JP2008137678A - Domestic tissue paper storage container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ウェットティシュー等の家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器に関する。 The present invention relates to a household thin paper storage container for storing household thin paper such as wet tissue.
従来より、家屋の床やトイレ、或いは人体などを拭くための家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器が知られている。
この家庭用薄葉紙収納容器は、例えば、内側の収納空間部に収納された家庭用薄葉紙の取出口が上部に形成された容器本体と、この容器本体に回動自在に設けられて取出口を開放及び閉塞する上蓋とを備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、上蓋を上向きに回動させて取出口を開放した状態で、この取出口を介して家庭用薄葉紙を引き出して使用するようになっている。一方、使用後には、家庭用薄葉紙に塵や埃等が付着するのを防止するために、上蓋を下向きに回動させて取出口を閉塞状態とするようになっている。
This household thin paper storage container is, for example, a container main body in which an outlet for household thin paper stored in the inner storage space is formed at the upper part, and a rotatable opening provided in the container main body to open the outlet. And an upper lid that closes (see, for example, Patent Document 1).
Then, the household thin paper is pulled out and used through the outlet in a state where the upper lid is turned upward to open the outlet. On the other hand, after use, in order to prevent dust and dirt from adhering to household thin paper, the upper lid is turned downward to close the outlet.
ところで、家庭用薄葉紙は、継続して収納容器から取り出せるように交互に折り重ねられており、一の家庭用薄葉紙を外へ引き出したときに、次の家庭用薄葉紙がその上端が取出口よりも突出する位置まで収納容器の内部から引き出されるようになっている。
この状態で、取出口を閉塞するように上蓋を回動させると、上蓋と容器本体との間に家庭用薄葉紙が挟まってしまい、上蓋の閉動作を適正に行うことができなくなる虞があった。
By the way, household thin paper is alternately folded so that it can be continuously taken out from the storage container, and when one household thin paper is pulled out, the next household thin paper has its upper end more than the outlet. It is pulled out from the inside of the storage container to the protruding position.
In this state, if the upper lid is rotated so as to close the outlet, household thin paper may be sandwiched between the upper lid and the container body, and the upper lid may not be properly closed. .
そこで、本発明の課題は、蓋体と容器本体との間に家庭用薄葉紙が挟まることを防止して、蓋体の閉動作を適正に行うことができる家庭用薄葉紙収納容器を提供することである。 Therefore, an object of the present invention is to provide a household thin paper storage container that can prevent the household thin paper from being sandwiched between the lid and the container body and can appropriately perform the closing operation of the lid. is there.
請求項1に記載の発明の家庭用薄葉紙収納容器は、
内側に家庭用薄葉紙が収納される収納空間部を構成するとともに、前記家庭用薄葉紙の取出口が形成された容器本体と、
前記容器本体に取り付けられ、前記取出口を閉塞する蓋体と、を備え、
前記蓋体には、前記容器本体側に突出して、前記取出口に係止された前記家庭用薄葉紙を前記容器本体側に押さえる押さえ部が設けられていることを特徴としている。
The thin paper storage container for home use of the invention according to
A container main body in which an outlet for the household thin paper is formed, and a storage space portion in which household thin paper is stored inside,
A lid attached to the container body and closing the outlet,
The lid is provided with a pressing portion that protrudes toward the container main body and presses the household thin paper that is locked to the take-out port toward the container main body.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記押さえ部は、環状に形成され、前記取出口の内側に配されていることを特徴としている。
The invention according to
The pressing portion is formed in an annular shape and is arranged inside the take-out port.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器において、
前記取出口を封止して前記収納空間部を気密状態とする気密部を備え、
前記気密部は、前記容器本体に設けられた本体側気密部と、前記蓋体に前記容器本体側に突出するように設けられた蓋体側気密部とを備え、前記本体側気密部と前記蓋体側気密部が係合することにより前記収納空間部を気密状態とし、
前記押さえ部は、前記蓋体側気密部の先端部よりも前記容器本体側に突出されていることを特徴としている。
The invention according to
An airtight portion that seals the outlet and places the storage space in an airtight state;
The airtight portion includes a main body side airtight portion provided in the container main body, and a lid body side airtight portion provided on the lid body so as to protrude toward the container main body side, and the main body side airtight portion and the lid The body side airtight part is engaged to make the storage space part airtight,
The pressing portion is characterized in that it protrudes more toward the container body than the tip of the lid-side airtight portion.
