JP2008158776A - 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008158776A
JP2008158776A JP2006346263A JP2006346263A JP2008158776A JP 2008158776 A JP2008158776 A JP 2008158776A JP 2006346263 A JP2006346263 A JP 2006346263A JP 2006346263 A JP2006346263 A JP 2006346263A JP 2008158776 A JP2008158776 A JP 2008158776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feature
detector
pattern
detection
detection method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006346263A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4878283B2 (ja
Inventor
Hiroshi Sato
博 佐藤
Masakazu Matsugi
優和 真継
Katsuhiko Mori
克彦 森
Hiroshi Torii
寛 鳥居
Hirosuke Mitarai
裕輔 御手洗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006346263A priority Critical patent/JP4878283B2/ja
Priority to US11/961,982 priority patent/US8072612B2/en
Publication of JP2008158776A publication Critical patent/JP2008158776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4878283B2 publication Critical patent/JP4878283B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/161Detection; Localisation; Normalisation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/255Detecting or recognising potential candidate objects based on visual cues, e.g. shapes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】 パターンの特徴検出および変動の推定を高効率かつ高精度に実現する。
【解決手段】 入力されたパターンに対して、複数の特徴検出器によって特徴検出を行い(ステップS102)、前記複数の特徴検出器から、それぞれの出力値に基づいて少なくとも1つの特徴検出器を選択し(ステップS103)、選択された前記特徴検出器の出力値に基づいて前記パターンの特徴量を算出する(ステップS104)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検出対象パターンに、サイズや向き等の変動があっても、特徴検出を高精度に実現する方法に関するものである。
従来より、画像認識に代表されるパターン認識の分野では、認識対象のサイズや向きなどの変動によらない方法が求められてきた。また、変動によらずにパターンの認識ができた後に、パターンがどのような変動を受けているのか知りたいという、相反する要求もあった。
例えば、認識対象として、人物の顔を撮影した画像において、顔が傾いたり向きが違ったりしているような非正面顔であっても、顔画像を高効率に検出する方法が提案されている(特許文献1参照)。かかる方法では、入力画像と平均的な顔画像を示す所定サイズのテンプレート画像との相関を求め、正面顔がないと判定された時は、テンプレート画像を所定角度だけ回転させたものに順次更新して、照合を繰り返すようにしている。
また、認識対象である人物の顔画像に対する変動に、それぞれ対応するアフィン変換パラメータを用意して、顔画像を逆変換したのちに検出を行い、複数の検出結果を結合する方式が提案されている(特許文献2参照)。ここで、変動は、顔画像の位置ズレ、傾き、上下の向き、左右の向きに対する。結合の方法としては、最高点や多数決が採用されている。
特開2004−133637号公報 特開2000−90191号公報
しかしながら、上記従来の方法では、パターンの変動に対して、多数のテンプレートやパラメータを用意する必要があり、変動に関する高精度な推定を得ようとした場合、処理量の増加が避けられない。また、多数の検出結果を結合する方法として、最高点や多数決では、変動に関する高精度な特徴推定を行うのに十分とは言えない。
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、パターンの特徴検出および変動の推定を、高効率かつ高精度に実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によれば、特徴検出方法に、入力されたパターンに対して、複数の特徴検出器によって特徴検出を行う検出工程と、前記複数の特徴検出器から、それぞれの出力値に基づいて少なくとも1つの特徴検出器を選択する選択工程と、選択された前記特徴検出器の出力値に基づいて前記パターンの特徴量を算出する算出工程とを備える。
また、本発明の他の態様によれば、特徴検出装置に、入力されたパターンに対して、複数の特徴検出器によって特徴検出を行う検出手段と、前記複数の特徴検出器から、それぞれの出力値に基づいて少なくとも1つの特徴検出器を選択する選択手段と、選択された前記特徴検出器の出力値に基づいて前記パターンの特徴量を算出する算出手段とを備える。
