JP2008025754A - 伸縮管冷却機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造にて、内部を流通する流体の温度を低下させずに、蛇腹状の伸縮管の温度上昇を抑制するようにした伸縮管冷却機構を提供することにある。
【解決手段】内部に高温の高温流体1を流通させる蛇腹状の伸縮管3を冷却する伸縮管冷却機構10であって、高温流体1より低温の低温流体4を流通させる配管5を伸縮管3の周囲に設けたことで、高温流体1により高温物体となる伸縮管3と、低温流体4により低温物体となる配管5とが対向して配置されることとなり、伸縮管3は、配管5への熱輻射により空間を通して直接熱を移動させるようにしたことで、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させ、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図るようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、伸縮管を冷却する伸縮管冷却機構に関する。
従来、固体酸化形燃料電池やガスタービンなどでは、高温(例えば、1000℃)のガス等の流体が流通しており、前記流体の昇温や降温による熱膨張を吸収する配管として、一部に蛇腹状のベローズが形成された伸縮管が用いられている。
特開平11−74153号公報
しかしながら、上述した伸縮管では、その内部を流通する流体の昇温や降温による熱膨張を吸収することができるものの、前記流体が高温でありこの高温の流体と常に接触して伸縮管自体も高温となるため、熱劣化により伸縮管の寿命を短くさせていた。
また、前記伸縮管を高温の流体よりも低温の低温流体による伝熱を利用して直接冷却すると、前記伸縮管のみならずその内部を流通する高温の流体まで温度を低下させてしまい、伸縮管本来の機能である、前記高温の流体の温度を維持したまま送給するという機能を保持することができない可能性があった。さらに、前記高温流体により前記伸縮管は伸縮するため、前記低温流体により前記伸縮管を冷却する機構が複雑となってしまう可能性があった。
ここで、ベローズの昇温を防止する技術として、例えば、特許文献1には、ベローズの端部に熱伝導体(可動リード、固定側取付導体)を介して水冷フランジが固定された真空コンデンサが開示されている。この真空コンデンサでは、前記水冷フランジ内に冷却水を流通させることで、前記ベローズから前記熱伝導体を介して前記水冷フランジへの放熱(伝熱)を促進して、当該ベローズの温度上昇を抑制している。しかしながら、この真空コンデンサでは、ベローズを冷却することができ、上述した伸縮管に水冷フランジを設けることで、当該伸縮管を冷却することができるものの、前記伸縮管がその内部を流通する高温の流体により伸縮するため、前記伸縮管、前記水冷フランジ、および前記高温の流体の送給先の部材の構造が複雑となってしまう可能性があった。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、簡易な構造にて、内部を流通する流体の温度を低下させずに、蛇腹状の伸縮管の温度上昇を抑制するようにした伸縮管冷却機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る伸縮管冷却機構は、内部に高温の高温流体を流通させる蛇腹状の伸縮管を冷却する伸縮管冷却機構であって、前記高温流体より低温の低温流体を流通させる配管を前記伸縮管の周囲に設けたことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1の発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記高温流体と前記低温流体との温度差を200℃以上にすることを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1または第2の発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記配管を螺旋状に延在させることを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1乃至第3の何れかの発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記伸縮管を覆う筒状部材が、前記配管に接して設けられることを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る伸縮管冷却機構は、第4の発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記筒状部材を蛇腹状の第2の伸縮管とすることを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1乃至第5の何れかの発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記配管を複数とし、隣接する配管にて前記低温流体の流通方向を異ならせることを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1乃至第6の何れかの発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記伸縮管の内部に、前記高温流体が導入される一方の開口部側からそれが排出される他方の開口部側まで延在する内部配管を配置させ、前記内側配管を前記開口部の一方に固定させることを特徴とする。
上述した課題を解決する第8の発明に係る伸縮管冷却機構は、第1乃至第7の何れかの発明に記載された伸縮管冷却機構であって、前記伸縮管にフィンが設けられることを特徴とする。
