JP2008021262A - 設計支援装置、設計支援方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 動作仕様が変更されても、その都度カム形状を算出することを可能とするとともに、3Dモデルを作成することなく、トルク値を算出することを可能とする。
【解決手段】 設計支援装置は、カム機構の構成条件情報及びカム線図情報を入力し(ステップST1〜ST6)、構成条件情報及びカム線図情報に基づいて、カムの形状を算出する(ステップST8)。そして、設計支援装置は、構成条件情報、カム線図情報及びカムの形状に基づいて、カムの回転に要するトルク値を算出する(ステップST9)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、精密機械及び自動車等に広く利用されるカム機構の設計を支援することが可能な技術に関するものである。
近年のコンピュータの性能向上に伴い、機械設計業務において3DCADやCAEが活用され設計効率が上がっている。CAEを用いることで、実機を製作することなく機械特性を予測することが可能となり、その予測結果を3DCADへ反映させることで実機上での問題がない形状や機構を決定することができるようになってきている。
機構設計分野、その中のカム機構の設計分野においても、動作仕様を設計者が定義すればカム形状が自動的に生成され、実機を作らずにCAEを用いて動作検証を行い、検証結果を形状に反映させながら形状を最適化したいという要望がある。
カム機構は、各用途に対応した特有の輪郭形状を有するカムと、ローラ等の簡単な接触子を有する従動節とを直接接触させ、カムを原動節として従動節に所要の周期運動を得るための機構である。
カム機構を設計する際に、設計者は、先ずカム線図を作成する。カム線図とは、カムの回転角と従動節の変位量との関係を表した線図である。続いて、カム線図を満たすように設計者はカム形状を決定していく訳だが、従動節の動作が複雑になるに従いカム形状を人手で計算していくのはかなりの工数を有していた。
従来のカム設計支援ツールには、これらの手作業で行っていたものをシステム化して効率を上げているものがある。
具体的には、カム線図情報を入力し、カム機構の条件を定義することによって装置におけるトルクを演算する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平04−140631号公報
上記のように、従来、機構設計におけるカム形状作成は、カム線図を参照しながら手作業で作成するため、仕様と形状の不一致といった問題が起る危険があった。また一致して作成できたとしても、仕様と形状がリンクされていないため、設計工程の中で動作仕様が変更された場合、それに応じて手動で再度カム形状の修正を行う必要があり、仕様と形状が不一致となる要因の一つになっていた。
これらの課題を解決すべく、カム線図や機構条件といった動作仕様を入力すればカム形状を自動算出するシステムを、特許文献1では提案しているが、まだ解決される点が多い。
そこで、本発明の目的は、動作仕様が変更されても、その都度カム形状を算出することを可能とするとともに、3Dモデルを作成することなく、トルク値を算出することを可能とすることにある。
本発明の設計支援装置は、入力手段によって入力されたカム機構の構成条件情報及びカム線図情報に基づいて、カムの形状を算出するカム形状算出手段と、前記構成条件情報、前記カム線図情報及び前記カムの形状に基づいて、前記カムの回転に要するトルク値を算出するトルク値算出手段と、記トルク値算出手段によって算出されたトルク値が平滑化されているか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、カム機構の構成条件情報及びカム線図情報に基づいて、動作仕様が変更されても、その都度カム形状を算出することが可能となるとともに、3Dモデルを作成することなく、トルク値を算出することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(設計支援装置の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る設計支援装置であるコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
