JP2008119089A - 白血球刺激マトリックス - Google Patents

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Abstract

【課題】生体内の白血球の刺激および時間的にコントロールされているモードにおけるマトリックスから刺激された白血球を放すことができる血液循環中の免疫寛容の誘導を可能にするマトリックスあるいはマトリックスを含む装置を提供する。
【解決手段】白血球の刺激および次の補体がある免疫寛容の誘導用の白血球刺激マトリックス: a)1つ以上のキャリアー、 b)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるように1つ以上の補体を埋め込むための可溶性マトリックス、 c)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるための可溶性マトリックスに埋め込まれた1つ以上の補体。
【選択図】なし

Description

本発明は白血球刺激マトリックスにおいて、白血球刺激マトリックスを含む白血球刺激単位、そして白血球を刺激する過程および免疫寛容(immunological tolerance)の誘導について述べる。
白血球の抗原に特異的な刺激は免疫反応(予防接種、養子免疫反応など)の調整のための重要かつ成長している研究分野である。従来、多く用いられている予防接種に加えて、生体外条件下での刺激を主とした治療のアプローチが現在知られている。
現在、多くの慢性ウイルス感染症に対して十分に働く治療はない。慢性度は、組織および不十分な免疫反応中のウイルスの抗原の持続性に基づくものである。ウィルス病は、化学療法でほとんど治療される。この処理は、しばしばウイルスによる抵抗および強い副作用を引き起こす。樹状細胞および樹状細胞(DC)による作動細胞の生体外刺激に関する前の実験、例えば腫瘍疾病に関して、やっと部分的に成功した(Cerundolo et
al., Nature Immunology,Bd.5, Nr.1,S.7-10, 2004年)。作動細胞の生体外刺激および患者の中への細胞の後の放出は、妨害に弱いものと考えられており、臨床的に適切な結果を引き起こすのにも弱すぎる。さらに、現在使用されている方法では、血液中のまさに小量にのみ生じる樹状細胞および作動細胞は分離される。これらの細胞の生体外での膨張は妨害に弱い一層のステップである。
全血(生体内)中の白血球の抗原に特異的な刺激は、生体外刺激との比較で、長所を持ち、白血球の抗原に対して特有の活性化に必要な血液の生理学と本質的な要因をすべて利用することができる。
特許文献1(WO 00/27999)では、多孔性および生物学的因子で覆われた薬品のようなゲルをしみ込ませられる固体マトリックスの血液生成の前駆細胞、抗原提示細胞およびリンパ網内性ストロマ細胞の包埋が記載されている。このマトリックスは、T細胞反応度の誘導のために生体外で使用することができる。
特許文献2(WO 93/20185)では、樹状細胞の前駆物質の増殖のための生体外での方法が記載されている。
特許文献3(WO 97/03186(米国特許番号6,121,044))では、埋め込まれた樹状細胞(dendritic cells)(DC)を備えたマトリックスがあり、一次および二次免疫応答を引き起こすことができるモジュールが記載されている。しかしながら、文献に証明されているように、生体内で使用することができるモジュールに関係があり、モジュールはそこに示されたモジュールあるいはマトリックスによって免疫反応が有する損失の時間調整の可能性がない。この種の刺激で、安全なそれにつけることができない白血球の活性化が行なわれた後、白血球は血液循環へそれらを返す抑制された方法で刺激されたマトリックスから遊離することができる。
BanchereauとSteinmannは、ネイチャー(vol.392、p.245-252、1998年)において、樹状細胞および免疫反応の調整への参加に関する研究結果を述べている。
特許文献4(WO 03/030965)では、前述のモジュール中のキャリアー上で抗原提示細胞(MHC;主要組織適合抗原複合体)および抗原複合体が動けなくされる白血球の刺激用モジュールが記載されている。また上述の文献では、さらに刺激された白血球の遊離が起こることを明らかにされている。抑制された方法でどのようにそのような遊離を規制することができるかについては、明らかにされない。
特許文献5(WO 03/031473)では、モジュールがキャリアーおよびキャリアーに結び付けられており、白血球の受容体と相互に作用することができる配位子を含む白血球の活性縮小のためのモジュールが記載されている。
WO 00/27999 WO 93/20185 WO 97/03186(米国特許番号6,121,044) WO 03/030965 WO 03/031473
そこで、本発明では、生体内の白血球の刺激および時間的にコントロールされているモードにおけるマトリックスから刺激された白血球を放すことができる血液循環中の免疫寛容の誘導を可能にするマトリックスあるいはマトリックスを含む装置を提供することを目的とした。
