JP2008174143A - Tire air pressure control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両のタイヤ空気圧制御装置に関する。 The present invention relates to a vehicle tire pressure control apparatus.
自動車などの車両のタイヤ空気圧は、走行性、操作性及び乗り心地を決定する重要な要素の一つであるが、一度設定されると、タイヤ空気圧を再調整するまではその状態が保持される。したがって、走行中に道路の表面などの状態、及び直進・旋回などの走行状態が変化してもタイヤ空気圧は変化しないため、運転者などの搭乗者が、走行性、操作性及び乗り心地に違和感をおぼえることがある。 The tire pressure of a vehicle such as an automobile is one of the important factors that determine driving performance, operability, and riding comfort. Once set, the tire pressure is maintained until the tire pressure is readjusted. . Therefore, the tire pressure does not change even if the road surface conditions and the driving conditions such as going straight / turning change while driving, so that the passengers such as the driver feel uncomfortable with the driving performance, operability and riding comfort. May be remembered.
このような違和感を緩和する技術として、車輪のタイヤ空気圧を制御することにより車両の運動状態を制御するタイヤ空気圧制御装置が知られている。例えば、特許文献1には、車両の左右の車輪の路面との摩擦係数が著しく異なり、車両が偏向しようとするとき、各タイヤの空気圧を変更して左右のタイヤの空気圧の比率を変更することにより、車両の重心回りに車両の偏向を打ち消す方向の回転モーメントを発生させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、旋回走行中に急制動による前後輪にかかる荷重が変化しても車両挙動を安定にできるように、前後輪のコーナリングパワーが変化しないように、直進時の通常の場合よりも前輪のタイヤ空気圧を低減し、後輪のタイヤ空気圧を増加させる技術が開示されている。
In addition, Patent Document 2 discloses that the normal cornering power of the front and rear wheels does not change so that the vehicle behavior can be stabilized even if the load applied to the front and rear wheels due to sudden braking changes during turning. A technique for reducing the tire pressure of the front wheels and increasing the tire pressure of the rear wheels is disclosed.
しかしながら、例えば車両を左右に傾斜させる状態となるカント路を走行する場合は、タイヤのバネ特性をコントロールすることで走行性、操作性及び乗り心地の向上を図ることができ、走行中の違和感を緩和できるが、特許文献1および特許文献2に開示されている技術は、タイヤと道路の転がり抵抗やコーナリングパワーを制御する技術であって、タイヤのバネ特性はコントロールできない。したがって、カント路を走行するときの違和感を緩和することはできないという問題がある。 However, for example, when traveling on a cant road where the vehicle is tilted to the left or right, it is possible to improve running performance, operability, and riding comfort by controlling the spring characteristics of the tire, so that a sense of incongruity during traveling can be achieved. Although the technique disclosed in Patent Document 1 and Patent Document 2 can be mitigated, it is a technique for controlling the rolling resistance and cornering power between the tire and the road, and the spring characteristics of the tire cannot be controlled. Therefore, there is a problem that the uncomfortable feeling when traveling on a cant road cannot be alleviated.
そこで本発明は、タイヤ空気圧の制御でタイヤのバネ特性をコントロールすることができるタイヤ空気圧制御装置を提供することを課題とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a tire pressure control device that can control the spring characteristics of a tire by controlling the tire pressure.
前記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、車両のタイヤのタイヤ空気圧を変更するタイヤ空気圧変更装置と、前記タイヤ空気圧変更装置に指令を与える制御装置と、前記車両の左右方向の傾斜を検出する傾斜検出手段と、を含んで構成されるタイヤ空気圧制御装置とした。そして、前記車両は、左右両側に前記タイヤが装着された車輪が備わっていて、前記傾斜検出手段が、前記車両が左右のどちらか一方に傾斜していることを検出したときに、前記制御装置は、前記車両が低くなっている谷側の前記車輪のタイヤ空気圧を、前記車両が高くなっている山側の前記車輪のタイヤ空気圧より高くするように、前記タイヤ空気圧変更装置に指令を与えることを特徴とした。 In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is a tire pressure changing device that changes a tire pressure of a tire of a vehicle, a control device that gives a command to the tire pressure changing device, and an inclination of the vehicle in the left-right direction. And a tire pressure control device configured to include an inclination detection means for detecting the tire pressure. The vehicle has wheels on which the tires are mounted on both the left and right sides, and the control device detects when the inclination detection means detects that the vehicle is inclined to either the left or right. Gives a command to the tire pressure changing device so that the tire air pressure of the wheel on the valley side where the vehicle is low is higher than the tire air pressure of the wheel on the mountain side where the vehicle is high. Features.
請求項1にかかる発明によると、車両が左右のどちらか一方に傾斜しているときは、車両の谷側にある車輪のタイヤ空気圧を、車両の山側にある車輪のタイヤ空気圧よりも高くすることができる。 According to the first aspect of the invention, when the vehicle is inclined to either the left or right, the tire air pressure of the wheel on the valley side of the vehicle is made higher than the tire air pressure of the wheel on the mountain side of the vehicle. Can do.
また、請求項2にかかる発明は、前記谷側の前記車輪のタイヤ空気圧を、前記山側の前記車輪のタイヤ空気圧よりも高くするときには、前記谷側の前記車輪のタイヤ空気圧を増圧するとともに、前記山側の前記車輪のタイヤ空気圧を減圧することを特徴とした。 In the invention according to claim 2, when the tire air pressure of the wheel on the valley side is made higher than the tire air pressure of the wheel on the mountain side, the tire air pressure of the wheel on the valley side is increased, The tire pressure of the wheel on the mountain side is reduced.
請求項2にかかる発明によると、谷側の車輪のタイヤ空気圧を増圧するとともに、山側の車輪のタイヤ空気圧を減圧することによって、谷側の車輪のタイヤ空気圧を山側の車輪のタイヤ空気圧よりも高くすることができる。 According to the invention of claim 2, the tire air pressure of the trough side wheel is made higher than the tire air pressure of the mountain side wheel by increasing the tire air pressure of the trough side wheel and reducing the tire air pressure of the mountain side wheel. can do.
