JP2008199579A - マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用 - Google Patents

マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチホップモバイルリレーシステムにおいてマルチホップまたはシングルホップで接続された中継局による帯域幅アロケーションを再使用するマルチホップモバイルリレーシステムを提供することである。
【解決手段】マルチホップモバイルリレーシステムは、マルチホップシーケンス中に複数のステーションを有し、前記マルチホップシーケンス中のステーションは同じ帯域幅を再使用し、再使用するステーションは干渉が起こらないように物理的に離れている。
【選択図】図5

Description

本発明はマルチホップモバイルリレーシステムに関し、特にマルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅(bandwidth)の再使用に関する。
無線通信ネットワークはますます普及しつつあり、一般的には基地局(BS、base station)を含み、その基地局がその周りのセルエリア(cell area)にサービスを提供する。加入者局(SS、subscriber stations)は例えば移動局(MS、mobile stations)、携帯電話、ノートブックコンピュータ等であるが、これらは基地局のサービスエリアにいるときにその基地局と通信することができる。ある種の無線通信ネットワークにおいては、例えばIEEE802.16e標準では、基地局のサービスエリアを拡張するために中継局(RS、relay stations)を設けている。
他の種類の無線通信ネットワークでは、例えばIEEE802.16e拡張標準(IEEE802.16jと呼ばれている)では、複数の中継局をマルチホップモバイルリレー(MMR、multi-hop mobile relay)環境で動作させて使用する。本明細書では、便利なので、IEEE802.16e 2004年標準とIEEE802.16eの2005年の拡張(IEEE802.16jとして知られている)で使用されている用語(略語も含む)を使用するが、本願発明の適用範囲をこれらの標準に限定することを意図するものではない。
「マルチホップモバイルリレー(multi-hop mobile relay)」と「中継局(relay station)」という用語は互換的に使用するが、ある意味ではマルチホップモバイルリレーは規格を意味し、中継局はマルチホップモバイルリレー規格で規定された局(station)を意味する。
中継局の目的は基地局の無線通信のカバレッジ(coverage)を拡張することである。中継局は基地局のローコストの代替品でなければならない。必要とされるカバレッジの拡張が比較的小さいときに使用されるものだからである。さらに、中継局のコストが基地局のコストに近ければ、基地局のその他の機能を割愛する理由は小さい。
マルチホップモバイルリレーシステムにおいてマルチホップまたはシングルホップ(single-hop)で接続された中継局による帯域幅アロケーションを再使用するマルチホップモバイルリレーシステムを提供することである。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムは、マルチホップシーケンス中に複数のステーションを有し、前記マルチホップシーケンス中のステーションは同じ帯域幅を再使用し、再使用するステーションは干渉が起こらないように物理的に離れている。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムは、第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを有し、前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当て、前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当て、前記第1の帯域幅を前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローに再使用する。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法は、マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける段階と、前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する段階と、前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する段階とを有する。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法は、第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける段階と、前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる段階と、前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる段階と、前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する段階とを有する。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムは、マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける手段と、前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する手段と、前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する手段とを有する。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムは、第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける手段と、前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる手段と、前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる手段と、前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する手段とを有する。
本発明の様々な実施形態によれば、マルチホップモバイルリレーシステムは、基地局と第1の中継局と第2の中継局と移動局とを有し、第1の帯域幅を用いて前記基地局から前記第1の中継局にデータフローを送信し、第2の帯域幅を用いて前記第1の中継局から前記第2の中継局にデータフローを送信し、前記第1の帯域幅を再使用して前記第2の中継局から移動局にデータフローを送信し、前記基地局と前記第2の中継局は互いに干渉を起こさないように物理的に離れている。
本発明の上記の実施形態は例であり、本発明のすべての実施形態は上記の特徴を含むようには限定されない。
本発明の実施形態を詳細に参照する。これらの実施形態の例は添付した図面に示した。同じ要素には図面を通して同じ参照数字を付した。
中継局は基地局と移動局の間の中間局であってもよい。中継局は基地局と移動局の間でデータを転送する。データ転送は移動局が基地局と直接通信できないときに必要である。
中継局の一機能は、基地局と加入者局(移動局、携帯電話、ノートブックコンピュータ等)との間でアクティブサービスフローの形でデータを転送することである。アクティブサービスフロー(active service flows)は、基地局と移動局との間で双方向で伝送される。理想的には、サービスフローの転送は移動局に見える(transparent)ように行われるべきである。(サービスフローはIEEE802.16標準に基づく用語である。ユーザが決めたアプリケーションに属するデータのフローである。)
