JP2007509529A - 電力線通信システム内の動的ヌルを補正する方法 - Google Patents

電力線通信システム内の動的ヌルを補正する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007509529A
JP2007509529A JP2006535336A JP2006535336A JP2007509529A JP 2007509529 A JP2007509529 A JP 2007509529A JP 2006535336 A JP2006535336 A JP 2006535336A JP 2006535336 A JP2006535336 A JP 2006535336A JP 2007509529 A JP2007509529 A JP 2007509529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
complex impedance
quality
power network
processor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006535336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007509529A5 (ja
Inventor
ウェレス,ケニス・ブレイクリー,ザ・セカンド
マーマン,ダグラス・エイチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2007509529A publication Critical patent/JP2007509529A/ja
Publication of JP2007509529A5 publication Critical patent/JP2007509529A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5404Methods of transmitting or receiving signals via power distribution lines
    • H04B2203/5425Methods of transmitting or receiving signals via power distribution lines improving S/N by matching impedance, noise reduction, gain control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

【課題】複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にする方法を提供する。
【解決手段】本方法は、複素インピーダンスを変更する段階と、この変更する段階が通信の品質に影響を与えたか否かを判定する段階とを含む。別の態様では、本方法は、電力網内での通信の品質を判定する段階と、品質が許容閾値以下である場合に複素インピーダンスを変更する段階とを含む。さらに別の態様では、本方法は、電力網を介して情報を送信する段階と、複素インピーダンスを変更する段階と、電力網を介して情報を再送信する段階とを含む。
【選択図】 図1

Description

本開示は、電力線通信に関し、より具体的には、電力線通信システム内でのヌル周波数を処理する方法に関する。
電力線通信(PLC)システムでは、通信信号は、電力網の電線を通して伝播する。PLCの信号伝達は一般的に、電力線電圧の上に、例えば20KHzよりも高い周波数の高周波信号を重畳させることによって実行される。電力網内の電気コンセントは、電源及び通信信号用ポートの両方としての役割を果たすことができる。従って、電気コンセントに差し込まれたPLCトランシーバは、電気コンセントを介して電力及び通信信号の両方を受ける。しかしながら、幾つかのPLCデバイスは、電力線から電力を受ける必要がないか、又は少なくとも電力線からの電力に依存しないことに注目されたい。従って、PLCシステムでは、電力線は、通信目的のために使用され、幾つかのケースでは、電力が存在する時か又は存在しない時のどちらでも通信を行うことができる。
ヌル(null)は、その周波数において通信信号が望ましくないレベルまで減弱された周波数である。通信周波数は、定常波の相殺的干渉によって引き起こされるヌルの影響を受けやすい。ディープ(深い)ヌル(deep null)がPLCシステムの搬送周波数で発生した場合には、通信が、機能しなくなる可能性がある。
ヌル信号が発生する周波数は、電力網の複素インピーダンスの関数である。複素インピーダンスもまた、電力網に結合された電気デバイス又は電気器具の存在によって影響を受ける。複素インピーダンスはさらに、変化する周波数においてその各々が反射を引き起こしてインピーダンスに影響を与える可能性がある多数の分岐配線回路によって影響を受ける。
PLCシステムは、住宅又は商用ビルのような単一の構造物内において又はそのような構造物の総合施設全体にわたって実施することができる。従って、PLCシステムは、いずれかの特定の地理的場所、規模又は接続形態に本質的に限定されず、PLCシステムは、構造物間の電気配線を含むことができる。
複素インピーダンスはまた、電力網に結合された電気デバイス又は電気器具の作動によって影響を受ける。例えば、電灯の点灯は、複素インピーダンスの変化、従ってヌルの変化を引き起こす可能性がある。その結果、ヌルのデプス(深さ)及び/又は周波数が変化することになる。
幾つかのPLCデバイスは、極端な狭帯域のデバイスである。米国特許第6,441,723号には、非常に狭い帯域幅の単一周波数を使用するデバイスが記載されている。その結果、ヌルが単一周波数で発生した場合には、デバイスは、作動不能となるおそれがある。
幾つかの方法が、ヌルに起因する問題を回避する試みにおいて使用されてきた。第1の方法は、PLC信号が定常波によって影響を受けないように、比較的低い周波数、従って比較的長い波長を有するPLC信号を使用することである。より低い周波数に基づいたデバイスは、多くの問題を提示する。第1に、電力線の1つの位相から他の位相に効果的に通信するためには、デバイスは一般的に、位相間で信号を結合する「位相ブリッジ」の設置を必要とする。このことは、位相ブリッジが住宅所有者によって常に容易に設置されるとはかぎらないので、設置コストと複雑さを著しく高める。第2に、より低い周波数においては電気器具から非常に多くのノイズが発生し、従って信号の品質に影響する信号対ノイズ比を低下させる。第3に、テレビジョンに通常存在するような電気器具内のコンデンサは、干渉を低減するように設計されてきたが、同時に所望の通信信号を著しく減弱させる可能性もある。第2の方法は、PLC信号として使用可能な複数の周波数を有することであり、第1の周波数で通信が不満足な場合には、次に第2の周波数に切り替える。この第2の方法は、複数の周波数の全てにおいて作動可能であるPLCデバイスを必要とし、それに加えて、デバイスを適切な周波数に調整するための制御プロトコルを必要とする。その結果、単一周波数を使用するシステムと比較すると、この第2の方法は、付加的なハードウエアと、比較的複雑な制御プロトコルとを必要とする。第3の方法は、狭いヌルがPLC信号の小部分だけを減弱させるが、それでもPLC信号の他の部分が生き残って満足な通信をもたらすようなスペクトル拡散法を使用する。この第3の方法は、特定の周波数ヌルによって変更されたスペクトル拡散信号を適切に受信するための整合フィルタ又は他の特殊な受信ハードウエアの使用を必要とする。その結果、単一周波数を使用するシステムと比較すると、この第3の方法は、付加的な受信機ハードウエア及び/又はソフトウエアを必要とする。
