JP2008025901A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内ユニットから延びるユニット間配管に、室外ユニットを複数台並列につないだ空気調和装置に係り、特に、室外ユニットの除霜技術に関する。 The present invention relates to an air conditioner in which a plurality of outdoor units are connected in parallel to an inter-unit pipe extending from an indoor unit, and more particularly to a defrosting technique for an outdoor unit.
一般に、複数台の室内ユニットを並列に配置するとともに、各室内ユニットにつながれるユニット間配管に対し、圧縮機、四方弁、室外熱交換器などを内蔵する複数台の室外ユニットを並列に接続してなる空気調和装置(いわゆるマルチ形空気調和装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のマルチ形空気調和装置は、装置の大容量システム化が図れるという利点がある。 In general, multiple indoor units are arranged in parallel, and multiple outdoor units containing compressors, four-way valves, outdoor heat exchangers, etc. are connected in parallel to the inter-unit piping connected to each indoor unit. An air conditioner (so-called multi-type air conditioner) is known (see, for example, Patent Document 1). This type of multi-type air conditioning apparatus has the advantage that the apparatus can be made into a large capacity system.
ところで、空気調和装置が暖房運転している時には、室外ユニットの室外熱交換器に霜が付く場合がある。室外熱交換器に霜がつくと、空気調和装置の運転効率を低下させるため、従来では、逆サイクル除霜やホットガス除霜といった除霜技術により、室外熱交換器の除霜を行っている。逆サイクル除霜は、空気調和装置を冷房運転に切り換えることで、室内ユニットを蒸発器として機能させるとともに、室外ユニットを凝縮器として機能させ、室外熱交換器を除霜する技術である。また、ホットガス除霜は、圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器および室内熱交換器へ導いて、室外熱交換器を除霜するとともに、室内熱交換器を凝縮器として機能させるものである。
しかしながら、上記逆サイクル除霜にあっては、室内熱交換器が蒸発器として機能して冷房状態となるため、ユニット間配管および室内ユニットが冷却されてしまい、除霜時に熱応力によりユニット間配管などに騒音が発生したり、除霜後の暖房の立ち上りが悪くなるという問題があった。
また、上記ホットガス除霜にあっては、冷媒回路内に吸熱源がなく、圧縮機による冷媒圧縮以外に外部から冷媒へ熱が与えられることがないため、除霜に時間がかかるといった問題がある。さらに、ホットガス除霜にあっては、圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器へ導くためのホットガス用配管を設ける必要があり、冷媒回路の構成が複雑化するばかりか、コストも高くなるといった問題がある。
However, in the reverse cycle defrosting, since the indoor heat exchanger functions as an evaporator and enters a cooling state, the inter-unit piping and the indoor unit are cooled, and the inter-unit piping is caused by thermal stress during defrosting. There was a problem that noise was generated, and that the start-up of the heating after defrosting worsened.
Further, in the hot gas defrosting, there is no heat absorption source in the refrigerant circuit, and heat is not given to the refrigerant from outside except for the refrigerant compression by the compressor, so that the defrosting takes time. is there. Furthermore, in hot gas defrosting, it is necessary to provide hot gas piping for guiding the refrigerant discharged from the compressor to the outdoor heat exchanger, which not only complicates the configuration of the refrigerant circuit but also increases the cost. There is a problem of becoming higher.
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡単な冷媒回路構成で、なおかつ、除霜後の暖房の立ち上りを阻害することのない空気調和装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide an air conditioner that has a simple refrigerant circuit configuration and does not hinder the rise of heating after defrosting.
