JP2008187500A - データ送信装置及びデータ送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理負荷が増大しないようにしてエラー耐性の高い動画像ファイルを配信できるようにする。
【解決手段】ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに、パケット分割を補助するための分割補助情報を動画像ファイル内に作成し、前記作成された分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するようにして、エラー耐性を高めることができるようにするとともに、処理負荷が増大しないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明はデータ送信装置、データ送信方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、MPEG動画像ファイルを再同期マーカの位置でパケット分割するために用いて好適な技術に関する。
近年、動画・音声符号化形式の多様化に伴い、様々な形式を均一的な枠組みの中で相互に接続可能な形で処理できるようにする必要性が高まってきている。そこで、ISO/IEC JTC1/SC29/WG11(International Organization for Standardization/International Engineering Consortium)によって、MPEGなどの動画・音声のコンテンツデータをファイルに記録するために「ISO Base Media ファイル形式」という汎用のファイル形式が規格化されている(例えば、非特許文献1参照)。
このファイル形式は、特定の符号化形式を前提とはしていない基本ファイル形式として定義されており、所定の符号化形式や目的に適合させるには、この規格を部分的に拡張した規格を別途定義することによって対応している。この拡張した規格の代表例としては、MPEG−4の動画・音声符号化データを記録するための標準ファイル形式である「MP4ファイル形式」がある(例えば、非特許文献2参照)。
また、同じくMPEG−4の動画・音声を扱う形式であるが、第三世代携帯電話を中心とする無線端末上での利用を前提に制約が課せられた動画ファイル規格がある。このような規格としては、3GPP(Third Generation Partnership Project)によって定められた3GPPファイル形式がある(例えば、非特許文献3、非特許文献4参照)。
前述したMP4ファイル中のすべてのデータは「オブジェクト」として保持されており、ファイルは連続するオブジェクトで構成されている。また、オブジェクトは、他のオブジェクトを含む入れ子構造となっており、ISO Base Media File Formatではこのオブジェクトのことを「BOX」と呼ぶ。図9はBOXのフィールド定義を示す図である。「size」は、BOX全体(ヘッダ+Boxに含まれるすべてのフィールド及びBOX)のバイト数を表し、「type」は、BOXの種類を表す。
MPEG−4標準規格は3つのエラー耐性アルゴリズムを支援しており、その中の1つに再同期(resynchronization)マーカがある。符号化データに伝送路誤りやその他の理由で誤りが混入した場合に、誤りが混入した以後のデータについては、その影響が伝搬することにより復号化装置で正しく復号することができなくなってしまうという不都合がある。この不都合を避けるために、伝送路において誤りが生じる可能性がある場合には、ある間隔で同期符号(再同期マーカ)を挿入し、誤りの伝搬を防止する方法をとるのが一般的である。
再同期マーカは、ビットストリーム復号時にエラー伝播を阻止するために、特定ビットパターンで構成される固定長符号(fixed length code)をビットストリーム内に配置して正しく復号が開始できる点を表示する用途で使われる。この再同期マーカは可変長符号等のどのような組み合わせとも一致しない唯一のビットパターンで構成されている。図7に示すように、この再同期マーカを利用して1つのフレームは複数のパケット(ビデオパケット)に分けられている。これにより、1つのビデオパケットにエラーが発生しても次のビデオパケットは独立的に復号できるようにしている。
また、MPEG−4で符号化された画像データの伝送方法は、例えばIETF(Internet Engineering Task Force)、及びMPEG(Moving Picture Expert Group)において規格化が進行中である。そして、MPEG−4動画像データのネットワーク配信を可能にするプロトコルとしてRTP(Real-time Transport Protocol)が用いられている。
画像データの伝送について、RTPを用いた場合の伝送方法としては、図8に示すように、MP4ファイルの動画フレームを複数のパケットに分割して、個々のパケットに対してRTPヘッダを付加することによりRTPパケットを作成して送信する。動画像フレームをパケットに分割する際には、MP4ファイル内のHintトラックに記録されている分割情報を用いる。
ここでHintトラックとは、ネットワーク用にメディアデータをパッケージする方法を正確にサーバへ伝える機能を有し、メディアデータをパケットに分割するための通信制御情報を時系列に記録したトラックである。図10に示すようにHintトラック1001は、ストリーミング対象のメディアトラック1002に対して1つ存在する。ストリームサーバは、Hintトラック1001と関連するメディアトラック1002から符号化ストリームを取得し、通信制御情報1003に従って符号化ストリーム1004を分割し、パケット化して送信する。
