JP2008015716A - 要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の要求者から同一の情報源に対する要求情報の送信と、要求に対する返信内容の受信の通信時間を短縮することが可能な要求集約通信装置の提供。
【解決手段】
要求集約通信装置100は複数の要求者からの要求情報170を登録する要求情報登録部110と、登録された要求情報を蓄積する要求情報蓄積部120と、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択する要求選択部130と、選択した要求情報のうち重複する要求項目171を統合する要求情報統合部140と、要求情報を通信先に送信しかつ通信先から返信情報を受信する通信部150と、返信情報を要求者別に展開する情報展開部160とを含み、情報展開部160は、要求者毎の要求情報に含まれる要求項目171に基づいて返信情報を返送すべき要求者を識別し、識別された要求者に返信情報を渡す。
【選択図】 図1
【解決手段】
要求集約通信装置100は複数の要求者からの要求情報170を登録する要求情報登録部110と、登録された要求情報を蓄積する要求情報蓄積部120と、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択する要求選択部130と、選択した要求情報のうち重複する要求項目171を統合する要求情報統合部140と、要求情報を通信先に送信しかつ通信先から返信情報を受信する通信部150と、返信情報を要求者別に展開する情報展開部160とを含み、情報展開部160は、要求者毎の要求情報に含まれる要求項目171に基づいて返信情報を返送すべき要求者を識別し、識別された要求者に返信情報を渡す。
【選択図】 図1
Description
本発明は、要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末に関し、特に複数の要求情報を情報提供装置に送信し、折り返しその情報提供装置から各要求情報に対する返信を得る要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末に関する。
非接触型IC(integrated circuit)カードによる情報の交換や、移動体からの電波による通信においては、ユーザの使い勝手や電波状態等の問題から通信可能な時間が限られている環境がある。このような環境では、通信が可能な状態になってから情報の交換を行い、通信を完了するまでの時間を短くする必要がある。また、携帯情報端末などでは、記憶領域の容量は限られており複数のアプリケーションを同時に起動しておくために十分でない一方で、複数の機能を提供するために複数のアプリケーションが限られた時間内に通信を行いたいといった需要がある。
複数のアプリケーションを同時に起動できない環境で、それぞれが通信を行うためには、従来の技術では、最初のアプリケーションを起動し、通信を行い、アプリケーションを終了し、次のアプリケーションを起動するといった手順が必要となる。アプリケーションの起動処理は負荷のかかる処理であり、提供する機能の増加、すなわちアプリケーションの増加に従って処理時間(最初の通信を始めてから全ての通信を終了するまでの時間)が増大するという問題があった。
前記の問題を踏まえて、従来の非接触ID(identification)システムにおいて通信時間を短縮するための発明の一例が、特許文献1に記載されている。この従来の非接触IDシステムは、非接触ICカード、リーダモジュール、一つの上位システムからなる。この非接触IDシステムにおいて、上位システムは複数の通信規格に準拠した複数の質問電波を送出させるそれぞれ独立した要求コマンドを一度にリーダモジュールに送信し、リーダモジュールは、当該要求コマンドに含まれる各通信規格に準拠した質問電波を順次送出して、各通信規格に対する複数の応答の有無を含む応答結果を一度に上位システムに送信することにより、システム全体の処理時間の短縮を実現している。
また、要求を一括して送信することにより通信回数を削減し、通信時間を短縮する技術の一例が特許文献2に記載されている。この文献記載の技術は、多次元データベースに対するアクセス技術として記載されており、従来は要求者が要素ごとに(例えば(x1,y1,z1),(x2,y2,z2),…,(xn,yn,zn)のように)要求を作成していたところを、要求者が複数の要素の値の組み合わせを一括して(例えば(x1〜xn,y1〜yn,z1〜zn)のように)要求を作成し、要求を一括して送信し、返信内容を一括して転送することにより通信回数、通信量を削減し通信時間の短縮を実現している。
また、通信量を減らすことにより処理時間を短縮する技術として、一つまたは複数の情報の取出し要求を用いて情報を取り出す際に、重複した情報を取り除く技術の一例が、特許文献3に記載されている。
この文献記載の技術では、一つの取り出し要求によって取り出された情報を、どの要求の解には含まれ、どの要求の解には含まれないかに基づき分類するか、あるいは、分類ごとに取り出し要求を再構成し、これらの分類を組み合わせることによって元の要求に対する返信情報を構成する。このように構成することによって、特許文献3記載の技術は情報の重複の除去し、処理時間の短縮を実現している。
また、事前に登録しておいた複数の要求から通信が必要な要求を選択し、情報源に問い合わせて必要に応じて情報を得る技術の一例が、特許文献4に従来の自動巡回プログラムとして記載されている。この文献記載の技術では、ユーザが予めインターネット上の各サイトの要求情報を登録しておくことで、登録された要求情報内から巡回スケジュール時刻に達したものについて、サイトからファイルをダウンロードして蓄積するものである。この技術を利用することによって、登録された複数の要求内から現在送信が必要な要求を選択して送信し、情報を受信することが可能となる。
また、送信元が配布先を決定し、その決定に従い配布先で処理を実行するアプリケーション自動実行支援システムが特許文献5に記載されている。
また、処理の効率化のために、複数のXPath式の共通部分を一度の処理で実行するXPath評価方法が特許文献6に記載されている。
まず、複数のアプリケーションからの要求に関する課題を述べる。従来の技術の問題点は、複数の情報要求者(例えば通信装置を使用するアプリケーション等)によって通信が要求される場合に、同一の情報源に対する情報要求であっても要求者の数に比例して通信時間がかかることである。
その理由は、従来の技術は一つの要求者(上位システム)のみを想定しているため、一つの要求者からの複数の要求は一括して送受信できるが、複数の要求者からの要求は、同じ情報源に対する一部または全部が重複した要求であっても要求者ごとに要求を送信する必要があるためである。また、複数の要求者の要求をまとめて送ったとしても、従来の技術は複数の要求者からの要求に対する返信内容を各要求者に展開する機能を持たないため、返信をまとめて受け取ることができず、要求者ごとに返信内容を受け取る必要があるためである。
次に、アプリケーション起動時間に関する課題を述べる。従来の技術の問題点は、情報源からの情報を要求する装置において、要求の有無や要求の内容が要求者(例えば通信装置を使用するアプリケーション等)によって決められる場合、通信開始前に必ず要求者を起動しなければならないため、処理時間が長くかかってしまうことである。その理由は、特許文献1記載の技術では要求内容はアプリケーション(要求者)を起動することなく一意に決定できるシステムを想定しており、アプリケーションを起動する時間を考慮していないが、一般にアプリケーションを新たに起動するには長い処理時間が必要とされるためである。