請求項1に記載の発明によれば、蓋体には、容器本体側に突出した押さえ部が設けられているので、取出口を蓋体により閉塞した際に、取出口に係止された家庭用薄葉紙を押さえ部により容器本体側に押さえることができ、蓋体と容器本体との間に家庭用薄葉紙が挟まった状態となることを防止することができる。この結果、蓋体の閉動作を適正に行うことができる。 According to the first aspect of the present invention, since the lid is provided with the pressing portion that protrudes toward the container main body, the household locked to the outlet when the outlet is closed by the lid. The tissue thin paper can be pressed against the container main body by the pressing portion, and the household thin paper can be prevented from being sandwiched between the lid and the container main body. As a result, the lid can be closed properly.
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、押さえ部は、環状に形成され、取出口の内側に配されているので、取出口に係止される家庭用薄葉紙を当該取出口の内側に適正に押し込むことができ、蓋体と容器本体との間に家庭用薄葉紙が挟まった状態となることをより適正に防止することができる。 According to the second aspect of the present invention, it is obvious that the same effect as the first aspect of the invention can be obtained. In particular, the pressing portion is formed in an annular shape and is arranged inside the outlet. Therefore, it is possible to properly push the household thin paper locked to the outlet into the inside of the outlet, and more appropriately that the household thin paper is sandwiched between the lid and the container body. Can be prevented.
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、押さえ部は、気密部を構成する蓋体側気密部の先端部よりも容器本体側に突出されているので、蓋体を閉じる際に、押さえ部の方が蓋体側気密部よりも先に取出口に係止される家庭用薄葉紙に接触して、当該家庭用薄葉紙を押さえ部により容器本体側に押さえることができる。従って、蓋体を閉じても家庭用薄葉紙が蓋体側気密部と本体側気密部の間に挟まったり、はみ出すことなく、本体側気密部と蓋体側気密部を適正に係合させて収納空間部内を適正に気密状態とすることができる。
According to the invention described in
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した好適な一実施形態として例示するウェットティシュー収納容器100を示す斜視図であり、図2は、ウェットティシュー収納容器100を示す正面図である。また、図3及び図4は、ウェットティシュー収納容器100を示す平面図であり、図4にあっては、上蓋3を破線で表し、当該上蓋3を透過した状態を図示している。また、図5は、図3のV−V線におけるウェットティシュー収納容器100の断面図であり、収納空間部5からウェットティシューPが一枚引き出された状態を表している。
なお、以下の説明では、ウェットティシュー収納容器100の前後方向をX軸方向として、操作部4が設けられている側を手前側とし、操作部4と反対側を後側とする。さらに、左右方向(幅方向)をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向とする。
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the scope of the invention is not limited to the illustrated examples.
FIG. 1 is a perspective view showing a wet
In the following description, the front and rear direction of the wet
本実施形態のウェットティシュー収納容器100は、例えば、図1〜図5に示すように、平面視にて略楕円形をなし全体としてドーム状に形成され、具体的には、内側にウェットティシューP(図5参照)を収納する容器本体1と、この容器本体1の底面開口11(図5参照)を塞ぐ底蓋2と、容器本体1の上部に設けられたウェットティシューPの取出口12(図5参照)を開閉するように当該容器本体1に回動自在に取り付けられた上蓋3と、取出口12を開状態とするために操作される操作部4と、ウェットティシューPが収納される収納空間部5(図5参照)を気密状態とする気密部6(図5参照)等を備えて構成されている。
The wet
容器本体1は、例えば、射出成形により製造され、上下両側に開口を有し、周面が曲面形状に形成された部材であり、底面開口11を塞ぐように底蓋2が取り付けられることにより、この底蓋2とともにウェットティシューPを収納する収納空間部5を構成するものである。具体的には、容器本体1は、例えば、図2〜図5に示すように、下端部に断面略楕円形状の底面開口11を有し、上部側ほど小径となるように湾曲して形成された周面部13と、この周面部13の上端に連続して形成され、収納空間部5に収納されたウェットティシューPを取り出すための取出口12を具備する上面開口部14等を備えている。
The
周面部13の下端部と底蓋2の上端部が係合することにより、底面開口11を塞ぐことができる一方で、当該係合を解除することにより、当該容器本体1の内側を開放(露出)させるようになっている。従って、収納空間部5にウェットティシューPを収納する場合には、底蓋2を周面部13から取り外して当該容器本体1の内側を開放してウェットティシューPを収納し、その後、周面部13に底蓋2を取り付けることにより、底面開口11を塞ぐようになっている。
The
また、収納空間部5には、例えば、複数枚のウェットティシューP、…が積層された状態で収納されるようになっており、継続して当該収納容器から取り出せるように交互に折り重ねられている。即ち、ウェットティシューPを外へ引き出したときに、次のウェットティシューPがその上端が取出口12よりも突出する位置まで収納空間部5から引き出されるようになっている(図5参照)。
なお、図5にあっては、ウェットティシューPが積層された状態を模式的に表している。
Further, in the
FIG. 5 schematically shows a state in which the wet tissue P is stacked.
