JP2007528828A - 電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置 - Google Patents

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Abstract

電子レンジ加熱可能なポップコーン用バッグ構成が提供される。バッグは、一つ以上の層がフルオロカーボン処理されていないペーパを備える多層構造を含む。内層及び外層として使用されるフルオロカーボン処理されていないペーパから成り、好適な透気度を備える、好適な二層構成が提供される。所望の形状を付与するバッグ構成を折り畳む手法が提供される。

Description

本発明は、食品用の電子レンジ加熱可能なパッケージ化に関する。具体的に示される本開示は、電子レンジ加熱可能なポップコーンを弾けるまで煎るための装置に関する。本明細書の原理は、主としてポップコーン材料を内部に収納するために好ましく設定された、内部を備えるパッケージ用の好適な構成に関する。本原理は具体的には、電子レンジ用ポップコーンパッケージ化の創出のためと、パッケージされた電子レンジ用ポップコーン製品の好適なペーパ材料の利用に関する。
様々な電子レンジ加熱可能な食品が、現在知られている。本明細書に具体的に関係する製品は、装置が電子レンジ加熱可能なポップコーンを弾けるまで煎るために使用される製品である。一般に、関連する家電製品は、ポップコーン材料を含むパッケージである。使用中、未処理(unpopped)のポップコーン材料を含むパッケージは、電子レンジ内に適正に配置され、またマイクロ波エネルギに晒される。電子レンジ処理の際、ポップコーンは弾けるまで煎られる。
本発明が関連する具体的な構成は、パッケージが、弾けるまで煎る処理の際に膨張する可撓性のバッグまたはポーチである構成である。可撓性のバッグ構成は、例えば米国特許;第4,548,826号明細書と;第4,691,374号明細書と;第5,081,330号明細書と;5,044,777号明細書と;第5,195,829号明細書と;第5,302,790号明細書と;第5,650,084号明細書に記載される。特定された七つの特許の開示は各々、引用することにより本明細書の記載に替えられる。
米国特許第5,044,777号明細書を参照すると、従来の電子レンジ加熱可能なポップコーンパッケージ化の一定の特徴が明らかになる。第一に、バッグは一般に、バッグの内部容積を第一と第二の“チューブ”に分離するために、側面ガセットが使用される形状に規定される。構成が充填されるとき、弾けるまで煎る前に一般にポップコーン材料は二つの“チューブ”のうちの一つに設置され、かつその中にほぼ固定される。このことは、例えば米国特許第5,044,777号明細書の図3に示される。
同様に、一般にポップコーン材料はパッケージ構成の中心部分(大体全長の約1/3の中心周囲)に配置される。多くの構成において、貯蔵の際にパッキング構成は“三重”形状に折り畳まれる。このことは、米国特許第4,044,777号明細書と、第5,195,829号明細書の図面と記載から明らかであり;また米国特許第4,548,826号明細書の図5と;米国特許第4,691,374号明細書の図3と14と;米国特許第5,650,084号明細書の図1と4に具体的に図示される。
場合によっては、特に近接して配置される電子レンジと相互作用する材料またはサセプタを組み合わせて、二つのチューブのうちのほぼ一つに、またそのチューブのほぼ中心部分のみにポップコーン材料を配置することは、弾けるまで煎ることの好適な特性をもたらすことが分ってきた。このことは、前述された米国特許に一般的に、また米国特許第4,548,826号明細書と第4,691,374号明細書に関連して具体的に引用される。本明細書において、ポップコーン材料が、位置において“ほぼ のみに”といわれるとき、好ましくは少なくとも80重量%、より好ましくは少なくとも95重量%、最も好ましくはほぼ最大限(即ち、少なくとも99重量%)の材料(ポップコーン、脂肪、香味料など)が定位置にあることを、そのことは意味する。
一般に、電子レンジ用ポップコーンパッケージは、貯蔵の際に、必要ならパッケージ化を介して、グリース(即ち、油/脂)の受容可能な低水準の通路を付与するような材料から作製された二層ペーパ構成を備える。このことは、内層、または外層、または両層用にフルオロカーボン処理されたペーパを使用することにより達成される場合が多い。
本発明は、電子レンジ用ポップコーンのパッケージ化と製品の改良に関する。
本開示によって、可撓性で、膨張可能なバッグ形態を含む、電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置が提供される。構造は、フルオロカーボン処理剤を用いて処理されていない少なくとも一枚のシートまたはペーパの層を備えるのが好ましい。二層構成の両層は、フルオロカーボン処理されていないペーパ材料を用いて作製されるのが好ましい。
本明細書の、この文脈に使用されるときの用語“二層”は、互いに固定される二枚のペーパを備えるバッグ側壁を形成するために使用される構造を言うことが意図される。用語“二層”は、二枚のペーパの層間に電子レンジと相互作用する構造またはサセプタがシートの形で配置される場合でさえ、この文脈に適用できることが意図される。
一般用語では、好適な構成において、外層と内層が与えられる。内層は一般に、電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置またはパッケージの内部を形成する材料の層である。内層は、バッグに封入する前に300,000Gurley−秒以下の透気度を有するペーパ(大体は十分に精製されている)を備えるのが好ましい。内層は、600,000Gurley−秒以下の透気度を有する材料を備えるのが好ましく、また950,000Gurley−秒以下の透気度を有するシート材料から作製されるのが最も好ましい。(Gurley−秒は、以下に特定される試験に従う透気度用の測定単位である。Gurley−秒の数が大きいほど通常、透気度はより小さい。)
内層は、所望されるなら、接着剤または他(フルオロカーボンではないのが好ましい)の材料が内表面上に塗布された、シーラントのフィールドがあるとよい。
本明細書に使用される用語“外層”は、電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置または可撓性のバッグの外表面を形成するペーパの層を言うことが意図される。外層は、バッグに使用する前に、30,000Gurley−秒以下の大きさの、より好ましくは35,000Gurley-秒以下の、最も好ましくは40,000Gurley−秒以下の透気度を有するペーパを備えるのが好ましい。
好適な内層と外層の材料を、電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置を形成するために、様々な形状に、かつ様々なシール装置を備えて設定できる。事例は本明細書に述べられるが、別の方法も可能である。
一般的で好適なバッグは、第一及び第二の対向し内向きの側面ガセットにより結合される、第一と第二の対向フェースパネルを含むバッグ内部を形成するために、二層構成が折り畳まれたバッグである。側面ガセットの各々は、第一のガセットは第一のフェースパネルに隣接し、また第二のガセットは第二のフェースパネルに隣接する、二つのパネル部分を備えるのが好ましい。様々なそのような構成が可能であり、また使用可能な構成が後で詳述される。
I. フルオロカーボン処理されたペーパに伴う課題
今までに、物質に関する具体的な政府規制は無かったが、フルオロカーボン処理されたペーパ材料は、電子レンジ用ポップコーンパッケージ化に使用するために好ましくない認識が多少ある。課題は一般に、パッケージ準備の職場環境及び/又はポップコーンパッケージ化の設備に関連する。しかしながら、電子レンジ用ポップコーンを弾けるまで煎る操作の際に、潜在的なフルオロカーボン放出に関する少なくともいくつかの懸案事項もある。
一般に、少なくとも一つのペーパの層のフルオロカーボン処理は、電子レンジ用ポップコーン製品の貯蔵と、出荷と、処理の際に、好ましい油/脂保持特性を達成することに対し極めて重要であると考えられてきた。実際に、多くの市販のペーパ製電子レンジ用ポップコーン製品は、製品中にある未処理のポップコーン材料内部に含まれた油/脂に対する、好ましく低減されたウィッキング特性を達成するために、フルオロカーボン処理されたペーパを使用する。
本明細書には、フルオロカーボン処理されたペーパを使用せずに、含まれた油/脂のウィッキング特性に対する、様々な電子レンジ用ポップコーン材料の好ましい水準の操作を提供する、電子レンジ用ポップコーン製品用に公表された好適な材料と構造がある。
II. 多層の電子レンジ用ポップコーンパッケージ化を準備するのに使用するための好適な フルオロカーボン処理された材料−十分に精製されたペーパ。
A. 好適なペーパの一般特性