本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、高温流体により高温物体となる伸縮管と、低温流体により低温物体となる配管とが対向して配置されることとなり、伸縮管は、配管への熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。そのため、前記高温流体の温度を低下させずに、前記伸縮管の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管の温度上昇を抑制することができる。その結果、前記高温流体による前記伸縮管の熱劣化を抑制して、当該伸縮管の長寿命化を図ることができる。また、構造自体が簡易であるので、製造コストの増加を抑制することができる。また、前記高温流体と前記低温流体との温度差を200℃以上とすることで、熱輻射を確実に生じさせて、前記高温流体の温度を低下させずに、前記伸縮管の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管の温度上昇を抑制することができる。
本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、配管の表面積が広くなり、少ない低温流体での冷却が可能となる。また、配管の熱伸びは横方向に広がることでひずみを吸収できるため当該配管の破損を防止できる。
本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、筒状部材を配管に接して設けたことで、低温流体により前記配管および前記筒状部材が低温物体となってその表面積が広くなり、前記高温流体による高温物体となる伸縮管から熱輻射をより効果的に発現させることができる。そのため、前記高温流体の温度を低下させずに、前記伸縮管の表面温度のみをより確実に下げることができる。
本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、配管を複数とし、隣接する配管にて低温流体の流通方向を異ならせることにより、配管における低温流体の流入側からその排出側に亘る温度のばらつきを隣接する配管により均一化することができ、伸縮管における高温流体の導入側からその排出側に亘って均一に前記配管への熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。そのため、前記高温流体の温度を低下させずに、前記伸縮管における前記導入側から前記排出側に亘る表面温度のみを均一に低下させて、当該伸縮管の温度上昇を抑制することができる。その結果、前記高温流体による前記伸縮管の熱劣化を抑制して、当該伸縮管の長寿命化を図ることができる。
また、本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、伸縮管の内部に、前記高温流体が導入される一方の開口部側からそれが排出される他方の開口部側まで延在する内部配管を配置させ、前記内側配管を前記開口部の一方に固定させることで、前記高温流体が内部配管内を流通することとなり、前記高温流体と前記伸縮管とが接触しなくなり、前記高温流体の熱が前記内部配管を介して伸縮管に伝達されることとなる。前記伸縮管は、前記筒状部材へ熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。
さらに、本発明に係る伸縮管冷却機構によれば、前記筒状部材を蛇腹状の第2の伸縮管とすることで、円筒状の筒状部材と比べて、表面積が広くなり、伸縮管は、前記第2の伸縮管への熱輻射により空間を通して直接熱をより活発に移動させることができる。伸縮管にフィンを設けることで、前記伸縮管からの放熱を促進することができる。前記高温物体となる面積が広くなり、前記伸縮管および前記フィンは、前記配管への熱輻射により空間を通して直接熱をより一層移動させることができる。そのため、前記高温流体の温度を低下させずに、前記伸縮管の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管の温度上昇をより一層抑制することができる。
以下に、本発明に係る伸縮管冷却機構を実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。
以下に、本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図であり、図1(a)にその断面、図1(b)にその平面を示す。
本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10は、図1に示すように、内部に高温の流体(高温流体)1、例えば1000℃程度の気体を流通させる、蛇腹状の蛇腹部2を有する伸縮管(ベローズ)3を冷却する伸縮管冷却機構であって、高温流体1より低温の低温流体4を流通させる配管5が、伸縮管3の周囲に当該伸縮管3全体を覆うように複数、図1(b)では十二本設けられる。ここでは、配管5は、伸縮管3を中心としてその同心円状に且つ当該伸縮管3と接触しないように配置されると共に、隣接する配管5の間の距離が等しくなるように配置される。
低温流体4は、高温流体1よりも200℃程度低い、またはそれ以上低ければ良い。低温流体4としては、空気等の気体や、水などの液体などが挙げられ、配管5を腐食させない流体であれば良い。
なお、高温流体1は、伸縮管3の下方から上方へ流通する。低温流体4は、配管5の下方から上方へ流通する。
したがって、本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10によれば、高温流体1により高温物体となる伸縮管3と、低温流体4により低温物体となる配管5とが対向して配置されることとなり、伸縮管3は、配管5へ熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。そのため、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管3の温度上昇を抑制することができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。また、構造自体が簡易であるので、製造コストの増加を抑制することができる。
また、高温流体1と低温流体4との温度差を200℃以上とすることで、熱輻射を確実に生じさせて、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管の温度上昇を抑制することができる。
