JP2008003133A - 表示パネル、及びそれを用いた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】色の再現性を高める。
【解決手段】液晶パネル11は、一対の透光性を有するCF基板18及びアレイ基板19と、両基板18,19間に挟まれる液晶20とを備える。CF基板18の内面側には、カラーフィルタ31が設けられている。CF基板18の外側には、外部基板が設けられており、この外部基板における内側のカラーフィルタ31に対応した位置には、外部カラーフィルタが設けられている。外部カラーフィルタは、内側に対応するカラーフィルタ31と同色に設定されている。
【選択図】図3
【解決手段】液晶パネル11は、一対の透光性を有するCF基板18及びアレイ基板19と、両基板18,19間に挟まれる液晶20とを備える。CF基板18の内面側には、カラーフィルタ31が設けられている。CF基板18の外側には、外部基板が設けられており、この外部基板における内側のカラーフィルタ31に対応した位置には、外部カラーフィルタが設けられている。外部カラーフィルタは、内側に対応するカラーフィルタ31と同色に設定されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示パネル、及びそれを用いた表示装置に関する。
液晶表示装置の主要部品である液晶パネルは、大まかには一対のガラス基板間に液晶を封止した構成とされ、両ガラス基板のうち、アクティブ素子であるTFTなどが設けられた側がアレイ基板と呼ばれ、カラーフィルタなどが設けられた側がCF基板と呼ばれる。
CF基板におけるアレイ基板と対向する内面には、R,G,Bの各色に対応したカラーフィルタが、アレイ基板の各画素に対応して多数個並んで設けられるとともに、各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層が設置されている。バックライトから照射され、液晶を透過した光は、カラーフィルタによってそれぞれR,G,Bに対応した所定の波長のみが選択的に透過されることで、液晶パネルに画像が表示されるようになっている。
なお、液晶パネルの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平5−53113号公報
近年、液晶表示装置の表示性能のうち、特に色の再現性の向上が強く求められる傾向にある。これを実現するには、カラーフィルタの色濃度を濃くすることが考えられ、そのためには例えばカラーフィルタの膜厚を厚くすることが考えられる。
しかし、仮にカラーフィルタの膜厚を厚くできたとしても、その内側に配された対向電極と、アレイ基板側の画素電極との間の距離が変更されることになる。そうなると、液晶の配向状態を制御するのに必要なTFTへの供給電位などを変更する必要が生じる。このため、液晶表示装置の全面的な設計の見直しが必要になり、コスト高になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、色の再現性を高めることを目的とする。
本発明は、一対の透光性を有する基板と、前記両基板間に挟持されるとともに電界印加によって光学特性が変化する物質と、前記両基板のうちいずれか一方の基板における内面側に形成されたカラーフィルタと、前記両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に配される外部カラーフィルタとを備えている。
このように、両基板のうちいずれか一方の基板における内面側に形成されたカラーフィルタに加えて、両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に外部カラーフィルタを配するようにしたから、両基板間の間隔や、電界印加によって光学特性が変化する物質の厚みなどを変更することなく、色の再現性を高めることができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に外部基板を設けるとともに、この外部基板に前記外部カラーフィルタが設けられる構成とする。このように、外部基板に外部カラーフィルタを設けるようにしたから、仮に基板に外部カラーフィルタを直接設けるようにした場合と比較して、製造が容易になる。
(1)前記両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に外部基板を設けるとともに、この外部基板に前記外部カラーフィルタが設けられる構成とする。このように、外部基板に外部カラーフィルタを設けるようにしたから、仮に基板に外部カラーフィルタを直接設けるようにした場合と比較して、製造が容易になる。
(2)前記外部カラーフィルタは、前記外部基板における前記基板との対向面に設けられる構成とする。これにより、外部基板によって外部カラーフィルタを保護することができる。
(3)前記外部基板と、外部基板が設けられた前記基板との間には、間隔を保つためのスペーサが設けられる構成とする。これにより、スペーサにより外部基板と基板との間の間隔を保つことができる。
(4)前記外部基板には、凹部が設けられ、この凹部に前記外部カラーフィルタが設けられる構成とする。これにより、全体の厚みを薄くすることができる。