米国特許第6,441,723号公報
単一周波数システムは、それがより少ない部品を有するが故に、アジャイル周波数システムと比較すると一般的に廉価であり、設計が複雑でなく、かつより信頼性が高いので、単一周波数を使用する通信システムを維持することが望ましい。従って、単一周波数の電力線通信デバイスの作動を妨害するヌルを処理するための方法の改良に対する必要性が存在する。
複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にする方法を提供する。1つの態様では、本方法は、複素インピーダンスを変更する段階と、変更する段階が通信の品質に影響を与えたか否かを判定する段階とを含む。別の態様では、本方法は、電力網内での通信の品質を判定する段階と、品質が許容閾値以下である場合に複素インピーダンスを変更する段階とを含む。さらに別の態様では、本方法は、電力網を介して情報を送信する段階と、複素インピーダンスを変更する段階と、電力網を介して情報を再送信する段階とを含む。
本発明の実施形態は、複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするための装置である。本装置は、複素インピーダンスを変更するための回路と、変更が通信の品質に影響を与えたか否かを判定するためのプロセッサとを含む。
本発明の別の実施形態は、複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするためのプロセッサである。1つの態様では、本プロセッサは、電力網内での通信の品質を判定するためのモジュールと、品質が許容閾値以下である場合に複素インピーダンスを変更するように回路を制御するためのモジュールとを含む。別の態様では、本プロセッサは、電力網を介して情報を送信するように送信機に通知するためのモジュールと、複素インピーダンスを変更するように回路を制御するためのモジュールと、情報を再送信するように送信機に通知するためのモジュールとを含む。
本発明のさらに別の実施形態は、複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするプロセッサを制御するための命令を含む記憶媒体である。1つの態様では、本記憶媒体は、プロセッサを制御して電力網内での通信の品質を判定するための命令と、品質が許容閾値以下である場合にプロセッサを制御して複素インピーダンスを変更するように回路を制御するための命令とを含む。別の態様では、本記憶媒体は、プロセッサを制御して電力網を介して情報を送信するように送信機に通知するための命令と、プロセッサを制御して複素インピーダンスを変更するように回路を制御するための命令と、プロセッサを制御して情報を再送信するように送信機に通知するための命令とを含む。
図1は、例えば60ヘルツ(Hz)120ボルトの交流電流(V.AC)電力網のような電力網105内に実装されたPLCシステム100の概略線図である。電力網105は、電力線115と、複数の電気コンセント110、125及び130とを含む。電力線115は、単一線として図示しているが、実際には、電力線115は通常、単一回路上に多数の配線分岐部を備えた例えばホットライン、ニュートラルライン及びアースラインのような複数の導線を含む。PLCシステム100は、3つのトランシーバ145、120及び150を含み、これらのトランシーバは、それぞれ電気コンセント110、125及び130を介して電力網105に接続される。
トランシーバ145、120及び150の各々は、その中に一体化された送信機及び受信機を有し、そのどちらも図1には明確に示していない。送信機及び受信機を保有することによって、トランシーバ145、120及び150が、互いに双方向に通信することが可能になる。トランシーバ145、120及び150は各々、通信プロトコルに従って通信を行うマスタデバイス又はスレーブデバイスとして構成することができる。PLCシステム100は、あらゆる数のトランシーバを含むことができ、またPLCシステム100は、別個の送信機又は別個の受信機を含むこともできる。
トランシーバ145がトランシーバ120と通信したいと望むと仮定する。従って、トランシーバ145は、コンセント110を介して信号を送信する。信号は、電力線115を通して伝播し、トランシーバ120が、コンセント125を介して信号を受信する。従って、トランシーバ145は、送信の開始者であり、トランシーバ120は、送信の対象である。多くの通信プロトコルでは、トランシーバ120は、信号の受信に応答して電力線115を通して肯定応答信号をトランシーバ145に送信する。トランシーバ145が肯定応答信号を受信すると、トランシーバ145は、トランシーバ120との通信が成功したと判定する。
通信信号周波数、特に1メガヘルツ(MHz)以上の周波数は、複素インピーダンス、すなわち電力網105の抵抗、キャパシタンス及びインダクダンスの集合作用によって引き起こされる悪影響を受け易い。また、複素インピーダンスの影響は、電力網105の異なる部分において異なる可能性がある。
例えば、トランシーバ145が信号、すなわち送信信号を13.56MHzの周波数で送信すると仮定する。送信信号は、電力網105を通して伝播することになり、トランシーバ120によって満足に受信されることになるが、それでも送信信号はまた、コンセント130において著しく、すなわち−70デシベル(db)減弱され、その結果、トランシーバ150によって受信されない場合がある。コンセント130におけるそのような減弱は、2つ又はそれ以上の信号の相殺的打消しによるものである。これらの打消し信号のうち、1つは、コンセント110からコンセント130への送信信号である。他の信号、すなわち干渉信号は、電力網105内の他の電気経路からの反射である。電力網105は60Hzの電流に対して設計されているので、13.56MHzの信号は、配線分岐部が終端するか又は電気器具に接続される位置から反射されることになる。信号は、電力網105全体にわたって分布した様々なインダクタンス、抵抗及びキャパシタンス値、すなわち複素インピーダンスに起因して異なる量の位相シフトを受けることになる。信号の位相及び振幅がコンセント130において送信信号を打ち消すような状態で組合さった場合には、送信信号は著しく減弱される。
