JP2008050961A - Compressor and refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧縮機とそれを搭載した冷蔵庫に関するものである。 The present invention relates to a compressor and a refrigerator equipped with the compressor.
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使用性や収納性の向上、加えて、アメニティー向上の観点から更なる静音化が求められている。 In recent years, refrigerators are required to be more energy-saving from the viewpoint of protecting the global environment, and to be further silenced from the viewpoint of improving usability and storage capacity, as well as improving amenities.
以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮機と冷蔵庫について説明する。なお、以下の説明において、上下の関係は圧縮機並びに冷蔵庫を正規の姿勢に設置した状態を基準とする。 Hereinafter, the conventional compressor and refrigerator will be described with reference to the drawings. In the following description, the upper and lower relationships are based on a state in which the compressor and the refrigerator are installed in a normal posture.
図11は従来の圧縮機の側断面図、図12は従来の冷蔵庫の側断面図である。 FIG. 11 is a side sectional view of a conventional compressor, and FIG. 12 is a side sectional view of a conventional refrigerator.
まず、圧縮機50は、密閉容器3内に固定子28および回転子31からなる電動要素6と、電動要素6の上方に位置し、かつ電動要素6によって駆動される圧縮要素7とで形成される圧縮機本体8を収納したものである(例えば、特許文献1参照)。また、密閉容器3の底部にはオイル5を貯留しており、圧縮機本体8は弾性部材37、例えばスプリングによって密閉容器3下部に対して弾性的に支持されている。
First, the
圧縮要素7は、回転子31の回転に伴ってシリンダブロック10の軸受部13に軸支されたクランクシャフト16の主軸14が回転し、クランクシャフト16の偏芯軸15の回転運動が、連結手段17を介してピストン12に伝えられる。
In the
ピストン12は、シリンダブロック10に一体に形成されたシリンダ9のボア孔11に往復自在に挿入されており、ボア孔11とバルブプレート44とともに圧縮室18を形成している。ピストン12がボア孔11内を往復運動することで、圧縮室18内にて冷媒4を吸入圧縮するものである。この型の圧縮機50が家庭用の冷蔵庫では一般的に使用されている。
The
また、バルブプレート44を蓋するシリンダヘッド21により、吸入マフラー19が挟持されている。
The
一般的に、圧縮要素7を構成する各部材は、連結手段17やシリンダヘッド21、吸入マフラー19等を除いて、その殆どが鋳鉄や焼結などの加工性の良い鉄系を主材料として形成されている。
In general, most of the members constituting the
一方、電動要素6は、鉄系の珪素鋼板を積層したステータコア27の磁極歯に絶縁材を介して巻線を直接巻回した固定子28と、同様に鉄系の珪素鋼板を積層したロータコア29に永久磁石を内包させた回転子31とから構成される突極集中巻方式のDCブラシレスモータが主流である。
On the other hand, the
固定子28は、ステータコア27に設けた貫通穴33に挿入されるボルト34により、シリンダブロック10の下方から延出した脚部32の下面に対して締結される。
The
従来この種の圧縮機50は、冷蔵庫本体の背面下部や、上部に設置するという方法がとられていた(例えば、特許文献2参照)。
Conventionally, this type of
冷蔵庫60は、圧縮機50、蒸発器63、及び凝縮器(図示せず)、膨張器(図示せず)を配管などで連結構成される冷凍サイクルにより生成された冷気を吐出し、庫内の温度を低下させ、食品などを冷凍、冷蔵保管するために利用される。
The
冷蔵庫の箱本体65は、上から冷蔵室71、野菜室73、冷凍室74という構成である。
The
冷蔵室71は、箱本体65の前面において端部がヒンジを介して回転可能に支持された回転動式である回転扉75を有している。また、野菜室73は、レール(図示せず)を介して前方、後方にスライド可能な往復動式である引出扉78を有しており、冷凍室74も野菜室73と同様に、往復動式である引出扉78を有している。
The refrigerating
回転扉75、及び引出扉78の内側の縁には、箱本体65のシール面79と密着することで冷蔵庫内部と外部を遮断させるとともに、扉を閉めたときの衝撃を吸収するためのガスケット80が装着されている。
A gasket 80 for closing the inside and the outside of the refrigerator by closely contacting the
また、回転扉75の内側には、食品などを収納する為の扉ポケット76が複数個設けられている。
In addition, a plurality of
箱本体65の上方には、箱本体65の天面81と背面82に渡って冷蔵室71側に凹ませた凹部83が設けられている。凹部83に圧縮機50や機械室ファン(図示せず)、凝縮器(図示せず)、ドライヤー(図示せず)などが設置される。
しかしながら、上記従来の構成の圧縮機50では、運転が停止した時、ピストン12の往復動方向の位置によっては、圧縮室18内の残存した冷媒4の圧力が作用してピストン12が押し返されることで、圧縮要素7が横揺れすることがある。横揺れが大きいと、圧縮要素7が圧縮機50の密閉容器3の内壁と衝突し、いわゆる釜当りというような現象が発生する。
However, in the
加えて、上記従来の構成の冷蔵庫60では、扉ポケット76に食品などを多く収納した状態で回転扉75を閉めた場合、回転扉75の縁に設けたガスケット80と箱本体65のシール面79が衝突した際に、ガスケット80にて吸収し切れない衝撃力が、シール面79から箱本体65に伝わり、冷蔵庫60が前後に揺動することがある。このような場合には、圧縮機50が振れ回るので、圧縮要素7と密閉容器3の内壁が衝突し、釜当りが発生することがある。
In addition, in the
圧縮要素7、及び密閉容器3は、共に主材料が鉄系であるので、衝突時には金属音が生じる。これが、冷蔵庫ユーザーにとっては耳障りで不快なものとして捉えられる可能性があった。
Since the main material of both the
更に、密閉容器3と圧縮要素7の衝突時に微細な破壊による破砕片が生じ、これがシリンダブロック10とクランクシャフト16に代表されるような軸摺動の隙間に噛み込まれると、異常摩耗や圧縮不能(ロック)が生じる可能性があった。
Further, when the sealed
また、圧縮機50内には圧縮された冷媒4を次行程に搬送する冷媒配管、例えば吐出細管23も配設されており、吐出細管23が、密閉容器3や圧縮要素7等と頻繁に接触する場合、その接触部位には徐々に金属疲労が蓄積され、最終的に吐出細管23の脆性破断に至り、圧縮機50が圧縮不能となる可能性もあった。
In addition, a refrigerant pipe for conveying the
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、圧縮機50が運転停止した時や、回転扉75を閉じた際に伝播する衝撃にて発生する圧縮機50の釜当りを緩和し、静音化が図れ、かつ信頼性の高い高品位の圧縮機、及び冷蔵庫を提供することを目的とする。
The present invention solves the above-described conventional problems, and reduces the hook contact of the