(5)前記外部基板は、前記カラーフィルタが形成された前記基板の外側に設けられる構成とする。これにより、カラーフィルタと外部カラーフィルタとを近接した位置に配することができる。
(6)前記両基板の外側には、それぞれ偏光部材が設けられるものにおいて、前記両基板の少なくともいずれか一方の基板のうち、前記偏光部材との対向面に前記外部カラーフィルタが設けられる構成とする。このように、基板における偏光部材との対向面に外部カラーフィルタを直接設けるようにしたから、仮に外部カラーフィルタを別の部品に設置し、その部品を基板に取り付けるようにしたものと比較すると、部品点数の削減などを図ることができる。
(7)前記両基板の少なくともいずれか一方の基板における前記偏光部材との対向面には、凹部が設けられ、この凹部に前記外部カラーフィルタが設けられる構成とする。これにより、全体の厚みを薄くすることができる。
(8)前記外部カラーフィルタは、その内側に対応する前記カラーフィルタとは異なる色に設定される構成とする。これにより、表示できる色度の多様化を図ることができる。
(9)赤色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが青色に、緑色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが赤色に、青色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが緑色に、それぞれ設定されているか、若しくは赤色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが緑色に、緑色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが青色に、青色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが赤色に、それぞれ設定される構成とする。これにより、赤色と青色との混色によりマゼンダを、緑色と赤色との混色によりイエローを、青色と緑色との混色によりシアンを、それぞれ得ることができる。
(10)前記両基板間に挟持されるとともに電界印加によって光学特性が変化する物質が液晶により構成されるようにする。
本発明によれば、色の再現性を高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。この実施形態1では、液晶表示装置10を例示する。なお、以下では、図1に示す下側を裏側、逆の上側を表側として説明する。
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。この実施形態1では、液晶表示装置10を例示する。なお、以下では、図1に示す下側を裏側、逆の上側を表側として説明する。
液晶表示装置10は、図1に示すように、大まかには、画像を表示するための液晶パネル11と、液晶パネル11の裏側(後側)に配される外部光源であるバックライト12とを互いに組み付けた構成とされる。液晶パネル11は、その裏側のバックライト12と、表側(前側)に配された略枠形をなすベゼル13との間に挟まれた状態で保持される。
先に、バックライト12について簡単に説明する。バックライト12は、表側(液晶パネル11側)に向けて開口した略箱形をなすケース14と、ケース14内に互いに平行に並んだ状態で収容される複数本の線状光源15(例えば冷陰極管)と、ケース14の開口部に積層した状態で配される複数の光学シート16(例えば裏側から順に拡散板、拡散シート、レンズシート、及び輝度上昇シート)と、これら光学シート16群をケース14との間で挟んで保持するための略枠状のフレーム17とから構成される。各光学シート16は、各線状光源15から発せられる光を面状に変換するなどの機能を有するものである。
続いて、液晶パネル11について説明する。液晶パネル11は、大まかには、一対の透明な(透光性を有する)ガラス製の基板18,19と、両基板18,19間に挟持されるとともに電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶20とを備えている。両基板18,19は、互いに対向するとともに図示しないスペーサによって間に所定の間隔(ギャップ)を空けた状態で貼り合わせられ、間に挟持された液晶20は、シール剤21によって取り囲まれて液密状態に保たれる。また、液晶パネル11における最外位置には、表裏一対の偏光板22,23が配設されている。
両基板18,19は、表側がCF基板18とされ、裏側がアレイ基板19とされる。アレイ基板19における内面(液晶20側を向いた面、CF基板18との対向面)側には、図2に示すように、スイッチング素子24(例えばTFT)及び画素電極25が多数個並んで設けられるとともに、これらスイッチング素子24及び画素電極25の周りには、格子状をなすソース配線26及びゲート配線27が取り囲むようにして配設されている。ソース配線26とゲート配線27とがそれぞれスイッチング素子24のソース電極とゲート電極とに接続され、画素電極25がスイッチング素子24のドレイン電極に接続されている。画素電極25は、例えばITO(Indium−tin−oxide)により構成され、ソース配線26の延出方向に沿って細長い略矩形状に形成されている。なお、画素電極25の内面(画素電極25と液晶20との間)側には、図3に示すように、液晶20を配向させるための配向膜28が設けられている。また、画素電極25とアレイ基板19や各配線26,27との間には、絶縁層29,30が積層されている。