一般に、原料ファイバの適正な選定、ならびにペーパを製造する工程において原料ファイバを十分に精製することは、結果として生ずるペーパに、耐油脂汚染性と耐油脂ペーパ特性を提供するファイバを自身でもたらす。この耐油脂汚染性と耐油脂ペーパ特性は、十分に精製されたファイバのシートの緊密な充填の結果であり、シート内へのまたシートを通り抜ける油脂の移動を物理的に阻止している。十分に精製されたファイバは同様に、表面で十分な量の水分を吸収する。これは、ペーパ表面に親水性を付与し、ファイバひいてはペーパを本質的に撥油性にする水分の層を生み出す。
さらに、十分に精製されたファイバはより可撓性である。このことは、電子レンジ用ポップコーンパッケージ化に重要であることが多く、それは、折り目を付けたりまた折り畳む際に発生するパッケージ化微小亀裂によって油が漏洩するのを促進するからである。より可撓性のファイバは、折り畳んだりまたは折り目を付けたりする処理の際に、好ましくない損傷を受ける可能性が少ない。
耐油脂性と十分に精製されたペーパに役立つために、フィルムフォーマが一般に、ペーパシートの表面に塗布される。そのようなフィルムフォーマの事例は、EVA(エチレン酢酸ビニール)とPVOH(ポリビニルアルコール)の共重合体、またはアクリル樹脂である。一事例は、Johnson Polymer F41である。
電子レンジ用ポップコーンパッケージ化に使用するための好適な、フルオロカーボン処理されていない、十分に精製された、耐油脂ペーパの一般特性は、下記の明細書に提示される。これらの一般特性を満たすいくつかの市販の型のペーパは、ウイスコンシン州(54501)、Rhinelander、 Rhinelander製紙会社、から取得可能である。Rhinelander社は、Wausau−Mosinee協同組合である。製品は、製品コード番号238-9577と製品コード番号238-9696により標示される製品である。以下から明らかであるように、製品番号238-9577は、電子レンジ用ポップコーン・バッグの内部シートとして使用するために特に良く構成されていて、また製品番号238-9696は、電子レンジ用ポップコーン・バッグ構造の外層として特に有効である。Wausau238-9696は一般に、その高い不透過度または大きな白色度のため外部シートに好適である。(Wausau238-9646も、外層に使用可能である。それは238-9696と同類であるが、大きな秤量を有する。)
HRと略記されることもある、本明細書に使用される用語“十分に精製された”は、製紙業界からは通常の定義を有することを意図されていて、一般に、容易に含水されるパルプを極めて小さいすき間まで精製することによる透気度の減少により、耐油脂性がペーパに達成され、最小化されまたは縮小された空所を含む密なシートを生じている。従来は、バレー式かくはん器が、この精製の水準を達成するために使用されていた。最新の製紙工場は大抵の場合、この水準を達成するために精製機を使用している。
一般に、可撓性のペーパ材料を、内部シート、即ちバッグ構造の内表面を形成し、300,000未満の、好ましくは600,000未満の、より好ましくは950,000以下の透気度(Gurley-秒)を有するシートに、使用するのが好ましい。Wausauグレード238-9577は、フルオロカーボン処理されていない材料として、この必要条件を満たすが、Wausauグレード238-9696は満たさない。(Gurley−秒で測定されるとき、数が大きいほど低い透気度である。したがって、記述“以下”は、実際にはより大きな数を言う。記述は代わりに、“少なくとも300,000、好ましくは少なくとも600,000、またより好ましくは少なくとも950,000から成るGurley−秒の透気度値を有する”としてもよい。)
一般に、外層、即ち、可撓性の電子レンジ用ポップコーン・バッグの外表面を形成する層用に、十分に精製されたペーパ材料は、30,000未満の、好ましくは35,000未満の、また大体はかつ最も好ましくは40,000以下の透気度(Gurley-秒)を有するのが好ましい。Wausauグレード238-9696とWausauグレード238-9577の両方とも、この特性を満たす。(Wausauグレード238-9646もまた、25#ペーパがこのために使用可能である。)
各ペーパ(層)用に、9072-13608グラム/リーム(20-30ポンド/リーム)(279平方メートル(3000平方フィート))の秤量を有する材料を使用するのが好ましい。秤量は、11340グラム/リーム(25ポンド/リーム)以下であるのがより好ましい。各シートは、0.04445-0.0508mm(1.75−2.0ミル)、大体は0.04826mm(1.9ミル)未満、例えば0.04472−0.04826mm(1,8−1.9ミル)の厚み(キャリパ)を有するのが一般的である。
B.電子レンジ用パッケージ化のためのさらなる好適な外層材料について。
以下の表(表1)に、好適な電子レンジ用ポップコーンパッケージ化での外層として使用できる二つの材料の比較特性が提示される。“X”と標示された材料は、少なくとも以下の市販製品、ActIIButter(2003)と;Orville Reddenbacher Movie Theater Butter(2003)と;ActIIExtreme Butter(2003) に外層用に使用される市販材料である。これらの製品は、本発明の出願人であるConAgra Foods社により製造され、かつ販売されている。
フルオロカーボン処理されていない、十分に精製されたペーパである,前述のWausauグレード238-9696との比較がある。表1において、キャリパの寸法は、ミル(1/1000 in)で表される。
Figure 2007528828
C.電子レンジ用ポップコーンパッケージ化において、内層として使用するためのさらな る好適な材料について。
以下の表2において、各々は好適な電子レンジ用ポップコーンパッケージ化に使用するために受容可能である、フルオロカーボン処理されたペーパとフルオロカーボン処理されていないペーパの比較提示が行われる。“Y”と標示されたペーパは、少なくとも前述のConAgra社製の市販製品の電子レンジ用ポップコーンパッケージ化の内層として現在使用されているフルオロカーボン処理されたペーパである。Wausauグレード238-9577と標示された製品は、十分に精製された、フルオロカーボン処理されていないペーパである。
Figure 2007528828
III .好適なパッケージ化形態。
A.電子レンジ用パッケージ化一般に伴う課題。
本開示に記載の好適な十分に精製されたペーパ材料の使用は、従来の電子レンジ用ポップコーン装置に使用されるペーパが、フルオロカーボン処理されていないような材料である場合と比べて、改良された電子レンジ用ポップコーンパッケージ化の耐油脂性または油脂保持特性をもたらす。しかしながら、電子レンジ用ポップコーンパッケージを設定する具体的な方法は、パッケージの全体的な耐油脂性または油脂保持特性に及ぼす影響を有する。いくつかの応用に使用可能な形態は、2004年2月13日に出願され、“油脂を含有するためのシール装置付電子レンジ用バッグ構造と;電子レンジ用ポップコーン製品と;方法”と題名を付けられた、出願番号第60/544,873号を有する米国仮出願明細書に記載され、その完全な開示は、引用することにより本明細書の記載に替えられる、米国実用新案出願とPCT出願として出願された。そのようなパッケージにおいて、本明細書に述べられる型の好適なフルオロカーボン処理されていない材料の使用は、使用可能な電子レンジ用ポップコーン製品をもたらす。従って、以下の説明の図と関連して本明細書において、そのような構造が記載される。
電子レンジ用ポップコーン装置は一般に、折り畳まれたパッケージを含み、パッケージの中に操作可能に配置される電子レンジと相互作用するシートまたはサセプタを有し、また電子レンジと相互作用する構造に対し防護的関係または熱伝導的関係において配置される電子レンジ加熱可能なポップコーン材料を含む。多くの従来の装置について、貯蔵の際と使用前は、パッケージは、ほぼ三重形状に折り畳まれる。三重形状は一般に、内容物の賞味期限を増進するために、防湿オーバーラップ状態で配置される。
電子レンジ用ポップコーン材料は、少なくとも50グラムの未処理のポップコーン穀粒と、大体54.4℃(130°F)未満の融点を有する少なくとも20グラムの油/脂を備えるのが一般的で;ポップコーン材料は、少なくとも60グラムの未処理のポップコーン穀粒と、54.4℃(130°F)未満の融点を有する少なくとも25グラムの油/脂を含む場合も多い。
前述の引用に示されたそのような装置は一般に、側面ガセットが二つの対向フェースパネルに取付けられる(あるいは一体化される)両側端部で、ペーパと一緒に折り目または折り曲げ部を使用する折り畳まれたペーパ構造を含む。一対の対向端折り曲げ部は一般に、対向する第二のチューブの第二のフェースパネルの両側に第二の一対の対向端折り曲げ部を備えて、バッグの一方のチューブの第一フェースパネルの両側に配置される。ポップコーン材料をバッグ内に最初に装填する際に、ポップコーン材料は一般に、折り目を付けられ、または折り曲げられた側端部の間のパネルの部分に接して、二つのチューブのうちの一方に設置される。
