JP2008009989A - 電子通信ネットワークに接続されたユーザ群においてコンピテンスを位置特定する方法、システム及びソフトウェア - Google Patents

電子通信ネットワークに接続されたユーザ群においてコンピテンスを位置特定する方法、システム及びソフトウェア Download PDF

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Abstract

【課題】電子通信ネットワークに接続されたユーザ群において特定の主題に関するコンピテンスを位置特定する方法を提供する。
【解決手段】(a)ネットワークを介してユーザにメッセージ20を送出する工程であって、上記メッセージが、応答するユーザの判断で主題に関してコンピテンスを有し得る一又は複数の他のユーザへの参照22を含む応答メッセージを戻すようユーザに誘いかける工程と、(b)応答メッセージを受信すると、応答メッセージにおいて参照された各ユーザに、工程(a)におけるメッセージと同様なメッセージ20を送出する工程と、(c)先行する反復工程において既に参照されたユーザを例外として、応答メッセージ全てについて工程(b)を反復する工程と、(d)自己評価、及び工程(a)乃至(c)において設定された参照に基づいてコンピテンス・データを格納する工程とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子通信ネットワークに接続されたユーザ群において特定の主題に関してコンピテンスを位置特定する方法に関する。本発明は、その方法を実現するシステム及びソフトウェアにも関する。
特に、本発明は、組織又は企業(例えば、その構成員が更にユーザ群を構成する)内の知識管理(ナレッジ・マネジメント)の課題に関する。
国際公開第01/39058号明細書には、ユーザがアクセスを有する知識レポジトリに種々の主題に関する知識が集中して格納されるサーバ・ベースの知識管理システムが開示されている。サーバは、特定の知識分野においてコンピテンシを有するエキスパートをユーザが探索可能なエキスパート・レポジトリを更にホスティングする。ユーザは、エキスパートに対して電子メールによって質問を出すことが奨励される。エキスパートは次いで、その回答をやはり電子メールによって戻す。ユーザは次いで、回答を評価し、よって獲得された知識を知識レポジトリに追加することが要求される。このシステムでは、知識レポジトリを拡充し、最新状態に維持するために相当量の作業が必要である。ユーザは、この作業に投資することに乗り気でないので、報酬システムによって動機付けされる。
米国特許6915284号明細書及び米国特許出願第2003/0172067号明細書には、ユーザ間のピアツーピア通信に主に基づいた知識管理システムが提案されている。このシステムでは、特定の主題に関する質問を示すメッセージが一般に、複数のユーザにブロードキャストされる。これらの複数のユーザはそれに対して回答することが期待される。関心がない、又はコンピテンシがない質問によってユーザが邪魔されないようにするために、ユーザ特有プロファイルが各ユーザのコンピュータに格納され、メッセージが受信されると、関係するユーザに適切であるか否かを決定するためにこのメッセージがプロファイルに対して自動的に確認され、適切なメッセージ(質問)のみがユーザ自身に提示される。このシステムでは、ユーザ・プロファイルの設定及び更新に相当量の作業が要求される。ユーザ・プロファイルは一般に、比較的複雑であり、包括的でなければならない。どの主題に関するどの質問が尋ねられるかを予期することが可能でないので、プロファイルが、おそらく全く尋ねられることのないトピックも包含しなければならないからである。
ユーザ・プロファイルの定義及び更新に関わる作業負荷を削減するために、「Agent Amplified Communication, AT&T Laboratories, the proceedings of the 13. National Conference on Artificial Intelligence (AAI-96), Portland, OR 1996」と題するHenry Kautz、Bart Selman及びAl Milewskiによる論文には、この作業を自動化するための特定のソフトウェア・モジュール(いわゆるエージェント)の利用が提案されている。前述のエージェントは、活動(例えば、ユーザの電子メールの交信)を監視して、ユーザが関係しているトピックを識別し、種々のトピックに関してこの特定のユーザが交信する他のユーザを識別するものである。特定の主題に関する質問を含むメッセージが受信されると、エージェントは、このユーザが関係していない主題を除外するのみならず、別のユーザとこの現行ユーザが交信した主題に質問が関係することが明らかになった場合に、このメッセージを別のユーザに転送する旨の提案も生成する。このようにして、メッセージは、参照連鎖を介して転送される。これによって、質問に回答するためのコンピテンスを有する少なくとも一ユーザが最終的に探索される可能性が増加する。
「Agent to Assist in Finding Help, Media Laboratory, MIT (http://web.media.mit.edu/lieber/lieberary/expert-finder/expert-finder.h)」と題するAdriana Vivacqua及びHenry Liebermanによる論文では、ユーザ・プロファイルを自動作成するエージェントが、ユーザが関係している種々の主題についてユーザのエキスパート・レベルを判定することもできるエージェント支援エキスパート・ファインダが提案されている。別々のユーザによって保有されるエージェントは、互いに通信し合い、そのユーザのエキスパート・レベルを交換するので、コンピテンシを有するエキスパートを自動的に位置特定することが可能である。しかし、エージェントがエキスパート・レベルを判定することができるために、エージェント・ソフトウェア自体が、対象の主題に関する相当量の知識に基づいていなければならないので、前述のエージェントは、限定された知識分野にのみ適用可能である。