上面開口部14は、例えば、平面視にて略楕円形状をなし、その略中央部に水平方向に延在する取出口12が形成され、取出口12よりもX軸方向後側に上蓋3を回動自在に取り付けるためのヒンジ取付部15が設けられている。
The
取出口12は、例えば、図4及び図5に示すように、上面開口部14の略中央部に取り付けられた気密部6を構成する環状の本体側気密部61の内縁部によって構成されている。
本体側気密部61は、例えば、図5に示すように、取出口12の延在方向(水平方向)に対して略垂直となるように設けられ、径方向外側に突出した凸部が上面開口部14の内縁部に沿って形成された凹部に嵌め合わされることにより、上面開口部14に取り付けられている。
なお、上蓋3に設けられ、本体側気密部61に係合する上蓋側気密部62については後述する。
For example, as shown in FIGS. 4 and 5, the
For example, as shown in FIG. 5, the main body
The upper lid
ヒンジ取付部15は、例えば、上蓋3をY軸方向の回動軸311(後述)に沿って回動自在に取り付けるためのものであり、Y軸方向に沿って形成された凹型の軸受部151(図3及び図4参照)と、上蓋3を開く方向に付勢するねじりコイルバネ等の付勢部材152等を備えている。
The
軸受部151は、例えば、図3〜図5に示すように、2つの回動軸311、311に対応させてY軸方向に並んで設けられ、上面開口部14の外縁よりも内側であって、取出口12と略等しい高さとなっている。ここで、軸受部151は、回動軸311とともに回動軸部を構成している。
これにより、上蓋3を閉状態となるように回動させることで、略水平となる位置まで回動させることができる。従って、取出口12の延在方向に対して略垂直となるように配置された本体側気密部61と上蓋側気密部62を適正に係合させて収納空間部5の気密性をより高めることができる。
For example, as shown in FIGS. 3 to 5, the
Thereby, it can be rotated to the position which becomes substantially horizontal by rotating the
付勢部材152は、例えば、ねじりコイルバネに限られるものではなく、上蓋3を開く方向に付勢可能なものであれば如何なるものであっても良く、例えば、板バネ等を適用することができる。
これにより、操作部4の操作に基づいて回動規制部1による上蓋3の回動の規制が解除された状態では、上蓋3が回動して取出口12を露出させるようになっている。
The biasing
Thereby, in the state where the restriction of the rotation of the
ここで、上蓋3について説明する。
上蓋3は、例えば、射出成形により製造され、取出口12を閉塞するように容器本体1に取り付けられた状態で容器本体1の周面部13とともにドーム状をなす部材である。具体的には、上蓋3は、例えば、容器本体1のヒンジ取付部15に取り付けられる回動軸311を有する軸部分31と、この軸部分31から前方及び側方に延出された曲面形状の天面部32と、この天面部32の前端部から略真下に延出された前端面部33等を備えている。
Here, the
The
回動軸311(回動軸部)は、例えば、図3及び図4に示すように、軸部分31のY軸方向両側の端部から外方に突出して形成されている。
For example, as shown in FIGS. 3 and 4, the rotation shaft 311 (rotation shaft portion) is formed to protrude outward from both ends of the
天面部32は、例えば、容器本体1の周面部13の曲率に合わせて所定の曲率を有し、上部側ほど小径となるように湾曲して形成されている。即ち、天面部32は、例えば、その略中心部分が最も高くなるような形状となっている。
また、天面部32の内面(下面)からは、本体側気密部61と係合する上蓋側気密部62が突出され、その内側にウェットティシューPを下側(容器本体1側)に押さえる押さえ部321が形成されている。
The
Further, an upper lid side
上蓋側気密部62は、例えば、本体側気密部61先端の内側及び外側に接触するように環状部が2重に形成され、上蓋を手前側に回動させることで本体側気密部61と係合するようになっている。この状態で、上蓋側気密部62は取出口12の延在方向に対して略垂直に延在するようになっている。
For example, the upper lid side
押さえ部321は、例えば、天面部32の内面から容器本体1側(下側)に突出して環状に形成され、当該上蓋3を閉じた状態で取出口12の内側に配されるようになっている。