本発明によれば、タイヤ空気圧の制御でタイヤのバネ特性をコントロールすることができるタイヤ空気圧制御装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the tire pressure control apparatus which can control the spring characteristic of a tire by control of tire pressure can be provided.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、適宜図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかるタイヤ空気圧制御装置の概略構成を示すブロック図である。なお、タイヤ空気圧制御装置101の前方及び後方は、図1に示す方向とする。
Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings as appropriate.
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a tire pressure control device according to the present embodiment. In addition, let the front and back of the tire pressure control apparatus 101 be a direction shown in FIG.
図1に示すように、本実施形態にかかるタイヤ空気圧制御装置101には、4つのタイヤ17、17、17、17が備わる。4つのタイヤ17、17、17、17は、タイヤ空気圧制御装置101の前方に2つ、後方に2つが配置され、前方の右側にタイヤ17FR、左側にタイヤ17FLが備わり、後方の右側にタイヤ17RR、左側にタイヤ17RLが備わる。
前方に配置されるタイヤ17FR、タイヤ17FLは、タイヤ空気圧制御装置101が備わる車両の進行方向を決定する操舵輪であって、タイヤ空気圧制御装置101には、運転者が操舵輪を操作するためのステアリングホイール107、ステアリングホイール107の回転運動を左右動に変換して操舵輪を操舵する、図示しないステアリング機構を有するステアリングギアボックス108が備わる。
As shown in FIG. 1, the tire pressure control apparatus 101 according to the present embodiment includes four
The
また、本実施形態にかかるタイヤ空気圧制御装置101には、図1に示すように、大気中の空気を圧縮空気として送出する圧縮空気供給源61、圧縮空気供給源61から送出される圧縮空気の流れを制御する電磁弁ユニット103、及び圧縮空気供給源61や電磁弁ユニット103を制御するコントローラ65が備わる。その他、車速センサ106、操舵角センサ107a、ステアリングトルクセンサ107bが備わる。これら、各センサは、コントローラ65と信号線を介して接続されており、検出した情報を、例えば電気信号(電圧値など)によってコントローラ65に通知する機能を有する。
Further, in the tire pressure control device 101 according to the present embodiment, as shown in FIG. 1, a compressed
車速センサ106は、例えば、タイヤ17の回転速度を検出して車速とし、車速に対応した信号を出力する機能を有する。
For example, the
操舵角センサ107aは、ステアリングホイール107が運転者によって操作される操作量を操舵角として検出するセンサであって、操舵角に対応した信号を出力する機能を有する。操舵角は、例えばステアリングホイール107が操作されずに中立の位置にあるときを「0」として、右方向に操作された場合に正の値、左方向に操作された場合に負の値、に対応する信号を出力するようにすればよい。ここで、ステアリングホイール107の操作量に対応して、ステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機
構が操作されるため、操舵角センサ107aが検出する操舵角は、ステアリング機構の操作量に対応する。
The
ステアリングトルクセンサ107bは、運転者によるステアリングホイール107の操作に基づいて、ステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機構に加えられるトルク(以下、ステアリングトルクと称する)を検出するセンサであって、トルクの大きさおよび方向に対応した信号を出力する機能を有する。ステアリングトルクは、例えばトルクがかからない状態を「0」として、右方向にトルクがかかった場合に正の値、左方向にトルクがかかった場合に負の値、に対応する信号を出力するようにすればよい。なお、ステアリングトルクセンサ107bは、ステアリングギアボックス108において、ステアリングホイール107の軸に発生する捩れ角を捩れトルクとして検出して、これをステアリングトルクとすればよい。このとき、ステアリングトルクに相当する力が、ステアリングホイール107からステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機構に加わる。
The
圧縮空気供給源61は、空気を圧縮するポンプ61a、圧縮された空気の湿分を除去する除湿器61b、圧縮された空気を貯めるアキュムレータ61cなどからなる。ポンプ61aは、モータとコンプレッサとからなり、車両の図示しないバッテリを電源としてモータが駆動され、アキュムレータ61cに設けられた圧力センサ61dの指示圧力が所定値以上になるように、コントローラ65に適宜制御される。
The compressed
次に、図2を参照しながら圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を受けて、タイヤの空気圧を変更する機械的な構成部分であるタイヤ空気圧変更装置の構成を説明する。
図2に代表的に示すように1つのタイヤ17(図2では代表的にタイヤの符号を単に17で表示)に対して、電磁弁60、配管57、圧力センサ67が用意され、アキュムレータ61cから、配管57が減圧弁63、電磁弁60を介して切換弁ユニット22に接続している。
なお、図2では、電磁弁ユニット103は、代表的に1つのタイヤに対する1組の電磁弁60と配管57、圧力センサ67を記載してあるが、本実施形態においては、図3に示すように、4つのタイヤ17FL、17FR、17RL、17RRごと1組、計4組用意される。
また、1つの電磁弁60は、配管57を介して各車輪のホイール10に配された1つの切換弁ユニット22に空気圧を供給制御する。
Next, the configuration of a tire pressure changing device, which is a mechanical component that changes the tire pressure by receiving the supply of compressed air from a compressed air supply source, will be described with reference to FIG.