上記目的を達成するために、本発明は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器および室外膨張弁を有する室外ユニットと、室内熱交換器および室内膨張弁を有する室内ユニットとを備え、前記室内ユニットから延びるユニット間配管に前記室外ユニットを複数並列に接続してなる空気調和装置において、一の室外ユニットが除霜すべき状態に至った場合には、この一の室外ユニットが凝縮器として機能するとともに、他の室外ユニットが蒸発器として機能するように各室外ユニットの前記四方弁を切り換え、前記他の室外ユニットの圧縮機を前記一の室外ユニットの圧縮機よりも高い運転周波数で運転して、前記複数の室外ユニットの間で冷媒を循環させることを特徴とする。 To achieve the above object, the present invention comprises an outdoor unit having a compressor, a four-way valve, an outdoor heat exchanger, and an outdoor expansion valve, and an indoor unit having an indoor heat exchanger and an indoor expansion valve. In an air conditioner in which a plurality of the outdoor units are connected in parallel to an inter-unit pipe extending from the unit, when one outdoor unit reaches a defrosting state, the one outdoor unit functions as a condenser. In addition, the four-way valve of each outdoor unit is switched so that the other outdoor units function as an evaporator, and the compressor of the other outdoor unit is operated at a higher operating frequency than the compressor of the one outdoor unit. Then, the refrigerant is circulated between the plurality of outdoor units.
この場合において、前記一の室外ユニットの室外熱交換器で凝縮された冷媒の一部を、当該一の室外ユニットの圧縮機の吸込側に戻し、前記他の室外ユニットの圧縮機から吐出された冷媒と合流させた構成としても良い。 In this case, a part of the refrigerant condensed in the outdoor heat exchanger of the one outdoor unit is returned to the suction side of the compressor of the one outdoor unit and discharged from the compressor of the other outdoor unit. It is good also as a structure merged with the refrigerant.
また、前記一の室外ユニットの除霜が終了した場合、前記四方弁を切り換え、当該一の室外ユニットの除霜に続いて、前記他の室外ユニットの除霜を実施する構成としても良い。また、除霜運転時に、前記室内ユニットの前記室内膨張弁を全閉状態とする構成としても良い。 Further, when the defrosting of the one outdoor unit is completed, the four-way valve may be switched, and the defrosting of the other outdoor unit may be performed following the defrosting of the one outdoor unit. Further, the indoor expansion valve of the indoor unit may be fully closed during the defrosting operation.
本発明によれば、簡単な冷媒回路構成で、なおかつ、除霜後の暖房運転を従来よりも早く立ち上げることができる。 According to the present invention, the heating operation after defrosting can be started earlier than before with a simple refrigerant circuit configuration.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和装置1の冷媒回路図である。この図に示すように、空気調和装置1は複数台(本実施形態では2台)の室内ユニット2A、2Bと、複数台(本実施形態では2台)の室外ユニット3A、3Bとを備え、これら室内ユニット2A、2Bと、室外ユニット3A、3Bとがユニット間配管4により接続されている。