更に、前述のプロファイル・ベース知識管理システム又はエージェント・ベース知識管理システムは、特定の主題に関する知識が、群の構成員の間で配布されるやり方を明らかにしないという欠点を有する。
米国特許第6879985号明細書には、人間関係を登録する方法及びサーバが開示されている。サーバは、ウェブページとして構成された登録書式(これによって、非構成員が群の新規構成員としての登録を申し込むことが可能になる)、及び、構成員が、外部者の新規構成員としての登録をサポートするか、又は他の人々が構成員になるよう誘いかけることを可能にする書式を提供する。データベースは、登録された構成員のアドレス帳データを格納する。このデータにはとりわけ、住所、電話番号、電子メール・アドレス、並びに、専門構成員の職業、及び関係している専門分野が含まれる。電子メールの交信によって、構成員は、エキスパートの知識又は情報を得るために互いに各種の関係を設定することができる。サーバは、そうして設定された関係を記録し、これを人間関係図において表す。前述の関係データは次いで、構成員に利用可能にされ、特定の知識分野のエキスパートに接触することを支援する。しかし、このシステムでは、他者との関係を設定するためにユーザから要求される登録手順及びイチシアチブによって、閾値が比較的高くなる。それによって、システムを稼働状態及び最新状態に維持するのに十分な頻度でユーザがこのシステムを利用することが妨げられ得る。更に、このシステムによって提供される関係データは、関係しているユーザの知識レベルを必ずしも(特に特定の主題に対して)反映していない。
本発明の目的は、冒頭の段落に示すタイプの方法、システム及びソフトウェアを提供することである。これらは、ユーザが併せて、エキスパートのネットワークを構築し、それによって、群内のコンピテンスを位置特定するうえで強力なツールになる。
この目的を達成する方法は、
(a) ネットワークを介してユーザにメッセージを送出する工程であって、上記メッセージが、応答するユーザの判断で主題に関してコンピテンスを有し得る一又は複数の他のユーザへの参照を含む応答メッセージを戻すようユーザに誘いかける工程と、
(b) 応答メッセージを受信すると、応答メッセージにおいて参照された各ユーザに、工程(a)におけるメッセージと同様なメッセージを送出する工程と、
(c) 先行する反復工程において既に参照されたユーザを例外として、応答メッセージ全てについて工程(b)を反復する工程と、
(d) 自己評価と、工程(a)乃至(c)において設定された参照とに基づいてコンピテンス・データを格納する工程とを備える。
知識管理が本発明の焦点であるが、本明細書及び特許請求の範囲使用の「コンピテンス」の語は知識又はノウハウに限定されず、例えば、社会的コンピテンス、リーダーシップの素養、スポーツ、音楽等におけるスキルを含む何れかの分野におけるコンピテンスの形態全てを包含する。
メッセージの応答においてユーザから要求される活動をマウスのいくつかのクリック(自己推定を規定し、応答メッセージを出すため)、及び多少のコンピテンスを有するとみなされる他のユーザのいくつかのユーザ識別(例えば、イニシャル)のタイプ入力に限定し得ることが、本発明による方法の主な利点である。よって、本発明は電子ネットワーク及びデータ処理設備の機能を利用して、ユーザが最小の作業負荷でメッセージに応答することを可能にし、それによって、非常に広くシステムが受け入れられることになる。
工程(a)において送出されるメッセージは、コンピテンスが探索される一主題のみを規定するので、特定の者(すなわち、第1のメッセージを出した個人)がその主題に実際に関心がある場合にのみ、ユーザは邪魔されることになる。そうしたメッセージを受け取ったユーザが、その分野においてコンピテンシを有する者を誰も知らない場合、適切な応答の送出に数秒しか要しないことになる。一方、ユーザが暗黙的にそうしたメッセージを受信するという単なる事実は、誰かがこのユーザがコンピテンシを有するとみなすという安心させる情報を与え、これは、システムにおけるユーザの参加の動機づけを増やすことになる。
多少のコンピテンスを有すると他の少なくとも一ユーザが考えるユーザにのみメッセージが送出されるので、このようにして接触されるユーザの大半は実際に多少のコンピテンスを有している可能性が高く、主題と何ら関係がないが、しかし、メッセージによって邪魔されるユーザの数は比較的小さい状態に留まる。しかし、通常のシナリオでは、処理の過程でアドレス指定されるユーザの多くは、多少のコンピテンスを有すると考えられる他の二以上のユーザを実際に知っているので、処理は、ユーザのコミュニティにわたって掃引する一種の、連鎖反応、又は、なだれ効果をもたらし、要求されたコンピテンスを実際に有する個人が最終的に探索されることになることを確実にする。
更に、コンピテンス・データが工程(d)で格納されるので、本発明による方法は一般に、主題毎に一度しか実行しなくてよいことになる。別の参加者は、同じ主題に関するノウハウを探している場合、格納されたコンピテンス・データを参照することによってコンピテンスを最も多く有する一又は複数のエキスパートを直接位置特定することができる。
