JP2008188433A - ロッキングメカニズムを有する外科用ステープルリング装置 - Google Patents

ロッキングメカニズムを有する外科用ステープルリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】改良されたDLUを提供すること。
【解決手段】外科用装置であって、筐体から伸びる細長い本体を含む該筐体と、該筐体の遠位端において支持可能なローディングユニットであって、該ローディングユニットは、遠位端と近位端とを含む筐体部分と、該ローディングユニットの該筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、該ローディングユニットの該筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムであって、該ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、かつ、該ロッキングメカニズムは第2の位置を有する、ロッキングメカニズムとを含む、ローディングユニットとを備え、該ロッキングメカニズムは、該筐体の該細長い本体に対する該ローディングユニットの接続に応答して、該第1の位置から該第2の位置へ動くように構成されている、外科用装置。
【選択図】図1

Description

(関連出願の引用)
本出願は、2006年4月24日出願の米国特許出願第11/410,861号に対する利益および優先権を主張する一部継続出願であり、該米国特許出願第11/410,861号は、2005年2月17日出願の米国特許出願第11/059,957号、現在、米国特許第7,097,089号の継続出願であり、該米国特許第7,097,089号は、2004年2月17日出願の米国仮特許出願第60/545,621号に対する利益および優先権を主張し、各出願の全内容は、本明細書において参考として引用される。
本一部継続出願はまた、2005年2月17日出願の米国特許出願第11/059,773号に対する利益および優先権を主張する継続出願であり、該米国特許出願第11/059,773号は、2004年2月17日出願の米国仮特許出願第60/545,622号に対する利益および優先権を主張し、各出願の全内容は、本明細書において参考として援用される。
(技術分野)
本開示は、外科用装置、例えば、外科用ステープリング装置に関する。さらに詳細には、本開示は、内視鏡型外科用ステープリング装置に関し、該内視鏡型外科用ステープリング装置は、外科用ステープリング装置に対する、SULUまたはDLU、特に、その駆動アセンブリの適切または完全な係合を確実にするように、SULUまたはDLUが外科用ステープリング装置にロードまたは固定されるまで、実質的に固定された軸方向の位置に、例えば、単一使用のローディングユニット(「SULU」)または使い捨てローディングユニット(「DLU」)のようなローディングユニットの駆動アセンブリを保持するロックメカニズムを含む。簡潔さの目的で、以下では、SULUまたはDLUは、「DLU」と呼ばれるが、DLUまたはSULUのいずれかまたは両方を含むことを理解されたい。
最初に、組織が、対向する顎構造の間でつかまれ、またはクランピングされ、次に、外科用ファスナによって接合される外科用デバイスは、当該分野において周知である。一部の機器において、ファスナによって接合されている組織を切断するために、ナイフが提供される。ファスナは、一般的には、外科用ステープルの形式であるが、二部分のポリマーファスナがまた利用され得る。
この目的のための機器は、組織を捕らえ、またはクランピングするためにそれぞれ使用される2つの細長い顎部材を含み得る。一般的には、顎部材のうちの1つがステープルカートリッジを保持し、該ステープルカートリッジは、少なくとも2つの平行な列に並べられる複数のステープルを収容するが、他の顎部材はアンビル(anvil)を有し、該アンビルは、ステープルがステープルカートリッジから押しやられるときに、ステープルの足を形成するための面を画定する。概して、ステープリング動作は、ステープルカートリッジを通って長手方向に移動するカム部材によって達成され、カム部材がステープルプッシャに作用し、順にステープルカートリッジからステープルを排出する。ナイフは、ステープルの列の間を移動し得、ステープルの列の間のステープリングされた組織を長手方向に切断および/または切開する。このような機器は、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献3において開示されたより最近のステープラはまた、切れ目の各側に二重の列のステープルを適用する。この特許は、使い捨てローディングユニットを有する外科用ステープラを開示しており、該使い捨てローディングユニットにおいて、カム部材が、2組の互い違いに並べられたステープルを有する溝の間の細長い誘導経路を通って動く。ステープル駆動部材は溝の中に配置され、使い捨てローディングユニットのステープルカートリッジからのステープルの排出に影響させるように、カム部材を長手方向に動かすことによって接触されるような方法で位置を決められる。このようなステープルの他の例が特許文献4および特許文献5に開示されている。
上で開示された機器のそれぞれは、医師が手術部位に対する直接的な手動のアクセスを有する従来の外科的処置における使用のために設計されている。しかしながら、内視鏡型および/または腹腔鏡型の処置においては、手術は、小さい切り口を通して、または皮膚における小さい入口傷を通して挿入される狭いカニューレを通して行われる。内視鏡型および/または腹腔鏡型の外科的処置の特定のニーズに対処するために、内視鏡型外科用ステープリングデバイスが開発されており、例えば、特許文献6(Greenら)、特許文献7(Olsonら)、特許文献8(Greenら)、特許文献9(Greenら)、特許文献10(Greenら)、特許文献11(Robinsonら)、および特許文献12(Millimanら)において開示されており、これらそれぞれの全内容は、本明細書において参考として援用される。
本出願の譲受人のTyco Healthcare Group,LPは、長年、内視鏡型ステープリング機器、例えば、Multifire ENDO GIATM30およびmultifire ENDO GIATM60機器を製造および販売してきた。これらの機器は、外科用ステープリング装置およびDLUを含む。一般的に、DLUは、手術の直前に装置に取り付けられる。使用後、そのDLUは装置から取り外され、新たなDLUが、さらなるステープリングおよび/または切断の動作を行うために、装置に固定され得る。これらの機器は、充分な医療的利益を提供してきた。しかしながら、これらの機器に対する改良がまだ可能である。
改良されたDLUを外科用ステープリング装置に提供すること、およびDLUがロードされる改良された外科用ステープリング装置を提供することが望ましい。
DLUにロッキング部材を提供し、外科用ステープリング装置のシャフトへのDLUの適切なローディングを確実にすることがまた望ましい。
米国特許第3,079,606号明細書 米国特許第3,490,675号明細書 米国特許第3,499,591号明細書 米国特許第4,429,695号明細書 米国特許第5,065,929号明細書 米国特許第5,040,715号明細書 米国特許第5,307,976号明細書 米国特許第5,312,023号明細書 米国特許第5,318,221号明細書 米国特許第5,326,013号明細書 米国特許第5,332,142号明細書 米国特許第6,241,139号明細書
従って、改良されたDLUを提供することが本開示の目的であり、DLUがロードされたときには、駆動アセンブリがシャフトの駆動部材に適切に係合、結合、または接続され、それによりDLUおよび外科用ステープリング装置の適切な動作を確実にすることを助けるということを確実にするように、DLUが外科用ステープリング装置にロードされるまで、該改良されたDLUは、外科用ステープリング装置のシャフトにロードされる適切な位置(以下では、「ロードの準備をされた位置」と呼ぶ)に駆動アセンブリをロックまたは保持する。例えば、DLUが外科用ステープリング装置にロードされたときには、外科用ステープリング装置の発射後、制御ロッドの引き込みが、アンビルアセンブリおよびカートリッジアセンブリを遠ざけ、または開きおよび/または外す。
DLUが外科用ステープリング装置にロードされるまで、駆動アセンブリをそのようなロードの準備をされた位置に保持するロッキングメカニズムを含む改良されたDLUを提供することが本開示の目的である。
本開示の別の目的は、そのようなロッキングメカニズムをDLUに提供することである。
本開示の別の目的は、DLUにロッキングメカニズムを提供することであり、かつ、ロッキングメカニズムを有するDLUを提供することであり、その結果、DLUが外科用ステープリング装置のシャフトにロードされている場合でなければ、またはそれまで、外科用ステープリング装置の発射が防止される。
本開示のさらに別の目的は、発射後に、外科用ステープリング装置から分離され得るDLUを提供することである。
本開示のさらに別の目的は、2つの状態だけを有するDLUを提供することであり、1つの状態において、DLUはロードされず、駆動アセンブリは、ロードの準備をされた位置にロックまたは保持され、別の状態において、DLUは、外科用ステープリング装置のシャフトにロードされ、駆動アセンブリはロックを外され、自由に作動される。
本開示のさらに別の目的は、ローティキュレーティング(roticulating)すなわち、ローティキュラブル(roticulable)DLUを提供することである。
本開示に従って、外科用装置の端への使い捨てローディングユニットの適切な係合を確実にするためのロッキングメカニズムを含む、外科用器具、例えば、外科用ステープリング器具および/または外科用機具と共に使用するためのローディングユニットが提供される。本開示の一局面に従って、外科用装置は、筐体から伸びる細長い本体を含む筐体と、筐体の遠位端において支持可能なローディングユニットとを備えている。ローディングユニットは、遠位端と近位端とを含む筐体部分と、ローディングユニットの筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、ローディングユニットの筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムとを含む。ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリの一部分に係合し、ローディングユニットの筐体部分に対する駆動アセンブリの位置を維持する。ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリを脱着し、駆動アセンブリが筐体部分に対して動くことを可能にする。ロッキングメカニズムは、筐体の細長い本体に対するローディングユニットの接続に応答して、第1の位置から第2の位置へ動くように構成されている。