前述したように、MP4ファイルのストリーム配信に際には、MP4ファイルをパケット分割して配信する。このため、例えば、同期符号(動画像の再同期マーカ)が含まれるMP4ファイルをストリーム配信する場合には、Hintトラックに記述されている分割情報がなければ、ストリーム中の同期符号を全探索してパケット化しなければならない。このため、パケット分割の際の処理負荷が増大するという問題点があった。
この問題点を解消するために、同期符号を探索することなく一定サイズでパケットに分割する方法も考えられるが、その場合、エラー耐性の効果が得られないという問題点があった。
また、Hintトラックに記述されている分割情報と再同期マーカの位置情報とが一致していることが理想的である。ところが、従来のHintトラックに記述されている分割情報は、ネットワークの効率を重視して決定しているため、分割情報に記録されている分割位置は、再同期マーカの位置と一致していなかった。このため、Hintトラックに記述されている分割情報を含むMP4ファイルであっても、分割情報が同期符号の位置を考慮したものになっていなかった。したがって、同期符号を利用したパケット化を行うことができなかったので、エラー耐性の効果が得られないという同様の問題点があった。
そこで、分割情報に記録されている分割位置と再同期マーカの位置とを一致させるために、従来の方法では、パケットサイズを再計算したり、パケットテーブルを参照したりすることが考えられる。ところが、いずれにしても再同期マーカの位置情報とは無関係にパケット分割されるため、エラー伝搬が1パケット以上に及ぶ可能性が高かった。また、パケットサイズを再計算した場合は、再計算に要するパケッタイザの処理負荷も増大するという問題点があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、同期符号を利用したパケット化を行うことができるようにすることを目的としている。
本発明のデータ送信装置は、ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信装置であって、前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成手段と、前記分割補助情報作成手段によって作成された分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割手段とを備えることを特徴とする。
本発明のデータ送信方法は、ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信方法であって、前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成工程と、前記分割補助情報作成工程において作成した分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割工程とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成工程と、前記分割補助情報作成工程において作成した分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記に記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、再同期マーカの位置情報を元に分割補助情報を作成して動画像ファイルに記録するようにしたので、再同期マーカの位置を考慮したパケット分割を行うことができる。これにより、エラー耐性を高めることができるとともに、処理負荷が増大しないようにすることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明のデータ送信装置を、MPEG−4規格の動画像ファイルをRTPで送信する装置に適用した好適な実施形態について詳細に説明する。まず、本実施形態におけるMP4ファイル内への分割補助情報の記録方法、及びパケット分割方法について、図1、及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ送信装置の機能構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、データ送信装置100は、動画像符号化部101と、分割補助情報作成部103と、パケット分割部104とから構成されている。
動画像符号化部101は、ビデオカメラ等の映像入力装置102から入力された動画像データをMPEG−4規格により符号化してMP4ファイルを作成する。分割補助情報作成部103は、動画像符号化部101において符号化されたMP4ファイル内に分割補助情報を作成して記録する。そして、データ送信時には、パケット分割部104は、動画像ファイルをパケットに分割して伝送路105を介して送り先へ送る。また、パケット分割部104は、分割補助情報が記録されているBOXを解読できるか否かを判断する判断手段を有している。
次に、本実施形態において、動画像符号化部101が動画像データを符号化する時に、分割補助情報作成部103が分割補助情報を作成して記録する処理について説明する。ここで、分割補助情報とは、動画像ファイルをパケット分割する際に用いる分割情報のことを示している。
分割補助情報作成部103は、符号化時にMP4ファイル内のビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報を取得して、その位置情報をもとに分割補助情報を作成し、MP4ファイルに記録する。作成した分割補助情報を記録する場所としては、ネットワーク用にメディアデータをパッケージする方法を正確にサーバへと伝える機能をもつHintトラックや「udta」BOX、或いは独自に作成したBOX等が挙げられる。
