JP2008005924A - テニス練習機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造を用いて、ラケットで打球することにより利用者にボールを打ち出すテニス練習機を提供すること。
【解決手段】回動軸の周りで揺動する揺動部材20と、揺動部材20に一端が固定され揺動部材20から張り出す腕木30と、腕木30の一端と異なる他端に固定されるラケット40と、揺動部材20を回動軸周りに揺動させる駆動装置50と、ラケット40の打球位置にボール90を供給するボール供給装置60と、駆動装置50とボール供給装置60の作動を制御する制御装置70とを備えるテニス練習機1。
【選択図】図1

Description

本発明は、テニスを練習する利用者が打撃するためのボールを打ち出すテニス練習機に関し、特にボールを打ち返す練習に適したテニス練習機に関する。
テニスの練習では、ボールを打ち返す練習を反復する。そこで、練習者にボールを打ち出すいくつかのテニス練習機が従来から提案されている。しかし、これらのテニス練習機の多くは、ピッチングマシンと同様の構造によるものであり、回転する腕の一端にボールを載置し、回転力によりボールを送り出すもの、あるいは、回転する2つのローラの間にボールを挟んで送り出すものであった。一方、テニスの練習をする上では、相手方のラケットの振り具合を見ながらタイミングを計り、ボールを打ち返す練習をする方が実践的であり、ラケットで打ったボールを打ち返す練習の方が好ましいという要求がある。また、ローラで挟むと、圧縮空気で膨らませているテニスボールを痛め易いという問題もある。そこで、ラケットで打球することによりボールを打ち出すテニス練習機が提案された(特許文献1参照)。
特開昭54−106330号公報 (第3〜4頁、第3図)
しかし、提案されたテニス練習機は機械的構造により各動作を行っており、実際に製造し使用するには構造が複雑で、かつ、長期間の使用に耐える構造とは言い難いものであった。一方、テニスの中級・上級者は実際に相手方とコート上で打ち返す練習をすることが可能であり、テニス練習機を最も利用するのは、ボールを相手方に打ち返すことがよくできない、初心者である。初心者の練習においては、ボールに高度な回転を与える必要性は少なく、逆に、ゆるく打った球を打ち出すことができればよい。そこで、本発明は、簡単な構造を用いて、ラケットで打球することにより利用者にボールを打ち出すテニス練習機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図1に示すように、回動軸の周りで揺動する揺動部材20と;揺動部材20に一端が固定され、揺動部材20から張り出す腕木30と;腕木30の一端と異なる他端に固定されるラケット40と;揺動部材20を回動軸周りに揺動させる駆動装置50と;ラケット40の打球位置にボール90を供給するボール供給装置60と;駆動装置50とボール供給装置60の作動を制御する制御装置70とを備える。
このように構成すると、駆動装置に揺動された揺動部材により、腕木およびその端部に固定されたラケットが振られ、制御装置で制御されてボール供給装置からラケットの打球位置にボールが供給されるので、ボールをラケットで打球することによりボールを打ち出すテニス練習機となる。また、ボール供給装置でラケットの打球位置へボールを供給するタイミングと、ラケットを振るタイミング、すなわち駆動装置を作動するタイミングとを制御装置で制御することができるので、簡単な構造となる。
また、請求項2に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図1に示すように、請求項1に記載のテニス練習機1において、駆動装置がサーボモータ50である。
このように構成すると、駆動装置がサーボモータであるので、駆動装置が高繰返し数の動作に耐え長寿命となり、また、揺動部材、腕木およびその端部に固定されたラケットの動作の制御が容易となる。
また、請求項3に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図5に示すように、請求項1または請求項2に記載のテニス練習機1において、ラケット40がラケット40の軸周りに回転可能である。
このように構成すると、ラケットをラケットの軸周りに回転可能であるので、ラケットを軸周りに回転させ、ボールに回転を与えることができる。なお、「ラケットの軸」とは、ラケットヘッドの通常の形状であるほぼ楕円形においてその長軸をいい、典型的にはグリップエンドとラケットヘッドのグリップエンドからの最遠点とを結ぶ軸であり、グリップの中心軸と一致した軸である。なお、「ラケットの軸周りに回転」とは、厳密に「ラケットの軸周り」でなくてもよく、実質的に「ラケットの軸周り」であればよい。
また、請求項4に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図4に示すように、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のテニス練習機1において、回動軸X1(X2)の水平面に対する角度が可変である。
