JP2008191721A - 金銭の貸主及び借主のマッチング方法及び装置 - Google Patents

金銭の貸主及び借主のマッチング方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】貸主の投資に対する還元を最大にし、借主の支払う利息を低額にするマッチング方法を提供する。
【解決手段】金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申出を受領する工程と、各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位の複数の貸付単位に分割する工程と、借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する工程と、複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせる工程とを備え、他のいずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせ、更に前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力する工程を備えることを特徴とする自動化方法。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
背景技術
本発明は、金銭の貸主及び借主をマッチングさせるための自動化方法及び装置に関する。
人類の歴史において、金銭を借りて利子を付して返金するという原則はよく知られている。借り入れは小規模で簡易な対人間の貸付から、銀行や業者の関わる複雑な構成の貸付システムまで、様々な形態をとることがよく知られている。
借主が貸付を求める場合には、通常はあらゆる可能な選択肢を調査し、所望の貸付期限にわたって付される最も低額の利率を求める。また支払いが適合しない場合の罰金など他の要因も考慮され得る。
貸主は通常、借主の信用度、要求される貸付期間、また滞納の場合に請求できる何らかの資産に基づき、借主に対して競争力のある利率を提供することを望む。
貸主が銀行や金融機関である場合には、借主は宣伝広告された利用可能な選選択肢を調査して、自を最も低額な利率、又は他の要因を考慮して最良である全体のパッケージを提供してくれると思われる貸主とマッチングさせる傾向にある。
上記マッチング・システムは、時間を要し、複雑であると考えられるため、借主により好ましくないと考えられる可能性がある。そこで、最も低額な利率を提供する貸主に借主をマッチさせるコンピュータ・ネットワークによりアクセス可能な自動化システムが開発されたのである。上記公知のシステムとして例えば、米国特許出願第2003/0036993号及び米国特許第6,611,816号が挙げられる。
従来の銀行の関与する金銭の貸付・借り入れシステムは、複数の貸主がそれらの者の金銭を貯金として預金し、借主が貯金から借り入れ、利子を付して返金するというシステムである。かかるシステムは、借主及び貸主にとって非効率的である。なぜなら、借主はコストとして介在者に支払われる差額及び利率も含め、貸主が受領するよりも多くの利率を支払う傾向にあるからである。また当該システムにおいては、当該システムにおいて貸付者は、特に彼らが受領する利率について殆ど個人的にコントロールを及ぼすことができない。
本発明の意図するところは、貸主の投資に対する還元を最大のものとし、同時に借主により支払われるべき利息を低額にするシステム及び方法を提供するという点である。貸主及び借主には、利率により極端に大きな個人的なコントロールを及ぼすことが認められる。
個々の貸主は、よくわからない相手機関よりは、他者に直接貸付を行う方を好む個人的な理由を有している場合もある。当該貸主は、投資に対してより高額の利率を受け取ることを望む場合があり、その一方で個々の借主はより低額の利率から利益を受けることを知ることを望む場合もある。しかし、借主の滞納による引き起こされるリスクは、貸主が選択肢としての上記方法を追及することを阻止する傾向がある。従来の直接貸し付けるシステムにおいては、特に借主が好ましくないクレジット履歴を有しており、貸付金が他の資産により確保できない場合には、重大なリスクとして貸主に提示されてきた。かかる状況下では、借主は借主の貸付金に対する滞納の場合には、貸主は適当な時期に回収する手段を見出す必要があった。
本発明の目的は、貸主に提示されるリスクを最小限として、借主に貸付を行う方法を提供することである。
発明の概要
本発明の第1の態様によると本発明は、金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法を提供するものであり、
金銭の貸主より受領され、貸主が貸付を用意をしている貸付金額を指定する複数の申し出を受領する工程と、
各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位に分割する工程と、
借主が借り入れを希望する金額を指定する見積要求を借主から受領する工程と、
複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせる工程を備え、
他のいずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせ、更に
前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力する工程を備えることを特徴としている。
本発明は、返済における借主の滞納のリスクを複数の貸主により負担させることができる、という利点を提供するものである。これは、各貸主が個々の借主に対して予想するリスクのレベルの上限が定められることを保証するものである。上記上限の大きさは貸付単位に等しい。
本発明はまた、借主及び貸主の間に直接リンクを形成する利点を提供することが可能である。貸主はより高い利率の利子を受け取ることが可能となり、借主は、銀行により行われるような間接貸付システムにおいて一般に達成するよりも低い利率で返済することが可能となる。また本発明は、貸主及び借主がそれらの者の金銭の行き先及び出所について、より直接的なコントロールを及ぼすことが好ましいと考えられる。間接システムにおいては往々にして、上記事項につき借主及び貸主によるコントロールを及ぼすことができない。
貸付単位の大きさは、各貸主が冒すリスクのレベルを設定するために、設定可能なパラメータであるように構成してもよい。
好ましくは、各貸主は予備利率を定め、各貸付単位はそれと関連付けられた前記貸主の前記予備利率を備えている。このようにして、上記貸主は、貸付の予備利率(最低)率を指定して、全ての貸付が少なくとも当該利率において成立するようにすることができる。これにより貸主は他の貸主と競り合うべく、貸付利率を設定することができるため、自らの金銭をコントロールすることができる。これにより、貸主は投資に対して直接のコントロールを維持することができ、指定された予備利率を設定された入念に設定することにより、収益の増減を図ることができる。
マッチングさせる工程は、最低額の予備利率を備えた貸付単位と借主をマッチングさせる工程を備える。このようにして、借主の貸付の要求は、最も低額の予備利率の貸付単位により充足されることが可能である。これは、より低額の予備利率を提供する貸主の貸付単位の方が、借主の貸付要求に応えるのに利用される可能性が高いので、かかる貸主は収益を受けられるという利点を有する。これにより貸付金額が急激に借主の要求により消費されるため、貸主は互いに競って低額の予備利率を提供するように促される。上記は、借主と貸主の満足の得られる利率をすべきという競争市場を生み出すものである。
本方法は更に、利率の低額の順に貸付単位をランク付けする工程を含み、貸付単位をマッチングさせる工程は、上記ランク付けにより借主による貸付単位をマッチングさせる工程を備えている。このように、貸付要求に対しては、第一に最も低額の申し出がされた予備利率を有する貸主による貸付単位をマッチングすることが可能である。上記貸付要求は次に、第2番目に低額の貸付率を有する貸主の貸付単位をマッチングする等の処理が、貸付要求が終了するまで行われる。このように、市場供給曲線が導出され、利用可能金額の合計額が利率と共に増加する。よって借主は高額の利率を支払えばそれだけ高額の借り入れが可能となり、高額の借入金はより高額のリスクを生み出すため、適切であると考えられる。
