JP2008029684A - マンシェットカバーおよび同マンシェットカバーを備えたマンシェット - Google Patents

マンシェットカバーおよび同マンシェットカバーを備えたマンシェット Download PDF

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Abstract

【課題】全てのカフに適用可能であり、トリアージも同時に行うことができる使い捨て型のマンシェットカバーを提供する。
【解決手段】人体の上腕部に巻回される長尺な主カバー20と、主カバー20の一方の辺に沿って連設され、主カバー20側に折り重ね可能で、主カバーよりも短尺な副カバー30とを有し、主カバー20および副カバー30にカフを収納するためのカフ収納部21,31をそれぞれ割り当てる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血圧測定用のカフに取り付けられるマンシェットカバーに関し、さらに詳しく言えば、カフの汚染防止や患者の身体的負担を考慮し、さらにトリアージも同時に行える使い捨てのマンシェットカバーに関する。
事故や災害時などが発生した場合、短時間に多数のけが人や病人が医療機関での診療・治療を求めて殺到するおそれがある。しかしながら、医療機関の機能(医療スタッフや器材、医薬品など)には限りがあり、災害時の制約された条件下で1人でも多くの傷病者に対して治療を行うためには、病気やケガの緊急度や重症度によって治療や後方搬送の優先順位を決めることが必要になる。
このような優先順位の振り分け作業は「トリアージ」と呼ばれ、トリアージにはトリアージタグと呼ばれる識別表が用いられる。通常、トリアージタグとは、傷病の緊急度や重症度に応じて4段階(赤・黄・緑・黒)に色分けされ、患者の身体に取り付けて使用される。また、トリアージタグは、患者の症状や血圧、血液型などを記載する簡易カルテとしても用いられる。
通常、トリアージ作業は、トリアージオフィサー(トリアージ実施責任者)と呼ばれる医師または看護師が判別を行い、同時に患者の血圧や心拍数などの測定を行うことになっている。
ところで、一般に医療器具を不特定多数の患者に使用することは、血液感染などの二次的な被害を引き起こすおそれがあるため、注射針などは一切の二次使用を禁じているし、血圧測定に用いられるマンシェットは、患者への接触面積が大きいため、一度使ったものは確実に消毒する必要があった。
しかしながら、上述した緊急事態の場合、マンシェットからカフをいちいち取り外して消毒することは困難である。そこで、例えば特許文献1に示すような使い捨てのマンシェットカバーが提供されている。
このマンシェットカバーは、不織布などの紙製シートをカフに貼り合わせることにより、カフを覆い隠すことができる点が開示されている。しかしながら、このマンシェットカバーには次のような問題がある。
すなわち、一般に血圧計は、水銀式血圧計用、アネロイド型血圧計用、自動血圧計などがあり、それぞれの血圧計によってカフの形状が異なっているため、全てのカフに特許文献1に記載のマンシェットカバーを適用することは不可能である。
また、一部のカフには、カバーを一体成型した大型タイプもあり、このタイプにカバーを貼り合わせることはできない。さらには、上述した緊急時に特許文献1のマンシェットカバーをカフに貼り付けることは、時間的にも、人員的にも不可能に近い。
特開平8−579号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するため、全てのカフに適用可能であり、トリアージも同時に行うことができる使い捨て型のマンシェットカバーを提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、上記カフの大きさに応じて選択的に用いられる少なくとも2つのカフ収納部を備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、人体の上腕部に巻回される長尺な主カバーと、上記主カバーの一方の辺に沿って連設され、上記主カバー側に折り重ね可能で、上記主カバーよりも短尺な副カバーとを有し、上記主カバーおよび副カバーに上記カフ収納部がそれぞれ割り当てられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2において、上記主カバーには、上記カフに設けられたカフチューブを上記カフ収納部から引き出すための第1チューブ引出孔が設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項3において、上記第1チューブ引出孔は、主カバーの少なくとも2カ所設