JP2008058645A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、記録媒体に転写された画像を定着するための定着装置に関するものである。 The present invention relates to a fixing device for fixing an image transferred to a recording medium.
画像形成装置としての例えば電子写真プリンタは、紙に転写したトナー像を定着させるための定着装置を備えている。この定着装置の一種は、例えば、上加圧ローラと、加熱ローラと、これら上加圧ローラ及び加熱ローラに巻き付けられる定着ベルトと、該定着ベルトを介して上加圧ローラに押し当てられる下加圧ローラとからなる。
そして、定着ベルトと下加圧ローラとの間にトナー像が転写された紙が通ると、このトナー像が熱及び圧力によって紙に定着される。
このような定着装置について、例えば、特開2005−134646の特許文献に開示されている。
For example, an electrophotographic printer as an image forming apparatus includes a fixing device for fixing a toner image transferred onto paper. One type of the fixing device includes, for example, an upper pressure roller, a heating roller, a fixing belt wound around the upper pressure roller and the heating roller, and a lower pressure pressed against the upper pressure roller via the fixing belt. It consists of a pressure roller.
When the paper on which the toner image is transferred passes between the fixing belt and the lower pressure roller, the toner image is fixed on the paper by heat and pressure.
Such a fixing device is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2005-134646.
定着ベルトを使用する定着装置を備えた画像形成装置の場合、定着ベルトの撓みや破断が発生することがある。しかしながら、上記文献の定着装置では、定着ベルトの撓みや破断などの異常を検出することはできない。
従って、上記異常を確実かつ簡便に検出できる画像形成装置が望まれている。
In the case of an image forming apparatus including a fixing device using a fixing belt, the fixing belt may be bent or broken. However, the fixing device disclosed in the above document cannot detect abnormalities such as bending or breakage of the fixing belt.
Therefore, an image forming apparatus that can reliably and easily detect the abnormality is desired.
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成〉
本発明に係る画像形成装置は、媒体に現像剤を定着して画像を形成する画像形成装置であって、第1加圧部材と、第1加圧部材を回転駆動する駆動部と、第1加圧部材に対向して配設される第2加圧部材と、第1加圧部材に張架されるベルトと、ベルトを加熱する加熱体と、加熱体の温度を検出する第1温度検出部と、第1加圧部材とベルトとの接触領域に対向して配設される第2温度検出部と、第1温度検出部による第1検出温度と第2温度検出部による第2検出温度とに基づいて異常の発生を判断する制御部と、異常の発生を報知する報知部とを備えることを特徴とする。
The present invention adopts the following configuration in order to solve the above points.
<Constitution>
An image forming apparatus according to the present invention is an image forming apparatus that forms an image by fixing a developer on a medium, and includes a first pressure member, a driving unit that rotationally drives the first pressure member, and a first pressure member. A second pressure member disposed opposite to the pressure member, a belt stretched around the first pressure member, a heating body for heating the belt, and a first temperature detection for detecting the temperature of the heating body A second temperature detector disposed opposite to a contact area between the first pressure member and the belt, a first detected temperature by the first temperature detector, and a second detected temperature by the second temperature detector And a control unit that determines the occurrence of an abnormality based on the above and a notification unit that notifies the occurrence of the abnormality.
本発明に係る定着装置及び画像形成装置によれば、第一温度検出部は加熱部の温度を検出しかつ第二温度検出部はベルトの第一加圧部材と接触する部分の温度を検出し、そして制御部は第一温度検出部によって検出された第一検出温度と第二温度検出部によって検出された第二検出温度とに基づいて異常の発生を判断することにより、定着ベルトの撓み、破断や紙の巻き付き等による異常を確実かつ簡便に検出することができる。 According to the fixing device and the image forming apparatus according to the present invention, the first temperature detection unit detects the temperature of the heating unit, and the second temperature detection unit detects the temperature of the portion of the belt that contacts the first pressure member. The control unit determines the occurrence of an abnormality based on the first detection temperature detected by the first temperature detection unit and the second detection temperature detected by the second temperature detection unit, thereby bending the fixing belt, Abnormalities due to breakage, paper wrapping, and the like can be reliably and easily detected.
以下、図を用いる実施形態で、本発明に係る画像形成装置を、定着装置と共に詳細に説明する。 In the following, an image forming apparatus according to the present invention will be described in detail together with a fixing device in an embodiment using the drawings.
〈実施例1の構成〉
図1は、本発明に係る画像形成装置を示す構成図であり、図2は、本発明に係る画像形成装置の実施例1における構成を示すブロック図である。
本発明に係る画像形成装置10は、図1及び図2に示されているように、記録媒体11を格納するための用紙カセット12と、用紙残量を測るための用紙残量センサ13と、搬送された記録媒体11に対して書出し信号を出力するための書出しセンサ14と、イメージキャリアとしての感光ドラム15と、該感光ドラムを帯電させる帯電装置16と、感光ドラム15を露光して感光ドラム15に静電潜像を形成するためのLEDヘッド17と、感光ドラム15にトナーを供給してトナー像、即ち現像剤像を形成するための現像装置18と、トナー像を記録媒体11に転写するための転写装置19と、転写されたトナー像を記録媒体11に定着するための定着装置20と、画像が定着された記録媒体の排出を感知するための排出センサ38と、上記構成13〜20及び38に対して制御を行う制御部39(図2)とを備えている。
<Configuration of Example 1>
FIG. 1 is a configuration diagram showing an image forming apparatus according to the present invention, and FIG. 2 is a block diagram showing a configuration in
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図3は、本発明の実施例1に係る画像形成装置が備える定着装置を示す構成図であり、図4は、本発明の実施例1に係る画像形成装置及び定着装置の構成を示すブロック図である。
定着装置20は、図3及び図4に示されているように、第一加圧部材としている上加圧ローラ21と、該上加圧ローラ21の一部表面に当接している加熱部22と、上加圧ローラ21及び加熱部22に巻き付けられる定着ベルト23と、定着ベルト23が巻いている上加圧ローラ21に押し当てられかつ第二加圧部材としている下加圧ローラ24とを備えている。
この定着装置20において、上記したトナー像47が転写されている記録媒体11を上加圧ローラ21と下加圧ローラ24との間、即ち、定着ベルト23と下加圧ローラ24との間を通すことによって、トナー像47が記録媒体11に定着される。
FIG. 3 is a configuration diagram illustrating a fixing device included in the image forming apparatus according to the first exemplary embodiment of the present invention. FIG. 4 is a block diagram illustrating configurations of the image forming apparatus and the fixing device according to the first exemplary embodiment of the present invention. It is.