これにより、取出口12に係止されるウェットティシューPを当該取出口12の内側に適正に押し込むことができ、上蓋3と容器本体1との間にウェットティシューPが挟まった状態となることをより適正に防止することができる。
For example, the
Accordingly, the wet tissue P locked to the
また、押さえ部321の突出長は、例えば、図5に示すように、上蓋側気密部62の先端部よりも容器本体1側に突出される程度とされている。
これにより、上蓋3を閉じる際に、押さえ部321の方が上蓋側気密部62よりも先に取出口12に係止されるウェットティシューPに接触して、当該ウェットティシューPを押さえ部321により容器本体1側に押さえることができる。従って、上蓋3を閉じてもウェットティシューPが上蓋側気密部62と本体側気密部61の間に挟まったり、はみ出すことなく、本体側気密部61と上蓋側気密部62を適正に係合させて収納空間部5内を適正に気密状態とすることができる。
なお、押さえ部321の突出長は、例えば、当該押さえ部321の先端部が取出口12と同じ高さか、或いは、それよりも上方に配置される程度とされるのが好ましい。
Moreover, the protrusion length of the holding | suppressing
Thereby, when closing the
In addition, it is preferable that the protrusion length of the holding | suppressing
従って、天面部32は、例えば、上蓋側気密部62及び押さえ部321よりも内側であって取出口12に対向する部分が最も高くなっている。
これにより、上蓋3の内側に収納空間部5から引き出されて取出口12に係止されるウェットティシューPを上蓋側気密部62の内側に気密状態で配することができる。即ち、当該上蓋3を閉じてもウェットティシューPが上蓋側気密部62と本体側気密部61の間に挟まったり、はみ出すことなく、当該ウェットティシューPを気密空間内に配することができる。
また、取出口12に係止されるウェットティシューPは、上蓋3の下面や容器本体1の上面開口部14等により押圧されることがなくなり、当該ウェットティシューPを使用の際に容易に取り出すことができる。
Therefore, for example, the
As a result, the wet tissue P that is pulled out from the
Further, the wet tissue P locked to the take-out
天面部32のX軸方向手前側の部分は、例えば、後側に食い込むように平面視曲線状に形成され、その下面に前端面部33が形成されている。
A portion of the
前端面部33は、例えば、天面部32の手前側の部分の曲線形状に沿うように湾曲して形成されている。
前端面部33の下端部には、例えば、X軸方向後側に向けて所定の長さ突出された上蓋側凸部331が形成されている。
一方、上面開口部14の取出口12よりも前側であって、前端面部33に対向する対向面部16には、X軸方向前側に向けて所定の長さ突出された本体側凸部161が形成されている。
そして、上蓋3を取出口12を閉塞するようにX軸方向前側に回動させると、当該上蓋3の上蓋側凸部331が上面開口部14の対向面部16に形成された本体側凸部161に係止した状態となって、上蓋3の取出口12を開放するようなX軸方向後側に対する回動が規制される(図5参照)。
For example, the front
At the lower end portion of the front
On the other hand, a main body-side
When the
また、対向面部16の下側には、例えば、上摘み部42の接触部423が係合する被係合部17が形成されている。
被係合部17は、例えば、対向面部16の表面からX軸方向の後側に所定の深さ座刳られ、且つ、Y軸方向に沿って延在するように溝状に形成されている。そして、被係合部17に接触部423が係合することにより、当該上摘み部42の回動軸部422(後述)を中心とする回動を規制するようになっている。
Moreover, the engaged
The engaged
また、周面部13のX軸方向手前側には、例えば、操作部4を取り付けるための操作部取付部18が設けられている。
Further, on the front side in the X-axis direction of the
ここで、操作部4について詳細に説明する。
操作部4は、例えば、操作部取付部18の所定位置に取付固定された下摘み部41と、この下摘み部41の上側に設けられた上摘み部42等を備えて構成されている。
Here, the
The
下摘み部41は、例えば、X軸方向の断面略L字状に形成され、先端部がX軸方向前側に向けて突出するように配設されている(図5参照)。また、下摘み部41の先端部は、例えば、ウェットティシュー収納容器100の周面部13の曲率に合わせるように所定の曲率をもって湾曲して形成されている。
