JP2008112593A - コネクタ - Google Patents

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巌 中井
Tomohiko Kanemitsu
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Abstract

【課題】コネクタ自身が任意の範囲で可動できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタをターミナル部1とコネクタ差込部2に分割し、ターミナル部1に端子7を設け、コネクタ差込部2に他のコネクタと接続するための電極(図示せず)を設け、ターミナル部1とコネクタ差込部2との間に配線ケーブル3を配置して端子7と電極を電気的に接続する。さらに、連結用バネ4を用いてターミナル部1とコネクタ差込部2を連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気信号を伝達するためのコネクタに関する。
従来、半導体装置などの検査は、テストボードなどの検査基板とテスタヘッドなどの半導体検査装置との間で電気的接続を確保した後、このテストボードが接続された半導体検査装置全体をハンドラ装置にドッキングして行う。ハンドラ装置は、検査対象の半導体装置(被測定デバイス)を検査基板に供給し、半導体検査装置による良否判定の結果を受け、被測定デバイスを選別する。
また、従来より、検査基板と半導体検査装置の電気的接続にはコネクタが用いられている。すなわち、検査基板と半導体検査装置のそれぞれに直接コネクタを取り付け、電気的接続をそのコネクタ同士の接続で行う。
図13に従来の検査基板の外観図を示す。図13(a)は従来の検査基板の上部側からの鳥瞰図、図13(b)は従来の検査基板の正面図、図13(c)は従来の検査基板の下部側からの鳥瞰図である。
図13に示すように、検査基板27は表面にデバイスソケット(DUTソケット)30を備え、裏面には半導体検査装置と接続するためのコネクタ28が半田付けにより、取り外せないように取り付けられている。
また、図14に従来の半導体検査装置の鳥瞰図を示す。図14に示すように、半導体検査装置26の上面には、検査基板を装着するためのコネクタ31が半田付けおよびネジ止め等で動かないように取り付けられている。
上記半導体検査装置26に検査基板27を装着する際には、図15に示すように、検査基板27側のコネクタ28と半導体検査装置26側のコネクタ31を接続する。このようにコネクタを接続した後は、検査基板27は半導体検査装置26に完全に固定された状態となる。
このように検査基板27が接続された半導体検査装置26をハンドラ装置にドッキングする際には、それぞれの装置に設けられたドッキング用のガイドピン等を用いてドッキングすることになるが、ドッキングには高い位置精度が要求されるため、ドッキング位置(接続位置)の微調整が必要となる。
しかし、従来は、図16に示すように、検査基板27は半導体検査装置26に完全に固定されており、半導体検査装置26に対して検査基板27の位置を変位させることができず、ハンドラ装置29に合わせるために非常に重量のある半導体検査装置26を動かす必要があった。そのため、従来のドッキング作業は、接続位置の微調整が困難で、時間がかかる作業となっていた。さらに、ハンドラ装置に対する検査基板の水平精度が低い場合、水平精度を向上させることができないので、ハンドラ装置との接続が困難になるという問題もあった。
また従来は、複数のコネクタを接続する場合、コネクタの取り付け位置精度が低いとコネクタ同士の接続が困難となり、接続できても検査基板が変形するなどといった問題もあった。近年では半導体装置の多ピン化、同時測定数の増加に伴い検査基板と半導体検査装置を接続するための端子数が増加してきている。そのため、コネクタ自身の端子数やコネクタの数が増加し、取り付け位置精度の向上が要求されてきている。
そこで、つまみを回転させることにより可動する装着部変位手段をテストヘッドとテストボードに直接連結することにより、テストヘッドに対してテストボードの位置を変位させるようにした半導体試験装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この従来の半導体試験装置では、半導体検査装置と検査基板を連結する機構としてコネクタ以外に装着部変位手段が必要となり、コストアップの要因となる。また、検査基板(テストボード)に装着部変位手段が連結されるため、その連結部分には、抵抗やコンデンサなどで構成した回路を実装したり、被測定デバイスとの通信を行うためのFPGA、RAM、被測定デバイスと同じリファレンスデバイス等の部品を実装することができないという問題が発生する。