マルチホップモバイルリレーオプション(multi-hop mobile relay option)を有するシステムにより、移動局がサポートされなくならないようにすべきである。これは、既存の移動局がマルチホップモバイルリレーオプションと互換性があるべきだということを意味している。このように、中継局はIEEE802.16e標準のフレームワークにおいても動作すべきである。
2つ以上の中継局が基地局に接続できる。1つの基地局に接続できる中継局の数には決まった限度はないが、利用できる帯域幅による限度はある。複数の中継局をチェーン化、すなわちマルチホップにすることもできる。チェーン化は中継局を他の中継局に接続することである。中継局をマルチホップで接続することにより、1つの中継局だけを使用するより無線カバレッジ(radio coverage)をより長く拡張することができる。
しかし、基地局に中継局を足すと帯域幅の効率が下がる。中継局を足すことにより帯域幅の効率が下がるのは、その中継局にデータを伝送しそれを再送信するために、足された各中継局が別々の帯域幅のアロケーション(allocation)を必要とするからである。例えば、基地局に接続された中継局にデータを送信し、そのデータを再送信するために別々の帯域幅のアロケーションが必要である。基地局と中継局のリンクに1つのアロケーションを要し、中継局と移動局のリンクにもう1つのアロケーションを要するからである。このように、追加される各中継局は同じデータに対して帯域幅アロケーションが必要となる。
しかし、上記の2つのアロケーションはOFDMAの時間・周波数2次元帯域幅空間において同じ大きさである必要はない。その理由は、2つのリンクで使用される送信パラメータ(変調、FEC、サブキャリアパーミュテーション等)は異なるからである。データの大きさのみが、MAC(media access control)レベルにおけるバイト数の点について言えば、1つのデータフローで同じである必要がある。
チェーンに追加された各中継局は上記のように必要な帯域幅を約2倍に増やすので、マルチホッピング(multi-hopping)により公比が2の等比数列で利用可能な帯域幅が減少するように見えるしかし、帯域幅を再使用すると、マルチホッピングにより公比が2の等比数列で帯域幅が減少することはなくなる。その場合、マルチホップリレーシステムで使用される帯域幅の減少は中継局の数に比例する(後で詳しく説明する)。
本発明のいろいろな実施形態により、マルチホップモバイルリレーシステムにおいてマルチホップまたはシングルホップ(single-hop)で接続された中継局による帯域幅アロケーションを再使用するマルチホップモバイルリレーシステムが提供される。
本発明のいろいろな実施形態により帯域幅再使用の正しさの基準が提供される。
本発明のいろいろな実施形態により、マルチホップモバイルリレーシステムにおいて帯域幅のアロケーションを再使用できるアルゴリズムが提供される。
上記のアルゴリズムの場合、マルチホップモバイルリレーシステムは静的である必要はなく、動的に変化してもよい。すなわち、中継局の数やその相互接続が時間的に変化してもよい。変化するたびにアルゴリズムを最適用するだけでよい。
上記のアルゴリズムを使用して再使用する帯域幅を決定するが、その決定は、セル(cell)全体、すなわち基地局とその下の中継局を含むサブシステムで行ってもよいし、いずれかの中継局とその下の中継局が形成するサブセル(sub-cell)で行ってもよい。後者は、帯域幅アロケーションの決定が基地局に分散しているだけでなく、一部または全部の中継局にも分散しているマルチホップモバイルリレーシステムで使用してもよい。
図1は、マルチホップモバイルリレーステーションシステム100の一例を示す図である。ワンホップリレーステーションシステム100では、基地局108の無線カバレッジは中継局110により広がるが、本発明は中継局により広げられた基地局に限定はされない。中継局110は、基地局108と無線チャンネルを共有するが、本発明は基地局と無線チャンネルを共有する中継局には限定されない。基地局108は送信カバレッジ102を有し、その範囲内の移動局(例えば、移動局106)や中継局(例えば、中継局110)と通信する。
中継局110のアップリンク方向114はそのアップリンク送信カバレッジ112とほぼ同一の広がりをもつように見えるが、本発明はアップリンク送信カバレッジとほぼ同一の広がりをもつ中継局のアップリンク方向には限定されない。基地局108は中継局110のアップリンク送信カバレッジ112内にあることが分かる。反対に、中継局110のダウンリンク方向116はそのダウンリンク送信カバレッジ104とほぼ同一の広がりをもつように見えるが、本発明はダウンリンク送信カバレッジとほぼ同一の広がりをもつ中継局のダウンリンク方向には限定されない。移動局118と120は中継局110のダウンリンク送信カバレッジ104内にあることが分かる。
中継局110は2つの通信サイドを有するが、本発明は2つの通信サイドを有する中継局には限定されない。一方の通信サイド(communication side)は基地局または親中継局(中継局のホップ数が高い場合。図示せず)との通信専用である。このように、一方の通信サイドはアップリンク方向114専用である。反対に、もう一方の通信サイドは移動局及び子中継局(すなわち、ホップ数が高く所定の中継局と直接または他の中継局を介して接続された中継局、本図には図示せず)との通信専用であってもよい。このように、もう一方の通信サイドはダウンリンク方向116専用であってもよい。
送受信を両方の通信サイドで行おうが、一方の通信サイドで行おうが、中継局110は信号を同時に送受信できなくてもよい。このように、中継局110に必要な無線周波数(RF)モジュールは1つだけであるが、本発明は無線周波数モジュールが1つだけの中継局には限定されない。一般的に、2つの通信サイドの送信パワーは同じでなくてもよい。
中継局110の一方の通信サイドにおける通信が他方の通信サイドにおける通信よりも効率的であってもよい。具体的に、一般的には、基地局108と通信する方のサイドの通信は、移動局や他の中継局と通信する方のサイドの通信よりも効率的である。中継局の一方のサイドにおける通信をより効率的にできると、使用すべき帯域幅の大きさを節約することができる。しかし、必要な帯域幅は、依然として基地局と移動局の間の直接通信に必要な帯域幅の約2倍である。この2倍の帯域幅(duplication of bandwidth)はアップリンク方向112とダウンリンク方向116の両方で必要である。
図2は、中継局がアップリンク通信とダウンリンク通信に使用する1つのOFDMAフレーム空間200における空間アロケーションの一例を示す図である。図2において、ダウンリンクアロケーション202にはダウンリンクアロケーション204が伴い、アップリンクアロケーション206にはアップリンクアロケーション208が伴う。帯域幅アロケーションはフレーム200の帯域幅空間のどこにあってもよい。さらに、ダウンリンクアロケーション202は基地局または親中継局から中継局へのダウンリンク方向用になっていることが分かる。同様にアロケーション204は中継局から移動局または子中継局(subordinate relay station)へのダウンリンク方向用である。一方、アロケーション208は、移動局や子中継局と中継局との間のアップリンク方向用である。同様に、アロケーション206は、中継局と基地局または親中継局との間のアップリンク方向用である。
ここで説明するアロケーションはダウンリンクアロケーションとアップリンクアロケーションにほぼ等しく適用できる。ここで提供するアイデアはダウンリンクアロケーションとアップリンクアロケーションの両方に等しく適用可能だからである。さらに、「アロケーション」という用語は、フレーム帯域幅空間の一領域や一エリアだけではなく、より一般的な意味で使用される。アロケーションにはダウンリンクとアップリンクの両方で使用されるかかる領域が含まれるとみなしてもよい。