The
上摘み部42は、例えば、取出口12を閉塞するように上蓋3を閉じた状態で、ユーザにより操作される操作レバー部421がX軸方向前側であって斜め上向きに突出するように配設されている。また、上摘み部42は、例えば、容器本体1の操作部取付部18に回動自在に取り付けられ、容器本体1に対する回動の中心軸を構成する回動軸部422と、上蓋3の前端面部33の下端部(一端部)に接触して当該上蓋3を跳ね上げる接触部423とを有している。
即ち、上摘み部42は、例えば、操作レバー部421と、この操作レバー部421の後側の端部に連続して設けられ、Y軸方向側の両端面に回動軸部422が形成された中央軸部424と、この中央軸部424の後側の下端部に連続して設けられ、中央軸部424よりも厚さが薄く形成された接触部423等を備えている。
The
That is, the
中央軸部424は、例えば、そのY軸方向中央部がそのY軸方向両端側よりもX軸方向後側に突出するように湾曲して形成され(図4参照)、且つ、当該中央軸部424のY軸方向両端側よりもX軸方向後側ほどより肉厚となるような形状に形成されている(図5等参照)
The
接触部423は、例えば、図3に示すように、Y軸方向に並んで所定間隔を空けて2つ設けられている。
For example, as shown in FIG. 3, two
また、上摘み部42の操作レバー部421の先端部は、例えば、ウェットティシュー収納容器100の周面部13の曲率に合わせるように所定の曲率をもって湾曲して形成されている。
Further, the distal end portion of the
操作部取付部18は、例えば、周面部のX軸方向手前側におけるY軸方向略中央部から上端部にかけて後側に所定の深さ切り欠かれてなり、上端部は上面開口部に連続するような形状となっている。
即ち、操作部取付部18は、例えば、容器本体1の取出口12よりも前方の左右両側に形成され、上摘み部42が取り付けられる左右の壁部181、181と、左右の壁部181、181の各々の内面から内側に突出するように形成され、下摘み部41が取り付けられる溝部182等を備えている。
The operation
That is, the operation
左右の壁部181、181の各々は、例えば、収納空間部5の外側となる位置に形成され、Y軸方向に沿うように略垂直に、且つ、X軸方向に沿って延在するように起立して形成されている。また、左右の壁部181の各々には、例えば、上摘み部42の回動軸部422が取り付けられる取付穴部183が設けられ、取付穴部183の位置規制凸部184(後述)の下側に、当該壁部181の表面から所定の深さ座刳られてなる下側穴部185が形成されている(図5〜図7参照)。
Each of the left and
取付穴部183は、例えば、壁部181からY軸方向に所定の深さ座刳られてなり、X軸方向に沿って延在するように長円形状に形成されている。
取付穴部183のX軸方向の長さは、例えば、上摘み部42をX軸方向にスライドさせて、操作部4による取出口12を開状態とするための操作をロックするロック位置とアンロックするアンロック位置に配置することができる程度となっている。
ここで、上摘み部42のロック位置とは、接触部423が被係合部17に係合されることで回動軸部422を中心とする上摘み部42の回動を規制する位置であり、アンロック位置とは、接触部423と被係合部17の係合が解除されて上蓋3を跳ね上げ可能となるように前端面部33の下端部の下側に接触部423が配置された位置(接触位置)のことである。即ち、上摘み部42がアンロック位置に配された状態では(図5参照)、取付穴部183の内周面の前側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となる一方で、上摘み部42がロック位置に配された状態では(図7参照)、取付穴部183の内周面の後側部分に上摘み部42の回動軸部422の外面が接触した状態となる。
The mounting
The length of the mounting
Here, the lock position of the
また、取付穴部183の内周面のうち、X軸方向の略中央となる下側部分には、例えば、位置規制凸部184が上向きに突設されている。
位置規制凸部184は、例えば、取付穴部183の内周面の前側部分或いは後側部分に接触する位置にスライド移動した回動軸部422のX軸方向の位置を規制するものである。即ち、上摘み部42をロック位置とアンロック位置との間で移動する場合には、回動軸部422が位置規制凸部184を乗り越えるようにしてX軸方向に移動することとなり、上摘み部42がロック位置若しくはアンロック位置に配された状態では、位置規制凸部184により回動軸部422が取付穴部183内にてX軸方向に自由に移動することが規制されるようになっている。
In addition, for example, a position restricting
