JP2008202356A - Fixing structure of floor panel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、その上面にタイルカーペット等の表面仕上材を1対1の関係で貼る、所謂1対1貼りした床パネルを、パネル押えによって基礎床面上に立設した支持脚に固定する床パネルの固定構造に関するものである。 According to the present invention, a floor panel in which a surface finishing material such as a tile carpet is pasted on its upper surface in a one-to-one relationship, a so-called one-to-one floor panel is fixed to a support leg standing on a basic floor surface by a panel presser. This relates to a panel fixing structure.
従来、耐震性を高め、及び、床パネルのガタ付きを防止する目的で、基礎床面上に立設した支持脚に床パネルを固定する場合、支持脚で支持した四枚の床パネルのコーナー集合部分において、特許文献1に見られるパネル押えを上方から支持脚にねじこんで押さえ付けて固定するのが一般的である。ところで、通常、床パネルの上面にはタイルカーペット等の表面仕上材が貼着されるが、その貼り方には、床パネルをパネル押えで固定した後、床パネルと同じ外形寸法の表面仕上材を床パネルの目地とずらしながら粘着材で貼っていく乱貼り(ずらし貼り)タイプと、床パネルを製造する際に予め同じ外形寸法の表面仕上材を揃えて接着固定しておく1対1貼りタイプ(施工現場で床パネルを固定した後に表面仕上材を接着固定する場合もあり)とがある。
Conventionally, when the floor panel is fixed to a support leg standing on the foundation floor surface for the purpose of improving earthquake resistance and preventing the floor panel from rattling, the corners of the four floor panels supported by the support leg In the assembly portion, the panel presser found in
乱貼りタイプのものは、床パネル間の段差や隙間が目立たず仕上りが美しい反面、一枚の床パネルを着脱する際に通常四枚の表面仕上材を剥がして再度貼り付ける作業が必要となるからメンテナンス性が低い。一方、1対1貼りタイプのものは、床パネルを着脱する際に表面仕上材を剥がす必要がなくてメンテナンス性に優れる反面、床パネル間の段差や隙間が目立ち易い。そこで両者は、メンテナンス性を重視するかどうかで使い分けられることになるが、部材精度や施工精度の向上によって床パネル間の段差や隙間の問題が解消されつつある今、メンテナンス性に優れる1対1貼りタイプのものが注目されている。 Randomly-attached types have a beautiful finish with no noticeable steps or gaps between the floor panels, but when attaching / detaching one floor panel, it is usually necessary to peel off and paste the four surface finish materials. Maintenance is low. On the other hand, the one-to-one attachment type does not need to remove the surface finish when attaching and detaching the floor panel, and is excellent in maintainability, but the steps and gaps between the floor panels are easily noticeable. Therefore, both of them can be used properly depending on whether or not importance is placed on maintainability, but the problem of steps and gaps between floor panels is being solved by improving member accuracy and construction accuracy, and it is excellent in maintainability one-to-one. The paste type is attracting attention.
ところが、このような1対1貼りタイプの床パネルを固定する場合、パネル押えを操作するために表面仕上材のコーナー先端部分を捲り上げなければならず、せっかくのメンテナンス性を低下させてしまう問題がある。加えて、表面仕上材を捲り上げた際の癖が残り美観を損ねる他、人や台車の通行によって躓く危険性を生じさせるとともに大きく捲れ上がってしまう問題があった。よって、このような1対1貼りタイプの床パネルでは基礎床面上に立設した支持脚に対して固定しないケースが多かった。 However, when fixing such a one-on-one type floor panel, the corner tip of the surface finish must be lifted in order to operate the panel presser, and this reduces the maintenance performance. There is. In addition, there is a problem that when the surface finish material is rolled up, the wrinkles remain and the aesthetic appearance is lost, and there is a danger that it is struck by the passage of people and trolleys. Therefore, in such a one-to-one bonding type floor panel, there are many cases in which the floor panel is not fixed to the support leg erected on the foundation floor surface.
