JP2008015789A - 建物の販売方法および建物の利用方法 - Google Patents

建物の販売方法および建物の利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 適正な評価に基づく建物の流通システムを確立し得るようにする。
【解決手段】 建物1の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物1を買取るという内容の買取保証2を行うようにする建物1の販売方法を構築する(買取保証付一戸建販売)。
【選択図】図1

Description

この発明は、建物の販売方法および建物の利用方法に関するものである。
日本は、欧米諸国に比べて中古建物(中古住宅など)の流通が盛んではない。これは、中古建物を正しく評価するシステムが整っていないことや、中古建物の物件情報が少ないことや、中古建物の耐久性や居住性が充分ではないことなどに主な原因があるものと考えられる。
なお、一般的な商品については、販売・買取・管理に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−108055号公報
上記のうち、特に、中古建物の評価に関しては、現在、土地や築年数のみで単純に決められているため、どんな建物でも同じような評価になってしまうという問題や、全体に評価が低く出るなどの問題があり、中古建物が適正に評価されていないという現状があった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、建物の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物を買取るという内容の買取保証を行う建物の販売方法を特徴としている。
請求項2に記載された発明では、上記買取保証による買取価格は、買取時期における建物の推定価格に基づいて算定されると共に、建物の販売時に、販売者が購入者に対して、上記買取価格を保証するという内容の買取価格保証を行う建物の販売方法を特徴としている。
請求項3に記載された発明では、建物の販売時に、購入者が販売者に対し、将来、当該建物を譲渡するという内容の譲渡予約を行うことを条件として、販売者が購入者に対して、販売価格の値引きを行うかあるいはポイント付与を行う建物の販売方法を特徴としている。
請求項4に記載された発明では、上記値引きによる値引額あるいはポイント付与によるポイント額は、譲渡時期における建物の推定価格と、販売時から譲渡時までの金利の逆算分とに基づいて算定される建物の販売方法を特徴としている。
請求項5に記載された発明では、上記建物の上記推定価格は、当該建物の新築時の価格と、当該建物の経年劣化による価値減少分と、当該建物に対するメンテナンスによるメンテナンス補正分とに基づいて算定される建物の販売方法を特徴としている。
請求項6に記載された発明では、請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対して移築可能なユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を移築し販売するなどの利用行為を行う建物の利用方法を特徴としている。
請求項7に記載された発明では、請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対してユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を土地と共に買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を土地付き建物として販売するなどの利用行為を行う建物の利用方法を特徴としている。
請求項8に記載された発明では、請求項1ないし請求項7の建物の販売方法または建物の利用方法を実行するのに用いられる演算処理システムであって、少なくとも、買取保証付一戸建販売や値引等付一戸建販売を含む販売形態を案内し遂行可能な販売時管理を行う演算処理装置を備えた演算処理システムを特徴としている。
請求項1の発明によれば、建物の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物を買取るという内容の買取保証を行うことにより、建物の購入が容易となると共に、買取保証を実行するために耐久性や居住性などの性能の高い建物が供給されるようになる。また、販売者が自ら建物を買取ることにより、中古建物を適正に評価することや、中古建物の物件情報を販売網を利用して積極的に発信することなどが期待できる。これにより、中古建物の流通が促進されるようになる。
請求項2の発明によれば、上記買取保証による買取価格が、買取時期における建物の推定価格に基づいて算定されるようにすることにより、その建物の買取時期に応じた推定価格が予め設定されるようになるので、評価基準が明確化され、依って、適正な評価に基づく買取価格が得られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物の流通システムが確立されることが期待できる。また、建物の販売時に、販売者が購入者に対して、上記買取価格を保証するという内容の買取価格保証を行うことにより、安心して建物を購入したり、買取を求めたりすることが可能となると共に、建物の販売を促進したり、中古建物の入手を容易化したりすることができる。