図2においては、例えば、中継局と基地局の間のアロケーションは、ダウンリンク領域202とアップリンク領域206により構成されていることが分かる。これらをアロケーションA1及びA2と呼ぶ。アロケーションの目的は、基地局による中継局とのデータの交換である。このように、基地局がアロケーションを使用して、中継局がカバー(cover)しているエリアにサービスを提供することができる。
同様に、中継局と移動局または子中継局との間のアロケーションはダウンリンク領域204及びアップリンク領域208(それぞれ、アロケーションB1及びB2と呼ぶ)により構成されていることが分かるが、このアロケーションの目的は、中継局の観点から中継局がカバーしているエリアにサービスを提供することである。特に、中継局の周りのアロケーションを使用してその範囲にある移動局及びその他の中継局と通信する中継局を使用するとき、この2種類のアロケーションの各々が必要である。
ダウンリンクアロケーションとアップリンクアロケーションの区別は省略してもよい。上記の例では、2つのアロケーションA1とA2について説明せずに、1つのアロケーション「A」で代表させる。同様に、アロケーションB1とB2は1つのアロケーションBとして取り扱う。1つの中継局が使用するアップリンクとダウンリンクのアロケーションを1つにする(combining)必要はないが、後で帯域幅の再使用手順の説明を簡単にするために1つのものとして扱うこともある。
上記の例で導入した2つのアロケーションAとBは、上述した、中継局の使用には一般的に2つのアロケーション(例えば、AとB)が必要であることの一例である。アロケーションAは親中継局がデータを送受信するのに必要であり、アロケーションBは中継局がデータを移動局または子中継局に送受信するのに必要である。
もう1つの簡略化として、ここでは、上記のアロケーションAは親局が有する(または使用する)とみなし、上記のアロケーションBは所定の中継局が使用するとみなす。この約束は(「所定」局である)基地局にも適用するが、この場合、アロケーションAはなく、アロケーションBのみがある。その理由は、(少なくともここで使っている意味では)基地局には親局がないからである。この約束に従って以下の帯域幅の再使用手順の説明を簡略化する。
図3A乃至図3Dに、マルチホップリレーステーション(中継局)システムの無線カバレッジの一例を示す。図3A乃至図3Dにおいて、図を分かりにくくしないように、中継局314と中継局318のそれぞれアップリンク送信カバレッジ334と336のみを示した。他の中継局については、アップリンクカバレッジは、マルチホップリンクにおける前の中継局のダウンリンク送信カバレッジとほぼ一致すると考えてよい。
同様に、移動局のアップリンク送信カバレッジを示していないが、各移動局(mobile station)のアップリンク送信カバレッジはその移動局が接続されている中継局や基地局を十分カバーする大きさであると考えてよい。このように、中継局または基地局に接続されているすべての移動局を考えると、すべての移動局のアップリンク送信カバレッジと子中継局のアップリンク送信カバレッジを併せると、それらを制御している中継局や基地局のダウンリンク送信カバレッジとほぼ同じである。
中継局(及び移動局)のアップリンク送信カバレッジは、以下の図面では省略し、図を分かりにくくしないようにする。中継局(及び移動局)のアップリンク送信カバレッジの目的と重要性は、ステーション(局)のダウンリンク送信カバレッジを考慮すれば済むからである(前の段落で説明したように、ダウンリンクアロケーションとアップリンクアロケーションを区別しないのと同様である)。
マルチホップリレーステーションシステム300では、基地局312の無線カバレッジは中継局314と318により広がるが、本発明は基地局の無線カバレッジが中継局により広げられる場合に限定されない。中継局314と318は、基地局312と無線チャンネルを共有するが、本発明は中継局が基地局と無線チャンネルを共有する場合に限定されない。基地局312は(ダウンリンク)送信カバレッジ302を有し、その範囲内の移動局(例えば、移動局320)や中継局(例えば、中継局314及び318)と通信する。
中継局314はアップリンク送信カバレッジ334を有し、基地局312と通信する。基地局312が中継局314のアップリンク送信カバレッジ334の中にあることが分かる。また、中継局314はダウンリンク送信カバレッジ304を有し、例えば移動局316と通信するが、本発明は中継局が移動局と通信する場合に限定されない。移動局316がダウンリンク送信カバレッジ304の中にあることが分かる。このように、移動局316は中継局314を介して基地局312と通信できるが、本発明は移動局が中継局を介して基地局と通信する場合に限定されない。
同様に、中継局318はアップリンク送信カバレッジ336を有し、基地局312と通信する。基地局312が中継局318のアップリンク送信カバレッジ336の中にあることが分かる。また、中継局318はダウンリンク送信カバレッジ306を有し、例えば中継局324及び移動局322と通信する。中継局324と移動局322は中継局318のダウンリンク送信カバレッジ306内にあることが分かる。このように、移動局322と中継局324は、中継局318を介して基地局312と通信できるが、本発明は移動局または中継局が他の中継局を介して基地局と通信する場合に限定されない。
中継局324は、中継局318のダウンリンク送信カバレッジ306とほぼ同じ大きさのアップリンク送信カバレッジを有することが分かる。このように、中継局324は中継局318と通信できる。また、中継局324はダウンリンク送信カバレッジ308を有し、例えば中継局330及び移動局326、328と通信する。中継局330と移動局326、328は、中継局324のダウンリンク送信カバレッジ308内にあることが分かる。このように、中継局330と移動局326、328とは、中継局318、324を介して基地局312と通信できる。
最後に、中継局330は、中継局324のダウンリンク送信カバレッジ308とほぼ同じ大きさのアップリンク送信カバレッジを有することが分かる。このように、中継局330は中継局324と通信できる。また、中継局330はダウンリンク送信カバレッジ310を有し、例えば移動局332、334と通信する。移動局332、334は中継局330のダウンリンク送信カバレッジ310内にあることが分かる。このように、移動局332と334は、中継局318、324、330を介して基地局312と通信できる。
もちろん、複数のワンホップ中継局(one-hop relay stations)と複数のマルチホップ中継局チェーン(multi-hop relay station chain)がシステムに含まれていてもよい。図4Aと図4Bは、マルチホップリレーステーションシステム400の一例を示す図である。マルチホップリレーステーションチェーンは分岐していてもよい。図4Aと図4Bは、中継局(リレーステーション)カバレッジエリアで分岐した中継局チェーン(relay station chain)の一例を示している。
マルチホップリレーステーションシステム400では、基地局412の無線カバレッジは中継局414により広がるが、本発明は基地局の無線カバレッジが中継局により広げられる場合に限定されない。中継局414は、基地局412と無線チャンネルを共有するが、本発明は中継局が基地局と無線チャンネルを共有する場合に限定されない。基地局412は(ダウンリンク)送信カバレッジ402を有し、その範囲内の移動局(例えば、移動局434)や中継局(例えば、中継局414)と通信する。
中継局414は基地局412をカバーするアップリンク送信カバレッジ(図示せず)を有する。また、中継局414はダウンリンク送信カバレッジ404を有し、例えば移動局416や中継局418、420と通信するが、本発明は中継局が移動局や他の中継局と通信する場合に限定されない。移動局416と中継局418、420とは中継局414のダウンリンク送信カバレッジ404内にあることが分かる。このように、移動局416と中継局418及び420は、中継局414を介して基地局412と通信できるが、本発明は移動局または中継局が他の中継局を介して基地局と通信する場合に限定されない。
