JP2007328672A - 2次元コード復号装置、2次元コード復号方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な態様の画像の歪みに応じた2次元コードの復号を行うことのできる2次元コード復号装置を提供する。
【解決手段】2次元コードを含む画像を取得し、取得した画像に含まれる2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択し、選択した復号方式により当該2次元コードの復号を行う2次元コード復号装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、2次元コード復号装置、2次元コード復号方法及びプログラムに関する。
例えばQRコード(登録商標)など、デジタルデータを画像の2次元的な明暗パターンによって表す2次元コードがある。このような2次元コードは、紙などの媒体上に画像として形成され、例えばフラットベッドスキャナなどの画像読み取り装置により、光学的に読み取られる。2次元コード復号装置は、このように画像読み取り装置によって読み取られた画像の画像データを取得し、当該画像を解析することで、2次元コードによって表される元のデータを復号する装置である(2次元コード復号装置の例について、特許文献1参照)。
特許第3458737号公報
上記の場合において、画像読み取り装置によって読み取られる画像には、歪みが生じる場合がある。そのため、2次元コード復号装置は、このような歪みが生じた画像からも復号が可能な復号方式により、復号処理を行う必要がある。しかしながら、この画像の歪みは、読み取られる2次元コード等によって様々な態様のものがあり得る。例えば大型の2次元コードの場合、画像の歪みは部分的・局所的なものとして発生することが多い。一方、小型の2次元コードの場合には、2次元コードの全体がひし形や台形などに幾何変換されたような歪みが生じやすい傾向がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、様々な態様の画像の歪みに応じた2次元コードの復号を行うことのできる2次元コード復号装置、2次元コード復号方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る2次元コード復号装置は、2次元コードを含む画像を取得する2次元コード画像取得手段と、前記取得した画像に含まれる前記2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択する復号方式選択手段と、前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行う復号手段と、を含むことを特徴とする。
また、上記2次元コード復号装置において、前記復号手段は、前記選択した復号方式による前記2次元コードの復号に失敗した場合には、前記複数の復号方式のうち、前記選択した復号方式とは別の復号方式により前記2次元コードの復号を行うこととしてもよい。
また、上記2次元コード復号装置において、前記復号方式選択手段は、前記2次元コードに含まれる、前記2次元コードの位置を検出するための位置検出パターンの大きさに基づいて、復号方式を選択することとしてもよい。
さらに、前記復号手段は、前記複数の復号方式の一つとして、前記位置検出パターンの大きさに基づいて決まる大きさの複数の単位領域に含まれる画素の平均画素値に基づいて、前記2次元コードの復号を行うこととしてもよい。
また、本発明に係る2次元コード復号方法は、2次元コードを含む画像を取得するステップと、前記取得した画像に含まれる前記2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択するステップと、前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行うステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、2次元コードを含む画像を取得する2次元コード画像取得手段、前記取得した画像に含まれる2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択する復号方式選択手段、及び前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行う復号手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、2次元コードを含む画像を取得して2次元コードの復号を行う場合に、2次元コードを含む画像に生じる様々な態様の歪みに応じた復号を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態に係る2次元コード復号装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、インタフェース部13と、出力部14と、を含んで構成されている。さらに、インタフェース部13を介して画像読み取り装置2と接続されている。
