JP2008178666A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】方法および装置が医用画像におけるスピキュラ候補を識別する。
【解決手段】一実施形態による方法は、組織領域を含む画像を表すデジタル画像データにアクセスし、分離可能なフィルタを使用して少なくとも1つのスケールに対して組織領域に関する少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップを生成することによってデジタル画像データを処理し、少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップに基づいてスピキュラ特性値を計算し、計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を識別する。
【選択図】図3

Description

本発明はデジタル画像処理技術に関し、より具体的には医用画像を処理し、医用画像における悪性部位を検出する画像処理方法及び装置に関する。
乳房X線撮影画像および乳房X線撮影画像での異常構造の識別は、乳房の医学的問題の診断にとって重要なツールである。例えば、乳房X線撮影での癌構造の識別は、迅速な治療および予後にとって重要であり有用である。
しかし、信頼性のある癌検出は、乳房の解剖学的形状および医用画像状態の変動のために実現することが困難である。この種の変動は、1)様々な人々の乳房間または同一人物の乳房における解剖学的形状の変動、2)異なる時間に撮影された乳房の医用画像における照明の変動、3)乳房X線画像での姿勢および視像の変化、4)老化による乳房の解剖学的構造での変化などを含む。さらに、悪性病変はしばしば良性病変と区別することが困難である。この種の画像状態は、乳癌の手動による識別およびコンピュータ支援の検出の両方に対して難題をもたらす。
乳癌を検出する1つの方法は、悪性腫瘤の徴候を探すことである。悪性腫瘤の徴候は、特に癌の早期段階ではしばしば非常にとらえにくい可能性がある。しかし、この種の早期癌の段階は最も治療可能でもあり、したがって悪性腫瘤のとらえにくい徴候を検出することは患者にとって多大な恩恵をもたらす。乳房での(および他の器官での)悪性部位は、スピキュラとも呼ばれる星状の放射状線形構造または棘状突起構造のパターンによって囲まれた不規則な領域としてしばしば現れる。悪性腫瘤はしばしば棘状突起構造を伴うので、棘状突起の辺縁は悪性腫瘤の強い指標である。さらに、棘状突起構造は、石灰化および他の種類の構造的腫瘤の変化より極めて高い悪性腫瘍の危険性を示す。
典型的/伝統的な棘状突起検出方法は2ステップのアプローチを用いており、最初に、線構造を抽出し、次に、検出された線に基づいて特性を計算する。したがって、典型的/伝統的な棘状突起検出方法に関する棘状突起検出の性能は線構造の抽出の性能に大いに依存する。したがって、抽出された線構造が棘状突起検出にとって十分でない場合、棘状突起検出はしばしば困難でありまたは効果的でない。1つの棘状突起検出技術が、N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)で説明されている。この研究で説明される技術では、線構造マップは可操舵フィルタによるアプローチを使用して構築されており、それは線状のカーネルを用いて乳房画像の最大フィルタ応答を効率的に計算する方法である。次いで、統計的解析が線構造マップに基づいて棘状突起構造を検出するために適用される。しかし、この技術は、技術によって必要とされる多大な計算負荷のために棘状突起構造の自動検出にとって依然、計算上の問題をもたらす。さらに、この技術では棘状突起構造を検出するために使用される統計的解析が、棘状突起の線構造の方向多様性などの棘状突起構造の態様をよく特徴づけていない。したがって、この技術は、乳房での棘状突起構造の自動検出のために使用されるときに難題に直面する。
本出願の開示された実施形態は、乳房X線撮影画像に関する線構造マップを抽出するために分離可能な可操舵フィルタを使用して棘状突起検出のための方法および装置を実現することによってこれらのおよび他の問題に対処する。計算負荷は、分離可能な可操舵フィルタを使用することによって著しく低減される。次いで、乳房X線撮影画像に関する線構造マップは、線構造の棘状突起に関係する複数の特性を使用して特徴づけられており、全体の棘状突起の評点が乳房X線撮影画像内部の画素に対して抽出される。次いで、棘状突起構造は抽出された棘状突起のスコアを使用して識別される。本出願で説明される方法および装置は、コンピュータ支援設計(CAD)システムの腫瘤検出能力を強化するスピキュラ検出アルゴリズムを実行することができる。本出願で説明される方法および装置は、乳房以外の他の解剖学的部位で棘状突起構造の検出のために使用されることもできる。
本発明は、医用画像におけるスピキュラ候補を識別する画像処理方法および装置に関する。本発明の第1の態様により、医用画像におけるスピキュラ候補を識別する画像処理方法は、組織領域を含む画像を表すデジタル画像データにアクセスするステップと、分離可能なフィルタを使用して、少なくとも1つのスケールに対して前記組織領域に関する少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップを生成することによって前記デジタル画像データを処理するステップと、前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップに基づいてスピキュラ特性値を計算する計算ステップと、前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を識別する識別ステップとを備える。
本発明の第2の態様により、医用画像におけるスピキュラ候補を識別する画像処理装置は、組織領域を含む画像を表すデジタル画像データにアクセスする画像データ入力ユニットと、前記デジタル画像データを処理し、分離可能なフィルタを使用して少なくとも1つのスケールに対して前記組織領域に関する少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップを生成する線構造抽出ユニットと、前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップに基づいてスピキュラ特性値を計算する特性マップ生成器ユニットと、前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を識別するスピキュラ候補決定ユニットを備える。
本発明のさらなる態様および利点は、添付図面と併せて下記の詳細な説明を読むと明らかになる。
より具体的には、本発明の態様は添付図面を参照して添付の説明に記載されている。図1は、本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットを含むシステムの概略構成図である。図1に示されるシステム90は、以下の構成部品、すなわち画像入力ユニット25と、画像処理ユニット100と、ディスプレイ65と、処理ユニット55と、画像出力ユニット56と、ユーザ入力ユニット75と、印刷ユニット45とを含む。図1でのシステム90の動作は下記の説明から明らかになる。
画像入力ユニット25は、医用画像を表すデジタル画像データを供給する。医用画像は、乳房X線画像、身体の様々な部位のX線画像などであってよい。画像入力ユニット25は、放射線フィルム、診断画像、デジタル・システムなどから得られるデジタル画像データを供給する任意の数の装置のうちの1つまたは複数であってよい。この種の入力装置は、例えば、フィルム上に記録された画像を走査するスキャナ、デジタル・カメラ、デジタル乳房X線撮影装置、CD−R、フロッピー・ディスク、USBドライブなどの記録媒体、画像を格納するデータベース・システム、ネットワーク接続、画像を処理するコンピュータ・アプリケーションなどデジタル・データを出力する画像処理システムなどであってよい。