ペーパの折り目は、折り目の縁に沿うペーパ全体に微細亀裂を生ずることがある。ポップコーン材料が折り目の位置と直接の接触状態になることが可能な場合、いくつかの問題が発生することがある。第一には、貯蔵の際に、電子レンジ用ポップコーン材料の容量に応じて、折り目の付いた縁の位置のペーパ材料を通り抜けて油/脂材料の好ましくない水準の漏洩または漏出が発生することが多い。第二には、電子レンジで弾けるまで煎る際に、この同じ折り目の付いた位置に沿って油/脂の好ましくない水準の漏洩または漏出が発生することが多い。本明細書に述べられる改良され十分に精製されたペーパを用いてさえも、そのような折り目はいくつかの不都合をもたらすと予想できる。
電子レンジ用ポップコーンパッケージ化において、電子レンジ用ポップコーン構造の選定された折り目または折り曲げ部に隣接する漏洩または漏出は、所望されるなら従来の構成と比較してより良く処理できる。いくつかの構成において、これはパッケージ内部に特殊なシールパターンまたは装置を設けることにより処理できる。場合によっては、それは、油とペーパの内層との間の表面張力に影響するように、パッケージの内部の選定された領域に材料を塗布することにより処理できる。この後者については、シールに使用される材料と同一の型の材料(接着剤)を使用できる。
B. 図1−5の構成。
図1の引用数字1は、本開示に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーンパッケージを表す。図1において、ポップコーンパッケージ1は、貯蔵用の従来の“三重”形状2で表される。図1において、三重形状2は、貯蔵用オーバーラップ3内部にシールされる。使用可能な貯蔵用オーバーラップ3は、110−140ゲージの二軸配向されたポリプロピレンから成るが、他の材料を使用できる。オーバーラップ3は、ポップコーンパッケージ1が、使用のために貯蔵から移転されるとき廃棄される。
図1において、パッケージ1は、保存されるとき一般的であるような、縁で立って示される。パッケージ1は、二つの対向側面5と、6を有し、各側面5と、6は、後で詳述されるように、折り目が配置される二つの側面ガセット外部端部を備えている。
示されるように、図1に表される構成は、“三重”形状である。本発明は、三重形状として折り畳まれ、または折り畳まれるよう意図される構成に関連して記載されかつ表される。しかしながら、本開示に記載の手法を、他の折り畳み構成に、即ち構成が“三重”形状として折り畳まれないときでさえ、貯蔵用に使用できるのは明らかである。
平面図の図2において、パッケージ1は概略的に、内部に収納されたポップコーン材料を弾けるまで煎るために電子レンジ中に配置されるが、膨張前の時と同じように配向された折り畳み形状で示される。図2において、線11と12は、構成の中心領域13を形成し、かつ折り曲げ部を形成して図1の三重形状にする折り曲げ線を示す。中心領域13において、未処理のポップコーン材料は一般に、電子レンジと相互作用する構造を好ましく配置するパッケージ1の部分に接し、かつ前述の図2に示されるように配向されるときの配向に配置される。本明細書のこの文脈の用語“電子レンジと相互作用する”は、電子レンジ中の電子レンジエネルギに晒される時に、エネルギを吸収し、かつ熱くなる材料を言うことが意図されている。
弾けるまで煎る操作の際に、ポップコーン穀粒内部の水分は、電子レンジエネルギを吸収し、弾けるまで煎り、かつパッケージ1の膨張のための十分な蒸気と熱を発生している。さらに、電子レンジと相互作用する材料は、電子レンジエネルギを吸収し、またポップコーン材料に熱を放散する。好適な構造において、電子レンジと相互作用する材料は、少なくとも中心領域13(内部で)を占有し、またポップコーン用パッケージ1の内部の他のどの部分よりもその領域部分と大きな熱伝導接触状態にある。即ち、(面積または重量により)電子レンジと相互作用する材料の大部分は、パッケージ1が材料使用のために電子レンジ中に配置されるとき、電子レンジの相互作用が弾けるまで煎る材料の傍に及ぶバッグ内部の領域と熱伝導的接触状態に配置される。それが電子レンジと相互作用する材料の好適でかつ充分な利用をもたらすため、また同様にポップコーンを弾けるまで煎る処理に関連する熱伝達または熱保持特性に好適なため、このことは好ましい。この手法は、引用文献の装置など従来の装置においても使用される。
図2の線4−4にほぼ沿った断面の、図4に注目する。図4の再検討から、ポップコーン用パッケージは一般に、第一及び第二の対向し内向きの側面ガセット22と、23により結合される、第一と第二の対向フェースパネル20と,21を有する構成を具備する。この文脈中の“内向きの”により、図4の断面において、ガセット22と、23は、互いに向かって指向し、または延びることが意図される。
ガセット22と23は一般に、ポップコーン用パッケージ1を第一と第二の膨張可能なチューブ28と29に分離する。ポップコーン材料30は、チューブのうちの一つ、この場合はチューブ29の内部にほぼ配置されかつほぼ固定される。もう一方のチューブであるチューブ28は一般に、弾けるまで煎る前は折り畳まれている。実際に、好適な構成においては、チューブ28は、弾けるまで煎る操作の前に一時的に熱シールにより閉鎖シールされている。
さらに図4を参照すると、側面ガセット22は一般に、外向きの端部折り目またはフェースパネル20に隣接する折り曲げ部33及びフェースパネル21に隣接する折り曲げ部34と;内向きの中心折り曲げ部35;を具備する。同様に、ガセット23は、外向きの端部折り目または折り曲げ部38及び39と;内向きの中心折り曲げ部40;を具備し;折り曲げ部39はフェースパネル21に隣接し、折り曲げ部38はフェースパネル20に隣接している。図4に示される装置用のパッケージ1は、材料の二層シートから折り畳まれ、またパネル20は、その中に中心の長手方向継ぎ目42を含む。折り曲げ部33と、34と、35と、38と、39と、40などは、例えば、米国特許第5,044,577号明細書と;第5,195,829号明細書と;第5,650,084号明細書に示されるように、可撓性の電子レンジパッケージ化で周知である。
ポップコーン材料30の下部に、構成またはパッケージ1は、電子レンジと相互作用する構造またはサセプタ45を含む。電子レンジと相互作用する構造またはサセプタ45は、従来のデザインから成る。図4に示される装置など具体的な装置では、サセプタ45は、可撓性のパッケージ1が折り畳まれる積層または層46と,47との間に配置される。代表的な電子レンジと相互作用する構造は、可撓性の金属蒸着ポリエステル製シートを備える。サセプタ45が、シート46と,47との間に配置されても、パッケージ1は、2層と呼ばれる。示される事例については、サセプタ45のみが、層46と,47との間の領域の部分を占有する。
さらに図4を参照すると、領域21aにおいて、パネル21の内表面が示される。領域21aは、未処理のポップコーン材料固定表面を形成する。これは、パッケージ1が電子レンジ中に配置されるとき、弾けるまで煎るために、未処理のポップコーン材料30が、表面21aと接触してほぼ配置され、かつ表面21a上にほぼ位置しているからである。図4を参照すると、ガセット23は、フェースパネル21に隣接し、かつ一体であるパネル部分49を含み;またガセット22は、フェースパネル21に隣接し、かつ一体であるパネル部分48を含む。
図3に注目する。図3には、図1と2に記載の構成を折り曲げできるバッグ用ブランク、またはパネル、またはシート60の平面図が示されている。図3に図示される機能の多くは、米国特許第5,195,829号明細書と;第5,044,777号明細書と; 第5,650,084号明細書に示され、かつ記載される機能にほぼ類似している。下記に詳述されるように、様々なシーラント構成が、パッケージ1に好ましい機能を提供するために使用される。これらのいずれか、または全て、ならびに改良を、所望されるように実行できる。示されるシーラントフィールドは、使用可能な装置の事例を提供することが意図される。
図3の図は、シート60の“裏面”;即ち、図1の組立てられたパッケージ1の内表面を形成するシート60の側面65、と言われることもあるものから成る。図3に見ることが可能な側面に対向する側面は、“正面”と呼ばれることもあり、またパッケージ1の外表面を形成する。鏡像の構成が同様に可能であるのは当然である。
さらに図3を参照すると、線分62は、好適な実施形態のために、その内部で電子レンジと相互作用する材料及び構造、またはサセプタ45など、電子レンジと相互作用する材料の大部分が関連する領域63を形成する。電子レンジと相互作用する構造、例えば図4のサセプタ45は、本構成の内部、または外部、または層46と,47との間に配置される。一般に、好適な実施形態のために、サセプタ45は、シート60の層46と,47との間に配置される。
