JP2008148990A - 子供用簡易遊具 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立て・分解は勿論のこと、子供を安心して砂遊びや水遊びさせることができるように開発された子供用簡易遊具を提供する。
【解決手段】簡易砂場Aの周壁A−2を分解可能に形成するための複数のユニット部材2と、底壁A−1を形成するための底部材1とを備えている。ユニット部材2は上面壁2cから折り返されるように延びる内周壁2aと外周壁2bとを有する略逆向きU字形状に形成され、かつ、分解可能に連結される周方向の一方側に雄側連結部13を備え、他方側に雌側連結部14を備えている。底部材1は、底壁A−1の全体を形成するようにシート材によって形成されている底部1aと、底部1aの周囲からユニット部材2の内周壁2aの裏側に沿って囲繞状に形成される立上り部1bとを備え、かつ、ユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿って囲繞状に立ち上がる挟み込み防止片部3を底部1aに備えていることである。
【選択図】図1
【解決手段】簡易砂場Aの周壁A−2を分解可能に形成するための複数のユニット部材2と、底壁A−1を形成するための底部材1とを備えている。ユニット部材2は上面壁2cから折り返されるように延びる内周壁2aと外周壁2bとを有する略逆向きU字形状に形成され、かつ、分解可能に連結される周方向の一方側に雄側連結部13を備え、他方側に雌側連結部14を備えている。底部材1は、底壁A−1の全体を形成するようにシート材によって形成されている底部1aと、底部1aの周囲からユニット部材2の内周壁2aの裏側に沿って囲繞状に形成される立上り部1bとを備え、かつ、ユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿って囲繞状に立ち上がる挟み込み防止片部3を底部1aに備えていることである。
【選択図】図1
Description
本発明は、砂場やプールなどとして利用される子供用簡易遊具に係り、詳しくは、一般家庭の庭やベランダなどにおいて簡単に組み立て砂場やプールなどとして利用することができ、使わないときなどにおいては簡単に分解して保管することができるように構成されている子供用簡易遊具に関する。
子供が、家庭の庭やベランダなどで砂遊びや水遊びをするときに、簡単に組み立て、使わないときなどにおいては簡単に分解、または、折り畳むなどによってコンパクトな状態で保管することができるように構成されている子供用簡易遊具、例えば、簡易砂場や簡易プールとしては、特許文献1及び特許文献2などにおいて知られている。
特許文献1に記載の子供用簡易砂場は、外皮材により被覆された硬質芯板を、砂場の周壁を形成するための側部材とし、この側部材を、多角形の底部材の各縁辺にそれぞれ起伏自在に連設している。そして、各側部材を底部材と連設部から起立させたときに周方向において互いに隣り合う側部材の側縁同士を、連繋部材により連結することによって、適宜の広さと深さを有する簡易砂場が組み立てられるように構成されている。
特許文献2に記載の子供用簡易砂場は、砂場の周壁を形成するための円筒形のビニール製空気袋を、砂場の底面を形成するための厚手のビニール製底面シートに接着などにより取り付けている。そして、前記空気袋の一端には空気送脱用の口金が設けられており、この口金から空気袋内に空気を送り込むことによって、適宜の広さと深さを有する簡易砂場が組み立てられるように構成されている。
特開2004−105497号公報(請求項1、段落番号0005、0007〜0008、及び図1、図4参照)
実用新案登録第3058929号公報(請求の範囲、段落番号0008〜0010、及び図1、図2参照)
しかしながら、従来から知られている簡易砂場は、前記したように、砂場の周壁が、外皮材によって被覆されている硬質芯板や、空気袋によって形成されている。特に、硬質芯板の連結によって形成されている簡易砂場においては、子供が出入りするに際して、硬質芯板の板厚に相当する砂場の周壁の上辺縁に足を引掛けるなどによって転倒するおそれがあるばかりか、砂遊びをしている子供が周壁の上辺縁にうっかり座るなどの行動を取ったときなどに外に倒れるなどのおそれがあった。
このように、特許文献1において開示されている簡易砂場は、子供を一人で遊ばすことができず、親が常に付き添う必要があった。換言すれば、安心して砂遊びをさせることができないものであった。
このように、特許文献1において開示されている簡易砂場は、子供を一人で遊ばすことができず、親が常に付き添う必要があった。換言すれば、安心して砂遊びをさせることができないものであった。
一方、特許文献2において開示されている簡易砂場は、前記した特許文献1のように、出入りするときなどに、足を引掛けて転倒するなどのおそれはないものの、砂場の周壁が空気袋によって形成されていることから、短期間で損傷してしまうなどの耐久性の面で、その改善が望まれていた。
そこで、本発明は、前記課題を解消するために創案されたものであり、組立・分解は勿論のこと、子供を安心して砂遊びや水遊びさせることができるように開発された子供用簡易遊具を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明では、適宜の広さを有する底壁と、この底部の周囲に沿って囲繞状に形成される周壁と、を備えて構成されている子供用簡易遊具であって、
前記周壁を周方向に組立・分解可能に形成するために囲繞状に連結される複数のユニット部材と、前記底壁を形成するための底部材と、を備え、前記各ユニット部材は、前記底壁から立ち上がって前記周壁の上辺面となる上面壁から折り返されるように延びる内周壁と外周壁とを有する縦断面が略逆向きU字形状に適度の剛性を有する材料によって形成され、かつ、前記ユニット部材は、分離可能に連結される周方向の一方の連結端面に雄側連結部を備えているとともに、他方の連結端面には前記雄側連結部の外側に重なり合うように衝合させるための雌側連結部を備え、前記底部材は、前記底壁の全体を形成する程度の大きさにシート材によって形成される底部と、この底部の周囲から前記ユニット部材の前記内周壁の裏側に沿って同内周壁の高さに相当するように囲繞状に形成される立上り部を備え、かつ、前記底部材は、前記内周壁の下端縁から該内周壁の表面に沿って立ち上がるように形成される挟み込み防止片部を前記底部に備えていることを特徴とする(請求項1)。