画像処理ユニット100は、画像入力ユニット25からデジタル画像データを受け取り、下記に詳細に説明される方法で棘状突起検出を行う。ユーザ、例えば、医療施設での放射線専門家は、ディスプレイ65を介して画像処理ユニット100の出力を見ることができ、ユーザ入力ユニット75を介して画像処理ユニット100に命令を入力することができる。図1に示される実施形態では、ユーザ入力ユニット75はキーボード76およびマウス78を含むが、他の従来の入力装置も使用されることができる。
本発明の実施形態による棘状突起検出を行うことに加えて、画像処理ユニット100は、ユーザ入力ユニット75から受け取った命令により追加の画像処理機能を実行することができる。印刷ユニット45は画像処理ユニット100の出力を受け取り、処理された画像データのハード・コピーを生成する。画像処理ユニット100の出力のハード・コピーを生成することに加えてまたは代替として、処理された画像データは、例えば携帯用の記録媒体またはネットワーク(図示せず)を介して、画像ファイルとして戻されることができる。画像処理ユニット100の出力は、画像データを収集し格納する画像出力ユニット56に、および/または画像データにさらなる操作を行うまたは様々な目的のために画像データを使用する処理ユニット55に送付されてもよい。処理ユニット55は、他の画像処理ユニット、パターン認識ユニット、人口知能ユニット、分類子モジュール、画像を比較するアプリケーションなどであってよい。
図2は、本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100のより詳細な態様を示す構成図である。図2に示されるように、この実施形態による画像処理ユニット100は、画像操作ユニット110と、線構造抽出ユニット120と、特性マップ生成器ユニット180と、スピキュラ候補決定ユニット190とを含む。図2の様々な構成部品が個別部品として示されているが、この種の図は説明を簡単にするためであり、様々な構成部品のある種の動作は同一の物理的装置(例えば1つまたは複数のマイクロプロセッサ)によって実行されてよいことは理解されよう。
画像処理ユニット100の動作は、乳房X線撮影画像に関する文脈の中で次に説明されるが、悪性腫瘤の強い指標である棘状突起構造を検出するものである。しかし、本発明の原理は、乳房以外の他の種類の解剖学的対象物での棘状突起検出のために医用画像処理の他の部位に対しても同様に適用される。
概して、図2に示される画像処理ユニット100に関する要素の構成は、乳房画像を含むデジタル画像データの前処理および準備と、乳房画像内での線構造の抽出と、乳房画像に関する特性マップの生成と、特性マップ内での特徴を使用して乳房画像内での棘状突起構造の識別とを行う。画像操作ユニット110は、画像入力ユニット25から乳房画像を受け取り、乳房画像上で前処理操作および準備操作を行うことができる。画像操作ユニット110によって行われる前処理操作および準備操作は、寸法変更、トリミング、圧縮、色補正、雑音低減などを含んで乳房画像の寸法および/または外見を変更することができる。
画像操作ユニット110は前処理された乳房画像を線構造抽出ユニット120に送付し、線構造抽出ユニット120は乳房画像内で線構造を識別する。特性マップ生成器ユニット180は、線強さ画像および線方位画像を含んで少なくとも2つの画像を受け取り、線構造を含む部位に関するスピキュラ特性を計算する。スピキュラ候補決定ユニット190は、様々な線構造が棘状突起構造であるかどうかを決定するためにスピキュラ特性を使用する。最後に、スピキュラ候補決定ユニット190は、スピキュラ候補およびそれらのスピキュラ特性値を含んで識別された棘状突起構造を有する乳房画像を出力する。
スピキュラ候補決定ユニット190から出力されるスピキュラ候補およびスピキュラ特性マップは、処理ユニット55、画像出力ユニット56、印刷ユニット45、および/またはディスプレイ65に送付されることができる。処理ユニット55は、さらなる処理のために使用される他の画像処理ユニットあるいはパターン認識または人口知能ユニットであってよい。例えば、1つの実装形態では、スピキュラ候補決定ユニット190から出力される棘状突起候補の位置およびそれらの棘状突起特性値が、腫瘤を特徴づけるために他の特性と共にスピキュラ特性値を使用する最終的な腫瘤分類子に送られる。図2に示される画像処理ユニット100に含まれる構成部品の動作は図3〜図11を参照して次に説明される。
画像操作ユニット110、線構造抽出ユニット120、特性マップ生成器ユニット180、およびスピキュラ候補決定ユニット190はソフトウェア・システム/アプリケーションである。画像操作ユニット110、線構造抽出ユニット120、特性マップ生成器ユニット180、およびスピキュラ候補決定ユニット190はFPGA、ASICなどの特定用途向けハードウェアであってもよい。
図3は、図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100によって実行される動作を示す流れ図である。画像操作ユニット110は、画像入力ユニット25から未処理のまたは前処理された乳房画像を受け取り、乳房画像上で前処理操作を行うことができる(S202)。前処理操作は、乳房画像から対象領域(ROI)を抽出することを含むことができる。ROIが乳房画像から抽出されない場合、全体の乳房画像がさらに使用され、それは乳房画像それ自体に等しいROIを使用することと同等である。したがって、今後は、用語の乳房画像ROIは、一部分の乳房画像または全体の乳房画像のいずれも示すために使用される。
乳房画像ROIが線構造抽出ユニット120に送付される。線構造抽出ユニット120は、乳房画像ROI内で線構造を決定し(S208)、乳房画像ROIに関する線強さマップ(S212)および乳房画像ROIに関する線方位マップ(S218)を出力する。特性マップ生成器ユニット180は、乳房画像ROIに関する線強さマップおよび線方位マップを受け取り、乳房画像ROIに関する特性マップを得る(S222)。スピキュラ候補決定ユニット190は、乳房画像ROIに関する特性マップを受け取り、乳房画像ROI内でスピキュラ候補を決定する(S228)。最後に、スピキュラ候補決定ユニット190は、識別された棘状突起構造を有する乳房画像を出力する(S232)。
図4は、図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれる例示の線構造抽出ユニット120Aを示す構成図である。図4に示されるように線構造抽出ユニット120Aは、線強度マップ生成ユニット250と、線および方向併合ユニット260と、任意の選択的線除去ユニット270とを含む。線強度マップ生成ユニット250は、乳房画像ROI内で様々なスケールで線に関する線強度および方位を抽出する。線および方向併合ユニット260は、複数のスケールに対する線強度および線方位を乳房画像ROI内で線を識別する乳房の線画像に併合する。任意の選択的線除去ユニット270は、誤ったスピキュラ候補を生成しうるいくつかの線を乳房の線画像から除去する。
