JP2008061970A - 可変分光素子および可変分光装置 - Google Patents

可変分光素子および可変分光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通過光量の喪失を低減しつつ、同一通過帯域において通過帯域幅を変化させることを可能にする。
【解決手段】間隔をあけて対向し、対向面にコート層2a,2bが設けられた2枚の光学基板3a,3bと、該光学基板3a,3b間の間隔寸法を変化させるアクチュエータ4とを備え、該アクチュエータ4が、以下の関係式で表されるストロークを有する可変分光素子1を提供する。
S≧λ/(2n・cosθ)
ここで、S:ストローク、λ:通過波長、n:光学基板3a,3b間の屈折率、θ:光学基板3a,3b間における光の入射角である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変分光素子および可変分光装置に関するものである。
従来、複数の光学基板の面間隔を変化させることにより、光の通過帯域を可変としたエタロン型分光素子を備え、撮影対象から取得する光の通過帯域を変化させる撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この撮像装置によれば、撮影対象の分光情報を取得することができる。このとき、通過帯域幅を変化させるために、複数の光学基板の面間隔を同一にして、同じ光学特性の重ね合わせにより通過帯域幅の狭い状態を実現したり、複数の光学基板の面間隔を少しずつずらすことによって、通過帯域幅の広い状態を実現したりしている。
特許第2802061号明細書
しかしながら、エタロン型分光素子を構成する複数の光学基板の面間隔を同一にしたり、少しずつずらしたりする精密な制御は困難である。また、光学基板の面間隔を少しずつずらすことにより広い通過帯域幅を実現する場合、各々の光学基板の最大透過率の波長が異なってくるので、得られる通過帯域のピーク透過率が低下してしまうという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、通過光量の喪失を低減しつつ、同一通過帯域において通過帯域幅を変化させることができる可変分光素子および可変分光装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、間隔をあけて対向し、対向面にコート層が設けられた2枚の光学基板と、該光学基板間の間隔寸法を変化させるアクチュエータとを備え、該アクチュエータが、以下の関係式で表されるストロークを有する可変分光素子を提供する。
S≧λ/(2n・cosθ)
ここで、S:ストローク、λ:通過波長、n:光学基板間の屈折率、θ:光学基板間における光の入射角である。
上記発明においては、前記アクチュエータのストローク内において、通過帯域の幅が波長によらず一定であることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記通過帯域の幅が半値全幅であることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記コート層の特性が均一であることとしてもよい。
また、上記発明においては、前記コート層の反射率が、波長の増加に従って単調増加することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記コート層の波長に対する反射率特性が、以下の関係式で表されることとしてもよい。
Figure 2008061970
また、本発明は、上記可変分光素子と、該可変分光素子が、所望の通過帯域において、異なる2つの通過帯域幅を達成するようにアクチュエータを制御する制御手段とを備える可変分光装置を提供する。
また、本発明は、間隔をあけて対向し、対向面にコート層が設けられた2枚の光学基板と、該光学基板間の間隔寸法を変化させるアクチュエータとを備える可変分光素子と、該可変分光素子が、所望の通過帯域において、異なる2つの通過帯域幅を達成するようにアクチュエータを制御する制御手段とを備える可変分光装置を提供する。
本発明によれば、通過光量の喪失を低減しつつ、同一通過帯域において通過帯域幅を変化させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態に係る可変分光素子1について、図1および図2を参照して説明する。
本実施形態に係る可変分光素子1は、図1に示されるように、平行間隔を空けて配置され対向面の光学有効径の範囲に反射膜(コート層)2a,2bが設けられた2枚の平板状の光学部材(光学基板)3a,3bと、該光学部材3a,3bの間隔を変化させるアクチュエータ4とを備えるエタロン型の光学フィルタである。