ここで、前記複数のユニット部材は、合成樹脂材料などによって成形されている成形品であることが好適なものとなる。また、前記底部材は、柔軟性と耐水性などに優れているシート材、例えば、塩化ビニールによって形成されていることが好適なものとなる。この場合、底部材の底部に必要に応じて水抜き孔を備えることが好適なものとなる。
前記周壁を周方向に組立・分解可能に形成するために囲繞状に連結される複数のユニット部材と、前記底壁を形成するための底部材と、を備え、前記各ユニット部材は、前記底壁から立ち上がって前記周壁の上辺面となる上面壁から折り返されるように延びる内周壁と外周壁とを有する縦断面が略逆向きU字形状に適度の剛性を有する材料によって形成され、かつ、前記ユニット部材は、分離可能に連結される周方向の一方の連結端面に雄側連結部を備えているとともに、他方の連結端面には前記雄側連結部の外側に重なり合うように衝合させるための雌側連結部を備え、前記底部材は、前記底壁の全体を形成する程度の大きさにシート材によって形成される底部と、この底部の周囲から前記ユニット部材の前記内周壁の裏側に沿って同内周壁の高さに相当するように囲繞状に形成される立上り部を備え、かつ、前記底部材は、前記内周壁の下端縁から該内周壁の表面に沿って立ち上がるように形成される挟み込み防止片部を前記底部に備えていることを特徴とする(請求項1)。
ここで、前記複数のユニット部材は、合成樹脂材料などによって成形されている成形品であることが好適なものとなる。また、前記底部材は、柔軟性と耐水性などに優れているシート材、例えば、塩化ビニールによって形成されていることが好適なものとなる。この場合、底部材の底部に必要に応じて水抜き孔を備えることが好適なものとなる。
このような構成の請求項1によれば、複数のユニット部材の雄側連結部に対して雌側連結部を重ね合わせるように衝合させながら連結することで、周壁を囲繞状に組み立てることができる。
そして、周壁の開口する内側底部分に、底壁を形成するための底部材の底部を裏側から宛がうように取り付け、さらに、底部の周囲から立ち上げられている立上り部を各ユニット部材の内周壁の下端からその裏面側に沿わせることで、周壁の内側底部分を塞いだ子供用簡易遊具とすることができる。
また、底部材の立上り部を、各ユニット部材の内周壁の裏面に沿わせて立ち上げることで、砂や水などが周壁の底から外部に流出することを防ぐことができる。しかも、立上り部は、各ユニット部材の内周壁の高さに相当する高さを有していることで、砂場としての利用における砂の収容容量を十分に確保できることは勿論のこと、プールとして利用するときなどには、周壁の高さまで水を張ることができる。つまり、子供が水遊びするための水位を確保することができる。
そして、周壁の開口する内側底部分に、底壁を形成するための底部材の底部を裏側から宛がうように取り付け、さらに、底部の周囲から立ち上げられている立上り部を各ユニット部材の内周壁の下端からその裏面側に沿わせることで、周壁の内側底部分を塞いだ子供用簡易遊具とすることができる。
また、底部材の立上り部を、各ユニット部材の内周壁の裏面に沿わせて立ち上げることで、砂や水などが周壁の底から外部に流出することを防ぐことができる。しかも、立上り部は、各ユニット部材の内周壁の高さに相当する高さを有していることで、砂場としての利用における砂の収容容量を十分に確保できることは勿論のこと、プールとして利用するときなどには、周壁の高さまで水を張ることができる。つまり、子供が水遊びするための水位を確保することができる。
また、請求項1によれば、底部材の底部の上に載置される各ユニット部材の内周壁の下端縁には、底部から立ち上げられている挟み込み防止片が沿うように存在していることで、ユニット部材の内周壁側が浮き上がる、または、地面の凸凹などによって内周壁の下端縁と底部材の底部との両者の間に隙間が生じることがあっても、子供の足や手などの指先がユニット部材の内周壁と底部材の底部との間に挟まれるなどのおそれを、挟み込み防止片部によって防ぐことができる。
さらに、周壁は、剛性を有するユニット部材によって連結形成されており、しかも、適宜の幅を有する上辺面を有していることで、砂遊びや水遊びなどをしている子供が周壁の上に座ったり、載ったりしても簡単に損傷するなどのおそれはなく、また、出入りなどにおいて躓いて転ぶなどのおそれもなく、安全に遊ばせることができる。
さらに、周壁は、剛性を有するユニット部材によって連結形成されており、しかも、適宜の幅を有する上辺面を有していることで、砂遊びや水遊びなどをしている子供が周壁の上に座ったり、載ったりしても簡単に損傷するなどのおそれはなく、また、出入りなどにおいて躓いて転ぶなどのおそれもなく、安全に遊ばせることができる。
また、請求項1によれば、砂場として遊ばせていた場合、使用後において、砂をシート材からなる底部材に包み込むようにして保管しておくことができる。つまり、底部材を砂保管用の袋として利用することができる。
また、本発明では、前記底部材の立上り部に、周方向に等間隔をおいて掛け孔部をそれぞれ備えるとともに、この各掛け孔部をそれぞれ係脱自在に引掛けるためのフック部を、前記各ユニット部材の内周壁または上壁面の裏面にそれぞれ備えていることを特徴とする(請求項2)。
このように構成されている請求項2によれば、前記した請求項1の作用に加えて、底部材の底部を、立上り部を介して各ユニット部材に掛け止め連結させておくことができる。これにより、底部がずれたりするなどのおそれがなくなり、しかも、砂や水などによって立上り部が外側に広がる(膨らむ)ことなどを防ぐことができる。つまり、砂や水などの外部への流出を完全に防ぐことができる。
さらに、本発明では、前記各ユニット部材の重なり合うよう衝合される前記雌側連結部と前記雄側連結部とに、内外関係においてその重合方向に同軸上に挿嵌される連結筒部をそれぞれ備えて、この内外両連結筒部のうち、内側連結筒部に連結キャップを抜き挿し係脱自在に挿通させることによって、前記雌側連結部と前記雄側連結部とを分離不能に連結するように構成してなり、