このように構成すると、回動軸の水平面に対する角度が可変であるので、揺動部材が揺動する角度を変えることができ、よって、腕木およびその端部に固定されたラケットが振られる面を変えることができる。すると、ボールを打ち出す方向を変えることができ、いろいろな角度にボールを打球して打ち出すことができるテニス練習機となる。
また、請求項5に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図2に示すように、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のテニス練習機において、ボール供給装置60が、ソレノイド69により移動する投射部68を備え、投射部68は移動によりボール90を投射してボール90をラケット40(図1参照)の打球位置に供給する。
このように構成すると、ボール供給装置がソレノイドにより移動する投射部を備え、投射部は移動によりボールを投射することによりボールをラケットの打球位置に供給するので、ボール供給装置の構造が、単純でかつ高繰返し数の動作に耐え長寿命となる。
また、請求項6に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図6に示すように、請求項5に記載のテニス練習機2において、投射部68が水平面に対し斜めに移動し、揺動部材20の揺動によりラケットが移動している前方から斜め上方に向けてラケット40の打球位置にボール90を供給する。
このように構成すると、前方から飛んでくるボールをラケットで打ち返すことによりボールを供給することになり、より実際に近い条件でボールを打ち出すテニス練習機となる。
また、請求項7に記載の発明に係るテニス練習機は、例えば図7に示すように、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のテニス練習機3において、制御装置70が無線受信部72を備え;無線受信部72に駆動装置50あるいはボール供給装置60を作動するための無線信号を送信する無線発信機80を備える。
このように構成すると、無線送信機から無線信号を送信することにより、駆動装置あるいはボール供給装置を作動することができる。そこで、利用者がボールを打球するラケットから離れた位置に居ながら、ボールの打ち出しを指示することができるテニス練習機となる。
本発明によれば、テニス練習機が、回動軸の周りで揺動する揺動部材と、揺動部材に一端が固定され揺動部材から張り出す腕木と、腕木の一端と異なる他端に固定されるラケットと、揺動部材を回動軸周りに揺動させる駆動装置と、ラケットの打球位置にボールを供給するボール供給装置と、駆動装置とボール供給装置の作動を制御する制御装置とを備えるので、駆動装置に揺動された揺動部材により腕木およびその端部に固定されたラケットが振られ、制御装置で制御されてボール供給装置からラケットの打球位置に供給されたボールをラケットで打球することによりボールを打ち出すテニス練習機となる。また、ボール供給装置でラケットの打球位置へボールを供給するタイミングと、ラケットを振るタイミング、すなわち駆動装置を作動するタイミングとを制御装置で制御することができるので、簡単な構造となる。したがって、簡単な構造を用いて、ラケットで打球することにより利用者にボールを打ち出すテニス練習機を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一または相当する装置等には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態としてのテニス練習機1を説明する斜視図である。図1は、テニス練習機1を地面あるいはコート上に置いた形で表しており、図中の上下はテニス練習機1を使用するために地面あるいはコート上に置いたときの上下に対応する。また、図中、一点鎖線は信号の伝達を表し、典型的には信号ケーブルで連結されるが、信号は無線で伝達されてもよい。
テニス練習機1は、基台10と、基台10に固定された支柱台12および支柱台12から延伸する支柱14と、支柱14から張り出したブラケット16と、ブラケット16に回動自由に保持された揺動部材20と、揺動部材20の上部の頭部22に一端が固定され揺動部材20から水平方向に張り出す腕木30と、腕木30の揺動部材20とは反対側の端部に固定されるラケット40とを備える。また、ブラケット16を挟んで揺動部材20と反対側に駆動装置としてのサーボモータ50が配置される。サーボモータ50の駆動軸は、揺動部材20と連結し、サーボモータ50自体は、ブラケット16に固定される。また、テニス練習機1は、ラケット40の打球位置にテニスボール90(以下、単に「ボール90」という。)を供給するボール供給装置60を基台10上に備える。テニス練習機1は、さらに、サーボモータ50、ボール供給装置60などを制御する制御装置70を基台10上に備える。
基台10は、典型的には鋼製の鉄板であり、テニス練習機1の各装置を一つにまとめ、かつ、移動しやすくする。そのために、地面あるいはコートと接する基台10の下部には、車輪18が複数備えられている。車輪18は、必要に応じ車軸を回転し、移動方向を変更しやすくする。テニス練習機1を移動する際に人手で押したり引いたりしやすくするために、基台10にハンドル(不図示)を取り付けてもよい。