さらに図3を参照すると、再び見られる表面65は、パッケージ1が折り畳まれたとき、パッケージ1の内表面を形成する表面である。その結果、図4のポップコーン材料30は最終的に、中央領域63の上方に配置される。
図3において、線66は、図4の折り曲げ部34が形成される場所をほぼ示し;また線67は一般に、図4の折り曲げ部39が形成される場所をほぼ示す。折り曲げ部または折り目34と,39は、一方のフェース21に隣接する対向側面ガセット22と,23のほぼ外向きの折り曲げ部または折り目である。使用中、そこにポップコーン材料を配置するために、表面21aは、折り曲げ部34と,39との間に延びている。線68は折り曲げ部35(図4)と;線69は折り曲げ部40(図4)と;線70は折り曲げ部33(図4)と;線71は折り曲げ部38(図4);と一致する。したがって、折り曲げ線68と66との間の領域75は、図4のガセットパネル部分48をほぼ形成し、また折り曲げ線67と69との間の領域77は、図4のガセットパネル部分49をほぼ形成する。
一般に、図1の3重形状は、パッケージ1全体を、それが線80と81に沿って各々折り曲がるように折り畳むことにより最終的に形成される。この後者の折り曲げは、図2のバッグ構造が別途組立てられた後であるのが一般的と理解される。線81は、図1の底部縁を形成する。図3と2を参照すると、線80は折り曲げ部11を形成し、また線81は折り曲げ部12を形成する。
図3を参照すると、側面65からシート60の対向側面に配置される縁84aに沿うシーラントフィールド84が、(印加された熱と圧力による)折り畳みの際に、(縁85aに沿って配置された)領域85に係合するのに使用され、図4の長手方向継ぎ目またはシール42を形成する。折り畳みの際、側面65の縁89aに沿うフィールド89の様々な部分は同様に、(熱と圧力の印加により)図2の端部シール90の様々な部分を形成するために、互いに一直線に並ぶことと;図3の側面65の縁92aに沿うフィールド92の様々な部分は、熱と圧力の印加により図2の端部シール93を形成するために、互いに一直線に並ぶこと;は明らかである。一般に、フィールド92は、完成されたバッグの頂部縁を形成し、弾けるまで煎る後に、そこを通して煎られたポップコーンを取除く。図3のシート60の対向側面上のシーラントフィールド95と96は、折り曲げ線68の周囲で折り畳みが行われ、また熱と圧力が印加されるとき、互いに一直線に並び、折り畳み後、図2の端部90に沿って、シート60を好適な形状に固定するのに役立つ。これは、米国特許第5,195,829号明細書の図1aの構成において行われたことと類似する。同様に、パネルが、折り曲げ線69の周囲に折り畳まれるとき、図3のシート60の下側のシーラントフィールド98と99は互いに一直線に並び、熱と圧力が印加されるとき、同様に図2の端部90に安定で、かつ好適な端部形状を提供する。
シーラントフィールド103と,104と,105と,106と,107と,108と,109と,110に注目する。類似のフィールドは、米国特許第5,195,829号明細書の図1に示されている。折り畳みの際、フィールド103−110の部分は、互いに接着される(圧力と熱の印加後に)パネルの選択された部分を固定するために、互いに一直線に並び、膨張の際に好ましい形状を提供する。具体的には、折り畳みの際及び圧力と熱の印加後に、フィールド103はフィールド104に係合し;フィールド105はフィールド106に係合し;フィールド108はフィールド107に係合し;フィールド110はフィールド109に係合する。フィールド105と,106との間、また同様にフィールド108と,107との間の係合は、図4のパネル21に接するパネル48,49の選定された部分を、折り畳まれた折り曲げ部または3重形状2(図1)中のポップコーン材料が配置されない領域に固定する傾向がある。フィールド104に接して折り畳まれ、かつシールされるシーラントフィールド103と、フィールド109に接して折り畳まれるフィールド110は、図4のパネル20にシール接触するパネル115と,116を、折り畳まれた3重形状に固定するのに役立つ。このことは、図4のポップコーン材料30が、装置中の所望される場所に固定されることを確実にするのに役立つ。これによる有利性は、米国特許第5,195,829号明細書に一部記載される。
再び図3を参照して、シーラントフィールド120と,121と,122と,123に注目する。構成が折り曲げ線66の周囲に折り曲げられるとき、シーラントフィールド120は、シーラントフィールド121と一直線に並び(かつシーラントフィールド121に対して圧力と熱によりシールされ);構成が折り曲げ線67の周囲に折り曲げられるとき、シーラントフィールド123は、シーラントフィールド122と一直線に並ぶ(かつシーラントフィールド122に対して圧力と熱によりシールされる)。ポップコーン材料30が配置されない領域で、フィールド120と121との間の係合はさらに(熱と圧力により)、パネル48が、パネル21(図4)に接してシールされることを確実にし;フィールド123と122との間の係合はさらに(熱と圧力により)、パネル49が、パネル21に接してシールされることを確実にする。これは、米国特許第5,195,829号明細書の図1のフィールドの利用に類似している。フィールド105と,106と,107と,108と,120と,121と,122と,123の形状と方向は、パッケージ1が、弾けるまで煎るポップコーンからの蒸気下で使用中に膨張するとき、中央部分63が、比較的平坦のままであるのを確実にするのに役立つ。
ここで、シーラントフィールド129と,130と,133と,134に注目する。示される好適な実施形態では、これらは、パネル115と,116を、パネル20に接してシールすること(図4)を確実にするためにも使用され、その結果ポップコーン材料30は、ほぼチューブ29内に固定され(図4)、加熱の際、所望されるまでチューブ28内にほぼ拡張したり分散したりすることはない。具体的には、フィールド129と130は、(熱と圧力の印加により)構成が折り曲げ線70の周囲に折り曲げられるとき、互いに係合するように配向され;フィールド133と134は、(熱と圧力の印加により)構成が折り曲げ線71の周囲に折り曲げられるとき、互いに係合するように配向される。
フィールド129と,130と,133と,134と関連するこの型のシールは、旧構造に使用されてきた。例えば、米国特許第5,044,777号明細書の図1を参照されたい。
一般に、シールは、折り畳み後、シーラントが配置される領域への熱と圧力の印加によって生じる。記述される様々なシールについて、シーラントは、両方の隣接するペーパ表面の両方に配置される。このことは都合がよい。しかしながら、シーラントが1つの側面のみに配置され、かつ2つの側面が適切な熱と圧力の追加印加と共に折り畳まれる場合、シールを形成できる。
記述されるシーラントフィールドは、熱と圧力と印加によりシールを形成するよう設定される。代りの型のシール、例えば冷間シールを、本開示に記載の装置に使用できる。
弾けるまで煎る前に、ポップコーン材料を、図3の折り曲げ線66と,67;即ち、図4の折り曲げ部34,39での折り目との好ましくない水準の直接接触から離れた状態に保つのに役立つシール装置を提供できる。この手法を、本明細書に記載の好適なペーパ材料を用いて使用できるが、場合によっては、それは好ましくない。
折り曲げ線66については、シーラントフィールド150と,151に注目し;折り曲げ線67については、シーラントフィールド153と,154に注目する。示される好適な構成については、フィールド150と,151は互いに一体であり、かつ折り曲げ線66で接することと、同様にフィールド153,154は、互いに一体であり、かつ折り曲げ線67で接することが分るが、このことは必要ではない。(別の言い方をすると、フィールド150と,151は、そこを通る折り曲げ線66を含む単一フィールドの一部であるのが好ましく、またフィールド153と,154は、そこを通る折り曲げ線67を含む単一フィールドの一部であるのが好ましい。)
折り曲げ線66の周囲の折り曲げ部が作製されるとき、シーラントフィールド151は、適正な熱と圧力の供給により生ずる、図4のガセット折り曲げ部絶縁シール155を備えて、シーラントフィールド150と重複する。同様に、折り曲げ線67の周囲の折り曲げが生じるとき、フィールド154は、適切な熱と圧力が印加されるとき再シールする、図4のガセット折り曲げ部絶縁シール156を備えて、フィールド153と重複する。
ポップコーン材料が領域63に配置されるとき、ポップコーン材料と、その中の油/脂などの成分は、シール155と,156の存在のため、流動することを、即ち、折り目または折り曲げ線66と,67(即ち、図4の34と,39の折り目)に到達することを抑制される。