コンピュータ200は、CPU201、ROM202、RAM203、及び、入力装置としてのキーボード(KB)209のキーボードコントローラ(KBC)205を備える。また、コンピュータ200は、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)210のCRTコントローラ(CRTC)206、ハードディスク(HD)211及びフレキシブルディスク(FD)212のディスクコントローラ(DKC)207を備える。さらに、コンピュータ200は、ネットワーク220との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)208を備え、上述した各構成はシステムバス204を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU201は、ROM202或いはHD211に記憶されたソフトウェア、或いはFD212より供給されるプログラムを実行することで、システムバス204に接続された各構成部を総括的に制御する。即ち、CPU201は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM202、HD211又はFD212から読み出して実行することで、本実施形態での動作を実現するための制御を行う。なお、図示していないがハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)以外にも光学的記録装置などの他のデバイスが接続されて良いのは言うまでもない。
RAM203は、CPU201の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。KBC205は、KB209や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。CRTC206は、CRT210の表示を制御する。DKC207は、ブートプログラム、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び、本実施形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD211及びFD212とのアクセスを制御する。
NIC208は、ネットワーク220上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。CRT210はCRT以外に、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、FEDディスプレイ、ELディスプレイ等の多くの表示装置が使用できる。もちろん、表示装置の表示形式や駆動条件に合わせて最適な表示が行えるように表示情報はコントローラを介して表示装置に入力される。また、入力装置としてはキーボード209を一例として図示しているが、一般的な入力デバイスを使用し得、例えば、マウス、デジタイザ、入力ペンなどを用いることができ、それらを必要に応じて組み合わせて使用することもできる。もちろん、入力デバイスが変更された場合はそれに見合ったコントローラが用いられて良いのは表示装置等と同様である。
なお、本実施形態の動作を実行するために必要なコンピュータ構成は、図2に示したコンピュータ構成に限定されることがないことはいうまでもない。
(処理手順)
図2は、本実施形態に係る設計支援装置の処理手順を示すフローチャートである。以下、図2に従って、設計処理手順を概略的に説明する。
まず、CPU201は、ユーザによるKB209やマウス等の入力手段の操作によって選択されたカム機構のタイプを検出する(ステップST1)。ここで選択するのは、従動節が平行運動であるのか、回転運動であるのかが選択される。次に、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作により選択された、カム機構のカムが時計回りか反時計回りに回るのかに関する情報を検出する(ステップST2)。その後、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作によって入力されたカムモデルに関する情報の設定を行う(ステップST3)。
次に、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作によって入力された従動節モデルに関する情報の設定を行う(ステップST4)。続いて、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作により、カム回転に対する従動節の動作の仕様を表すカム線図に関する情報を得る(ステップST5)。その後、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作によりカム曲線形状を決定する複数円弧の半径に関する情報が設定される(ステップST6)。これらを設定した後、CPU201は、ユーザによる入力手段の入力操作により入力された、トルクを計算するのか、形状アニメーションを表示するのか、3DCAD上にモデリングを行うのかの処理選択に関する情報を検出する(ステップST7)。なお、ステップST1〜ST4及びステップST6で入力される各情報はカム機構を規定するための構成条件情報である。
次に、CPU201は、ステップST1〜ST6までの条件に従い、カムの形状計算を行う(ステップST8)。トルク計算がST7で選択されている場合、CPU201は、ステップST8で得られたカム形状とST1〜ST6の条件を基に回転に必要なトルクを1周期分計算する(ステップST9)。