上記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、密閉容器内に、固定子と回転子からなる電動要素と、前記電動要素の上方に前記電動要素によって駆動される圧縮要素とからなる圧縮機本体を有し、前記圧縮要素は、主軸及び偏芯軸を備えたクランクシャフトと、前記主軸を回転自在に軸支すると共に圧縮室を形成するボア孔を有するシリンダブロックと、前記ボア孔内を往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏芯軸とを連結する連結手段を備えており、前記シリンダブロックの下方から延出した脚部の下面が前記固定子の上面と接合された前記圧縮機本体が、前記固定子の下面と前記密閉容器の底部に固設された受け部の間に弾性部材を介して弾性支持されたものであって、前記シリンダブロックが前記固定子よりも比重の小さい材料で成型されるとともに、前記圧縮要素は前記電動要素に比べて重量を軽くしたものである。 In order to solve the above-described conventional problems, a compressor according to the present invention includes, in an airtight container, an electric element including a stator and a rotor, and a compression element driven by the electric element above the electric element. The compressor element comprises a crankshaft having a main shaft and an eccentric shaft, a cylinder block having a bore hole that rotatably supports the main shaft and forms a compression chamber, and the bore A piston that reciprocates in the hole, and a connecting means that connects the piston and the eccentric shaft, and a lower surface of a leg portion extending from below the cylinder block is joined to an upper surface of the stator. The compressor main body is elastically supported via an elastic member between a receiving portion fixed to a lower surface of the stator and a bottom portion of the hermetic container, and the cylinder block is more than the stator. Specific gravity Together are molded in Sai material, wherein the compression element is obtained by reduce the weight in comparison with the electric element.
これにより、体積の観点から圧縮要素の大部分を占めるシリンダブロックを軽量化して圧縮要素の重量を軽減するとともに圧縮機本体の重心位置を下げることで、圧縮機本体の安定性向上と相まって、横揺れ時の圧縮機本体の慣性力を低減させるので、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。 This reduces the weight of the compression block by reducing the weight of the cylinder block that occupies most of the compression element in terms of volume, and lowers the center of gravity of the compressor body. Since the inertial force of the compressor main body at the time of shaking is reduced, the collision between the compressor main body and the hermetic container can be suppressed to prevent contact between the hooks, the noise can be reduced, and a highly reliable compressor can be provided.
また、本発明の冷蔵庫は、前面に開閉する回転扉を備えた貯蔵室が最上段に配置された箱本体を有し、前記箱本体の天面と背面に渡って前記貯蔵室側に凹ませた凹部に、密閉容器内に、固定子と回転子からなる電動要素と、前記電動要素の上方に前記電動要素によって駆動される圧縮要素とからなる圧縮機本体を有し、前記圧縮要素は、主軸及び偏芯軸を備えたクランクシャフトと、前記主軸を回転自在に軸支すると共に圧縮室を形成するボア孔を有するシリンダブロックと、前記ボア孔内を往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏芯軸とを連結する連結手段を備えており、前記シリンダブロックの下方から延出した脚部の下面が前記固定子の上面と接合された前記圧縮機本体が、前記固定子の下面と前記密閉容器の底部に固設された受け部の間に弾性部材を介して弾性支持されたものであって、前記シリンダブロックが前記固定子よりも比重の小さい材料で成型されるとともに、前記圧縮要素は前記電動要素に比べて重量を軽くした圧縮機を設置したものである。 Further, the refrigerator of the present invention has a box body in which a storage room having a revolving door that opens and closes on the front surface is disposed at the top, and is recessed to the storage room side over the top surface and the back surface of the box body. In the closed container, and in a sealed container, there is a compressor body composed of an electric element composed of a stator and a rotor, and a compression element driven by the electric element above the electric element. A crankshaft having a main shaft and an eccentric shaft, a cylinder block having a bore hole that rotatably supports the main shaft and forms a compression chamber, a piston that reciprocates in the bore hole, the piston, and the piston The compressor main body is provided with a connecting means for connecting an eccentric shaft, and the lower surface of the leg portion extending from below the cylinder block is joined to the upper surface of the stator, and the lower surface of the stator and the lower surface of the stator Fixed to the bottom of the sealed container The cylinder block is formed of a material having a specific gravity smaller than that of the stator, and the compression element is heavier than the electric element. A lighter compressor is installed.
これによって、特に閉めたときの衝撃力が高い回転扉の後方に圧縮機を搭載した冷蔵庫であっても、圧縮機本体の安定性向上と相まって、横揺れ時の圧縮機本体の運動エネルギーを減少させることができる圧縮機を搭載することで、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して、釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い冷蔵庫を提供することができる。 This reduces the kinetic energy of the compressor body when rolling, even with a refrigerator equipped with a compressor behind the revolving door that has a high impact force when closed, coupled with improved stability of the compressor body. By mounting the compressor that can be made to occur, the collision between the compressor main body and the sealed container can be suppressed to prevent the hook from hitting, the noise can be reduced, and a highly reliable refrigerator can be provided.
本発明の圧縮機、および冷蔵庫は、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止するので、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機、および冷蔵庫を提供できるという効果が得られる。 The compressor and the refrigerator of the present invention suppress the collision between the compressor body and the sealed container to prevent the hook contact, so that the noise can be reduced and the highly reliable compressor and refrigerator can be provided. It is done.