また、特許文献2記載の技術では要求を行うアプリケーションは一つであり、通信の開始前から起動した状態で処理を行うことを想定しているが、携帯情報端末など記憶領域が大きくない装置では、複数のアプリケーションを起動した状態にしておくために十分な記憶領域を確保できないため、最初のアプリケーションを起動し、通信を行い、アプリケーションを終了し、次のアプリケーションを起動するといった手順が必要になり処理時間かかってしまうという問題がある。
また、同文献記載の技術は要求の方法として、一括指定の方法を採用することが書かれているのみであり、この方法では要求者が最初から一括して要求を指定する必要があり、複数の要求情報を統合要求情報に再構成することはできない。そのため、複数の要求者の要求を統合できるという本発明の効果を得ることはできない。
次に、通信量圧縮効果に関する課題を述べる。従来の技術の問題点は、広範なデータ交換に使われるXML(Extensible Markup Language)などのような、木構造を持った情報源(例えば構造化文書)に対する要求の通信量を削減できないことである。その理由は、特許文献1記載の技術は、要求情報は各要求コマンドを連続して送信するのみで通信量の削減は行わず、特許文献2記載の技術は、多次元データベースへのアクセスを目的としており、複数の要素の値の組み合わせを指定することにより複数の問い合わせを一つにまとめるため、木構造を持った情報源には適用できないためである。
一方、特許文献3記載の技術は、木構造を持った情報源への要求に対する返信内容の重複を除去することができるが、もとの要求数のべき乗で分類の数が増加する(例えば10個の要求を扱うためには、1023個の分類が必要となる)ため、送信する要求数が増加し通信量が大きくなるという問題がある。
次に、要求の選択に関する課題を述べる。従来の技術の問題点は、通信時間等の制約を満たしたまま効率よく多くの要求を送信、結果を受信することができないことである。その理由は、特許文献4記載の技術は状態に応じて要求の送信が必要になったり不要になったりする環境を想定していないため、要求に記載されたスケジュール情報によってのみ送信する要求を選択し、かつ複数の要求を統合できる環境を想定していないため、選択された要求はそれぞれ個別に送信するためである。
また、特許文献5記載の技術は、一方向の処理についてのみ記載されており、要求と返信の関係については記載されていないため、統合された返信内容を、もとの要求者(アプリケーション)に要求者が指定した形で渡すという本発明の効果を得ることはできない。
また、特許文献6記載の技術は、複数の検索結果ではなく複数のXPath式の共通部分を一度の処理で実行する技術であり、要求の通信量および返信の通信量を削減することはできない。
そこで本発明の第1の目的は、複数の要求者から同一の情報源に対する要求情報の送信と、要求に対する返信内容の受信の通信時間を短縮することが可能な要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末を提供することにある。
本発明の第2の目的は、複数の要求者からの情報の要求およびその返信内容の処理を、要求者を通信前に起動した状態にしておくことなく高速に実行することが可能な要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末を提供することにある。
本発明の第3の目的は、木構造を持った情報源(例えば構造化文書)に対する要求の通信量を削減することが可能な要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末を提供することにある。
本発明の第4の目的は、通信時間等、通信媒体の制約を満たした上で最大限の情報を交換することが可能な要求集約通信装置、その通信方法、通信システムおよび制御プログラムならびに携帯情報端末を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による要求集約通信装置は、複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約手段と、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開手段とを含む要求集約通信装置であって、前記情報展開手段は、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする。
また、本発明による要求集約通信方法は、複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約ステップと、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開ステップとを含む要求集約通信方法であって、前記情報展開ステップは、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする。
また本発明による要求集約通信システムは、前記要求集約通信装置と、前記要求集約通信装置と通信を行う情報提供装置とを含むことを特徴とする。
また本発明による制御プログラムは、複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約ステップと、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開ステップとを含む要求集約通信方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、前記情報展開ステップは、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする。
また本発明による携帯情報端末は、前記要求集約通信装置を含むことを特徴とする。
ここで本発明の作用を述べる。本発明は、複数の要求情報を一つの統合要求情報に再構成して送信し、返信内容を統合した要求情報を用いて展開することにより、送信または返信の通信量を小さく保ったまま、複数の要求者に対して、要求された正しい情報を渡す効果を実現する。すなわち、返信情報の展開に要求情報を用いる点が重要であり、単に要求をまとめる機能、ファイルを展開する機能、データを圧縮する機能、条件にしたがって選択する機能を組み合わせただけでは、正しいデータの展開ができず本発明の効果を得ることはできない。
要求情報は、一つ以上の要求項目と、要求情報を送信する条件を記載した送信条件と、その要求情報を要求している要求者識別子から構成され、要求項目は例えば構造化文書の一部または全部の範囲を示す言語(例えば、XPath言語、XQuery言語)を用いて記述される。
また、上述のように構成された本発明による要求集約通信装置は、次のように動作することを特徴とする。すなわち、要求集約通信装置は、要求情報の登録指示を受けると、要求者からの要求情報を要求情報登録部で受け取り、要求情報蓄積部に蓄積する。要求集約通信装置は、通信の開始指示を受けると、要求選択部によって、要求情報蓄積部に蓄積された要求情報のうち今回送信する要求情報を、要求情報内の送信条件に従って選択し、要求情報統合部へ渡す。要求情報統合部は受け取った要求情報内の、各要求項目が要求している情報の範囲を比べ、全体として重複を除去し、必要十分な情報を得るための新しい要求項目として再構成する。
特に要求項目が構造化文書の一部または全部の範囲を示す言語で記述されている場合は、構造化文書の構造情報を用いることにより、ある要求項目が他の要求項目に含まれているか否かが判断でき、含む側の要求項目だけで必要な情報を得ることができることが分かる。
一度に送信可能な総通信量の上限が決められている場合は、要求選択部は選択した要求情報が制約を満たしていることを確認しながら、要求送信重要度の高い要求情報から逐次選択し、要求情報統合部に渡す。一度に送信可能な通信量が決められている場合は、要求情報統合部で生成中の統合要求情報の送信に必要な通信量を確認しながら選択する。