制御部11は、CPU等であって、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施形態においては、制御部11は、画像読み取り装置2によって得られる2次元コードを含む画像(2次元コード画像)の画像データを、インタフェース部13経由で取得する。そして、取得した2次元コード画像に含まれる2次元コードの復号を行う。本実施形態において制御部11が実行する処理の例については、後述する。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持するコンピュータで読み取り可能な情報記憶媒体であって、RAMやROM等のメモリ素子とディスクデバイス等との少なくとも一方を含んで構成されている。また、記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
インタフェース部13は、画像読み取り装置2より到来する画像データを受信し、制御部11に対して出力する。画像読み取り装置2は、例えばフラットベッドスキャナなどであって、紙などの媒体上に形成された画像を光学的に読み取って、得られた画像データを2次元コード復号装置1に対して送信する。特に本実施形態においては、画像読み取り装置2は媒体上に形成された2次元コードを含む2次元コード画像を読み取る。なお、画像読み取り装置2は、2次元コード復号装置1と一体に構成されていてもよい。この場合、インタフェース部13はなくともよい。
出力部14は、例えばディスプレイ等の表示部や、ネットワークインタフェース等の通信部であって、情報の出力を行う。本実施形態においては、出力部14は、制御部11の処理によって得られる2次元コードから復号された復号データを、表示部に表示させたり、通信部を介して外部の情報処理装置に送信したりするなどの手段で出力する。
次に、2次元コード復号装置1が実現する機能について説明する。2次元コード復号装置1は、機能的に図2に示すように、2次元コード画像取得部21と、復号方式選択部22と、復号処理部23と、を含んで構成されている。これらの機能は、例えば制御部11が記憶部12に格納されているプログラムを実行することによって実現できる。この場合において、当該プログラムは例えばインターネットなどの通信ネットワーク経由で提供されることとしてもよいし、また例えばCD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な各種情報記録媒体に格納されて提供されることとしてもよい。
2次元コード画像取得部21は、2次元コードCを含んだ2次元コード画像を取得する。具体的に、2次元コード画像取得部21は、画像読み取り装置2が2次元コードの形成された媒体を読み取って得られる画像データを受信することにより、2次元コード画像を取得する。なお、2次元コード画像には2次元コードCが1つだけ含まれてもよいし、複数含まれてもよい。
図3は、本実施形態において処理の対象となる2次元コードCがQRコードである場合の、2次元コードCの一例を模式的に示す図である。図3の例においては、2次元コードC内の符号化領域Dに、所定のサイズ及び形状の複数のモジュール(単位領域)が配列されている。この各モジュールの明暗、すなわち各モジュールが黒色か白色かによって、2次元コード化の対象となった対象データの内容を示すビット列が表される。なお、図3においては、各モジュールの明暗のパターンについては省略されている。また、以降の説明においては、各モジュールは所定の大きさの正方形であることとする。
また、2次元コードCには、3つの位置検出パターンP(P1,P2,及びP3)が含まれている。位置検出パターンPは、2次元コードC内の所定の位置に配置された所定パターンの画像であって、その大きさは2次元コードCの大きさに応じて決まる。この位置検出パターンPによって、2次元コード復号装置1は2次元コード画像中における2次元コードCの位置を画定できる。
さらに、2次元コードCは、位置合わせパターン(アラインメントパターン)Aを含んでもよい。ここで位置合わせパターンAは、2次元コードC内の所定位置に所定数だけ配置された所定パターンの画像であって、2次元コードCの歪みを検出するために用いられる。図3の例においては、1個の位置合わせパターンAが含まれている。ここでは位置合わせパターンAの数及び位置は、2次元コードCの型番によって決まるものとする。なお、2次元コードCの型番は、2次元コードCにより符号化されているビット列のサイズによって決まる、2次元コードCの大きさを表す番号である。
復号方式選択部22は、2次元コード画像取得部21が取得した2次元コード画像に含まれる復号対象の2次元コードCの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、2次元コードCの復号に用いる復号方式を選択する。ここでは、復号方式の一例として、後述する小型コード用復号方式又は大型コード用復号方式のいずれかを選択するものとする。
具体的に復号方式選択部22が実行する処理の例について、以下に説明する。
まず復号方式選択部22は、2次元コード画像を2値化する。以降の処理はこの2値化された2次元コード画像に対して実行される。次に復号方式選択部22は、2値化された2次元コード画像に含まれる位置検出パターンPを検出する。そして、検出された位置検出パターンPの位置に基づいて、2次元コード画像内の2次元コードCの位置を画定する。