As representatively shown in FIG. 2, an
In FIG. 2, the
Further, one
配管57からホイール10を介して各タイヤ17への空気の供給、および減圧の空気流通経路の構成は、例えば、特許第3807140号公報の図1、図3、図4に記載されている構成と同じである。以下に概要を説明する。
車両のホイール10を回転自在に支持するための図示しない車輪支持部は、ホイール10を取付ける図示しないハブと、ハブを支持するためのハブベアリング13によってハブを回転自在に支持する図示しないナックルと、ハブのスプライン孔に挿入される図示しない車軸部材(アクスルシャフト)などを備えている。ホイール10のリム部にタイヤ17が装着される。前記ホイール10の回転中心部分には、切換弁ユニット22が設けられている。切換弁ユニット22の後壁とハブの端壁との間に、空気室が形成されている。
The configuration of the air supply path from the
A wheel support (not shown) for rotatably supporting the
配管57から前記ナックル、ハブベアリング13、切換弁ユニット22、ホイール10などを介して各タイヤ17への空気の供給、および減圧の空気流通路が形成されている。そのため、ハブにはハブベアリング13の内周面と外周面を連通し、図示しない気密を保つシール材が設けられている。
Air is supplied from the
ポンプ61a(図1参照)によって圧縮された圧縮空気(例えば12MPaの空気)は、アキュムレータ61cに蓄えられる。アキュムレータ61cの供給側配管には減圧弁63が設けられ、アキュムレータ61cの圧力を、例えば、350kPaG程度に減圧する。負圧源62は、例えば、図示しないエンジンの吸気経路等に発生する大気圧以下の負圧を利用するものでよい。
The compressed air (for example, 12 MPa air) compressed by the
電磁弁60は、車載のマイクロコンピュータなどを利用したコントローラ65によって開閉動作が制御され、後記するようにタイヤ空気圧を高めたい場合には圧縮空気供給源61を配管57に連通させ、タイヤ空気圧を下げたい場合には負圧源62を配管57に連通させる機能を有している。
ハブベアリング13の図示しない内輪に設けた空気流通路は、ハブに形成された空気流通路に連通している。このハブに形成された空気流通路は、前記空気室に連通している。空気室の空気圧は圧力センサ67(図2参照)によって検出され、その検出信号がコントローラ65に入力されるようになっている。
The
An air flow passage provided in an inner ring (not shown) of the hub bearing 13 communicates with an air flow passage formed in the hub. An air flow passage formed in the hub communicates with the air chamber. The air pressure in the air chamber is detected by a pressure sensor 67 (see FIG. 2), and the detection signal is input to the
切換弁ユニット22は切換弁81を有し、この切換弁81は、アキュムレータ61cから供給される圧縮空気をホイール10の空気流通孔を経てタイヤ17に供給する空気供給モードと、タイヤ17内部の空気を空気排出部90から排出する排出モードと、空気の移動を止める保持モードとに切換えることができる。
この切換弁81を含む切換弁ユニット22をはじめとして、空気流通孔を備えたホイール10、空気流通路を備えたハブベアリング13、配管57、圧縮空気供給源61、圧力センサ67、電磁弁ユニット103などは、請求項に記載のタイヤ空気圧変更装置を構成する。
The switching
In addition to the switching
そして、図3に示すように、本実施形態にかかる電磁弁ユニット103には、4つの電磁弁60が備わっていて、それぞれがタイヤ17と接続されている。ここで、タイヤ17FRと接続される電磁弁60の符号を60FR、タイヤ17RRと接続される電磁弁60の符号を60RR、タイヤ17FLと接続される電磁弁60の符号を60FL、タイヤ17RLと接続される電磁弁60の符号を60RLとする。そして、各電磁弁60の上流側には、それぞれ、アキュムレータ61cおよび負圧源62が接続される。また、各電磁弁60は、信号線を介してコントローラ65と個別に接続される。電磁弁ユニット103がこのような構造を有することで、コントローラ65は、複数の電磁弁60を個別に独立して制御することができる。
As shown in FIG. 3, the
また、圧力センサ67もタイヤ17に対応して4つ備わっている。そして、図3に示すように、圧力センサ67の符号もタイヤ17の符号に対応して、67FR、67RR、67FL、67RLとする。
同様に、各タイヤ17が装着されるホイール10の符号も、10FR、10RR、10FL、10RLとして、タイヤ17と対応させる。そして、タイヤ17FRのタイヤ空気圧を調整するためにホイール10に備わる切換弁ユニット22の符号を22FR、22FL、22RR、22RLとして、各ホイール10(タイヤ17)と対応させる。
Four
Similarly, the reference numerals of the
図4は、コントローラの構成を示すブロック図である。図4に示すように、コントローラ65は、各種演算処理を実行してタイヤ空気圧制御装置101を制御する図示しないCPU(Central Processing Unit)や周辺回路等からなる演算部65a、演算部65aを動作するためのプログラムや各種データ等が記憶されている記憶部65b、各種センサからの信号が入力される信号入力部65c、電磁弁ユニット103、及び圧縮空気供給源61に制御信号を出力する信号出力部65dを含んで構成される。
FIG. 4 is a block diagram showing the configuration of the controller. As illustrated in FIG. 4, the
信号入力部65cは、タイヤ空気圧制御装置101(図1参照)が有するセンサが検出した情報を例えば電気信号で入力する機能を有する。本実施形態においては、車速センサ106、操舵角センサ107a、ステアリングトルクセンサ107b、及び4つの圧力センサ67と接続され、各センサが出力する信号を入力し、演算部65aに通知する。
The
信号出力部65dは、演算部65aの演算結果に基づいて、電磁弁ユニット103の4つの電磁弁60、及び圧縮空気供給源61に、電気信号からなる制御信号を出力する機能を有する。そのため、信号出力部65dは、信号線を介して、電磁弁ユニット103に備わる4つの電磁弁60、及び圧縮空気供給源61と接続される。ここで、前記のように、圧縮空気供給源61、電磁弁ユニット103は、タイヤ空気圧変更装置を構成する要素である。コントローラ65は、制御装置である。
The
また、本実施形態においては、前記のようにコントローラ65にステアリングトルクセンサ107bが接続され、ステアリングトルクセンサ107bから入力されるステアリングトルクに基づいて、コントローラ65の演算部65aが、車両の左右の傾斜の方向を判定する構成である。そして、車速センサ106、操舵角センサ107a、ステアリングトルクセンサ107b、及びコントローラ65で、請求項に記載の傾斜検出手段を構成する。
Further, in the present embodiment, the
以上のような構成を有するタイヤ空気圧制御装置101を備える車両が、左右に傾斜する状態となるカント路を走行するとき、コントローラ65は、車両がカント路を走行中であることを検出して、走行中の車両が低くなる側(以下、谷側と称する)のタイヤ17に圧縮空気供給源61から圧縮空気を供給する。そして、谷側のタイヤ17のタイヤ空気圧を高めることでタイヤ17のバネ特性の剛性を高める走行モード(以下、カント路走行モードと称する)に設定する。カント路走行モードは、図5に示すステップで設定される。図5は、カント路走行モードを設定するステップを示すフローチャートである。以下、図5を参照して、カント路走行モードの設定について説明する(適宜図1〜4参照)。
When a vehicle including the tire pressure control device 101 having the above-described configuration travels on a cant road that is inclined to the left and right, the
図5に示すように、コントローラ65は、ステアリングトルクセンサ107bから入力される信号によって、ステアリングトルクの発生の有無を確認する(ステップS1)。すなわち、ステアリングトルクが「0」ではないときは(ステップS1→Yes)、ステアリングホイール107から、ステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機構にステアリングトルクが加えられていると判定する。