送信が必要な全ての要求情報が要求情報統合部へ渡されると、生成された統合要求情報が通信部に渡され、通信部により通信相手に送信され、返信内容を受け取る。受け取った返信内容は情報展開部で、選択された要求情報に従って展開され、各要求者を起動して、情報を渡す。
本発明によれば、第1に、複数の要求者から同一の情報源に対する要求情報の送信と、要求に対する返信内容の受信の通信時間を短縮することが可能となる。
また、第2に、複数の要求者からの情報の要求およびその返信内容の処理を、要求者を通信前に起動した状態にしておくことなく高速に実行することが可能となる。
また、第3に、木構造を持った情報源(例えば構造化文書)に対する要求の通信量を削減することが可能となる。
また、第4に、通信時間等、通信媒体の制約を満たした上で最大限の情報を交換することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る要求集約通信装置の第1の実施の形態の構成図である。
図1を参照すると、要求集約通信装置100は、要求情報登録部110と、要求情報蓄積部120と、要求選択部130と、要求情報統合部140と、通信部150と、情報展開部160と、要求情報170と、統合要求情報180とを含んで構成される。
要求情報登録部110は、要求情報170を図示しない要求者(例えばアプリケーション)から受け取り要求情報蓄積部120に蓄積する。
要求情報蓄積部120は、例えばRAM(random access memory)やハードディスクなどの記憶媒体によって構成され、要求情報170を蓄積する。
要求情報170は、一つ以上(最も単純な例では要求者の数だけ)登録され、それぞれ一つ以上の要求項目171(171−1〜171−n:nは正の整数)と、要求を送信する条件を示した送信条件172、要求者を識別する要求者識別子173とを含んで構成される。
要求項目171は一例として、構造化文書の一部または全部の範囲を指し示す言語(例えばXPath言語(XML Path Language)、XQuery言語(XML Query)等の言語。ここにXMLは、extensible markup languageの略称。)を用いて指定される。また他の一例では、一連の通し番号で示される情報のうち要求する情報の範囲によって指定される。
送信条件172には、構成する要求情報170を送信する条件が記載される。例えば、“該要求情報170を前回送信してから一定時間が経過した場合”や、“特定の時刻のとき”、あるいは“要求選択部130が取得可能な属性値が特定の値であった場合”、“通信容量に空きがある場合”などと記載される。また、“常に送信する”という条件が記載されてもよい。また複数の条件の組み合わせ(例えば論理和、論理積)で表現されてもよい。
要求者識別子173は、要求者を識別する情報である。
要求選択部130は、要求情報170の送信条件172を確認し、現在その要求の送信が必要か否かを判断する機能を有する。要求選択部130は、ユーザからの図示しないキーボード等による指示または通信部150を介して図示しない通信先、一例として情報提供装置からの指示によって通信の開始が指示された際に、要求情報蓄積部120に蓄積された各要求情報170について、送信条件172を確認し、これから実行しようとする通信で送信が必要か否かを判断し、送信が必要な要求情報170については、要求情報統合部140及び情報展開部160に渡す。
要求情報統合部140は、要求情報170を逐次的に統合要求情報180に統合する機能を有する。要求情報統合部140は、要求情報170内の要求項目171と既に統合要求情報180に含まれている要求項目181のうち重複する項目、統合可能な項目を統合し、新しい要求項目181として置き換える。重複しない要求項目171については、同じ内容の新しい要求項目181として統合要求情報180に追加する。
例えば、要求項目171が構造化文書の一部または全部の範囲を示す言語で指定される装置では、構造化文書の構造情報(例えばXML Schema)を用いることで、ある要求項目が別の要求項目内に含まれる一部であるか否かを判断でき、重複の有無が判断できる。また、構造情報に要素Aの中には要素Bと要素Cが含まれると記載されていて、要素Bと要素Cを要求する要求項目がある場合には、要素Aを要求する要求項目に統合することできる。
さらに、要求項目171がXPath言語で記載された場合は、あるXPath式が別のXPath式の前半部分に一致する(例えば“/A/B”と“/A/B/C”)と短い方のXPath式は長い方のXPath式が示す範囲を含んだより広い範囲を要求していることが判断できるため、構造情報を用いるまでも無く重複の有無が判断できる。
また要求項目が通し番号で指定される別の装置では、例えば(1から5)の要求項目と(3から7)の要求項目は(1から7)の要求項目に統合され、統合要求情報に入れられる。要求情報統合部140は要求選択部130から送信する要求情報170が全て渡されると、作成した統合要求情報180を通信部150に渡す。
通信部150は、通信先、一例として図示しない情報提供装置と通信を行い、要求情報を送信し返信内容を受け取る機能を有する。通信部150は、要求情報統合部140から渡された統合要求情報180を通信先に送信し、返信内容を受け取り、返信内容を情報展開部160に渡す。
情報展開部160は、返信内容から要求項目171ごとの情報を展開する機能を有する。情報展開部160は通信部150から渡された返信内容と要求選択部130から渡された要求情報170に従って、要求項目171の情報を展開し要求者識別子173で示される要求者に渡す。
例えば要求項目171、181がXPathによって記述されるシステムでは、返信内容は統合要求情報180内の要求項目181で指示された項目を含んだXML文書で構成され、情報展開部160はXPathエンジンによって構成される。
次に、図1及び図2のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。図2は、要求集約通信装置100が実行する統合通信処理の手順の第1の実施の形態のフローチャートである。
要求集約通信装置100は、処理待ち状態(S101)のときに要求情報170の登録処理の指示を受けると(S102、S103)、要求情報登録部110は要求情報170を受け取り(S111)、要求情報蓄積部120に蓄積する(S112)。要求情報の登録が終わると処理待ち状態(S101)に戻る。要求情報170は例えばアプリケーションがインストールされたときに登録される。また、例えばユーザの指示により要求情報170を書き換えるときに登録される。
一方、要求集約通信装置100は、処理待ち状態(S101)のときに通信の開始の指示を受けると(S102、S104)、要求選択部130によって要求情報蓄積部120に蓄積された要求情報170を選択し(S121)、選択した要求情報170が今回の通信で送信が必要な要求情報であった場合には(S122にて“はい”の場合)、要求情報統合部140に渡し要求を統合する(S123)。そして、ステップS124に進む。
選択した要求情報170が今回の通信で送信が必要な要求情報でなかった場合には(S122にて“いいえ”の場合)、ステップS124に進む。
ステップS124では要求情報がまだ存在するか否かを調べ、存在する場合は(S124にて”はい“の場合)ステップS121へ戻る。一方、存在しない場合は(ステップS124にて”いいえ“の場合)はステップS125へ進む。
すなわち、S121からS124までの処理は全ての要求情報蓄積部120に蓄積された要求情報170について行われる。