同一の予備利率を備えた貸付単位は、申し出のされた時点の順にランク付けがされる。このようにして、より早期に申し出をした貸主の貸付単位は、後の申し出をした貸主に優先して利用されるため、収益を受けることができる。これは、貸主の貸付単位が未借り入れの状態となっている期間の拡張を短期化するのに役立つ。この種の待ち行列方法は、いずれかの貸主の貸付単位が、長期間の未借り入れ状態となる機会を削減することが可能である。
好ましくは、見積は利率を指定する。このようにして、借主は利率により申し出のされた貸付を承諾するか否かを選択することが可能となる。指定された利率は、好ましくは借り入れのされる金額を達成するのに必要な、最も高額の予備利率を有する貸付単位の予備利率である。上記方法を用いることにより、借主は貸付時の返済利率のみ支払えば済むため、借主側の観点から見た手続を簡易なものとすることができる。しかし、熟知している借主は、入力されたパラメータを補正して、市場供給曲線をテストして、彼らの借り入れにおける個人的コントロールを更に達成することができる。
好ましくは、借主にマッチングされた貸付単位を有する全貸主は、マッチングされた貸付単位の指定された利率を受け取る。これは、貸主が低額の予備利率を提供することで罰則を受ける可能性が低いことを保証している。またこれは、貸主が予備利率を戦略的に選択することを可能にしている。例えば高額の予備利率を設定することにより、借主は高額の収益を達成できるが、借主の貸付金額は第一に、最も低額の申し出をした予備利率の貸付単位により消費されるため、上記貸主の貸付金額が借主により消費されるのは時間がかかる。当該期間は、金銭の借り入れされない状態であり、貸主に利益を発生させないため、好ましくない可能性がある。低額の予備利率を設定することにより、貸主の貸付金額は、貸付を求める借主により迅速に消費される可能性が高い。しかし貸主は、借主に満足の得られる利率を提供する市場供給曲線を他の貸主の活動が導出することを信頼する必要がある。このように、貸主は投資に対する個人的コントロールを更に達成することができる。
また借主にマッチングされた貸付単位を有する全貸主は、貸主により指定された利率を受け取ることが可能であり、上記見積は、マッチングされた全貸主の利率により、利率を指定することが可能である。上記構成により、借主にはより有利な利率が与えられ、これにより借主は貸付を受けることが促される。
貸付要求が、貸付単位の組合せに的確に適合することが不可能な場合もある。よってマッチングさせる工程は、貸付単位の借主とのマッチング部を含んでもよい。
上記方法は更に、上記複数の貸付単位の各々を複数の貸付ロットに分割する工程を含んでもよい。貸付単位を複数の貸付ロットに分割することにより、貸付要求が個々の貸主の貸付ロットの組合せに的確に適合させることを可能にする。このように貸付単位は分割不可能な貸付ロットを含んでもよいし、全貸付契約は複数の貸付ロットにより企図されていてもよい。各貸付ロットは、関連付けられた貸主と直接リンクを維持し、上記貸付ロットと関連付けられた予備利率を貸主に規定させるようにしてもよい。最小構成単位を設定することにより、システムを簡素化することが可能となり、貸主元にとって各々固有のアドレスを有する多数の貸付ロットを含むものとして考えられることが可能となる。
上記方法は更に、貸し倒れのレベルに関する統計を維持する工程と、貸主により指定された予備利率、及び貸し倒れに関する統計に基づき、予測される最小収益率を算定する工程と、上記算定された予備利率を貸主に出力する工程を備えていても良い。この方法により、貸主は統計上の貸し倒れ水準が考慮される際に、受け取りを期待することのできる収益の最低限水準に関する情報を提供されることが可能となる。
借主からの上記見積要求は、貸付期間を指定してもよい。このように借主は、貸付を返済する期間を選択することが可能となる。この情報は、申し出のされた利率及び要求された貸付期間に基づき、借主について毎月の返済を算定する工程において使用されても良い。上記毎月の返済金額は、借主にとって利率よりも更に有意な数字であると考えられてもよい。
貸主による各申し出は、貸付期間を指定してもよい。このように貸主は、貸付の申し出に関して引き受けるべく用意をしているリスクのレベルを指定してもよい。一般により長期の貸付期間を要求する借主は、滞納の可能性が高く、貸主に対してより高度なリスクを呈する。さらに意義深いのは、より長期の貸付期間は、貸主がより長期間金銭にアクセスすることを否定するという点である。貸主は、より長期間の貸付期間の借主により高額の予備利率を提供することにより、上記要素を補償することを選択できる。これは、現行方法における貸付の個人的なコントロールの程度の詳細な例である。
例えば、他の貸付期間が利用可能であることは賞賛されるべきであるが、いくつかの実施形態では12,24,36ヶ月の貸付期間が利用可能とされている。
上記方法は更に、借主についての信用格付けを判定する工程を含んでいても良く、貸主からの各申し出は、見込みのある借主の信用格付けを指定していてもよい。このように貸主は貸付の提供に関し、引き受けるべく用意をしているリスクのレベルを指定することができる。信用格付けの低い借主は統計的に、貸付金返済につき、貸し倒れが起こる可能性が高い。貸主は信用格付けの低い借主に対し、より高額の予備利率を提供することにより、これを補償することを選択することができる。これは現方法により、貸付における個人的コントロールの度合いの更なる具体例である。
借主のための異なる貸付期間及び/又は異なる信用格付けを提供することにより、複数の市場が提供されることが可能となり、各市場は借主の貸付期間及び/又は信用格付けにより決定されることが可能となる。市場は、貸主又は借主の年齢層、趣味など、貸主及び/又は借主の特徴により決定されることも可能である。貸主は、貸付を望む市場を特定することが可能であり、各市場は異なるレベルのリスクを一般的に表示している。
また、貸主は複数の市場に金銭を提供することが可能である。例えば、上記貸主は複数の市場に各々異なる予備利率を指定することが可能であり、貸付金額は指定された予備利率において各市場提供されることができる。このように提供された貸付金額は様々な市場において借主に露呈され得る。これにより、貸主の貸付金額は、貸付を求める借主により迅速に消費される可能性が高いという利点を提供する。これにより、借り入れがなされ、利益を生み出す貸主による貸付金額を最大限にすることができる。
各市場にとって適切な予備利率を決定するためには、上記方法は更に、複数の市場の各々における貸し倒れのレベルに関して統計を維持する工程と、各市場についての貸主により指定された最小収益率、及び前記市場における貸し倒れに関する上記統計に基づき、各市場について予備利率を算定する工程と、各市場についての上記算定された予備利率を貸主に出力する工程を備えていてもよい。上記貸主は上記算定された各市場についての予備利率を利用することを選択し、あるいは各市場についての異なる予備利率を利用することができる。
例えば、貸主は長期間の借主に貸付の提供を望まないようにすることが可能であるが、上記利率が十分に高い場合には貸付の提供の用意をすることが可能である。上記現方法を利用することにより、貸主は例えば、非常に高利率でのみ長期間借主に対し、貸付の提供をすることができると同時に、短期金融市場に現在の傾向と一致する利率で提供することが可能である。上記具体例においては、貸主は長期間借主に貸し付ける可能性は低いが、仮にこれが起こり得た場合には、貸主は大きな収益を得られる。
上記方法は更に、貸主により申し出のされた予備利率を最近承諾された見積の指定された利率と比較して、それにより貸主より申し出のされた予備利率が現在の傾向に一致しているかを判定する工程を備える。このように、貸主は貸付申出の適合性について指針を受け取ることが可能である。これは借主及び貸主に公平である市場供給曲線を維持するのに役立つ。