図5Aは、図4に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれる例示の線構造抽出ユニット120Aによって実行される動作を示す流れ図である。図5Aに示されるように線強度マップ生成ユニット250は、乳房画像ROIを受け取り(S301)、複数のスケールで線強度マップの生成を行う(S303)。線強度マップ生成ユニット250は、複数のスケールで線強度マップ(S305)および線方位マップ(S307)を取得し、次いで線強度マップを細線化する(S309)。線および方向併合ユニット260は、複数のスケールで細線化された線強度マップおよび線方位マップを受け取り、細線化された線強度マップ(S310)および線方位マップ(S311)を併合して1つの線強さマップおよび1つの線方位マップを得る(S329)。選択的線除去ユニット270は、その線強さマップを受け取り、それから胸筋縁部の線を除去(S340)して胸筋縁部のアーチファクト無しの線強さマップを得る。
図5Bは、図5Aに示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれる例示の線構造抽出ユニット120Aによって実行される動作の詳細を示す流れ図である。棘状突起検出の性能は線構造抽出の性能に大いに依存する。棘状突起検出は、抽出された線構造が不十分である場合に信頼性がなく困難である。
典型的には、棘状突起の線は様々な幅を有する。棘状突起の線の幅は、スケール・パラメータσによって特徴づけることができる。スケール・パラメータσごとに、線構造抽出ユニット120Aは乳房画像ROI内部の画素で線強度および線方位を抽出する。線構造は線状カーネルを用いて最大フィルタ応答を調査することによって抽出される。標的の形状パターン、この場合は線、との高い相関関係は、標的(すなわち、線)の存在に対する高い確率を示すと考えられている。
N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)で説明されたフィルタ方法が使用されており、その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている。この目的のために、ガウス分布の2次方向導関数が線カーネルとして使用されている。他の線カーネルおよび分布を使用することもできる。
線強度マップLσおよび線方位マップΘσは、様々な角度にわたって乳房画像ROIおよびカーネルの畳み込みの最大値をとることによって計算される。σは、検出されるべき線幅を制御するスケール・パラメータであり、したがって線構造解析のためにスケールを設定する。
N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)で説明された技術(その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている)を使用して、乳房X線撮影画像内部の画素での線強度および方位は下記に示されるように計算することができる。より正確には、乳房画像ROI内の位置(x,y)での画素においてスケールσでの線強度および線方位は式(1)および(2)によって得られる。
Figure 2008178666
ここで、Iは元の乳房画像ROIであり、*は2−D畳み込み演算子であり、Kσ,θは次式によって与えられるガウス・カーネルの角度θでの第2次方向導関数である。
Figure 2008178666
上記の式で検出されるべき線幅および角度は、σおよびθの適切な値を選ぶことによって調整することができる。
典型的には、棘状突起の線は様々な幅および方位を有する。線強度および線方位は、棘状突起構造を形成する様々な線構造を検出するために式(1)および(2)を使用して様々なσおよびθに対して計算することができる。しかし、様々なσおよびθに対して式(1)および(2)で畳み込みを適用すると大量のデータ処理が必要であり、実際のCADシステムにとって重大な計算問題を生成する。この困難を回避するためにはスケール・パラメータσに関係する多重スケール手法が、棘状突起の線構造を検出するために線構造抽出ユニット120Aによって使用される。
図5Bに示されるように、画像操作ユニット110は乳房画像を入力し前処理し、乳房画像ROIを出力する(S202)。様々な幅を有する棘状突起の線を検出するために、スケール・パラメータσが検出されるべき棘状突起の線の幅により変えられる。線構造抽出ユニット120Aは、この目的のために多重スケール手法を適用する。線強度マップ生成ユニット250は、様々なσ(S303_0、S303_1〜S303_Q)を使用することによってスケール0、1〜Qに対して線抽出方法を適用して、乳房画像ROI内部の点(x,y)に関する線強度マップLσ(x,y)(S305_0、S305_1〜S305_Q)および線方位マップΘσ(x,y)(S307_0、S307_1〜S307_Q)を得る。線および方向併合ユニット260は、線強度マップおよび線方位マップを受け取る。線および方向併合ユニット260は、様々な解析されたスケールにわたる線強度マップおよび線方位マップを統合する(S321)。この目的のために、線および方向併合ユニット260は、複数の線強度マップを1つの線強さマップに(S324)、複数の線方位マップを1つの線方位マップに(S326)統合する。したがって、2つの出力画像(1つの線方位マップおよび1つの線強度マップ)が生成される。線強度マップの画素での線方位は、線方位マップ内で対応する画素によって与えられる。
ステップS324で最終の線強度マップを得るために、最終の線強度マップ内の各画素は複数のスケール中で最大の線強度に設定される。例えば、画素P1が、ステップS305_0でスケール0での線強度マップ内の線強度Lσ0(x,y)(ここで、σ0はスケール0に関連するスケール・パラメータである。)、ステップS305_1でスケール1での線強度マップ内の線強度Lσ1(x,y)(ここで、σ1はスケール1に関連するスケール・パラメータ)からステップS305_QでスケールQでの線強度マップ内の線強度LσQ(x,y)(ここで、σQはスケールQに関連するスケール・パラメータ)までを有する場合、画素P1は、ステップS324で最終の線強度マップ内の線強度=max(Lσ0(x,y),Lσ1(x,y)〜LσQ(x,y))を有するように設定される。本出願では、線強度マップは線強さマップとも呼ばれる。
ステップS326で最終の線方位マップを得るために、最終の線方位マップでの各画素の線方位は、線強度が複数のスケール中で最大値を生じるスケールでの線方位に設定される。例えば、画素P1が、ステップS305_0でスケール0での線強度マップ内の線強度Lσ0(x,y)、ステップS305_1でスケール1での線強度マップ内の線強度Lσ1(x,y)からステップS305_QでスケールQでの線強度マップ内の線強度LσQ(x,y)までを有し、画素P1に関する最大の画素線強度(max(Lσ0(x,y),Lσ1(x,y)〜LσQ(x,y))に等しい)がスケールj(0≦j≦Q)で生じる場合、ステップS326での最終の線方位マップ内の画素P1の線方位は、ステップS305_jで得られるスケールjでの線方位Θσj(x,y)であるように設定される。
次に、線および方向併合ユニット260は、線輝度マップおよび線方位マップからのデータを使用して線構造画像を得る(S329)。ステップS329で得られた線構造画像は、乳房画像中の識別された線を有する乳房画像であってよい。選択的線除去ユニット270は線構造画像を受け取る。線抽出アルゴリズムはしばしば乳房の胸筋縁部上で強い応答を生じるので、誤ったスピキュラ候補が胸筋縁部上で識別されうる。この種の誤ったスピキュラ候補を低減するために、選択的線除去ユニット270は胸筋縁部上の線を除去する(S340)。乳房の胸筋縁部は、手動でまたは自動的な胸筋縁部の検出技術を使用して決定することができる。
胸筋縁部の線除去は、線輝度マップおよび線方位マップが線構造画像を得るために結合される前または結合された後に行われてよい。