そこで、特許文献2では、これらの事態を防止するため、表面仕上材(カーペット)2に切欠開口した開口部5内に、表面仕上材2の厚さに相当する平盤状のパネル押え部材4を配し、パネル固定ネジ7を支持脚3のパネル固定ネジ孔6にねじ込み締結することによって、床パネルのコーナー部を支持脚3に連結固定するとともに、パネル押え部材4の周縁部上端に一体に突設したカーペット押えフランジ4Cで表面仕上材2の開口部5口縁を押さえ込むようにしている。しかしながら、表面仕上材2がカーペットのような柔らかい素材ではなく樹脂タイルのような固い素材の場合では、パネル押え部材4が表面仕上材2より上方へ飛び出して段差を生じさせてしまうことから、実際には対応ができなかった。
Therefore, in
上記問題の全てを解決する方法として、表面仕上材のコーナー先端部をパネル押えの頭部の形状に合わせて切除して、パネル押えを表面仕上材と面一になるように露出させることが考えられる。しかしながら、一般的なものでも2〜7mmの間で5種類程度の厚みの表面仕上材が存在するため、各種厚みの表面仕上材に合わせてパネル押えの頭部の厚み設定を変えた専用品が必要となり、コストが高く実用的ではなかった。
本発明は、表面仕上材が1対1貼りタイプの床パネルを支持脚に固定する際、特有の構造を有する嵩上げ部材を使用してパネル押えを表面仕上材と同一面に揃えて取り付けることで、表面仕上材の一々の捲り上げを不要にするとともに、表面仕上材の厚み毎に頭部の厚みを合わせた専用のパネル押えを用いる必要をなくしたものである。 In the present invention, when fixing a floor panel in which the surface finishing material is a one-to-one bonding type to the support leg, the panel presser is mounted on the same surface as the surface finishing material by using a raising member having a specific structure. This eliminates the need to roll up each surface finishing material, and eliminates the need to use a dedicated panel presser that matches the thickness of the head for each thickness of the surface finishing material.
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、コーナーの先端を切り欠いた切欠部と、切欠部の周囲に上面から所定深さ下がった低段部を共に四分の一円形で形成するとともに、上面に表面仕上材を上面と1対1の関係で貼った床パネルを、切欠部に挿入できて基礎床面上に起立して下方に存在する支持脚にねじ込みできるネジ胴部と、低段部を押圧する頭部を有するパネル押えで固定する床パネルの固定構造において、表面仕上材のコーナーに床パネルの低段部に相当する部分を切除した切除部を設けておくとともに、低段部とパネル押えの頭部との間に所定厚みを有する嵩上げ部材を介在させ、パネル押えを支持脚にねじ込むとき、パネル押えの頭部が嵩上げ部材で規制されて頭部の上面と表面仕上材の上面とが略同じ高さで止まることを特徴とする床パネルの固定構造を提供する。 Under the above-mentioned problems, the present invention provides a quarter circle of both the notch portion in which the tip of the corner is cut out and the lower step portion having a predetermined depth lowered from the upper surface around the notch portion. A screw cylinder that can be inserted into a notch and can be inserted into a notch and screwed into a support leg that exists below the floor panel that has a surface finish applied to the upper surface in a one-to-one relationship with the upper surface. And a floor panel fixing structure that is fixed by a panel presser having a head that presses the lower step portion, a cutout portion is provided by cutting away a portion corresponding to the lower step portion of the floor panel at the corner of the surface finishing material. In addition, when a raised member having a predetermined thickness is interposed between the lower step portion and the head of the panel presser and the panel presser is screwed into the support leg, the head of the panel presser is regulated by the raised member and the upper surface of the head And the top surface of the finishing material stop at approximately the same height Providing a fixed structure of the floor panel, wherein the door.
