JP2007512026A - グルーミング/クリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
クリーニング装置は、ハンドル、ハンドルに結合された支持体、および支持体上に取り付けることのできるクリーニングエレメントを含む。支持体は、ハンドルに取り付けられ、あるいは、ハンドル内に取り付けられた駆動モーターによって回転するために、ハンドルに回転可能に結合される。クリーニングエレメントは、支持体の周囲または支持体上に取り付けることのできるコアの周囲に取り付けられた柔軟性のあるマットから延びるブリスルを含んでもよい。クリーニングシートは、支持体、コア、またはクリーニングエレメントの周囲に巻くことができ、ブリスル上に巻くことおよびブリスルを貫通して巻くことを含み、2つのクリーニング効果が得られる。
【選択図】 図21
【選択図】 図21
Description
[0001]本発明は、クリーニング装置に関し、より詳細には、ペット用のクリーニング装置またはグルーミング装置に関する。
[0002]このような粘着テープは、衣類、床、およびその他の表面から望ましくない塵を取り出すのに使用される。より詳細には、粘着テープロールは、そのロールをごみの上で転がしてそのごみを効率的に取り出しかつそのごみを保持するように意図された粘着剤を備え、そして、場合によって、粘着剤から塵を洗い流すことによって、または当分野におけるピーリングシステムの1つを用いて汚れた最も外側の層を剥ぎ取ることによって、クリーニングされる。
[0003]従来技術による装置の中には、シートを容易に除去するのを助けるために、特有の孔、スリット、および非粘着性のエッジパターンを利用するテープロールの使用を説明しているものがある。テープの中には、クレープ紙、平らなバックペーパー、またはシリコン処理紙を利用するものがあり、そのテープは、水に濡れると劣化する。その他の糸くず取り器は、ロールの直径を大きくするために、粘着剤コーティングを備えるエンボス加工のフィルムを使用する。
[0004]当分野において既知であるその他の装置は、ゴムのようなネバネバする水洗いのできるコーティングを利用し、そのコーティングは、コア上に押し出され、そして、糸くずローラー組立品上に配置される。これは、ネバネバするロールを水で洗浄することを提供するが、ピーリングオプションは提供しない。乾燥エッジまたはポップアップ式タブによってさえも、糸くずロールのきつく巻かれた特質およびただ1つのロールが長期間にわたり使用される可能性は、乾燥エッジを下層シートに付着させることさえもある。
[0005]いずれのテープロールの場合にも、テープの終了点を配置することは、時間のかかる作業となることがあり、それに加えて、残りのテープロールから終了点のエッジを引き離すのは難しいことである。
[0006]糸くずローラーは、典型的には、本体上に回転可能に取り付けられた糸くずロールを有し、その本体からはハンドルが延びる。糸くずロールは、クリーニングされるべき表面上を転がされる。ユーザがローラーを表面上で動かす速度によって発生する遠心力は、表面から離された後でさえも、しばしば、ロールを回転させ続ける。ユーザがロールを表面上で動かす距離は、それぞれの用途ごとに異なるかもしれないので、また、遠心力のために、テープロールの自由端は、下層本体およびハンドルに対して、絶えず、ロールの外周における位置が変化する。これは、汚れた最も外側のシートをロールから取り除くために、絶え間なく変わる自由端の位置を探し出すのを困難にする。
[0007]したがって、エッジ配置機能を有する糸くずローラー装置を提供することは望ましいことであり、そのエッジ配置機能においては、テープロールの自由端は、ハンドルおよびローラー本体またはスイベルに対して、いかなる場合にも同じ位置に配置される。また、ユーザがクリーニング作業の後に糸くずロールの自由端を確定した定位置に配置することのできる糸くずローラー装置を提供することは望ましいことである。また、ハンドルに対してクリーニングエレメントを自動的に回転させるための自動回転手段を有する糸くずローラー装置を提供することは望ましいことである。また、ロールの回転中にテープロールの最も外側のシートの自由端を下層シートから引き離すための手段を含む糸くずローラー装置を提供することは望ましいことである。
[0008]本発明は、クリーニングエレメント、クリーニングエレメントを保持するための支持手段、およびクリーニングエレメント支持体に結合されたハンドルを含むクリーニング装置に関する。一態様においては、支持体は、ハンドル、およびハンドルから軸方向に固定されて延びるスピンドルを含み、回転可能な部材が、スピンドル上に回転可能に取り付けられ、クリーニングエレメントが、回転可能な部材上に取り付けられる。
[0009]別の態様においては、回転手段が、支持体内に取り付けられた電気駆動手段を含み、その駆動手段は、回転可能な出力シャフト、駆動手段に選択的に結合される電源、クリーニングエレメントに結合されかつそのクリーニングエレメントとともに回転することのできる回転可能な部材、および出力シャフトを回転可能な部材に結合する手段を有する。
[0010]結合手段は、歯車伝動装置であってもよい。
[0011]本発明は、また、クリーニング作業を実行するのを容易にするために、また、汚れた最も外側のシートをロールから取り外すの容易にするために、糸くずロールを保持する支持体を回転させるための電気駆動手段を含む。
[0012]別の態様においては、クリーニングエレメントは、クリーニング部材によって形成された外面を有するマットである。クリーニング部材は、マットから延びる複数のブリスルを含んでもよい。さらに、ブリスルは、山と谷とが交互に現れるように配置された鋸歯状の突起であってもよい。
[0013]シートが、ブリスル上に取り付けられてもよい。シートは、不織布のような布シートであってもよく、その不織布は、ペットまたはその他の表面に塗布するための、クリーニング溶液、脱臭溶液、薬剤溶液、またはその他のクリーニング溶液またはグルーミング溶液を含んでもよい。
[0014]別の態様においては、手段が、マット上にかつブリスル間に取り外し可能に取り付けられることが可能であり、その手段が、マットから除去されると、ブリスルによって集められた遊離物を除去する。一態様においては、手段が、シートまたはケージに形成された開口であり、それによって、ケージをブリスル上に取り付けることができる。さらに、手段は、隣接するブリスル間に配置することのできる交差する撚糸を有するメッシュネットであってもよい。
[0015]また、クランプ手段が、シートの自由端を支持体またはコアにクランプするために、コア、支持体、またはマット上に提供されてもよく、あるいは、支持体またはコアに分離可能に取り付けられてもよい。
[0016]別の態様においては、真空発生手段が、ハンドル内に提供され、ハンドルに結合された管路を通って内部へ流れる空気流を生成する。管路は、ハンドルに結合された老廃物収集チャンバー内に存在する真空発生手段に流体連絡した状態で配置される。
[0017]別の態様においては、クリーニング装置は、クリーニングエレメント、クリーニングエレメントを支持するための支持手段、およびクリーニングエレメント支持体に回転可能に結合されたハンドルを含む。クリーニングエレメントは、支持体の周囲に配置されたシートを含む。
[0018]別の態様においては、クリーニング装置は、ハンドルを含むブラシである。ブリスルが、ブラシ上に取り付けられる。シートが、ブリスルの周囲に配置される。シートは、乾燥していてもよく、あるいは、事前に湿らせられ、クリーニング成分、脱臭成分、または薬剤成分を含んでもよい。
[0019]本発明のグルーミング/クリーニング装置は、これまでに考案されたクリーニング装置、とりわけ、ペットの外被をクリーニングするために考案されたクリーニング装置またはグルーミング装置よりも優れた多くの利点を提供する。本発明による装置は、ペットの外被をクリーニングするための有効な手段を提供し、クリーニング作業とは別に、あるいは、クリーニング作業と同時に、個々のクリーニング溶液、脱臭溶液、または薬剤溶液をペットに塗布する。
[0020]ここで、図面を参照すると、犬、猫などを含むペットをクリーニングおよび/またはグルーミングするために好都合に使用することのできるクリーニング装置が示される。
[0067]図1に示される装置160において、ハンドル162は、一端から突き出たローラーシリンダ支持シャフト164を有する。シャフト164は、一対の一段高い環状フランジ166および168を有し、それらのフランジ166および168は、お互いに離れて、ハンドル162の一端の近くに配置される。フランジ166および168は、スロットをそれらの間に画成し、そのスロットの目的は、以降で説明される。シャフト164の反対側の端部は、環状スリーブ170において終端する。少なくとも1つのリブ172、好ましくは、外周上に一定の間隔を置いて配置された複数のリブ172が、ローラー支持体164の外面に沿って、フランジ166とスリーブ170との間に延びる。
[0068]ローラー支持シリンダ174は、軸方向に一定の間隔を置いて配置された一対の環状カラー176および178によって画成される。カラー176は、一段高い環状フランジ180を有し、そのフランジ180は、一端から半径方向に外側へ延びる。反対側のカラー178は、外周上に一定の間隔を置いて配置された複数のフィンガー182を有し、そのフィンガー182は、カラー178から延び、かつ、半径方向に外側へ延びる端部184において終端し、その端部184は、シリンダ174上の図示しない糸くずロール30を支持するためのロック手段を画成する。複数のストラップ184が、カラー176と180との間に延び、ローラー支持体174のための実質的に円筒形である形状を画成する。