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に、固定子と回転子からなる電動要素と、前記電動要素の上方に前記電動要素によって駆動される圧縮要素とからなる圧縮機本体を有し、前記圧縮要素は、主軸及び偏芯軸を備えたクランクシャフトと、前記主軸を回転自在に軸支すると共に圧縮室を形成するボア孔を有するシリンダブロックと、前記ボア孔内を往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏芯軸とを連結する連結手段を備えており、前記シリンダブロックの下方から延出した脚部の下面が前記固定子の上面と接合された前記圧縮機本体が、前記固定子の下面と前記密閉容器の底部に固設された受け部の間に弾性部材を介して弾性支持されたものであって、前記シリンダブロックが前記固定子よりも比重の小さい材料で成型されるとともに、前記圧縮要素は前記電動要素に比べて重量を軽くしたものである。
The invention according to
これにより、体積の観点から圧縮要素の大部分を占めるシリンダブロックを軽量化して圧縮機本体の重心位置を下げることで、圧縮機本体の安定性向上と相まって、横揺れ時の圧縮機本体の慣性力を低減させるので、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。 This reduces the weight of the cylinder block, which occupies most of the compression element from the viewpoint of volume, and lowers the center of gravity of the compressor body, which in combination with improved stability of the compressor body and the inertia of the compressor body during rolling Since the force is reduced, the collision between the compressor main body and the sealed container can be suppressed to prevent the hook contact, the noise can be reduced, and a highly reliable compressor can be provided.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、圧縮機本体の重心位置が電動要素の高さ寸法内としたものである。
The invention according to
これにより、重心位置を電動要素の高さ寸法内とすることで、圧縮機本体の安定性向上と相まって、圧縮要素の横揺れを固定子と回転子間の磁力により緩和するので、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機を提供することができる。 As a result, the center of gravity position is within the height dimension of the electric element, and coupled with improved stability of the compressor body, the rolling of the compression element is mitigated by the magnetic force between the stator and the rotor. In addition, it is possible to provide a highly reliable compressor that suppresses the collision of the closed container and prevents the hook contact and can reduce noise.
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に、電動要素の主材料を鉄系、シリンダブロックの主材料をアルミニウム系としたものである。
The invention according to
これにより、比重が従来の鉄系に比べて1/3程度であり圧縮機本体の重心位置を下げるとともに、安価で加工性のよい、例えばアルミダイカストやアルミ合金鋳物等の材料を使用することで、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性が高く、安価な圧縮機を提供することができる。 As a result, the specific gravity is about 1/3 of that of conventional iron-based materials, lowering the center of gravity of the compressor body, and using materials such as aluminum die casting and aluminum alloy casting that are inexpensive and have good workability. In addition, the collision between the compressor main body and the hermetic container can be suppressed to prevent contact between the hooks, noise reduction can be achieved, and a highly reliable and inexpensive compressor can be provided.
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、ピストンの主材料をアルミニウム系としたものである。
The invention according to
これにより、比重が従来の鉄系に比べて1/3程度の材質でピストンを成型することで、圧縮機の運転が停止した直後に、圧縮室内に残存した冷媒がピストンを押し返そうとする反力が圧縮要素に作用しても、ピストンの重量が軽いので、圧縮要素に負荷される慣性力を低減して横揺れを緩和し、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性が高い圧縮機を提供することができる。 Thus, by molding the piston with a material whose specific gravity is about 1/3 of that of the conventional iron system, the refrigerant remaining in the compression chamber tries to push the piston back immediately after the operation of the compressor is stopped. Even if the reaction force acts on the compression element, the weight of the piston is light, so the inertial force applied to the compression element is reduced to reduce the rolling, and the collision between the compressor body and the sealed container is suppressed and Therefore, it is possible to provide a compressor with high reliability and noise reduction.
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、ピストンの主材料を樹脂としたものである。
The invention according to
これにより、比重が従来の鉄系に比べて1/4〜1/10程度の材質でピストンを成型することで、圧縮機の運転が停止した直後に、圧縮室内に残存した冷媒がピストンを押し返そうとする反力が圧縮要素に作用しても、ピストンの重量が軽いので、圧縮要素に負荷される慣性力を低減して横揺れを緩和し、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性が高い圧縮機を提供することができる。 As a result, by molding the piston with a material having a specific gravity of about 1/4 to 1/10 of that of the conventional iron system, the refrigerant remaining in the compression chamber pushes the piston immediately after the operation of the compressor is stopped. Even if the reaction force to be returned acts on the compression element, the weight of the piston is light, so the inertial force applied to the compression element is reduced to reduce rolling and suppress the collision between the compressor body and the sealed container. Thus, it is possible to provide a compressor with high reliability that can prevent the hook from hitting and reduce noise.
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明に、ピストンの側面に鉄系の弾性リングを係合させたものである。
The invention according to
これにより、ピストン側面に係合された弾性リングがシリンダ内周面に沿うことで、ピストンの側面を高精度に加工しなくても冷媒の漏れを抑制できるので、加工生産性の向上と相まって、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性が高く、安価な圧縮機を提供することができる。 Thereby, since the elastic ring engaged with the side surface of the piston is along the inner peripheral surface of the cylinder, the leakage of the refrigerant can be suppressed without processing the side surface of the piston with high accuracy. It is possible to provide a highly reliable and inexpensive compressor that can prevent collision between the main body of the compressor and the hermetic container to prevent contact with the hook, and can be quiet.
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の圧縮機を搭載した冷蔵庫である。
The invention according to
これにより、横揺れを抑制できる圧縮機を冷蔵庫背面に搭載することで、扉を閉めた際の衝突時の衝撃力の影響を緩和することができるので、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性が高い冷蔵庫を提供することができる。 By installing a compressor that can suppress rolls on the back of the refrigerator, the impact of the impact force when the door is closed can be mitigated, so the collision between the compressor body and the sealed container is suppressed. Thus, the hook contact can be prevented, noise reduction can be achieved, and a highly reliable refrigerator can be provided.
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に、前面に開閉する回転扉を備えた貯蔵室が最上段に配置された箱本体を有し、前記箱本体の天面と背面に渡って前記貯蔵室側に凹ませた凹部に圧縮機を設置したものである。
The invention according to
これにより、横揺れを抑制できる圧縮機を冷蔵庫背面に搭載することで、特に閉めたときの衝撃力が高い回転扉の後方に圧縮機を搭載した冷蔵庫であっても、圧縮機本体の安定性向上と相まって、横揺れ時の圧縮機本体の運動エネルギーを減少させることができる圧縮機を搭載することで、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当り音を防止し、静音化が図れ、信頼性が高くなるとともに、使用性や収納性が高い冷蔵庫を提供することができる。 As a result, by installing a compressor on the back of the refrigerator that can suppress rolls, the stability of the compressor itself, even in refrigerators that have a compressor behind the revolving door that has a high impact force when closed. Combined with the improvement, by installing a compressor that can reduce the kinetic energy of the compressor body when rolling, the collision between the compressor body and the sealed container is suppressed, and the noise per unit is prevented and the noise is reduced. Therefore, it is possible to provide a refrigerator with high reliability and high usability and storage.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The present invention is not limited to the embodiments.