一方、ステアリングトルクが「0」のときは(ステップS1→No)、コントローラ65は、制御をステップS1にもどす。
なお、コントローラ65は、ステアリングトルクセンサ107bで検出されるステアリングトルクが「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲内(閾値の範囲内)にあるときには、ステアリングトルクは「0」であると判定することが好ましい。
As shown in FIG. 5, the
On the other hand, when the steering torque is “0” (step S1 → No), the
The
次に、コントローラ65は、操舵角センサ107aから入力される信号によって、ステアリングホイール107の操舵角を確認する。操舵角が「0」のときには(ステップS2→Yes)、コントローラ65は、ステアリングホイール107が中立の位置にあって車両は直進していると判定する。
そして、ステアリングホイール107から、ステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機構にステアリングトルクが加えられていて、かつステアリングホイール107が中立の位置にあるときには、コントローラ65は、車両が左右どちらかに旋回しようとしているのに抗して、ステアリングホイール107で直進を保っていると判定し、車両が左右のどちらか一方に傾斜しているカント路を直進していると判定する。
一方、操舵角が「0」ではないとき(ステップS2→No)、コントローラ65は、車両は直進していないと判定して制御をステップS1にもどす。
なお、コントローラ65は、操舵角センサ107aで検出される操舵角が「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲内(閾値の範囲内)にあるときには、操舵角は「0」であると判定することが好ましい。
Next, the
When the steering torque is applied from the steering wheel 107 to a steering mechanism (not shown) of the
On the other hand, when the steering angle is not “0” (step S2 → No), the
The
コントローラ65は、ステップS2によって操舵角を「0」と判定すると(ステップS2→Yes)、車速センサ106から入力される信号によって車速を確認する。そして、車速が「0」でなければ(ステップS3→Yes)、車両が走行中であると判定して、車両がカント路を走行していると判定する。車速が「0」のとき(ステップS3→No)、コントローラ65は、車両は停止していると判定して制御をステップS1にもどす。
When the
なお、コントローラ65は、車速センサ106で検出される車速が、あらかじめ設定されている所定の値(閾値)より小さいときは、車速は「0」であると判定することが好ましい。
The
コントローラ65は、車両がカント路を走行していると判定すると、車両の傾斜の方向を検出するため、ステアリングトルクセンサ107bからの入力値を確認する。すなわち、コントローラ65は、ステアリングトルクが「0」より大きい場合(ステップS4→Yes)、右方向にステアリングトルクがかかっていると判定し、ステアリングトルクが「0」より小さい場合(ステップS4→No)、左方向にステアリングトルクがかかっていると判定する。
If the
ステアリングトルクが「0」より大きいとき(ステップS4→Yes)、右方向にステアリングトルクがかかっていることから、コントローラ65は、左方向に旋回しようとする力に抗して右方向にステアリングトルクがかかっていると判定して、車両が左側に傾斜していると判定する。そして、コントローラ65は、タイヤ空気圧制御装置101を制御して、左側の車輪のタイヤ空気圧を右側の車輪のタイヤ空気圧より高くする(ステップS5)。図6は、図5のステップS5の詳細を示すフローチャートであり、より具体的には、左側の車輪のタイヤ空気圧を右側の車輪のタイヤ空気圧より高くするステップを示すフローチャートである。
When the steering torque is larger than “0” (step S4 → Yes), since the steering torque is applied in the right direction, the
図6に示すように、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与え、圧縮空気供給源61と左側の車輪(ホイール10FL、10RL)に備わる切換弁ユニット22FL、22RLとを連通させるとともに、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与え、負圧源62と右側の車輪(ホイール10FR、10RR)に備わる切換弁ユニット22FR、22RRとを連通させる(ステップS51)。このように、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLとを連通させることで、圧縮空気供給源61から供給される圧縮空気が、切換弁ユニット22FL、22RLを介してタイヤ17FL、17RLに供給され、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRとを連通させることで、負圧源62から供給される負圧が、切換弁ユニット22FR、22RRに供給される。そして、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が増圧するとともに、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が減圧する(カント路走行モード)。
As shown in FIG. 6, the
コントローラ65は、圧力センサ67FL、67RLから入力される信号によって、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧を検出し、タイヤ空気圧が所定値になったか、を判定する(ステップS52)。タイヤ空気圧が所定値になったら(ステップS52→Yes)、コントローラ65は、圧縮空気供給源61と左側の車輪(ホイール10FL、10RL)に備わる切換弁ユニット22FL、22RLとが遮断されているかを判定し(ステップS53)、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLとが遮断されていなければ(ステップS53→No)、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与え、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLを遮断する(ステップS54)。すでに、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLが遮断されているときには(ステップS53→Yes)、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与えることなく、ステップS55に制御を進める。なお、ステップS54で、切換弁ユニット22FL、22RLが圧縮空気供給源61と遮断されると、タイヤ17FL、17RLへの圧縮空気の供給が停止し、タイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が保持される。
一方、ステップS52で、タイヤ空気圧が所定値にならないときは(ステップS52→No)、コントローラ65は、制御をステップS55に進める。つまり、継続して、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が増圧される。
The
On the other hand, when the tire air pressure does not reach the predetermined value in step S52 (step S52 → No), the
なお、ステップS52に記載の所定値は、特に限定するものではないが、例えば左側のタイヤ17FL、17RLの適正空気圧の上限値などが考えられる。この所定値はあらかじめ設定し、データとして、例えばコントローラ65の記憶部65bに記憶しておくなどの構成が考えられる。そして、必要に応じて、コントローラ65の演算部65aが、記憶部65bから読み出す構成にすればよい。
In addition, although the predetermined value described in step S52 is not particularly limited, for example, the upper limit value of the appropriate air pressure of the