中継局418は中継局414をカバーするアップリンク送信カバレッジ(図示せず)を有する。同様に、中継局418はダウンリンク送信カバレッジ408を有し、例えば移動局426と通信する。移動局426は中継局418のダウンリンク送信カバレッジ408の中にあることが分かる。このように、移動局426は中継局418及び414を介して基地局412と通信できるが、本発明は移動局が中継局を介して基地局と通信する場合に限定されない。
同様に、中継局420は中継局414のダウンリンク送信カバレッジとほぼ同じ大きさのアップリンク送信カバレッジを有し、中継局414と通信する。中継局414が中継局420のアップリンク送信カバレッジの中にあることが分かる。また、中継局420はダウンリンク送信カバレッジ406を有し、例えば中継局432及び移動局422、424と通信する。中継局432と移動局422、424は、中継局420のダウンリンク送信カバレッジ406の中にあることが分かる。このように、移動局422及び424と中継局432は、中継局414及び420を介して基地局412と通信できるが、本発明は移動局または中継局が他の中継局を介して基地局と通信する場合に限定されない。
最後に、中継局432は、中継局420のダウンリンク送信カバレッジ406とほぼ同じ大きさのアップリンク送信カバレッジを有することが分かる。このように、中継局432は中継局420と通信できる。また、中継局432はダウンリンク送信カバレッジ410を有し、例えば移動局428、430と通信する。移動局428、430は中継局432のダウンリンク送信カバレッジ410内にあることが分かる。このように、移動局428と430は、中継局414、420、432を介して基地局412と通信できる。
図4A及び図4Bに示したように、マルチホップリレーステーションシステム(multi-hop relay station system)には無線カバレッジが重ならないステーション(局)があってもよい。これらの無線カバレッジエリアは互いに空間的に離れている。例えば、中継局414と中継局432は重ならない別々のカバレッジエリアを有することが分かり、すなわち、中継局414と中継局432の場合、ダウンリンクカバレッジエリアもアップリンクカバレッジエリアも重ならないことが分かる。同様に、ここで図3Aを参照して、中継局318と中継局330は重ならない別々のカバレッジエリアを有することが分かる。
無線カバレッジの重なっていないエリアは帯域幅の再使用に使える。すなわち、無線カバレッジエリア306に使われる帯域幅は、図3A乃至図3Dの中継局318と中継局324の間でサービスフロー(service flows)と搬送するために使われ、また、無線カバレッジエリア310でも使われ、中継局330と移動局332及び334の間でサービスフローを搬送するためにも使われる。
同様に、再度図4A及び図4Bを参照して、無線カバレッジエリア404で使われる帯域幅は、中継局414と中継局420、418及び移動局416との間でサービスフローを搬送するために使われ、また、無線カバレッジ410でも使われ、中継局432と移動局428及び430との間でサービスフローを搬送するためにも使われる。
しかし、マルチホップモバイルリレーステーションシステムでは、フレーム帯域幅は完全に自由に再使用できるのではなく、一定の制約がある。図3A乃至図3Dを再度参照して、マルチホップリレーステーション(中継局)システム300はツリー状に構成されていることが分かる。このツリーは基地局312と、それに付随する中継局314と、中継局318、中継局324、及び中継局330で構成されるチェーン(chain)とにより構成されている。このように、ツリーのルート(root)は基地局であり、ブランチ(branches)は中継局により構成されている。
同様に、図4Aと図4Bでは、基地局412がツリーのルートであり、このツリーには中継局414、中継局420、及び中継局432が構成するチェーンがあり、中継局418で構成されたブランチが中継局414から伸びている。
実施形態によっては、一連のステーション(局)よりなるルートブランチ(root branch)を画成してもよいが、本発明は一連のステーション(局)よりなるルートブランチ(root branch)を画成する場合に限定されない。基地局で始まり「リーフ(leaf)」局で終わるように、局(stations)(中継局であってもよい)を順次的に接続することもできる。ルートブランチを次のように記号で表してもよい:
V0=基地局,V1=中継局1,V2=中継局2,...,VN=中継局N、
または、
ブランチV:基地局、中継局1、中継局2,...,中継局N、
ここで、Nはブランチ中の中継局の数であり、中継局Nはブランチ中の最後の中継局である。すなわち、別の中継局が中継局Nに接続されることはない。
ルートブランチは上記のようにアルファベットの後ろの方の大文字で示される。中継局により構成されたルートブランチは中継局のチェーンとも呼ばれる。一般的に(基地局とそれに付随する中継局から構成された)システムは多数のルートブランチ(root branches)を有する。
ここで図3Aを参照して、マルチホップリレーシステム300は2つのルートブランチを有することが分かる。ルートブランチ338は基地局312と中継局314により構成され、ルートブランチ348は基地局312、中継局318、中継局324、及び中継局330により構成される。
ここで図4Aを参照して、マルチホップリレーシステム400は2つのルートブランチを有することが分かる:ルートブランチ440は基地局412、中継局414、中継局420、及び中継局432により構成され、ルートブランチ436は基地局412、中継局414、及び中継局418により構成されている。
ブランチ隣接局(branch neighbor station)はルートブランチ上で互いに隣接する2つの局(ステーション、station)である。例えば、図4Aにおいて、基地局412と中継局414はブランチ隣接局である。同様に、中継局414と中継局420はブランチ隣接局であり、中継局414と中継局418もブランチ隣接局である。しかし、ブランチ隣接(branch neighbor)は推移関係(transitive relationship)ではない。すなわち、中継局420と中継局418はそれぞれ中継局414とブランチ隣接であるが、中継局420と中継局418どうしはブランチ隣接ではない。
システム中の各局(すなわち、中継局または基地局)は一組の帯域幅アロケーションを使用する。帯域幅アロケーションセット(bandwidth allocation set)を次のように示す:
T(基地局)={A,B,C,...}
T(中継局)={G,H,I,...}
以下同様である。ここで、アルファベットの大文字はアロケーションである。アロケーションはアップリンクとダウンリンクにほぼ等しく適用することができる。1つのアロケーションは、局間通信に使用されるアップリンクアロケーション及びダウンリンクアロケーションの両方を含むとみなしてもよいし、(上記の段落で説明したように)1つのタイプのみであってもよい。Tは各局にアロケーションセットを割り当てる関数である。
帯域幅再使用の正当性の基準は、カバレッジエリアが重なるステーション(局)(オーバーラップステーション(overlapping stations)と呼ぶ)に相異なる帯域幅が割り当て(allocate)られているかである。一般的に、相異なるステーションの帯域幅アロケーションが正しいためには、カバレッジエリアが重なる任意の2つのステーションが相異なる帯域幅アロケーションを使用していることが必要十分であることが分かる。より正確には、任意の2つのオーバーラップステーションの帯域幅アロケーションセットが互いに素であることである。式で表せば、
T(Si)∩T(Sj)=φ (1)
ただし、SiとSjはカバレッジエリアが重なる相異なる任意の2つのステーション
