JP2008154615A - Stringer for slide fastener - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、スライドファスナーに用いるファスナーストリンガーであって、ファスナーテープ全体を経編組織から編成し、テープの一部に粗い編目を作り、この編目にコイル状ファスナーエレメント列の噛合頭部を差し込んで、テープをこの編目から二つ折りして縫着したスライドファスナーに用いるファスナーストリンガーに関するものである。 This invention is a fastener stringer used for a slide fastener, wherein the entire fastener tape is knitted from a warp knitting structure, a coarse stitch is formed on a part of the tape, and the meshing head of the coiled fastener element row is inserted into this stitch. The present invention relates to a fastener stringer used for a slide fastener in which a tape is folded in half from this stitch and sewn.
従来、図12,13に示すようにスライドファスナーに用いるファスナーテープを織製手段によって織製し、このファスナーテープにコイル状ファスナーエレメント列を挿入できる区間について、経糸を排除して緯糸のみを残し、粗い織目を作り、この粗い織目に芯紐を挿通したコイル状ファスナーエレメント列の噛合頭部を差し込み、この部分からファスナーテープを二つ折りしてファスナーエレメントを被覆し、スライドファスナーに用いることができるスライドファスナー用ストリンガーが知られている。
前述の図12,13に示したスライドファスナー用ストリンガーは、ファスナーテープを経糸と緯糸によって織製し、このファスナーテープにコイル状ファスナーエレメント列を差し込むことができる間隙を作るのに、その部分の経糸を排除して緯糸のみを配し、粗い織目を作り、この織目に芯紐を挿通したコイル状ファスナーエレメント列の噛合頭部を差し込み、コイル状ファスナーエレメント列を被覆すると同時にファスナーテープを二つ折りに折り曲げている。通常の手段では粗い織目の付近では経糸と緯糸が単に交錯しているのみであるから、ファスナーエレメント列に余分な荷重が加わると、織糸が前後左右にずれてしまう弊害がある。 The above-described stringer for a slide fastener shown in FIGS. 12 and 13 is formed by weaving a fastener tape with warps and wefts, and creating a gap into which a coiled fastener element row can be inserted into the fastener tape. , Only wefts are arranged, and a coarse weave is made, and the meshing head of the coiled fastener element row through which the core string is inserted is inserted into this weave to cover the coiled fastener element row, and at the same time, apply two fastener tapes. It is folded in half. In normal means, warps and wefts are merely interlaced in the vicinity of a coarse weave, so that when the extra load is applied to the fastener element row, there is a problem that the weaving yarn is displaced from front to back and from side to side.
そこで、前述の図12,13で示したスライドファスナー用ストリンガーは、粗織組織領域に隣り合う位置に配された経糸を強固に保持するため、緯糸にフラットな扁平部分を形成して経糸のずれを阻止し、かつ布帛処理によって緯糸を収縮させて、コイル状ファスナーエレメント列の噛合頭部を差し込んでファスナーエレメントの反転部を抱え込み、ファスナーテープの収縮によって、緯糸が緊密にファスナーエレメントの周りに引き寄せられ、これらの糸によって形成された保持手段でファスナーエレメントをファスナーテープに固定できる。しかしながら先行例に示されたスライドファスナー用ストリンガーは、ストリンガーを製造するのに緯糸に加工を加え、かつファスナーテープを収縮させなければならないので、ストリンガーの製造に手間がかかり、商品のコスト高につながるなどの問題点がある。 Therefore, the slide fastener stringer shown in FIGS. 12 and 13 described above forms a flat flat portion on the weft so as to firmly hold the warp arranged at the position adjacent to the coarsely woven tissue region. And the weft is shrunk by the fabric treatment, the meshing head of the coiled fastener element row is inserted, the reversing part of the fastener element is held, and the weft is closely drawn around the fastener element by the shrinkage of the fastener tape. The fastener element can be fixed to the fastener tape by the holding means formed by these yarns. However, the stringer for slide fastener shown in the previous example requires processing the weft and shrinking the fastener tape in order to produce the stringer, which requires time and labor for the production of the stringer and leads to high product costs. There are problems such as.