なお、上記では、高温流体1と低温流体4とが同一方向に流通する伸縮管冷却機構10を用いて説明したが、高温流体と低温流体とを異なる方向に流通させる伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10と同様な作用効果を奏する。
上記では、伸縮管3の延在方向と配管5の延在方向とが同一である伸縮管冷却機構10を用いて説明したが、伸縮管の延在方向に対して所定の角度に延在する配管や屈曲して延在する配管を有する伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10と同様な作用効果を奏する。
以下に、本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施例に係る伸縮管冷却機構は、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構が有する配管の形状を変えたものであり、それ以外は同じである。よって、本実施例において、上記第1の実施例に係る伸縮管冷却機構と同一部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
図2は、本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図であり、図2(a)にその側面、図2(b)にその断面を示す。
本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構20では、図2に示すように、所定の径を持って螺旋状に延在する複数の配管21が伸縮管3の周囲に当該伸縮管3全体を覆うように配置される。すなわち、配管21は、伸縮管3の延在方向に対して所定の角度にて延在するように配置され、隣接する配管21同士は、接して配置される。
ここでは、低温流体4は、配管21の下方から上方へ流通する。これにより配管21は所定の温度に維持される。さらに、配管21同士が接するので、配管21の伝熱により配管21自体が所定の温度に維持される。
したがって、本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構20では、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10と同様な作用効果を奏する他、配管21の表面積が広くなり、少ない低温流体での冷却が可能となる。また、配管21の熱伸びは横方向に広がることでひずみを吸収できるため当該配管21の破損を防止できる。
なお、上記では、複数の配管21を螺旋状に延在させた伸縮管冷却機構20を用いて説明したが、1本の配管を螺旋状に延在させた伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構20と同様な作用効果を奏する。
上記では、複数の配管21を螺旋状に延在させた伸縮管冷却機構20を用いて説明したが、2本以上の配管を縒り合わせ、縒り合わせた配管を螺旋状に延在させた伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構20と同様な作用効果を奏する。
以下に、本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施例に係る伸縮管冷却機構は、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構が有する配管に接して筒状部材および固定部材を設けたものであり、それ以外は同じである。よって、本実施例において、上記第1の実施例に係る伸縮管冷却機構と同一部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
図3は、本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図であり、図3(a)にその断面、図3(b)にその平面を示す。
本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構30では、図3に示すように、伸縮管3を覆う円筒状の筒状部材31が、複数の配管5における伸縮管3側に接して設けられる。この筒状部材31は、配管5に固定される。また、複数の配管5における伸縮管3の反対側に接して円筒状の固定部材32が設けられ、この固定部材32に配管5が固定される。
ただし、隣接する配管5にて、高温流体1よりも200℃程度低い、またはそれ以上低い低温流体33a,33bの流通方向が異なる。すなわち、低温流体33aは、高温流体1と同方向に流通しており、一つの配管5ではその下方から上方へ流通する。この配管5に隣接する配管5では、高温流体1と逆方向に流通しており、低温流体33bが上方から下方へ流通する。
このように低温流体33a,33bを隣接する配管5にて異なる方向に流通させることで、配管5における低温流体33a,33bの流入側からその排出側に亘る温度のばらつきを隣接する配管5により均一化することができる。また、これら配管5が筒状部材31と接するので、その長手方向にてほぼ均一な温度に保持することができる。その結果、伸縮管3は、伸縮管3における高温流体1の導入側からその排出側に亘って均一に筒状部材31への熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。よって、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3における前記導入側から前記排出側に亘る表面温度のみを均一に低下させて、当該伸縮管3の温度上昇を抑制することができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。
したがって、本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構30によれば、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構10と同様な作用効果を奏する他、筒状部材31を複数の配管5に接して設けたことで、低温流体4により配管5および筒状部材31が低温物体となってその表面積が広くなり、高温流体1による高温物体となる伸縮管3から熱輻射をより効果的に発現させることができる。そのため、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみをより確実に下げることができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。