請求項3の発明によれば、建物の販売時に、購入者が販売者に対し、将来、当該建物を譲渡するという内容の譲渡予約を行うことを条件として、販売者が購入者に対して、販売価格の値引きを行うかあるいはポイント付与を行うことにより、初期費用が安くなるなどするので、建物の購入が容易となると共に、譲渡予約を実行するために耐久性や居住性などの性能の高い建物が供給されるようになる。また、販売者が自ら建物の譲渡を受けることにより、中古建物を適正に評価することや、中古建物の物件情報を販売網を利用して積極的に発信することなどが期待できる。これにより、中古建物の流通が促進されるようになる。
請求項4の発明によれば、上記値引きによる値引額あるいはポイント付与によるポイント額は、譲渡時期における建物の推定価格と、販売時から譲渡時までの金利の逆算分とに基づいて算定されることにより、その建物の譲渡時期に応じた推定価格が予め設定されるようになるので、評価基準が明確化され、依って、適正な評価に基づく値引きやポイント付与が得られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物の流通システムが確立されることが期待できる。また、建物の譲渡を受けることにより、中古建物の入手を容易化したりすることができる。
請求項5の発明によれば、上記建物の上記推定価格は、当該建物の新築時の価格と、当該建物の経年劣化による価値減少分と、当該建物に対するメンテナンスによるメンテナンス補正分とに基づいて算定されることにより、評価基準を合理的且つ明確なものとすることができる。
請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対して移築可能なユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を移築し販売するなどの利用行為を行うことにより、性能の良いユニット式建物の再利用化が図られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物の流通システムが確立されることとなる。
請求項7の発明によれば、請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対してユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を土地と共に買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を土地付き建物として販売するなどの利用行為を行うことにより、性能の良いユニット式建物を土地付きで再利用することが可能となる。以て、適正な評価に基づく建物の流通システムが確立されることとなる。
請求項8の発明によれば、請求項1ないし請求項7の建物の販売方法または建物の利用方法を実行するのに用いられる演算処理システムであって、少なくとも、販売時管理を行う演算処理装置を備えたことにより、買取保証付一戸建販売や値引等付一戸建販売を含む販売形態を案内し遂行することが可能となる。
適正な評価に基づく建物の流通システムを確立し得るようにするという目的を、建物の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物を買取るという内容の買取保証を行う、などの手段で実現し得るようにした。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図8は、この発明の実施例を示すものである。
この実施例では、図1に示すように、建物1の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物1を買取るという内容の買取保証2を行うようにする建物1の販売方法を構築する(買取保証付一戸建販売)。なお、符号3は、販売価格である。
そして、この建物1の販売方法では、上記買取保証2による買取価格4は、買取時期における建物1の推定価格に基づいて算定されると共に、建物1の販売時に、販売者が購入者に対して、上記買取価格4を保証するという内容の買取価格保証5を行うようにする。
上記とは別に、建物1の販売時に、購入者が販売者に対し、将来、当該建物1を譲渡するという内容の譲渡予約6を行うことを条件として、販売者が購入者に対して、販売価格3の値引きを行うかあるいはポイント付与を行うようにする別の建物1の販売方法を構築する(値引等付一戸建販売)。
この建物1の販売方法では、上記値引きによる値引額7あるいはポイント付与によるポイント額8は、譲渡時期における建物1の推定価格と、販売時から譲渡時までの金利の逆算分とに基づいて算定されるようにする。