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項2において、上記副カバーには、上記カフに設けられたカフチューブを上記カフ収納部から引き出すための第2チューブ引出孔が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項2において、上記主カバーおよび上記副カバーには、各カバー同士を重ね合わせた状態で固定するための固定手段が設けられていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、上記請求項2において、上記主カバーには、上記主カバーを上腕部に巻回する際、上記カフの中心を上腕動脈の中心に合わせるための位置決め手段が設けられていること特徴としている。
請求項8に記載の発明は、上記請求項2において、上記主カバーには、上記主カバーを上記上腕部に巻回した状態で固定するための一対の面ファスナーが設けられており、上記面ファスナーの係着面には、カフ圧による周方向の係着状態のズレを示す第1警告手段が設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、上記請求項2において、上記副カバーには、上記上腕部に巻回した状態で上記カフを膨張した際、軸方向のズレを示す第2警告手段が設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、上腕部に巻回する際、上記カフの中心を上腕動脈に合わせるための位置決め手段が設けられていること特徴としている。
請求項11に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、上腕部に巻回した状態で固定するための一対の面ファスナーが設けられており、上記面ファスナーの係着面には、カフ圧による周方向の係着状態のズレを示す第1警告手段が設けられていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、上腕部に巻回した状態で上記カフを膨張した際、軸方向のズレを示す第2警告手段が設けられていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、被装着者の身体状態や特徴を記載するための特徴記載部を備えていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、トリアージ、または、被装着者の身体状態や性別、けがの状態によって色分けされていることを特徴としている。
本発明には、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のマンシェットカバーを備えた請求項15に記載のマンシェットも含まれる。
請求項1に記載の発明によれば、カフの大きさに応じて選択的に用いられるカフ収納部を設けたことにより、1つのマンシェットカバーで複数種のカフに対応させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、例えばアネロイド型血圧計用の大きいカフは主カバー側のカフ収納部に収納し、水銀血圧計などの小さい標準サイズのカフは副カバー側のカフ収納部に収納することにより、カフの大きさにカフ収納物を使い分けることができる。
請求項3,4に記載の発明によれば、主カバーのカフ収納部にカフチューブを引き出すための第1チューブ引出孔を2カ所設けたことにより、カフの大きさや形状に応じてカフチューブの引き出し位置を自在に変えることができる。
請求項5に記載の発明によれば、副カバーのカフ収納部にもカフチューブ引き出し用の第2カフチューブ引出孔を設けたことにより、カフチューブをカバー外に簡単に引き出すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、主カバーと副カバーを重ね合わせた状態で固定するための固定手段を設けたことにより、副カバーを主カバーに折り重ねた状態で固定でき、カフ圧によって、副カバーがずれることを防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、主カバーの一部にマンシェットを上腕部に巻回する際上腕動脈の位置にカフの中心を位置合わせるための位置決め手段を設けたことにより、マンシェットを上腕部に速やか、かつ、正確に装着することができる。
請求項8に記載の発明によれば、主カバーに設けられた一対の面ファスナーの係着面の一部に、カフ圧によって主カバーが周方向にずれたことを示す第1警告手段を設けたことにより、マンシェットの周方向の位置ズレを容易に判別することができ、位置の修正も簡単に行うことができる。