次に、CPU201は、CRT210上において、計算されたトルクの値をグラフで表示する(ステップT10)。次に、CPU201は、トルクの変化様子が平滑化されていない、振動している等の問題があるか否かを判定する(ステップST11)。問題があれば、ST6に戻り、CRT210上にカム曲線を修正するための入力画面を表示させる。問題がなければ、CRT210に「OK」の表示を実行させる。ステップST7で形状表示処理が選択された場合、CPU201は、ステップST1〜ST6までの条件に従い、カム形状を求め(ステップST8)、得られた形状パラメータを基に、CRT210上においてカム形状を表示させる(ステップST12)。この処理では、アニメーションで従動節が移動するの様子を確認することができる。
最後に、ステップST7でCADモデリングが選択された場合、CPU201は、ステップST1〜ST6までの条件に従いカム形状を求める(ステップST8)。そして、得られた形状パラメータを基に指定されたCAD装置と通信を行い、CAD装置上にモデリングが行われる。
(メニュー選択)
図3は、図1のフローチャートのST1の機構選択やST2の回転方向の選択するためのメニュー画面の一構成例を示した図である。
図3に示すメニュー画面内の機構選択項目において、オプションボタン1又は2をポインティングデバイス等で選択操作することにより、機構形式を平行型か回転型かを選択することができる。同様に、回転方向がCW(時計回り)かCCW(反時計回り)かは、図3のオプションボタン3又は4をポインティングデバイス等で選択操作することにより選択できる。また、チャート描画ボタン5、形状Viewerボタン6、3Dモデリングボタン7を押下する選択を行うと、選択されたボタンに対応する判定が、図1のステップST7において行われる。
(機構種類)
図4と図5は、図1のステップST1で選択する機構の種類を示す図である。図4は平行型、図5は回転型を表している。
図4の平行型の場合は、カム回転中心41を原点座標とし、従動節の先端円の半径43と先端円中心座標42とを指定することで機構形状を指定でき、ばね定数K44のばねが従動節の先端円に取り付けられるモデルで構成される。
図5の回転型の場合は、カム回転中心51を原点座標とし、従動節の先端円の中心座標52と回転支持中心座標53、従動節の先端円の半径54、従動節に取り付けられたばね取り付け位置座標55と56を指定することが機構形状を指定することができる。そして、このカム機構にばね係数K57のばねが従動節の先端円に取り付けられるモデルで構成される。
(カムモデル設定)
図6は、図1のステップST3におけるカムモデルのパラメータ設定を行う際に使用される入力画面の好適な一例を示す図である。61は、図1のステップST13において、CADモデリングする際に必要となるカムモデル名を入力するための項目である。62は、モデリングする際に2次元情報のプロファイル情報のみ計算されるため、モデリングに必要となるカム形状の厚さを入力するための項目である。63は、図1のステップST10で、トルク計算に必要となるカム面の摩擦係数を入力するための項目である。
(従動節モデル設定)
図7は、図1のステップST4の従動節モデル設定の際、図4の平行型機構の従動節モデルのパラメータを設定するときに用いる画面の好適な一例を示す図である。この画面を用いて、従動節に取り付けられる先端円の半径71と中心座標72、73と従動節に取り付けられたばね定数74とばねの初期荷重75とを入力する。
図8は、図1のステップST4での従動節モデル設定の際、図5に示す回転型機構の従動節モデルのパラメータを設定するときに用いる画面の好適な一例を示す図である。この画面を用いて、ユーザは、従動節に取り付けられる先端円の半径801と中心座標802、803、従動節の回転支持取り付け座標804、805、従動節に取り付けられるばね定数806と初期荷重807を入力する。また、ユーザは、そのばねの両端のとりつけ座標808、809、810、811も入力する。
(カム線図設定)
図9は、カム線図の一例を示す図である。カムが0度〜60度回転までは従動節は初期位置の変化量0mmにいる(領域901)。60度から120度にかけて従動節は変化量10mmまで上り(領域902)、180度回転まで変化量10mmを保持する(領域903)。180度から240度までカムが回転する間に従動節は変化量0mmに戻り(領域904)、360度まで変化量0mmを保持する(領域905)。という動作を持つ図4の平行型カム機構のカム線図を表している。同様に、図5に示す回転型機構のカム線図の場合も、カムの回転に伴う従動節の変化量をグラフ化すればよい。
図10は、図1のステップST5で、図9に示すカム線図データを入力する際に使用する画面の好適な例を示す図である。図10の1001に表すように、カムの回転角度に伴う従動節の位置を表形式で入力していく。
(カム曲線)
図11は、カム曲線の一例を示す図である。このカム曲線の場合、始点1107から終点1108まで、r1(1101)、r2(1103)、r3(1102)の三つの円弧でカム曲線が構成されている。本設計支援装置では、このr1〜r3の値を任意に変更することで、トルクを平滑化するような曲線に任意に変更できる。
