JP2007529754A - 気体に放電を生成するためのシステムおよび方法 - Google Patents

気体に放電を生成するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

封止されたエンクロージャに含まれる気体に放電を生成する方法が開示される。方法は、RF周波数で螺旋状コイル共振器を駆動して高圧気体に放電を生成するのに十分なRF電磁界を生成するステップを含む。放電は、発光スペクトルを生成し、それは、気体の組成および不純物含量を決定するために、分光的に分析されてもよい。

Description

(関連出願)
本出願は、米国予備特許出願第60/553,971号および第60/648,417号の利益を主張し、各々の内容は、参照してここに組み込まれる。本出願は、現在、米国特許第6,791,280号になっている米国特許出願第10/112,349号の継続出願である米国特許出願第10/939,338号の一部継続出願である。すべての関連出願の内容は、参照してここに組み込まれる。
本発明は、気体組成分析に関する。より詳細には、本発明は、発光分光によって、誘電性エンクロージャに含まれる高圧気体の非破壊分析に関する。
メタルハライドおよび他の高輝度放電(HID)ランプは、室内および屋外の空間で大きな区域を明るくするために、広く受け入れられている。HIDランプの製造において、多くのランプの構成要素用に制御された雰囲気を提供して、構成要素の早期故障を防止し、それによってランプの動作寿命を延ばすことが望ましいことが多い。たとえば、ランプ作動中に少量の酸素へHIDランプの発光管が露出すると、構成要素を大幅に劣化しランプの故障を招き、したがって、ランプの動作寿命を短くする。さらに、例として、水素へ発光管が露出すると、高い開始および再点火電圧を招き、究極的にランプの予想寿命を減少する。そのような構成要素が損傷雰囲気へ露出するのを防止するために、外側ランプジャケット内に含まれた所望の雰囲気で構成要素を包むことによって、構成要素用に制御された雰囲気を提供することがよく知られている。典型的に、HIDランプの外側ジャケットは、窒素等の不活性ガスで満たされる。
不純物が存在することの有害な影響を考慮して、ランプの外側ジャケット内に含まれる気体雰囲気の組成および不純物含量を非破壊的に分析することが望ましい。低圧(<約0.1気圧)で気体雰囲気の組成および不純物含量を分析する際に、発光分光による気体分析はよく知られている。しかし、HIDランプの外側ジャケット内に含まれる気体雰囲気は典型的に、比較的高い圧力(約0.1〜2.0気圧)である。高圧気体雰囲気における発光分光による非破壊的気体分析の必要性がある。
したがって、本発明の目的は、先行技術の欠陥を取り除き、非破壊的な高圧気体分析用の新規システムおよび方法を提供することである。
本発明の別の目的は、高圧気体に放電を生成するための新規システムおよび方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、封止されたエンクロージャに含まれる高圧気体に安定した放電を生成し、そのため、エンクロージャを破壊することなく気体の組成および不純物含量を分光的に分析することができる新規システムおよび方法を提供することである。
本発明の別の目的は、気体雰囲気の発光分光用の新規システムおよび方法を提供することである。
本発明の別の目的は、HIDランプの非破壊的な分析用の新規システムおよび方法を提供することである。
本発明のこれらのおよび他の多くの目的および利点は、特許請求の範囲、添付の図面、および、好適な実施の形態の下記の詳細な説明を熟読すれば、本発明が属する当業者には容易に明らかになる。
本発明は一般に、高圧気体に放電を生成する際に有用性を見出す。例としてのみ、本発明の一定の態様は、HIDランプの気体内容物の非破壊分析のための発光分光に関連して説明される。