上記で述べられた問題点は、請求項1による白血球刺激マトリックス、および請求項12による白血球刺激モジュールの供給によって解決される。
白血球刺激マトリックスは、本発明によって次のように構成される。
a)1つ以上のキャリアー、
b)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるように1つ以上の補体(component)を埋め込むための可溶性マトリックス、
c)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるための可溶性マトリックスに埋め込まれた1つ以上の補体。
本発明によれば、循環する抗原に特有の白血球は、可溶性マトリックスへ埋め込まれた補体に関与し、しばらくの間向けられていて、それぞれ刺激され、活性細胞としてマトリックスあるいはマトリックスを含むモジュールから遊離される。
そのような白血球刺激マトリックスは、本発明によって、連続した時間範囲内に予定時間範囲内の外部のマトリックス表面の分解を特にコントロールした時間から約1日まで安全にすることができる。可溶性マトリックスは、液体を含んでいる白血球への抑制された方法で層的にむしろ作動される全血、さらに補体はそれによって中へ可溶性マトリックスを含んでいたか、あるいは白血球刺激および免疫寛容(例えば抗原)の誘導の生成のために作動することができる。そして、白血球はそれによってこれらの補体にはねるか、さらにマトリックスから放される。同じことを含んでいる白血球刺激マトリックスあるいはモジュールの導入は、それぞれ血液循環によって本体へこれらの白血球の放出に帰着する。可溶性マトリックスのそれぞれの外層の分解時間は、それぞれの抗原に特有の白血球活性化にふさわしい強度および拘束力のある時間につけられるものとして選択されている。
本発明の好ましい具体化では、1つ以上の補体(component)がキャリアーが白血球刺激を生成するための1つ以上の補体及び免疫寛容の誘導の間の結合を仲介するためにc)への補体a)に加えて提供される。少なくとも白血球刺激を生成するための埋め込まれた補体および免疫寛容の誘導の一部が、カップリング補体(coupling component)によってキャリアーに共有結合で結び付けられるように、これらの結合は共有結合である。しかしながら、非共有結合(例えばイオン結合、疎水的相互作用に基づく結合)、ファンデルワールス力など、この補体で連結されること、構成要素、さらに本発明によってカバーされる。本発明はさらにカップリング補体に結び付けられずに、可溶のマトリックスへ埋め込まれて、そこで白血球刺激を生成するための補体および免疫寛容の誘導が、カップリング補体および部分的に結び付けられるような具体化を包含する。
[キャリアー(病原体の保菌体)]
本発明によって、その上で可溶のマトリックスを適用することができる限り、本発明による白血球刺激マトリックスのキャリアーは、特に制限されていない。生体適合性材料のキャリアーが好まれる。また、気孔があるキャリアーが好まれる。
ポリウレタンのような材料、ポリアミドあるいはポリエステルは、デュロプラスチックなキャリアー材料(ポリウレタンはそれの中に好まれる)として使用することができる。ポリウレタンの中で、炭素色素および(または)シリコーン色素のような色素を自由に含んでいる、疎水性のポリウレタンフォームと同様に開いた気孔を備えた親水性の材料は使用することができる。
更に、上記の言及された色素を自由に含んでいるポリウレタンニスあるいは他の半製品は使用することができる。医学等級(KCI購入)は特に好まれる。ポリカーボネートとポリスチレンのような材料は、熱可塑性のキャリアー材料として適切である。さらに、ポリエチレンまたはポリプロピレンも使用可能である。これらは粘着性の色素と結合して使用されてもよい。さらに、弾性物質は使用可能である。
付加的な適切なポリマーは、例えばPTEE(ポリテトラフルオロエチレン)、ダクロンまたはポリメチルペンタンである。
材料が手術(縫合)の中で溶解可能な材料として使用されるものであることをさらに好んだ。例えばモノクリル(ポリグリカプロン25、PDS−2(ポリジオキサノン)、マクソン(ポリグリコネート)、ビクリル(ポリグラクチン-910)およびデクソンプラス(ポリグリコリック酸)である。全血のような体液において溶解可能なそのような材料の使用は、外部のマトリックスかコーティングの完全な分解の後にキャリアーが徐々に溶かす長所をそれぞれ持つ。その結果、身体から移植として使用される白血球刺激モジュールあるいは白血球刺激マトリックスを必ずしも取り除く必要がない。
更に、例えばファイバーのような任意の可能な形式中のグラスで、開いた気孔か泡立ったキャリアー材料として適切である。
更に、金属は、生体適合性の金属で覆われていた互換性をもつ金属あるいはキャリアーによってキャリアーのようにむしろ適切である。海綿状の内臓の皮膚または生物学的な物質のような自然な材料もむしろ使用することができる。
気孔がある高分子材料は、特別のポリウレタンの中でも特に好まれる。気孔は任意のサイズでありえる。0.5〜2mmの範囲中の平均細孔径である1mmは特に好まれる。
[可溶のマトリックス]