As shown in FIGS. 3 and 4, the
In the
加熱部22は、定着ヒータ25と、該定着ヒータ25を支持するためのヒータ支持部材26とを有する。
図5は、定着ヒータの構成を示す斜視分解図である。
定着ヒータ25は、図5に示されているように、金属基板25aと、該金属基板25a上に形成した電気絶縁層25bと、該電気絶縁層25b上に塗布形成した抵抗発熱体25c及び抵抗発熱体25cの端部に形成した両電極25dと、該抵抗発熱体25c及び電極25d上に形成した保護膜25eとで構成されている。
The
FIG. 5 is an exploded perspective view showing the configuration of the fixing heater.
As shown in FIG. 5, the
即ち、金属基板25aはSUS430等の金属で形成され、その上に、電気絶縁層25bとして、薄いガラス膜が形成される。また、この電気絶縁層25b上には、抵抗発熱体25cがニッケル−クロム合金あるいは銀−パラジウム合金の粉末をスクリーン印刷してペースト状に塗布することによって形成され、更に、電極25dがこの抵抗発熱体25cと当接するように、銀やタングステン等の高融点金属で形成される。そして、この抵抗発熱体25c及び両電極25d上には、PTPE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)あるいはFEP(パーフルオロエチレン−プロペンコポリマー)等のフッ素系樹脂により、保護膜25eが形成される。
That is, the
また、ヒータ支持部材26は、アルミニュームやセラミック等の伝熱材料で形成され、定着ヒータ25を支持しており、図3に示されているように、弦月の断面形状を有し、そして、上加圧ローラ21と共に定着ベルト23に取り囲まれている。
このヒータ支持部材26の一面26aは、定着ヒータ25を支持しながら該定着ヒータ25と共に定着ベルト23の内面に当接している。また、このヒータ支持部材26の他面26bは、上加圧ローラ21の一部の表面に当接している。
The
One
定着ヒータ25の近傍には、第一温度検出部としているヒータサーミスタ27が設けられている。このヒータサーミスタ27は、定着ヒータ25の加熱温度、即ち、加熱部22の温度を検出する。
尚、本実施例では、ヒータサーミスタ27は、定着ヒータ25とヒータ支持部材26との当接領域に近接して設けられているが、ヒータサーミスタ27を定着ヒータ25と定着ベルト23との当接領域28に近接して設けても良い。この場合、ヒータサーミスタ27をこの当接領域28に対応する定着ベルト23の一部に接触して設けることができる。
A
In this embodiment, the
また、上加圧ローラ21と定着ベルト23との接触領域29の近傍には、第二温度検出部としているベルトサーミスタ30が設けられている。
このベルトサーミスタ30は、接触領域29に対向して位置し、定着ベルト23の温度を検出する。本実施例では、上加圧ローラ21を挟んでヒータサーミスタ27とベルトサーミスタ30が相対する位置に設けられている。
A
The
尚、ベルトサーミスタ30として、定着ベルト23と接触可能な接触式サーミスタを採用することができ、また、定着ベルト23と非接触する非接触式サーミスタを採用することもできる。
As the
更に、画像形成装置10は、図4に示されているように、報知部32と、一時記憶部33と、閾値記憶部34と、算出部35と、第一駆動部36と、第二駆動部37と、指示状態記憶部40とを有し、これらが制御部39で制御される。
Further, as illustrated in FIG. 4, the
制御部39は、他の上記各構成に対して、定着装置20における動作の全てを全面的に制御し、定着装置20に異常が発生したと判断すると、報知部32に報知信号を送る機能を有する。
The
報知部32は、制御部39からの報知信号に基づいて、表示や警報などの手段によってユーザにこの異常を報知する機能を有する。
一時記憶部33は、ヒータサーミスタ27によって検出された第一検出温度としてのヒータ検出温度と、ベルトサーミスタ30によって検出された第二検出温度としてのベルト検出温度とを記憶する機能を有する。
The
The
閾値記憶部34は、ヒータ検出温度及びベルト検出温度間の温度差に対する所定の温度差閾値と、ベルト検出温度の一定時間内における温度差分の変化(即ち、ベルト検出温度の傾き)に対する所定の傾き閾値とを記憶する機能を有する。
算出部35は、ヒータ検出温度及びベルト検出温度間の温度差と、ベルト検出温度の一定時間内における温度の傾きとを算出する機能を有する。尚、この一定時間について、数秒あるいは数十秒の単位で予め設定することができる。
The
The
第一駆動部36は、上加圧ローラ21の回転を駆動するために用いられ、制御部39に制御されている。
第二駆動部37は、下加圧ローラ24の回転を駆動するために用いられ、制御部39に制御されている。
指示状態記憶部40は、制御部39からの動作指示に基づく定着装置20の動作状態、例えば、ローラの回転・停止、回転方向などの状態を記憶するために用いられている。
The
The
The instruction
本実施例では、制御部39は、ヒータ検出温度及びベルト検出温度間の温度差と、ベルト検出温度の一定時間内における温度差分の変化(即ち、ベルト検出温度の傾き)とに基づいて、定着装置20内で発生する異常の内容を判断する。
In the present embodiment, the
次に、画像形成装置が正常動作を行う場合、ヒータ検出温度及びベルト検出温度について説明する。
図6は、画像形成装置の正常動作時における検出温度の特性を示す説明図である。
図6(a)は、画像形成装置の正常動作時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度の変化を示す説明図であり、図6(b)は、画像形成装置の正常動作時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度における両温度差の変化を示す説明図であり、図6(c)は、画像形成装置の正常動作時におけるベルト検出温度の傾きの変化を示す説明図である。
Next, when the image forming apparatus performs a normal operation, the heater detection temperature and the belt detection temperature will be described.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the characteristics of the detected temperature during normal operation of the image forming apparatus.