アクチュエータ4は、例えば、圧電素子からなる円筒状の部材であって、駆動信号に応じてその長さ寸法を伸縮させるようになっている。
この可変分光素子1は、アクチュエータ4の作動により光学部材3a,3bの間隔寸法を変化させることで、その透過する光の波長帯域を変化させることができるようになっている。
光学部材3a,3b間の間隔寸法は極めて微小な値、例えば、ミクロンオーダーかそれ以下になるように設定されている。
そして、アクチュエータ4は、以下の関係式で表されるストロークを有している。
S≧(m−m)λ/(2n・cosθ)
ここで、m,m:干渉次数(m>m)、S:ストローク、λ:通過波長、n:光学部材3a,3b間の屈折率、θ:光学部材3a,3b間における光の入射角である。
また、各光学部材3a,3bの光学有効径の外側には輪帯形状の容量センサ電極5a,5bが配置されている。
前記反射膜2a,2bは、例えば、誘電体多層膜により構成されている。
また、容量センサ電極5a,5bは金属膜により構成されている。容量センサ電極5a,5bからの信号をフィードバックして駆動手段への駆動信号を制御することにより、透過特性の調節精度を向上することができるようになっている。
さらに具体的には、本実施形態に係る可変分光素子1の反射膜(エタロンコート)2a,2bは、図2に示されるような反射率特性を有している。この反射率特性は、以下の関係式(1)を満足している。
Figure 2008061970
ここで、上記式(1)の導出について説明する。
反射膜2a,2bの1面の反射率R(λ)、光の入射角θ、反射膜2a,2b間の媒質の屈折率n、反射膜2a,2bの間隔dとすると、透過率Tは、次式(2)で表される。
Figure 2008061970
ここで、半値全幅FWHMは、次式(3)により表される。
Figure 2008061970
ここで、光路長をnd=mλ/2(m:1以上の整数)の関係で変化させると、波長λにおいて垂直入射で透過率が最大値となる。この関係を式(3)に代入し、反射率R(λ)について得られた2次方程式の解を求めることにより、式(1)を得ることができる。
そして、上記式(1)において、半値全幅FWHMを定数とすることにより、図2の反射率特性を得ることができる。
このように構成された本実施形態に係る可変分光素子1によれば、光学部材3a,3bの間隔寸法を変化させて、光の透過帯域を変化させても、その波長にかかわらず半値全幅FWHMが一定となるので、長波長側での波長分解能の低下を抑制することができるとともに、波長による透過光量の変化を防止することができる。
また、本実施形態に係る可変分光素子1によれば、アクチュエータ4が十分なストロークSを有しているので、干渉次数の異なる透過帯域を同一波長帯域に配置することができる。すなわち、干渉次数が高くなるほど、透過帯域幅が小さくなる特性を利用して、所望の透過帯域に、干渉次数の異なる透過帯域を配置するようにアクチュエータ4を駆動することにより、透過させる光の波長帯域を増減させて、光量の大きな明るい画像を取得したり、光量は小さいが高い精度で分光された特定波長の光の画像を取得したりすることができる。
次に、本実施形態に係る可変分光素子1を用いた内視鏡システム(可変分光装置)10について、図3〜図6を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡システム10は、図3に示されるように、生体の体腔内に挿入される挿入部11と、該挿入部11内に配置される撮像ユニット12と、照明光を発する光源ユニット13と、前記撮像ユニット12および光源ユニット13を制御する制御ユニット14と、撮像ユニット12により取得された画像を表示する表示ユニット15とを備えている。
前記挿入部11は、生体の体腔に挿入できる極めて細い外形寸法を有し、その内部に、前記撮像ユニット12および前記光源ユニット13からの光を先端11aまで伝播するライトガイド16とを備えている。
前記光源ユニット13は、体腔内の撮影対象Aを照明し、撮影対象Aにおいて反射して戻る反射光を取得するための照明光を発する照明光用光源17と、該照明光用光源17を制御する光源制御回路18とを備えている。
前記照明光用光源17は、例えば、図示しないキセノンランプおよびバンドパスフィルタを組み合わせたもので、バンドパスフィルタの50%透過域は、430〜700nmである。すなわち、照明光用光源17は、波長帯域430〜700nmの照明光を発生するようになっている。
前記撮像ユニット12は、図4に示されるように、撮影対象Aから入射される光を集光するための、3枚のレンズ19a,19b,19cからなる撮像光学系19と、制御ユニット14の作動により分光特性を変化させられる本実施形態に係る可変分光素子1と、撮像光学系19により集光された光を撮影して電気信号に変換する撮像素子20とを備えている。