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における圧縮機の側断面図、図2は同実施の形態における圧縮機の平面断面図、図3は同実施の形態のピストンの拡大断面図、図4は同実施の形態における運転停止直後の圧縮機の挙動を示す特性図である。
(Embodiment 1)
1 is a side sectional view of a compressor according to
以下、図1から図4に基づいて本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
厚さ2〜4mmの圧延鋼板を深絞りにより成形してなるすり鉢状の下容器101と逆すり鉢状の上容器102を係合し、係合部分を全周溶接して密閉容器103が形成される。密閉容器103の内部には、冷媒104としてイソブタン(R600a)が充填され、オイル105として鉱油を貯留しているとともに、電動要素106と圧縮要素107からなる圧縮機本体108が配置されている。
A mortar-shaped
圧縮要素107は、シリンダ109が一体形成されたシリンダブロック110と、シリンダ109のボア孔111内に往復自在に嵌入されたピストン112と、シリンダブロック110の軸受113に軸支される主軸114と偏芯軸115からなるクランクシャフト116と、偏芯軸部115とピストン112を連結する連結手段117とを備えており、クランクシャフト116の回転運動がピストン112の往復運動に変換される。
The
圧縮要素107の骨格をなし、かつその大部分を占めるシリンダブロック110はアルミニウム系を主材料としたアルミダイカスト(JIS:ADC12)で一体成型されている。
The
一方、ピストン112は、熱負荷時の膨張率をシリンダ109と同等レベルとして、ボア孔111との隙間を維持して冷媒漏れを抑制しなければならないので、アルミニウム系を主材料としたアルミ合金鋳物(JIS:AC8C)で成型している。また、アルミニウム同士の摺動は一般に凝着摩耗が発生し易いとのことから、表面にはPAI(ポリアミドイミド)樹脂をベースとして、固体潤滑効果を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂を配合した耐摩耗性皮膜143がコーティングされている。
On the other hand, the
ピストン112とボア孔111内とバルブプレート144で形成される圧縮室118の空間体積が、ピストン112の往復運動により増減変化することで、密閉容器103内の冷媒104は、吸入マフラー119の吸入口120から吸込まれ、シリンダヘッド121の内部に設けられたバルブ(図示せず)を介して圧縮室118内にて吸入、圧縮された後、シリンダブロック110に形成された吐出マフラー122から、吐出細管123、密閉容器103に備えられた高圧配管である吐出チューブ124を経て、密閉容器103外の吐出配管125に吐出される。
The space volume of the
吐出細管123は、内径1.5mmから3.0mmの鋼管であり、L字やU字曲げにより形成されている。また、この吐出細管123と密閉容器103の吐出チューブ124は、接続部126にて弾性をもって接合されている。
The discharge
電動要素106は、シリンダブロック110の下方に位置し、主材料は鉄系である。一般的に、鉄系の珪素鋼板を積層したステータコア127の磁極歯に絶縁材を介して巻線を直接巻回した固定子128と、同じく鉄系の珪素鋼板を積層したロータコア129に永久磁石130を内包させた回転子131とから構成される突極集中巻方式のDCブラシレスモータが主流である。電動要素106は、インバータ駆動回路によって、商用電源周波数を下回る運転周波数を含む複数の運転周波数で駆動される。
The
固定子128は、ステータコア127に設けた貫通穴133に挿入されるボルト134によりシリンダブロック110の下方から延出した脚部132の下面に対して締結される。圧縮機本体108は、密閉容器103の底部の受け部135に固設された支持部136aと固定子128下端に固設された支持部136bの間に弾性部材137であるスプリングを介して弾性支持されている。
The
また、密閉容器103の側面に形成された吐出チューブ124、及び吸入チューブ142は、冷蔵庫サイドに形成された吐出配管125、吸入配管164と各々溶接されており、また、密閉容器103の下方に固着された脚138は、ピン140を介して冷蔵庫の背面側に設けられた設置面186に固定されていることから、圧縮機150の外殻を構成する密閉容器103は、冷蔵庫に拘束されているような状態である。
The
ここで、アルミニウム系材料の比重は約2.7g/cm3であり、鉄系材料の比重(約7.8g/cm3)に比べて1/3程度である。主材料がアルミニウム系で成型されたシリンダブロック110の重量は約500gであり、一方、主材料が鉄系で成型した固定子128の重量は約1500gとなる。
Here, the specific gravity of the aluminum-based material is about 2.7 g / cm 3, which is about 1/3 of the specific gravity of the iron-based material (about 7.8 g / cm 3 ). The weight of the
このように、シリンダブロック110が固定子128よりも比重の小さい材料で成型されているために、シリンダブロックが骨格を成し、体積的に大部分を占める圧縮要素107の重量は全体で約1500g、一方、電動要素106の重量は全体で約2000gとなり、圧縮要素107の重量が電動要素106の重量より軽い構成となっている。
Thus, since the
圧縮機本体108の重心位置を解析により求めた結果を図中の点Gに示す。これにより、重心位置Gが電動要素106の高さ寸法内にあることがわかる。
A result obtained by analyzing the center of gravity of the compressor
よって、本実施の形態においては、体積の観点から圧縮要素107の大部分を占めるシリンダブロック110を軽量化して圧縮機本体108の重心位置を下げることで、圧縮機本体の安定性が向上する。加えて、圧縮機本体108の重量が軽くなることで、横揺れ時の圧縮機本体108に作用する慣性力を低減することができる。更に、重心位置を電動要素106の高さ寸法の範囲内に設定することで、回転子131と固定子128間の磁力が作用して横揺れを緩和する現象を我々は実験的に確認している。
Therefore, in the present embodiment, the stability of the compressor body is improved by reducing the weight of the
次に、釜当りが散発的に発生する運転が停止した直後における圧縮機の挙動について、図4を用いて説明する。 Next, the behavior of the compressor immediately after the operation in which the hook contact occurs sporadically stops will be described with reference to FIG.