本発明の更なる実施例では、工程(a)では又、反応メッセージにおいて、主題に関してユーザのコンピテンスの自己評価を含めるようユーザに対して勧められる。工程(d)において格納されるコンピテンス・データはユーザ自己評価にも関する。
そもそも、特定された主題に関する知識又はスキルを有するユーザの識別のみに関係し、知識自体の獲得に関係しないことが本発明による方法の強さであることが分かる。これは、参加者に対する作業負荷を最小に抑えることに寄与し、方法を、広範囲にわたる各種の主題に対して応用のきくものにする。これによって、相当異なる職業を有する多数のユーザを備えた広範にわたるネットワークにおいて方法を実現することが可能になり、標準化された操作しやすいユーザ・インタフェースによって事実上無限の範囲の主題の実現を達成することができ、それによって、システムの広範にわたる利用が促進される。これにより、「真のエキスパート」を実際に探索するのに通常必要な「臨界量」が供給されることになる。
本発明の更に具体的な任意の特徴は、従属請求項に示す。
工程(d)において格納されるコンピテンス・データは、他の参加者からこのユーザが得た参照の数を集計し、次いで、この集計、及びユーザの自己評価の関数としてスコアを生成することによって、応答を送出したユーザ毎に算出することができるコンピテンス・スコアの形式をとり得る。任意的には、集計された参照は、高い知識レベルのユーザの参照が一般により有効であるとすれば、そのユーザを参照した参加者の自己評価によって重み付けすることができる。
コンピテンス・データを格納し、表す別の好ましいやり方は、参照グラフである。参照グラフでは、ユーザはノ―ドによって表され、参照は、ノ―ドを相互接続する矢印によって表される。そうしたグラフを生成し、視覚化するのに適したソフトウェア・ツールは、市場で入手可能である。
工程(a)及び(b)において送出されるメッセージは好ましくは、コンピテンス自己評価の所定のいくつかの値のうちでユーザが選択することを可能にするチェックボックス、及び、参照したい他のユーザの一意の識別子をユーザが示すものとするテキスト・フィールドを含む編集可能な電子メール書式によって構成される。ユーザが書式を埋めると、それをその出所に返信する。そうした書式の利用によって、応答メッセージの自動評価、及び、テキスト・フィールドに示されるユーザに工程(b)で送出されるメッセージの自動的な生成及び発送が可能になる。
メッセージ又は電子メール書式の生成、発送及び評価の動作は好ましくは、コンピテンス・データを取り出すためにユーザがアクセスを有するサーバ上で集中して行われる。
本発明が適用可能なユーザの群は、最大、電子メール・アカウントを有するインターネット・ユーザの世界中のコミュニティであり得る。その場合、他のコンピテンス・ユーザへの参照の形式は、その電子メール・アドレスの形式であり得る。
しかし、そうした極めて大きなネットワークでは、フィードバックは、非常に大きくなり、ほとんど管理可能でなくなり得る。その場合、例えば、工程(b)の反復の数を制限することによって、フィードバックを制限すると良いことがあり得る。又、この関係で、主題又はノウハウの数を制限することが有用になる。
しかし、大半の場合、ユーザ群は、イントラネットの登録ユーザ、又は組織若しくは企業の構成員に限られる。その場合、好ましくは、ユーザの一意の識別子の体系(例えば、ユーザ・イニシャルの全社的な体系)を確立する。それによって、コンピテンシを有する他のユーザをユーザが参照することがなお更に簡単になる。サーバはその場合、ユーザの適切な電子メール・アドレスと各ユーザ・イニシャルを関連付けるデータベースを含むか、又はそのデータベースへのアクセスを有する。
しかし、そうした限られたユーザ群では、外部者(すなわち、群の構成員ではないが、コンピテンシを有していると考えられる人々)を参照することが可能であり得る。前述の外部者の参照が次いで、コンピテンス・デ―タに含められるが、工程(b)では、前述の外部者にはメッセージは何ら送出されない。その場合、システムは、外部コンピテンスを位置特定することができるが、一方で、組織又は企業で現在関心があるトピックについての情報を外部者が収集することが妨げられる。
同様に、応答メッセージにおいて、適切な資料、インターネット・サイト等への参照を含めることが可能であり得る。
好ましくは、群の構成員は、新たな洞察に基づいて、コンピテンス・レベルの自らの自己評価を変更し、かつ/又は、参照を追加(若しくは削除)するために、自らのイニシアチブで、要求されていない「応答」メッセージを作成し、送出するオプションを有する。例えば、ユーザが、回答することができない、特定の主題に関する質問に頻繁に直面する場合、その主題について工程(a)において通常送出される書式を自ら呼び出し、あまり多くの知識を期待すべきでないことを他のユーザに示すために自分の自己評価コンピテンス・レベルを下げる。一方、ユーザは、例えば、適切な主題に関する研修プログラムに参加することによって、自分のコンピテンス・レベルを上げた場合、自分の自己評価を上げることによってこのことを示すことができる。
このようにして、このオプションは、コンピテンス・データの最新状態の維持に有用である。当然、コンピテンス・データ更新の考えられる別のやり方は、時々特定の主題についてのクエリ(工程(a)乃至(c))を再起動させることである。
更に拡充した実施例では、コンピテンス・データを最新状態に維持するために、なお更に高度な手順を実現することができる。例えば、企業内で、ユーザはしばしば、コンピテンス・データが格納された、主題に関する内部レポートの著者又は共著者として表れる。その場合、前述の内部レポートが刊行された場合、その内容は、この著者がその主題について多少の知識を有していることを明らかにするデータ・マイニング手順に簡単にかけることができ、その結果、そのユーザのコンピテンス・スコアを自動的に上げることができる。