本発明によれば、パターンの特徴検出および変動の推定を高効率かつ高精度に実現することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施形態のパターン検出方法の全体処理フローチャートである。ステップS101では、検出対象の輝度パターンや波形パターン、周波数特徴などの信号を入力し、計算機上のメインメモリやフレームバッファなどの1次記憶媒体上に記憶する。
ステップS102では、入力されたパターンに対して、複数検出器による特徴検出処理を行う。特徴検出処理は、輝度パターン、波形パターン、周波数特徴などに対して、公知のパターン認識の手法(例えば階層的ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、判別分析など)を用いて行われる。
各検出器は、入力パターンの複数のパラメータで規定される特定の変動(オブジェクトのサイズ、向き、色、周波数特徴、または照明条件など)に対して、特化されている。そのため、入力パターンが受けている変動と、検出器の対応する変動とが略一致した場合に、より高い応答出力を示す。
例えば検出器が階層的ニューラルネットワーク(文献:Lawrence et al.,“Face Recognition: A Convolutional Neural−Network Approach,IEEE Transactions on Neural Networks,vol.8,pp.98−113,1997参照)であり、検出対象パターンが顔画像の輝度パターンで、特定の変動が顔のサイズと向きに対するものである場合について考える。
特定の角度・サイズに反応する検出器を用意するには、その角度・サイズ(例えば正面向き±5°、VGA画像中で30×30画素)に限定した顔画像データセットを準備して、教師付き学習を行う。これにより、同じ顔であっても特定の角度・サイズである顔の輝度パターンにより強く反応する検出器を生成することができる。
ステップS102で複数検出器による特徴検出が行われた後に、ステップS103で検出器の選択処理が行われる。具体的には、図2に示すような手順で行われる。即ち、まず基準となる検出器を選択して(ステップS201)、この基準検出器とのずれが所定の割合より少ない検出器を選択し、そうでない検出器は除外する(ステップS202)。
なお、ステップS103の検出器選択処理において、応答出力値が所定の値より低い検出器を、基準検出器との比較を行う前に除外しておいてもよい。また、このステップでは、基準検出器が選出されることにより、少なくとも1つ以上の検出器が選択される。
ステップS201で基準となる検出器を選択する際は、検出器の応答出力値を基準に判定するとよい。例えば、最大応答を示した検出器を選択してもよいし、誤検出である可能性を考慮して、2番目に大きい応答を示した検出器を選択してもよい。また、全検出器の応答出力値の平均をとり、もっとも平均に近い応答出力値を持つ検出器を基準として採用してもよい。
即ち、複数検出器の応答出力値に関する何らかの統計量を基準にして、それらの中から基準検出器を選出することが、このステップで行われる処理の本質であり、統計量に対して何ら制限のあるものではない。しかし、一般的にはその統計量の計算コストが低いとより好ましい。
基準検出器とのずれの判定については、それぞれの検出器の対応する変動値を用いるとよい。例えば、各検出器の対応する変動が、人物顔の面内回転角度であった場合に、基準検出器に対して、所定角度(例えば±60°)以上離れた角度に対応する検出器の応答出力は、誤検出によるものと考えるのが妥当である。よって、これを取り除くことは変動の推定精度を高めるのに効果がある。
一方、基準検出器とのずれの判定に、検出器間の距離を基準にすることも可能である。これについて図3を用いて具体的に説明する。図3は、オブジェクトの輝度パターンに反応する検出器が、輝度パターンの2次元画素配列と1対1、もしくはn対1(サブサンプリングされる場合)で配置されている例について模式的に表したものである。図中N1〜N4の丸印は、ステップS102で応答出力値が所定の閾値を超えた検出器を示している。
仮にステップS201で選出された基準検出器がN1であるとすると、N1から一定の距離(典型的には、基準検出器の対応するオブジェクトのサイズ)以上離れている検出器N4の応答出力は、誤検出によるものと考えられる。したがって、この場合検出器N1とN4との応答出力を統合することは望ましくなく、検出器N1と、検出器N2及びN3との出力を統合するのがよいと考えられる。このように、基準検出器と一定の距離以内にある検出器の統合を行うのが合理的である。
なお、この基準検出器とのずれの判定に、検出器の対応する変動値と、検出器間の距離との両方を用いて行うこともでき、そうすることで変動推定精度の向上により望ましい効果が得られると期待される。
続いて、ステップS104で選択された複数の検出結果に対する統合処理が実行される。これは、ステップS103で選択された各検出器の応答出力から、パターンの特徴と、その推定変動量とを算出するステップである。
具体的には、図4に示すように、まずステップS401で、選択された全ての検出器の応答出力値と対応する検出パターンに対する変動量とを取得する。そして、ステップS402で、式(1)で表される、応答出力値による変動量の重み付き平均を計算する。ここで、Vは求めたい検出パターンの推定変動量であり、和はステップS103で選択された検出器について実行される。viは複数の検出器のうちのi番目の検出器の対応する変動値、fiは同じくi番目の検出器の応答出力値である。
Figure 2008158776
続いてステップS403で、選択された検出器の応答出力値を、式(2)にしたがって合算する。ここで、Cは求めたい信頼度、fiはi番目の検出器の応答出力値であり、和はステップS103で選択された検出器について実行される。ステップS402、403で算出されたパターンの特徴と、その変動量の推定精度の信頼度とを、結果出力に付加することも可能である。
Figure 2008158776