運転が停止した直後、急激に圧縮機本体108に制動が働くため、圧縮機本体108は図に示す矢印B1、B2方向に若干横揺れする。その後、1〜2回転程度クランクシャフト116は惰性で回転しているが、ピストン112とボア孔111内とバルブプレート144で形成される圧縮室118に残存している冷媒104により矢印Aの方向にピストン112が押し返され、クランクシャフト116の主軸113が回転方向の矢印B1とは逆のB2の方向に回転する。
Immediately after the operation is stopped, the compressor
主軸114が矢印B2の方向に回転した瞬間、圧縮要素107と電動要素106からなる圧縮機本体108には、弾性支持により見掛け上B2方向に遠心力が作用して、密閉容器103に固設された吐出チューブ124に溶接された吐出細管123、および密閉容器103の底部の弾性部材137にねじれが生じる。この後、吐出細管123、および弾性部材137の有する弾性による復元力によって、圧縮機本体108は、吐出細管123と密閉容器103の吐出チューブ124を接合した接続部126を中心とした円弧状の矢印C1、C2方向に振れ回ることになる。このときに、停止直後の最初の横揺れと残存冷媒によるピストン112の押し返しに起因する横揺れが合成されると、横揺れ幅が圧縮機本体108と密閉容器103の内壁との隙間距離を越えてしまい、双方が衝突していわゆる釜当りが発生する。
At the moment when the main shaft 114 rotates in the direction of the arrow B2, the
しかしながら、本実施の形態においては、ピストン112をアルミニウム系(従来より一般的に使用されている鉄系に比べて比重1/3程度)で成型しているので非常に軽量なために、残存した冷媒が矢印Aの方向にピストン112が押し返された際のピストンに作用する慣性力を相対的に小さくし、反動でクランクシャフト116の主軸113が矢印B2の方向に回転する速度を小さくすることで、圧縮機本体108の振れ回りを抑制している。
However, in the present embodiment, the
発明者らの圧縮機を用いた釜当り試験(圧力をパラメータとして運転させた後、電源を切った際の釜当りを評価した試験)によれば、従来の鉄製のシリンダブロック、ピストンを用いた圧縮機に比べて、最大で釜当りの回数頻度が50%程度減少することを確認している。 According to the inventor's compressor test using the compressor (the test evaluating the hook contact when the power was turned off after operating with pressure as a parameter), a conventional iron cylinder block and piston were used. It has been confirmed that the frequency per hook is reduced by about 50% in comparison with the compressor.
以上のことから、吸入圧縮運転が停止した時の圧縮室内に残存した冷媒がピストンを押し返した際に、圧縮機に作用する運動エネルギーを減少させることで、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機、および冷蔵庫を提供することができる。 From the above, when the refrigerant remaining in the compression chamber when the suction compression operation stops, the kinetic energy acting on the compressor is reduced when the piston is pushed back, thereby suppressing the collision between the compressor body and the sealed container. Thus, it is possible to provide a highly reliable compressor and refrigerator that can prevent the hook contact and reduce noise.
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における圧縮機の側断面図、図6は同実施の形態のピストンの拡大斜視図、図7は同実施の形態における運転停止直後の圧縮機の挙動を示す特性図である。
(Embodiment 2)
5 is a side sectional view of the compressor according to the second embodiment of the present invention, FIG. 6 is an enlarged perspective view of the piston according to the same embodiment, and FIG. 7 shows the behavior of the compressor immediately after the operation stop in the same embodiment. FIG.
以下、図5から図7に基づいて本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
厚さ2〜4mmの圧延鋼板を深絞りにより成形してなるすり鉢状の下容器201と逆すり鉢状の上容器202を係合し、係合部分を全周溶接して密閉容器203が形成される。密閉容器203の内部には、冷媒204としてイソブタン(R600a)が充填され、オイル205として鉱油を貯留しているとともに、電動要素206と圧縮要素207からなる圧縮機本体208が配置されている。
A mortar-shaped
圧縮要素207は、シリンダ209を形成するシリンダブロック210と、シリンダ209のボア孔211内に往復自在に嵌入されたピストン212と、シリンダブロック210の軸受213に軸支される主軸部214と偏芯軸部215からなるクランクシャフト216と、偏芯軸部215とピストン212を連結する連結手段217とを備えており、クランクシャフト216の回転運動がピストン212の往復運動に変換される。
The
圧縮要素207の骨格をなし、かつその大部分を占めるシリンダブロック210はアルミニウム系を主材料としたアルミダイカスト(JIS:ADC12)で一体成型されている。
The cylinder block 210 that forms the skeleton of the
一方、ピストン212は、シリンダブロック210の材料であるアルミダイカストとほぼ同等レベルの熱膨張係数を有したPAI(ポリアミドイミド)樹脂で成型している。一般に樹脂は切削による加工精度が数十μm程度であるために、ピストン212の先端付近に弾性を有する鋳鉄製の弾性リング245を装着している。ピストン212のトップ面247付近に設けられたリング取り付け溝248に弾性リング245を係合させる。
On the other hand, the
ピストン212に係合された後、弾性リング245に設けられた合い口246は閉じられた状態で、ピストン212と弾性リング245をシリンダ209のボア孔211に装着する。このとき、弾性リング245が放射線状に開こうとする力、いわゆる張力で、ボア孔211の内周壁に密着することになる。その結果、ボア孔211の内周壁全周に均一になじんで、長期間使用でも安定的な機能を発揮することができる。
After engagement with the
これにより、ピストン212の加工精度を数μmオーダーに仕上る必要がないので、加工生産性に優れた仕様である。本実施の形態では、なじみ性がよく、固体潤滑効果を有するグラファイトを多く含んだ鋳鉄製の弾性リング245を使用しているが、苛酷な使用条件によっては弾性リング245の表面に例えば窒化クロムに代表されるようなセラミックスコーティングを施しても良い。
Thereby, it is not necessary to finish the processing accuracy of the
ピストン212とボア孔211内とバルブプレート244で形成される圧縮室218の空間体積が、ピストン212の往復運動により増減変化することで、密閉容器203内の冷媒204は、吸入マフラー219の吸入口220から吸込まれ、シリンダヘッド221の内部に設けられたバルブ(図示せず)を介して圧縮室218内にて吸入、圧縮された後、シリンダブロック210に形成された吐出マフラー222から、吐出細管223、密閉容器203に備えられた高圧配管である吐出チューブ224を経て、密閉容器203外の吐出配管225に吐出される。
The space volume of the
吐出細管223は、内径1.5mmから3.0mmの鋼管であり、L字やU字曲げにより形成されている。また、この吐出細管223と密閉容器203の吐出チューブ224は、接続部226にて弾性をもって接合されている。
The discharge
電動要素206は、シリンダブロック210の下方に位置し、主材料は鉄系である。一般的に、鉄系の珪素鋼板を積層したステータコア227の磁極歯に絶縁材を介して巻線を直接巻回した固定子228と、同じく鉄系の珪素鋼板を積層したロータコア229に永久磁石230を内包させた回転子231とから構成される突極集中巻方式のDCブラシレスモータが主流である。電動要素206は、インバータ駆動回路によって、商用電源周波数を下回る運転周波数を含む複数の運転周波数で駆動される。
The
固定子228は、ステータコア227に設けた貫通穴233に挿入されるボルト234によりシリンダブロック210の下方から延出した脚部232の下面に対して締結される。圧縮機本体208は、密閉容器203の底部の受け部235に固設された支持部236aと固定子228下端に固設された支持部236bの間に弾性部材237であるスプリングを介して弾性支持されている。
The
密閉容器203の側面に形成された吐出チューブ224、及び吸入チューブ242は、冷蔵庫サイドに形成された吐出配管225、吸入配管264と各々溶接されており、また、密閉容器203の下方に固着された脚238は、ピン140を介して冷蔵庫の背面側に設けられた設置面286に固定されていることから、圧縮機150の外殻を構成する密閉容器203は、冷蔵庫に拘束されているような状態である。
The discharge tube 224 and the suction tube 242 formed on the side surface of the sealed
次に、釜当りが散発的に発生する運転が停止した直後における圧縮機の挙動について、図7を用いて説明する。 Next, the behavior of the compressor immediately after the operation in which the hook contact occurs sporadically stops will be described with reference to FIG.