図2は、作成した分割補助情報を記述したMP4ファイルの一例を示す図である。
図2に示すようにMP4ファイルには、コンテンツのメタデータを格納するMovie Box202と、符号化データのチャンク列が格納されるMedia Data Box203と、User Data Box(「udta」BOX)204とが存在する。作成した分割補助情報は、「udta」BOX204または新規作成したBOXに記録されるものとする。この場合、新規の分割補助情報が作成されたことを表すフラグをたてることにより、分割補助情報をもとにパケット分割を行うよう指示を出すことができる。
なお、図2には分割補助情報の記述例を示したが、分割補助情報に記録する再同期マーカの位置情報の記述方法や、その他の分割補助情報に含む情報の内容及び記述形式はどのようなものでもよい。
また、Movie Box(moov)202には、MP4ファイル中のトラックのメタデータを格納するTrack Box(trak)があり、その中の1つにはMP4ファイルの分割情報を記録するHintトラックに関するヘッダ情報が含まれる。Hintトラックに記録されている分割情報として新規作成した分割補助情報を記録することも可能である。
なお、前述した例では、分割補助情報を記録する場所として「udta」BOX204を具体的な例の1つとして挙げたが、MP4ファイル内に独自に作成したBOX内に記録してもよい。
次に、分割補助情報が記録されたMP4ファイルを配信する際のパケット分割方法について説明する。図11は、パケット分割部104によるMP4ファイルのパケット分割の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図2に示したようなMP4ファイルが作成された場合、パケット分割部104は新規作成した分割補助情報を取得する(ステップS1101)。次に、分割補助情報をもとにパケット分割を行う(ステップS1102)。そして、パケットを送り先へ送信し(ステップS1103)、処理を終了する。
パケット分割方法について、パケット分割部104が新規作成した分割補助情報を記録したBOXを解読する機能を有していない場合のパケット分割部104によるパケット分割方法について、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、パケット分割部104は、分割補助情報が記録されたBOXを解読できるかどうかを判断する(ステップS1201)。この判断の結果、解読できる場合は、分割補助情報を取得する(ステップS1202)。そして、その分割補助情報に基づいてパケットに分割し(ステップS1204)、処理を終了する。
一方、ステップS1201の判断の結果、分割補助情報が記録されたBOXを解読できない場合は、Hintトラックに記録されている分割情報を取得する(ステップS1203)。そして、その分割情報に基づいてパケットに分割し(ステップS1204)、処理を終了する。
以上のように本実施形態においては、MP4ファイル作成時に、再同期マーカの位置情報を考慮した分割補助情報を作成し、これに基づいてパケット分割することにより、エラーの伝播をエラーパケットのみに抑えることが可能となる。これにより、ストリーム配信時のエラー耐性効果が向上する。また、再同期マーカの位置を全探索する必要がないので、処理負荷を軽くすることができる。また、再同期マーカの位置を全探索する必要をなくすことができるため、処理負荷も増大しないようにすることがない。
(第2の実施形態)
本実施形態におけるMP4ファイル内への分割補助情報の記録方法について、図3を参照しながら説明する。なお、本実施形態におけるデータ送信装置の機能構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。図3は、本実施形態における分割補助情報作成の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、MP4ファイルが既に存在している場合、または符号化の時点で分割補助情報の有無が知らされない場合について説明する。
まず、動画像符号化部101は、分割情報がMP4ファイルに記録されているか否かを確認する(ステップS301)。この確認の結果、分割情報が記録されていない場合は、第1の実施形態と同様にMP4ファイル内を探索して再同期マーカの位置情報を取得し、それに基づいて分割補助情報を作成する(ステップS302)。そして、作成した分割補助情報をMP4ファイルに記録する(ステップS304)。
一方、ステップS301の確認の結果、分割情報がMP4ファイルに既に記録されている場合は、その分割情報が再同期マーカの位置を考慮したものか否かを確認する(ステップS303)。この確認の結果、再同期マーカの位置を考慮したものである場合は、そのまま何もせずに処理を終了する。一方、ステップS303の確認の結果、再同期マーカの位置を考慮したものでない場合は、第1の実施形態と同様に分割補助情報を作成し(ステップS302)、MP4ファイルに記録する(ステップS304)。なお、分割補助情報を作成する時に、既存の分割情報を新規作成した分割補助情報に更新してもよい。
MP4ファイルをストリーム配信する際は、第1の実施形態と同様であり、図11に示したフローチャートに基づき、分割補助情報をもとにMP4ファイルをパケット分割する。
以上のように本実施形態においては、既に作成済みのMP4ファイルに対して、再同期マーカの位置情報を考慮した分割補助情報を作成し、これに基づいてパケット分割することにより、エラーの伝播をエラーパケットのみに抑えることが可能となる。これにより、ストリーム配信時のエラー耐性効果が向上する。