基台10から鉛直上方に向けて、支柱台12および支柱14が備えられている。支柱台12は、下部が広がった円錐形状をし、支柱14を安定して支えるように支柱14と嵌合する孔を円錐の頂点があるべき位置から鉛直下方に向けた方向に有し、円錐の底面で基台10に固着されている。支柱14は支柱台12の孔と嵌合し、上方に延伸する円柱である。なお、支柱台12および支柱14は他の形状でもよく、例えば支柱台12を四角錐に、支柱14を四角柱としてもよい。支柱14は支柱台12と上下方向にスライド出来るように支柱台12の孔に嵌合している。支柱14を上下にスライドさせることにより、ラケット40の高さを変えることができる構成となっている。支柱14の上端近くから、水平方向にブラケット16が張り出す。ブラケット16は、支柱14に水平方向に保持された円柱あるいは角柱であり、支柱14と反対側の端部近くに、揺動部材20が貫通する断面円形の貫通孔が形成されている。
揺動部材20は、円柱形をした部材で、ブラケット16の貫通孔によりその傾斜および振れ周りを拘束されて、円柱形の軸周りに揺動する。すなわち、円柱形の軸が回動軸となり、ブラケット16の貫通孔の軸と一致する。揺動部材20の上部は、径が大きく形成された頭部22となっている。頭部22から水平方向に腕木30が張り出す。頭部22の径を大きくすることにより、腕木30を支える面を大きくとることができる。腕木30は、鋼製、ジュラルミン製、FRP製など強度と剛性を有する材料で形成された棒である。鋼は強度と剛性に優れかつ安価であり加工も容易であり好適に用いられる。ジュラルミンは軽量で強度が高くかつ腐食の問題がないので好ましい。また、FRPは、ジュラルミンよりさらに軽量であり強度に優れ、また、腐食の問題もなく好適に用いられる。また、腕木30は、打球後の振動のためにサーボモータ50等に負荷する荷重を軽減するため、減衰の大きな材料で形成されるのが好ましく、さらに、減衰を付加するための減衰器(不図示)を有してもよい。あるいは、1本の棒ではなく、複数本の棒を組合せ、または、板を用いて構成されてもよい。ただし、棒で構成すると、軽量でかつ空気抵抗が少なくなり、サーボモータ50に要求される駆動力が小さくなるので好ましい。
腕木30の揺動部材20と反対側の端部にテニスのラケット40が固定される。ここで、ラケット40は市販のテニスラケットとし、そのグリップ42を固定する治具(不図示)を腕木30の先端に設け、腕木30とラケット40とを固定してもよい。あるいは、テニス練習機1用のラケット40を製造し、ラケット40のグリップ42に固定部(不図示)を設け、固定部とマッチングする固定部(不図示)を腕木30の先端に設け、腕木30とラケット40とを固定してもよい。市販のテニスラケットを用いるようにすることで、多種のラケット40を安価に容易に導入することができる。一方、ラケット40と腕木30とに固定部をそれぞれ設けることで、ラケット40と腕木30の固定を容易に堅固にすることができ、また、ラケット40の取替えが容易になる。なお、テニス練習機1用のラケット40を製造する場合には、ラケット40のグリップ42を延長し、グリップ42を揺動部材22に直接固定してもよいが、この場合には、延長されたグリップ42は、腕木30を構成するものとする。すなわち、市販のテニスラケットより長いグリップ42は、腕木30とみなす。ラケット40は典型的にはラケットの軸を腕木30の軸と一致させて腕木30に固定されるが、軸はずれていても、傾いていてもよい。ここで、ラケットの軸とは、楕円形状をしているラケットヘッド44の長軸方向をいい、あるいは、グリップエンドとラケットヘッド44のグリップエンドからの最遠点とを結ぶ軸であり、グリップ42の中心軸と一致した軸である。ラケット40を腕木30に固定する治具あるいは固定部にて、ラケット40を固定する角度を可変としてもよい。ラケット40の固定角度を可変とすることで、後述するように、より多くの態様でボールを打ち出すことが出来るようになる。
ブラケット16から、揺動部材20の頭部22が形成されているのと反対側に、サーボモータ50が設置される。サーボモータ50は、腕木30の先端に固定されたラケット40を振り、ボールを打球するだけの駆動力と、ボール供給装置60から供給されるボールを打球出来るように制御装置70からの信号に迅速に応答する応答性を有するものであるが、市販のサーボモータでよい。サーボモータ50自体は、ブラケット16と固定され、サーボモータ50の駆動軸は、揺動部材20と連結する。サーボモータ50は、制御装置70からの制御信号により作動し、所定の揺動角内で揺動部材20を揺動させる。なおサーボモータ50に、あるいは、揺動部材20、腕木30等にそれ以上の回転を停止するストッパ(不図示)を設け、所定の揺動角内での揺動をより確実にしてもよい。なお、所定の揺動角とは、ラケット40を振る角度に対応する揺動部材20あるいはサーボモータ50の駆動軸の揺動角である。