運転が停止した直後、急激に圧縮機本体208に制動が働くため、圧縮機本体208は図に示す矢印B1、B2方向に若干横揺れする。その後、1〜2回転程度クランクシャフト216は惰性で回転しているが、ピストン212とボア孔211内とバルブプレート244で形成される圧縮室218に残存している冷媒204により矢印Aの方向にピストン212が押し返され、クランクシャフト216の主軸213が回転方向の矢印B1とは逆のB2の方向に回転する。
Immediately after the operation is stopped, the
主軸214が矢印B2の方向に回転した瞬間、圧縮要素207と電動要素206からなる圧縮機本体208には、弾性支持により見掛け上B2方向に遠心力が作用して、密閉容器203に固設された吐出チューブ224に溶接された吐出細管223、および密閉容器203の底部の弾性部材237にねじれが生じる。この後、吐出細管223、および弾性部材237の有する弾性による復元力によって、圧縮機本体208は、吐出細管223と密閉容器203の吐出チューブ224を接合した接続部226を中心とした円弧状の矢印C1、C2方向に振れ回ることになる。このときに、停止直後の最初の横揺れと残存冷媒によるピストン212の押し返しに起因する横揺れが合成されると、横揺れ幅が圧縮機本体208と密閉容器203の内壁との隙間距離を越えてしまい、双方が衝突していわゆる釜当りが発生する。
At the moment when the
しかしながら、本実施の形態においては、ピストン212をPAI樹脂(従来一般的に使用されている鉄系に比べて比重1/5以下)で成型しているので非常に軽量なために、残存した冷媒が矢印Aの方向にピストン212が押し返された際のピストンに作用する慣性力を相対的に小さくし、反動でクランクシャフト216の主軸213が矢印B2の方向に回転する速度を小さくすることで、圧縮機本体208の振れ回りを抑制している。
However, in the present embodiment, the
発明者らの圧縮機を用いた釜当り試験(圧力をパラメータとして運転させた後、電源を切った際の釜当りを評価した試験)によれば、従来の鉄製のシリンダブロック、ピストンを用いた圧縮機に比べて、最大で釜当りの回数頻度が60%程度減少することを確認している。 According to the inventor's compressor test using the compressor (the test evaluating the hook contact when the power was turned off after operating with pressure as a parameter), a conventional iron cylinder block and piston were used. It has been confirmed that the frequency per hook is reduced by about 60% compared to the compressor.
以上のことから、吸入圧縮運転が停止した時の圧縮室内に残存した冷媒がピストンを押し返した際に、圧縮機に作用する運動エネルギーを減少させることで、圧縮機本体と密閉容器の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機、および冷蔵庫を提供することができる。 From the above, when the refrigerant remaining in the compression chamber when the suction compression operation stops, the kinetic energy acting on the compressor is reduced when the piston is pushed back, thereby suppressing the collision between the compressor body and the sealed container. Thus, it is possible to provide a highly reliable compressor and refrigerator that can prevent the hook contact and reduce noise.
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3における圧縮機の側断面図、図9は同実施の形態の冷蔵庫の側断面図、図10は同実施の形態における回転扉を閉めたときの圧縮機の挙動を示す特性図である。
(Embodiment 3)
8 is a side sectional view of the compressor according to the third embodiment of the present invention, FIG. 9 is a side sectional view of the refrigerator according to the same embodiment, and FIG. 10 is a view of the compressor when the rotary door is closed according to the same embodiment. It is a characteristic view which shows a behavior.