従って、特定の打消しバランスの場合には、減弱は大きくなる。しかしながら、電力網105の複素インピーダンスを僅かに変更した場合には、このバランスが乱されて、コンセント130における信号強度が実質的に増大する。
電力網105は、例えば冷蔵庫又は電灯のようなそれに結合された様々な電気器具を有することができる。電力網105の複素インピーダンスは、電気器具をオフ又はオンに切り替えることによって、コンセントに電気器具を差込むことによって、又はコンセントから電気器具を取外すことによって変化する可能性がある。電力網105内のあらゆる位置におけるインピーダンスの変化は、電力網105全体にわたる影響を持つことになる。従って、電力網105の複素インピーダンスは、一定ではなく、むしろ可変である。その結果、トランシーバ145、120及び150間の通信の品質は、ある時には満足なものであり、また別の時には不満足なものとなる可能性がある。
通信の品質は、あらゆる適切な方法で評価することができる。品質を評価する1つの方法は、ビット誤り率(BER)によるものに基づく。BERが閾値よりも小さい場合には、品質は許容範囲にあると見なし、それ以外の場合には、品質は許容不能と見なす。品質を評価するための別の方法は、電力網に結合された受信機によって通信が肯定応答されたか否かに基づく。例えば、トランシーバ145がトランシーバ150にメッセージを送信すると仮定する。トランシーバ150内の受信機がメッセージの受信を肯定応答した場合には、品質は許容範囲にあると見なし、それ以外の場合には、品質は許容不能である。
電力線115のような電力線を通しての通信は一般的に、1MHz〜40MHzの範囲内の搬送周波数を使用する。この周波数チャネルでは、多くの信号減弱は、定常波打消しによるものである。例えば図3及び図4に示すように減弱対周波数をプロットした場合、これらの減弱は、狭く(周波数が)かつ深く(減弱が)出現する。これらの深い打消しヌルは、電力線の状態、すなわち電力線の物理的レイアウト及び電力線に結合されたデバイスの構成に応じて、いずれかの周波数においてまたいずれかの深さまで発生することになる。上述のように、更なる問題は、ヌルの周波数及び深さが時間と共に変化する傾向があることである。
トランシーバ145は、該トランシーバ145が周波数ヌルに起因する前述の問題を処理するのを可能にする構成要素を含む。より具体的には、トランシーバ145は、ヌルシフト回路135とプロセッサ140とを含む。
ヌルシフト回路135は、電力網105の複素インピーダンスを変更するためのインピーダンススイッチング回路である。プロセッサ140は、電力網105の複素インピーダンスを変更するようにヌルシフト回路135を制御して、電力網105内での通信を可能にする。複素インピーダンスを変更することもまた、電力網105内のヌルの特性を変更する。この変更は、(a)その現在の周波数におけるヌルの深さを小さくすること、又は(b)ヌルを異なる周波数に移動させることのいずれか又は両方を含むことができる。通信が特定の信号周波数帯域で行われており、かつヌルがその信号周波数帯域で発生する場合には、ヌルを小さくすること及び移動させることによって、その信号周波数帯域での通信の品質が改善されることになる。
1つの態様では、プロセッサ140は、(a)電力網105を介してメッセージを送信するようにトランシーバ145に通知し、(b)電力網105の複素インピーダンスを変更するようにヌルシフト回路135を制御し、また(c)メッセージを再送信するようにトランシーバ145に通知する。従って、トランシーバ145は、メッセージを複数回送信し、その場合、電力網105は、複数回の各々において異なる複素インピーダンスで構成される。データの再送信は、通信の品質がいずれの特定の複素インピーダンスにおいて最良であるか否かを判定せずに行うことができる。メッセージを複数回送信することにより、少なくとも1つの送信が成功することになる機会が増加する。しかしながら、再送信はまた、全体的な通信速度を低下させるが、幾つかの用途では通信速度の低下は、許容範囲にある。
別の態様では、プロセッサ140は、電力網105内での通信を監視し、通信の品質を判定する。品質が許容閾値以下である場合には、プロセッサ140は、電力網105の複素インピーダンスを変更するようにヌルシフト回路135を制御する。次にプロセッサ140は、変更が通信の品質に影響を与えたか否かを判定する。例えば、トランシーバ145が、メッセージをトランシーバ150に送信すると仮定する。トランシーバ145がトランシーバ150からの肯定応答を受信しない場合には、プロセッサ140は、通信周波数においてヌルが存在すると見なし、そこでプロセッサ140は、ヌルシフト回路135を制御して複素インピーダンスを変更する。次にトランシーバ145はメッセージを再送信し、プロセッサ140は、再送信が成功裏に肯定応答されたか否かを判定する。
ヌルシフト回路135は、複素インピーダンスを変更するための複数の値を選択的に提供するように構成することができる。次にプロセッサ140は、ヌルシフト回路135を制御して、電力網105内での通信の品質を複数の値を使用してテストし、複数の値のいずれが最高水準の品質をもたらすかを判定することができる。次にプロセッサ140は、最も好ましい品質をもたらしたインピーダンス値を得るようにヌルシフト回路135を設定することになる。例えば、ヌルシフト回路135はインピーダンスZ又はZのいずれかを得るように設定することができると仮定する。プロセッサ140は、インピーダンスZを得るようにヌルシフト回路135を制御し、通信の品質を監視する。インピーダンスZの使用は、品質水準Qをもたらすと仮定する。その後、プロセッサ140は、インピーダンスZを得るようにヌルシフト回路を制御して、通信の品質を監視し、インピーダンスZの使用がQの品質をもたらすことを見出す。次にプロセッサ140は、ヌルシフト回路135を制御して、より良好な品質Q又はQをもたらすインピーダンスZ又はZを得る。
さらに、プロセッサ140は、PLCシステム100内での異なるデバイスの組を含む通信の品質を評価し、その結果、第1の複素インピーダンスが第1のデバイスの組に対して最良の結果をもたらしまた第2の複素インピーダンスが第2のデバイスの組に対して最良の結果をもたらすことを判定することができる。例えば、プロセッサ140は、ヌルシフト回路135によりインピーダンスZが得られた時にトランシーバ145及び120間の通信が最良であり、またヌルシフト回路135によりインピーダンスZが得られた時にトランシーバ145及び150間の通信が最良であることを見出すことができる。従って、トランシーバ145及び120間の通信時には、プロセッサ140は、インピーダンスZを得るようにヌルシフト回路135を制御し、またトランシーバ145及び150間の通信時には、プロセッサ140は、インピーダンスZを得ようにヌルシフト回路135を制御する。