なお、2次元コード画像内に複数の2次元コードCが含まれる場合、位置検出パターンPは2次元コードCの数の3倍だけ含まれることになる。この場合、復号方式選択部22は、検出された位置検出パターンPの中から略直角二等辺三角形を構成するような3個の位置検出パターンPを選択する。そして、当該選択された位置検出パターンPによって画定される領域の周辺に白色の余白領域(クワイエットゾーン)があるか否かを判定する。余白領域を検出できれば、復号方式選択部22は選択された3個の位置検出パターンPが、1個の2次元コードCを画定するものであると判断する。
続いて復号方式選択部22は、復号対象となる2次元コードCを画定するものとして検出された位置検出パターンPの位置により、当該2次元コードCが2次元コード画像内で傾いているか否かを判定する。2次元コードCが傾いている場合、2次元コード画像を回転させる画像処理を実行することにより、2次元コードCが水平な状態になるように画像の変換を行う。
さらに復号方式選択部22は、画定された2次元コードCの大きさに基づいて、復号方式を選択する。具体的に、例えば復号方式選択部22は、2次元コードCの大きさが所定の閾値以下の場合には小型コード用復号方式を選択し、それ以外の場合には大型コード用復号方式を選択する。あるいは、2次元コードCの大きさと2次元コード画像全体の大きさとに基づいて決まる、2次元コード画像上において2次元コードCが占める面積の割合に基づいて、復号方式を選択してもよい。
また、復号方式選択部22は、2次元コードCの大きさと位置検出パターンPの大きさとに基づいて求めた2次元コードCに含まれるモジュール数に基づいて、復号方式を選択してもよい。この場合の具体例について、以下説明する。
まず復号方式選択部22は、検出した3つの位置検出パターンP1,P2及びP3のそれぞれについて、各位置検出パターンPの外接矩形の位置を決定する。位置検出パターンPが図3に示されるようなパターンの場合、復号方式選択部22は、位置検出パターンPの中心座標から上下左右それぞれの方向に明暗のパターンが所定回数切り替わる箇所を探索することにより、位置検出パターンPの外接矩形の位置を示す位置座標を決定できる。
次に復号方式選択部22は、決定された外接矩形の位置によって決まる位置検出パターンPの大きさに基づいて、モジュールのサイズを算出する。具体的には、まず各外接矩形の一辺の長さの平均値を算出する。図3の例においては、位置検出パターンPはそれぞれ縦横ともに7モジュール分の大きさの正方形の形状である。そこで、この算出された平均値を7で除することにより、モジュールサイズd、すなわちモジュールの一辺の長さを算出できる。
さらに復号方式選択部22は、2次元コードCの一辺の長さを算出されたモジュールサイズdで除することにより、2次元コードCに含まれるモジュールの数を算出する。なお、復号方式選択部22は2次元コードCの縦方向及び横方向についてそれぞれ独立に、当該コードに含まれるモジュール数を算出してもよい。図3の例においては2次元コードCの形状は正方形であり、本来縦方向のモジュール数と横方向のモジュール数とは一致するはずである。そこでそれぞれ独立に算出された縦方向のモジュール数と横方向のモジュール数とを比較し、両者の差が所定の閾値以上の場合には復号失敗と判定し、エラー処理を実行することとしてもよい。
次に復号方式選択部22は、算出されたモジュールの数に基づいて、2次元コードCの型番を推定する。すなわち、2次元コードCに含まれるモジュール数は、型番に応じて予め定められている。そこで、算出されたモジュールの数に最も近い所定のモジュール数に応じた型番を、復号対象としている2次元コードCの型番として推定する。そして、推定された型番に応じて、2次元コードCのサイズを補正する解像度変換を行う。具体的には、2次元コードCの一辺が、型番に応じたモジュール数に算出されたモジュールサイズdを乗じた値になるように、2次元コードCの拡縮を行う。なお、復号処理部22は、2次元コードC全体の外接矩形の形状が正方形でない場合には、2次元コードCの外接矩形が正方形となるようにアフィン変換を実行してもよい。
続いて復号方式選択部22は、この推定された型番により、所定の条件に基づいて復号方式を選択する。例えば、型番の値が所定値より小さい(2次元コードCに含まれるモジュール数が少ない)場合には小型コード用復号方式を選択し、それ以外の場合には大型コード用復号方式を選択する。これにより、2次元コード復号装置1は、符号化領域Dに含まれる型番情報やモジュール数を調べるまでもなく、2次元コードCの大きさ及び位置検出パターンPの大きさに基づいて型番を推定し、型番に応じた復号方式を選択することができる。
復号処理部23は、復号方式選択部22が選択した復号方式により2次元コードCの復号を行う。以下、復号処理部23が実行する大型コード用復号方式及び小型コード用復号方式のそれぞれによる復号処理の一例について、説明する。
まず、小型コード用復号方式による復号処理の例について説明する。この復号方式は、各モジュールに含まれる画素の平均画素値に基づいて各モジュールの明暗を決定する方式である。なお、以下に説明する例においては、復号方式選択部22が、前述したように2次元コードCの大きさ及び位置検出パターンPの大きさに基づいて推定した型番に応じて、小型コード用復号方式を選択していることとする。