さらに、コントローラ65は、圧力センサ67FR、67RRから入力される信号によって、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧を検出し、タイヤ空気圧が所定値になったか、を判定する(ステップS55)。タイヤ空気圧が所定値になったら(ステップS55→Yes)、コントローラ65は、負圧源62と右側の車輪(ホイール10FR、10RR)に備わる切換弁ユニット22FR、22RRとが遮断されているかを判定し(ステップS56)、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRとが遮断されていなければ(ステップS56→No)、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与え、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRを遮断する(ステップS57)。すでに、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRが遮断されているときには(ステップS56→Yes)、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与えることなく、ステップS58に制御を進める。なお、ステップS57で、切換弁ユニット22FR、22RRが負圧源62と遮断されると、タイヤ17FR、17RRへの負圧の供給が停止し、タイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が保持される。
一方、ステップS55で、タイヤ空気圧が所定値にならないときは(ステップS55→No)、コントローラ65は、制御をステップS58に進める。この間も、継続して、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が減圧される。
Further, the
On the other hand, when the tire air pressure does not reach the predetermined value in step S55 (step S55 → No), the
なお、ステップS55に記載の所定値は、特に限定するものではないが、例えば右側のタイヤ17FR、17RRの適正空気圧の下限値などが考えられる。この所定値はあらかじめ設定し、データとして、例えばコントローラ65の記憶部65bに記憶しておくなどの構成が考えられる。そして、必要に応じて、コントローラ65の演算部65aが、記憶部65bから読み出す構成にすればよい。
In addition, although the predetermined value described in step S55 is not particularly limited, for example, the lower limit value of the appropriate air pressure of the
そして、左側の車輪のタイヤ空気圧と右側の車輪のタイヤ空気圧のどちらか一方でも所定値にならないあいだは(ステップS58→No)、コントローラ65は、ステップS52からステップS57を繰り返して実行し、左側の車輪のタイヤ空気圧と右側の車輪のタイヤ空気圧の両方が所定値になると(ステップS58→Yes)、コントローラ65は、処理を終了する。
Then, while either the tire pressure of the left wheel or the tire pressure of the right wheel does not reach the predetermined value (Step S58 → No), the
以上のステップで、タイヤ空気圧制御装置101を備える車両は、左側が谷側となっていると判定され、カント路走行モードに設定される。そして、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が増圧するとともに、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が減圧する。その結果、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧より高くなり、左右のタイヤ17のバネ特性が異なる。すなわち、タイヤ空気圧の高い左側のタイヤ17FL、17RLの剛性が高くなる。そして、高くなった剛性が、車両の谷側となる左側を持ち上げる方向に作用するため、傾斜が修正される方向に姿勢が補正され、走行性、操作性及び乗り心地の違和感が緩和されるという、優れた効果を奏する。
In the above steps, the vehicle including the tire pressure control device 101 is determined to have a valley on the left side, and is set to a cant road traveling mode. Then, the tire pressures of the
また、図5のステップS4に戻って、ステアリングトルクが「0」より小さいとき(ステップS4→No)、左方向にステアリングトルクがかかっていることから、コントローラ65は、右方向に旋回しようとする力に抗して左方向にステアリングトルクがかかっていると判定して、タイヤ空気圧制御装置101が備わる車両が右側に傾斜していると判定する。そして、コントローラ65は、タイヤ空気圧制御装置101を制御して、右側の車輪のタイヤ空気圧を左側の車輪のタイヤ空気圧より高くする(ステップS6)。右側の車輪のタイヤ空気圧を左側の車輪のタイヤ空気圧より高くするステップは、図示および詳細な説明は省略するが、コントローラ65は、図6に示すステップS51からステップS58に記載した処理を、車輪及び切換弁ユニットの左右を入れ替えて実行する。
Further, returning to step S4 in FIG. 5, when the steering torque is smaller than “0” (step S4 → No), the steering torque is applied in the left direction, so the
以上のステップで、タイヤ空気圧制御装置101を備える車両は、右側が谷側となっていると判定され、カント路走行モードに設定される。そして、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が増圧するとともに、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が減圧する。その結果、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧より高くなり、左右のタイヤ17でバネ特性が異なる。すなわち、タイヤ空気圧の高い右側のタイヤ17FR、17RRの剛性が高くなる。そして、高くなった剛性が、車両の谷側となる右側を持ち上げる方向に作用するため、傾斜が修正される方向に姿勢が補正され、走行性、操作性及び乗り心地の違和感が緩和されるという、優れた効果を奏する。
In the above steps, the vehicle including the tire pressure control device 101 is determined to have a valley on the right side, and is set to a cant road traveling mode. Then, the tire pressures of the
また、カント路走行モードでは、左右のタイヤ17でタイヤ空気圧が異なるため、タイヤ17の左右で路面への接地面積が異なる。これによって、路面からの転がり抵抗が左右で異なる。カント路走行モードでは、車両の谷側のタイヤ17のタイヤ空気圧が高いため、車両が高くなっている側(以下、山側と称する)のタイヤ17と路面との接地面積より、車両の谷側のタイヤ17と路面との接地面積が小さく、路面からの転がり抵抗が小さい。
走行中の車両は、左右の転がり抵抗に差があると、転がり抵抗の大きな側に向けて車両を旋回させようとするモーメントが発生するため、カント路走行モードにおいては、車両の谷側から山側に向けて車両を旋回させようとするモーメントが発生する。
Further, in the cant road traveling mode, the tire air pressure is different between the left and
If there is a difference in rolling resistance between the left and right sides of a running vehicle, a moment is generated to turn the vehicle toward the side with the higher rolling resistance. A moment is generated to turn the vehicle toward the vehicle.