ボール供給装置60は、ラケット40の打球面にテニスボール90を供給する、すなわちトスアップする装置である。ボール供給装置60は、多数のボール90を収容し、順次送り出すためのボールバスケット62と、ボールバスケット62からボール90をトスアップする位置に送り出すボールガイド64と、ボール90を投射することによりトスアップする投射装置66とを有する。ボールバスケット62は上部が広く下部がすぼまった形状の容器で、上部は開口し、上部の開口から容易にボールを入れることができる。ボールバスケット62の下端に一つの貫通口(図2参照)が形成され、貫通口から一つずつボール90が送り出される。ボールバスケット62の貫通口にはボールガイド64が接続する。ボールガイド64はボールバスケット62側から先端側(ボールバスケット62と反対側)に向け僅かに下向きに傾斜し、ボール90を先端に導く。ボールガイド64の先端はそれ以上ボール90が進まないように壁で塞がれており、その下方に投射装置66が配置される。ボール供給装置60は、制御装置70からの制御信号により作動し、ボール90をラケット40の打球位置に供給する。ここで、ラケット40の打球位置とは、ラケット40が振られて打球する所定の速さとなり、かつ、打球されるボール90が所定の方向に打出される位置であり、また、そのときのラケット40のラケットヘッド44の略中心位置である。ラケットヘッド44の略中心位置とはいっても、ボール90がラケット40のガットに当接する位置であればよい。
ここで、図2をも参照して、投射装置66について説明する。図2は、投射装置66を説明するための、ボール供給装置60の部分断面図である。投射装置66は筐体67の内部に投射部68を有する。投射部68は、上端がボール90の外形とほぼ一致する、あるいは、僅かに大きな曲率を有する曲面を有する、全体として細長の部材である。投射部68は基本的には鋼のような磁性体で形成される。投射部68は、不図示のガイドで拘束され、上下方向にだけ移動可能とされ、また、上下方向の移動も所定の範囲内に限定されている。投射部68の周囲には磁場を形成するソレノイド部69が配置され、ソレノイド部69への電圧の印加により投射部68を上下に移動させる。投射部68の上部、すなわち投射部68が上方に移動したときに通過する部分のボールガイド64の底面には、孔が形成されている。よって、投射部68が上方に移動することによりボールガイド64の先端のボール90を、下方から上方に向けて押し出すことができる。ボール供給装置60の作動、すなわちソレノイド部69への電圧の印加による投射部68の上下移動は、制御装置70からの信号により制御される。典型的には、ソレノイド部69に電圧を印加すると、投射部68を上方に移動させる磁界が発生し、電圧の印加を停止すると自重にて投射部68が下方に移動する構成とし、ボール90を投射するときにのみ、電圧を印加する。また、ボール90が投射され、トスアップされると、ボールガイド64から次のボール90が投射装置66の上方に転がり、ボールガイド64の端部の壁に当接して、投射装置66の上方に停止する。
なお、ボール供給装置60は他の構成としてもよい。例えば、投射部68の上下移動は、ソレノイドにより行われなくてもよく、弦巻ばねを縮めてあるいは板ばねを曲げて付勢し、ストッパで係止した後、係止を解くことにより弦巻ばねあるいは板ばねを解放し、その復元力により投射部68を移動させてもよい。この場合にも、ばねの付勢と解放、特にストッパの係止を解くことは、制御装置70に制御される。制御装置70で制御することにより、駆動装置50、すなわちラケット40の動きとのタイミングの調和が取れるからである。あるいは、ソレノイドではなく、流体圧にて投射部68を上下させてもよい。また、投射部68を備えず、投射装置66に替えて、空気流を噴出する装置を備え、空気流によりボール90をトスアップしても、あるいは、空気流により所定の高さにボール90を維持してもよい。あるいは、投射装置66を備えず、ボールバスケット62をラケット40より鉛直上方に設置し、ボールガイド64の先端(ボールバスケット62と反対側)にはボール90がそれ以上進まないようにする壁が設けられず、ボールガイド64を進むボール90はそのまま落下するようにして、ボールガイド64から落下したボール90が、ラケット40の打球位置に至る構成としてもよい。この場合には、ボールバスケット62の貫通口あるいはボールガイド64上もしくは先端に、ボール90の進みと停止を制御するために開閉するゲートを設け、ゲートの開閉を制御装置70により制御する。このように、ボールバスケット62を上方に配置し、ゲートの開閉だけでボール90の供給を行うと、構成が単純になり、製造コストを低減することができる。また、ソレノイドを用いると、投射部68の動作の変動を小さくすることができ、ボールの投射、すなわちトスアップするボール90の速さ等が安定し、さらに、高繰返し数の動作による摩耗、疲労等の損傷が少なく、長寿命となる。なお、弦巻ばねや板ばねの付勢および解放、流体圧による投射部68の上下移動、空気流の噴出、あるいはゲートの開閉は、周知の従来技術を用いることができる。
