JP2008126553A - Retractable ballpoint pen - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、出没式ボールペンに関する。詳細には、軸筒内にレフィルを軸筒内に前後方向に移動可能に収容し、レフィルのボールペンチップを軸筒の前端孔から出没自在にする出没機構を備えた出没式ボールペンに関する。 The present invention relates to a retractable ballpoint pen. More specifically, the present invention relates to a retractable ballpoint pen having a retractable mechanism in which a refill is accommodated in a shaft cylinder so as to be movable in the front-rear direction, and a ballpoint pen tip of the refill can be protruded and retracted from a front end hole of the shaft cylinder.
従来この種の出没式ボールペンにおいて、特許文献1には、非使用時にインキがペン先から漏れ出すことを防止する目的で、ペン先が格納位置にある時に、レフィルの後端開口部を封止する構造が開示されている。
Conventionally, in this kind of retractable ballpoint pen,
また、特許文献2には、先端ボールをチップのボール抱持部の内縁に強く密接させ、インキの直流、逆流、乾燥を防止する目的で、チップ内孔にスプリングが内挿されて、スプリングが先端ボールを押圧し、インキ収容管の後端から適宜突出する外軸部を有する押し体が、前記スプリングの後端を押圧する構成が開示されている。
ところが、前記特許文献1の出没式ボールペンは、非使用時にレフィルの後端開口部からの空気の取り込みを阻止する構成であるため、ペン先没入状態で落下等の衝撃が加わった場合、レフィル内のインキの移動を十分に阻止することができず、インキが、ペン先側に移動し、ペン先より漏出するおそれがある。
However, since the retractable ballpoint pen of
また、前記特許文献2の出没式ボールペンは、ペン先が軸筒内に没入した状態では、先端ボールがチップのボール抱持部の内縁に強く密接された状態となるため、長期間、この状態が維持されると、ボールペンチップ先端のボールがボール抱持部から脱落し、かえって、ボールペンチップ前端からのインキの漏出を引き起こすおそれがある。
Further, the retractable ballpoint pen of
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ボールペンチップ前端からのインキの漏出を確実に防止できる出没式ボールペンを提供しようとするものである。尚、本発明で、ペン先没入状態とは、ボールペンチップの前端が軸筒内に収納された状態をいう。ペン先突出状態とは、ボールペンチップの前端が軸筒の前端より外部に突出された状態をいう。 The present invention solves the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a retractable ballpoint pen that can reliably prevent leakage of ink from the front end of the ballpoint pen tip. In the present invention, the pen tip immersion state means a state in which the front end of the ballpoint pen tip is housed in the shaft tube. The pen tip protruding state refers to a state in which the front end of the ballpoint pen tip protrudes outside from the front end of the shaft cylinder.
<第1の発明>
本願の第1の発明は、前端にボールペンチップ51を備えたレフィル5を軸筒2内に前後方向に移動可能に収容し、前記レフィル5を後方に付勢する弾発体3を軸筒2内に収容し、前記軸筒2の前端孔21より前記ボールペンチップ51を出没自在にする出没機構4を備えた出没式ボールペンであって、前記レフィル5が、前端にボールを回転可能に抱持したボールペンチップ51と、前記ボールペンチップ51を前端に備えたインキ収容部6とからなり、前記インキ収容部6内に、インキ52と、該インキ52の後端に配置され且つ該インキ52の消費に伴って前進する追従体53とを収容し、前記レフィル5内のインキ供給路に弁部8を設け、ペン先突出状態において、前記弁部8が開放し、ボールペンチップ51前端へのインキ供給が可能となり、一方、ペン先没入状態において、前記弁部8が閉鎖し、ボールペンチップ51前端へのインキ供給が不能となることを特徴とする。(図1乃至図11に対応)