更に、ユーザは、特定の主題について高いコンピテンス・スコアを有しており、したがって、この主題についてのエキスパートとみなされる場合、当然、この主題についての質問を備えた電子メールを頻繁に受信し、この質問にやはり電子メールによって回答する。その場合、エキスパートが同じ質問に再三回答する負荷を軽減するために、FAQファイルに質問及び回答を収集し、このファイルをネットワーク上で利用可能にすることが好都合である。次いで、質問をエキスパートに送出する前に、関心のあるユーザはまず、FAGファイルに照会することができる。FAQファイルにおいて、そのユーザは、場合によっては、エキスパートを邪魔する必要なくその質問への回答を探索することができる。次いで、コンピテンス・データの更新の目的で、エキスパートのFAQファイルは、常に、又は定期的に評価することができ、コンピテンス・スコアは、出された質問及び/回答された質問の数に基づいて適合させることができる。なお更に拡充された実施例では、エキスパートに対して質問を出したユーザは、得られた回答の価値を(匿名で)評価することが勧められ得る。この評価を利用して、エキスパートのコンピテンスの真の姿を表すことができる。
本発明の特に好ましい実施例では、特に組織及び企業の場合、工程(d)に格納されたコンピテンス・データは、全組織的な電子アドレス帳及び/又は電話帳システムの機能を有するより汎用的なデータベース構造に統合することができる。通常どおり、前述の電子アドレス帳は、連絡先データ(電話番号、電子メール・アドレス、郵送用住所等など)とともに(場合によっては、他の適切な情報(例えば、組織の設備内のユーザの場所に関する写真及びデータ、職業、組織内の役割及び職位、参加しているワークグループ又はプロジェクト等)とともに)群の構成員の名前及び識別子(イニシャル)を格納する。コンピテンス・データ及びアドレス帳データの組み合わせは、自動化クエリ処理を大きく改善し、促進し、特に、組織の構成員間の電子メール・トラフィック(本発明による方法の工程(a)及び(b)に関わる電子メール・トラフィック、並びに、種々の主題に関する質問及び回答を有するフォローアップのトラフィックを含む)を促進するという利点を有する。組織内の構成員の役割、活動及び専門化を示す電話帳システムの統合によって、ノウハウのサーチがなお更に強力かつ便利になる。
前述の統合化データベース構造にコンピテンス・データを(特に、参照グラフの形式でコンピテンス・データが表される場合に)含めることによって、種々の組織体又は企業体の間でコンピテンスがどのように分散しているかについての有用な情報も提供し、ある程度は、企業内の社会的なインフォーマル組織についての情報も提供し、よって、強力な管理ツールを提供する。
特に、この統合化データベース構造が企業の人事管理部門にリンクされた場合に相乗効果を達成することが可能である。一方で、人事管理は、データベース構造(特に、コンピテンス・データ(例えば、企業の人員における知識不足の位置特定に関して)を含む)によって提供される情報によって便益を受ける。逆に、人事管理部門が出所の情報は、データベースを最新状態に維持することに有用になる。例えば、構成員が企業を退社する場合、これは、ユーザが参照グラフから削除されるか、又は、外部者としてマーキングされるという点で、コンピテンス・データに対して影響を及ぼす。この場合、退社する構成員の新たな連絡先データがデータベースに格納される場合、この元構成員のノウハウはなお、企業に対して有益にさせることができる。
本発明の実施例の例を次に添付図面とともに説明する。
図1に示すように、ユーザ群10が電子通信ネットワーク12に接続される。電子通信ネットワーク12は、例えば、インターネット、又は、組織若しくは企業(出願人の企業(Oce-Technologies B.V. など)のイントラネットであり得る。いずれの場合でも、ネットワーク12は、ユーザ10間の電子メール通信、並びに、データベース・アプリケーション16を実行するサーバ14へのユーザのアクセスをサポートする。
この例では、企業の組織構造、並びに、その組織構造内のユーザの職位及び役割についての更なる情報を提供する人事データベースによって補足される、ユーザ10(すなわち、企業の全構成員)の連絡先データを格納するLDAPベースの電子アドレス帳機能を包含しており、本発明のコア機能として、特定の主題に関するユーザ10のノウハウをサーチすることを可能にするエキスパート・ファインダ・アプリケーションとを包含している。よって、エキスパート・ファインダは、種々の主題と、前述の主題に関するユーザ10のコンピテンシ又はノウハウとに関するコンピテンス・データを格納する。
データ・マイニング・アプリケーション18は、ネットワーク12を介してユーザ10の間で交換される内部レポート並びに質問及び回答に基づいたコンピテンス・データの獲得及び更新を支援することができる。
しかし、第1に、特定の主題に関するコンピテンス・データは、次に図2及び図3とともに説明する手順によって獲得される。
ユーザは、特定の主題(例えば、「接着剤(adhesives)」)に関するノウハウを探す際に、主題について何かを知っていることがあり得るとクエリの発信者が考える他の少なくとも一ユーザに図2に示すタイプのクエリ書式20が電子メール・メッセージとして送出される処理をトリガする。受信者は次いで、主題に関する自分自身の知識の自己評価を与えることにより、かつ、何かを知っていることがあり得ると考える他のユーザを示すことにより、この書式を埋め、次いで、「送出」ボタンをクリックすることによってこの書式を返信することが期待される。
