JP2008127918A - Lock - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、扉を開閉するために使用するハンドルが扉に取り付けられている錠の鍵をも兼ねている錠に関する。 The present invention relates to a lock in which a handle used to open and close the door also serves as a lock key attached to the door.
従来、扉を開閉するために使用するハンドルが扉に取り付けられた錠と一体的に形成されている錠は公知であり、その一つとして、例えば特開2004−92283号公報(特許文献1)に開示の施錠装置がある。この施錠装置は、扉に取り付けられる円筒状のハウジング部と、ハウジング部の内側でその周方向へ回転するカム筒部と、カム筒部の内側にその周方向と軸方向とに摺動可能な主軸とを有するもので、カム筒部にはこれを回転させるためのハンドルが一体的に形成されている。そのハンドルは、ハウジング部から扉の外側にまで延びていて、扉を開閉するためのハンドルを兼ねている。扉の内側に向かって延びる主軸の端部には、爪金具が取り付けられている。扉の外側でハンドルを往復回転運動させると、扉の内側では扉が取り付けられている固定枠に対して爪金具が施錠状態と解錠状態とを反復する。また、この施錠装置では、カム筒部にカムが形成されており、ハンドルによってカム筒部を往復回転運動させると、施錠状態にある爪金具は固定枠の内面に対しての接近と離間とを反復する。その接近において爪金具が固定枠の内面に強く密着するように扉に対する錠の取り付け状態を調整しておけば、扉を固定枠の外面に対して密着させることが容易になる。
前記公知の施錠装置では、扉が施錠状態や解錠状態にあるときに、扉の外側にまで延びたハンドルが邪魔になるという場合がある。
そこで、この発明は、前記公知の装置において、ハンドルをローターから取り外すことができるように改良を施すことを課題にしている。
In the known locking device, when the door is in the locked state or the unlocked state, the handle extending to the outside of the door may get in the way.
Therefore, the present invention has an object to improve the known device so that the handle can be detached from the rotor.
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、扉の外側から内側に向かって延びる円筒状部を有し前記扉に固定されるケースと、前記円筒状部の内側にその周方向へ回転可能に嵌合している円筒状のローターと、前記ローターの内側にその周方向と軸方向とに摺動可能に嵌合しており前記扉の外側から内側に向かう方向において前記ローターから延出する部分を有するシャフトとを備え、前記延出する部分には前記扉を固定枠に対して施錠するための爪金具を取り付け可能であり、前記ローターから前記扉の外側へ延びるハンドルを前記ケースの前記周方向へ回転させると前記ローターとともに前記シャフトと前記爪金具とが所要角度回転した後、前記ローターに設けられたカムの作用で前記シャフトと前記爪金具とが前記ローターの軸方向において前記扉の内側から外側へ向かう方向へ移動する錠である。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is directed to a case having a cylindrical part extending inward from the outside of a door and fixed to the door, and a periphery of the case inside the cylindrical part. A cylindrical rotor which is rotatably fitted in a direction, and is fitted inside the rotor so as to be slidable in a circumferential direction and an axial direction, and the rotor in a direction from the outside to the inside of the door A shaft having a portion extending from the handle, and a claw fitting for locking the door to the fixed frame can be attached to the extending portion, and a handle extending from the rotor to the outside of the door is provided. When the case is rotated in the circumferential direction, the shaft and the claw fitting together with the rotor rotate at a required angle, and then the shaft and the claw fitting are moved to the rotor by the action of a cam provided on the rotor. In the axial direction is a tablet that moves in a direction toward the outside from the inside of the door.