また、本発明は、以上の固定構造において、請求項2に記載した、嵩上げ部材は表面仕上材と同じ厚みを有し、パネル押えの頭部は低段部の深さと同じ厚みを有する構成、請求項3に記載した、嵩上げ部材は、パネル押えのネジ胴部が挿入できる孔が形成されたリング形状又は周の一部が欠落した半リング形状である構成、請求項4に記載した、ネジ胴部を嵩上げ部材の孔に挿通すると、ネジ胴部と嵩上げ部材が一体化する構成、請求項5に記載した、ネジ胴部と嵩上げ部材の一体化が緊嵌又は係合である構成を提供する。
Further, the present invention provides the above fixing structure, wherein the raising member has the same thickness as the surface finishing material, and the head of the panel presser has the same thickness as the depth of the low step portion, The raising member described in
請求項1の手段によると、製造コストが高いパネル押えは一つの仕様のものにして表面仕上材の厚みとは関係なく共通で使用し、パネル押えに比べて製造コストが安い嵩上げ部材を表面仕上材の厚みに合わせて用意すればいいので、コストが抑えられる。また、パネル押えの使用に際して表面仕上材を一々捲り上げる手間が省けるし、これを可能にする表面仕上材のコーナーの切除は機械的にできるから、大したコストアップにはならない。さらに、表面仕上材とパネル押えの頭部とは面一になっており、窪み等も形成されない。
According to the means of
請求項2の手段によると、パネル押えの頭部は床パネルの低段部の深さと同じ厚みに形成されているため、床パネル上面と面一に取り付ける通常のパネル押えとしても使用でき、コストが抑えられる。請求項3の手段によると、リング形状又は半リング形状にしても、嵩上げ部材は簡単な構造であってコストが安く製作できる。請求項4の手段によると、パネル押えを取り外した時に別操作で嵩上げ部材を取り外す手間が省ける他、紛失することがないし、再びパネル押えを装着する際に嵩上げ部材を位置決めする手間が省かれ、施工性が向上する。請求項5の手段によると、上記した効果が一層確実かつ操作が容易なものになる。
According to the means of
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の支持脚と床パネルとの関係を示す分解斜視図、図2は本発明の支持脚を用いた床パネルの敷設状態を示す平面図、図3は図2のA´−O−A断面図であるが、本発明における床パネルの支持構造は、四角形をした床パネル1のコーナーの位置で基礎床面2上に置かれる支持脚6と、支持脚6で支持された床パネル1を支持脚6に固定するパネル押え3とからなる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an exploded perspective view showing the relationship between the support leg of the present invention and the floor panel, FIG. 2 is a plan view showing the laying state of the floor panel using the support leg of the present invention, and FIG. Although it is OA sectional drawing, the support structure of the floor panel in this invention was supported by the
このうち、支持脚6は、基礎床面2上に適宜固着されて置かれる接地板60から倒れに対して十分な剛性を有するネジ支柱61が上延しているものであり、ネジ支柱61に螺合したナット62で受け盤63を受け止め(ナット62は受け盤63にカシメ固定されている)、さらに、受け盤63で床パネル1を載せる載せ盤64を支持したものである。この場合において、載せ盤64は、ポリエチレン等の樹脂の成形品で構成され、その外周端が下方に屈曲して受け盤63の外周を包み込んでおり、中央部に受け盤63の中に突入する筒胴部72が形成されたものである。
Among these, the