図示した例では、受信者は、書式上の対応する位置を埋めることによって4つの知識レベル(「なし(nothing)」、「少ない(little)」、「多い(much)」、「エキスパート(expert)」)のうちから選択することができる。示した例では、受信者は自分自身の知識を「少ない(little)」」と評価している。書式のテキスト・フィールド22には、受信者は、多少の知識を有すると考える他の三ユーザのイニシャル「xxxx」、「yyyy」及び「gggg」をタイプ入力している。前述の他のユーザは以下、「候補者」と呼ぶ。テキスト・フィールド22内の一ユーザの表示は「参照」と呼ぶ。
図3に示す図では、クエリ書式20が第1のユーザに送出される第1の工程を(a)として表す。サーバ14は、応答メッセージ(すなわち、受信者によって埋められたクエリ書式20)を受信すると、第2の工程(b)を起動させる。第2の工程(b)では、書式20のブランクの(埋められていない)バージョンが、第1の受信者によって参照された三候補者に送出される。前述の候補者は次いで、クエリ書式を同様に埋め、返信することが期待され、この手順が更に、工程(c)、(d)、(e)及び(f)において反復される。各工程では、ユーザの自己評価及び参照がエキスパート・ファインダに格納される。
参照は図3の矢印によって示す。フィールド22に入力される参照の数は、ユーザ単位で異なり得る。参照数が平均で1よりも大きい場合、このようにして位置特定される候補者の合計数は、図3に示すようになだれのように増加する。しかし、反復が進むにつれ、工程(d)における破線矢印によって図3に表すように、先行工程又は現行工程において別の他のユーザによって既に指定された候補者をユーザが指定することが一層頻繁に起こり得る。前述の場合、当然、新たなクエリ書式は何ら、その候補者にもう送出されない。よって、群内のユーザ10の数が限られているので、なだれは最終的には消滅し、新たな候補者が何ら存在しない場合に、手順は停止する。
このようにして収集されたコンピテンス・データは、エキスパート・ファインダに格納されたユーザの自己評価及び参照を有する。前述のデータは、図4に示すように参照グラフ24として表すことができる。ここでは、他の少なくとも一ユーザによって候補者として指定された各ユーザは楕円によって表し、楕円の網掛けは知識レベルの自己評価を反映しており、矢印は、前述のユーザによって行われた参照を表す。このタイプのグラフは自動的に、適切なソフトウェア・ツールによって生成することができる。少なくとも多少の知識を有する候補者にしか関心が持たれないので、知識レベルを「なし」と自己評価した前述の候補者はグラフから除外される。
候補者の知識レベルを次に、自己評価に基づいて評価するのみならず、受信した参照の数に基づいても評価することが可能である。候補者「zzzz」によって例示したように、自己評価及び参照数は必ずしも互いに相関がある訳でない。表した例では、候補者「zzzz」が自らの知識レベルを過大に推定したと結論付けることができる。一方、候補「yyyy」は、エキスパート「xxxx」と同数の参照を獲得しており、よって、場合によっては、自分自身の知識レベルを過小評価していることがあり得る。
数値の形式のコンピテンス・スコアは、自己評価及び参照数を適切に組み合わせることによって算出することができる。種々の主題に関するユーザのコンピテンス・スコアはデータベース16に含めることができる。よって、データベース・アプリケーションは、コンピテンス・データが既に獲得された主題毎に、コンピテンス・レベルによってソートされた、エキスパートのリストを提示することができる。ユーザは、データベースに照会して特定のノウハウをサーチすることができる。
図5は、サーチ・マスク26の例を示す。サーチ・マスク26は、サーバ14上のウェブページとしてデータベース・アプリケーションによってその目的で設けられている。このウェブページは、何れのユーザによっても(例えば、自分のコンピュータのデスクトップ画面上に設けられたデスクバーによって、又は、例えば、自分のコンピュータのブラウザ・アプリケーションに含まれているツールバーによって)呼び出すことができる。ユーザが、特定の主題(この場合、「接着剤(adhesives)」)に関するエキスパートをサーチしたく、この主題に関するコンピテンス・データが既に獲得されていることを知っているか、そうみなす場合、サーチ・マスク26のクエリ・フィールド28に「接着剤(adhesives)」の語を入力する。更に、選択ウィンドウ30によってサーチされる分野を制限することができる。例えば、サーチは、企業の特定の部門に制限することができるか、又は、示した例のように企業全体に広げることができる。
サ―チ・マスク26は、データベース・アプリケーション16によって用意されるサーチ機能全てに対して応用がきくので、ユーザは更に、クエリが該当するサーチ・フィールドをポップアップメニュー32において指定しなければならない。示した例では、ユーザは、サーチ・フィールド「ノウハウ(Expertise)」を選択しなければならない。
サーチ・マスク26は、サーチ結果を表示させたい形式をユーザが選択することを可能にするチェックボックス34を更に含む。「個人のみ(People only)」を選択した場合、探索されるエキスパートの連絡先データのみが得られるが、そのノウハウに関する詳細情報は得られない。示した例のように「ノウハウ(Expertise)」を選んだ場合、主題「接着剤(adhesives)」のノウハウ・スコアも表示される。「ワークグループ(Workgroup)」を選択した場合、人々が参加しているワークグループ又はプロジェクトに関する情報も得られる。
