭載された半導体モジュール43a、43bがそれぞれ設けられ、半導体モジュール43a、43bは冷却体42a、42b上にそれぞれ取り付けられている。なお、電力変換器41a、41bには、半導体素子のゲートに入力されるパルス幅を制御するゲート制御回路やスナバ回路などがそれぞれ含まれるが、図6の例では、これらは省略して示した。
ここで、冷却体42a、42bとしては、例えば、図1または図3の構成をそれぞれ用いることができる。そして、冷却体42a、42bは、冷媒循環配管46a〜46cを介してポンプ44および放熱器45に対して並列に接続されている。
すなわち、冷却体42a、42bの冷媒出口は冷媒循環配管46a、46bをそれぞれ介して放熱器45の冷媒入口に接続され、冷却体42a、42bの冷媒入口は冷媒循環配管46c、46aをそれぞれ介してポンプ44の冷媒出口に接続されている。
そして、ポンプ34にて冷媒循環配管46a、46cにそれぞれ送り出される冷媒は、冷却体42b、42aの冷媒入口からそれぞれ冷却体42b、42a内に入る。そして、冷却体42b、42aの表面にそれぞれ取り付けられた半導体モジュール43a、43bから発生した熱は、冷却体42b、42a内を通流する冷媒にそれぞれ伝達され、冷媒の温度が上昇する。そして、冷却体42b、42a内で温度が上昇した冷媒は、冷却体42b、42aの冷媒出口から冷媒循環配管46a、46bにそれぞれ排出され、放熱器45に送られる。そして、放熱器45に送られた冷媒は放熱器45にて冷却され、冷媒循環配管46a、46cをそれぞれ介して冷却体42b、42a内に再び送出される。
これにより、1つのポンプ44および1つの放熱器45を用いることで、半導体モジュール43a、43bの温度が許容値を超えないようにしながら、複数の電力変換器41a、41bを冷却することが可能となり、半導体電力変換装置の小型化を図ることが可能となるとともに、冷却体42a、42b内にそれぞれ循環させる冷媒の量の管理を従来に比べて容易化することができる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る冷却装置の概略構成を示す断面図、図1(b)は、図1(a)の冷却装置の概略構成を示す正面図、図1(c)は、図1(a)の冷却装置の冷媒流路を拡大して示す断面図である。 図1の封止材の概略構成を示す斜視図である。 図3(a)は、本発明の第2実施形態に係る冷却装置の概略構成を示す断面図、図3(b)は、図3(a)の冷却装置の概略構成を示す正面図、図3(c)は、図3(a)の冷却装置の概略構成を示す裏面図、図3(d)は、図3(a)の冷却装置の冷媒流路を拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体電力変換装置の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
1、11、22、32a、32b、42a、42b 冷却体
2a、2b、3、12a〜12d、13a〜13c 冷媒流路
4、14a〜14c 封止材
5、15 歯列構造
21、31a、31b、41a、41b 電力変換器
23、33a、33b、43a、43b 半導体モジュール
24、34、44 ポンプ
25、35、45 放熱器
26、36a、36b、46a〜46c 冷媒循環配管

Claims (6)

  1. 発熱体から発生した熱を熱伝導にて放熱する冷却体と、
    前記冷却体内に形成され、冷媒を強制通流させる冷媒流路と、
    前記冷媒の通流方向に沿って前記冷媒流路の内壁面に配列された歯列構造とを備えることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記冷媒流路に前記冷媒を強制循環させるポンプと、
    前記冷媒が前記発熱体から受け取った熱を放熱する放熱器とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 複数の前記冷却体を前記ポンプに対して直列接続または並列接続することを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記冷媒流路は前記冷却体内を往復するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の冷却装置。
  5. 前記冷却体内に並列配置された冷媒流路を接続する中間流路の開口端を封止する封止材をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の冷却装置。
  6. スイッチング動作を行う半導体素子と、
    前記半導体素子が表面に配置され、前記半導体素子から発生した熱を熱伝導にて放散させる冷却体と、
    前記冷却体内に形成され、冷媒を強制通流させる冷媒流路と、
    前記冷媒の通流方向に沿って前記冷媒流路の内壁面に配列された歯列構造とを備えることを特徴とする半導体電力変換装置。
JP2007037741A 2007-02-19 2007-02-19 冷却装置および半導体電力変換装置 Active JP5114967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037741A JP5114967B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 冷却装置および半導体電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007037741A JP5114967B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 冷却装置および半導体電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008205087A true JP2008205087A (ja) 2008-09-04
JP5114967B2 JP5114967B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=39782306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007037741A Active JP5114967B2 (ja) 2007-02-19 2007-02-19 冷却装置および半導体電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5114967B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027406A1 (ja) * 2012-08-15 2014-02-20 富士通株式会社 受熱装置、冷却装置、及び電子装置
KR20200059496A (ko) * 2018-11-21 2020-05-29 현대오트론 주식회사 방열 소자 냉각 구조
EP4096378A1 (en) * 2021-05-25 2022-11-30 Thermo King Corporation Power device and cooling plate
EP4096382A1 (en) * 2021-05-25 2022-11-30 Thermo King Corporation Power device and cooling plate