ここで、金利の逆算分とは、例えば、複利計算の場合、建物1の推定価格をy、値引額7あるいはポイント額8をx、金利をa%、譲渡時期をn年とすると、y=x(1+a)・n(n乗)の式が成立するので、x=y/(1+a)・nとなる。なお、このポイント額8については、メンテナンスやその後のサービスなどの代金として使用できるものである。
そして、上記建物1の上記推定価格は、図2に示すように、当該建物1の新築時の価格10と、当該建物1の経年劣化による価値減少分11と、図3に示すような、当該建物1に対するメンテナンスによるメンテナンス補正分12とに基づいて算定されるようにする。
より具体的には、例えば、価値減少分11を、図2のグラフのように設定したとすると、当該建物1の新築時の価格10が100%であるのに対し、0年目の価値減少分11は約20%となり、まだメンテナンスがないので、推定価格は、新築時の価格10の約80%となる。また、30年目の価値減少分11は約67%となり、メンテナンス補正分12を考慮しない場合には、推定価格は、新築時の価格10の約33%となる。なお、この設定は、建物1が後述するユニット式建物である場合の例である。
また、例えば、メンテナンス補正分12を、図3のように設定したとすると、メンテナンス補正分12は、例えば、(メンテナンス価格)×(経過年数)÷(有効年数)となる。即ち、メンテナンスの有効年数を10年として、5年が経過した場合には、メンテナンス価格の5/10=1/2がメンテナンス補正分12となる。よって、このメンテナンス補正分12で、上記価値減少分11を補正するようにする。
なお、価値減少分11とメンテナンス補正分12との算定の仕方については、これに限るものではなく、当該建物1の性能に応じて適宜設定することができる。また、ここでは、価値減少分11とメンテナンス補正分12とを別々に取扱ったが、メンテナンスが行われることを前提として、一緒に取扱うような設定としても良い。
上記した建物1の販売方法は、一般的な建物1に採用することが可能であるが、特に、性能の高いユニット式建物に対して採用するのに適している。ここで、ユニット式建物は、予め工場で製造した建物ユニットを建築・施工現場へ複数搬送して、建築・施工現場で組み立てるようにしたものである。このようにすることにより、性能が高くしかも性能が安定した建物1を短期間で構築することが可能となる。ここで使用される建物ユニットは、規格化された大きさを有するほぼ箱状のものであり、鉄骨系のものや木質系のものなどが存在している。
建物ユニットは、技術の進歩や法規制の変化に伴い、図4に示すように、第1世代のもの(符号15)から、1981年の新耐震基準を満たした第2世代のもの(符号16)、2000年の品確法を満たした第3世代のもの(符号17)へと進化している。また、現在は第3世代であるが、今後も更なる進化が予想されている。
そこで、上記した建物1の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対して移築可能なユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を移築し販売するなどの利用行為を行うようにする建物1の利用方法を構築する(建物買取・建物譲渡)。
上記とは別に、上記した建物1の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対してユニット式建物を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を土地と共に買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物を土地付き建物1として販売するなどの利用行為を行うようにする建物1の利用方法を構築する(土地付買取・土地付譲渡)。
上記の各方法を具体的に実行するのに用いられる演算処理システムとして、図5に示すような、以下の内部処理を行うことのできる演算処理装置21を設ける。この演算処理装置21は、少なくとも演算処理装置本体22と、表示装置23と、キーボードやマウスなどの入力装置24とを備えている。なお、この演算処理装置本体22は企業内ネットワークやインターネットなどのネットワーク25に接続して、外部の端末26などからアクセスできるようにしても良い。
上記演算処理装置21は、図6に示すように、主として、販売前管理31と、販売時管理32と、販売後管理33と買取等後管理34とを、行い得るように構成されている。なお、販売前管理31と販売時管理32とが、上記した建物1の販売方法に主に関連し、販売後管理33と買取等後管理34とが上記した建物1の利用方法に主に関連している。これらは、時系列的には連続した関係を有しているが、機能としてはそれぞれ独立したものとされる。また、建物1がユニット式建物であることを前提として処理がなされるように構成されている。なお、ネットワーク25に接続する場合には、特に図示しないが、外部の端末26との間で遣り取りを行う機能を備えるように構成される。
そして、先ず、販売前管理31は、顧客に応じて最適な対応プランを案内する機能を有している。即ち、顧客に対して、顧客種別確認処理35と、ユニットタイプ確認処理36と、対応プラン案内処理37とを順次行うように構成されている。