かかるハンドル付きの錠において、この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。前記ローターと前記ハンドルとは、別体に形成される。前記ハンドルは、前記ローターの軸方向へ延びる軸部と、前記軸部における両端部分の一方において前記軸部の径方向の両側および片側のいずれかから前記径方向の外側に向かって突出する突出部と、前記両端部分のもう一方に形成された握持部とを有する。前記ローターは、前記ハンドルの前記突出部とその近傍の前記軸部とを前記扉の外側から進入・退却させることが可能な前方凹部を有する。前記前方凹部は、進入した前記ハンドルの前記突出部が前記軸部を中心に旋回可能に形成されていて、前記ローターの軸方向に平行な周壁を有する。前記周壁には、前記ハンドルが前記錠を施錠する方向へ回転したときに前記突出部が旋回してその旋回方向から圧接する第1周壁部と、前記ハンドルが前記錠を解錠する方向へ回転したときに前記突出部が旋回してその旋回方向から圧接する第2周壁部とが形成されている。前記ケースには、前記ローターの前記前方凹部の一部分を前記扉の外側から覆うとともに、前記ハンドルの前記突出部を含む前記両端部分の一方を前記扉の外側から前記前方凹部へ導くことが可能な鍵穴を有する前面部が形成されている。前記前面部における前記鍵穴の形状は、前記ハンドルにおける前記突出部を含む前記両端部分の一方の形状と相似に形成されている。前記前方凹部における前記第1周壁部と前記第2周壁部との開角は、前記錠の解錠状態において前記前方凹部に進入した前記ハンドルの前記突出部を前記第2周壁部に接触するまで旋回させると、前記突出部の突出する方向における長さの少なくとも1/2を前記ケースにおける前記前面部の背後に隠すことができる大きさに形成されている。 In such a lock with a handle, the present invention is characterized as follows. The rotor and the handle are formed separately. The handle includes a shaft portion that extends in an axial direction of the rotor, and a projecting portion that projects outwardly from one of both sides and one side of the shaft portion in the radial direction at one of both end portions of the shaft portion. And a grip portion formed on the other end of the both end portions. The rotor has a front recess capable of allowing the protruding portion of the handle and the shaft portion in the vicinity thereof to enter and retract from the outside of the door. The front concave portion is formed so that the protruding portion of the handle that has entered is pivotable about the shaft portion, and has a peripheral wall parallel to the axial direction of the rotor. The peripheral wall is provided with a first peripheral wall portion in which the protrusion turns and press-contacts from the turning direction when the handle rotates in the locking direction, and the handle rotates in the unlocking direction. When this is done, the projecting portion turns to form a second peripheral wall portion that is pressed from the turning direction. The case covers a part of the front concave portion of the rotor from the outside of the door, and can guide one of the both end portions including the protruding portion of the handle from the door to the front concave portion. A front portion having a keyhole is formed. The shape of the keyhole in the front portion is similar to the shape of one of the both end portions including the protruding portion in the handle. The opening angle between the first peripheral wall portion and the second peripheral wall portion in the front concave portion is such that the protruding portion of the handle that has entered the front concave portion contacts the second peripheral wall portion in the unlocked state of the lock. When it is turned, it is formed in such a size that at least half of the length of the protruding portion in the protruding direction can be hidden behind the front surface portion of the case.
この発明に係る錠は、ローターとハンドルとが別体であって、錠が施錠状態と解錠状態とにあるときに、ハンドルを鍵穴から抜き取ることができるので、これら両状態においては、ハンドルがローターから扉の外側にまで延びていて邪魔になる、ということがない。そのハンドルは、錠が解錠状態にあるときにハンドルの突出部を鍵穴に通してローターにおける前方凹部へ進入させ、さらに第2周壁部に接触するまで旋回させると、その突出部がケースにおける前面部の背後に隠れるから、そこでハンドルを扉の外側に向かって引っ張れば、ハンドルの突出部が前面部をその背後から押すので扉を開けることができる。 In the lock according to the present invention, the rotor and the handle are separate, and the handle can be removed from the keyhole when the lock is in the locked state and the unlocked state. It does not get in the way from the rotor to the outside of the door. When the handle is unlocked, the protrusion of the handle is passed through the key hole to enter the front recess of the rotor and further swung until it contacts the second peripheral wall. If the handle is pulled toward the outside of the door there, the protruding portion of the handle pushes the front portion from behind, so that the door can be opened.