The position restricting
下側穴部185は、例えば、位置規制凸部184を挟むように取付穴部183に対向する位置に設けられている。これにより、取付穴部183内を回動軸部422がX軸方向に移動する際に、回動軸部422により位置規制凸部184が下側穴部185側に押し込まれて取付穴部183が弾性変形することとなる。
For example, the
次に、取出口12を開放状態とするための操作部4の操作及び当該操作のロック機構について図5〜図7を参照して説明する。
ここで、図6及び図7は、図5の領域Aの要部拡大断面図であり、図6は、取出口12を開放状態とするために上摘み部42が操作された状態を表し、図7は、上摘み部42がロック位置に配された状態を表している。
Next, the operation of the
Here, FIGS. 6 and 7 are enlarged cross-sectional views of the main part of region A in FIG. 5, and FIG. 6 represents a state in which the
先ず、上蓋3が閉じられた状態から取出口12を開放状態とする場合、上摘み部42を回動軸部422が取付穴部183に沿ってスライドするように引き出してアンロック位置に配設する(図5参照)。このとき、回動軸部422がX軸方向前側に移動して位置規制凸部184を乗り越える際には、位置規制凸部184の下側に下側穴部185が設けられているため、取付穴部183が弾性変形することとなり、上摘み部42をスムーズに移動させることができる。
これにより、上摘み部42は、接触部423が上蓋3の前端面部33の下端部の下側となる接触位置、即ち、アンロック位置に配置される。
First, when the
Thus, the
この状態で、上摘み部42の操作レバー部421が下側に移動するように操作されると、上摘み部42は回動軸部422を中心として接触部423が上側に移動するように回動して、当該接触部423が前端面部33の下端部に接触する。このとき、前端面部33の下端部に回動規制部の規制力より大きな力が加わることで上蓋3を跳ね上げて(図6参照)、これにより、付勢部材152により付勢される上蓋3は、X軸方向の後側に回動して取出口12を開放状態とするようになっている。
In this state, when the
次に、上摘み部42をロック位置に配設する場合について説明する。
例えば、アンロック位置に配設された上摘み部42をロック位置に移動させる場合、当該上摘み部42を回動軸部422が取付穴部183に沿ってスライドするように押し込む。このとき、回動軸部422がX軸方向後側に移動する際には、アンロック位置に配設する場合と同様に、下側穴部185により取付穴部183が弾性変形することで回動軸部422が位置規制凸部184を乗り越えて上摘み部42をスムーズに移動させることができる。
そして、X軸方向後側に移動する接触部423は、被係合部17に係合してY軸方向を軸心とする回動が規制された状態となり、当該接触部423を前端面部33の下端部に接触不可能な接触不可位置、即ち、ロック位置に配置される。
Next, the case where the upper knob | pick
For example, when the
Then, the
次に、ウェットティシュー収納容器100の梱包部材200による梱包構造について図8及び図9について説明する。
図8は、ウェットティシュー収納容器100の梱包状態を示す斜視図である。また、図9は、ウェットティシュー収納容器100を積み重ねた状態を模式的に示す側面図である。
Next, the packing structure of the wet
FIG. 8 is a perspective view showing a packaging state of the wet
先ず、梱包部材200について説明する。
梱包部材200は、例えば、図8及び図9に示すように、操作部4を前面開口部201から露出させるようにしてウェットティシュー収納容器100を収納するものである。また、梱包部材200は、例えば、ボール紙等のシート状材を折り曲げて所定位置をノリやテープ等により貼着することにより形成されるものであり、底面部202と、底面部202の一部に連続して形成され、ウェットティシュー収納容器100の側方を取り囲むように配設される側面部203と、側面部203の上端の一部に連続して形成され、ウェットティシュー収納容器100の天面側に配設される上面部204等を備えている。
First, the
For example, as illustrated in FIGS. 8 and 9, the packing
底面部202は、例えば、ウェットティシュー収納容器100の底蓋2の形状に合わせて形成されている。
The