本実施形態において、可変分光素子1の可変波長帯域は、図5および図6に示されるように、制御ユニット14からの制御信号に応じて6つの状態に変化させられるようになっている。
第1の状態は、可視光の青の領域である波長440〜480nmの帯域の光を透過させるようになっている。以下、透過帯域幅はピーク強度の半値全幅FWHMで定義している。
第2の状態は、可視光の緑の領域である波長520〜560nmの帯域の光を透過させるようになっている。
第3の状態は、可視光の赤の領域である波長600〜640nmの帯域の光を透過させるようになっている。
第4の状態は、可視光の青の領域である波長450〜470nmの帯域の光を透過させるようになっている。
第5の状態は、可視光の緑の領域である波長530〜550nmの帯域の光を透過させるようになっている。
第6の状態は、可視光の赤の領域である波長610〜630nmの帯域の光を透過させるようになっている。
上記第1〜第6の状態における可変分光素子1の干渉次数と光学部材3a,3b間の面間隔寸法は、表1の通りである。
Figure 2008061970
前記制御ユニット14は、図3に示されるように、撮像素子20を駆動制御する撮像素子制御回路21と、可変分光素子1を駆動制御する可変分光素子制御回路22と、撮像素子20により取得された画像情報を記憶するフレームメモリ23と、該フレームメモリ23に記憶された画像情報を処理して表示ユニット15に出力する画像処理回路24とを備えている。
可変分光素子制御回路22が、可変分光素子1を第1,第4の状態にしたときには、撮像素子制御回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第1のフレームメモリ23aに出力させるようになっている。また、可変分光素子制御回路22が、可変分光素子1を第2,第5の状態にしたときには、撮像素子駆動回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第2のフレームメモリ23bに出力するようになっている。さらに、可変分光素子制御回路22が、可変分光素子1を第3,第6の状態にしたときには、撮像素子制御回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第3のフレームメモリ23cに出力させるようになっている。
また、画像処理回路24は、例えば、青の帯域の画像情報を第1のフレームメモリ23aから受け取って表示ユニット15の第1のチャネルに出力し、緑の帯域の画像情報を第2のフレームメモリ23bから受け取って表示ユニット15の第2のチャネルに出力し、赤の帯域の画像情報を第3のフレームメモリ23cから受け取って表示ユニット15の第3のチャネルに出力するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る内視鏡システム10の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る内視鏡システム10を用いて、生体の体腔内の撮影対象Aを撮像するには、挿入部11を体腔内に挿入し、その先端11aを体腔内の撮影対象Aに対向させる。この状態で、光源ユニット13および制御ユニット14を作動させ、光源制御回路18の作動により、照明光用光源17を作動させて照明光を発生させる。
光源ユニット13において発生した照明光は、ライトガイド16を介して挿入部11の先端11aまで伝播され、挿入部11の先端11aから撮影対象Aに向けて照射される。
照明光は撮影対象Aの表面において反射され、反射光が撮像光学系19により集光されて可変分光素子1を透過して撮像素子20に結像され、反射光画像情報が取得される。
青の帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路22の作動により、可変分光素子1を第1の状態または第4の状態に切り替えることで、撮像素子20に到達する反射光の帯域を波長440〜480nmまたは450〜470nmに制限することができる。そして、取得された青の帯域の反射光画像情報は、第1のフレームメモリ23aに記憶され、表示ユニット15の第1のチャネルに出力されることになる。
緑の帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路22の作動により、可変分光素子1を第2の状態または第5の状態に切り替えることで、撮像素子20に到達する反射光の帯域を波長520〜560nmまたは530〜550nmに制限することができる。そして、取得された緑の帯域の反射光画像情報は、第2のフレームメモリ23bに記憶され、表示ユニット15の第2のチャネルに出力されることになる。