[0069]端部キャップ186が、カラー178に形成され、支持体164のスリーブ170を収容するための寸法を有する中心開口188を有する。内部の端部キャップ190が、スリーブ170の一方の側およびカラー176の一方の側から軸方向に延び、一般的にはテーパーを有する複数のフィンガー192を有し、そのフィンガー192は、それらの間に、ローラースピンドル164上のリブ172を収容するための中心開口194を画成する。
[0070]ローラーシリンダ174が、スピンドル164に取り付けられると、スリーブ170は、端部キャップ188に係合する。フィンガー192が、スピンドル164を取り囲み、シリンダ174がスピンドル164上で自由に回転するのを可能にする。
[0071]本発明による装置200の別の態様が、図2〜図5に示される。糸くずローラー装置200は、本発明の上述した態様におけるハンドルとほぼ同じであるハンドル202を含む。
[0072]ハンドル202は、一体部材として吹き込み成形されてもよく、あるいは、複数の結合部材として形成されてもよい。
[0073]同様に、回転可能なスピンドル204は、外周上に一定の間隔を置いて配置された複数の半径方向ストラップ184が、カラー176と178との間に平行に延びる一対のストラップ206に置き換えられていることを除けば、図6を参照して説明されるスピンドル164およびシリンダ174とほぼ同じものである。その他の点においては、シリンダ204は、図示しない糸くずロールを支持する際に、シリンダ174と同じように機能する。
[0074]また、シリンダは、駆動シャフトに取り付けられた中心心棒上の2つのカラーに押しつけられてもよい。
[0075]ここで、図6を参照すると、作動させたときにスピンドル356を回転させるために、ハウジング420内に取り付けられた電気駆動手段の別の態様の絵画図が示される。図6においては、DC電気モーターのような駆動手段422が、ハウジング420内に取り付けられる。モーター422の出力シャフト424は、支持体または軸受426を通って、回転可能なスピンドルに一体的にまたは機械的に結合された端部まで延びる。蓄電池428のような電源が、ハウジング420内に含まれ、モーター422に電気的に接続され、ハウジング420上に取り付けられたオン/オフスイッチ430によって、モーター422を駆動する。
[0076]図7に示される駆動手段は、図6に示される駆動手段に類似するものであり、類似するコンポーネントは、同じ符号で示される。
[0077]しかしながら、この態様においては、モーター422の出力シャフト424は、クラッチ手段432の一方のプレート430に結合される。クラッチ432の他方のプレート434は、シャフト436結合され、そのシャフト436は、回転可能なスピンドルとの連結部まで延びる。クラッチ432は、シャフト432の回転中に抵抗が発生した場合に、プレート430と434とが滑るのを可能にする。
[0078]図8および図9に示される装置において、モーター422の出力シャフト424は、中央歯車440に連結される。複数の遊星歯車442が、太陽歯車440を取り囲み、かつ、その太陽歯車440と係合する。そして、その遊星歯車442は、外側リング歯車446に結合される。駆動シャフト448が、リング歯車442に結合され、かつ、軸受450内に支持される。駆動シャフト448は、回転可能なスピンドルに結合される。
[0079]図10には、代替のクラッチ機構490が示される。クラッチ機構490は、何らかの電気駆動手段とともに使用されるように設計され、ハウジング420内に取り付けられる。図18に示される駆動モーター340のような駆動モーターの出力シャフトは、第1のクラッチプレート492に結合される。第1のクラッチプレート492から一定の間隔を置いて移動可能に配置された第2のクラッチプレート496は、駆動シャフト498を備え、その駆動シャフト498は、糸くずロールが取り付けられるスピンドルに結合されてもよく、あるいは、そのスピンドルと一体的に形成されてもよい。
[0080]弾性手段496が、第1のクラッチプレート492と第2のクラッチプレート496との間に配置される。弾性手段496は、ばねから構成されてもよく、そのばねは、第1のクラッチプレート492および第2のクラッチプレート494を係合させて駆動力をモーターから駆動シャフト498に伝達する第1のきつく巻かれた位置、および弾性手段が伸長して第2のクラッチプレート494を第1のクラッチプレート492から分離する第2の位置からは巻くことができない。弾性手段496のそのような伸長は、例えば、オリエンティングピンのような障害物に糸くずロール30が衝突したときに発生し、それは、駆動モーターが依然として力をクラッチ手段490を介して駆動シャフト498に印加しようとしているにもかかわらず、実質的には、回転を妨げあるいは停止させる。これが発生したとき、弾性手段496は、伸長し、クラッチプレート492と494とを分離し、駆動シャフト498への力を遮断する。
[0081]障害物が除去されると、弾性手段496は、第2のクラッチプレート494を第1のクラッチプレート492と再び係合させる第1の位置へ巻き戻ることができる。
[0082]駆動モーターまたは結合手段から延びる電動の回転可能な出力シャフトの上述した態様は、典型的には、スピンドルおよび/またはクリーニングエレメントコア内の接合ソケットと回転不能に係合するハンドル組立品の一端から外側へ延びる回転可能なシャフトの形態を有し、それによって、駆動モーターを作動させたとき、スピンドルまたはコアを回転させる。また、本発明は、それとは逆の構成を本発明の範囲に含むことが理解されるはずであり、その構成においては、シャフトは、スピンドルまたはコアから延び、直接にかまたは例えば歯車伝動装置などの結合手段を介して駆動モーターに回転可能に結合されたハンドルの端部に取り付けられたソケットと係合する。
[0083]図11〜図15は、上述した回転可能なスピンドルのいずれかに直接に取り付けられてもよい代替のクリーニングエレメントを示す。
[0084]図11に示されるクリーニングエレメント500は、わずかに弾性があり、あるいは、わずかに伸長可能なマット508を含み、そのマット508は、複数の半径方向に外側へ延びるニブまたは突起506を備える。マット508は、接着剤またはそれに類似するものによって、コアに取り付けられ、そして、そのコアは、上述した回転装置における回転可能なシリンダの1つに取り付けられる。
[0085]図12のクリーニングエレメント504は、不織布のスポンジ状材料または発泡材料から形成された円筒形マットを示す。マットは、洗い流す必要のない石鹸、または何らかのクリーニング液、ポリシング液、または消毒液、または水によって活性化される成分によって処理されてもよい。
[0086]図13のクリーニングエレメント502は、方向性のある布を描いており、その布においては、上述したようにクリーニングエレメント504が回転可能なシリンダの1つの周囲に取り付けられかつ第1の方向に回転させられたときにペットおよび布から糸くず、老廃物、または毛を取り出すために、マットに取り付けられた繊維は、1つの方向に向けて配置される。エレメント504の逆方向への回転は、本体に取り付けられたフィンガー、クリーニングエレメントまたはフード、およびスクレーパと係合することによって、集められた老廃物をエレメント504から除去するのに使用されてもよい。
[0087]図14は、変更されたクリーニングエレメント500を描いており、そのクリーニングエレメント500は、少なくとも部分的に突起508のない空隙510を含む。ヘアクリップ型クランプ514のようなクランプが、マット上に取り付けられ、かつ、クリーニングエレメント500の幅のほとんどの部分に延びる旋回バー516を有する。ワイプシート512が、クリーニングエレメント500の周囲に巻かれてもよく、そのワイプシート512の端部は、旋回バー516およびクランプの残りの部分をクリーニングエレメント500上にクランプすることによって、定位置にクランプされる。このように、突起が、シート512を変形させ、そして、ワイプシート512をペットから汚れ、毛、ふけなどを除去するのに使用することができるのと同時に、ペットをマッサージするのに使用することもできる。ワイプシートは、好ましくは、クレンザー、コンディショナー、光沢向上剤、薬剤、ノミ駆除剤、およびダニ駆除剤によって前処理された20gsm(グラム/平方メートル)〜120gsmの不織布スパンレース生地である。駆除剤は、ユーザによって水で活性化されるかあるいは事前に湿らせて使用する準備ができた状態にある。
[0088]図15は、変更された類似するクリーニングエレメント500を描いており、そのクリーニングエレメント500においては、ワイプシート512は、クリーニングエレメント500に取り付けられた少なくとも1つの伸長可能なゴムグリッパー520によって、好ましくは、そのような複数のゴムグリッパー520によって、クリーニングエレメント500の外面上にクランプされる。
[0089]図16〜図18に示されるクリーニング装置は、ハンドル342と、上述したような方向性のある布502のための図示しない回転可能な支持体とを含む。ハンドルは、一例として、第1の停止/開始またはオン/オフスイッチ620およびそれとは別個の順方向/逆方向スイッチ622を備える。
[0090]この態様においては、アーム624は、それの一端が、ハンドル342に取り付けられ、それの他端は、収集フードまたはコンパートメント626に接続される。コンパートメントは、図17および図18に示されるように、付加的なクリーニングエレメント630を備え、そのクリーニングエレメント630は、図17に示されるような粗い布シートの形態を有してもよく、あるいは、図18に示されるようなスクレーパブレード632の形態を有してもよい。開口634が、図18に示されるように、フード626の底面に形成され、フード626の内部またはバッグ640に連絡しており、そのバッグ640は、締結部材、弾性部材などによって、それの開口端をフード626にしっかりと取り付けられ、ハンドル342内に含まれるモーターが通常のクリーニング回転方向から逆の回転方向に運動するとき、方向性のある布502から除去された老廃物を収容することができる。