顧客種別確認処理35では、新規顧客か、既存顧客かを確認するように構成されている。新規顧客の場合には、ユニットタイプ確認処理36を行わずに、対応プラン案内処理37で、新築のプランについて案内するように構成されている。また、既存顧客の場合には、ユニットタイプ確認処理36で、所有しているユニット式建物が1世代前のものか、2世代以上前のものかを確認し、1世代前のものであれば、リフォームによって現行世代のものに近い居住性や耐久性などを持たせることが可能なので、対応プラン案内処理37で、リフォームのプランについて案内するように構成されている。また、2世代以上前のものであれば、性能の差が大きくなっているため、現行世代のものに近い居住性や耐久性などを持たせることが難しいので、対応プラン案内処理37で、建替のプランについて案内するように構成されている。なお、顧客が要望する場合には、解体サービス(図7参照)についての案内も行ように構成されている。なお、図7中、符号40はユニット式建物、41は土地、42は建物ユニットである。そして、解体サービスを行う場合、顧客には、土地41(更地)のみが残されることとなる。
このように、演算処理装置21が各処理35〜37に従って販売前管理31を行うことにより、顧客に応じて最適な対応プランを案内することができる。
次に、販売時管理32は、新たにユニット式建物40を購入する顧客に対して、上記した買取保証付一戸建販売や値引等付一戸建販売を含む各種の販売形態を案内し遂行する機能を有している。即ち、新規顧客と2世代以上前のユニット式建物40を所有している既存顧客(解体サービス後の更地を対象とする)とに対して、販売形態案内処理45と、買取価格・値引額等算定処理46と、保証内容等確認処理47と、購入者情報登録処理48とを順次行うように構成されている。
販売形態案内処理45は、顧客に対して、一戸建49か、賃貸併用住宅50かを案内するように構成されている(図8(a)上下段参照)。一戸建49を選択した場合には、更に、通常一戸建か、買取保証付一戸建か、値引等付一戸建かを案内するように構成されている。そして、通常一戸建および賃貸併用住宅50を選択して購入する場合には、買取価格・値引額等算定処理46と、保証内容等確認処理47とは行わずに、購入者情報登録処理48で、購入者データベースに購入者情報を登録するように構成されている。なお、賃貸併用住宅50を選択するためには、或る程度以上の広さの土地41が必要となるため、販売形態案内処理45で土地41の広さ等を確認する処理も合わせて行うようにする。
また、買取保証付一戸建を選択して購入する場合には、買取価格・値引額等算定処理46で買取価格4を算定し、保証内容等確認処理47で買取保証2および買取価格保証5の内容について確認し、購入者情報登録処理48で、購入者データベースにこれらの購入者情報を登録するように構成されている。
同様に、値引等付一戸建を選択して購入する場合には、買取価格・値引額等算定処理46で値引額7・ポイント額8を算定し、保証内容等確認処理47で譲渡予約6の内容について確認し、購入者情報登録処理48で、購入者データベースにこれらの購入者情報を登録するように構成されている。
このように、演算処理装置21が各処理45〜48に従って販売時管理32を行うことにより、新たにユニット式建物40を購入する顧客に対して、上記した買取保証付一戸建販売や値引等付一戸建販売を含む各種の販売形態を最適に案内し遂行することができる。
そして、販売後管理33は、実際にユニット式建物40を購入した顧客に対し、各種のアフターサービスや便宜を供与すると共に、上記した建物1の利用方法の前半部分である建物買取や土地付買取の時期を管理しこれらを遂行する機能を有している。即ち、購入した顧客に対し、ポイント管理処理51と、定期診断案内処理52と、メンテナンス履歴記録処理53と、買取時期・譲渡時期の期限管理54と、買取・譲渡案内通知発送処理55と、買取・譲渡実施関連処理56とのうち、それぞれに応じて必要なものを適時に行うように構成されている。
まず、通常一戸建および賃貸併用住宅50を選択して購入した顧客に対しては、定期診断案内処理52と、メンテナンス履歴記録処理53とのみを行うように構成されている。
そして、買取保証付一戸建を選択して購入した顧客に対しては、定期診断案内処理52と、メンテナンス履歴記録処理53と、買取時期・譲渡時期の期限管理54と、買取・譲渡案内通知発送処理55と、買取・譲渡実施関連処理56を行うように構成されている。特に、買取・譲渡実施関連処理56では、建物買取および土地付買取のうちの販売時に設定したものが行われることになるが、顧客が希望する場合には継続所有を選択できるように構成されており、継続所有を選択した場合には、買取が行われずにそのまま所有を継続するように処理される。反対に、継続所有を選択しなかった場合には、建物買取または土地付買取が行われるように処理される(図8(b)上下段参照)。