この発明は、上述の問題点を考慮して発明されたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明は、ファスナーテープを経編地から編成し、ファスナーテープに粗い経編組織で編成された領域を形成してファスナーエレメントの噛合頭部を編目に差し込み、ファスナーテープを粗組織領域で二つ折りにしてその内側にファスナーエレメントを収容することができ、粗い経編組織の領域を形成する編糸は特別に加工する必要はなく他のウエールを形成する編糸に絡み付けて強固に固定し、安定した粗組織領域に形成して単一体あるいはコイル状のファスナーエレメントを簡易に取り付け、ファスナーエレメントの大部分を被覆して保護し、デザイン的にも優れたスライドファスナーに仕上げることができ、しかも頑丈で廉価な経編組織のスライドファスナー用ストリンガーを提供することが主たる目的である。
The present invention has been invented in consideration of the above-mentioned problems, and the invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、収容部はファスナーエレメントの噛合頭部を除く部分を全て被覆できる筒状の空間に形成して、収容部からファスナーエレメントが抜脱しないようにすることが目的である。
In addition to the object of the invention described in
請求項3または4記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、粗組織領域を編成する編糸にサテン編糸または緯挿入糸を用いることで、編糸間にファスナーエレメントを差し込むことができる大きさの編目を簡易かつ安定して形成することができるスライドファスナー用ストリンガーを提供することが目的である。
In addition to the object of the invention of
請求項5または6記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、収容部に収容されたファスナーエレメントが、噛合時に収容部からの突出量を多くして左右のファスナーエレメントの噛合動作を確実に行うことができるスライドファスナー用ストリンガーを提供することが目的である。 In addition to the object of the invention described in claim 5, the invention according to claim 5 is such that the fastener element housed in the housing portion increases the amount of protrusion from the housing portion when meshing, and the meshing operation of the left and right fastener elements It is an object of the present invention to provide a stringer for a slide fastener capable of reliably performing the above.
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明の目的に加え、経編地で編成したファスナーテープは、テープの表面にウエールが隆起して凹凸条が現出した体裁のよい、しかも表裏のテープ部を固着する縫糸を確実に保護し、縫製作業が簡易に行えるスライドファスナー用ストリンガーを提供することが目的である。
In addition to the object of the invention described in
前記の目的を達成するため、この発明のうち請求項1記載の発明は、経編地2で編成したファスナーテープ1の幅方向の中間部分1aに、この中間部分1aと隣り合う左側部分1bと右側部分1cよりも粗い経編組織で編成された粗組織領域2aをファスナーテープ1の長さ方向に連続して設け、粗組織領域2aでファスナーテープ1を二つ折りにして、ファスナーテープ1の表裏方向に対向する表側テープ部19aと裏側テープ部19bと、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを連結する折り返し部18とで囲まれた収容部20を形成し、芯紐16に装着したファスナーエレメント10を収容部20内に収容し、ファスナーエレメント10の噛合頭部13を折り返し部18の粗組織領域2aに形成された編目7から収容部20の外方へ向けて突出させてなることを特徴とするスライドファスナー用ストリンガーを主な構成とするものである。
In order to achieve the above object, the invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、収容部20は折り返し部18と、この折り返し部18からファスナーテープ1の幅方向に離間する側で、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを固着した固着部17との間に形成され、ファスナーエレメント10の噛合頭部13を除く他の部分を被覆したスライドファスナー用ストリンガーである。
In addition to the structure of the invention described in
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、粗組織領域2aはファスナーテープ1の長さ方向に編目7と隣り合って配されるサテン編糸5で編成されたスライドファスナー用ストリンガーである。
The invention according to claim 3 is a slide knitted with a satin knitting yarn 5 arranged in the length direction of the
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、粗組織領域2aはファスナーテープ1の長さ方向に編目7と隣り合って配される緯挿入糸6で編成されてなるスライドファスナー用ストリンガーである。
According to the fourth aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, the coarse tissue region 2a is knitted by the weft insertion yarn 6 arranged adjacent to the
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、スライダー22の摺動により噛合頭部13が噛み合うとき、折り返し部18は収容部20側に向けて変形可能で、折り返し部18が変形したときに、変形前よりもファスナーエレメント10が収容部20内からより多く突出するスライドファスナー用ストリンガーである。
According to the fifth aspect of the invention, in addition to the configuration of the first aspect of the invention, when the meshing head 13 is engaged by sliding of the