この発明に係る錠の詳細を添付の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。 The details of the lock according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1は、解錠状態にある錠の部分破断側面図である。錠は、錠本体1とハンドル2とを含み、ハンドル2は錠本体1の鍵として使用されるとともに扉3を開閉するためのものとしても使用される。図にはまた、その錠本体1が取り付けられている扉3が示されているとともに、扉3が開閉可能に取り付けられている固定枠4の外面4aと内面4bとが仮想線で部分的に示されている。扉3は、固定枠4の外面4aに当接して閉じた状態にある。錠本体1は、ナット6とリングワッシャ7とパッキング8とを使用して扉3に固定されるケース11と、ケース11に納まるシャフト13と、シャフト13に取り付けられたストッパー用カムフォロア14とを含み、ストッパー用カムフォロア14の後方(図の右方)では、爪金具19がねじ16とワッシャ17,18とを介してシャフト13に固定されている。ケース11の前面部31は、扉3の外側にあって、ハンドル2の先端部分22を進入・退出させることが可能な鍵穴32を有する。そのハンドル2は、円柱状の軸部21と、軸部21の両端部分のうちの一方である先端部分22における径方向の両側で径方向の外側に向かって延びる一対の突出部23a,23bと、軸部21の両端部分のもう一方に形成されている握持部24とを有する。図示の錠本体1において、ハンドル2の先端部分22、即ち突出部23a,23bとその近傍の軸部21とをケース11の鍵穴32に進入させて、ハンドル2を時計方向A(図3参照)へ90°回転させると、ストッパー用カムフォロア14と爪金具19とが時計方向Aへ90°回転する。ハンドル2を時計方向Aへさらに90°回転させると、ストッパー用カムフォロア14と爪金具19とが扉3の内側から外側へ向かう方向へ水平移動して爪金具19が仮想線の状態となり、固定枠4の内面4bに圧接して、扉3を固定枠4の外面4aに対して密着させることができる。密着している扉3と外面4aとの間には、例えば扉3の僅かな動きや水や空気の通過を許すような隙間が生じない。
FIG. 1 is a partially broken side view of a lock in an unlocked state. The lock includes a
図2は、図1における錠本体1の断面図である。ケース11は、前面部31に鍵穴32が形成されており、その前面部31からは扉3の内側に向かって円筒状部33が延びている。円筒状部33の外周面は、ナット6が螺合可能に形成されている。円筒状部33の内側には、ローター12が嵌合している。
FIG. 2 is a cross-sectional view of the
ローター12は、円筒状部33の内周面34に対してO−リング36を介して周方向へ摺動可能に接触している。ローター12の後方(図の右方)にはストッパー用リング37があって、ローター12の軸方向への動きを抑え、ケース11からのローター12の脱落を防止している。かようなローター12は、扉3の外側から内側へ向かう方向に開放している後方凹部41と、扉3の外側に向かって開放している前方凹部42とを有している。後方凹部41は、径方向における断面形状が円形で、そこにはコイルばね43が納まり、シャフト13の前端部51が嵌合している。コイルばね43は、それにシャフト13が圧接しており、蓄勢状態にある。シャフト13は、円柱状のもので、その周方向と軸方向とにおいて、後方凹部41の周面44に対して摺動可能な状態にある。また、後方凹部41の周壁46には、径方向において対向する部位にカム孔47aと47bとが形成されている(図3参照)。後方凹部41に嵌合しているシャフト13の前端部51には、径方向に延びる貫通孔52が形成されていて、その貫通孔52に挿入されたカムフォロア用のピン53の両端部53a,53bがカム孔47a,47bに進入している。ローター12における前方凹部42は、後記の図3,4,5において詳述するように、ハンドル2の突出部23a,23bが鍵穴32を通って進入できるように形成されていることに加え、ローター12の回転軸上に突起部48が形成さている。突起部48は、ハンドル2が鍵穴32へ挿入されるときに、ハンドル2における先端部分22の凹部26(図1参照)へ進入して、ハンドル2を鍵穴32の適正な位置に導くことができる。
The
図2におけるシャフト13は、後端部分54がケース11よりも後方へ(図の右方へ)延びており、その後端部分54には、ストッパー用カムフォロア14と爪金具19とがシャフト13とともに回転できるように取り付けられている。
The