この場合、復号処理部23は、前述した方法で復号方式選択部22が算出したモジュールサイズdに基づいて、符号化領域Dに含まれる各モジュールの領域を画定する。具体的には、2次元コードC全体の外接矩形を構成する直線に平行し、隣接する直線との間の距離がモジュールサイズdとなる複数の直線により、符号化領域Dを1辺がモジュールサイズdの正方形の領域に区分する。この区分された正方形の領域を、各モジュールの領域として画定する。
そして、復号処理部23は、画定した各モジュールの領域に含まれる画素の平均画素値に基づいて、それぞれのモジュールの明暗を判定する。すなわち、平均画素値が所定の閾値以上か否かによって、各モジュールの明暗を決定する。
さらに復号処理部23は、符号化領域Dに含まれる各モジュールの明暗に基づいて、2次元コードCに埋め込まれたビット列を再生成する。そして、当該再生成されたビット列に対して、マスク処理の解除、誤り訂正処理などの所定処理を実行することにより、元のデータを復号し、出力部14に対して出力する。
次に、大型コード用復号方式による復号処理の例について説明する。大型コード用復号方式により復号処理を行う場合、復号処理部23は符号化領域Dに含まれる各モジュールの代表点(サンプリンググリッド)を決定し、当該各代表点の明暗に基づいて、各モジュールの明暗を決定する。
具体的には、復号処理部23はまず2次元コードCに含まれる位置合わせパターンAの位置を検出する。この位置合わせパターンAの位置を検出する処理は、例えば特許文献1に記載された方法により実現できる。さらに、復号処理部23はこの検出された位置合わせパターンAの位置に基づいて、符号化領域Dに含まれる各モジュールの代表点を決定する。各モジュールの代表点は、例えば各モジュールの中心点である。この代表点の画素の画素値に基づいて、復号処理部23は各モジュールの明暗を決定できる。
各モジュールの明暗が決定された後は、復号処理部23は小型コード用復号方式による場合と同様の処理により、元のデータを復号できる。このように、大型コード用復号方式によれば、位置合わせパターンAの位置を検出し、検出された位置に基づいて各モジュールの代表点を決定することとなる。これにより、2次元コード復号装置1は、局所的な画像の歪みが生じている場合にも、これによって生じる位置合わせパターンAの位置の変化に応じて各モジュールの代表点を算出することで、精度よく2次元コードCの復号を行うことができる。
なお、復号処理部23は、2次元コードCの復号に失敗した場合には、複数の復号方式のうち、復号方式選択部22が選択した復号方式とは別の復号方式により2次元コードCの復号を行うこととしてもよい。例えば、復号方式選択部22が小型コード用復号方式を選択し、復号処理部23が小型コード用復号方式により2次元コードCの復号処理を実行したが、復号に失敗したとする。このような場合に、復号処理部23はさらに大型コード用復号方式により同じ2次元コードCの復号処理を実行する。これにより、復号処理部23は2次元コード画像に生じうる様々な歪みに応じた復号方式により復号処理を試みることができ、2次元コードCを正常に復号できない場合を減らすことができる。
ここで、2次元コード復号装置1が実行する復号処理の流れの一例について、図4のフロー図に基づいて説明する。
まず2次元コード画像取得部21が、2次元コードCを含む2次元コード画像を取得する(S1)。次に、復号方式選択部22が、S1で取得された2次元コード画像に対して、2値化処理を行う(S2)。そして、2値化された2次元コード画像に対して、位置検出パターンPを検出する処理を行う(S3)。
続いて復号方式選択部22は、S3で検出された位置検出パターンPを、2次元コード画像に含まれる2次元コードCをそれぞれ画定する3個の位置検出パターンPの組み合わせに分類することにより、復号対象となる2次元コードCの数及び位置を特定する(S4)。以降の処理は、この組み合わせによって特定された1又は複数の2次元コードCのそれぞれについて、実行される。
次に復号方式選択部22は、検出された位置検出パターンPの位置に基づいて、2次元コードCが水平な状態になるように画像を回転させる処理を行う(S5)。そして、位置検出パターンPの位置によって決まる2次元コードCの大きさに基づいて、復号方式を選択する(S6)。
次に、復号処理部23が、S6で選択された復号方式により2次元コードCの復号を行う(S7)。S7の処理において復号に失敗した場合、他の未実施の復号方式があるか否かを判定する(S8)。未実施の復号方式があれば、この未実施の復号方式により再度S7に戻って2次元コードCの復号を行う。
S8の処理において未実施の復号方式がないと判定した場合、復号処理部23は実行可能ないずれの復号方式によっても、2次元コードCの復号に失敗したこととなる。この場合、復号失敗として次の処理(S10)に進む。一方、S7の処理において復号に成功した場合、復号結果を出力部14に対して出力し(S9)、次の処理に進む。