[0091]ここで、図19を参照すると、本発明のクリーニング装置に使用することのできる別の態様のマットまたはパッド600が描かれている。マットまたはパッド600は、プラスチック、紙などから形成された相当に頑丈な一般的には円筒形の管状コア602を含んでもよい。コア602は、両端に開口端を備える中空であってもよく、あるいは、以下で説明するような駆動手段またはモーターの駆動シャフトを収容するための中心内腔を備える1つの閉鎖端を有してもよい。さらに、マットまたはパッド600は、マットまたはパッドを形成する材料がパッド600の内部のほぼ全体に満ちたコアのないものであってもよい。
[0092]マットまたはパッド600のこの態様において、マットまたはパッド600は、発泡材料または柔らかい柔軟性のある布材料から形成される。図示される形状において、マットまたはパッド600は、コア602の周囲に取り付けられた1/16インチから1インチまでの厚さを有する層604の形態を有する。層604は、きつく巻かれること、接着剤、摩擦嵌めなどによって、コア602上に保持される。
[0093]パッド600の両端608と610との間に延びるスロットの形態を一般的には有する非被覆領域606は、パッド600の層604上の側面に沿って提供される。非被覆領域606は、コア602に層604を取り付けるのに使用されるクランプを収容するための領域を形成し、あるいは、層604がスピンドルの周囲に直接に巻かれるときあるいはスピンドルに付加されるときに電気駆動手段またはモーターによって回転させられる回転可能な部材またはスピンドルに層604を直接に取り付けるのに使用されるクランプを収容するための領域を形成する。
[0094]図20には、別の態様のクリーニングエレメント620が描かれている。この態様においては、クリーニングエレメント620は、布ワイパーまたは紙ワイパーの形態を有し、それらのワイパーは、乾燥させられてもよく、あるいは、クリーニング液、ペットアレルギーなどのための薬剤、ノミ駆除剤またはダニ駆除剤、脱臭成分などのようなクリーニング成分で事前に湿らされてもよい。
[0095]クリーニングエレメント620を構成する布ワイパーまたはクリーニングワイパーは、不水溶性である。これは、水の中に浸したときに、布が、水に溶けないこと、あるいは、容易にはバラバラにならないことを意味する。
[0096]ワイパー620を形成するための適切な材料には、不織布の基板、織布の基板、天然または合成のスポンジ、高分子のネットまたはメッシュなどが含まれる。
[0097]一態様においては、ワイパー620は、不織布の基板から形成され、その基板において、1つ以上の層は、布として織られてはいないがシート、マット、または層として形成された繊維から形成される。繊維は、無秩序に整列させられてもよく、あるいは、おおむね1つの方向に向けて配置されてもよい。また、不織布の基板は、無秩序に配置された繊維の層および方向性を有して配置された繊維の層の組み合わせから形成されてもよい。
[0098]不織布のワイパー620は、様々な材料から形成されてもよい。天然材料には、絹繊維、セルロース繊維、羊毛繊維、らくだの毛の繊維などが含まれる。セルロース繊維は、木材パルプ、綿、麻、ジュート、亜麻、およびそれらの混合物から選択された繊維を含む。不織布のワイパーを形成するのに使用されてもよい合成材料には、アセテート、アクリル、セルロース、エステル、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリウレタン発泡体、およびそれらの混合物からなるグループの中から選択されたいずれかの繊維が含まれる。
[0099]さらに、ワイパー620を形成するのに使用される不水溶性の基板は、異なる機能をそれぞれが有する2つかまたはそれ以上の層から形成されてもよい。異なる機能は、材料の異なる組み合わせを用いることによって、あるいは、異なる製造プロセスを用いることによって、あるいは、それらを組み合わせることによって、得られてもよい。
[0100]一例として、パッド620は、駆動モーターの出力シャフトに接続されたスピンドル626上に取り付けるための中心開口またはコア624を画成するロールの状態で巻かれた事前に湿らせた複数のワイプシート622から形成される。
[0101]あるいは、ワイプシート622のロールは、コアのないものであってもよく、あるいは、スピンドル624に回転不能に結合されるような寸法の内腔を同様に有する中空コアプラスチックまたは中空コア紙の周囲に巻かれてもよい。
[0102]例として、ワイプロールのシート622のそれぞれは、穿孔、刻み目などによって画成された分離線628に沿って、ロールの残りの部分から分離することができる。穿孔628は、典型的には、ロールの端から端まで延びる。ステープルのような留め具、溶接または機械的な接着、または接着剤630が、分離可能なエッジ628に沿って施され、ワイプロール620の完全性またはロール620の裏面上に繰り返し被せられた形状を維持する。また、最も外側のシートをロール620の残りの部分から剥ぎ取って除去するのを容易にするために、引き出しフラップ632が、分離可能なワイパー628の不連続部分に提供されてもよい。
[0103]図21には、クリーニング装置またはグルーミング装置640が描かれている。装置640は、相当に美的な形状を有する頑丈な外殻から構成されたハンドル組立品642を含み、その外殻は、握るのを容易にするために、1つ以上の弾性材料パッド644を含んでもよい。着脱可能なあるいはヒンジ式に結合されたバッテリーカバー646が、ハンドル642の一端に取り付けられ、ハンドル組立品642の内部に収容されたバッテリーコンパートメントにアクセスするのを可能にする。
[0104]図6〜図8に示されたものと類似する駆動モーター手段が、ハンドル組立品642の内部に取り付けられる。遅い/速い速度制御ボタン648およびそれとは別個の順方向/逆方向制御ボタン650が、ハンドル組立品642上に取り付けられ、切換可能な接点によって、ハンドル組立品642の内部に収容されたモーターに接続され、モーターの作動および非作動を制御し、また、モーターシャフトの回転方向を制御する。
[0105]この態様において、図示しないモーターの出力シャフトは、スピンドル650内のキー溝または内腔に接続され、そのスピンドル650は、一般的には、ハンドル組立品642に隣接する一端に第1の環状フランジ652を備え、かつ、他端に拡大部分またはフランジ654を備える円筒形の本体から構成される。フランジ654は、半径方向に延びる複数の不連続部分を有し、個々の部分を形成してもよく、それらの部分は、以下で説明するように、クリーニングエレメントまたはグルーミングエレメントをそれらの上に取り付けるのを可能にするために、移動可能である。小さな間隙またはスロット656が、スピンドル650の表面の長手方向に沿って形成され、クリーニングアタッチメントを収容するために、スピンドル650の直径がわずかに収縮および膨張するのを可能にする。
[0106]あるものは一般的な目的のために多くの異なる表面および物品をクリーニングするのに適したものであり、また、あるものはペットをグルーミングまたはクリーニングするのにより適したものであるいくつかの異なるクリーニングアタッチメントが、スピンドル650上に取り付けられてもよい。
[0107]そのようなグルーミングエレメント660の1つが、図22および図23に示される。エレメント660は、使用位置にあるときには一般的には円筒形であるマットまたはパッドの形態を有する。この態様におけるパッド660は、基板662を有する、エラストマー、ゴム、または柔らかいプラスチックのような弾性材料から形成され、その基板662から、円錐形または円筒形の複数のブリスル664が、半径方向に突き出ている。ブリスル664は、それら自身が、それぞれ、弾性を有し、きわめて近接して配置され、基板662の外面の大部分を覆う。図23に示されるように、場合によって、小さなニブ666が、それぞれのブリスル664の端部に形成されてもよい。
[0108]基板662およびブリスル664は、成形されてもよく、さもなければ、シートの形態かまたは閉じた連続的な円筒形の形態を有する一体的かつ均質な部材として形成されてもよい。シートの形態をパッド660に使用することは、パッド660を一般的には管状または円筒形のコア670上に取り付けるのを容易にする。コア670は、両側のクランプ面672および674によって形成された長手方向に延びるクランプ溝を有する。蟻形の片側を形成するクランプ面672および674は、基板662の嵌合傾斜端部を収容するようになっているものであり、その嵌合傾斜端部は、クランプ溝にスナップ式に嵌り込み、基板662をコア670の周囲に取り付ける。
[0109]そして、独立したクランプ676が、基板662のいずれかの領域または部分上に取り付けられてもよい。一態様においては、クランプ626は、図22に示されるように、基板662の縦部分に沿った隙間または空隙上に取り付けられる。図24により詳細に示されるクランプ674は、エラストマー、ゴム、または柔らかいプラスチックなどのような弾性材料から形成され、両側に第1および第2の端部678および680を備えるストリップ状の主要部分676を有する。ストリップ部分676は、基板662との係合を容易にするために、内側に延びる歯または突起682を含んでもよい。クランプ674の第1および第2の端部678および680は、内面上に歯または鋸歯682を備える内側に延びる端部を有する。第1および第2の端部は、図22および図23に示されるように、コア670のクランプ溝の端部に形成された凹部に係合するなっているものであり、パッド660上のクランプ674にスナップ式に嵌り込み、それによって、パッド660の端部をコア670上の定位置に張り付けかつ保持する。クランプ674の端部678および680の内面上の歯682と相補的な場合によっての歯または突起の形態が、コア670の両側の端部に形成され、それによって、クランプ674をコア670にしっかりと取り付けかつ取り外すのを容易にしてもよい。