ここで、信頼度Cを算出する際に、以下のような方法をとることも可能である。即ち、式(3)によれば、適当な変換関数Tを検出器の応答出力値fiに対して作用させることにより、式(2)とは異なる信頼度を算出可能となる。ここで和は、式(2)とは異なり、全ての検出器について実行する。
Figure 2008158776
具体的な変換関数Tの関数形として、以下が考えられる。
Figure 2008158776
ここで、aは正の定数、vはステップS201で選出された基準検出器の対応する変動値であり、thは所定の閾値である。
式(4)の意味するところを、以下に説明する。即ち、式(2)による信頼度に対して、基準検出器の対応する変動より所定の値(th)から外れた検出器が反応した検出結果については、統合された全体の検出結果としても誤検出である可能性が高いと考えられる。そこで、その信頼度を、誤検出らしい検出器の応答出力値に比例した値で減算するということである。
さらに、信頼度Cを利用した処理について図5のフローチャートを用いて説明する。ステップS501で、統合された検出結果から信頼度を取得する。取得した信頼度Cは、ステップS502で、結果出力の最終的な閾値判定に用いることができる。即ち、信頼度Cが所定の閾値より大きい結果出力だけが、ステップS503で最終的な結果として出力され、信頼度Cが閾値より低い結果出力は、誤検出の可能性が高いものとして、最終的な結果としない。
また、別の信頼度Cを利用した別の処理について、図6を用いて説明する。以下の例では、簡単のため、2次元の輝度パターンの検出処理に限定して説明するが、特に2次元に限定する必要はなく、入力も輝度パターンに限定する必要のないことは言うまでもない。
まず、検出と変動の推定を終えた複数のパターン間について、矛盾がないか判定する(ステップS601)。矛盾がない場合には処理を終えて最終的な結果出力を行う(ステップS604)。一方、矛盾する検出パターンが存在する場合には、その信頼度の大きさを比較し、より大きい信頼度を持つパターンの方を採用し、信頼度が小さいほうのパターンは、結果出力から削除する(ステップS602)。これを全パターンの組み合わせについて実行されたか判定し(ステップS603)、実行された場合に最終的な結果出力を行う(ステップS604)。
ここで、上記説明の矛盾の具体例として、オブジェクト同士の重なりがある場合について、図7を用いて説明する。図中O1、O2は検出されたオブジェクトの概形を表している。また、オブジェクトO1、O2の概形に内接する円形の半径をそれぞれR、rとする。オブジェクトの内接円の半径と中心間の距離dが、次の式(5)を満たすとき、オブジェクト同士に重なりがあると判定する。
d<α(R+r) (5)
ここで、αは正の定数であり、重なりの判定をコントロールするパラメータである。仮に、α=1であれば、オブジェクト同士の重なりをまったく許さないことになり、α<1であれば、多少の重なりを許容することになる。
図8に、本実施形態の処理手順を実装するパターン検出装置100の構成を示す。パターン信号取得部1は、例えば、結像光学系、映像センサ、センサ信号処理回路、センサ駆動回路を含む映像入力部などである。一次記憶部2は、パターン信号取得部1からの入力パターンを記憶する。パターン検出部3は専用回路(ASIC)、プロセッサ(リコンフィギュラブルプロセッサ、DSP、CPUなど)などにより実装される。ディスプレイ4は、検出されるパターンの特徴表示や、入力パターン表示などを行う。記録部5は検出されるパターンなどを記録する。制御部6は、これら各部の動作制御を、例えば、CPUがRAMに記憶されたプログラムを実行することで実現する。
図9はパターン検出部3の機能構成図である。パターン入力部31、複数検出器による検出部32、検出器選択部33、検出結果統合部34が具備されており、図1のフローチャートにつき上述した動作を実行する。
図10は複数検出器による検出部32の構成を表した図である。複数検出器による検出部32は、複数のパラメータによって規定される特定の変動に特化された検出器を複数持つことによって構成される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態が、入力パターンを、全ての特定変動に特化された複数検出器に投入するのに対して、本実施形態では、前段に前処理的な検出処理をおいて、その検出結果により、特定変動検出器が選択的に実行される点で異なっている。
以下、図11を用いて、具体的に説明する。なお、重複を避けるため、以下の説明において、前実施形態と同じ部分は省略する。
図11は、本実施形態のパターン検出方法の全体処理フローチャートである。前実施形態と異なるのは、ロバスト性の高い複数検出器による第1の特徴検出処理(ステップS1102)と、複数の特定変動検出器の中から選択的に検出器を起動する処理(ステップS1103)である。
まず第1の特徴検出処理(ステップS1102)では、入力パターンの変動に対して、比較的ロバストに検出を実行できる高速な特徴検出器を用いる。このような検出器を構成するには、公知の統計的パターン認識の方法(階層的ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、判別分析など)を用いる。学習に用いるデータセットに比較的広い変動(サイズ変動、回転変動、画質変動、周波数変動など)を加えることで、変動にロバストな検出器が生成される。
ただし、余りに広域な変動を学習データに加えると、学習が進まず、よい検出器が得られないので、変動をある程度の幅にとどめ、検出器を複数用意することで目的とするロバスト性を確保してもよい。さらに、第1特徴検出処理(ステップS1102)では高速な検出を行うことが要請されるので、ある程度誤検出を許してでも、より高速な検出器を選ぶことが望ましい。
続いて、第1特徴検出処理(ステップS1102)での検出結果に基づいて、複数の特定変動に特化された検出器のうち、どれを起動するか判定する処理が行われる(ステップS1103)。第1特徴検出処理(ステップS1102)の検出結果と、入力パターンの特定変動のマッチングを行い、変動の一致している可能性の高い特定変動検出器を起動して(ステップS1103)、入力パターンを起動した検出器に投入し検出を実行する(ステップS1104)。