スケール0、1〜Qに対する線強度マップLσ(x,y)からステップS324およびS326で最終の線強度マップおよび最終の線方位マップを得る前に、細線化された線マップを得ることができる。例えば、スケール0に対する細線化された線マップLσ0_thinned(x,y)はスケール0に対する線強度マップLσ0(x,y)からステップS309_0で得ることができ、スケール1に対する細線化された線マップLσ1_thinned(x,y)はスケール1に対する線強度マップLσ1(x,y)からステップS309_1で得ることができ、スケールQに対する細線化された線マップLσQ_thinned(x,y)はスケールQに対する線強度マップLσQ(x,y)からステップS309_Qで得ることができる。任意の既存の細線化アルゴリズムを細線化された線マップを得るために使用すことができる。次いで、細線化された線マップLσ0_thinned(x,y)、Lσ1_thinned(x,y)〜LσQ_thinned(x,y)は、ステップS324およびS326で最終の線強度マップおよび最終の線方位マップを得るために線強度マップLσ0(x,y)、Lσ1(x,y)およびLσQ(x,y)の代わりに使用することができる。低い線輝度を有する線画素が除外されるときに線方位の推定がより正確であるので、線強度マップLσ0(x,y)、Lσ1(x,y)およびLσQ(x,y)の代わりに細線化された線マップLσ0_thinned(x,y)、Lσ1_thinned(x,y)〜LσQ_thinned(x,y)を使用すると線検出比を向上させる。
例示の実装形態では細線化は2値化を適用し、次いでモルフォロジー的手法を適用することによって実行される。
細線化ではなく、線強度マップがしきい値処理だけされてもよい。細線化と同様にしきい値処理は、低い線輝度を有する線画素を除外することによって線方位の推定をより正確にする。
図6は、図5Aおよび図5Bに示される本発明の一実施形態による可操舵フィルタを使用して多重スケールの線構造抽出のために線強度抽出ユニット120Aに含まれる線強度マップ生成ユニット250によって実行される動作を示す流れ図である。図6は、乳房画像ROI内部の点に関する線強度Lσ(x,y)および線方位Θσ(x,y)を効率的に取得する技術を示す。
式(1)および(2)によって示されるように、スケール・パラメータσとすると様々な角度θに対する畳み込みI*Kσ,θは、Θσ(x,y)およびLσ(x,y)を得るために計算される必要がある。様々な角度θに対する畳み込みI*Kσ,θを計算することは、計算処理上煩雑であり、実際のリアルタイム自動システムで実現するのは困難である。
計算処理上効率的な代替方法は、可操舵フィルタ方法を適用することであり、それによって畳み込みI*Kσ,θは力づくで複数の角度θに対して計算されないようになる。可操舵フィルタは、W.T.Freeman および E.H.Adelsonによる「The Design and Use of Steerable Filters」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence、Vol.13、No.9、1991年9月、891〜906頁)(その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている)で説明されるように、「任意の方位のフィルタが1組の「基本フィルタ」の線形結合として合成されている1種のフィルタ」である。基本フィルタは方位θと無関係であるように選択することができるが、基本フィルタの線形結合で使用される加重関数はθだけに依存する。J.J.KoenderinkおよびA.J.van Doornによる「Generic Neighborhood Operators」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence、vol14、597〜605頁、1992年)、W.T.FreemanおよびE.H.Adelsonによる「The Design and Use of Steerable Filters」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence、Vol.13、No.9、1991年9月、891〜906頁)、および/またはN.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)(これらの3つの発表は本明細書によって参照することにより組み込まれている。)で説明されているように、Kσ,θは3つの基本フィルタだけを用いて表されることができることが知られている。したがって、Kσ,θは下記の式(4)で示されるように3つの基本フィルタだけを用いて表されることができる。
Figure 2008178666
ここで、wσ,i(x,y)は第i番目の基本フィルタであり、k(θ)はその対応する重み付け関数である。
次いで、畳み込みの線形性によって、I*Kσ,θは以下によって計算することができる。
Figure 2008178666
式(1)および(2)から
Figure 2008178666
Figure 2008178666
であるので、極値のフィルタ応答I*Kσ,θに関するθおよびLσだけが必要とされる。
したがって、
Figure 2008178666
を満足する方位(すなわち、角度θ)だけを調査することで十分であるので、I*Kσ,θはすべての角度に対して計算される必要はない。
式(5)を使用して式
Figure 2008178666
は以下になる。
Figure 2008178666
式(6)が既知の閉形式解が利用できる一次元問題をもたらすとき、式(6)に対する解は計算処理上見いだすことは容易である。
したがって、スケール・パラメータσに対する線強度
Figure 2008178666
および線方位
Figure 2008178666
を見いだすために、基本フィルタwσ,iおよび対応する重み付け関数k(θ)(i=1,2,3)とすると(S380)、線強度マップ生成ユニット250はI*wσ,i(i=1,2,3)を計算し(S382)、
Figure 2008178666
に対する根θおよびθを見いだし、2つの根θおよびθでk(θ)(I*wσ,1)+k(θ)(I*wσ,2)+k(θ)(I*wσ,3)の値を比較し(S386)、k(θ)(I*wσ,1)+k(θ)(I*wσ,2)+k(θ)(I*wσ,3)に関するより高い値をもたらす根を線方位Θσに選定し(S307A)、角度ΘσでのI*wσ,iおよびk(θ)を使用して角度Θσでの線強度Lσ=I*Kσ,Θσを得る(S305A)。
図7は、図6に示される本発明の一実施形態による線強度および方位を得るために分離可能な基本カーネルを使用して畳み込み演算を行うために、線構造抽出ユニット120Aに含まれる線強度マップ生成ユニット250によって実行される動作を示す流れ図である。図7は、図6のステップS382に関し、図6のステップS305Aでの線強度を得るための例示の実施形態を説明する。
式(4)で表されるKσ,θに関する基本フィルタwσ,iおよび重み付け関数k(θ)に対する多くの選択肢がある。例えば、基本フィルタwσ,i=Kσ,iπ/3(i=1,2,3)は、N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)で使用されており、その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている。これらの基本フィルタwσ,iを使用すると、Kσ,π/3およびKσ,2π/3が方向π/3および2π/3に対して分離可能でないので、I*wσ,iの2−D畳み込み演算は計算処理上高価であるために依然として計算処理上煩雑である。さらに、I*wσ,iの2−D畳み込み演算は、より大きいσに対して計算処理上、より一層高価である。