また、アレイ基板19の端部には、ソース配線26とゲート配線27との端にそれぞれ形成されたソース端子部とゲート端子部とが配され、各端子部に対してSOF(System On Film)などの薄膜状のドライバ(電子部品)の一端側がACF(異方性導電膜)を介して圧着接続され、このSOFの他端側には、ACFを介して外部回路に接続されたプリント基板が圧着接続されている。
一方、表側のCF基板18の内面(液晶20側を向いた面、アレイ基板19との対向面)側には、図3に示すように、各画素電極25に対応した位置にカラーフィルタ31が多数個並んで設けられている。カラーフィルタ31は、所定の波長の光については透過を許容するものの、それ以外の波長の光については吸収する機能を有している。カラーフィルタ31は、R(赤色)に対応する波長の光を選択的に透過するものと、G(緑色)に対応する波長の光を選択的に透過するものと、B(青色)に対応する波長の光を選択的に透過するものとの三色が設定されている。各カラーフィルタ31は、例えばR,G,Bの順番で図2に示すゲート配線27の延出方向に沿って並べられるなどして、隣接するカラーフィルタ31同士の色が互いに異なるように配置されている。
隣接する各色のカラーフィルタ31の間には、隣のカラーフィルタ31側からの光を遮光する遮光層32(ブラックマトリクス)が配設されることで、混色が防がれるようになっている。遮光層32は、各カラーフィルタ31を取り囲む格子状に形成されている。また、カラーフィルタ31の内面には、画素電極25と同様に例えばITOにより構成される対向電極33が形成され、さらに対向電極33の内面(対向電極33と液晶20との間)には、配向膜34が形成されている。
さて、CF基板18の外側には、外部基板35が設けられている。外部基板35は、両基板18,19と同様に透光性を有するガラス製とされており、CF基板18における外面(液晶20やアレイ基板19側とは反対側の面)側に貼り付けられている。そして、この外部基板35には、外部カラーフィルタ36が設けられている。外部カラーフィルタ36は、カラーフィルタ31と同様に、所定の波長の光については透過を許容するものの、それ以外の波長の光については吸収する機能を有している。外部カラーフィルタ36は、R(赤色)に対応する波長の光を選択的に透過するものと、G(緑色)に対応する波長の光を選択的に透過するものと、B(青色)に対応する波長の光を選択的に透過するものとの三色が設定されている。
外部カラーフィルタ36は、外部基板35の内面(外部基板35が設けられたCF基板18との対向面)において、CF基板18の各カラーフィルタ31に対応した位置に多数個並んで設けられている。各外部カラーフィルタ36は、各基板の面方向について各カラーフィルタ31と整合した位置に配置されている。各外部カラーフィルタ36は、その内側に対応する各カラーフィルタ31、つまり液晶パネル11の厚み方向について対向する各カラーフィルタ31と同色になるよう設定されている。
詳しくは、Rのカラーフィルタ31に対してCF基板18を挟んで対向する外部カラーフィルタ36は、Rに、Gのカラーフィルタ31に対してCF基板18を挟んで対向する外部カラーフィルタ36は、Gに、Bのカラーフィルタ31に対してCF基板18を挟んで対向する外部カラーフィルタ36は、Bにそれぞれ設定されている。従って、各カラーフィルタ31を透過した光は、引き続いて対応する同色の各外部カラーフィルタ36へと進入するようになっている。
外部基板35の内面における各外部カラーフィルタ36間(CF基板18の遮光層32に対応する位置)には、外部基板35とCF基板18との間の間隔(ギャップ)を所定の大きさに保つためのスペーサ37が配設されている。スペーサ37は、遮光層32と同様に各外部カラーフィルタ36を取り囲む格子状に形成されている。また、スペーサ37の厚み寸法は、外部カラーフィルタ36とほぼ同じかそれよりも大きくなるよう設定される。なお、スペーサ37の材料は、透光性を有するものを用いてもいいし、遮光性を有するものを用いてもよい。
この外部基板35の外面(外部カラーフィルタ36の設置面とは反対側の面)側には、表側の偏光板22が貼り付けられている。一方、裏側の偏光板23は、アレイ基板19の外面側に貼り付けられている。なお、外部基板35の厚み寸法は、CF基板18とほぼ同じに設定されている。外部基板35及びCF基板18の厚み寸法は、アレイ基板19よりも薄く、例えば半分程度に設定されている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。液晶パネル11に画像を表示するには、バックライト12の各線状光源15を点灯させるとともに、液晶パネル11の各配線26,27に対して接続した外部回路から信号を付与することで、各スイッチング素子24にそれぞれ所定の電圧を印加する。
詳しくは、バックライト12の各線状光源15から照射された光は、各光学シート16によって面状に変換された状態で液晶パネル11内に進入する。液晶パネル11内では、光が裏側の偏光板23やアレイ基板19などを通った後、液晶20を透過する過程で、スイッチング素子24により制御された液晶20の配向状態に応じて偏光状態が変化させられる。その後、光がカラーフィルタ31を通る際には、そのカラーフィルタ31の色に対応する波長の光については吸収されることなく透過するのが許容されるものの、それ以外の波長の光については吸収される。このとき、他の色の波長の光がどの程度吸収されるかは、カラーフィルタ31の色濃度、例えば厚み寸法に比例しており、この吸収量が多いほど透過する光の色純度は高くなる。