白血球刺激マトリックスは、更に本発明によって、白血球刺激を生成するためのマトリックスおよび免疫寛容の誘導へ埋め込まれた1つ以上の補体が埋め込まれるキャリアー上の可溶のマトリックスを含む。ここで「可溶」とは、数時間から数日まで時間範囲内の全血に可溶のマトリックスが溶けることを意味する。
発明の好ましい実施例では、可溶のマトリックス(b)が糊、セルロースおよびグリコーゲンのような長鎖糖合成物で作られている。あるいはポリエチレングリコールで作られている。しかしながら、長鎖糖合成物を本発明によって含む必要がない。従って、ポリエチレングリコールは発明の好ましい実施例中の可溶のマトリックスの義務的な補体である。また、長鎖糖も補体として選択できる。本発明の好ましい具体例では、長鎖糖がポリエチレングリコールに加えて補体として可溶のマトリックスに含まれていない。
長鎖糖合成物を含んでいる上記の言及された具体例では、可溶のマトリックスが約50〜90wt%を含む1つ以上の長鎖糖合成物の約60〜80wt%および約10〜50wt%、PEGの長鎖糖合成物およびPEGの合計に基づいた約20〜40wt%である。本発明による可溶のマトリックスのこれらの具体化例において、安全にそれにつけることができる可溶のマトリックスは、血液に約4〜12時間以内にゆっくり溶ける。PEG内容の増加はその分解を原則としては遅くすることができる。従って、可溶のマトリックスの分解時間調整は、PEGと長鎖糖合成物の内容の変化を通じて可能である。
可溶のマトリックスの分解時間の調整は、さらにPEGの分子量の変化を通じて達成することができる。ポリエチレングリコール(PEG)は、分子量約1〜200kDの範囲中で使用される。分子量約10〜60kDが好まれるが、分子量約10〜30kDはさらに好まれ、特に30kDが好まれる。修飾ポリエチレングルコールも使用することができ、例えばPEG分子がスペーサーによって接続されるものも使用することができる。PEGは1〜10wt%溶液のような水溶液として使用され、特に例えば15〜20kDの分子量のPEGを用いた5wt%が使用される。なお、その濃度は20wt%まで上げることが可能である。しかしながら、例えば約6kDの低分子量を備えたPEGの場合、その濃度はさらにより高い分子量を備えたPEGにはより低くなりえる。熟練した実験遂行者は適切な濃度を決定することができる。PEGも本発明による可溶のマトリックスの補体として、そのようなPEGインターフェロン製品を使用することができる様々なシトキン、例えばインターフェロン(IFN)に結び付けることができる。したがって、白血球刺激的な薬品として可溶のマトリックスにシトキン(cytokine)を組み入れることは可能である。
[白血球刺激を生成するための補体または免疫寛容の誘導]
本発明によれば、以前に免疫細胞に条件付けた白血球刺激手段は、それらの免疫反応中で特に増強される。ここで、白血球と呼ばれるものは、Bリンパ球、Tリンパ球、顆粒白血球および好中球を含む。
ここに使用されるような寛容の誘導と呼ばれるものは、不活性化を起こさせる特定の抗原の方へ白血球の免疫学的無反応が引き起こされることを意味する。白血球は抗原で刺激される。また、同時に共同刺激的な分子は禁じられる。
本発明によれば、抗原、ハプテン、MHC分子、共同刺激要因、細胞補体および抗原提示細胞の細胞膜断片のような分子は、それぞれ、生成するか誘発するか生産するための補体、つまり白血球刺激および免疫寛容の誘導として使用することができる。抗原を事前に分離する必要がない。影響されない、またはほとんど影響されないウイルス、細菌、細胞あるいは、抗原を含んでいるコーティングも白血球刺激および免疫寛容の誘導の生成のために補体として使用することができる。不活性化されたウイルス、細菌なども使用することができる。既知の方法(例えばUV照射)は不活性化を実行することができる。例えばウイルス、細菌あるいは腫瘍細胞の調製品から分離されるペプチドのような抗原は、治療される(自己由来の細胞)患者に、MHC分子あるいは抗原提示細胞、例えば樹状細胞(DC)の膜成分につなぐことができ、またはそれらは同種異型ドナーに由来することができる。可溶のマトリックス、つまり免疫反応を引き起こす部分の免疫学的に適切な内容は、本発明によって免疫刺激複合体(IK)と呼ぶことができる。
抗原は合成することができ、または抗原はウイルス、細菌、カビ、原生動物、寄生植物(例えば虫)、腫瘍、アレルゲン、細胞培養、あるいは身体の自己の組織から集めることができる。MHC分子および(または)共同刺激因子は、細胞培養、身体の自己の組織から集めることができ、合成的に生産することができる。
共刺激分子の概略は、RothsteinおよびSayeghによって見つけ出された(「同種異型移植片反応及び寛容におけるT細胞の共同刺激的な経路」、Immunological Reviws 2003年)。これらの分子は参照によって本発明に組み入れられる。
次の共刺激分子は、本発明による抗原がある状態の中で使用することができる:
−CD28/CTLA−4のすべての共刺激分子:B7科:CD28、CTLA−4、ICO、Pd−1、B7−1、B7−2、B7RP−1、PdL1、PdL2。
−腫瘍ネクローシス因子:腫瘍ネクローシス因子受容器科:
CD154/CD40L、4−IBB、OX−40(CD134)(CD137)、CD27;配位子:CD40、4IBBL、OX40L(CD134L)(CD137L)、CD70。
さらに、将来見つかる共刺激分子もカバーされる。
白血球刺激および免疫寛容の誘導を生成するためのそれらの補体(component)、例えば、ウイルスに対して、ヘルペスウィルス科に属するウイルス、特別のサイトメガロウイルス(CMV)、エプスタイン・バール・ウィルス(EBV)か、単純ヘルペスウィルス(HSV1型、2型)、あるいはそれの破片か部分では、免疫反応を引き起こす抗原を含んでいるウイルスコーティングあるいはそれのウイルスコーティング破片が好まれる。
更に、次の補体は使用することができる。コロナウイルス科のSARS(重症急性呼吸器症候群)、ピコルナウイルス科のライノウイルス属、特にポリオウイルス及びコクサッキーウィルス、レトロウイルス科のヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ウイルス性肝炎のなかでも特にB型肝炎ウィルス(HBV)及び肝炎Cウイルス(HCV)、特にコロナウイルス科のSARSはコロナウイルスを関連させることに使用することができる。または、それのそれぞれの抗原あるいはそれの破片か部分、免疫反応を引き起こす抗原を含んでいるウイルスコーティングあるいはそれのウイルスコーティング破片も使用することができる。
更に、慢性の扇動的な疾病あるいは腫瘍疾病に関連した他のすべてのウイルス、オルソミクソウイルス(インフルエンザ)、パラミクソウイルス(耳下腺炎、麻疹の場合、あるいは不十分な予防接種)、パポバウイルス(乳頭腫ウイルス)は本発明によって使用することができる。予防接種がないウイルス、または鋭い病原性/致命傷でも使用することができる。
白血球刺激マトリックスは、特に抗ウイルス性化学療法(例えば抵抗力を発達させた)に、あるいはウイルスによって引き起こされたローカルの燃焼の系統の治療が成功しな(例えばCMV網膜炎)時に応答しない患者にふさわしい。
特に、負荷CMV Hi91、AD169、Towne、デイビスあるいはコーティングのサイトメガロウイルス、一部分あるいはそれの破片の抗原は好まれる。しかしながら、他の研究所の菌株あるいは野生型菌株も本発明によってカバーされる。
RNAウィルス、DNAウィルス、壁を備えたウイルス、コーティングのないウイルス、腫瘍原生ウイルス(乳頭腫ウィルス)、HHV−8などはウイルスタイプとして使用することができる。
細菌によって引き起こされた抗生物質、抵抗性あるいはローカルの燃焼への不適合の場合には、抗原を含んでいるそれの細菌あるいは部分や破片は本発明によって使用することができる。
基本的にそれぞれ科や属からのすべての種、ブドウ球菌の;連鎖球菌;腸球菌;ナイセリア属; 腸内細菌科; ビブリオ属(コレラ);すべての発酵しない細菌;カンピロバクター;ヘリコバクター属;ヘモフィルス属;ボルデテラ属;レジオネラ属; 人獣共通感染症を引き起こすすべての微生物;コリネバクテリウム属;かん菌; クロストリジウム属;マイコバクテリア属;ノカルジア属;トレポネーマ属;ボレリア属(ボレリア症を持った患者の即時のテストが好まれる);レプトスピラ属;バルトネラ属;マイコプラズマ属;クラミジア属に使用可能である。
真菌類、プラストミセス症(カンジダ)、ハイフォマイセット(型、コウジカビ)、同質二像真菌類、カリニ原虫のような他の分類のもの、そしていわゆる病院微生物であるアスペルギルスまたは鵞口瘡カンジダのような特殊のヒト病原性真菌類の中で使用可能である。
寄生植物中において、原生動物、吸虫、条虫あるいは線形動物は、本発明によって使用可能である。
プリオンあるいは他の未知のもの、否定的に定義された病原体は基本的に使用可能である。
腫瘍の場合には、不活性化された腫瘍細胞の膜成分は特に有害な黒色腫にむしろ使用することができる。
自動免疫病/アレルギーの場合には基本的に、特にコラーゲン中でまもなく今後名高いか既知のすべての適切な抗原、胆汁の上皮細胞などの細胞膜は使用することができる。
免疫寛容の生成のために使用することができる、好ましい抑制する要因は、LIR−1である。
熟練した実験遂行者は、白血球刺激を生成するための補体の濃度および(または)コーティングでの免疫寛容の誘導を適切なテストを使用して決定することができる。むしろ、身体の中へのとり込みの上のこの補体の量か濃度は、従来の予防接種の中で使用される量に相当する。従来の予防接種中で、例えばウィルス抗原の約20μgが使用される。
本発明の好ましい具体例のうち、抗原とともに埋め込まれた可溶のマトリックスの全面的な構成は、ほぼ以下のとおりである:
マトリックス(wt%;重量%)の定義:
Figure 2008119089
全体のウイルス、バクテリア、それのコーティングまたは同種のものが、本質的に分離された抗原の代わりに使用される場合、上記の言及された抗原内容はさらに0.5wt%あるいは0.1wt%以上である。
上に言及されるように、長鎖糖は必ずしもあるものではない。好ましい具体化中のPEGおよび長鎖糖合成物の割合は、約50−90wt%であり、長鎖糖合成物の60−80wt%および10−50wt%、ポリエチレングリコールの長鎖糖合成物およびポリエチレングリコールの合計に基づいた約20−40wt%である。