[0110]パッド660は、ペットをグルーミングし、クリーニングし、そして、マッサージするのに有益である。
[0111]ここで、図25および図26を参照すると、本発明のスピンドルの1つに取り付けることのできる別のマットまたはパッド690が描かれている。パッド690は、より大きな円錐形の複数の突起692を含み、それらの突起のそれぞれは、一例として、小さなニブ694において終端する。円錐形の突起692は、基板696の周囲にいくぶん無秩序な間隔を置いて配置され、それによって、それらの突起692は、均質な本体を形成する。基板696は、連続的な閉じた円筒形の部材として、あるいは、図26、図27、および図28に示されるように、管状または円筒形のコア698の周囲に巻きつけられるシートとして、形成されてもよい。シート696の両側の端部700および702は、コア698の長手方向に延びる不連続部分における逆傾斜エッジ704および706に対して相補的な形状を有し、それによって、基板696の端部は、スナップ嵌めによって、コア698に取り付けられる。この態様においては、薄いリブ708が、コア698から、内側に向かい合ったエッジ704と706との中間に延び、図25および図26に示されるように、基板696の端部を分離する。
[0112]パッド690は、ペットを毛の奥までグルーミングおよびマッサージするのに有益である。
[0113]図27および図28には、基板714上に近接して配置されたより小さな複数の突起712を備える類似するパッド710が描かれている。この場合にも一例として、それぞれの突起712は、端部ニブ716において終端する。基板714は、上述したやり方と同じようにしてシート状の基板714の蟻形端部720および722をスナップ嵌めによって収容するための相補的な凹部によって、コア718上に取り付けられる。
[0114]図29および図30は、本発明の別の態様に基づいた別のパッド720を描いている。パッド720は、基板722を含み、その基板722から、図22に示されるニブ664に類似する一般的には円錐形の複数のニブ724が延びる。基板722は、一例として、フィンガー726および728において終端する両側の端部を備えるシート状の形態に分類され、それらのフィンガー726および728は、スロット730および732によって、基板722の主要部分から隔てられる。基板722は、一般的には管状の円筒形断面を有するコア736の周囲に取り付けることができる。一例として、複数の、例えば、3つの外周上に一定の間隔を置いて配置されたリブ738が、コア736の内部に形成され、コア736の両端間に延びる。中空であってもよいリブ738は、以下で説明する嵌合モーター駆動スピンドルにコア736を取り付けるための配置構造を提供し、その嵌合モーター駆動スピンドルは、リブ738に対して相補的な外周上に一定の間隔を置いて配置された複数の凹部を有し、リブ738を摺動可能に収容し、コア736をスピンドル上に取り付ける。
[0115]コア736は、外周上に一定の間隔を置いて配置されかつコア736に形成されたスロット730および732と係合するようになっている端部フィンガー740および742を含み、基板722をコア736に取り付ける。図30に示されるように、基板722の端部726および728が、コア736上に取り付けられると、端部726および728の内側に向かい合った面は、チャンネルによって隔てられる。
[0116]滑らかな内側エッジまたは歯のある内側エッジ748を備える細長いバーの形態を有する旋回クランプ部材746が、旋回ピンによって、コア736の一端750に旋回可能に接続される。クランプ746は、コア736上に基板722を取り付けあるいは取り外すのを可能にする図29に示される第1の開いた位置から、クランプ746の内面748がコア736の内面に係合する第2の閉じた位置まで旋回することができる。この閉じた位置または第2の位置において、クランプ746は、基板722の内側に向かい合った端部間に配置され、それによって、基板722の端部726および728が、コア736から外れおよび離れるのを防止する。
[0117]ここで、図31を参照すると、一例として、変更されたコア736上に取り付けられたさらに別のパッド760が示される。この態様においては、コア736は、ほぼ連続的な円筒形の本体を画成する。
[0118]パッド760は、基板762を含み、その基板762から、一般的には鋸歯状または三角形の突起764が延び、それらの突起764は、長手方向に延びる列および隣接する列間に存在する横方向に延びる円弧に配置される。円、楕円などを含むその他のパターンが、突起764のために提供されてもよい。それぞれの突起764は、隣接する山766間の谷768の間に延びる山766によって画成される。
[0119]突起764は、柔らかいプラスチック、ゴム、エラストマーなどのような弾性材料から形成され、突起764が、ペットの外被または毛の表面上を動かされるときに、挟む作用をもたらす。そのような運動中、隣接する山766のいくつかは、お互いに近づき、隣接する山766間の公称の空隙を狭め、挟む作用をもたらし、それによって、何らかの抜け毛またはペットの柔毛を取り込んで除去する。ペットから抜けた後にそのようにして取り込まれた毛は、突起764がそれらの通常の間隔を有する位置にあるとき、突起764から放出される。
[0120]図32に示されるように、同一のコア736およびクランプ746が、単一のワイパーまたはワイパー780のロールとともに使用されてもよい。ワイパー780は、柔らかい布または紙の単一層または複数層から形成され、それらの層は、液体を吸収するために乾燥させられてもよく、あるいは、クリーニング、薬剤の塗布、脱臭などのために事前に湿らせたワイパーとして提供されてもよい。クランプ746は、ワイパー780のロールの端部を、ハンドル組立品742から延びるスピンドル上に一体的に保持するのに使用される。あるいは、図20に示される留め具およびタブの構成が、独立したクランプを必要とせずに、使用されてもよい。
[0121]パッド660、690、710、および760のようなブリスルを備えるマットまたはパッドのいくつかを使用することは、頻繁に使用することによって、ペットの毛または柔毛のような毛を集めることが既知である。いくつかの独特の毛除去アタッチメントは、マット上のブリスル間に集められた毛を除去するのを容易にするためのマットを備えてもよい。
[0122]図33に示されるそのようなアタッチメントの1つは、表面802および両側の側面エッジ804および809を有するワイパー800である。ワイパーは、管として巻かれ、あるいは、ワイパー800をスピンドル上に取り付けるためのベースを有するコアの周囲に巻かれる。
[0123]スロット808のような形状を有する一例として示される複数の開口が、表面802の第1の側面エッジ804と反対側にある第2の側面エッジ805との間に形成される。スロット808は、マット722のようなマット上のブリスル724の列上に取り付けることができ、ワイパー800の表面802の外面からブリスル724が外側へ突き出るのを可能にする。これは、犬または猫のようなペットから毛をすき取りあるいは除去する際に、ブリスル724がそれらの通常の機能を実行するのを可能にし、除去されたそのような毛または柔毛は、ブリスル間に絡みついた状態となる。
[0124]ワイパー800は、クリーニング装置から毛を効率的に除去するために、マット722から取り外され、ブリスル724に絡みついた毛のすべてをブリスル724から引き抜いてもよい。
[0125]図34は、モーター駆動スピンドルを取り付けるための開口818を備える端壁816から構成された代替のケージ814を描いている。複数のレッグ820が、端壁816から突き出ており、外周上に一定の間隔を置いて配置される。一定の間隔を置いて配置されたレッグ820は、それらの間に開口822を画成し、それらの開口822は、図示しないスピンドル上に取り付けられたマット722上に存在するブリスル724のようなマット上のブリスルの周囲に延びる。
[0126]レッグ820の反対側の端部は、フレア加工され、あるいは、内側へ延びるエッジ824によって形成され、マット722の基板の端部上にスナップ式に嵌り込む。
[0127]マット722からケージ814を取り外すことによって、ブリスルの周囲に絡みついた毛をブリスル724から引き抜く。
[0128]また、ケージ814は、事前に湿らされ、あるいは、乾燥処理されたワイパーをスピンドルまたはコア上の定位置に固定してもよい。
[0129]図35には、代替のケージ830が描かれている。ケージ830は、スピンドルを取り付けるための中心開口836を有する端部キャップ834から横方向および縦方向に延びる大きく間隔を置いて配置された撚り合わせられた撚糸、スクリム、または接着剤を塗布したウェブまたはテープ832から形成された薄い網状格子の形態を有する。撚糸832は、マット722上に取り付けることができ、また、マット722に隣接して配置される。ブリスル724は、格子から突き出る。ケージ830がその上に配置されたマット722から十分に粘着力のあるケージ830を取り外すことによって、撚糸832は、ブリスルの周囲に絡みついた毛をブリスル724から引き抜くことができ、集められた毛をマット722から除去するのを容易にする。