そして、カラーフィルタ31に続いてCF基板18を透過した光は、透過したカラーフィルタ31と同色の外部カラーフィルタ36へと進入する。このとき、入射した光に、透過したカラーフィルタ31の色以外の波長の光が含まれていたとしても、外部カラーフィルタ36によって他の色の光を吸収することができる。これに対し、対応した色の波長の光については、カラーフィルタ31と同様に吸収されることなく外部カラーフィルタ36を透過するのが許容される。これにより、透過する光の色純度を高めることができ、もって色再現性を高めることができる。外部カラーフィルタ36を透過した光は、その後外部基板35を通ってから、表側の偏光板22を通ることで、可視化された状態で視聴者に到達する。
以上説明したように本実施形態によれば、カラーフィルタ31を備えたCF基板18の外側に外部カラーフィルタ36を配するようにしたから、仮にカラーフィルタ31の膜厚を増加して対応した場合と比較して、アレイ基板19及びCF基板18間の間隔や、液晶20の厚み寸法などを変更することなく、色の再現性を高めることができる。
また、CF基板18の外側に設けた外部基板35に外部カラーフィルタ36を設けるようにしたから、仮にCF基板18の外側に外部カラーフィルタ36を直接設けた場合と比較して、製造が容易なものとなる。
また、外部カラーフィルタ36が、外部基板35のうち外部基板35が設けられたCF基板18との対向面に設けられているから、外部基板35によって外部カラーフィルタ36を保護することができ、製造上さらに好適となる。
また、外部基板35と、外部基板35が設けられたCF基板18との間にスペーサ37を設けるようにしたから、外部基板35とCF基板18とを所定の間隔に保つことができる。
また、外部基板35がカラーフィルタ31が形成されたCF基板18の外側に設けられているから、カラーフィルタ31と外部カラーフィルタ36とを近接した位置に配することができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図4によって説明する。この実施形態2では、外部基板35Aをアレイ基板19側に設けるようにしたものを示す。なお、この実施形態2では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態2を図4によって説明する。この実施形態2では、外部基板35Aをアレイ基板19側に設けるようにしたものを示す。なお、この実施形態2では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
外部基板35Aは、図4に示すように、アレイ基板19の外面側に設けられている。外部基板35Aにおける内面、つまりアレイ基板19との対向面には、外部カラーフィルタ36A及びスペーサ37Aが設けられている。各外部カラーフィルタ36Aは、各基板18,19,35Aの面方向について各カラーフィルタ31と整合する位置に配置されるとともに、アレイ基板19や液晶20などを挟んで対向する各カラーフィルタ31と同色になるよう設定されている。また、外部基板35Aの外面には、裏側の偏光板23が貼り付けられている。
各線状光源15から照射され、液晶パネル11に進入した光は、裏側の偏光板23及び外部基板35Aを透過した後、外部カラーフィルタ36Aに進入することで、その外部カラーフィルタ36Aに対応した色の波長の光が透過され、それ以外の色の波長の光が吸収される。その後、液晶20などを透過した光は、カラーフィルタ31に進入することで、再度対応した色以外の色の波長の光が吸収されることで、色純度が高められる。なお、本実施形態においては、スペーサ37Aの材料について遮光性を有するものを用いるようにすれば、混色による色純度の低下を効果的に抑制することができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図5によって説明する。この実施形態3では、外部基板35−1,35−2の構造や数を変更したものを示す。なおこの実施形態3では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態3を図5によって説明する。この実施形態3では、外部基板35−1,35−2の構造や数を変更したものを示す。なおこの実施形態3では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
外部基板35−1,35−2は、図5に示すように、CF基板18の外面側と、アレイ基板19の外面側とに一対設けられている。各外部基板35−1,35−2の内面、すなわち表側の外部基板35−1におけるCF基板18との対向面と、裏側の外部基板35−2におけるアレイ基板19との対向面とには、それぞれ凹部38が形成されるとともに、その凹部38に各外部カラーフィルタ36−1,36−2が設けられている。