ヌルシフト回路135及びプロセッサ140は、トランシーバ145内に設置されているように図示しているが、それらは、トランシーバ145、120及び150のいずれかに又は全てに設置することができる。例えば、トランシーバ120は、エラー(ビット誤り)を有する信号を受信し、それにもかかわらずエラー補正を実行することによって信号を成功裏に受信可能にすることができる。しかしながら、トランシーバ120は、それにもかかわらずビット誤りを減少させるために電力網105の複素インピーダンスを変化させることを決定することができる。
これに代えて、ヌルシフト回路135及びプロセッサ140は、電力網105内での通信に積極的には参画しないが、その代わりにトランシーバ145、120及び150間の通信を監視し、最良の通信性能をもたらすように複素インピーダンスを変更するレシーバ(図示せず)内に駐在させることができる。そのようなレシーバは、その通信における悪化の検知に応じて複素インピーダンスを変更するか或いは複素インピーダンスを周期的又はランダムに変更し、様々なインピーダンス値における性能を評価することができる。
ヌルシフト回路135は、必ずしもトランシーバ145、120又は150のいずれかの内部に設置される必要はなく、またレシーバの内部に設置される必要もない。その代わりに、ヌルシフト回路135は、スタンドアロンデバイスとすることができ、またプロセッサ140から遠く離れて設置することもできる。
プロセッサ140は、特殊な目的のハードウエア、すなわち本明細書に説明した特定の目的、例えば通信の品質の監視及びヌルシフト回路135の制御のために設計されたハードウエア内に、実装することができる。それに代えて、プロセッサ140は、プロセッサ140を制御するための命令を含む関連メモリ(図示せず)を有するマイクロコンピュータ上にソフトウエアの形態で実装することもできる。また、そのような命令は、プロセッサ140のメモリ内にその後ローディングするために記憶媒体155上に構成することもできる。記憶媒体155は、固体メモリ、磁気テープ、光記憶媒体、コンパクトディスク又はフレキシブルディスクのようなあらゆる従来型の記憶媒体とすることができる。命令の保管場所にかかわらず、命令がプロセッサ140によって実行された時は、命令は、電力網105内での通信を可能にする技術的作用を行う。プロセッサ140がハードウエア又はソフトウエアの形態で実装される否かを問わず、プロセッサ140は、単一のモジュールとして、又は複数の下位モジュールとして構成することができる。
図2Aは、ヌルシフト回路135としての使用に適したヌルシフト回路135Aの概略線図である。ヌルシフト回路135Aは、スイッチ205及び220と、コンデンサ210及び225と、インダクタ215及び230とを含む。ヌルシフト回路135Aは、電力線115に結合され、また例えばトランシーバ145の送信機又は受信機のような通信デバイス201の通信ポートにも結合される。コンデンサ210は0.022マイクロファラッド(μF)の値を有し、コンデンサ225は0.047μFの値を有し、またインダクタ215及び230は各々、5マイクロヘンリ(μH)の値を有する。プロセッサ140(図1)は、電力線115の導線全体にわたるリアクタンスを変化させることによって電力網105の複素インピーダンスを変更するようにスイッチ205及び220を制御する。
スイッチ205及び220の両方が開である回路を考察する。コンデンサ210及び225並びにインダクタ215及び230は、電力網105から切り離されている。従って、ヌルシフト回路135Aは、オフになっていると見なすことができる。電力網105の複素インピーダンスは、ヌルシフト回路135Aの外部の条件の関数である。この複素インピーダンスの構成をZと呼ぶ。
スイッチ205が閉で、スイッチ220が開である回路を考察する。インダクタ215及びコンデンサ210が、電力網105内に組み込まれるように切り替えられ、そうすることによって、電力網105の複素インピーダンスに影響を及ぼす。この複素インピーダンスの構成をZと呼ぶ。
スイッチ205が開で、スイッチ220が閉である回路を考察する。インダクタ230及びコンデンサ225が、電力網105内に組み込まれるように切り替えられ、そうすることによって、電力網105の複素インピーダンスに影響を及ぼす。この複素インピーダンスの構成をZと呼ぶ。
スイッチ205及び220の両方が閉である回路を考察する。コンデンサ210及び225並びにインダクタ215及び230の全てが、電力網105内に組み込まれるように切り替えられ、そうすることによって、電力網105の複素インピーダンスに影響を及ぼす。この複素インピーダンスの構成をZと呼ぶ。
表1に、スイッチ205及び220の4つの構成と、得られた4つの複素インピーダンスZ〜Zを要約する。複素インピーダンスZ〜Zは、互いに異なる。プロセッサ140は、電力網105の複素インピーダンスを複素インピーダンスZ〜Zの1つから複素インピーダンスZ〜Zの他の1つに変化させることによって電力網105の複素インピーダンスを変更するようにヌルシフト回路135を制御する。
表1
Figure 2007509529
図2Bは、これもまたヌルシフト回路135として使用することができるヌルシフト回路135Bの概略線図である。ヌルシフト回路135Bは、ヌルシフト回路135Aよりも異なる接続形態を有し、コンデンサ225及びインダクタ230を含まず、その代わり0.3μFの値を有するコンデンサ235を含む。ヌルシフト回路135Aと同様に、ヌルシフト回路135Bは、電力網105の複素インピーダンスを4つの値の1つに設定することができるように制御することができる。
ヌルシフト回路135A及び135Bの接続形態とコンデンサ210及び225及び235並びにインダクタ215及び230の値とは、単なる例示である。また、ヌルシフト回路135A及び135Bは4つの複素インピーダンスを有する電力網105を構成することができるものとして示しているが、ヌルシフト回路135は、あらゆる所望の複数の複素インピーダンスを有する電力網105を構成すように実施することができる。例えば、基本的な実施では、ヌルシフト回路135は、単一のインピーダンスを電力網105内に組み込むか又は電力網105から切り離すように切り替え、従って電力網105に対して複素インピーダンスの2つの構成が得られるように実施することができる。一般的に、ヌルシフト回路135は、電力網105の複素インピーダンスを変更可能なあらゆる回路とすることができ、またヌルシフト回路135は、能動又は受動のいずれかの構成要素或いはそれらの組合せで構成することができる。
図3は、135Aに類似したヌルシフト回路を送信機において使用したテストのケースにおける、ヌルへの例示的な効果を示すグラフである。図3の縦軸は、減弱度であり、水平軸は、周波数である。14.2MHzの電力線通信搬送波周波数と仮定する。ヌルシフト回路がオフである場合には、14.2MHzにおいて約−55dbのヌルがある。ヌルシフト回路を回路として構成した場合には、14.2MHzにおける減弱は、約−20dbであり、約35dbの改善となる。ヌルシフト回路を回路として構成した場合には、14.2MHzにおける減弱は、約−10dbであり、約45dbの改善となる。実際には、各実体面の電力網はそれ自体の固有のインピーダンスの組合せを有するので、実効果は、図3に示すものから変化したものになると思われる。