[0130]図36において、基板840は、発泡体、スポンジ、スパンレース、不織布材料、テリークロスなどから形成されたシートの形態で開示される。打抜によるスロットのような複数の開口またはスロット842が、基板840に形成される。スロット842は、ブリスルがそのスロットから自由に通り抜けるのを可能にするために、マット上のブリスルの列と整列するように配置される。このように、基板840は、ブリスルの基部に隣接するマットのコア上に配置され、それによって、ブリスルによるグルーミング、マッサージ、毛または柔毛の除去をもたらし、それと同時に、基板840に含まれる薬剤、クリーニング液、コンディショニング液、脱臭液、またはそれらのいずれかを組み合わせたものを塗る。
[0131]図37において、撚り合わせられた撚糸852によって形成されたスクリムまたは格子850は、ブリスル856を備えるマット854と一体的に形成される。スクリム850は、一体的に形成された一体ヒンジ858によって、マット854に接続される。
[0132]基板854が、電動の回転可能なスピンドルに取り付けることのできるマット854の周囲に取り付けられると、スクリムは、ブリスル856上に巻きつけられる。スクリムまたは粘着性のあるウェブテープ850の自由端をブリスル854から引き離すことによって、絡みついた毛をブリスル854から除去する。
[0133]最後に、独立したスクリムネットまたは格子860が、図38に示される。スクリムネットまたは格子860は、撚り合わせられた撚糸862からなる独立したエレメントとして構成され、それらの撚糸862は、周辺撚糸853によって、それらの周囲を結ばれ、一体的なネットを形成する。スクリム860は、ブリスル724に絡みついた毛を簡単に除去するのを助けるために、コアに取り付けられたマット722上のブリスル724上に取り付けられてもよい。
[0134]また、スクリムネットまたは格子860は、コアの周囲に複数回巻かれてもよいことに注意されたい。また、スクリムネットまたは格子は、巻かれたロール構造でテープを保持し、しかも、テープの最も外側の分離可能な部分を巻かれたテープロールの残りの部分から容易に分離できるように、剥がすことのできる接着剤を片面に有する粘着性のあるウェブテープから形成されてもよい。
[0135]あるいは、スクリムネットまたは格子860は、積み重ねられたパッドのような構造でか、または一方の面だけからブリスルが突き出た一般的には楕円形かまたは平坦な形状を有するマットのような、一方の面だけから延びるブリスルを有するマットの周囲に巻かれたロールの状態で、1つ以上の層として使用されてもよい。
[0136]ここで、図39Aおよび図40を参照すると、上述したようなハンドル742およびこれもまた上述したようなマットまたはクリーニングエレメントの1つを収容するためのスピンドル863を含むクリーニング装置が描かれている。この態様において、二軸モーター864が、ハンドル組立品742内に取り付けられる。モーター864の一方の出力シャフト866は、歯車伝動装置868に接続され、その歯車伝動装置868の出力シャフト870は、スピンドル863に接続され、スピンドル863を回転させる。
[0137]モーター864の別の出力シャフト872は、これもまたハンドル組立品842内に取り付けられた真空ファン組立品874を駆動する。ハンドルケーシングの外部スロットから通気される真空ファンは、真空状態を生成し、真空ヘッド878の開口端876から通路879を通ってハンドル組立品742内の内部チャンバー880へ空気を流れさせる。チャンバー880の部分を覆うハンドル組立品742の一方の側の部分882は、チャンバーまたは捕捉トレイ880内に集められた毛または老廃物を除去するのを容易にするために、ヒンジ式に結合され、あるいは、取り外すことができる。
[0138]動作中、モーター864が、一般的な形で作動させられ、スピンドル863および取り付けられたマットまたはクリーニングエレメントを回転させる。マットまたはクリーニングエレメントが、犬または猫のようなペットの外被に沿って動かされると、真空ヘッド878の入口876から発生する真空力または吸引力は、ペットから除去された毛または柔毛を開口876から真空ヘッド878の中へ吸い込ませ、そして、その真空ヘッド878から通路879に沿って収集チャンバーまたは捕捉トレイ880へ吸い込ませる。
[0139]また、収集チャンバー880は、図示しない着脱可能な容器を含んでもよく、その容器は、通路879と連絡する開口を有する。容器は、集められた毛または老廃物を容器から空にするのを可能にするために、ハンドル組立品742内のカバーを介して取り外されてもよい。空にされると、容器は、チャンバー880の中へ戻されてもよく、そして、カバー882は、さらなるクリーニングまたはグルーミング作業のために閉じられる。
[0140]図39Bには、変更されたハンドル865およびスピンドル857が示される。スピンドル867は、上述されあるいは以下で説明される本発明によるクリーニングエレメントのいずれかを収容する。
[0141]真空入口管路869は、ハンドル865と一体的に形成され、スピンドル867およびスピンドル867に取り付けられたクリーニングエレメントのすぐ近くにまで張り出している。
[0142]図39Aに示される真空発生装置874のような真空発生手段が、ハンドル865内に取り付けられ、管路869への入口からハンドル上に形成された真空出口排出ポート871に流れる空気流を生成する。
[0143]ハンドル865の部分は、開くことができ、あるいは、ハンドル865の残りの部分から分離することができ、ハンドル865内に形成されあるいは含まれる老廃物収集チャンバーにアクセスするのを可能にする。
[0144]ここで、図41および図42を参照すると、本発明による別の態様の電動クリーニング装置900が示される。装置900は、蓄電池908のための内部コンパートメントにアクセスするのを可能にする旋回式のまたは着脱可能な端部キャップ904を備えるハンドルハウジング902を含む。
[0145]双方向に回転可能なモーター910が、ハウジング902内に取り付けられる。モーターの出力シャフトは、伝動装置またはクラッチ912に結合される。出力シャフト914は、ハウジング902の一端において、伝動装置912から外側へ突き出る。駆動シャフト914の出力は、図41に示される回転可能なスピンドル915のような回転可能な支持体にしっかりと結合される。スピンドルは、どのような断面形状を有してもよいが、一例として、スピンドルは、長手方向に延びる複数の弧状凹部920を備える一般的には円形の断面を有し、一例として、3つのそれらの凹部920が示される。凹部920は、図30に示されるクリーニングエレメントコアまたは支持体内の長手方向に延びる拡張部分738と嵌合するようになっているものであり、スピンドル916とともに双方向に回転するために、クリーニングエレメントをスピンドル916にしっかりと結合する。
[0146]端部キャップ922が、毛または老廃物がスピンドル916の典型的には中空の内部に入り込むのを防止するために、スピンドル916の一端上に提供されてもよい。
[0147]同様に、関連する側壁924を備えるキャップが、スピンドル916の他端に形成され、スピンドル916の端部とハウジング902の隣接する端部との間に存在する空地または間隙を覆い、この場合にも同様に、毛または老廃物が入り込んで駆動シャフト914に接触するのを防止する。
[0148]適切な制御スイッチまたはプッシュボタンが、駆動シャフト914の回転速度および回転方向を制御するために、ハウジング902上に提供されてもよい。順方向および逆方向のスライドスイッチまたはロッカースイッチ926が、ハウジング上に取り付けられる。このスイッチは、ハウジング902内の回路基板932上に取り付けられた図42に示されるマイクロスイッチ928および930の接点を作動させる。導体またはワイヤが、回路基板932からモーター910まで延び、蓄電池908からモーター910へ電力を供給する。また、2つの速度、すなわち、速い速度および遅い速度を有するように描かれている速度制御スイッチ936が、ハウジング902上に取り付けられる。さらに、スイッチ936は、回路基板932上の接点にまたはマイクロスイッチ938に接続され、モーター910の出力駆動シャフト914の回転方向を制御する。
[0149]ここで、図43および図44を参照すると、本発明による別の態様のクリーニング装置950が示される。この態様において、クリーニング装置950は、回転しない一般的には一体的なハンドルおよび支持組立品であり、ハンドル952、端部キャップ954、およびクリーニングエレメント支持体956を含む。
[0150]しかしながら、すぐに以下で説明されるクリーニングエレメントアタッチメントが、上述したモーター駆動の回転可能なクリーニング装置のいずれかに使用されてもよいことが理解される。
[0151]この態様において、クリーニングエレメント960は、例えば、成形することによって、細長い一般的には平坦なまたは平面状の形状で形成される。クリーニングエレメント960は、切れ目のない形状かまたは不連続な形状を有するマット962を含み、そのマット962は、開口964および所定の角度で延びるブリスル966を有してもよい。ブリスル966は、図43および図44に示されるように、マット962から一般的には垂直に延びてもよい。
[0152]マット962は、柔軟性のあるプラスチック材料から形成され、それによって、使用するために、マット962を支持体956または958の周囲に配置し、かつ、着脱可能にしっかりと定位置に固定することができる。
[0153]図43において、クリーニング装置950上の支持体956は、一般的には楕円形の形状を有するので、マット962は、支持体956の周囲に取り付けられたとき、楕円形になじみ、そのような楕円形の形状を呈する。
[0154]図44において、コアまたは支持体958は、断面が円形であるので、マット960は、同様に、円形の形状を呈する。