図1に戻り、テニス練習機1の説明を続ける。制御装置70は、ボール供給装置60の作動と、サーボモータ50の作動を制御し、ボール供給装置60からラケット40の打球位置にボールが供給されるタイミングと、駆動装置50の駆動により揺動部材20、腕木30を介してラケット40が振られるタイミングとを調和させる装置で、そのために、ラケット40の所定の部分でボールを打球することができる。制御装置70は、典型的には、中央演算子としてのCPU、データを記憶する記憶部、テニス練習機1中の他の装置との信号の送受信を行う入出力部を有する。記憶部には、ボール供給装置60の投射部68(図2参照)にてボール90を投射するタイミング、より厳密には投射部68を作動させるためにソレノイド部69(図2参照)に電圧を印加するタイミングと、ラケット40を振るタイミング、厳密には、サーボモータ50をラケット40を振る方向(図1の奥から手前方向)に向けて回動し始めるタイミングとの時間差、その時間差とラケット40を振るスピード、厳密にはサーボモータ50を駆動する速さとの関係、等のデータが記憶されている。ラケット40を振る速さは、ラケット40にて打球されたボール90の速さ、すなわちテニス練習機1から打出されるボール90の速さに直接関係するので、調節できるように構成することが好ましい。すなわち、テニス練習機1にボール90を打出す速さを調節するスイッチ(不図示)を設け、そのスイッチからの信号によりサーボモータ50を回動させる速さが、制御装置70にて決定される。ボール90を打ち出す信号が制御装置70に伝えられると、サーボモータ50を回動させる速さに基づき、投射装置66に電圧を印加するタイミングとサーボモータ50を駆動するタイミングの時間差が、記憶部に記憶されたデータを用いてCPUにて計算され、時間差をもってサーボモータ50とボール供給装置60とに作動信号が送信される。
なお、制御装置70は、他の制御等を行ってもよい。例えば、ボール供給装置60にてボール90をトスアップする速さや高さを調整しつつ、ボール90をラケット40で適切に打球するように制御してもよいし、ボール供給装置60に収容されているボール90がなくなったならば利用者に光や音で通達するような機能、収容されているボール90の数を例えば液晶画面を用いて表示する機能を備えてもよい。また、一定の時間間隔でテニス練習機1からボール90を打ち出すように、所定時間毎にボール90を打ち出す信号を発する機能を備えてもよい。
次に、図3を参照して、テニス練習機1の動作について説明する。図3は、テニス練習機1の動作を説明するフローチャートである。なお、各装置の構成および符号については、図1および図2をも適宜参照する。先ず、ボール90をボールバスケット62に入れる(ステップS10)。ボール90は、ボールバスケット62の下部の貫通口からボールガイド64を通り、その先端の投射装置66の上方に至る。なお、多数のボール90をボールバスケット62に入れた場合には、ボール90は、ボールガイド64に並び、また、ボールバスケット62中に収容される。
次にボールを打ち出す信号が制御装置70に伝えられる(ステップS20)。あるいは、制御装置70自身がボールを打ち出す信号を発する。すると、ラケット40および投射部68を初期位置に移動させる(ステップS30)。ここで、初期位置とは、ラケット40であれば、これからボール90を打球しようとして打球位置から後退した位置であり、いわゆるテイクバックした位置である。具体的には、サーボモータ50の駆動軸を打球するために駆動し始める位置にセットする。また、投射部68であれば、投射部68が下がった位置であり、ソレノイド部69への電圧の印加を停止することにより自重で投射部68が下がった位置である。なお、予めラケット40および投射部68が初期位置にある場合には、この工程(ステップS30)は省略されてもよい。
次に、前述のように、制御装置70にて、サーボモータ50を駆動するタイミングとボール供給装置60のソレノイド部69へ電圧を印加するタイミングの時間差を計算する(ステップS40)。この時間差は、予め制御装置70の記憶部へ格納されたデータに基づき計算する。時間差を計算するためのデータは、テニス練習機1の設計値の一つとして設計、試作段階で解析あるいは実験により収集され、記憶部へ格納されるのが一般的である。利用者がテニス練習機1にてボール90を打球した結果に基づき、例えば、ラケット40を振るタイミングが遅いもしくは早い、あるいは、ボール供給装置60からのボール90の供給が遅いもしくは早いという評価を利用者自身で入力し、調整・補正できるように制御装置70を構成してもよい。このように構成すると、ボール90を打球するタイミングがより正確となる。なお、テニス練習機1から連続的にボール90を打ち出す場合には、直前にボール90を打ち出したときに用いた時間差と同じ時間差を用いることができるので、時間差をデータとして記憶部に記憶し、記憶した時間差のデータを用いることにより、時間差を計算する工程(ステップS40)を省略できる。
次に、ボール供給装置60のソレノイド部69に電圧を印加する(ステップS50)。ソレノイド部69に電圧が印加されることにより、投射部68の周囲に磁場が形成され、磁力により投射部68が上方に移動する。投射部68が上方に移動することにより、ボールガイド64の先端に停止しているボール90を下方から押し上げることになり、押し上げられたボール90は上方にトスアップされる。