1つの態様にしたがって、本発明は、HIDランプの外側ジャケット内に含まれる高圧(0.1気圧〜2気圧)に小さな局所的な且つ安定した放電(プラズマ)を生成するために、高Q単一高周波RF放電源を提供する。放電源は、放電を生成するのに十分なRFエネルギを提供するために螺旋状コイル共振器(HCR)を含む。次いで、エンクロージャ内の気体の組成および気体状不純物含量を決定するために、プラズマからの発光スペクトルを分光的に分析することができる。約0.01容量パーセント未満の不純物濃度が検出されてもよい。典型的に、気体雰囲気は、N2を備え、O2、H2、CO2、CO、H2O、CH4等の気体状不純物を含んでもよく、これらは、O、H、Cおよび/またはそのいずれの組み合わせ等の要素を含む。本発明のRF放電源は、高圧気体に放電を確立し維持することができ、ほとんど電力を消費せず、したがって、ラボおよび生産ライン用途の両用に有用である。
RF放電源は、エンクロージャの誘電性壁を通って貫通するRF電磁(電)界を生成することによって、エンクロージャ内部に放電を形成する。放電に必要な電界は、E/Nに比例し、Eは電界の強さであり、Nは気体の数密度である。HIDランプの外側ジャケット内部の気体圧力は、典型的に、室温で0.5気圧であり、放電を確立するのに約7kV/cmの電界の強さを必要とする。放電が確立されるときには、放電によって生成された熱が気体の数密度(N)を減少し、したがって、放電を維持するのに必要な電界強度(E)は少なくなる。
プラズマの発光スペクトル、すなわち、励起されたプラズマの種の原子および分子放出は、従来のスペクトル技術を使用して分析され、エンクロージャの高圧気体の組成および不純物含量を決定する。これは、典型的に、当該の不純物の原子線を分解するのに十分に高い分解能で、紫外線、可視線および近赤外線の波長でプラズマの発光スペクトルを記録することに関与する。スペクトルは、ビジュアル/グラフィックおよび/またはコンピュータ支援データ操作によって分析され、当該のスペクトルピークの大きさを測定する。このデータは、当該の不純物の公知の標準から収集された類似データと比較される。次いで、公知の標準と比較することによって、不純物の濃度が計算される。
図1は、本発明の模範的な実施の形態にしたがったRF放電源10を概略的に例示する。RF放電源10は、封止されたエンクロージャに含まれる高圧気体に放電を引き起こすのに必要な数千ボルトを生成することができる。RF放電源10は、RF発電機12と、インピーダンス整合回路網20と、HCR22と、を備える。RF発電機12は、RF信号発生器14と、RF電力増幅器16と、電力計18と、を含む。RF発電機12は典型的に、約数百ボルトを出力し、約100kHzから100MHzを超えて典型的に約10MHzのRF周波数で、HCR22を駆動する。HCR22は、地面へ戻る誘導子と平行な開放回路4分の1波長伝送回線の組み合わせのように作用し、RF電力増幅器16から、20から100またはそれ以上の因数だけ電圧を強化する。
HCR22は典型的に、ワイヤヘリックス24と、導電性シールド34と、を含む。図2に例示されるように、ワイヤヘリックス24は、地面へ接続された第1の端28と、電極として作用する対向する第2の端30と、を有する導電性螺旋コイル26によって形成される。入力タップ32は、コイル26に、地面(コイルの第1の端28)と地面に近い点との間に、位置する。
再度図1を参照すると、分析すべきエンクロージャまたは外側ジャケット40は、RF電圧がもっとも高い電極30に接触して置かれる。エンクロージャまたは外側ジャケット40は、RF電圧がもっとも高い電極30に接触して置かれる。RF電界は、エンクロージャ40の誘電性壁を通って貫通して、エンクロージャ40内部に非常に安定した放電を生成する。HIDランプの外側ジャケット内の放電は、発光管(図示せず)の気体内容物を励起せずに、生成されてもよく、これは典型的に、低圧気体たとえばArと、低圧蒸気たとえばHgと、を含む。電極30における高い電圧は、地面点に近いタップに投入されたRF電力の結果である。1つの実施の形態において、光ファイバ採光装置36は、分析のために、紫外線、可視線および近赤外線の波長範囲でプラズマの発光スペクトルを収集する。