シール155と,156を、所望される場合、電子レンジ用ポップコーンが弾けるまで煎る操作の際、蒸気と熱に晒されるとき解除するように設定できる。しかしながら、これらのシールが使用されるとき、そのような解除は概して好ましくない。
本明細書において、シール155,156の型のシールは、連結した(大体は隣接する)折り目または折り曲げ部に対して“絶縁シール”と言われることがある。これは、パッケージ1の貯蔵の際、ポップコーン材料内部からの物質の流動と、連結した折り目または折り曲げ部と直接接触に対して、これらのシールが、連結した折り目または折り曲げ部を絶縁するからである。従って、シール155は、折り目または折り曲げ部34(図4)を形成するために、線66に沿う折り曲げ部または折り目に対する絶縁シーラントフィールドであり、またフィールド156は、折り曲げ部または折り目線67、即ち、折り曲げ部または折り目39(図4)に対する絶縁シーラントフィールドである。
図3を参照すると、フィールド150と,151と,153と,154は、中央領域63の両縁63aと,63bを形成する折り曲げ線66と、67の各々に沿った延長部において、連続、即ちその中に隙間がないのが好ましい。シーラントフィールドに対する、またその結果生じるシール155と,156(図4)におけるこの連続的性質は、折り曲げ線66と,67に生じる折り目での好ましくない漏出または漏洩を抑制するのに役立つ。いずれの隙間も十分に小さいなら、絶縁フィールドが連続的でない場合でさえ、いくつかの有益な結果が達成される。
使用されるとき、フィールド150と,151及び153と,154に対する好適な全長は、端部90と,93(図2)との間のパッケージの全長(または、折り曲げ線66と,67の長さ)の少なくとも20%(通常、少なくとも25%、また大体は、少なくとも30%)であるのが好ましい。各々は、図2のパッケージ1または図3の折り曲げ線66と,67の長さの少なくとも45%であるのがより好ましく;パッケージの延長部の長手方向のフィールド150と,151と,153と,154の長さは、端部90と,93との間のパッケージ1、または折り曲げ線66と,67(図3)の全長の50%−60%であるのが最も好ましくかつ一般的である。別の方法が可能であるが、これらは好適なシールである。図3では、図2の端部90と,93を形成するシート60の部分は、それぞれ縁92aと89aである。
使用されるとき、シール155と,156は少なくとも、3重形状の折り曲げ線80と,81(図2の折り曲げ線11と,12にそれぞれ相当する)との間に連続的に延びるように配置され、かつ設定されるのが最も好ましい。シール155と,156を形成するシーラントフィールドは、これよりもさらに延びることが図3から分る。
使用されるとき、図3のフィールド150と,151と,153と,154は、図2の折り畳まれたパッケージ1の端部90と,93に対応する、パッケージ用シート60の連結縁92aと,89aから間隔を開けられた端部で終了することが最も好ましい。間隔は、縁89aから少なくとも70mm(例えば、約80―95mm);縁92aから少なくとも70mmであるのが好ましい。間隔は、縁89aと,92aの各々から必ずしも同一である必要はない。実際、示される実施形態においては、同一でない。
図3を参照して、シーラントフィールド160と,161と,162と,163と,164と,165と,166に注目する。線66の周囲に折り曲げる際、フィールド160は、フィールド161と重複し、熱と圧力の印加時にそれらの間にシールを形成する。線67の周囲に折り曲げる際、フィールド162はフィールド163と重複し、熱と圧力の印加時にそれらの間にシールを形成する。折り曲げ線68と,70と、69と,71の周囲に折り曲げるとき、領域164は、熱と圧力の印加後に、領域165と,166をシールする。シーラントフィールド160の領域151aは同様に、フィールド151の一部である。同様に、領域161の領域150aも、領域150の一部である。さらに、フィールド163の領域153aは、フィールド153の一部であり;領域162の領域154aは、領域154の一部である。
最終結果は、図4のガセット折り曲げ部絶縁シール155と,156との間に延びる横断閉じ込めシールの折り畳みパッケージ1の領域の形成である。このシーラントフィールドは、貯蔵と、使用の際、図4のシール155と,156との間の位置で、また同様に中央63の上方位置で、ポップコーン30内に油/脂を含有するのに役立つ。横断閉じ込めシールは、別の方法が可能であるが、絶縁シール155と,156との間の延長部で連続であるのが好ましい。
シール155と,156(及びフィールド160と,161と,162と,163と,164と,165と,166の重複から生じる横断シーラントフィールドの存在)によって、表面部分21a(図4)の中央63(図3)の周囲のパネル60に接する3つの側面を持つ絶縁ポーチが形成され、その中に使用の際にポップコーン材料が貯蔵される。示される実施形態において、図3の領域168に沿って、同様に操作する製品用の横断シールは、配置されない。しかしながら、所望されるなら、第二の製品用の横断シールを、領域168を横断して配置できる。
フィールド160と,161と,162と,163と,164と,165と,166によって形成されるシールを、剥離自在なシール、即ち、弾けるまで煎る操作の際、熱と、蒸気と、パッケージの膨張が、これらのシールをほぼ切断するように作製できる。
場合によっては、特定の位置に連続な接着剤を、また他の位置に不連続な接着剤を提供することがましい。図3において、点付きの印刷パターンを備え、付番200で示されるフィールドは、層46と,47に使用されるペーパの性質に一部依存する、連続的な適用範囲を有するための好適な位置を示している。これは、シーラントを、いくつかの利点のある耐油効果を提供するように好ましく選定できるからである。点付きでない領域では、不連続な適用範囲を使用できると予想される。
図4を参照すると、シール155と,156の幅は、少なくとも0.25cm、大体で、かつ好ましくは少なくとも0.5cm、大体で約0.8−1.4cmであるのが好ましい。この文脈の“幅”は、縁155aと,156aの各々から内向きの、即ち、互いに向けての延長の距離である。シール155と,156は、一定の幅から成る必要はないが、それらをこのように示すのは当然である。
場合によっては、図3と4に記載の構成を備える、電子レンジ用ポップコーン材料の油/脂成分に応じて、圧力の弱まった位置または位置に向かう液状油移動が課題になることが多い。こういう場合、接着剤フィールドまたは他の表面処理を、ペーパの表面張力を変更し、ひいては油の移動特性を変更するために、構成の様々な位置に応用できる。そのような接着剤は、この効果を提供するために基材間にシールされることを必要としない。むしろ本効果は、接着剤が塗布される材料(即ち、内層の内側)の表面張力変化または表面特性変化に起因する。ミネソタ州、St.Paul、H.B.Fuller社から入手可能なPWF3007などの非フルオロカーボン処理剤が使用される。PWF3007は、酢酸ビニル樹脂系接着剤である。
C.具体的事例;好適なシーラント材料。
以下の具体的事例と好適な材料の一般特性から、本発明の原理の広範な応用が理解される。
例えば、約20−90グラム、大体は約60−75グラムのポップコーンから成る材料を含有する一般的なポップコーン製品を考慮されたい。材料は、従来式で、また油/脂及び/又は食品添加物も含有し、約90−100グラムの全重量を有する。一般に、本発明が有利性を提供するための課題は、貯蔵と処理の際、パッケージ側壁を通り抜ける好ましくない水準の油/脂の漏出量を低減することに関連する。
そのような構成の事例については、図3のシート60は、約29.5cm×53.3cm(約11.625in×21in)の外側寸法を持つ矩形の形状を有する。様々な折り曲げ線は、線62により形成される領域63が、約14.3cm×16.5cm(約5.625in×6.5in)の外周を有するように配向される。
シート60用の多層積層は以下の材料を具備できるが、別の方法が可能である。折り畳まれるとき、バッグの外表面を形成するフルオロカーボン処理されていないペーパのシートは、Wausauグレード238-9696、または本明細書に記載される好適な特性を備える同様なペーパである。最内層を形成するフルオロカーボン処理されていないペーパのシートは、Wausauグレード238-9577、または本明細書に記載される好適な特性を備える同様なペーパである。
電子レンジと相互作用する構造またはサセプタ構造は、2層間に配置されるのが好ましい。電子レンジと相互作用する材料は、Tobias濃度計によって測定されるような0.25+/−0.05の濃度を与えるために、アルミニウムで真空蒸着された、ニュージャージー州、Fort Lee、Saehan America社のポリエステルフィルム(大体は、48ゲージ)などの金属蒸着されたポリエステルを備えるのが好ましい。そのような材料を用意できる会社は、ニューハンプシャー州、WindhamのRolvac社と、イリノイ州、Wood DaleのVacumet社がある。