本開示の別の局面に従って、外科用ステープリング装置と共に使用するための、および/または外科用ステープリング装置の細長い本体の遠位端で支持可能なローディングユニットは、遠位端と、該遠位端から伸びる細長い本体とを含む筐体部分と、ローディングユニットの筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、ローディングユニットの筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムとを備えている。ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、第1の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリの一部分に係合し、ローディングユニットの筐体部分に対する駆動アセンブリの位置を維持する。ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリを脱着し、駆動アセンブリが筐体部分に対して動くことを可能にする。ロッキングメカニズムは、外科用ステープリング装置の細長い本体に対するローディングユニットの接続に応答して、第1の位置から第2の位置へ作動するように構成されている。
一実施形態において、ロッキングメカニズムは、レバーであって、前記筐体部分に旋回するように接続され、ピボットポイントを画定する、レバーを含み得、レバーは、ピボットポイントの遠位方向に伸びる遠位端と、ピボットポイントの近位方向に伸びる近位端とを有し、レバーの遠位端は、駆動アセンブリの一部分に選択的に係合するための、そこに形成されるフックを含み、ロッキングメカニズムが第1の位置にあるときには、フックは駆動アセンブリの一部分に係合し、ロッキングメカニズムが第2の位置にあるときには、フックは駆動アセンブリの一部分から脱着される。
前記ロッキングメカニズムが、第1の位置から第2の位置に動かされるときには、レバーの近位端は、ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向内側に動かされ得、レバーの遠位端は、ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向外側に動かされる。ロッキングメカニズムは、細長い本体の遠位端に対するローディングユニットの結合の際に、第1の位置から第2の位置に動かされ得る。
ローディングユニットと細長い本体とは、互いにねじり係合するように構成され得、ローディングユニットの筐体部分の近位端が、細長い本体の遠位端に挿入されるときには、ロッキングメカニズムは、細長い本体に対するローディングユニットのねじれ作用によって、第1の位置から第2の位置に動かされる。
ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み得る。付勢部材は、第1の位置にレバーを付勢する。
ロッキングメカニズムが第1の位置にあるときには、レバーの近位端は、筐体部分の外側面を越えて半径方向に伸び得る。ロッキングメカニズムのレバーの近位端は、角度を付けられた面を画定し得、細長い本体との接続を容易にする。
外科用機器は筐体から伸びる細長い本体をさらに含み得る。細長い本体は、ローディングユニットの筐体部分の近位端を選択的に受け取るように構成され、寸法を決められている遠位端を含み得る。
別の実施形態において、ロッキングメカニズムは、筐体部分に旋回するように接続される遠位端および自由近位端を有するレバーと、レバーから半径方向内側に伸びる歯を含み得、ロッキングメカニズムが第1の位置にあるときには、歯は、駆動アセンブリの係合面に係合し、ロッキングメカニズムが第2の位置にあるときには、歯は、駆動アセンブリの係合面から脱着されるように、歯は、駆動アセンブリの上に形成される係合面に選択的に係合する。
従って、ロッキングメカニズムが、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされた時には、レバーは、その遠位端の周りを旋回され、その結果、レバーの長手方向軸は、筐体部分の長手方向軸に対して角度を付けられる。
ロッキングメカニズムは、細長い本体を半径方向内側に伸びる突起によって、第1の位置から第2の位置に動かされ得る。ローディングユニットがねじられ、細長い本体においてロードされた係合になるように、突起は、レバーの側面で作用し得る。
ロッキングメカニズムが第1の位置にあるときには、レバーは、筐体部分の近位端から半径方向外側に伸びるナブと実質的に軸方向に並べられ得、ロッキングメカニズムが第2の位置にあるときには、レバーは、挿入チップのナブとの軸方向の並びから外れる。
レバーの近位端は、筐体部分の近位端に向けて伸びるナブを含み、筐体部分の近位端は、レバーが第1の位置にあるときの、レバーのナブの受け取りのために、表面に形成されるくぼみを含み得る。
ロッキングメカニズムは、第1の位置にレバーを維持するために、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材をさらに含み得る。
外科用装置はステープラであり得る。手術用装置は筐体から伸びる細長い本体を含み得る。ローディングユニットの筐体部分の近位端は、挿入チップを画定し得る。
さらなる利点は、添付の図面と共に挙げられる以下の記述から明確になる。
本発明はさらに以下の手段を提供する。
(項目1)
外科用装置であって、
筐体から伸びる細長い本体を含む該筐体と、
該筐体の遠位端において支持可能なローディングユニットであって、該ローディングユニットは、
遠位端と近位端とを含む筐体部分と、
該ローディングユニットの該筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、
該ローディングユニットの該筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムであって、該ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリの一部分に係合し、該ローディングユニットの該筐体部分に対する該駆動アセンブリの位置を維持し、かつ、該ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリを脱着し、該駆動アセンブリが該筐体部分に対して動くことを可能にする、ロッキングメカニズムと
を含む、ローディングユニットと
を備え、
該ロッキングメカニズムは、該筐体の該細長い本体に対する該ローディングユニットの接続に応答して、該第1の位置から該第2の位置へ動くように構成されている、外科用装置。
(項目2)
上記ロッキングメカニズムは、
上記筐体部分に旋回するように接続され、ピボットポイントを画定するレバーであって、該レバーは、該ピボットポイントの遠位方向に伸びる遠位端と、該ピボットポイントの近位方向に伸びる近位端とを有し、該レバーの該遠位端は、上記駆動アセンブリの一部分に選択的に係合するための、そこに形成されたフックを含み、該ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分に係合し、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分から脱着される、レバー
を含む、項目1に記載の外科用装置。
(項目3)
上記ロッキングメカニズムが、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされるときには、上記レバーの上記近位端は、上記ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向内側に動かされ、該レバーの上記遠位端は、該ローディングユニットの該中心長手方向軸に対して半径方向外側に動かされる、項目2に記載の外科用装置。
(項目4)
上記ロッキングメカニズムは、上記細長い本体の遠位端に上記ローディングユニットを結合する際に、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされる、項目3に記載の外科用装置。
(項目5)
上記ローディングユニットと上記細長い本体とは、互いにねじり係合するように構成されており、該ローディングユニットの上記筐体部分の上記近位端が、該細長い本体の上記遠位端に挿入されたときには、上記ロッキングメカニズムは、該細長い本体に対する該ローディングユニットのねじり作用によって、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされる、項目4に記載の外科用装置。
(項目6)
上記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、上記第1の位置に上記レバーを付勢する、項目5に記載の外科用装置。
(項目7)
上記ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、上記レバーの上記近位端は、上記筐体部分の外側面を越えて半径方向に伸びる、項目6に記載の外科用装置。
(項目8)
上記ロッキングメカニズムの上記レバーの上記近位端は、角度を付けられた面を画定し、上記細長い本体との接続を容易にする、項目7に記載の外科用装置。
(項目9)
上記筐体から伸びる細長い本体をさらに備え、該細長い本体は、上記ローディングユニットの上記筐体部分の上記近位端を選択的に受け取るように構成され、寸法を決められている遠位端を含む、項目8に記載の外科用装置。
(項目10)
上記ロッキングメカニズムは、
上記筐体部分に旋回するように接続された遠位端、および自由近位端を有するレバーと、
該レバーから半径方向内側に伸びる歯であって、該ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、該歯は、上記駆動アセンブリの係合面に係合し、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該歯は、該駆動アセンブリの該係合面から脱着されるように、該歯は、該駆動アセンブリの上に形成される該係合面に選択的に係合する、歯と