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に加え、ファスナーエレメント10は芯紐16の長さ方向に沿って装着され、芯紐16と折り返し部18との間に、折り返し部18の変形を許容するため、すなわち折り返し部18が変形してもその変形形状と干渉し合うものが存在しない間隙20aが配設されたスライドファスナー用ストリンガーである。
According to the sixth aspect of the invention, in addition to the configuration of the fifth aspect of the invention, the fastener element 10 is mounted along the length direction of the core cord 16, and the folded portion is interposed between the core cord 16 and the folded portion 18. 18 is a slide fastener stringer provided with a
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加え、ファスナーテープは表面に経編地2のウエールWが隆起することによる凹部8aと凸部8bとが交互に形成された凹凸条8が現出し、ファスナーテープ1の表側テープ部19aと裏側テープ部19bの凹部8aを縫糸17aで縫着して固着部17を形成したスライドファスナー用ストリンガーである。
In addition to the structure of the invention described in
この出願の効果として、請求項1記載の発明は、経編地のファスナーテープの幅方向中間部分に、中間部分と隣り合う左右部分よりも経編組織が粗い粗組織領域をファスナーテープの長さ方向に連続して設け、粗組織領域でファスナーテープを二つ折りにして、表裏方向に対向する表側テープ部と裏側テープ部と、表側テープ部と裏側テープ部とを連結する折り返し部とで囲まれた収容部を形成し、芯紐に装着したファスナーエレメントを収容部内に収容し、ファスナーエレメントの噛合頭部を粗組織領域に形成された編目から収容部の外方へ突出させたことによって、下記の効果を奏する。
As an effect of this application, the invention described in
ファスナーテープは経編地から編成し、この経編地の経編組織で粗組織領域を編成しているので、噛合頭部を差し込むことができる大きな編目を備えたファスナーテープの作製がきわめて簡単にできる利点があり、このファスナーテープを用いてファスナーエレメントの噛合頭部を編目に対して容易に差し込むことができ、しかも粗組織領域における編糸は、ウエールを編成する編糸に強固に交絡して緩むことがないのでファスナーエレメントを確実に固定でき、従来の織製テープのように経糸または緯糸が弛緩してしまうことがなく品質的にも優れたファスナーストリンガーが得られる。そのうえファスナーエレメントは噛合頭部を除いて収容部内に収容されているから肌に触れる頻度が少なく、幼児用品または介護用品等に用いて好適である効果がある。 Fastener tape is knitted from a warp knitted fabric, and the coarse structure region is knitted with the warp knitted structure of this warp knitted fabric, so it is very easy to make a fastener tape with large stitches that can insert the meshing head This fastener tape can be used to easily insert the meshing head of the fastener element into the stitch, and the knitting yarn in the coarse structure region is tightly entangled with the knitting yarn for knitting the wale. Since it does not loosen, the fastener element can be fixed securely, and a warp or weft is not loosened like a conventional woven tape, and a fastener stringer excellent in quality can be obtained. In addition, since the fastener element is housed in the housing portion except for the meshing head, it is less likely to touch the skin and is advantageous for use in infant products or nursing care products.
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、収容部は、折り返し部と、折り返し部からファスナーテープの幅方向に離間する側で、表側テープ部と裏側テープ部とを固着した固着部との間に形成され、ファスナーエレメントの噛合頭部を除く他の部分を被覆したことによって、収容部は筒状の空間を形成し、この筒状空間内にファスナーエレメントが配置され、ファスナーエレメントが収容部から抜脱することを防止することができる。また、ファスナーエレメントは噛合頭部を除いた部分がファスナーテープによって完全に被覆されて外部から目視することができず、ファスナーエレメントの形状に伴うゴツゴツ感が外観として現れず、美観を向上させることができる。
In addition to the effect of the invention described in
請求項3または4記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、粗組織領域は、ファスナーテープの長さ方向に編目と隣り合って配される編糸にサテン編糸または緯挿入糸を用いたことによって、編糸がファスナーテープの幅方向と略平行に走行し、編糸間に噛合頭部を差し込める大きさの編目を簡易に形成することができる効果がある。 According to the third or fourth aspect of the invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, the coarse structure region is inserted into the knitting yarn arranged adjacent to the stitch in the length direction of the fastener tape, or the satin knitting yarn or the weft insertion. By using the yarn, there is an effect that the knitting yarn travels substantially parallel to the width direction of the fastener tape, and a stitch having a size capable of inserting the meshing head between the knitting yarns can be easily formed.