なお、上記では、複数の配管5に接して円筒状の筒状部材31を設けた伸縮管冷却機構30を用いて説明したが、複数の配管5に接して多角形状の筒状部材を設けた伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構30と同様な作用効果を奏する。
上記では、配管5における伸縮管3と反対側に筒状部材31を接して設けた伸縮管冷却機構10を用いて説明したが、この筒状部材を外し、配管と、前記配管における伸縮管と反対側に、当該配管と接して設けた固定部材とからなる伸縮管冷却機構としても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構と同様な作用効果を奏する。
以下に、本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施例に係る伸縮管冷却機構は、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構が有する固定部材を削除する一方、配管の形状および筒状部材の形状を変えると共に、一方向に流通する低温流体に変えたものであり、それ以外は同じである。よって、本実施例において、上記第3の実施例に係る伸縮管冷却機構と同一部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
図4は、本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構の断面図である。
本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構40では、図4に示すように、伸縮管3を覆う蛇腹状の蛇腹部41を有する第2の伸縮管42が、複数の配管43に接して設けられる。この第2の伸縮管42は、配管43に固定される。また、複数の配管43は、螺旋状に延在する。
ここでは、低温流体4は、配管43の下方から上方へ流通する。これにより配管43および第2の伸縮管42が所定の温度に維持される。
したがって、本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構40によれば、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構30と同様な作用効果を奏する他、伸縮管3を覆う筒状部材を第2の伸縮管42としたことで、円筒状の筒状部材と比べて、表面積が広くなり、伸縮管3は、第2の伸縮管42への熱輻射により空間を通して直接熱をより活発に移動させることができる。そのため、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管3の温度上昇をさらに抑制することができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。また、構造自体が簡易であるので、製造コストの増加を抑制することができる。
なお、上記では、複数の配管42にて、その一方(図中下方)から他方(図中上方)へ低温流体4を流通させる伸縮管冷却機構40を用いて説明したが、隣接する配管にて低温流体の流通方向を異ならせるようにしても良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構40と同様な作用効果を奏する他、これら配管に接する第2の伸縮管をその長手方向にてほぼ均一な温度に保持することができる。その結果、伸縮管は、第2の伸縮管への熱輻射により空間を通して直接熱をさらに一層活発に移動させることができ、伸縮管の長手方向において、その表面温度のみをほぼ均一に低下させることができる。
以下に、本発明の第5の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施例に係る伸縮管冷却機構は、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構が有する伸縮管内に内部配管を設けけたものであり、それ以外は同じである。よって、本実施例において、上記第3の実施例に係る伸縮管冷却機構と同一部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
図5は、本発明の第5の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図であり、図5(a)にその断面、図5(b)にその平面を示す。
本発明の第5の実施例に係る伸縮管冷却機構50では、図5に示すように、伸縮管3の内部に、高温流体1が導入される導入口3a側(一方の開口部側)からそれを排出する排出口3b側(他方の開口部側)まで直線状に延在する内部配管(保護配管)51を配置させ、その一方の開口部51aを当該伸縮管3の導入口3aに固定させる。このように固定したことで、伸縮管3は軸方向に伸縮自在となる。なお、伸縮管3の排出口に内部配管51の一方の開口部51aに対向する他方の開口部側のみを固定するようにしても良い。このような場合でも、伸縮管3は軸方向に伸縮自在となる。
上述したように内部配管51を配置したことで、伸縮管3内に導入される高温流体1は、内部配管51を通って伸縮管3の排出口3bから排出される。
したがって、本発明の第5の実施例に係る伸縮管冷却機構50によれば、上述した本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構30と同様な作用効果を奏する他、高温流体1が内部配管51内を流通することとなり、高温流体1と伸縮管3とが接触しなくなり、高温流体1の熱が内部配管51を介して伸縮管3に伝達されることとなる。この伸縮管3は、筒状部材31へ熱輻射により空間を通して直接熱を移動させることができる。そのため、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させることができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。