6A is an explanatory diagram illustrating changes in the heater detection temperature and the belt detection temperature during normal operation of the image forming apparatus, and FIG. 6B illustrates the heater detection temperature and the belt detection temperature during normal operation of the image forming apparatus. FIG. 6C is an explanatory diagram showing a change in the temperature difference between the belt detection temperatures, and FIG. 6C is an explanatory diagram showing a change in the inclination of the belt detection temperature during normal operation of the image forming apparatus.
図6(a)に示されるように、まず、画像形成装置10の電源が投入される(時間T1)と、制御部39は、ヒータサーミスタ27及びベルトサーミスタ30の温度、即ち、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2の検出を開始する。そして、制御部39は、ヒータ検出温度Tf1に基づいて定着ヒータ25への通電を制御し、ヒータ検出温度Tf1が定着動作に必要とされる所定の温度に達する(時間T2)まで加熱する。この時間T1〜T2をウォーミングアップ期間と呼ぶ。このウォーミングアップ期間T1〜T2では、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2は徐々に上昇しているが、定着ヒータ25の温度を直接検出するヒータ検出温度Tf1の方がベルト検出温度Tf2よりも高い温度を示す。
次に、ヒータ検出温度Tf1が所定の温度に達する(時間T2)と、制御部39は印刷動作を開始する。トナー像47が転写された記録媒体11が定着装置20のニップ部、即ち、定着ベルト23と下加圧ローラ24との当接部を通過する際、定着ベルト23の熱は記録媒体11に奪われる。そのため、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2は、それぞれ記録媒体11の通過に対応して一時的に温度が低下する。記録媒体11が通過した後は、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2は再び上昇する。このように、印刷動作中は、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2の低下・上昇が所定の周期で繰り返される。
As shown in FIG. 6A, first, when the power of the
Next, when the heater detection temperature Tf1 reaches a predetermined temperature (time T2), the
一方、ヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTfは、図6(b)に示されるように、ウォーミングアップ期間T1〜T2で徐々にその値が大きくなるが、印刷動作が開始される時間T2ではほぼ一定値になる。そして、印刷期間T2〜T3では、記録媒体11の通過に対応して周期的に増加・減少を繰り返す。これは、図3に示されるように、ヒータサーミスタ27が定着ヒータ25の温度を検出するのに対し、ベルトサーミスタ30は上加圧ローラ21と定着ベルト23との接触領域29における定着ベルト23の表面温度を検出するため、記録媒体11の通過による検出温度の低下はヒータ検出温度Tf1よりもベルト検出温度Tf2の方が大きくなるためである。これにより、記録媒体11の通過中には両者の温度差ΔTfが増加する傾向にある。しかしながら、画像形成装置20が正常に動作している場合は、温度差ΔTfの変化は安定しており、予め設定される所定の温度差の閾値Tsよりも低い範囲内で安定的に推移する。
On the other hand, the temperature difference ΔTf between the heater detection temperature Tf1 and the belt detection temperature Tf2 gradually increases in the warm-up period T1 to T2, as shown in FIG. 6B, but the printing operation starts. It becomes a substantially constant value at time T2 to be performed. In the printing periods T2 to T3, the increase / decrease is repeated periodically corresponding to the passage of the
また、ベルト検出温度Tf2の傾きGfは、図6(c)に示されるように、ウォーミングアップ期間T1〜T2ではなだらかに変化し、印刷動作が開始される時間T2ではほぼ“0”となる。そして、印刷期間T2〜T3では、記録媒体11の通過に対応してスパイク状に増加・減少を繰り返す。しかしながら、画像形成装置20が正常に動作している場合は、傾きGfの変化は安定しており、予め設定される所定の傾きの閾値Gs1(負の値)を下回ることはない。
Further, as shown in FIG. 6C, the gradient Gf of the belt detection temperature Tf2 changes gently during the warm-up period T1 to T2, and becomes substantially “0” at the time T2 when the printing operation is started. In the printing period T2 to T3, the increase / decrease is repeated in a spike shape corresponding to the passage of the
次に、定着ベルトの破断が発生した場合、ヒータ検出温度及びベルト検出温度について説明する。
図7は、定着ベルトの破断が発生した場合の定着装置を示す説明図である。
定着装置20において、定着ベルト23は、図7に示されているように、破断の状態になっている。この時、記録媒体11に転写されているトナー像47を定着する動作ができなくなるが、定着ヒータ25がまだ加熱動作を行っているため、ヒータ検出温度Tf1が急に上昇すると共に、ベルト検出温度Tf2は下降する。
Next, when the fixing belt is broken, the heater detection temperature and the belt detection temperature will be described.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing the fixing device when the fixing belt is broken.