次に、ステップS40で求めた時間差だけ遅れて、サーボモータ50を駆動する(ステップS60)。サーボモータ50の駆動軸を回転することにより、揺動部材20が回動軸周りに回動し、揺動部材20の回動により、腕木30およびその先端に固定されたラケット40が振られる。すなわち、ラケット40がテイクバックの位置から、ストロークする動きをする。揺動部材20の回動軸とラケット40との間に腕木30が備えられるので、人間がラケット40を振るのと同じような回転半径でラケット40が振られることになる。ボール90がトスアップされ、ラケット40の打球位置に浮遊している間に、ちょうど適切なタイミングでラケット40が振られる。そこで、ボール90がラケット40により打球され、所定の速さで所定の方向にボール90が飛ばされる。なお、テニス練習機1では、テニス初心者である利用者が、トスアップされラケット40で打球されたボール90を打ち返す練習をし、打球されたボール90の速さはゆっくりとすることが多い。すなわち、ラケット40のストローク、つまりサーボモータ50に要求されるの駆動は、あまり速くはない。例えば、ラケット40が初期位置から打球位置に達するまで、1秒以上かかってもよく、2秒程度かかるように設定されることもある。
このようにラケット40が、テイクバックの位置からストロークすることにより、テニス練習機1を利用するテニス練習者は、実際に対面する相手あるいはコーチからボールを打ち出してもらう場合と同様に、ラケット40の動きを見ながらボールが打ち出されるタイミングを把握することができ、より実践的な練習が可能となる。また、ボール90がラケット40により打球されているので、実際に相手あるいはコーチがラケットでボールを打出したのと同じ回転のボール90を用いた練習となり、実践的な練習を行うことができる。
ボール90を打球し、ラケット40がいわゆるフォロースローをした位置までくると、ラケット40の動きを止め、ラケット40を初期位置に戻すように制御装置70からサーボモータ50に信号が送信され、サーボモータ50がストロークするときとは逆方向に駆動してラケット40を初期位置に戻す(ステップS70)。また、ソレノイド部69への電圧の印加が停止され、投射部68が自重により初期位置に下がる(ステップS80)。
以上で、テニス練習機1でボール90を1回打ち出すことになる。次に、ボールを打ち出す信号が伝えられると、あるいは、次のボールを打ち出す時間となり制御装置70がボールを打ち出す信号を発すると、上記のステップS20からの工程が繰り返される。なお、これまで説明したように、ステップS30あるいはステップS40の工程は、2回目以降には省略することができる。また、サーボモータ50を駆動するタイミングとボール供給装置60のソレノイド部69へ電圧を印加するタイミングの時間差によっては、ソレノイド部90に電圧を印加する工程(ステップS50)とサーボモータ50を駆動する工程(ステップS60)の順序が入れ替わる。
このようにテニス練習機1では、図1に示すような簡単な構造で、実際に対面する相手あるいはコーチから、ラケットで打球することによりボールが打ち出されるのと同様な練習を行うことができる。そこで、テニス初心者のように、近い場所からゆっくりとしたボールを打ってもらうことが好ましい利用者にとって、好適なテニス練習機となる。
なお、これまでの説明では、駆動装置としてサーボモータ50を用いるものとして説明したが、駆動装置はサーボモータ50でなくてもよい。例えば、普通のモータと歯車列とスイッチの組合せで、所定の揺動角内で揺動部材20を揺動させる構成としてもよい。しかし、構成がより簡単になり、かつ、長寿命となるので、サーボモータ50を使うことが好ましい。
また、これまでの説明では、揺動部材20およびサーボモータ50は、支柱14から張り出したブラケット16により支持され、拘束されるように説明したが、テニス練習機1では、支柱台12、支柱14およびブラケット16を備えず、サーボモータ50が基台10上に直接固定され、サーボモータ50の駆動軸が鉛直上方に延伸し、サーボモータ50の駆動軸と揺動部材20とが同軸に固定されてもよい。なお、この場合には、サーボモータ50の駆動軸あるいは揺動部材20の傾斜あるいは触れ回りを拘束するためのガイドを備えるのが好ましい。
なお、図4に示すように、揺動部材20およびサーボモータ50が支柱14から張り出したブラケット16により支持される構成とすると、ブラケット16をブラケット16の円柱形の軸周りに回転させることにより、揺動部材20の回動軸を水平面に対して傾斜させることができる。図4は、揺動部材20の回動軸を水平面に対して傾斜させることができるテニス練習機1を説明する斜視図である。すなわち揺動部材20の回動軸を水平面に対して垂直X1とすると、腕木30およびラケット40は水平面上で振られるが、水平面に対して傾斜した回動軸X2とすることにより、腕木30およびラケット40が傾斜した面上で振られることになる。例えば、斜め下方から斜め上方に向けて、ラケット40が振られることになる。このようにラケット40の振られる面を傾斜させることにより、よりゆっくりした、いわゆる山なみのボールを打出すことができ、初心者にとって、打ち返しやすいボールを打ち出すことができる。あるいは、斜め上方から斜め下方に向けてラケット40を振って打球することにより、大きくバウンドするボールを打ち出すことができる。
