JP2008112109A - 液晶表示装置の電圧印加方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数を増やすことなく、低温環境下における液晶の起動性を改善することができる液晶表示装置の電圧印加方法を提供する。
【解決手段】 起動時における液晶表示装置の電圧印加方法において、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧よりも大きい調整電圧を、前記液晶表示パネルに印加し、所望の透過率を得た後、前記液晶表示パネルに印加する電圧を前記最適駆動電圧とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 起動時における液晶表示装置の電圧印加方法において、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧よりも大きい調整電圧を、前記液晶表示パネルに印加し、所望の透過率を得た後、前記液晶表示パネルに印加する電圧を前記最適駆動電圧とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶表示パネルを備えた液晶表示装置を低温環境下で利用する場合において、電源が切れている状態から表示ON状態とする際の液晶起動性を改善するための液晶表示装置の電圧印加方法に関する。
近年、液晶表示パネルは、携帯情報端末、ノートパソコン、車載用ナビゲーションなどの液晶表示装置で広く使用されている。そして、液晶表示パネルには、液晶表示装置の使用者が行う種々の操作に素早く反応して必要な情報を鮮明に表示することが要望される。
液晶表示パネルの液晶は、周囲の温度環境によってその液晶の起動性(電源が切れている無通電状態からON通電状態となるまでの反応状態)や液晶応答性(OFF通電状態からON通電状態となる反応状態)が変化するという性質を有しており、一般に低温になるとその起動速度や応答速度が低下するようになる。そのため、液晶表示パネルを搭載した液晶表示装置が、低温の屋外などで使用されるような場合に、操作に対する液晶の起動速度や応答速度が低下してしまい、使用感がよくなかった。例えば、液晶表示パネルを搭載した車のナビゲーションシステムなどは、特に氷点下の環境で使用されるときには、その起動性、液晶応答性の低下が問題となる場合がある。
このような低温環境下での液晶応答性の低下に対しては、従来、液晶表示パネルにヒータを設けてそのヒータにより液晶表示パネルを暖めて液晶応答性を改善するようにした提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
しかし、液晶の起動性の低下の改善に対する具体的な提案はされていない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、特に、部品点数を増やすことなく、低温環境下における液晶の起動性を改善することができる液晶表示装置の電圧印加方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の液晶表示装置の電圧印加方法は、起動時における液晶表示装置の電圧印加方法において、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧よりも大きい調整電圧を前記液晶表示パネルに印加し、所望の透過率を得た後、前記液晶表示パネルに印加する電圧を前記最適駆動電圧とすることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の電圧印加方法によれば、最適駆動電圧よりも大きい電圧とされた調整電圧を起動時に投入することで、起動性を向上させることができ、しかもその電圧を、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内とすることで、ICチップが破壊されるようなこともない。
具体的には、前記調整電圧を、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧の5〜50%増とするのが望ましい。
このように、本発明の液晶表示装置の電圧印加方法によれば、部品点数を増やすことなく、低温環境下における液晶の起動性を改善することができる。
本実施形態において、液晶表示装置の液晶表示パネルは、観察者側である表面側に位置するフロント基板と、反観察者側である背面側に位置するリア基板からなる一対の透明基板間に液晶が封入されており、前記リア基板の一端辺部分は、フロント基板の端縁より突出させて形成されている。
そして、その突出させて形成された基板表面(以下、延出領域という。)は、少なくとも、液晶駆動用のICチップに駆動電圧を供給するための電源用端子や各種のデータ信号を供給するためのデータ信号用端子を備えた端子形成部とされており、これらの端子の所定の位置に、液晶駆動用のICチップとしてのドライバICが、導電性の接合部材を介して電気的に接続されている。
本実施形態において、このドライバICには、液晶表示パネルを表示駆動させるための電圧を供給する駆動回路とともに、液晶表示パネルの温度を検出する温度検出素子、この温度検出素子の温度検出動作に伴う各種検出信号を検出する検出回路、この検出回路の検出結果から液晶表示パネルの最適駆動電圧を求める第1演算回路、前記最適駆動電圧から調整電圧を求める第2演算回路、前記第1演算回路が最適駆動電圧を求めるために使用する最適駆動電圧テーブルおよび第2演算回路が調整電圧と印加時間を求めるために使用する調整電圧テーブルを記憶し、さらに、求めた最適駆動電圧を一時的に記憶する記憶回路および計時手段と接続された計時回路が組み込まれている。なお、温度検出素子は外部に配置してドライバICに接続するようにしてもよい。
そして、本実施形態では、液晶表示装置の起動時に、最適駆動電圧に基づいて求めた、該最適駆動電圧よりも高い電圧値の調整電圧を液晶表示パネルに印加し、所望の透過率を得た後、前記液晶表示パネルに印加する電圧を前記最適駆動電圧値にまで戻す制御を行なう。
具体的には、前記液晶表示装置の電源が投入されたら(ST1)、まず、前記温度検出素子を用いて前記液晶表示装置に組み込まれた液晶表示パネルの環境温度を検出する(ST2)。前記温度検出素子は、前記液晶表示パネルのドライバIC近傍に形成されていることが望ましい。
続いて、前記検出回路を介して入力される、前記温度検出素子の検出結果すなわち環境温度に基づき、第1演算回路において前記最適駆動電圧テーブルを参照し、前記液晶表示パネルの最適駆動電圧を求める(ST3)。この最適駆動電圧は記憶回路に一時的に記憶しておく(ST4)。
そして、さらに、前記最適駆動電圧に基づき、第2演算回路において、前記調整電圧テーブルを参照し、該最適駆動電圧よりも高い電圧値である調整電圧と印加時間を求める(ST5)。前記調整電圧テーブルには、環境温度別に、その最適駆動電圧の5〜50%増とされた前記ICチップの耐久電圧内の電圧と、この電圧において所望の透過率を得るために必要な時間(印加時間)が書き込まれている。
そして、その調整電圧を求め、前記駆動回路を介して前記液晶表示パネルに供給する(ST6)。
前記計時回路で前記一定の印加時間の経過を確認した後(ST7)、前記液晶表示パネルに印加する電圧を記憶回路に保存した前記最適駆動電圧を参照して、その最適駆動電圧を前記駆動回路を介して供給し、液晶表示パネルを表示駆動させる(ST8)。
図2(a)は、このような制御で液晶表示パネルの起動時に電圧を印加した場合の電圧変化と時間との関係を示す模式的なグラフである。本実施形態の電圧印加方法によれば、起動時に、前述のようにして求めた最適駆動電圧よりも大きい電圧の調整電圧を印加するので、この図2(b)の実線の曲線が示すように、短い時間で液晶の黒化度を最適コントラストに最適駆動電圧を確保することができ、起動性を向上させることができる(なお、図2(b)の破線の曲線は従来法の電圧印加方法による黒化度変化を示す)。しかもその電圧を、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内とすることで、ICチップが破壊されるようなこともない。
この電圧印加方法は、特に、マイナス温度となるような駆動環境における液晶表示装置において顕著な効果を得ることができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、前記計時手段に代えて透過率検出手段を設け、液晶表示パネルの透過率の変化を観察し、例えば、80〜100%の所定の透過率を得た時に、液晶表示パネルに印加される電圧を調整電圧から最適駆動電圧に切換える制御とすることも可能である。
Claims (2)
- 起動時における液晶表示装置の電圧印加方法において、液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧よりも大きい調整電圧を前記液晶表示パネルに印加し、所望の透過率を得た後、前記液晶表示パネルに印加する電圧を前記最適駆動電圧とすることを特徴とする液晶表示装置の電圧印加方法。
- 前記調整電圧を、前記液晶表示装置の液晶表示パネルに搭載されたICチップの耐久電圧内であって前記液晶表示パネルの当該環境温度における最適駆動電圧の5〜50%増とする請求項1に記載の液晶表示装置の電圧印加方法。
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JP2006296524A JP2008112109A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 液晶表示装置の電圧印加方法 |
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JP2008112109A true JP2008112109A (ja) | 2008-05-15 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11687027B2 (en) | 2011-06-06 | 2023-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer supply container and developer supplying system |
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2006
- 2006-10-31 JP JP2006296524A patent/JP2008112109A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11687027B2 (en) | 2011-06-06 | 2023-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer supply container and developer supplying system |
US11860569B2 (en) | 2011-06-06 | 2024-01-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer supply container and developer supplying system |
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