を含む、項目1に記載の外科用装置。
(項目11)
上記ロッキングメカニズムが、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされたときには、上記レバーは、その遠位端の周りを旋回され、その結果、該レバーの長手方向軸は、上記筐体部分の長手方向軸に対して角度を付けられる、項目10に記載の外科用装置。
(項目12)
上記ロッキングメカニズムは、上記細長い本体を半径方向内側に伸びる突起によって、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされ、上記ローディングユニットがねじられ、該細長い本体においてロードされた係合になるように、該突起は、上記レバーの側面で作用する、項目11に記載の外科用装置。
(項目13)
上記ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、上記レバーは、上記筐体部分の上記近位端から半径方向外側に伸びるナブと実質的に軸方向に並べられ、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該レバーは、挿入チップの該ナブとの軸方向の並びから外れる、項目12に記載の外科用装置。
(項目14)
上記レバーの上記近位端は、上記筐体部分の上記近位端に向けて伸びるナブを含み、該筐体部分の該近位端は、該レバーが上記第1の位置にあるときの、該レバーの該ナブの受け取りのために、表面に形成されたくぼみを含む、項目13に記載の外科用装置。
(項目15)
上記ロッキングメカニズムはさらに、該ロックメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、上記第1の位置に上記レバーを維持しようと働く、項目10に記載の外科用装置。
(項目16)
上記外科用装置はステープラである、項目1に記載の外科用装置。
(項目17)
上記筐体から伸びる細長い本体をさらに備えている、項目1に記載の外科用装置。
(項目18)
上記ローディングユニットの上記筐体部分の上記近位端は、挿入チップを画定する、項目1に記載の外科用装置。
(項目19)
外科用ステープリング装置と共に使用するための、および/または外科用ステープリング装置の細長い本体の遠位端で支持可能なローディングユニットであって、該ローディングユニットは、
遠位端と該遠位端から伸びる細長い本体とを含む筐体部分と、
該ローディングユニットの該筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、
該ローディングユニットの該筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムであって、該ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリの一部分に係合し、該ローディングユニットの該筐体部分に対する該駆動アセンブリの位置を維持し、かつ、該ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリを脱着し、該駆動アセンブリが該筐体部分に対して動くことを可能にする、ロッキングメカニズムと
を備え、
該ロッキングメカニズムは、該外科用ステープリング装置の該細長い本体に対する該ローディングユニットの接続に応答して、該第1の位置から該第2の位置へ作動するように構成されている、ローディングユニット。
(項目20)
上記ロッキングメカニズムは、
上記筐体部分に旋回するように接続され、ピボットポイントを画定するレバーであって、該レバーは、該ピボットポイントの遠位方向に伸びる遠位端と、該ピボットポイントの近位方向に伸びる近位端とを有し、該レバーの該遠位端は、上記駆動アセンブリの一部分に選択的に係合するための、そこに形成されたフックを含み、該ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分に係合し、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分から脱着される、レバー
を含む、項目19に記載のローディングユニット。
(項目21)
上記ロッキングメカニズムは、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされるときには、上記レバーの上記近位端は、上記ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向内側に動かされ、該レバーの上記遠位端は、該ローディングユニットの該中心長手方向軸に対して半径方向外側に動かされる、項目20に記載のローディングユニット。
(項目22)
上記ロッキングメカニズムは、上記外科用ステープリング装置の上記細長い本体の自由端に対する上記ローディングユニットの上記細長い本体の結合の際に、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされる、項目21に記載のローディングユニット。
(項目23)
上記ローディングユニットの上記細長い本体と上記外科用ステープリング装置の上記細長い本体とは、互いにねじり係合するように構成されており、該ローディングユニットの該細長い本体が、該外科用ステープリング装置の該細長い本体の上記自由端に挿入されたときには、上記ロッキングメカニズムは、該外科用ステープリング装置の該細長い本体に対する該ローディングユニットのねじり作用によって、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされる、項目22に記載のローディングユニット。
(項目24)
上記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、上記第1の位置に上記レバーを付勢する、項目23に記載のローディングユニット。
(項目25)
上記ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、上記レバーの上記近位端は、上記筐体部分の外側面を越えて半径方向に伸びる、項目24に記載のローディングユニット。
(項目26)
上記ロッキングメカニズムの上記レバーの上記近位端は、角度を付けられた面を画定し、上記ローディングユニットの上記細長い本体との接続を容易にする、項目25に記載のローディングユニット。
(項目27)
上記ロッキングメカニズムは、
上記筐体部分に旋回するように接続された遠位端、および自由近位端を有するレバーと、
該レバーから半径方向内側に伸びる歯であって、該ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、該歯は、上記駆動アセンブリの係合面に係合し、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該歯は、該駆動アセンブリの該係合面から脱着されるように、該歯は、該駆動アセンブリの上に形成される該係合面に選択的に係合する、歯と
を含む、項目19に記載のローディングユニット。
(項目28)
上記ロッキングメカニズムは、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされ、上記レバーは、その遠位端の周りを旋回され、その結果、該レバーの長手方向軸は、上記筐体部分の長手方向軸に対して角度を付けられる、項目27に記載のローディングユニット。
(項目29)
上記ロッキングメカニズムは、上記細長い本体を半径方向内側に伸びる突起によって、上記第1の位置から上記第2の位置に動かされ、上記ローディングユニットがねじられ、該細長い本体においてロードされた係合になるように、該突起は、上記レバーの側面で作用する、項目28に記載のローディングユニット。
(項目30)
上記ロッキングメカニズムが上記第1の位置にあるときには、上記レバーは、上記筐体部分の上記近位端から半径方向外側に伸びるナブと実質的に軸方向に並べられ、該ロッキングメカニズムが上記第2の位置にあるときには、該レバーは、該筐体部分の該近位端の該ナブとの軸方向の並びから外れる、項目29に記載のローディングユニット。
(項目31)
上記レバーの上記近位端は、上記筐体部分の上記近位端に向けて伸びるナブを含み、挿入チップは、該レバーが上記第1の位置にあるときの、該レバーの該ナブの受け取りのために、表面に形成されたくぼみを含む、項目30に記載のローディングユニット。
(項目32)
上記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、上記第1の位置に上記レバーを維持しようと働く、項目31に記載のローディングユニット。
(項目33)
上記ローディングユニットの上記筐体部分の上記近位端は、挿入チップを画定する、項目20に記載のローディングユニット。
(項目34)
上記ローディングユニットは、ステープラとして機能する、項目20に記載のローディングユニット。
(摘要)
本開示は、外科用ステープリング装置および/または外科用ステープリング装置と共に使用するための、および/または外科用ステープリング装置の遠位端で支持可能な、ローディングユニットを提供する。ローディングユニットは、遠位端および近位端を含む筐体部分と、ローディングユニット筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、ローディングユニットの筐体部分で支持されるロッキングメカニズムとを含む。ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリに係合し、ローディングユニットの筐体部分に対してロードの準備をされた位置に駆動アセンブリの位置を維持する。ロッキングメカニズムは第2の位置に旋回可能であり、該第2の位置において、ロッキングメカニズムは、駆動アセンブリを脱着し、駆動アセンブリが筐体部分に対して動くことを可能にする。
本開示は、添付の図面を参照してさらに記述され、図面においては、同じ参照番号は、いくつかの図面において同じ部分を指す。
ここで、本開示の外科用ステープリング装置、DLU、およびロッキングメカニズムまたは部材の好適な実施形態は、図面を参照して詳細に記述され、図面においては、同じ参照番号は、いくつかの図面のそれぞれにおいて同一または対応する要素を指す。
図面および以下の記述において、用語「近位」は、従来どおり、オペレータに最も近いステープリング装置の端を指し、用語「遠位」は、オペレータから最も遠い装置の端を指す。
