JP2008170754A - リップマンホログラムの作製方法 - Google Patents

リップマンホログラムの作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008170754A
JP2008170754A JP2007004266A JP2007004266A JP2008170754A JP 2008170754 A JP2008170754 A JP 2008170754A JP 2007004266 A JP2007004266 A JP 2007004266A JP 2007004266 A JP2007004266 A JP 2007004266A JP 2008170754 A JP2008170754 A JP 2008170754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
stage
resolution
lippmann
development
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007004266A
Other languages
English (en)
Inventor
Makio Kurashige
牧夫 倉重
Takeshi Yamauchi
豪 山内
Takechika Watabe
壮周 渡部
Kenji Ueda
健治 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2007004266A priority Critical patent/JP2008170754A/ja
Publication of JP2008170754A publication Critical patent/JP2008170754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Abstract

【課題】H1H2法でリップマンホログラムを記録する場合にH1ホログラムの銀塩感材の現像法に工夫を施すことで、H2ホログラムとして作製されるリップマンホログラムの解像度を高めてマイクロ文字等の微小な物体を再生可能にする。
【解決手段】銀塩材料1に物体Tの1段目のホログラムを記録し、その1段目のホログラムから物体像を再生させ、その再生物体像近傍にフォトポリマーを配置して2段目の体積ホログラムとして記録するリップマンホログラムの作製方法において、現像液としてカテコールを現像主薬とする現像液を用いて1段目のホログラムを現像する。
【選択図】図1