一方、カント路を走行する車両には、カント路の傾斜によって、車両に横方向の加速度(横G)が発生し、車両を谷側に偏向させる力が作用する。この力に抗して車両を直進させるためには、運転者はステアリングホイール107(図1参照)を保持して保舵力を、ステアリングギアボックス108(図1参照)が有する図示しないステアリング機構に与える必要がある。しかしながら、前記のように、カント路走行モードでは、車両の谷側から車両の山側に向けて、車両を旋回させようとするモーメントが発生する。そして、このモーメントが、横Gによって発生する力を打ち消す方向に作用する。したがって、カント路走行モードでカント路を走行する車両は、例えばステアリングホイール107から、ステアリングギアボックス108が有する図示しないステアリング機構に与える保舵力が無くても、もしくは小さくても直進性を確保できるという、優れた効果を奏する。
On the other hand, a vehicle traveling on a cant road is subjected to a lateral acceleration (lateral G) due to the inclination of the cant road, and a force is applied to deflect the vehicle to the valley side. In order to move the vehicle straight against this force, the driver holds the steering wheel 107 (see FIG. 1) and applies a steering holding force to a steering mechanism (not shown) included in the steering gear box 108 (see FIG. 1). Need to give. However, as described above, in the cant road traveling mode, a moment is generated to turn the vehicle from the valley side of the vehicle toward the mountain side of the vehicle. This moment acts in a direction to cancel the force generated by the lateral G. Accordingly, a vehicle traveling on a cant road in the cant road travel mode can ensure straight traveling performance even if the steering wheel 107 has no steering holding force applied to a steering mechanism (not shown) included in the
次に、路面がカント路から平坦な路面に移行して、カント路走行モードを解除するステップについて説明する。カント路走行中の車両の、ステアリングギアボックス108(図1参照)が有する図示しないステアリング機構にかかるステアリングトルクは、カント路走行モードによって「0」になっているか、タイヤ空気圧の高いタイヤ17の側から、タイヤ空気圧の低いタイヤ17の側に向けた方向(車両の谷側から山側に向けた方向)になる。この状態で、カント路から平坦な路面に移行すると、カント路走行モードによって発生する、前記したモーメントの作用で、タイヤ空気圧の低いタイヤ17の側に向けて旋回する。このモーメントに抗して車両を直進させるためには、例えば運転者によるステアリングホイール107(図1参照)の操作によって、前記したモーメントを打ち消す方向のステアリングトルクを、ステアリングギアボックス108(図1参照)が有する図示しないステアリング機構に加える必要がある。
Next, a step in which the road surface is shifted from a cant road to a flat road surface and the cant road traveling mode is canceled will be described. The steering torque applied to the steering mechanism (not shown) of the vehicle running on the cant road, which is included in the steering gear box 108 (see FIG. 1), is “0” depending on the cant road running mode, or on the side of the
このときに、ステアリング機構に加えられるステアリングトルクは、タイヤ空気圧の低いタイヤ17の側から、タイヤ空気圧の高いタイヤ17の側に向けた方向になる。
すなわち、コントローラ65(図1参照)は、カント路走行モードのときに、タイヤ空気圧の低いタイヤ17の側から、タイヤ空気圧の高いタイヤ17の側に向かう方向のステアリングトルクを検出することで、カント路から平坦な路面に移行したことを検出できる。図7は、カント路走行モードを解除するステップを示すフローチャートである。以下、図7を参照して、カント路走行モードを解除するステップを説明する(適宜図1〜4参照)。
At this time, the steering torque applied to the steering mechanism is directed from the side of the
That is, the controller 65 (see FIG. 1) detects the steering torque in the direction from the
タイヤ空気圧制御装置101を備える車両が、カント路走行モードで走行中に、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が高いときは(ステップS11→Yes)、コントローラ65は、ステアリングトルクの値が「0」より大きいかどうかを判定する(ステップS12)。ここで、右側のタイヤ空気圧が、左側のタイヤ空気圧より高いかどうかは、例えばカント路走行モードに切り替わったときに、左右のどちら側のタイヤ空気圧を高くしたかを、例えばコントローラ65の記憶部65bに記憶しておけばよい。
なお、コントローラ65は、ステアリングトルクセンサ107bで検出されるステアリングトルクが「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲(閾値の範囲)を超えたときに、ステアリングトルクは「0」より大きいと判定することが好ましい。
If the tire pressure of the
The
ステアリングトルクの値が「0」より大きいときは(ステップS12→Yes)、コントローラ65は、右方向にステアリングトルクがかかっていると判定し、ステアリングホイール107の操舵角が「0」かどうかを判定する(ステップS13)。このとき、ステアリングホイール107の操舵角が「0」でなければ(ステップS13→No)、コントローラ65は、車両が直進していないと判定して、制御をステップS12にもどす。
なお、コントローラ65は、ステアリングトルクセンサ107bで検出されるステアリングトルクが「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲(閾値の範囲)を超えて大きいときに、ステアリングトルクは「0」より大きいと判定することが好ましい。
また、コントローラ65は、操舵角センサ107aで検出される操舵角が「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲内(閾値の範囲内)にあるときには、操舵角は「0」であると判定することが好ましい。
When the steering torque value is larger than “0” (step S12 → Yes), the
The
The
ステアリングホイール107の操舵角が「0」のときは(ステップS13→Yes)、コントローラ65は、車両が平坦路を走行していると判定する。そして、コントローラ65は、タイヤ空気圧制御装置101を制御して、右側の車輪のタイヤ空気圧を減圧して、左側の車輪のタイヤ空気圧を増圧する(ステップS14)。図8は、図7のステップS14の詳細を示すフローチャートであり、より具体的には、右側の車輪のタイヤ空気圧を減圧、左側の車輪のタイヤ空気圧を増圧して、平坦路を走行するタイヤ空気圧にもどすステップを示すフローチャートである。
When the steering angle of the steering wheel 107 is “0” (step S13 → Yes), the
図8に示すように、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧を減圧するため、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与え、負圧源62と右側の車輪(ホイール10FR、10RR)に備わる切換弁ユニット22FR、22RRとを連通するとともに、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧を増圧するため、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与え、圧縮空気供給源61と左側の車輪(ホイール10FL、10RL)に備わる切換弁ユニット22FL、22RLとを連通する(ステップS141)。