ブランチ隣接局のカバレッジエリアのみが重なる場合、可能性があるすべてのルートブランチに沿って隣接局に対して正当性基準(1)をチェックする必要がある。基準(1)は次のように単純化することができる:
T(Vi)∩T(Vi+1)=φ (2)
ただし、Vはルートブランチで、0≦i≦N、NはブランチVにある中継局の数
以下に示す例では、(特に断らない限り)ブランチ隣接局のカバレッジエリアのみが重なると仮定する。
WiMAXシステムのデータは(上記の段落で説明した)サービスフローに付随(associated)している。ユーザデータは基地局と移動局(または任意の種類の加入者局)の間をサービスフローで送られる。マルチホップモバイルリレーシステムは中継局を使用してサービスフローを再送信するので、データは送り先に届くまでに中継局を通過(pass through)しなければならない。このように、サービスフローの経路(path)は移動局で始まるか、または終わり、一方、基地局はサービスフローの他端にある。
さらに、移動局はサービスしているステーション(局)によりグループ分けされる。移動局にサービスしているステーションは中継局または基地局である。それゆえ、サービスフローに付随するデータはサービスしているステーションで表すことができる。単純化するため、サービスしている同一のステーションに来る(またはそのステーションから来る)すべての(IEEE802.16の意味の)サービスフローを1つのグループにして「データフロー」とする。マルチホップモバイルリレーシステム中のデータフローを完全に記述するには、サービスしているステーションを指定(state)するだけでは不十分で、ユーザデータの転送に使用される中間の中継局もすべて指定する必要がある。それゆえ、データフローが通過しなければならないすべてのステーションを指定することにより、データフローを記述する。形式的には、データフローはステーションよりなるルートブランチの一部であり、基地局で始まるが、ルートブランチのリーフステーションで終わる必要はない:
データフローF:V0,V1,...,VM
ここで、Vはステーションよりなるルートブランチであり、0≦M≦N、ここでNはルートブランチVにある中継局の数である。留意すべきこととして、基地局(より一般的には、以下に説明するようにルートステーション)だけで構成されたデータフローV0が常にあり、これは基地局(またはルートステーション)のローカルなデータトラフィックを示している。
ここで図3Bを参照して、マルチホップモバイルリレーシステム300は5つのデータフローを有している。データフロー346は基地局のローカルなトラフィックである。すなわち、基地局312がサービスしているエリア302との間のサービスフローを含む。同様に、データフロー338は基地局312と中継局314を含む。データフロー356は基地局312と中継局318を含む。データフロー346は基地局312と中継局318と中継局324を含む。最後に、データフロー348は基地局312と中継局318と中継局324と中継局330を含む。
同様に、図4Bの例には、5つのデータフローがある。データフロー448は基地局412のみを含む。すなわち、基地局のローカルなトラフィックである。データフロー456は基地局412と中継局414を含む。データフロー438は基地局412と中継局414と中継局420を含む。データフロー440は基地局412と中継局414と中継局420と中継局432を含む。最後に、データフロー436は基地局412と中継局414と中継局418を含む。
より一般的なアプローチとしては、基地局でも中継局でも任意のステーションをルートステーションとすることができる。その場合、そのルートステーションとその下のすべての中継局を「システム」として考えるが、実際には単なるサブセル(sub-cell)である。上記のルートブランチとデータフローに関する用語を、容易にこの場合に持ち込むことができる。基地局の代わりに、ルートポジション(root positions)にはルートステーションとして選ばれた中継局がある。例えば、図3Cはルートステーションとして扱われる中継局318に関するデータフローを示している。この場合、3つのデータフロー350、340、342がある。これらのデータフローはすべてルート中継局318で始まる。データフロー350はルートステーション318のローカルなカバレッジエリアのものである。同様に、図3Dにおいて、中継局324をルートステーションとする。この場合、データフローは2つある:ルートステーションのローカルなトラフィックのデータフロー352と、ルートからリーフ中継局(leaf relay station)330までのデータフロー344である。
各データフローに作用する帯域幅アロケーション関数により、データフローのデータの動きを可能にする(A bandwidth allocation function associated with each data flow makes moving the data of the data flow possible.)帯域幅アロケーション関数は、フローのデータを転送する時に使用される帯域幅をデータフローの各ノード(すなわちステーション)に割り当てる(assign)。もちろん、ノードが使用する帯域幅は、ノードに割り当てられた帯域幅アロケーションセットのものである。形式的に、これは次のように書くことができる:
f(Fi)∈T(Fi) (3)
ただし、0≦i≦M
ここで、fは帯域幅アロケーション関数であり、Fはデータフローであり、T(Fi)はステーションFiに割り当てられた帯域幅アロケーションである。
各帯域幅アロケーション関数は全てのノードで一意的でなければならない。形式的に、これは次のように書くことができる:
f(R)≠g(R) (4)
ただし、すべてのfとgに対して
ここで、fとgは帯域幅アロケーション関数であり、Rは両方のデータフロー(帯域幅アロケーション関数fとgが定義された2つのデータフロー)が通過するステーションである。式(4)は、すべてのノードでデータフローが違えば帯域幅も違うことを意味している。
式(4)を使ってノードで必要となる帯域幅の数を計算する。この数はそのノードを通過するデータフローの数と同じである。図3Bに示したように、システム300は5つのデータフローを有する。これについては上記した。このように、このノードすなわち基地局312では、5つの帯域幅アロケーションが必要である(すべてのデータフローが基地局で始まるからである)。基地局312には、上記の5つのデータフローの各々に対して1つずつ、5つの帯域幅アロケーションが割り当てられる。
基地局312の5つのアロケーションは次の通りである:
T(基地局312)={A,B,C,D,E}
中継局314には、それに来る1つのデータフロー338に対して、1つの帯域幅アロケーションを割り当てるだけでよい:
T(中継局314)={F}
ここで、新しいアロケーションFが必要となる。要件(2)により、T(中継局314)とT(基地局312)とは互いに素でなければならないからである。
中継局318には、図3Bに示したように、それを通る3つのデータフローの各々に対して1つずつ、3つの帯域幅アロケーションを割り当てなければならない。
T(中継局318)={F,G,H}
ここで、2つの新しいアロケーションGとHが必要となる。要件(2)により、T(中継局318)とT(基地局312)とは互いに素でなければならないからである。しかし、アロケーションFは再使用できる。中継局314と中継局318のカバレッジエリアは重ならないからである。
中継局324には、図3Bに示したように、それを通る2つのデータフローの各々に対して1つずつ、2つの帯域幅アロケーションを割り当てる。
T(中継局324)={A,B}
しかし、T(基地局312)のアロケーションをここで再使用できる。中継局324と基地局312のカバレッジエリアは重ならないからである。
中継局330には、それに来る1つのデータフローに対して、1つの帯域幅アロケーションを割り当てる。この帯域幅アロケーションも再使用する。
T(中継局330)={C}