特開平10−213628号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、コネクタをコネクタ差込部とターミナル部に分割し、コネクタ差込部に他のコネクタと接続するための電極を設け、ターミナル部に端子を設け、コネクタ差込部とターミナル部との間に配線ケーブルを配置して電極と端子を電気的に接続するとともに、コネクタ差込部とターミナル部の相対位置を可変させる連結機構部でこれらを連結することにより、コネクタ自身が可動可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のコネクタは、複数の端子が設けられたターミナル部と、他のコネクタに電気的に接続される電極部が設けられたコネクタ差込部と、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部との間に配置され、前記端子と前記電極部とを電気的に接続する配線ケーブルと、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部とを連結するとともに、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部の相対位置を変位させる連結機構部と、を備えたことを特徴とする。また、本発明の請求項2記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタであって、前記連結機構部は、弾性力を有する素材により構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のコネクタは、請求項2記載のコネクタであって、さらに、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部の相対位置の変位を規制する可動規制部を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のコネクタは、請求項3記載のコネクタであって、前記可動規制部は、外側筒部と、前記外側筒部内に遊動可能に嵌設された内側筒部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタであって、前記連結機構部は、前記配線ケーブルを覆う連結カバーにより構成され、前記連結カバーは回転・傾斜する機構を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載のコネクタは、請求項5記載のコネクタであって、前記連結カバーは、内側に円弧面を有する外側カバーと、外側に円弧面を有し前記外側カバーに摺動可能に嵌設された内側カバーと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタであって、前記連結機構部は、支柱と、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部と前記支柱との接続部に設けられた回転・傾斜機構と、により構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載のコネクタは、請求項7記載のコネクタであって、前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に設けられた穴部と、前記支柱の両端に設けられ、前記穴部に遊動あるいは摺動可能に嵌設された嵌込部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載のコネクタは、請求項7記載のコネクタであって、前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に設けられた穴部と、前記支柱の両端に設けられ、前記穴部に遊動可能に嵌設された多面状の嵌込部と、前記穴部内において前記多面状の嵌込部に当接して前記多面状の嵌込部を回転自在に保持する多面体保持部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載のコネクタは、請求項7記載のコネクタであって、前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に固定される回動自在な回転部と、前記回転部上に設けられ、前記支柱の端部を軸を中心に揺動自在に保持する支柱端保持部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載のコネクタは、請求項7ないし10のいずれかに記載のコネクタであって、さらに、前記支柱は伸縮機構を有することを特徴とする。また、本発明の請求項12記載のコネクタは、請求項7ないし11のいずれかに記載のコネクタであって、前記配線ケーブルは、前記端子の個数と同じ本数の端子配線からなり、前記連結機構部は、前記端子の個数と同じ本数の前記支柱を有し、前記各支柱には貫通孔が設けられ、前記各端子配線は、前記各支柱の貫通孔に挿入されていることを特徴とする。
本発明によれば、ターミナル部とコネクタ差込部の相対位置を変位させることができるので、コネクタ自身が可動可能となり、コネクタの取り付け位置精度が低い場合にも、コネクタを可動させることで、コネクタ同士を容易に接続できる。例えば、検査基板および半導体検査装置へのコネクタの取り付け位置精度が低い場合にも、検査基板と半導体装置を容易に接続することができる。
また、コネクタ同士を接続した後においても、ターミナル部とコネクタ差込部の相対位置を変位させることができるので、ターミナル部を半導体検査装置に取り付け、コネクタ差込部を検査基板側のコネクタと接続した後、この検査基板が接続された半導体検査装置をハンドラ装置とドッキングするに際し、半導体検査装置を動かすことなく、コネクタを可動させることで、ドッキング位置の微調整を容易に行うことができる。さらに、コネクタを可動させることで、ハンドラ装置に対する検査基板の水平精度を向上させることができ、ハンドラ装置との接続が容易となる。