送信する要求情報170が確定し統合要求情報180が完成すると通信部150を通じて通信先に統合要求情報180を送信し、折り返し返信内容を受信する(S125)。
情報展開部160は受け取った返信内容を選択された要求情報170に従って展開し(S126),要求者を起動し展開された情報を渡す(S127)。全ての選択された要求情報170について展開が終わると処理待ち状態(S101)に戻る。
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、通信時に送信が必要な要求のみを選択し、さらに要求情報統合部で統合して送信し、一つの返信内容を受け取り、情報展開部により展開するように構成されるため、複数の要求者によって通信が要求される際に、通信量を削減することができ、通信時間を削減することができる。
また、複数の要求者の要求情報を予め、蓄積するように構成されるため、通信開始時に、複数の要求者を起動した状態にしておくことなく、複数の要求者からの要求の通信時間を短縮することができる。通信終了後は、通信可能状態を維持する必要がないので処理時間をかけて要求者を起動することができる。
また、要求情報統合部によって、構造化文書の一部または全部の範囲を示す言語によって記述された複数の要求項目の重複を確認し、重複した要求項目については統合するように構成されるため、木構造を持った情報源に対する要求の通信量を削減することができる。
ここでは、一つの通信部150を備えた要求集約通信装置を用いて説明したが、複数の通信部150(例えば、赤外線通信部あるいはICカード通信部)を備えても良い。その場合は、送信条件172に“特定の通信部150−x(xは正の整数)によって通信を行う際に送信する”という条件が記載されても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は事前統合に関するものである。図3は本発明に係る要求集約通信装置の第2の実施の形態の構成図、図4は要求集約通信装置200が実行する統合通信処理の手順の第2の実施の形態のフローチャートである。なお、図3および図4において図1および図2と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図3および図4を参照すると、要求集約通信装置200は、第1の実施の形態における要求集約通信装置100と同じ要素によって構成されるが、要求情報登録部110によって要求情報170が登録されると(S111)、要求情報統合部140に渡され、要求情報蓄積部120に蓄積されている要求情報内に同じ送信条件172を持つ要求情報が存在する場合は(S213で“はい”の場合)、予め統合し(図4のS214)、統合された要求情報270を前記登録された要求情報170の代わりとして要求情報蓄積部120に蓄積する(S112)。
一方、要求情報が存在しない場合は(S213で“いいえ”の場合)、ステップS112に進む。
要求情報270は元の要求情報を全て含み、通信時には要求情報統合部140は要求情報270の要求項目171を使用し、情報展開部160には要求情報270に含まれる要求情報170を渡すことにより、返信情報が展開され(S126)、それぞれの要求者識別子173で識別される要求者に必要な情報が渡される(S127)。
本実施の形態では、同じ送信条件172を持つ要求情報170は予め統合されるように構成されるため、要求情報蓄積部120に蓄積される要求情報170の数を削減でき、通信開始時に、要求選択部130で要求情報170を選択する処理負荷及び、要求情報統合部140で要求情報170を統合要求情報180に統合する処理負荷を軽減することができ、通信開始処理時間が短縮される。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図1、図5および図6を用いて説明する。第3の実施の形態は通信量最適化に関するものである。図5は第3の実施の形態における要求情報370の一例の構成図、図6は要求集約通信装置100が実行する統合通信処理の手順の第3の実施の形態のフローチャートである。なお、図6において図2と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図5を参照すると、要求情報370は要求情報170に加えて、該要求情報を送信する重要度を相対的に示す重要度174を含み、要求情報統合部140は現在の統合要求情報180の送信に必要な通信量を答える機能を有し、要求選択部130は一度の通信で送信可能な通信量などの、送信する統合要求情報180に関する制約情報を持つ。
要求選択部130は重要度174が高い要求情報から順に(S321)処理を行い(S122)、選択した要求情報170を要求情報統合部140に渡す(S123)。その際、選択した要求情報170が前記統合要求情報180に関する制約情報を満たしていることを確認し、制約を満たしている場合は次の要求情報170を選択する。特に制約情報が、統合要求情報の送信に必要な通信量である場合は、作成中の統合要求情報180の送信に必要な通信量を確認し(S324)、通信量が予め決められた送信可能容量より少ない場合に(S324にて“はい”の場合)、次の要求情報170を選択する(S321)。
一方、ステップS122にて“いいえ”の場合はステップS324に進み、ステップS324にて“いいえ”の場合はステップS125に進む。
本実施の形態では、重要度の高い要求情報から順に処理を行い、作成する統合要求情報180に関する制約を満たしている場合のみ要求情報を選択するように構成されるため、統合要求情報180に関する制約を満たしたまま、可能な限り多くの情報を交換することが可能となる。
また、重要度が低い要求情報でも、制約を満たしたまま送信できる場合は選択するように構成しても良い。すなわち、通信量に対する制約がある場合に、既に選択された要求情報によって包含される要求情報は、追加の通信量なしで送信できるため、選択しても制約を満たすため、選択するように構成しても良い。
ここでは、統合要求情報180の送信に必要な通信量に関する制約ついて説明したが、返信内容の構造情報が利用できる場合には、要求情報統合部140は返信内容の通信量を推定することが可能となり、要求選択部130は統合要求情報180の返信内容の通信量に対する制約情報を持ち、返信内容の通信量が制約を満たしている間のみ次の要求情報を選択するように構成されても良い。
次に、本発明の第4の実施の形態について、図1、図7および図8を用いて説明する。第4の実施の形態は起動条件に関するものである。図7は本実施の形態における要求情報470の一例の構成図、図8は要求集約通信装置100が実行する統合通信処理の手順の第4の実施の形態のフローチャートである。なお、図8において図2と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図7を参照すると、要求情報470は要求情報170に加えて要求者を起動して展開された情報を渡す条件を記載した起動条件175を含んでいる。
情報展開部160は、展開した情報が起動条件175に合致したときのみ、要求者を起動し、展開された情報を要求者に渡す(S427)。起動条件175に合致しなかった場合は要求者が必要としている情報ではないため破棄する。
本実施の形態では、展開された情報が要求者の必要とする情報であったときのみ、要求者を起動するように構成されるため、要求者を起動する回数を削減することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について、図1および図9を用いて説明する。第5の実施の形態は情報送信に関するものである。図9は本実施の形態における要求情報570の一例の構成図である。