図1〜図4は、例えば、概略的に10で示される外科用ステープリング装置のような外科用装置を示す。簡潔さの目的で、本開示は、主に、外科用ステープリング装置10に対して使い捨てローディングユニット(「DLU」)16をロードディング、係合、結合または接続するシステム、方法および構造に焦点を合わせる。残りの構成要素と外科用ステープリング装置10の使用方法とに関する詳細な記述は、米国特許第6,241,139号に開示されている。
外科用ステープリング装置10は内視鏡型の装置であり、ハンドルアセンブリ12と、ハンドルアセンブリ12から伸びる細長い本体14とを含む。DLU16は、細長い本体14の遠位端に解放可能に固定されている。本開示は、外科用ステープリング装置10を用いたDLUの使用に関するが、単一使用のローディングユニット(SULU)または他のエンドエフェクタおよび/またはツールアセンブリが、外科用ステープリング装置10と協働して等しく使用され得るということが、理解されるべきであり、かつ、本開示の範囲内となる。
DLU16は、複数の外科用ステープル(図示せず)を収容するカートリッジアセンブリ18と、カートリッジアセンブリ18に対して可動に固定されたアンビルアセンブリ20とを有するツールアセンブリ17を含む。本明細書において示されるように、DLU16は、六(6)列の直線状のステープルを適用するように構成されており、DLUにおける各列の寸法は、長さが約30mmから約60mmである。任意の数の列のステープルを適用するために、様々なパターンに配置されたステープルポケットを有するDLU、および/または例えば、45mmのようなその他任意の長さを有するDLUおよびエンドエフェクタがまた想定されている。ハンドルアセンブリ12は、固定のハンドル部材22と、可動ハンドル部材24と、バレル部分26とを含む。
回転可能な部材28は、好適には、バレル部分26の前端に取り付けられ、ハンドルアセンブリ12に対する細長い本体14と装着されたDLU16との回転を容易にする。アーティキュレーションレバー30はまた、好適には、回転可能な部材28に隣接して、バレル部分26の前端に取り付けられ、ツールアセンブリ17のアーティキュレーション(articulation)を容易にする。好適には、一対のノブ32がバレル部分26に沿って可動に配置される。ノブ32は、カートリッジ18および/またはアンビルアセンブリ20を近付けるかまたは閉じるために遠位方向に進められ、カートリッジ18および/またはアンビルアセンブリ20を遠ざけるかまたは開くために近位方向に引き込まれる。
図4に見られるように、DLU16は、細長い本体14に選択的に取り外し可能であるように結合可能であることが望ましい。DLU16は、細長い本体14の遠位端に解放可能に係合するように適合される近位端を有する筐体部分200を有する。取り付けアセンブリ202は、筐体部分200の遠位端に対して旋回するように203で固定され、ツールアセンブリ17の近位端を受け取るように構成されており、その結果、筐体200の長手方向軸に対して垂直な203における軸に対する取り付けアセンブリ202の旋回運動は、ツールアセンブリ17のアーティキュレーションに影響する。
図5〜図8は、DLU16の様々な斜視図を示す。外科用ステープリング装置10は、図5に示されているようなノンアーティキュレーティング(non−articulating)DLU16a、または図6に示されているようなアーティキュレーティング(articulating)DLU16を受け取ることが可能である。米国特許第6,241,139号は、アーティキュレーティングDLUおよびノンアーティキュレーティングDLUの詳細な記述を含む。
図9〜図14を参照すると、DLU16は取り付けアセンブリ235を含む。取り付けアセンブリ235は、上側取り付け部分236と下側取り付け部分238とをそれぞれ含む。中央に位置を決められたピボット部材284は、結合部材246に形成されるそれぞれの開口246aを通って、上側取り付け部分236と下側取り付け部分238とのそれぞれから伸びる。結合部材246はそれぞれ、互いに対し長手方向に固定された位置において、取り付けアセンブリ235と、上側筐体半分250および下側筐体半分252とを保持するように、上側筐体半分250および下側筐体半分252の遠位端に形成される溝290に受け取られるように構成されている連結近位部分246bを含む。
上側筐体半分250と下側筐体半分252とは、外側スリーブ、シェルまたはケーシング251の中に含まれる。上側筐体半分250の近位端は、近位方向に伸びる挿入チップ193を含む。挿入チップ193は、本体14の遠位端を解放可能に係合するために、半径方向外側に伸びる係合ナブ254、好適には、一対の直径方向で向かい合う係合ナブ254を含む。ナブ254は、本体14の遠位端との差込ピン型の結合を形成する。筐体半分252および254は、その中に軸方向駆動アセンブリ212を滑動するように受け取るチャンネル400を画定する。アーティキュレーションリンク256は、上側筐体半分250および下側筐体半分252に形成されるスロット402の中に滑動可能に配置されるように寸法を決められる。一対のブロウアウトプレートアセンブリ255は、軸方向駆動アセンブリ212の遠位端に隣接する筐体部分200の遠位端に隣接して配置され、外科用ステープリング装置10のアーティキュレーションおよび発射の間に、駆動アセンブリ212の外側へ向けた座屈と膨らみを防止する。ブロウアウトプレートアセンブリ255の構造および動作に関する詳細な記述は、「Surgical Stapling Device」と題される2002年10月4日出願の国際出願第PCT/US02/32031号に対して参照が行われ、該出願の全内容は本明細書において参考として援用される。
図9を参照すると、オプションで、ロッキング部材288が、軸方向駆動アセンブリ212の係合セクション270において支持され得る。動作において、可動ハンドル部材24に所定の力を加えて軸方向駆動アセンブリ212を遠位方向に前進させることによって、軸方向駆動アセンブリ212が作動されるときに、ロッキング部材288は、外科用ステープリング装置10が作動されているという聴覚的および触覚的なしるしを提供する。ロッキング部材288の構造および動作に関する詳細な記述に関しては、上記の国際出願第PCT/US02/32031号に対して参照が行われる。ロッキング部材288はまた、所定の軸方向の力が軸方向駆動アセンブリ212に加えられるまで、DLU16の中の固定された位置において軸方向駆動アセンブリ212をロッキングすることによって、輸送の間におけるような、DLU16の偶発的な部分的作動を防止し得る。
図9〜図12を参照すると、軸方向駆動アセンブリ212は、遠位ワーキングヘッド268(図11および図12)と近位係合セクション270とを含む細長い駆動ビーム266(図11および図12)を含む。駆動ビーム266は、図11に示されているように、単一の薄板の材料、または好適には、複数の積み重ねられた薄板の材料から構成され得る。係合セクション270は、一対の弾力的な係合フィンガ270aおよび270bを含み、該一対の係合フィンガ270aおよび270bは、駆動部材272(図11および図13)に形成される一対の対応する保持スロット272aおよび272bに取り付けるように係合するように寸法を決められて構成されている。DLU16の近位端が外科用ステープリング装置10の細長い本体14に係合しているときには、駆動部材272は、例えば、駆動ロッドまたは制御ロッド52(図15および図20〜図22)のような駆動部材の遠位端276を受け取るように構成されている近位ポートホール274を含む。制御ロッド52は、ハンドルアセンブリ12から駆動アセンブリ212の軸方向の運動を与えるように機能する。
図9、図10および図16〜図22に見られるように、DLU16はさらに、好適には、上側筐体半分250に旋回するように支持されているロッキングメカニズム300を含む。ロッキングメカニズム300は、駆動アセンブリ212がロードの準備をされた位置に維持されている第1の位置から、駆動アセンブリ212が自由に動く第2の位置へ向けて操作可能である。ロッキングメカニズム300が第2の位置にあるとき、すなわち、駆動アセンブリ212が、細長い本体14の制御ロッド52に接続されたときには、DLU16は、細長い本体14にロードされていると考えられる。ロッキングメカニズム300は、上側筐体半分250に旋回するように接続される遠位端304と、挿入チップ193の外側面と共に動作するように関係する自由近位端306とを含むレバー302を含む。望ましくは、遠位端304は、ピン308または好適にはボール型のピボット部材を介して、上側筐体半分250に旋回するように接続される。代替的に、上側筐体半分250と一体でまたは別個に形成される他の公知のピボット構造が使用され得る。レバー302は、好適には、遠位端304と近位端306との間に、レバー302の内側面から半径方向内側に伸びる、ここでは歯310で示されている突起をさらに含む。
使用において、図16〜図22に最良に見られるように、ロッキングメカニズム300が第1の位置(すなわち、ロードの準備をされた、ロックされた、または結合された位置)にあるときに(図16、図17、図18、図20および図21)、レバー302は、筐体部分200の長手方向軸と実質的に軸方向に並べられ、その結果、歯310は、上側筐体半分250に形成されるアパーチャ250aを通過し、例えば、ノッチ、肩、またはくぼみ270cのような、駆動アセンブリ212の係合セクション270の縁に形成される係合面に係合され、それにより駆動アセンブリ212が上側筐体250に対して引き込まれたまたは最近位の位置にあるロードの準備をされた位置に駆動アセンブリ212を効果的にロックして維持する。DLU16が本体14の遠位端に結合されているときに、ロッキングメカニズム300は、駆動アセンブリ212の係合セクション270が外科用ステープリング装置10の制御ロッド52(図20〜図22)の遠位端276に配置され、適切に係合するか、結合されるか、または接続するということを確実にする。制御ロッド52の遠位端276は、1つ以上の係合面を有し、好適には、ここで示されているように、ヘッド276aと、ヘッド276aのすぐ近くにあり、ヘッド276aによって部分的に画定されるより小さい直径の環状くぼみ276bを含む。その後、あまり好ましくはないがそれに付随して、ロッキングメカニズム300は、駆動アセンブリ212がロックされていない動作位置にある第2の位置に向けて操作(ここでは回転)され、その位置において、レバー302は、筐体部分200の長手方向軸に対して角度を付けられ、その結果、歯310が駆動アセンブリ212の係合セクション270の係合面270cから解放および/または脱着され、筐体部分212(ここではDLU16の上側筐体部分250および下側筐体部分252)に対して駆動アセンブリ212を自由に動かす。