図4は、135Aに類似したヌルシフト回路を受信機において使用したテストのケースにおける、ヌルへの例示的な効果を示すグラフである。図4の縦軸は、減弱度であり、水平軸は、周波数である。12.2MHz及び13.2MHzの実行可能な通信周波数について考える。ヌルシフト回路がオフである場合には、12.2MHzにおいて約−25dbのヌルがあり、また13.2MHzにおいて約−40dbのヌルがある。ヌルシフト回路を回路として構成した場合には、12.2MHzにおいて約−68dbのヌルが発生し、13.2MHzにおける減弱は約−23dbである。ヌルシフト回路を回路として構成した場合には、12.2MHzにおける減弱は約−37dbであり、13.2MHzにおける減弱は約−26dbである。従って、12.2MHzの通信周波数については、最も好ましい性能は、ヌルシフト回路をオフにした場合に生じる。しかしながら、13.2MHzの通信周波数については、最も好ましい性能は、回路の場合に生じる。実際には、各実体面の電力網はそれ自体の固有のインピーダンスの組合せを有するので、実効果は、図4に示すものから変化したものになると思われる。
ヌルシフト回路135及びプロセッサ140の使用に対して、幾つかの別のシナリオが考えられる。すなわち、(1)電力網105の複素インピーダンスを変更することによって、所望の周波数において信号伝達を可能にするようにPLC打消しヌル深さ又はヌル周波数を能動的に変化させること、(2)マスタ通信デバイスを使用して、スレーブユニットからの応答を受信しない場合に電力網105の複素インピーダンスを変更すること、(3)マスタ通信デバイスを使用して、電力網105の複素インピーダンスを変更し、性能を監視し、次に最良の性能が得られるインピーダンスを使用すること、(4)スレーブ通信デバイスを使用して、電力網105の複素インピーダンスを周期的に変更し、次に最良の性能が得られるインピーダンスを使用すること、(5)独立通信デバイスを使用して、個別のマスタ及びスレーブ間の通信を改善するように電力網105の複素インピーダンスを周期的に、無秩序に又は間歇的に変更することである。これらの様々なシナリオは、それらを必ずしもマスタ又はスレーブとして指定せずに送信機及び受信機に使用することができる。
当業者が本明細書で説明した教示の様々な変形、組合せ及び変更を考えることができることを理解されたい。本発明は、特許請求の範囲の技術的範囲内に属する全てのそのような変形、組合せ及び変更を包含することを意図している。
電力網内に実装されたPLCシステムの概略線図。 ヌルシフト回路の例示的な実施形態の概略線図。 ヌルシフト回路の別の例示的な実施形態の概略線図。 図2Aのヌルシフト回路に類似したヌルシフト回路を送信機に使用したテストのケースにおける、ヌルへの例示的な効果を示すグラフ。 図2Aのヌルシフト回路に類似したヌルシフト回路を受信機に使用したテストのケースにおける、ヌルへの例示的な効果を示すグラフ。
符号の説明
100 PLCシステム
105 電力網
110、125、130 電気コンセント
115 電力線
120、145、150 トランシーバ
135 ヌルシフト回路
140 プロセッサ
155 記憶媒体

Claims (24)

  1. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にする方法であって、
    前記複素インピーダンスを変更する段階と、
    前記変更する段階が前記通信の品質に影響を与えたか否かを判定する段階と、
    を含む方法。
  2. 前記変更する段階が、前記電力網内のヌルの特性を変更する段階を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記通信が、信号周波数帯域内で行われ、
    前記変更する段階が、前記信号周波数帯域内での品質を改善する、
    請求項1記載の方法。
  4. 前記変更する段階が、前記品質が許容閾値以下であるとの判定に応じて実行される、請求項1記載の方法。
  5. 前記変更する段階及び判定する段階が、前記複素インピーダンスに関する複数の値に対して反復され、該方法が、前記複数の値のいずれが前記品質に関して最良の水準をもたらすかを判定する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
  6. 該方法が、送信機、受信機及びトランシーバからなる群から選択されたデバイスによって使用される、請求項1記載の方法。
  7. 該方法が、前記トランシーバが以前に前記電力網を通して送信したメッセージの肯定応答の受信に失敗したトランシーバによって使用される、請求項1記載の方法。
  8. 前記品質が、前記通信のビット誤り率によって評価される、請求項1記載の方法。
  9. 前記品質が、前記通信が前記電力網に結合された受信機によって肯定応答されるか否かによって評価される、請求項1記載の方法。
  10. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にする方法であって、
    前記電力網内での通信の品質を判定する段階と、
    前記品質が許容閾値以下である場合に前記複素インピーダンスを変更する段階と、
    を含む方法。
  11. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にする方法であって、
    前記電力網を介して情報を送信する段階と、
    前記複素インピーダンスを変更する段階と、
    前記電力網を介して前記情報を再送信する段階と、
    を含む方法。
  12. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするための装置であって、
    前記複素インピーダンスを変更するための回路と、
    前記変更が前記通信の品質に影響を与えたか否かを判定するためのプロセッサと、
    を含む装置。
  13. 前記変更が、前記電力網内のヌルの特性を変更する、請求項12記載の装置。
  14. 前記通信が、信号周波数帯域内で行われ、
    前記変更が、前記信号周波数帯域内での前記品質を改善する、
    請求項12記載の装置。
  15. 前記変更が、前記品質が許容閾値以下であるとの判定に応じて実行される、請求項12記載の装置。
  16. 前記変更及び判定が、前記複素インピーダンスに関する複数の値に対して反復され、前記プロセッサが、前記複数の値のいずれが前記品質に関して最良の水準をもたらすかを判定するためのモジュールをさらに含む、請求項12記載の装置。
  17. 該装置が、送信機、受信機及びトランシーバからなる群から選択されたデバイスによって使用される、請求項12記載の装置。
  18. 該装置が、前記トランシーバが以前に前記電力網を通して送信したメッセージの肯定応答の受信に失敗したトランシーバによって使用される、請求項12記載の装置。