図3は、図1,2に示された解錠状態にある錠本体1の分解斜視図であるが、ローター12とシャフト13とは組み付けられた状態にある。また、この図にはハンドル2と爪金具19とが併せて示されている。ケース11は、その前面部31に形成された鍵穴32の輪郭がハンドル2の先端部分22の輪郭と相似形に作られている。ケース11における円筒状部33の後端にはシャフト13の動きを規制するためのカム35a,35bが形成されている。カム35aには、それに従って動くストッパー用カムフォロア14の一部が仮想線で示されている。
FIG. 3 is an exploded perspective view of the
図3におけるローター12の前端部分(図の上方部分)には、ハンドル2の先端部分22を進入させる前方凹部42と突起部48とが形成されている。前方凹部42は、ローター12の回転軸(図示せず)に平行な周壁71を有し、その周壁71には、ハンドル2が突起部48を中心にして時計方向Aへ回転するときにハンドル2の一対の突出部23a,23bが時計方向Aから圧接する一対の第1周壁部71a,71bと、ハンドル2が反時計方向Bへ回転するときに反時計方向Bから圧接する一対の第2周壁部72a,72bとが含まれている。ローター12の周壁部46に形成されている一対のカム孔47aと47bとは、ローター12の回転軸に関して対称に形成されているもので、図3には、そのうちの一方のカム孔47aのみが現れている。カム孔47aは、第1斜面73と第2斜面74とを含むもので、第1斜面73は反時計方向Bへの上り勾配を有する一方、第2斜面74は反時計方向Bへの下り勾配を有する。第1斜面73は、第2斜面74と同じ傾斜角度を有しているが、斜面の長さが第2斜面のそれよりも長く作られている。これら第1、第2斜面73,74を含むカム孔47aからのぞくカムフォロア用ピン53の一端部53aは、これら第1、第2斜面73,74に対して摺動可能であり、図3ではスプリング43(図2参照)によって付勢されて第1斜面73に圧接している。
In the front end portion (upper portion in the figure) of the
図3において、ローター12から図の下方へ延出しているシャフト13の後端部分54はほぼ正方形の断面形状を有する。この後端部分54に取り付けられるストッパー用カムフォロア14と爪金具19とには、後端部分54との嵌合を可能にする正方形の透孔76,77が形成されている。ストッパー用カムフォロア14の外周面には、径方向において互いに反対側へ延びる一対の突起78a,78bが形成されている。
In FIG. 3, the
図3の如くシャフト13が組み付けられているローター12は、図の下方からケース11へ挿入される。挿入後には、ストッパー用リング36がケース11の内周面にセットされる。さらにその後に、シャフト13にストッパー用カムフォロア14と爪金具19とが取り付けられる。
The
図4は、図2におけるIV−IV線矢視図であるが、図にはケース11のカム35のみが実線で示され、シャフト13とストッパー用カムフォロア14における一対の突起部78a,78bとが仮想線で示されている。また、図3における時計方向Aが図4では仮想線Aとなって現れている。カム35は、ケース11における円筒状部33の軸Pに関して対称に作られているもので、図3,4を併せて参照すると明らかなように、互いに平行な第1ストッパー面91a,91bと、第1ストッパー面91a,91bに直交する平滑な平面93a,93bと、平面93a,93bに直交し互いに平行な第2ストッパー面92a,92bと、ケース11の前面部31に向かって深くなる谷部94a,94bとを有している。第1ストッパー面91a,91bと第2ストッパー面92a,92bとは、平面93a、93bに直交するものであることに加え、互いに直交するものでもある。錠本体1が解錠状態にあるときのストッパー用カムフォロア14の突起部78a,78bのそれぞれは、第1ストッパー面91a,91bのそれぞれに反時計方向Bから当接している。
FIG. 4 is a view taken along the line IV-IV in FIG. 2, in which only the
扉3を閉じて錠を施錠状態にするには、次の手順による。先端部分22がローター12の前方凹部42に進入しているハンドル2を時計方向Aへ90°回転させると、ローター12とシャフト13とが時計方向Aへ回転するとともに、ストッパー用カムフォロア14も時計方向Aへ90°回転して、突起部78a,78bが平面93a,93bと平行な状態で旋回して時計方向Aから第2ストッパー面92a,92bに当接し、シャフト13の回転が停止する。シャフト13が回転するときには、図の上方へ延びて解錠状態にある爪金具19が図の横方向へ延びて施錠状態にある爪金具19へと変化する。さらにハンドル2を時計方向Aへ90°回転させると、ローター12のみが時計方向Aへ回転する。図3から明らかなように、そのときにはローター12におけるカム孔47aも時計方向Aへ移動するから、カム孔47aの第1斜面73がカムフォロア用のピン53の端部53aをケース11の前面部31に向かうように、即ち図3の上方(図2における左方)へ移動させる。