ロッキングメカニズム300が第2の位置にあるときには、DLUは外科用ステープリング装置10の細長い本体14におよび/またはの中にロードされていると考えられる。従って、駆動アセンブリ212は自由に作動され、駆動ロッド52によって軸方向に往復運動され、アンビルアセンブリ18とカートリッジアセンブリ20とを近づけたり閉じたりし、ナイフ280を駆動し、ステープルを発射する動作機能、ならびに駆動アセンブリ212を近づけない、クランピングしない、および引き込む動作機能を行う。ロッキングメカニズム300が第2の位置にあるとき、すなわち、駆動アセンブリ212が細長い本体14の制御ロッド52に接続されたときに、DLU16は細長い本体14にロードされていると考えられる。
図15〜図20を続けて参照すると、好適には、ロッキングメカニズム300のレバー302は、レバー302の遠位端306の内側面302aから半径方向内側に伸びるナブまたはデテント314をさらに含む。使用において、ナブ314は、挿入チップ193の外側面に形成されるくぼみまたはへこみ193aに選択的に係合および脱着する。好適には、へこみ193aは、実質的に、挿入チップ193から半径方向外側に伸びるナブ254と軸方向に並ぶ。ナブ314およびへこみ193aは、スナップフィット型の係合を形成し、そこでナブ314およびへこみ193aは互いに協働し、ロッキングメカニズム300が第1の位置から第2の位置に偶発的にまたは時期尚早に旋回し、それにより駆動アセンブリ212を脱着することを防止および/または抑制する。従って、ロッキングメカニズム300は、ナブ314とくぼみ193aとを含み得る。
好適には、挿入チップ193は、その中に形成されるくぼんだエリア193b(図10および図16)を含み、その結果、ロッキングメカニズム300は上側筐体半分250に外側面を越えて半径方向外側に伸びない。ロッキングメカニズム300が第2の位置にあるときには、レバー302は、歯310が駆動アセンブリ212の係合セクション270の係合面または肩270cを脱着することを可能にするために充分な量を旋回することができる。ロッキングメカニズム300は、好適には、第1の位置にレバー302を付勢するような方法で、取り付けられおよび/または配置されている、レバー302および筐体部分200と共に動作するように関係するバネまたは他の付勢手段312を含む。図16に見られるように、バネ312は、レバー302の側面302aと接触するアーム312aを含み、それにより第1の位置にレバー302を維持するようになる。DLU16および/または外科用ステープリング装置10の細長い本体14に対して加えられるねじり力は、バネ312の付勢を乗り越え、レバー302を第2の位置に動かすことを可能にするためには充分なものである。
図15〜図20を続けて参照すると、細長い本体14の遠位端にDLU16を固定する際のロッキングメカニズム300の使用および/または動作の方法が述べられる。まず、歯310が係合セクション270の肩270cとロッキング係合するような第1の位置にロッキングメカニズム300があり、駆動アセンブリ212が、制御ロッド52の遠位端276のヘッド276aと結合するための適切な位置(例えば、最近位の位置)にあるようにするために、DLU16の挿入チップ193が、矢印「A」の方向に、細長い本体14の遠位端の中に長手方向に導入され、その結果、ナブ254が、外科用ステープリング装置10の遠位端の近くの、外科用ステープリング装置10の細長い本体14から半径方向内側に伸びる突起276c(図15および図15aを参照)を通過してチャンネル276dの中に滑り込む。
ナブ254がスロット276eに到達し、挿入チップ193が細長い本体14の遠位端に完全に挿入されたときに、DLU16は矢印「B」の方向に回転される(図21を参照)。結合におけるこの時点において、DLU16の回転は、3つの別々の作用をもたらす。つまり、ナブ254がスロット276eに入り、それによりステープリング装置10の遠位端14にDLU16を接続する;発射ロッド52の突起276bが駆動アセンブリ212のセクション270aおよび270bに係合し、それにより発射ロッド52と駆動アセンブリ212を接続する;チャンネル276の側壁が、ロッキングメカニズム300のレバー302を第1の位置から第2の位置にピボットピン「P」のまわりを旋回させ(チャンネル276dの側面がレバー306の近位端、好適には、レバー302の側面302bに接し係合するように)、それにより係合セクション270の肩270cから歯310を脱着し、それにより駆動アセンブリ212を自由にして駆動アセンブリ212の運動を可能にし、外科用ステープリング装置10の動作または継続した動作を許す。
理解され得るように、レバー302が、細長い本体14に対するDLU16の結合に先立ち、第2の位置に偶発的に動かされた場合、および駆動アセンブリ212が最近位またはロードの準備のされた位置から時期尚早に動かされた場合には、歯310が駆動アセンブリ212と並べられないので、肩270cの前を通過し得ず、レバー302は第1の位置に動き得ない。このような状況において、歯310は、係合セクション270の一部分に接し、レバー302が第1の位置に戻ることを防ぐ。従って、細長い本体14の中へのDLU16の挿入の際に、レバー302の近位端306は、細長い本体14の突起276cに接し、および/または接触し、それにより細長い本体14に対するDLU16のローディングを防止する。
従って、最近位またはロードの準備をされた位置にない駆動アセンブリを有するDLUの装着が防止される。
ここで図23〜図45を参照すると、本開示の別の実施形態に従った外科用ステープリング装置が、概略的に1000で示されている。
簡潔さの目的で、外科用ステープリング装置1000に対して使い捨てローディングユニット(「DLU」)1016をロードディング、係合、結合または接続するシステム、方法および構造に関する記述のみが提供される。外科用ステープリング装置1000の残りの構成要素および使用方法に関する詳細な記述は、米国特許第6,241,139号に開示されている。
外科用ステープリング装置1000は内視鏡型の装置であり、ハンドルアセンブリ1012と、ハンドルアセンブリ1012から伸びる細長い本体1014とを含む。DLU1016は、細長い本体1014の遠位端に解放可能に固定されている。本開示は、外科用ステープリング装置1010を用いたDLUの使用に関するが、単一使用のローディングユニット(SULU)または他のエンドエフェクタおよび/またはツールアセンブリが、外科用ステープリング装置1000と協働して等しく使用され得るということが、理解されるべきであり、かつ、本開示の範囲内となる。
DLU1016は、複数の外科用ステープル(図示せず)を収容するカートリッジアセンブリ1018と、カートリッジアセンブリ1018に対して可動に固定されたアンビルアセンブリ1020とを有するツール1017を含む。本明細書において示されるように、DLU1016は、六(6)列の直線状のステープルを適用するように構成されており、DLUにおける各列の寸法は、長さが約30mmから約60mmである。任意の数の列のステープルを適用するために、様々なパターンに配置されたステープルポケットを有するDLU、および/または例えば、45mmのようなその他任意の長さを有するDLUおよびエンドエフェクタがまた想定されている。ハンドルアセンブリ1012は、固定のハンドル部材1022と、可動ハンドル部材1024と、バレル部分1026とを含む。
回転可能な部材1028は、好適には、バレル部分1026の前端に取り付けられ、ハンドルアセンブリ1012に対して細長い本体1014と装着されたDLU1016との回転を容易にする。アーティキュレーションレバー1030はまた、好適には、回転可能な部材1028に隣接して、バレル部分1026の前端に取り付けられ、ツールアセンブリ1017のアーティキュレーション(articulation)を容易にする。好適には、一対のノブ1032がバレル部分1026に沿って可動に配置される。ノブ1032は、カートリッジ1018および/またはアンビルアセンブリ1020を近付けるかまたは閉じるために遠位方向に進め、カートリッジ1018および/またはアンビルアセンブリ1020を遠ざけるかまたは開くために近位方向に引き込む。
図26に見られるように、DLU1016は、細長い本体1014に選択的に取り外し可能であるように結合可能であることが望ましい。DLU1016は、細長い本体1014の遠位端に解放可能に係合するように適合される近位端を有する筐体部分1200を有する。取り付けアセンブリ1202は、筐体部分1200の遠位端に対して旋回するように1203に固定され、ツールアセンブリ1017の近位端を受け取るように構成されており、その結果、筐体1200の長手方向軸に対して垂直な203における軸に対する取り付けアセンブリ1202の旋回運動は、ツールアセンブリ1017のアーティキュレーションに影響する。
外科用ステープリング装置1000は、図27に示されているようなノンアーティキュレーティング(non−articulating)DLU1016a、または図28〜図30に示されているようなアーティキュレーティング(articulating)DLU1016を受け取ることが可能である。米国特許第6,241,139号は、アーティキュレーティングDLUおよびノンアーティキュレーティングDLUの詳細な記述を含む。
図31、図31a、図32〜図35、図37および図39〜図45を概略的に参照し、特に図31、図31a、図37、図39および図40を参照すると、DLU1016は取り付けアセンブリ1235を含む。取り付けアセンブリ1235は、上側取り付け部分1236と下側取り付け部分1238とをそれぞれ含む。中央に位置を決められたピボット部材1284は、結合部材1246に形成されるそれぞれの開口1246aを通って、上側取り付け部分1236と下側取り付け部分1238とのそれぞれから伸びる。結合部材1246はそれぞれ、互いに対し長手方向に固定された位置において、取り付けアセンブリ1235と、上側筐体半分250および下側筐体半分252とを保持するように、上側筐体半分1250および下側筐体半分1252の遠位端に形成される溝1290に受け取られるように構成されている連結近位部分1246bを含む。