計算処理の複雑さを低減するために、下記の基本フィルタおよび重み付け関数がKσ,θを表すために選択することができる。
Figure 2008178666
(θ)=cosθ (10)
(θ)=−2cosθsinθ (11)
(θ)=sinθ (12)
次いで、基本フィルタwσ,iは以下の式(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)に示されるように分離可能なフィルタとして表すことができる。
σ,1(x,y)=s(x)s(y) (13)
σ,2(x,y)=s(x)s(y) (14)
σ,3(x,y)=s(x)s(y) (15)
ここで、
Figure 2008178666
基本フィルタのこの選択肢は、W.T.FreemanおよびE.H.Adelsonによる「The Design and Use of Steerable Filters」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence、Vol.13、No.9、1991年9月、891〜906頁)で説明されており、その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている。式(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)で説明される分離可能なフィルタを使用することによって、図6の流れ図での2−DフィルタリングのステップS382は、x方向およびy方向で連続して1−Dフィルタリングすることによって実行されることができる。
この目的のために、図7の流れ図に示されるようにスケール・パラメータσ(S378A)の場合、分離可能なフィルタwσ,iおよび対応する重み付け関数k(θ)(i=1,2,3)が式(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)に基づいて選択される(S380A)。フィルタの分離可能性を使用して、x方向の畳み込みおよびy方向の畳み込みがI*wσ,1(S401、S403)、I*wσ,2(S411、S413)、およびI*wσ,3(S421、S423)を得るために行われる。
図6のステップS307Aで得られる角度Θσについては、対応する重み付け関数k(θ)(i=1,2,3)を乗算してk(θ)(I*wσ,1)(S405)、k(θ)(I*wσ,2)(S415)、およびk(θ)(I*wσ,3)(S425)を得る。
ステップS405、S415およびS425の結果が加算されて(S428)、式(5)で説明されるように
Figure 2008178666
として角度Θσでの線強度マップI*Kσ,θを得る。
この方法では、角度θ=Θσ(x,y)での線強度マップは画素位置(x,y)ごとに効率的に計算することができる。基本フィルタを使用する表現の分離可能性は、N^2から2Nまでの画素あたりの計算を低減し、したがってN/2倍の高速化をもたらし、ここでNは2−Dフィルタ・カーネルの幅または高さである。
図8Aは、棘状突起構造を含む例示の乳房画像を示す。丸で囲まれた部位A465は棘状突起構造を含む。図8Bは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS305_i(ここで、0≦i≦Q)で線強度マップ生成ユニット250によって図8Aでの乳房画像に関して得られた微細スケールの線強度マップを示す。図8Cは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS305_j(ここで、0≦j≦Q、i≠j)で線強度マップ生成ユニット250によって得られた図8Aでの乳房画像に関する中間スケールの線強度マップを示す。図8Dは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS305_k(ここで、0≦k≦Q、k≠iおよびk≠j)で線強度マップ生成ユニット250によって得られた図8Aでの乳房画像に関する粗スケールの線強度マップを示す。図8Eは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS309_iで図8Bの微細スケールの線強度マップから線強度マップ生成ユニット250によって得られた図8Aでの乳房画像に関する微細スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す。図8Fは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS309_jで図8Cの中間スケールの線強度マップから線強度マップ生成ユニット250によって得られた図8Aでの乳房画像に関する中間スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す。図8Gは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、ステップS309_kで図8Dの粗スケールの線強度マップから線強度マップ生成ユニット250によって得られた図8Aでの乳房画像に関する粗スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す。図8Hは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、図8E、図8F、および図8Gの画像を含む複数のスケールの画像から線および方向併合ユニット260によってステップS329で得られた図8Aでの乳房画像に関する線構造画像を示す。
図8Iは、他の例示の乳房画像を示す。線L477は乳房画像の胸筋縁部を表す。図8Jは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、胸筋縁部を除去する前に図8Iの乳房画像に関して線および方向併合ユニット260によって得られた線構造画像を示す。線構造画像は、線L478などの乳房の胸筋縁部上の線を含む。この種の胸筋縁部の線は、胸筋縁部で誤ったスピキュラ候補を識別することに通ずる。図8Kは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、胸筋縁部を除去した後に図8Iの乳房画像に関して選択的線除去ユニット270によって得られた線構造画像を示す。例えば、複数の線が領域R479内の胸筋縁部から除去された。
図9は、図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれる特性マップ生成器ユニット180によって実行される動作を示す流れ図である。特性マップ生成器ユニット180は、乳房画像ROIに対する線強さ画像および線方位画像に関するデータを受け取り(S501)、乳房画像データに関するスピキュラ特性値(S503)ならびに乳房画像データに関する平滑化したスピキュラ特性値(S505)を計算する。スピキュラ特性値は、線強さ画像および線方位画像を含む線構造画像での線構造に基づいて計算される。次いで、特性マップ生成器ユニット180はスピキュラ特性値を出力する(S507)。
1つの例示の実施形態では、10個のスピキュラ特性値が線強さ画像および線方位画像を含む線構造画像に対して計算される。
図10Aは、図9に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれる特性マップ生成器ユニット180によって棘状突起の特性を計算する動作の態様を示す。線集中度の特性は図9のステップS503で特性マップ生成器ユニット180によって計算されることができる。