図示されてはいないが、カム孔47bの第1斜面は、カム孔47aの第1斜面73と同様に、ピン53の端部53bを図3の上方へ移動させる。ピン53の両端部53a,53bがそのように移動する結果として、シャフト13がピン53によって押圧され、ばね43を圧縮しながら図3の上方(図2の左方)へ移動する。この間において、シャフト13と一体のストッパー用カムフォロア14は、シャフト13のそのような移動を妨げることがないように、その突起部78a,78bがケース11のカム35における谷部94a,94bへ進入する。また、シャフト13と一体の爪金具19は、固定枠4の内面4bに接近する。なお、シャフト13の回転が停止してローター12のみが時計方向Aへ90°回転するときに、第1斜面73がピン53の端部53aを通過すると、換言すれば、端部53aが第1斜面73を上り終えると、その端部53aは第2斜面74を下る。第1斜面73の長さは爪金具19を固定枠4に圧接させるに足りるだけの長さに形成されているが、第2斜面74の長さは第1斜面73の長さに比べて極めて短く、たとえば端部53aの直径程度に作られている。かような第2斜面74は、合計で180°回転したハンドル2から手を離したときに、付勢状態にあるばね43の作用によって端部53aが自動的に第1斜面73を下り、固定枠4の外面4aに密着させたはずの扉3がその前面4aから離間して、これら両者3,4aの間に隙間が生じるということを防いでいる。
To close the
錠本体1を解錠するときには、次の手順による。ハンドル2を反時計方向Bへ90°回転させてローター12を回転させ、第2斜面74にあるカムフォロア用ピン53の端部53aを第1斜面73に移して図2の状態に戻す。すると、爪金具19が固定枠の内面4bから離間する。ハンドル2を反時計方向Bへさらに90°回転させると、ローター12とシャフト13とが一体となって反時計方向Bへ回転し、ストッパー用カムフォロア14の突起部78a,78bがカム35aと35bとからなるカム35における第1ストッパー面81a,81bに当接して錠本体1が解錠状態になる。
When unlocking the
図5,6は、鍵穴32が形成されているケース11の前面部31の正面図と、ローター12における前方凹部42の正面図とであって、図5には、錠本体1が解錠状態にあるときの凹部42と、その凹部42へ進入したハンドル2の突出部23a,23bと、解錠状態にあるときの爪金具19と、施錠状態にあるときの爪金具19とのそれぞれが仮想線で示されており、図6にはハンドル2の突出部23a,23bが仮想線で示されている。なお、図5における突出部23a,23bは、図6の突出部23A,23bが反時計方向Bへ旋回したときの状態にある。図5に示されているように、鍵穴32の縁部は、図の上下方向において対向する円弧状の第1、第2縁部81,82と、図の左右方向において対向する円弧状の第3、第4縁部83,84と、第3、第4縁部83,84の上方における左右方向で対向する互いに平行な第5、第6縁部85,86と、第3、第4縁部83,84の下方における左右方向で対向する互いに平行な第7、第8縁部87,88とを含んでいる。図5において解錠状態にあるときのローター12の前方凹部42では、前方凹部42における第1周壁部71a,71bのうちの一方の周壁部71aが鍵穴32の第8縁部88と重なり合う位置にあり、第1周壁部71a,71bのうちのもう一方の周壁部71bが鍵穴32の第5周壁部85と重なり合う位置にある。また、前方凹部42における一対の第2周壁部72a,72bは、ケース11における前面部31の背後に隠れている。ローター12が図5の状態にあるときに扉3を開けるには、ハンドル2の先端部分22を鍵穴32に通してローター12の前方凹部42へ進入させる。次に、先端部分22における突出部23a,23bのそれぞれが前方凹部42における第2周壁部72a,72bのそれぞれに接触するところまでハンドル2を反時計方向Bへ回転させる。錠本体1では、ローター12の第1周壁部71a,71bのそれぞれが鍵穴32の第5、第8周壁部85,88のいずれかと重なり合っているときに、第1周壁部71a,71bと、第2周壁部72a,72bとの間には次のような関係がある。即ち、第2周壁部72a,72bのそれぞれに接触しているハンドル2の突出部23a,23bは、それぞれがケース11の前面部31の背後に来るように、好ましくは突出する方向における長さの1/2以上がその背後に来るように、さらに好ましくは突出する方向の長さの全体がその背後に来るように、突起部48を中心に旋回する突出部23a,23bに対しての第1周壁部71aと第2周壁部72bとの間の開角α、および第1周壁部71bと第2周壁部72aとの間の開角βが調整されている。ただし、開角αと開角βとの大きさは同じである。それゆえ、図示の如く反時計方向Bへ回転させたハンドル2を扉3の外側に向かって引っ張るようにすると、扉3が開く。そのハンドル2は、ローター12の第1周壁部71a,71bに当接するところまで時計方向Aへ回転させれば鍵穴32から抜き取ることができる。