[0155]図43および図44は、マット962をコアまたは支持体956または958にしっかりと固定するための1つの手段を描いている。図43および図44に示されるように、マット962は、マット962の一方のエッジから延びる少なくとも1つの、好ましくは、一対の一定の間隔を置いて配置されたストラップ970を含む。ストラップ970は、少なくとも1つの、好ましくは、複数の一定の間隔で配置された開口972を含む。開口972は、マットのエッジ部分から延びる一般的にはキノコ形の形状を有する突起974にスナップ式に嵌り込んで係合するようになっているものである。これは、マット962を支持体956または958の周囲にしっかりと固定し、マット962の両側のエッジ976と978とは、位置を合わせて並べた状態で、並置され、あるいは、配置される。あるいは、突起974が、ストラップに形成され、かつ、開口972が、マットに形成されてもよい。
[0156]開口または突起をコアまたは支持体956または958に直接に形成することも可能である。この構成においては、対応するまたは嵌合する突起またはエレメントは、マット962のストラップ970上に、またはマット962のいずれかの部分に形成され、マット962をコアまたは支持体956または958上に容易にかつ着脱可能に取り付けるのを可能にする。
[0157]マットを支持体の周囲に取り付けるための別の手段が、図45に示される。本発明のこの態様においては、マット974に類似する構造を有するマット980は、そこから所定の角度で延びるブリスル982を有する。小さな直径を有する部分または一体ヒンジ984が、マット980の一方の部分に沿って長手方向に形成される。マット980の両側の自由端は、マット980の両側の自由端に一体的に含まれる受部988と突起990との形態を有するロック手段986を備えて形成される。突起は、受部988に取り外し可能に係合することができ、マット980を支持体の周囲に取り外し可能にしっかりと固定する。
[0158]ここで、図46を参照すると、本発明のさらに別の態様が描かれ、この態様においては、マットまたはパッドから延びる突き出たブリスルを有する上述したクリーニングエレメントのいずれか1つが、パッド状に個々に積み重ねられるかまたはマットの周囲に連続的なロールとして巻かれた1つ以上の積層の形態で、布シートを備えてもよい。ワイパー1000とも呼ばれるシートは、どのような布シートであってもよく、例えば、20gsm〜150gsmの不織布材料からなるスパンレース生地のようなものがある。シートまたはワイパー1000は、クリーニング、ポリシングなどのために、乾燥した状態で使用されてもよく、あるいは、適切なクリーニング剤、コンディショニング剤、ポリシング剤、コンディショニング剤、脱臭剤、フレッシュニング剤、または薬剤によって、あるいは、水で活性化された乾燥成分によって、事前に湿らされてもよい。
[0159]シートまたはワイパー1000の比較的に粗い構造のために、シートまたはワイパーは、ブリスル966がシート1000を突き抜けて延びるように、力を加えながらブリスル966に押しつけられてもよい。所望の積み重ねられたワイパー層が提供された後、依然として、ブリスル966の全長のわずかな部分は、最も外側のシート1000から外側へ延びている。ブリスル966が、シート1000から延びているために、シート1000の最も外側のエッジ1004は、通常、マット962上に保持される。
[0160]ゴムまたはエラストマー材料から形成されたブリスル966の場合、ブリスル966に使用されたより滑らかなプラスチック材料と比較すれば、ブリスル966の独特なゴムまたはエラストマー成分は、ワイパー1000と独特に組み合わせられて、ブリスル966がペットの外被上を動かされるときにペットの外被から毛およびその他の老廃物を集め、そして、ワイパーの最も外側のシートをコアまたはハンドル組立品から取り除くと、ブリスル966によって集められたそれらの毛、柔毛、または老廃物をマット全体から除去する有益な手段を提供する。さらに、ワイパー1000が、事前に湿らせた状態にある場合、あるいは、粘着性または接着性のある外面を備えている場合、ブリスル966によって集められたあらゆる老廃物、毛、または柔毛は、ワイパー1000によって定位置に保持される。これは、単純なクリーニング作業を提供する。なぜなら、ブリスル966がペットの外被上を動かされるときにペットから除去されたあらゆる毛、柔毛、または老廃物は集められ、かつ、ブリスル966および/またはワイパー1000上に保持されるからである。
[0161]円形または楕円形の形状で形成されかつ端部同士が固定されたマット962は、回転可能なあるいは携帯型のクリーニング装置上で使用されてもよい。また、マット962は、平坦な形状で形成され、楕円形または半楕円形の形状を有するハンドルの周囲に固定されてもよい。
[0162]使用中、クリーニングエレメント1002は、ペットの外被のようなクリーニングされるべき表面上を押し動かされる。ブリスルは、もつれた柔毛または毛をほぐし、ワイパーまたはシート1000の最も外側の表面は、ペットの外被をクリーニングし、コンディショニング液、クリーニング液、脱臭液、フレッシュニング液、薬剤液などをペットの外被に塗る。
[0163]最も外側のシート1000が、汚れたとき、エッジ1004が、掴まれ、マット962から引き離される。これは、新しいシート1000が露出するまで、最も外側のシート1000をブリスル966から分離する。最も外側のシート1000を除去する動作は、また、ブリスル966によってペットの外被から除去されたかもしれないあらゆる毛または老廃物をマット962から引き離すことに注意されたい。
[0164]持続的にグルーミングし、それに続いて、余分なシート1000をマット962から取り外すことは、ブリスル966を次第に長く露出させる。これは、より深いグルーミング効果またはマッサージ効果のために、ブリスルがペットの外被により深く入り込むことをもたらし、さらに、ペットの外被のためのコンディショニング液を塗布するために、ペットの外被をより徹底的にクリーニングすることをもたらす。
[0165]さらに、シート1000に類似するシートは、受部988から突起990に隣接して配置された反対側の端部まで延びるシートの一方の端部を備える図45に示されるマット980上に存在する1つ以上の積み重ねられた個々の層に適用される長さを備えてもよいことに注意されたい。
[0166]上述したクリーニングエレメント上の様々なブリスルまたは突起、および上述した一体的なハンドルおよびクリーニングエレメント支持体は、一体的なクリーニングエレメント支持体から延びるハンドル部分を有する一体的なブラシとして、簡単に実施されてもよく、その一体的なクリーニングエレメント支持体からは、複数のブリスルが、一体的に形成され、さもなければ、支持体上にしっかりと取り付けられる。
[0167]上述したように構成されたシートは、少なくとも一部分のブリスルの周囲に、好ましくは、ブリスルの周囲全体に、1回以上の回数だけ巻かれてもよい。布の粗さに応じて、ブリスルは、シートを突き抜けて延びることができる。あるいは、上述したように、開口が、シートに形成されてもよく、ブリスルは、その開口を通り抜けることができる。
[0168]この態様においては、シート、またはシートの巻かれたロールがすべて使用されてしまえば、ブラシ全体を捨ててもよい。
[0169]ここで、図47および図48を参照すると、本発明による別の態様のクリーニング装置1010が示される。装置1010は、上面1014および底面1016を備えて形成された手で握ることのできる一般的には頑丈な本体1012を有するブラシの形態を有する。すべて符号118によって示される交互に現れる山および谷を備える、あるいは、図示しないブリスルを備えるリングのような複数のクリーニングエレメントが、一体成形されてもよく、あるいは、表面1016に取り付けられてもよい。山および谷は、図31に示されるクリーニングエレメント760の山および谷と同様に構成される。リング1018は、弾性材料から形成され、ペットの外被に接触すると曲がり、クリーニングエレメント1010がペットの外被上を動くときに、毛または柔毛を掴みあるいは捕らえ、そして、ペットの外被から抜け毛または柔毛を安全に引き抜く。
[0170]掴み手段または掴みエレメント1020は、クリーニングエレメント1010の表面1014上に取り付けられることが可能である。掴みエレメント1020は、表面1014と一体的に形成されてもよく、あるいは、独立した構成要素として、留め具、接着剤などによって、表面1014にしっかりと固定されてもよい。掴みエレメントは、上述したようなシートまたはワイパー1026のエッジ1022および1024を受け取る。シートまたはワイパー1026は、1回だけ巻かれた状態でクリーニングエレメント10の周囲に延び、山および谷1018のほぼすべてを覆う。ワイパー1026のきわめて柔らかい柔軟性のある性質のために、ワイパー1026は、山および谷の形状になじみ、それによって、山および谷は、弾性的に動き、毛または柔毛を捕らえ、ペットの外被から引き抜くことができ、それと同時に、ワイパー1026上の塗布液をペットの外被に塗布する。
[0171]ここで、図49および図50を参照すると、2つの形態の保護キャップまたは容器が示され、それらの保護キャップまたは容器は、クリーニング装置1030の支持部分の周囲に巻かれた事前に湿らせたシート1000のような本発明によるクリーニングエレメントを取り囲むのに使用されてもよい。
[0172]図49に示される態様においては、保護キャップまたは容器1032は、閉鎖端1034およびそれと向かい合った開口端1036を有する楕円形または円形の断面を有するシリンダとして形成される。側壁1038は、端部1034と1036との間に延びる。