上記の例から、システム300は5つのステーションを有していても、そのカバレッジエリアのすべてにサービスするのに必要なアロケーションの数は8つだけであり、2倍にもならないことが分かる。また、マルチホッピングにより帯域幅が幾何級数的に増大することはないことが分かる。
n個の中継局(基地局は含まない、またサブセルを考える場合にはルートステーションも含まない)を使用するセルが必要とする(ここで検討している一般的な意味での)帯域幅アロケーション数Nは、次の不等式を満たすことを証明できる。
n+2≦N≦2n+1 (5)
(上式において、n≠0とする。n=0の場合、明らかにN=1である。)
さらに、セルにおいてすべての中継局がワンホップ(one hop)であるとき、左の限界、すなわちN=n+2になる。同様に、セルにおいてすべての中継局が1つのマルチホップブランチを構成するとき(必ずしも単一のチェーンでなく、いかなるツリーであってもよい)、右の限界、すなわちN=2n+1になる。
従って、マルチホップリレーステーションを使用しても帯域幅が比例して増大しないことはない。比例係数が大きくなり、1の近くから2の近くになるだけである。(n=1の場合に比例係数は最大の3になるが、nが大きくなるにつれて急速に減少する。)
本発明のいろいろな実施形態により、マルチホップモバイルリレーシステムにおいて帯域幅を再使用できるアルゴリズムが提供される。図5は、本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用の一般的な手順を示すフローチャートである。図5を参照して、ステップ502において、複数のステーション(station)を設けてマルチホップシーケンス(multi-hop sequence)とする。ステップ502からステップ504に進み、マルチホップシーケンスにおいて、干渉しない物理的に離れた2つのステーション(two physically separate stations)を選択する。ステップ504からステップ506に進み、その物理的に離れたステーションにおいて、同じ帯域幅を再使用(reuse)する。
図5はプロセスの一例に過ぎず、本発明の実施形態は図5に示したステップの全てを含むプロセスには限定されない。むしろ、ステップの一部を取り除いても、並べ替えても、本発明の精神からは逸脱しない。
本発明のいろいろな実施形態により、マルチホップモバイルリレーシステムにおいて帯域幅を再使用できるアルゴリズムが提供される。図6は、本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用の手順を示すフローチャートである。ここで図6を参照して、ステップ602において、第1のステーション、第2のステーション、第3のステーション、第4のステーションを設ける。
ステップ602からステップ604に進み、第1のステーションと第2のステーションの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる(allocate)。
ステップ604からステップ606に進み、第2のステーションと第3のステーションの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる(allocate)。
ステップ606からステップ608に進み、第3のステーションと第4のステーションの間のデータフローに第3の帯域幅を割り当てる(allocate)。
図6はプロセスの一例に過ぎず、本発明の実施形態は図6に示したステップの全てを含むプロセスには限定されない。むしろ、ステップの一部を取り除いても、並べ替えても、本発明の精神からは逸脱しない。
本発明のいろいろな実施形態により、マルチホップモバイルリレーシステムにおいて帯域幅を再使用できるアルゴリズムが提供される。図7は、本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用の手順を示すフローチャートである。ここで図7を参照して、ステップ702において、セルのルートステーションを見つける。
ステップ702からステップ704に進み、ルートブランチ(root branches)のすべてのデータフローを見つける。
ステップ704からステップ706に進み、セルのすべてのステーション(基地局と中継局)をリストにエントリーする。ルートブランチ中のステーションの順序となるようにリストを並べ替える。すなわち、ステーションがルートブランチ中の位置Xにあり、他のステーションが同じルートブランチまたは他のルートブランチ中の位置Yにあり、X<Yであるとき、ステーションのリストにおいて、当該ステーションは当該他のステーションよりも前にならなければならない。各ステーションを通るデータフローをカウントし、カウント数をN(S)とする。
ステップ706からステップ708に進み、各ステーションについて重なったステーションのリスト(重なりリスト)を作る。こうすることにより、本アルゴリズムは最も一般的なものとなる。すなわち、カバレッジエリアがブランチ隣接局のものとだけ重なる単純なケースだけでなく、カバレッジがどのように重なっても適用可能となる。(もちろん、後者の場合には重なりリストを見いだすことは非常に容易である。)各ステーションの帯域幅アロケーションを設定し、T(S)を初期化して空集合とする。
ステップ708からステップ710に進み、帯域幅プール(bandwidth pool)を初期化して空集合とする。帯域幅プールは結局そのセルが使用するすべてのアロケーションを含むことになる。
ステップ710からステップ712に進み、ステーションリストの各ステーションをチェックするループに入る。次のステーションを選択して、以下の動作をする。
ステップ714において、選択したステーションの実際の帯域幅アロケーションを決定する。必要なアロケーション数はそのステーションを通過する(またはそのステーションで終わる)データフローの数N(S)である。最初に、(本アルゴリズムにより事前に作られた)帯域幅プールにある既存のアロケーションをチェックする。既存のアロケーションが、式(1)で与えられる再使用の正当性基準(correctness criterion)を満たすかチェックする。既存のアロケーションがその正当性基準を満たせない場合、新しいアロケーションを作り、ステーションが必要なN(S)個のアロケーションすべてを取得する。新しい帯域幅アロケーションも帯域幅プールに入れる(下位のステーションが再使用できるようにする)。
すべてのステーションを選択して上記の動作をしたかチェックする。まだであれば、次のステーションに進み、そのステーションに対して動作712と714を繰り返す。そうでなければ、終了する。結果として、システムセル中の各ステーションSに対してアロケーションセットT(S)が決定される。
図7はプロセスの一例に過ぎず、本発明の実施形態は図7に示したステップの全てを含むプロセスには限定されない。むしろ、ステップの一部を取り除いても、並べ替えても、本発明の精神からは逸脱しない。
図8は、マルチホップモバイルリレーシステム800の一例を示す図である。マルチホップモバイルリレーシステム800において、サービスフロー818は、基地局802と複数の移動局またはその他の加入者局との間で生じ、中継局814等の中継局を通過する。しかし、本発明は基地局、移動局、及び中継局間のサービスフローには限定されない。
サービスフロー818はデータパケットの形式であってもよい。データパケットに周波数810とタイムスロット812とを割り当てる(assign)。中継局814はサービスフロー818を再送する。しかし、本発明はデータパケットに周波数とタイムスロットを割り当て、中継局がサービスフローを再送する場合には限定されない。
基地局802はサービスフロー818を中継局814に送信し、中継局814はそれを移動局816または子(下位の)中継局820に再送する(この子中継局820はそのデータを他の移動局に再送する)。さらに、中継局814は相異なる時間に通信を送受する別々の通信手段822、824(3つ以上でもよい)を有するが、本発明は中継局が相異なる時間に通信を送受する別々の通信手段を有することには限定されない。