Description

本発明はリップマンホログラムの作製方法に関し、特に、H1H2法で高解像度のリップマンホログラムを作製する方法に関するものである。
従来、ホログラムを記録する方法として、物体からの光を記録したホログラムを第1のホログラムとし、第1のホログラムからの再生像を物体光として第2のホログラムを記録する2ステップ法が知られている。
この場合、1段目のH1ホログラムはフォトポリマーに比べて感度が高い銀塩材料からなる感光材料を用い、2段目のH2ホログラムはフォトポリマーを用いてリップマンホログラムとして記録することが非特許文献1において提案されている。
特許第2849021号公報 Proceedings of SPIE,Vol.6136,pp.61361B1-61361B-9
このようなH1H2法でリップマンホログラムを記録する場合、H1ホログラムに起因するノイズ成分はH2ホログラムにも記録されてしまうため、H1ホログラムの品質が低下した場合、H2ホログラムの品質が影響を受けてしまう。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、H1H2法でリップマンホログラムを記録する場合にH1ホログラムの銀塩感材の現像法に工夫を施すことで、H2ホログラムとして作製されるリップマンホログラムの解像度を高めてマイクロ文字等の微小な物体を再生可能にすることである。
上記目的を達成する本発明のリップマンホログラムの作製方法は、銀塩材料に物体の1段目のホログラムを記録し、その1段目のホログラムから物体像を再生させ、その再生物体像近傍にフォトポリマーを配置して2段目の体積ホログラムとして記録するリップマンホログラムの作製方法において、
現像液としてカテコールを現像主薬とする現像液を用いて1段目のホログラムを現像することを特徴とする方法である。
この場合、緑色の波長の光で前記1段目のホログラム、2段目のホログラムを記録することができる。
また、1段目のホログラムの現像後、p−ベンゾキノンを含有する漂白液で黒化部分を漂白処理することが望ましい。
本発明によると、体積ホログラムとして記録した2段目のホログラムの解像度をより高いものとすることができる。すなわち、1段目のホログラムにおけるS/N比をより高くすることができ、2段目のホログラムの解像度を一定以上に制御することができる。これにより、リップマンホログラムに一定以上の解像度を必要とするマイクロ文字、記号等を記録することが可能になり、例えばリップマンホログラムの真贋判定に使用することが可能となる。
以下に、実施例に基づいて本発明のリップマンホログラムの作製方法を説明する。
まず、本発明の前提であるH1H2法でリップマンホログラム(体積ホログラム)を撮影する方法を説明する。
図1は、H1H2法でリップマンホログラムを記録するために用いるH1ホログラムを作製するための工程を説明するための図であり、最終的な体積ホログラム記録体に記録するための物体Tを用意し、体積ホログラム感材である銀塩感材からなるH1ホログラム感材1の前側に所定距離離して配置し、物体Tを白色散乱板3を介して所定の波長λの物体照明光2で照明し、物体Tからの散乱光(H1物体光)4をH1ホログラム感材1に正面から入射させる。一方、物体照明光2と同一の光源からの同じ波長λのH1参照光5をH1物体光4と同じ側から斜めに入射させ、H1ホログラム感材1中でH1物体光4とH1参照光5を干渉させて、H1ホログラム感材1を現像漂白してH1ホログラム1’(図2)を記録する。
次いで、図2に示すように、このH1ホログラム1’に記録のときのH1参照光5の入射側と反対側からH1参照光5と反対に進む同じ波長λのH1再生照明光6を入射すると、H1ホログラム1’記録時の物体Tの位置にその再生像T’を再生するH1再生光7が回折される。そこで、この再生像T’位置近傍に別の体積ホログラム感材であるフォトポリマーからなるH2ホログラム感材10を配置し、H1ホログラム1’からのH1再生光であるH2物体光7を入射させると共に、H2ホログラム感材10の反対側からH1再生照明光6と同一の光源からの同じ波長λの略平行光からなるH2参照光8を入射させ、H2物体光7とH2参照光8を干渉させて、H2ホログラム感材10を後処理してH2ホログラム10’を作製する。
このようなH1H2法でリップマンホログラムを作製するのに、H1ホログラム感材1として、緑色と青色用には、銀塩感材のP5600B(コニカミノルタオプト(株)製)を、赤色用には、銀塩感材のP7000B(コニカミノルタオプト(株)製)を用いた。
さらに、H2ホログラム感材10としては、緑色用には、特許文献1の実施例1のフォトポリマーを、赤色用には、特許文献1の実施例11のフォトポリマーを、青色用には、特許文献1の実施例10のフォトポリマーを用いた。