<First invention>
In the first invention of the present application, a
前記第1の発明の出没式ボールペン1は、ペン先没入状態では、ボールペンチップ51前端へのインキ供給が弁部8により遮断されているため、ペン先没入状態で、落下等の衝撃が加わったり長期間保管したりしても、ボールペンチップ51前端からインキが漏出することを確実に防止できる。
In the
<第2の発明>
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記弁部8が、インキ収容部6の内壁に固定された弁座81と、前記弁座81より前方に配置され且つ前記弁座81に密接可能な弁体82とからなり、前記弁体82前方のレフィル5内に弁用弾発体9を収容し、前記弁用弾発体9が前記弁体82を後方に付勢し、レフィル5後方の軸筒2内に、前記レフィル5を前方に押圧可能な押圧部41を有する出没機構4を設け、前記弁体82と前記押圧部41との間に、前記弁体82と前記押圧部41とを連結する棒状部83を設け、前記軸筒2の内壁に当接壁部22を設け、ペン先突出状態において、前記弁体82と前記弁座81とが離間し、前記弁部8が開放し、ペン先没入状態において、前記弁体82と前記弁座81とが密接し、前記弁部8が閉鎖するとともに、前記当接壁部22が、レフィル5と当接し且つレフィル5の後方移動を規制してなることを特徴とする。(図1乃至図5に対応)
<Second invention>
According to a second invention of the present application, in the first invention, the
前記第2の発明の出没式ボールペン1は、ペン先没入状態において、軸筒2内壁の当接壁部22がレフィル5と当接し、レフィル5の後方移動が規制されるため、弁用弾発体9の後方付勢により弁体82と弁座81との強い密接状態が得られ、その結果、ペン先没入状態において確実な弁部8の閉鎖が可能となる。
In the
<第3の発明>
本願の第3の発明は、前記第1の発明において、ボールペンチップ51後方のインキ収容部6の側壁に、前後方向に伸縮可能な伸縮壁部7を設け、前記伸縮壁部7の前方のインキ収容部6の内壁と、前記伸縮壁部7の後方のインキ収容部6の内壁とを、連結部65bにより連結し、前記弁部8が、前記伸縮壁部7の前方のインキ収容部6の内壁に固定した弁座81と、前記弁座81より後方に配置され且つ前記弁座81に密接可能な弁体82とからなり、前記弁体82後方のレフィル5内に弁用弾発体9を収容し、前記弁用弾発体9の後端が、前記伸縮壁部7後方のインキ収容部6の内壁に係止され、前記弁用弾発体9の前端が、弁体82に当接し且つ弁体82を前方に付勢し、前記伸縮壁部7の中間部内壁に内側段部73を設け、前記内側段部73に、前記弁用弾発体9により前方に付勢された前記弁体82が係止され、前記内側段部73の前方の伸縮壁部7を第1の伸縮壁部71とし、前記内側段部73の後方の伸縮壁部7を第2の伸縮壁部72とし、前記第1の伸縮壁部71と第2の伸縮壁部72との間の外壁に外側段部74を設け、前記軸筒2の内壁に当接壁部22を設け、ペン先突出状態において、前記当接壁部22と前記外側段部74とが当接し、前記第1の伸縮壁部71が伸張し且つ前記第2の伸縮壁部72が収縮することにより、前記弁体82と前記弁座81とが離間し、前記弁部8が開放し、ペン先没入状態において、前記当接壁部22と前記外側段部74とが離間し、前記第1の伸縮壁部71が収縮し且つ前記第2の伸縮壁部72が伸張することにより、前記弁体82と前記弁座81とが密接し、前記弁部8が閉鎖してなることを特徴とする。(図6乃至図11に対応)
<Third invention>
According to a third invention of the present application, in the first invention, the side wall of the
前記第3の発明の出没式ボールペン1は、弁体82が弁用弾発体9により前方に付勢されているため、ペン先没入状態且つペン先下向き状態で落下等の衝撃が加わった際、インキ収容部6内のインキにより、弁体82が弁座81に一層強く密接されるため、弁部8が開放するおそれがない。その結果、ペン先没入状態において確実な弁部8の閉鎖が可能となる。
In the
本発明の出没式ボールペンは、ボールペンチップ前端からのインキの漏出を確実に防止できる。 The retractable ballpoint pen of the present invention can reliably prevent ink leakage from the front end of the ballpoint pen tip.