上側筐体半分1250と下側筐体半分1252とは、外側スリーブ、シェルまたはケーシング1251の中に含まれる。上側筐体半分1250の近位端は、本体1014の遠位端を解放可能に係合するために、半径方向外側に伸びる係合ナブ1254を含む。ナブ1254は、本体1014の遠位端との差込ピン型の結合を形成する。筐体半分1250および1252は、その中に軸方向駆動アセンブリ1212を滑動するように受け取るチャンネル1400を画定する。アーティキュレーションリンク1256は、上側筐体半分1250および下側筐体半分1252に形成されるスロット1402の中に滑動可能に配置されるように寸法を決められる。一対のブロウアウトプレートアセンブリ1255は、軸方向駆動アセンブリ1212の遠位端に隣接する筐体部分1200の遠位端に隣接して配置され、外科用ステープリング装置1000のアーティキュレーションおよび発射の間に、駆動アセンブリ1212の外側へ向けた座屈と膨らみを防止する。ブロウアウトプレートアセンブリ1255の構造および動作に関する詳細な記述は、「Surgical Stapling Device」と題される2002年10月4日出願の国際出願第PCT/US02/32031号に対して参照が行われ、該出願の全内容は本明細書において参考として援用される。
図31を参照すると、オプションで、ロッキング部材1288が、軸方向駆動アセンブリ1212の係合セクション1270において支持され得る。動作において、可動ハンドル部材1024に所定の力を加えて軸方向駆動アセンブリ1212を遠位方向に前進させることによって、軸方向駆動アセンブリ1212が作動されるときに、ロッキング部材1288は、外科用ステープリング装置1000が作動されているという聴覚的および触覚的なしるしを提供する。ロッキング部材1288の構造および動作に関する詳細な記述に関しては、上記の国際出願第PCT/US02/32031号に対して参照が行われる。ロッキング部材1288はまた、所定の軸方向の力が軸方向駆動アセンブリ1212に加えられるまで、DLU1016の中の固定された位置において軸方向駆動アセンブリ1212をロッキングすることによって、輸送の間におけるような、DLU1016の偶発的な部分的作動を防止し得る。
図31〜図34を参照すると、軸方向駆動アセンブリ1212は、遠位ワーキングヘッド1268(図34)と近位係合セクション1270とを含む細長い駆動ビーム1266(図33)を含む。駆動ビーム1266は、単一の薄板の材料、または好適には、図33に示されているように、複数の積み重ねられた薄板の材料から構成され得る。係合セクション1270は、一対の弾力的な係合フィンガ1270aおよび1270bを含み、該一対の係合フィンガ1270aおよび1270bは、駆動部材1272(図34)に形成される一対の対応する保持スロット1272aおよび1272bに取り付けるように係合するように寸法を決められて構成されている。DLU1016の近位端が外科用ステープリング装置1000の細長い本体1014に係合しているときには、駆動部材1272は、例えば、駆動ロッドまたは制御ロッド1052(図36および図38〜図40)のような駆動部材の遠位端1276を受け取るように構成されている近位ポートホール1274を含む。制御ロッド1052は、ハンドルアセンブリ1012から駆動アセンブリ1212の軸方向の運動を与えるように機能する。
図31、図31aおよび図37〜図45に見られるように、DLU1016はさらに、好適には、例えば、上側筐体半分1250のような筐体に旋回するように支持されているロッキングメカニズム1300を含む。ロッキングメカニズム1300は、駆動アセンブリ1212が、適切なローディングのためのロードの準備をされた位置に維持されている第1の位置から、駆動アセンブリ1212が自由に動く第2の位置へ向けて操作可能である。ロッキングメカニズム1300が第2の位置にあるとき、すなわち、駆動アセンブリ1212が、細長い本体1014の制御ロッド1052に接続されたときには、DLU1016は、細長い本体1014にロードされていると考えられる。図31、図31aおよび図37〜図45に見られるように、ロッキングメカニズム1300は、上側筐体半分1250の中を通って伸び、それによりピボットポイントを画定するピボットピン1308によって、上側筐体半分1250に旋回するように接続されているレバー1302を含む。レバー1302は、ピボットピン1308を遠位方向に伸びる自由遠位端1304と、ピボットピン1308を近位方向に伸びる自由近位端1306とを含む。レバー1302の近位端1306は、以下でさらに詳細に記述されるように、細長い本体1014の一部分に係合するために、上側面に沿って形成される角度の付いた面1306aで終了する。レバー1302の遠位端1304は、以下でさらに詳細に記述されるように、駆動部材1272に係合するために、下側面に沿って形成されるフック部材1304aで終了する。
ロッキングメカニズム1300はさらに、上側筐体半分1250およびレバー1302の遠位端1304と共に動作するように関係する付勢部材またはバネ1312、好適には、板バネを含む。好適には、バネ1312は、フック部材1304aが駆動部材1272に係合されるように、レバー1302を第1の位置に維持する。バネ1312は、レバー1302の遠位端1304と共に動作するように関係する近位端1312aと、上側筐体半分1250に固定される遠位端1312bとを含む。好適には、遠位端1312bは、バネ1312の近位端1312aにおいて半径方向内側に作用する力「F」(図39を参照)を作り出す方法で上側筐体半分1250におけるスロットまたは溝1250a(図39〜図42を参照)の中に伸びるフックまたは曲がったアームの形式である。近位端1312aは、レバー1302の遠位端1304の外側面1304bと係合して配置される。従って、次に、力「F」はレバー1302の遠位端1304に作用し、それにより遠位端1304を同様に半径方向内側に押す。そうすると、レバー1302の近位端1306は、ピボットピン1308の周りでのレバー1302の旋回作用により、半径方向外側に押される。
外科用ステープリング装置1000へのDLU1016の装着に先立ち、ロッキングメカニズム1300のレバー1302は、バネ1312によってロックされた位置まで押される(図37、図39および図40)。上記のように、ロックされた位置において、レバー1302は、ピボットピン1308の周りで旋回され、その結果、レバー1302のフック部材1304aは、駆動部材1272の遠位面1272cに係合し、近位端1306は、挿入チップ1193の外側面1193aの半径方向外側に配置される(図40を参照)。このロックされた配置において、フック部材1304aは、駆動部材1272の偶発的な遠位方向への前進を防止し、最近位のロードの準備をされた位置に駆動部材1272を維持する。これは、DLU1016がステープリング装置1000の細長い本体1014に取り付けられたときに、駆動アセンブリ1212の係合セクション1270が、外科用ステープリング装置1000の制御ロッド1052(図36を参照)の遠位端1276に適切に係合するということを確実にする。制御ロッド1052の遠位端1276は、1つ以上の係合面を有し、好適には、ここで示されているように、ヘッド1276aと、ヘッド1276aのすぐ近くにあり、ヘッド1276aによって部分的に画定される小さい直径の環状くぼみ1276bとを含む。
DLU1016が、以下でさらに詳細に記述される方法で、ステープリング装置1000の細長い本体1014に取り付けられるときに、レバー1302の近位端1306の角度を付けられた面1306aは、細長い本体1014の傾斜面1276fに係合する(図42、図44および図45を参照)。角度を付けられた面1306aと傾斜面1276fとの間の係合は、ピボットピン1308の周りでレバー1302を旋回または回転させ、レバー1302の近位端1306を半径方向内側にカム作用で動かす。半径方向内側への近位端1306の運動は、バネ1312の力「F」に対する半径方向外側へのフック1304aの運動に影響し、その結果、フック1304aは駆動部材1272から解放および/または脱着され、駆動アセンブリ1212を自由にして、外科用ステープリング装置1000の動作または継続した動作を可能にする。
図38に最良に示されているように、好適には、細長い本体1014の遠位端は、第1の位置から第2の位置へのロッキングメカニズム1300の操作を容易にする形状を有する、本体の中に形成されたくぼみ1276eを含む。好適には、くぼみ1276eは、レバー1302の角度を付けられた面1306aが接触する傾斜面1276fを含む。特に、DLU1016の挿入チップ193が細長い本体1014の遠位端に挿入された後に、ステープリング装置1000の細長い本体1014に対するDLU1016のねじりが、レバー1302の近位端1306を進めるように押すか、または半径方向内側にカム作用で働くように、傾斜面1276fは形作られる。DLU1016が、本体1014に対して充分な長さの弧を回転された後にのみ、レバー1302の近位端1306は、駆動部材1272からフック部材1304aを解放するのに充分な距離、半径方向内側にカム作用で働く。
図37〜図45を続けて参照すると、細長い本体1014の遠位端にDLU1016を固定するときの、ロッキングメカニズム1300の使用および/または動作の方法が記述される。まず、ロッキングメカニズム1300が第1の位置にあり、その結果、フック1304aが駆動部材1272と係合していると、DLU1016の挿入チップ1193が、矢印「A」(図41)のいずれかの方向に、細長い本体1014の遠位端の中に長手方向に導入される。図41、図42および図43に見られるように、細長い本体1014の遠位端の中への挿入チップ1193の導入の間、レバー1302の近位端1306は、細長い本体1014の遠位端に形成されるくぼみ1276b(図42)に入る。
挿入チップ1193が細長い本体1014の遠位端の中に完全に挿入されたとき、さらに詳細には、ナブ1254がチャンネル1276d(図38、図44および図45)に完全に入ったときに、DLU1016は、矢印「B」(図41および図45)の方向に回転され、その結果、くぼみ1276eの傾斜面1276fが、レバー1302の近位端1306の角度を付けられた面1306aに作用し、係合する。上記のように、くぼみ1276eの傾斜面1276fと近位端1306の角度を付けられた面1306aとの間のカム作用は、図45の矢印「C」で示されているように、半径方向内側にレバー1302の近位端1306を押させ、ピボットピン1308の周りで、それにより、バネ1312の力「F」を乗り越え、遠位端1304を半径方向外側に押し、その結果、レバー1302が第1の位置から第2の位置に押される。半径方向外側への遠位端1304の移動は、フック1304aを駆動部材1272から脱着させ、それにより外科用ステープリング装置1000の続く動作のために、駆動アセンブリ1212を自由にする。レバー1302が第2の位置にあるとき、例えば、駆動アセンブリ1212が、細長い本体1014の駆動部材または制御ロッド1052に接続されたときに、DLU1016は細長い本体1014にロードされていると考えられる。