前記内側連結筒部の内周面に、軸芯内向きに向けて突出させた係止ピンを備え、前記連結キャップの前記内側連結筒部に挿通される筒部には、前記係止ピンに係脱自在に係止させるためのピン止め部を備え、このピン止め部は、前記筒部の開放端部から筒方向に向けて開口させたピン導入部と、このピン導入部の終端から前記筒部の周方向に向けて開口させたピン係止部とから略逆向きL字形状、または、T字形状に形成されていることを特徴とする(請求項3)。
前記内側連結筒部の内周面に、軸芯内向きに向けて突出させた係止ピンを備え、前記連結キャップの前記内側連結筒部に挿通される筒部には、前記係止ピンに係脱自在に係止させるためのピン止め部を備え、このピン止め部は、前記筒部の開放端部から筒方向に向けて開口させたピン導入部と、このピン導入部の終端から前記筒部の周方向に向けて開口させたピン係止部とから略逆向きL字形状、または、T字形状に形成されていることを特徴とする(請求項3)。
このような構成の請求項3によれば、前記した請求項1の作用に加えて、周方向に連結されている各ユニット部材の重なり合うよう衝合されている雌側連結部と雄側連結部との同軸上に挿嵌させた内外両連結筒部の内側連結筒部に連結キャップの筒部を挿通させる。これにより、各ユニット部材の雌側連結部と雄側連結部とを分離不能に結合することができる。
このとき、連結キャップの筒部に備えられているピン止め部のピン導入部を、内側連結筒部の内周面に備えられている係止ピンに位置させて挿通させた後に、連結キャップを、例えば、右回り(時計方向)に回すことで、係止ピンをピン止め部のピン係止部に係止させることができる。これにより、連結キャップを内側連結筒部から抜け外れないように取り付けることができる。換言すれば、周方向に連結されている各ユニット部材を分離不能に連結することができる。
そして、各ユニット部材を囲繞状の繋がりを分解するときには、連結キャップを前記した方向とは逆方向の左回り(反時計方向)に回した後に、連結キャップの筒部を内側連結筒部から取り外すことで、各ユニット部材の重なり合うよう衝合されている雌側連結部と雄側連結部との連結状態を分離させることができる。つまり、周壁を分解することができる。分離された縦断面が略逆向きU字形状の各ユニット部材は、重ねるなどによってコンパクトに保管することができる。
このとき、連結キャップの筒部に備えられているピン止め部のピン導入部を、内側連結筒部の内周面に備えられている係止ピンに位置させて挿通させた後に、連結キャップを、例えば、右回り(時計方向)に回すことで、係止ピンをピン止め部のピン係止部に係止させることができる。これにより、連結キャップを内側連結筒部から抜け外れないように取り付けることができる。換言すれば、周方向に連結されている各ユニット部材を分離不能に連結することができる。
そして、各ユニット部材を囲繞状の繋がりを分解するときには、連結キャップを前記した方向とは逆方向の左回り(反時計方向)に回した後に、連結キャップの筒部を内側連結筒部から取り外すことで、各ユニット部材の重なり合うよう衝合されている雌側連結部と雄側連結部との連結状態を分離させることができる。つまり、周壁を分解することができる。分離された縦断面が略逆向きU字形状の各ユニット部材は、重ねるなどによってコンパクトに保管することができる。
本発明に係る子供用簡易遊具は以上のように、周壁を形成するための複数のユニット部材は組立・分解可能であり、底壁を形成するための底部材はシート材からなることで、使用しないときにはコンパクトな状態で保管しておくことができる。
例えば、複数のユニット部材は互いに積み重ねた状態で、底部材は積み重ねられたユニット部材を包み込むように丸めた状態などで保管しておくことができる。
また、周壁は、適宜の幅を有する上辺面を有していることで、砂遊びや水遊びなど、子供を一人で遊ばせておくことができる。つまり、周壁の上に子供が座ったり、周壁の上に子供が載った場合、そして、出入りする際などに躓くなどによって、子供が転ぶなどのおそれはなく、子供を安心して遊ばせることができる。
また、底部材の底部に備えられている挟み込み防止片部によって、底部材の底部と、この底部の上に載置される各ユニット部材の内周壁の下端縁とを塞ぐことができることで、万が一、ユニット部材の内周壁側が浮き上がる、または、地面の凸凹などによって内周壁の下端縁と底部材の底部との両者の間に隙間が生じることがあっても、子供の足や手などの指先がユニット部材の内周壁と底部材の底部との間に挟まれることを、挟み込み防止片部によって防ぐことができる。これにより、子供を安心して安全に遊ばせることができる。
例えば、複数のユニット部材は互いに積み重ねた状態で、底部材は積み重ねられたユニット部材を包み込むように丸めた状態などで保管しておくことができる。
また、周壁は、適宜の幅を有する上辺面を有していることで、砂遊びや水遊びなど、子供を一人で遊ばせておくことができる。つまり、周壁の上に子供が座ったり、周壁の上に子供が載った場合、そして、出入りする際などに躓くなどによって、子供が転ぶなどのおそれはなく、子供を安心して遊ばせることができる。
また、底部材の底部に備えられている挟み込み防止片部によって、底部材の底部と、この底部の上に載置される各ユニット部材の内周壁の下端縁とを塞ぐことができることで、万が一、ユニット部材の内周壁側が浮き上がる、または、地面の凸凹などによって内周壁の下端縁と底部材の底部との両者の間に隙間が生じることがあっても、子供の足や手などの指先がユニット部材の内周壁と底部材の底部との間に挟まれることを、挟み込み防止片部によって防ぐことができる。これにより、子供を安心して安全に遊ばせることができる。
また、周壁の内側底に底壁を形成するための底部材は、底部の周囲に立上り部を備え、この立上り部に備えられている掛け孔部を、各ユニット部材の内周壁または上面壁の裏面側などに備えられているフック部に係脱自在に引掛けることによって、囲繞状に連結されて周壁を形成するための各ユニット部材に対して底部材を掛け止め連結させることができる。これにより、底部材に対して囲繞状に連結されて周壁を形成するための各ユニット部材の底部がずれたり、砂や水などが外部に流出することがないように、底部材をユニット部材に定形保持させておくことができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る子供用簡易砂場を示す斜視図であり、図2は、同子供用簡易砂場の要部を示す縦断面図である。