要求情報570は、要求情報170の要求項目に代えて、一つ以上の送信情報176を含む。送信情報176は要求項目171と異なる形式であってもよい。
例えば、要求項目がXPath式で、送信情報は構造化文書で表現されても良い。要求情報統合部140は送信情報176を要求項目171とは分けて、送信情報185(図示せず)として統合要求情報180内に追加する。送信情報176の一例は構造化文書である。通信部150は送信情報185を含めて統合要求情報180を通信先に送信する。要求項目181に対しては返信情報内に該当する情報が含まれ、情報展開部160で展開可能であることに対し、送信情報185に対しては返信内容に対応する応答は含まれなくてよい。
本実施の形態では、要求者(例えばアプリケーション)が別途送信する必要がある情報を、要求情報の送信内に含めるように構成されるため、通信回数、通信量が削減できる。また、要求者を起動する必要がなくなるため、処理時間が短縮される。
また、要求情報570は、送信情報176と要求項目171を混在するように構成されても良い。
次に、本発明の第6の実施の形態について、図10および図11を用いて説明する。第6の実施の形態は連続通信に関するものである。図10は第6の実施の形態における要求集約通信装置の構成図、図11は要求集約通信装置100が実行する統合通信処理の手順の第6の実施の形態のフローチャートである。なお、図10において図1と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
要求集約通信装置600は第1の実施の形態の要求集約通信装置100に加えて、以前の通信の返信内容をコンテキスト情報601として蓄積するコンテキスト蓄積部602を備える。送信条件172には“あるコンテキスト情報601が蓄えられている場合”という条件が記載されることがある。
通信部150は返信内容を情報展開部160に渡す代わりにコンテキスト蓄積部602にコンテキスト情報601として蓄積する。要求選択部630はさらに要求情報蓄積部120内から一度目に選択されなかった要求情報のうち、コンテキスト蓄積部602に蓄積されているコンテキスト情報601の内容によっては送信する必要が生じる要求情報170(具体的には、前記“あるコンテキスト情報601が蓄えられている場合”という送信条件172を含む要求情報170)について、コンテキスト情報601の内容を確認し(S201,S202)、送信条件172が合致する場合には(S202にて“はい”の場合)、該要求情報170を選択し、統合、通信、展開処理を行う(S203〜S206)。一方、ステップS202にて“いいえ”の場合はステップS204へ進む。
以上の通信処理を新たに送信が必要になる要求情報170が発生しなくなるまで行い(S204にて“はい”の場合)、要求情報170が発生しなくなると(S204にて“いいえ”の場合)、総合要求情報を送信する(S205)。その送信が終了すると(S205)、通信先から返信内容が返送される。
情報展開部160はコンテキスト蓄積部602に蓄積されたコンテキスト情報601を返信内容として展開し(S206)、要求者を起動して展開情報を渡す(S207〜S211)。
すなわち、ステップS207にて次の段階がある場合は(S207にて“はい”の場合)、次の段階の処理の指示を行い(S208)、要求情報はもう存在しない場合は(S210にて“いいえ”の場合)、一つ以上要求処理が指示されたか否かが調べられ、一つ以上要求処理が指示されなかった場合は(S211にて“いいえ”の場合)、処理は終了する。
一方、ステップS207にて次の段階がない場合は(S207にて“いいえ”の場合)、返信内容が要求者に提供され(S209)、ステップS210にて要求情報がまだ存在する場合は(S210にて“はい”の場合)、ステップS206に戻り、ステップS211にて一つ以上要求処理が指示された場合は(S211にて“はい”の場合)、ステップS201に戻る。
通信の回数は予め最大値を定めておき、最大回数通信を行った後は、新たな要求情報170の選択は行わないように構成されても良い。
コンテキスト蓄積部602と要求情報蓄積部120とは同一の装置で構成されても良い。
コンテキスト情報601のうち全部または一部は、次回通信時まで蓄積するように構成されても良い。
新たに要求しようとする要求情報170の要求項目171がコンテキスト情報601に含まれている場合には、該要求項目171は送信する統合要求情報180に含めず、情報展開部160は、統合要求情報180に含めなかった該要求項目171は、返信情報から展開する代わりにコンテキスト情報601から値を取得し要求者に渡すように構成されても良い。
本実施の形態では、複数の通信を連続して行い、以前の通信の結果はコンテキスト情報として蓄積されるように構成されるため、通信開始以前には取得できない情報を用いて送信する要求情報を選択することが可能になる。
次に、本発明の第7の実施の形態について、図12および図13を用いて説明する。第7の実施の形態は展開情報蓄積に関するものである。図12は第7の実施の形態における要求集約通信装置の構成図、図13は要求集約通信装置700が実行する統合通信処理の手順の第7の実施の形態のフローチャートである。なお、図12および図13において図1および図2と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図12を参照すると、要求集約通信装置700は第1の実施の形態の要求集約通信装置100に加えて、情報展開部160で展開された展開情報を蓄積する展開情報蓄積部702を備える。
情報展開部160は返信情報を展開すると、展開情報701を展開情報蓄積部702に蓄積する(S727)。要求者は次回以降起動した際に展開情報蓄積部702から展開情報701を受け取る。
本実施の形態では、情報展開部は返信内容を展開した後、要求者を起動することなく展開情報蓄積部702に蓄積するため、通信の終了後にも要求者を起動する必要がなく、処理時間を短縮できる。
次に、本発明の第8の実施の形態について、図14および図15を用いて説明する。第8の実施の形態は外部参照に関するものである。図14は第8の実施の形態における要求集約通信システムの構成図、図15は要求集約通信システム801が実行する統合通信処理の手順の第8の実施の形態のフローチャートである。なお、図14において図1と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図14を参照すると、要求集約通信システム801は、要求集約通信装置800と、情報蓄積装置802および803と、情報提供装置804とを含んで構成される。
要求集約通信装置800は第1の実施の形態の要求集約通信装置100の通信部150の替わりに通信部850を備える。すなわち、図15に示すフローチャートは図2の要求送信および返信受信(S125)に代わる処理である。その他の処理は図2と同様である。
情報提供装置804は、統合要求情報180、返信内容805の送受信を行う通信部806と、情報を蓄積する情報蓄積部807を備える。
通信部850は統合要求情報180を情報蓄積装置802に送信し(S825,S825−1)、その蓄積位置情報を情報提供装置804の通信部806に送信する(S825−2)。通信部806は受け取った統合要求情報180の蓄積位置情報に従って、情報蓄積装置802から統合要求情報180を取得し(S825−3)、これを情報蓄積部807へ送信する。
そして、通信部806は情報蓄積部807から返信内容805を取得し(S825−4)、情報蓄積装置803に送信し(S825−5)、その蓄積位置情報を通信部850に返信する(S825−6)。通信部850は受け取った返信内容805の蓄積位置情報に従い、情報蓄積装置803から返信内容805を受け取り(S825−7)、情報展開部160で展開し(図2のS126)、要求者に渡す(図2のS127)。