このユニット間配管4は、ガス管5と液管6とから構成され、上記室内ユニット2A、2Bの各々はユニット間配管4に互いに並列に接続されるとともに、上記室外ユニット3A、3Bの各々もユニット間配管4に互いに並列に接続される。なお、以下の説明において、室内ユニット2A、2Bの各々を特に区別する必要のないときは、室内ユニット2と表記する。また、これと同様に、室外ユニット3A、3Bの各々を特に区別する必要がないときは、室外ユニット3と表記する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a refrigerant circuit diagram of an air conditioner 1 according to an embodiment of the present invention. As shown in this figure, the air conditioner 1 includes a plurality (two in the present embodiment) of
室内ユニット2のそれぞれは、室内熱交換器20と、室内膨張弁21と、室内ファン22とを備えている。室内熱交換器20はガス管5と液管6との間に介挿され、また、上記室内膨張弁21は室内熱交換器20と液管6との間に設けられる。室内ファン(送風機)22は室内熱交換器20の近傍に設けられ、室内空気と室内熱交換器20とを熱交換させて室内に調和空気を送風する。室内ユニット2には、この他にも、室内空気温度を検出する温度センサや、室内ユニット2の各部を制御する室内制御装置(共に図示せず)が設けられている。
Each of the indoor units 2 includes an
室外ユニット3Aは、圧縮機30Aと、四方弁31Aと、室外熱交換器32Aと、室外膨張弁33Aと、室外ファン34Aと、補助冷却器35Aとを備える。この補助冷却器35Aは、冷房運転時に、室外膨張弁33Aと液管6とを接続する冷媒配管36Aを流れる液冷媒を過冷却することにより、室内ユニット2での冷房能力を向上させるものである。具体的には、補助冷却器35Aは内管と外管とを二重管で構成した、いわゆる二重管式熱交換器で形成されており、この内管には上記冷媒配管36Aが接続され、外管には当該冷媒配管36Aから分岐して補助冷却用膨張弁37Aを通過した冷媒が通る分岐管38Aが接続されている。また、この分岐管38Aは、補助冷却器35Aの外管に接続された冷媒配管39Aを介して圧縮機30Aの吸込側に連なり、これら分岐管38A及び冷媒配管39Aを通過した冷媒は圧縮機30Aの吸込口に戻されるようになっている。
この圧縮機30Aは能力可変の可変圧縮機(インバータコンプレッサ)である。室外熱交換器32Aには温度センサ(不図示)が配置されており、室外熱交換器32Aの温度が制御装置100に出力される。この制御装置100は、冷房運転と暖房運転との切り換えに伴う四方弁31Aの切り換え、圧縮機30Aの運転周波数制御、または、室外膨張弁33Aの開度調整といった各種制御を実行するものであり、さらに本実施の形態では、室外熱交換器32Aの温度に基づいて除霜開始状態を判断し、除霜時には、後述する除霜処理を開始する。なお、本実施形態では、室外ユニット3Bは上記室外ユニット3Aと略同一の構成であるため、同様の符号を付して説明を省略する。
The
This
上記の構成の下、冷房運転時には、図1に示すように、制御装置100は、圧縮機30A、30Bから吐出された高温・高圧のガス冷媒を室内ユニット2A、2Bに向かって流すべく、室外ユニット3A、3Bのそれぞれの四方弁31A、31Bを冷房運転時の位置に切り換える。これにより、室外ユニット3A、3Bの室外熱交換器32A、32Bが凝縮器として機能するとともに、室内ユニット2の室内熱交換器20が蒸発器として機能し、室内の冷房が行われる。
一方、暖房運転時には、図2に示すように、制御装置100は、圧縮機30A、30Bから吐出された高温・高圧のガス冷媒が室内ユニット2A、2Bの各々に向かって流れるように、室外ユニット3A、3Bのそれぞれの四方弁31A、31Bを暖房運転時の位置に切り換える。これにより、冷房運転時とは逆に、室外ユニット3A、3Bの各室外熱交換器32A、32Bが蒸発器として機能するとともに、室内ユニット2の室内熱交換器20が凝縮器として機能し、室内の暖房が行われる。
Under the above-described configuration, during the cooling operation, as shown in FIG. 1, the
On the other hand, at the time of heating operation, as shown in FIG. 2, the
次いで、除霜運転時の動作について説明する。
上記のように、制御装置100は、暖房運転時において、室外熱交換器32の検出温度に基づいて除霜開始状態を判定する。そして、制御装置100は、室外熱交換器32に霜が付いたと判定した場合には除霜処理を開始する。以下、この除霜処理について図3および図4を参照して詳述する。なお、以下の説明では、2台の室外ユニット3A、3Bのうち室外ユニット3Aを除霜対象のユニット(一の室外ユニット)であるものとして説明する。
Next, the operation during the defrosting operation will be described.