必要な選択を行った後、ユーザは、サーチを開始するために「ゴー(Go)」ボタンをクリックする。
図6は、表示形式「ノウハウ(Expertise)」が選択されると、図5に示すサーチによって取得し得る結果ウェブページ36の例である。このページは、サーチされた対象の主題「接着剤(adhesives)」、並びに、その主題に関する多少の知識を有するユーザのリスト38(そのコンピテンス・スコアによってソートされている)を示す。ヒット数が比較的多い場合、リストをスクロールバー40によってスクロールすることができる。拡張ボタン42によって、選択された個人に関する連絡先データ及び/又はその他の適切な情報を示すようにリスト38内のヒット毎のエントリを拡張させることが可能になる。
ユーザは、「グラフ表示(Show graph)」ボタンをクリックすることによって、図4に示す参照グラフ24の形式のコンピテンス・データの表現に切り換えるオプションも有する。そこから、ユーザは、ウェブ・ブラウザについて通常知られているナビゲーション手法を用いることによってページ36に戻ることが可能である。
リスト38の各エントリは、「FAQ」ボタン及び「電子メール送出(Send e-mail)」ボタンを含む。「電子メール送出(Send e-mail)」ボタンによって、ユーザは、選択された個人に直接電子メールを送出して質問を出すことができる。「FAQ」ボタンによって、ユーザは、主題「adhesives(接着剤)」について、選択された個人が既に回答した「よく出る質問」のファイルを視ることができる。
探している情報を得る別の可能性として、ユーザは、「電子メールのブロードキャスト(Braodcast e-mail)」を押すことができる。その結果、ユーザは自分の質問を策定することが可能である。この質問は次いで、リスト38に存在する個人全てに(すなわち、主題「adhesives(接着剤)」に関する多少の知識を有するユーザ全てに)送出される。
当然、ユーザは、特定の主題に関する自分自身のコンピテンス・スコアを視るために図5及び図6に示すサーチを用いることもできる。ユーザは、自分自身の知識レベルを上げたい、又は下げたい場合、ページ36上の「自身の記録の編集(Edit own record)」ボタンを押すことができる。よって、ユーザは、図2に示すクエリ書式20に戻ることができるので、自らの自己評価の調節、及び/又は、その間に知った新たな候補者の追加を行うことができる。
ページ36上で得た結果にユーザが満足しない場合、ポップアップメニュー44によって、「接着剤(adhesives)」に何らかのかたちで関係する他のトピック又は主題の選択に切り換えることが可能になる。ページ36は次いで、選択された関連トピックの結果を示す。トピック又は主題は、種々のレベルの一般性を備えた階層型構造又はツリー型構造に編成することができることがここで分かり得る。前述の場合、コンピテンス・スコアを算出する方法は、この一般的なトピックについて行われたクエリの結果のみならず、従属するサブトピックについてのそのユーザのスコアにも、より一般的なトピックのコンピテンス・スコアが依存するように修正することができる。
図5に示すサーチ・マスク26によって、ユーザは、クエリ・フィールド28内に主題の名前を入力することによってノウハウをサーチするのみならず、このフィールドを空きにしておき、代わりに、サーチ・フィールド「ノウハウ(Expertise)」を選択し、次いで、サブメニュー46を開き、オプション「トピック表示(View topics)」を選択することもできる。次いで、ユーザには、コンピテンス・データが既に利用可能なトピックのリスト(又はツリー型構造)が示される。ユーザは次いで、選択されたトピックのサーチを直接開始することができる。
コンピテンス・データが入手可能なトピックがそれぞれの電子メール・アドレス(例えば、「adhesives.expert@oce.com」など)によって指定されることが好ましいことがあり得る。更に、ユーザは、サーチ手順を経由する必要なく、その照会をその電子メール・アドレスに送出することによって、図6に示す「電子メールのブロードキャスト(Broadcast e-mail)」機能を直接起動させることができる。
ユーザは、まだコンピテンス・データが何ら獲得されていないので適切なトピックを見出さない場合、サブメニュー46のオプション「新たなクエリ(New query)」を選択することができる。ユーザには次いで、図2のクエリ書式20を含むウェブページが提示される。唯一の修正は、自分自身の知識レベルの自己評価、及び図3に示す手順の第1の工程(a)においてクエリ書式を送出したい一又は複数のユーザのイニシャルに加えて、クエリを起動させたい主題も次にタイプ入力することができる。
比較的重要でない主題についての新たなクエリをあまり頻繁にユーザが起動させることを妨げるために、オプション「新たなクエリ(new query)」を、選択されたユーザに制限することができ、又は、種々のトピックの階層型構造及び存在論、並びに前述のトピックに関するコンピテンス・データの管理及び更新を担う管理者のみに制限することができる。その場合、認可されていないユーザについて、オプション「新たなクエリ(New query)」は、新たなクエリの要求を管理者に送出するオプションによって置き換えることができる。
より拡充された実施例では、エキスパート・アプリケーションは、トピックのリスト又はツリー型構造(トピック名の同義語、トピック間の依存関係又は含意関係等を含む)を管理するモジュールも含み得る。よって、ユーザが図5のクエリ・フィールド28に語をタイプ入力し、この語がリスト内に存在していない場合、これは、リスト内に存在している適切な同義語又はより汎用的なトピックによって自動的に置き換えられる。