  19. 前記品質が、前記通信のビット誤り率によって評価される、請求項12記載の装置。
  20. 前記品質が、前記通信が前記電力網に結合された受信機によって肯定応答されるか否かによって評価される、請求項12記載の装置。
  21. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするためのプロセッサであって、
    前記電力網内での通信の品質を判定するためのモジュールと、
    前記品質が許容閾値以下である場合に前記複素インピーダンスを変更するように回路を制御するためのモジュールと、
    を含むプロセッサ。
  22. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするためのプロセッサであって、
    前記電力網を介して情報を送信するように送信機に通知するためのモジュールと、
    前記複素インピーダンスを変更するように回路を制御するためのモジュールと、
    前記情報を再送信するように前記送信機に通知するためのモジュールと、
    を含むプロセッサ。
  23. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするプロセッサを制御するための命令を含む記憶媒体であって、
    前記プロセッサを制御して前記電力網内での通信の品質を判定するための命令と、
    前記品質が許容閾値以下である場合に、前記プロセッサを制御して前記複素インピーダンスを変更するように回路を制御するための命令と、
    を含む記憶媒体。
  24. 複素インピーダンスを有する電力網内での通信を可能にするプロセッサを制御するための命令を含む記憶媒体であって、
    前記プロセッサを制御して前記電力網を介して情報を送信するように送信機に通知するための命令と、
    前記プロセッサを制御して前記複素インピーダンスを変更するように回路を制御するための命令と、
    前記プロセッサを制御して前記情報を再送信するように前記送信機に通知するための命令と、
    を含む記憶媒体。
JP2006535336A 2003-10-15 2004-10-14 電力線通信システム内の動的ヌルを補正する方法 Withdrawn JP2007509529A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/685,868 US7493100B2 (en) 2003-10-15 2003-10-15 Compensating for dynamic nulls in a power line communication system
PCT/US2004/034039 WO2005039070A2 (en) 2003-10-15 2004-10-14 Compensating for dynamic nulls in a power line communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007509529A true JP2007509529A (ja) 2007-04-12
JP2007509529A5 JP2007509529A5 (ja) 2007-11-29

Family

ID=34465477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006535336A Withdrawn JP2007509529A (ja) 2003-10-15 2004-10-14 電力線通信システム内の動的ヌルを補正する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7493100B2 (ja)
EP (1) EP1678842A2 (ja)
JP (1) JP2007509529A (ja)
CN (1) CN1890894A (ja)
WO (1) WO2005039070A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014179891A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd 電力線搬送通信装置
JP2015018383A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 株式会社日本自動車部品総合研究所 給電システム

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8060566B2 (en) * 2004-12-01 2011-11-15 Aol Inc. Automatically enabling the forwarding of instant messages
EP1770870B1 (en) 2005-10-03 2019-04-03 Avago Technologies International Sales Pte. Limited Powerline communication device and method
US8406239B2 (en) 2005-10-03 2013-03-26 Broadcom Corporation Multi-wideband communications over multiple mediums
US7808985B2 (en) 2006-11-21 2010-10-05 Gigle Networks Sl Network repeater
US8213895B2 (en) 2005-10-03 2012-07-03 Broadcom Europe Limited Multi-wideband communications over multiple mediums within a network
DE102006020029B4 (de) * 2006-04-26 2016-06-30 IAD Gesellschaft für Informatik, Automatisierung und Datenverarbeitung mbH Adaptive, kapazitive Koppelschaltung und Verfahren zur Nachrichtenübertragung über geschirmte Energiekabel eines elektrischen Energieverteilnetzes
US8438239B2 (en) * 2006-05-11 2013-05-07 Vocollect, Inc. Apparatus and method for sharing data among multiple terminal devices
US7860146B2 (en) 2006-07-06 2010-12-28 Gigle Networks, Inc. Adaptative multi-carrier code division multiple access