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、折り返し部は収容部側に向けて変形可能で、折り返し部が変形したときに、ファスナーエレメントが収容部からより多く突出することによって、相対するファスナーエレメントの噛合頭部が噛合する時に、折り返し部が噛合相手方のファスナーエレメントの噛合頭部によって押されて収容部側へ向けて変形し、噛合頭部と折り返し部との間に相手方のファスナーエレメントの噛合頭部が入り込み、噛合頭部同士の噛合を確実に行うことができる効果がある。 According to the fifth aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, the folded portion can be deformed toward the accommodating portion, and when the folded portion is deformed, more fastener elements protrude from the accommodating portion. Thus, when the meshing heads of the opposing fastener elements mesh, the folded part is pushed by the meshing head of the mating counterpart fastener element and deformed toward the accommodating part, and between the meshing head and the folded part There is an effect that the meshing heads of the fastener elements of the other party can enter and the meshing heads can be reliably meshed with each other.
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加え、ファスナーエレメントは芯紐の長さ方向に沿って装着され、芯紐と折り返し部との間に、折り返し部の変形を許容するための間隙が配設されていることによって、折り返し部が収容部側へ向けて容易に変形することができる効果がある。 According to the sixth aspect of the invention, in addition to the effect of the fifth aspect of the invention, the fastener element is mounted along the length direction of the core cord, and the deformation of the folded portion is allowed between the core cord and the folded portion. By providing the gap for this purpose, there is an effect that the folded portion can be easily deformed toward the accommodating portion side.
請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加え、ファスナーテープ1は、表面に凹部と凸部とが交互に形成された凹凸条が現出し、表側テープ部と裏側テープ部の凹部を縫糸で縫着して固着部を形成したことによって、縫糸が凹部内に収容されて他の物品と接触しがたくなり、縫糸の糸切れを防止できる。また、凹凸条がファスナーストリンガーを製品に取り付ける際、その取り付け位置の目安となり、簡易且つ体裁よく取り付けることができる効果があるなど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
In addition to the effect of the invention according to
この発明におけるスライドファスナー用ストリンガーの形態は、図1に示すようにファスナーテープ1が経編組織の経編地2で形成され、この経編地2は鎖編糸3、トリコット編糸4、サテン編糸5の3種類の編糸から編成され、この編糸3,4,5は合成繊維のマルチフィラメントのナイロン糸またはポリエステル糸を用いて編成する。
As shown in FIG. 1, the stringer for slide fastener according to the present invention has a
ファスナーテープ1はその幅方向の中間部分1aに、他の部分よりも粗い経編組織で編成された粗組織領域2aが形成されている。このファスナーテープ1の経編地2を編成する編糸のなかの鎖編糸3(0−1/1−0)は、図1に示すように、ファスナーテープ1の幅方向に隣り合うウエールW1〜W12のうちのW6,W7を除く全ウエールWに配され、またトリコット編糸4(1−2/1−0)はウエールW6,W7間で交絡するトリコット編糸4を省き、他のウエールW間に交絡し、さらにサテン編糸5(1−0/3−4)はウエールW5,W8にわたって交絡するサテン編糸5を省き、これによってウエールW6,W7間にファスナーテープ1の長さ方向へ連続する粗組織領域2aが形成され、この粗組織領域2aに一定間隔に配した大きい編目7が形成される。
The