(第3の実施形態)
前述した第1及び第2の実施形態では、再同期マーカの位置情報に基づいて作成した分割補助情報を元に動画像ファイルをパケット分割していたが、本実施形態では、別のパケット分割方法について説明する。本実施形態では、新規作成した分割補助情報だけでなく、動画像ファイルのHintトラックに既に記録されている分割情報をも用いることによって、条件に応じた動的なパケット分割を行う。本実施形態のMP4ファイルストリーム配信時におけるパケット分割方法について、図4〜図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態におけるデータ送信装置の機能構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図4は、MP4ファイルのESデータを示す図である。なお、MP4ファイルには再同期マーカ402が含まれているものとする。図4における矢印は、Hintトラックに記録されている分割情報が指し示す分割位置401を表している。
そして、図5は、MP4ファイルのHintトラックに記録されている分割情報(再同期マーカの位置を考慮せずに作成したもの)をもとにMP4ファイルをパケット化した図を示している。本実施形態では、回線状況が悪い等の場合、パケット分割部104は、エラー伝搬効率を上げるためにMP4ファイルに記録された分割補助情報を元にさらにパケット分割する。
図6は、Hintトラックの分割情報を元に分割したパケットを、さらに分割補助情報により小さいパケットサイズのパケットに分割した状態を示す図である。Hintトラックの分割情報を元にパケット分割すると、A部分501)とB部分502とが同一のパケット503に含まれていた。ところが、再同期マーカ402の位置に基づいて作成した分割補助情報を用いてさらに分割することにより、第1のパケット601と第2のパケット602とに分割し、パケットサイズを小さくすることができる。
また、回線利用率を上げる場合は、逆にパケットサイズを大きくすることができる。この場合は、図6で示したように、分割補助情報に基づき分割したパケットを、Hintトラック等に記録されている分割情報に基づいて再パケット化する。すなわち、図6では別のパケットであった第1のパケット601と第2のパケット602とを図5で示すように同一のパケット503に含ませることによって、パケットサイズを大きくすることができる。
以上のように本実施形態においては、ファイルにHintトラックに記録されている分割情報だけでなく、再同期マーカの位置情報を元に作成した分割補助情報をも記録し、条件に応じた動的なパケット分割を行うようにした。これにより、例えば、回線状況に応じた効率のよいデータ送信を行うことができる。
(本発明に係る他の実施形態)
なお、前述した実施形態では、処理対象のファイルがMP4形式である場合を中心に説明したが、MP4に限らず類似のファイル形式を用いるケースに対しても適用できる。例えばISOではMP4と同様の基本構造を持つファイル形式規格として、「Motion JPEG2000ファイル形式」(ISO/IEC15444-3)や「AVCファイル形式」(ISO/IEC14496-15)といった標準規格が制定されている。これらの標準規格や、前述した3GPPファイル形式など、MP4で規定されるものと類似のファイル形式およびアーキテクチャが採用されている規格に対しても、本発明の一部あるいは全部を適用することが可能である。
また、本実施形態では、データ転送プロトコルがRTPである場合を中心に説明したが、RTPに限らず、他のデータ転送プロトコル及びアーキテクチャを用いるケースに対しても、本発明を適用することが可能である。
本発明の目的は、以下の場合によっても達成される。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される。また、それだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOperating System(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態におけるデータ送信装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態において、分割補助情報を記述したMP4ファイルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における分割補助情報作成の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態において、MP4ファイルのESデータを示す図である。 本発明の第3の実施形態において、既存の分割情報をもとにパケット分割された状態の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態において、分割補助情報を元にパケット分割された状態の一例を示す図である。 再同期マーカを含むMP4のESデータを示す図である。 RTPパケットを示す図である。 BOXのフィールド定義を示す図である。 MP4ファイルのBOX構造の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、分割補助情報を元にパケット分割を行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、分割補助情報を記録したBOXを解読する機能を有していない場合のパケット分割を行う処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 データ送信装置