続いて復号処理部23は、S4の処理で特定した数の全ての2次元コードCに対して復号処理を実施したか否かを判定する(S10)。取得した2次元コード画像にまだ処理の終わっていない2次元コードCが含まれていれば、当該未処理の2次元コードCを処理対象として、S5以降の処理を再度実行する。一方、全ての2次元コードCに対する処理が終了していれば、取得した2次元コード画像に対する復号処理を完了する。
以上説明した本実施の形態によれば、2次元コードCの大きさに基づいて復号方式を選択することにより、2次元コード画像に生じると予想される画像の歪みに応じた復号方式で2次元コードCの復号を行うことができ、復号の精度を向上できる。
なお、本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、種々の実施形態により実現可能である。例えば上述した例においては小型コード用復号方式と大型コード用復号方式の2種の復号方式を用いることとしたが、復号方式選択部22は3つ以上の復号方式の中から復号方式を選択することとしてもよい。
この場合、2次元コード復号装置1は、例えば2次元コードCの大きさに関する複数のデータ範囲と、復号方式と、を対応づけた選択テーブルを記憶部12内に保持することとしてもよい。復号方式選択部22は、復号対象となる2次元コードCの大きさが属するデータ範囲をテーブル内に含まれる複数のデータ範囲の中から選択し、当該選択したデータ範囲に対応づけられた復号方式を、当該2次元コードCの復号処理に用いる復号方式として選択する。
また、例えば予めユーザにより復号方式を指定する操作指示があった場合には、復号方式選択部22による復号方式の選択を行わず、指定された復号方式により2次元コードCの復号を行うことしてもよい。この場合においても、復号処理部23は指定された復号方式による復号に失敗した場合には、他の復号方式による復号処理を実行することとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る2次元コード復号装置の概略の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る2次元コード復号装置の機能を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る2次元コード復号装置による処理対象となる2次元コードの一例を模式的に表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る2次元コード復号装置によって実行される処理の一例を示すフロー図である。
符号の説明
1 2次元コード復号装置、2 画像読み取り装置、11 制御部、12 記憶部、13 インタフェース部、14 出力部、21 2次元コード画像取得部、22 復号方式選択部、23 復号処理部。

Claims (6)

  1. 2次元コードを含む画像を取得する2次元コード画像取得手段と、
    前記取得した画像に含まれる前記2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択する復号方式選択手段と、
    前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行う復号手段と、
    を含むことを特徴とする2次元コード復号装置。
  2. 請求項1に記載の2次元コード復号装置において、
    前記復号手段は、前記選択した復号方式による前記2次元コードの復号に失敗した場合には、前記複数の復号方式のうち、前記選択した復号方式とは別の復号方式により前記2次元コードの復号を行う
    ことを特徴とする2次元コード復号装置。
  3. 請求項1又は2に記載の2次元コード復号装置において、
    前記復号方式選択手段は、前記2次元コードに含まれる、前記2次元コードの位置を検出するための位置検出パターンの大きさに基づいて、復号方式を選択する
    ことを特徴とする2次元コード復号装置。
  4. 請求項3に記載の2次元コード復号装置において、
    前記復号手段は、前記複数の復号方式の一つとして、前記位置検出パターンの大きさに基づいて決まる大きさの複数の単位領域に含まれる画素の平均画素値に基づいて、前記2次元コードの復号を行う
    ことを特徴とする2次元コード復号装置。
  5. 2次元コードを含む画像を取得するステップと、
    前記取得した画像に含まれる前記2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択するステップと、
    前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行うステップと、
    を含むことを特徴とする2次元コード復号方法。
  6. 2次元コードを含む画像を取得する2次元コード画像取得手段、
    前記取得した画像に含まれる2次元コードの大きさに基づいて、複数の復号方式のうち、当該2次元コードの復号に用いる復号方式を選択する復号方式選択手段、及び
    前記選択した復号方式により前記2次元コードの復号を行う復号手段、
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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