JP2008027364A - 行動情報の多次元管理システム及び行動情報の多次元管理方法 - Google Patents

行動情報の多次元管理システム及び行動情報の多次元管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の行動管理アプリケーションでは、情報の管理単位が「時間」等に固定されていた為、データ検索等の情報管理が十分にできなかった。また、行動管理に複数のアプリケーションを併用する必要があった為、多大な管理負担、データ変換負担が生じていた。
【解決手段】行動管理システム1のデータ処理手段11が、入力された行動情報を、当該行動情報を構成する人情報、場所情報、時間情報、内容情報、メディア情報に分割し、参照値を用いてこれらに相関性を持たせて行動データベース12に保存し、中央システムで一括管理することにより、管理軸を「時間」に固定せず、任意の管理軸で情報を管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、個人の行動を管理する一般的なツールを集約/拡張し、個人の行動を一括管理することで、従来の予定表や日記の様に時系列に囚われず、「時間」以外の要素でも行動情報を集約、管理をすることができ、かつ、用途が変わってもデータを再利用できる柔軟性を備えた行動情報多次元管理システム、及び、その管理方法に関するものである。
将来の予定や、過去の行動履歴である日記等の、個人の行動を管理するツールとして、日記アプリケーションやウェブログ、写真アルバム、行動管理アプリケーション、住所録管理アプリケーション等の各種アプリケーション/サービスが存在する。これらのアプリケーション/サービスは、パーソナルコンピュータや携帯電話、PDA等の情報機器に搭載されるのが一般的である。
情報機器に内蔵される、もしくはネットワークで接続された記憶装置に保存される予定管理情報や住所録管理情報について、予定管理情報フォーマットのデファクトスタンダードとしてvCalendar形式(iCalendar−RFC2445,RFC2446,RFC2447)が存在し、一方、住所録管理フォーマットのデファクトスタンダードとしてvCard形式(RFC2425,RFC2426)が存在する。
従来のスケジュール管理装置として、特許第3534528号明細書には、1日単位や週間単位の表示でスケジュールを確認した場合でも、その日やその週における期間スケジュールの設定期間や予定内容を見ることができるようにしたスケジュール管理装置が記載されている。
特許第3534528号明細書
将来から過去までの行動管理に係るアプリケーションソフトやサービスとして例えば上述のようなものが存在するが、これらは別々の形態で提供されており、各ソフトウェア間でデータの互換性があることは稀である。その為、各アプリケーション/サービスを利用して将来の予定や過去の行動履歴を管理しようとするユーザーは、上述のような別個独立したサービスを複数用いて個人の予定や行動履歴を管理しなければならないのが現状である。
そのため、各ソフトウェア間で手作業での情報修正やデータ変換が必要となるなど、ユーザー側の管理負担が大きいという潜在的な問題点があった。
また、従来の行動管理アプリケーションは時間が管理軸となっているが故に、常に「いつ、何をする/した」と言う情報管理構造になっており、例えば「”どこ”で,いつ何をする/した」や、「”誰”といつ何をする/した」というような、「場所」や「人」等を主たる管理軸として予定や行動履歴を管理/表示することができなかった。
かかる従来の行動管理アプリケーションを用いて、行動情報を「場所」や「人」単位で検索しようとすると、ユーザーの記憶に頼って「〜に行ったのは去年の夏だから〜」「〜と会ったのは確か一昨年だから」と、場所や人を時間に変換してから検索するか、あるいは記憶に頼って文字検索をするしかなかった。このような変換コストや管理コストは極めて大きく、ユーザーにとって負担が大きいものである。
更に、行動情報の管理にユーザー自身の記憶力に頼る必要がある従来の行動管理アプリケーションでは、記憶が確かな時にしか行動情報をうまく管理することができないという問題点がある。例えば、札幌に行ったことは覚えていても、いつ行ったのかを忘れてしまった場合、「時間」を単位軸とした情報検索が出来ない。このような、記憶の劣化に伴って目的情報に辿り着けなくなってしまうという現象が、高齢者等によくみられる。
また、例えば「札幌に二十歳の時に行ったのは覚えているけど、誰と行ったのかを思い出せない」、「佐藤さんと銀座に行ったのは覚えているけど、何をしに行ったか覚えていない」などの、行動を構成する情報間の関連について部分的に忘却してしまう事態は日常生活で頻繁に起こり得るものである。そして、かかる部分的な忘却もまた、特に高齢者で顕著である。しかし、従来の行動管理アプリケーションでは、このような情報間の関連を効率的に検索/再構成することができないものであった。
予定管理をするフォーマットとしてデファクトスタンダードとなっているiCalendar(RFC2445)においては、「予定(時間+内容)」が管理の単位次元となっており、時間単位に参加者情報や場所名称が埋め込まれてしまうため、参加者情報や場所情報等を用いて行動情報を管理/検索する事ができない。また、iCalendarは人情報や場所情報を格納できる自由度が低いため、これらの情報も合わせて管理するには、他のツールの補助的な利用が必要となる。更に、行動管理においても、予定表や日記等と、時系列で別のツールを使用することになるので、行動情報の管理が分散してしまうという問題点がある。
また、特許第3534528号明細書に記載のスケジュール管理装置も、管理の単位次元は時間と内容であり、参加者情報や場所情報等を用いて行動情報を十分に管理することができないものである。
従来の行動管理アプリケーション等で生じる上述のような問題を解決するため、本発明においては、入力された予定や行動履歴等の行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類、もしくはこれに「メディア」を加えた5種類の行動要素情報に分割し、各行動要素情報間の関連性を保持するために、分割した各行動要素情報に対して、同一行動情報内に含まれる他の行動要素情報への参照値を付与した上でデータベースに保存し、一括管理することを提案する。
ここで、参照値の付与は、どの行動要素情報を基点とした場合であっても、参照値を順次たどることによって分割前の行動情報を再構成できるように行われる。
従来のアプリケーションでは情報管理の軸が「時間」軸に固定されていたのに対し、本発明に係る上述のような構成にすれば、固定された管理軸が無くなり、分割されたどの行動要素情報からでも行動情報を検索、再構成できるようになるため、ユーザーの情報検索の利便性が大幅に向上し、また、別個に分割された行動要素情報を適宜組み合わせることにより、柔軟な情報出力が可能となる。
更に、行動情報をこのように別個に分割してデータベースに保存しておけば、システムの用途が変わっても、蓄積されているデータを容易に再利用できるという利点がある。
以下、このような新たな行動情報管理概念に基づいた本発明について、詳細に説明する。
ここで、本発明における「行動情報」とは、論理的な意味合いとしては、将来のスケジュールを表す予定情報や、過去の日記を表す行動履歴情報等の、個人の行動を表す情報を指すものである。
一方、各システムによって処理される「データとしての行動情報」は、「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」に係る情報から構成される情報を指す。但し、「メディア」情報は任意の付加的情報であって、必ずしも行動情報に含まれていなくても良い。
例えば、ユーザーから入力された「田中さん、鈴木さんと渋谷で来週の水曜日の12時に、ご飯を食べる」と言う予定を表す行動情報は、
「田中さん」「鈴木さん」という二つの「人」に係る情報、
「渋谷」という一つの「場所」に係る情報、
「来週水曜日の12時」という一つの「時間」に係る情報、および、
「ご飯を食べる」という一つの「内容」に係る情報から構成される行動情報である。
逆に、前記「田中さん」「鈴木さん」「渋谷」「来週水曜日の12時」「ご飯を食べる」という各情報は、それぞれ、分割前の元の行動情報「田中さん、鈴木さんと渋谷で来週の水曜日の12時に、ご飯を食べる」を構成する行動要素情報である。
なお、既にデータベースに登録されている情報の再利用の観点からすると、ユーザーは常に完全な行動情報を入力する必要があるとは限らない。例えば、人を示す行動要素情報「田中さん」が既にデータベースに登録されている場合、ユーザーが情報装置等を介して、既登録の人物「田中さん」を単に選択することにより、人を示す行動要素情報の再度の入力を省き、他の種類の行動要素情報のみの入力で事足りるようにシステムを構成することが可能である。
また、「メディア」行動要素情報とは、その行動に関連した、例えば食事や運動会の際に撮影された写真やビデオファイル、聴いていた音楽の音声ファイル等の「メディア」を示す情報である。
上述のように、入力された予定や行動履歴等の行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類、もしくはこれに「メディア」を加えた5種類の行動要素情報に分割し、各行動要素情報間の関連性を保持するために、分割した各行動要素情報に対して、同一行動情報内に含まれる他の行動要素情報への参照値を付与した上でデータベースに保存し、該データベースにて一括管理することにより、管理標準にしている単位次元が存在しないこととなる。これにより、過去の出来事や将来の予定等を「誰と」「どこで」「いつ」「何をした」のどの経路からでも情報検索することができ、また、どの経路からでも、入力された元の行動情報を再構成することができるようになる。
本発明はまた、前述のような行動情報管理がなされた管理システムを用いて、情報を地図状に視覚化するシステムも対象とする。
かかる行動情報視覚化システムにおいては、前記参照値を用いて表示に必要な情報を集約し、分割管理されている構成要素情報「場所」行動要素情報に含まれる位置情報を基礎として表示用データを構成し、構成された表示用データを、位置情報の緯度、経度に応じて地図状に配置することにより情報の視覚化を行う。
この視覚化により、「どこで何をするか」と言った「場所」を検索キーとした予定検索が可能となるだけでなく、情報機器に地図状に表示された予定を視認する事によって,利用者自身が複数の予定を最適化することが可能になる。
例えば、週をまたがって銀座近辺に複数の予定が集中している場合、「時間」単位でしか情報検索が出来ない従来のカレンダーアプリケーションでは、近くで他の予定がある事に利用者が気づくことができないのに対し、本発明に係る行動情報視覚化システムにより行動情報を地図状に視覚化すれば、近くに複数の予定が集中している事をユーザーが容易に視認することができる為、「では、これらの用事を1回で済ませてしまおう」と言ったユーザー自身による予定の最適化が容易なものとなる。
なお、前記位置情報の具体例としてGPS座標情報が挙げられるが、他の種類の位置情報であっても、その情報が位置(緯度と経度)を特定することができるものであれば、前記視覚化を行う事ができ、本願発明における位置情報として用いることが可能である。例えば、現在進められている「ガリレオ計画」等の他の位置情報サービスを利用して得られた位置情報であってもよい。以後は、位置情報としてGPS座標情報を採用したと仮定して説明を行う。
また、地図状に配置される行動情報が将来の予定ではなく、過去の行動履歴に係るものであっても、前述のような地図状の視覚化が可能である。このような行動情報の視覚化は、「場所」構成要素情報を基となる単位次元とする事で、「〜に行ったときの写真はどこに保存したのだっけ?」「〜には,誰と行ったのだっけ?」「〜には、いつ行ったのだっけ?」「〜には、何をしに行ったのだっけ?」と言うシステム利用者の問いを解決することができる。
同様に、「内容」構成要素情報を基礎として出来事の参加者、発生場所、発生時間、関連するメディア情報等を集め、出来事の仔細を表示する事も可能である。一般的に、ユーザーが出来事に参加していた人物を全員記憶しつづけるのは困難であり、また、全ての写真について、誰と、どこで、いつ、どんな行事で撮影したかを記憶しつづけるのも難しい。「内容」構成要素情報を基礎として行動情報を再構成する事で、これら問題を解決することができる。
また、「人」構成要素情報を基礎として、その人に関連する予定や過去の出来事、住所等を集約し、住所録の表示も行うことができる。その際、その人に関連する予定や過去の出来事は、前述のように地図状に視覚化して表示することができる。
すなわち、本発明の課題を解決するための手段は、つぎのとおりである。
第1に、
時間軸を含めた複数の管理軸を用いて行動情報を多次元管理する為の行動管理システムであって、
行動管理システムは、データ処理手段と、後述する行動要素情報を保存及び検索する為の行動データベースとを備えており、
行動管理システムが、以下の機能(A)−(C)を備えていることを特徴とする、行動管理システム。
(A)データ処理手段が、行動管理システムに入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類の行動要素情報に分割し、
(B)データ処理手段が、一種類以上の行動要素情報に対して、同一行動情報に含まれている他の行動要素情報を指し示す参照値を付与し、この参照値の付与は、分割後のどの行動要素情報を基点とした場合であっても、行動要素情報に付与された参照値をたどることによって分割前の元の行動情報を再構成できるように行われ、
(C)データ処理手段が、前記参照値付与処理を行った後の各行動要素情報を前記行動データベースに保存する。
第2に、
前記機能(B)における参照値の付与が、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「時間」「内容」「場所」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、前記第1に記載の行動管理システム。
第3に、
行動管理システムが以下の機能(D)(E)を更に備えていることを特徴とする、前記第1または第2に記載の行動管理システム。
(D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
(E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
第4に、
前記機能(A)の代わりに、以下の機能(A)’を備えていることを特徴とする、前記第1に記載の行動管理システム。
(A)’データ処理手段が、入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」の5種類の行動要素情報に分割する。
第5に、
機能(B)における参照値の付与が、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「メディア」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「場所」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、前記第4に記載の行動管理システム。
第6に、
行動管理システムが以下の機能(D)(E)を更に備えていることを特徴とする、前記第4または第5に記載の行動管理システム。
(D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
(E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
第7に、
行動情報に含まれる情報の一部または全部を地図状に視覚化する為の、行動情報視覚化システムであって、
行動情報視覚化システムは、情報装置と、前記第3または第6に記載の行動管理システムを備えており、
情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(a)から(e)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
(a)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前記機能(D)を行って、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(b)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報を含む表示用データを構築し、
(d)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(e)情報装置のデータ処理手段が、表示用データを指し示すマーカーもしくは当該表示用データ自体を、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
第8に、 情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、前記第7に記載の行動情報視覚化システム。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記データ処理(e)におけるマーカー若しくは表示用データを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第9に、