また、図5に示すように、頭部22において腕木30を固定する部分が、腕木の軸方向(腕木をねじる方向)に回転するように構成してもよい。図5は、ラケット40がラケット40の軸周りに回転可能なテニス練習機1を説明する斜視図である。このように構成すると、ラケット40がラケットの軸周りに回転し、打球するラケット40の面(ラケットヘッド44におけるガットの張られた面)の角度を変えることができる。ラケット40の面を変えることにより、ボール90を打球する方向を変えることができる。さらに、打球されたボール90の回転を調整でき、例えば、上向き方向に傾斜させることにより、いわゆるスライスボールを打出し、逆に下向き方向に傾斜させることにより、いわゆるトップスピンボールを打出すことができる。さらに、頭部22の腕木30を固定する部分が、例えば頭部22に設置されたサーボモータ(不図示)により回転するように構成し、制御装置70で駆動を制御され、ボール90の打球と同時にラケット40をラケット40の軸周りに回転するように傾斜させると、よりボール90に回転を与え、実践的で多様な態様のボールを打出すことができる。このように、腕木30を固定する部分が可動であっても、腕木30は揺動部材20(詳細には、頭部22)に固定されているという。また、腕木30が揺動部材20の頭部22に固定されている部分は不動として、腕木30の一部に捩れ方向に回転する捩れ部材(不図示)を備えてもよく、あるいは、腕木30とラケット40との固定部が、腕木30あるいはラケット40の軸方向に回転する構成としてもよい。なお、腕木30の軸とラケット40の軸とが傾斜している場合には、腕木30の軸周りに回転することは実質的にラケット40の軸周りに回転することであり、「ラケット40の軸周りに回転」の概念に含める。
次に、図6を参照して、ボール供給装置60から供給するボール90の方向を変えたテニス練習機2について説明する。図6は、投射部68が水平面に対して斜めに移動し、ラケット40のストロークしている前方から斜め上方に向けてボール90を供給するように構成したテニス練習機2を説明する図で、(a)は斜視図、(b)はボール供給装置60の部分断面図である。テニス練習機2は、基本的にはテニス練習機1と同様の構成をしているので、重複する説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。テニス練習機2では、ボール供給装置60のボールガイド64が長く、かつ、曲がりを有して、揺動部材20の揺動によりラケット40がボールを打球するときに移動している前方、すなわち、ストロークする方向(図中の矢印Y1方向)の前方にボールガイド64の先端が位置している。ボール供給装置60の投射装置66において、投射部68は斜めに設置され、また、ソレノイド部69も斜めに設置され、ソレノイド部69に電圧を印加することにより投射部68は斜め上方に移動する。投射部68とソレノイド部69が設置される斜め方向は、ほぼラケット40の打球位置を向いた方向であり、投射部68が斜め上方に移動してボール90を投射することにより、ボール90はラケット40の打球位置に向けて(図中の矢印Y2方向に)飛び出す。このように、ボール90をストロークする前方から供給して打球することにより、対面する相手とボールを打ち合うときのように、より実践的なボールが打ち出される。なおここで、斜めとは、水平面に対し垂直でも水平でもない状態であり、実質的に垂直でない角度(例えば、水平面に対し85度)以下、20度以上程度とする。実質的に垂直な角度では、ラケット40の前方から斜め上方に向けて供給されたボール90を打球する効果が得られにくい。また、20度以下とすると、投射装置66とラケット40の打球位置との高さの差にもよるが、ボール供給装置60から打球位置までの水平距離が長くなり、投射装置66に大きな投射力が要求され、大型化するなどの問題を生ずるからである。なお、ラケット40でボール90を打球するところを利用者から見易くするために、一般的には、投射装置66は、ラケット40より間隔を開けて下方に配置される。
なお、図6(b)では、投射装置66の筐体67は、テニス練習機1と同様にボールガイド64に固定されたままで、投射部68とソレノイド部69とだけが傾斜するように示されているが、筐体67を含む投射装置66全体が傾斜する構成としてもよいし、あるいは、ボールガイド64の先端の部分が傾斜することにより投射装置66がボールガイド64の先端の部分と一緒に傾斜する構成としてもよい。投射部68とソレノイド部69だけを傾斜するように構成すると、傾斜する部材が少なくて済むので、構造的に容易である。一方、投射装置66全体で傾斜するようにすると、筐体67、投射部68およびソレノイド部69が一体として傾斜するので、傾斜により投射部68の上下移動への障害が発生しにくい。また、図6(a)では、ボール供給装置60は、基台10上に設置されているが、ボール供給装置60を基台10と別体とし、ボール供給装置60だけを移設することによりボール90の供給方向を変える構造としてもよい。このように構成すると、ボール供給装置60からのボール90の供給方向を自由に変えることができる。しかし、図6(a)のようにボール供給装置60を基台10に設置することで、移動しやすいテニス練習機2となる。なお、テニス練習機2において、ボール供給装置60でボールを投射する位置を変えるには、例えば、ボールガイド64を組み立て式とし、組み立て部材を替えることにより種々の形状のボールガイド64を構成できるようにすればよい。なお、ボール90の投射位置が変わると、サーボモータ50とボール供給装置60とを駆動する時間差が変化するので、制御装置70では、投射位置を入力し、あるいは、投射位置を計測する位置計測装置(不図示)を備えて、ボール供給装置60の投射位置に応じて時間差を計算する。