情報蓄積装置802と803は同じ装置でも良い。また情報蓄積装置802,803のいずれかもしくは両方は、要求集約通信装置800もしくは情報提供装置804のいずれかもしくは各々と同一の装置でも良い。
また、要求集約通信装置800及び情報提供装置804は、複数の通信部を備え通信相手ごとに異なる通信部を使用するように構成されても良い。
本実施の形態では、統合要求情報、返信内容のいずれかまたは両方は、第三者を経由して送信する構成であるため、要求集約通信装置800と情報提供装置804の間の通信容量や通信可能時間が限られている場合でも多くの情報を交換することが可能となる。
次に、本発明の第9の実施の形態について、図16を用いて説明する。図16は本発明に係る要求集約通信装置の第9の実施の形態の構成図である。同図を参照すると、要求集約通信装置220は図1の要求集約通信装置100から通信部150を削除し、通信部150を外部に設けたものである。その他の構成は図1と同様であるため、同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
このように、通信部150を外部に設ける構成も可能である。なお、図3、図10、図12、図14に示す要求集約通信装置100、200、600、700,800においても、通信部150、850を外部に設ける構成が可能である。本実施の形態によれば、要求集約通信装置100の小型化が可能となる。
次に、本発明の第10の実施の形態について、図17を用いて説明する。図17は本発明に係る要求集約通信システムの第10の実施の形態の構成図である。なお、図1と同様の構成部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
図17を参照すると、本発明に係る要求集約通信システム300は、図1に記載の要求集約通信装置100と、新規に追加した情報提供装置190とを含んで構成される。
すなわち、要求集約通信装置100の通信先の一例として情報提供装置190が設けられた場合を示している。要求集約通信装置100の構成は図1と同様である。要求集約通信装置100は情報提供装置190に対して要求情報を送信し、その要求情報に対する返信情報を情報提供装置190から受信する。
本実施の形態によれば、本発明に係る要求集約通信装置100を含む要求集約通信システム300が得られる。
次に、本発明の第11の実施の形態について、図18を用いて説明する。図18は本発明の第11の実施の形態の構成図である。同図を参照すると、要求集約通信装置320は図1の要求集約通信装置100に制御部321と、メモリ322とを追加して構成されている。
制御部321は要求情報登録部110と、要求情報蓄積部120と、要求選択部130と、要求情報統合部140と、通信部150と、情報展開部160とを制御する。メモリ322には図2,4,6,8、11,13および15にフローチャートで示す処理手順をコンピュータ(本実施の形態の場合は制御部321)に実行させるためのプログラムが格納されている。
制御部321はメモリ322から上記プログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって上記部位110〜160を制御する。その制御内容については既に述べたのでここでの説明を省略する。
なお、図3、10、12、14、16、17に示す要求集約通信装置にも本実施の形態と同様の制御部321およびメモリ322を追加することが可能である。
次に、図19〜図22を参照して本発明の第1実施例について説明する。
図19は、本発明に係る携帯情報端末の一例の構成図である。同図を参照すると、携帯情報端末902は、要求集約通信装置900と、アプリケーションA〜Cとを含んで構成される。
また、要求集約通信装置900は、要求情報登録部910と、情報蓄積部920と、要求選択部930と、要求情報統合部940と、ICカード通信部950−1と、赤外線通信部950−2と、情報展開部960とを含んでいる。
一方、アプリケーションA,B,Cは要求情報970−1、970−2、970−3をそれぞれ含んでいる。これらのアプリケーションA,B,Cが携帯情報端末902にインストールされている。
図20は要求情報の詳細の一例を示す図である。同図を参照すると、要求情報の一例は図20(a)〜図20(c)に示す要求情報970−1,970−2および970−3と、図20(d)に示す交換する情報の構造情報991と、図20(e)に示す通信先が保持する情報992とを含んで構成される。この例で要求する情報はXMLで記述された構造化文書であり、各要求項目はXPath式で記載されている。要求情報970−1,970−2および970−3は図19に示すアプリケーションA,B,Cがそれぞれ登録する情報である。
ここで、各通信部950−1、950−2で一回の通信で受信できる通信量は構造化文書の葉ノード数でそれぞれ5ノード以下と定義されていると仮定する。
ここで、葉ノード数について説明する。一例として、図20(d)の構造情報991について説明すると、葉ノードとは子ノードのないノードをいい、同図の店舗名、支店コード、住所、緯度経度、サービス名、提供条件、提供期間が葉ノードとなる。
アプリケーションA,B,Cはそれぞれ、要求情報970−1,970−2,970−3を要求情報登録部910に登録する。登録された各要求情報970−1,970−2,970−3は情報蓄積部920に蓄積される。
図21は返信内容の一例(返信内容1)を示す図である。同図はユーザやICカード通信部950−1から、ICカード通信部950−1を使用した通信の開始が指示された際の統合要求情報980−1(図21(a)参照)と、返信内容993−1(図21(b)参照)と、展開情報994−1(図21(c)参照)との一例を示している。
要求選択部930は情報蓄積部920に蓄積された要求情報970−1,970−2,970−3について重要度の高いものから順に処理を行う。
要求選択部930は、要求情報970−1(図20(a)参照)については、送信条件972−1“ICカード通信部を使用する場合”という条件が合致するため、選択し要求情報統合部940に渡す。
要求情報統合部940は要求情報970−1の要求項目971−1と971−2とを比較する。図20(a)を参照すると、要求情報970−1は“/ノード情報/店舗情報/支店コード”であり、これは、図20(d)の構造情報991を参照すると、“ノード情報”内の“店舗情報”内の“支店コード”を指している。
これに対し、要求情報970−2は“/ノード情報/店舗情報/所在地”であり、これは、図20(d)の構造情報991を参照すると、“ノード情報”内の“店舗情報”内の“所在地”(内の“住所”と“緯度経度”)を指している。
そこで、要求情報統合部940は“ノード情報”内の“店舗情報”内の“支店コード”と“ノード情報”内の“店舗情報”内の“所在地”(内の“住所”と“緯度経度”)とは重複しないと判断し、そのまま統合要求情報980の要求項目に追加する。
ここで、現在の統合要求情報980に対する返信内容の通信量は構造情報991から3ノードと推定され(支店コード、住所および緯度経度の3つ)、まだ通信量に余裕があることが分かる。
続いて、要求選択部930は要求情報970−2について送信条件972−2“常に”が合致するため、選択し要求情報統合部940に渡す。要求情報統合部940は、要求情報970−2の要求項目971−3,971−4と既に統合要求情報に追加してある要求項目971−1,971−2について比較を行う。
比較の結果、構造情報991によると、要求項目971−1,971−2,971−3の情報は統合してXPath“/ノード情報/店舗情報”と記載できることが分かるため、要求項目971−1,971−2,971−3に代わって、要求項目981−1としてXPath“/ノード情報/店舗情報”を統合要求情報980に追加する。要求項目971−4については重複する要素がないため、そのまま要求項目981−2として統合要求情報980に追加する。