この経編地2にファスナーエレメント10を取り付けるがファスナーエレメント10として、合成樹脂製のモノフィラメントをコイル状に捲回してコイル状ファスナーエレメント列12を形成し、このコイル状ファスナーエレメント列12における個個のファスナーエレメント12’は噛合頭部13、上下脚部14、反転部15から形成され、コイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13と上下脚部14と反転部15とに囲まれた内部空間に芯紐16を挿通する。
A fastener element 10 is attached to the warp knitted
このコイル状ファスナーエレメント12’の噛合頭部13を経編地2のファスナーテープ1に形成した粗組織領域2aの編目7に差し込み、コイル状ファスナーエレメント12’の内部に挿通した芯紐16が編目7とファスナーテープ1の長さ方向に隣り合って配されたサテン編糸5に接して引掛り、コイル状ファスナーエレメント12’の過度な差し込みを防止する。この際、コイル状ファスナーエレメント列12における個個のファスナーエレメント12’の噛合頭部13は、ファスナーテープ1に一定間隔で形成された各編目7に対して1個ずつ差し込まれ、コイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13が同一ピッチでファスナーテープ1から突出するように形成する。
The meshing head 13 of the coiled fastener element 12 'is inserted into the
その後、経編地2のファスナーテープ1は粗組織領域2aを中心として図2〜4に示すように二つ折り返して、ファスナーテープ1の表裏方向に対向し、コイル状ファスナーエレメント12’の上脚部14を被覆する表側テープ部19aと、コイル状ファスナーエレメント12’の下脚部14を被覆する裏側テープ部19bと、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを連結する折り返し部18とを形成し、また、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを、折り返し部18から離間したコイル状ファスナーエレメント12’の反転部15の近傍位置にて重合状に固着する。これにより、ファスナーエレメント12’は、表側テープ部19aと裏側テープ部19bと折り返し部18と固着部17とで囲まれた収容部20内に収容され、コイル状ファスナーエレメント列12は被覆される。また折り返し部18と芯紐16との間には噛合頭部13が噛合相手の噛合頭部13との噛合する時に、折り返し部18の変形を許容するための間隙20aを設ける。なお、固着部17は縫糸17aを用いて縫製して形成されることが好ましい。
Thereafter, the
図1〜7に示した実施例1のスライドファスナー用ストリンガーは、図1に示すように経編組織から編成されたファスナーテープ1から形成され、このファスナーテープ1の経編地2におけるウエールWに0−1/1−0の鎖編糸3を配し、この鎖編糸3に対し1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸4を絡げ、さらに1−0/3−4のサテン編糸5を絡げて編成した経編地2のファスナーテープ1である。この鎖編糸3、トリコット編糸4、さらにサテン編糸5は、それぞれポリアミド系繊維のマルチフィラメントから形成したナイロン糸、またはポリエステル系繊維のマルチフィラメントから形成したポリエステル糸を用いて編成する。
The stringer for slide fastener of Example 1 shown in FIGS. 1 to 7 is formed from a
ファスナーテープ1は、その幅方向の中間部分1aに、この中間部分1aを挟んで配置される左側部分1bと右側部分1cよりも粗い経編組織で編成した粗組織領域2aを形成している。ファスナーテープ1の経編地2を編成する編糸のうち0−1/1−0の鎖編糸3は、図1に示すように、W1〜W12のうちのウエールW6,W7を除いた全てのウエールWに配し、また1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸4はウエールW6,W7間で絡げられるトリコット編糸4を省き、他のウエールW間にはトリコット編糸4を絡げ、さらに1−0/3−4のサテン編糸5はウエールW5,W8にわたって絡げたサテン編糸5を省き、他のウエールW間にサテン編糸5を絡げ、これによってウエールW6,W7間にファスナーテープ1の長さ方向へ連続する粗組織領域2aが形成され、この粗組織領域2aに経編地2の他の部分に形成される編目よりも大きな編目7が複数形成される。この編目7におけるファスナーテープの長さ方向両側にはサテン編糸5が走行しており、各編目7がサテン編糸5を挟んでファスナーテープ1の長さ方向へ所定間隔毎に設けられている。
The
この大きい編目7を利用してファスナーエレメント10を経編地2に取り付ける。コイル状ファスナーエレメント12’としては、ポリアミド系繊維あるいはポリエステル系繊維のモノフィラメントをコイル状に捲回したコイル状ファスナーエレメント列12を形成する。このコイル状ファスナーエレメント列12は長手方向に隣り合う多数のコイル状ファスナーテープエレメント12’で構成され、1個のファスナーエレメント12’は、噛合頭部13と、この噛合頭部13に連結する上下の脚部14と、隣り合うファスナーエレメント12’の脚部14間を連結する反転部15とから形成する。このコイル状ファスナーエレメント列12の内部に、ポリアミド系繊維あるいはポリエステル系繊維のマルチフィラメントから形成した芯紐16を挿通して、芯紐16の周囲にコイル状ファスナーエレメント列12を装着させる。