請求項9に記載の発明によれば、副カバーの一部に、カフ圧によって軸方向のズレが発生したことを示す第2警告手段をさらに設けたことにより、マンシェットの軸方向の位置ズレを容易に判別することができ、位置の修正も簡単に行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、上腕動脈の位置にマンシェットのカフの中心を簡単に当てることができる。
請求項11および12に記載の発明によれば、マンシェットの周方向および軸方向の係着状態のズレを示す第1警告手段および第2警告手段を備えていることにより、カフ圧によってマンシェットが周方向および軸方向にズレが発生したことを簡単に判別することができる。
請求項13および請求項14に記載の発明によれば、マンシェットの被装着者の身体状態や特徴などを記載するための特徴記載部を備え、また身体状態や性別などによって色分けすることにより、トリアージタグとしても使用することができる。
本発明のマンシェットカバーを装着したマンシェットを用いることにより、1人の患者にマンシェットを取り付けたまま、搬送から診察・診療までの一連の医療作業を行うことができるばかりでなく、緊急時にはトリアージタグとしての機能も得られる。
次に、本発明のマンシェットカバーについて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマンシェットカバーの正面図であり、図2はその背面図であり、図3はA−A線断面図である。
図1に示すように、このマンシェットカバー1は、人体の上腕部に巻回される長尺な主カバー20と、主カバー20の一方の辺(図1では上辺)に一体的に連接され、主カバー20よりも短尺な副カバー30とを備えている。
マンシェットカバー10は、1枚の不織布を縫合して形成されており、油性ペンなどによって、表面に被装着者の性別や血液型、症状などの各種情報を書き込むことができるようになっている。
この例において、マンシェットカバー10は、不織布が用いられているが、これ以外に、紙製や布製であってもよく。コストが安く、通気性のよく、カフ圧に耐える強度を有し、ペンによって文字を書き込むことが可能なものであれば、その素材は特に限定されない。
マンシェットカバー10は、表面の全面が特徴記載部として、ペンによる書き込みがであるが、例えば血圧や血液型、年齢や症状、アレルギーなど記載するためのカルテ欄を印刷してもよい。
マンシェットカバー10は、トリアージ、または、被装着者の身体状態や性別、けがの状態によって色分けされている。すなわち、緊急災害時には、上記特徴記載部と併せてトリアージタグとして用いることができる。
また、例えば肝炎ウイルスの感染者であるとか、妊娠中などといった患者の個別的な特徴を医療スタッフの間で一目で判断できるようにするようにするために用いることもできる。好ましい色としては、白色、緑色、黄色、赤色、青色、およびピンクがあるが、これ以外の色であってもよい。
本発明のマンシェットカバー10の説明するに先立ち、マンシェットカバー10が取り付けられるカフの構成について説明する。図4に示すように、カフ1はゴム製の枕型バルーンからなり、カフ1内に連通する2本のカフチューブ2,2を一体に備えている。
2本のカフチューブ2,2のうち、一方のカフチューブ2には、カフ1内に空気を送り込むための図示しないハンドポンプが接続され、他方のカフチューブ2には、水銀計など血圧計に接続される。図4において、カフチューブ2,2はカフ1に対して右寄りに配置されているが、種類によってはカフ1の中央(図4の鎖線部)に配置されている場合もある。
カフ1は、水銀血圧計に用いられる通常サイズ(図4のハッチング部)のほか、アネロイド型血圧計や自動血圧計によく見られる大型のカフ1a(図4の鎖線部)もある。さらには、カフ1にカバーが一体成形された一体型カフ1b(図4の1点鎖線部)もある。本発明のマンシェットカバー10は、全てのタイプのカフ1,1a,1bに適用可能である。
次に、図1および図3を参照して、主カバー20は、人体の上腕部に巻回するに十分な長さを有する帯状に形成されており、内部には、血圧測定用のカフ1(図4参照)が収納される第1カフ収納部21が袋状に形成されている。この例において、主カバー20の全長は570mmであり、全幅は150mmである。
主カバー20の一方の辺(図1では上辺)の一部には、第1カフ収納部21に連通する第1開口部22が設けられており、それ以外の辺は縫合などによって閉じられてる。この例において、第1開口部22は、カフ1が内部で動かないように、副カバー30の長手方向(図1では左右方向)の長さとほぼ同じ長さ(この例では270mm)に開口されている。