撮影と評価に用いたレーザ及び波長は、赤色がKrレーザの647.1nm、緑色がDPSSレーザの532nm、青色がArレーザの476.5nmである。
そして、H1ホログラム1’作製のために、物体Tとして図3に示すようなテストターゲットを用いた。その1mm当たりのラインペア数(lp)は次の通りである。
┌─────┬───────────────────────────────┐
│ │ グループ番号 │
│ライン番号├───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┤
│ │ 0 │ 1 │ 2 │ 3 │ 4 │ 5 │ 6 │ 7 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤
│ 1 │ 1 │ 2 │ 4 │ 8 │ 16 │ 32 │ 64 │128 │
│ 2 │ 1.12│ 2.24│ 4.49│ 8.98│ 17.95│ 36 │ 71.8 │144 │
│ 3 │ 1.26│ 2.52│ 5.04│ 10.1 │ 20.16│ 40.3 │ 80.6 │161 │
│ 4 │ 1.41│ 2.83│ 5.66│ 11.3 │ 22.62│ 45.3 │ 90.5 │181 │
│ 5 │ 1.59│ 3.17│ 6.35│ 12.7 │ 25.39│ 50.8 │102 │203 │
│ 6 │ 1.78│ 3.56│ 7.13│ 14.3 │ 28.51│ 57 │114 │228 │
└─────┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘
このような物体(テストターゲット)Tを用いて、図1に示すような配置で銀塩感材のH1ホログラム感材1にH1ホログラムを30μJの露光量で露光し、現像漂白処理をしてH1ホログラム1’を作製した。その際、用いた現像液は、比較のため次の2種類の現像液を使用した。
(1)GP−8現像液
・フェニドン 0.2g
・無水亜硫酸ナトリウム 100g
・ヒドロキノン 5g
・水酸化カリウム 10.6g
・チオシアン酸アンモニウム 24g
・純水 1000cc
この原液60ccに純水400ccを加えて使用液とした。
(2)CW−C2現像液
・カテコール 10g
・L−アスコルビン酸 5g
・無水亜硫酸ナトリウム 5g
・尿素 50g
・無水炭酸ナトリウム 30g
・純水 1000cc
現像液(1)、(2)それぞれにつき現像時間を1分、2分、3分の3通りとし、現像温度を20℃とした。
上記の現像後、1.5%酢酸水溶液に30秒浸漬して停止処理を行い、その後5分間流水で洗浄した。
その後、下記組成のPBQ2漂白液で20℃で黒化部分が十分処理される時間漂白処理した。
PBQ2漂白液
・クエン酸 15g
・臭化カリウム 50g
・p−ベンゾキノン 2g
・純水 1000cc
その後5分間流水で洗浄し、富士フィルム株式会社社製ドライウェルにて30秒水切りを行い、その後1時間室温で乾燥した。
このようにして、P5600Bに波長532nmで記録した6種類の緑色H1ホログラム1’(GP−8現像液で1分、2分、3分現像したもの、CW−C2現像液で1分、2分、3分現像したもの)、P5600Bに波長476.5nmで記録した6種類の青色H1ホログラム1’(GP−8現像液で1分、2分、3分現像したもの、CW−C2現像液で1分、2分、3分現像したもの)、P7000Bに波長647.1nmで記録した6種類の赤色H1ホログラム1’(GP−8現像液で1分、2分、3分現像したもの、CW−C2現像液で1分、2分、3分現像したもの)が得られた。それぞれのH1ホログラム1’について、再生像の解像度とS/N比の評価を行った。解像度とS/N比の評価方法については後で説明する。
次いで、得られた6×3種類のH1ホログラム1’から、図2に示すような配置でフォトポリマーのH2ホログラム感材10にH2ホログラムを露光した。露光条件、露光後の処理は、特許文献1に記載の通りとした。
こうして、特許文献1の実施例1のフォトポリマーに波長532nmで記録した6種類の緑色H2ホログラム10’が、特許文献1の実施例10のフォトポリマーに波長476.5nmで記録した6種類の青色H2ホログラム10’が、また、特許文献1の実施例11のフォトポリマーに波長647.1nmで記録した6種類の赤色H2ホログラム10’がそれぞれ得られた。それぞれのH2ホログラム10’について、再生像の解像度の評価を行った。解像度の評価方法については後で説明する。
その以上の結果を図示したのが図4〜図7である。