ここで、現在の統合要求情報980に対する返信内容の通信量は図20(d)の構造情報991から5ノード(店舗名、支店コード、住所、緯度軽度、サービス名の5つ)と推定され、一回の通信で受信できる通信量に達しているため、要求情報の選択を終了する。最終的に統合要求情報980−1が出来上がる。
次に、ICカード通信部950−1は統合要求情報980−1(図21(a)参照)を通信先に送信する。通信先が情報992(図20(e)参照)を保持していると仮定すると、統合要求情報980−1に従って、返信内容993−1(図21(b)参照)が返信される。
情報展開部960は返信内容993−1(図21(b)参照)を要求選択部930によって選択された要求情報970−1,970−2(図20(a), (b)参照)に従って、展開情報994−1(図21(c)参照)に展開し、アプリケーションA、Bを起動してそれぞれの要求した項目を渡す。ここで展開処理は、返信内容993−1(図21(b)参照)のXML文書内から、各要求項目のXPath式で示される要素を抽出する処理に該当する。
図22は返信内容の他の例(返信内容2)を示す図である。同図はユーザや赤外線通信部950−2から、赤外線通信部950−2を使用した通信の開始が支持された際の、統合要求情報980−2(図22(a)参照)と、返信内容993−2(図22(b)参照)と、展開情報994−2(図22(c)参照)との一例を示している。
要求選択部930は、送信条件972−1(図20(a)参照)の“ICカード通信部を使用する場合”という条件が合致しないため、要求情報970−1(図20(a)参照)は選択しない。
続いて、要求選択部930は要求情報970−2(図20(b)参照)について送信条件972−2の“常に”が合致するため、選択し要求情報統合部940に渡し、統合要求情報980に追加する。この段階で返信内容の通信量は構造情報991(図20(d)参照)から2ノード(店舗名とサービス名の2つ)と推定され、まだ通信量に余裕があることが分かる。
さらに、要求選択部930は要求情報970−3(図20(c)参照)について送信条件972−3の“常に”が合致するため、選択し要求情報統合部940に渡す。要求情報統合部940は、要求項目971−4(図20(b)参照)と要求項目971−5(図20(c)参照)を比較すると、要求項目971−5が971−4の前半と一致するため、構造情報991を用いることなく、要求項目971−4は要求項目971−5に含まれることが分かる。そのため、要求項目971−4および971−5の代わりに要求項目981−4(図22(a)参照)を統合要求情報980に追加する。最終的に統合要求情報980−2(図22(a)参照)が出来上がる。
次に、第2実施例として、本発明の第6の実施の形態(図10参照)の動作の一例を説明する。図23は本発明の第2実施例において送受信される各種情報の一例を示す図である。
第2実施例は、図19に示す携帯情報端末902に2つのアプリケーションD,Eがインストールされている例である。最初の通信では、要求情報970−4、970−5(図23(a), (b)参照)が選択され、返信内容993−3(図23(e)参照)が返信される。返信内容993−3がコンテキスト情報として情報蓄積部920に蓄積されると、要求情報970−6(図23(c)参照)の送信条件972−6が合致するため、2回目の通信が行われる。
ここで、構造情報991(図20(d)参照)から要求項目971−6および971−7のうちコンテキスト情報に含まれていないのは、XPath“/ノード情報/店舗情報/所在地”で示される情報であることが分かるので、統合要求情報980−3(図23(d)参照)に要求項目981−5を追加して通信相手に送信する。統合要求情報980−3に対する返信内容を受け取り、コンテキスト情報に追加しても新たに送信条件が合致する要求情報は存在しないため、以上で通信を終了する。
上述したように本発明によれば、複数の要求者によって通信が要求される場合に、通信時間を削減することができる。その理由は、各要求者の要求情報を予め要求情報蓄積部に蓄積しておき、通信時に送信が必要な要求のみを選択し、さらに要求情報統合部で統合して送信し、一つの返信内容を受け取り情報展開部により展開するためである。
また、通信前に複数の要求者を起動した状態にしておくことなく、複数の要求者からの要求の処理時間を短縮することができる。その理由は、複数の要求者の要求情報を予め、要求情報蓄積部に蓄積することによって、要求者を起動することなく送信する要求情報を決定できるためである。
また、木構造を持った情報源に対する要求の通信量を削減することができる。その理由は、要求項目を構造化文書の一部または全部の範囲を示す言語によって記述し、要求情報統合部によって構造情報を用いて重複する要求項目を一つにまとめるためである。
また、一度に送信可能な通信量等、選択された複数の要求情報に渡って決定される制約を満たした上で最大限の情報を交換することができる。その理由は、要求選択部は選択した要求情報の制約充足を確認しながら、送信する要求情報を追加選択するように動作するためである。
本発明によれば、複数のアプリケーションが通信を行う携帯情報端末を実現するための通信プログラムといった用途に適用できる。また、通信状態が不安定な環境のための通信装置といった用途にも適用可能である。
100、200 要求集約通信装置
220、320 要求集約通信装置
600、700、800 要求集約通信装置
110、910 要求情報登録部
120 要求情報蓄積部
130、630、930 要求選択部
140、940 要求情報統合部
150、806、850 通信部
160、860 情報展開部
170、270、370 要求情報
470、570、970 要求情報
171、181、271 要求項目
971、981 要求項目
172、972 送信条件
173、973 要求者識別子
174、974 重要度
175 起動条件
176 送信情報
180、980 統合要求情報
190 情報提供装置
300、801 要求集約通信システム
601 コンテキスト情報
602 コンテキスト蓄積部
701 展開情報
702 展開情報蓄積部
802、803 情報蓄積装置
804 情報提供装置
805、993 返信内容
807 情報蓄積部
902 携帯情報端末
920 情報蓄積部
951−1 ICカード通信部
951−2 赤外線通信部
991 構造情報
992 通信先が保持する情報
994 展開情報
220、320 要求集約通信装置
600、700、800 要求集約通信装置
110、910 要求情報登録部
120 要求情報蓄積部
130、630、930 要求選択部
140、940 要求情報統合部
150、806、850 通信部
160、860 情報展開部
170、270、370 要求情報
470、570、970 要求情報
171、181、271 要求項目
971、981 要求項目
172、972 送信条件
173、973 要求者識別子
174、974 重要度
175 起動条件
176 送信情報
180、980 統合要求情報
190 情報提供装置
300、801 要求集約通信システム
601 コンテキスト情報
602 コンテキスト蓄積部
701 展開情報
702 展開情報蓄積部
802、803 情報蓄積装置
804 情報提供装置
805、993 返信内容
807 情報蓄積部
902 携帯情報端末
920 情報蓄積部
951−1 ICカード通信部
951−2 赤外線通信部
991 構造情報
992 通信先が保持する情報
994 展開情報
Claims (25)