赤の帯域の反射光画像を取得するには、可変分光素子制御回路22の作動により、可変分光素子1を第3の状態または第6の状態に切り替えることで、撮像素子20に到達する反射光の帯域を波長600〜640nmまたは610〜630nmに制限することができる。そして、取得された緑の帯域の反射光画像情報は、第3のフレームメモリ23cに記憶され、表示ユニット15の第3のチャネルに出力されることになる。
本実施形態に係る内視鏡システム10によれば、撮影対象Aからの反射光の異なる波長帯域について、複数の透過帯域幅を有する分光画像情報を取得して表示することができる。
生体に対しては様々な波長による画像情報を取得することが有用であるが、本実施形態に係る内視鏡システム10によれば、広い波長帯域にわたって可変分光素子1の透過帯域幅を一定にすることができる。したがって、長波長側の波長帯域の反射光画像情報の波長分解能が他の波長帯域の反射光画像情報と比較して低下したり、長波長側の波長帯域の反射光画像の強度が他の波長帯域の反射光画像情報と比較して大きくなってしまったりする不都合の発生を防止することができる。
その結果、複数の波長帯域の反射光画像情報を用いた重畳表示や、画像間演算においても、複雑な補正処理を行うことなく簡単に行うことができるという利点がある。
また、本実施形態に係る可変分光素子1による比較的広い透過帯域幅の第1〜第3の状態と、比較的狭い透過帯域幅の第4〜第6の状態との切り替え方法としては、最初に第1〜第3の状態とし、次いで第4〜第6の状態に切り替えることとしてもよい。このようにすることで、例えば、内視鏡システム10の挿入部11の先端11aが撮影対象Aから離れている状態から近づける場合に、まず、可変分光素子1を第1〜第3の状態として、取得される光量を確保し、先端11aが撮影対象Aに十分に近づいたら、第4〜第6の状態に切り替えて、高い波長分解能で画像を取得することができる。
また、これに代えて、撮影者の操作により、任意に第1〜第3の状態と第4〜第6の状態とを切り替えることにしてもよい。
このように、本実施形態に係る可変分光素子1を備えた内視鏡システム10によれば、同一の波長帯域に対して、透過率の低下を防止しつつ、異なる透過帯域幅を有する分光画像を提供することができるという利点がある。
特に、生体のような複雑な構成の試料から得られる分光画像においては、波長ごとにその試料を特徴づける情報が得られるので、狭い帯域幅の分光画像により、試料の特徴的な情報を取得することができる。一方、帯域幅を狭く限定した場合に、画像のS/N比が低下する場合には、可変分光素子1の干渉次数を切り替えるだけで、同一の中心波長に対してより広い波長帯域幅の分光画像を得ることができるという利点がある。
なお、本実施形態に係る可変分光素子1および内視鏡システム10においては、以下の変形、変更が可能である。
まず、本実施形態に係る可変分光素子1においては、分光波長帯域の全域において、図2に示される反射率特性を有する場合について説明したが、これに代えて、図7に示されるように、式(1)の反射率特性に近似する1次関数からなる反射率特性を有する反射膜2a,2bを採用してもよい。この場合の1次関数としては、0より大きい正の比例係数を有し、波長に応じて単調増加するものが採用される。このようにすることで、透過帯域の波長に依存した透過帯域幅の変化を抑制することができる。
また、反射率を波長によらずほぼ一定にしてもよい。透過帯域によって透過帯域幅が変化するが、異なる干渉次数に対応した面間隔をとることにより、同一の波長に対して複数の透過帯域幅を実現できる点に代わりはなく、反射膜2a,2bの設計および作成を容易にすることができる。
また、使用する可変分光素子1の干渉次数としては1次と2次が好ましいが、他の干渉次数の組合せを使用してもよいし、3以上の次数を組み合わせてもよい。
また、本実施形態においては、透過帯域幅を表す量として半値全幅FWHMを用いたが、それ以外の量を指標とすることとしてもよい。
また、本実施形態に係る可変分光素子1においては、2枚の光学部材3a,3bの間隔寸法を圧電素子からなるアクチュエータ4により変化させるものを例示したが、これに代えて、他のアクチュエータにより間隔寸法を変化させるものでもよい。また、光学部材3a,3b間の隙間に充填される媒質(例えば、液体や気体)の屈折率を変化させることにより、間隔を維持したまま光路長を変化させることとしてもよい。