一般に、記載される好適な実施形態について、パッケージ用ブランク60の裏面上の全ての位置で接着剤として、同じ接着剤(例えば、ミネソタ州、St.Paul,H.B.Fuller社、PWF 3007)が使用される。バッグが膨張するとき解除されるこれらのシールについては、シールは、固定された表面の間のより狭い接触表面領域の上方の、他の位置と比較して比較的低い圧力の一方あるいは両方により形成されるのが一般的である。これを達成するために従来の手法が使用される。
層間の積層接着剤については、製品PWF3007またはPWF8540(H.B.Fuller社からも入手可能)を使用できる。PWF8540は、エチレン酢酸ビニル-ポリビニルアルコール(EVA-PVOH)接着剤であり、また耐油性を改良するために使用できる。
様々な寸法と角度が文字で示されている、図5に注目する。これらは、使用可能なパッケージの事例を提供する。示される具体的事例のための寸法は、以下の通りである:(A)53.3cm(21in);(B)8.73cm(3.4375in);(C)5.24cm(2.0625in);(D)5.24cm(2.0625in);(E)14.9cm(5.8750in);(F)2.54cm(1.0in);(G)2.18cm(0.8579in);(H)7.46cm(2.9375in);(I)37°;(J)0.953cm(0.375in);(K)14.3cm(5.6250in);(L)1.27cm(0.5in);(M)6.51cm(2.5625in);(N)14.9cm(5.8750in);(O)13.2cm(5.1875in);(P)16.5cm(6.5in);(Q)4.29cm(1.6875in);(R)0.51cm(0.2in);(S)2.94cm(1.1562in);(T)0.48cm(0.1875in);(U)29.5cm(11.6250in);(V)10.2cm(4in);(W)9.21cm(3.625in);(X)3.49cm(1.375in);(Y)12.7cm(5.0in);(Z)14.8cm(5.8125in);(AA)6.67cm(2.625in);(BB)0.32cm(0.125in);(CC)0.64cm(0.250in);(DD)9.21cm(3.6250in);(EE)1.59cm(0.6250in);(FF)0.56cm(0.2188in);(GG)0.159cm(0.0625in)。他の寸法は、実物大である。
本事例に記載の構成を、水平フォーム/充填/シール方法または技術などを介して、その上に適切に塗布されるシール材料を有する供給シート材料またはストックから連続処理において、容易に形成できることが予想される。従来の折り畳み装置と本構成の内部にポップコーン材料を配置するための装置を、容易に使用できる。
D.いくつかの任意なバッグ改良品。
図6と7に関連するこの節においては、以下の記載による改良を除き、大体は図4に記載のバッグを形成するため提供される代りの接着剤パターンが、提供される。事例として提供される代りの接着剤とシール配置を備える、図6と7に表される接着剤フィールドは、図3と5の接着剤フィールドに類似している。
図6に注目する。図6には、図1に記載の代りの構成を折り畳むことが可能なバッグ用ブランク、パネルまたはシート260の平面図が示されている。図6に図示される機能の多くは、米国特許第5,195,829号明細書と;第5,044,777号明細書と;第5,650,084号明細書に示されかつ記載され、並びに図3に関して前述される機能にほぼ類似している。下記に詳述されるように、様々なシーラント構成が、パッケージ1の好ましい機能を提供するために使用される。所されるなら、改良のみならず、これらの多様な組合せを提供できる。示されるシーラントフィールドは、使用可能な構成の事例を提供することが意図される。
以下の説明から明らかであるように、図6において好ましい構成を提供するために代りのあるいは任意に使用できるシーラントフィールドが図示される。
図6の図は、シート260の“裏面”と言われることがあるもの;即ち図1の組立てられたパッケージ1の内表面を形成するシート260の側面265から成る。図6において目に見える側面の対向側面は、“正面”と呼ばれることがあり、パッケージ1の外表面を形成する。鏡像の構成も可能であるのは当然である。
さらに図6を参照して、線分262は、好適な実施形態のために、図4のサセプタ45などの電子レンジと相互作用する材料の大部分が関係する領域263を形成する。電子レンジと相互作用する構造、例えば図4のサセプタ45は、構成の内部、または外部、または層46と、47との間に配置される。一般に、好適な実施形態について、サセプタ45は、ブランク260の層46と、47との間に配置される。
さらに図6を参照して、目に見える表面265はこの場合も、パッケージ1が折り畳まれたとき、パッケージ1の内表面を形成する表面である。その結果、図4のポップコーン材料30は最終的に、中央領域263の上方に配置される。
さらに図6を参照すると、線266は、図4の折り曲げ部34が形成される場所をほぼ示し;また線267は、図4の折り曲げ部39が形成される場所をほぼ示す。折り曲げ部または折り目34と、39は、一方のフェース21に隣接する対向側面ガセット22と、23中のほぼ外向きの折り曲げ部または折り目である。使用中、その上にポップコーン材料を配置するための表面21aは、折り曲げ部34と、39との間に延びる。線268は、折り曲げ部35と(図4);線269は、折り曲げ部40と(図4);線270は、折り曲げ部33と(図4);線271は、折り曲げ部33と(図4)に一致する。従って、折り曲げ線268と266との間の領域275は、図4のガセットパネル部分48をほぼ形成し;折り曲げ線267と269との間の領域277は、図4のガセットパネル部分49をほぼ形成する。
一般に、図1の三重形状は最終的に、線266と、267と、268と、269と、270と、271に垂直な適正に間隔を開けられた方向に沿って折れ曲がるように、パッケージ1全体を折り畳むことにより形成される。この後者の折り畳みは、図2のバッグ構造が別な方法で組立てられた後であるのが一般的であることが理解される。
図6を参照すると、側面265からパネル260の対向側面に配置される縁284aに沿うシーラントフィールド284は、折り曲げの際に(大体は熱と圧力の印加により)、縁285aに沿うフィールド285に係合するように使用され、図4の長手方向継ぎ目またはシール42を形成する。折り畳みの際、側面265の縁289aに沿うフィールド289の様々な部分は同様に、(熱と圧力の印加により)図2の端部シール90の様々な部分を形成するために、互いに一直線に並ぶことと;図6の側面265の縁292aに沿うフィールド292の様々な部分は、熱と圧力の印加により図2の端部シール93を形成するために、互いに一直線に並ぶこと;は明らかである。一般的に、フィールド92は、完成されたバッグの頂部縁を形成し、弾けるまで煎る後に、そこを通して煎られたポップコーンを取除く。図6のパネル260の対向側面上のシーラントフィールド295と296は、折り曲げ線268の周囲で折り畳みが行われ、また熱と圧力が印加されるとき、互いに一直線に並び、折り畳み後、図2の端部90に沿ってパネル260を好適な形状に固定するのに役立つ。これは、米国特許第5,195,829号明細書の図1aの構成において行われたことと類似する。同様に、パネルが、折り曲げ線269の周囲に折り畳まれるとき、図6のパネル260の下側のシーラントフィールド298と299も互いに一直線に並び、熱と圧力が印加されるとき、図2の端部90に安定で、かつ好適な端部形状を提供する。
シーラントフィールド303と,304と,305と,306と,307と,308と,309と,310に注目する。類似のフィールドは、米国特許第5,195,829号明細書に示されている。折り畳みの際、フィールド303−310の部分は、互いに接着される(大体は圧力と熱の印加後)パネルの選択された部分を固定するために、互いに一直線に並び、その結果膨張の際に好ましい形状を与える。具体的には、折り畳みの際及び圧力と熱の印加後に、フィールド303はフィールド304に係合し;フィールド305はフィールド306に係合し;フィールド308はフィールド307に係合し;フィールド310はフィールド309に係合する。フィールド305と,306との間、それからフィールド308と,307との間の係合は、図4のパネル21に接するパネル48,49の選定された部分を、折り畳まれた折り曲げ部または3重形状2(図1)にポップコーン材料が配置されない領域に固定する傾向がある。フィールド304に接して折り畳まれ、かつシールされるシーラントフィールド303と、フィールド309に接して折り畳まれるフィールド310は、図4のポップコーン材料30が、構成の所望される場所に固定されることを確実にするのに役立つ。これによる有利性は、米国特許第5,195,829号明細書に一部記載される。