行動の発生順を更に視覚化する為の、前記第7又は第8に記載の行動情報視覚化システムであって、
行動管理システムの行動データベースに保存された「時間」行動要素情報には開始時間情報が含まれており、
前記データ処理(b)(c)がそれぞれ下記データ処理(b)’(c)’に置き換わり、
情報装置が、下記データ処理(h)に更に適合化されていることを特徴とする行動情報視覚化システム。
(b)’行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
(h)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の開始時間情報の値が小さい順に、前記マーカー若しくは表示用データの間に線を引く。
第10に、
前記第7から第9のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
行動管理システム及び情報装置がそれぞれ、以下のデータ処理(i)から(l)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
(i)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、該位置情報を検索条件として指定した情報検索要求を行動管理システムにその都度送信し、
(j)行動管理システムのデータ処理手段が、受信した位置情報によって示される位置の一定距離内に含まれる位置を示す位置情報を有する「場所」行動要素情報を行動データベースから検索し、
(k)前記検索の結果、該当する「場所」行動要素情報が存在した場合、行動管理システムのデータ処理手段が情報装置にメッセージを送信し、
(l)メッセージを受信した情報装置は、その旨を通知する。
なお、位置情報受信装置の例としてGPS受信装置がある。
第11に、
予定情報を視覚化する為の、前記第7から第10のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
前記データ処理(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも大きい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化システム。
第12に、
ユーザーに予定を通知する為の、前記第11に記載の行動情報視覚化システムであって
情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
前記データ処理(b)(c)又は(b)’(c)’が、それぞれ下記データ処理(b)’’(c)’’に置き換わり、
情報装置が、以下のデータ処理(m)から(o)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
(b)’’行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)’’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
(m)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、
(n)情報装置のデータ処理手段が、前記(m)で取得した位置情報と、前記表示用データの位置情報を基に、現在地から予定が行われる場所への移動に必要な所要時間Pを計算、もしくは外部システムから取得し、
(o)情報装置のデータ処理手段が、前記表示用データの開始時間情報から前記移動時間Pを引いた時刻が、情報装置のシステム時刻に所定のマージン時間Mを加えた時刻以前となった場合、その旨の通知を行う。
第13に、
過去の行動履歴を視覚化する為の、前記第7から第10のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
前記データ処理(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも小さい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化システム。
第14に、
行動情報に含まれるメディアを地図状に視覚化する為の、メディアアルバムシステムであって、
メディアアルバムシステムは、情報装置と、前記第6に記載の行動管理システムを備えており、
情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
行動管理システムの行動データベースに保存された「メディア」行動要素情報にはメディアの保存場所を示す情報(保存場所情報)が含まれており、
行動管理システム及び情報機器がそれぞれ以下のデータ処理(p)から(t)に適合化されていることを特徴とする、メディアアルバムシステム。
(p)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前期機能(D)を行って、検索条件に合致する「メディア」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(q)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(p)にて取得された「メディア」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(r)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と保存場所情報とを含む表示用データを構築し、
(s)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(t)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の保存場所情報が指し示すメディア情報もしくはそれを示すマーカーを、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
第15に、
情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、前記第14に記載のメディアアルバムシステム。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記データ処理(t)におけるメディア情報を上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第16に、
予定や過去の行動履歴を日記状に表示する為の、行動情報表示システムであって、
行動情報表示システムは、情報装置と、前記第3または第6に記載の行動管理システムを備えており、
情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(u)から(y)に適合化されていることを特徴とする、行動情報表示システム。
(u)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前記機能(D)を行って、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(v)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(u)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(w)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「内容」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
(x)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(y)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
第17に、
前記第16に記載の行動情報表示システムであって、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが一つ配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
該地図表示における一つのマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置に配置されることを特徴とする、行動情報表示システム。
第18に、
情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、前記第17に記載の行動情報表示システム。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第19に、
「人」行動要素情報を中心に情報を集約し表示するための、個人情報集約表示システムであって、
個人情報集約表示システムは、情報装置と、前記第3または第6に記載の行動管理システムを備えており、
情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(z)から(ae)に適合化されていることを特徴とする、個人情報集約表示システム。
(z)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前期機能(D)を行って、検索条件に合致する「人」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(aa)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(z)にて取得された「人」行動要素情報に関連付けられた「内容」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(ab)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(aa)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(ac)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「人」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
(ad)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(ae)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
第20に、
前記第19に記載の個人情報集約表示システムであって、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
該地図表示におけるマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置されることを特徴とする、個人情報集約表示システム。
第21に、
情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、前記第20に記載の個人情報集約表示システム。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第22に、
前記情報装置と行動管理システムが単一の情報装置で構成され、情報装置のデータ処理手段と行動管理システムのデータ処理手段が単一のデータ処理手段に統合されており、情報装置と行動管理システムとの間のデータの入出力に係る各データ処理が不要となることを特徴とする、前記第7から第21のいずれか一つに記載のシステム。
第23に、
データ処理手段と、後述する行動要素情報を保存及び検索する為の行動データベースとを備えた行動管理システムにおいて、時間軸を含めた複数の管理軸を用いて行動情報を多次元管理する為の行動管理方法であって、
以下の過程(A)−(C)からなることを特徴とする、行動管理方法。
(A)データ処理手段が、行動管理システムに入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類の行動要素情報に分割し、
(B)データ処理手段が、一種類以上の行動要素情報に対して、同一行動情報に含まれている他の行動要素情報を指し示す参照値を付与し、この参照値の付与は、分割後のどの行動要素情報を基点とした場合であっても、行動要素情報に付与された参照値をたどることによって分割前の元の行動情報を再構成できるように行われ、
(C)データ処理手段が、前記参照値付与処理を行った後の各行動要素情報を前記行動データベースに保存する。
第24に、
前記過程(B)における参照値の付与が、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「時間」「内容」「場所」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、前記第23に記載の行動管理方法。
第25に、
前記過程(C)の後に、以下の過程(D)(E)を更に行うことを特徴とする、前記第23または第24に記載の行動管理方法。
(D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
(E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
第26に、
前記過程(A)の代わりに、以下の過程(A)’を行うことを特徴とする、前記第23に記載の行動管理方法。
(A)’データ処理手段が、入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」の5種類の行動要素情報に分割する。
第27に、
前記過程(B)における参照値の付与が、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「メディア」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
同一行動情報内に含まれる「場所」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、前記第26に記載の行動管理方法。
第28に、
以下の過程(D)(E)を更に行うことを特徴とする、前記第26または第27に記載の行動管理方法。
(D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
(E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
第29に、
前記第3または第6に記載の行動管理システムに保存されている行動情報に含まれる情報の一部または全部を、情報装置の情報表示手段に地図状に視覚化する為の、行動情報視覚化方法であって、
前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
前記行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
該方法が以下の過程(a)から(e)からなることを特徴とする、行動情報視覚化方法。
(a)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(b)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報を含む表示用データを構築し、
(d)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(e)情報装置のデータ処理手段が、表示用データを指し示すマーカーもしくは当該表示用データ自体を、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
第30に、
以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、前記第29に記載の行動情報視覚化方法。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記過程(e)におけるマーカー若しくは表示用データを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第31に、
行動の発生順を更に視覚化する為の、前記第29又は第30に記載の行動情報視覚化方法であって、
前記行動管理システムの行動データベースに保存された「時間」行動要素情報には開始時間情報が含まれており、
前記過程(b)(c)がそれぞれ下記の過程(b)’(c)’に置き換わり、
情報装置が、下記の過程(h)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
(b)’行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
(h)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の開始時間情報の値が小さい順に、前記マーカー若しくは表示用データの間に線を引く。