側面部203は、例えば、底面部202に対して略垂直に形成され、前面開口部201を形成する開口部形成面部2031と、開口部形成面部2031に連続して形成され、積み重ねられるウェットティシュー収納容器100を支持する支持面部2032等を備えている。
The
開口部形成面部2031は、例えば、X軸方向手前側ほど低い位置となるように上端部から斜め下向きに切り欠かれ、開口端部側に凸部及び凹部が交互に連続するような形状に形成されている。また、開口部形成面部2031の凸部及び凹部の先端部には、例えば、アール(R)が付けられている。
なお、開口部形成面部2031の下端には、例えば、底蓋2の着脱動作の際に把持され、当該底蓋に2つ設けられた把持部21が配置される把持部配置部2033が形成されている。
The opening forming
Note that, at the lower end of the opening forming
支持面部2032は、例えば、ウェットティシュー収納容器100よりもわずかに高く、且つ、周方向に亘って略等しい高さとなるように形成されている。
For example, the
上面部204は、例えば、天面部の一部を被覆するように配設され、当該上面部204のX軸方向手前側の端部が前面開口部201を構成している。即ち、上面部204のX軸方向手前側の端部から後側に切り欠かれて、開口端部側に凸部及び凹部が交互に連続するような形状に形成されている。
なお、開口部形成面部2031の凸部及び凹部の先端部には、例えば、アール(R)が付けられている。
For example, the
Note that, for example, a round (R) is attached to the convex portion of the opening forming
また、上面部204の形状や寸法は、例えば、操作部や上蓋等の寸法に応じて適宜任意に変更することができ、具体的には、積み重ねられるウェットティシュー収納容器100の底蓋の1/3以上の面積を有するような形状に形成したり、上面部204のX軸方向手前側の部分が切り欠かれても少なくとも上蓋3の頂点を被覆するような形状に形成することができる。
In addition, the shape and dimensions of the
これにより、例えば、図9に示すように、梱包部材200によりウェットティシュー収納容器100を梱包した状態で、側面部203の支持面部2032により積み重ねられるウェットティシュー収納容器100を支持することができるので、上端部が曲面形状の当該ウェットティシュー収納容器100であっても所定数(例えば、3個)積み重ねて配置することができる。
Thereby, for example, as shown in FIG. 9, the wet
なお、図9にあっては、ウェットティシュー収納容器100が3つ積み重ねられたものを例示して説明したが、積み重ねられる個数はこれに限られるものではなく、2つ以上であれば如何なる個数であっても良い。
In addition, in FIG. 9, an example in which three wet
以上のように、本実施形態のウェットティシュー収納容器100によれば、上蓋3には、容器本体1側に突出した押さえ部321が設けられているので、取出口12を閉塞するように上蓋3を回動させた際に、取出口12に係止されたウェットティシューPを押さえ部321により容器本体1側に押さえることができ、上蓋3と容器本体1との間にウェットティシューPが挟まった状態となることを防止することができる。この結果、上蓋3の閉動作を適正に行うことができる。
As described above, according to the wet
また、容器本体1の操作部取付部18以外の部分及び上蓋3は、外形が曲面状に形成されているので、当該容器本体1及び上蓋3の射出成形に際して、金型内で樹脂の流れに偏りが生じて成形体に歪みが発生してしまうといった問題を生じさせることなく適正に製造することができる。これにより、容器本体1に設けられた本体側気密部61、及び上蓋3に設けられた上蓋側気密部62の配置精度を高めることができ、当該本体側気密部61及び上蓋側気密部62を係合することにより気密状態とされる収納空間部5の気密性を高めることができる。
Further, since the outer shape of the
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、ウェットティシューPを収納するウェットティシュー収納容器100を例示したが、これに限られるものではなく、ウェットシートやティシューペーパー等の家庭用薄葉紙を収納する家庭用薄葉紙収納容器であっても良い。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various improvements and design changes may be made without departing from the spirit of the present invention.