[カップリング補体]
本発明の好ましい具体化では、カップリング補体がキャリアーと1つ以上の間の結合を仲介するために白血球刺激および免疫寛容の誘導の生成には構成要素が使用される。このカップリング補体はむしろ共有結合を解決させ、臭化シアン、シアノボロハイドライド、アガロース、アガロースデリバティブ、シラン、シランデリバティブあるいはそれの組合せから選ばれた元素である。より好ましくない具体化では、p-トルエンスルフォニルクロリドは使用することができる。特に好まれているのはアルコキシシランであり、少なくとも1つのカルボキシル基がある無水アルコキシシランあるいは別のアルコキシシランである。アルコキシル基のグループはむしろメトキシかエトキシルを含むグループである。特に好ましい無水アルコキシシランは3-(トリエトキシシリル)プロピルコハク酸無水物(GENIOSIL R GF20)である。さらに、アミノ基を含んでいるアルコキシシランは使用可能である、例えば(3-アミノプロピル)トリメトキシシランあるいは3-(2-アミノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン。さらに、トリメトキシシラン(GENIOSILR GF 80)である3-(2、3-エポキシプロポキシ)プロピルを好んだ。さらなるアルコキシシランは、それぞれのキャリアーおよび条件に従って選択することができる。
それはGENIOSILR GF 20のような特別の無水アルコキシシランで、そのアルコキシシランと分かられた、また、GENIOSILR GF 80は、ポリウレタンまたはグラスのキャリアーへのバインディングを解決させるのに特にふさわしい。
その発明は、全血からの白血球を、あるいは、生理学の液体を含んでいる全血あるいは白血球中のマトリックスの分解によって血液循環し、全血、それらの特定の抗原刺激および刺激された白血球の再循環から分離された白血球を拘束する期日をそれぞれ許可する。
更に、免疫寛容の誘導は、抑制する要因および同時特定の活性化の追加による本発明によって可能である。抑制する要因の追加もでき、例えば可溶のマトリックスの形成中に実行される。これは、それが成形されるとともに抑制する要因が可溶のマトリックスへ埋め込まれるか、付加を白血球刺激中に実行することができることを意味する。抑制する要因も、上記の言及された連結される補体のうちの1つによって可溶のマトリックスへ埋め込むことができる。免疫寛容の誘導の場合には、白血球が抗原と接触させられる。それは抗原に対する抑制する要因の影響により活発になりえない。適切な抑制する要因は、例えばLIR−1である。さらに抑制する要因は熟練した実験遂行者に知られており、本発明によってカバーされる。まだ見つかっていない抑制する要因も本発明によってカバーされる。
白血球刺激マトリックスも本発明によって移植組織として使用することができる。
[白血球刺激モジュール]
白血球刺激マトリックスは、本発明によって白血球刺激モジュールの中で使用することができる。白血球刺激モジュールは、グラスあるいはプラスチック、特に本質的に解明不可能であることを意味する全血のような生物学的液体の方へ無毒で化学上不活発であるプラスチックで作られていたハウジングを含む。白血球刺激モジュールは少なくとも1つの開始を含む。少なくとも1つの出口開始よりむしろ少なくとも1つの入り口開始を好み、ちょうど1つの入り口開始およびちょうど1つの出口開始を好む。ハウジングかモジュールも、例えば単に1つの開始を持っていること、液体流動を中へ含んでいる白血球、またさらに外に流れるなど、それぞれ一層の具体例の中で提供することができる。2つの入り口開始および出口開始のような1つを越える開始があるという具体化を実施できる熟練した実験遂行者は、モジュールのさらなる具体化を設計することができる。
更に、本発明は白血球の刺激および白血球刺激マトリックスで全血のような液体を含んでいる白血球が接触を受ける免疫寛容の誘導方法に関係がある。前記接触は、本発明による白血球刺激モジュール中で特に行なわれ、患者の血液循環中、つまり生体内でより行なわれる。
モジュールは本発明によって患者あるいは臨床の状況の中でそれぞれ使用することができる細胞の免疫反応、例えばウイルスバクテリアの感染あるいは腫瘍抗原が不足している。
モジュールは本発明によって、例えば患者の血液循環へ導入することができる。好ましい具体化では、モジュールが患者の中へのモジュールの一時的な導入用のシェルドン・カテーテルによって患者の血液循環へ導入される。その場合では、循環する抗原に特有のT細胞が、マトリックスへ埋め込まれた補体に拘束し、そこでしばらくの間境界で、刺激され、高度に活発な細胞としてモジュールを残す。単に不十分な特定の機能を備えた作動細胞は刺激され、高度に活発な細胞としてモジュールを残す。以前に、可溶のマトリックスへ埋め込まれた補体と接触させられた記憶細胞は、さらにマトリックスに拘束する。条件つきだった細胞も高度に活性化される。更に、条件つきではない(ナイーブ)T細胞は、マトリックスに拘束することができ、示された抗原MHC分子、共同刺激要因あるいは他の細胞補体に関して条件付けられる。モジュールに自由に加えることができ、あるいは可溶のマトリックス(例えばシトキンなどのDC付着分子)へ埋め込むことができる共同刺激要因は、血液循環中の特定の作用因子メカニズムによって病原性の作因をふるい落とすために血液循環へ再利用される細胞の活性化を引き起こす。体液の免疫反応の誘導は続くであろうと考えられる(T細胞はB細胞活性化を解決させた)。