特性マップ生成器ユニット180によって計算される線集中度の特性測度は、N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)(その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている)で開発された特性と同様である。乳房画像ROIで対象とする各画素iについて、Aを灰色の輪R556内での線画素の組とし、SをAに属し中央の円C552に配向する画素の組とする。灰色の輪R556は、中心として画素i、内輪の半径R_in、および外輪の半径R_outを有し、中央の円C552は、中心として画素iおよび半径Rを有する。NをSでの画素数とする。Kはその対応する確率変数であり、Aに属し中央の円C552に配向する画素数であるとする。つまり、Nは確率変数Kの実現値である。線方位が均一に分布されていると仮定して、Kの期待値および標準偏差が計算される。線集中度の特性測度は式(19)によって定義される統計値である。
Figure 2008178666
次いで、スピキュラ集中度の特性の計算中に生成される線の統計値が、下記に説明される他のすべてのスピキュラ特性で再使用される。
図10Bは、棘状突起構造を含む例示の乳房X線ROI画像を示す。図10Cは、図5Bに示される本発明の一実施形態により、図10Bに示される例示の乳房X線ROI画像に対して抽出された線構造マップを示す。図10Cに示される線構造マップは、図10Bの元のROI画像に関する輪R556Aに対して抽出されている。図10Dは、図10Aに示される本発明の一実施形態により、図10Cに示される線構造マップから得られた放射状線のマップを示す。図10Dの放射状線のマップ内で黒でない色を有する画素は、灰色の輪R556Aでの線画素Sの組であり、ここで線画素は中央の円C552Aに配向する。これから、Nは図10Dの放射状線のマップ内で黒でない画素数となる。
画像iに関する方向性エントロピの特性を計算するために、Sでの線構造マップが調査される。方向性エントロピの特性が画素iに関する線画素数に基づいて計算されるとする。ヒストグラムが、Sでのすべての放射状線画素の角度に対して生成される。Li,kを角度ヒストグラムから第k番目のビンでの画素数であるとする。すなわち、
Figure 2008178666
次いで、方向性エントロピの特性は、式(20)で表されるようにこのヒストグラムに基づいて計算されるエントロピによって定義される。すなわち、
Figure 2008178666
式(20)によって説明される特性は、発明者Shi ChaoおよびTakeo Hideyaによる「Abnormal Pattern Detecting Apparatus」と題する米国特許出願公開第2004/0151357(その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている)での方向性エントロピと同様であるが、本開示内の式(20)によって説明される特性と米国特許出願公開第2004/0151357での方向性エントロピとの間に2つの重要な差異がある。第1には、fi,2は画素Sだけに基づいて計算されるが、スピキュラの中心に配向していない画素の多様性を考慮する動機づけが米国特許出願公開第2004/0151357にはなかったので米国特許出願公開第2004/0151357での方向性エントロピはAに対して計算された。第2には、角度ヒストグラムが画素ベースの方法でΘσから計算されるが、米国特許出願公開第2004/0151357での線方向は接続された線ごとに1つの方向にラベルを付けることによって計算される。
棘状突起検出のために特性マップ生成器ユニット180によって計算される他の特性は、線方位多様性の特性である。この線方位多様性の特性を計算するために、n+,iを、Li,kが線方位が不規則であるという仮定に基づいて計算された中央値より大きいとしたときのビン数とする。N+,iは不規則な変数であると仮定するとそれはビン数であり、ここで、Li,kは線方位が不規則であるという仮定に基づいて計算された中央値より大きい。つまり、n+,iはN+,iの実現値である。次いで、線方位多様性の特性は以下として定義される。
Figure 2008178666
線方位多様性の特性は、N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)(その全体の内容は本明細書によって参照することにより組み込まれている)で開発された特性と同様である。
1つまたは2つの強い線だけが棘状突起構造内に存在する多くの場合には、スピキュラ特性(特に、線集中度の特性および線方位多様性の特性)は高い応答性を有し、ほとんど特異性を有さない。この種の場合での棘状突起検出を支援するために、2つの追加の線形性の特性が棘状突起検出のために特性マップ生成器ユニット180によって計算される。使用される2つの追加のスピキュラ線形性の特性は以下の式(22)および(23)によって説明される。
Figure 2008178666
式(22)および(23)で使用されるビンを得るために、方向はいくつかのビンに分けられ、次いで各方向ビンでの放射状線画素が計算される。次いで、ほとんどの放射状線画素を有する3つのビンが選択されて、式(22)および(23)で使用される「上位3つの方向ビン」を得る。
典型的には特性マップ画像は、それらが雑音および小さい画素の位置の差異に影響を受け易いのできめが粗い。雑音の影響を低減するために、平滑化された特性画像のための平滑化されたスピキュラ特性が、棘状突起検出のために特性マップ生成器ユニット180によって抽出される。平滑化されたスピキュラ特性は、平滑化フィルタを用いてフィルタリングすることによって抽出することができる。5つの平滑化されたスピキュラ特性fi,6、fi,7、fi,8、fi,9、fi,10が計算される。5つの平滑化されたスピキュラ特性は、式(19)、(20)、(21)、(22)、および(23)によって説明される5つの特性fi,1、fi,2、fi,3、fi,4、fi,5を平滑化することによって得られる。
図11は、図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニット100に含まれるスピキュラ候補決定ユニット190によって実行される動作を示す流れ図である。スピキュラ候補決定ユニット190は、乳房画像ROIに属する画素iに関する10個の特性に対する値fi,1、fi,2、fi,3、fi,4、fi,5、fi,6、fi,7、fi,8、fi,9、fi,10を特性マップ生成器ユニット180から受け取る(S605)。次いで、スピキュラ候補決定ユニット190は特性値を使用してスピキュラ候補を予測し(S609)、スピキュラ候補を出力する(S611)。スピキュラ候補決定ユニット190は、SVM予測子を使用してスピキュラ候補を予測することができる。SVM予測子は、識別されたスピキュラ構造を有する乳房画像の組を使用してオフラインで調整される。
10個より多いまたは少ない特性が棘状突起構造を検出するために使用されてもよい。
乳房画像ROIに属する画素iに関する10個のスピキュラ特性値fi,1、fi,2、fi,3、fi,4、fi,5、fi,6、fi,7、fi,8、fi,9、fi,10を使用する1つの例示の実施形態では、SVM予測子は、入力ベクトルとして10個の特性fi,1、fi,2、fi,3、fi,4、fi,5、fi,6、fi,7、fi,8、fi,9、fi,10(または、可用性に応じてより多くのまたはより少ない特性)を使用し、最終の棘状突起の特性としてSVM予測スコアを計算する。
1つの例示の実施形態では、SVM予測子はSVMスコアに基づいて2つのスピキュラ候補を選定する。1つの乳房領域で重複した候補を避けるために、2つのスピキュラ候補が、それらが空間的に互いに十分に離れているように選択することができる。