このように、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRとを連通させることで、負圧源62から供給される負圧によって切換弁ユニット22FR、22RRが駆動され、タイヤ17FR、17RRが空気排出部90と連通する。そして、タイヤ17FR、17RRの空気が空気排出部90を介して大気中に排気され、タイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が減圧する。さらに、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLを連通させることで、圧縮空気供給源61から供給される圧縮空気が、切換弁ユニット22FL、22RLを介してタイヤ17FL、17RLに供給され、タイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が増圧する。
As shown in FIG. 8, in order to reduce the tire air pressure of the
Thus, by connecting the
コントローラ65は、圧力センサ67FR、67RRから入力される信号によって、右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧を検出し、タイヤ空気圧が所定値になったか、を判定する(ステップS142)。タイヤ空気圧が所定値になったら(ステップS142→Yes)、コントローラ65は、負圧源62と右側の車輪(ホイール10FR、10RR)に備わる切換弁ユニット22FR、22RRとが遮断されているかを判定し(ステップS143)、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRとが遮断されていなければ(ステップS143→No)、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与え、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRを遮断する(ステップS144)。すでに、負圧源62と切換弁ユニット22FR、22RRが遮断されているときには(ステップS143→Yes)、コントローラ65は、電磁弁60FR、60RRに指令を与えることなく、ステップS145に制御を進める。切換弁ユニット22FR、22RRが負圧源62と遮断されると、切換弁ユニット22FR、22RRの動作によって、タイヤ17FR、17RRと空気排出部90とが遮断され、タイヤ17FR、17RRからの空気の排気が停止し、タイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧が保持される。
一方、ステップS142で、タイヤ空気圧が所定値にならないときは(ステップS142→No)、コントローラ65は、制御をステップS145に進める。
The
On the other hand, when the tire pressure does not reach the predetermined value in step S142 (step S142 → No), the
なお、ステップS142に記載の所定値は、特に限定するものではないが、例えば右側のタイヤ17FR、17RRのタイヤ空気圧の適正範囲の中間値などが考えられる。この所定値はあらかじめ設定し、データとして、例えばコントローラ65の記憶部65bに記憶しておくなどの構成が考えられる。そして、必要に応じて、コントローラ65の演算部65aが、記憶部65bから読み出す構成にすればよい。
The predetermined value described in step S142 is not particularly limited. For example, an intermediate value of an appropriate range of tire pressures of the
さらに、コントローラ65は、圧力センサ67FL、67RLから入力される信号によって、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧を検出し、タイヤ空気圧が所定値になったか、を判定する(ステップS145)。タイヤ空気圧が所定値になったら(ステップS145→Yes)、コントローラ65は、圧縮空気供給源61と左側の車輪(ホイール10FL、10RL)に備わる切換弁ユニット22FL、22RLとが遮断されているかを判定し(ステップS146)、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLとが遮断されていなければ(ステップS146→No)、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与え、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLを遮断する(ステップS147)。すでに、圧縮空気供給源61と切換弁ユニット22FL、22RLが遮断されているときには(ステップS146→Yes)、コントローラ65は、電磁弁60FL、60RLに指令を与えることなく、ステップS148に制御を進める。切換弁ユニット22FL、22RLが圧縮空気供給源61と遮断されると、タイヤ17FL、17RLへの圧縮空気の供給が停止し、タイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が保持される。
一方、ステップS145で、タイヤ空気圧が所定値にならないときは(ステップS145→No)、コントローラ65は、制御をステップS148に進める。
Further, the
On the other hand, when the tire air pressure does not reach the predetermined value in step S145 (step S145 → No), the
なお、ステップS145に記載の所定値は、特に限定するものではないが、例えば左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧の適正範囲の中間値などが考えられる。この所定値はあらかじめ設定し、データとして、例えばコントローラ65の記憶部65bに記憶しておくなどの構成が考えられる。そして、必要に応じて、コントローラ65の演算部65aが、記憶部65bから読み出す構成にすればよい。
The predetermined value described in step S145 is not particularly limited. For example, an intermediate value of an appropriate range of tire pressures of the
そして、左側の車輪のタイヤ空気圧と右側の車輪のタイヤ空気圧のどちらか一方でも所定値にならないあいだは(ステップS148→No)、コントローラ65は、ステップS142からステップS147を繰り返して実行し、左側の車輪のタイヤ空気圧と右側の車輪のタイヤ空気圧の両方が所定値になると(ステップS148→Yes)、コントローラ65は、カント路走行モードを解除して、処理を終了する。
Then, while either the tire pressure of the left wheel or the tire pressure of the right wheel does not reach the predetermined value (step S148 → No), the
また、図7のステップS11に戻って、タイヤ空気圧制御装置101を備える車両が、カント路走行モードで走行中に、左側のタイヤ17FL、17RLのタイヤ空気圧が高いとき(ステップS11→No)、コントローラ65は、ステアリングトルクの値が「0」より小さいかどうかを判定する(ステップS15)。
Returning to step S11 in FIG. 7, when the vehicle including the tire pressure control device 101 is traveling in the cant road traveling mode, the tire pressures of the
ステアリングトルクの値が「0」より小さいときは(ステップS15→Yes)、コントローラ65は、左方向にステアリングトルクがかかっていると判定し、ステアリングホイール107の操舵角が「0」かどうかを判定する(ステップS16)。このとき、ステアリングホイール107の操舵角が「0」でなければ(ステップS16→No)、コントローラ65は、制御をステップS15にもどす。
なお、コントローラ65は、ステアリングトルクセンサ107bで検出されるステアリングトルクが「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲(閾値の範囲)を超えて小さいときに、ステアリングトルクは「0」より小さいと判定することが好ましい。
また、コントローラ65は、操舵角センサ107aで検出される操舵角が「0」を中心に、あらかじめ設定されている所定の範囲内(閾値の範囲内)にあるときには、操舵角は「0」であると判定することが好ましい。
When the steering torque value is smaller than “0” (step S15 → Yes), the
The
The
ステアリングホイール107の操舵角が「0」のときは(ステップS16→Yes)、コントローラ65は、車両が平坦路を走行していると判定する。そして、コントローラ65は、タイヤ空気圧制御装置101を制御して、左側の車輪のタイヤ空気圧を減圧して、右側の車輪のタイヤ空気圧を増圧する(ステップS17)。左側の車輪のタイヤ空気圧を減圧して、右側の車輪のタイヤ空気圧を増圧するステップは、図示および詳細な説明は省略するが、コントローラ65は、図8に示すステップS141からステップS148に記載した処理を、車輪及び切換弁ユニットの左右を入れ替えて実行する。
When the steering angle of the steering wheel 107 is “0” (step S16 → Yes), the