[0173]キャップ1032の内径は、シート1000およびそのシート1000を貫通して延びるブリスル上に容易に嵌合するような寸法を有する。開口端1036に隣接するキャップ1032の端部1040は、クリーニング装置1030のハンドルとクリーニングエレメント支持体部分との間のリーニング装置1030上に形成されたカラー1042と摩擦嵌めまた圧力嵌めを形成するような寸法を有する。このように、キャップ1032は、カラー1042に密封状態で取り付けられてもよく、密封状態で取り囲んで、シート1000上に事前に塗布された液体の蒸発を防止する。
[0174]別の態様の保護キャップ1050が、図50に描かれている。この態様においては、保護キャップ1050は、第1および第2の相補的な部分1052および1054を含み、それらの第1および第2の相補的な部分1052および1054は、例えば、部分1052と1054との間に一体的に形成された一体ヒンジ1056によって、ヒンジ式に接続される。
[0175]部分1052および1054は、楕円形または円形の断面を有し、それによって、シート1000およびそのシート1000を貫通して延びるブリスルをぴったりと取り囲み、シート1000を密閉状態で包含し、シート1000に事前に塗布されたあらゆる液体の蒸発を防止する。
[0176]図示しない適切なロック手段が、部分1052および1054上に含まれ、スナップ式に接続された状態で係合し、部分1052および1054が嵌合する周辺エッジの周囲に密封状態を形成してもよい。
[0177]ここで、図51および図52を参照すると、別の容器1060が描かれ、この容器1060は、それの最初の製造場所から、クリーニング溶液、脱臭溶液、または薬剤溶液がワイパーに付加される最終的な組立場所へ運送されるときに、本発明によるクリーニングエレメントを保管するのに使用されてもよく、それに加えて、消費者が使用しないときにクリーニングエレメントを密封状態で収容し、かつ、クリーニングエレメント上のワイパーに塗布された何らかの液体が蒸発するのを防止するのに都合の良い容器を提供する。
[0178]図51に示されるように、容器1060は、一例として、圧力嵌め、スナップ嵌め、封止部材、ねじ、およびそれらを組み合わせたものを含む適切な手段によって密封状態で結合することのできる下部容器1062および上部容器1064を含む2つの部分からなる容器を含む。
[0179]下部容器1062は、上部開口端1066を有する閉鎖端を有する容器である。
[0180]また、上部容器1064は、下部容器1062の開口端1066と流体的に連絡するようになっている開口端1068を有する。上部容器1064の反対側の端部1070は閉鎖されている。小売店などで展示するときの操作、取付などを容易にするために、ハンガー1072が、場合によって、上部容器1064の閉鎖端1070上に形成され、あるいは、取り付けられてもよい。
[0181]開口1074が、容器の側壁かまたは場合によって端部1070において、上部容器1064に形成される。開口1074は、図52に示される液体1076を容器1060の内部に加えるための簡単な手段を提供する。
[0182]ゴムストッパー、ねじ付きプラスチックキャップ、または粘着テープまたは粘着ラベルのような防湿封止部材1080が、液体1076を容器1060の中へ流し込んだ後に、着脱可能にあるいは永久的に、開口1074上に取り付けられる。
[0183]使用する際に、本発明の上述した態様の1つに基づいたワイパーを有するクリーニングエレメント1061が、組み立てられると、それは、下部容器1062内に配置される。そして、上部容器1064が、密封状態で下部容器1062に結合される。この状態において、クリーニングエレメント1061上のワイパー1063は、乾燥していることに注意されたい。そして、封止された容器1060は、最終的な組立場所へ運送されてもよい。封止可能なカバー1080が取り除かれ、開口1074を露出させる。そして、所望の溶液、すなわち、クリーニング溶液、脱臭溶液、薬剤溶液などが、開口1062を介して容器1060の内部に流し込まれ、その容器1060において、それらの溶液は、ワイパー1063によって吸収される。そして、カバー1080が、開口1070上に密封状態で取り付けられ、容器1060の内部を封止する。あるいは、容器は、シール1080を取り付けることなく非密封状態で工場へ運送されてもよい。そして、容器は、満たされ、閉鎖手段が取り付けられる。
[0184]必要なだけの液体が、開口1074を介して流し込まれ、ワイパー1063によって吸収される。
[0185]ここで、完全なクリーニング組立品が、消費者によって購入されると、クリーニング装置1061を使用するために、消費者は、上部容器1064を下部容器1062から分離し、クリーニング装置1061を取り出す。使用するのを完了した後、消費者は、再び、クリーニング装置1061を下部容器1062内に差し込み、上部容器1064を密封状態で取り付ける。これは、クリーニングエレメント1061のための閉鎖された環境を形成し、ワイパー1063に塗布された液体が蒸発するのを防止する。
[0186]上述したような取替用のワイパーカートリッジが、その後に、消費者によって購入されてもよい。交換カートリッジは、柔軟性のある封止可能な袋または容器のような封止可能な容器から取り出され、使用されたクリーニングエレメントおよびワイパー1063の交換品として、クリーニング装置1061上に取り付けられてもよい。そして、取り替えられたクリーニング装置1061は、再び、容器1060の中に差し込まれる。
[0187]ここで、図53を参照すると、本発明によるさらに別の態様のクリーニング装置1090が示される。この態様においては、クリーニング装置1090は、何らかの適切な形状を有するハンドル1092を含む。ハンドル1072は、中空であってもよく、あるいは、中実であってもよい。ハンドル1092の一端は、キノコ状に肥大したキャップまたはヘッド1094のようなロック手段の一方の部分によって形成される。ヘッド1074は、ハンドル1092の一端から一体的に延びるより小さな直径のくびれ1096から延びる。ヘッド1094は、符号1102によって全体が示されるクリーニングエレメントの端壁1100に存在する開口1098にスナップ式に嵌り込みかつ固定するようになっているものである。端壁1100は、円形または楕円形の断面を有する一般的には管状の支持体またはコアの一部分であってもよい。開口1098は、ヘッド1094の外径よりもわずかに小さい直径を有し、ヘッド1094が開口1098から変形可能に挿入され、そして、それの通常の形状にまで膨張するのを可能にする。これは、くびれ1096を開口1098に配置する。
[0188]開口1098の直径およびくびれ1096の外径は、ハンドル1092とクリーニングエレメント1102とを固定するためのあるいはそれらを回転運動させるための相補的な寸法を有してもよい。
[0189]一例として、クリーニングエレメント1102は、外側へ延びる複数のブリスルまたは突起1104および上述した不織布のようなクリーニングシート1106を有するように示される。シート1106は、単一層または複数層として、コア1100の周囲の少なくとも一部分に、好ましくは、コア1100の周囲全体に提供されてもよい。シート1106は、コア110の周囲に複数回巻かれる場合、上述したように、分離可能な個々のシートを備えてもよい。
[0190]また、クリーニング装置内にモーターを取り付けた本発明のすべての態様においては、例えば33デシベルの高いノイズフィルタイング機能(NRR)を有してもよい圧縮可能な耳栓に使用される発泡材料のような防音材料が、外側の掴み面として使用するのに選択された材料との適合性に依存して、ハウジング420の外側または内側に取り付けられあるいは施されてもよく、あるいは、ハンドルの内部に取り付けられる場合には、適切な耐熱性、電気的絶縁性、および振動吸収性を有してもよいことに注意されたい。
640…クリーニング装置またはグルーミング装置、642…ハンドル組立品、644…パッド、646…バッテリーカバー、648…速度制御ボタン、650…方向制御ボタン、650…スピンドル、652…フランジ、654…フランジ、656…スロット。
Claims (74)
- クリーニングエレメントと、
クリーニングエレメントを保持するための支持手段と、
クリーニングエレメント支持体に結合されたハンドルと、
を備えるクリーニング装置。 - 支持体に回転可能に結合されたハンドルと、
ハンドル内に保持されかつ回転可能な出力シャフトを有する電気駆動手段であって、出力シャフトが支持体に結合され、電気駆動手段を作動させたとき、支持体を回転させる電気駆動手段と、
をさらに備える、請求項1に記載のクリーニング装置。 - 出力シャフトを支持体に結合するための手段をさらに備える、請求項2に記載の装置。
- 前記結合手段が、接続および分離が可能なクラッチを備える、請求項3に記載の装置。
- 前記電気駆動手段が、
ハンドル内に取り付けられたモーターと、
ハンドル内に取り付けられかつモーターに結合された電源と、
を備える、請求項2に記載の装置。 - 前記モーターが、可変速度モーターである、請求項5に記載の装置。
- 前記モーターが、出力シャフトを双方向に回転させる、請求項5に記載の装置。
- 前記クリーニングエレメントが、
コアに取り付けられるクリーニング部材によって形成された外面を有するマットを備える、請求項1に記載の装置。 - 前記クリーニング部材が、マットから延びる複数のブリスルを備える、請求項8に記載の装置。
- 前記ブリスルが、マット上に均一に所定の間隔を置いて配置された、請求項9に記載の装置。
- 前記ブリスルが、同じ高さかまたは異なる高さのどちらか一方を有する、請求項9に記載の装置。
- 前記ブリスルが、同じ程度の弾力性かまたは異なる弾力性のどちらか一方を有する、請求項9に記載の装置。