スピキュラ識別のための最終の特性としてSVM予測スコアを使用すると、決定境界で自由度を与えることによって性能が向上する。本出願で示された棘状突起検出の方法および装置は、典型的な/従来の棘状突起検出アルゴリズムより正確であり、N.KarssemeijerおよびG.M.te Brakeによる「Detection of Stellate Distortions in Mammograms」(IEEE Transactions on Medical Imaging、Vol.15、No.5、1996年10月、611〜619頁)で示された棘状突起検出アルゴリズムと比較して計算処理上、より効率的である。したがって、本発明の利点は容易に明らかである。
本出願において説明した方法および装置は棘状突起構造を検出し、癌腫瘤の検出を可能にする。本出願において説明した方法および装置は自動であり、乳癌のコンピュータ支援検出で使用することができる。本出願において説明した方法および装置は、乳房以外の他の解剖学上の部位での棘状突起構造および悪性腫瘤を検出するために使用することができる。例えば、本出願において説明した方法および装置は、肺癌での棘状突起構造および悪性腫瘤を検出するために使用することができる。
本発明の詳細な実施形態および実装形態が上述されているが、様々な変形が本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能であることは明らかである。
本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットを含むシステムの概略構成図である。 本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットのより詳細な態様を示す構成図である。 図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。 図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれる例示の線構造抽出ユニットを示す構成図である。 図4に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれる例示の線構造抽出ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。 図5Aに示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれる例示の線構造抽出ユニットによって実行される動作の詳細を示す流れ図である。 図5Aおよび図5Bに示される本発明の一実施形態による可操舵フィルタを使用して多重スケールの線構造抽出のために線構造抽出ユニットに含まれる線強度マップ生成ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。 図6に示される本発明の一実施形態による線強度および方位を得るために、分離可能な基本カーネルを使用して畳み込み演算を行うために線構造抽出ユニットに含まれる線強度マップ生成ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。 棘状突起構造を含む例示の乳房画像を示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の微細スケールの線強度マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の中間スケールの線強度マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の粗スケールの線強度マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の微細スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の中間スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線強度マップ生成ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の粗スケールの細線化された線強度バイナリ・マップを示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による線および方向併合ユニットによって得られた図8Aでの乳房画像に関する例示の線構造画像を示す図である。 他の例示の乳房画像を示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による胸筋縁部を除去する前に線および方向併合ユニットによって得られた図8Iの乳房画像に関する例示の線構造画像を示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態による胸筋縁部を除去した後に選択的線除去ユニットによって得られた図8Iの乳房画像に関する例示の線構造画像を示す図である。 図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれる特性マップ生成器ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。 図9に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれる特性マップ生成器ユニットによって棘状突起の特性を計算する動作の態様を示す図である。 棘状突起構造を含む例示の乳房X線ROI画像を示す図である。 図5Bに示される本発明の一実施形態により、図10Bに示される例示の乳房X線ROI画像に関して抽出された線構造マップを示す図である。 図10Aに示される本発明の一実施形態により、図10Cに示される線構造マップから得られた放射状線のマップを示す図である。 図2に示される本発明の一実施形態による棘状突起検出のための画像処理ユニットに含まれるスピキュラ候補決定ユニットによって実行される動作を示す流れ図である。

Claims (26)

  1. 医用画像におけるスピキュラ候補を識別する画像処理方法であって、
    組織領域を含む画像を表すデジタル画像データにアクセスするステップと、
    分離可能なフィルタを使用して、少なくとも1つのスケールに対して前記組織領域に関する少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップを生成することによって前記デジタル画像データを処理するステップと、
    前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップに基づいてスピキュラ特性値を計算する計算ステップと、
    前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を識別する識別ステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法であって、前記組織領域に関する前記少なくとも1つの線強度マップを生成するために前記デジタル画像データを処理する前記ステップは、x方向およびy方向において連続した1次元のフィルタリングを行うことによって角度θでの線強度を計算することを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法であって、前記分離可能なフィルタは、σをsスケール・パラメータとして、式
    Figure 2008178666