以下に、本発明の第6の実施例に係る伸縮管冷却機構につき、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施例に係る伸縮管冷却機構は、上述した本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構が有する伸縮管にフィンを設けたものであり、それ以外は同じである。よって、本実施例において、上記第2の実施例に係る伸縮管冷却機構と同一部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
図6は、本発明の第6の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。
本発明の第6の実施例に係る伸縮管冷却機構60では、図6に示すように、水平に延在するフィン61が伸縮管3の伸縮部2に複数設けられる。
高温流体1により伸縮管3およびフィン61が高温物体となる。すなわち、高温物体の表面積が伸縮管3だけのものに比べて広くなる。すなわち、前記高温物体にて熱輻射が行われる面積が広くなる。さらに、フィン61により伸縮管3からの放熱を促進することができる。
したがって、本発明の第6の実施例に係る伸縮管冷却機構60によれば、上述した本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構30と同様な作用効果を奏する他、複数のフィン61を伸縮管3に接して設けたことで、伸縮管3からの放熱を促進することができる。高温物体となる面積が広くなり、伸縮管3およびフィン61は、配管21への熱輻射により空間を通して直接熱をより一層移動させることができる。そのため、高温流体1の温度を低下させずに、伸縮管3の表面温度のみを低下させて、当該伸縮管3の温度上昇を抑制することができる。その結果、高温流体1による伸縮管3の熱劣化を抑制して、当該伸縮管3の長寿命化を図ることができる。また、構造自体が簡易であるので、製造コストの増加を抑制することができる。
なお、上記では、伸縮管3に設けられたフィン61と、螺旋状に延在する配管21を有する伸縮管冷却機構60を用いて説明したが、上述した第1,第2,第4〜第6の実施例に係る伸縮管冷却機構10,20,40,50,60にて伸縮管にフィンを設けて良い。このような伸縮管冷却機構であっても、上述した本発明の第7の実施例に係る伸縮管冷却機構と同様な作用効果を奏する。
本発明の第1の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。 本発明の第2の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。 本発明の第3の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。 本発明の第4の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。 本発明の第6の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。 本発明の第7の実施例に係る伸縮管冷却機構の概略図である。
符号の説明
1 高温流体
2 伸縮部
3 伸縮管
4 低温流体
5 配管
10 伸縮管冷却機構
20 伸縮管冷却機構
21 配管
30 伸縮管冷却機構
31 筒状部材
32 固定部材
33a,33b 低温流体
40 伸縮管冷却機構
41 伸縮部
42 第2の伸縮管
50 伸縮管冷却機構
51 内側配管(保護配管)
60 伸縮管冷却機構
61 フィン

Claims (8)

  1. 内部に高温の高温流体を流通させる蛇腹状の伸縮管を冷却する伸縮管冷却機構であって、
    前記高温流体より低温の低温流体を流通させる配管を前記伸縮管の周囲に設けた
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  2. 請求項1に記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記高温流体と前記低温流体との温度差を200℃以上にする
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記配管を螺旋状に延在させる
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記伸縮管を覆う筒状部材が、前記配管に接して設けられる
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  5. 請求項4に記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記筒状部材を蛇腹状の第2の伸縮管とする
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記配管を複数とし、隣接する配管にて前記低温流体の流通方向を異ならせる
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記伸縮管の内部に、前記高温流体が導入される一方の開口部側からそれが排出される他方の開口部側まで延在する内部配管を配置させ、前記内側配管を前記開口部の一方に固定させる
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載された伸縮管冷却機構であって、
    前記伸縮管にフィンが設けられる
    ことを特徴とする伸縮管冷却機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102359673A (zh) * 2011-10-20 2012-02-22 北京市城南橡塑技术研究所 带有水冷装置的高压胶管
CN105992901A (zh) * 2015-01-15 2016-10-05 三菱日立电力系统株式会社 高温配管的寿命延长方法以及高温配管的寿命延长化构造

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