As described above, the
図3は除霜処理を示すフローチャートであり、また、図4は除霜処理時の冷媒回路図である。図3に示すように、制御装置100は、まず、除霜すべき一の室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aが凝縮器として機能し、また、他の室外ユニット3Bの室外熱交換器32Bが蒸発器(吸熱源)として機能するように、各室外ユニット3A、3Bの四方弁31A、31Bを切り換える(ステップS1)。
具体的には、制御装置100は、暖房運転時において、各室外ユニット3A、3Bの室外熱交換器32A、32Bの温度を間欠的あるいは継続的に監視しており、この温度が所定温度以下まで低下している室外ユニット3が存在する場合には、その室外ユニット3を除霜対象とし(本実施形態では室外ユニット3A)、図4に示すように、その室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aを凝縮器として機能させるように、当該室外ユニット3Aの四方弁31Aを冷房運転時の位置に切り換える。暖房運転時には、他の室外ユニット3Bの室外熱交換器32Bはもともと蒸発器として機能しているため、この他の室外ユニット3Bの四方弁31Bは暖房運転時の位置で保持される。また、制御装置100は、室外ユニット3Aの室外膨張弁33Aを全開とし、補助冷却用膨張弁37Aを圧縮機30Aに吸い込まれる冷媒の過熱度が略一定となるように開度を調整する。また、制御装置100は、補助冷却用膨張弁37Bを全閉とし、室外膨張弁33Bを室外熱交換器32Bの出口における冷媒の過熱度が略一定となるように開度を調整する。
FIG. 3 is a flowchart showing the defrosting process, and FIG. 4 is a refrigerant circuit diagram during the defrosting process. As shown in FIG. 3, in the
Specifically, the
次いで、制御装置100は、冷媒が室外ユニット3A、3B間で循環するように各室外ユニット3A、3Bの圧縮機30A、30Bを駆動させる(ステップS2)。この結果、図4に示すように、室外ユニット3Bの圧縮機30Bにて圧縮されたガス冷媒がガス管5を経由し、室外ユニット3Aの圧縮機30Aに吸い込まれる。そして、この圧縮機30Aにより冷媒が更に圧縮され(いわゆる2段圧縮)、高温・高圧のガス冷媒となって室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aに導かれる。この高温・高圧のガス冷媒の熱エネルギーにより、室外熱交換器32Aが熱せられて除霜されることになる。
Next, the
室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aにて凝縮された液冷媒は、冷媒配管36Aを介して、補助冷却器35Aにて補助冷却された後、液管6を経由して他の室外ユニット3Bに導入される。そして、この他の室外ユニット3Bの室外膨張弁33Bで減圧され、室外熱交換器32Bで蒸発することにより、低温・低圧のガス冷媒となり、再度、他の室外ユニット3Bの圧縮機30Bに吸込まれて圧縮される。
The liquid refrigerant condensed in the
本構成では、上述のように、室外ユニット3Aは補助冷却器35Aを備え、この補助冷却器35Aの外管に供給された冷媒は、当該補助冷却器35Aの内管を流れる冷媒と熱交換することにより蒸発し、ガス冷媒が冷媒配管39Aを通じて圧縮機30Aの吸込側に戻されるようになっている。これによれば、他の室外ユニット3Bの圧縮機30Bから吐出された高温・高圧のガス冷媒と、補助冷却器35Aにて補助冷却に供した低温・低圧のガス冷媒とが圧縮機30Aの吸込側で合流することにより、図5に示すように、上記圧縮機30Bから吐出されたガス冷媒が冷却され、この圧縮機30Aの吸込側(図中C点)での過熱度を低く抑えることができる。このため、圧縮機30A、30Bで冷媒を2段圧縮する場合であっても、この圧縮機30Aから吐出されるガス冷媒の温度が異常に上昇することがなく、各室外ユニット3A、3B間に冷媒を循環させることにより、除霜対象の室外ユニット3Aを効率良く除霜することができる。
In this configuration, as described above, the
また、本構成では、制御装置100は、他の室外ユニット3Bの圧縮機30Bの運転周波数βが除霜対象の室外ユニット3Aの圧縮機30Aの運転周波数αよりも高く(すなわちβ>α)なるように各圧縮機30A、30Bの運転周波数α、βを調整する。具体的には、圧縮機30Bの運転周波数βを80Hz、圧縮機30Aの運転周波数αを20Hzとなるように設定している。この構成によれば、2段圧縮における低段側に相当する室外ユニット3Bの圧縮機30Bの運転周波数が高段側に相当する室外ユニット3Aの圧縮機30Aの運転周波数よりも高く設定しているため、この圧縮機30Aの吸込側には、上記圧縮機30Bから絶えず冷媒が供給されることにより、これら圧縮機30Bと圧縮機30Aとの間の配管内にて冷媒不足が生じることが防止され、室外ユニット3A、3B間で冷媒を効率良く循環させることができる。