上記に検討されたように、HCR22の作用は変圧器に類似し、電圧は、コイル26の巻数比によって強化される。しかし、HCR22の作用は周波数依存であり、その作用は、RF波長の4分の1よりもわずかに小さいコイルのワイヤ長さL(図2に例示され、タップ点またはコイル26の第1の端28から電極またはコイル26の第2の端30へ測定される)を有する伝送回線キャビティによって、最良にモデル化されてもよい。本発明の1つの実施の形態において、約13.6MHzの動作周波数には約5.5メートルのコイル長さLが適切である(これは、許容FCC帯域幅内で動作するように設定される)。コイル長さおよび動作周波数は、これらの値に限定されないことを理解すべきである。
導電性シールド34は典型的に金属から形成され、図3に例示されるようにコイル26を取り囲み、RF電流に戻り経路を提供する。RFシールド34、コイルおよびタップ点32の選択の組み合わせは、HCR22が約500から約900の間のQを呈することを可能にする。
再度図2を参照すると、入力信号は、地面と地面に近い点との間で入力タップ32に接続される。合計コイル長さLはRF電界の波長の約4分の1であるため、もっとも高い電界強さは、コイル26の他方の端によって形成された電極30に位置する。電界強さは、入力タップ32における電界強さを上げるか下げることによって、上げられるかまたは下げられてもよい。
インピーダンス整合回路網20は、動作周波数でRF発電機12の出力インピーダンスへHCR22の入力インピーダンスを整合する。1つの実施の形態において、整合インピーダンスは、約50オームであってもよい。RF周波数で、入力インピーダンスは、抵抗とリアクタンスとの両方を含む。整合回路網20は、インダクタンスおよびキャパシタンスから作られており、HCR入力インピーダンスを約50オームへ修正するように設計されてもよい。さらに、HCR22の入力インピーダンスをRF発電機12の出力インピーダンスへ整合する際に、入力タッピング点32の場所もまた考慮に入れるべきである。
具体的には、開放回路コイルは、長さが約4分の1波長である開放回路伝送回線として見ることができる。コイル26は開放回路であるため、回路の開放部分の駆動点インピーダンスZdは、およそ、
d=+jY0tanβl、Zd=−jZ0cotβl
であり、ただし、Y0=1/Z0、Z0=螺旋状伝送回線の特性インピーダンス、lは駆動点から電極の先端への長さであり、βは位相定数である。駆動点における周波数の関数としてのインピーダンスは、図4で測定されプロットされる。このZdは、実部と虚部との両方を含む。RF源の出力インピーダンス(50オーム)と整合するために、コンデンサおよび誘導子から構成される適切に設計されたインピーダンス整合回路網が、RF源とHCRの駆動点との間に挿入され、RF源の電力をHCRへ最大限に送出することを得る。
RF放電源10は、まず、RF信号14発生器の周波数を調整してHCR22の共振周波数と整合することによって、作用されてもよい。あるいは、タップ点、コイル間隔あけ、または、HCR22の他の寸法を、RF信号発生器14の(固定された)周波数に整合するように、調整することができる。1つの実施の形態において、RF発電機12のRF信号発生器14とRF電力増幅器16とを組み合わせて、約300ボルト(rms)の正弦波電圧を生成する。増幅器16の出力で生成された電力は、電力計18を通って進み、これは、前進波力および反射波力の両方を測定することができる。
電力はその後、HCR22に連結する前に、整合回路網20を通って行く。整合回路網20は、可変コンデンサ(図示せず)を含み、これは、コイル26の電極30が最高電圧に到達するためにコンデンサの調子を合わせることによって、整合回路網20の整合インピーダンスが、選択式に調整されるのを可能にする。インピーダンス整合回路網20は、反射力を最小限にしプラズマロード内への「前進」力を最大限にし、且つ、プラズマの物理的且つ熱的安定性を最大限にするように調整される。
電極電圧をモニタするために、電界ピックアップ装置38が設けられてもよい。電界ピックアップ装置38は、電極30近傍に位置決めされた同軸コネクタの中心導体に固く結合された金属プレートを含む。1つの実施の形態において、キャパシタンスピックアップからの信号を使用して、整合回路網構成要素が変わるときに電極30で電圧を最大限にしてもよい。