抑制する要因が埋め込まれているそれぞれのマトリックスの使用により、あるいは白血球刺激中にモジュールへ抑制する要因を加えることにより、上に記述されるように免疫寛容は達成することができる。
境界および刺激された白血球は、可溶のマトリックスの分解により作動され、身体を入力する。同時に、抗原決定基を含んでいるマトリックスのより深い層はマトリックスの分解中に表面に現われる。また、新しく占められなかった結合部位は自由になり、抗原は白血球結合を解決させた。また、可溶のマトリックスがなくなるまで、刺激は連続的に進む。
それは本発明によるモジュールの使用が白血球の蓄積を許可するという利点および定義されたボリューム中の免疫刺激メカニズムである。従来の技術による生体外の使用では、刺激された白血球の分布が患者へそれらのリターンの後に全く不明瞭な間、刺激された白血球は患者の身体へ再利用される。
白血球刺激モジュール(つまり患者の血液循環へそれを導入することによる項目中)の使用あるいは患者の全血を備えたマトリックスの生体外での培養は、可溶のマトリックスの外層上で白血球(例えばT細胞)を循環させるバインディングに帰着する。本発明による可溶のマトリックスの構成は、外層の連続の分解に帰着する。従って、境界および刺激された白血球も固形物から放され、血液循環の影響によって、あるいは機械的な処理(例えば振とう)によって血液循環へ再利用される。壁の外層の分解は免疫学の表面の一新に帰着する。白血球は、表面に現われて、免疫刺激的な複合体、抗原、細胞補体(cell components)、MHC分子(MHC molecules)などに新しく拘束することができる。壁が完全に溶かされるまで、この方法が繰り返される。溶かされた補体は無毒である、そしてそれらが排他的に生物学的適合の用品および患者の自己由来の補体であるので、血液において危険でないこれらの補体が生物学上下げられるまで患者に一層の抗原に特有の免疫促進があるので、血液中の循環する免疫刺激複合体の恐らく持続的な免疫原性は補足利点である。
モジュールは、むしろボリュームを備えたプラスチックハウジングを持っており、特に約5〜500ml入り口と出口のノズルはそれらの直径でカテーテルのチューブ接続に調節される。カテーテルは2つの管腔(例えばシェルドン・カテーテル)を持つことができる。その結果、1つの内腔の血液のフロー速度を50%以内落とすことは可能である。ハウジングは本発明によって白血球刺激マトリックスを含んでいる。
必要ならば、患者の血液で充満する白血球刺激モジュールを満たした後に、例えばモジュールから血液を取り除く必要があることのない一層の修正、生体外での共同刺激的な要因、シトキン、ホルモン、抑制する要因等の追加など、実行のために機能単位としてカテーテル接続から分離することができる。血液で満たされたハウジングは連続的な移動の下の数時間30℃の上にかえすことができ、白血球刺激モジュールから患者にカテーテルによって続いて直接返すことができる。この手術は数回繰り返すことができる。
白血球を含んでいる液体の中において、血液中の白血球刺激が流れる抗原に特有であるとコントロールされた時間、あるいは全血中の方法は現在それぞれあるいは一般にない。本発明は、白血球のリリースを不可能にする分解しにくい結合に先行技術により固定された抗原による白血球の刺激が帰着する問題を解決する。これは、先行技術によって使用されるモジュール内の白血球の蓄積に帰着すると考えられる。これは、望まれない副反応および増加した結果、抵抗性の増加および白血球のための特定のストレスに帰着する。本発明による血液循環の中への刺激された白血球の連続的な再循環は、上記の言及された問題の解決策を可能にする。
白血球刺激モジュールあるいは白血球刺激マトリックスはそれぞれ、本発明によって、年来のウイルスの感染症に対する治療の中で使用することができる。慢性度は、組織および不十分な免疫反応中の抗原の持続性にそれに基づく。ウィルス病は、化学療法でほとんど治療される。この治療は、しばしば形成および厳しい副作用に帰着する。本発明は、病原性の薬品デノボに対する高度に特定の免疫反応に、誘導か増強をそれぞれ安全にすることができる。
白血球刺激および免疫寛容の誘導を生成するための補体へのバインディングは、以前に条件つきだった免疫細胞の免疫反応の増強に帰着することができる。 血液中の低濃度の中にあるこれらの細胞を多くの努力で分離する必要がないし、細胞が血液循環によって自動的に白血球刺激モジュールを入力し、このモジュール中で刺激されるので、拡張した生体外でである必要がある必要がない。それらの活性化の後に、白血球は、直接可溶のマトリックスの分解によって作動細胞として血液循環および組織を入力する。血液フロー中の生理学の環境はそれを安全にする、高度に活発な作動細胞の熟成に必要な要因はすべて存在する。