また、内視鏡システム10としては、軟性鏡、硬性鏡のいずれに適用することとしてもよい。また、内視鏡ではなく、生体内部観察用の対物レンズ等に適用することとしてもよい。本実施形態によれば、波長帯によらず、透過帯域幅を一定にすることを、例えば、複数の光学フィルタの光路への挿脱という方法を用いる必要もなく、1個の可変分光素子で実現できるので、径方向の寸法に制約のある内視鏡などの生体内部観察系に特に好適である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る内視鏡システム(可変分光装置)10′について図8〜図13を参照して以下に説明する。
なお、本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る内視鏡システム10と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る内視鏡システム10′においては、光源ユニット13′が、照明光用光源17の他に励起光用光源25を備えている。
照明光用光源17は、図示しないキセノンランプおよびバンドパスフィルタを組み合わせたもので、バンドパスフィルタの50%透過域は、430〜460nmである。
また、励起光用光源25は、例えば、ピーク波長660±5nmの励起光を出射する半導体レーザである。この波長の励起光は、Cy5.5、Cy7(Amersham社製)やAlexa Fluor700(Molecular Probes社製)等の蛍光薬剤を励起することができる。
本実施形態の説明においては、このうち、Cy5.5(ピーク波長694nm、蛍光波長領域670〜710nm)と、Cy7(ピーク波長767nm、蛍光波長領域760〜800nm)の2種類の蛍光薬剤を用いる。
前記光源制御回路18は、後述するタイミングチャートに従う所定のタイミングで、照明光用光源17と励起光用光源25とを交互に点灯および消灯させるようになっている。
前記撮像ユニット12′は、図9に示されるように、撮影対象Aから入射されてくる励起光を遮断する励起光カットフィルタ26をさらに備えている。
励起光カットフィルタ26は、例えば、波長帯域420〜640nmで透過率80%以上、波長帯域650〜670nmでOD値4以上(=透過率1×10−4以下)、波長帯域690〜750nmで透過率80%以上の透過率特性を有している。
可変分光素子1は、図10に示されるような反射率特性の反射膜2a,2bを有している。すなわち、波長660nmより短波長側の帯域は、全ての光を透過し、660nm以上の帯域においては、式(1)に従う反射率特性を有している。
また、可変分光素子1は、図11に示されるように、固定透過帯域および可変透過帯域を有している。固定透過帯域は、可変分光素子1の状態によらず、常に光を透過する帯域であり、例えば、波長420〜540nmの範囲に配置され、平均透過率60%以上に設計されている。また、可変透過帯域は、可変分光素子1の状態に応じて透過率特性を変化させる帯域である。
本実施形態において、可変分光素子1は、蛍光薬剤が励起光により励起されることによって発生する蛍光(薬剤蛍光)の波長を含む波長帯域(例えば、680〜720nmおよび760〜800nm)に可変透過帯域を備えている。
そして、可変分光素子1は、制御ユニット14からの制御信号に応じて、可変透過帯域を波長帯域680〜720nmに設定する第1の状態、波長帯域760〜800nmに設定する第2の状態、波長帯域690〜710nmに設定する第3の状態および波長帯域770〜790nmに設定する第4の状態の4つの状態に制御されるようになっている。
撮像素子制御回路21および可変分光素子制御回路22は前記光源制御回路18に接続され、光源制御回路18による照明光用光源17および励起光用光源25の切替えに同期して可変分光素子1および撮像素子20を駆動制御するようになっている。
具体的には、図12のタイミングチャートに示されるように、まず、光源制御回路18の作動により、励起光用光源25から励起光を照射し、可変分光素子制御回路22が可変分光素子1を第1または第3の状態として、撮像素子制御回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第1のフレームメモリ23aに出力させるようになっている。
また、励起光用光源25からの励起光が発せられてから所定時間経過後には、可変分光素子制御回路22の作動により、可変分光素子1が第2または第4の状態とされ、撮像素子制御回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第2のフレームメモリ23bに出力させるようになっている。
さらに、光源制御回路18の作動により、励起光用光源25から照明光用光源17に切り替えられて照明光が発せられるときには、可変分光素子制御回路22が可変分光素子1を第2または第4の状態に維持して、撮像素子制御回路21が撮像素子20から出力される画像情報を第3のフレームメモリ23cに出力させるようになっている。