さらに図6を参照すると、フィールド303a-310aは、重複するシールに対するV形状またはシェブロン形状を創生するためにフィールド303と310の各々に対する任意の延長部を示す。これらは、米国特許第5,195,829号明細書に示されるようなポップコーンパッケージ化に使用されることが多く、また使用されてきた。しかしながら、所望されるなら、任意の部分303a-310aを有利に回避できる。これは、延長部303−310が、必ずしも完全なシェブロン形状を使用せずに、折り畳まれた構成中に好ましいシールを創生するために適切に斜めに突出するからである。
米国特許第5,195,829号明細書のバッグ構成については、領域92に隣接するシェブロンフィールドも有利に使用される。図6により示される具体的な構成については、これらは示されない。そのようなフィールドは好適な構成において使用されないことが予想される。しかしながら、それらは任意に使用されることが多い。
シーラントフィールド329と、330と、333と、334に注目する。示される好適な実施形態において、これらは、パネル315と316が図4のパネル20に接してシールされることを確実にするために使用され、その結果ポップコーン材料30はチューブ29(図4)中にほぼ固定され、また加熱の際に所望されるまでチューブ28内にほぼ拡張したり分散したりすることはない。具体的には、構成が、(熱と圧力の印加により)折り曲げ線270の周囲で折り畳まれるとき、フィールド329と330は、互いに係合するように配向され;また構成が、(熱と圧力の印加により)折り曲げ線271の周囲で折り畳まれるとき、フィールド333と334は、互いに係合するように配向される。
フィールド329と、330と、333と、334と関連する型のシールは、旧構造に使用されてきた。例えば、米国特許第5,044,777号明細書を参照されたい。
一般に、シールは、折り畳み後、シーラントが配置される領域への熱と圧力の印加から生じる。記述される様々なシールについて、シーラントは、両方の隣接するペーパ表面上に配置される。このことは都合がよい。しかしながら、シーラントが1方の側面のみに配置され、また2つの側面が、適切な熱と圧力の追加印加と共に折り畳まれるならば、シールを形成できる。
記述されるシーラントフィールドは、熱と圧力と印加によりシールを形成するよう設定される。代りの型のシール、例えば冷間シールを、本開示に記載の構成に使用できる。
図6の、パッケージ構成260の表面265上の、シーラントフィールドの残りの記述において、貯蔵と、処理と、使用の際に、ポップコーン材料中の油/脂の漏洩と流動の特性の好適な管理と制御用の選択肢が提供される。シーラントフィールドは、以下のような、二つの方法のうちの一つに使用される。第一は、シーラントフィールドを、パッケージの部分から油/脂を絶縁することにより、絶縁シールを形成し、油/脂の位置を管理するために実際に使用できる。第二は、ペーパ表面へのシーラントの塗布は、その表面の表面張力特性、ひいて油/脂材料との相互作用を変更する。一般に、使用されるシーラントの特性は、処理されていない位置内に油/脂材料の一部を閉じ込めるために機能する。従って、シーラントフィールドを、油/脂材料が液化するときその流動を阻止したい好適な位置でペーパに適用できる。これらの特性とそれらを実行するための選択肢の両方が後述される。
例えば、ポップコーン材料を、弾けるまで煎る前に、図6の折り曲げ線266と、267;即ち図4の折り曲げ部34と、39の折り目と、好ましくない水準の直接接触から離れた状態に保つのに役立つシール構成を提供できる。この手法は米国仮出願第60/544,873号明細書に記載される。
折り曲げ線266に関して、シーラントフィールド350と、351に注目し;また折り曲げ線267に関して、シーラントフィールド353と、354に注目する。示される任意の構成について、フィールド350と、351は互いと一体であり、かつ折り曲げ線266で接し、また同様に、フィールド353と、354は互いと一体であり、かつ折り曲げ線267で接するが、このことは必要とされない。(別の言い方をすると、フィールド350と、351は、そこを通る折り曲げ線260を含む単一フィールドの一部であり、またフィールド353と、354は、そこを通る折り曲げ線267を含む単一フィールドの一部であるのが好ましい。)
折り曲げ線266の周囲の折り曲げが作製されるとき、シーラントフィールド351は、適正な熱と圧力の供給により生ずる、図4のガセット折り曲げ部絶縁シール155を備えてシーラントフィールド350と重複する。同様に、折り曲げ線267の周囲で折り曲げが生ずるとき、フィールド354は、適正な熱と圧力が印加されるとき再シールする、図4のガセット折り曲げ部絶縁シール156を備えるフィールド350と重複する。
ポップコーン材料が領域263に配置されるとき、ポップコーン材料と、その中の油/脂などの成分は、シール155の存在のため、折り目または折り曲げ部266と、267(即ち図4の付番34と39の折り目)へ流動することを阻止される。シール155と、156は、電子レンジ用ポップコーンを弾けるまで煎る処理の際に蒸気と熱に晒されるとき、解除するように設定されるのが一般的である。
本明細書において、シール155,156の型のシールは、連結した(大体は隣接する)折り目または折り曲げ部に対して、この場合も同様に“絶縁シール”と言われることがある。これは、パッケージ1の貯蔵の際、ポップコーン材料内部からの物質の流動と、連結した折り目または折り曲げ部と直接接触に対して、これらのシールが連結した折り目または折り曲げ部を絶縁するからである。従って、シール155は、折り目または折り曲げ部34(図4)を形成するために、線266に沿う折り曲げ部または折り目に対する絶縁シーラントフィールドであり、またフィールド156は、折り曲げ部または折り目線67、即ち、折り曲げ部または折り目39(図4)に対する絶縁シーラントフィールドである。
図6を参照すると、使用される場合、フィールド350と,351と,353と,354は、折り曲げ線266と、267に沿う延長部において、連続、即ちその中に隙間がないのが好ましい。シーラントフィールドに対する、またその結果生じるシール155と,156(図4)においてのこの連続的性質は、折り曲げ線266と,267に生じる折り目での好ましくない漏出または漏洩を抑制するのに役立つ。絶縁フィールドが連続でない場合でさえ、いくつかの有益な結果が達成される。
使用されるとき、フィールド350と,351及び353と,354に対する好適な全長は、端部90と,93(図2)との間のパッケージの全長(または、折り曲げ線266と,269の長さ)の少なくとも20%(通常は、少なくとも25%、大体は、少なくとも30%)であるのが好ましい。各々は図2のパッケージ1または図6の折り曲げ線266と,269の長さの少なくとも45%であるのがより好ましく;パッケージの延長部の長手方向のフィールド350と,351と,353と,354の長さは、端部90と,93との間のパッケージ1、または折り曲げ線266と,269(図7)の全長の50%−60%であるのが最も好ましくかつ一般的である。別の方法が可能であるが、これらは好適なシールである。図6では、図2の端部90と,93を形成するブランク60の部分は、それぞれ縁292aと289aである。
使用されるとき、シール155と,156は少なくとも、3重形状の折り曲げ部(図2の折り曲げ線11と,12にそれぞれ一致する)の間に連続的に延びるように配置され、かつ設定されるのが最も好ましい。
使用されるとき、図6のフィールド350と,351と,353と,354は、図2の折り畳みパッケージ1の端部90と,93に相当する、パッケージ用ブランク260の連結縁292aと,289aから間隔を開けられた端部で終了することが最も好ましい。間隔は、縁89aから少なくとも70mm(例えば、約80−95mm);縁92aから少なくとも70mmであるのが好ましい。間隔は、各縁289a,292aから必ずしも同一である必要はない。実際、示される実施形態では、同一でない。
位置360と、361との間の、米国仮出願第60/544,873号明細書に記載されるのと類似の横方向シールを同様に使用できる。
いくつかの構成において、フィールド359と、351及び353と354により提供される連続シールを使用することは好ましくない。いくつかの応用において、線266と、267に沿う折り曲げが行われるとき、領域363と、364;365と、366;367と、368;及び369と、370により形成されるシールを提供することは単純に好ましい。特に、フィールド363と、364は、線266の上方に接着剤の円形ドットを備え、フィールド365と366は同様に、線266の上方に接着剤の円形フィールドを形成する。線266に沿う折り曲げが生じるとき、これらのフィールドは、図4の結果として生ずるガセット折り曲げ部34に隣接するシールされた接着剤のスポットをこれらの位置に形成する。これは、連続シールを使用せずに油/脂材料を含むのに役立つことが多い。