以下、図8から図10に基づいて本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
密閉容器303の内部には、冷媒304としてイソブタン(R600a)が充填され、オイル305として鉱油を貯留しているとともに、電動要素306と圧縮要素307からなる圧縮機本体308が配置されている。
Inside the sealed
圧縮要素307は、シリンダ309を形成するシリンダブロック310と、シリンダ309のボア孔311内に往復自在に嵌入されたピストン312と、シリンダブロック310の軸受313に軸支される主軸部314と偏芯軸部315からなるクランクシャフト316と、偏芯軸部315とピストン312を連結する連結手段317とを備えており、クランクシャフト316の回転運動がピストン312の往復運動に変換される。
The
圧縮要素307の骨格をなし、かつその大部分を占めるシリンダブロック310はアルミニウム系を主材料としたアルミダイカスト(JIS:ADC12)で一体成型されている。
The
一方、ピストン312は、熱負荷時の膨張の観点から、アルミニウム系を主材料としたアルミ合金鋳物(JIS:AC8C)で成型している。また、アルミニウム同士の摺動は一般に凝着摩耗が発生し易いとのことから、表面にはPAI(ポリアミドイミド)樹脂をベースとして、固体潤滑効果を有するPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂を配合した耐摩耗性皮膜がコーティングされている。
On the other hand, the
ピストン312とボア孔311内とバルブプレート344で形成される圧縮室318の空間体積が、ピストン312の往復運動により増減変化することで、密閉容器303内の冷媒304は、吸入マフラー319の吸入口320から吸込まれ、シリンダヘッド321の内部に設けられたバルブ(図示せず)を介して圧縮室318内にて吸入、圧縮された後、シリンダブロック310に形成された吐出マフラー322から、吐出細管323、密閉容器303に備えられた高圧配管である吐出チューブ324を経て、密閉容器303外の吐出配管325に吐出される。吐出細管323と密閉容器303の吐出チューブ324は、接続部326にて弾性をもって接合されている。
The space volume of the
電動要素306は、シリンダブロック310の下方に位置し、主材料は鉄系である。一般的に、鉄系の珪素鋼板を積層したステータコア327の磁極歯に絶縁材を介して巻線を直接巻回した固定子328と、同じく鉄系の珪素鋼板を積層したロータコア329に永久磁石330を内包させた回転子331とから構成される突極集中巻方式のDCブラシレスモータが主流である。電動要素306は、インバータ駆動回路によって、商用電源周波数を下回る運転周波数を含む複数の運転周波数で駆動される。
The
固定子328は、ステータコア327に設けた貫通穴333に挿入されるボルト334によりシリンダブロック310の下方から延出した脚部332の下面に対して締結される。圧縮機本体308は、密閉容器303の底部の受け部335に固設された支持部336aと固定子328下端に固設された支持部336bの間に弾性部材337であるスプリングを介して弾性支持されている。
The
ここで、アルミニウム系材料の比重は約2.7g/cm3であり、鉄系材料の比重(約7.8g/cm3)に比べて1/3程度である。主材料がアルミニウム系で成型されたシリンダブロック310の重量は約500gであり、一方、主材料が鉄系で成型した固定子328の重量は約1500gとなる。
Here, the specific gravity of the aluminum-based material is about 2.7 g / cm 3, which is about 1/3 of the specific gravity of the iron-based material (about 7.8 g / cm 3 ). The weight of the
このように、シリンダブロック310が固定子328よりも比重の小さい材料で成型されているために、シリンダブロック310が骨格を成し、体積的に大部分を占める圧縮要素307の重量は全体で約1500g、一方、電動要素306の重量は全体で約2000gとなり、圧縮要素307の重量が電動要素106の重量より軽い構成となっている。
Thus, since the
圧縮機本体308の重心位置を解析により求め、図中の点Gに示す。これにより、重心位置Gが電動要素306の高さ寸法内にあることがわかる。
The position of the center of gravity of the compressor
次に冷蔵庫360について説明する。
Next, the
冷蔵庫360は、圧縮機350と、圧縮機350に接続された吐出配管325と、凝縮器(図示せず)と、減圧器であるキャピラリー361と、水分除去を行うドライヤー(図示せず)と、庫内ファン362を近傍に配置した蒸発器363と、吸入配管364を環状に接続して構成される冷凍サイクルを箱本体365に内蔵しており、この冷凍サイクルにより生成された冷気を吐出し、貯蔵室366内の温度を低下させ、食品などを冷凍、冷蔵保管する。
The
箱本体365は、ABSなどの樹脂体を真空成形した内箱367とプリコート鋼板などの金属材料からなる磁性体を用いた外箱368とで構成された空間に発泡充填する断熱体369を注入してなる断熱壁を備えている。
The box body 365 injects a
箱本体365は複数の断熱区画に区分されており、箱本体365の前面には、各々、扉370を設けている。断熱区画された貯蔵室366は、上から、冷蔵室371、並べて設けた切替室372aおよび製氷室372b、野菜室373、冷凍室374となっている。
The box main body 365 is divided into a plurality of heat insulating sections, and
冷蔵室371には、端部がヒンジを介して回転可能に支持された回転動式の回転扉375が2枚設けられている。また、回転扉375には、食品などを収納するスペースとして扉ポケット376が複数個設けられている。
The refrigerator compartment 371 is provided with two
一方、切替室372a、製氷室372b、野菜室373、及び冷凍室374はいずれも引出室377となっており、いずれも、レール(図示せず)を介して前方、後方にスライド可能な往復動式である引出扉378a、378b、378c、378dが設けられている。
On the other hand, the switching chamber 372a, the ice making chamber 372b, the
回転扉375、及び引出扉378a、378b、378c、178dの内側の縁には、箱本体365のシール面379と密着することで冷蔵庫内部と外部を遮断させるとともに、各々の扉370を閉めたときの衝撃を吸収するためのガスケット380が装着されている。
When the inside and outside of the refrigerator are shut off by close contact with the
ガスケット380は、耐久性、柔軟性、経済性などの特長を合わせ持ち、優れた加工性を有する軟質塩化ビニール樹脂体を押出成形することで形成している。ガスケット380には、永久磁石と、隔壁にて多数に区分された空気ポケットが内蔵されており、ガスケット380が密着される箱本体365側のシール面379は、外箱368の一端面とすることで、磁性体としてなる。
The
箱本体365の上方には、箱本体365の天面381と背面382に渡って冷蔵室371側に凹ませた凹部383が設けられている。凹部383には、ビスなどで固定された天面カバー384が設けられており、圧縮機350、機械室ファン(図示せず)、凝縮器(図示せず)、ドライヤー(図示せず)、吐出配管325、吸入配管364の一部などを収納している。
Above the box body 365, a recess 383 is provided that is recessed toward the refrigerator compartment 371 over the top surface 381 and the back surface 382 of the box body 365. The concave portion 383 is provided with a top cover 384 fixed with screws or the like, and includes a
また、圧縮機350の密閉容器303の下方には、複数個の脚338が固着されており、各々の脚338に係止された弾性を有するマウントゴム339を介して、冷蔵庫の凹部383に固設されたピン340に、マウントゴム339の孔141を遊嵌させることで位置を固定している。
A plurality of legs 338 are fixed below the sealed
圧縮機外からの影響を受けて発生する圧縮機の釜当りのメカニズムを図10に基づいて説明する。 A mechanism per hook of the compressor generated under the influence from the outside of the compressor will be described with reference to FIG.