また、前記画像処理回路24は、例えば、励起光の照射により得られるCy5.5の蛍光画像情報を第1のフレームメモリ23aから受け取って表示ユニット15の第1のチャネルに出力し、Cy7の蛍光画像情報を第2のフレームメモリ23bから受け取って表示ユニット15の第2のチャネルに出力し、照明光の照射により得られる反射光画像情報を第3のフレームメモリ23cから受け取って表示ユニット15の第3のチャネルに出力するようになっている。
第1,第2の状態と第3,第4の状態との切り替えは、撮影者の選択により、明るい画像を得たいときにはより広い透過帯域を有する第1,第2の状態が選択され、より精度の高い分光画像を得たいときには、より狭い透過帯域を有する第3,第4の状態が選択されることにすればよい。また、得られた画像を処理して光量情報を抽出し、光量不足のときには、第1,第2の状態、光量が十分であるときには第3,第4の状態を自動選択することにしてもよい。
図12は、最初の2周期を第1の状態と第2の状態とで切り替えた後、第3の状態と第4の状態とで切り替える場合について例示している。
このように構成された本実施形態に係る内視鏡システム10′の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る内視鏡システム10′を用いて、生体の体腔内の撮影対象Aを撮像するには、蛍光薬剤を体内に注入するとともに、挿入部11を体腔内に挿入し、その先端11aを体腔内の撮影対象Aに対向させる。この状態で、光源ユニット13′および制御ユニット14を作動させ、光源制御回路18の作動により、照明光用光源17および励起光用光源25を交互に作動させて照明光および励起光をそれぞれ発生させる。
光源ユニット13′において発生した励起光および照明光は、それぞれライトガイド16を介して挿入部11の先端11aまで伝播され、挿入部11の先端11aから撮影対象Aに向けて照射される。
励起光が撮影対象Aに照射された場合には、撮影対象Aに浸透している蛍光薬剤が励起されて蛍光が発せられる。撮影対象Aから発せられた蛍光は、励起光カットフィルタ26を透過し、撮像ユニット12′の撮像光学系19のレンズ19a,19bにより集光されて可変分光素子1に入射される。
可変分光素子1は、可変分光素子制御回路22の作動により励起光用光源25の作動に同期して第1の状態に切り替えられているので、Cy5.5の蛍光に対する透過率が増大させられており、入射された蛍光を透過させることができる。この場合に、撮影対象Aに照射された励起光の一部が、撮影対象Aにおいて反射され、蛍光とともに撮像ユニット12′に入射されるが、撮像ユニット12′には励起光カットフィルタ26が設けられているので、励起光は遮断され、撮像素子20に入射されることが阻止される。
そして、可変分光素子1を透過した蛍光はレンズ19cにより集光されて撮像素子20に入射され、蛍光画像情報が取得される。取得された蛍光画像情報は、第1のフレームメモリ23aに記憶され、画像処理回路24によって、表示ユニット15の第1のチャネルに出力されて表示ユニット15により表示される。
次に、可変分光素子1は、可変分光素子制御回路22の作動により励起光用光源25の作動から所定時間経過後に第2の状態に切り替えられるので、Cy7の蛍光に対する透過率が増大させられ、入射された蛍光を透過させることができる。そして、可変分光素子1を透過した蛍光は撮像素子20に入射され、蛍光画像情報が取得される。取得された蛍光画像情報は、第2のフレームメモリ23bに記憶され、画像処理回路24によって、表示ユニット15の第2のチャネルに出力されて表示ユニット15により表示される。
一方、照明光が撮影対象Aに照射された場合には、撮影対象Aの表面において照明光が反射され、励起光カットフィルタ26および撮像光学系19のレンズ19a,19bを透過し、可変分光素子1に入射される。照明光の反射光の波長帯域は、可変分光素子1の固定透過帯域に位置しているので、可変分光素子1に入射された反射光は全て可変分光素子1を透過させられる。
そして、可変分光素子1を透過した反射光は、レンズ19cにより集光されて撮像素子20に入射され、反射光画像情報が取得される。取得された反射光画像情報は、第3のフレームメモリ23cに記憶され、画像処理回路24によって、表示ユニット15の第3のチャネルに出力されて表示ユニット15により表示される。
この場合に、励起光用光源25がオフにされているので、波長660nmの励起光による蛍光は発生していない。照明光用光源17の波長域は、上記蛍光薬剤に対しては励起効率が極めて低いので、実質的に発生しないと考えてよい。これにより、反射光のみが撮像素子20により撮影されることになる。