図11の1110は、カムの従動節に接続された先端円の中心軌跡を表しており、1109はカム形状、1111は従動節の先端円の形状、1112は従動節に取り付けられたばねを表している。
また、これら3つの円弧は、接続点が相手の円弧と共通接線をもって連結することで、従動節のトルクの変動を極めて平滑化できる。つまり、図12に示されるように、基準円1と円弧R2との間に設けられる円弧R1は、基準円1と円弧R1との間に共通接線1201を有するようにして連結されている。これによって基準円1と円弧R1とは滑らかに連続的に設けられる。
同様にして、円弧R1と円弧R2との間に共通接線1202が引けるような点でそれら曲線を接続するようにする。円弧R2と円弧R3、円弧R3と基準円2との間も夫々共通な接線である共通接線1203、1204が引ける点で接続される。カム曲線の構成は、円弧で構成され、形状に応じて基準円に共通接線を持って連結できるのであれば、例えば円弧R1と円弧R3の値を0として、円弧R2のみでカム曲線を構成しても構わない。その具体例として、図13に示すように、基準円1901と基準円1903とを結ぶカム曲線1902は、一つの円弧で構成されたカム曲線である。また、図14は、基準円2001と基準円2004とを結ぶ2002と2003との二つの円弧で構成されたカム曲線の場合を示す図である。
図15は、3つの円弧が共通接線をもって連結された場合と、不連続に連結された場合とのトルク変動の様子の一例を示す図である。それぞれの円弧の半径の値は同じであるが、共通接線という条件を持たないと、トルクの変動が不連続になり、従動節の動きが不安定になる要因となる。
(円弧半径設定)
図16は、図1のステップST6の円弧半径設定の入力画面の好適な一例を示す図である。図11のカム形状を基に説明すると、図11のr1(1101)の円弧半径は、図16の2101、図11のr2(1103)の円弧半径は、図16の2103、図11のR3(1102)の円弧半径は、図16の2102の入力欄に入力する。同様に、下りに関しても、図11のr1(1104)の円弧半径は、図16の2104、図11のr2(1106)の円弧半径は、図16の2106、図11のr3(1105)の円弧半径は、図16の2105の入力欄に入力する。これにより、カム曲線r1〜r3の円弧半径R1〜R3が修正・設定される。
図1のステップST5のカム線図設定が終わった時点で、これらR1〜R3のデフォルト値が設定される。両端のカム曲線r1、r3の円弧半径R1、R3の半径は0として、図16の2101と2102、2104と2105には0が設定される。一方で、R2のデフォルト値の算出方法は以下の通りである。図17の基準円2201の始点2207と、基準円2202の終点2208とを直線で結ぶ直線2209を一辺とする正三角形2205を作画する。この正三角形の頂点を通る円の半径がR2のデフォルト値として設定される。図16の画面上においては、始めにR1〜R3のデフォルト値が入力された状態で表示されるが、これらの各値はユーザの操作によって適宜変更することが可能である。
次に、R1〜R3の値の探索範囲を指定する必要があるが、R1〜R3の値の探索範囲を、デフォルト値を参考にして画面を用いて指定する。図18は、R1〜R3の値の探索範囲を指定するために好適な画面の例を示す図である。この探索範囲を基に、各々のR値をランダムにふりながら、最適なカム曲線へと形状を変化させていく。R値の変更の仕方は乱数を発生させながら、モンテカルロ手法を用いて変更させること等が挙げられる。
(トルク計算処理)
図2のステップST1〜ST6を通して、カムの機構条件、カム線図仕様、カム曲線の円弧半径等を設定後、図3のチャート描画ボタン5を押下操作することで、形状計算処理(図1のステップST8)に入る。カム形状が求まると、トルク計算を行い(図1のステップST9)、計算結果のトルク値の表示を行う(図1のステップST10)。
図19は、トルク値の計算結果を表示する画面の好適な例を示した図であり、カムチャート、位置、トルクといったカム回転に伴う変化の様子を示している。
図1のステップST11において、トルクが平滑化されていないと判定されるようであれば、図1のステップST6へと戻り、設定された探索範囲を基に、最適なカム曲線になるようにR1〜R3の値をランダムに変更する。トルクが平滑化されているかの判断基準は、初めに正三角形作画により求まるカム曲線半径の値から導きだされる、最大トルク値を参考としながら、平滑化の基準となるトルク値を図22の画面を用いて設定する。もし、この基準値をトルクの絶対値が上回るようなら平滑化されていないと判断され、図1のステップST6へと戻る。