床パネル1は、上部が開口する縁付容器状をした下面板12に平板状の上面板13を被せて外周を巻き込んで接合した構造の鋼板製のもので、全周に上面板13と下面板12との重合フランジを有している(図示省略)。コーナー先端の重合フランジに四分の一円形の切欠部15が形成されており、切欠部15の周囲には同じく四分の一円形で上面から所定深さに段押し形成された低段部14が形成されるものであり、対角線方向には低段部14の外周に起立している起立部16から更に所定間隔隔てて下面板12の縦壁であるコーナー側面部18が降りているものである。したがって、起立部16とコーナー側面部18との間には逆U字形のポケットが形成されることになり、これを首部17と称する。この他、コーナー側面部18の両端からは位置決め側面部として辺側面部19が辺方向に延びている。
The
起立部16の周方向の両端部上面から辺方向には辺縁に沿って下方に肉厚となった厚肉縁部20が辺側面部19近くまで延びて形成されている。この厚肉縁部20は、上面板13の外周による下面板12の水平フランジの巻き込みによって得られるものであり、下面側へ巻き込んだ上面板13の板厚分だけ重合フランジから下方へ突出した厚肉状となっている。この他、起立部16の上端から続く上面は平坦な上面10に形成され、コーナー側面部18及び辺側面部19の下端からは同じく平坦な底面11に形成されている。
A
パネル押え3は、円板状の頭部30と頭部30よりも径が小さいネジ胴部31とからなるものである。この頭部30は、四枚の床パネル1のコーナーが集合状態で円形状となる低段部14の中に隙間なく入り込む径と、床パネル1の上面10と同じ高さ(面一)となる厚みを有している。ネジ胴部31は、同じく円状となる切欠部15の中に入り込み、かつ、載せ盤64の中央に形成された筒胴部72の中央に設けられる貫通孔の中に入り込む径を有しており、その中心には、ネジ支柱61に螺合できて下端に開口するネジ(雌ネジ)が形成されている。
The
以上の床パネル1は、支持脚6の載せ盤64の上に載せられるが、この場合の載せ盤64は、最内周に低段部14の下方に存在する水平な受面部65が形成され、受面部65の内周端から筒胴部72が形成され、筒胴部72の中心にはネジ胴部31が入り込む貫通孔が形成されているのは上記したとおりである。受面部65の外周側に続く対角線方向には、受面部65から高堰部66が四等分の位置に所定の厚みで環状に起立しており、高堰部66の周方向の間には高堰部66よりは背の低い低堰部69が同じく四カ所に同じ厚みで形成されている。さらに、低堰部69の外周には低堰部69よりも更に背の低い仕切部70が適当な長さで辺方向帯状に起立しており、その外方端部の両側面には縦リブ状に隆起した突当部71が形成され、高堰部66、低堰部69及び仕切部70の根元から外側は平坦な載せ部68に形成されている。
The
この場合、受面部65の載せ部68からの高さを、床パネル1の底面11から低段部14の下面までの高さよりも低く設定し、高堰部66の高さも、同様に首部17の下面までの高さよりも若干低く設定している他、低堰部69の高さも、厚肉縁部20の下面までの高さよりも低く設定している。また、敷設された床パネル1の辺縁間には、擦れ音を発生させないために1mm程度の隙間を設けることから、仕切部70における突当部71部分の幅はこの隙間分に床パネル1の辺縁から辺側面部19までの長さの倍を加えたものにしている。
In this case, the height of the receiving
以上において、高堰部66や低堰部69の厚みは、首部17の幅より狭く設定されている。この場合、両者の中心の径はほぼ同じに設定されており、載せ盤64の上に床パネル1を置くと、高堰部66の内周と外周とは首部17の内周(起立部16)と外周(コーナー側面部18)との間で相当の隙間を有するものになっている。強度別タイプによって床パネル1の鋼板の板厚を変えることがあり、この違いによって首部17の幅に広狭があっても、高堰部66が支障なく首部17に挿入されるようにするためである。
In the above, the thickness of the
加えて、本例では、強度別タイプによって床パネル1の鋼板厚みが違っても、高堰部66が床パネル1の首部17の中に位置ずれ等を起こさないで収まるように高堰部66の内周に位置規制片67を設けている。本例における位置規制片67は、高堰部66と一体に形成される変形可能な縦リブ形状であり、通常は、その先端が首部17の内周壁を構成する起立部16の外周に軽く当たるようになっている。したがって、鋼板の厚みが薄いタイプの床パネル1であれば、首部17の幅が広いから軽く変形し、厚みが厚いタイプの床パネル1であれば、首部17の幅が狭いからかなり大きく変形するが、いずれにしても、位置規制片67は首部16の中に隙間なく当接した状態で挿入され、敷設後に床パネル1の位置ずれ等を起こさない。
In addition, in this example, even if the steel plate thickness of the