詳しくは、凹部38は、各外部基板35−1,35−2の内面において、CF基板18の各カラーフィルタ31に対応した位置に多数個並んで設けられている。各凹部38は、各基板18,19,35−1,35−2の面方向について各カラーフィルタ31と整合した位置に配置されている。各凹部38を取り囲む周縁部は、CF基板18の遮光層32と同様に格子状に形成されていることになる。各凹部38内に設けられた各外部カラーフィルタ36−1,36−2は、液晶パネル11の厚み方向について対向する各カラーフィルタ31と同色になるよう設定されている。各外部カラーフィルタ36−1,36−2の厚み寸法は、各凹部38の深さ寸法とほぼ同じかそれよりも小さく設定されている。
この凹部38の形成方法としては、例えば、外部基板35−1,35−2のうち凹部38の形成領域外(各凹部38を取り囲む格子状の周縁部)をマスキングした状態で、所定の化学溶剤により外部基板35−1,35−2の内面を部分的に溶融させるなどの方法が考えられる。また、CF基板18の外面側に貼り付けられた外部基板35−1の外面には、表側の偏光板22が貼り付けられており、アレイ基板19の外面側に貼り付けられた外部基板35−2の外面には、裏側の偏光板23が貼り付けられている。
各線状光源15から照射され、液晶パネル11に進入した光は、裏側の偏光板23及び外部基板35−2を透過した後、裏側の外部カラーフィルタ36−2に進入することで、その外部カラーフィルタ36−2に対応した色の波長の光が透過され、それ以外の色の波長の光が吸収される。その後、液晶20などを透過した光は、カラーフィルタ31に進入することで、再度対応した色以外の色の波長の光が吸収されることで、色純度が高められる。その後、CF基板18を透過した光は、表側の外部カラーフィルタ36−1に進入することで、さらに色純度が高められる。
以上説明したように本実施形態によれば、外部基板35−1,35−2に凹部38を設け、その凹部38に外部カラーフィルタ36−1,36−2を設けるようにしたから、凹部38の深さ分だけ液晶パネル11全体の厚みを薄くすることができる。
また、外部基板35−1,35−2及び外部カラーフィルタ36−1,36−2を一対設けるようにしたから、色再現性をさらに向上させることができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図6によって説明する。この実施形態4では、外部基板を省略したものを示す。なおこの実施形態4では、上記した実施形態3と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
本発明の実施形態4を図6によって説明する。この実施形態4では、外部基板を省略したものを示す。なおこの実施形態4では、上記した実施形態3と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
CF基板18及びアレイ基板19の外面には、図6に示すように、それぞれ外部カラーフィルタ36−1,36−2が直接設けられている。詳しくは、表側の外部カラーフィルタ36−1は、CF基板18における表側の偏光板22との対向面に設けられている。一方、裏側の外部カラーフィルタ36−2は、アレイ基板19における裏側の偏光板23との対向面に設けられている。各外部カラーフィルタ36−1,36−2は、外側に配された各偏光板22,23によって保護されている。
以上説明したように本実施形態によれば、CF基板18及びアレイ基板19における各偏光板22,23との対向面に外部カラーフィルタ36−1,36−2を設けるようにしたから、上記した実施形態1〜3のように外部基板を設置したものと比較して、部品点数の削減を図ることができ、また液晶パネル11の薄型化にも好適となる。
<変形例>
上記した実施形態4の変形例を図7によって説明する。なおこの変形例では、上記した実施形態4と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
上記した実施形態4の変形例を図7によって説明する。なおこの変形例では、上記した実施形態4と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
両基板18,19における外面、つまり偏光板22,23との対向面には、それぞれ凹部39が設けられている。凹部39は、両基板18,19の外面において、CF基板18の各カラーフィルタ31に対応した位置に多数個並んで設けられている。各凹部39は、基板18,19の面方向について各カラーフィルタ31と整合した位置に配置されている。各凹部39を取り囲む周縁部は、CF基板18の遮光層32と同様に格子状に形成されていることになる。そして、各凹部39内には、外部カラーフィルタ36−1,36−2がそれぞれ設けられている。各外部カラーフィルタ36−1,36−2は、液晶パネル11の厚み方向について対向する各カラーフィルタ31と同色になるよう設定されている。各外部カラーフィルタ36−1,36−2の厚み寸法は、各凹部39の深さ寸法とほぼ同じかそれよりも小さく設定されている。なお、凹部39の形成方法は、実施形態3に示した凹部38と同様なので、その説明については省略する。