ステップST10で描画されるグラフは、重ね書きができるので、R値変更によりトルクの値が前回と比較してどのように変更されたかを確認することができる。図20は、トルクの変化の様子を重ね書きして確認できるグラフ表示例を示す図である。図21は、重ね書きするための機能構成を示す図である。条件入力UI部2301から探索範囲を含めたデータが、形状演算やトルク計算するソルバー部2302へ渡されてくる。ソルバー部2302の方でカム曲線のR値のランダム変更を行う訳だが、その都度解析した結果のトルクの値を、グラフ表示部2303へ渡して表示する。
(動作アニメーション)
図23は、図3の形状Viewerボタン6を選択した場合に表示される画面を示す図である。図23に示す画面には、スタート1701、一時停止1702、コマ戻り1703、コマ送り1704、停止1705、終了1706、アニメーション速度調整1707といった、動作アニメーションを制御するのに必要な一連のコマンドが備えられている。
図24は、形状Viewerが動作するための機能構成図を示す図である。機構条件情報等の入力を条件入力UI部2401で行い、ソルバー部2402へ渡される。ソルバー部2402から、カムが0度から360度回転した場合、1度毎に従動節の移動距離とばねの伸び量が計算され、そのデータがアニメーション表示部2403へと渡される。また、ソルバー部2402で計算されたカム形状もアニメーション表示部2403へと渡される。アニメーション表示部2403は、これらのカム形状情報と機構条件情報を基に、カムの360度回転した場合の、カムの動作の様子及び、従動節、ばねの変化の様子をアニメーションで表示することができる。
(3Dモデリング)
図25は、図3の3Dモデリング7を選択した場合にできあがる3D形状を表している。CADと通信することで、ボタン選択一つで形状モデルが3DCAD上に構成される。
図26は、本設計支援装置と3DCADとの連携をブロック図で示したものである。条件を入力する条件入力UI部2601で必要な機構条件、カム線図等、カム曲線r値を入れ、ソルバー部2602で形状パラメータを計算した後、3DCADとソケット通信やDDE通信等を通してCADコマンド送り自動的にCAD上にモデリングを行う。または、IGESファイルやDXFファイルといったCAD中間ファイルを介して3DCAD上に形状データを渡しても構わない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において適宜変形、組み合わせが可能であることはいうまでもない。
以上のように、本実施形態においては、カム機構の機構条件及びカム線図に基づいて、カム形状を自動的に算出することが可能である。従って、カム機構の動作仕様が変更されたとしてもその都度形状を即修正することができる。
また、本実施形態においては、カム機構の機構条件、カム線図及びカム形状に基づいて、カムの回転に要するトルク値を導き出すことができる。従って、従来のようにトルク値を算出する度に3Dモデルを作成する必要がなく、短時間でトルク値の検討を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、カム曲線を構成する円弧が他の円弧及び基準円と共通接線をもって接続されているようにカム曲線を算出するため、トルク変動が必ず連続的になる。また、各円弧の半径をトルク値が最も平滑化されるように自動的にカム曲線を変更していくことが可能である。
さらに、本実施形態では、カムと従動節との動作関係をアニメーションで確認することを随時行える。また、カム機構を3DCADを用いて3次元形状で確認することもできる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム等のコンピュータが記憶媒体からプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに接続された機能拡張ユニット等に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づきCPU等が実際の処理を行い、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施形態に係る設計支援装置であるコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 設計支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 図1のフローチャートのST1の機構選択やST2の回転方向の選択するためのメニュー画面の一構成例を示した図である。 平行型のカム機構を示す図である。 回転型のカム機構を示す図である。 図1のステップST4におけるカムモデル設定のパラメータ設定を行う際に使用される入力画面の好適な一例を示す図である。 図1のステップST4の従動節モデル設定の際、図4の平行型機構の従動節モデルのパラメータを設定するときに用いる画面の好適な一例を示す図である。 図1のステップST4での従動節モデル設定の際、図5に示す回転型機構の従動節モデルのパラメータを設定するときに用いる画面の好適な一例を示す図である。 カム線図の一例を示す図である。 図1のステップST5で、図9に示すカム線図データを入力する際に使用する画面の好適な例を示す図である。 