場合によっては、分析されるべき気体を含むエンクロージャの誘電性表面におけるRF放電の加熱効果を減少することが必要なこともある。RF信号発生器14は、RF波形がデューティサイクル調節されるのを可能にするゲート特徴を含んでもよい。適切な調節周波数は、10〜1000Hzであってもよく、典型的には約120Hzであり、デューティサイクルは1パーセントから99パーセントの間であり、典型的には約10パーセントである。パルスRF放電は、誘電性エンクロージャにおける放電の加熱効果を減少する。連続RF波形のデューティサイクルを減少するのに加えて、ゲート型RFは、励起された原子または分子からの発光の分析を可能にし、これは、RF源が「オフ」状態にゲート化される期間の間中、残光に持続するかまたは放射する。
約300トールを超える圧力で気体に放電を生成するための本発明の実施の形態において、テスラコイル(図示せず)が、放電を開始するのに最適であることがわかった。
図7は、本発明の別の実施の形態を例示する。図7を参照すると、容器の気体内容物の原子発光分光分析用のシステム100は、放電を生成するための装置110と、1つまたはそれ以上の容器130と、ファラデー箱135と、スペクトル情報を収集するための光ファイバ140と、スペクトル情報を測定するための分光光度計(図示せず)と、を含む。
装置110は、導電性ハウジング112を含む。ハウジング112は典型的に、水平断面が円形であるが、いずれの適切な形状であってもよい。ハウジング112は、一方の端で導電性クロージャ114によって閉じられ、他方の端で誘電性キャップ116によって閉じられる。誘電性キャップ116は、テフロン(登録商標)等のいずれの適切な材料から形成されてもよい。導電性ワイヤヘリックス120は、ハウジング112内に位置決めされる。ワイヤヘリックス120は、誘電性キャップ116の近くに位置決めされた一方の端に電極122を形成する。図7に例示された実施の形態において、電極122は、誘電性キャップ116を通って延出し、ハウジング112外部に位置決めされた導電性要素124へ接続する。要素124は、いずれの適切な導電性材料から形成されてもよい。
1つの実施の形態において、要素124は、測定のためにそれに支持された容器130と接触するのを容易にするように形状づけられてもよい。要素124の形状は、それに支持された容器130を光ファイバ140に対して位置決めするのも容易にしてもよく、容器130から発せられた光を光ファイバ140内に連結するのを助ける。たとえば、要素124の上部表面は、ボウルを形成する凹状であってもよく、そのため、それに支持された容器は、ボウルの底部に載置される。
ワイヤヘリックス120は、電極122に対向するワイヤの他方の端近傍にRF電力受取タップ126を含む。RF電源128は、タップ126に接続される。
装置110は、誘電性壁と、1トールの何分の1の低い圧力か、または、2気圧までまたはそれ以上の圧力を有する気体内容物と、を有する容器に放電を形成するのに適切である。装置110は、HIDランプの発光管の原子発光分光分析に特に適切である。
本発明の別の態様において、システム100を使用して、複数の容器の内容物を同時に分析してもよい。図8を参照すると、複数の容器145(たとえば、HID発光管)が、電極122および要素124に十分に近くで誘電性キャップ116に位置決めされて、各容器に放電を生成してもよい。1つの例において、放電は、電極122に接触して要素124から約2cmに位置決めされて50トールの圧力でアルゴンを含む発光管で分光分析を行うために十分に生成された。
単一の光ファイバコレクタ(図示せず)が、容器から容器へ動かされて、各容器からスペクトル情報を順次収集してもよい。あるいは、システムは、測定されている各容器の近くに位置決めされた光ファイバコレクタを含んでもよく、そのため、スペクトル情報は各容器から同時に収集されてもよい。
実験結果