The fastener element 10 is attached to the warp knitted
このコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13をファスナーテープ1の粗組織領域2aの編目7にファスナーテープ1の一方面側から差し込み、芯紐16が編目7の両側に配置したサテン編糸5に引掛って、コイル状ファスナーエレメント列12が編目7に過度に差し込まれることを防ぐ。この差し込みの際、コイル状ファスナーエレメント列12における個個のコイル状ファスナーエレメント12’の噛合頭部13は、ファスナーテープ1に一定間隔で形成された各編目7に1個づつ差し込まれ、コイル状ファスナーエレメント12’の各噛合頭部13が同一ピッチでファスナーテープ1の一方面とは反対側の他方面から突出するように形成する。
Satin knitting yarn 5 in which the meshing head 13 of the coiled
その後、ファスナーテープ1は粗組織領域2a、すなわち中間部分1aを中心として図2に示すように二つ折りに折り曲げて、ファスナーテープ1にファスナーテープ1の表裏方向に対向する表側テープ部19aと裏側テープ部19bと、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを連結する折り返し部18とを設ける。そして、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを折り返し部18から離間した位置、すなわちコイル状ファスナーエレメント12’の反転部15の外側近傍位置で重合する形態に縫製して固着部17を形成する。これによりコイル状ファスナーエレメント列12は、表側テープ部19aと裏側テープ部19bと、折り返し部18と固着部17とで囲まれた収容部20内に収容され、コイル状ファスナーエレメント12’の噛合頭部13を除く全ての部分が被覆され、コイル状ファスナーエレメント列12が外部に露呈しない形態のファスナーストリンガーに形成する。この際、図3,4に示すように、コイル状ファスナーエレメント列12内に挿通した芯紐16と折り返し部18との間にコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13が、図5,6に示すように噛合相手の噛合頭部13と噛み合ったとき、折り返し部18が噛合頭部13に押圧されて、収容部20側へ向けて変形できるように間隙20aを設置して噛合動作が円滑に行えるようにする。なお、固着部17の固着手段としては、縫糸17aを用いた縫製に限らず、接着剤を用いて接着したり、編糸の一部を加熱して溶着させたものであってもよい。
Thereafter, the
スライドファスナー用ストリンガーの噛合動作を説明すると、まず図5に示すように、スライダー22が肩口27側(図示の上方)へ移動すると、スライダー22の内部のエレメント案内通路に挿通されたコイル状ファスナーエレメント列12の反転部15側がスライダー22のエレメント案内通路の左右両側に設けたフランジ25によって押圧され、この動作によってコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13が、噛合相手のコイル状ファスナーエレメント列12が装着されたファスナーストリンガーの折り返し部18を押圧して、折り返し部18を収容部20側へ向けて凹状に湾曲させた形態に変形させる。これによりコイル状ファスナーエレメント12’は、折り返し部18が変形する前の状態の時よりも収容部20内から外方へ多く突出、すなわちコイル状ファスナーエレメント12’の上下脚部14の一部が外方へ突出し、噛合頭部13と折り返し部18との間に噛合相手方のコイル状ファスナーエレメント12’の噛合頭部13が入り込んで噛合を完了する。
First, as shown in FIG. 5, when the
次にスライダー22が後口28側(図示の下方)へ摺動すると、スライダー22の左右方向の中央で肩口側の端部に配置された案内柱23によって噛合状態のコイル状ファスナーエレメント列12を左右に分離させるとともに、コイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13の先端を収容部20側へ向けて押圧し、噛合頭部13における押圧から開放された折り返し部18が元の形態に弾性復帰してコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13以外の部分を再び収容部20内へ収容させる。
Next, when the
経編地2の変形例として、図7に示すように、サテン編糸5を(0−1/4−3)の開き目の組織で編成することもでき、このサテン編糸5でファスナーテープ1の幅方向中間部分1aに粗い経編組織で編成した粗組織領域2aを形成する。
As a modification of the warp knitted
また経編地2は図8に示すように、全体が経編組織の経編地2で編成されたファスナーテープ1から形成し、このファスナーテープ1の経編地2におけるウエールWに0−1/1−0の鎖編糸3を配し、この鎖編糸3に対し1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸4を絡げ、さらに0−1/4−4の緯挿入糸6を絡げて編成することができる。この鎖編糸3、トリコット編糸4および緯挿入糸6は、それぞれ前記実施例1の編糸と同一の材質のポリアミド系繊維のマルチフィラメントから形成したナイロン糸、またはポリエステル系繊維のマルチフィラメントから形成したポリエステル糸を用いて編成する。