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220048A (ja) * 1988-07-07 1990-01-23 Fuji Electric Co Ltd 沸騰冷却形半導体装置
JPH02161267A (ja) * 1988-12-15 1990-06-21 Hitachi Cable Ltd ヒートポンプエアコン
JPH10263688A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Fuji Dies Kk 冷却装置用エバポレータパイプの製造方法およびそのパイプ
JPH10292956A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式ヒートポンプ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0220048A (ja) * 1988-07-07 1990-01-23 Fuji Electric Co Ltd 沸騰冷却形半導体装置
JPH02161267A (ja) * 1988-12-15 1990-06-21 Hitachi Cable Ltd ヒートポンプエアコン
JPH10263688A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Fuji Dies Kk 冷却装置用エバポレータパイプの製造方法およびそのパイプ
JPH10292956A (ja) * 1997-04-17 1998-11-04 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式ヒートポンプ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014027406A1 (ja) * 2012-08-15 2014-02-20 富士通株式会社 受熱装置、冷却装置、及び電子装置
US9681591B2 (en) 2012-08-15 2017-06-13 Fujitsu Limited Heat-receiving device, cooling device, and electronic device
KR20200059496A (ko) * 2018-11-21 2020-05-29 현대오트론 주식회사 방열 소자 냉각 구조
KR102119768B1 (ko) * 2018-11-21 2020-06-05 현대오트론 주식회사 방열 소자 냉각 구조
EP4096378A1 (en) * 2021-05-25 2022-11-30 Thermo King Corporation Power device and cooling plate
EP4096382A1 (en) * 2021-05-25 2022-11-30 Thermo King Corporation Power device and cooling plate
US11956923B2 (en) 2021-05-25 2024-04-09 Thermo King Llc Power device and cooling plate

Also Published As

Publication number Publication date
JP5114967B2 (ja) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jörg et al. Direct single impinging jet cooling of a MOSFET power electronic module
US9686887B2 (en) Liquid cooled metal core printed circuit board
US9472489B2 (en) Heat exchanger
JP2006310363A (ja) パワー半導体装置
US7992625B1 (en) Fluid-operated heat transfer device
JP2010130011A (ja) 電子機器を冷却するための方法及び装置
JP5343574B2 (ja) ヒートシンクのろう付け方法
TWM595785U (zh) 整合式的液冷散熱系統
CN105431005A (zh) 一种换热装置
JP2006237597A (ja) 液冷式散熱モジュール
US20200029466A1 (en) Liquid-heat-transmission device
JP5114967B2 (ja) 冷却装置および半導体電力変換装置
CN1233038C (zh) 微射流阵列冷却热沉
CN108633233A (zh) 液冷散热器及电力电子设备
TWI726806B (zh) 水冷散熱裝置及其製造方法
KR101474616B1 (ko) 전력반도체장치의 방열시스템
CN109979901A (zh) 用于电力半导体功率器件的双面水冷散热器
JP2008235572A (ja) 電子部品冷却装置
CN211125625U (zh) 液冷散热组件、液冷散热装置及电力电子设备
JP2010210202A (ja) 熱交換体
JP2007081375A (ja) 冷却装置
CN210040184U (zh) 一种微通道水冷板
CN109671690B (zh) 一种电子元器件散热用多头螺旋流道液体冷却器
CN208891123U (zh) 液冷散热器及电力电子设备
TWI648941B (zh) 水冷排裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5114967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250