発光分光は、0.4nmの解像度で350nm〜900nmの範囲にわたって、アクトンスペクトラプロ(Acton SpectraPro)300i分光光度計を使用して記録された。図5は、300トールで純粋N2ガスにおける放電からのスペクトルを例示する。図6Aは、原子状水素(656nm)の分析的に有用な線を例示し、図6Bは、300トールにおける窒素の公知の1%水素および1%酸素の標準から、原子状酸素(777nm)の分析的に有用な線を例示する。これらの原子線は、複合窒素分子帯スペクトルに重なった比較的鋭いピークとして見ることができる。500トールで窒素を備える充填量内の酸素および水素の検出限界は、それぞれ約0.3容量%および0.1容量%を含む。
本発明の好適な実施の形態が記載されているが、記載された実施の形態は例示的のみであり、本発明の範囲は、熟読すれば当業者に自然に発生する等価物、多くの変形例および修正例の全範囲にしたがったときに、添付の特許請求の範囲によってのみ規定されるべきであることを理解すべきである。
本発明の模範的な実施の形態にしたがったRF放電源を例示する概略図である。 模範的な螺旋状コイル共振器を例示する概略図である。 模範的な螺旋状コイル共振器を例示する概略図である。 駆動点で周波数の関数として螺旋状コイル共振器のインピーダンスを例示するグラフである。 0.3気圧(300トール)で純粋N2ガスにおける放電からのスペクトルを例示するグラフである。 0.3気圧(300トール)でN2ガスおよび1%水素における螺旋状コイル共振器RF放電から典型的な発光スペクトルを例示するグラフである。 0.3気圧(300トール)でN2ガスおよび1%酸素における螺旋状コイル共振器RF放電から典型的な発光スペクトルを例示するグラフである。 本発明の1つの実施の形態にしたがって容器の気体内容物の原子発光分光分析用のシステムを例示する図である。 図7に例示されたシステムの上面図である。
符号の説明
10 RF放電源
12 RF発電機
14 RF信号発生器
16 RF電力増幅器
18 電力計
20 インピーダンス整合回路網
22 HCR
24 ワイヤヘリックス
26 導電性螺旋コイル
28 第1の端
30 対向する端、電極
32 入力タップ、タップ点
34 導電性シールド
36 光ファイバ採光装置
38 電界ピックアップ装置
40 エンクロージャまたは外側ジャケット
100 システム
110 装置
112 導電性ハウジング
114 導電性クロージャ
116 誘電性キャップ
120 導電性ワイヤヘリックス
122 電極
124 導電性要素
126 RF電力受取タップ
128 RF電源
130 容器
135 ファラデー箱
140 光ファイバ
145 複数の容器

Claims (22)

  1. 誘電性壁を有するエンクロージャ内に封止された気体に放電を生成するための装置であって、
    細長い導電性ハウジングと、
    前記ハウジングの一方の端を取り囲む誘電性キャップと、
    前記ハウジング内に軸方向に位置決めされたヘリックスを形成する導電性ワイヤであって、前記誘電性キャップの近くに位置決めされた一方の端で電極を形成し且つ他方の端近傍にRF電力受取タップを有するワイヤと、
    前記タップに接続され、RF電力を提供して前記エンクロージャ内に封止された気体に放電を行うのに十分な強さを有する電極の近くにRF界を生成するRF電源と、
    を備える装置。
  2. 前記電極と前記タップとの間の前記ワイヤの長さは、RF電力の波長の約4分の1である請求項1記載の装置。
  3. 前記電極における前記RF電力の電圧は、前記タップにおける前記RF電力の電圧よりも少なくとも20倍大きい請求項1記載の装置。
  4. 前記電極における前記RF電力の電圧は、前記タップにおける前記RF電力の電圧よりも少なくとも100倍大きい請求項3記載の装置。
  5. 前記誘電性キャップは、テフロン(登録商標)を備える請求項1記載の装置。
  6. 前記ハウジングは、導電性の略円筒形壁を備える請求項1記載の装置。
  7. 前記電極は、前記誘電性キャップを通って延出し、前記ハウジング外部に位置決めされた導電性要素へ接続する請求項1記載の装置。
  8. 前記導電性要素は、凹状表面を含む請求項7記載の装置。
  9. 容器の気体内容物に放電を生成するためのシステムであって、
    誘電性壁を有する容器と、
    前記容器に含まれる1つまたはそれ以上の気体と、