Further, as shown in FIG. 8, the warp knitted
ファスナーテープ1の経編地2を編成する編糸のうち0−1/1−0の鎖編糸3は、ファスナーテープ1の幅方向中間部分1aに配されたウエールW、例えば図8に示したウエールW6を除いた他の全てのウエールWに配し、また1−2/1−0の閉じ目のトリコット編糸4は、ウエールW6に絡げられるトリコット編糸4を省き、他のウエールW間にはトリコット編糸4を絡げ、さらに0−0/4−4の緯挿入糸6は、ウエールW6を除く他の全てのウエールWにわたって絡げ、これによってウエールW6にファスナーテープ1の長さ方向へ連続する粗組織領域2aが形成され、この粗組織領域2aに経編地2の他の部分に形成される編目よりも大きな編目7が複数形成される。
Among the knitting yarns knitting the warp knitted
なお、緯挿入糸6を0−0/3−3または0−0/5−5の組織として粗組織領域2aに編成し、緯挿入糸6の編み込み本数を増減することによってファスナーエレメント10のサイズに即応したスライドファスナー用ストリンガーに仕上げることもできる。 The size of the fastener element 10 is determined by knitting the weft insertion yarn 6 as a 0-0 / 3-3 or 0-0 / 5-5 structure in the coarse structure region 2a and increasing or decreasing the number of weft insertion yarns 6 to be knitted. It can also be made into a stringer for slide fasteners that can be adapted to the situation.
図9に示した実施例2のスライドファスナー用ストリンガーは、ファスナーエレメント10をアルミニウム合金または亜鉛合金から形成した単一体のファスナーエレメント11を芯紐16に一定間隔でプレス加工によって取り付け、ファスナーエレメント11の噛合頭部13を経編地2のファスナーテープ1の幅方向中間部1aに形成した粗組織領域2aの編目に差し込み、ファスナーテープ1を粗組織領域2aを中心にして折り返して、表裏方向に対向する表側テープ部19aと裏側テープ部19bと、表裏のテープ部19a,19bを連結する折り返し部18とを形成し、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとをファスナーエレメント11の脚部14の外側近傍位置にて重合状に固着する。これにより、表側テープ部19aと、裏側テープ部19bと、折り返し部18と固着部17とで囲まれたファスナーエレメント11の収容部20を形成する。またファスナーエレメント10はポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの樹脂を用いて射出成形手段によって単一体のファスナーエレメント11に成形してもよい。さらに経編地2のファスナーテープ1に装着する際、芯紐16と折り返し部18との間に折り返し部18の変形を許容する間隙20aを設け、単一体のファスナーエレメント11が収容部20から有効に突出入動作できるように形成する。
In the stringer for slide fastener of Example 2 shown in FIG. 9, a single fastener element 11 in which the fastener element 10 is formed of an aluminum alloy or a zinc alloy is attached to the core string 16 at a constant interval by press working. The meshing head 13 is inserted into the stitch of the coarse structure region 2a formed in the
図10に示した実施例3のスライドファスナー用ストリンガーは、経編地2のファスナーテープ1を二つ折りしてコイル状ファスナーエレメント列12を被覆したファスナーストリンガーにおいて、コイル状ファスナーエレメント列12内に挿通した芯紐16が折り返し部18との間に間隙20aを備えてない変形例を示したものであり、左右のコイル状ファスナーエレメント列12が噛み合ったとき、折り返し部18が噛合相手のコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13に押圧され、芯紐16が横方向に収縮して変形する。噛合動作が解除すると、芯紐16は元の大きさに弾性復帰して折り返し部18を元の形状に戻す。
The stringer for slide fastener of Example 3 shown in FIG. 10 is inserted into the coiled