さらに、本発明は新しい免除および耐性の誘導を許可する。
本発明は、更に、白血球刺激のための本発明および(または)活発なT細胞亜型の分布の検出用、あるいは予防接種用方法での使用と同様に免疫寛容の誘導もによる白血球刺激マトリックスあるいは白血球刺激モジュールの使用に関係がある。
しかしながら、本発明は、発明の範囲を制限するようには意図されない例によって下記のように記述されるだろう。
1.可溶のマトリックスに埋め込まれていた抗原に関係のある具体化
サイトメガロウイルス負荷Hi91は人間の包皮繊維芽細胞(foreskin fibroblast)の中で養われた。細胞病理学の結果の発生の後に、細胞培養上澄液は集められ、ウイルスはリン酸エステルで洗われて超遠心分離によって集められ、塩溶液(Ca2+、Mg2+、pH 7.4、0.1M PBS)を緩衝し、またUV照射によって不活性化された。ウイルスは、15−20のkD PEG(製品No.P2263、シグマ・オールドリッチ、2、2'(メチルエチルデン−ビス−4,1-フェニレン-オキシメチレン)−ビス-オキシラン-ポリマー)の5重量%及びα-ハイドロオキシポリ−(オキシ-1、2-エタンジイル)を含む100μl炭酸水素ナトリウム緩衝液(50 mM;pH 8.0-9.6)で、短時間(3〜5分)室温(PEG化)でかえされた。開いた気孔(PU医学等級、KCI)を備えたポリウレタンフォームの10mg、室温で反応液に含まれていたPEG化されたウイルスと一緒にかえされ、次に乾燥された。
続いて、抗原調整液(CMV Hi91)の20μlがそれに混合された。1×10−1×10ウイルスの抗原、刺激テストのために使用された。その後、セルの免疫の活性があらかじめ扱われたサンプルに加えられて特定の既知の検知できるパーシスタントCMVを持ったCMVの肯定的なドナーの全血(500μl)および培養は、37℃移動下で1時間実行された。
キャリアーが上記の言及された炭酸水素ナトリウム緩衝液で洗浄された後、血液はデノボの検出のための流れ解析(FACS)によってサイトメトリックのために準備されたT細胞(CD4とCD8)の中の扇動的支持のシトキンを生成した。営利上利用可能な標準のテストキット(ベクトン・ディキンソン)は、T細胞活性化(CD69/IFNγ)の検出のために使用された。
2.共有結合で抗原を所有する具体例
切片1に上に記述されるように、そのテストが行なわれた。しかしながら、抗原はPEGと一緒に加えられなかった。しかし、PU泡はカップリング・補体3-(トリエトキシシリル)プロピル基コハク酸無水物(メタノール中の5%のGeniosilR GF20)連絡をとるに先立った1〜2時間PEGおよびセルロースであらかじめ扱われた。続いて、サイトメガロウイルスのコーティングからの抗原、上に記述されるようにあらかじめ扱われた、共有結合で培養によってキャリアー資料に結び付けられた。
[結果]
可溶のマトリックスに埋め込まれていた境界抗原および抗原は、両共有結合で、T細胞を引き起こすかもしれないことを全血中の免疫反応を解決させた。キャリアーにおける共有結合で、境界抗原は減少する免疫反応(CD69/IFN-γ-)を示した中で、連続的に数回繰り返されて分析する。対照的に可溶のマトリックスによって引き起こされた生成された免疫反応は、時間とともに一定だった。図1は、共有結合でCMV抗原(メタノール(5%Geniosil)で前処理されたシラン中のポリウレタン、KCI医学等級)によるCMVに特有の免疫反応(活性化マーカーCD69/インターフェロン、ガンマ製)の刺激のための流動試験を通じてサイトメトリックの試験結果の例を示している。非共有結合で埋め込まれたCMV抗原と同様に示す。シトキンの放出は、ブレフェルジンAを備えた細胞の前処理によって禁じられた。2次的な分析は、2.49の特定の活性化を示す対照価値(刺激されていない細胞の0.02%)の減法の後のリンパ球(CD4+)である。
従って、抗原や共有結合でキャリアーへの境界、あるいは可溶のマトリックスに埋め込まれていた特定のT細胞を引き起こすことができる全血中の免疫反応を解決させた。可溶のマトリックスは、血液に接している抗原を刺激する補体の連続的な一新に帰着する。 血液補体はしたがって機能的なキャパシティーを禁じることができない。
2次的な分析として示された流動試験によるサイトメトリック。上部右部中の網点は各々、健康なCMV肯定的なドナーの全血中のCMV−HI91抗原(CD69/IFN-γ-)CD4+によって活性化された細胞を表わし、A)は対照を刺激しないものとした:0.02%であり、B)シランで扱われたポリウレタン上のCMV−Hi91抗原:2.49%である。上記の実験は、他のキャリアー(例えば、同様の結果を示したセファロース、グラス、ポリスチレン)で繰り返された。 2次的な分析として示された流動試験によるサイトメトリック。上部右部中の網点は各々、健康なCMV肯定的なドナーの全血中のCMV−HI91抗原(CD69/IFN-γ-)CD4+によって活性化された細胞を表わす。C)はシランで扱われたポリウレタン上のCMV−Hi91抗原:(反復)0.75%であり、D)は可溶のマトリックス(反復の後の)上のCMV−Hi91抗原:2.02%である。上記の実験は、他のキャリアー(例えば、同様の結果を示したセファロース、グラス、ポリスチレン)で繰り返された。