この起動判定処理も公知の統計的パターン認識の手法を用いて実現することができる。例えば、サポートベクターマシンを用いた場合には、入力ベクトルに入力パターンをそのまま用いるか、もしくは第1特徴検出処理(ステップS1102)の高速特徴検出器が階層的神経回路網で構成されている場合などには、その中間特徴を用いることができる。サポートベクターマシンを、特定変動検出器の個数+1個(「検出対象ではない」というクラス)のクラス識別が可能になるようにトレーニングしておく。
例えば、第1特徴検出処理(ステップS1102)の高速特徴検出器に、特定変動を与えた入力パターンを投入した場合の検出結果を教師データとして学習を行う。サポートベクターマシンの判定結果にしたがって、特定変動検出器を起動する。この際、常に0もしくは1つの特定変動検出器を起動するのではなく、複数の検出器を起動することもできる。具体的には、変動が一致していると判定された特定変動検出器と所定の範囲内の近い変動に対応した検出器も一緒に起動する。
選択的起動処理(ステップS1103)の判定を実現する別の例として、判別分析を用いる方法もある。サポートベクターマシンの場合と同様に、入力ベクトルには、入力パターンをそのまま用いるか、階層的神経回路網の中間特徴を用いることができる。特定変動を受けた教師データのパターンと、第1特徴検出処理(ステップS1102)の高速特徴検出器を通過した結果の入力パターンとのマハラノビス距離を特定変動ごとに各々求める。そして所定の閾値よりマハラノビス距離が小さい変動に対応する特定変動検出器を起動する。
以上のように、本実施形態によれば、選択的起動処理(ステップS1103)によって、起動する特定変動検出器を絞り込むことによって、実行される検出処理の回数が減ることが期待されるので、処理時間削減が可能になる。また、より適切な特定変動検出器が起動されるので、誤検出減少に好影響を与える。同時に統合処理への誤検出混入も抑制されることから、変動推定精度が向上する効果が得られる。
本実施形態の処理手順は、実施形態1と同様の構成を持つパターン検出装置により実現できる。
図12は、本実施形態におけるパターン検出部3の詳細構成図である。ロバスト性の高い複数検出器による第1の検出部1201、入力パターンの変動クラス推定部1202、推定された変動クラスに特化された複数検出器による第2の検出部1203が具備されている。また、第1実施形態と同様のパターン入力部31、検出器選択部33、検出結果統合部34が具備されている。これらは図11のフローチャートにつき上述した処理を実行する。
図13は、本実施形態の構成によるパターン検出方法と、信頼度による判定の結果を示したグラフである。このグラフは、入力パターンが人物の顔の輝度パターンの場合において、横軸を誤検出率、縦軸を未検出率として信頼度閾値を変化させた場合の検出結果をプロットした、ROCカーブである。
ここで、高速特徴検出器としては、比較的高いロバスト性を持つ畳み込み神経回路網を3つ用意した。特定変動検出器判別処理には、判別分析を用いて、畳み込み神経回路網の中間特徴を入力ベクトルとしている。
特定変動検出器としては、特定の顔のサイズと面内回転角度に特化した畳み込み神経回路網を10個用意した。統合処理の条件として、基準検出器に対して、面内回転角度が±60°以上異なる場合には、無効な検出器として結果出力に合算しないとした。
図中のROC1の曲線は、式(2)にしたがって信頼度を算出し、閾値処理を行った場合の結果である。信頼度閾値が0の場合が、曲線の右端に対応し、以下信頼度閾値を0.5刻みで変化させてプロットした。グラフから分かるように、信頼度閾値が2.0付近までは、未検出率をそれほど増加させることなく、誤検出を抑える効果があることが分かる。
一方、図中のROC2は、式(4)でa=0.05とした場合に得られた曲線である。ROC2では、信頼度閾値を0.25ずつ変化させてプロットしている。ROC1に比べて、誤検出を抑える効果は小さいものの、依然として信頼度閾値処理が有効に働いていることが分かる。これら二つの結果は、特定の場合の結果であり、式(2)、式(3)のどちらがより有効であるかは、検出するパターン、変動の種類、基準検出器の選び方によって、大きく違ってくることは言うまでもない。
なお本発明は、記憶媒体から読出されたプログラムコードの指示に基づき、CPUの処理によって前述した実施形態の各機能が実現される場合も含まれる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD、DVD,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
さらに、画像入力装置、情報蓄積機器、またこれらが複合または接続された装置において、両方またはいずれかの装置に備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことで前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
上記画像入力装置としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、監視カメラなど各種CCDを利用したカメラやスキャナ、アナログ画像入力装置からAD変換によりデジタル画像に変換された画像入力装置が利用できる。上記情報蓄積機器としては、外部ハードディスク、ビデオレコーダなどが利用できる。
第1の実施形態の全体処理手順を示すフローチャートである。 検出器選択処理手順を示すフローチャートである。 検出器と輝度パターンが2次元配列として対応付けられている場合を示す模式図である。 統合処理手順を示すフローチャートである。 信頼度による閾値処理手順を示すフローチャートである。 信頼度によるオブジェクト同士の矛盾関係解消処理手順を示すフローチャートである。 オブジェクト同士の位置関係の一例を表した図である。 第1の実施形態に係るパターン検出装置の全体構成図である。 パターン検出部の構成を示す図である。 複数検出器による検出部の構成を示す図である。 第2の実施形態の全体処理手順を示すフローチャートである。 パターン検出部の構成を示す図である。 パターン検出結果のROCカーブを描いたグラフである。