カム曲線の一例を示す図である。 カム曲線が3つの円弧で構成される様子を示す図である。 カム曲線が1つの円弧で基準円と連結される様子を示す図である。 カム曲線が2つの円弧で基準円と連結される様子を示す図である。 3つの円弧が連続に構成された場合と不連続に構成された場合による発生トルクの違いを示した図である。 図1のステップST6の円弧半径設定の入力画面の好適な一例を示す図である。 図1のST6で円弧半径を設定する際、初期値のR2の値を算出する手法を説明するための図である。 R1〜R3の値の探索範囲を指定するために好適な画面の例を示す図である。 トルク値の計算結果を表示する画面の好適な例を示した図である。 トルクの変化の様子を重ね書きして確認できるグラフ表示例を示す図である。 グラフの重ね書きするための機能構成を示す図である。 図1のステップST11でトルクの平滑化の判断基準となる基準トルク値を入力する画面の好適な一例を示した図である。 図1のステップST12で形状動作アニメーションを行う画面を示す図である。 動作アニメーション表示を行うための機能構成を示す図である。 図1のステップST13で3DCADと通信して、自動でカムをモデリングした様子を示す図である。 設計支援装置の3DCADモデリングを行うための機能構成を示す図である。
符号の説明
200 コンピュータ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 キーボードコントローラ(KBC)
206 CRTコントローラ(CRTC)
207 ディスクコントローラ(DKC)
208 ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)
209 キーボード(KB)
210 CRTディスプレイ(CRT)
211 ハードディスク(HD)
212 フレキシブルディスク(FD)
220 ネットワーク

Claims (8)

  1. 入力手段によって入力されたカム機構の構成条件情報及びカム線図情報に基づいて、カムの形状を算出するカム形状算出手段と、
    前記構成条件情報、前記カム線図情報及び前記カムの形状に基づいて、前記カムの回転に要するトルク値を算出するトルク値算出手段と、
    前記トルク値算出手段によって算出されたトルク値が平滑化されているか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記トルク値算出手段により算出されるトルク値を示す情報を、出力手段を用いて出力させる第1の出力制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
  3. 前記カム形状算出手段により算出される前記カムの形状を3次元形状で表示手段に表示させる第1の表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の設計支援装置。
  4. 前記カム形状算出手段により算出される前記カムの形状に基づいて、前記カムと従動節との動作関係を算出する動作関係算出手段と、
    前記カムと前記従動節との動作関係をアニメーションで表示手段に表示させる第2の表示制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の設計支援装置。
  5. 前記カム形状算出手段は、前記カムの形状のうちのカム曲線を少なくとも一つの円弧によって構成し、前記各円弧が、前記円弧のうちの他の円弧及び基準円の少なくとも何れか一方と共通接線をもって接続されるように前記カムの形状を算出することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の設計支援装置。
  6. 前記判断手段によりトルク値の変化状態が平滑化されていないと判断された場合、前記カム曲線を修正するための画面を表示手段上に表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項5に記載の設計支援装置。
  7. 設計支援装置による設計支援方法であって、
    入力手段によって入力されたカム機構の構成条件情報及びカム線図情報に基づいて、カムの形状を算出するカム形状算出ステップと、
    前記構成条件情報、前記カム線図情報及び前記カムの形状に基づいて、前記カムの回転に要するトルク値を算出するトルク値算出ステップと、
    前記トルク値算出ステップにおいて算出されたトルク値が平滑化されているか否かを判断する判断ステップとを含むことを特徴とする設計支援方法。
  8. 請求項7に記載の設計支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112648037A (zh) * 2020-12-29 2021-04-13 安徽航瑞航空动力装备有限公司 高速航空活塞发动机凸轮型线的设计方法

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