第32に、
前記第29から第31のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
以下の過程(i)から(l)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
(i)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、該位置情報を検索条件として指定した情報検索要求を行動管理システムにその都度送信し、
(j)行動管理システムのデータ処理手段が、受信した位置情報によって示される位置の一定距離内に含まれる位置を示す位置情報を有する「場所」オブジェクトを行動データベースから検索し、
(k)前記検索の結果、該当する「場所」オブジェクトが存在した場合、行動管理システムのデータ処理手段が情報装置にメッセージを送信し、
(l)メッセージを受信した情報装置は、その旨を通知する。
第33に、
予定情報を視覚化する為の、前記第29から第32のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
前記過程(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも大きい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化方法。
第34に、
ユーザーに予定を通知する為の、前記第33に記載の行動情報視覚化方法であって、
情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
前記過程(b)(c)又は(b)’(c)’が、それぞれ下記の過程(b)’’(c)’’に置き換わり、
以下の過程(m)から(o)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
(b)’’行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(c)’’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
(m)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、
(n)情報装置のデータ処理手段が、前記(m)で取得した位置情報と、前記表示用データの位置情報を基に、現在地から予定が行われる場所への移動に必要な所要時間Pを計算、もしくは外部システムから取得し、
(o)情報装置のデータ処理手段が、前記表示用データの開始時間情報から前記移動時間Pを引いた時刻が、情報装置のシステム時刻に所定のマージン時間Mを加えた時刻以前となった場合、その旨の通知を行う。
第35に、
過去の行動履歴を視覚化する為の、前記第29から第32のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
前記過程(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも小さい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化方法。
第36に、
前記第6に記載の行動管理システムに保存されている行動情報に含まれるメディアを、情報装置の情報表示手段に地図状に視覚化する為の方法であって、
前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
前記行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
前記行動管理システムの行動データベースに保存された「メディア」行動要素情報にはメディアの保存場所を示す情報(保存場所情報)が含まれており、
該方法が以下の過程(p)から(t)からなることを特徴とする、メディアの視覚化方法。
(p)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「メディア」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(q)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(p)にて取得された「メディア」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(r)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と保存場所情報とを含む表示用データを構築し、
(s)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(t)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の保存場所情報が指し示すメディア情報もしくはそれを示すマーカーを、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
第37に、
以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、前記第36に記載のメディアの視覚化方法。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記過程(t)におけるメディア情報を上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第38に、
前記第3または第6に記載の行動管理システムに保存されている行動要素情報に基づいて、予定や過去の行動履歴を、情報装置の情報表示手段に日記状に表示する為の、行動情報表示方法であって、
前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
該方法が以下の過程(u)から(y)からなることを特徴とする、行動情報表示方法。
(u)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(v)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(u)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(w)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「内容」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
(x)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(y)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
第39に、
前記第38に記載の行動情報表示方法であって、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、前記過程(x)において情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
前記過程(y)において情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが一つ配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
該地図表示における一つのマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置に配置されることを特徴とする、行動情報表示方法。
第40に、
以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、前記第39に記載の行動情報表示方法。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第41に、
前記第3または第6に記載の行動管理システムに保存されている「人」行動要素情報を中心に情報を集約し、情報装置の情報表示手段に表示するための、個人情報集約表示方法であって、
情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
該方法が以下の過程(z)から(ae)からなることを特徴とする、個人情報集約表示方法。
(z)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「人」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
(aa)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(z)にて取得された「人」行動要素情報に関連付けられた「内容」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(ab)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(aa)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
(ac)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「人」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
(ad)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
(ae)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
第42に、
前記第41に記載の個人情報集約表示方法であって、
行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、前記過程(ad)において情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
前記過程(ae)において情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
該地図表示におけるマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置されることを特徴とする、個人情報集約表示方法。
第43に、
以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、前記第42に記載の個人情報集約表示方法。
(f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
(g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
第44に、
前記情報装置と行動管理システムが単一の情報装置で構成され、情報装置のデータ処理手段と行動管理システムのデータ処理手段が単一のデータ処理手段に統合されており、情報装置と行動管理システムとの間のデータの入出力に係る過程が不要となることを特徴とする、前記第29から第43のいずれか一つに記載の方法。
本発明に係る行動管理システムにおいては、「時間」や「内容」だけでなく「人」「場所」(「メディア」)をも別個独立の管理単位として、各情報を一つのシステムで一括管理する為、他の管理アプリケーションを補助的に使用する必要が無くなり、また、異なるアプリケーション間のデータ形式の変換に係る問題も解消する。即ち、ユーザーの管理負担を大幅に軽減することができる。
また、行動情報を、「時間」「内容」「人」「場所」(「メディア」)のどの検索単位からでも検索/表示できるようになるため、柔軟な行動管理を行うことができるようになる。特に、従来の行動管理アプリケーションの様に、検索単位をいちいち「時間」に変換してから検索したり、記憶に頼って文字検索したりする必要が無くなる。
そして、「時間」「内容」「人」「場所」(「メディア」)のうちの一つの行動要素情報から、参照値を使用して元の行動要素情報を再構成することができるので、各行動要素情報間の「関連性」を効率的に保持、管理することができる。特に、ユーザーが覚えている一つの行動要素情報から、部分的に忘却してしまった他の行動要素情報へと、参照値を順次たどることによりアクセスすることができる。
更に、本発明のこのような構成であれば、行動情報が各行動要素情報に分割管理されているため、参照値を用いて柔軟にデータの集約、結合ができることとなる。そのため、システムの用途や仕様を将来変更したとしても、既に蓄積されたデータをそのまま有効に活用することができる。
このことから更に、下記に示すようなデータ表示に係る各実施態様に留まらず、所望のデータの表示形式を柔軟に構築することができ、データの利便性が高く幅広い応用性があるという大きな利点が生じる。
以下に、本発明に係る各システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る行動情報管理システムによってなされる行動情報の管理方法を示す概念図である。
図2は、行動要素情報に含まれる属性情報、および各行動要素情報間の相関関係付与方法の一例を示す図である。
図3は、各行動構成要素が行動管理システムの行動データベースに登録される処理の流れを示す図である。
図4は、ユーザーによる予定入力から、行動管理システムが生成する情報構造の具体例を示す図である。
図5は、各行動要素情報間の相互関係についての具体例を示す図である。
図6は、図5の行動要素情報の値を一部変更することにより、予定情報を行動履歴情報として再利用する具体例を示す図である。
図7は、写真等のメディアを行動データベースに登録する際の、行動管理システムにおける処理の具体例を示す図である。
図8は、実施例2に係る予定情報視覚化システムについて説明する図である。
図9は、GPS座標情報情報の緯度、経度の値を基準とした、マーカー又は表示情報の表示例を示す図である。
図10は、実施例3に係る行動履歴情報視覚化システムについて説明する図である。
図11は、地図サービスの出力結果と、マーカー又は表示情報とを重ねて表示した場合の表示例を示す図である。
図12は、実施例4に係るメディアアルバムシステムについて説明する図である。
図13は、GPS座標情報の緯度、経度の値を基準としたメディア地図である。
図14は、実施例5に係る行動情報表示システムについて説明する図である。
図15は、行動情報表示システムを用いて、表示用情報を「内容」毎に1ページの単票形式で表示した表示例を示す図である。
図16は、実施例6に係る個人情報集約表示システムについて説明する図である。
図17は、個人情報集約表示システムを用いて、表示用情報を「人」毎に1ページの単票形式で表示した表示例を示す図である。
[実施例1]
図1は、本発明に係る行動情報管理システム1によってなされる行動情報の管理方法を示す概念図である。以下、図1を主に参照して、情報装置2による行動情報の入力から、行動情報を5種類の行動要素情報に分割して行動データベース12に保存するまでの流れ、及び、保存されたデータを結合して出力データを構築するまでの流れを説明する。
本発明に係る行動情報管理システム1は、データ処理手段11と行動データベース12を備えている。データ処理手段11は、一般的にはパーソナルコンピュータやサーバーのCPUであり、行動情報管理システム1へのデータの入力、システム内での各種データ処理、外部へのデータ出力を管理統制する手段である。
行動データベース12は、後述の行動要素情報を保存し、検索要求に応じて各行動要素情報をそこから検索し、また、付与された参照値を利用して、関連する行動要素情報を更に検索することができるように適合化されている、データ保存手段である。
一方、情報装置2はパーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA、カーナビやデジタルカメラ等の情報装置であり、行動管理システム1に行動情報を入力し、また行動管理システム1から情報の検索結果を受信して表示する装置である。なお、行動管理システム1に情報を入力する情報装置と、行動管理システム1から検索結果を受信する情報装置とは、それぞれ別個の情報装置であってもよい。
ここで、説明の便宜のため、行動管理システム1と情報装置2とがそれぞれ異なる装置であることを前提とした説明がなされている。しかしながら、行動管理システム1自体を情報装置2に内蔵させ、システム全体を一つの情報装置としてもよい。この場合、行動管理システム1と情報装置2に共通するハードウェア資源(例えばデータ処理手段11と23)は単一の手段へと統一することができ、また、行動管理システム1と情報装置2との間のデータの入出力処理は不要となる。
情報装置2のユーザーは、情報装置2に備えられたキーボード211やボタン212等の入力装置21を用いて、住所録や日記等の行動情報を行動管理システム1に明示的に入力する。この時、必要に応じて、情報装置2に備えられたGPS受信装置221や時計装置222等の入力装置22によってGPS座標情報やシステム時刻に係る情報が生成され、これらが暗示的に行動管理システム1に入力される。