主カバー20の他方の辺(図1では下辺)には、カフ1のカフチューブ2が引き出される第1引出孔23,24が2カ所設けられている。一方の第1引出孔23は、図4に示すカフチューブ2がカフ1の左右いずれかに寄ったタイプのときに使用される。また、他方の第1引出孔24は、カフチューブ2がカフ1の中央に設けられているタイプの場合に使用される。
この例において、第1引出孔23は、主カバー20の左端から75mmの位置に配置され、その開口幅は25mmである。また、第2引出孔23は、主カバー20の左端から170mmの位置に配置され、その開口幅は35mmである。第1引出孔23,24の開口幅は異なっているが、同一幅であってもよい。
本発明において、第1引出孔23,24は2カ所設けられているが、第1引出孔23,24の位置や数は任意であり、カフチューブ2の引き出し位置が合わない場合は、カッターなどを使ってマンシェットカバー10の任意の場所を切り裂いて、好きな位置に第1引出孔を形成してもよい。
主カバー20の先端側(図1では左端側)には、主カバー20の端部の補強するための補強材25が設けられている。この例において、補強部材25は平板状の木片からなるが、補強材25の材質や形状は、仕様に応じて任意に変更可能である。
主カバー20の他方の辺(図1では下辺)には、副カバー30を主カバー20に折り重ねた状態で固定する固定手段としての一対の固定紐26,27が設けられている。紐26,27は、副カバー30側に設けられた固定紐36,37と対称位置に配置されている。
主カバー20にはさらに、主カバー20を上腕部に巻回した状態で固定するための固定手段として一対の面ファスナー41,42が設けられている。一方の面ファスナー41は、図1に示すように、主カバー20の表面の一端側(図1では右端側)に幅方向に沿って矩形状に配置されている。
他方の面ファスナー42は、図2に示すように、主カバー20の裏面の他端側(図2では右端側)から中央にかけて長手方向に延在している。この例において、一方の面ファスナー41,42の各係着面は、面ファスナー41側がループ面であり、面ファスナー42側がフック面であるが、逆であってもよい。
図1に示すように、面ファスナー41の係着面には、カフ圧によってマンシェットカバー10の係着状態が周方向にズレたことを示す第1警告手段43が設けられている。第1警告手段43は、面ファスナー41の端部(図1では右端部)から所定長さ、この例では15mm内側に配置された第1警告線43である。
ここで、本発明のいう周方向とは、上腕部の円周方向をいう。この例において、第1警告線43は判別しやすいように赤色に着色されている。
図2に示すように、他方の面ファスナー42には、マンシェットを上腕部に巻回する際に上腕動脈の位置にカフ1の中心を位置合わせるための位置決め手段としての位置決め線44が設けられている。この例において、位置決め線44は視認しやすいように赤色に着色されている。
位置決め線44は、主カバー20内のカフ1の中心位置に相対的に合致する位置に設けられている。この例において、位置決め線44は、主カバーの右端(図2参照)から150mmの位置に配置されている。
次に、図1および図3を参照して、副カバー30は、主カバー20よりも短尺な帯状に形成されており、内部には、血圧測定用のカフ1(図4参照)が収納される第2カフ収納部31が袋状に形成されている。
この例において、副カバー30の全長は270mmで全幅は150mmであり、主カバー20に折り畳むことにより、主カバー30に沿って折り重ねることができるようになっている。
副カバー30の一方の辺(図1では下辺)の一部には、第2カフ収納部31に連通する第2開口部32が設けられており、それが以外の辺はすべて縫合などによって閉じられている。
副カバー30には、第2収納部31にカフ1が収納された場合に、そのカフチューブ2が引き出される第2引出孔33が設けられている。第2引出孔33は、副カバー30の第2開口部32の裏面側(図2参照)に設けられており、この例では、40mmの開口幅に開口されている。
この例において、第2引出孔33は、第2開口部32に沿って1カ所だけ設けられているが、2カ所以上設けられていてもよい。さらには、その設置位置も第2開口部32側の辺ではなく、上辺側に設けられていてもよい。
副カバーには、上腕部に巻回した状態でカフ1を膨張した際、軸方向のズレを示す第2警告手段としての第2警告線34,35が設けられている。ここで、本発明の言う軸方向とは、上腕部の長さ方向をいう。
図2に示すように、第2警告線34,35は、副カバー30の第2開口部32よりも内側(この例では第2開口部32の○mm内側)に左右対称に形成されている。この例において、第2警告線34,35は視認しやすいように赤色に着色されている。