また、半導体検査装置と検査基板との連結部としてコネクタ以外の機構を必要としないので、構成を簡素化しコストを抑えることができる。さらに、このコネクタを用いて半導体検査装置(テストヘッド)と検査基板(テストボード)を連結すれば、従来のように装着部変位手段を用いる必要がなくなり、検査基板において半導体検査装置に直接接続される箇所がコネクタ以外になくなることから、検査基板により多くの部品を実装することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の実施の形態1におけるコネクタの一部断面図を、図2に本実施の形態1におけるコネクタの斜視図をそれぞれ示す。なお、図1と図2において同じ部材には同一符号を付している。
当該コネクタは、図1、2に示すように、ターミナル部1と、他のコネクタと電気的に接続するためのコネクタ差込部2と、フレシキブルな導体性の配線ケーブル3を備える。また、当該コネクタは、図1、2に示すように、ターミナル部1とコネクタ差込部2とを連結するとともに、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させる連結機構部として連結用バネ4を備える。さらに、当該コネクタは、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置の変位を規制する可動規制部として、外筒(外側筒部)5と、外筒5内に遊動可能に嵌設された内筒(内側筒部)6を備える。
ターミナル部1は、図1、2に示すように、直方体形状をしており、その下部には複数の導体性の端子7が設けられている。ターミナル部1は端子7により例えばテスタヘッド等の半導体検査装置に接続される。
また、コネクタ差込部2は、図1、2に示すように、直方体形状をしており、その上部には他のコネクタが有する複数の導体性の端子が差し込まれる端子差込孔部8が設けられている。この端子差込孔部8の下部には他のコネクタと電気的に接続する導体性の電極部(図示せず)が設けられている。コネクタ差込部2には、例えばデバイスボードなどの検査基板に固定されたコネクタの端子が差し込まれる。
また、配線ケーブル3は、図1、2に示すように、ターミナル部1とコネクタ差込部2との間に配置され、その端部がターミナル部1およびコネクタ差込部2に接続され、ターミナル部1に設けられた端子7とコネクタ差込部2に設けられた電極部とを電気的に接続する。
また、連結用バネ4は、その弾性力により、ターミナル部1とコネクタ差込部2とが離れすぎたり、あるいは外部からの圧力により密接したりするのを防止して、配線ケーブル3が破損するのを防止している。
以上のように、当該コネクタは、コネクタ同士を接続するためのコネクタ差込部2とターミナル部1とに分割して連結用バネ4で連結する構成としたので、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができる。
したがって、当該コネクタは、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができるので、コネクタの取り付け位置精度が低くても、コネクタ同士の接続が容易になる。
さらに、他のコネクタと接続された後においても、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができるので、例えば、このコネクタを用いて半導体検査装置と検査基板を接続すれば、半導体検査装置を動かすことなく、検査対象の半導体装置(被測定デバイス)を供給するハンドラ装置に対する検査基板の位置を容易に微調整できる。また、このコネクタを可動させることで、ハンドラ装置に対する検査基板の水平精度を向上させることができ、ハンドラ装置との接続が容易となる。また、半導体検査装置と検査基板を連結する機構はコネクタのみであり、半導体検査装置と検査基板の構成を簡素化でき、コストを抑えることができる。
また、当該コネクタは、配線ケーブル3と連結用バネ4の可動範囲を規制するために、外筒5と、外筒5よりも直径の小さい内筒6を設け、この外筒5と内筒6の内部に配線ケーブル3と連結用バネ4を配置した。すなわち、図1、2に示すように、ターミナル部1の上部にコネクタ差込部2側へ突出する円筒形状の外筒5を設け、コネクタ差込部2の下部にターミナル部1側へ突出する円筒形状の内筒6を設けることにより、この外筒5と内筒6の直径の差を利用して配線ケーブル3と連結用バネ4の可動範囲を設定することができる。また、この外筒5と内筒6は、外圧によってターミナル部1とコネクタ差込部2が接触することも防いでいる。
以上のように、当該コネクタは、可動規制部を備え、コネクタ同士を接続した後でも規制された範囲で可動することができ、コネクタ自身にフローティング機構を備えた構成となる。
なお、本実施の形態1では、直方体形状のターミナル部1およびコネクタ差込部2を例に説明したが、ターミナル部1とコネクタ差込部2の形状は直方体形状に限定されるものではない。また、可動規制部として円筒形状の筒を用いたが、その形状は円筒形状に限定されるものではない。また、配線ケーブル3と連結用バネ4を外筒5と内筒6の内部に配置したが、外筒5と内筒6を連結用バネ4の内部に配置することも可能である。
また、連結機構部としてバネを1つ設けた場合について説明したが、複数のバネを設けて、弾性や連結強度を向上することも可能である。また、バネに代えてゴム素材を用いることもできる。このように、連結機構部は、弾性力を有する素材により構成することができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