図11に示した実施例4のスライドファスナー用ストリンガーは、図1,7および8に示した経編組織から編成された経編地2のファスナーテープ1において、各ウエールWの表面にウエールWを構成する編糸すなわち鎖編糸3、トリコット編糸4またサテン編糸5のニードル・ループが隆出して、ファスナーテープ1の幅方向に凹部8aと凸部8bとが交互に配置された凹凸条8が形成され、裏面は各ウエールWを連結するトリコット編糸4またサテン編糸5によって平坦状に編成する。この経編地2のファスナーテープ1の幅方向中間部分に形成された粗組織領域2aの編目7に対しコイル状ファスナーエレメント列12の噛合頭部13を差し込み、ファスナーテープ1を二つ折りして、表側テープ部19aと裏側テープ部19bと、表側テープ部19aと裏側テープ部19bを連結する折り返し部18と、表側テープ部19aと裏側テープ部19bとを重合状に固着した固着部17とを設けて、コイル状ファスナーエレメント12を収容して被覆する収容部20を形成する。この固着部17において、経編地2の凹部8aを環縫いなどの縫糸17aによって表裏から縫着し、この縫製によって凸部8bが縫糸17aを他の物品との接触から保護し、ファスナーテープ1の側端を使用製品に取り付けて使用する。経編地2の表面に凹凸条8が存在するので、他製品に縫い付けるのに目安となるなど利点がある。
The stringer for a slide fastener of Example 4 shown in FIG. 11 is a
この発明のスライドファスナー用ストリンガーは、ファスナーエレメントが経編地のファスナーテープによって被覆され隠蔽されているので、ファスナーエレメントが露呈しない斬新なデザインの衣服、鞄等に用いるデザインの向上、またファスナーエレメントが肌と接触する頻度を少なくできるので幼児用具または介護用具に用いて安全なファスナーストリンガーである。 The stringer for slide fastener according to the present invention has a zipper element that is covered and concealed by a zipper tape of warp knitted fabric. Since it can reduce the frequency of contact with the skin, it is a safe fastener stringer used for infant tools or nursing tools.
1 ファスナーテープ
1a 中間部分
1b 左側部分
1c 右側部分
2 経編地
3 鎖編糸
4 トリコット編糸
5 サテン編糸
6 緯挿入糸
7 編目
8 凹凸条
8a 凹部
8b 凸部
10 ファスナーエレメント
11 単一体のファスナーエレメント
12 コイル状ファスナーエレメント列
12’ コイル状ファスナーエレメント
13 噛合頭部
16 芯紐
17 固着部
17a 縫糸
18 折り返し部
19a 表側テープ部
19b 裏側テープ部
20 収容部
20a 間隙
22 スライダー
W ウエール
DESCRIPTION OF
Claims (7)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006343336A JP2008154615A (en) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | Stringer for slide fastener |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006343336A JP2008154615A (en) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | Stringer for slide fastener |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008154615A true JP2008154615A (en) | 2008-07-10 |
Family
ID=39656180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006343336A Pending JP2008154615A (en) | 2006-12-20 | 2006-12-20 | Stringer for slide fastener |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008154615A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010137193A1 (en) * | 2009-05-26 | 2010-12-02 | Ykk株式会社 | Fastener |
JP5403639B2 (en) * | 2009-05-26 | 2014-01-29 | Ykk株式会社 | fastener |
-
2006
- 2006-12-20 JP JP2006343336A patent/JP2008154615A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010137193A1 (en) * | 2009-05-26 | 2010-12-02 | Ykk株式会社 | Fastener |
JP5403639B2 (en) * | 2009-05-26 | 2014-01-29 | Ykk株式会社 | fastener |
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