上記方法は更に、上記借主により指定された借り入れ金額に手数料を加算する工程を含んでもよい。このように、システムオペレータは、貸主と借主をマッチングさせるための手数料をとることが可能となる。例えば上記システムオペレータは0.5%又は1%の手数料をとることができる。この金額は、上記借主により借りられる合計金額に加算されることができる。また借主は、この金額を別個に支払うことが可能である。
上記方法は更に、上記借主により指定された借り入れ金額に保険料を加算する工程を含む。この方法により、借主が毎月の返済を保証するために、支払保証保険をかけることが可能となる。上記保険料は、借主により借りられるべき合計額に加算されてもよい。
上記方法は更に、借主による見積承諾を受領し、マッチングされた貸付単位を借主の口座に転送する工程を含んでもよい。
貸主及び借主の間の契約を成立させるために、借主が契約の条件を提示され、次にその承認を表示することが促されることが必要であり、又は好ましい。また上記方法は更に、貸付の契約の条件を借主に出力し、上記借主から上記契約条件の承諾を受領する工程を含んでもよい。例えば借主が画面に表示されたボックスをクリックするように求められ、貸付の条件の承諾を表示するようにしてもよい。契約は一人の借主にマッチングされた各個別貸付ロットについて成立させても良いし、あるいは単一の契約は借主にマッチングされた一人の貸主からの全貸付ロットについて成立させてもよい。
借主による貸付の初期の返済の場合に、貸主の返済資金は自動的に指定された予備利率により再度申し出されてもよい。これは貸主に利益を生み出さない保有領域に返済資金が返済される可能性を避けることが可能である。これにより貸主は継続して投資ポートフォリオを監視する必要性が削減され得る。
上記方法は更に、借主による見積拒絶を受領し、承諾可能な見積に関して、借主からのフィードバックを受領する工程を含んでもよい。このフィードバック機能は借主が貸主を導いて、市場供給曲線を借主により好ましい形にすることが可能である。
貸主が比較的少額の貸付の申し出た場合には、任意の借主に貸付金額の特定の少額部分以下の貸付のみ申し出ることが好ましい。これと対照的に、貸主が多額の貸付を申し出た場合には、リスクを多様化させるために、任意の一人の借主に貸しつけられる絶対金額に制限することが好ましい。このように貸付単位の大きさを貸付金額の大きさに依存させることが可能である。例えば、貸付金額が所定金額より少額の場合に、貸付単位は、貸付金額の一部分として設定されることが可能であり、貸付金額が所定金額以上である場合には、貸付単位は固定した額に設定されることが可能である。
例えば、貸主が5000ドル以下の申し出をした場合には、各貸付単位は、貸付金額の50分の1の大きさに設定されることが可能である。他方、貸主が5000ドル以上の申し出をした場合には、各貸付単位の大きさは100ドルに設定されることが可能である。上記金額は具体例としてのみ与えられるものであり、所定金額及び必要とされる一部分としては、他の金額を用いることができる。
上記方法工程は、好ましくはコンピュータにより実行される。複数の申し出を受け取る工程、借り主からの要求を受け取る工程、借主に見積を出力する工程においては、インターネットなどのネットワークにより実行してもよい。
上記発明の別の態様によると、金銭の貸主と借主をマッチングさせる自動化方法が提供され、上記方法は
金銭の貸主より受領され、貸付金額及び予備利率を指定する複数の申し出を受領する工程と、
各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する複数の貸付単位に分割する工程と、
借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する工程と、
前記借り入れ金額を構成するために、貸付金額を前記借主にマッチングさせる工程と、
前記借り入れ金額を達成するのに必要とされる最高額の予備利率を有する貸付単位の予備利率に基づき、見積を前記借主に出力する工程とを備え、
最低額の予備利率を有する貸付単位は、借り入れ金額を達成するためにマッチングされ、他のいずれかの貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位が前記借主にマッチングさせることを特徴としている。
本発明の別の態様によれば、金銭の貸主と借主をマッチングさせる自動化方法が提供され、上記方法は、
金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる市場を提供する工程と、
金銭が前記市場において貸し付けられた際の合意された利率に関する統計を維持する工程と、
予備利率を指定する申し出を貸主から受領する工程と、
前記貸主により指定された前記予備利率を、金銭が前記市場において貸し付けられた際の合意された利率に関する前記統計と比較する工程と、
前記比較の結果を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴としている。
このように上記貸主は、その者の貸付の申し出の適合性に関する指針を受け取り、これが市場供給曲線を維持するための助けなる。
本発明の別の態様によれば、金銭の貸主と借主をマッチングさせる自動化方法が提供され、上記方法は、
金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる市場を提供する工程と、
借主が借りるべく用意している利率に関して、借主から情報を受信する工程と、
借主が借りるべく用意している利率に関する統計を維持する工程と、
予備利率を指定する申し出を貸主から受領する工程と、
前記貸主より指定された前記予備利率と、借主が借りるべく用意している利率に関する前記統計を比較する工程と、
前記比較の結果を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴としている。
このように前記貸主は、借主にとって受け入れ可能な利率に関する指針を受け取り、再び市場供給曲線を維持するための助けとすることが可能となる。
本発明の別の態様によれば、金銭の貸主と借主をマッチングさせる自動化方法が提供され、上記方法は、
金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる各市場の複数の市場を提供する工程と、
前記複数の市場の各市場における貸し倒れのレベルに関する統計を維持する工程と、
前記貸主が承諾しうる最小収益率を指定する申し出を貸主から受領する工程と、
前記貸主により特定された前記最小収益率と、前記市場についての貸し倒れに関する前記統計に基づき各市場の予備利率を算定する工程と、
各市場について前記算出された予備利率を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴としている。
このように、貸主は、達成を望む単一の最も低額の収益率を指定することができ、他方、1つ以上の市場に貸付の申し出をすることが可能である。前記貸主は各市場について提案された予備利率を提供され、上記貸主は自由にこれを承諾、拒絶、補正することが可能である。あるいは、貸主の金銭は各市場について算定された予備利率において、自動的に市場に申し出がされるとすることができる。
本発明の別の態様によれば、金銭の貸主と借主をマッチングさせる装置が提供され、上記装置は、
金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申し出を受領する申し出受領部と、
各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位に分割する分割部と、
借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する、要求受領部と、
複数の貸主による複数の貸付単位を前記借主とマッチングさせるマッチングエンジンと、