In the fixing
図8は、定着ベルトの破断時における検出温度の特性を示す説明図である。
図8(a)は、定着ベルトの破断時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度の変化を示す説明図であり、図8(b)は、定着ベルトの破断時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度における両温度差の変化を示す説明図であり、図8(c)は、定着ベルトの破断時におけるベルト検出温度の傾きの変化を示す説明図である。
FIG. 8 is an explanatory diagram showing the characteristics of the detected temperature when the fixing belt is broken.
FIG. 8A is an explanatory diagram illustrating changes in the heater detection temperature and the belt detection temperature when the fixing belt is broken, and FIG. 8B is a diagram illustrating the heater detection temperature and the belt detection temperature when the fixing belt is broken. FIG. 8C is an explanatory diagram illustrating a change in the inclination of the belt detection temperature when the fixing belt is broken.
図8(a)に示されるように、印刷動作中に定着ベルト23の破断が発生する(時間T4)と、ヒータ検出温度Tf1は急激に上昇する。これは、定着ベルト23が破断すると、定着ヒータ25の熱が定着ベルト23に奪われなくなるためである。一方、ベルト検出温度Tf2は低下する。これは、定着ベルト23が破断すると、定着ヒータ25から上加圧ローラ21に対して熱が供給されなくなると共に、上加圧ローラ21及び下加圧ローラ24が回転動作を継続することによって、上加圧ローラ21の熱が下加圧ローラ24に徐々に奪われるためである。
定着ベルト23の破断によってヒータ検出温度Tf1が急激に上昇し、ベルト検出温度Tf2が低下することにより、図8(b)に示されるように、ヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTfは徐々に増加する。そして、温度差ΔTfが予め設定される所定の温度の閾値Tsを超えると、定着装置20において異常が発生したことが検出される。
また、ベルト検出温度Tf2の傾きGfは、ベルト検出温度Tf2が低下することにより、図8(c)に示されるように、その値が負方向に増大する。そして、傾きGfが予め設定される所定の傾きの閾値Gs1(負の値)を下回ると、定着ベルト23において異常が発生したことが検出される。
As shown in FIG. 8A, when the fixing
As the fixing
Further, the inclination Gf of the belt detection temperature Tf2 increases in the negative direction as shown in FIG. 8C as the belt detection temperature Tf2 decreases. When the inclination Gf falls below a predetermined inclination threshold Gs1 (negative value), it is detected that an abnormality has occurred in the fixing
次に、定着ベルトの撓みが発生した場合、ヒータ検出温度及びベルト検出温度について説明する。
図9は、定着ベルトの撓みが発生した場合の定着装置を示す説明図である。
定着装置20において、定着ベルト23は、図9に示されているように、撓みが発生した状態になっている。この時、記録媒体11に転写されているトナー像47を定着する動作が異常となり、ヒータ検出温度Tf1が上昇すると共に、ベルト検出温度Tf2は下降する。
Next, the heater detection temperature and the belt detection temperature when the fixing belt is bent will be described.
FIG. 9 is an explanatory diagram illustrating the fixing device when the fixing belt is bent.
In the fixing
図10は、定着ベルトの撓みが発生した時における検出温度の特性を示す説明図である。
図10(a)は、定着ベルトの撓みが発生した時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度の変化を示す説明図であり、図10(b)は、定着ベルトの撓みが発生した時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度における両温度差の変化を示す説明図であり、図10(c)は、定着ベルトの撓みが発生した時におけるベルト検出温度の傾きの変化を示す説明図である。
FIG. 10 is an explanatory diagram showing the characteristics of the detected temperature when the fixing belt is bent.
FIG. 10A is an explanatory diagram showing a change in the heater detection temperature and the belt detection temperature when the fixing belt is bent, and FIG. 10B is a heater detection when the fixing belt is bent. FIG. 10C is an explanatory diagram showing a change in the temperature difference between the temperature and the detected belt temperature, and FIG. 10C is an explanatory diagram showing a change in the slope of the detected belt temperature when the fixing belt is bent.
図10(a)に示されるように、印刷動作中に定着ベルト23の撓みが発生する(時間T4)と、ヒータ検出温度Tf1は急激に上昇する。これは、定着ベルト23の撓みが発生すると、定着ヒータ25の熱が定着ベルト23に奪われなくなるためである。一方、ベルト検出温度Tf2は低下する。これは、定着ベルト23の撓みが発生すると、定着ヒータ25から上加圧ローラ21に対して熱が供給されなくなると共に、上加圧ローラ21及び下加圧ローラ24が回転動作を継続することによって、上加圧ローラ21の熱が下加圧ローラ24に徐々に奪われるためである。
定着ベルト23の撓みによってヒータ検出温度Tf1が急激に上昇し、ベルト検出温度Tf2が低下することにより、図10(b)に示されるように、ヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTfは徐々に増加する。そして、温度差ΔTfが予め設定される所定の温度差の閾値Tsを超えると、定着装置20において異常が発生したことが検出される。
また、ベルト検出温度Tf2の傾きGfは、ベルト検出温度Tf2が低下することにより、図10(c)に示されるように、その値が負方向に増大する。そして、傾きGfが予め設定される所定の傾きの閾値Gs1(負の値)を下回ると、定着ベルト23において異常が発生したことが検出される。
As shown in FIG. 10A, when the fixing
As the fixing
Further, the inclination Gf of the belt detection temperature Tf2 increases in the negative direction as shown in FIG. 10C as the belt detection temperature Tf2 decreases. When the inclination Gf falls below a predetermined inclination threshold Gs1 (negative value), it is detected that an abnormality has occurred in the fixing
次に、定着装置のローラ類の回転異常が発生した場合について、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2の温度変化を説明する。
図11は、上加圧ローラまたは下加圧ローラの回転異常が発生した時における検出温度の特性を示す説明図である。
図11(a)は、上加圧ローラまたは下加圧ローラの回転異常が発生した時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度の変化を示す説明図であり、図11(b)は、上加圧ローラまたは下加圧ローラの回転異常が発生した時におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度における両温度差の変化を示す説明図であり、図11(c)は、上加圧ローラまたは下加圧ローラの回転異常が発生した時におけるベルト検出温度の傾きの変化を示す説明図である。
Next, temperature changes of the heater detection temperature Tf1 and the belt detection temperature Tf2 in the case where rotation abnormality of the rollers of the fixing device has occurred will be described.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing the characteristics of the detected temperature when the rotation abnormality of the upper pressure roller or the lower pressure roller occurs.