なお、本実施形態では、子供が砂遊びするための子供用簡易砂場(以後、簡易砂場と称する)を一例として挙げて説明するが、勿論、子供が水遊びするための子供用簡易プールなどの他の遊具としても利用することができるものである。
図1は、本実施形態に係る子供用簡易砂場を示す斜視図であり、図2は、同子供用簡易砂場の要部を示す縦断面図である。
なお、本実施形態では、子供が砂遊びするための子供用簡易砂場(以後、簡易砂場と称する)を一例として挙げて説明するが、勿論、子供が水遊びするための子供用簡易プールなどの他の遊具としても利用することができるものである。
簡易砂場Aは、底壁A−1を形成するための底部材1と、底壁A−1の円周に沿わせて周壁A−2を平面視で囲繞状に組立・分解可能に形成するための複数のユニット部材2とを備えて構成されている。
図3は、本実施形態に係る底部材を示す斜視図である。ここでは、図2を適宜参照しながら説明する。
底部材1は、柔軟性と耐水性などに優れている例えば、塩化ビニールなどからなるシート材によって一体に形成されている。ちなみに、シート材は、布、合成繊維などその他の素材からなる補強内張りが施されている。
この底部材1は、図3に示すように、適宜の広さを有する底部1aと、この底部1aの円周から一体に連設されて囲繞状に立ち上げられる立上り部1bとを備えて形成されている。
底部材1は、柔軟性と耐水性などに優れている例えば、塩化ビニールなどからなるシート材によって一体に形成されている。ちなみに、シート材は、布、合成繊維などその他の素材からなる補強内張りが施されている。
この底部材1は、図3に示すように、適宜の広さを有する底部1aと、この底部1aの円周から一体に連設されて囲繞状に立ち上げられる立上り部1bとを備えて形成されている。
また、底部材1は、ユニット部材2の後記する内周壁2aの下端縁から適宜の高さにてその表面に沿わせて立ち上げ密着させるための挟み込み防止片部3を、底部1aに囲繞状に備えている。
また、図3に示すように、底部材1の立上り部1bに、ユニット部材2の後記するフック部5に引掛けるための掛け孔部4を周方向に等間隔をおいて備えている。
また、図3に示すように、底部材1の立上り部1bに、ユニット部材2の後記するフック部5に引掛けるための掛け孔部4を周方向に等間隔をおいて備えている。
また、底部材1の立上り部1bの掛け孔部4の間には、閉じロープ7を通すための通し孔6が周方向に等間隔をおいて備えられている。これにより、使用しないときや保管するときに、ロープ7を締め付けることで、例えば、後記する図10に示すように、底部材1をそのまま砂を保管しておくための砂袋として利用できるようにしている。
なお、図示を省略しているが、通し孔6には、孔径が必要以上に大きく開く、或いは損傷などを起さないように金属材料や合成樹脂材料などからなる孔縁リングを取り付けることが好適なものとなる。
また、底部材1の底部1aには、開閉蓋を備えている水抜き孔24が備えられている。
なお、図示を省略しているが、通し孔6には、孔径が必要以上に大きく開く、或いは損傷などを起さないように金属材料や合成樹脂材料などからなる孔縁リングを取り付けることが好適なものとなる。
また、底部材1の底部1aには、開閉蓋を備えている水抜き孔24が備えられている。
挟み込み防止片部3は、底部材1の底部1aと、この底部1aの上に載置されるユニット部材2の内周壁2aの下端縁との間に隙間が生じた場合において、砂遊びをしている子供の足や手の指先などが誤って挟み込まれたりしないように、隙間を塞ぐためのものである。
この挟み込み防止片部3は、底部材1の底部1aの周囲に沿わせて囲繞状(平面視でリング状や無端状)に組み立て連結される各ユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿うように、底部1aから一体または接着剤などにより適宜の高さに立ち上げ形成されている。
これにより、ユニット部材2の内周壁2a側が、底部材1の底部1aから浮き上がる、または、地面の凸凹などによって、内周壁2aの下端縁と底部1aとの間に隙間などが生じた場合においても、砂遊びをしている子供の足や手の指先などが挟まることを確実に防ぐことができるようにしている(図2の(b)参照)。
これにより、ユニット部材2の内周壁2a側が、底部材1の底部1aから浮き上がる、または、地面の凸凹などによって、内周壁2aの下端縁と底部1aとの間に隙間などが生じた場合においても、砂遊びをしている子供の足や手の指先などが挟まることを確実に防ぐことができるようにしている(図2の(b)参照)。
なお、挟み込み防止片部3は、内周壁2aの表面に密着するように、詳しくは、後記する膨出部8の膨出表面などに密着するように、底部1aから立ち上げ形成することが好適なものとなる。
掛け孔部4は、図2の(a)に示すように、ユニット部材2の内周壁2aの下端縁から内周壁2aの裏面(裏側)に沿わせて各ユニット部材2の内部に内在される底部材1の立上り部1bを、ユニット部材2に繋ぎ止めるために、ユニット部材2に備えられているフック部5にそれぞれ引掛けるものである。
この掛け孔部4は、図3に示すように、立上り部1bの上端側において周方向に等間隔をおいて設けられる。
この掛け孔部4は、図3に示すように、立上り部1bの上端側において周方向に等間隔をおいて設けられる。
なお、図示を省略しているが、掛け孔部4に、孔径が必要以上に大きく開く、或いは損傷などを起さないように、前記した通し孔6と同様に、金属材料や合成樹脂材料などからなる孔縁リングを取り付けることが好適なものとなる。
図4は、本実施形態に係るユニット部材を示す斜視図であり、図5は、同ユニット部材の平面図及び底面図であり、図6は、周方向に隣り合うユニット部材の雄側連結部と雌側連結部を連結させた状態を示す要部の平面図及び断面図である。ここでは、図2を適宜参照しながら説明する。
各ユニット部材2は、合成樹脂材料など適宜の成形材料を用いて一体に成形されている成形品であり、図2に示すように、底部材1の底部1aから立ち上がって簡易砂場Aの周壁A−2の上辺部20となる上面壁2cから折り返されるように延びる内周壁2aと外周壁2bとを有する縦断面で下向きにわずかに末広がる略逆向きU字形状に形成されている。