従って、駆動アセンブリ1212が最近位または適切なローディング位置にないときには、細長い本体1014の遠位端に対する、駆動アセンブリ1212を有するDLUの装着は防止される。
様々な改変が、本明細書において開示された実施形態に対して行われ得るということを理解されたい。従って、上の記述は、限定として解釈されるべきではなく、好適な実施形態の単なる例示と解釈されるべきである。当業者は、添付の特許請求の範囲の範囲および精神を外れることなく他の改変を想定する。
図1は、本開示の外科用ステープリング装置の好適な実施形態の上面斜視図である。 図2は、図1の外科用ステープリング装置の上面図である。 図3は、図1および図2に示される外科用ステープリング装置の側面図である。 図4は、DLUが外科用ステープリング装置の細長い本体から脱着された、図1〜図3の外科用ステープリング装置の上面斜視図である。 図5は、図1〜図4の外科用ステープリング装置での使用のためのノンアーティキュレーティングDLUの底面斜視図である。 図6は、図1〜図4の外科用ステープリング装置の好適なアーティキュレーティングDLUの底面斜視図である。 図7は、図6のDLUの上面斜視図である。 図8は、図6および図7のDLUの上面斜視図である。 図9は、図6〜図8のDLUの近位筐体部分と取り付けアセンブリとの、部品が分解された上面斜視図である。 図10は、図6〜図9のDLUの上側筐体半分の近位部分の、部品が分解された拡大上面斜視図である。 図11は、筐体部分の上側半分が取り除かれた、図6〜図9のDLUの近位筐体部分と取り付けアセンブリとの上面斜視図である。 図12は、図6〜図9の軸方向駆動アセンブリの一部分の、部品が分解された上面斜視図である。 図13は、図6〜図9のDLUの図11の軸方向駆動アセンブリの一部分の上面斜視図である。 図14は、図6〜図9のDLUの筐体部分の下側筐体半分の拡大上面斜視図である。 図15は、細長い本体の中を通って伸びる制御ロッドと共に示されている、図1〜図4に示されるステープリング装置の細長い本体の遠位端の拡大斜視図である。 図15aは、細長い本体の中を通って伸びる制御ロッドなしに示されている、図15の細長い本体の遠位端の拡大斜視図である。 図16は、本開示に従った、ロッキングメカニズムを例示する、図6〜図9のDLUの近位端の拡大斜視図である。 図17は、図1〜図3に示されている外科用ステープリング装置の細長い本体に対する図6〜図9のDLUの装着に関する段階を例示する、一部分が切り取られた拡大正面図である。 図18は、図1〜図3に示されている外科用ステープリング装置の細長い本体に対する図6〜図9のDLUの装着に関する別の段階を例示する、一部分が切り取られた拡大正面図である。 図19は、図1〜図3に示されている外科用ステープリング装置の細長い本体に対する図6〜図9のDLUの装着に関するさらに別の段階を例示する、一部分が切り取られた拡大正面図である。 図20は、図16の切断線20−20に沿う、図6〜図9のDLUの近位端の長手方向の断面図である。 図21は、第1の位置にあるロッキングメカニズムを例示する、図16の21−21に沿う、DLUの近位端における、細長い本体の遠位端を有する、図6〜図9のDLUの近位端の拡大横断断面図である。 図22は、第2の位置にあるロッキングメカニズムを例示する、図16の21−21に沿う、DLUの近位端における、細長い本体の遠位端を有する、図6〜図9のDLUの近位端の拡大横断断面図である。 図23は、本開示のさらなる実施形態に従った、外科用ステープリング装置の上面斜視図である。 図24は、図23に示された外科用ステープリング装置の上面図である。 図25は、図23および図24に示された外科用ステープリング装置の側面図である。 図26は、DLUが外科用ステープリング装置の細長い本体から脱着された、図23〜図25の外科用ステープリング装置の上面斜視図である。 図27は、図23〜図26の外科用ステープリング装置での使用のためのノンアーティキュレーティングDLUの底面斜視図である。 図28は、図23〜図26の外科用ステープリング装置の好適なアーティキュレーティングDLUの底面斜視図である。 図29は、図28のDLUの上面斜視図である。 図30は、図28および図29のDLUの上面斜視図である。 図31は、図28〜図30のDLUの近位筐体部分と取り付けアセンブリとの、部品が分解された上面斜視図である。 図31aは、図28〜図31のDLUの下側筐体半分近位部分の拡大上面斜視図である。 図32は、上側筐体半分が取り除かれた、図28〜図31のDLUの近位筐体部分と取り付けアセンブリとの上面斜視図である。 図33は、図28〜図31の軸方向駆動アセンブリの、部品が分解された上面斜視図である。 図34は、図28〜図31のDLUの図33の軸方向駆動アセンブリの上面斜視図である。 図35は、図28〜図31のDLUの近位筐体部分の下側筐体半分の拡大上面斜視図である。 図36は、図26に示されるステープリング装置の細長い本体の遠位端の拡大斜視図である。 図37は、本開示に従った、ロッキングメカニズムを例示する、図28〜図31のDLUの近位端の拡大斜視図である。 図38は、本開示に従った、ステープリング装置の細長い本体の遠位端の拡大斜視図である。 図39は、第1の位置におけるロッキングメカニズムを例示する、図37のDLUの近位端の、部分的に切り取られた拡大斜視図である。 図40は、ロッキングメカニズムが第1の位置にある、図37の40−40を通る、図28〜図31のDLUの近位端の長手方向の断面図である。 図41は、第2の位置におけるロッキングメカニズムを例示する、図37のDLUの近位端の、部分的に切り取られた拡大斜視図である。 図42は、ロッキングメカニズムが第2の位置にある、図37の40−40を通る、図28〜図31のDLUの近位端の長手方向の断面図である。 図43は、図40の43−43を通る、図28〜図31のDLUの近位端の拡大横断断面図である。 図44は、細長い本体に対するDLUの回転に先立つロッキングメカニズムの位置を例示する、図42の44−44を通る、図28〜図31のDLUの近位端の拡大横断断面図である。 図45は、細長い本体に対するDLUの回転後のロッキングメカニズムの位置を例示する、図42の44−44を通る、図28〜図31のDLUの近位端の拡大横断断面図である。
符号の説明
10 外科用ステープリング装置
12 ハンドルアセンブリ
14 細長い本体
16 DLU
17 ツールアセンブリ
18 カートリッジアセンブリ
20 アンビルアセンブリ
22 固定のハンドル部材
24 可動ハンドル部材
26 バレル部分
28 回転可能な部材
30 アーティキュレーションレバー
32 ノブ
200 筐体部分
212 軸方向駆動アセンブリ
300 ロッキングメカニズム

Claims (34)

  1. 外科用装置であって、
    筐体から伸びる細長い本体を含む該筐体と、
    該筐体の遠位端において支持可能なローディングユニットであって、該ローディングユニットは、
    遠位端と近位端とを含む筐体部分と、
    該ローディングユニットの該筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、
    該ローディングユニットの該筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムであって、該ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリの一部分に係合し、該ローディングユニットの該筐体部分に対する該駆動アセンブリの位置を維持し、かつ、該ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリを脱着し、該駆動アセンブリが該筐体部分に対して動くことを可能にする、ロッキングメカニズムと
    を含む、ローディングユニットと
    を備え、
    該ロッキングメカニズムは、該筐体の該細長い本体に対する該ローディングユニットの接続に応答して、該第1の位置から該第2の位置へ動くように構成されている、外科用装置。
  2. 前記ロッキングメカニズムは、
    前記筐体部分に旋回するように接続され、ピボットポイントを画定するレバーであって、該レバーは、該ピボットポイントの遠位方向に伸びる遠位端と、該ピボットポイントの近位方向に伸びる近位端とを有し、該レバーの該遠位端は、前記駆動アセンブリの一部分に選択的に係合するための、そこに形成されたフックを含み、該ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分に係合し、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分から脱着される、レバー
    を含む、請求項1に記載の外科用装置。
  3. 前記ロッキングメカニズムが、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされるときには、前記レバーの前記近位端は、前記ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向内側に動かされ、該レバーの前記遠位端は、該ローディングユニットの該中心長手方向軸に対して半径方向外側に動かされる、請求項2に記載の外科用装置。
  4. 前記ロッキングメカニズムは、前記細長い本体の遠位端に前記ローディングユニットを結合する際に、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされる、請求項3に記載の外科用装置。
  5. 前記ローディングユニットと前記細長い本体とは、互いにねじり係合するように構成されており、該ローディングユニットの前記筐体部分の前記近位端が、該細長い本体の前記遠位端に挿入されたときには、前記ロッキングメカニズムは、該細長い本体に対する該ローディングユニットのねじり作用によって、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされる、請求項4に記載の外科用装置。