FIG. 11A is an explanatory diagram showing changes in the heater detection temperature and the belt detection temperature when an abnormality occurs in rotation of the upper pressure roller or the lower pressure roller, and FIG. FIG. 11C is an explanatory diagram showing a change in the temperature difference between the heater detection temperature and the belt detection temperature when rotation abnormality of the roller or the lower pressure roller occurs. FIG. 11C is an upper pressure roller or a lower pressure roller. It is explanatory drawing which shows the change of the inclination of the belt detection temperature when the rotation abnormality generate | occur | produces.
図11(a)に示されるように、例えば、印刷動作中に上加圧ローラ21の異常停止が発生する(時間T4)と、ヒータ検出温度Tf1は急激に上昇する。これは、上加圧ローラ21の異常停止が発生すると定着ベルト23に奪われる定着ヒータ25の熱量が減少するためである。一方、ベルト検出温度Tf2も徐々に増加する。これは、上加圧ローラ21の異常停止が発生すると、上加圧ローラ21から下加圧ローラ24への熱の移動量が少なくなり、上加圧ローラ21の熱容量によって蓄積された熱が上加圧ローラ21の表面に現れる、いわゆるオーバーシュート現象を引き起こすためである。尚、ヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2は共に上昇するが、熱容量の違いによって上加圧ローラ21よりも定着ヒータ25の方が早く温度が上昇するため、ベルト検出温度Tf2よりもヒータ検出温度Tf1の方が上昇量は大きくなる。
上加圧ローラ21の異常停止によってヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2は上昇するが、ベルト検出温度Tf2よりもヒータ検出温度Tf1の方が上昇量が大きいため、図11(b)に示されるようにヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTfは徐々に増加する。そして、温度差ΔTfが予め設定される所定の温度差の閾値Tsを超えると、定着装置20において異常が発生したことが検出される。
また、ベルト検出温度Tf2の傾きGfは、ベルト検出温度Tf2が上昇することにより、図11(c)に示されるように、その値が正方向に増大する。即ち、図8(c)及び図10(c)に示す定着ベルト23の異常とは異なる傾向を示す。これにより、傾きGfが予め設定される所定の傾きの閾値Gs1(負の値)を下回ることはなく、上加圧ローラ21の異常停止が発生したことが検出される。
As shown in FIG. 11A, for example, when the
Although the heater detection temperature Tf1 and the belt detection temperature Tf2 rise due to the abnormal stop of the
Further, the gradient Gf of the belt detection temperature Tf2 increases in the positive direction as shown in FIG. 11C as the belt detection temperature Tf2 increases. That is, it shows a tendency different from the abnormality of the fixing
〈実施例1の動作〉
次に、上記した各場合の温度特性に基づいて、本発明に係る画像形成装置10の動作を、本発明に係る定着装置20の動作と共に、フローチャートに沿って説明する。
図12は、本発明に係る画像形成装置の実施例1における動作を示すフローチャートである。
まず、図示しない上位装置から画像形成装置10に対して印刷指令が送られると、用紙残量センサ13によって用紙カセット12内の記録媒体11の有無が確認され、記録媒体11が搬送路に沿って用紙カセット12から送出される(ステップ1)。そして、書出しセンサ14は搬送された記録媒体11に対して書出し信号を出力する(ステップ2)。
<Operation of Example 1>
Next, based on the temperature characteristics in each case described above, the operation of the
FIG. 12 is a flowchart showing the operation of the image forming apparatus according to the first embodiment of the present invention.