副カバー30にはさらに、副カバー30を主カバー20側に折り重ねた状態で固定するための他方の固定手段としての固定紐34,35が設けられている。固定紐36,37は副カバー30の上辺の両端に設けられている。
この例において、主カバー20と副カバー30の固定手段は、コストを安くするため、固定紐26,27(36,37)によって構成されているが、これ以外にたとえば面ファスナーやボタンなどによって固定するようにしてもよく、主カバー20と副カバー30とを固定できる方法であれば仕様に応じて任意に変更可能である。
次に、図5(a)〜(d)を参照して、主カバー20にカフ1(1a,1b)を収納する組立手順の一例について説明する。主カバー20には大型のカフ1(1a,1b)が収納される。
まず、図5(a)に示すように、第1開口部22を指などで軽く広げたのち、そこからカフ1(1a,1b)の先端を折れ曲がらないように徐々に差し込んでゆく。次に、図5(b),(c)に示すように、カフ1(1a,1b)が第1カフ収納部21に確実に収納したのち、第1引出孔23,24のいずれかからカフチューブ2を引き出す。この例では第1引出孔23が用いられる。
第1収納部21にカフ1(1a,1b)を収納したのち、図5(d)に示すように、副カバー30を主カバー20に沿って折り重ねるとともに、各固定紐26,36(27,37)同士を結んで主カバー20と副カバー30とを固定する。
このとき、副カバー30に設けられた第2警告線34,35が主カバー20の内側になるように折り曲げる。以上により、マンシェットカバー10が取り付けられ、マンシェットとして使用可能な状態となる。
次に、図6(a)〜(d)を参照して、副カバー30にカフ1(1a,1b)を収納する組立手順の一例について説明する。副カバー30には通常サイズのカフ1が収納される。まず、図6(a)に示すように、第2開口部32を指などで軽く広げた後、そこからカフ1を差し込む。
カフ1を第2収納部31内に収納したのち、図6(b),(c)に示すように、カフチューブ2を第2引出孔32から外に引き出す。このとき、もしカフチューブ2の位置が既存の第2引出孔32と合わない場合には、カッターなどを用いて任意の場所に切れ込みを入れて、そこからカフチューブ2を引き出してもよい。
カフチューブ2を引き出したのち、図6(d)に示すように、副カバー30を主カバー20に沿って折り重ねるとともに、各固定紐26,36(27,37)同士を結んで主カバー20と副カバー30とを固定する。
このとき、副カバー30に設けられた第2警告線34,35が主カバー20の内側になるように折り曲げる。以上により、マンシェットカバー10が取り付けられ、マンシェットとして使用可能な状態となる。
このマンシェットを使用するに当たっては、図示しないハンドポンプや血圧計をカフチューブ2に取り付けたのち、図7に示すように、人体上腕部Aの上腕動脈(図7では仮想線L)の上にマンシェットカバー10の位置決め線44がほぼ重なるようにした上でマンシェットカバー10を上腕部に巻回する。
これにより、上腕動脈がカフ1の中心に配置され、上腕部にマンシェットが装着される。この状態でカフを加圧してゆくことで、正確な血圧測定を行う。このとき、面ファスナー42,43の係着状態が悪いと、図8に示すように、主カバー20の端部が捲れ上がり、面ファスナー41の係着面に設けられた第1警告線43が現れる。
第1警告線43が見えた状態のまま、計測を続けると、正確な血圧が測定できない。そこで、第1警告線43が見えた場合には、マンシェットを巻き直して再計測する必要がある。
同様に、カフ圧を加えていった際、カフ1の膨張によって副カバー30に周方向に生じると、副カバー30の内側にあった第2警告線34,35が外側に捲れて現れる。このときもまた、正確な血圧測定ができないため、再度まき直してから再計測する必要がある。
以上説明したように、本発明のマンシェットカバーは、まず、最初に色分けしたマンシェットカバー10を用いることで、患者の状態を一目で判断することができる。また、ペンなどでその状態を書き込むことができ、トリアージや簡易カルテとして使用することができる。
また、大きさの異なる様々なカフを収納することができ、使用場所や設備に限定されずに使用することができる。さらには、血圧測定時にずれが発生した場合、それを示す警告手段を備えていることにより、正確な血圧測定を実施できる。
本発明の一実施形態に係るマンシェットカバーの正面図。 本発明の一実施形態に係るマンシェットカバーの背面図。 図1および図2のA−A線断面図。 本発明のマンシェットカバーに使用されるカフの模式図。 (a)〜(d)主カバーにカフを収納する手順を説明する説明図。 (a)〜(d)副カバーにカフを収納する手順を説明する説明図。 本発明のマンシェットカバーの使用手順を説明する説明図。 本発明のマンシェットカバーの警告手段を説明する説明図。