また、値引等付一戸建を選択して購入した顧客に対しては、ポイント管理処理51(ポイント付与を選択した場合のみ)と、定期診断案内処理52と、メンテナンス履歴記録処理53と、買取時期・譲渡時期の期限管理54と、買取・譲渡案内通知発送処理55と、買取・譲渡実施関連処理56を行うように構成されている。特に、買取・譲渡実施関連処理56では、建物譲渡および土地付譲渡のうちの販売時に設定したものが行われることになるが、顧客が希望する場合には継続所有を選択できるように構成されており、継続所有を選択した場合には、譲渡の代償としての追金算出を行い、追金の支払の確認を行い、追金の支払が確認されれば、そのまま所有を継続することができるように処理される。反対に、継続所有を選択しなかった場合には、建物譲渡または土地付譲渡が実行されるように処理される(図8(b)上下段参照)。
このように、演算処理装置21が各処理51〜56(のうちの必要なもの)に従って販売後管理33を行うことにより、実際にユニット式建物40を購入した顧客に対し、各種のアフターサービスや便宜を供与すると共に、上記した建物1の利用方法の前半部分である建物買取や土地付買取の時期を管理しこれらを適切に遂行することができる。
最後に、買取等後管理34は、上記した建物1の利用方法の前半部分である建物買取や土地付買取を行った後に、後半部分の建物譲渡や土地付譲渡を遂行する機能を有している。即ち、買取または譲渡によって得た物件(ユニット式建物40や土地41)に対して、利用行為関連処理61を行うように構成されている。この利用行為関連処理61では、建物買取や建物譲渡のあった建物1を、中古建物等データベースに登録し、工場で再生してから移築して販売するなどの利用(リユース)に至るまでを管理するように構成されている(図8(c)上段参照)。同様に、土地付買取や土地付譲渡のあった物件を、中古建物等データベースに登録し、現場で再生(リメイク)してから販売するなどの利用に至るまでを管理するように構成されている(図8(c)下段参照)。
このように、演算処理装置21が利用行為関連処理61によって買取等後管理34を行うことにより、上記した建物1の利用方法の前半部分である建物買取や土地付買取を行った後に、後半部分の建物譲渡や土地付譲渡を適切に遂行することが可能となる。
また、演算処理装置21を用いて、上記した販売前管理31と、販売時管理32と、販売後管理33と買取等後管理34とを適宜行わせるようにすることにより、建物1の販売方法や利用方法を有効に運営・実行することが可能となる。
そして、この実施例の建物1の販売方法によれば、建物1の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物1を買取るという内容の買取保証2を行うことにより(買取保証付一戸建販売)、建物1の購入が容易となると共に、買取保証2を実行するために耐久性や居住性などの性能の高い建物1が供給されるようになる。また、販売者が自ら建物1を買取ることにより、中古建物1を適正に評価することや、中古建物1の物件情報を販売網を利用して積極的に発信することなどが期待できる。これにより、中古建物1の流通が促進されるようになる。
そして、上記買取保証2による買取価格4が、買取時期における建物1の推定価格に基づいて算定されるようにすることにより、その建物1の買取時期に応じた推定価格が予め設定されるようになるので、評価基準が明確化され、依って、適正な評価に基づく買取価格4が得られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物1の流通システムが確立されることが期待できる。また、建物1の販売時に、販売者が購入者に対して、上記買取価格4を保証するという内容の買取価格保証5を行うことにより、安心して建物1を購入したり、買取を求めたりすることが可能となると共に、建物1の販売を促進したり、中古建物1の入手を容易化したりすることができる。
一方、建物1の販売時に、購入者が販売者に対し、将来、当該建物1を譲渡するという内容の譲渡予約6を行うことを条件として、販売者が購入者に対して、販売価格の値引きを行うかあるいはポイント付与を行うことにより(値引等付一戸建販売)、初期費用などが安くなったり、メンテナンス費用がポイントでまかなえるようになったりするので、建物1の購入や維持が容易となると共に、譲渡予約6を実行するために耐久性や居住性などの性能の高い建物1が供給されるようになる。また、販売者が自ら建物1の譲渡を受けることにより、中古建物1を適正に評価することや、中古建物1の物件情報を販売網を利用して積極的に発信することなどが期待できる。これにより、中古建物1の流通が促進されるようになる。
そして、上記値引きによる値引額7あるいはポイント付与によるポイント額8は、譲渡時期における建物1の推定価格と、販売時から譲渡時までの金利の逆算分とに基づいて算定されることにより、その建物1の譲渡時期に応じた推定価格が予め設定されるようになるので、評価基準が明確化され、依って、適正な評価に基づく値引きやポイント付与が得られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物1の流通システムが確立されることが期待できる。また、建物1の譲渡を受けることにより、中古建物1の入手を容易化したりすることができる。