このような手順で、コントローラ65は、車両がカント路走行から通常の平坦な路面走行に移行したときに、左右のタイヤ空気圧の差を解消するように制御して、平坦な路面における通常走行を可能にする。
In such a procedure, the
以上のように、本実施形態にかかるタイヤ空気圧制御装置101を供える車両が、走行中にカント路に差し掛かると、コントローラ65は、車両の谷側のタイヤ17のタイヤ空気圧を増圧して剛性を高めることで、車両の谷側を持ち上げ、傾斜が修正される方向に姿勢を補正され、走行性、操作性及び乗り心地の違和感が緩和されるという、優れた効果を奏する。
さらに、左右のタイヤ17の転がり抵抗が異なることから、カント路の傾斜によって発生する力を打ち消す方向にモーメントが発生し、カント路における直進性を向上することができるという、優れた効果を奏する。
As described above, when the vehicle provided with the tire pressure control device 101 according to the present embodiment reaches the cant road during traveling, the
Furthermore, since the rolling resistances of the left and
以上、本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記の実施形態に限らず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更可能である。 Heretofore, an example of a preferred embodiment has been described for the present invention. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and the design of each component described above can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
例えば、本実施形態においては、カント路の走行を操舵角とステアリングトルクの方向によって判定している。しかしながら、この方法は限定されるものではなく、タイヤ17に備わるサスペンションのストローク量を用いて、カント路の走行を判定することもできる。
For example, in this embodiment, traveling on a cant road is determined based on the steering angle and the direction of the steering torque. However, this method is not limited, and the travel on the cant road can be determined using the stroke amount of the suspension provided in the
車両がカント路を走行すると、左右方向の傾斜によって、車両に横方向の加速度(横G)が発生し、車両を谷側に偏向させる力が作用する。そして、車両の谷側のサスペンションは、山側のサスペンションよりも大きな力を受けることから、谷側のサスペンションのストローク量が大きくなる。このように、車両の谷側と山側のサスペンションのストローク量の差を検出することで、カント路の走行を判定することもできる。 When the vehicle travels on a cant road, lateral acceleration (lateral G) is generated in the vehicle due to the left-right inclination, and a force that deflects the vehicle to the valley side acts. The suspension on the valley side of the vehicle receives a larger force than the suspension on the mountain side, so that the stroke amount of the suspension on the valley side becomes large. In this way, it is possible to determine traveling on a cant road by detecting the difference in the stroke amount of the suspension between the valley side and the mountain side of the vehicle.
さらに、本実施形態においては、カント路走行モードに設定されると、車両の谷側のタイヤ17に圧縮空気を供給してタイヤ空気圧を増圧させるとともに、車両の山側のタイヤ17のタイヤ空気圧を減圧させる構成としたが、これも限定されるものではなく、例えば、車両の谷側のタイヤ17のタイヤ空気圧のみ増圧させる構成としてもよいし、車両の山側のタイヤ17のタイヤ空気圧のみ減圧させる構成としてもよい。
Furthermore, in this embodiment, when the cant road running mode is set, compressed air is supplied to the
さらに、ステアリングトルクセンサ107bが検出するステアリングトルクの大きさは、傾斜角度に対応した値となることから、ステアリングトルクの大きさに応じて、タイヤ空気圧の増圧及び減圧の量を変化させる構成としてもよい。
Furthermore, since the magnitude of the steering torque detected by the
その他、横Gや重心周りの旋回(ヨーイング)などを検出するセンサを備え、カント路走行をより正確に判定するように構成してもよい。 In addition, a sensor for detecting a lateral G, turning around the center of gravity (yawing), and the like may be provided so that the cant road traveling can be determined more accurately.
10 ホイール
13 ハブベアリング
17、17FL、17FR、17RL、17RR タイヤ
22 切換弁ユニット
57 配管
60 電磁弁
61 圧縮空気供給源
62 負圧源
61a ポンプ
61b 除湿器
61c アキュムレータ
61d 圧力センサ
62 負圧源
63 減圧弁
65 コントローラ(制御装置)
67 圧力センサ
81 切換弁
90 空気排出部
101 タイヤ空気圧制御装置
103 電磁弁ユニット
106 車速センサ
107 ステアリングホイール
107a 操舵角センサ
107b ステアリングトルクセンサ
108 ステアリングギアボックス
10 wheel 13 hub bearing 17, 17 FL , 17 FR , 17 RL , 17 RR
67 Pressure Sensor 81
Claims (2)
前記タイヤ空気圧変更装置に指令を与える制御装置と、
前記車両の左右方向の傾斜を検出する傾斜検出手段と、
を含んで構成されるタイヤ空気圧制御装置であって、
前記車両は、左右両側に前記タイヤが装着された車輪が備わっていて、
前記傾斜検出手段が、前記車両が左右のどちらか一方に傾斜していることを検出したときに、前記制御装置は、前記車両が低くなっている谷側の前記車輪のタイヤ空気圧を、前記車両が高くなっている山側の前記車輪のタイヤ空気圧より高くするように、前記タイヤ空気圧変更装置に指令を与えることを特徴とするタイヤ空気圧制御装置。 A tire pressure changing device for changing a tire pressure of a vehicle tire;
A control device for giving a command to the tire pressure changing device;
Tilt detecting means for detecting the tilt of the vehicle in the left-right direction;
A tire pressure control device comprising:
The vehicle has wheels on which the tires are mounted on both the left and right sides,
When the tilt detection means detects that the vehicle is tilted to either the left or right, the control device determines the tire air pressure of the wheels on the trough side where the vehicle is low. A tire air pressure control device that gives a command to the tire air pressure changing device so as to make the tire air pressure higher than the tire air pressure of the wheel on the mountain side where the tire height is high.
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