Claims (17)

  1. 白血球の刺激および次の補体がある免疫寛容の誘導用の白血球刺激マトリックス:
    a)1つ以上のキャリアー、
    b)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるように1つ以上の補体を埋め込むための可溶性マトリックス、
    c)白血球刺激および免疫寛容の誘導を発生させるための可溶性マトリックスに埋め込まれた1つ以上の補体。
  2. キャリアーと1つ以上の間のバインディングの仲介のために、白血球刺激および免疫寛容の誘導の生成には構成要素、さらに1つ以上のカップリング補体を含む請求項1記載の白血球刺激マトリックス。
  3. 前記バインディングが共有結合であることを特徴とする請求項2記載の白血球刺激マトリックス。
  4. 抗原、MHC分子、共同刺激的要因、細胞補体、細胞コーティング、細菌、ウイルスおよびそれらの組合せから成るグループから白血球刺激を生成するための補体および免疫寛容の誘導が選ばれることを特徴とする前記請求項の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックス。
  5. 白血球刺激を生成するための補体および免疫寛容の誘導が合成抗原、ウイルス、細菌、カビ、腫瘍、アレルゲン、MHC分子あるいは内因的な組織から得られることができ、かつ共同刺激的要因が細胞培養や内因的な組織から合成的に得られることができることを特徴とする前記請求項の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックス。
  6. 白血球刺激を生成するための補体および免疫寛容の誘導がヘルペスウィルス科のウイルスあるいはそれの破片、特にサイトメガロウイルスあるいはそれの破片であることを特徴とする請求項4または請求項5の何れかに記載の白血球刺激マトリックス。
  7. ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリスチレン、スポンジのような、グラス、腸皮膚のような自然な用品あるいは生物学及び手術の用具の中で使用される溶解可能な用品あるいはそれらの組合せから成るグループからキャリアーが選ばれることを特徴とする前記請求項の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックス。
  8. カップリング補体がそれの臭化シアン、シアノボロハイドライド、アガロース、アガロース誘導体、シラン、シラン誘導体あるいは組合せから成るグループから選ばれることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックス。
  9. シラン誘導体が特にアルコキシル基のシラン、少なくとも1つのカルボキシル基が存在するアンハイドロアルコキシシランあるいは別のアルコキシル基のシランであることを特徴とする請求項8記載の白血球刺激マトリックス。
  10. 可溶のマトリックスがセルロースのような長鎖糖合成物で作られているグリコーゲン、一方ではポリエチレングリコールであることを特徴とする前記請求項の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックス。
  11. 前記可溶のマトリックスは50-90重量%で作られており、特に長鎖糖合成物の60-80重量%および10-50重量%、長鎖糖合成物の合計に基づいたポリエチレングリコールおよびポリエチレングリコールの20-40重量%であることを特徴とする請求項10記載の白血球刺激マトリックス。
  12. 少なくとも1つの開始を備えたハウジングおよびそこに含まれていた前記請求項の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックスを含む白血球刺激モジュール。
  13. 少なくとも1つの入り口開始および少なくとも1つの出口開始、特に1つの入り口開始および1つの出口開始含むことを特徴とする請求項12記載の白血球刺激モジュール。
  14. 請求項1乃至11の何れか1項に記載の白血球刺激マトリックスで液体を含んでいる白血球が連絡を受けることを特徴とする白血球の刺激および免疫寛容の誘導方法。
  15. 前記連絡が請求項12あるいは請求項13記載の白血球刺激モジュール中で行われることを特徴とする請求項14記載の白血球の刺激および免疫寛容の誘導方法。
  16. 白血球の刺激および免疫寛容の誘導用の請求項1乃至11の何れか1項による白血球刺激マトリックス、あるいは請求項12または請求項13による白血球刺激モジュールの使用。
  17. 請求項1乃至11の何れか1項による白血球刺激マトリックス、あるいは活性化されたT細胞亜型の分布あるいは予防接種を検知することを特徴とする請求項12または請求項13による白血球刺激モジュールの使用。
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