Further, in this configuration, in the
このようにして、室外ユニット3Aに対する除霜を開始した後、制御装置100は、室外ユニット3Aの温度に基づいて除霜が完了したか否かを判断し(ステップS3)、除霜が完了していなければ(ステップS3:NO)、処理ステップをステップS2に戻し、室外ユニット3Aに対する除霜を継続する。一方、除霜が完了していれば(ステップS3:YES)、この室外ユニット3Aの除霜処理を終了するとともに、続いて、他の室外ユニット3Bの除霜処理を開始する。具体的には、この室外ユニット3Bを除霜対象として、この室外ユニット3Bの室外熱交換器32Bを凝縮器として機能させるように、当該室外ユニット3Bの四方弁31Bを冷房運転時の位置に切り換えるとともに、除霜処理が終了した室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aを蒸発器として機能させるように、当該室外ユニット3Aの四方弁31Aを暖房位置に切り換える(ステップS4)。
そして、上述したように、冷媒が室外ユニット3A、3B間で循環するように各室外ユニット3A、3Bの圧縮機30A、30Bを駆動させ、当該室外ユニット3A、3B間で冷媒を循環させることにより、室外ユニット3Bの室外熱交換器32Bの除霜を実施する(ステップS5)。この場合、制御装置100は、上記室外ユニット3Aの場合とは逆に、この室外ユニット3Aの圧縮機30Aの運転周波数αが除霜対象となる他の室外ユニット3Bの圧縮機30Bの運転周波数βよりも高くなるように各圧縮機30A、30Bの運転周波数を調整する。具体的には、圧縮機30Aの運転周波数αを80Hz、圧縮機30Bの運転周波数βを20Hzとなるように設定している。
続いて、制御装置100は、室外ユニット3Bの温度に基づいて除霜が完了したか否かを判断し(ステップS6)、除霜が完了していなければ(ステップS6:NO)、処理ステップをステップS5に戻し、室外ユニット3Bに対する除霜を継続する。一方、除霜が完了していれば(ステップS6:YES)、この室外ユニット3Bの除霜処理を完了する。
Thus, after starting defrosting with respect to
As described above, the
Subsequently, the
本構成による除霜運転によれば、蒸発器として機能する室外ユニットでは、冷媒が蒸発する際に空気から吸熱することができるため、従来の逆サイクル除霜やホットガス除霜に比べて除霜時間を短縮(約1/2以下)できることが実験等によって判明している。従って、上述したように、複数台の室外ユニットの除霜処理を2回に分けて実施した場合であても、1回当たりの除霜時間が約1/2以下であるため、全室外ユニットをすべて除霜するための総除霜時間を従来のものよりも短縮することができる。
また、本構成による除霜運転では、複数台接続された室外ユニットを凝縮器として機能する室外ユニットと、蒸発器として機能する室外ユニットとに区分けし、これら室外ユニット間に冷媒を流して上記凝縮器として機能する室外ユニットの除霜を実行している。この除霜を効率的に行うためには、蒸発器と凝縮器との能力が略等しいことが望ましい。このため、本構成では、室外ユニットを予め2つのグループに区分けしておき、各グループに属する室外ユニットの台数を略同一としている。
ここで、室外ユニットのうち1台でも除霜すべき状態に至った場合には、この1台が属するグループの室外ユニットをすべて凝縮器として機能させ、残りのグループの室外ユニットをすべて蒸発器として機能させるように、各室外ユニットの四方弁を切り換え、各室外ユニット間で冷媒を循環させることにより除霜運転を実行する。
According to the defrosting operation of this configuration, in the outdoor unit functioning as an evaporator, heat can be absorbed from the air when the refrigerant evaporates, so defrosting compared to conventional reverse cycle defrosting and hot gas defrosting. Experiments have shown that the time can be shortened (about 1/2 or less). Therefore, as described above, even when the defrosting process for a plurality of outdoor units is performed twice, since the defrosting time per one time is about ½ or less, all the outdoor units are The total defrost time for defrosting all can be shortened rather than the conventional one.