- 複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約手段と、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開手段とを含む要求集約通信装置であって、
前記情報展開手段は、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする要求集約通信装置。 - 前記集約した要求情報を通信先に送信し、かつ前記通信先から前記集約した要求情報に対する返信情報を受信する通信手段を含むことを特徴とする請求項1記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は複数の要求者からの要求情報を登録する要求情報登録部を含むことを特徴とする請求項1または2記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は複数の要求者からの要求情報を蓄積する要求情報蓄積部を含むことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は複数の要求者からの要求情報から送信が必要な要求情報を選択する要求選択部を含むことを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は前記複数の要求情報のうち重複する要求項目を統合する要求情報統合部を含むことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は複数の要求者からの要求情報を登録する要求情報登録部と、前記要求情報登録部に登録された要求情報を蓄積する要求情報蓄積部と、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択する要求選択部と、選択した要求情報のうち重複する要求項目を統合する要求情報統合部とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の要求集約通信装置。
- 前記要求集約手段は複数の要求者からの要求情報を登録する要求情報登録部と、前記要求情報登録部に登録された要求情報のうち重複する要求項目を統合する要求情報統合部と、統合した要求情報を蓄積する要求情報蓄積部と、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択し前記要求情報統合部へ送出する要求選択部とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の要求集約通信装置。
- 以前の通信の返信内容を蓄積するコンテキスト情報蓄積部を含み、前記要求選択部は前記以前の通信の返信内容に基づき要求情報を選択することを特徴とする請求項5から8いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記情報展開手段は、展開した情報を蓄積する展開情報蓄積部を含むことを特徴とする請求項1から9いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求情報には送信条件が含まれ、前記要求選択部は前記送信条件に基づき選択の要否を判断することを特徴とする請求項5から10いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求情報には重要度が含まれ、前記要求選択部は前記重要度に基づき選択の要否を判断することを特徴とする請求項5から11いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求情報には前記要求者の起動条件が含まれ、前記情報展開手段は、前記起動条件に基づき前記要求者を起動し、展開された情報を前記要求者に渡すことを特徴とする請求項1から12いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 前記要求情報には送信情報が含まれ、前記要求情報統合部は、前記送信情報を前記要求項目とは分けて統合することを特徴とする請求項6から13いずれかに記載の要求集約通信装置。
- 複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約ステップと、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開ステップとを含む要求集約通信方法であって、
前記情報展開ステップは、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする要求集約通信方法。 - 前記集約した要求情報を通信先に送信し、かつ前記通信先から前記集約した要求情報に対する返信情報を受信する通信ステップを含むことを特徴とする請求項15記載の要求集約通信方法。
- 前記要求集約ステップは複数の要求者からの要求情報を登録する要求情報登録ステップと、前記要求情報登録ステップに登録された要求情報を蓄積する要求情報蓄積ステップと、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択する要求選択ステップと、選択した要求情報のうち重複する要求項目を統合する要求情報統合ステップとを含むことを特徴とする請求項15または16記載の要求集約通信方法。
- 前記要求集約ステップは複数の要求者からの要求情報を登録する要求情報登録ステップと、前記要求情報登録ステップに登録された要求情報のうち重複する要求項目を統合する要求情報統合ステップと、統合した要求情報を蓄積する要求情報蓄積ステップと、蓄積した要求情報から送信が必要な要求情報を選択し前記要求情報統合部へ送出する要求選択ステップとを含むことを特徴とする請求項15または16記載の要求集約通信方法。
- 以前の通信の返信内容を蓄積するコンテキスト情報蓄積ステップを含み、前記要求選択ステップは前記以前の通信の返信内容に基づき要求情報を選択することを特徴とする請求項17または18記載の要求集約通信方法。
- 前記情報展開ステップは、展開した情報を蓄積する展開情報蓄積ステップを含むことを特徴とする請求項15から19いずれかに記載の要求集約通信方法。
- 請求項2記載の要求集約通信装置と、前記要求集約通信装置と通信を行う情報提供装置とを含むことを特徴とする通信システム。
- 前記要求集約通信装置から送信される要求情報を蓄積する第1の情報蓄積装置と、前記情報提供装置から送信される返信情報を蓄積する第2の情報蓄積装置と、前記第1の情報蓄積装置に蓄積された要求情報の蓄積位置情報を前記要求集約通信装置から前記情報提供装置へ送信する第1の位置情報送信手段と、前記第2の情報蓄積装置に蓄積された返信情報の蓄積位置情報を前記情報提供装置から前記要求集約通信装置へ送信する第2の位置情報送信手段とを含むことを特徴とする請求項21記載の通信システム。
- 複数の要求者からの要求情報を集約する要求集約ステップと、前記集約した要求情報に対する返信情報を前記要求者別に展開する情報展開ステップとを含む要求集約通信方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
前記情報展開ステップは、前記要求者毎の要求情報に含まれる要求項目に基づいて前記返信情報を返送すべき要求者を識別することを特徴とする制御プログラム。 - 前記集約した要求情報を通信先に送信し、かつ前記通信先から前記集約した要求情報に対する返信情報を受信する通信ステップを含むことを特徴とする請求項23記載の制御プログラム。
- 請求項1から14記載の要求集約通信装置を含むことを特徴とする携帯情報端末。
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