<第1の実施の形態>
本発明の出没式ボールペン1の第1の実施の形態を図1乃至図5に示す。
本実施の形態の出没式ボールペン1は、前端にボールペンチップ51を備えたレフィル5と、前記レフィル5を内部に収容する軸筒2と、前記レフィル5を後方に付勢する弾発体3と、前記レフィル5を前進後退させる出没機構4とを備える。
<First Embodiment>
A first embodiment of the
The
軸筒2は、前端に前端孔21を有する。前記前端孔21を通して、ボールペンチップ51の前端が外部に突出及び内部に没入される。前記軸筒2の後部内壁には、レフィル5の外壁(具体的にはレフィル5の後端)と当接可能な当接壁部22が形成される。ここでは、前記当接壁部22は、軸方向に伸びるリブよりなる。また、前記軸筒2の後端には、後端孔が形成され、前記後端孔から外部に出没機構4の操作部42が突出される。
The
前記軸筒2は、円筒状の前軸23と、前記前軸23の後端部と螺着により連結される円筒状の後軸24とから構成される。前記前軸23の前端には、前記前端孔21が形成される。前記後軸24の内壁には、前記当接壁部22が形成され、前記後軸24の後端には、後端孔が形成される。
The
軸筒2の内部には、弾発体3(具体的には圧縮コイルスプリング)が収容される。前記弾発体3の前端は、軸筒2の内壁(具体的には、軸筒2の前端孔21後方の前端部内壁)に係止される。前記弾発体3の後端は、レフィル5外面の段部54に係止される。前記弾発体3により、レフィル5が後方に常時付勢される。
An elastic body 3 (specifically, a compression coil spring) is accommodated in the
前記出没機構4は、後端より突出する操作部42を前方に押圧することにより、レフィル5を前進させ、ペン先突出させるノック式である。これ以外にも、前記出没機構4は、操作部42や軸筒2を回転させることにより、ペン先を出没させる回転式であってもよい。また、前記出没機構4は、少なくとも、レフィル5を前方に押圧する押圧部41を有する。前記押圧部41は、レフィル5の後端と当接可能である。
The in /
前記レフィル5は、ボールペンチップ51と、前記ボールペンチップ51を前端に備えたインキ収容部6とからなる。前記インキ収容部6は、ボールペンチップ51の後端が固着されるペン先保持筒62と、前記ペン先保持筒62の後端が固着されるインキ収容筒61とからなる。前記インキ収容部6には、インキ52(具体的には、低粘度水性インキ、水性ゲルインキ、または低粘度油性インキ)と、該インキ52の後端に配置され且つ該インキ52の消費に伴って前進する追従体53(具体的には高粘度流体)とが収容される。前記インキ収容筒61の後端は、開口され、そこに、前後に内孔が貫設された筒体よりなる尾栓55が固着される。
The
前記インキ収容部6の前部内部には、弁座81と弁体82とからなる弁部8が収容配置される。前記インキ収容部6の内壁(具体的にはペン先保持筒62の内壁)には、環状突出部よりなる弁座81が形成される。前記弁座81の前方のインキ収容部6内(具体的にはペン先保持筒62内)には、前記弁座81に密接可能な弁体82が収容配置される。前記弁体82の前方のインキ収容部6内(具体的にはペン先保持筒62内及びボールペンチップ51内)には弁用弾発体9(具体的には圧縮コイルスプリング)が収容配置される。
A
前記インキ収容部6内には、棒状部83が収容され、前記棒状部83の前端が前記弁体82と連結され(具体的には前記棒状部83の前端と前記弁体82が一体に連設され)、前記棒状部83の後端が出没機構4の押圧部41と当接される。前記棒状部83は、弁座81内部を貫通し且つ追従体53内部を貫通し、インキ中に配置される。
A rod-
前記ボールペンチップ51の前端には、回転可能にボールが抱持される。前記ボールペンチップ51の内壁には、弁用弾発体9の前端が係止される。
A ball is rotatably held at the front end of the
本実施の形態では、インキ収容部6の後端開口部は、ペン先突出状態において、開放され、外部と通気可能に構成される。それにより、追従体53の後方のインキ収容部6内の空間と外部とが、インキ収容部6の後端開口部を介して通気可能である。
In the present embodiment, the rear end opening of the
・作用
本実施の形態の出没式ボールペン1の作用を説明する。