次に、支持脚6の基礎床面2への接着の仕方、及び、床パネル1の支持脚6への載せ方であるが、支持脚6の接地板60に接着剤を塗着し、概ね床パネル1のコーナー位置に合わせて置いた後、ナット62を上下して載せ盤64を所定の高さに調整したなら、床パネル1の低段部14を挟む両側の辺側面部19が高堰部66を挟む両側の突当部71にそれぞれ当接するまで低段部14側に押し込んで、又は、支持脚6の高堰部66を挟む両側の突当部71が床パネル1の低段部14を挟む両側の辺側面部19にそれぞれ当接するまで支持脚6を床パネル1側に押し込んで底面11を載せ部68の上に置き、支持脚6を床パネル1に対する正規位置に合わせて基礎床面2に固定する(このとき接着剤は固まっていない)。
Next, a method of bonding the
これにより、床パネル1の低段部14側への移動は突当部71によって規制され、首部17は常に正規の位置関係で高堰部66に嵌まり込むと同時に、縦リブ67が起立部16に上記のように強弱に当接して変形する。この状態が床パネル1が正規の位置にセットされた状態であり、このような操作を繰り返しながら床パネル1を敷き詰めると、各床パネル1は適当な間隔(設定された間隔)を保持して敷設される。
As a result, the movement of the
次いで、パネル押え3を低段部14に嵌め込んでネジ支柱61に螺合して行くと、そのネジ胴部31の外周が載せ盤64の筒胴部72の内周に案内されながら下降して互いに位置ずれと変形を規制し合い、頭部30は低段部14の中に入り込んでその裏面で低段部14を押さえ付ける。このときでも、多くの場合、低段部14の裏面は載せ盤64の受面部65には接触しておらず、低段部14は弾性変形した状態で下方に押圧され、これで床パネル1が固定される状態となる。
Next, when the
このとき、パネル押え3はその締付力によって縦リブ67の変形を容易、かつ確実にするとともに、縦リブ67の原形復帰力によって床パネル1が浮き上がるのを確実に防止する効果を有する。したがって、縦リブ67の剛性が高くても容易に変形させることが可能となり、床パネル1の位置規制力をより高く設定できる。
At this time, the
一方、床パネル1については、その上面10に表面仕上材4が貼られる。本発明における表面仕上材10は、床パネル1と1対1の関係で位置を揃えて貼られるのであるが、それには、サイズは床パネル1と同じにし、ただ、コーナーを低段部14と同じ大きさの四分の一円形で切除した切除部40としているのである。なお、この切除部40の加工は、プレス成形で行われ、正確にできるとともに、コストもそれほどかからない。
On the other hand, for the
これを接着剤によって床パネル1に貼るのであるが、1対1貼りの場合、工場から出荷する段階で貼っておくのが通常である。これにおける表面仕上材4には2〜7mmの厚みのものがあり、材質的には樹脂タイル系のものとカーペット系のものがある。
This is affixed to the
次に、本発明について説明すると、床パネル1の上面10には切除部40を設けた表面仕上材4が貼られている関係で、上記した形状のパネル押え3では、その頭部30が表面仕上材4の下に潜ってしまう。これでは、窪みになってしまい、歩行のとき等に危険でもある。そこで、床パネル1の低段部14の上に嵩上げ部材5を載置し、この上からパネル押え3をねじ込むようにしている。このねじ込みは、ネジ胴部31を支持脚6のネジ支柱61にねじ込んで行くのであるが、ある位置までねじ込むと、パネル押え3の頭部30は嵩上げ部材5に当たってそれ以上のねじ込みが不能になる。
Next, the present invention will be described. The
と同時に、頭部30は十分に嵩上げ部材5及び低段部14を押圧することになるが、このとき、頭部30の上面と表面仕上材4の上面がほぼ同じになるように嵩上げ部材5の厚みを設定しておくのである。したがって、嵩上げ部材5の厚みは、使用されている表面仕上材4の厚みに応じたものになる。また、色も同色系統にすれば、パネル押え3がそれほど目立つこともない。
At the same time, the
この要請に応える嵩上げ部材5は、中央にパネル押え3のネジ胴部31が挿通できる孔50があいたリング形状となるが、本発明では、この嵩上げ部材5が一度使用されると、パネル押え3と一体化するようにしたものである。具体的には、嵩上げ部材5の内周に縦リブ状の変形部51を3本程度形成するものである。そして、変形部51の頂部を周回する寸法(内径寸法)は、ネジ胴部31の外径寸法よりも0.5mm程度小さくしておき、ネジ胴部31を一度嵩上げ部材5の孔50内に挿通すると、一体化して通常では分離しないようにしたものである。この点で、嵩上げ部材5の材質は弾性変形が可能な樹脂が適するが、パネル押え3が樹脂製の場合は金属であってもよい。
The raising