前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力する出力部とを備え、
いずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせることを特徴としている。
前記申し出受領部は、貸主により指定された予備利率を受領し、各貸付単位はそれに関連付けられた貸主の予備利率を備えている。前記マッチングエンジンは更に、予備利率の低額の順に貸付単位をランク付けするランク付け部を備えている。前記マッチングエンジンは、前記ランク付け部により決定されたランク付けにより、貸付単位をマッチングさせることができる。
前記出力部は、指定された利率を含む見積を出力することが可能であり、前記指定された利率は、借り入れ金額を達成するために必要な最も高額の予備利率を備えた貸付単位の予備利率であってもよい。借主にマッチングされた貸付単位を有する全ての貸主は、前記マッチングされた貸付単位の指定された利率を受け取ることができる。
前記装置は例えば、インターネットに接続されたサーバなど、適切にプログラム化されたコンピュータであってもよい。
前記発明はまた、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、
金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申し出を受領するプログラムモジュールと、
各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位に分割するプログラムモジュールと、
借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領するプログラムモジュールと、
複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせるプログラムモジュールと、
前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力するプログラムモジュールとを備え、
いずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせることを特徴としている。
前記発明の一つの態様の特徴を他のいずれかの態様が備えていても良い。
方法の特徴を装置の態様が備えていても良いし、その逆であっても良い。
発明の実施形態の詳細な説明
本発明の好ましい特徴を、添付図面を参照して、単に実施例によって説明する。
貸付システムの概要
安全な環境において、余分な金銭を投資したいと望む者は従来、銀行を利用してきた。上記顧客は、余分な資金を安全な場所に預金し、銀行の裁量に委ねて資金を管理させる貸主としてみなすことができる。上記投資の見返りとして、顧客は銀行によりなされる実際の収益よりはるかに少額であり得る利率を受領する。
通常、銀行は個人的な貸付を手配して投資をすることにより、収益を得ることができる。上記プロセスは一般的には当該プロセスに殆どコントロールを及ぼすことのできない顧客にとって目に見えない形である。実際、銀行の活動には、顧客の目から見て、仮に金銭の使われ方を知った場合には、倫理性を欠くと考えられるものがあり得る。
本明細書で述べられる上記システムにより、顧客は余分な金銭を他の人々に直接貸し付けることが可能となる。管理する銀行もなく、したがって収益を共有する仲介者の存在もない。
借主が滞納に陥った場合には、他者に直接行う貸付において貸主が負うリスクは高い可能性がある。本明細書で述べられる上記システムは、貸主の金銭を多くの異なる借主への貸付を保証することにより、このリスクを最小限にする。
本明細書で述べられる上記システムにより、借主は低い利率で借りることが可能となり、貸主は従来の間接的な貸付システムにおいて一般的に達成可能な利率より高利率で貸付が可能となる。また本システムにおいては、貸主は安全な方法により他者に直接貸し付けることも可能となる。
システム概要
図1は、貸主及び借主が、インターネットであってよいネットワーク412のユーザ410a−410cであるシステムの概要を示す。3人のユーザのみが示されているが、非常に多数のユーザがインターネットを介して利用可能であると理解される。
サーバ414もまたネットワーク412に接続され、
・HTTP要求及びユーザ410a−410cからデータを受信し、
・ウェブページをユーザ410a−410cに、ネットワーク412を介して受信されたHTTP要求に基づき提供し、
・ユーザ410a−410cにより提供されたデータに基づき算定を行い、ユーザ410a−410cにウェブページ上で情報を提供することができる。具体的に実行される算定は、貸付契約における借主と貸主のマッチングに関するものである。
貸付プロセス
図2は、本発明の第1の実施形態における貸付の申し出以前に、貸主が通過するプロセスを示している。貸主はコンピュータ・ネットワークのユーザであり、前記システムはサーバコンピュータ上で制御される。ステップ10では、貸主は資金を銀行により保持されている保有口座に資金を送金する。一旦保有口座における資金がクリアになると貸主は通知され、次いで次のステップに移行することができる。
ステップ1では、フォームが表示され、インターネット上のブラウザのページとして閲覧が可能である。このフォームでは、貸主は貸付の申し出を以下のパラメータを画定することにより生成する。
・最少額がシステムパラメータとして設定されていて、最大金額の設定がない場合に、貸主が貸付の用意を行っている全額。
・全貸付がこの利率あるいはそれ以上の利率でされるような予備利率。
・貸主が貸付を用意している市場であって、上記市場には複数の類似の借主が存在している。
本システムの内容における類似の借主は、類似の信用度を有し、同一期間の貸付を要求した者である。かかる類似の借主のグループ分けは市場を構成するといわれる。これは、統計的に、これらの者は同様のリスク及び金融上の負担を貸主に対して提示するからである。より長期の貸付期間の市場における借主は、貸主の資金を返済するのにより長期の期間を要することにより、貸主により重い金銭的な補償を提示する傾向がある。信用格付けの低い市場における借主は、貸主により重いリスクを示す傾向がある。従って、この種の借主はその補償として、貸付についてより高利率を課される傾向にある。
好ましくは、貸主が貸付を用意している全額は、これは設定変更可能なパラメータであるが、500ドル単位である。
ステップ1が終了すると、貸主はステップ2に進む。ステップ2では、貸主が予備利率の申し出をする「領域内」にいるか否かの査定が行われる。つまり、貸主の申し出は統計(例えば、受け付けた直前の20件分の貸付見積)と比較され、貸主の申し出が、最近受け付けた貸付見積の最大利率と最小利率の間に位置しているか否かが判定される。
仮に貸主の利率の申し出が最近完了した貸付の最大利率と最小利率の間にある場合は、申し出は「領域内」にあるとされ、そうでない場合には、「領域内にない」とされる。貸主の予備利率の申し出が高額すぎるか、低額すぎるかに関して貸主に詳細が提供される。該情報はインターネットブラウザのページとしても閲覧可能である。申し出が「領域内」にあるかを規定するための統計は、単に受け付けられた直前の20件分の貸付見積を査定する以外に、様々な方法で到達できることが望まれる。
貸主の申し出が「領域内にない」とされると、貸主は、ステップ3において申し出を補正するか継続するかを選択できる。上記情報は案内によってのみ存在し、貸主は「領域内にない」とされた場合であっても、自由に申し出を続けることを選択できる。
図2で示したように、貸主はステップ3で申し出を補正することを選択でき、ステップ2に戻るか、それ以外の場合はステップ4に進む。
ステップ4では、貸主は最終の貸付申し出を検討して、次のステップに進むか否かを決定する。
以下に更に詳細に説明するように、市場5は複数の貸主から、特定期間の貸付要求をした既知の信用度を有する複数借主への貸付申し出を備える。マッチングエンジンは複数の貸主からの資金を構成する、貸付見積を借主に提供するための、上記申し出及び借主からの要求を操作する。貸主の申し出た資金と借主が首尾良くマッチすると、マッチングされた資金は貸主の保有口座から、クレジットが無事完了するまで、及び借主による整合性チェックを待つ間、保持領域に送金される。その後、マッチングされた資金は保持領域から貸主が指定した口座に送金される。これはステップ6に示されている。