5 and 6 are a front view of the
図5,6において扉3を施錠状態にするには、次の手順による。まず、爪金具19が解錠状態にあるときに扉3を閉める。次に、図5における鍵穴32にハンドル2を挿入して時計方向Aへ90°回転させる。すると、図5において上向きの爪金具19が時計方向Aへ90°旋回して横向きとなり、固定枠4の背後に来る。ハンドル2をさらに90°回転させると、ローター12が回転する一方、シャフト13とシャフト13に取り付けられた爪金具19とが扉3の内側から外側へ向かう方向に移動して、爪金具19が固定枠4の内面4bに圧接し、扉3が固定枠4の外面4aに密着して施錠操作が終了する。この状態にある爪金具19は、図2に仮想線で示されている。錠本体1が施錠状態にあるときの鍵穴32とローター12の前方凹部42との位置関係は、図5におけるそれと同じであって、ハンドル2の突出部23a,23bが鍵穴32からのぞいているから、ハンドル2は施錠操作終了後にすぐに鍵穴32から抜き取ることができる。なお、錠本体1が施錠状態にあるときのローター12は、反時計方向Bにのみ回転可能である。
5 and 6, the
次に、図5,6の状態に基づいて施錠した扉3を解錠状態にするには、次の手順による。まず、ハンドル2の先端部分22を鍵穴32に通し、突出部23a,23bがローター12の前方凹部42における第2周壁部72a,72bに接触するまでハンドル2を反時計方向Bへ回転させる。ここからハンドル2を90°回転させて第2周壁部72a,72bを押圧してローター12を回転させる。ローター12のその回転によって、シャフト13と爪金具19とを固定枠4の内面4bから離間する方向へ移動させる。ハンドル2をさらに90°回転させて、爪金具19を解錠状態の位置に戻す。そのときのハンドル2は、突出部23a,23bが図5の状態にあってケース11における前面部31の背後に隠れているから、扉3を開けるときには、そのハンドル2を扉3の外側に向かって引っ張ればよい。また、ハンドル2を錠本体1から外したいときには、突出部23a,23bが鍵穴32からのぞくようにハンドル2を時計方向Aに回転させる。
Next, in order to make the
これらの操作において明らかなように、ハンドル2を使って扉3を開けるときには、ローター12の前方凹部42へ進入させたハンドル2の突出部23a,23bを前方凹部42の第2周壁部72a,72bに接触するまでハンドル2を回転させる。第2周壁部72a,72bは、ケース11の前面部31の背後にあり、その第2周壁部72a,72bに接触する突出部23a,23bは、前面部31の背後に隠れる(図5参照)。そのハンドル2を引っ張ると、突出部23a,23bは前面部31の内側と向かい合う面積のほぼ全体で前面部31の内面を押圧することになる。特に突出部23a,23bについて、その長さの少なくとも1/2が前面部31に隠れているようにすると、ハンドル2を引っ張る力が突出部23a,23bの極く一部分に集中することや前面部31の内面における狭い面積に集中することを防ぐことができる。それゆえ、ケース11とハンドル2とは、扉3を開けるときの力が局部に集中して損傷し易くなるという問題の発生を防ぐことができる。また、図5から理解できるように、施錠状態にある錠本体1においては、錠本体1を解錠させるために押圧すべき前方凹部42の第2周壁部72a,72bが反時計方向Bにおいて鍵穴32の第6、第7縁部86,87から遠く離れていて、ケース11における前面部31の背後に隠れているから、鍵穴32から第2周壁部72a,72bを不正に操作してローター12を反時計方向Bへ動かすことが難しい。施錠状態にある錠本体1において、第2周壁部72a,72bが鍵穴32の近傍に位置している場合には、その第2周壁部72a,72bを反時計方向Bへ押圧することが容易であって、不正な操作等によって第2周壁部72a,72bが反時計方向Bへ不用意に動けば、爪金具19が固定枠4の内面4bから離間して、固定枠4の外面4aと扉3との間に本来はあってはならぬ隙間が生じかねない。
As is clear from these operations, when the
図示例のハンドル2は、先端部分22の径方向両側に突出部23a,23bを有するものであったが、径方向の片側にのみ突出部を有するハンドル2によってこの発明を実施することも可能である。
Although the
この発明によれば、扉を開閉するためのハンドルと、錠本体を施錠・解錠するための鍵とをかねたハンドルが着脱可能である錠の製造が可能になる。 According to the present invention, it is possible to manufacture a lock in which a handle that serves as a handle for opening and closing the door and a key for locking and unlocking the lock body is detachable.