以上説明したように本変形例によれば、基板18,19における偏光板22,23との対向面に凹部39を設け、その凹部39に外部カラーフィルタ36−1,36−2を設けるようにしたから、実施形態4に記載したものと比較して、凹部39の深さ分だけ液晶パネル11全体の厚みを薄くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、各外部カラーフィルタがその内側に対応する各カラーフィルタと同色に設定された場合を示したが、異なる色に設定してもよい。具体的には、例えばRのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをBに、Gのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをRに、Bのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをGにそれぞれ設定する。これにより、RとBとの混色によりM(マゼンダ)を、GとRとの混色によりY(イエロー)を、BとGとの混色によりC(シアン)を、それぞれ得ることができる。これにより、表示できる色度の多様化を図ることができる。
(2)上記した(1)の組み合わせ以外にも、例えばRのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをGに、Gのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをBに、Bのカラーフィルタの外側に対応する外部カラーフィルタをRにそれぞれ設定しても、(1)と同様の結果を得ることができる。
(3)上記した(1)、(2)以外にも、カラーフィルタとその外側に対応する外部カラーフィルタとの色の組み合わせを変更することができる。また、カラーフィルタや外部カラーフィルタの色として、R,G,B以外の色を用いることも可能である。
(4)カラーフィルタに対する外部カラーフィルタの相対的な色濃度は、任意に変更可能である。例えば、外部カラーフィルタを内側に対応するカラーフィルタと同じ色濃度としてもよく、また対応するカラーフィルタよりも薄くしても濃くしてもよい。
(5)上記した各実施形態では、各色のカラーフィルタの外側にそれぞれ外部カラーフィルタを設置した場合を示したが、必要な色についてのみ外部カラーフィルタを設けるようにしてもよい。例えば、Rの色再現性のみを高めるには、Rのカラーフィルタの外側にRの外部カラーフィルタを対応して設けるようにし、G,Bのカラーフィルタの外側には、透明膜を対応して設けるようにしてもよい。この組み合わせ以外にも勿論変更可能である。また上記した透明膜を省略することもできる。
(6)上記した実施形態1〜3に記載された液晶パネルの製造方法としては、CF基板やアレイ基板がマザーガラスの段階で同サイズの外部基板を張り合わせるようにし、その後各液晶パネルに適合したサイズに分断したり、またマザーガラスを各液晶パネルに適合したサイズに分断した後に、同サイズの外部基板を張り合わせるようにしてもよい。
(7)上記した実施形態1〜3に記載されたスペーサの形状は、格子形状以外にも任意に変更可能である。また、スペーサを省略することも可能である。
(8)上記した実施形態1〜3に記載された外部基板の外面(偏光板との対向面)に外部カラーフィルタを設けるようにしてもよい。このようにすれば、より多くの外部カラーフィルタを設置することができ、色の再現性を一層向上させることができる。また、外部基板の外面に外部カラーフィルタを設けたとき、外部基板の内面側の外部カラーフィルタを省略することも可能である。また、液晶パネルの厚み方向についての外部カラーフィルタの設置数は、3つ以上であってもよい。具体的には、実施形態3のようにCF基板及びアレイ基板の双方にそれぞれ外部基板を設けるようにし、CF基板の内外両面と、アレイ基板の外面と、CF基板側に設置した外部基板の内外両面と、アレイ基板側に設置した外部基板の内外両面とにそれぞれ外部カラーフィルタを設置することで、液晶パネルの厚み方向について最大7つの外部カラーフィルタの設置が可能となる。
(9)上記した各実施形態では、アレイ基板を裏側(バックライト側)に向けた場合を示したが、逆にCF基板を裏側に向けるようにしたものも本発明に含まれる。
(10)アレイ基板、CF基板、及び外部基板の相対的な厚みについては、任意に変更可能である。
(11)アレイ基板、CF基板、及び外部基板の材質は、ガラス以外にも合成樹脂など、透光性を有するものであれば、任意に変更可能である。
(12)アレイ基板及びCF基板間に挟持される物質は、電界印加によって光学特性が変化するものであれば液晶以外のものを用いることも可能である。
(13)上記した実施形態3の変形例として、両外部基板の凹部を省略して外部カラーフィルタを設けるようにしてもよい。その場合、実施形態1,2に示したスペーサを用いることもできる。また、実施形態3及びその変形例では、外部基板を2枚用いた場合を示したが、いずれか片方を省略しても構わない。
(14)上記した実施形態4及びその変形例では、両基板にそれぞれ外部カラーフィルタを設けた場合を示したが、いずれか片方の基板にのみ外部カラーフィルタを設けるようにしたものも本発明に含まれる。
10…液晶表示装置(表示装置)
11…液晶パネル(表示パネル)
12…バックライト
15…線状光源(光源)
18…CF基板(基板)
19…アレイ基板(基板)
20…液晶(物質)
22,23…偏光板(偏光部材)
31…カラーフィルタ
35,35A,35−1,35−2…外部基板
36,36A,36−1,36−2…外部カラーフィルタ
37,37A…スペーサ
38,39…凹部
11…液晶パネル(表示パネル)