借り入れプロセス
図3に借主が貸付の見積要求をする際に、通過するオンラインシステムにおけるプロセスの概要を示す。
ステップ110では、借主はシステムに登録して信用格付のための資格を得る。信用格付けにより借主をカテゴリ分けして、貸主が当該借主に貸付をするリスクを査定することができる。エクイファックス(Equifax)のような信用格付け会社による信用度及びクレジット記録を用いて、貸付申込者の信用度を判定する。貸付申込者はその信用度に応じて、カテゴリA〜Eに位置付けられる。
また、エクイファックス(Equifax)による信用度評価に加え、信用度を確認するための補足質問のシステムが用いられ、かかる質問は潜在的なマネーロンダラーや他の詐欺的ユーザを特定するのにも役立つ。
ステップ112では、フォームが表示され、例えばインターネットブラウザのページ上のフォームとして閲覧可能である。このフォームにおいては、借主は貸付の見積を要求する貸付金額及び貸付期間を指定する。本実施形態においては、利用可能な貸付期間の選択は12、24、36ヶ月のいずれかより可能である。
ステップ113においては、借主はその貸付に、支払保証保険をかけるか否かを選択する。仮に承諾された場合には、貸主から借り入れがなされ、貸付期間に渡って返済されるべき貸付要求金額に加え、支払保証保険が加算されるので、借主は、より高額な月額返済を行う。
ステップ114においては、借主は見積の要求を最終的に検討し、次のステップに進むか否かを決定する。
ステップ115では、上記システムにより徴収されるべき手数料が借主の要求した貸付金額に加算される。例えば、システムは借り入れ金額の0.5%又は1%の手数料を徴収することができる。従って借主の返済は、支払保証保険料及び手数料を含めた、借り入れ金額の総額を反映している。
既に説明したように、要求された貸付期間及び借主の信用格付けは、借主の見積要求が属する市場を画定する。ステップ116では借主の貸付要求は、その信用格付け及び要求された貸付期間により、借主の貸付要求は適切な市場へ送られる。図3のほんの一例として、要求は市場14cに送信される。
市場14cは複数の貸主による貸付の申し出を含んでいる。これらは借主に貸付のための見積を提供する出力を提供する、マッチングエンジンにより借主の要求とマッチングされる。この見積はステップ118において、承諾又は拒絶されることができる。
貸付の申し出を拒絶すると、借主はステップ120へ送られ、それにより借主は上記借主が承諾し得ると考えたであろう利率又は毎月の返済に関するフィードバックを提供することができる。これらのフィードバック統計は、データベース130に保持され、予備利率を設定するための指針として、貸主により閲覧され得る。借主がフィードバックを提供するか否かに関わらずステップ112へ戻され、そこで借主は新たな貸付のための見積要求をすることができる。
貸付の申し出の承諾により借主はステップ124に送られ、そこで完了した借主の貸付要求を構成する資金は借主のために留保され、あるいは制限がなされ、一方では借主により提供された情報により信用度及び整合性チェックが行われる。提案された貸付に関する借主の適切性に関して、信用度及び整合性チェックが否定的となった場合には、マッチングは解除され、制限が解かれ、前記資金は市場に戻される。
上記チェックが肯定的に完了すると、ステップ126において貸付金は借主の指定する口座に転送され、借主により合意された返済計画が開始する。通常、借主は貸付金額が完全に返済されるまでの期間中毎月、均一額の分割払いで返済するが、他の返済方法も考慮しうる。
マッチング機構
図4に本発明の一実施形態における装置のブロック図を示す。装置に対する入力は、貸主510a〜510cによる複数の申し出、及び一人の借主による見積要求512である。
図4を参照すると、申出受領部510は、貸主による貸付申出を受領する。
貸主の申出は貸主ID、貸付金額、予備利率、及び貸し付けられるべき市場より構成される。申出受領部510は貸主の申出を市場ルータ511に引き渡し、そこで前記申出は貸主により指定された市場に送られる。図4においては、選択された市場が象徴的に点線513で示されている。
市場513において貸主による申出は、分割部514に引き渡される。分割部514は貸付金額を貸付単位と呼ばれる個々の金額に分割する。各貸付単位は貸主が単独のいずれかの借主に貸付可能な最高額を表示する。本実施形態において貸付単位の大きさは、貸主により申出がされた合計貸付金額の50分の1、あるいは100ドルのいずれか少額の方である。よって5000ドルより高額の貸付金額は、100ドルの貸付単位を有し、5000ドルより少額の貸付金額は、前記貸付金額の50分の1の貸付単位を有する。
このように少額で申し出された貸付金額を有する貸主は、貸付金額のある分割部分以上をいずれかの借主に引き渡すことはできない。これにより低額の貸主が個々の何れかの借主に関し、過度に大きい一部分のリスクを引き受けることを防止する。特に貸付金額の50分の1は適切な分割部分の上限であってもよい。同様に、最終的には高額貸主が、いずれの個々の借主に対してもある金額以上の貸付を行わないことが望ましい。本実施形態では、100ドルが適切な上限と考えられているが、200ドル、500ドルなどの他の金額も適切であり得る。
各貸付単位は貸主IDを伴うが、これは貸付単位を一意に貸主元と関連付けるものである。これはさらに貸主よりなされた申出の予備利率を伴う。貸付単位は貸主により当初に申出のされた貸付金額に基づき算定され、仮に貸付金額が貸付により借主に対して消費された場合に、貸付単位の再検討がされることはない。貸付単位は貸付申出が取り下げられ、新たな貸付申出がなされた場合にのみ再検討される。
分割部514により生成された複数の貸付単位は、分類のためにランク付け部516に転送され、そこで分類される。ランク付け部516は以下を含むリストを生成する。
・貸主ID
・貸付単位の大きさ
・貸主の申出による予備利率
・借り入れ可能な貸付単位の金額
・申出の時点
ランク付け部516は増額予備利率の順にこのリストを分類する。2人の貸主が同一の予備利率を有する場合は、最初に貸付の申出をした貸主が最高順位にランク付けられる。
要求受信部512は借主から見積のための要求を受信する。前記要求は借主ID、借主の信用格付け、借り入れ金額、及び貸付期間が含まれる。前記借主の信用格付けに基づき、市場ルータ522は要求を適切な市場に送信する。市場513内で借主の要求はマッチングエンジン518に引き渡される。
借主による見積要求を受信すると、マッチングエンジン518はランク付け部516による貸付単位を借主とマッチングさせる。前記マッチングエンジンは最も低額の予備利率で貸付単位を開始し、次に増加するより高額の予備利率の貸付単位を加算する。各段階において、借り入れ可能な貸付単位の金額は借り入れ請求額に達するまで現在高に加算される。
各段階において、マッチング部もまた借主IDを確認し、貸主が既に当該借主に貸付を行ったか否かを判断する。これは、借主が既に借り入れを行った貸付者、及び借り入れ金額の記録を保持する現存貸付のデータベースを参照しながら行う。貸付者が既に借主に全貸付単位を既に貸し付けた場合には、これ以上の金額の貸付は行われず、貸付単位はもはや借主は利用不可能である。この場合、既に借主に貸し付けられた、貸主による貸付単位を加算することなく、マッチングエンジンは次にランク付けされた貸付単位に移動する。場合によっては、貸主は既に借主に貸付単位の一部を貸し付けた場合、この場合貸付単位の残額は利用可能である。
マッチングエンジン518は借主により要求される金額を達成するために十分な貸付単位を集めることが可能であり、見積出力部520にマッチさせたことを示す信号を出力する。マッチングエンジンはまた、最後の貸付単位、あるいは貸付を完成させるのに必要とされた貸付単位の部分の予備利率を見積出力部に出力する。これは一旦手数料の控除された、借主により支払われる利率であり、また全貸主により受け取られるべき利率でもある。このように、全貸主は少なくとも予備利率を受け取り、殆どの場合には予備利率以上を受け取る。