図4は、緑色H1ホログラム1’のS/N比に対して緑色H1ホログラム1’の解像度(a)と緑色H2ホログラム10’の解像度(b)とをそれぞれ現像液GP−8、CW−C2と現像時間1分、2分、3分に分けてプロットしたグラフであり、図5は、青色H1ホログラム1’のS/N比に対して青色H1ホログラム1’の解像度(a)と青色H2ホログラム10’の解像度(b)とを同様にプロットしたグラフであり、図6は、赤色H1ホログラム1’のS/N比に対して赤色H1ホログラム1’の解像度(a)と赤色H2ホログラム10’の解像度(b)とを同様にプロットしたグラフである。また、図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ緑色H1ホログラム1’から緑色H2ホログラム10’、青色H1ホログラム1’から青色H2ホログラム10’、赤色H1ホログラム1’から赤色H2ホログラム10’を作製する過程での解像度の低下(H1ホログラム1’の解像度−H2ホログラム10’の解像度)を現像液GP−8、CW−C2と現像時間1分、2分、3分に分けてプロットしたグラフである。
図4から図7の結果を基にして、現像液GP−8、CW−C2がH2ホログラム10’に及ぼす影響を考察する。
現像液GP−8による現像は溶解物理現像と呼ばれ、現像液中のハロゲン化銀溶剤(チオシアン酸アンモニウム)によって溶かされた銀塩粒子の銀イオンが現像核(露光によって生じた微小銀粒子であり、銀塩粒子の表面に生成する)のところへ集まり、現像剤のフェニドンで還元されて銀粒子となるものである。銀粒子には現像核の付着している銀塩粒子以外からも銀イオンが供給されるため、銀粒子は現像時間の経過と共に成長し続ける。その後の漂白処理により銀粒子は元の銀塩粒子に戻り、露光部分と未露光部分の銀塩の状態の違いにより、屈折率差が生じる。
一方、現像液CW−C2による現像はタンニング現像と呼ばれ、カテコールを現像主薬とし、亜硫酸塩の少ない現像液にて現像することにより、タンニング効果(現像主薬酸化物がゼラチン分子を架橋し、現像された銀粒子の周りのゼラチンを局部的に硬化させる現象)を起こす。その後の漂白処理にて、現像銀が漂白されてより大きな銀塩粒子に変わるとき、周囲のゼラチンを圧縮させる効果と相まって、銀塩の周りに周囲のゼラチンより屈折率の高いゼラチンの殻を作る。これにより、露光部分と未露光部分のゼラチンの状態の違いにより、屈折率差が生じる。
実際の現像にて両者の反応性を安全光の下で観察したところ、CW−C2による現像では数十秒で現像銀の黒色が強く出てくるのに対し、GP−8による現像では反応が徐々に進んでおり、現像銀による黒化の度合いは3分経過後もCW−C2による現像の1分に及ばない程度であった。
以上のことから、現像条件がH1ホログラム1’のS/N比に及ぼす影響は次のように考えられる。緑色(532nm)においては銀塩感材のP5600B(青緑用)の感度が高く、露光において現像可能なレベルに成長した現像核が多いと考えられる。そのため、CW−C2による現像においては多数の銀粒子が早期に現像され、回折効率が高くなり、S/N比が大きくなるのに対し、GP−8による現像では多数の現像核が存在することにより1つの銀粒子に供給される銀イオンの数が少なく(すなわち、銀粒子が成長し難い)、GP−8による現像程回折効率が稼げず、S/N比が小さくなると考えられる。そのため、緑色においては、S/N比の観点でCW−C2による現像が優れていると言える。
青色(476.5nm)、赤色(647.1nm)においては、P5600B(青緑用)及びP7000B(赤用)の感度が緑色の感度に比較して低く、露光において現像可能なレベルに成長した現像核が少ないと考えられる。CW−C2による現像では、早期に現像反応が進行するものの、数が少ないことから緑色の時程回折効率が稼げず、S/N比が緑色の時に比較して大幅に低下したと考えられる。一方、GP−8による現像では、現像可能な現像核の数が少ないことにより、1つの銀粒子により多くの銀イオンが供給されることになり(すなわち、銀粒子が成長しやすい)、結果としてある程度の回折効率を確保でき、S/N比が緑色の時に比較してCW−C2による現像程低下しなかったと考えられる。そのため、青色、赤色においては、GP−8による現像、CW−C2による現像の間にS/N比の観点で有為の差はないと言える。
図5、図7(a)の結果から明らかなように、H1ホログラム1’の解像度が略同程度であっても、そのH1ホログラム1’を用いて作製されたH2ホログラム10’は、H1ホログラム1’のS/N比が高ければ解像度の低下は小さく、S/N比が低ければ解像度の低下は大きい。その要因を考えると、H1ホログラム1’からH2ホログラム10’を作製する場合、H1ホログラム1’の回折光と参照光の総露光量がフォトポリマー10に記録される。そのため、H1ホログラム1’のS/N比が低く、ノイズ光の割合が高くなる程、H2ホログラム10’の信号光を記録した干渉縞のノイズを記録した干渉縞に対する割合が低くなり、再生像質の低下、すなわち解像度の低下につながると考えられる。