一般的に、回転体の勢いを表す量として角運動量がある。角運動量は質量、周方向速度、回転半径のそれぞれに比例する。つまり、回転扉375を閉めたときに、回転扉375に与えられた角運動量が大きいほど、回転扉375と回転扉を受ける側、すなわち箱本体365のシール面379の衝突時に発生する衝撃力は大きくなる。また、衝撃力は、冷蔵庫の前面185に対し垂直方向に影響を及ぼしていく。
In general, there is angular momentum as a quantity representing the momentum of the rotating body. Angular momentum is proportional to each of mass, circumferential speed, and rotational radius. That is, as the angular momentum applied to the
総体的な角運動量に影響を及ぼす因子は、回転扉375と扉ポケット376に収納された食品などを合せた質量と、シール面379との衝突直前における回転扉375の周方向速度と、回転扉375の横幅である。これらが、ガスケット380とシール面379との衝突時に、冷蔵庫の箱本体301に加えられる総体的な衝撃力を支配する。
Factors that affect the overall angular momentum include the mass of the revolving
回転扉375を閉めると、ガスケット380に内蔵された永久磁石と、磁性体で形成されたシール面379の間に磁力が作用し、ガスケット380がシール面379と密着する。この時、ガスケット380に内蔵された空気ポケットが、衝撃力をある程度吸収するものの、吸収し切れない衝撃力がシール面379を通じて冷蔵庫の箱本体365に伝わる。
When the revolving
昨今では、主力となる冷蔵庫の容量帯は300L以上が基調である。これにより、冷蔵庫サイズが大きくなるに伴って、回転扉375の横幅は大きくなり、加えて、扉ポケット376への収納量の増加により、収納品などを合せた回転扉375の総重量は必然的に重くなり、回転扉375が閉まる際に箱本体365に加えられる衝撃力は相乗的に大きくなると推察される。
Nowadays, the main capacity of the main refrigerator capacity band is 300L or more. Thereby, as the refrigerator size increases, the width of the revolving
また、これは引出扉378でも同様であり、収納容積が増える傾向にあるので、引出扉を閉めた際にガスケット380で吸収し切れない衝撃力がシール面379を通じて冷蔵庫の箱本体365に伝わることになる。
This also applies to the
密閉容器303の側面に形成された吐出チューブ324、及び吸入チューブ342は、冷蔵庫サイドに形成された吐出配管323、吸入配管364と各々溶接されており、また、密閉容器303の下方に固着された脚338は、ピン340を介して凹部383の設置面386に固定されていることから、圧縮機350の外殻を構成する密閉容器303は、冷蔵庫に拘束されているような状態であると言える。そのため、回転扉375を閉めたときの前面385からの衝撃(図中、矢印A)により、冷蔵庫が前後方向(図中矢印B1方向、B2方向)に揺動すると、密閉容器303は冷蔵庫に引っ張られる形で同様に前後方向に揺動することになる。
The
一方、衝撃を加えられた瞬間の圧縮機350の内部では、圧縮要素307と電動要素306からなる圧縮機本体308には、弾性支持により見掛け上B2方向に慣性力が作用するのに加え、密閉容器303の振動に伴って、密閉容器303の底部の受け部335に固設された支持部336aが矢印B1方向に変位するとともに、密閉容器303に固設された吐出チューブ324に溶接された吐出細管323を介して圧縮機本体308を矢印B1方向に引っ張る力が作用して、弾性部材337にねじれが生じる。この後、弾性部材337、及び吐出細管323の弾性による復元力によって、圧縮機本体308は、吐出細管323と密閉容器303の吐出チューブ324を接合した接続部326を中心とした円弧状の矢印C1、C2方向に振れ回ることになる。
On the other hand, inside the
よって、本実施の形態においては、シリンダブロック310を固定子328よりも比重の小さいアルミニウム系の材料で成型して、圧縮機本体308の重量を低くすることで、主軸313が矢印B1の方向に回転した瞬間に、圧縮機本体108に対して矢印B1、あるいはB2方向に作用する遠心力を総体的に小さくするとともに、圧縮機150を横から見て上方に位置する圧縮要素107は下方に位置する電動要素106に比べて軽くすることで、圧縮機本体の安定性を向上させることで、圧縮機150の釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機、および冷蔵庫を提供することができる。
Therefore, in the present embodiment, the
加えて、本実施の形態では、ピストン312をアルミニウム系(従来より一般的に使用されている鉄系に比べて比重1/3程度)で成型しているので非常に軽量なために、圧縮機が運転停止した直後に圧縮室318内に残存した冷媒が矢印Aの方向にピストン312が押し返された際のピストン312に作用する慣性力を相対的に小さくし、反動でクランクシャフト316の主軸313が矢印B2の方向に回転する速度を小さくすることで、圧縮機本体308の振れ回りを抑制している。
In addition, in the present embodiment, since the
以上のことから、圧縮機350が停止した直後においても、また、圧縮機350外から加わる力が作用しても、圧縮機350の横揺れを緩和することで、圧縮機本体308と密閉容器303の衝突を抑制して釜当りを防止し、静音化が図れ、信頼性の高い圧縮機、および冷蔵庫を提供することができる。
From the above, the compressor
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、静音化が図れ、かつ信頼性が高いので、家庭用や業務用の圧縮機、および冷凍冷蔵庫に適用できる。 As described above, since the refrigerator according to the present invention can achieve noise reduction and has high reliability, it can be applied to domestic and commercial compressors and refrigerator-freezers.
103,203,303 密閉容器
106,206,306 電動要素
107,207,307 圧縮要素
108,208,308 圧縮機本体
110,210,310 シリンダブロック
111,211,311 ボア孔
112,212,312 ピストン
114,214,314 主軸
115,215,315 偏芯軸
116,216,316 クランクシャフト
117,217,317 連結手段
118,218,318 圧縮室
128,228,328 固定子
131,231,331 回転子
132,232,332 脚部
135,235,335 受け部
137,237,337 弾性部材
150,250,350 圧縮機
245 弾性リング
360 冷蔵庫
365 箱本体
366 貯蔵室
375 回転扉
381 天面
382 背面
383 凹部
385 前面
103, 203, 303
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226205A JP2008050961A (en) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | Compressor and refrigerator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226205A JP2008050961A (en) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | Compressor and refrigerator |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008050961A true JP2008050961A (en) | 2008-03-06 |
Family
ID=39235267
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008050961A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114759A (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Panasonic Corp | Compressor |
-
2006
- 2006-08-23 JP JP2006226205A patent/JP2008050961A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114759A (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Panasonic Corp | Compressor |
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