基地局802はサービスフロー818のデータとともに制御メッセージを含めて中継局814に送信してもよい。制御メッセージは、中継局814が移動局816または子(下位の)中継局820にサービスフロー818を再送信し、または移動局816または子(下位の)中継局820から受信したサービスフロー818を基地局802に再送信する周波数810とタイムスロット812とを含む。しかし、本発明は制御メッセージが、中継局がサービスフローを再送信する周波数と時間スロットとを含むことには限定されない。
中継局814は、通信側822において、基地局802から、サービスフローと制御メッセージ818を受信する。このサービスフローと制御メッセージはデータパケットのバーストであってもよい。中継局814は、MACレベル828までデータパケットをエンコード及びデコードする物理レイヤ826を有するが、本発明は、中継局がMACレベルまでデータパケットをエンコード及びデコードする物理レイヤを有することには限定されない。
中継局814は、通信側824において、基地局802により決定され制御メッセージ812に含められた周波数810と時間スロット812において、移動局802または子(下位の)中継局820にデータパケットを再送信する。しかし、本発明は中継局がデータパケットを再送信することには限定されない。
本発明の実施形態は、IEEE802.16標準規格及びその拡張の下で動作する中継局及び基地局に適用できる。しかし、本発明の実施形態はこの標準規格には限定されない。むしろ、他の標準規格の下で動作する中継局と基地局や、標準規格に従わない中継局と基地局であっても、本発明の精神から逸脱することなく実施することができる。
本発明の少数の好ましい実施形態を図示して説明したが、当業者には言うまでもなく、本発明の原理と精神から逸脱することなくこれらの実施形態に変更を加えることができる。本発明の範囲は、請求項及びその均等の範囲により規定される。
本発明のいくつかの態様を整理すると以下の通りである:
(付記1) マルチホップモバイルリレーシステムであって、
マルチホップシーケンス中に複数のステーションを有し、
前記マルチホップシーケンス中のステーションは同じ帯域幅を再使用し、再使用するステーションは干渉が起こらないように物理的に離れているマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記2) マルチホップモバイルリレーシステムであって、
第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを有し、
前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当て、前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当て、前記第1の帯域幅を前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローに再使用するマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記3) 前記第1のステーションは基地局である、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記4) 前記第1のステーションは中継局である、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記5) 前記第2のステーションと前記第3のステーションは中継局である、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記6) 前記第4のステーションは移動局である、付記2に記載のマルチホップ移動中継システム。
(付記7) 前記第4のステーションは中継局である、付記2に記載のマルチホップ移動中継システム。
(付記8) 前記2と第3のステーションは相異なる時間に送受信する、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記9) 前記第1と第2の帯域幅はアップリンクアロケーションである、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記10) 前記第1と第2の帯域幅はダウンリンクアロケーションである、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記11) 前記第1と第2の帯域幅はアップリンク領域とダウンリンク領域を含む、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記12) 前記第1と第2の帯域幅は前記第1のステーションにより割り当てられる、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記13) データフローは1つ以上のサービスフローを有する、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記14) データフローはシステム中の各ルートブランチにより決まる、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記15) 帯域幅アロケーション関数が各データフローに付随し、前記帯域幅アロケーション関数は前記第1と第2の帯域幅を前記ステーションに割り当てる、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記16) ステーションを通過する第1のデータフローと第2のデータフローに別々の帯域幅を割り当てる、付記2に記載のマルチホップモバイルリレーシステム。
(付記17) マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける段階と、
前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する段階と、
前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する段階とを有する方法。
(付記18) マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける段階と、
前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる段階と、
前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる段階と、
前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する段階とを有する方法。
(付記19) 付記15に記載のマルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
前記第1のステーションが前記第1と第2の帯域幅を割り当てる段階をさらに有する方法。
(付記20) 付記15に記載のマルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
各データフローに帯域幅アロケーション関数を割り当てる段階と、
前記帯域幅アロケーション関数に従って前記ステーションに前記第1と前記第2の帯域幅を割り当てる段階とをさらに有する方法。
(付記21) 付記15に記載のマルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
ステーションを通過する第1のデータフローと第2のデータフローに別々の帯域幅を割り当てる段階をさらに有する方法。
(付記22) マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける手段と、
前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する手段と、