図3に本発明の実施の形態2におけるコネクタの一部断面図を示す。但し、前述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態2は、連結機構部が、配線ケーブル3を覆う剛体の連結カバーにより構成され、その連結カバーが回転・傾斜する機構を有する点が前述の実施の形態1と異なる。具体的には、図3に示すように、連結カバーは、ターミナル部1の上部に固定されたジョイントカバー外側部(外側カバー)9と、コネクタ差込部2の下部に固定されたジョイントカバー内側部(内側カバー)10とからなり、配線ケーブル3はこれらのカバーの内側に配置されている。
ここで、ジョイントカバー外側部9とジョイントカバー内側部10との接続部はボールジョイントの構造を有し、その構造により回転・傾斜することができる。すなわち、ジョイントカバー外側部9は、ジョイントカバー内側部10との接続部において、内側面が円弧状の滑り面となっており、ジョイントカバー内側部10は、ジョイントカバー外側部9との接続部において、外側面が円弧状の滑り面となっており、ジョイントカバー内側部10がジョイントカバー外側部9に摺動可能に嵌設されている。
このような回転傾斜する機構を有することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができる。また、ジョイントカバー内側部9とジョイントカバー外側部10を金属製の剛体で構成することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の接合強度を強化することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図面を参照しながら説明する。
図4に本発明の実施の形態3におけるコネクタの一部断面図を示す。但し、前述の実施の形態1、2で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態3は、連結機構部が、剛体の連結支柱11と、ターミナル部1およびコネクタ差込部2と連結支柱11との接続部に設けられた回転・傾斜機構とにより構成されている点が前述の実施の形態1、2と異なる。この回転・傾斜機構により、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができる。また、連結支柱(後述する支柱可動部を含む。)11を金属製の剛体で構成することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の接合強度を強化することができる。
図5に、ターミナル部1と連結支柱11との接続部に設けられた回転・傾斜機構の拡大図を示す。なお、コネクタ差込部2と連結支柱11との接続部にもこの回転・傾斜機構と同様の機構が設けられている。
この回転・傾斜機構はボールジョイントの構造を有し、その構造により回転・傾斜することができる。すなわち、図5に示すように、ターミナル部1に設けられた穴部12に、連結支柱11の本体端部に設けられた支柱可動部(嵌込部)13が遊動可能に嵌設されている。ここで、穴部12の内側面と支柱可動部13の外側面は共に略球面状の滑り面とするのが好適である。なお、ここでは穴部12に支柱可動部13を遊動可能に嵌設したが、摺動可能に嵌設してもよい。
また、連結支柱11の本体部に伸縮機構を設けてもよい。伸縮機構の一例を図6に示す。図6は連結支柱11の一部断面図である。例えば図6に示すように、連結支柱11の本体部を管状部材14と、管状部材14内部に挿入される挿入部材15と、管状部材14内部に設けた伸縮用バネ16とで構成する。このように連結支柱11に伸縮機構を設けることで、ターミナル部1とコネクタ差込部2はあらゆる角度に可動可能となる。なお、伸縮機構は、管状部材14内部に弾性のある液体や気体を注入することでも実現できる。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について図面を参照しながら説明する。
図7に本発明の実施の形態4における回転・傾斜機構の拡大図を示す。但し、前述の実施の形態1ないし3で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。なお、図7にはターミナル部1と連結支柱11との接続部に設けた回転・傾斜機構を示すが、コネクタ差込部2と連結支柱11との接続部にもこの回転・傾斜機構と同様の機構が設けられている。
図7に示すように、本実施の形態4における回転・傾斜機構は、穴部12に、連結支柱11の本体端部に設けられた多面体支柱可動部(多面状の嵌込部)17が遊動可能に嵌設し、かつ穴部12内において多面体支柱可動部17が多面体保持部である固定用ボール18と固定用バネ19により回転自在に保持されている。ここで、多面体支柱可動部17は表面に細かな平面を多数有する略球体状とするのが好適である。なお、穴部12の内側面は、図7に示す略球面状に限るものではない。
また、ここでは、多面体支柱可動部17に当接して多面体支柱可動部17を回転自在に保持する多面体保持部は、図7に示すように、ターミナル部1に埋め込まれた固定用ボール18と固定用バネ19からなる。固定用バネ19は、固定用ボール18を多面体支柱可動部17側へ常に付勢しており、固定用ボール18が多面体支柱可動部17の任意の微小平面に接触して、多面体支柱可動部17のポジションをその面で固定することで、連結支柱11を任意の回転位置・傾斜角で固定・保持することができる。
上記した回転・傾斜機構により、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができる。また、連結支柱(多面体支柱可動部17を含む。)11を金属製の剛体で構成することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の接合強度を強化することができる。なお、前述の実施の形態3と同様に、連結支柱11の本体部に伸縮機構を設けてもよい。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について図面を参照しながら説明する。
図8に本発明の実施の形態5における回転・傾斜機構の拡大斜視図を示す。但し、前述の実施の形態1ないし4で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。なお、図8にはターミナル部1と連結支柱11との接続部に設けた回転・傾斜機構を示すが、コネクタ差込部2と連結支柱11との接続部にもこの回転・傾斜機構と同様の機構が設けられている。
図8に示すように、本実施の形態5における回転・傾斜機構は、ターミナル部1に固定された回動自在な回転部20上に、連結支柱11の本体端部を軸(ポール)を中心に揺動自在に保持する支柱端保持部21を設けた構造となっている。この回転・傾斜機構により、ターミナル部1とコネクタ差込部2の相対位置を変位させることができる。ここで支柱端保持部21は、図8に示すように、連結支柱11の端部にポール(軸)を横串したポールジョイントの構造とすることができる。また、連結支柱11を金属製の剛体で構成することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の接合強度を強化することができる。なお、前述の実施の形態3と同様に、連結支柱11の本体部に伸縮機構を設けてもよい。
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6について図面を参照しながら説明する。
図9に本発明の実施の形態6におけるコネクタの透視図を示す。但し、前述の実施の形態1ないし5で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態6は、図9に示すように、金属製の剛体のピン支柱22をターミナル部1の端子7と同数設けた点が前述の実施の形態3ないし5と異なる。ここで、ターミナル部1およびコネクタ差込部2とピン支柱22との接続部の構造は、前述の実施の形態3で説明した回転・傾斜機構の構造と同様であるので、説明を省略する。なお、回転・傾斜機構として、前述の実施の形態4、5で説明した回転・傾斜機構を用いてもよい。また、前述の実施の形態3と同様に、ピン支柱22の本体部に伸縮機構を設けてもよい。
また図9に示すように、当該コネクタは、配線ケーブルが端子7と同数の端子配線23からなり、端子配線23は、ターミナル部1の端子7と接続され、ピン支柱22の内部を通り、コネクタ差込部2の電極24と接続される。
図10にピン支柱の透視図を示す。図10に示すように、ピン支柱22には端子配線23が挿入される貫通孔25が設けられており、絶縁皮膜で覆われた端子配線23はこの貫通孔25を通る。
このように多数のピン支柱を備えることで、当該コネクタの柔軟性を高め、連結強度や耐圧を強化できる。さらに、導体性のピン支柱をGNDに接続することにより、同軸ケーブルと同じ効果を生むことができる。すなわち、シールド効果を高めることができる。また、ピン支柱(支柱可動部等を含む)を金属製の剛体で構成することで、ターミナル部1とコネクタ差込部2の接合強度を強化することができる。
以上の実施の形態1ないし6のコネクタによれば、フローティング機構を備えることでコネクタの取り付け位置精度が低い場合にも容易にコネクタ同士を接続できる。またコネクタ同士を接続した後も任意の範囲で可動できる。したがって、上記した実施の形態1ないし6のコネクタを用いて検査基板と半導体検査装置を接続することで、検査基板に検査対象の半導体装置(被測定デバイス)を供給するハンドラ装置とのドッキングの際に接続位置を容易に微調整することができる。例えば図11に示すように、前述の実施の形態3のコネクタを用いてターミナル部1を半導体検査装置26に接続し、コネクタ差込部2を検査基板27に設けられたコネクタ28に接続した場合、コネクタ自身が可動可能な構造となっているので、その接続した状態で半導体検査装置26に対して検査基板27を動かすことが可能となり、半導体検査装置26を動かすことなく、検査基板27とハンドラ装置29との接続位置(ドッキング位置)を容易に微調整できる。
また、上記した実施の形態1ないし6のコネクタによれば、半導体装置の検査に限らず、装置間で接続位置の微調整が必要な場合に有効である。さらに、例えば図12に示すように、上記した実施の形態1から6のコネクタを半導体検査装置26および検査基板27の一部として組込み一体化した形態とすることができる。
本発明にかかるコネクタは、コネクタ自身が任意の範囲で可動でき、例えば検査基板や半導体検査装置へのコネクタの取り付け位置精度が低い場合にも、検査基板と半導体検査装置を容易に接続できるようになる。またハンドラ装置とのドッキングに際して接続位置を容易に微調整できるようになる。さらに、ハンドラ装置に対する検査基板の水平精度が低い場合であっても、ハンドラ装置と半導体検査装置を容易にドッキングできるようになる。さらにまた、半導体検査装置と検査基板をコネクタのみで連結できるので、半導体検査装置と検査基板の構成を簡素化でき、コストを抑えることができる。このように本発明にかかるコネクタは、コネクタを接続することで装置間の電気的接続を得る機構に有効である。
本発明の実施の形態1におけるコネクタの構成の概略を示す一部断面図 本発明の実施の形態1におけるコネクタの構成の概略を示す斜視図 本発明の実施の形態2におけるコネクタの構成の概略を示す一部断面図 本発明の実施の形態3におけるコネクタの構成の概略を示す一部断面図 本発明の実施の形態3における回転・傾斜機構の拡大図 本発明の実施の形態3における連結支柱の構成の概略を示す一部断面図 本発明の実施の形態4における回転・傾斜機構の拡大図 本発明の実施の形態5における回転・傾斜機構の拡大図 本発明の実施の形態6におけるコネクタの構成の概略を示す透視図 本発明の実施の形態6におけるピン支柱の構成の概略を示す透視図 本発明の実施の形態3におけるコネクタを用いて半導体検査装置に接続した検査基板とハンドラ装置との接続を説明するための図 本発明の実施の形態1から6におけるコネクタを半導体検査装置および検査基板の一部として組込み一体化した形態を説明するための概略図 従来の検査基板の外観図 従来の半導体検査装置の鳥瞰図 従来の半導体検査装置と検査基板との接続関係を説明するための図であり、(a)は接続前を示す図、(b)は接続後を示す図 従来の検査基板とハンドラ装置との接続を説明するための図
符号の説明
1 ターミナル部
2 コネクタ差込部
3 配線ケーブル
4 連結用バネ
5 外筒
6 内筒
7 端子
8 端子差込孔部
9 ジョイントカバー外側部
10 ジョイントカバー内側部
11 連結支柱
12 穴部
13 支柱可動部
14 管状部材
15 挿入部材
16 伸縮用バネ
17 多面体支柱可動部
18 固定用ボール
19 固定用バネ
20 回転部
21 支柱端保持部
22 ピン支柱
23 端子配線
24 電極
25 貫通孔
26 半導体検査装置
27 検査基板
28 コネクタ(検査基板)
29 ハンドラ装置
30 デバイスソケット
31 コネクタ(半導体検査装置)

Claims (12)

  1. 複数の端子が設けられたターミナル部と、
    他のコネクタに電気的に接続される電極部が設けられたコネクタ差込部と、
    前記ターミナル部と前記コネクタ差込部との間に配置され、前記端子と前記電極部とを電気的に接続する配線ケーブルと、
    前記ターミナル部と前記コネクタ差込部とを連結するとともに、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部の相対位置を変位させる連結機構部と、
    を備えたコネクタ。
  2. 前記連結機構部は、弾性力を有する素材により構成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 請求項2記載のコネクタであって、さらに、前記ターミナル部と前記コネクタ差込部の相対位置の変位を規制する可動規制部を備えることを特徴とするコネクタ。
  4. 前記可動規制部は、外側筒部と、前記外側筒部内に遊動可能に嵌設された内側筒部と、を備えることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記連結機構部は、前記配線ケーブルを覆う連結カバーにより構成され、前記連結カバーは回転・傾斜する機構を有することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  6. 前記連結カバーは、内側に円弧面を有する外側カバーと、外側に円弧面を有し前記外側カバーに摺動可能に嵌設された内側カバーと、を備えることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記連結機構部は、支柱と、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部と前記支柱との接続部に設けられた回転・傾斜機構と、により構成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  8. 前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に設けられた穴部と、前記支柱の両端に設けられ、前記穴部に遊動あるいは摺動可能に嵌設された嵌込部と、を備えることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  9. 前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に設けられた穴部と、前記支柱の両端に設けられ、前記穴部に遊動可能に嵌設された多面状の嵌込部と、前記穴部内において前記多面状の嵌込部に当接して前記多面状の嵌込部を回転自在に保持する多面体保持部と、を備えることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  10. 前記回転・傾斜機構は、前記ターミナル部および前記コネクタ差込部に固定される回動自在な回転部と、前記回転部上に設けられ、前記支柱の端部を軸を中心に揺動自在に保持する支柱端保持部と、を備えることを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  11. 請求項7ないし10のいずれかに記載のコネクタであって、さらに、前記支柱は伸縮機構を有することを特徴とするコネクタ。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載のコネクタであって、前記配線ケーブルは、前記端子の個数と同じ本数の端子配線からなり、前記連結機構部は、前記端子の個数と同じ本数の前記支柱を有し、前記各支柱には貫通孔が設けられ、前記各端子配線は、前記各支柱の貫通孔に挿入されていることを特徴とするコネクタ。
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