図1及び図4に筆記時の状態を示す。この状態において、レフィル5後端は出没機構4の押圧部41に当接し、レフィル5の後方移動が規制されるとともに、弁部8は開放状態となっている。
図2に筆記時と非筆記時との間の状態を示す。この状態において、レフィル5後端は軸筒2内壁の当接壁部22に当接し、レフィル5の後方移動が規制されるとともに、弁部8が開放状態となっている。
図3及び図5に非筆記時の状態を示す。この状態において、レフィル5後端は軸筒2内壁の当接壁部22に当接し、レフィル5の後方移動が規制されるとともに、弁部8が閉鎖状態となっている。
-Action The action of the
1 and 4 show the state at the time of writing. In this state, the rear end of the
FIG. 2 shows a state between writing and non-writing. In this state, the rear end of the
3 and 5 show the state when not writing. In this state, the rear end of the
・ペン先突出操作
非筆記時の状態(図3参照)から筆記時の状態(図1参照)に移行させるために、出没機構4を操作すると、まず、弁用弾発体9の後方付勢に抗して、押圧部41が前方に移動する。それにより、押圧部41がレフィル5の後端と当接し、弁体82と弁座81とが離間し、弁体82と弁座81との密接が解除され、弁部8が開放された状態となる(図2参照)。さらに、弾発体3の後方付勢に抗して押圧部41を前進させると、ボールペンチップ51前端が完全に軸筒2の前端より突出した状態(ペン先突出状態)となる(図3参照)。そして、出没機構4により、このペン先突出状態が維持されるとともに、弁部8後方のインキが開放状態の弁部8を通ってボールペンチップ51に供給され、筆記可能となる。
When the
・ペン先没入操作
筆記時の状態(図1参照)から非筆記時の状態(図3参照)に移行させるために、出没機構4を操作すると、まず、弾発体3の後方付勢により、レフィル5が後方に移動する。それにより、レフィル5後端が当接壁部22に当接し、レフィル5の後方移動が規制され、ボールペンチップ51前端が完全に軸筒2内に収納した状態(ペン先没入状態)となる(図2参照)。さらに、弁用弾発体9の後方付勢により弁体82が後方に移動し、前記弁体82と弁座81とが密接し、弁部8が閉鎖される(図3参照)。それにより、弁部8後方のインキがボールペンチップ51に供給不能となり、ボールペンチップ51前端からのインキの漏出を防止できる。
When the
<第2の実施の形態>
本発明の出没式ボールペン1の第2の実施の形態を図6乃至図11に示す。
本実施の形態の出没式ボールペン1は、前端にボールペンチップ51を備えたレフィル5と、前記レフィル5を内部に収容する軸筒2と、前記レフィル5を後方に付勢する弾発体3と、前記レフィル5を前進後退させる出没機構4とを備える。
<Second Embodiment>
A second embodiment of the
The
軸筒2は、前端に前端孔21を有する。前記前端孔21を通して、ボールペンチップ51の前端が外部に突出及び内部に没入される。前記軸筒2の前部内壁には、レフィル5の外壁(具体的にはレフィル5の外側段部74)と当接可能な当接壁部22が形成される。前記軸筒2の後端には、後端孔が形成され、前記後端孔から外部に出没機構4の操作部42が突出される。
The
前記軸筒2は、円筒状の前軸23と、前記前軸23の後端部と螺着により連結される円筒状の後軸24とから構成される。前記前軸23の前端には、前記前端孔21が形成され、前記前軸23の内壁には、前記当接壁部22が形成される。前記後軸24の後端には、後端孔が形成される。
The
軸筒2の内部には、弾発体3(具体的には圧縮コイルスプリング)が収容される。前記弾発体3の前端は、軸筒2の内壁(具体的には、軸筒2の前端孔21後方の当接壁部22)に係止される。前記弾発体3の後端は、レフィル5外面の段部54に係止される。前記弾発体3により、レフィル5が後方に常時付勢される。
An elastic body 3 (specifically, a compression coil spring) is accommodated in the
前記出没機構4は、後端より突出する操作部42を前方に押圧することにより、レフィル5を前進させ、ペン先突出させるノック式である。これ以外にも、前記出没機構4は、操作部42や軸筒2を回転させることにより、ペン先を出没させる回転式であってもよい。