For example, although the wet
また、上記実施形態にあっては、本体側気密部61と容器本体1を別部材で構成するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、本体側気密部61と容器本体1を一部材で構成するようにしても良い。
Moreover, in the said embodiment, although the main body side
加えて、上記実施形態にあっては、ヒンジ取付部15の軸受部151及び回動軸311と取出口12の高さを略等しくなるようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、軸受部151及び回動軸311と取出口12の高さが5mm程度であればずれていても構わない。
なお、上蓋3を閉状態となるように回動させた状態で、本体側気密部61と上蓋側気密部62の係合を適正に行うことができるのであれば、本体側気密部61と上蓋側気密部62の延在方向は、上記実施形態に例示されたものに限られるものではない。即ち、軸受部151及び回動軸311と取出口12の高さがずれたように配置された構成であっても、当該高低差に応じて上蓋3の閉状態における本体側気密部61と上蓋側気密部62の延在方向を調整することにより、上蓋3を閉状態となるように回動させた状態での本体側気密部61と上蓋側気密部62の係合状態を適正なものとすることができる。
In addition, in the above embodiment, the heights of the bearing
In addition, if the main body side
また、上記実施形態では、押さえ部321が環状に形成されるようにしたが、押さえ部321の形状はこれに限られるものではなく、例えば、押さえ部321はウェットティシューPを容器本体1側に押さえることが可能であれば如何なる形状であっても良い。
さらに、押さえ部321として、上蓋側気密部62の先端部よりも容器本体1側に突出された形状のものを例示したが、例えば、押さえ部321の形状はこれに限られるものではない。
加えて、押さえ部321は取出口12の内側に配置されるようにしたが、押さえ部321の配置はこれに限られるものではなく、例えば、上蓋3と容器本体1との間にウェットティシューPが挟まった状態となること防止することができる位置であれば如何なる位置であっても良い。
Moreover, in the said embodiment, although the
Furthermore, although the thing of the shape protruded in the container
In addition, the holding
また、上記実施形態にあっては、梱包部材200の支持面部2032がウェットティシュー収納容器100よりも高い高さを有するようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、少なくともウェットティシュー収納容器100と等しい高さを有していれば良い。
さらに、梱包部材200として、底面部202及び上面部204を具備するものを例示したが、底面部202及び上面部204を具備するか否かは適宜変更することができる。即ち、底面部202を備えなくとも、ウェットティシュー収納容器100の底蓋2の底面を支持面部2032上に載置することができ、また、上面部を備えなくとも、支持面部2032によりウェットティシュー収納容器100を支持することができるからである。
In the above embodiment, the
Furthermore, although the
また、上記実施形態では、蓋体として上蓋3を例示し、蓋体側気密部として上蓋側気密部62を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、蓋体を収納容器1の側方に設け、当該蓋体に蓋体側気密部を設けるようにしても良い。
Moreover, in the said embodiment, although the
加えて、ウェットティシュー収納容器100や梱包部材200の構成や各部の形状等は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これらに限られるものではない。
In addition, the configurations of the wet
100 ウェットティシュー収納容器(家庭用薄葉紙収納容器)
1 容器本体
12 取出口
13 周面部
14 上面開口部
15 ヒンジ取付部
151 軸受部(回動軸部)
18 操作部取付部(取付部)
2 底蓋
3 上蓋(蓋体)
311 回動軸(回動軸部)
4 操作部
5 収納空間部
6 気密部
61 本体側気密部
62 上蓋側気密部(蓋体側気密部)
200 梱包部材
2032 支持面部(支持部)
P ウェットティシュー(家庭用薄葉紙)
100 Wet tissue storage container (household thin paper storage container)
DESCRIPTION OF
18 Operation part mounting part (Mounting part)
2
311 Rotating shaft (Rotating shaft)
4
200
P wet tissue (household thin paper)
Claims (3)
前記容器本体に取り付けられ、前記取出口を閉塞する蓋体と、を備え、
前記蓋体には、前記容器本体側に突出して、前記取出口に係止された前記家庭用薄葉紙を前記容器本体側に押さえる押さえ部が設けられていることを特徴とする家庭用薄葉紙収納容器。 A container main body in which an outlet for the household thin paper is formed, and a storage space portion in which household thin paper is stored inside,
A lid attached to the container body and closing the outlet,
A domestic thin paper storage container, wherein the lid is provided with a pressing portion that protrudes toward the container main body and presses the household thin paper locked to the outlet toward the container main body. .
前記気密部は、前記容器本体に設けられた本体側気密部と、前記蓋体に前記容器本体側に突出するように設けられた蓋体側気密部とを備え、前記本体側気密部と前記蓋体側気密部が係合することにより前記収納空間部を気密状態とし、
前記押さえ部は、前記蓋体側気密部の先端部よりも前記容器本体側に突出されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙収納容器。 An airtight portion that seals the outlet and places the storage space in an airtight state;
The airtight portion includes a main body side airtight portion provided in the container main body, and a lid body side airtight portion provided on the lid body so as to protrude toward the container main body side, and the main body side airtight portion and the lid The body side airtight part is engaged to make the storage space part airtight,
3. The household thin paper storage container according to claim 1, wherein the pressing portion protrudes toward the container main body from the tip of the lid-side airtight portion.
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