情報装置2から入力された「予定」「日記」「住所録」などの行動情報は、行動管理システム1のデータ処理手段11によって「人」「場所」「時間」「内容」の4種類、又はこれに「メディア」を加えた5種類の行動要素情報に分割され、各行動要素情報間に相関関係を持たせた上で行動データベース12に保存される。なお、相関関係の付与については後述する。
図2は、行動要素情報(以下、場面に応じて「オブジェクト」と表現する)に含まれる属性情報の一例、及び、各行動要素情報間の相関関係付与方法の一例を示す図である。
各オブジェクトに対し、行動管理システムのデータ手段が、オブジェクトの種類(「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」)毎に一意となるオブジェクトID番号を採番する。
具体的には、「人」オブジェクトに対して新規登録順に1、2、3・・・nというオブジェクトID番号を付与し、また、「場所」オブジェクトに対して新規登録順に1、2、3・・・というオブジェクトID番号を付与し、「時間」「内容」「メディア」に対しても同様にオブジェクトID番号を付与するという方法が考えられる。ただし、かかるオブジェクトID番号の付与方法は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で当業者が任意に設計変更を行うことができる。
どの行動要素情報を基点としても、元の行動情報を構成することができるようにするため、各行動要素情報には、行動管理システム1のデータ処理手段11によって分割される前の「元の行動情報」に含まれていた他の行動要素情報を指し示す前記オブジェクトID番号が、参照値として埋め込まれる。(図4の右側のXML図における、<attendee>1</attendee>等のタグを参照されたい。)
このように、各行動要素情報に他の行動要素情報を示すオブジェクトID番号を参照値として埋め込むことにより、各行動要素情報間の相関関係を保持しておくことができ、一つの行動要素情報から参照値を用いて他の行動要素情報を更に取得し、元の行動情報を再構成することができる。
なお、理想的な参照値付与方式として、図2に記載されたような、各行動要素情報に他の全ての行動要素情報を示すオブジェクトIDを埋め込む方式があるが、本発明の課題を解決するためには、他の付与方法を採用しても良いことが分かる。
例えば、「内容」行動要素情報には、他の全ての行動要素情報のオブジェクトIDを付与するが、「内容」行動要素情報以外の行動要素情報には、「内容」行動要素情報のオブジェクトIDのみを付与する、という方法が考えられる。
このような参照値の付与方式を採用した場合、「人」行動要素情報に付与された参照値からは「時間」行動要素情報に直接アクセスすることはできないが、「人」行動要素情報に付与された参照値を用いて「内容」行動要素情報を取得し、該「内容」行動要素情報に付与された参照値を用いて「時間」行動要素を取得する、というように、間接的に情報へのアクセスを行うことが可能となる。
さらに、参照値を「一方向のみ」に付与する方式も考えられる。例えば、「メディア」行動要素情報には「内容」行動要素情報のオブジェクトIDを埋め込むが、「内容」行動要素情報には「メディア」行動要素情報のオブジェクトIDを埋め込まないという付与方式である。
このような参照値付与方式であっても、上述の「どの行動要素情報を基点としても、元の行動情報を構成すること」は可能である。
例えば、「メディア」を指定して「内容」にアクセスしたい場合なら、上述のように「メディア」行動要素情報に付与された参照値を用いて直接アクセスすれば良い。逆に、「内容」を指定して「メディア」にアクセスしたい場合は、行動データベース12から「メディア」行動要素情報を全検索し、指定した「内容」行動要素のオブジェクトIDが埋め込まれている「メディア」行動要素情報を探せばよいからである。
すなわち、本発明における「参照値を付与する」とは、図2に記載の通りの参照値付与方法に限定されず、「どの行動要素情報を基点としても、元の行動情報を構成する」ことができるような方式で参照値が付与されていれば良いものである。
なお、以下の説明においては、原則として、図2に記載された参照値付与方式によって参照値を付与することを前提に説明を行う。
以上、参照値の付与に関しての説明を行ったが、次に、各オブジェクトに含まれる属性情報について説明する。
各行動要素情報には、当該行動要素情報の行動データベース12上での作成日や、オブジェクト内の一部の属性情報を変更した場合の変更日等を含むことができ、その他、行動構成要素の種類に応じて適切な属性情報を含むことができる。例えば、場所オブジェクトにその場所を示す位置情報(GPS座標情報等)を属性情報として含めたり、メディアオブジェクトにメディアの保存場所を示す情報(WEB環境における「URL」や、行動管理システム1が備えるハードディスクやネットワーク上の共有ディスク上にあるファイルの保存場所を示す「ファイルパス」等)を含めたりすることができる。なお、図2においては、位置情報としてGPS座標情報が、メディアの保存場所を示す情報としてURLが例示されている。
図3は、行動情報として将来の予定や過去の日記に係る情報を情報装置2から入力し、各行動構成要素が行動管理システム1の行動データベース12に登録される処理の流れを示す図である。
以下の過程は、行動管理システム1のデータ処理手段11により行われる。
(S100)情報装置2より入力された行動情報に含まれる「人」行動要素情報(例えば、行動の参加者を示す情報)が行動データベース12に未登録の場合は、新たなオブジェクトID番号を採番して行動データベース12に新規登録し、登録した当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。一方、既に登録済みの場合は、登録済みの当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。
(S101)情報装置2より入力された行動情報に含まれる「場所」行動要素情報(例えば出来事の発生場所)が行動データベース12に未登録の場合は、新たなオブジェクトID番号を採番して行動データベース12に新規登録し、登録した当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。一方、既に登録済みの場合は、登録済みの当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。
(S102)情報装置2より入力された行動情報に含まれる、開始時間と終了時間に係る情報の組に対し、新たなオブジェクトID番号を採番して1つの「時間」行動要素情報として行動データベース12に新規登録し、登録した当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。
なお、従来の行動管理アプリケーションにおいては、時間が管理軸となっていた為に、既に入力済のものと同じ時間を入力しようとするとデータのコリジョン(衝突)が起こり、重複入力エラーが発生してしまっていたのだが、本願発明に係る行動管理システムでは、このようなコリジョンの許容/回避を柔軟に制御することが可能である。つまり、コリジョンがあっても本発明に係るシステムにおいては問題が無いためコリジョンを許容することもできるし、逆に、コリジョン回避の必要性がある場合は、回避することもできる。
(S103)情報装置2より入力された行動情報に含まれる「内容」行動要素情報(例えば、行動の詳細)に対して、新たなオブジェクトID番号を採番して行動データベース12に新規登録し、登録した当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。
(S104)情報装置2より入力された行動情報に写真等のメディアを示す情報が含まれている場合には、新たなオブジェクトID番号を採番して、「メディア」行動要素情報として行動データベース12に新規登録し、登録した当該行動要素情報のオブジェクトID番号を選択する。
(S105)前記過程S100〜S104にて選択した各オブジェクトIDによって示される各行動要素情報に対し、前記過程S100〜S104にて選択した各オブジェクトIDを参照値として埋め込む。ただし、その行動要素情報自体を示すオブジェクトID(自己を示すオブジェクトID)は、既にそのオブジェクト自らの属性値として保有しているので、参照値として更に埋め込む必要はない。
なお、XMLでの実装例では、図1−4に示されているように、”<attendee>(他の行動要素情報のオブジェクトID)</attendee>”等のタグを挿入することによって当該埋め込み処理を実装することができる。一方、リレーショナルデータベースによる実装の場合は、埋め込みたい参照値をUPDATEコマンドによってデータ更新すること等により実装することができる。
(S106)参照値が付与された各行動要素情報を行動データベース12に保存する。(リレーショナルデータベースによる実装の場合は、前記のUPDATEコマンドによって既に値の反映が行われているので、このステップは不要である。)
図4は、ユーザーによる予定入力から、行動管理システム1が生成する情報構造の具体例を示す図である。
ユーザーより、情報装置2を介して、以下の条件で予定情報が入力された。
「2005年10月15日の8:30から14:30まで」、「幼稚園の運動会」が「幼稚園」であり、参加者は行動管理システム1の行動データベース12に登録済みの「家族のメンバー」を選択する。
このような行動情報入力を行うと、行動管理システム1のデータ処理手段11によって、「時間」行動要素情報の新規登録S110、「場所」行動要素情報の新規登録S111、「内容」行動要素情報の新規登録S112が行われ、図4のXML図の右側に示されるような行動要素情報が行動データベース12にそれぞれ登録されることになる。
ここで、本実施例では行動要素情報がXML形式で表現されている。しかし、他のフォーマット/記述形式によって行動要素情報を表現することも可能である。
登録された「内容」行動要素情報には行動管理システム1の行動データベース12に既に登録済みの参加者に対する参照値が保持されている。(<attendee>1</attendee>等)
なお、登録された「場所」行動要素情報に属性情報として含めることになるGPS座標情報は、「地図表示上での地点選択」や「住所情報を緯度、経度情報に変換」など、既存の技術により取得が可能である。また、かかるGPS座標情報は、情報装置2に内蔵されたGPS受信装置221を用いて取得することもできる。
ここで、行動管理システム1のデータ処理手段11が行う、行動情報を各行動要素情報へと分割する方法については、図4に示されているように、入力情報から「Start Date Time:」「End Date Time:」等の所定のキーワードをデータ処理手段11が検出し、そのキーワードの後に続くデータが当該行動要素情報であると判断して、各々分割していくという処理アルゴリズムによって実装することができる。しかし、分割処理は必ずしもこのような処理アルゴリズムによって行われる必要は無く、当然ながら、当業者が本発明の趣旨を逸脱しない程度に分割アルゴリズムを設計変更して実装することが可能である。
図5は、各行動要素情報間の相互関係についての具体例を示す図である。
将来の予定として入力された行動情報に基づき、行動管理システム1のデータ処理手段11によって作成された各行動要素情報は、関係ある情報を、参照値として埋め込まれたオブジェクトID番号をノードとして相互参照する。
図6は、将来の予定として入力された行動情報に基づき作成された図5の行動要素情報について、一部の値を変更することにより、将来の予定として入力した情報を、過去の行動履歴である日記用の情報として再利用する具体例を示す図である。
例えば、幼稚園の運動会についての予定を前もって行動情報として情報装置2から行動管理システム1に入力していたのだが、実際の運動会においては、「本来参加する予定ではなかった桃子さんが参加した」、「実際に運動会の会場に行った時に、持参した情報装置2によって、会場のGPS情報を初めて取得することができた」「運動会で写真を撮ったので、新たにデータベースに登録したい」といったように、「将来の予定」と「過去の行動履歴」との間に、種々の変動が生じる場合がある。
このような場合であっても、本発明に係る行動管理システム1では、行動情報を全て最初から入力し直す必要はない。即ち、既に入力して行動データベース12に登録済みの「将来の予定」に係る各行動要素情報に対して種々の変更を加えることによって、これらの情報を「過去の行動履歴」に係る行動要素情報へと変更することが可能である。
より具体的には、行動管理システム1のデータ処理手段11は例えば以下のような処理を行って、行動データベース12の登録内容に変更を加えることになる。
(S120)新しい参加者「桃子」を新たな「人」行動要素情報として、前記S100と同様に行動データベース12に新規登録し、新たに採番されたオブジェクトID番号を用いて前記S105と同様に他の行動要素情報との関連付けを行う。即ち、XMLでの実装例では、他の各行動要素情報に、新たな「人」行動要素情報のオブジェクトID番号「5」を埋め込む。
(S121)「内容」行動要素情報の「STORY」属性の値を、「時間に遅れない様に」から「一生懸命走ったので一番でした!」に変更する。
(S122)新たに取得したGPS座標情報を元に、場所行動要素情報の「GPS」属性の値を更新する。
(S123)新たに追加された写真について、「メディア」行動要素情報を前記S104と同様にしてオブジェクトID番号を採番して行動データベース12に新規登録し、他の行動要素情報との関連付けを行う。なお、この図における「メディア」行動要素情報の扱いにおいて、情報処理のバリエーションを表現するため、前記「一方向」の参照値付与方式で表現している。すなわち、「人」「内容」「時間」「場所」には新規採番した「メディア」行動要素情報のオブジェクトID番号’1’を付与せず、一方、「メディア」行動要素情報に対して他の「人」「内容」「場所」行動要素情報の各オブジェクトID番号を埋め込んでいる。
図7は、メディア、例えば写真を行動データベース12に登録する際の、行動管理システム1における処理の具体例を示す図である。
写真1枚につき、一つの「メディア」行動要素情報が作成され、当該写真の電子媒体の保存先を示す情報や写真のタイトル、コメント等が、この行動要素情報に含まれる属性情報として格納される(図2参照)。
撮影場所、関連行事、関連者などは、既に行動データベース12に登録済みの「人」「場所」「内容」行動要素情報のリストから選択する事で、各行動要素間の関連性を保つ参照値を当該写真に係る行動要素情報に埋め込むことができる。(前記S123参照)
以上、行動管理システム1における、行動情報の入力から行動データベース12への行動要素情報の保存、および情報の変更までの流れを説明したが、ここで図1を再度参照して、このようにして行動データベース12に保存された行動要素情報を検索して、情報を出力/表示する流れの概略を説明する。
行動管理システム1のデータ処理手段11は、「人」「場所」「時間」「内容」(「メディア」)の任意の行動要素情報を情報検索用の管理軸(例えば、検索条件指定)として用いて行動要素情報を行動データベース12から検索し、参照値に基づいて、既に検索された行動要素情報に関連する行動要素情報を行動データベース12から更に検索し、これを順次繰り返して必要な情報を収集した上で、任意の行動要素情報を情報表示用の管理軸(例えば、各行動要素情報単位での表示制御)として出力/表示用データを構築することができる。
まず、検索条件について説明する。
検索条件としては、「人」「場所」「時間」「内容」(「メディア」)の任意の行動要素情報を用いることができる。
例えば、「時間」行動要素情報を検索条件として指定する場合であれば、「2006年7月31日」という日付指定や「2006年7月31日から8月1日まで」等の範囲指定等が可能である。
「人」「メディア」行動要素情報を検索条件として指定する場合であれば、人名やファイル名の直接指定や、あいうえお順の範囲指定、前方/後方一致検索等が可能である。
「場所」行動要素情報を検索条件として指定する場合であれば、その場所の住所の直接指定、前方/後方一致検索、GPS座標情報の直接指定、GPS座標情報の範囲指定(東経135.1111111度から135.1111110度まで)等が可能である。
「内容」行動要素オブジェクトを検索条件として指定する場合であれば、タイトルの直接入力や前方/後方一致検索等が可能である。
ここで注意すべきは、検索条件で指定した行動要素情報の種類と、行動データベース12から最初に取得する行動要素情報の種類とが、必ずしも同じでなくても良い点である。
例えば、行動データベース12から最初に取得する行動要素情報が「内容」行動要素情報であって、検索条件にて指定された条件が、「開始時間が13:00以降」というものであった場合、行動管理システム1のデータ処理手段11は、行動データベース12に登録されている「内容」行動要素情報であって、かつ、当該「内容」行動要素情報に付与された参照値が指し示す「時間」行動要素情報の「開始時間」属性情報が13:00より大きいものみを取得することができる。
なお、当然ながら、検索条件で指定した行動要素情報の種類と、行動データベース12から最初に取得する行動要素情報の種類が同じであっても良い。