    によって表されることを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項1に記載の画像処理方法であって、前記分離可能なフィルタは可操舵フィルタであることを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項1に記載の画像処理方法であって、さらに、前記計算ステップの前に前記少なくとも1つの線強度マップを細線化するステップを備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項1に記載の画像処理方法であって、スピキュラ特性値を計算する前記計算ステップは、前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップを使用して、対象とする複数の画素のそれぞれに対して、線集中度測度、方向性エントロピ測度、線方位多様性測度、および線形性測度のうちの少なくとも1つを計算するステップを含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項6に記載の画像処理方法であって、前記線形性測度は、線の強さの関数として重み付けされた特性を表すことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1に記載の画像処理方法であって、さらに、前記スピキュラ特性値を平滑化する平滑化ステップをさらに備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法であって、スピキュラ候補を識別する前記識別ステップは、前記計算されたスピキュラ特性値および前記平滑化されたスピキュラ特性値を使用してスピキュラ候補を識別することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1に記載の画像処理方法であって、さらに、前記少なくとも1つの線強度マップから胸筋縁部の線を除去するステップを備えたことを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項1に記載の画像処理方法であって、さらに、線構造マップを得るために前記少なくとも1つのスケールに対して前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップを併合するステップを備え、前記少なくとも1つのスケールは少なくとも2つのスケールを含み、前記線構造マップは前記計算ステップによって使用されることを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項1に記載の画像処理方法であって、前記識別ステップは、前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を検出するためにサポート・ベクトル・マシーン分類子を使用することを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項1に記載の画像処理方法であって、前記組織領域は、乳房領域内に含まれることを特徴とする画像処理方法。
  14. 医用画像におけるスピキュラ候補を識別する画像処理装置であって、
    組織領域を含む画像を表すデジタル画像データにアクセスする画像データ入力ユニットと、
    前記デジタル画像データを処理し、分離可能なフィルタを使用して少なくとも1つのスケールに対して前記組織領域に関する少なくとも1つの線方位マップおよび少なくとも1つの線強度マップを生成する線構造抽出ユニットと、
    前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップに基づいてスピキュラ特性値を計算する特性マップ生成器ユニットと、
    前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を識別するスピキュラ候補決定ユニットを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記線構造抽出ユニットは、前記組織領域に関する前記少なくとも1つの線構造マップを生成するためにx方向およびy方向で連続した1次元のフィルタリングを行うことによって角度θでの線強度を計算することを特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項15に記載の画像処理装置であって、前記分離可能なフィルタは、σをsスケール・パラメータとして、式
    Figure 2008178666
    によって表されることを特徴とする画像処理装置。
  17. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記分離可能なフィルタは、可操舵フィルタであることを特徴とする画像処理装置。
  18. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記線構造抽出ユニットは前記少なくとも1つの線強度マップに対して細線化を行うことを特徴とする画像処理装置。
  19. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記特性マップ生成器ユニットは、前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップを使用して、対象とする複数の画素のそれぞれに対して線集中度測度、方向性エントロピ測度、線方位多様性測度、および線形性測度のうちの少なくとも1つを計算することによってスピキュラ特性値を計算することを特徴とする画像処理装置。
  20. 請求項19に記載の画像処理装置であって、前記線形性測度は、線の強さの関数として重み付けされた特性を表すことを特徴とする画像処理装置。
  21. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記特性マップ生成器ユニットは、平滑化されたスピキュラ特性値を得るために前記スピキュラ特性値を平滑化することを特徴とする画像処理装置。
  22. 請求項21に記載の画像処理装置であって、前記スピキュラ候補決定ユニットは、前記計算されたスピキュラ特性値および前記平滑化されたスピキュラ特性値を使用してスピキュラ候補を識別することを特徴とする画像処理装置。
  23. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記線構造抽出ユニットは、前記少なくとも1つの線強度マップから胸筋縁部の線を除去することを特徴とする画像処理装置。
  24. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記線構造抽出ユニットは、線構造マップを得るために前記少なくとも1つのスケール
    に対して前記少なくとも1つの線方位マップおよび前記少なくとも1つの線強度マップを併合し、前記少なくとも1つのスケールは少なくとも2つのスケールを含み、前記線構造マップは前記特性マップ生成器ユニットによって使用されることを特徴とする画像処理装置。
  25. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記スピキュラ候補決定ユニットは、前記計算された特性値に基づいてスピキュラ候補を検出するためにサポート・ベクトル・マシーン分類子を含むことを特徴とする画像処理装置。
  26. 請求項14に記載の画像処理装置であって、前記組織領域は、乳房領域内に含まれることを特徴とする画像処理装置。
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