各ユニット部材2は、合成樹脂材料など適宜の成形材料を用いて一体に成形されている成形品であり、図2に示すように、底部材1の底部1aから立ち上がって簡易砂場Aの周壁A−2の上辺部20となる上面壁2cから折り返されるように延びる内周壁2aと外周壁2bとを有する縦断面で下向きにわずかに末広がる略逆向きU字形状に形成されている。
ちなみに、本実施形態では、後記する図8に示すように、平面視で略リング形状に組み立て形成される周壁A−2を周方向に6等分に分割するように、各ユニット部材2を平面視で略円弧形状に形成している。つまり、6パーツのユニット部材2を周方向に連結することで、簡易砂場Aの周壁A−2が組み立て形成されるようにしている。
また、各ユニット部材2は、内周壁2aと外周壁2bとのそれぞれの下端縁側に、内向きと外向きにそれぞれ膨らませた膨出部8,9を備えている。これにより、内周壁2aと外周壁2bとの下向きに開放している下端縁間の間隔Lを幅広としている(図2の(a)参照)。これにより、家庭の庭やベランダなどの任意場所において囲繞状に組み立て連結されて載置される各ユニット部材2の載置安定性を向上させるようにしている。
また、各ユニット部材2は、図5の(b)に示すように、上面壁2cの裏面、そして、内周壁2aと外周壁2bとのそれぞれの膨出部8,9の裏面に周方向に等間隔をおいて数多くの補強リブ10,11をそれぞれ一体に備えている。
これにより、簡易砂場Aの周壁A−2の上辺部20に子供が座る、載るなどにより荷重を受けても安易に潰れるなどがないように、各ユニット部材2の剛性を高めている。
これにより、簡易砂場Aの周壁A−2の上辺部20に子供が座る、載るなどにより荷重を受けても安易に潰れるなどがないように、各ユニット部材2の剛性を高めている。
さらに、各ユニット部材2の分離可能に連結される周方向(円弧方向)の一方の連結端面側に、内周壁2a側を除いて上面壁2cの裏面から外周面2bの裏面に至るように、上面壁2c側を狭く、外周壁2b側が幅広くなるように内周壁2a側に向けて突出させた補強壁面12を備えている。
また、各ユニット部材2の分離可能に連結される周方向(円弧方向)の一方の連結端面側に雄側連結部13を備えているとともに、他方の連結端面側には雄側連結部13の外側に重なり合うように衝合させるための雌側連結部14を備えている。
雄側連結部13は、図4及び図5に示すように、ユニット部材2の一方の連結端面側において、ユニット部材2の上面部13a側を、ユニット部材2の上面壁2cから深めに落とし込み、そして、ユニット部材2の内周壁2a及び外周壁2b側に位置する内外側部13b、13c側を、内周壁2a及び外周壁2bの壁厚に相当する段差にて一段ほど小さくすることで一体に形成されるようになっている。
一方、雌側連結部14は、各ユニット部材2の他方の連結端面側において、ユニット部材2の上面壁2cの裏面を、雄側連結部13の上面部13aの段差に合わせて下方に向けて深く落とし込むことによって形成されている。つまり、雄側連結部13の上面部13aに重ね合わせられたときに、周方向に連結されて隣り合うユニット部材2の上面壁2c同士が周方向に面一となるように形成されている。
このように、本実施形態における各ユニット部材2は、分離可能に連結される周方向の一方側に雄側連結部13を備え、他方側には雄側連結部13の外側に重なり合うように衝合させるための雌側連結部14を備えている全体の構造が同一形状に形成されているものである。
これにより、合成樹脂材料を用いた型成形のための金型は一種類で済む。しかも、使用者側においては簡易砂場Aの周壁A−2を組み立てるときに、組み立て順番などを間違えることがなく、簡単に行うことができる。
また、使用しないときなどにおいては、各ユニット部材2を互いに積み重ねた状態で保管しておくことができる(後記の図9参照)。
これにより、合成樹脂材料を用いた型成形のための金型は一種類で済む。しかも、使用者側においては簡易砂場Aの周壁A−2を組み立てるときに、組み立て順番などを間違えることがなく、簡単に行うことができる。
また、使用しないときなどにおいては、各ユニット部材2を互いに積み重ねた状態で保管しておくことができる(後記の図9参照)。
また、このように形成されている各ユニット部材2の上面壁2c、内周壁2a及び外周壁2bこれらの外表面が、面一になるように連結される雄側連結部13と雌側連結部14とには、その重なり合う方向において内外関係で同軸上に挿嵌させるための連結筒部15,16がそれぞれ備えられている。
連結筒部15,16のうち、雄側連結部13側に備えられる連結筒部15は、図6に示すように、雌側連結部14側に備えられる連結筒部16の内径に相当する外径にて形成されている。そして、この連結筒部15は、図4及び図5に示すように、雄側連結部13の上面部13aにおける段差境界(基部)を半円状に跨ぐように形成されている。
一方、雌側連結部14側に備えられる連結筒部16は、図4〜図6に示すように、雌側連結部14の端面において同端面から周方向(外方)に向けて略半円状に突出するように形成されている。
一方、雌側連結部14側に備えられる連結筒部16は、図4〜図6に示すように、雌側連結部14の端面において同端面から周方向(外方)に向けて略半円状に突出するように形成されている。
また、連結筒部15の内周面には、図6に示すように、軸芯内向き方向に向けて突出させた係止ピン17が備えられている。これにより、後記する連結キャップ18の筒部18aに備えられているピン止め部19を係止ピン17に対して係脱自在に係止させることによって、雄側連結部13から雄側連結部14が抜け外れないように、両連結部13,14を結合するようにしている。
また、各ユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14とには、図4〜図6に示すように、同軸上に挿嵌させるための凸部15aと凹部16aとがそれぞれ備えられている。
係止ピン17は、連結キャップ18の筒部18aの壁厚に相当する程度の突出高さにて、1ヶ所、または、軸芯を通る対角線上の相対する2ヶ所において連結筒部15の内周面に形成されている。
連結キャップ18は、合成樹脂材料などの適宜の成形材料を用いて一体に成形されている成形品であり、係止ピン17との係脱自在な係止関係において、各ユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14とを結合するためのものである。