First, when a print command is sent from the host apparatus (not shown) to the
続いて、LEDヘッド17は、上位装置からの印刷データに基づいて、帯電装置16によって帯電している感光ドラム15を露光して感光ドラム15に静電潜像を形成する(ステップ3)。そして、現像装置18は、感光ドラム15にトナーを供給してトナー像47を形成する(ステップ4)。また、転写装置19は、感光ドラム15との間に搬送されてきた記録媒体11にトナー像47を転写する(ステップ5)。
Subsequently, the
トナー像47が転写された記録媒体11が定着装置20に搬送されると、制御部39は、ヒータサーミスタ27及びベルトサーミスタ30からのヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2を取り込んで、一時記憶部33に記憶させる(ステップ6)。
When the
算出部35は、これらヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2を用いて、両者の温度差ΔTfを算出する(ステップ7)。
The
続いて、制御部39は、閾値記憶部34から予め記憶されている温度差閾値Tsを読み出して、この閾値Tsと算出された温度差ΔTfの値とを比較する(ステップ8)。温度差ΔTfの値が閾値Tsよりも大きい場合にはステップ9に進む。一方、温度差ΔTfの値が閾値Ts以下である場合にはステップ6に戻る。
Subsequently, the
ステップ9において、算出部35は、ベルト検出温度Tf2を用いて傾きGfを算出する(ステップ9)。ここで、傾きGfの算出方法について簡単に説明する。
制御部39は、一定の周期、例えば、10msecの周期でヒータ検出温度Tf1を取り込み、そのヒータ検出温度Tf1に基づいて定着ヒータ25のON/OFFを制御することにより、定着ベルト23の温度を制御している。この時、制御部39は、ベルト検出温度Tf2も一定の周期、例えば、10msecの周期で取り込むと共に、過去一定の期間、例えば、過去1secの間の検出温度を時系列で一時記憶部33に記憶させている。算出部35は、一時記憶部33に記憶されている検出温度の内、現在のベルト検出温度Tf2と1sec前の検出温度Tf2´との差に基づいて、Gf=(Tf2−Tf2´)/1secを計算して傾きGfを算出する。
In
The
ステップ10において、制御部39は、閾値記憶部34から予め記憶されている傾き閾値Gs1を読み出して、この閾値Gs1と算出されたベルト検出温度Tf2の傾きGfの値とを比較する(ステップ10)。傾きGfの値が閾値Gs1を下回る場合(負の値として大きい場合)にはステップ11に進む。一方傾き傾きGfの値が閾値Gs1以上である場合にはステップ15に進む。
In
ステップ11において、制御部39は、定着ベルト23において異常が発生、即ち、定着ベルト23の破断または撓みが発生したと判断する(ステップ11)。
そして、制御部39は、画像形成装置10の各モータの動作を停止させると共に、定着ヒータ25への電力供給を停止して定着ヒータ25の加熱動作を停止させる(ステップ12)。更に、制御部39は、異常が発生したことを知らせる報知信号を生成して報知部32に送る(ステップ13)。
報知信号を受けた報知部32は、図示しないLCDなどの表示部に、異常の発生と、復旧方法に関する情報または連絡先に関する情報とを表示させる(ステップ14)。この時、表示と同時に警報を発するようにしてもよい。
In
Then, the
Receiving the notification signal, the
ステップ15において、制御部39は、ローラ類の回転が停止したと判断する(ステップ15)。
ステップ16において、制御部39は、指示状態記憶部40に記憶されている制御部39からの動作指示に基づくローラ類の動作状態を参照し、現状のローラ類の動作状態と比較する(ステップ16)。両動作状態が一致した場合にはステップ17に進む。一方、両動作状態が一致しない場合にはステップ19に進む。
In
In
ステップ17において、ローラ類の回転停止が制御部39からの動作指示に基づく停止、即ち、正常動作の中での停止であると判断する(ステップ17)。
そして、ステップ18において、画像が定着された記録媒体11を画像形成装置10の外部に排出する(ステップ18)。
In
In
ステップ19において、ローラ類の回転停止が異常の発生による停止であると判断し、ステップ12に進む(ステップ19)。
In
〈実施例1の効果〉
本発明に係る実施例1によれば、ヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTf、及びベルト検出温度Tf2の傾きGfに基づいて異常の発生を判断することにより、定着ベルトの破断や撓みなどの発生を確実にかつ簡便に検出することができる。更に、定着ベルトの異常とローラ類の動作異常とを区別することができるため、定着装置の異常の発生に対して迅速かつ適切に対応することができる。
<Effect of Example 1>
According to the first embodiment of the present invention, the occurrence of an abnormality is determined based on the temperature difference ΔTf between the heater detection temperature Tf1 and the belt detection temperature Tf2 and the gradient Gf of the belt detection temperature Tf2, thereby fixing the fixing belt. It is possible to reliably and easily detect the occurrence of rupture, deflection, and the like. Further, since it is possible to distinguish between the abnormality in the fixing belt and the operation abnormality of the rollers, it is possible to quickly and appropriately cope with the occurrence of the abnormality in the fixing device.
次に、実施例2について説明する。
尚、実施例1におけると同様な構成について、同一の符号を与え、そして、同様な説明を省略する。
〈実施例2の構成〉
図13は、本発明の実施例2に係る画像形成装置及び定着装置の構成を示すブロック図である。
画像形成装置10及び定着装置50は、図13に示されているように、上加圧ローラ21、加熱部22、定着ベルト23、下加圧ローラ24、定着ヒータ25、ヒータ支持部材26、ヒータサーミスタ27、ベルトサーミスタ30、報知部32、一時記憶部33、閾値記憶部51、算出部35、第一駆動部36、第二駆動部37、指示状態記憶部40とを有し、これらが制御部39で制御される。
Next, Example 2 will be described.
In addition, the same code | symbol is provided about the structure similar to Example 1, and the same description is abbreviate | omitted.
<Configuration of Example 2>
FIG. 13 is a block diagram illustrating configurations of an image forming apparatus and a fixing device according to the second embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 13, the
閾値記憶部51は、ヒータ検出温度及びベルト検出温度間の温度差に対する所定の温度差閾値Tsと、ベルト検出温度の一定時間内における温度差分の変化(即ち、ベルト検出温度の傾き)に対する第一傾き閾値Gs1及び第一傾き閾値Gs1より小さい(負の値としては大きい)第二傾き閾値Gs2とを記憶する機能を有する。
The
制御部39は、ヒータ検出温度及びベルト検出温度間の温度差と、ベルト検出温度の一定時間内における温度差分の変化(即ち、ベルト検出温度の傾き)とに基づいて、定着装置50内で発生する異常の内容を判断する。
The
次に、定着装置50において、記録媒体11、即ち用紙11が上加圧ローラ21に巻き付く異常が発生した場合、ヒータ検出温度及びベルト検出温度について説明する。
図14は、用紙の巻き付く異常が発生した場合の定着装置を示す説明図である。
定着装置50において、図14に示されているように、定着動作中に上加圧ローラ21に記録媒体11が巻き付いてジャムが発生することがある。これは、記録媒体11が定着装置50を通過する際に、記録媒体11の腰によって水平方向に戻ろうとする力よりも、記録媒体11に定着されたトナー像47を介して記録媒体11と定着ベルト23とが引き合う力の方が大きい場合に発生する。記録媒体11が巻き付いた状態で印刷を継続すると、巻き付いた記録媒体11の温度が上昇し、発煙・発火に至る虞れがある。そのため、上加圧ローラ21に記録媒体11が巻き付いた場合は迅速に対処する必要がある。
Next, the heater detection temperature and the belt detection temperature will be described in the case where an abnormality occurs in the fixing
FIG. 14 is an explanatory diagram illustrating the fixing device when a paper winding abnormality occurs.