符号の説明
1 パターン信号取得部
2 一次記憶部
3 パターン検出部
4 ディスプレイ
5 記録部
6 制御部
31 パターン入力部
32 複数検出器による検出部
33 検出器選択部
34 検出結果統合部

Claims (19)

  1. 入力されたパターンに対して、複数の特徴検出器によって特徴検出を行う検出工程と、
    前記複数の特徴検出器から、それぞれの出力値に基づいて少なくとも1つの特徴検出器を選択する選択工程と、
    選択された前記特徴検出器の出力値に基づいて前記パターンの特徴量を算出する算出工程とを有することを特徴とする特徴検出方法。
  2. 前記複数の特徴検出器は、それぞれ特定の変動に対応しており、該変動と入力パターンが受けている変動とが略一致した場合に、より高い値を出力することを特徴とする請求項1に記載の特徴検出方法。
  3. 前記検出工程は、
    前記パターンに対し、第1の特徴検出器により検出を行う第1の検出工程と、
    前記第1の検出工程による特徴検出の結果から、前記パターンの変動を推定する工程と、
    前記パターンに対して、推定された前記変動に対応する複数の特徴検出器によって特徴検出を行う第2の検出工程とを有することを特徴とする請求項2に記載の特徴検出方法。
  4. 前記選択工程は、
    前記複数の特徴検出器から基準検出器を選定する基準検出器選定工程と、
    前記基準検出器より一定範囲内にある特徴検出器を選択する範囲内検出器選択工程とを有することを特徴とする請求項1乃至3に記載の特徴検出方法。
  5. 前記基準検出器選定工程では、前記複数の特徴検出器による特徴検出結果の出力値を基準に選定することを特徴とする請求項4に記載の特徴検出方法。
  6. 前記範囲内検出器選択工程では、対応する前記変動値が、前記基準検出器の対応する変動値と一定範囲内にある特徴検出器を選択することを特徴とする請求項4に記載の特徴検出方法。
  7. 前記範囲内検出器選択工程では、前記基準検出器との距離が一定範囲内に存在する特徴検出器を選択することを特徴とする請求項4に記載の特徴検出方法。
  8. 前記算出工程では、選択された前記特徴検出器の各々が対応する変動量の、それぞれの出力値による重み付き平均として、前記特徴量を算出することを特徴とする請求項1乃至7に記載の特徴検出方法。
  9. 前記算出工程において、更に、算出された前記特徴量の信頼度を、選択された前記特徴検出器の出力値の和に基づいて算出することを特徴とする請求項8に記載の特徴検出方法。
  10. 前記算出工程において、更に、算出された前記特徴量の信頼度を、前記複数の特徴検出器の各出力値に予め定められた変換を施した値の和に基づいて算出することを特徴とする請求項8に記載の特徴検出方法。
  11. 前記パターンは、オブジェクトの輝度パターン、波形パターン、周波数特徴のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至10に記載の特徴検出方法。
  12. 前記パターンは、オブジェクトの輝度パターンであって、前記変動は、オブジェクトの大きさ、向き、色相、空間周波数の少なくとも1つに対する値であることを特徴とする請求項2に記載の特徴検出方法。
  13. 前記オブジェクトは人物の顔であることを特徴とする請求項12に記載の特徴検出方法。
  14. さらに、前記信頼度に対して閾値処理を行う閾値処理工程を有することを特徴とする請求項9に記載の特徴検出方法。
  15. さらに、複数のパターン間で検出結果に矛盾が生じている場合に、前記信頼度を用いて矛盾を解消する矛盾解消工程を有することを特徴とする請求項8に記載の特徴検出方法。
  16. 前記検出した複数のパターン間の矛盾が、パターンの配置関係に関する矛盾であることを特徴とする請求項15に記載の特徴検出方法。
  17. 入力されたパターンに対して、複数の特徴検出器によって特徴検出を行う検出手段と、
    前記複数の特徴検出器から、それぞれの出力値に基づいて少なくとも1つの特徴検出器を選択する選択手段と、
    選択された前記特徴検出器の出力値に基づいて前記パターンの特徴量を算出する算出手段とを有することを特徴とする特徴検出装置。
  18. 請求項1乃至16に記載の特徴検出方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2006346263A 2006-12-22 2006-12-22 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体 Expired - Fee Related JP4878283B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006346263A JP4878283B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体
US11/961,982 US8072612B2 (en) 2006-12-22 2007-12-20 Method and apparatus for detecting a feature of an input pattern using a plurality of feature detectors, each of which corresponds to a respective specific variation type and outputs a higher value when variation received by the input pattern roughly matches the respective specific variation type