In the defrosting operation according to this configuration, a plurality of outdoor units connected to each other are divided into an outdoor unit that functions as a condenser and an outdoor unit that functions as an evaporator. The defrosting of the outdoor unit that functions as a vessel is performed. In order to perform this defrosting efficiently, it is desirable that the capacity | capacitance of an evaporator and a condenser is substantially equal. Therefore, in this configuration, the outdoor units are divided into two groups in advance, and the number of outdoor units belonging to each group is substantially the same.
Here, when even one of the outdoor units is to be defrosted, all the outdoor units of the group to which this one belongs function as a condenser, and all the outdoor units of the remaining groups function as an evaporator. The defrosting operation is executed by switching the four-way valve of each outdoor unit so that it functions, and circulating the refrigerant between the outdoor units.
なお、本構成では、上記ステップS2において、各室内ユニット2A、2Bの室内膨張弁21を全閉状態として、除霜運転時に室内ユニット2側へ冷媒が流れ込むのを防止している。さらに、本実施の形態では、上記ステップS2において、凝縮器として機能する室外ユニット3Aの室外膨張弁33を全開とするとともに、蒸発器として機能する他の室外ユニット3Bの室外膨張弁33Bの開度を蒸発器出口過熱度が一定となるように制御している。このように蒸発器側の室外ユニット3Bの室外膨張弁33Bの開度を制御することで、蒸発器出口での過熱度が保たれ、圧縮機30Bへの液戻りが防止される。
In this configuration, in step S2, the
以上説明したように、本実施形態によれば、除霜運転時に、一の室外ユニット3Aが凝縮器として機能するとともに、他の室外ユニット3Bが蒸発器として機能するように各室外ユニットの四方弁31A、31Bを切り換え、室外ユニット3A、3Bの間で冷媒を循環させ、凝縮器として機能させた室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aの除霜を行う構成としている。
As described above, according to this embodiment, during the defrosting operation, one
これにより、除霜運転時に、室内ユニット2を冷房状態とする必要がなく、これら室内ユニット2やユニット間配管4が冷却される事が無いため、除霜後の暖房運転時の立ち上り性能を良好に維持することができ、また、除霜運転時に、熱応力によりユニット間配管4などに騒音が発生する、といった事態を防止することができる。 Thereby, during the defrosting operation, the indoor unit 2 does not need to be in a cooling state, and the indoor unit 2 and the inter-unit piping 4 are not cooled, so that the startup performance during the heating operation after the defrosting is good. Further, it is possible to prevent a situation in which noise is generated in the inter-unit piping 4 due to thermal stress during the defrosting operation.