この連結キャップ18は、図6の(b)に示すように、略逆向き皿形状を呈しているキャップ部18bの裏面軸芯に筒部18aを備えている。この筒部18aは、雄側連結部13に備えられている連結筒部15の内径に相当する外径にてキャップ部18bに一体に形成されているとともに、係止ピン17に係脱自在に係止させるためのピン止め部19を備えている。
この連結キャップ18は、図6の(b)に示すように、略逆向き皿形状を呈しているキャップ部18bの裏面軸芯に筒部18aを備えている。この筒部18aは、雄側連結部13に備えられている連結筒部15の内径に相当する外径にてキャップ部18bに一体に形成されているとともに、係止ピン17に係脱自在に係止させるためのピン止め部19を備えている。
ピン止め部19は、筒部18aの開放端部から筒方向に向けて開口されているピン導入部19aと、このピン導入部19aの終端から前記筒部18aの周方向に向けて開口されているピン係止部19bと、から略逆向きL字形状、または、略T字形状に形成されている。図示例では、ピン止め部19を略T字形状に形成している。
なお、ピン導入部19aおよびピン係止部19bは、係止ピン17の太さに相当する開口幅にて筒部18aに形成されている。
なお、ピン導入部19aおよびピン係止部19bは、係止ピン17の太さに相当する開口幅にて筒部18aに形成されている。
また、各ユニット部材2の雄側連結部13側と雌側連結部14側とにおける膨出部8,9に、図4〜図6に示すように、連結孔21と連結ピン22とがそれぞれ備えられている。
これにより、6パーツからなる各ユニット部材2が周方向に連結されるときに、周方向において隣り合うユニット部材2,2の内周壁2aと外周壁2bとのそれぞれの下端縁の膨出部8,9同士が、連結孔21に対する連結ピン22の挿通によって連結されるようにしている。つまり、周方向において隣り合うように連結されるユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14とは、連結キャップ18による連結筒部15,16同士の連結に加えて、下端側における連結孔21と連結ピン22とによる連結によって、ガタツキのない状態でしっかりと連結されることができるようにしている(図6の(a)及び(b)参照)。
これにより、6パーツからなる各ユニット部材2が周方向に連結されるときに、周方向において隣り合うユニット部材2,2の内周壁2aと外周壁2bとのそれぞれの下端縁の膨出部8,9同士が、連結孔21に対する連結ピン22の挿通によって連結されるようにしている。つまり、周方向において隣り合うように連結されるユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14とは、連結キャップ18による連結筒部15,16同士の連結に加えて、下端側における連結孔21と連結ピン22とによる連結によって、ガタツキのない状態でしっかりと連結されることができるようにしている(図6の(a)及び(b)参照)。
図7は、カバーを備えた本実施形態に係る子供用簡易砂場を示す斜視図である。
また、簡易砂場Aは、図7に示すように、周壁A−2によって囲まれている開口部を覆うためのカバーBを備えている。これにより、猫などが砂の上に排泄物などをしないように、そして、雨水やゴミなどが砂場内に入り込まないようにしている。
なお、カバーBには、周方向に等間隔をおいて止め孔23が備えられている。これにより、連結キャップ18を介して周壁A−2の上辺部20に固定し得るようにしている。また、図示を省略しているが、カバーBにはキャラクタなどの図形や文字などが施されている。
また、簡易砂場Aは、図7に示すように、周壁A−2によって囲まれている開口部を覆うためのカバーBを備えている。これにより、猫などが砂の上に排泄物などをしないように、そして、雨水やゴミなどが砂場内に入り込まないようにしている。
なお、カバーBには、周方向に等間隔をおいて止め孔23が備えられている。これにより、連結キャップ18を介して周壁A−2の上辺部20に固定し得るようにしている。また、図示を省略しているが、カバーBにはキャラクタなどの図形や文字などが施されている。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係る簡易砂場Aの使い方について簡単に説明する。
図8は、本実施形態に係る子供用簡易砂場を示す平面図であり、図9は、ユニット部材の保管状態を示す斜視図であり、図10は、砂が入った状態での底部材の保管状態を示す斜視図である。ここでは、図2、図4及び図6を適宜参照しながら説明する。
図4に示すように、各ユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14を対面させた状態で、雄側連結部13に雌側連結部14を重ねるように衝合させる。
そして、図6に示すように、連結キャップ18を用いて雄側連結部13と雌側連結部14とを連結する((b)の二点鎖線の状態から実線の状態)。このとき、連結キャップ18の筒部18aに備えられているピン止め部19のピン導入部19aを、内側連結筒部15の内周面に備えられている係止ピン17に位置させて挿通させた後に、連結キャップ18を、例えば、右回り(時計方向)に回すことで、係止ピン17をピン止め部19のピン係止部19bに係止させることができる。これにより、各ユニット部材2は、図8に示すように、平面視でリング形状に連結繋ぎ止めて周壁A−2を形成する。
つぎに、リング形状に組立連結されたユニット部材2を裏返しにして、底部材1を取り付けることによって、簡易砂場Aの組み立てが完了する。このとき、底部1aの挟み込み防止片部3をユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿わせるように、底部材1の底部1aを宛がうとともに、立上り部1bを内周壁2aの裏側に沿わせて内在させながら各掛け孔部4を、内周壁2aに裏面に備えられている各フック部5に引掛ける(図2参照)。
図8は、本実施形態に係る子供用簡易砂場を示す平面図であり、図9は、ユニット部材の保管状態を示す斜視図であり、図10は、砂が入った状態での底部材の保管状態を示す斜視図である。ここでは、図2、図4及び図6を適宜参照しながら説明する。