The in / out
前記レフィル5は、ボールペンチップ51と、前記ボールペンチップ51を前端に備えたインキ収容部6とからなる。前記インキ収容部6は、ボールペンチップ51の後端が固着されるペン先保持筒62と、前記ペン先保持筒62の後端が固着される伸縮筒63と、前記伸縮筒63の後端が固着される接続筒64と、前記接続筒64の後端が固着されるインキ収容筒61とからなる。
The
前記伸縮壁部7の前方のインキ収容部6内壁(具体的にはペン先保持筒62内壁)と、伸縮壁部7の後方のインキ収容部6内壁(具体的には接続筒64内壁)とを、棒状の連結体65により連結される。前記連結体65は、前端部に軸方向の複数本(具体的には4本)のリブ65aを備える。前記連結体65のリブ65aの後端には、複数(具体的には4個)の弁孔を備えた円板状の弁座81が一体に形成される。前記弁座81の後方には、棒状の連結部65bが形成される。棒状の連結部65bの後端は、接続筒64の内壁に一体に形成された支持壁部64aに固着される。前記支持壁部64aは、接続筒64の内壁と複数本(具体的には4本)のリブにより連結される。
前記伸縮筒63内には、弁体82が、前後方向に移動可能に収容配置される。前記弁体82は、軸方向に中心孔が貫設され、前端に弁座81と密接可能なシール部を備え、後端に複数本(具体的には4本)の放射状の突起よりなるバネ受け部82aとを備える。前記中心孔に連結部65bが遊挿される。前記弁体82の後方の伸縮筒63内には、弁用弾発体9(具体的には圧縮コイルスプリング)が収容配置される。前記弁用弾発体9の前端は、前記バネ受け部82aに当接し、前記弁用弾発体9の後端は、接続筒64の内壁に一体に形成された支持壁部64aに当接される。前記弁用弾発体9により弁体82が前方に付勢される。
A
前記伸縮筒63は、ペン先保持筒62の外壁に固着される前端筒部と、接続筒64部の外壁に固着される後端筒部と、前記前端筒部と前記後端筒部との間に形成される伸縮壁部7(具体的には蛇腹状の側壁)とからなる。前記伸縮壁部7と後端壁部との間の外壁には、弾発体3の後端が係止可能な段部54が形成される。
The
前記伸縮壁部7の中間部には、前方に付勢された弁体82が係止可能な内側段部73が形成される。前記伸縮壁部7は、前記内側段部73の前方の第1の伸縮壁部71と、前記内側段部73の後方の第2の伸縮壁部72とからなる。前記第2の伸縮壁部72の外径は、前記第1の伸縮壁部71の外径より大きく設定される。前記第1の伸縮壁部71と前記2の伸縮壁部7との間の外壁には、外側段部74が形成される。ペン先突出時、前記外側段部74が、軸筒2の内壁の当接壁部22と当接する。
An inner stepped
前記インキ収容部6には、インキ52(具体的には、低粘度水性インキ、水性ゲルインキ、または低粘度油性インキ)と、該インキ52の後端に配置され且つ該インキ52の消費に伴って前進する追従体53(具体的には高粘度流体)とが収容される。前記インキ収容筒61の後端は、開口され、そこに、前後に内孔が貫設された筒体よりなる尾栓55が固着される。
In the
前記ボールペンチップ51の前端には、回転可能にボールが抱持される。
A ball is rotatably held at the front end of the
本実施の形態では、インキ収容部6の後端開口部は、ペン先突出状態において、開放され、外部と通気可能に構成される。それにより、追従体53の後方のインキ収容部6内の空間と外部とが、インキ収容部6の後端開口部を介して通気可能である。
In the present embodiment, the rear end opening of the
・作用
本実施の形態の出没式ボールペン1の作用を説明する。
図6、図9及び図10に筆記時の状態を示す。この状態において、ペン先が軸筒2の前端孔21より外部に突出した状態にあり、当接壁部22と外側段部74が当接し、弁部8が開放状態となっている。
図7に筆記時と非筆記時との間の状態を示す。この状態において、ペン先が軸筒2内部 に僅かに没入した状態にあり、当接壁部22と外側段部74が当接し、弁部8が閉鎖状態となっている。
図8及び図11に非筆記時の状態を示す。この状態において、ペン先が軸筒2内部に完全に没入した状態にあり、当接壁部22と外側段部74が当接が解除され、弁部8が閉鎖状態となっている。
-Action The action of the