見積出力エンジン520は借主に貸付を完成するのに必要とされた、最後の貸付単位の予備利率に基づき、見積を借主に出力する。
借主が見積を承諾すると、承諾受信部524により承諾が受信される。マッチングエンジン518は再び実行して借主に貸付単位を割り当てる。この段階で貸付単位は市場から削除される。一旦マッチングが完了すると、貸付金転送部526は貸付単位を借主の口座に転送し、そこで貸主は認証され、当該借主の銀行口座に金銭を送金することができるようになるまで保持される。
マッチングエンジン518が十分な貸付単位を集めることができず、借主により要求された金額を達成できない場合には、マッチングなしを表示する信号を見積出力部520に出力する。見積出力部520は借主に要求が適合されない旨を表示し、修正された要求を提示するように借主に促す。
本実施形態においては、貸付ロットと呼ばれる複数の金額において全取引が行われる。貸付ロットはシステムの最低構成単位を表示する。本実施形態においては、他の金額も等しく選択可能であるが、貸付ロットは10ドルと評価される。貸付ロットもまた貸主IDを伴い、これは貸付ロットを一意に貸主元と及び貸主元の申出と関連付ける予備利率申出を伴う。
マッチングエンジンが貸付単位を集めている場合、貸付金額を達成するのに最後の貸付単位の全てが必要とされる訳ではない。この場合、貸主の残余ロットは貸主により保持され、貸主の貸付単位の構成要素として、市場に提供され続ける。貸主が借主に貸し付けるために残された完全な貸付単位より少額を有している場合には、残余ロットは正規の貸付単位より少額として利用可能である。
本実施形態においては、個々の契約は貸主と借主の間の各貸付ロットについて成立し、本実施形態においてはこれらの契約は実際には署名されない。別の実施形態では、借主と貸主の双方が互いに物理的にクリックすることなく、自動署名手段を用いて、借主は全契約をデジタル処理により自動的に署名することができる。例えば借主はボックスをクリックして一つの契約承諾を表示することができ、その承諾を他の複数のボックスにドラッグ・アンド・ドロップすることができる。一つの貸付ロットにつき、一つの契約、あるいは各貸主により借主に実際に貸し付けられた金額につき一つの契約があり得る。
一般には借主は毎月の分割払いによる貸付金返済を計画する。しかし借主は貸付期間が満了する前に全額を返済することは可能である。かかる状況下では、借主は貸付金額の全残高を違約金なしに支払い、金銭は貸付金を構成する貸付ロットの貸主に返済される。これらの貸付ロットは即、自動的に貸主により申出がされた原予備利率にて再度申出がされる。
第2の実施形態
本発明の第2の実施形態においては、貸し倒れの統計的水準を考慮した後、貸主は承諾を用意している最低利率を選択する。これは貸し倒れの統計的水準を考慮した後、貸主が達成を期待する最低収益率を画定することにより達成される。本システムは各市場における履歴的貸し倒れに関する統計を保持する、データベースを維持する。上記統計に基づき、本システムは各市場について貸し倒れ後の期待された収益を算定することができる。
図5に第2実施形態における貸付申出前に貸主が通過するプロセスを示す。第1の実施形態としては、貸主は次のステップに進むために、保有口座に資金を転送することにより、まずステップ10を完了する必要がある。
ステップ12においてはフォームが表示され、インターネット上のブラウザのページとして閲覧が可能である。このフォームでは、貸主は貸付の申出を以下のパラメータを画定することにより生成する。
・貸主が貸付を用意している全額
・予備利率
・市場
ステップ13では、システムは貸し倒れ後、指定された予備利率及び指定された市場についての貸し倒れに関する統計に基づき、最低収益率を算定する。上記は、各市場における貸し倒れについての統計を保持するデータベースを参照しながら行う。そして最低収益率が貸主に表示される。当該利率は貸し倒れが考慮された後、特定の市場において貸主が達成を期待する最低利率を表示している。
一例として、低リスクであると考えられる市場においては、貸し倒れが起こる統計的可能性は低い。したがって貸し倒れ後の最低収益率と予備利率の関係は、貸し倒れ後の最低収益率が予備利率よりも僅かに低いという程度のみである。これと対照的に、比較的高いリスクであると考えられる市場においては、貸し倒れ後の最低収益率との関係は、貸し倒れ後の最低収益率が予備利率よりも著しく低いというものである。
ステップ15では、貸し倒れ後の最低収益率が承諾可能であるか否かを貸主が決定する。処理がステップ12に戻らず、貸主が新たな条件を特定することができる場合は、処理はステップ18に進む。
上記に対する他の方法として、ステップ12において貸主が貸し倒れ後の最低収益率を直接特定できる。この場合、ステップ17においてシステムは貸し倒れに関する規定を含まない予備利率を算定する。これはデータベースが保有する貸し倒れ統計を参照して、貸し倒れ後の指定された最低収益率を与える予備利率を決定することにより、再びなされる。この算定された予備利率は、貸主の金銭が市場に提供される利率である。
ステップ18では、第1の実施形態で述べたのと同様に、貸主の申出が「領域内」にあるか否かの査定が行われる。貸主の申出が「領域内」にあるか否かの査定が行われる。貸主の申出が「領域内にない」とされた場合、ステップ19で申出を補正するか、継続するか選択することができる。貸主が申出を補正することを選択すると、ステップ12に戻され、そうでない場合はステップ20に進む。ステップ4では貸主は貸付申出の最後の検討を行い、処理を進める否かを決定する。ステップ21では貸主の金銭は、貸主により指定された予備利率か、あるいは貸し倒れ後に貸主が最低収益率を指定した場合は、上記システムにより算定された予備利率のいずれかにおいて、市場に提供される。
第2の実施形態においては、第1の実施形態で記載された上述と同様の方法により市場は機能する。
第3の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においては、貸主は貸付を希望する市場を特定する。しかし、かかる市場において金銭の需要がほとんどないが、他方、他の市場はかなり高い需要がある場合もあり得る。貸主が低い需要の市場にのみ申出をする場合は、その金銭は当該市場において利益を生み出さない状態となり得る。本発明の第3の実施形態においては、貸主は複数の市場に金銭を提供することができる。
図6は第3の実施形態における貸付の申出以前に、貸主が通過するプロセスを示している。第1及び第2の実施形態としては、貸主は次のステップに進むために、保有口座に資金を転送することにより、まずステップ10を完了する必要がある。
ステップ22においてはフォームが表示され、インターネット上のブラウザのページとして閲覧が可能である。このフォームでは、貸主は貸付の申出を以下のパラメータを画定することにより生成する。
・貸主が貸付を用意している全額
・貸し倒れ後の最低収益率
他の方法としては、貸主は予備利率及び市場を指定することができ、本システムは第2実施形態を参照して上記と同様の方法により、貸し倒れ後の最低収益率を算定することができる。貸主は他の市場について提案された利率を参照したいか否かを問われる。貸主が他の市場について関心がない場合には、処理は図2のステップ2に移行し、貸主の金銭は指定された市場に提供されるのみである。しかし貸主が他の市場に関心がある可能性のあるときは、処理はステップ24に進む。
ステップ24では、システムは異なる市場における提案された予備利率を算定する。これは貸し倒れ統計を保持するデータベースを参照し、そして各市場について、貸し倒れ後の指定された最低収益率を与える予備利率を決定することにより行われる。
ステップ25において、これらの提案された予備利率は全ての関連する市場についての貸主に提案される。ステップ26において貸主は、これらの提案された予備利率を異なる市場において、承諾、拒絶、補正することを選択できる。これらの提案された予備利率の少なくとも一つが、貸主により承諾又は補正される限りは、貸主はステップ27に進む。