図5において、語がクエリ・フィールド28に入力され、ユーザが次いでサーチ・フィールド「ノウハウ(Expertise)」を選択すると、サブメニュー46はデフォールトとして「サーチ(Search)」に設定されるので、サーチは、サブメニュー46を介して直接開始することができる。
図5に示すように、データベース及びサーチ・マスク26は、「ノウハウ(Expertise)」以外の多数のサーチ・フィールドを含む。前述のサーチ・フィールドの一部(「電話番号(Telephone number)」や「電子メール(e-mail)」)は、標準的なアドレス帳機能に属する。「部門(Department)」や「ワークグループ(Workgroup)」などの他のものは、人事データベース機能に属し、特定の部門に属するユーザ、特定のワークグループ(すなわち、特定のプロジェクトに参加)の構成員である等のユーザのサーチを可能にする。
ポップアップ・エントリ32における最後のエントリ「ブール・サーチ(Boolean Search)」は、真のサーチ・フィールドでないが、別々のサーチ・フィールドのブール組み合わせをサーチすることを可能にする拡張サーチ・マスク(図示せず)につながる。
図7は、データベース16におけるユーザ・レコード48の例を示す。このレコードは、ユーザの写真50、企業内の一意のユーザ識別子としての役目を担うそのイニシャル、その姓名、その電話番号、電子メール・アドレス、その勤務場所を含む。「更新(Update)」ボタンによって、アドレス帳及び人事データベースにおけるエントリの変更の要求を例えば人事管理部門に送出することが可能になる。
表示形式「個人のみ(People only)」がサーチ・マスク26においてサーチされた場合、ユーザ・レコード48において目に見えるものは上記フィールドのみである。
しかし、表した例では、表示形式「ノウハウ(Expertise)」が選択されたので、ユーザ・レコード48は、ユーザが多少のノウハウを有するトピックのリスト52も表示する。リスト52はコンピテンス・スコアによってソートされる。別々のトピックのスコアを同等にするために、当然、スコア値は、個々のトピックに関する多少のノウハウを有するユーザ全ての平均スコアに正規化すべきである。図6のリスト38と同様に、リスト52は、スクロール可能であり、個別のトピックに関してユーザが回答した「よく出る質問」を呼び出すための「FAQ」ボタン、及び、図6に示すウェブページ36上と同様に、個別の主題に関する完全なコンピテンス・データを示すようエントリを拡張させる効果をこの場合に有する拡張ボタン54を含む。逆に、図6に示す拡張ボタン42は、図7に示す完全なユーザ・レコード48に個別の個人のエントリを拡張させる効果を有する。
ユーザ・レコード48内の「電子メール送出(Send e-mail)」ボタンによって、照会をユーザに直接送出することが可能になる。
別々のトピック間の関係を視覚化し、前述のトピックに関するユーザの知識レベルも視覚化する別の可能性は、いわゆる知識マップである。この知識マップは、地図と同様であり、この知識マップでは、トピックは「国(countries)」として表され、互いに密接に関係しているトピックは、共通の境界を有する国として表される。種々の主題に精通しているユーザは、その場合、対応する「国」にある「都市」として表され、その知識レベルは色として視覚化することができる。個人はいくつかの主題に関する知識を有するので、各個人は通常、複数の「都市」によって表される。前述の知識マップは、ユーザが、対応する「国」にクリックすることによって特定の主題についてページ36に、かつ、対応する「都市」にクリックすることによって、選択されたユーザのレコード48に切り換えることが可能であるという意味合いでアクティブであり得る。後者の場合、リスト52内のトピックは、ユーザがクリックした「都市」とのその「国」の近さによってソートすることができる。
図5におけるサーチ・マスク26上で表示オプション「Workgroup(ワークグループ)」が選択された場合、図7のユーザ・レコード48は、フィールド(「部門(Department)」、「肩書(Job title)」及び「部門番号(Department number)」等、並びに、リスト52に加えて、又はリスト52の代わりに、ユーザが参加するワークグループ及び/又はプロジェクトを示すリストも示す。更に、「グラフ表示(Show graph)」ボタン(図示せず)を次いで、ユーザ・レコードに設けることができる。これによって、ユーザが属する企業又は部門の組織構造のグラフィカル表現への切り換えが可能になる。
2つの表示オプション「Expertise(ノウハウ)」及び「Workgroup(ワークグループ)」が組み合わせで選択された場合、部門又は企業の組織構造を組み合わせたより複雑なグラフィカル表現を一レイヤにおいて示し、選択可能ないくつかのトピックについて参照グラフ24(図4)を別のレイヤにおいて示す。よって、企業の部門及びサブ部門にわたって特定の主題又は主題クラスに関するコンピテンスがどのようにして分散しているかを容易に視覚化することが可能である。前述のグラフは例えば、両方(ユーザの参照(図4と同様)、及び、部門の階層内の前述のユーザの職位)の概要を示すことが可能である。よって、自分の人員のノウハウについて部門長が何を知っているかをみることが更に可能である。