6, 9 and 10 show the state at the time of writing. In this state, the pen tip is in a state of projecting outside from the
FIG. 7 shows a state between writing and non-writing. In this state, the pen tip is slightly immersed in the
8 and 11 show the state when not writing. In this state, the pen tip is completely immersed in the
・ペン先突出操作
非筆記時の状態(図8参照)から筆記時の状態(図6参照)に移行させるために、出没機構4を操作すると、まず、弾発体3の後方付勢に抗して、レフィル5が前方に移動する。それにより、伸縮壁部7の外側段部74と軸筒2内壁の当接壁部22が当接し、ボールペンチップ51の前端が僅かに外部に突出した状態となる(図7参照)。さらに、弾発体3の後方付勢に抗して押圧部41を前進させると、伸縮壁部7の外側段部74が軸筒2内壁の当接壁部22によって後方に押圧される。それにより、第1の伸縮壁部71が前後方向に伸張し、第2の伸縮壁部72が前後方向に収縮し、伸縮壁部7の内側段部73に係止された弁体82が、弁用弾発体9の前方付勢に抗して後方に押圧される。それにより、弁体82と弁座81との密接が解除され、弁部8が開放された状態となる。それと同時に、ボールペンチップ51の前端が外部に突出した状態となる(図6参照)。そして、出没機構4により、このペン先突出状態が維持されるとともに、弁部8後方のインキが開放状態の弁部8を通ってボールペンチップ51に供給され、筆記可能となる。
-When the
・ペン先没入操作
筆記時の状態(図6参照)から非筆記時の状態(図8参照)に移行させるために、出没機構4を操作すると、まず、弾発体3の後方付勢により、レフィル5が後方に移動する。それにより、ボールペンチップ51の前端が僅かに没入した状態となり、伸縮壁部7の外側段部74に対する軸筒2内壁の当接壁部22の押圧力が弱まり、弁用弾発体9の前方付勢により、第1の伸縮壁部71が前後方向に収縮し、第2の伸縮壁部72が前後方向に伸張する。それに伴い、伸縮壁部7の内側段部73に係止された弁体82が前方に移動し、弁体82と弁座81とが密接し、弁部8が閉鎖される(図7参照)。さらに、弾発体3の後方付勢によりレフィル5が後方に移動し、ボールペンチップ51の前端が完全に軸筒2内に没入した状態となる(図8参照)。弁部8が閉鎖された状態において、弁部8後方のインキがボールペンチップ51に供給不能となり、ボールペンチップ51前端からのインキ漏出を防止できる。
-When the
尚、本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態に、ボールペンチップ51前端のボールを弾発体等により前方に付勢し、非筆記時、ボールペンチップ51前端の前端縁部にボールを密接させる構成を加えることもできる。
In the first embodiment and the second embodiment of the present invention, the ball at the front end of the ball-
1 出没式ボールペン
2 軸筒
21 前端孔
22 当接壁部
23 前軸
24 後軸
3 弾発体
4 出没機構
41 押圧部
42 操作部
5 レフィル
51 ボールペンチップ
52 インキ
53 追従体
54 段部
55 尾栓
6 インキ収容部
61 インキ収容筒
62 ペン先保持筒
63 伸縮筒
64 接続筒
64a 支持壁部
65 連結体
65a リブ
65b 連結部
7 伸縮壁部
71 第1の伸縮壁部
72 第2の伸縮壁部
73 内側段部
74 外側段部
8 弁部
81 弁座
82 弁体
82a バネ受け部
83 棒状部
9 弁用弾発体
DESCRIPTION OF
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ID=39552884
Family Applications (1)
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-
2006
- 2006-11-22 JP JP2006315086A patent/JP2008126553A/en active Pending
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