フィールド367と、368;及び369と、370からの円形パターンにより形成されるシールを介して、折り曲げ線267に沿う類似の効果が達成される。
円形とは別の形状を、フィールド363-370用に使用できることは当然である。
いくつかの実施形態において、接着剤の無い中央領域377を残している、付番375と376で示される領域中の領域263の上方へ接着剤を提供することが好ましい。一般に、油/脂は、処理されていない、特にペーパ表面がフルオロカーボン処理されていない場合、ペーパ表面の上方を流動するようにはシーラントフィールドの上方を流動しない。従って、シーラントフィールド375と、376は、領域377に配置される油/脂材料を含むのに役立つ。同様に、領域380のシーラント処理を、この目的のために使用できる。即ち、シーラント処理は、領域377から油/脂材料の好ましくない流動を阻止するために、実際にはシールを形成するのではなく、どちらかといえば表面処理から成る。上述の機能は任意であり、また含まれる材料に応じて異なる効果のために使用できる。
層間の接着剤に関して、場合によっては、特定の位置に連続な接着剤を、また他の位置に不連続な接着剤を提供することが好ましい。図6において、点付きの印刷パターンを備え、付番400で示されるフィールドは、層46と,47用に使用されるペーパの性質に一部依存する、連続な適用範囲を有するための好適な位置を示している。この理由は、積層接着剤を、いくつかの利点のある耐油効果を提供するように好ましく選択できるからである。点付きでない領域401では、例えば、各々を引用することにより本明細書の記載に替える特許第5,753,895号明細書と;第5,928,554号明細書と;第6,396,036号明細書に記載されるような不連続な適用範囲を使用できると予想される。
図4を参照すると、使用される場合、シール155と,156の幅は、少なくとも0.25cm、大体で、かつ好ましくは少なくとも0.5cm、大体は約0.8−1.4cmであるのが好ましい。この文脈の、“幅”は、縁155aと,156aの各々から内向きの、即ち、互いに向けての延長の距離である。シール155と,156は、一定の幅から成る必要はないが、それらをこのように示すのは当然である。
図7に注目する。図7は、特定の寸法の文字標示を除き図6に類似の図である。本明細書に提供される一事例用の寸法は、以下の通りである:(A)53.3cm(21in);(B)8.7cm(3.4375in);(C)5.2cm(2.0625in);(D)5.2cm(2.0625in);(E)14.9cm(5.8750in);(F)5.2cm(2.0625in);(G)5.2cm(2.0625in);(H)8.7cm(3.4375in);(I)2.5cm(1in);(J)7.5cm(2.9375in);(K)0.5cm(0.2000in);(L)2.9cm(1.1562in);(M)2.2cm(0.8579in);(N)0.5cm(0.1875in);(O)25.4cm(10.0000in);(P)14.3cm(5.625in);(Q)1.3cm(0.5in);(R)1.3cm(0.5in);(S)6.5cm(2.5625in);(T)14.9cm(5.8750in);(U)29.5cm(11.6250in);(V)10.2cm(4.0000in);(W)10.2cm(4.0000in);(X)9.2cm(3.6250in);(Y)1.3cm(0.5in);(Z)1.3cm(0.5in);(AA)直径1.9cm(0.750in);(BB)16.5cm(6.5in);(CC)4.3cm(1.6875in);(DD)14.8cm(5.8125in);(EE)0.3cm(0.1250in);(FF)2.5cm(1.0in);(GG)0.6cm(0.250in);(HH)9.2cm(3.625in);(II)0.3cm(0.1250in);(JJ)0.6cm(0.2500in);(KK)37°;(LL)1.6cm(0.6250in);(MM)0.6cm(0.2188in);(NN)0.2cm(0.06250in);(OO)2.5cm(1in);(PP)13.2cm(5.1875in)。他の寸法を、実物大を想定し決定できる。
フルオロカーボン処理されていないペーパを、使用されるように本節において述べる場合、以下の接着剤は使用可能な材料の事例である。第一に、表面の接着剤については、表面65に塗布される接着剤である、ミネソタ州、St.PaulのH.B.Fuller社から入手可能なPWF3007を使用できる。層間の領域201と200の接着剤については、積層接着剤として、H.B.Fuller社から同様に入手可能な製品PWF8540を使用できる。
E. いくつかの一般的観察。
前述によって、形成された好適なペーパが使用されるとき、フルオロカーボン処理されたパッケージ材料を回避することに対する、ほぼ好適な電子レンジ用ポップコーン製品が生ずる。さらに、パッケージは、バッグ内部を有し、第一及び第二の対向し内向きの側面ガセットによって連結される、第一と第二の対向フェースパネルを含んでいる折り畳みバッグであるようなパッケージであるのが好ましい。
本装置が使用されるとき、ポップコーン材料は、第一のフェースパネルの内表面上、または内表面に接して配置される。
さらに、電子レンジと相互作用する構造がバッグと連結して2層間に配置される、有利な装置が提供される。電子レンジと相互作用する構造は、ポップコーン材料固定表面、即ち、電子レンジ用ポップコーン材料が設置される場所に接するバッグの内側の部分と、熱伝導的に接触して提供される。
図1は、本発明の一つの実施形態に記載の構成の正面斜視図であり;図1の構成は、オーバーラップ貯蔵で表され、縁で立って配向されている。 図2は、図1に記載の構成の概略平面図であり;調理用電子レンジ中に配置されるときのように、包装されず、かつ拡げられて表されている。 図3は、バッグ構成が、図1と2に示されるように折り畳み可能である、可撓性のシート材料から成るシートの拡大平面図であり;図3の構成は、シール材料が構造中に好ましく配置される場所を示すマーキングを含んでいる。 図4は、図2の線4−4にほぼ沿った拡大断面図である。 図5は、図3に類似の図であり、本明細書に見られる事例の寸法を示す文字が付いている。 図6は、図2の構成を形成するために使用可能な、図3に示されるブランクとは別のパッケージ用ブランクの平面図である。 図7は、図6に類似の図であるが、この明細書に見られる寸法を示す符号が付いている。 図面の一部には、場合によっては、明確化のために、関連する構成部品の厚みが誇張して示されている。

Claims (6)

  1. (a)内部を有し、かつフルオロカーボン処理されていないペーパから成る内層と、フルオロカーボン処理されていないペーパから成る外層を備える折り畳みバッグであって、
    (i) 前記内層は、300,000Gurley−秒以下の透気度を有し;
    (ii) 前記外層は、30,000Gurley−秒以下の透気度を有する;
    折り畳みバッグと;
    (b)前記バッグ内部内に配置された未処理のポップコーン穀粒と油/脂成分を含むポップコーン材料;
    を備える、電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
  2. (a) 前記内層は、600,000Gurley−秒以下の透気度を有し;
    (b)前記外層は、35,000Gurley−秒以下の透気度を有する;
    請求項1に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
  3. (a)前記内層は、950,000Gurley−秒以下の透気度を有し;
    (b)前記外層は、40,000Gurley−秒以下の透気度を有する;
    請求項2に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
  4. (a) 前記フルオロカーボン処理されていないペーパから成る内層と、前記フルオロカーボン処理されていないペーパから成る外層との間に配置される、電子レンジと相互作用する構造;
    を含む、請求項3に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
  5. (a) 前記ポップコーン材料は、少なくとも50グラムの未処理のポップコーン穀粒と;
    54.4℃以下の融点を有する、少なくとも20グラムの油/脂成分;
    を備える;
    請求項4に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
  6. (a) 前記折り畳みバッグは、第一及び第二の対向し内向きの側面ガセットにより結合される、第一と第二の対向フェースパネルを備える;
    請求項5に記載の電子レンジ加熱可能なポップコーン用装置。
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