このように、「人」「場所」「時間」「内容」(「メディア」)の任意の行動要素情報を基準に検索が行える(固定された検索用の管理軸を持たない)ことにより、柔軟なデータ管理を行うことができるようになる。
次に、必要な情報の収集について説明する。
実施例1で説明したように、分割された行動要素情報は参照値によって関連付けられている。最初に一種類の行動要素情報を検索し、この参照値によって、既に検索済みの行動要素情報に関連付けられた別の種類の行動要素情報を検索する。このような処理を順次繰り返すことによって、データの出力/表示に必要な情報を収集することができる。
ここで、データの出力/表示に必要な情報は、必ずしも、分割前の元の行動情報全てではない点に注意が必要である。言い換えると、データの出力/表示に使用しない行動要素情報は、敢えて検索しなくても良いということである。
一方、4種類(5種類)の行動要素情報全てを検索して情報を収集すれば、分割前の元の行動情報を再構成することができる。
最後に、出力/表示用データの構築について説明する。
データの表示の際には、例えばスケジュール表の「時間」軸等のように、データの表示を管理する管理軸が必要となる。
出力/表示用データの構築とは、前述の情報検索、収集によって集められた、データの出力/表示に必要な情報を、この表示用の管理軸を基準にグループ化やソートを行って、データをまとめることを表している。
データ構築の具体例として、例えば以下の3つのデータがあったとする。
データ1:「38、135、運動会、15時、(山田、田中)」
データ2:「38、135、食事、10時、山田」
データ3:「38、139、ショッピング、13時、田中」
これを、「人」を表示用の管理軸として出力/表示用データを構築すると、以下のようになる。
(1)田中
「38、135、運動会、15時」
「38、139、ショッピング、13時」
(2)山田
「38、135、運動会、15時」
「38、135、食事、10時」
このように、「人」を管理軸として出力/表示用データを構築することにより、例えば、一人の人について1ページの単票(個人予定表等)を表示することができるようになる。
ここで、本発明に係る行動管理システムの特徴に再度着目すると、例えば情報装置2側でのデータ表示において、どのようなデータ項目をどのように表示したい場合であっても、かかる表示要求に合致した適切な出力/表示用データを、行動管理システム1が柔軟に構築しうることがわかる。なぜなら、行動管理システム1の行動データベース12には、行動情報が「人」「場所」「時間」「内容」(「メディア」)単位に「分割されて」蓄積されており、かつ、これらの行動要素情報間の「関連が参照値によって保持」されているからである。
[実施例2]
以下、図8を参照して、実施例1に記載した行動管理システム1を用いて、予定情報を地図状に視覚化する行動情報視覚化システム(以下、予定情報視覚化システム)について説明する。
予定情報視覚化システムは、「時間」単位でしか管理できない従来の予定表等のアプリケーションとは異なり、実施例1に記載の行動管理システム1によって4種類又は5種類に分割された各行動要素情報のうち、「場所」を表示用の管理軸として表示用データを構成し、予定情報を視覚化することに着目したシステムである。
予定情報視覚化システムは、実施例1に記載の行動管理システム1と情報装置2を備えている。
ここで、行動管理システム1におけるハードウェア構成や、行動管理システム1内部におけるデータ処理については、実施例1で述べた通りであり、また、行動管理システム1と情報装置2を一つの装置に統合しても良く、統合した場合、共通のハードウェア資源(データ処理手段11と23等)を単一の装置とすることができ、行動管理システム1と情報装置2との間のデータの入出力処理が不要となる。(以下に続く各実施例についても同様である。)
情報装置2は、データ処理手段23と情報表示手段24を備えている。
データ処理手段23は、より具体的には、情報装置2のCPUであり、行動情報管理システム1への検索条件情報の出力、情報装置2内部での各データ処理、行動情報管理システム1からのデータ入力、情報表示手段24への情報表示等の各処理を管理統制する手段である。
情報表示手段24は情報装置2に備えられたディスプレイである。
また、情報装置2には地図予定表アプリケーションが実装されている。情報装置2のデータ処理手段23は、該アプリケーションを介することにより、ユーザーから入力される明示の検索条件や、情報装置2が暗示的に指定する検索条件(システム時刻等)等を制御し、行動管理システム1から送信される検索結果情報に基づいて、GPS座標情報の緯度、経度の値を基準とした地図(図9を参照)を情報表示手段24上に展開できるように適合化されている。
予定情報視覚化システムは、以下のような処理を行うことにより、ユーザーが所望する予定情報を、情報表示手段24に地図状に視覚化することができる。
(S200)地図予定表アプリケーションを情報装置2上で実行すると、情報装置2から行動管理システム1に、行動情報検索要求が送られる。この行動情報検索要求には、情報装置2のユーザーによる手入力、または情報装置2のデータ処理手段23による自動生成等によって、検索条件を含めることができる。
検索条件としては、実施例1において説明したように「人」「場所」「時間」「内容」(「メディア」)の任意の行動要素情報を用いることができる。
(S201)行動情報検索要求を受信した行動管理システム1は、データ処理手段11の制御により、行動情報検索要求にて指定された検索条件に当てはまる「内容」オブジェクトを行動データベース12から全部取得する。なお、当該「内容」オブジェクトが参照する「時間」オブジェクトの属性情報である「開始時間」属性情報が指定時間(例えば、行動情報検索要求の検索条件で指定された、情報装置2のシステム時刻等)より大きい場合、行動管理システム1のデータ処理手段11は、その「内容」オブジェクトを将来の予定と判断することになる。
(S202)行動管理システム1は、取得した各「内容」オブジェクトに付与された参照値を用いて、関連する「場所」オブジェクトを行動データベース12から検索し、該「場所」オブジェクトに含まれるGPS座標情報に基づいて、「場所」軸を管理軸として表示用情報を構築する。
この表示用情報構築についてのより具体的なデータ処理を例示すると、GPS座標が同じデータ同士を一まとめにして、1つのGPS座標毎に一つの表示用情報を作成したり、または、GPS座標の入力誤差を更に考慮して、ある一定の範囲内(例えば半径50m以内)に含まれるGPS座標情報を持つデータ同士を一まとめにして表示用情報を作成したりすることができる。(このことは、後に続く、「場所」を管理軸とした表示用情報構築を行う他の実施例においても同様である。)
なお、表示用情報には、「内容」オブジェクト及び「場所」オブジェクトの属性情報の全てを含んでいても良いし、情報装置2による表示に必要な属性情報のみを選択して含んでいても良い。ただし、GPS座標情報は必ず含まれる。
(S203)行動管理システム1のデータ処理手段11は、構築された表示用情報を検索結果情報として情報装置2へと送信する。
(S204)情報装置2のデータ処理手段23は、受信した検索結果情報に含まれる各GPS座標情報を予定の実行地点として、当該予定を示すマーカー31をGPS座標情報の緯度、経度の値に従って情報表示手段24に表示する(図9を参照)。
好適には、情報装置2のユーザーがマーカー31をクリックすると、情報装置2のデータ処理手段23が後述のS500〜S503と同様の処理を行って当該予定の詳細情報32を行動管理システム1から更に取得し、詳細情報32を情報表示手段24上にさらに表示することができる。
また、前記ステップ(S202)において、関連する「時間」オブジェクト等、他の行動要素情報をも合わせて検索して、それらを含めた上で表示用データを構築することによって、ユーザーによりマーカーのクリック動作を経ずに、最初から詳細情報32を情報表示手段24上に表示することも可能である。
このような手順で、いつ、どこで予定があるのかを情報表示手段24上に地図形式で視覚化することが可能になる。この視覚化により、情報装置2のユーザーが、近傍で発生する複数の予定を一回で済ませようとする、等のスケジュール調整を効率的に行うことができるようになる。
しかも、このスケジュール調整は複雑な予定最適システムを用いる必要なしに行うことができる。予定が地図的に視覚化されるので、ユーザー自身による気づきによって容易にスケジュールを最適化できるからである。
また、情報装置2上の地図予定表アプリケーションを介して表示設定を行うことにより、情報装置2の情報表示手段24に表示された予定の発生順に線33を引いて行動ルートを表示することも可能になる(図9を参照)。
このような線の表示は、前記(S202)において、「内容」オブジェクトに付与された参照値を用いて、「時間」オブジェクトを行動データベース12から更に取得し、構築する表示用データに該「時間」オブジェクトの「開始時間」属性情報を含め、情報装置2側でこの「開始時間」属性情報を元に線を引くことによって、実装が可能である。
応用例として、情報装置2がGPS受信装置221を内蔵した持ち運び可能な情報装置(例えば携帯電話)である場合には、ユーザーが、予定に遅れないためにはそろそろ行動を開始しなければならない旨を通知する「行動開始通知機能」を容易に実装することができる。
この行動開始通知機能は、例えば以下のようなデータ処理を情報装置2内で行うことにより実現することができる。
まず、情報装置2のデータ処理手段23は、内蔵したGPS受信装置221によって、情報装置2の現在地、即ちユーザーの現在地を示すGPS座標情報を、一定時間毎(例えば1分毎)に取得する。
情報装置2のデータ処理手段23は、取得した現在地を示すGPS座標情報と、行動管理システム1から既に受信済みの検索結果情報に含まれる、予定が行われる場所を示すGPS座標情報を基に、現在地から予定が行われる場所への移動に必要な所用時間を計算する。
情報装置2のデータ処理手段23は、行動管理システムから受信した検索結果情報に含まれる各予定の開始時刻から、前ステップにおいて計算された移動時間を差し引いた時刻が、情報装置2のシステム時刻より+60分,+30分,+15分,+10分,+5分毎に多いタイミングで、ユーザーに予定に間に合うために現在地を出立しなければいけない旨を通知する。
ここで、前記所要時間の計算は、現在地のGPS座標と予定が行われる場所のGPS座標との間の「距離」に基づいて計算しても良いし、車やバス、電車等の交通機関による移動を更に考慮して、「乗り換え案内システム」等のサービスから所要時間を取得してもよい。
なお、このサービスは、情報装置2内に実装してもよく、情報装置2から見た外部システム(行動管理システム1や、ネットワーク上のサーバー等)に実装しても良い。
また、ユーザーに予定に間に合うために現在地を出立しなければいけない旨を通知する方法としては、例えば情報表示手段24にその旨を表示したり、情報表示手段24に表示された、該当するマーカーを点滅表示したり、アラーム音を発生して知らせる等の方法が考えられ、その他の既知の通知手段を用いても良い。
[実施例3]
以下、図10を参照して、実施例1に記載した行動管理システム1を用いて、過去の行動履歴を表す行動情報を地図状に視覚化する行動情報視覚化システム(以下、行動履歴情報視覚化システム)について説明する。
行動履歴情報視覚化システムは、前記予定情報視覚化システムと同様、実施例1に記載の行動管理システム1によって4種類又は5種類に分割された各行動要素情報のうち、「場所」を表示用の管理軸として表示用データを構成し、行動履歴情報を視覚化することに着目したシステムである。
行動履歴情報視覚化システムのハードウェア構成や、各種データ処理を行うハードウェア資源については、前記の予定情報視覚化システムと同様である。
行動履歴情報視覚化システムに含まれる情報装置2には、地図日記アプリケーションが実装されている。情報装置2のデータ処理手段23は、該アプリケーションを介することにより、ユーザーから入力される明示の検索条件や、情報装置2が暗示的に指定する検索条件(システム時刻等)を制御し、行動管理システム1から送信される検索結果情報に基づいて、GPS座標情報の緯度、経度の値を基準とした地図(図9を参照)を情報表示手段24上に展開できるように適合化されている。
行動履歴情報視覚化システムは、以下のような処理を行うことにより、ユーザーが所望する行動履歴情報を、情報表示手段24に地図状に視覚化することができる。
(S300)地図日記アプリケーションを情報装置2上で実行すると、情報装置2から行動管理システム1に、行動情報検索要求が送られる。該行動情報検索要求で指定する検索条件については、前記(S200)と同様である。
(S301)行動情報検索要求を受信した行動管理システム1は、データ処理手段11の制御により、行動情報検索要求にて指定された検索条件に当てはまる「内容」オブジェクトを行動データベース12から全部取得する。ここで、当該「内容」オブジェクトが参照する「時間」オブジェクトの属性情報である「開始時間」属性情報が指定時間より小さい場合、行動管理システム1のデータ処理手段11はその「内容」オブジェクトを過去の出来事と判断してその内容オブジェクトを取得することになる。
(S302)行動管理システム1は、取得した各「内容」オブジェクトに付与された参照値を用いて、関連する「場所」オブジェクトを行動データベース12から検索し、該「場所」オブジェクトに含まれるGPS座標情報に基づいて、「場所」軸を管理軸として表示用情報を構築する。
この表示用情報構築の具体的なデータ処理は、前記S202と同様である。
なお、表示用情報には、「内容」オブジェクト及び「場所」オブジェクトの属性情報の全てを含んでいても良いし、情報装置2による表示に必要な属性情報のみを選択して含んでいても良い。ただし、GPS座標情報は必ず含まれる。
(S303)行動管理システム1のデータ処理手段11は、構築された表示用情報を検索結果情報として情報装置2へと送信する。
(S304)情報装置2のデータ処理手段23は、受信した検索結果情報に含まれる各GPS座標情報を、過去の出来事が発生した地点として、当該行動履歴を示すマーカー34をGPS座標情報の緯度、経度の値に従って情報表示手段24に表示する(図9を参照)。
好適には、情報装置2のユーザーがマーカー34をクリックすると、情報装置2のデータ処理手段23が後述のS500〜S503と同様の処理を行って当該マーカーの指す地点で起こった出来事の詳細情報35を行動管理システム1から取得し、該詳細情報35を情報表示手段24上にさらに表示することができる。
また、前記ステップ(S302)において、関連する「時間」オブジェクト等、他の行動要素情報をも合わせて検索して、それらを含めた上で表示用データを構築することによって、ユーザーによりマーカーのクリック動作を経ずに、最初から詳細情報35を情報表示手段24上に表示することも可能である。
このような手順で、過去の出来事が、いつ、どこで起こったのかを情報表示手段24状に地図形式で視覚化することが可能になる。この視覚化により、情報装置2のユーザーは、自らが覚えている場所情報を基に、一部忘却してしまった「いつ」「誰と」「何をしにいった」「その時の写真」等の情報を容易に探し当てることができるようになる。
また、前述の予定情報視覚化システムの場合と同様に、情報装置2の情報表示手段に表示された過去の出来事の発生順に線を引いて行動ルートを表示することも可能になる。
さらに、実施例2と3を組み合わせて、将来の予定情報と過去の行動履歴情報を同時に表示することも可能である。即ち、行動管理システム1が最初に「内容」オブジェクトを取得する際に、「開始時間が指定時間より大きいもの」または「開始時間が指定時間より小さいもの」という絞り込みをかけずに検索を行えばよい。
そして、情報装置2に送信される表示用情報に「開始時間」属性情報が含まれる場合、例えば情報装置2のシステム時刻より開始時間が大きいもの(予定)を表わすマーカーを赤で表示し、システム時刻より開始時間が小さいもの(過去の行動履歴)を表わすマーカーを青で表示し、同一地点において予定情報と行動履歴情報が混在する場合はマーカーを紫で表示する等、表示方法に変化を付けることも可能である。
更なる応用例として、情報装置2がGPS受信装置221を内蔵した持ち運び可能な情報装置である場合には、現在地で行われた過去の出来事や、行われる予定を通知する機能を容易に実装することができる。
この通知機能は、例えば以下のようなデータ処理を情報装置2及び行動管理システム1で行うことにより実現することができる。
まず、情報装置2のGPS受信装置221によってユーザーの現在地のGPS座標情報を定期的(例えば1分おき)に受信し、該GPS座標情報を検索条件として指定した情報検索要求を行動管理システム1にその都度送信する。
行動管理システム1のデータ処理手段11は、受信したGPS座標の一定距離内に含まれるGPS情報を有する「場所」オブジェクトを行動データベース12から検索する。
前記検索の結果、該当する「場所」オブジェクトが存在した場合、行動管理システム1のデータ処理手段11が情報装置2にその旨を知らせるメッセージを送信する。
メッセージを受信した情報装置は、その旨を通知する。
この通知は、例えば情報表示手段24にその旨を表示したり、情報表示手段24に表示された、該当マーカーを点滅表示にしたり、アラーム音を発生して知らせる等によって行うことができ、またその他の既知の通知手段を用いても良い。