12…バックライト
15…線状光源(光源)
18…CF基板(基板)
19…アレイ基板(基板)
20…液晶(物質)
22,23…偏光板(偏光部材)
31…カラーフィルタ
35,35A,35−1,35−2…外部基板
36,36A,36−1,36−2…外部カラーフィルタ
37,37A…スペーサ
38,39…凹部
Claims (12)
- 一対の透光性を有する基板と、前記両基板間に挟持されるとともに電界印加によって光学特性が変化する物質と、前記両基板のうちいずれか一方の基板における内面側に形成されたカラーフィルタと、前記両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に配される外部カラーフィルタとを備えている表示パネル。
- 前記両基板のうち少なくともいずれか一方の基板の外側に外部基板を設けるとともに、この外部基板に前記外部カラーフィルタが設けられている請求項1記載の表示パネル。
- 前記外部カラーフィルタは、前記外部基板における前記基板との対向面に設けられている請求項2記載の表示パネル。
- 前記外部基板と、外部基板が設けられた前記基板との間には、間隔を保つためのスペーサが設けられている請求項3記載の表示パネル。
- 前記外部基板には、凹部が設けられ、この凹部に前記外部カラーフィルタが設けられている請求項2または請求項3記載の表示パネル。
- 前記外部基板は、前記カラーフィルタが形成された前記基板の外側に設けられている請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の表示パネル。
- 前記両基板の外側には、それぞれ偏光部材が設けられるものにおいて、前記両基板の少なくともいずれか一方の基板のうち、前記偏光部材との対向面に前記外部カラーフィルタが設けられている請求項1記載の表示パネル。
- 前記両基板の少なくともいずれか一方の基板における前記偏光部材との対向面には、凹部が設けられ、この凹部に前記外部カラーフィルタが設けられている請求項7記載の表示パネル。
- 前記外部カラーフィルタは、その内側に対応する前記カラーフィルタとは異なる色に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の表示パネル。
- 赤色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが青色に、緑色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが赤色に、青色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが緑色に、それぞれ設定されているか、若しくは赤色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが緑色に、緑色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが青色に、青色の前記カラーフィルタの外側に対応する前記外部カラーフィルタが赤色に、それぞれ設定されている請求項9記載の表示パネル。
- 前記両基板間に挟持されるとともに電界印加によって光学特性が変化する物質が液晶により構成されている請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の表示パネル。
- 前記請求項1ないし請求項11のいずれかに記載された表示パネルと、この表示パネルに光を照射可能な光源を有するバックライトとを備えている表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169941A JP2008003133A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | 表示パネル、及びそれを用いた表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169941A JP2008003133A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | 表示パネル、及びそれを用いた表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008003133A true JP2008003133A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39007610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006169941A Pending JP2008003133A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | 表示パネル、及びそれを用いた表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008003133A (ja) |
-
2006
- 2006-06-20 JP JP2006169941A patent/JP2008003133A/ja active Pending
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