US8213582B2 (en) 2008-03-14 2012-07-03 Broadcom Europe Limited Coupling signal processing circuitry with a wireline communications medium
US9705562B2 (en) 2006-07-25 2017-07-11 Broadcom Europe Limited Dual transformer communication interface
US8885814B2 (en) 2006-07-25 2014-11-11 Broadcom Europe Limited Feedback impedance control for driving a signal
US7602220B1 (en) 2008-06-24 2009-10-13 Gigle Semiconductor, Ltd. Resistor-input transconductor including common-mode compensation
US7795973B2 (en) 2008-10-13 2010-09-14 Gigle Networks Ltd. Programmable gain amplifier
US7956689B2 (en) 2008-10-13 2011-06-07 Broadcom Corporation Programmable gain amplifier and transconductance compensation system
US8274232B2 (en) 2010-08-03 2012-09-25 General Electric Company Lighting system communications apparatus and method
US8864514B2 (en) 2010-10-07 2014-10-21 General Electric Company Controller device
US8398435B2 (en) 2011-05-05 2013-03-19 General Electric Company Receptacle connector between controller and lighting fixture
US9148936B2 (en) 2013-04-04 2015-09-29 Abl Ip Holding Llc Integral dimming photo-control receptacle
US9247435B2 (en) 2014-01-15 2016-01-26 Qualcomm Incorporated Null beamforming in a communication network
US9781814B2 (en) 2014-10-15 2017-10-03 Abl Ip Holding Llc Lighting control with integral dimming
US9693428B2 (en) 2014-10-15 2017-06-27 Abl Ip Holding Llc Lighting control with automated activation process
US10061403B2 (en) * 2014-11-04 2018-08-28 Mimio, Llc Light pen
KR102605056B1 (ko) * 2017-03-08 2023-11-24 로베르트 보쉬 게엠베하 계측 제어기 통신망을 통한 키 합의 방식들에 대한 과도 상태 기반 공격들을 완화시키기 위한 방법
US9888542B1 (en) 2017-04-28 2018-02-06 Abl Ip Holding Llc Outdoor lighting system controlled using motion sensor interface
EP3506516B1 (en) 2017-12-28 2020-10-28 Solaredge Technologies Ltd. Variable impedance circuit

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163533A (ja) * 1986-01-14 1987-07-20 松下電器産業株式会社 電力線搬送通信用コントロ−ラ
JPH09509815A (ja) * 1994-12-19 1997-09-30 モトローラ・インコーポレイテッド 通信システムにおいて干渉を軽減する方法および装置
JP2002290289A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Tdk Corp 電力線通信ネットワークシステム
JP2003273784A (ja) * 2002-03-19 2003-09-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信方法、電灯線通信装置および電灯線通信システム
JP2003283387A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Tdk Corp 電力線通信システム用終端装置および電力線通信システム用接続装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1545623A (en) * 1976-05-19 1979-05-10 Elap Transmission system and repeater stations therefor
JPS58179034A (ja) 1982-04-14 1983-10-20 Sharp Corp デ−タ伝送システム
US4479215A (en) 1982-09-24 1984-10-23 General Electric Company Power-line carrier communications system with interference avoidance capability
US4622441A (en) * 1984-06-21 1986-11-11 Itt Corporation Two-wire/four wire communication interface with noise rejection
US4866704A (en) * 1988-03-16 1989-09-12 California Institute Of Technology Fiber optic voice/data network
US5426404A (en) * 1994-01-28 1995-06-20 Motorola, Inc. Electrical circuit using low volume multilayer transmission line devices