前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する手段とを有するシステム。
(付記23) マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける手段と、
前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる手段と、
前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる手段と、
前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する手段とを有するシステム。
(付記24) マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
すべてのルートブランチを見つける手段と、
すべてのデータフローを見つける手段と、
前記ルートブランチにおけるステーションの順序ですべてのステーションをリストする手段と、
いずれかのステーションと重なっているすべてのステーションを見つける手段と、
新しい帯域幅アロケーションを作る手段と、
2つのステーションのカバレッジエリアの分離基準に基づき既存のアロケーションを再使用する手段とを有するシステム。
(付記25) マルチホップモバイルリレーシステムであって、
基地局と第1の中継局と第2の中継局と移動局とを有し、
第1の帯域幅を用いて前記基地局から前記第1の中継局にデータフローを送信し、
第2の帯域幅を用いて前記第1の中継局から前記第2の中継局にデータフローを送信し、
前記第1の帯域幅を再使用して前記第2の中継局から移動局にデータフローを送信し、
前記基地局のカバレッジエリアは前記第2の中継局のカバレッジエリアと重ならないシステム。
本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムの無線カバレッジの一例を示す図である。 本発明のいろいろな実施形態における、中継局がアップリンク及びダウンリンクの通信に使用するOFDMAフレーム空間の空間アロケーションの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの他の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーステーションシステムの他の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用の一般的な手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅再使用の一手順例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による、マルチホップモバイルリレーシステムにおいて各局のために再使用されている帯域幅を見つける一般的なアルゴリズムを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態で使用される、マルチホップモバイルリレーシステムの一例を示す図である。
符号の説明
802 基地局
814 中継局
816 加入者局
820 子中継局
822 通信サイド
824 通信サイド
826 物理レイヤ
828 MACレイヤ

Claims (8)

  1. マルチホップモバイルリレーシステムであって、
    マルチホップシーケンス中に複数のステーションを有し、
    前記マルチホップシーケンス中のステーションは同じ帯域幅を再使用し、再使用するステーションは干渉が起こらないように物理的に離れているマルチホップモバイルリレーシステム。
  2. マルチホップモバイルリレーシステムであって、
    第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを有し、
    前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当て、前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当て、前記第1の帯域幅を前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローに再使用するマルチホップモバイルリレーシステム。
  3. マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
    マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける段階と、
    前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する段階と、
    前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する段階とを有する方法。
  4. マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用する方法であって、
    第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける段階と、
    前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる段階と、
    前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる段階と、
    前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する段階とを有する方法。
  5. マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
    マルチホップシーケンス中に複数のステーションを設ける手段と、
    前記マルチホップシーケンス中の干渉を起こさない物理的に離れた2つのステーションを選択する手段と、
    前記物理的に離れたステーションにおいて同一の帯域幅を再使用する手段とを有するシステム。
  6. マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
    第1のステーションと第2のステーションと第3のステーションと第4のステーションとを設ける手段と、
    前記第1のステーションと前記第2のステーションとの間のデータフローに第1の帯域幅を割り当てる手段と、
    前記第2のステーションと前記第3のステーションとの間のデータフローに第2の帯域幅を割り当てる手段と、
    前記第3のステーションと前記第4のステーションとの間のデータフローで前記第1の帯域幅を再使用する手段とを有するシステム。
  7. マルチホップモバイルリレーシステムにおける帯域幅を再使用するシステムであって、
    すべてのルートブランチを見つける手段と、
    すべてのデータフローを見つける手段と、
    前記ルートブランチにおけるステーションの順序ですべてのステーションをリストする手段と、
    いずれかのステーションと重なっているすべてのステーションを見つける手段と、
    新しい帯域幅アロケーションを作る手段と、
    2つのステーションのカバレッジエリアの分離基準に基づき既存のアロケーションを再使用する手段とを有するシステム。
  8. マルチホップモバイルリレーシステムであって、
    基地局と第1の中継局と第2の中継局と移動局とを有し、
    第1の帯域幅を用いて前記基地局から前記第1の中継局にデータフローを送信し、
    第2の帯域幅を用いて前記第1の中継局から前記第2の中継局にデータフローを送信し、
    前記第1の帯域幅を再使用して前記第2の中継局から移動局にデータフローを送信し、
    前記基地局のカバレッジエリアは前記第2の中継局のカバレッジエリアと重ならないシステム。
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