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006346263A JP4878283B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008158776A true JP2008158776A (ja) 2008-07-10
JP4878283B2 JP4878283B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39659617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006346263A Expired - Fee Related JP4878283B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8072612B2 (ja)
JP (1) JP4878283B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087124A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 日本電気株式会社 特徴量選択装置
JP2011118498A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Nec Corp 映像識別子抽出装置および方法、映像識別子照合装置および方法、ならびにプログラム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9015093B1 (en) 2010-10-26 2015-04-21 Michael Lamport Commons Intelligent control with hierarchical stacked neural networks
US8775341B1 (en) 2010-10-26 2014-07-08 Michael Lamport Commons Intelligent control with hierarchical stacked neural networks
US9524450B2 (en) * 2015-03-04 2016-12-20 Accenture Global Services Limited Digital image processing using convolutional neural networks

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092924A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Glory Ltd パターン認識方法および装置
JP2004005303A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像検索装置、画像検索方法及び画像検索プログラム
JP2005061853A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Nikon Corp 表面検査装置
JP2006018707A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 被写体識別装置、その識別方法とその識別プログラム、および被写体識別器設定装置、その設定方法とその設定プログラム
JP2006309714A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 顔判別方法および装置並びにプログラム
JP4764273B2 (ja) * 2006-06-30 2011-08-31 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000090191A (ja) 1998-09-16 2000-03-31 Ntt Data Corp 顔認識装置及び方法
US7054491B2 (en) * 2001-11-16 2006-05-30 Stmicroelectronics, Inc. Scalable architecture for corresponding multiple video streams at frame rate
JP2004133637A (ja) 2002-10-09 2004-04-30 Sony Corp 顔検出装置、顔検出方法及びプログラム、並びにロボット装置
US7558408B1 (en) * 2004-01-22 2009-07-07 Fotonation Vision Limited Classification system for consumer digital images using workflow and user interface modules, and face detection and recognition

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001092924A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Glory Ltd パターン認識方法および装置
JP2004005303A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像検索装置、画像検索方法及び画像検索プログラム
JP2005061853A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Nikon Corp 表面検査装置
JP2006018707A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 被写体識別装置、その識別方法とその識別プログラム、および被写体識別器設定装置、その設定方法とその設定プログラム
JP2006309714A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 顔判別方法および装置並びにプログラム