符号の説明
1 カフ
2 カフチューブ
10 マンシェットカバー
20 主カバー
21 第1カフ収納部
22 第1開口部
23,24 第1引出孔
25 補強材
26,27 固定紐
30 副カバー
31 第2カフ収納部
32 第2開口部
33 第2引出孔
34,35 第2警告線
36,37 固定紐
41,42 面ファスナー
43 第1警告線

Claims (15)

  1. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    上記カフの大きさに応じて選択的に用いられる少なくとも2つのカフ収納部を備えていることを特徴とするマンシェットカバー。
  2. 人体の上腕部に巻回される長尺な主カバーと、上記主カバーの一方の辺に沿って連設され、上記主カバー側に折り重ね可能で、上記主カバーよりも短尺な副カバーとを有し、上記主カバーおよび副カバーに上記カフ収納部がそれぞれ割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載のマンシェットカバー。
  3. 上記主カバーには、上記カフに設けられたカフチューブを上記カフ収納部から引き出すための第1チューブ引出孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  4. 上記第1チューブ引出孔は、上記主カバーの少なくとも2カ所設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマンシェットカバー。
  5. 上記副カバーには、上記カフに設けられたカフチューブを上記カフ収納部から引き出すための第2チューブ引出孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  6. 上記主カバーおよび上記副カバーには、各カバー同士を重ね合わせた状態で固定するための固定手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  7. 上記主カバーには、上記主カバーを上腕部に巻回する際、上記カフの中心を上腕動脈に合わせるための位置決め手段が設けられていること特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  8. 上記主カバーには、上記主カバーを上記上腕部に巻回した状態で固定するための一対の面ファスナーが設けられており、上記面ファスナーの係着面には、カフ圧による周方向の係着状態のズレを示す第1警告手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  9. 上記副カバーには、上記上腕部に巻回した状態で上記カフを膨張した際、軸方向のズレを示す第2警告手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のマンシェットカバー。
  10. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    上腕部に巻回する際、上記カフの中心を上腕動脈に合わせるための位置決め手段が設けられていること特徴とするマンシェットカバー。
  11. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    上腕部に巻回した状態で固定するための一対の面ファスナーが設けられており、上記面ファスナーの係着面には、カフ圧による周方向の係着状態のズレを示す第1警告手段が設けられていることを特徴とするマンシェットカバー。
  12. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    上腕部に巻回した状態で上記カフを膨張した際、軸方向のズレを示す第2警告手段が設けられていることを特徴とするマンシェットカバー。
  13. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    被装着者の身体状態や特徴を記載するための特徴記載部を備えていることを特徴とするマンシェットカバー。
  14. 内部に血圧測定用のカフが収納されるマンシェットカバーにおいて、
    トリアージ、または、被装着者の身体状態や性別、けがの状態によって色分けされていることを特徴とするマンシェットカバー。
  15. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載のマンシェットカバーを有することを特徴とするマンシェット。
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