したがって、同じデータベース16内の、コンピテンス・データ、及び、部門又は企業の組織構造に関するデータの統合によって、強力な管理ツールがもたらされる。同様に、コンピテンス・データ及びアドレス帳データの統合によって、特定の主題に関してエキスパートとして識別されたユーザの連絡先データが同じデータベースにおいて容易に利用可能であることが確実にされる。よって、通信が大きく促進され、特に電子メールのトラフィックが大きく促進される。例えば、図2に示すクエリ書式20を参照すれば、ユーザは、イニシャルの代わりに、テキスト・フィールド22に候補者のフルネーム又は電子メール・アドレスを入力することも可能にされ得る。アドレス帳を参照することによって、データベース及びメール・サーバのアプリケーションはしかし、正しいアドレスにクエリ書式を宛てることができる。
図4に示すタイプの参照グラフが知識の出所への洞察を与えるのみならず、ユーザ間の社会的な関係にも洞察を与えることも明らかである。この情報が全ユーザに利用可能であることは、したがって、プライバシ、及び企業の社会風土の保護の要件と競合し得る。したがって、オプションとして、参照グラフ24は、選択されたユーザにのみ(例えば、企業の経営陣にのみ)アクセス可能であり得る。一方、「通常のユーザ」は、エキスパートのリスト38、又はグラフ24の匿名バージョン(自己評価、及びユーザが受信した参照のみを示すが、前述の参照の出所を示さない)のみを提示し得る。
別のオプションとして、クエリ書式20は、受信者が、候補者を指定する可能性を有するのみならず、自分の視点から前述の候補者の知識レベルを評価する可能性も有するように修正することができる。このことは、コンピテンス・データをより信頼度が高いものにし、より強力にし得るが、他方で、知識レベルの評価が匿名にされていない場合にユーザ間の社会的な関係に対して負の影響を及ぼし得る。
本発明によるシステムのブロック図である。 本発明による方法において用いるクエリ書式の例である。 本発明の原理を示すグラフである。 図3に示すタイプのクエリのカスケードによって得られる参照グラフの例を示す図である。 本発明を実施するデータベース・アプリケーションのサーチ・マスクの例を示す図である。 サーチ結果を提示するウェブページの例を示す図である。 データベース内の人事レコードの例を示す図である。
符号の説明
10 ユーザ
12 電子通信ネットワーク
14 サーバ
16 データベース
20 メッセージ
24 コンピテンス・データ

Claims (11)

  1. 電子通信ネットワーク(12)に接続されたユーザ群(10)において特定の主題に関するコンピテンスを位置特定する方法であって、
    (a) 前記ネットワーク(12)を介してユーザにメッセージ(20)を送出する工程であって、前記メッセージが、応答するユーザの判断で前記主題に関してコンピテンスを有し得る一又は複数の他のユーザへの参照を含む応答メッセージを戻すよう前記ユーザに誘いかける工程と、
    (b) 前記応答メッセージを受信すると、前記応答メッセージにおいて参照された各ユーザに、工程(a)におけるメッセージと同様なメッセージ(20)を自動的に送出する工程と、
    (c) 先行する反復工程において既に参照されたユーザを例外として、応答メッセージ全てについて工程(b)を反復する工程と、
    (d) 工程(a)乃至(c)において設定された参照に基づいてコンピテンス・データ(24)を格納する工程とを備える方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、工程(a)では又、前記反応メッセージにおいて、ユーザに対して、前記主題に関して前記ユーザのコンピテンスの自己評価を含めるよう勧められ、工程(d)において格納される前記コンピテンス・データ(24)もユーザ自己評価に関する方法。
  3. 請求項1又は2記載の方法であって、前記コンピテンス・データが、参照グラフ(24)の形式で表される方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の方法であって、ユーザの前記自己評価が、いくつかの所定のコンピテンス・レベルのうちの1つを選択する工程を備える方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の方法であって、前記コンピテンス・データが、前記ユーザ(10)に関するアドレス帳データを格納するデータベース(16)に統合される方法。
  6. 請求項5記載の方法であって、前記データベース(16)は、前記群の前記ユーザ(10)の職位、役割及び活動のうちの少なくとも1つを規定するデータも含む方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の方法であって、前記メッセージ(20)及び前記応答メッセージが電子メールとして送出される方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、前記メッセージが、前記ユーザによって埋められる対象のクエリ書式(20)の形式を呈する方法。
  9. 電子通信ネットワーク(12)に接続されたユーザ群(10)において特定の主題に関するコンピテンスを位置特定するシステムであって、前記ネットワーク(12)に接続されており、請求項1乃至8の何れかに記載の方法を行うよう適合させたサーバ(14)を備えたシステム。
  10. 請求項9記載のシステムであって、前記サーバ(14)が、いつでも自分の自己評価を変更する機能を前記ユーザ群に提供するシステム。
  11. コンピュータ上で実行されると、請求項1乃至8の何れかに記載の方法を前記コンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム・コードを備えたコンピュータ・プログラム。
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