上記した建物1の上記推定価格は、当該建物1の新築時の価格10と、当該建物1の経年劣化による価値減少分11と、当該建物1に対するメンテナンスによるメンテナンス補正分12とに基づいて算定されることにより、評価基準を合理的且つ明確なものとすることができる。
上記した建物1の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対して移築可能なユニット式建物40を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物40を買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物40を移築し販売するなどの利用行為を行うことにより(建物買取・建物譲渡)、性能の良いユニット式建物40の再利用化が図られるようになる。以て、適正な評価に基づく建物1の流通システムが確立されることとなる。
これとは別に、上記した建物1の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対してユニット式建物40を販売し、販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物40を土地41と共に買取りまたは譲渡を受け、販売者は、当該ユニット式建物40を土地付き建物1として販売するなどの利用行為を行うことにより(土地付買取・土地付譲渡)、性能の良いユニット式建物40を土地41付きで再利用することが可能となる。以て、適正な評価に基づく建物1の流通システムが確立されることとなる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらの可能な組合せが含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかる建物の販売方法を示す表である。 建物の価値減少分を説明するグラフである。 メンテナンス補正分を説明するグラフである。 建物ユニットの世代を示す図である。 本発明の各方法を実行する演算処理システムの説明図である。 図5の演算処理システムの内部処理を示す系統図である。 解体サービスを示す概念図である。 本発明の建物の利用方法を示す概念図である。
符号の説明
1 建物
2 買取保証
4 買取価格
5 買取価格保証
6 譲渡予約
7 値引額
8 ポイント額
10 新築時の価格
11 経年劣化による価値減少分
12 メンテナンス補正分
21 演算処理装置
31 販売前管理
32 販売時管理
33 販売後管理
34 買取等後管理
40 ユニット式建物
41 土地
42 建物ユニット

Claims (8)

  1. 建物の販売時に、販売者が購入者に対して、将来、当該建物を買取るという内容の買取保証を行うことを特徴とする建物の販売方法。
  2. 上記買取保証による買取価格は、買取時期における建物の推定価格に基づいて算定されると共に、
    建物の販売時に、販売者が購入者に対して、上記買取価格を保証するという内容の買取価格保証を行うことを特徴とする請求項1に記載の建物の販売方法。
  3. 建物の販売時に、購入者が販売者に対し、将来、当該建物を譲渡するという内容の譲渡予約を行うことを条件として、販売者が購入者に対して、販売価格の値引きを行うかあるいはポイント付与を行うことを特徴とする建物の販売方法。
  4. 上記値引きによる値引額あるいはポイント付与によるポイント額は、譲渡時期における建物の推定価格と、販売時から譲渡時までの金利の逆算分とに基づいて算定されることを特徴とする請求項3に記載の建物の販売方法。
  5. 上記建物の上記推定価格は、当該建物の新築時の価格と、当該建物の経年劣化による価値減少分と、当該建物に対するメンテナンスによるメンテナンス補正分とに基づいて算定されることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の建物の販売方法。
  6. 請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対して移築可能なユニット式建物を販売し、
    販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を買取りまたは譲渡を受け、
    販売者は、当該ユニット式建物を移築し販売するなどの利用行為を行うことを特徴とする建物の利用方法。
  7. 請求項1ないし請求項5の建物の販売方法に基づいて、販売者が購入者に対してユニット式建物を販売し、
    販売者は購入者から、設定した買取時期または譲渡時期に、当該ユニット式建物を土地と共に買取りまたは譲渡を受け、
    販売者は、当該ユニット式建物を土地付き建物として販売するなどの利用行為を行うことを特徴とする建物の利用方法。
  8. 請求項1ないし請求項7の建物の販売方法または建物の利用方法を実行するのに用いられる演算処理システムであって、
    少なくとも、買取保証付一戸建販売や値引等付一戸建販売を含む販売形態を案内し遂行可能な販売時管理を行う演算処理装置を備えたことを特徴とする演算処理システム。
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