次に、図7を参照して、無線により制御装置70に信号を送信するテニス練習機3について説明する。図7は、無線送信機80を備え、無線送信機80からの無線信号によりサーボモータ50あるいはボール供給装置60を作動するテニス練習機3を説明する模式的斜視図である。図中、一点鎖線は無線による信号の伝達を表す。テニス練習機3は、基本的にはテニス練習機1と同様の構成をしているので、重複する説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。テニス練習機3の制御装置70には、無線受信部72が備えられる。無線受信部72は、アンテナと、必要に応じてアンテナで受信した信号を増幅する増幅器(不図示)や変調器(不図示)を有し、アンテナで受信した信号を、入出力部(不図示)に送信する。無線受信部72で受信する無線信号は、ハンディタイプの無線発信機80から送信され、無線発信機80はテニス練習機3から打ち出されるボールで練習する利用者、あるいは、利用者のコーチにより使用される。無線送信機80から、ボールを打ち出す信号が発信され、その信号が無線受信部72で受信されることにより制御装置70にボールを打ち出す信号が伝えられる。その結果、図3を参照して説明したように、サーボモータ50およびボール供給装置60が作動され、テニス練習機3からボール90が利用者に打ち出される。よって、ボール90を打球するラケット40等から離れた位置に居ながら、ボールの打ち出しを指示することができ、利用者が欲するタイミングでボール90を打ち出すことができる。したがって、使い勝手のよいテニス練習機3となる。
本発明に係る第1の実施の形態としてのテニス練習機を説明する斜視図である。 投射装置を説明するための、ボール供給装置の部分断面図である。 テニス練習機の動作を説明するフローチャートである。 揺動部材の回動軸を水平面に対して傾斜させることができるテニス練習機を説明する斜視図である。 ラケットがラケットの軸周りに回転可能なテニス練習機を説明する斜視図である。 投射部が水平面に対して斜めに移動し、ラケットのストロークしている前方から斜め上方に向けてボールを供給するように構成したテニス練習機を説明する図で、(a)は斜視図、(b)はボール供給装置の部分断面図である。 無線送信機を備え、無線送信機からの無線信号によりサーボモータあるいはボール供給装置を作動するテニス練習機を説明する模式的斜視図である。
符号の説明
1〜3 テニス練習機
10 基台
12 支柱台
14 支柱
16 ブラケット
18 車輪
20 揺動部材
22 (揺動部材の)頭部
30 腕木
40 ラケット
42 グリップ
44 ラケットヘッド
50 サーボモータ(駆動装置)
60 ボール供給装置
62 ボールバスケット
64 ボールガイド
66 投射装置
67 筐体
68 投射部
69 ソレノイド部
70 制御装置
72 無線受信部
80 無線送信機
90 ボール

Claims (7)

  1. 回動軸の周りで揺動する揺動部材と;
    前記揺動部材に一端が固定され、前記揺動部材から張り出す腕木と;
    前記腕木の前記一端と異なる他端に固定されるラケットと;
    前記揺動部材を前記回動軸周りに揺動させる駆動装置と;
    前記ラケットの打球位置にボールを供給するボール供給装置と;
    前記駆動装置と前記ボール供給装置の作動を制御する制御装置とを備える;
    テニス練習機。
  2. 前記駆動装置がサーボモータである;
    請求項1に記載のテニス練習機。
  3. 前記ラケットが該ラケットの軸周りに回転可能である;
    請求項1または請求項2に記載のテニス練習機。
  4. 前記回動軸の水平面に対する角度が可変である;
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のテニス練習機。
  5. 前記ボール供給装置が、ソレノイドにより移動する投射部を備え、前記投射部は前記移動により前記ボールを投射して該ボールをラケットの打球位置に供給する;
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のテニス練習機。
  6. 前記投射部が水平面に対し斜めに移動し、前記揺動部材の揺動により前記ラケットが移動している前方から斜め上方に向けて前記ラケットの打球位置に前記ボールを供給する;
    請求項5に記載のテニス練習機。
  7. 前記制御装置が無線受信部を備え;
    前記無線受信部に前記駆動装置あるいは前記ボール供給装置を作動するための無線信号を送信する無線発信機を備える;
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のテニス練習機。
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WO2009084087A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Zaoba Corporation テニス練習機
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