In the fixing
図15は、用紙の巻き付く異常が発生した場合における検出温度の特性を示す説明図である。
図15(a)は、用紙の巻き付く異常が発生した場合におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度の変化を示す説明図であり、図15(b)は、用紙の巻き付く異常が発生した場合におけるヒータ検出温度及びベルト検出温度における両温度差の変化を示す説明図であり、図15(c)は、用紙の巻き付く異常が発生した場合におけるベルト検出温度の傾きの変化を示す説明図である。
FIG. 15 is an explanatory diagram showing the characteristics of the detected temperature when an abnormality occurs in which the paper is wound.
FIG. 15A is an explanatory diagram showing changes in the heater detection temperature and the belt detection temperature when a paper winding abnormality occurs, and FIG. 15B shows a case where a paper winding abnormality occurs. FIG. 15C is an explanatory diagram showing a change in both temperature differences between the heater detection temperature and the belt detection temperature, and FIG. 15C is an explanatory diagram showing a change in the inclination of the belt detection temperature when a paper winding abnormality occurs. .
図15(a)に示されているように、印刷動作中に上加圧ローラ21への記録媒体11の巻き付きが発生(時間T4)しても、ヒータ検出温度Tf1はほとんど変化しない。これは上加圧ローラ21に記録媒体11が巻き付いて熱量が奪われたとしても、定着ベルト23の温度を所定の定着温度に保つように、定着ヒータ25から定着ベルト23に対してより多くの熱量が供給されるためである。一方、ベルト検出温度Tf2は、定着ベルト23の破断や撓みの異常発生時よりも大きく低下する。これは、上加圧ローラ21に記録媒体11が巻き付いた場合、ベルトサーミスタ30が上加圧ローラ21に巻き付いた記録媒体11の温度を検出するためである。
ヒータ検出温度Tf1がほとんど変化せず、ベルト検出温度Tf2が低下することにより、図15(b)に示されるように、ヒータ検出温度Tf1とベルト検出温度Tf2との間の温度差ΔTfは徐々に増加する。そして、温度差ΔTfが予め設定される所定の温度差の閾値Tsを超えると定着装置50において異常が発生したことが検出される。
また、ベルト検出温度Tf2の傾きGfは、ベルト検出温度Tf2が大きく低下することにより、図15(c)に示されるように、定着ベルト23の破断や撓みの異常発生時よりもその値が負方向に大きく変化する。そして、傾きGfが予め設定される第二の傾き閾値Gs2(負の値)を下回ると、上加圧ローラ21への記録媒体11の巻き付きが発生したことが検出される。
As shown in FIG. 15A, even if the
As the heater detection temperature Tf1 hardly changes and the belt detection temperature Tf2 decreases, as shown in FIG. 15B, the temperature difference ΔTf between the heater detection temperature Tf1 and the belt detection temperature Tf2 gradually increases. To increase. When the temperature difference ΔTf exceeds a predetermined temperature difference threshold value Ts, it is detected that an abnormality has occurred in the fixing
Further, the inclination Gf of the belt detection temperature Tf2 has a negative value compared to the case where the fixing
〈実施例2の動作〉
次に、用紙11の巻き付く異常が発生した場合の上記温度特性に基づいて、本発明に係る定着装置50の動作をフローチャートに沿って説明する。
図16は、本発明の実施例2に係る画像形成装置が備える定着装置の動作を示すフローチャートである。
まず、トナー像47が転写された記録媒体11が定着装置50に搬送されると、制御部39は、ヒータサーミスタ27及びベルトサーミスタ30からのヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2を取り込んで、一時記憶部33に記憶させる(ステップ1)。
<Operation of Example 2>
Next, the operation of the fixing
FIG. 16 is a flowchart illustrating the operation of the fixing device provided in the image forming apparatus according to the second embodiment of the present invention.