1 錠本体
2 ハンドル
3 扉
4 固定枠
11 ケース
12 ローター
13 シャフト
19 爪金具
21 軸部
23a,23b 突出部
24 握持部
31 前面部
32 鍵穴
33 円筒状部
42 前方凹部
47a,47b カム
71 周壁
71a,71b 第1周壁部
72a,72b 第2周壁部
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記ローターと前記ハンドルとが別体のものであり、
前記ハンドルは、前記ローターの軸方向へ延びる軸部と、前記軸部における両端部分の一方において前記軸部の径方向の両側および片側のいずれかから前記径方向の外側に向かって突出する突出部と、前記両端部分のもう一方に形成された握持部とを有し、
前記ローターは、前記ハンドルの前記突出部とその近傍の前記軸部とを前記扉の外側から進入・退却させることが可能な前方凹部を有し、前記前方凹部は、進入した前記ハンドルの前記突出部が前記軸部を中心に旋回可能に形成されていて、前記ローターの軸方向に平行な周壁を有し、前記周壁には前記ハンドルが前記錠を施錠する方向へ回転したときに前記突出部が旋回してその旋回方向から圧接する第1周壁部と、前記ハンドルが前記錠を解錠する方向へ回転したときに前記突出部が旋回してその旋回方向から圧接する第2周壁部とが形成されており、
前記ケースには、前記ローターの前記前方凹部の一部分を前記扉の外側から覆うとともに、前記ハンドルの前記突出部を含む前記両端部分の一方を前記扉の外側から前記前方凹部へ導くことが可能な鍵穴を有する前面部が形成されていて、前記前面部における前記鍵穴の形状が、前記ハンドルにおける前記突出部を含む前記両端部分の一方の形状と相似に形成されており、
前記前方凹部における前記第1周壁部と前記第2周壁部との間の開角が、前記錠の解錠状態において前記前方凹部に進入した前記ハンドルの前記突出部を前記第2周壁部に接触するまで旋回させると、前記突出部の突出する方向における長さの少なくとも1/2を前記ケースにおける前記前面部の背後に隠すことができる大きさに形成されていることを特徴とする前記錠。 A case having a cylindrical portion extending inward from the outside of the door and fixed to the door; a cylindrical rotor that is fitted inside the cylindrical portion so as to be rotatable in the circumferential direction; and A shaft having a portion that is slidably fitted in the circumferential direction and the axial direction inside the rotor and that has a portion extending from the rotor in a direction from the outside to the inside of the door, and the extending portion Can be attached with a claw fitting for locking the door to the fixed frame, and when the handle extending from the rotor to the outside of the door is rotated in the circumferential direction of the case, the rotor and the shaft After the claw metal fitting rotates at a required angle, the shaft and the claw metal fitting are moved from the inside to the outside of the door in the axial direction of the rotor by the action of a cam provided on the rotor. The lock to be dynamic,
The rotor and the handle are separate;
The handle includes a shaft portion that extends in an axial direction of the rotor, and a projecting portion that projects outwardly from one of both sides and one side of the shaft portion in the radial direction at one of both end portions of the shaft portion. And a grip portion formed on the other end of the both end portions,
The rotor has a front recess capable of causing the protrusion of the handle and the shaft portion in the vicinity thereof to enter and retract from the outside of the door, and the front recess is the protrusion of the handle that has entered. The portion is formed so as to be pivotable about the shaft portion, and has a peripheral wall parallel to the axial direction of the rotor, and the protruding portion is formed on the peripheral wall when the handle is rotated in the locking direction. And a second peripheral wall portion that presses from the turning direction when the handle rotates in a direction for unlocking the lock. Formed,
The case covers a part of the front concave portion of the rotor from the outside of the door, and can guide one of the both end portions including the protruding portion of the handle from the door to the front concave portion. A front part having a key hole is formed, and the shape of the key hole in the front part is formed to be similar to the shape of one of the both end parts including the protruding part in the handle,
The opening angle between the first peripheral wall portion and the second peripheral wall portion in the front concave portion contacts the protruding portion of the handle that has entered the front concave portion in the unlocked state with the second peripheral wall portion. The lock is characterized in that it is formed in a size that can be hidden behind the front surface portion of the case when it is turned until it is turned.
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