また、本実施形態によれば、除霜運転時に、各室外ユニット3A、3Bの四方弁31A、31Bを切り換えるだけで良く、冷媒回路に新たに配管を設けるなどの変更を加える必要が無いため、冷媒回路構成を複雑化することなく、簡単な冷媒回路で任意の室外ユニット3A、3Bの除霜を行うことができる。
Further, according to the present embodiment, at the time of defrosting operation, it is only necessary to switch the four-
また、本実施形態によれば、除霜対象の室外ユニット3A以外の他の室外ユニット3Bを吸熱源となる蒸発器として機能させる構成としたため、室外ユニット3Aの除霜に要する時間を従来の逆サイクル除霜やホットガス除霜に比べ短縮することができる。具体的には、本構成による1回当たりの除霜時間は、逆サイクル除霜やホットガス除霜に比べて、約1/2以下になることが実験等によって判明しているため、本構成による除霜処理を2回に分けて行った場合であっても、上記した従来の除霜よりも早く終了することができる。
Further, according to the present embodiment, since the
また、本実施形態によれば、低段側に相当する室外ユニット3Bの圧縮機30Bの運転周波数を高段側に相当する室外ユニット3Aの圧縮機30Aの運転周波数よりも高く設定しているため、この圧縮機30Aの吸込側には、上記圧縮機30Bから絶えず冷媒が供給されることにより、これら圧縮機30Bと圧縮機30Aとの間の配管内にて冷媒不足が生じることが防止され、室外ユニット3A、3B間で冷媒を効率良く循環させることができ、ひいては、除霜時間の短縮化を図ることができる。
Further, according to the present embodiment, the operating frequency of the
また、本実施形態によれば、一の室外ユニット3Aの室外熱交換器32Aで凝縮された冷媒の一部を、当該一の室外ユニット3Aの圧縮機30Aの吸込側に戻し、他の室外ユニット3Bの圧縮機30Bから吐出された冷媒と合流させているため、高段側の圧縮機30Aの吸込側における冷媒の過熱度を低く抑えることができ、2段圧縮する場合であっても、高段側の圧縮機30Aから吐出されるガス冷媒の温度が異常に上昇することがなく、室外ユニット3Aを効率良く除霜することができる。
Further, according to the present embodiment, a part of the refrigerant condensed in the
また、本実施の形態によれば、除霜運転時に、室内ユニット2の室内膨張弁21を全閉状態とする構成としているため、室内ユニット2への冷媒の流れ込みが防止される。これにより、低温・低圧のガス冷媒によりユニット間配管4や室内ユニット2が冷却されてしまうことが無く、ユニット間配管4などでの騒音発生をより一層抑えることができる。
Moreover, according to this Embodiment, since it is set as the structure which makes the
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内において任意に変形可能である。例えば、本実施形態にかかる空気調和装置では、2台の室外ユニット3A、3Bを備える構成であったが、3台以上の室外ユニットを備える構成としても良い。
The above-described embodiment is merely an aspect of the present invention, and can be arbitrarily modified within the scope of the present invention. For example, in the air conditioning apparatus according to the present embodiment, the configuration includes the two
1 空気調和装置
2、2A、2B 室内ユニット
3、3A、3B 室外ユニット
4 ユニット間配管
20 室内熱交換器
21 室内膨張弁
30A、30B 圧縮機
31A、31B 四方弁
32A、32B 室外熱交換器
33A、33B 室外膨張弁
100 制御装置
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
一の室外ユニットが除霜すべき状態に至った場合には、この一の室外ユニットが凝縮器として機能するとともに、他の室外ユニットが蒸発器として機能するように各室外ユニットの前記四方弁を切り換え、前記他の室外ユニットの圧縮機を前記一の室外ユニットの圧縮機よりも高い運転周波数で運転して、前記複数の室外ユニットの間で冷媒を循環させることを特徴とする空気調和装置。 An outdoor unit having a compressor, a four-way valve, an outdoor heat exchanger and an outdoor expansion valve, and an indoor unit having an indoor heat exchanger and an indoor expansion valve, and a plurality of the outdoor units are provided in an inter-unit pipe extending from the indoor unit. In the air conditioner connected in parallel,
When one outdoor unit is in a defrosting state, the one outdoor unit functions as a condenser, and the other outdoor unit functions as an evaporator. The air conditioner is characterized in that the refrigerant is circulated between the plurality of outdoor units by switching and operating the compressor of the other outdoor unit at a higher operating frequency than the compressor of the one outdoor unit.
The air conditioner according to any one of claims 1 to 3, wherein the indoor expansion valve of the indoor unit is fully closed during the defrosting operation.
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