したがって、例えば緑色の場合には、H1ホログラム感材1に銀塩感材を用い、H2ホログラム感材10にフォトポリマーを用いた場合に、H1ホログラム感材1の現像液としてカテコールを現像主薬とする現像液、具体的には現像液CW−C2を用いることで、H2ホログラム10’の解像度をより高いものとすることができる。
あるいは、H1ホログラム1’におけるS/N比をより高くすることで、H2ホログラム10’の解像度を一定以上に制御することができる。これにより、リップマンホログラムに一定以上の解像度を必要とするマイクロ文字、記号等を記録することが可能になり、例えばリップマンホログラムの真贋判定に使用することが可能となる。
以下に、本発明において用いたH1ホログラム1’、H2ホログラム10’の再生像の解像度の評価方法と、H1ホログラム1’のS/N比の評価方法とを説明する。図8はH1ホログラム1’からの再生像の解像度を測定する配置を示す図であり、図9はH2ホログラム10’からの再生像の解像度を測定する配置を示す図である。図8においては、H1ホログラム1’に記録のとき(図1)のH1参照光5の入射側と反対側からH1参照光5と反対に進む同じ波長λのH1再生照明光を入射することでH1再生像を空中に再生し、そのH1再生像を単眼ズーム式顕微鏡(例えばシグマ光機(株)製SKDCE−1)を用いてパソコンPCに取り込む。図9においては、H2ホログラム10’に記録のとき(図2)のH2参照光8の入射側と反対側からH2参照光8と反対に進む同じ波長λのH2再生照明光を入射することでH2再生像をH2ホログラム10’近傍に再生し、そのH2再生像を同じ単眼ズーム式顕微鏡を用いてパソコンPCに取り込む。パソコンPCに取り込んだ図3のテストターゲットの画像において、輝度のピークが3本に分解できる限界で解像度を判定する。具体的には、図10に示すように、信号のピークとピーク間の谷との差をa、信号のピークとバックグラウンドの差をbとし、a/b>0.5以上になるラインペア数を解像度とする。
H1ホログラム1’のS/N比の評価については、図11(a)に側面図、(b)に正面図を示すように、パソコンPCに取り込んだH1ホログラム1’からの再生像(図2のテストターゲットの像)の位置でのシグナル値Sを測定し、その再生像に隣接する4辺近傍でのノイズ値N1 、N2 、N3 、N4 を測定し、{S−(N1 +N2 +N3 +N4 )/4}÷{(N1 +N2 +N3 +N4 )/4}をH1ホログラム1’のS/N比とする。
以上、本発明のリップマンホログラムの作製方法を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明のリップマンホログラムを記録するために用いるH1ホログラムを作製するための工程を説明するための図である。 図1のH1ホログラムからH2ホログラムを作製するための工程を説明するための図である。 本発明の実施例においてH1ホログラム作製のために用いた物体としてのテストターゲットを示す図である。 緑色H1ホログラムのS/N比に対して緑色H1ホログラムの解像度(a)と緑色H2ホログラム’の解像度(b)とをそれぞれ現像液と現像時間に分けてプロットしたグラフである。 青色H1ホログラムのS/N比に対して青色H1ホログラムの解像度(a)と青色H2ホログラムの解像度(b)とを同様にプロットしたグラフである。 赤色H1ホログラムのS/N比に対して赤色H1ホログラムの解像度(a)と赤色H2ホログラムの解像度(b)とを同様にプロットしたグラフである。 緑色H1ホログラムから緑色H2ホログラム(a)、青色H1ホログラムから青色H2ホログラム(b)、赤色H1ホログラムから赤色H2ホログラム(c)を作製する過程での解像度の低下を現像液と現像時間に分けてプロットしたグラフである。 H1ホログラムからの再生像の解像度を測定する配置を示す図である。 H2ホログラムからの再生像の解像度を測定する配置を示す図である。 解像度判定の定義を説明するための図である。 H1ホログラムのS/N比の評価方法を説明するための側面図(a)と正面図(b)である。
符号の説明
1…H1ホログラム感材(銀塩感材)
1’…H1ホログラム
2…物体照明光
3…白色散乱板
4…散乱光(H1物体光)
5…H1参照光5
6…H1再生照明光
7…H1再生光
8…H2参照光
10…H2ホログラム感材(フォトポリマー)
10’…H2ホログラム
T…物体
T’…再生像