複数の予備利率の申出を異なる市場で進める(提案されたか、あるいは補正された状態で)ことを選択することにより、貸主は可能な資金を市場14a−14nの借主に提供する。単一の予備利率の申出を単一の市場で進めることを選択することにより、貸主の資金は当該市場の借主にのみに提供され、これは図2に示すように、第1の実施形態と同様である。
ステップ27は貸主が(一つ又は複数の)申出の予備利率の「範囲内」であるか否かを査定する。これにより、単一の市場に単一の申出があった場合には、図2のステップ2と等しく機能する。貸主が異なる市場について複数の予備利率で進めることを選択した場合は、ステップ27は各予備利率の申出は関連する市場の統計と比較され、申出が「領域内」であるか否かが決定される、という改変をステップ2に加えた。
貸主の申出のいずれも「領域内にない」とされたときは、ステップ28においていずれかの申出を補正又は継続することを選択できる。これは案内によってのみ存在し、「領域内にない」とされるときであっても、貸主は自由にいずれかの申出を継続することを選択する。
ステップ29においては、貸主は予備利率の最終的な査定を行い、選択された市場において借主に提供する。
市場14a〜14nには、各々複数の貸主による特定の貸付期間を要求した既知の信用格付けを有する借主に対する貸付申出が存在する。本実施形態においては、貸主の金銭は、第1の実施形態を参照して、上記と同様の方法により貸付単位を利用して複数の市場に利用可能となる。しかし貸付単位が貸し出されると、全市場から除去される。
上記実施形態は一例としてのみ記載され、添付クレームの精神及び範囲内において改変が可能である。特に、一つの実施形態の特徴は他の実施形態の特徴に適用可能である。
本発明を使用可能なシステムの概観を示す。 本発明の実施形態における貸主側の観点から見た貸付の流れ図を示す。 本発明の実施形態における借主側の観点から見た借り入れの流れ図を示す。 本発明の一つの実施形態における装置のブロック図を示す。 本発明の第2の実施形態における貸主側の観点から見た貸付の流れ図を示す。 本発明の第3の実施形態における貸主側の観点から見た貸付の流れ図を示す。

Claims (39)

  1. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、
    金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申出を受領する工程と、
    各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位の複数の貸付単位に分割する工程と、
    借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する工程と、
    複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせる工程とを備え、
    他のいずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせ、更に
    前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力する工程を備えることを特徴とする自動化方法。
  2. 各貸主は、予備利率を指定し、各貸付単位はそれと関連付けられた前記貸主の前記予備利率を備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マッチング工程は、最低額の予備利率を備えた貸付単位を前記借主とマッチングさせる工程を有することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記方法は更に、予備利率の低額の順に貸付単位をランク付けする工程を備え、前記貸付単位をマッチングさせる工程は、前記ランク付けに従い貸付単位をマッチングさせる工程を備えることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記同一の予備利率を備えた貸付単位は、前記申出のされた時点の順にランク付けされることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記見積は利率を指定することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記指定された利率は、借り入れ金額を達成するために必要とされる最も高額の予備利率を備えた貸付単位の予備利率であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記借主にマッチングされた貸付単位を有する全貸主は、前記マッチングされた貸付単位について指定された利率を受け取ることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記借主にマッチングされた貸付単位を有する全貸主は、前記貸主により指定された利率を受け取り、前記見積はマッチングされた全貸主の利率により利率を指定することを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  10. 前記マッチング工程は、前記借主に貸付単位の一部をマッチングする工程を備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記方法は更に、前記複数の貸付単位の各々を複数の貸付ロットに分割する工程を備えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 請求項1に記載の方法は更に、貸し倒れのレベルに関する統計を維持する工程と、
    貸主により指定された予備利率、及び貸し倒れに関する前記統計に基づき、予想される最小収益率を算定する工程と、
    前記予想される最小収益率を貸主に出力する工程とを含むことを特徴とする方法。
  13. 借主による見積要求が貸付期間を指定し、金銭の貸主による各申出は貸付期間を指定することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  14. 請求項1に記載の方法は更に、前記借主についての信用格付けを判定する工程を含み、金銭の貸主による各申出は、見込みのある借主についての信用格付けを指定していることを特徴とする方法。
  15. 複数の市場が提供され、各市場は少なくとも一つの貸付期間、前記借主の信用格付け、貸主の特徴、借主の特徴により画定されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  16. 貸主は複数の市場に金銭を提供することを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 前記貸主は複数の市場の各々について、異なる予備利率を指定し、前記貸付金額は前記指定された予備利率において各市場に提供されることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項16に記載の方法は更に、
    複数の市場の各々における貸し倒れのレベルに関する統計を維持する工程と、
    貸主により指定された最小収益率、及び前記市場についての貸し倒れに関する前記統計に基づき、各市場の予備利率を算定する工程と、
    各市場についての前記算定された予備利率を貸主に出力する工程とを備えることを特徴とする方法。
  19. 請求項1に記載の方法は更に、
    貸主により申出のされた前記予備利率を最近承諾された見積の指定された利率と比較し、それにより貸主により申出のされた前記予備利率が現在の傾向と一致しているかを判定できることを特徴とする方法。
  20. 請求項1に記載の方法は更に、
    前記借主により指定された借り入れ金額に、手数料を加算する工程を備えることを特徴とする方法。