予定情報視覚化システム、及び、行動履歴情報視覚化システムに共通する、更なる応用例として、既存の地図検索サービス4の地図データベース41から取得した地図情報(例えば、レストラン36や駅37等の地図情報)に予定情報や行動履歴情報を重ねて表示することができる(図11を参照)。これにより、前述の行動管理システム1の行動データベース12に登録されている過去の出来事、将来の予定を、既存の地図サービスに結合する事が可能になる。すなわち、既存の地図サービスや店舗検索サービスに、本願発明が提唱する「個人の行動管理」という機能を更に付加することによって、ユーザーにとってより利便性の高いシステムを提供することができるようになる。
更に、地図サービスプロバイダ側にとって以下のような利点がある。
既存の地図サービスはBtoB形式のものが多く、ユーザーに対して直接課金せず、地図サービスプロバイダにとっての収入源は広告収入のみ、という形態が一般的であったのに対し、上述のような「個人の行動管理」機能を付加することによって、行動管理の対価としての、ユーザーからの直接的な課金による収益が更に期待できるようになる。
なお、かかる地図検索サービスや店舗検索サービスは、情報装置2内にスタンドアロン形式で実装しても良いし、外部システム(行動管理システム1やネットワーク上のサーバーなど)に実装しても良い。
[実施例4]
以下、図12を参照して、実施例1に記載された行動管理システム1を用いて、「場所」を表示用の管理軸としたメディアアルバムを表示するシステム(以下、メディアアルバムシステム)について説明する。
メディアアルバムシステムは、実施例1に記載の行動管理システム1によって4種類又は5種類に分割された各行動要素情報のうち、「場所」を表示用の管理軸として、メディアを地図状に表示することに着目したシステムである。
メディアアルバムシステムのハードウェア構成や、各種データ処理を行うハードウェア資源等については、前述の予定情報視覚化システムや行動履歴情報視覚化システムと同様である。
メディアアルバムシステムに含まれる情報装置2には、地図メディアアルバムアプリケーションが実装されている。情報装置2のデータ処理手段23は、該アプリケーションを介することにより、ユーザーから入力される明示の検索条件や、情報装置2が暗示的に指定する検索条件等を制御し、行動管理システム1から送信される検索結果情報に基づいて、GPS座標情報の緯度、経度の値を基準としたメディア地図(図13を参照)を情報表示手段24に表示できるように適合化されている。
メディアアルバムシステムは、以下のような処理を行うことにより、ユーザーが所望するメディアを地図状に表示することができる。
(S400)地図メディアアルバムアプリケーションを情報装置2上で実行すると、情報装置2から行動管理システム1に、行動情報検索要求が送られる。該行動情報検索要求で指定する検索条件については、前記(S200)と同様である。
(S401)行動情報検索要求を受信した行動管理システム1は、データ処理手段11の制御により、行動情報検索要求にて指定された検索条件に当てはまる「メディア」オブジェクトを行動データベース12から全部取得する。
(S402)行動管理システム1は、取得した各「メディア」オブジェクトに付与された参照値を用いて関連する「場所」オブジェクトを行動データベース12から取得し、該「場所」オブジェクトに含まれるGPS座標情報に基づいて、「場所」軸を管理軸として表示用情報を構築する。
この表示用情報構築の具体的なデータ処理は、前記S202と同様である。
なお、表示用情報には、「メディア」オブジェクト及び「場所」オブジェクトの属性情報の全てを含んでいても良いし、情報装置2による表示に必要な属性情報のみを選択して含んでいても良い。ただし、GPS座標情報は必ず含まれる。
(S403)行動管理システム1のデータ処理手段11は、構築された表示用情報を検索結果情報として情報装置2へと送信する。
(S404)情報装置2のデータ処理手段23は、受信した検索結果情報に含まれる各GPS座標情報を各メディアの表示地点として、GPS座標情報の緯度、経度の値に従ってマーカーを情報表示手段24に表示する(図13を参照)。
好適には、情報装置2の利用者が地図状に配置されたマーカーをクリックした際に、対応するメディア情報を表示することができる。
本実施例により、情報装置2(例えばデジタルカメラ)がGPS受信装置221を内蔵していなくても、撮影地点の視覚化が可能となる。
多くの場合、例えば「京都に行った写真」を探す場合には、京都→京都に行った時期→その期間の写真の保存場所、と言う経路での検索が必要になるが、本実施例に係るシステムによれば、場所によるメディアの検索が容易に実行可能になり、また、当然ながら、検索条件の指定により「人」「撮影時期」等の他の行動要素情報によっても検索の絞り込みを行うことができるので、ユーザーのメディア検索の負担を大きく低減させることができる。
[実施例5]
以下、図14を参照して、実施例1に記載した行動管理システム1を用いて、日記等の行動情報を再現して表示するシステム(以下、行動情報表示システム)について説明する。
前記実施例2から4に係るシステムは、いずれも、「場所」行動要素情報を表示用の管理軸として、予定情報や、行動履歴情報、メディア情報を地図状に展開するシステムであったが、本実施例に係る行動情報表示システムは、「内容」行動要素情報を表示用の管理軸として、出来事毎、予定毎にその詳細を表示することに着目したシステムである。
行動情報表示システムのハードウェア構成や、各種データ処理を担当するハードウェア資源については、前述の実施例2から4に係るシステムと同様である。
行動情報表示システムに含まれる情報装置2には、行動情報表示アプリケーションが実装されている。情報装置2のデータ処理手段23は、該アプリケーションを介することにより、ユーザーから入力される明示の検索条件や、情報装置2が暗示的に指定する検索条件を制御し、行動管理システム1から送信される検索結果情報に基づいて、「内容」を表示単位として再表示用情報を情報表示手段24に表示できるように適合化されている。
行動情報表示システムは、以下のような処理を行うことにより、ユーザーが所望する行動情報を表示することができる。
(S500)行動情報表示アプリケーションを情報装置2上で実行すると、情報装置2から行動管理システム1に、行動情報検索要求が送られる。該行動情報検索要求で指定する検索条件については、前記(S200)と同様である。
(S501)行動情報検索要求を受信した行動管理システム1は、データ処理手段11の制御により、行動情報検索要求にて指定された検索条件に当てはまる「内容」オブジェクトを行動データベース12から取得する。
(S502)行動管理システム1は、取得した「内容」オブジェクトに付与された参照値を用いて、関連する「人」「場所」「時間」(「メディア」)オブジェクトを行動データベース12から取得して、これらを一つにまとめることによって、「内容」軸を管理軸として表示用情報を構築する。言い換えると、一つの「内容」に関連する「人」「場所」「時間」(「メディア」)情報を集約して、分割前の元の行動情報を再構築する。
なお、各行動要素情報の全てのデータの表示が必要な場合、上述のような行動情報の再構築処理となるが、表示の際に不要な情報を検索、収集する必要は無いため、情報装置2の要求仕様に応じて、例えば「内容」と「場所」と「時間」のみを結合して表示用情報を作成したり、これらの行動要素情報の中から表示に不要な属性情報を更に省いたりしてもよい。
(S503)行動管理システム1は、再構成された表示用情報を検索結果情報として情報装置2へと送信する。
(S504)情報装置2は受信した表示用情報を例えば日記として情報表示手段24に表示する。
表示用情報の表示は、1つの表示用情報(1つの「内容」に対応している)毎に1ページの単票形式で表示することができる。(図15を参照)
また、上述のデータ処理からわかるように、当該単票に表示され得る項目として、「内容」オブジェクトに関連付けられたメディア情報やGPS座標情報(「場所」オブジェクト)があるが、これらの情報に基づいて、写真51を単票上に配置したり、また、前記実施例2から4と同様、GPS座標の緯度、経度の値に従ってマーカーを配置した地図表示52を単票上で行ったりすることができる。
また、表示した各属性情報に対して、その詳細情報を表示するページへのリンクを貼り、該リンク部分をユーザーがクリックした際に詳細ページを表示させることも可能である。
例えば、情報表示手段24に表示された表示用データの中で、アンダーライン53が引かれた参加者(図15の例では、田中さん)の部分をクリックすることで、後述のS600からS603と同様の処理を行って、この参加者の住所録を表示したり、アンダーライン54が引かれた場所(図15の例では、○○幼稚園)の部分をクリックすることで、その場所で行われる予定/行動履歴、関係者等を集約して表示したりすることができる。
本実施例に係る行動情報表示システムにより、行動情報に関係する参加者全員の取得や、出来事の周辺地図といった、行動要素情報の収集と一括表示が可能になる。
また、本システムを使用することにより、「たしか7人いたと思うのだけど、最後の1人が思い出せない」「飲み会で取った写真が見つからない」と言った、各行動構成要素情報の忘却問題を容易に解決することができる。
[実施例6]
以下、図16を参照して、各個人に係る情報を、その人に関係する予定や過去の出来事を含めて集約して表示するシステム(以下、個人情報集約表示システム)について説明する。
個人情報集約表示システムは、ある「人」に関係する予定、出来事、メディア、住所等の情報を集約して、「人」を表示用の管理軸として情報を表示することに着目したシステムである。
個人情報集約表示システムのハードウェア構成や、各種データ処理を担当するハードウェア資源については、前記実施例2から5と同様である。
個人情報集約表示システムに含まれる情報装置2には、個人情報集約表示アプリケーションが実装されている。情報装置2のデータ処理手段23は、該アプリケーションを介することにより、ユーザーから入力される明示の検索条件や、情報装置2が暗示的に指定する検索条件等を制御し、行動管理システム1から送信される検索結果情報に基づいて、各個人ごとに集約された情報を表示することができるように適合化されている。
個人情報集約表示システムは、以下のような処理を行うことにより、ユーザーが所望する各個人の集約情報を表示することができる。
(S600)個人情報集約表示アプリケーションを情報装置2上で実行すると、情報装置2から行動管理システム1に、行動情報検索要求が送られる。該行動情報検索要求で指定する検索条件については、前記(S200)と同様である。
(S601)行動情報検索要求を受信した行動管理システム1は、データ処理手段11の制御により、行動情報検索要求にて指定された検索条件に当てはまる「人」オブジェクトを行動データベース12から1つ取得する。
(S602)行動管理システム1は、取得した各「人」オブジェクトに関連する「内容」オブジェクトを、参照値を用いて、行動データベース12から取得する。そして、該「内容」オブジェクトに付与された参照値を用いて、関連する「場所」オブジェクト、「時間」オブジェクト、「メディア」オブジェクトを更に取得する。取得したこれらの情報をまとめることによって、「人」軸を管理軸として表示用情報を構成する。言い換えると、とある「人」に関連する各行動要素情報を、該「人」行動要素情報を中心に結合し、その中から必要な属性情報を選択して「人」毎に1つの表示用情報を作成する。
なお、前記(S502)と同様に、必ずしも全ての種類の行動要素情報を検索、結合する必要はなく、情報装置の要求仕様に応じた必要な属性情報が得られるように行動要素情報を検索すればよく、また、不要な属性情報を表示用情報から省いてもよい。
(S603)行動管理システム1は、表示用情報を検索結果情報として情報装置2へと送信する。
(S604)情報装置2は、受信した検索結果情報を、表示用情報毎(1人の「人」毎)に情報表示手段24に表示する。
表示用情報の表示は、1つの表示用情報(1人の「人」に対応している)毎に1ページの単票形式で表示することができる。(図17を参照)
また、上述のデータ処理からわかるように、当該単票に表示され得る項目として、「内容」オブジェクトに関連付けられたメディア情報やGPS座標情報(「場所」オブジェクト)があるが、これらの情報に基づいて、写真61を単票上に配置したり、また、前記実施例2から4と同様、GPS座標の緯度、経度の値に従ってマーカーを配置した地図表示62を単票上で行ったりすることができる。
以上、6つの実施例について説明したが、いずれの実施例にも共通する点は、行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類、又は「メディア」を加えた5種類の行動要素情報に分割して、参照値と共にデータベースに保存しておくことにより、行動情報を柔軟に管理できることである。
データの出力に係る実施例2から6については、ユーザーが得たいと欲する情報に容易にアクセスでき、また、多種多様な表示形式を構築することができる。
なお、実施例2から6をデータの出力に係る実施例として説明したが、情報表示手段24への各データ表示形式は、単なるデータ出力に留まらず、ユーザーが更なる入力や値の変更を行うための「入力インターフェース」としても機能することが、当業者にとって容易に理解できるであろう。
また、当業者は、本願発明の主旨を逸脱しない範囲で、上述のような構成を容易に変更することが可能である。
本発明に係る行動情報管理システムによってなされる行動情報の管理方法を示す概念図である。 行動要素情報に含まれる属性情報、および各行動要素情報間の相関関係付与方法の一例を示す図である。 各行動構成要素が行動管理システムの行動データベースに登録される処理の流れを示す図である。 ユーザーによる予定入力から、行動管理システムが生成する情報構造の具体例を示す図である。 各行動要素情報間の相互関係についての具体例を示す図である。 図5の行動要素情報の値を一部変更することにより、予定情報を行動履歴情報として再利用する具体例を示す図である。 写真等のメディアを行動データベースに登録する際の、行動管理システムにおける処理の具体例を示す図である。 実施例2に係る予定情報視覚化システムについて説明する図である。 GPS座標情報情報の緯度、経度の値を基準とした、マーカー又は表示情報の表示例を示す図である。 実施例3に係る行動履歴情報視覚化システムについて説明する図である。 地図サービスの出力結果と、マーカー又は表示情報とを重ねて表示した場合の表示例を示す図である。 実施例4に係るメディアアルバムシステムについて説明する図である。 GPS座標情報の緯度、経度の値を基準としたメディア地図である。 実施例5に係る行動情報表示システムについて説明する図である。 行動情報表示システムを用いて、表示用情報を「内容」毎に1ページの単票形式で表示した表示例を示す図である。 実施例6に係る個人情報集約表示システムについて説明する図である。 個人情報集約表示システムを用いて、表示用情報を「人」毎に1ページの単票形式で表示した表示例を示す図である。
符号の説明
1 行動管理システム
11 データ処理手段
12 行動データベース
2 情報装置
21、22 入力装置
211 キーボード
212 ボタン
221 GPS受信装置
222 時計装置
23 データ処理手段
24 情報表示手段
31、34 マーカー
32、35 詳細情報
33 線
4 地図検索サービス
41 地図データベース
51、61 写真
52、62 地図表示
53、54 アンダーライン

Claims (44)

  1. 時間軸を含めた複数の管理軸を用いて行動情報を多次元管理する為の行動管理システムであって、
    行動管理システムは、データ処理手段と、後述する行動要素情報を保存及び検索する為の行動データベースとを備えており、
    行動管理システムが、以下の機能(A)−(C)を備えていることを特徴とする、行動管理システム。
    (A)データ処理手段が、行動管理システムに入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類の行動要素情報に分割し、
    (B)データ処理手段が、一種類以上の行動要素情報に対して、同一行動情報に含まれている他の行動要素情報を指し示す参照値を付与し、この参照値の付与は、分割後のどの行動要素情報を基点とした場合であっても、行動要素情報に付与された参照値をたどることによって分割前の元の行動情報を再構成できるように行われ、
    (C)データ処理手段が、前記参照値付与処理を行った後の各行動要素情報を前記行動データベースに保存する。
  2. 前記機能(B)における参照値の付与が、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「時間」「内容」「場所」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、請求項1に記載の行動管理システム。
  3. 行動管理システムが以下の機能(D)(E)を更に備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の行動管理システム。
    (D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