Claims (3)

  1. 銀塩材料に物体の1段目のホログラムを記録し、その1段目のホログラムから物体像を再生させ、その再生物体像近傍にフォトポリマーを配置して2段目の体積ホログラムとして記録するリップマンホログラムの作製方法において、
    現像液としてカテコールを現像主薬とする現像液を用いて1段目のホログラムを現像することを特徴とするリップマンホログラムの作製方法。
  2. 緑色の波長の光で前記1段目のホログラム、2段目のホログラムを記録することを特徴とする請求項1記載のリップマンホログラムの作製方法。
  3. 1段目のホログラムの現像後、p−ベンゾキノンを含有する漂白液で黒化部分を漂白処理することを特徴とする請求項1又は2記載のリップマンホログラムの作製方法。
JP2007004266A 2007-01-12 2007-01-12 リップマンホログラムの作製方法 Pending JP2008170754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004266A JP2008170754A (ja) 2007-01-12 2007-01-12 リップマンホログラムの作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007004266A JP2008170754A (ja) 2007-01-12 2007-01-12 リップマンホログラムの作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008170754A true JP2008170754A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39698892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007004266A Pending JP2008170754A (ja) 2007-01-12 2007-01-12 リップマンホログラムの作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008170754A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102298310A (zh) * 2010-06-23 2011-12-28 中钞特种防伪科技有限公司 模压全息图的成像照明系统及其缺陷检测方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158394A (ja) * 1991-12-05 1993-06-25 Dainippon Printing Co Ltd 湾曲使用による収差を補正したホログラムの作製方法
JPH09160517A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Toppan Printing Co Ltd 発光素子または受光素子
JPH10123643A (ja) * 1996-10-21 1998-05-15 Konica Corp ホログラム用ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10143057A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 複合ホログラム
JPH10149084A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Konica Corp ホログラム用ハロゲン化銀写真感光材料
JP2004333847A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 体積ホログラム及びその作製方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05158394A (ja) * 1991-12-05 1993-06-25 Dainippon Printing Co Ltd 湾曲使用による収差を補正したホログラムの作製方法
JPH09160517A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Toppan Printing Co Ltd 発光素子または受光素子
JPH10123643A (ja) * 1996-10-21 1998-05-15 Konica Corp ホログラム用ハロゲン化銀写真感光材料
JPH10143057A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Dainippon Printing Co Ltd 複合ホログラム
JPH10149084A (ja) * 1996-11-19 1998-06-02 Konica Corp ホログラム用ハロゲン化銀写真感光材料
JP2004333847A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Dainippon Printing Co Ltd 体積ホログラム及びその作製方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102298310A (zh) * 2010-06-23 2011-12-28 中钞特种防伪科技有限公司 模压全息图的成像照明系统及其缺陷检测方法
CN102298310B (zh) * 2010-06-23 2014-11-19 中钞特种防伪科技有限公司 模压全息图的成像照明系统及其缺陷检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3642472A (en) Bleaching of holograms
US4748097A (en) Method of preparing a hologram
JP2008170754A (ja) リップマンホログラムの作製方法
US3728118A (en) Process for producing multiple recording in a single medium
Fimia et al. Silver halide sensitized gelatin as a holographic recording material
US6811930B2 (en) Post-exposure treatment method of silver halide emulsion layer, hologram manufactured using the method, and holographic optical element including the hologram
Hariharatt Basic processes involved in the production of bleached holograms
US3816130A (en) Photographic production of phase holograms and developing with a nontanning developer
US4966440A (en) Post-exposure dye treatment in the production of holograms
Neipp et al. Optimization of a fixation-free rehalogenating bleach for BB-640 holographic emulsion
US4217405A (en) Production of volume dielectric holograms
Neipp et al. The influence of the development in silver halide sensitized gelatin holograms derived from PFG-01 plates
JPS63163453A (ja) ホログラムの製造方法
JPS5837680A (ja) ホログラムの再現像方法
Fimia et al. Noise sources in silver halide volume diffuse-object holograms
Fimia et al. Diffuse-object holograms in silver halide sensitized gelatin
JP2007163730A (ja) ホログラム作製方法及びその方法により作製されたホログラム
Ulibarrena et al. New processing techniques for reflection holograms recorded on BB640 holographic emulsions
EP0244357A2 (en) Black-backed holograms
Phillips et al. Modulation mechanisms in the holographic display
KR100322748B1 (ko) 실버할라이드 홀로그램 기록매질의 제조 방법
Neipp et al. Optimization of fixation-free rehalogenating bleach for BB-640 holographic plates
Binfield The effects of silver halide processing schemes on image fidelity in hologrammetry
Fimia et al. Noise sources in silver halide volume holograms
Neipp et al. Fixation-free rehalogenating bleached reflection holograms recorded on BB-640 plates

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110817

A521 Written amendment

Effective date: 20110916

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111019

A521 Written amendment

Effective date: 20111118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20111214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02