First, when the
算出部35は、これらヒータ検出温度Tf1及びベルト検出温度Tf2を用いて、両者の温度差ΔTfを算出する(ステップ2)。
The
続いて、制御部39は、閾値記憶部51から予め記憶されている温度差閾値Tsを読み出して、この閾値Tsと算出された温度差ΔTfの値とを比較する(ステップ3)。温度差ΔTfの値が閾値Tsよりも大きい場合にはステップ4に進む。一方、温度差ΔTfの値が閾値Ts以下である場合にはステップ1に戻る。
Subsequently, the
ステップ4において、算出部35は、ベルト検出温度Tf2を用いて傾きGfを算出する(ステップ4)。尚、傾きGfの算出方法は実施例1と同様である。
In step 4, the
ステップ5において、制御部39は、閾値記憶部51から予め記憶されている第一傾き閾値Gs1を読み出して、この第一傾き閾値Gs1と算出されたベルト検出温度Tf2の傾きGfの値とを比較する(ステップ5)。傾きGfの値が第一傾き閾値Gs1を下回る場合(負の値として大きい場合)にはステップ6に進む。一方、傾きGfの値が第一傾き閾値Gs1以上である場合にはステップ12に進む。
In step 5, the
ステップ6において、制御部39は、閾値記憶部51から予め記憶されている第二傾き閾値Gs2を読み出して、この第二傾き閾値Gs2と算出されたベルト検出温度Tf2の傾きGfの値とを比較する(ステップ6)。傾きGfの値が第二傾き閾値Gs2を下回る場合(負の値として大きい場合)にはステップ7に進む。一方、傾きGfの値が第二傾き閾値Gs2以上である場合にはステップ11に進む。
In step 6, the
ステップ7において、制御部39は、上加圧ローラ21への記録媒体11の巻き付きが発生したと判断する(ステップ7)。
そして、制御部39は、画像形成装置10の各モータの動作を停止させると共に、定着ヒータ25への電力供給を停止して定着ヒータ25の加熱動作を停止させる(ステップ8)。更に、制御部39は、異常が発生したことを知らせる報知信号を生成して報知部32に送る(ステップ9)。
報知信号を受けた報知部32は、図示しないLCDなどの表示部に、異常の発生と、復旧方法に関する情報または連絡先に関する情報とを表示させる。(ステップ10)。この時、表示と同時に警報を発するようにしても良い。
In
Then, the
Upon receiving the notification signal, the
ステップ11において、制御部39は、定着ベルト23において異常が発生、即ち、定着ベルト23の破断または撓みが発生したと判断し、ステップ8に進む(ステップ11)。
In
ステップ12において、制御部39は、ローラ類の回転が停止したと判断する(ステップ12)。
ステップ13において、制御部39は、指示状態記憶部40に記憶されている制御部39からの動作指示に基づくローラ類の動作状態を参照し、現状のローラ類の動作状態とを比較する(ステップ13)。両動作状態が一致した場合にはステップ14に進む。一方、両動作状態が一致しない場合にはステップ16に進む。
In
In
ステップ14において、ローラ類の回転停止が制御部39からの動作指示に基づく停止、すなわち、正常動作の中での停止であると判断する(ステップ14)。
そして、ステップ15において、画像が定着された記録媒体11を画像形成装置10の外部に排出する(ステップ15)。
In
In
ステップ16において、ローラ類の回転停止が異常の発生による停止であると判断し、ステップ8に進む(ステップ16)。
In
〈実施例2の効果〉
本発明に係る実施例2によれば、ベルト検出温度Tf2の傾きGfを二種類の閾値と比較することにより、記録媒体の巻き付きをも確実に検出することができる。これにより、実施例1の効果に加え、更に装置の安全性を向上させることができる。
<Effect of Example 2>
According to the second embodiment of the present invention, the winding of the recording medium can be reliably detected by comparing the gradient Gf of the belt detection temperature Tf2 with two kinds of threshold values. Thereby, in addition to the effect of Example 1, the safety | security of an apparatus can be improved further.
本発明の各実施例においては、定着ベルトの内側に定着ヒータを設けて定着ベルトを加熱するようにしたが、この構成に限定されるものではなく、例えば、定着ベルトの外部に定着ヒータを設けて定着ベルトの表面を加熱するようにしても良い。
また、加熱方式もヒータに限定されるものではなく、例えば、ハロゲンランプや電磁誘導加熱などを用いてもよい。
In each embodiment of the present invention, a fixing heater is provided inside the fixing belt to heat the fixing belt. However, the present invention is not limited to this configuration. For example, a fixing heater is provided outside the fixing belt. Then, the surface of the fixing belt may be heated.
Further, the heating method is not limited to the heater, and for example, a halogen lamp or electromagnetic induction heating may be used.
10 画像形成装置
20 定着装置
21 上加圧ローラ
22 加熱部
23 定着ベルト
24 下加圧ローラ
25 定着ヒータ
26 ヒータ支持部材
27 ヒータサーミスタ
30 ベルトサーミスタ
32 報知部
33 一時記憶部
34 閾値記憶部
35 算出部
36 第一駆動部
37 第二駆動部
39 制御部
40 指示状態記憶部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
第1加圧部材と、
前記第1加圧部材を回転駆動する駆動部と、
前記第1加圧部材に対向して配設される第2加圧部材と、
前記第1加圧部材に張架されるベルトと、
前記ベルトを加熱する加熱体と、
前記加熱体の温度を検出する第1温度検出部と、
前記第1加圧部材と前記ベルトとの接触領域に対向して配設される第2温度検出部と、
前記第1温度検出部による第1検出温度と前記第2温度検出部による第2検出温度とに基づいて異常の発生を判断する制御部と、
前記異常の発生を報知する報知部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 An image forming apparatus that forms an image by fixing a developer on a medium,
A first pressure member;
A drive unit that rotationally drives the first pressure member;
A second pressure member disposed to face the first pressure member;
A belt stretched around the first pressure member;
A heating element for heating the belt;
A first temperature detector for detecting the temperature of the heating body;
A second temperature detector disposed opposite to a contact area between the first pressure member and the belt;
A controller that determines the occurrence of an abnormality based on a first detected temperature by the first temperature detector and a second detected temperature by the second temperature detector;
A notification unit for notifying the occurrence of the abnormality;
An image forming apparatus comprising:
前記制御部は、前記温度差が所定の温度差を超えると異常が発生したと判断する請求項1に記載の画像形成装置。 A temperature difference between the first detection temperature and the second detection temperature, and a calculation unit for calculating a slope value of the second detection temperature,
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the control unit determines that an abnormality has occurred when the temperature difference exceeds a predetermined temperature difference.
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the second temperature detection unit is disposed in a non-contact manner with respect to the belt.
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