    (E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
  4. 前記機能(A)の代わりに、以下の機能(A)’を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の行動管理システム。
    (A)’データ処理手段が、入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」の5種類の行動要素情報に分割する。
  5. 機能(B)における参照値の付与が、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「メディア」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「場所」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、請求項4に記載の行動管理システム。
  6. 行動管理システムが以下の機能(D)(E)を更に備えていることを特徴とする、請求項4または5に記載の行動管理システム。
    (D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
    (E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
  7. 行動情報に含まれる情報の一部または全部を地図状に視覚化する為の、行動情報視覚化システムであって、
    行動情報視覚化システムは、情報装置と、請求項3または6に記載の行動管理システムを備えており、
    情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
    行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(a)から(e)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
    (a)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前記機能(D)を行って、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (b)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報を含む表示用データを構築し、
    (d)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (e)情報装置のデータ処理手段が、表示用データを指し示すマーカーもしくは当該表示用データ自体を、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
  8. 情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、請求項7に記載の行動情報視覚化システム。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記データ処理(e)におけるマーカー若しくは表示用データを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  9. 行動の発生順を更に視覚化する為の、請求項7又は8に記載の行動情報視覚化システムであって、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「時間」行動要素情報には開始時間情報が含まれており、
    前記データ処理(b)(c)がそれぞれ下記データ処理(b)’(c)’に置き換わり、
    情報装置が、下記データ処理(h)に更に適合化されていることを特徴とする行動情報視覚化システム。
    (b)’行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
    (h)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の開始時間情報の値が小さい順に、前記マーカー若しくは表示用データの間に線を引く。
  10. 請求項7から9のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
    情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
    行動管理システム及び情報装置がそれぞれ、以下のデータ処理(i)から(l)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
    (i)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、該位置情報を検索条件として指定した情報検索要求を行動管理システムにその都度送信し、
    (j)行動管理システムのデータ処理手段が、受信した位置情報によって示される位置の一定距離内に含まれる位置を示す位置情報を有する「場所」行動要素情報を行動データベースから検索し、
    (k)前記検索の結果、該当する「場所」行動要素情報が存在した場合、行動管理システムのデータ処理手段が情報装置にメッセージを送信し、
    (l)メッセージを受信した情報装置は、その旨を通知する。
  11. 予定情報を視覚化する為の、請求項7から10のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
    前記データ処理(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも大きい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化システム。
  12. ユーザーに予定を通知する為の、請求項11に記載の行動情報視覚化システムであって
    情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
    前記データ処理(b)(c)又は(b)’(c)’が、それぞれ下記データ処理(b)’’(c)’’に置き換わり、
    情報装置が、以下のデータ処理(m)から(o)に適合化されていることを特徴とする、行動情報視覚化システム。
    (b)’’行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)’’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
    (m)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、
    (n)情報装置のデータ処理手段が、前記(m)で取得した位置情報と、前記表示用データの位置情報を基に、現在地から予定が行われる場所への移動に必要な所要時間Pを計算、もしくは外部システムから取得し、
    (o)情報装置のデータ処理手段が、前記表示用データの開始時間情報から前記移動時間Pを引いた時刻が、情報装置のシステム時刻に所定のマージン時間Mを加えた時刻以前となった場合、その旨の通知を行う。
  13. 過去の行動履歴を視覚化する為の、請求項7から10のいずれか一つに記載の行動情報視覚化システムであって、
    前記データ処理(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも小さい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化システム。
  14. 行動情報に含まれるメディアを地図状に視覚化する為の、メディアアルバムシステムであって、
    メディアアルバムシステムは、情報装置と、請求項6に記載の行動管理システムを備えており、
    情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「メディア」行動要素情報にはメディアの保存場所を示す情報(保存場所情報)が含まれており、
    行動管理システム及び情報機器がそれぞれ以下のデータ処理(p)から(t)に適合化されていることを特徴とする、メディアアルバムシステム。
    (p)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前期機能(D)を行って、検索条件に合致する「メディア」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (q)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(p)にて取得された「メディア」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (r)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と保存場所情報とを含む表示用データを構築し、
    (s)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (t)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の保存場所情報が指し示すメディア情報もしくはそれを示すマーカーを、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
  15. 情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、請求項14に記載のメディアアルバムシステム。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記データ処理(t)におけるメディア情報を上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  16. 予定や過去の行動履歴を日記状に表示する為の、行動情報表示システムであって、
    行動情報表示システムは、情報装置と、請求項3または6に記載の行動管理システムを備えており、
    情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
    行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(u)から(y)に適合化されていることを特徴とする、行動情報表示システム。
    (u)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前記機能(D)を行って、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (v)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(u)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (w)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「内容」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
    (x)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (y)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
  17. 請求項16に記載の行動情報表示システムであって、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
    情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが一つ配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
    該地図表示における一つのマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置に配置されることを特徴とする、行動情報表示システム。
  18. 情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、請求項17に記載の行動情報表示システム。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  19. 「人」行動要素情報を中心に情報を集約し表示するための、個人情報集約表示システムであって、
    個人情報集約表示システムは、情報装置と、請求項3または6に記載の行動管理システムを備えており、
    情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備え、
    行動管理システム及び情報装置がそれぞれ以下のデータ処理(z)から(ae)に適合化されていることを特徴とする、個人情報集約表示システム。
    (z)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って前期機能(D)を行って、検索条件に合致する「人」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (aa)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(z)にて取得された「人」行動要素情報に関連付けられた「内容」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (ab)行動管理システムのデータ処理手段が前記機能(E)を行って、前記データ処理(aa)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (ac)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「人」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
    (ad)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (ae)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
  20. 請求項19に記載の個人情報集約表示システムであって、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
    情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
    該地図表示におけるマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置されることを特徴とする、個人情報集約表示システム。
  21. 情報装置が以下のデータ処理(f)(g)に更に適合化されていることを特徴とする、請求項20に記載の個人情報集約表示システム。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記データ処理(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  22. 前記情報装置と行動管理システムが単一の情報装置で構成され、情報装置のデータ処理手段と行動管理システムのデータ処理手段が単一のデータ処理手段に統合されており、情報装置と行動管理システムとの間のデータの入出力に係る各データ処理が不要となることを特徴とする、請求項7から21のいずれか一つに記載のシステム。
  23. データ処理手段と、後述する行動要素情報を保存及び検索する為の行動データベースとを備えた行動管理システムにおいて、時間軸を含めた複数の管理軸を用いて行動情報を多次元管理する為の行動管理方法であって、
    以下の過程(A)−(C)からなることを特徴とする、行動管理方法。
    (A)データ処理手段が、行動管理システムに入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」の4種類の行動要素情報に分割し、
    (B)データ処理手段が、一種類以上の行動要素情報に対して、同一行動情報に含まれている他の行動要素情報を指し示す参照値を付与し、この参照値の付与は、分割後のどの行動要素情報を基点とした場合であっても、行動要素情報に付与された参照値をたどることによって分割前の元の行動情報を再構成できるように行われ、
    (C)データ処理手段が、前記参照値付与処理を行った後の各行動要素情報を前記行動データベースに保存する。
  24. 前記過程(B)における参照値の付与が、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「時間」「内容」「場所」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、請求項23に記載の行動管理方法。