図4に示すように、各ユニット部材2の雄側連結部13と雌側連結部14を対面させた状態で、雄側連結部13に雌側連結部14を重ねるように衝合させる。
そして、図6に示すように、連結キャップ18を用いて雄側連結部13と雌側連結部14とを連結する((b)の二点鎖線の状態から実線の状態)。このとき、連結キャップ18の筒部18aに備えられているピン止め部19のピン導入部19aを、内側連結筒部15の内周面に備えられている係止ピン17に位置させて挿通させた後に、連結キャップ18を、例えば、右回り(時計方向)に回すことで、係止ピン17をピン止め部19のピン係止部19bに係止させることができる。これにより、各ユニット部材2は、図8に示すように、平面視でリング形状に連結繋ぎ止めて周壁A−2を形成する。
つぎに、リング形状に組立連結されたユニット部材2を裏返しにして、底部材1を取り付けることによって、簡易砂場Aの組み立てが完了する。このとき、底部1aの挟み込み防止片部3をユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿わせるように、底部材1の底部1aを宛がうとともに、立上り部1bを内周壁2aの裏側に沿わせて内在させながら各掛け孔部4を、内周壁2aに裏面に備えられている各フック部5に引掛ける(図2参照)。
そして、簡易砂場Aを分解して保管するときには、底部材1の立上り部1bの各掛け孔部4を、ユニット部材2の各フック部5から取り外して、リング形状のユニット部材2と底部材1とを分離する。その後に、連結キャップ18を前記した方向とは逆方向の左回り(反時計方向)に回した後に、連結キャップ18の筒部18aを内側連結筒部15から取り外し、各ユニット部材2の連結端部における雄側連結部13と雌側連結部14とを分離することによって、図9に示すように、各ユニット部材2を積み重ねて保管することができる。
なお、この保管のときの分解手順においては、連結キャップ18を取り外し、各ユニット部材2を分離しながら、各ユニット部材2のフック部5から底部材1の掛け孔部4を取り外すようにするもよく、分解手順としては特に限定されるものではない。
なお、この保管のときの分解手順においては、連結キャップ18を取り外し、各ユニット部材2を分離しながら、各ユニット部材2のフック部5から底部材1の掛け孔部4を取り外すようにするもよく、分解手順としては特に限定されるものではない。
一方、砂が入っている底部材1は、ロープ7を締め付けて、図10に示すように、砂が漏れないように立上り部1bの開口を絞り込むことによって、砂とともに保管することができる。
このように、本実施形態に係る簡易砂場Aによれば、同一形状に形成されている各ユニット部材2の雄側連結部13に対して雌側連結部14を重ね合わせるように衝合させながら両連結部13,14を連結することで、図1に示すように、平坦な上辺部20を有し、かつ、剛性を有する簡易砂場Aの周壁A−2を囲繞状(無端状)に組み立て形成することができる。
これにより、仮に砂遊びしている子供が、周壁A−2に上辺部20に座ったり、載ったりしても周壁A−2が損傷するなどのおそれはない。また、出入りなどにおいて周壁A−2に躓くなどによって転ぶなどのおそれもなく、安全に遊ばせることができる。
これにより、仮に砂遊びしている子供が、周壁A−2に上辺部20に座ったり、載ったりしても周壁A−2が損傷するなどのおそれはない。また、出入りなどにおいて周壁A−2に躓くなどによって転ぶなどのおそれもなく、安全に遊ばせることができる。
また、図8に示すように、平面視で略リング形状に連結された各ユニット部材2の内周壁2aの下端縁に沿って開口する内側底部分を塞ぐように取り付けられる底部材1は、底部1aの周囲から立ち上げられている立上り部1bを、図2に示すように、各ユニット部材2の内周壁2aの下端からその裏面側に沿わせ、なおかつ、立上り部1bに備えられている各掛け孔部4を、各ユニット部材2の各フック部5に引掛けることによって、底部材1の底部1aを、立上り部1bを介して各ユニット部材2に一体的に掛け止め連結させることができる。
これにより、簡易砂場Aの底壁A−1を形成するための底部材1を、周壁A−2を組立・分解可能に形成する各ユニット部材2に定形保持させることができる。これ故に、砂遊びをしている子供の動作などによって、底部1aがずれたりするなどのおそれがなくなり、しかも、砂によって立上り部1bが外側に広がる(膨らむ)ことなどを防ぐことができる。つまり、砂が外部へ流出することを確実に防ぐことができる。
これにより、簡易砂場Aの底壁A−1を形成するための底部材1を、周壁A−2を組立・分解可能に形成する各ユニット部材2に定形保持させることができる。これ故に、砂遊びをしている子供の動作などによって、底部1aがずれたりするなどのおそれがなくなり、しかも、砂によって立上り部1bが外側に広がる(膨らむ)ことなどを防ぐことができる。つまり、砂が外部へ流出することを確実に防ぐことができる。
さらに、底部材1の底部1aの上に載置される各ユニット部材2の内周壁2aの下端縁(膨出部8)に沿うように、底部1aから立ち上げ備えられている挟み込み防止片3が存在している。
これにより、ユニット部材2の内周壁2a側が浮き上がる、または、地面の凸凹などによって内周壁2aの下端縁と底部材1の底部1aとの両者の間に隙間が生じることがあっても、子供の足や手などの指先がユニット部材2の内周壁2aと底部材1の底部1aとの間に挟まれるなどのおそれを、挟み込み防止片部3によって確実に防ぐことができる。よって、子供を安全に砂遊びさせることができる。
これにより、ユニット部材2の内周壁2a側が浮き上がる、または、地面の凸凹などによって内周壁2aの下端縁と底部材1の底部1aとの両者の間に隙間が生じることがあっても、子供の足や手などの指先がユニット部材2の内周壁2aと底部材1の底部1aとの間に挟まれるなどのおそれを、挟み込み防止片部3によって確実に防ぐことができる。よって、子供を安全に砂遊びさせることができる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、請求項1から請求項3に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本考案に含まれるものである。