  21. 請求項1に記載の方法は更に、
    前記借主により指定された借り入れ金額に、保険料を加算する工程を備えることを特徴とする方法。
  22. 請求項1に記載の方法は更に、
    借主による見積承諾を受領し、マッチングされた貸付単位を借主の口座に転送する工程を備えることを特徴とする方法。
  23. 請求項1に記載の方法は更に、
    前記貸付契約の条件を前記借主に出力し、前記契約条件の前記借主による承諾を受領する工程を備えることを特徴とする方法。
  24. 請求項1に記載の方法は更に、
    借主による見積拒絶を受領し、承諾可能であったであろう見積に関して、前記借主よりフィードバックを受領する工程を備えることを特徴とする方法。
  25. 貸付単位の大きさが貸付金額の大きさに依存していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、
    前記貸付金額は所定の金額より少額であり、前記貸付単位は貸付金額の一部分として設定される一方、前記貸付金額が所定の金額より多額あるいは同額である場合は貸付単位は固定額となることを特徴とする方法。
  27. 前記方法の前記工程はコンピュータにより実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  28. 前記複数の申出を受領し、借主より要求を受領し、見積を前記借主に出力する工程は、ネットワークを介して実行されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、
    金銭の貸主より受領され、貸付金額及び予備利率を指定する複数の申出を受領する工程と、
    各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する複数の貸付単位に分割する工程と、
    借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する工程と、
    前記借り入れ金額を構成するために、貸付単位を前記借主にマッチングさせる工程とを備え、
    最低額の予備利率を有する貸付単位は、借り入れ金額を達成するためにマッチングされ、他のいずれかの貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位が前記借主にマッチングさせ、更に
    前記借り入れ金額を達成するのに必要とされる最高額の予備利率を有する貸付単位の予備利率に基づき、見積を前記借主に出力する工程とを備えることを特徴とする自動化方法。
  30. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、
    金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる市場を提供する工程と、
    金銭が前記市場において貸し付けられた際の合意された利率に関する統計を維持する工程と、
    予備利率を指定する申出を貸主から受領する工程と、
    前記貸主により指定された前記予備利率を、金銭が前記市場において貸し付けられた際の合意された利率に関する前記統計と比較する工程と、
    前記比較の結果を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴とする自動化方法。
  31. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、
    金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる市場を提供する工程と、
    借主が借りるべく用意している利率に関して、借主から情報を受信する工程と、
    借主が借りるべく用意している利率に関する統計を維持する工程と、
    予備利率を指定する申出を貸主から受領する工程と、
    前記貸主より指定された前記予備利率と、借主が借りるべく用意している利率に関する前記統計を比較する工程と
    前記比較の結果を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴とする自動化方法。
  32. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる自動化方法であって、
    金銭の貸主と借主が合意された利率によりマッチングされる各市場の複数の市場を提供する工程と、
    前記複数の市場の各市場における貸し倒れのレベルに関する統計を維持する工程と、
    前記貸主が承諾しうる最小収益率を指定する申出を貸主から受領する工程と、
    前記貸主により特定された前記最小収益率と、前記市場についての貸し倒れに関する前記統計に基づき各市場の予備利率を算定する工程と、
    各市場について前記算出された予備利率を前記貸主に出力する工程とを備えることを特徴とする自動化方法。
  33. 金銭の貸主及び借主をマッチングさせる装置であって、
    金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申出を受領する申出受領部と、
    一人の借主に貸付可能な最高額を提示する各貸付単位の複数の貸付単位に、各貸主による前記貸付金額を分割する分割部と、
    借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領する、要求受領部と、
    複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせるマッチングエンジンと、
    いずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせ、更に
    前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力する出力部とを備えることを特徴とする装置。
  34. 前記申出受領部は貸主により指定された予備利率を受領し、各貸付単位はそれと関連付けられた前記貸主の前記予備利率を備えることを特徴とする、請求項33に記載の装置。
  35. 前記マッチングエンジンは、予備利率の低額の順に貸付単位をランク付けするランク付け部を備えることを特徴とする、請求項34に記載の装置。
  36. 前記マッチングエンジンは、前記ランク付け部により決定された前記ランク付けに従い、貸付単位をマッチングさせることを特徴とする、請求項35に記載の装置。
  37. 前記出力部は指定された利率を有する見積を出力し、前記指定された利率は、借り入れ金額を達成するのに必要とされる最高額の予備利率を有する貸付単位の前記予備利率であることを特徴とする、請求項36に記載の装置。
  38. 前記借主にマッチングされた貸付ロットを有する全貸付者は、前記マッチングされた貸付ロットについて指定された利率を受け取ることを特徴とする、請求項37に記載の装置。
  39. コンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    金銭の貸主より受領され、貸付金額を指定する複数の申出を受領するプログラムモジュールと、
    各貸主による前記貸付金額を、一人の借主に貸付可能な最高額を表示する各貸付単位の複数の貸付単位に分割するプログラムモジュールと、
    借り入れ金額を指定する見積要求を借主から受領するプログラムモジュールと、
    複数の貸主による貸付単位を前記借主とマッチングさせるプログラムモジュールとを備え、
    いずれか一人の貸主による一つの貸付単位以下の貸付単位を上記借主にマッチングさせ、更に
    前記マッチングされた貸付単位に基づき、見積を前記借主に出力するプログラムモジュールとを備えることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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