JP4764273B2 (ja) * 2006-06-30 2011-08-31 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、記憶媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087124A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 日本電気株式会社 特徴量選択装置
JP4766197B2 (ja) * 2009-01-29 2011-09-07 日本電気株式会社 特徴量選択装置
CN102301395A (zh) * 2009-01-29 2011-12-28 日本电气株式会社 特征选择设备
US8620087B2 (en) 2009-01-29 2013-12-31 Nec Corporation Feature selection device
JP2011118498A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Nec Corp 映像識別子抽出装置および方法、映像識別子照合装置および方法、ならびにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4878283B2 (ja) 2012-02-15
US20080212098A1 (en) 2008-09-04
US8072612B2 (en) 2011-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5279654B2 (ja) 画像追尾装置、画像追尾方法、及びコンピュータプログラム
US9436981B2 (en) Dictionary creation device, image processing device, image processing system, dictionary creation method, image processing method, and program
JP2011134114A (ja) パターン認識方法およびパターン認識装置
US20110311100A1 (en) Method, Apparatus and Computer Program Product for Providing Object Tracking Using Template Switching and Feature Adaptation
JP2019028843A (ja) 人物の視線方向を推定するための情報処理装置及び推定方法、並びに学習装置及び学習方法
EP3706042A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, program, image processing system, and manufacturing method of learnt model
CN104583902A (zh) 改进的手势的识别
US9805443B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, program, storage medium, production apparatus, and method of producing assembly
JP2008033424A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP6521626B2 (ja) 被写体追跡装置、方法およびプログラム
JP7334432B2 (ja) 物体追跡装置、監視システムおよび物体追跡方法
US10235607B2 (en) Control device, control method, and computer program product
JP6924064B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法、ならびに撮像装置
RU2603357C2 (ru) Устройство обработки изображений и способ управления устройством обработки изображений
US11272163B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4878283B2 (ja) 特徴検出方法及び装置、プログラム、記憶媒体
US20210256713A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP2007304721A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5513960B2 (ja) 画像処理装置
JP2018029270A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、撮像装置、プログラム
JP6555940B2 (ja) 被写体追跡装置、撮像装置、及び被写体追跡装置の制御方法
JP2005227966A (ja) 指紋入力装置
JP2009009206A (ja) 画像中の輪郭抽出方法及びその画像処理装置
JP2018092507A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US10380463B2 (en) Image processing device, setting support method, and non-transitory computer-readable media

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111125

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4878283

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees