JP2008097104A - メッセージ情報交換装置及びその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メッセージ交換が頻繁に交換されるようになったとしても、利用者に煩わしさや苦痛をできるだけ与えないように通知を行なうメッセージ交換装置を提供する。
【解決手段】メッセージ情報を受信し、保持を行ない、保持されたメッセージ情報をディスプレイに表示を行なうメッセージ情報交換装置であって、保持されているメッセージ情報のなかで、利用者により未読である情報によって占有されるディスプレイの行数が所定の行数になったかどうか判断を行ない、その判断結果に応じて報知を行なうメッセージ情報交換装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メッセージ情報を交換するメッセージ情報交換装置に関する。特に、メッセージ情報の受信を知らせる点などに特徴を有するメッセージ情報交換装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータや携帯電話などが、主にテキストから構成されるメッセージ情報の交換に用いられるようになってきた。特に、携帯電話の普及と携帯電話の通信料金の定額化に伴って、メッセージ情報の交換の量、頻度、利用者数などが増加してきている。
図28は、複数のパーソナルコンピュータや携帯電話などの間でのメッセージ情報の交換の態様を例示している。図28(A)に例示されているのは、いわゆるピアトゥーピア型である。通信網2801に、複数のパーソナルコンピュータや携帯電話2802〜2807が接続されている。例えば、携帯電話2802が、携帯電話2804とパーソナルコンピュータ2806との間でメッセージ情報の交換を行なっているとすれば、メッセージ情報は、直接、携帯電話2802と、携帯電話2804とパーソナルコンピュータ2806との間で送受信がされる。また、図28(B)に例示されているのは、いわゆるハイブリッド型である。中央のサーバ装置2811に、パーソナルコンピュータや携帯電話2812〜2817が通信可能に接続がされ、中央のサーバ装置2811を経由して、パーソナルコンピュータや携帯電話2812〜2817の間でメッセージ情報が交換される。
いずれの型でメッセージが交換されているとしても、複数の人の間において、ある程度継続的にメッセージ交換を行なっていると、或る利用者にとって興味のある話題が展開されなくなる場合がある。また、常にメッセージ情報の交換による議論に参加しておく必要のない場合もある。しかし、それらの場合であっても、議論の内容を時々は確認しておくのが望ましい。また確認する必要がある場合もある。そのために、パーソナルコンピュータや携帯電話などの利用者に、メッセージ情報の受信に基づいて、議論の進行を適度に報知(通知)する仕組みが必要となる。
このような、メッセージ情報の受信に基づく通知を行なう技術としては、従来、メッセージ情報をメールサーバなどにて保存している日数などの条件の成就に基づいて、通知を行なう技術(例えば、特許文献1参照。)や、メッセージ情報の数が所定数以上となっている宛て先があれば、あて先に対応する携帯端末に通知を行なう技術(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
特開2001−94591号公報 特開2002−300211号公報
しかしながら、特許文献1、2などの従来技術は、メールサーバなどのサーバ装置内に蓄積されたメッセージ情報の通知を行なっており、パーソナルコンピュータや携帯電話などのターミナル装置により受信され蓄積されたメッセージ情報の通知にはそのまま適用ができない。また、当業者には明らかなようにメッセージ情報がターミナル装置に受信される都度、音やバイブレータによる振動などにより通知が行なわれることが実際に行なわれているが、メッセージ情報が、ある程度のリアルタイム性を有して頻繁に交換がされると、受信の都度、通知が行なわれるのでは、利用者にとっては煩わしいだけであり、苦痛でもある。
例えば、図29に例示されるように、T1、T2、T3、T4、T5、T6のそれぞれの時刻に、電子メールなどのメッセージ情報が受信され、その都度、通知が行なわれるとする。T1からT6の時間間隔が短い場合、ある時刻(例えばT1)に受信したメッセージ情報を読んでいる途中に、次の時刻(例えばT2)となると、新たなメッセージ情報が受信されて通知が行なわれる。このようなことが繰り返し発生すると、利用者は頻繁に行なわれる通知により、煩に堪え得ず、苦痛などを味わう。
そこで、以下では、メッセージ交換が、ある程度のリアルタイム性を有するなどして、頻繁に交換されるようになったとしても、利用者に煩わしさや苦痛をできるだけ与えないように通知を行なうメッセージ情報交換装置及びその動作方法について開示を行なうことを目的とする。
かかる目的を達成するために、以下では、メッセージ情報を受信し、保持を行ない、保持されたメッセージ情報をディスプレイに表示を行なうメッセージ情報交換装置であって、保持されているメッセージ情報のなかで、利用者により未読である情報によって占有されるディスプレイの表示における行数が所定の行数になったかどうか判断を行ない、その判断結果に応じて報知を行なうメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
特許文献1、2では、サーバ装置に蓄積されたメッセージ情報が所定の条件を満たしたときに利用者に報知を行なうのに対し、以下に開示されるメッセージ情報交換装置では、例えば、所定の行数をディスプレイに一度に表示可能な行数とすることで、ディスプレイに表示可能な範囲を超えるなどすることがトリガーとなって報知が行なわれる。これにより、メッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれることが抑止され、利用者が議論の流れを把握するためにディスプレイを見る必要のあるタイミングで報知が行なわれることとなる。
また、ディスプレイ上に表示されたメッセージ情報をスクロールすることが可能となっており、最後のスクロール終了時以降に未表示となっている情報によって占有されるディスプレイの表示における行数が所定の行数になったかどうかの判断を行なってもよい。
また、ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数が変更可能となっており、この変更に基づいて、報知を行なう判断に用いられる所定の行数が変更されるようになっていてもよい。
また、報知が行なわれても、未読であるメッセージ情報の行が存在する状態が継続する間、メッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれるようになっていてもよい。
また、報知が行なわれると、未読行数が0にリセットされるようになっていてもよい。
また、未読となっているメッセージ情報の行数が表示されるようになっていてもよい。
また、利用者宛てのメッセージ情報が受信された場合には、未読行数にかかわらず、報知が行なわれるようになっていてもよい。
また、報知が行なわれない時間の経過に応じた報知が行なわれるようになっていてもよい。
また、報知が行なわれない時間のうち、未読行数が1以上である時間(すなわち、未読のメッセージ情報の行が存在する時間)の経過に応じて報知が行なわれるようになっていてもよい。
また、スクロール操作など未読行数を減少させるとみなされる操作が検出されたときを、報知が行なわれない時間の起算点とするようになっていてもよい。
また、未読行数に数えられるメッセージ情報の表示態様が、そうではないメッセージ情報の表示態様と異なるようになっていてもよい。
開示がされるメッセージ交換装置などによれば、メッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれることが抑止され、ディスプレイの表示が変わるタイミングや必要に応じてスクロール操作をしなければいけなくなるタイミングなど、利用者が議論の流れを把握するためにメッセージ情報交換装置を操作したりディスプレイを見たりするべきタイミングで報知が行なわれることとなるなどの効果を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施形態として図を参照しながら開示を行なう。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
(実施形態1)
実施形態1として、メッセージ情報を受信し、保持を行ない、保持されたメッセージ情報をディスプレイに表示を行なうメッセージ情報交換装置であって、保持されているメッセージ情報のなかで、利用者により未読である情報によって占有されるディスプレイの表示における行数が所定の行数になったかどうか判断を行ない、その判断結果に応じて報知を行なうメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態1:構成)
図1は、実施形態1に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置100は、受信部101と、保持部102と、表示部103と、判断部104と、報知実行部105と、を有する。
「受信部」101は、メッセージ情報を受信する。「メッセージ情報」とは、専らテキストやイメージ情報により構成される情報をいう。ただし、テキストが存在せず、音声情報などからなっている場合も許容され得る場合もある。要するに、五感の作用により知覚ができる情報をいう。メッセージ情報の受信は、有線手段で行なわれてもよいし、無線手段で行なわれてもよい。また、そのメッセージ情報の交換の態様は、ピアトゥーピア型で行なわれても、ハイブリッド型で行なわれてもよく、いかなるものであってもよい。
「保持部」102は、受信したメッセージ情報を保持する。「保持する」とは、メッセージ情報を、少なくとも一時的にDRAMなどの半導体メモリなどに、永続的にフラッシュメモリや磁気ディスクなどに、記憶することをいう。なお、保持されるメッセージ情報の形式、フォーマット(例えば、文字コードなど)は、受信したメッセージ情報のそれとは異なっていてもよい。
「表示部」103は、保持されたメッセージ情報を表示するディスプレイを有する部である。「ディスプレイ」とは、視覚により認識をさせるための部品であり、例えば、液晶パネル、プラズマディスプレイパネルなどにより構成される。「表示する」とは、メッセージ情報が視覚を含む五感の作用により知覚ができるようにすることをいう。例えば、メッセージ情報を構成するテキストについては、文字の並びとしてディスプレイに表示を行なう。また、メッセージ情報を構成する音声情報については、音声の波形などをディスプレイに表示しながら、スピーカから出力される。映像情報については、ディスプレイに色、トーン変化などが表示される。
「判断部」104は、未読行数が所定の行数になったか判断する。ここに「未読行数」とは、保持されているメッセージ情報のなかで、利用者が未読である情報によって占有されるディスプレイの表示における行数である。すなわち、未読である情報によって占有される行の数であり、かつ、ディスプレイの表示における行の数である。「保持されているメッセージ情報」とは、保持部102に保持され、表示部103のディスプレイに表示され、あるいは、表示され得るメッセージ情報である。「利用者が未読である情報」とは、保持されているメッセージ情報のうち、利用者が知覚していないとみなされる部分である(もし、利用者が、保持されているメッセージの全てを知覚していないとみなされるのであれば、全体となる)。また、「所定の行数になった」とは所定の行数に一致したこと、または/および、所定の行数を超えたこと、を意味する。
利用者が知覚していないとみなす手段としては種々のものがある。例えば、テキストであれば、利用者の少なくとも片方の目に低出力の赤外線などを照射して反射光により、視線の軌跡を検出し、軌跡上に存在しない文字を、知覚していない部分を構成するとする。あるいは、ディスプレイに表示されるカーソルの位置の移動を検出して、カーソルが、次の瞬間に移動しようとする文字を知覚していない部分を構成するとする。あるいは、ディスプレイがスタイラスペンなどでタップされたとき、そのタップされた位置から先の文字を知覚していない部分を構成するとする。あるいは、二つ折の筐体を有する携帯電話であれば、二つ折を開いてからの時間が経過するのに応じて、知覚していない部分を減少させるようになっていてもよい。また、時間の経過とは無関係に、二つ折を開いたときに、ディスプレイに表示されている情報の全体が知覚されたとみなすようになっていてもよい。あるいは、ディスプレイに表示されている情報が上下にスクロール可能となっていれば、スクロールにより、ディスプレイに表示がされた部分は既読の部分として、それ以外の部分が知覚されていない部分とする。画像についてもピクセルの並びと文字の並びとを対応付ければ同様のことが言える。また、映像であれば、スタイラスペンなどで閉図形が描かれた場合、その内部の部分が知覚されたとして、それ以外の部分を知覚されていないとみなしてもよい。また、音声であれば、スピーカから出力されていない部分に相当する波形部分のディスプレイに表示されるべき部分を、知覚していないとみなすなどである。
「報知実行部」105は、判断結果に応じて報知を行なう。「報知」とは、判断結果を利用者に認識させることである。例えば、メッセージ情報交換装置がバイブレータを備える場合には、未読行数が所定の行数となったことを、そのバイブレータを動作させることで認識させる。あるいは、ディスプレイやその他の発光可能な部品による発光の態様を変化させる。あるいは、スピーカが備わっている場合には、未読行数が所定の行数となったことを、スピーカからビープ音や所定の音声を発することで認識させる。「判断結果に応じて報知を行なう」とは、行なわれる報知の内容、程度が、判断結果に依存していることをいう。例えば、判断結果が、未読行数が所定の行数となることを条件として、報知が行なわれる。このとき、未読行数の大きさに応じて、報知の強度(例えばバイブレータの振動の強度や、発光可能な部品の発光の強度など)を変化させたり、報知の態様(発光に加えて、あるいは、発光を止めて、バイブレータの振動を加えたり、スピーカからの発生を加えるなど。また、報知の間隔。)を変化させるようになっていてもよい。例えば、未読行数が大きくなるにしたがって、報知の強度が大きくなるようになったり、発光の間隔が短くなるようになっていてもよい。
(実施形態1:ハードウェア構成)
図2は、メッセージ情報交換装置のハードウェア構成図を例示する。メッセージ情報交換装置は、通信I/F201によりメッセージ情報が受信可能となっている。通信I/F201は、通信制御部202により制御される。通信制御部202は、最終的には主制御部203により制御されるようになっている。したがって、受信部101は、通信I/F201と通信制御部202と、通信制御部202を制御する主制御部203の部分より構成される。
また、表示部204は、ディスプレイを有し、表示部204のディスプレイへの表示は、表示制御部205により制御がされる。表示制御部205は、最終的には主制御部203により制御される。したがって、表示部103は、表示部204と表示制御部205と、表示制御部205を制御する主制御部203の部分より構成される。
メッセージ情報交換装置は、多くの携帯電話がカメラを備えるように、カメラを備えていてもよい。カメラは、CCD素子から構成される撮像部206と、撮像部206で撮像された映像を処理する映像処理部207とから構成されている。
また、メッセージ情報交換装置は、携帯電話が音声入出力手段を備えるように、マイク208とスピーカ209とを有し、音声処理部210により制御が行なわれるようになっていてもよい。スピーカ209は、受信したメッセージ情報が音の情報を含む場合には、その音を出力し、また、報知実行部105が音による報知を行なう場合にも使用される。
また、メッセージ情報交換装置は、タイマー211を備えていてもよい。このタイマーは、後に説明するように、報知が行なわれてから所定の時間が経過した場合に、再度報知を行なうなどのために用いられる。
メッセージ情報交換装置は、電気回路を用いて構成可能であるので、そのような電気回路に電源を供給するために、電池212、電源I/F203と、電源制御部204を備える。
また、メッセージ情報交換装置は、揮発性メモリ215を備えていてもよい。この揮発性メモリ215により、保持部102が構成され得る。また、主制御部がCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される場合には、そのCPUで動作するプログラムが使用する一時記憶領域としても使用される。
また、メッセージ情報交換装置は、メッセージ情報を交換する相手や電話の相手の電話番号などを記憶するための電話帳の情報などを、不揮発性メモリ216を有する。不揮発性メモリ216は、CPUで実行するためのプログラムを記憶するプログラムメモリ、上述した電話帳の情報を記憶するためなどの電話用メモリ、受信したメッセージ情報(電子メール情報が含まれ得る)を永続的に記憶するためのメールデータ用メモリ、操作の履歴や通信の履歴などを記憶するための各種履歴・ログ用メモリから構成される。したがって、不揮発性メモリ216は、保持部102を構成し得る。また、プログラムメモリに記憶されるプログラムにより、判断部104が構成され得る。なお、判断部104は、プログラムによってのみ構成されるわけではなく、主制御部を構成する電子回路のうち、論理回路や順序回路によっても構成可能である。
また、メッセージ情報交換装置は、メッセージ情報の入力の操作や、メッセージ情報の表示のスクロールの操作やどこまで読んだかを入力する操作などのための操作入力部217を備える。
また、メッセージ情報交換装置は、発光部218、振動部219を備えていてもよい。発光部218、振動部219は、報知実行部105を構成する。
(実施形態1:処理)
図3は、メッセージ情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。メッセージ情報交換装置の処理においては、未読行数を格納する変数(あるいはその均等物)が用いられる。この変数は、例えば、揮発性メモリ215の領域に確保される。電源が投入されたり、メッセージ情報交換装置の機能の発揮が開始されると、ステップS301において、未読行数をクリアし、0とする。次に、定期的、あるいは不定期的にメッセージ情報が受信部101に受信されたかどうかをステップS302において判断する。
メッセージ情報が受信されたのであれば、受信されたメッセージ情報を保持部102に保持し、ステップS303に処理を移行させて、受信されたメッセージ情報に相当する分、未読行数を増加させる。次に、未読行数が所定の行数となったかどうかを判断する。もし、未読行数が所定の行数となったと判断されれば、ステップS305へ処理を移行し、報知実行部105により報知を実行する。ステップS304にて未読行数が所定の行数となったかどうかにかかわらず、その後はステップS302へ処理を戻す。なお、報知を実行した後には利用者がメッセージを読むことを想定して、未読行数をクリアしてもよい。
ステップS302にて、メッセージ情報が受信されなければ、ステップS306へ処理を移行し、利用者によるメッセージ情報の読み取り操作など、メッセージ情報を認識する操作が行なわれたかどうかを判断する。もし、メッセージ情報の読み取りなどの認識の操作が行なわれたと判断されれば、ステップS307へ処理を移行し、読み取られたなど認識されたメッセージ情報の部分の分、未読行数を減らす。例えば、メッセージ情報の開始位置からスタイラスペンのタップなどにより既読と判断される部分から先の位置がタップされれば、そのタップされた位置までの部分を既読部分として、それタップされた位置から先の部分を未読とみなして、未読行数を減らす処理を行なう。ステップS306でメッセージ情報の読み取りが行なわれたと判断されたかどうかにかかわらず、その後は、ステップS302へ戻る。
(実施形態1:具体例)
図4は、メッセージ情報交換装置のメッセージ情報の受信に伴う未読行数の変化と報知との関係について説明するための図である。時刻t1より前には、未読行数が0であり、受信されたメッセージ情報が存在しなかったか、受信されたメッセージ情報に未読行数がなかった状態であったとする。時刻t1に、ディスプレイ上の表示において4行分のメッセージ情報が受信されたとし、利用者がそのメッセージ情報を読む操作を行なわなかったとすると、未読行数は、4行となる。時刻t2に、さらに、ディスプレイ上の表示において4行分のメッセージ情報が受信されたとし、時刻t2でも利用者がそのメッセージ情報を読む操作を行なわなかったとすると、未読行数は、8行となる。次に時刻t3に、ディスプレイ上の表示において3行分のメッセージ情報が受信されたとし、利用者がそのメッセージ情報を読む操作を行なわなかったとすると、未読行数は、11行となる。
もし、「所定の行数」が10であるとすると、時刻t3で未読行数が、所定の行数となる(すなわち、所定の行数を超える)ので、報知が行なわれる。この報知に応じて、これまでに受信されたメッセージ情報を利用者が全て読み取ったとすると、未読行数は0となる。
時刻t4に、ディスプレイ上の表示において4行のメッセージ情報が受信されたとし、利用者がそのメッセージ情報を読む操作を行なわなかったとすると、未読行数は、再び4行となる。時刻t5に、ディスプレイ上の表示において5行分のメッセージ情報が受信されたとし、利用者がそのメッセージ情報を読む操作を行なわなかったとすると、未読行数は、9行となる。時刻t6に、ディスプレイ上の表示において3行分のメッセージ情報が受信されたとすると、未読行数は、12行となる。したがって、所定の行数となったので、時刻t6で報知が行なわれる。
図5は、別の具体例を示す。図5(A)の時刻より前には、メッセージ情報が受信されていなかったりするなどの理由により、未読行数が0であったとする。このとき、「51 森:今度の日曜日は(改行)新橋集合だったよね?」というメッセージ情報が受信されたとする。利用者が読み取り操作を行なわないとして、さらに「52 小渕:待ち合わせ場所(改行)が変更になったよ」というメッセージがさらに受信されたとする。この時点でも利用者が読み取り操作を行なわないとして、さらに「53 森:ホント?なんで」というメッセージ情報が受信され、この時点でも利用者が読み取り操作を行なわなかったとする。そして、次に「54 小泉:予定していた(改行)よりも人数が増えてし(改行)まって、やむなく変え(改行)たんだよ」というメッセージが受信されたとし、利用者が依然として読み取り操作を行なわなかったとすると、未読行数は、9行となる。
ここで、ディスプレイのサイズが10行であるとし、「所定の行数」もディスプレイサイズに合わせて10行に設定されているとすると、図5(A)の表示が得られる時点まででは、報知は行なわれないことになる。
次に、図5(B)に示されるように「55 橋本:もっと早く知」で始まるメッセージ情報が受信されると、未読行数が10行となるので、報知が行なわれることになる。
なお、「もっと早く知」の次に「らせてくれよ!」と続くとすると、通常の端末表示であれば、自動的にスクロールがされて、「51 森:今度の日曜日は」の行は見えなくなるのが通常である。しかし、利用者は、「51 森:今度の日曜日は」の行から始まるメッセージ情報を読んでいないので、自動的にスクロールはしないのが好ましい。もし、自動的にスクロールがされると、利用者は、未読のメッセージ情報の部分を全て読むために、スクロールアップなどの余計な操作を行なわなければならないからである。
また、所定の行数を、ディスプレイの行数と同じかそれに近似する値とすることで、議論が進み、全てのメッセージ情報を読むためには、スクロールダウンなどの操作が必要になったことを報知により、利用者に知らせることができる。
(実施形態1:主な効果)
本実施形態においては、所定の行数を例えば、ディスプレイの行数と設定などすることにより、未読のメッセージ情報の確認が容易に行なえる。また、メッセージ情報が受信される都度、そのメッセージ情報を確認する必要まではないか、あるいは、確認することが困難であるが、メッセージ情報の交換による議論の経過を知りたい場合には、一画面を超えるメッセージ情報が保持された時点で報知が行なわれて、メッセージ情報を読み取るべきことが通知されるという点において有効である。また、メッセージ情報の交換には直接参加はしないが、例えば、教師や上司など、メッセージ情報の交換による議論を監督する立場にある人が、メッセージ情報の受信ごとに確認を行なう手間を省くことができる。また、利用者は、メッセージ情報の受信がされるたびに報知が行なわれる煩わしさから解放され、また、全く報知がされないまま議論が進むことを防ぐことができる。
(実施形態2)
実施形態2として、ディスプレイに表示されたメッセージ情報をスクロールすることが可能となっており、最後のスクロール終了時以降に未表示となっている情報によって占有されるディスプレイの表示行数が所定の行数になったかどうかの判断を行なうメッセージ情報交換装置などについて開示する。
(実施形態2:構成)
図6は、実施形態2に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置600は、受信部601と、保持部602と、表示部603と、判断部604と、報知実行部605と、スクロール部606と、を有する。また、判断部604は、判断手段607を有する。
したがって、本実施形態に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1に係るメッセージ情報交換装置が、スクロール部606を有し、その判断部604が判断手段607を有する構成となっている。
「スクロール部」606は、保持されたメッセージ情報をディスプレイ上にてスクロールするための部である。例えば、「スクロールアップ」、「スクロールダウン」などのボタンを有し、例えば、スクロールダウンのボタンが押下されることにより、ディスプレイ上の表示が、次のページに表示されるなど、ボタンの押下時に表示されているメッセージ情報が受信された時点以降に受信されたメッセージ情報が表示される状態に移行するスクロール動作が行なわれる。また、スクロールバーがディスプレイに表示され、スクロールバーの上下方向などへの移動の操作を検出してスクロール動作を行なうようになっていてもよい。下方向のスクロール動作(例えば、スクロールダウンのボタンが押下されたり、スクロールバーが下の方向に移動したりしてなされる動作)により、今まで表示されていなかったメッセージ情報の部分が表示され得ることになる。
「判断手段」607は、未読行数として、未表示行数を用いて、未読行数が所定の行数となったか判断する。ここに、「未表示行数」とは、保持されているメッセージ情報の中で、最後のスクロール動作終了時以降に未表示となっている情報によって占有されるディスプレイの表示における行数である。例えば、最後のスクロール動作終了時以降に受信されたメッセージ情報により構成される行の数である。
したがって、本実施形態では、ディスプレイに表示されたメッセージ情報の部分は、利用者に読み取られたものとみなすことが行なわれる。このため、本実施形態では、メッセージ情報交換装置が、例えば、二つ折の携帯電話となっており、二つ折がされるとディスプレイが外部から視認できないようになっている場合には、未読行数が減ることはない。むしろ、二つ折りにされている間にメッセージ情報が受信されることにより、未読行数が増加する。二つ折が開く操作が行なわれると、そのとき、ディスプレイに表示されているメッセージ情報の部分が読み取られたとみなされる。また、表示されてから所定の時間が経過した場合に、読み取られたとみなされるのが好ましい。視覚による認識の後、人が内容を理解するには時間がかかるからである。そこで、理解するまでの時間を所定の時間とするのが好ましい。また、スクロールダウンの操作により、新たに表示されメッセージ情報の部分は既読とみなされるのが好ましい。もし、開く操作が行なわれたときにディスプレイに表示されているメッセージ情報が初めて視認されるものであれば、未表示行数は、ディスプレイに表示されているメッセージ情報の行数だけ減少することになる。さらにスクロールダウンの操作が行なわれ、新たに表示された行だけ未読行数は減少することになる。
(実施形態2:処理の流れ)
実施形態2に係るメッセージ情報交換装置の処理は、実施形態1のそれとほぼ同じである。したがって、図3に例示されたフローチャートをそのまま利用することができる。ただし、本実施形態においては、スクロール部によりスクロールが行なわれることにより、未読であったメッセージ情報が表示されたときに、未読行数が減少することとなる。したがって、実施形態1に係るメッセージ情報交換装置の処理のフローチャートを例示する図3のステップS306においては「メッセージ情報の読み取り」が行われたかどうかを判断するのではなく、「スクロール操作により、未表示のメッセージ情報が表示されたかどうか」が判断されることになり、ステップS307において、「表示された分、未読表示を減らす」処理が行なわれることとなる。
(実施形態2:具体例)
図7は、実施形態2の具体例を示す。図7(A)において、ディスプレイの一番上の「51 森:今度の日曜日は」の行から、ディスプレイの一番下の「てくれよ」の行までの部分が表示されているので、この部分は利用者に読み取られたものとみなされる。また、ディスプレイに表示されている全体が、これまでに受信されたメッセージ情報であるとする。したがって、ディスプレイの右端に表示されるスクロールバーの長さは、ディスプレイの縦の長さと同じになっている。
次に、「56 森:全員に連絡回っていないだろ。少なくとも僕は知らんかった」というメッセージ情報が受信されると、このメッセージは、ディスプレイに現在表示されているメッセージの下の行以下に配置される。したがって、ディスプレイメモリなどの内部には図7(B)のように、受信されたメッセージが「てくれよ」の下に相当する位置に配置されることになる。また、ディスプレイの右端に表示されるスクロールバーが少し短くなり、下方に少し空白が生じる。図7(B)では、未表示行数は、3行となる。
次に、スクロールバーが下方向に移動されたり、スクロールダウンのボタンが押されたりすると、未表示の「56 森:全員に連絡回っていないだろ。少なくとも僕は知らんかった」が表示されることになる。これにより、未表示の行数が全て表示されるので、未表示行数は、3行減って、0行となる。
(実施形態2:主な効果)
本実施形態では、表示がされれば、利用者に読み取られたとみなすことにより、未読行数の算出の処理を簡略化などすることができる。
(実施形態3)
実施形態3として、ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数が変更可能となっており、この変更に基づいて、報知を行なう判断に用いられる所定の行数が変更されるメッセージ情報交換装置などについて開示する。
(実施形態3:構成)
図8は、実施形態3に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置800は、受信部801と、保持部802と、表示部803と、判断部804と、報知実行部805と、を有する。表示部803は、表示行数変更手段806を有する。また、メッセージ情報交換装置800は、スクロール部を有し、その判断部は判断手段を有していてもよい。したがって、実施形態3に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1または2に係るメッセージ情報交換装置の表示部が表示行数変更手段を有する構成となっている。
「表示行数変更手段」806は、ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数を変更する。「ディスプレイに一度に表示」とは、ディスプレイのメッセージ情報が表示される部分を一ページとした場合、その一ページに表示することをいう。行数が変更される原因には種々のものがある。例えば、メッセージ情報がテキストを含む場合には、そのテキストを構成する文字の大きさを変更したり、フォントを変更したりすることがある。また、ディスプレイのウィンドウにメッセージ情報が表示される場合には、そのウィンドウの高さや幅など、ウィンドウの形状のパラメータを変更することにより行数が変更される。
本実施形態では、判断部804は、表示行数変更手段806による一度に表示可能なメッセージ情報の行数の変更に基づいて、所定の行数を変更する。例えば、一度に表示可能なメッセージ情報の行数が、10行から7行になれば、所定の行数を7行にセットする。また、逆に、一度に表示可能なメッセージ情報の行数が7行から10行になれば、所定の行数を10行にセットする。また、一度に表示可能なメッセージ情報の行数が減少し、所定の行数を減少させる場合、所定の行数の減少により、未読行数が減少後の所定の行数となったと判断部804により判断されれば、その判断結果に応じて報知実行部805が報知を実行するようになっているのが好ましい。
(実施形態3:具体例)
図9は、表示行数変更手段806による、ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数の変更の様子を例示する。図9の上に示されているように、変更前は、ディスプレイに10行表示可能であったところ、図9の下に示されているように、メッセージ情報を構成する文字の大きさを大きくなどすることにより、表示可能なメッセージ情報の行数が、例えば、7行に減少する。このとき、未読行数が7行、8行、9行のいずれかであると判断部804により判断されれば、その判断結果に応じて報知実行部805が報知を実行するようになっていてもよい。
(実施形態3:処理の流れ)
図10は、実施形態3に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1001において、行数の変更の操作が行なわれるまで待つ。例えば、文字サイズの変更が行なわれるまで待つ。行数の変更の操作が行なわれれば、ステップS1002へ処理を移行させ、「所定の行数」の変更を行なう。例えば、文字サイズの変更により、変更後の文字サイズでのテキストの表示可能な行数を算出し、その行数を所定の行数とする。ステップS1003においては、ディスプレイの表示の変更を行なう。例えば、文字サイズを大きくする変更が行なわれると、文字サイズを大きくした表示へ変更を行なう。ステップS1004においては、ステップS1002による「所定の行数」の変更に基づき、未読行数が所定の行数となったかどうかを判断する。もし、そうならば、ステップS1005へ処理を移行させ、報知を実行する。
(実施形態3:主な効果)
本実施形態により、多くの携帯電話で可能になっているように、文字サイズの変更に対応が可能となり、所定の行数とディスプレイに一度に表示可能なメッセージ行数とが等しいあるいは所定の関係となるように関連付けなどされて所定の関係となっている場合に、報知の実行のタイミングを適切に調整することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4として、報知が行なわれても、未読であるメッセージ情報の部分が存在する状態が継続する間、メッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれるメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態4:構成)
図11は、実施形態4に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置1100は、受信部1101と、保持部1102と、表示部1103と、判断部1104と、報知実行部1105と、を有する。報知実行部1105は、第一報知手段1106を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。したがって、本実施形態に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1から3のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、報知実行部が第一報知手段を有する構成となっている。
「第一報知手段」1106は、報知を行なった後も、判断部1104にて未読であると判断されるメッセージ情報の行が存在する状態が継続する間、メッセージ情報が受信される都度、報知を行なう。すなわち、未読行数が1以上であれば、メッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれる。
(実施形態4:具体例)
図12は、実施形態4での報知の具体例を示す。所定の行数が10であるとする。このとき、時刻t1において、4行のメッセージ情報が受信され、未読行数が4行となり、時刻t2において、さらに4行のメッセージ情報が受信され、未読行数が8行となり、時刻t3において、さらに3行のメッセージ情報が受信され、未読行数が11行となったとする。時刻t3において、未読行数が所定の行数となったので、報知が行なわれる。その報知が行なわれても、利用者がメッセージ情報を読むことをしなかったとすると、時刻t4で4行のメッセージ情報が受信されると、時刻t4でも第一報知手段1106により報知が行なわれる。時刻t5で5行のメッセージ情報が受信されると、時刻t5でも第一報知手段1106により報知が行なわれる。その後、利用者がメッセージ情報を全て読むことを行ない、未読行数が0になったとすると、次の時刻t6で3行のメッセージ情報が受信されても第一報知手段1106による報知は行なわれない。
(実施形態4:主な効果)
未読行数が所定の行数となった後、未読であると判断されるメッセージ情報の行が存在する場合、新たにメッセージ情報が受信される都度、報知が行なわれることにより、未読のメッセージ情報が、例えば、一画面を超えていることを知らせることができ、利用者による報知の感知漏れを防止することができる。
(実施形態5)
実施形態5として、報知が行なわれると、未読行数が0にリセットされるメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態5:構成)
図13は、実施形態5に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置1300は、受信部1301と、保持部1302と、表示部1303と、判断部1304と、報知実行部1305と、を有する。そして判断部1304は、リセット手段1306を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。
したがって、実施形態5に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1から4のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、判断部がリセット手段を有する構成となっている。
「リセット手段」1306は、報知実行部1305による報知が行なわれると、未読行数を0にリセットする。例えば、図12において、時刻t3で報知が行なわれるので、時刻t4で4行のメッセージ情報を受信すると、未読行数は4行となる。所定の行数が10行であれば、時刻t4、t5では報知は行なわれないこととなる。
なお、リセット手段1306の機能を停止させることができるようになっていてもよく、利用者の選択などにより、機能の停止と機能の発揮とを選択可能になっているのが好ましい。
(実施形態5:主な効果)
本実施形態では、報知が行なわれると未読行数を0にリセットすることにより、再び未読行数が所定の行数となるメッセージ情報が受信されて保持されるまで報知が行なわれないので、報知の頻度を減少させることができ、利用者の性格や利用者の置かれている状況に応じて、報知の頻度が小さい方が好ましい場合に対応することができる。
(実施形態6)
実施形態6として、未読となっているメッセージ情報の行数が表示されるメッセージ情報交換装置について開示を行なう。
(実施形態6:構成)
図14は、実施形態6に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置1400は、受信部1401と、保持部1402と、表示部1403と、判断部1404と、報知実行部1405と、を有し、その表示部1403は、未読行数表示手段1406を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。また、判断部はリセット手段を有していてもよい。
したがって、実施形態6に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1から5のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、表示部が未読行数表示手段を有する構成となっている。
「未読行数表示手段」は、未読行数を表示する。例えば、ディスプレイの所定の位置に未読行数を表示する。あるいは、メッセージ情報交換装置の筐体に備えられた他の表示手段に未読行数の表示を行なう。また、未読行数の値に変更が生じた場合、例えば、新たなメッセージ情報の受信が行なわれたり、未読のメッセージ情報が読み取られた場合、には、変更後の未読行数を表示する。
(実施形態6:具体例)
図15、図16は、未読行数表示手段1406による未読行数の表示の具体例を示す。図15において、ディスプレイに表示されている「51 森:今度の日曜日は」の行から「53 森:ホント!なんで」の5行までが既読の状態にあるとして、その後に受信された「54 小泉:予定していた」からの行から「55 橋本:もっと早く知らせてくれよ」のメッセージ情報(ただし、「せてくれよ」は表示されていない)までの6行が未読行数に数えられているとすると、ディスプレイの下部に示されているように「6/11」のように未読行数である6が表示される。この場合、「/11」は、全部で11行となるメッセージ情報が保持部1102に保持されていることを意味している。「/11」の部分は必須ではない。
図16においては、メッセージ情報交換装置1601の筐体のうち、ディスプレイが配置されていない面に配置された表示手段1602に、未読行数と全行数とが「6/11」として表示されている状態が例示されている。この場合でも、全行数を含む「/11」の部分は必須ではない。
(実施形態6:主な効果)
本実施形態では、未読行数が表示されるので、利用者は未読行数を直ちに知ることができ、メッセージ情報を読むべきかどうかの判断を容易に行なうことができる。また、未読行数を全て読むための時間の予測ができる。
(実施形態7)
実施形態7として、所定の語句を含むメッセージ情報が受信された場合には、未読行数にかかわらず、報知が行なわれるメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態7:構成)
図17は、実施形態7に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置1700は、受信部1701と、保持部1702と、表示部1703と、判断部1704と、報知実行部1705と、を有し、報知実行部1705は、所定語句報知手段1706を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。また、判断部はリセット手段を有していてもよい。また、表示部は未読行数表示手段を有していてもよい。
したがって、実施形態7に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1から6のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、報知実行部が所定語句宛報知手段を有する構成となっている。
「所定語句宛報知手段」1706は、所定の語句を含むメッセージ情報が受信された場合に、報知を実行する。所定の語句とは、メッセージ情報交換装置1700にあらかじめ設定などがされて記憶などされた語句である。所定の語句の例としては、メッセージ情報交換装置1700の利用者が興味を持っている事柄に関する単語などがある。また、所定の語句としては、利用者を指し示す語句を用いてもよい。この場合には、メッセージ情報が、メッセージ情報交換装置1700の利用者宛のメッセージであれば、報知が行なわれることになる。メッセージ情報が、自身の利用者宛てかどうかの判断は、例えば、電子メールの場合には、ヘッダなどの To: フィールドに利用者の電子メールアドレスが現れているかどうかで行なう。このため、メッセージ情報交換装置1700の不揮発性メモリなどに利用者の電子メールアドレスが保持される。また、インスタントメッセンジャーでのメッセージ交換の場合には、テキストの中に利用者のハンドル名などや、利用者が発したメッセージ情報にサーバ装置などにより付された番号(メッセージ番号)などが含まれているかどうかで行なう。このため、メッセージ情報交換装置1700の不揮発性メモリに利用者のハンドル名などが保持されていたり、揮発性メモリに、利用者が発したメッセージ情報のメッセージ番号などが保持される。その他、音声情報であれば、音声認識を行ない、映像であれば、OCR技術により文字の認識を行ない、ハンドル名などが含まれてないかどうか判断する。
特に、電子メールやインスタントメッセンジャーなどでは、メッセージ情報のテキストの中において、「>」や「>>」などの記号を用い、それに続けてメッセージ番号やハンドル名などを記すことで、メッセージ情報の宛先が示されることが多い。そこで、これらの記号の出現を検出し、その後に、利用者の発したメッセージ情報のメッセージ番号や利用者の電子メールアドレス、ハンドル名などが現れないかどうか調べて、もし現れていれば、利用者宛てのメッセージ情報であると判断して、報知を行なうようになっていてもよい。
(実施形態7:具体例)
図18は、実施形態7の具体例を示す。図18の場合、メッセージ情報交換装置の利用者のハンドル名などが「小渕」であるとし、また、52番のメッセージ情報を発したことがあるとする。すると、図18にあるように、「76 小泉:>52 小渕」というメッセージ情報の部分が受信されると、「>52 小渕」の部分により、メッセージ情報交換装置の利用者である小渕宛てであると判断が行なわれ、報知が行なわれる。
(実施形態7:処理)
図19は、実施形態7に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れの一部を説明するフローチャートを例示する。ステップS1901は、例えば、図3のフローチャートのS303となる。ステップS1902は、ステップS303が実行された後に実行され、メッセージ情報に含まれる語句を取得する。例えば、形態素解析などを行ない、メッセージ情報を単語の列に分割する。ステップS1903では、取得したメッセージ情報に含まれる語句が、所定の語句を含むかどうかを判断し、もし、そうであれば、ステップS1904へ処理を移行させ、報知を実行する。その後、ステップS304へ処理を移行させる。また、所定の語句が利用者の宛先として用いられる語句であるならば、ステップS1902ではメッセージ情報に含まれる語句を全て取得する必要はなく、例えば、To: フィールドに記載された電子メールアドレスや、「>」などの記号の後の文字列を取得する。
(実施形態7:主な効果)
本実施形態では、利用者が興味を持っているなどの所定の語句が含まれるメッセージ情報が送られてきた場合に、未読行数が所定の行数になっていなくても報知が行なわれるので、所定の語句が含まれるメッセージ情報が見逃されることを防止することができる。特に、所定の語句として、利用者を指し示す語句とすることにより、発言を求められたときなどに議論の経過を確認させる機会を与え、スムーズなメッセージ情報の交換を行なう一助となる。
(実施形態8)
実施形態8として、報知が行なわれない時間の経過に応じた報知が行なわれるメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態8:構成)
図20は、実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置2000は、受信部2001と、保持部2002と、表示部2003と、判断部2004と、報知実行部2005と、を有し、報知実行部2005は、無報知経過報知手段2006を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。また、判断部はリセット手段を有していてもよい。また、表示部は未読行数表示手段を有していてもよい。また、報知実行部は所定語句宛報知手段を有していてもよい。
したがって、実施形態8に係るメッセージ情報交換装置は、実施形態1から7のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、報知実行部が無報知経過報知手段を有する構成となっている。
「無報知経過報知手段」2006は、報知が行なわれていない時間の経過に応じた報知を行なう。「報知が行なわれていない時間の経過に応じた報知」とは、報知が最後に行なわれてからの経過時間に応じた報知を意味する。「報知が行なわれていない」の「報知」は主に未読行数が所定の行数となったり、未読であるメッセージ情報が存在する間にメッセージ情報が受信されたり、自身の利用者宛てのメッセージ情報が受信されたときに報知実行部2005により実行される報知が主に想定され、「時間の経過に応じた報知」の「報知」と同じである必要はない。例えば、前者の報知がバイブレータによる振動を用いた報知であるのに対して、後者の報知は発光による報知であるという具合である。また、後者の報知が行なわれても、未読行数が0にリセットされる必要はない。また、「時間の経過に応じた報知」とあるので、前者の報知が最後に行なわれてから5分経過すると、発光が一度だけなされて後者の報知が行なわれ、10分経過すると、発光が二度されて後者の報知が行なわれるように、報知の態様や強度が経過時間によって変化するようになっていてもよい。また、前者の報知と後者の報知とが同じである場合には、例えば、実施形態4の場合、未読行数が所定の行数になったときに報知がされ、その後、未読のメッセージ情報が存在すると、メッセージ情報が受信される都度、報知がされる。この場合、未読行数が所定の行数になったときからの時間の経過量や報知が行なわれる時間の間隔によって、報知の態様や強度が変化するようになっていてもよい。
(実施形態8:処理)
図21は、実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れの一部を説明するフローチャートを例示する。ステップS2101からステップS2105は、例えば、図3のステップS305と置き換えられる。ステップS2102において、タイマーを停止する。ここでいうタイマーは、図2でのタイマー211であってもよい。このタイマーの目的は、最後の報知が実行されてから所定の時間が経過したときに、上述の後者の報知を行なうことである。ステップS2103では、報知を実行する。ここでいう報知とは、前者の報知である。その後、ステップS2104では、タイマーを起動する。タイマーの起動から所定の時間が経過すると、例えば、無報知経過報知手段2006により後者の報知が行なわれる。また、ステップS2103では、タイマー起動からの時間を測定することもできるので、最後に行なわれた報知からの経過時間を得ることができ、報知の態様や強度を変化させることもできる。
図22は、実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れの別のフローチャートを例示する。
ステップS01において、メッセージ未表示カウンタをプリセットする。「メッセージ未表示カウンタ」とは、未表示行数の値を保持する変数である。「プリセット」とは、初期値に設定することであり、例えば、0に設定する。
ステップS2202において、メッセージ情報を受信したかどうかを判断する。もし、メッセージ情報が受信されたのであれば、ステップS2203へ処理を移行させ、そうでなければ、ステップS2207へ移行させる。
ステップS2203では、タイマーカウントをプリセットしてスタートする。「タイマーカウント」とは、タイマーにより定期的(例えば、500ミリ秒ごとに)に起動されるイベントハンドラーが所定の値(例えば、1)を加算する変数である。ステップS2203では、その変数を0に設定する。次のステップS2204では、受信されたメッセージ情報の表示行数だけ、メッセージ未表示カウンタを進める。
ステップS2205では、メッセージ未表示カウンタの値を所定の値と比較を行なうことで、未読行数が、例えば一画面分以上の行数となったかどうかを判断する。もし、メッセージ未表示カウンタの値が所定の値となっていれば、ステップS2206へ処理を移行させて、報知を行なう。その後、ステップS2208へ移行する。ステップS2205で、メッセージ未表示カウンタの値が所定の値となっていなければ、ステップS2207へ処理を移行する。
ステップS2207では、タイマーカウンタの値を得て、その値とあらかじめ決められた値とを比較し、指定時間に達したかどうかを判断する。もし、指定時間に達すれば、ステップS2206へ処理を移行させて、報知を行なう。もし、指定時間に達していなければ、ステップS2208へ処理を移行させる。
ステップS2208では、メッセージ情報が読まれたかどうかを判断する。もし、読まれたのであれば、ステップS2201へ処理を移行させ、メッセージ未表示カウンタの設定を行なう。もし読まれていなければ、ステップS2202へ戻る。
このような処理により、メッセージ情報が受信され指定時間の長さの間、未読のメッセージ情報が存在することが継続していれば、報知が行なわれる。
図23は、図22とほぼ同じ処理のフローチャートを例示している。図22との違いは、メッセージ情報が受信されたとき、その受信されたメッセージ情報が、メッセージ未表示カウンタのプリセット後、初めて受信されたメッセージ情報かどうかを判断している点である(ステップS2304参照)。もし、そうならば、このときにのみタイマーカウントをプリセットしてスタートさせている(ステップS2306参照)。これにより、メッセージ未表示カウンタのプリセット後、初めて受信されたメッセージ情報が受信されてからの経過時間に応じて報知を行なうことができる。
(実施形態8:主な効果)
本実施形態においては、報知が行なわれない時間の経過に応じた報知が行なわれるので、例えば、議論が滞るなどして、報知が行なわれなくなった場合であっても、利用者に議論が存在していることを知らせ、議論の経過を確認したり、発言を促したりする効果がもたらされる。
(実施形態9)
実施形態9として、報知が行なわれない時間のうち、未読行数が1以上である時間の経過に応じて報知が行なわれるメッセージ情報交換装置などについて開示を行なう。
(実施形態9:構成)
実施形態9に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の構成と同じである。ただし、本実施形態においては、無報知経過報知手段2006は、報知が行なわれない時間のうち、未読行数が1以上である時間の経過に応じた報知を行なう。すなわち、本実施形態では、実施形態8のように、報知が行なわれない時間の経過に応じた報知が行なわれる。ただし、未読行数が1以上である時間、すなわち、一部または全体が未読となっているメッセージ情報の存在する時間に応じた報知がされる。また、そのような時間に応じて、報知の態様、強度などが異なってもよい。
図24は、主に実施形態8と実施形態9との違いを説明する図である。図24(A)は、主に実施形態8に対応しており、時刻t11においてメッセージ情報が全て読み取られ、時刻12にメッセージ情報が到達して、このメッセージ情報により未読行数が所定の行数となり、報知が行なわれたとする。すると、t12から所定の時間長Tが経過したt13において、報知がなされる。そしてこの報知に応じて、利用者はメッセージ情報の読み取りを行なうことができる。
一方、図24(B)は、主に実施形態9に対応している。時刻t21においてメッセージ情報が全て読み取られ、時刻t22にメッセージ情報が受信され、このメッセージ情報により未読行数が所定の行数となり、報知が行なわれたとする。すると、t22から所定の時間長Tが経過するt24において報知がされるが、時刻t24が到達する前の時刻t23で利用者がメッセージ情報を全て読み取ったとすると、未読行数が0となるので、t24において報知はされなくなる。逆に、時刻t23での読み取りにより、未読行数が存在すると、t24で報知が実行され得ることとなる。
(実施形態9:主な効果)
本実施形態では、未読行数が1以上である時間の経過に応じた報知がされるので、利用者には、未読のメッセージ情報についての注意を喚起することが可能になる。
(実施形態10)
実施形態10として、スクロール操作など未読行数を減少させるとみなされる操作が検出されたときを、報知が行なわれない時間の起算点とするメッセージ情報交換装置などについて開示する。
(実施形態10:構成)
図25は、実施形態10に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置2500は、受信部2501と、保持部2502と、表示部2503と、判断部2504と、報知実行部2505と、操作検出部2507と、を有する。報知実行部2505は、無報知経過報知手段2506を有し、操作検出部2507は、無報知経過リセット手段2508を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。また、判断部はリセット手段を有していてもよい。また、表示部は未読行数表示手段を有していてもよい。また、報知実行部は所定語句宛報知手段を有していてもよい。
したがって、本実施形態に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態8または9に係るメッセージ情報交換装置が操作検出部を有し、操作検出部が無報知経過リセット手段を有する構成となっている。
「操作検出部」2507は、利用者が未読行数を減少させる操作を検出する。例えば、ディスプレイに表示されたメッセージ情報を利用者が視認する操作を最後に終えてから、ディスプレイに新たに表示されることになったメッセージ情報を利用者が視認するための操作を検出する。例えば、新たに表示されることになったメッセージ情報が表示されている部分のタッチや、二つ折の筐体を開いてディスプレイを見るための操作、スクロールボタンなどの押下により新たにメッセージ情報を表示させるなどの操作である。
「無報知経過リセット手段」2508は、前記操作が検出されたときを、報知が行なわれない時間の起算点とする。例えば、タイマーをプリセットして再スタートさせるなどの処理を行なう。
(実施形態10:具体例)
図26は、実施形態10の具体例を示す。時刻t31においてメッセージ情報が全て読み取られ、時刻t32にメッセージ情報が受信され、このメッセージ情報により未読行数が所定の行数となり、報知が行なわれたとする。すると、実施形態8、9においては通常、t32から所定の時間長Tが経過する時刻において報知がされる。しかし、本実施形態では、t32から所定の時間長Tが経過する前の時刻t33で利用者がメッセージ情報を読み取る操作を行なったとすると、このt33から所定の時間長Tが経過したときに無報知経過報知手段2506による報知がされるように、タイマーのプリセットと再スタートが行なわれる。
(実施形態11)
実施形態11として、未読行数に数えられるメッセージ情報の表示態様が、そうではないメッセージ情報の表示態様と異なるメッセージ情報交換装置などについて開示する。
(実施形態11:構成)
図27は、実施形態11に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図を例示する。メッセージ情報交換装置2700は、受信部2701と、保持部2702と、表示部2703と、判断部2704と、報知実行部2705と、を有し、表示部2703は、態様異表示手段2706を有する。また、メッセージ情報交換装置は、スクロール部を有し、その判断部は、判断手段を有していてもよい。また、表示部は、表示行数変更手段を有していてもよい。また、報知実行部は、第一報知手段を有していてもよい。また、判断部はリセット手段を有していてもよい。また、表示部は未読行数表示手段を有していてもよい。また、報知実行部は所定語句宛報知手段を有していてもよい。また、操作検出部を有し、操作検出部は無報知経過リセット手段を有していてもよい。
したがって、本実施形態に係るメッセージ情報交換装置の構成は、実施形態1から10のいずれかに係るメッセージ情報交換装置において、表示部が態様異表示手段を有する構成となっている。
「態様異表示手段」2706は、判断部2704により未読行数に数えられるメッセージ情報の表示態様を、未読行数に数えられないメッセージ情報の表示態様と異ならせる手段である。「未読行数に数えられる」とは、未読のメッセージ情報の行を構成することをいう。「表示態様」とは、メッセージ情報が表示される状態である。例えば、メッセージ情報が表示される際の明るさ、文字フォント、文字などの太さ、文字などの大きさ、下線などの修飾の有無、などである。したがって、態様異表示手段2706が備わっていることにより、未読行数に数えられるメッセージ情報は、例えば、明るく表示され、未読行数に数えられないメッセージ情報は、暗く表示される。
(実施形態11:主な効果)
本実施形態により、未読行数に数えられるメッセージ情報と未読行数に数えられないメッセージ情報との区別が容易に付けられる。例えば、報知が行なわれた際、利用者は、未読行数に数えられるメッセージ情報の表示開始位置を直ちに知ることができる。
実施形態1に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 メッセージ情報交換装置のハードウェア構成図 メッセージ情報交換装置の処理の流れ図 メッセージ情報の受信に伴う未読行数の変化と報知との関係についての説明図 ディスプレイが10行であり、所定の行数が10行である場合の報知の一例図 実施形態2に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態2の具体例を示す図 実施形態3に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数の変更の一例図 実施形態3に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れ図 実施形態4に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態4での報知の具体例を示す図 実施形態5に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態6に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 未読行数の表示の具体例を示す図 未読行数の表示の具体例を示す図 実施形態7に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態7の具体例を示す図 実施形態7に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れ図 実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れ図 実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れ図 実施形態8に係るメッセージ情報交換装置の処理の流れ図 実施形態8と実施形態9との違いを説明する図 実施形態10に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 実施形態10の具体例を示す図 実施形態11に係るメッセージ情報交換装置の機能ブロック図 メッセージ情報の交換の方式を例示する図 従来技術でのメッセージ情報の受信と通知の関係を示す図
符号の説明
100 メッセージ情報交換装置
101 受信部
102 保持部
103 表示部
104 判断部
105 報知実行部

Claims (12)

  1. メッセージ情報を受信する受信部と、
    受信したメッセージ情報を保持する保持部と、
    保持されたメッセージ情報を表示するディスプレイを有する表示部と、
    保持されているメッセージ情報のなかで、利用者が未読である情報によって占有されるディスプレイの表示における行数である未読行数が所定の行数となったか判断する判断部と、
    判断結果に応じて報知を実行する報知実行部と、
    を有するメッセージ情報交換装置。
  2. 保持されたメッセージ情報をディスプレイ上にてスクロールするためのスクロール部を有し、
    判断部は、未読行数として、保持されているメッセージ情報のなかで、最後のスクロール動作終了時以降に未表示となっている情報によって占有されるディスプレイの表示における行数である未表示行数を用いて、未読行数が所定の行数となったか判断する判断手段を有する請求項1に記載のメッセージ情報交換装置。
  3. 表示部は、ディスプレイに一度に表示可能なメッセージ情報の行数を変更する表示行数変更手段を有し、
    判断部は、表示行数変更手段による一度に表示可能なメッセージ情報の行数の変更に基づいて、前記所定の行数を変更する請求項1または2に記載のメッセージ情報交換装置。
  4. 報知実行部は、
    報知を行なった後も判断部にて未読であると判断されるメッセージ情報の行が存在する状態が継続する間、メッセージ情報が受信される都度、報知を行なう第一報知手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  5. 判断部は、
    報知実行部による報知が行なわれると、未読行数を0にリセットするリセット手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  6. 表示部は、未読行数を表示する未読行数表示手段を有する請求項1から5のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  7. 報知実行部は、所定の語句を含むメッセージ情報が受信された場合に報知を実行する所定語句報知手段を有する請求項1から6のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  8. 報知実行部は、報知が行なわれない時間の経過に応じた報知を行なう無報知経過報知手段を有する請求項1から7のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  9. 無報知経過報知手段は、報知が行なわれない時間のうち、未読行数が1以上である時間の経過に応じた報知を実行する請求項8に記載のメッセージ情報交換装置。
  10. 利用者が未読行数を減少させる操作を検出する操作検出部を有し、
    操作検出部は、前記操作が検出されたときを、報知が行なわれない時間の起算点とする無報知経過リセット手段を有する請求項8または9に記載のメッセージ交換装置。
  11. 表示部は、判断部により未読行数に数えられるメッセージ情報の表示態様を、未読行数に数えられないメッセージ情報の表示態様と異ならせる態様異表示手段を有する請求項1から10のいずれか一に記載のメッセージ情報交換装置。
  12. メッセージ情報を受信する受信ステップと、
    受信したメッセージ情報を保持する保持ステップと、
    保持されたメッセージ情報を表示するディスプレイを有する表示ステップと、
    保持されているメッセージ情報のなかで、利用者により未読である情報によって占有されるべきディスプレイの表示における行数である未読行数が所定の行数となったか判断する判断ステップと、
    判断結果に応じて報知を実行する報知実行ステップと、
    を含むメッセージ情報交換装置の動作方法。
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