- 前記ブリスル上に配置されたシートをさらに備える、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、乾燥しかつ吸収性がある、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、事前に湿っている、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、乾燥しかつ水活性化材料で処理されている、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、クリーニング媒体を含む、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、脱臭媒体を含む、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、消毒媒体を含む、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、薬剤を含む、請求項9に記載の装置。
- 前記シートが、コンディショニング媒体を含む、請求項9に記載の装置。
- マット上にかつブリスル間に着脱可能に取り付けることのできる手段であって、前記手段がマットから取り外されるとき、ブリスルによって集められた遊離物を除去する手段をさらに備える、請求項9に記載の装置。
- 前記手段が、マット上のブリスル上に取り付けることのできる開口を有するシートを備える、請求項22に記載の装置。
- 前記手段が、マットおよびブリスル上に取り付けることのできるケージであって、ブリスルの隣接するグループ間に配置された所定の間隔を有するレッグを有するケージを備える、請求項22に記載の装置。
- 前記手段が、マット上に取り付けることのできる交差する撚糸を有するメッシュネットであって、隣接するブリスル間に撚糸を配置することができるメッシュネットを備える、請求項22に記載の装置。
- 前記メッシュネットが、マットとヒンジ式に形成される、請求項25に記載の装置。
- 前記クリーニングエレメントが、方向性のある布を備える、請求項8に記載の装置。
- 前記クリーニングエレメントが、不織布のシートを備える、請求項8に記載の装置。
- 前記クリーニングエレメントが、支持体上に取り付けることのできるマットから延びる複数のブリスルをさらに備える、請求項28に記載の装置。
- 前記ブリスルが、布シートを貫通して延びている、請求項29に記載の装置。
- 前記シートが、マット上のブリスルの形状になじんでいる、請求項29に記載の装置。
- 前記シートが、ロール状に巻かれた分離可能な複数のシートとして提供される、請求項28に記載の装置。
- 布が、乾燥しかつ吸収性がある、請求項32に記載の装置。
- 前記布が、乾燥しかつ液体によって活性化される、請求項31に記載の装置。
- 前記布が、媒体で事前に湿っている、請求項32に記載の装置。
- 繊維布の端部をマット上の定位置にクランプするために、マットが取り付けられた支持体またはコアのどちらか一方に取り付けられたクランプ手段をさらに備える、請求項29に記載の装置。
- 前記クランプ手段が、
支持体またはコアのどちらか一方に取り付けられた旋回部材であって、前記クランプ手段が、布から離れた第1の位置と布に係合する第2の位置との間を旋回する旋回部材を備える、請求項36に記載の装置。 - 前記クランプ手段が、
支持体の周囲に取り付けられたときにお互いに離れたマットの向かい合った端部と、
マットの端部をラッチ式に収容してマットを支持体またはコアのどちらか一方にしっかりと固定するための、マットの向かい合った端部と、マットが取り付けられる支持体またはコアのどちらか一方とに取り付けられた手段と、
を備える、請求項36に記載の装置。 - 前記クランプ手段が、
マットが支持体またはコアのどちらか一方の周囲に取り付けられたときにお互いに離れたマットの向かい合った端部と、
支持体またはコアのどちらか一方のスロットに取り外し可能に取り付けるための、マットの向かい合った端部に取り付けられた手段と、
マットの端部をスロット内に固定するために、スロット内に取り外し可能に取り付けられたクランプ部材と、
を備える、請求項36に記載の装置。 - 前記クリーニングエレメントが、
交互に現れる山と谷とを画成する連続的に配列された複数の突起と、
弾性材料から形成されたクリーニングエレメントであって、それによって、クリーニングエレメントが、表面上を押し動かされるとき、隣接する山がお互いに弾性的に移動し、表面上の老廃物を近接して配置された山の間に捕らえるクリーニングエレメントと、
を備える、請求項8に記載の装置。 - 前記クリーニングエレメントが、
支持体上に取り付けることのできるコアと、
コア上に取り付けられたマットと、
をさらに備える、請求項8に記載の装置。 - マットをコアにクランプするためにコア上に取り付けられたクランプ手段をさらに備える、請求項41に記載の装置。
- 前記クランプ手段が、前記コア上に旋回可能に取り付けられたクランプ部材である、請求項42に記載の装置。
- 前記クランプ手段が、マットをコア上に固定するために、コア上に着脱可能に取り付けられた分離したクランプ部材を備える、請求項42に記載の装置。
- 前記マットが、
両側の端部を有するシートと、
マットの端部をコアに取り外し可能に固定するために、コアとマットの端部とに取り付けられた手段と、
を備える、請求項41に記載の装置。 - 前記ロック手段が、連続的な輪の状態でマットの端部をコアの周囲にスナップ式に接続するために、マットの端部に形成された表面に係合可能に嵌合するスナップを備える、請求項45に記載の装置。
- 前記手段が、マットに取り付けられた嵌合開口にスナップ式に係合するためにマットに取り付けられた留め具を備える、請求項45に記載の装置。
- 前記支持体上にマットを固定するためにマット上に取り付けることのできるクランプ手段をさらに備える、請求項8に記載の装置。
- ハンドルに結合された管路を通って内部へ流れる空気流を生成するために、ハンドル内に取り付けられかつ駆動手段に結合された真空発生手段であって、前記管路が真空発生手段とハンドルに結合された老廃物収集チャンバーとに流体連絡した状態で配置された真空発生手段をさらに備える、請求項1に記載の装置。
- 支持体の周囲に配置されたシートを含むクリーニングエレメントをさらに備える、請求項1に記載の装置。
- 前記シートが、支持体の少なくとも1つの表面部分上に延びている、請求項50に記載の装置。
- 前記クリーニングエレメントが、実質的に支持体の外面全体に延びた、請求項50に記載の装置。
- シートの自由端を支持体の定位置にクランプするためのクランプ手段をさらに備える、請求項50に記載の装置。
- さらに、前記クランプ手段が、支持体に取り外し可能に取り付けることのできるクランプ部材を備える、請求項53に記載の装置。
- 前記クランプ手段が、シートを支持体上に固定するために支持体に取り付けられかつシートの固定位置へ移動することのできる旋回部材を備える、請求項53に記載の装置。
- 布シートを密封状態で取り囲むために支持体上のシート上に取り付けることのできる保護キャップをさらに備える、請求項50に記載の装置。
- 前記保護キャップが、保護キャップをシートの周囲の支持体に密封状態で取り付けるために、摩擦によって支持体に取り付けることのできる開口端を有する容器を備える、請求項56に記載の装置。
- 前記保護キャップが、支持体上のシートの周囲に密封状態で取り付けることのできるヒンジ式に結合された第1および第2の部分を備える、請求項56に記載の装置。
- ハンドルを含むブラシと、
ブラシ上に取り付けられたブリスルと、
ブリスルの周囲に配置されたシートと、
を備えるクリーニング装置。 - 前記シートが、ブラシの少なくとも1つの表面部分上に延びている、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、ブリスルの周囲に複数回巻かれている、請求項59に記載のクリーニング装置。
- 少なくともいくつかのブリスルが、シートを貫通して延びている、請求項59に記載のクリーニング装置。
- ブリスル上に固定されたシートをさらに備える、請求項59に記載の装置。
- 前記シート手段が、乾燥している、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、事前に湿っている、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、クリーニング媒体で事前に湿っている、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、脱臭媒体で事前に湿っている、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、消毒媒体で事前に湿っている、請求項59に記載の装置。
- 前記シートが、薬剤で事前に湿っている、請求項59に記載の装置。
- マット上にかつブリスル間に着脱可能に取り付けることのできる手段であって、前記手段がマットから取り外されるとき、ブリスルによって集められた遊離物を除去する手段をさらに備える、請求項59に記載の装置。
- ハンドルを含む支持体と、
支持体上に取り付けられたクリーニングエレメントと、
クリーニング装置の少なくともクリーニングエレメントを密封状態で収容しかつ取り囲むように構成された開閉可能な容器と、
を備えるクリーニング装置。 - クリーニング装置の全体を収容するように構成された前記容器と、
クリーニングエレメントが吸収するための流体を容器の中に配置するのを可能にする容器に形成された封止可能な開口と、
をさらに備える、請求項70に記載のクリーニング装置。 - 前記ハンドルが、支持体に取り外し可能に係合することができる、請求項1に記載のクリーニング装置。
- 前記ハンドルが、支持体と一体的に形成されている、請求項1に記載のクリーニング装置。
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