US5929749A (en) * 1997-11-13 1999-07-27 Slonim; Michael System for improved communication and control over power lines
US20020080719A1 (en) * 2000-12-22 2002-06-27 Stefan Parkvall Scheduling transmission of data over a transmission channel based on signal quality of a receive channel
WO2002063341A1 (en) * 2001-02-02 2002-08-15 Dbi Corporation Downhole telemetry and control system
US6741143B2 (en) * 2001-06-01 2004-05-25 Rf Technologies Corporation Apparatus and method for in-process high power variable power division
JP3744435B2 (ja) 2002-02-13 2006-02-08 住友電気工業株式会社 電力線搬送通信用モデム
US7072620B2 (en) * 2003-04-03 2006-07-04 Kyocera Wireless Corp. System and method for regulating antenna electrical length

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62163533A (ja) * 1986-01-14 1987-07-20 松下電器産業株式会社 電力線搬送通信用コントロ−ラ
JPH09509815A (ja) * 1994-12-19 1997-09-30 モトローラ・インコーポレイテッド 通信システムにおいて干渉を軽減する方法および装置
JP2002290289A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Tdk Corp 電力線通信ネットワークシステム
JP2003273784A (ja) * 2002-03-19 2003-09-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信方法、電灯線通信装置および電灯線通信システム
JP2003283387A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Tdk Corp 電力線通信システム用終端装置および電力線通信システム用接続装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014179891A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Toshiba Toko Meter Systems Co Ltd 電力線搬送通信装置
JP2015018383A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 株式会社日本自動車部品総合研究所 給電システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005039070A2 (en) 2005-04-28
US7493100B2 (en) 2009-02-17
EP1678842A2 (en) 2006-07-12
US20050085211A1 (en) 2005-04-21
WO2005039070A3 (en) 2005-06-09
CN1890894A (zh) 2007-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007509529A (ja) 電力線通信システム内の動的ヌルを補正する方法
US9647722B2 (en) Adaptive line equalizer for improving data communication over less than perfect power lines or transmission lines
EP1292060B1 (en) Data transmission with a signalling subchannel
US10644750B2 (en) Dynamic medium switch in co-located PLC and RF networks
JP6067581B2 (ja) メータネットワークのためのマルチバンドチャネル容量
US9369260B2 (en) Division free duplexing networks
JP2004304365A (ja) 電力線終端回路および方法、ならびに電力線中継装置
JP2008148293A (ja) 送信回路及びシステム
US9172430B2 (en) High performance PLC cluster system
US9615169B2 (en) Digital communication system for loudspeakers
US8804793B2 (en) Method and apparatus for fast link recovery
TW201101713A (en) Adjustable receive filter
US7816803B1 (en) Power line control system
JP2010273275A (ja) 電力線搬送通信装置および該方法ならびに電力線搬送通信ネットワーク
JP4543817B2 (ja) 電力線搬送通信装置
JPH09102763A (ja) インピーダンス整合回路
Tsuzuki et al. Dual mode transmission PLC system with an EMC considered algorithm
WO2019228338A1 (zh) 一种信号处理方法、装置、分布式天线系统及存储介质
JP4376170B2 (ja) 受信装置及び無線通信システム
JP2008187366A (ja) 通信装置
TWI244854B (en) Techniques to perform line qualification
KR20060103533A (ko) 가전제품으로 데이터 신호를 전송하기 위한 회로 배열
JP2007235419A (ja) データ通信システム及びデータ受信装置
CN109981121B (zh) 电器设备及其无线中转装置和控制方法
JP2018170619A (ja) 無線通信装置及びこれを用いた無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071010

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101118