一度使用されたパネル押え3と嵩上げ部材5とは殊更別々にする必要がないから、常に一体にして取扱い等の便を図ったものである。したがって、メンテナンス等で一度パネル押え3を取り外したとしても、両者がばらばらになって散逸することがない。ただし、無理やり外せば分離できることから、標準のパネル押え3として再度使用できるのはいうまでもない。なお、パネル押え3と嵩上げ部材5は使用前に予め抜け落ちない程度に一体にした後、支持脚6へのパネル押え3のねじ込み操作によって完全に一体化させてもよいが、もちろん、低段部14の上に嵩上げ部材5を載せ、それにパネル押え3を通しねじ込み操作で自動的に一体化する方法であってもよい。
The
図4はパネル押え3と嵩上げ部材5の他の例を示す斜視図であるが、本例のものは、嵩上げ部材5がリング形状である点は変わらないが、パネル押え3のネジ胴部31には外周にもネジが形成されており、嵩上げ部材5の内周にはこのネジに係合する係合部52が形成されたものである。この係合部52は孔50から周方向に三分割位に分割されたヒレ状突起であり、ネジが突起を一度通過すると、突起がネジ山に食い込み、両者が一体化するものである。
FIG. 4 is a perspective view showing another example of the
この場合、ネジ胴部31の外周にはネジ(雄ネジ)を形成するが、中心に上記したネジ(雌ネジ)を形成したものであれば、ネジ支柱61も上記した標準構造のものでよい。しかし、支持脚6のネジ支柱61の上部に雌ネジを形成したものにすれば(図示省略)、ネジ胴部31の外周に雄ネジのみを形成したもので足りることになる。この場合は、ネジ胴部31は汎用ボルトで代替でき、頭部30は、汎用ボルトの頭部を落とし込める凹部を上面中央に備えたワッシャ状のもの(図示省略)で足りることになり、パネル押え3が安価に製作できる利点がある。
In this case, a screw (male screw) is formed on the outer periphery of the
図5は更に他の例を示す斜視図であるが、本例のものは、嵩上げ部材5として周方向の一部に欠落した切断部53を有する半リング形状としたものである。そして、パネル押え3のネジ胴部31には、頭部30の下方で、嵩上げ部材5の厚み程度の位置に周方向に突起する係止突条32を形成したものである。嵩上げ部材5のパネル押え3への装着方法は、これまでの例と同様に嵩上げ部材5の孔50にネジ胴部31を強引に差し込めばよい。しかしながら、本例の嵩上げ部材5によれば、係止突条32を乗り越す際に嵩上げ部材5の切断部53がやや開いた状態に弾性変形して一体化が容易になる他、孔50の径をネジ胴部31の外径に対し0.5mm程度小さく設定すれば、ネジ胴部31を締め付けてより強固に一体化することもできる。
FIG. 5 is a perspective view showing still another example. In this example, the raised
切断部53の大きさ(隙間)は任意であるが、大きくなり過ぎると低段部14を押圧できない部分が増えるため好ましくない。反対に小さい場合、例えば通常は隙間がなく端面同士が接した状態で係止突条32を乗り越す際に隙間が大きく開くものでもよい。また、係止突条32の位置は、嵩上げ部材5の上面が頭部30の下面に押圧する関係に設定されるが、隙間を有する関係に設定してもよく、係止突条32によって嵩上げ部材5の抜け落ちが防止できさえすれば問題ない。
The size (gap) of the cutting
図6も更に他の例を示す斜視図であるが、本例のものは、上記の半リング形状の嵩上げ部材5の変形例であり、ネジ胴部31に周方向に凹陥する係止凹条33を形成するとともに、嵩上げ部材5の孔50の内周に係止凹条33に嵌まり込む係止突条54を形成したものである(係止凹条33と係止突条54の位置は、嵩上げ部材5の上面が頭部30の下面に押圧する関係に設定される)。
FIG. 6 is a perspective view showing still another example, but this example is a modification of the above-described semi-ring shaped raising
1 床パネル
2 基礎床面
3 パネル押え
4 表面仕上材
5 嵩上げ部材
6 支持脚
10 床パネルの上面
11 床パネルの底面
12 下面板
13 上面板
14 低段部
15 低段部の切欠部
16 起立部
17 首部
18 コーナー側面部
19 辺側面部
20 厚肉縁部
30 パネル押えの頭部
31 パネル押えのネジ胴部
32 係止突条
33 係止凹条
40 表面仕上材の切除部
50 嵩上げ部材の穴
51 嵩上げ部材の変形部
52 嵩上げ部材の係合部
53 嵩上げ部材の切断部
54 係止突条
60 接地板
61 ネジ支柱
62 ナット
63 受け盤
64 載せ盤
65 受面部
66 高堰部
67 位置規制片
68 載せ部
69 低堰部
70 仕切部
71 突当部
72 筒胴部
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