  25. 前記過程(C)の後に、以下の過程(D)(E)を更に行うことを特徴とする、請求項23または24に記載の行動管理方法。
    (D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
    (E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
  26. 前記過程(A)の代わりに、以下の過程(A)’を行うことを特徴とする、請求項23に記載の行動管理方法。
    (A)’データ処理手段が、入力された行動情報を「人」「場所」「時間」「内容」「メディア」の5種類の行動要素情報に分割する。
  27. 前記過程(B)における参照値の付与が、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「内容」に係る行動要素情報についての参照値を「メディア」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「時間」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「内容」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「場所」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「時間」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「人」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「場所」行動要素情報に付与し、
    同一行動情報内に含まれる「場所」「時間」「内容」「メディア」に係る行動要素情報についての参照値を「人」行動要素情報に付与することによって行われることを特徴とする、請求項26に記載の行動管理方法。
  28. 以下の過程(D)(E)を更に行うことを特徴とする、請求項26または27に記載の行動管理方法。
    (D)データ処理手段が、行動管理システムに入力された情報検索要求に含まれる検索条件に合致する行動要素情報を行動データベースから取得し、
    (E)データ処理手段が、取得した行動要素情報に関連付けられた行動要素情報を、前記参照値を用いて行動データベースより更に取得する。
  29. 請求項3または6に記載の行動管理システムに保存されている行動情報に含まれる情報の一部または全部を、情報装置の情報表示手段に地図状に視覚化する為の、行動情報視覚化方法であって、
    前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
    前記行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
    該方法が以下の過程(a)から(e)からなることを特徴とする、行動情報視覚化方法。
    (a)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (b)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報を含む表示用データを構築し、
    (d)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (e)情報装置のデータ処理手段が、表示用データを指し示すマーカーもしくは当該表示用データ自体を、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
  30. 以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、請求項29に記載の行動情報視覚化方法。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記過程(e)におけるマーカー若しくは表示用データを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  31. 行動の発生順を更に視覚化する為の、請求項29又は30に記載の行動情報視覚化方法であって、
    前記行動管理システムの行動データベースに保存された「時間」行動要素情報には開始時間情報が含まれており、
    前記過程(b)(c)がそれぞれ下記の過程(b)’(c)’に置き換わり、
    情報装置が、下記の過程(h)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
    (b)’行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
    (h)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の開始時間情報の値が小さい順に、前記マーカー若しくは表示用データの間に線を引く。
  32. 請求項29から31のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
    情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
    以下の過程(i)から(l)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
    (i)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、該位置情報を検索条件として指定した情報検索要求を行動管理システムにその都度送信し、
    (j)行動管理システムのデータ処理手段が、受信した位置情報によって示される位置の一定距離内に含まれる位置を示す位置情報を有する「場所」オブジェクトを行動データベースから検索し、
    (k)前記検索の結果、該当する「場所」オブジェクトが存在した場合、行動管理システムのデータ処理手段が情報装置にメッセージを送信し、
    (l)メッセージを受信した情報装置は、その旨を通知する。
  33. 予定情報を視覚化する為の、請求項29から32のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
    前記過程(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも大きい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化方法。
  34. ユーザーに予定を通知する為の、請求項33に記載の行動情報視覚化方法であって、
    情報装置が、位置情報受信装置を内蔵した持ち運び可能な情報装置であり、
    前記過程(b)(c)又は(b)’(c)’が、それぞれ下記の過程(b)’’(c)’’に置き換わり、
    以下の過程(m)から(o)を更に行うことを特徴とする、行動情報視覚化方法。
    (b)’’行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(a)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報及び「時間」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (c)’’行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と開始時間情報とを含む表示用データを構築し、
    (m)情報装置のデータ処理手段が、位置情報受信装置を用いて現在地の位置情報を一定時間毎に受信し、
    (n)情報装置のデータ処理手段が、前記(m)で取得した位置情報と、前記表示用データの位置情報を基に、現在地から予定が行われる場所への移動に必要な所要時間Pを計算、もしくは外部システムから取得し、
    (o)情報装置のデータ処理手段が、前記表示用データの開始時間情報から前記移動時間Pを引いた時刻が、情報装置のシステム時刻に所定のマージン時間Mを加えた時刻以前となった場合、その旨の通知を行う。
  35. 過去の行動履歴を視覚化する為の、請求項29から32のいずれか一つに記載の行動情報視覚化方法であって、
    前記過程(a)において、検索条件にて指定された所定の時刻よりも小さい開始時間属性情報を有する「時間」行動要素情報と参照値によって関連付けられた「内容」行動要素情報のみを行動管理システムの行動データベースより取得することを特徴とする、行動情報視覚化方法。
  36. 請求項6に記載の行動管理システムに保存されている行動情報に含まれるメディアを、情報装置の情報表示手段に地図状に視覚化する為の方法であって、
    前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
    前記行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれており、
    前記行動管理システムの行動データベースに保存された「メディア」行動要素情報にはメディアの保存場所を示す情報(保存場所情報)が含まれており、
    該方法が以下の過程(p)から(t)からなることを特徴とする、メディアの視覚化方法。
    (p)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「メディア」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (q)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(p)にて取得された「メディア」行動要素情報に関連付けられた「場所」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (r)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した各行動要素情報について、「場所」行動要素情報に含まれる位置情報に基づいて、位置情報と保存場所情報とを含む表示用データを構築し、
    (s)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (t)情報装置のデータ処理手段が、表示用データ内の保存場所情報が指し示すメディア情報もしくはそれを示すマーカーを、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面上に、前記位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置することにより、情報表示手段に地図状に表示する。
  37. 以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、請求項36に記載のメディアの視覚化方法。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記過程(t)におけるメディア情報を上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  38. 請求項3または6に記載の行動管理システムに保存されている行動要素情報に基づいて、予定や過去の行動履歴を、情報装置の情報表示手段に日記状に表示する為の、行動情報表示方法であって、
    前記情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
    該方法が以下の過程(u)から(y)からなることを特徴とする、行動情報表示方法。
    (u)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「内容」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (v)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(u)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (w)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「内容」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
    (x)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (y)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
  39. 請求項38に記載の行動情報表示方法であって、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、前記過程(x)において情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
    前記過程(y)において情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが一つ配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
    該地図表示における一つのマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置に配置されることを特徴とする、行動情報表示方法。
  40. 以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、請求項39に記載の行動情報表示方法。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  41. 請求項3または6に記載の行動管理システムに保存されている「人」行動要素情報を中心に情報を集約し、情報装置の情報表示手段に表示するための、個人情報集約表示方法であって、
    情報装置はデータ処理手段と情報表示手段を備えており、
    該方法が以下の過程(z)から(ae)からなることを特徴とする、個人情報集約表示方法。
    (z)行動管理システムのデータ処理手段が、情報装置より入力された情報検索要求に含まれる検索条件に従って、行動管理システムが備える機能(D)を用いることにより、検索条件に合致する「人」行動要素情報を行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (aa)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(z)にて取得された「人」行動要素情報に関連付けられた「内容」行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (ab)行動管理システムのデータ処理手段が、行動管理システムが備える機能(E)を用いることにより、前記過程(aa)にて取得された「内容」行動要素情報に関連付けられた一種類以上の行動要素情報を、参照値を用いて行動管理システムの行動データベースから取得し、
    (ac)行動管理システムのデータ処理手段が、取得した、参照値によって関連付けられた行動要素情報同士をまとめることによって、一つの「人」行動要素情報につき一つのグループが形成されるようなグループ化を行い、表示用データを各グループ毎に一つずつ構築し、
    (ad)行動管理システムのデータ処理手段が、前記表示用データを情報装置に送信し、
    (ae)情報装置のデータ処理手段が、一つの表示用データ毎に1ページの単票形式で、表示用データを情報表示手段に表示する。
  42. 請求項41に記載の個人情報集約表示方法であって、
    行動管理システムの行動データベースに保存された「場所」行動要素情報には位置情報が含まれ、かつ、前記過程(ad)において情報装置に送信される各表示用データにも当該位置情報が含まれており、
    前記過程(ae)において情報表示手段に表示される前記単票に、表示されている表示用データに対応するマーカーが配置された、一方の軸を緯度、もう一方の軸を経度とした2次元平面形状の地図表示が含まれ、
    該地図表示におけるマーカーは、前記表示用データ内の位置情報の緯度、経度の数値に対応した位置にそれぞれ配置されることを特徴とする、個人情報集約表示方法。
  43. 以下の過程(f)(g)を更に行うことを特徴とする、請求項42に記載の個人情報集約表示方法。
    (f)情報装置のデータ処理手段が地図データベースから地図情報を取得し、
    (g)情報装置のデータ処理手段が、前記過程(f)における地図情報を下側のレイヤーとし、前記マーカーを上側のレイヤーとして、情報表示手段に重ねて表示する。
  44. 前記情報装置と行動管理システムが単一の情報装置で構成され、情報装置のデータ処理手段と行動管理システムのデータ処理手段が単一のデータ処理手段に統合されており、情報装置と行動管理システムとの間のデータの入出力に係る過程が不要となることを特徴とする、請求項29から43のいずれか一つに記載の方法。
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