一方、蛍光画像における光量が十分である場合、より高い精度の分光画像を取得することが望まれる場合等には、可変分光素子1が第3,第4の状態に切り替えられる。
可変分光素子1が第3の状態に切り替えられることにより、Cy5.5の蛍光に対し、より狭い透過波長帯域において透過率が増大させられており、他の波長帯域の蛍光の透過を阻止することができる。
また、可変分光素子1が第4の状態に切り替えられることにより、Cy7の蛍光に対し、より狭い透過波長帯域において透過率が増大させられており、他の波長帯域の蛍光の透過を阻止することができる。
このように、本実施形態に係る内視鏡システム10′によれば、同一の中心波長に対して複数の異なる波長帯域幅を有する蛍光分光画像を使用者に提供することができる。したがって、撮影者が必要に応じて切り替えることにより、あるいは、光量情報に応じて自動切替されることにより、S/N比の高い分光画像あるいは分光精度の高い分光画像のいずれかを取得することができる。
なお、本実施形態においては、蛍光薬剤としてCy5.5およびCy7を例示したが、これに限定されるものではなく、他の蛍光薬剤を使用することもできる。また、複数の蛍光薬剤を1波長の励起光により励起することとしたが、複数の励起光により個別に励起することとしてもよい。また、可視の反射光画像と薬剤蛍光画像との組合せではなく、自家蛍光画像と薬剤蛍光画像の組合せに適用することとしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る可変分光素子を示す縦断面図である。 図1の可変分光素子の反射膜の反射率特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡システムの全体構成を示すブロック図である。 図3の内視鏡システムの撮像ユニット内部の構成を示す概略構成図である。 図3の内視鏡システムを構成する可変分光素子が第1〜第3の状態にあるときの透過率特性を示すグラフである。 図3の内視鏡システムを構成する可変分光素子が第4〜第6の状態にあるときの透過率特性を示すグラフである。 図1の可変分光素子の変形例における反射膜の反射率特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡システムの全体構成を示すブロック図である。 図8の内視鏡システムの撮像ユニット内部の構成を示す概略構成図である。 図8の内視鏡システムに用いられる可変分光素子の反射膜の反射率特性を示すグラフである。 図8の内視鏡システムを構成する各光学部品の透過率特性、照明光および励起光の波長特性を示す図である。 図8の内視鏡システムの動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 可変分光素子
2a,2b 反射膜(コート層)
3a,3b 光学部材(光学基板)
4 アクチュエータ
10,10′ 内視鏡システム(可変分光装置)
22 可変分光素子制御回路(制御手段)

Claims (8)

  1. 間隔をあけて対向し、対向面にコート層が設けられた2枚の光学基板と、
    該光学基板間の間隔寸法を変化させるアクチュエータとを備え、
    該アクチュエータが、以下の関係式で表されるストロークを有する可変分光素子。
    S≧λ/(2n・cosθ)
    ここで、S:ストローク、λ:通過波長、n:光学基板間の屈折率、θ:光学基板間における光の入射角である。
  2. 前記アクチュエータのストローク内において、通過帯域の幅が波長によらず一定である請求項1に記載の可変分光素子。
  3. 前記通過帯域の幅が半値全幅である請求項2に記載の可変分光素子。
  4. 前記コート層の特性が均一である請求項1に記載の可変分光素子。
  5. 前記コート層の反射率が、波長の増加に従って単調増加する請求項1に記載の可変分光素子。
  6. 前記コート層の波長に対する反射率特性が、以下の関係式で表される請求項1に記載の可変分光素子。
    Figure 2008061970
  7. 請求項1に記載の可変分光素子と、
    該可変分光素子が、所望の通過帯域において、異なる2つの通過帯域幅を達成するようにアクチュエータを制御する制御手段とを備える可変分光装置。
  8. 間隔をあけて対向し、対向面にコート層が設けられた2枚の光学基板と、該光学基板間の間隔寸法を変化させるアクチュエータとを備える可変分光素子と、
    該可変分光素子が、所望の通過帯域において、異なる2つの通過帯域幅を達成するようにアクチュエータを制御する制御手段とを備える可変分光装置。
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