例えば、各ユニット部材2を、コーナー用と、各辺用とにそれぞれ形成することで、平面視が正四角形状や長方形状などの略矩形形状の簡易砂場を組み立て形成することができる。つまり、各ユニット部材2単体の平面視形状を適宜変更するなどにことによって、正五角形状や正六角形などの多角形状の簡易砂場を組み立て形成することができる。
例えば、各ユニット部材2を、コーナー用と、各辺用とにそれぞれ形成することで、平面視が正四角形状や長方形状などの略矩形形状の簡易砂場を組み立て形成することができる。つまり、各ユニット部材2単体の平面視形状を適宜変更するなどにことによって、正五角形状や正六角形などの多角形状の簡易砂場を組み立て形成することができる。
A 子供用簡易砂場(子供用簡易遊具)
A−1 底壁
A−2 周壁
1 底部材
1a 底部
1b 立上り部
2 ユニット部材
2a 内周壁
2b 外周壁
2c 上面壁
3 挟み込み防止片部
4 掛け孔部
5 フック部
13 雄側連結部
14 雌側連結部
15,16 連結筒部
17 係止ピン
18 連結キャップ
19 ピン止め部
19a ピン導入部
19b ピン係止部
A−1 底壁
A−2 周壁
1 底部材
1a 底部
1b 立上り部
2 ユニット部材
2a 内周壁
2b 外周壁
2c 上面壁
3 挟み込み防止片部
4 掛け孔部
5 フック部
13 雄側連結部
14 雌側連結部
15,16 連結筒部
17 係止ピン
18 連結キャップ
19 ピン止め部
19a ピン導入部
19b ピン係止部
Claims (3)
- 適宜の広さを有する底壁と、この底部の周囲に沿って囲繞状に形成される周壁と、を備えて構成されている子供用簡易遊具であって、
前記周壁を周方向に組立・分解可能に形成するために囲繞状に連結される複数のユニット部材と、
前記底壁を形成するための底部材と、を備え、
前記各ユニット部材は、前記底壁から立ち上がって上面壁から折り返されるように延びる内周壁と外周壁とを有する縦断面が略逆向きU字形状に形成され、
かつ、前記ユニット部材は、分離可能に連結される周方向の一方の連結端面側に雄側連結部を備えているとともに、他方の連結端面側には前記雄側連結部に重なり合うように衝合させるための雌側連結部を備え、
前記底部材は、前記底壁の全体を形成する程度の大きさにシート材によって形成される底部と、この底部の周囲から前記ユニット部材の前記内周壁の裏側に沿って同内周壁の高さに相当するように囲繞状に形成される立上り部と、を備え、
かつ、前記底部材は、前記内周壁の下端縁に沿って適宜の高さにて立ち上がるように形成される挟み込み防止片部を前記底部に備えていることを特徴とする子供用簡易遊具。 - 前記底部材の立上り部に、周方向に等間隔をおいて掛け孔部をそれぞれ備えるとともに、この各掛け孔部をそれぞれ係脱自在に引掛けるためのフック部を、前記各ユニット部材の内周壁または上面壁の裏面側にそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1に記載の子供用簡易遊具。
- 前記各ユニット部材の重なり合うよう衝合される前記雌側連結部と前記雄側連結部とに、内外関係においてその重合方向に同軸上に挿嵌される連結筒部をそれぞれ備えて、この内外両連結筒部のうち、内側連結筒部に連結キャップを抜き挿し係脱自在に挿通させることによって、前記雌側連結部と前記雄側連結部とを分離不能に結合するように構成してなり、
前記内側連結筒部の内周面に、軸芯内向きに向けて突出させた係止ピンを備え、
前記連結キャップの前記内側連結筒部に挿通される筒部には、前記係止ピンに係脱自在に係止させるためのピン止め部を備え、
前記ピン止め部は、前記筒部の開放端部から筒方向に向けて開口されるピン導入部と、このピン導入部の終端から前記筒部の周方向に向けて開口されるピン係止部と、から略逆向きL字形状、または、T字形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の子供用簡易遊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006341050A JP2008148990A (ja) | 2006-12-19 | 2006-12-19 | 子供用簡易遊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006341050A JP2008148990A (ja) | 2006-12-19 | 2006-12-19 | 子供用簡易遊具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008148990A true JP2008148990A (ja) | 2008-07-03 |
Family
ID=39651841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006341050A Pending JP2008148990A (ja) | 2006-12-19 | 2006-12-19 | 子供用簡易遊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008148990A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200477574Y1 (ko) * | 2014-07-09 | 2015-07-06 | 이상옥 | 어린이 놀이풀 |
JP2017125391A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-07-20 | リリパット カンパニー リミテッド | テーマ遊び施設と食・飲料提供施設を備えた親子カフェ |
CN113041628A (zh) * | 2017-05-02 | 2021-06-29 | 蓝盒玩具厂有限公司 | 儿童用多功能娱乐装置 |
-
2006
- 2006-12-19 JP JP2006341050A patent/JP2008148990A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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