101 動画像符号化部
102 映像入力装置
103 分割補助情報作成部
104 パケット分割部
105 伝送路
401 分割位置
402 再同期マーカ
501 A部分
502 B部分
503 パケット
601 第1のパケット
602 第2のパケット

Claims (12)

  1. ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信装置であって、
    前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成手段と、
    前記分割補助情報作成手段によって作成された分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割手段とを備えることを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記分割補助情報作成手段は、前記動画像ファイルを作成する時に前記分割補助情報を作成して、前記動画像ファイル内のHintトラックまたは前記Hintトラックとは異なるBOXに記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記分割補助情報作成手段は、前記動画像ファイルが既に存在する場合は、前記動画像ファイル内のHintトラックに記録されている分割情報を前記分割補助情報に更新するか、または前記分割補助情報を作成して前記Hintトラックとは異なるBOXに記録することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  4. 前記パケット分割手段は、前記動画像ファイル内の前記分割補助情報が記録されているBOXを解読できるか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段による判断の結果、前記BOXを解読できる場合は、前記記録されている分割補助情報をもとにパケット分割を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  5. 前記パケット分割手段は、前記動画像ファイル内に既に記録されている分割情報または前記分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルに対して条件に応じたパケット分割を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  6. ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信方法であって、
    前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成工程と、
    前記分割補助情報作成工程において作成した分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割工程とを備えることを特徴とするデータ送信方法。
  7. 前記分割補助情報作成工程においては、前記動画像ファイルを作成する時に、前記分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内のHintトラックまたは前記Hintトラックとは異なるBOXに記録することを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
  8. 前記分割補助情報作成工程においては、前記動画像ファイルが既に存在する場合は、前記動画像ファイル内のHintトラックに記録されている分割情報を前記作成した分割補助情報に更新するか、または前記作成した分割補助情報を前記Hintトラックとは異なるBOXに記録することを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
  9. 前記パケット分割工程においては、前記動画像ファイル内の前記分割補助情報が記録されているBOXを解読できるか否かを判断する判断工程を有し、
    前記判断工程における判断の結果、前記BOXを解読できる場合は、前記記録されている分割補助情報をもとにパケット分割を行うことを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
  10. 前記パケット分割工程においては、前記動画像ファイル内に既に記録されている分割情報または前記分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルに対して条件に応じたパケット分割を行うことを特徴とする請求項6に記載のデータ送信方法。
  11. ビデオパケットの先頭データ位置を指定する再同期マーカの位置情報をもとに動画像ファイルをパケット分割してストリーム配信するデータ送信方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記再同期マーカの位置情報をもとに、前記パケット分割を補助するための分割補助情報を作成して前記動画像ファイル内に記録する分割補助情報作成工程と、
    前記分割補助情報作成工程において作成した分割補助情報をもとに、前記動画像ファイルをパケット分割するパケット分割工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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