    前記気体に放電を行うのに十分なRF界を生成するためのRF生成器であって、
    RF電源と、
    螺旋状コイル共振器であって、前記共振器は一方の端で前記RF電源に接続されその他方の端で電極を形成し、前記電極は、前記気体に放電を確立するために前記容器の前記誘電性壁に十分に近くにある螺旋状コイル共振器と、
    を備えるRF生成器と、
    を備えるシステム。
  10. 誘電性壁と気体内容物とを有する複数の容器を備え、前記容器の各々は、前記容器に含まれる気体に放電を確立するために前記電極に十分に近くに位置決めされる請求項9記載のシステム。
  11. 前記容器に含まれる気体の圧力は、少なくとも20トールである請求項9記載のシステム。
  12. 前記容器に含まれる気体の圧力は、少なくとも50トールである請求項11記載のシステム。
  13. 前記容器の前記誘電性壁の一部は、前記電極から約2cm内に位置決めされる請求項9記載のシステム。
  14. 容器の気体内容物の原子発光分光分析用のシステムであって、
    誘電性壁を有し気体内容物を含む1つまたはそれ以上の容器と、
    前記容器の前記気体内容物に放電を生成するための装置であって、
    細長い導電性ハウジングと、
    前記ハウジングの一方の端を取り囲む誘電性キャップと、
    前記ハウジング内に軸方向に位置決めされたヘリックスを形成する導電性ワイヤであって、前記誘電性キャップによって取り囲まれた前記ハウジングの前記端の近くに位置決めされた一方の端で電極を形成し且つ他方の端近傍にRF電力受取タップを有する導電性ワイヤと、
    前記タップに接続されたRF電源と、
    分光光度計と、
    を備えた装置と、
    を備え、前記容器は前記電極に十分に近くに位置決めされ、そのため、前記電極に生成されたRF界は、前記容器の気体内容物に放電を行うシステム。
  15. 複数の容器であって、各々が、前記電極に十分に近くに位置決めされ、そのため、前記電極に生成されたRF界は、前記容器の気体内容物に放電を行う複数の容器を備える請求項14記載のシステム。
  16. 前記電極は、前記誘電性キャップを通って延出し、導電性要素へ接続する請求項14記載のシステム。
  17. 前記導電性要素は、湾曲した表面を有する容器支持部分を含む請求項16記載のシステム。
  18. 前記導電性要素は、V字形溝を有する容器支持部分を含む請求項16記載のシステム。
  19. 複数の容器であって、各々が、前記導電性要素に十分に近くに位置決めされ、そのため、前記要素に生成されたRF界は、前記容器の気体内容物に放電を行う複数の容器を備える請求項16記載のシステム。
  20. 容器の気体内容物の原子発光分光分析用のシステムであって、
    誘電性壁を有し気体内容物を含む1つまたはそれ以上の容器と、
    前記容器の前記気体内容物に放電を生成するための装置であって、
    略円筒形の導電性ハウジングと、
    前記ハウジングの一方の端を取り囲む誘電性キャップと、
    前記ハウジング内に軸方向に位置決めされたヘリックスを形成する導電性ワイヤであって、前記誘電性キャップを通って延出する一方の端で電極を形成し且つ他方の端近傍にRF電力受取タップを有する導電性ワイヤと、
    前記電極に接続された導電性要素であって、前記誘電性キャップの外側表面に位置決めされ湾曲した表面を有する容器支持部分を含む導電性要素と、
    前記タップに接続されたRF電源と、
    分光光度計と、
    前記容器から前記分光光度計へ発せられた光を輸送するための光ファイバと、
    を備えた装置と、
    を備え、前記1つまたはそれ以上の容器は前記導電性要素に十分に近くに位置決めされ、そのため、前記電極に生成されたRF界は、前記容器の気体内容物に放電を行うシステム。
  21. 前記容器は、前記導電性要素の前記湾曲した表面によって支持される請求項20記載のシステム。
  22. 複数の容器が前記誘電性キャップの前記外側表面に支持される請求項20記載のシステム。
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