  6. 前記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、前記第1の位置に前記レバーを付勢する、請求項5に記載の外科用装置。
  7. 前記ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、前記レバーの前記近位端は、前記筐体部分の外側面を越えて半径方向に伸びる、請求項6に記載の外科用装置。
  8. 前記ロッキングメカニズムの前記レバーの前記近位端は、角度を付けられた面を画定し、前記細長い本体との接続を容易にする、請求項7に記載の外科用装置。
  9. 前記筐体から伸びる細長い本体をさらに備え、該細長い本体は、前記ローディングユニットの前記筐体部分の前記近位端を選択的に受け取るように構成され、寸法を決められている遠位端を含む、請求項8に記載の外科用装置。
  10. 前記ロッキングメカニズムは、
    前記筐体部分に旋回するように接続された遠位端、および自由近位端を有するレバーと、
    該レバーから半径方向内側に伸びる歯であって、該ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、該歯は、前記駆動アセンブリの係合面に係合し、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該歯は、該駆動アセンブリの該係合面から脱着されるように、該歯は、該駆動アセンブリの上に形成される該係合面に選択的に係合する、歯と
    を含む、請求項1に記載の外科用装置。
  11. 前記ロッキングメカニズムが、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされたときには、前記レバーは、その遠位端の周りを旋回され、その結果、該レバーの長手方向軸は、前記筐体部分の長手方向軸に対して角度を付けられる、請求項10に記載の外科用装置。
  12. 前記ロッキングメカニズムは、前記細長い本体を半径方向内側に伸びる突起によって、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされ、前記ローディングユニットがねじられ、該細長い本体においてロードされた係合になるように、該突起は、前記レバーの側面で作用する、請求項11に記載の外科用装置。
  13. 前記ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、前記レバーは、前記筐体部分の前記近位端から半径方向外側に伸びるナブと実質的に軸方向に並べられ、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該レバーは、挿入チップの該ナブとの軸方向の並びから外れる、請求項12に記載の外科用装置。
  14. 前記レバーの前記近位端は、前記筐体部分の前記近位端に向けて伸びるナブを含み、該筐体部分の該近位端は、該レバーが前記第1の位置にあるときの、該レバーの該ナブの受け取りのために、表面に形成されたくぼみを含む、請求項13に記載の外科用装置。
  15. 前記ロッキングメカニズムはさらに、該ロックメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、前記第1の位置に前記レバーを維持しようと働く、請求項10に記載の外科用装置。
  16. 前記外科用装置はステープラである、請求項1に記載の外科用装置。
  17. 前記筐体から伸びる細長い本体をさらに備えている、請求項1に記載の外科用装置。
  18. 前記ローディングユニットの前記筐体部分の前記近位端は、挿入チップを画定する、請求項1に記載の外科用装置。
  19. 外科用ステープリング装置と共に使用するための、および/または外科用ステープリング装置の細長い本体の遠位端で支持可能なローディングユニットであって、該ローディングユニットは、
    遠位端と該遠位端から伸びる細長い本体とを含む筐体部分と、
    該ローディングユニットの該筐体部分の中で滑動するように支持される駆動アセンブリと、
    該ローディングユニットの該筐体部分において旋回するように支持されるロッキングメカニズムであって、該ロッキングメカニズムは第1の位置を有し、該第1の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリの一部分に係合し、該ローディングユニットの該筐体部分に対する該駆動アセンブリの位置を維持し、かつ、該ロッキングメカニズムは第2の位置を有し、該第2の位置において、該ロッキングメカニズムは、該駆動アセンブリを脱着し、該駆動アセンブリが該筐体部分に対して動くことを可能にする、ロッキングメカニズムと
    を備え、
    該ロッキングメカニズムは、該外科用ステープリング装置の該細長い本体に対する該ローディングユニットの接続に応答して、該第1の位置から該第2の位置へ作動するように構成されている、ローディングユニット。
  20. 前記ロッキングメカニズムは、
    前記筐体部分に旋回するように接続され、ピボットポイントを画定するレバーであって、該レバーは、該ピボットポイントの遠位方向に伸びる遠位端と、該ピボットポイントの近位方向に伸びる近位端とを有し、該レバーの該遠位端は、前記駆動アセンブリの一部分に選択的に係合するための、そこに形成されたフックを含み、該ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分に係合し、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該フックは該駆動アセンブリの該一部分から脱着される、レバー
    を含む、請求項19に記載のローディングユニット。
  21. 前記ロッキングメカニズムは、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされるときには、前記レバーの前記近位端は、前記ローディングユニットの中心長手方向軸に対して半径方向内側に動かされ、該レバーの前記遠位端は、該ローディングユニットの該中心長手方向軸に対して半径方向外側に動かされる、請求項20に記載のローディングユニット。
  22. 前記ロッキングメカニズムは、前記外科用ステープリング装置の前記細長い本体の自由端に対する前記ローディングユニットの前記細長い本体の結合の際に、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされる、請求項21に記載のローディングユニット。
  23. 前記ローディングユニットの前記細長い本体と前記外科用ステープリング装置の前記細長い本体とは、互いにねじり係合するように構成されており、該ローディングユニットの該細長い本体が、該外科用ステープリング装置の該細長い本体の前記自由端に挿入されたときには、前記ロッキングメカニズムは、該外科用ステープリング装置の該細長い本体に対する該ローディングユニットのねじり作用によって、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされる、請求項22に記載のローディングユニット。
  24. 前記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、前記第1の位置に前記レバーを付勢する、請求項23に記載のローディングユニット。
  25. 前記ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、前記レバーの前記近位端は、前記筐体部分の外側面を越えて半径方向に伸びる、請求項24に記載のローディングユニット。
  26. 前記ロッキングメカニズムの前記レバーの前記近位端は、角度を付けられた面を画定し、前記ローディングユニットの前記細長い本体との接続を容易にする、請求項25に記載のローディングユニット。
  27. 前記ロッキングメカニズムは、
    前記筐体部分に旋回するように接続された遠位端、および自由近位端を有するレバーと、
    該レバーから半径方向内側に伸びる歯であって、該ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、該歯は、前記駆動アセンブリの係合面に係合し、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該歯は、該駆動アセンブリの該係合面から脱着されるように、該歯は、該駆動アセンブリの上に形成される該係合面に選択的に係合する、歯と
    を含む、請求項19に記載のローディングユニット。
  28. 前記ロッキングメカニズムは、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされ、前記レバーは、その遠位端の周りを旋回され、その結果、該レバーの長手方向軸は、前記筐体部分の長手方向軸に対して角度を付けられる、請求項27に記載のローディングユニット。
  29. 前記ロッキングメカニズムは、前記細長い本体を半径方向内側に伸びる突起によって、前記第1の位置から前記第2の位置に動かされ、前記ローディングユニットがねじられ、該細長い本体においてロードされた係合になるように、該突起は、前記レバーの側面で作用する、請求項28に記載のローディングユニット。
  30. 前記ロッキングメカニズムが前記第1の位置にあるときには、前記レバーは、前記筐体部分の前記近位端から半径方向外側に伸びるナブと実質的に軸方向に並べられ、該ロッキングメカニズムが前記第2の位置にあるときには、該レバーは、該筐体部分の該近位端の該ナブとの軸方向の並びから外れる、請求項29に記載のローディングユニット。
  31. 前記レバーの前記近位端は、前記筐体部分の前記近位端に向けて伸びるナブを含み、挿入チップは、該レバーが前記第1の位置にあるときの、該レバーの該ナブの受け取りのために、表面に形成されたくぼみを含む、請求項30に記載のローディングユニット。
  32. 前記ロッキングメカニズムはさらに、該ロッキングメカニズムと関連して動作する付勢部材を含み、該付勢部材は、前記第1の位置に前記レバーを維持しようと働く、請求項31に記載のローディングユニット。
  33. 前記ローディングユニットの前記筐体部分の前記近位端は、挿入チップを画定する、請求項20に記載のローディングユニット。
  34. 前記ローディングユニットは、ステープラとして機能する、請求項20に記載のローディングユニット。
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