JP2007327217A - Manhole structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マンホール蓋と蓋受枠との間に、マンホール蓋を開放不能にロック保持するロック機構を備えているマンホール構造、なかでもロック機構にバール穴を蓋裏側から閉止する閉止栓が組み込んであるマンホール構造に関する。 In the present invention, a manhole structure having a lock mechanism that locks and holds the manhole cover so that it cannot be opened is provided between the manhole cover and the cover receiving frame. It relates to a certain manhole structure.
この種のロック機構を備えたマンホール構造は特許文献1に公知である。そこでは、マンホール蓋で揺動可能に指示されるロック重りと、バール穴を閉止する閉止栓と、閉止栓を押し上げ付勢するばねなどでロック機構を構成している。
A manhole structure provided with this type of locking mechanism is known from
ロック重りは、ガイドボスを備えた重り本体と、重り本体の左右に突設される一対の吊持アームと、吊持アームの上端両側に突設される揺動軸と、重り本体の背面に張り出されるロック爪などを一体に備えた鋳造品からなる。閉止栓は、四角形のベースと、ベースの上面に突設される閉塞ピースと、ベースの下面に突設されるスライド軸と、ベースの上面に装着されるゴムパッキンなどで形成してある。スライド軸はガイドボスで往復スライド自在に案内支持されており、ロック重りが施錠状態にあるとき、閉止栓の全体がばねで押し上げ操作されて、閉塞ピースがバール穴を蓋裏側から閉止できるようになっている。特許文献2にも同様のロック機構が開示してある。
The lock weight includes a weight body with a guide boss, a pair of suspension arms projecting on the left and right sides of the weight body, swinging shafts projecting on both sides of the upper end of the suspension arm, and a rear surface of the weight body. It consists of a cast product that is integrally provided with a protruding lock claw. The closing plug is formed by a rectangular base, a closing piece protruding from the upper surface of the base, a slide shaft protruding from the lower surface of the base, and a rubber packing attached to the upper surface of the base. The slide shaft is guided and supported by a guide boss so that it can slide back and forth.When the lock weight is locked, the entire closure plug is pushed up by a spring so that the closing piece can close the burl hole from the back side of the lid. It has become.
上記のように閉止栓を備えたロック機構によれば、雨水や土砂がバール穴を介してマンホール内へ流入するのを防止できる。また、集中豪雨などの際に、マンホールの内圧が急激に上昇することがあっても、ロック重りを蓋受枠で掛止保持して、マンホール蓋が蓋受枠から分離するのをロック機構によって阻止できる。しかし、バール穴の開口内縁にゴムパッキンを密着させてバール穴を閉鎖するので、バール穴と閉塞ピースとの間の空間に土砂が堆積し充満することがある。そのため、マンホール蓋を開放するために、ロック機構をロック解除操作しようとするとき、堆積した土砂が邪魔になって閉止栓を押し下げ操作できず、マンホール蓋の開放に多くの手間が掛かることがある。 According to the lock mechanism provided with the closing plug as described above, it is possible to prevent rainwater or earth and sand from flowing into the manhole through the bar hole. In addition, even if the internal pressure of the manhole suddenly rises during heavy rain, the lock weight can be hooked and held by the lid receiving frame, and the lock mechanism can prevent the manhole lid from separating from the lid receiving frame. . However, since the rubber hole is closed to the inner edge of the opening of the burl hole to close the burr hole, earth and sand may accumulate and fill in the space between the burr hole and the closing piece. Therefore, when trying to unlock the lock mechanism to open the manhole cover, the accumulated earth and sand cannot get in the way of pushing down the closure plug, and it takes a lot of time to open the manhole cover. .
閉止栓の下部に突設したスライド軸を、重り本体の下部に設けたガイドボスで上下にスライド移動できるように支持している。換言すると、上下寸法が大きな吊持アームで重り本体を支持するので、揺動軸から遠く離れた位置に設けたガイドボスで閉止栓をスライド案内せざるを得ない。そのため、バール鍵で閉止栓を押し下げ操作するとき、スライド軸とガイドボスとの余裕隙間分だけ閉止栓ががた付くおそれがあり、ロック機構のロック解除操作を円滑に行えない。特許文献2では、閉止栓のがた付きを防ぐために、重り本体に閉止栓をスライド案内するための案内面を別途設けており、その分だけ重り本体の構造が複雑になる。
A slide shaft protruding from the lower part of the stopper plug is supported by a guide boss provided at the lower part of the weight main body so as to be slidable up and down. In other words, since the weight main body is supported by the suspension arm having a large vertical dimension, the stopper plug must be slid and guided by the guide boss provided far away from the swing shaft. For this reason, when the stopper plug is pushed down with the bar key, the stopper plug may be rattled by the margin gap between the slide shaft and the guide boss, and the lock mechanism cannot be unlocked smoothly. In
本発明の目的は、ロック解除用のバール鍵を使用しない限りはロック機構をロック解除操作することができず、いたずらなど無断でマンホール蓋が開放されるのを確実に防止できるうえ、バール穴と閉塞ピースとの間の空間に土砂が堆積するのを解消し、しかもバール鍵で閉止栓を押し下げ操作するとき閉止栓ががた付くのを防止して、常に円滑にロック解除操作できる、ロック機構を備えたマンホール構造を提供することにある。本発明の目的は、閉止栓を重り本体の揺動軸の近傍で直接スライド案内することにより、ロック解除操作の円滑化を実現でき、しかも広く普及しているマンホール構造にも問題なく適用できる、ロック機構を備えたマンホール構造を提供することにある。 The object of the present invention is that the lock mechanism cannot be unlocked unless a bar key for unlocking is used, and it is possible to reliably prevent the manhole cover from being opened without permission, such as tampering. A lock mechanism that eliminates sediment accumulation in the space between the closing pieces and prevents the stopper plugs from rattling when the stopper plug is pushed down with the bar key so that the lock can always be unlocked smoothly. It is in providing the manhole structure provided with. The object of the present invention is to provide a smooth closure of the unlocking operation by directly sliding and guiding the closure plug in the vicinity of the swing shaft of the main body, and can be applied without problems to a widely used manhole structure. The object is to provide a manhole structure having a lock mechanism.
本発明のマンホール構造は、地中に埋設される蓋受枠1と、蓋受枠1に対してヒンジ機構を介して開閉自在に連結されるマンホール蓋2と、マンホール蓋2と蓋受枠1との間に設けられて、マンホール蓋2を開放不能にロック保持するロック機構とを備えている。ロック機構は、マンホール蓋2で揺動可能に軸支されるロック重り11と、ロック重り11でスライド自在に案内支持される閉止栓12と、閉止栓12を押し上げ付勢するばね13と、ロック重り11に対応して蓋受枠1の内面に設けられる下向きの係合爪14を含む。ロック重り11は、上端に一対の揺動軸18を備えた二又状の吊持アーム19と、吊持アーム19に連続して下方へ伸びるロックベース20、およびロックベース20の外面に突設されるロック爪21と、吊持アーム19およびロックベース20から斜め下向きに突設されるばね受アーム22とを一体に備えている。閉止栓12は、バール穴5に蓋裏側から嵌まり込む閉塞ピース31と、閉塞ピース31の下面から斜め下向きに突設されるスライド軸32と、スライド軸32に設けられるスライド溝35と、スライド軸32の上端寄りに張り出し形成されるストッパー片33とを備えている。閉止栓12は、そのスライド軸35がロック重り11の吊持アーム19の間に形成したガイド溝26で上下スライドのみ可能に案内支持され、スライド溝35と交差する状態でロック重り11に固定した規制棒38で浮き離れ不能に保持されている。閉止栓12の下部とばね受座24との間にばね13を配置する。
The manhole structure of the present invention includes a
図5に示すように閉止栓12のスライド中心軸線Lは、揺動軸18の回動中心Rの近傍、より好ましくは揺動軸18の回動中心Rを通るように傾斜させる。閉塞ピース31の面壁の過半部分を、閉塞ピース31の上面と前記スライド中心軸線Lとの交点Pより内側に位置させる。
As shown in FIG. 5, the slide center axis L of the
ロックベース20の上部に、ロック重り11のロック方向への揺動限界を規定する規制壁28を形成する。常態において、ストッパー片33がバール穴5の内側開口縁と接当し、規制壁28が蓋受枠1の内面と接当することにより、ロック重り11の揺動を規制する。
A
ばね受アーム22にばね13の左右を覆う一対の擁壁29とばね受座24とを形成する。擁壁29の上部、およびばね受座24に臨む下部とに、それぞれ排水用の切欠30を形成する。
A pair of
本発明においては、一対の揺動軸18、二又状の吊持アーム19、ロックベース20、ロック爪21と、吊持アーム19およびロックベース20から斜め下向きに突設されるばね受アーム22などでロック重り11を構成した。また、バール穴5に蓋裏側から嵌まり込む閉塞ピース31と、閉塞ピース31の下面から斜め下向きに突設されるスライド軸32と、スライド軸32の上端寄りに張り出し形成されるストッパー片33などで閉止栓12を構成し、そのスライド軸35をロック重り11の吊持アーム19の間に形成したガイド溝26で上下スライドのみ可能に案内支持するようにした。
In the present invention, a pair of
上記のように、閉止栓12のスライド軸35を、吊持アーム19の間に設けたガイド溝26でスライド案内すると、従来のロック機構に比べて、揺動軸18に接近した位置で閉止栓12をスライド案内できることになる。しかも、スライド軸35は規制棒38で浮き離れ不能に保持される。そのため、バール鍵Tで閉止栓12を押し下げ操作するとき、閉止栓12ががた付くのを確実に防止して、ロック機構のロック解除操作を円滑に行うことができる。
As described above, when the
常態におけるバール穴5は閉止栓12の閉塞ピース31で常に閉鎖されており、しかもロック重り11をロック解除操作するには、ロック重り11を所定の手順に従ってロック解除操作しなければならない。そのため、ロック機構がいたずら等で開放操作されるのを困難化して、マンホール蓋2が無断で開放されるのを確実に防止できる。また、本発明では、バール穴5と閉塞ピース31との間の隙間から、雨水および土砂を蓋裏側へ流れ込ませ、土砂がバール穴5と閉塞ピース31との間の空間に堆積するのを防止するので、閉止栓12を土砂に邪魔されることなく常に円滑に押し下げ操作することができる。
In the normal state, the burr hole 5 is always closed by the
閉止栓12のスライド中心軸線Lが揺動軸18の回動中心Rの近傍を通るように傾斜させ、これにより閉塞ピース31の面壁の過半部分を、閉塞ピース31の上面と前記スライド中心軸線Lとの交点Pより内側に位置させるロック機構によれば、閉止栓12をバール鍵Tで押し下げ操作するとき、押し下げ力によって生じる傾動モーメントの向きを、ロック重り11がロック係合する方向と一致させることができる。そのため、ロック重り11がロック解除方向へ揺れ動くのを阻止した状態で、閉止栓12の押し下げ操作を確実に行える。
The slide center axis L of the
ロック重り11のロック方向への揺動限界を規定する規制壁28をロックベース20の上部に形成し、常態において、ストッパー片33がバール穴5の内側開口縁と接当し、規制壁28が蓋受枠1の内面と接当することにより、ロック重り11の揺動を規制できるようにしたロック機構によれば、外部振動によってロック重り11が揺動するのを解消できるうえ、マンホールが坂道に設けてある場合でも、ばね13の付勢力と自重による回転モーメントによって、ロック重り11がロック解除方向へ揺動するのを阻止して、ロック姿勢を維持できる。さらに、閉止栓12を押し下げ操作するとき、ロック重り11がぐらつくのを確実に防止できるので、閉止栓12のスライド中心軸線Lを揺動軸18の回動中心Rの近傍に位置させることと相俟って、ロック機構のロック解錠操作をさらに確実に行うことができる。
A
ばね受アーム22に設けた擁壁29の上部、およびばね受座24に臨む下部のそれぞれに、排水用の切欠30が形成してあると、バール穴5から流れ込んだ雨水および土砂を、閉止栓12のスライド軸32やばね凹部27に沿って流下させ、その間に上下の切欠30から排出できるので、土砂がロック重り11、閉止栓12あるいはばね13の表面に堆積するのを防止でき、ロック機構のロック解除操作を常に円滑に行える。
If the
(実施例) 図1ないし図9は本発明に係るマンホール構造の実施例を示す。図2においてマンホール構造は、地中に埋設される蓋受枠1と、蓋受枠1に対してヒンジ機構を介して開閉自在に連結されるマンホール蓋2と、マンホール蓋2と蓋受枠1との間に設けられて、マンホール蓋2を開放不能にロック保持するロック機構などで構成する。
(Example) FIGS. 1-9 shows the Example of the manhole structure based on this invention. In FIG. 2, the manhole structure includes a
蓋受枠1は、上下面が開口するリング状の筒壁1aと、筒壁1aの下端周囲に張り出されるフランジ状の埋設座1bと、筒壁1aと埋設座1bとの内隅部分に張り出される一群の補強リブなどを一体に備えた鋳造品からなる。筒壁1aの内面上部には、マンホール蓋2を嵌め込み装着するための装着面3が下すぼまりテーパー状に形成してある。蓋受枠1とマンホール蓋2との直径線上にヒンジ機構とロック機構とが対向状に配置してある。
The
マンホール蓋2は円盤状の鋳造品からなり、その周面に先の装着面3と嵌合するテーパー面4(図1参照)が形成してある。マンホール蓋2の周縁には、ロック機構をロック解除操作するためのバール穴5が長穴状に切り欠き形成してあり、バール穴5の内面開口を囲む状態でロック重り11を組み付けるための区画壁6が形成され、その内面左右にロック重り11を軸支する軸受凹部7が形成してある。図4に示すように、コ字状に形成した区画壁6の橋絡壁の左右中央には、後述するスライド軸32との接当緩衝を避けるための凹部6aが切り欠き形成してある。
The
ヒンジ機構は、マンホール蓋2の内面に揺動可能に軸支される角状のヒンジ金具8と、蓋受枠1の内面に突設される金具受枠9などで構成する。ヒンジ金具8と金具受枠9とは、マンホール蓋2を180度反転開放し、あるいは、マンホール蓋2を水平に旋回して開放操作できるように構成してある。
The hinge mechanism is composed of a rectangular
図1においてロック機構は、マンホール蓋2で揺動可能に軸支されるロック重り11と、ロック重り11で往復スライド自在に案内支持される閉止栓12と、閉止栓12を押し上げ付勢する圧縮コイル形のばね13と、ロック重り11に対応して蓋受枠1の内面に設けられる下向きの係合爪14などで構成する。係合爪14の下端内面には、ロック重り11のロック方向への揺動限界を規定する接当壁15が突設してある。
In FIG. 1, the lock mechanism includes a
図1および図3に示すように、ロック重り11は、上端に揺動軸18が設けてある二又状の吊持アーム19と、吊持アーム19に連続して下方へ伸びるロックベース20と、ロックベース20の外面に突設されて係合爪14と互い違い状に対向する角形状のロック爪21と、吊持アーム19およびロックベース20から斜め下向きに突設されるばね受アーム22と、ロックベース20の両側に張り出し形成される翼片23などを一体に備えた鋳造品からなる。ばね受アーム22の下端にはばね受座24が形成され、その座面にばね13のずれ動きを規制する突起25が一体に形成してある。翼片23は、ロック重り11の重心位置を調整するために設けてある。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
上記のように、ばね受アーム22が斜め下向きに突設してあると、ロック重り11をマンホール蓋2の軸受凹部7に軸支した状態において、自重による傾動モーメントによってロック重り11をロック付勢することができる。因みに、本発明のロック重り11においては、ばね受アーム22を斜め下向きに大きく突設すること、即ちモーメントアームを大きくすることによって、自重による傾動モーメントを稼ぐので、従来のロック重りに比べて、外観形状を細身ですっきりしたものとして簡素化できる。また、吊持アーム19の上下寸法は、従来の吊持アームの上下寸法に比べて著しく短い。
As described above, when the
図3、図6および図7に示すように、吊持アーム19の間には、後述する閉止栓12のスライド軸32を上下スライドのみ可能に案内支持するガイド溝26が形成され、ばね受アーム22には、ガイド溝26の下端に連続してばね13を収容するばね凹部27が形成してある。ロック爪21より上方のロックベース20には、先に説明した係合爪14の接当壁15と接当する規制壁28が形成してある。図7に示すようにばね凹部27の左右には、一対の擁壁29が張り出してあり、その上部およびばね受座24に臨む下部には、それぞれ排水用の切欠30が形成してある。
As shown in FIGS. 3, 6, and 7, a
閉止栓12は、一端が丸められた水平の閉塞ピース31と、閉塞ピース31の下面に連続して斜め下向きに突設される断面が四角形のスライド軸32と、スライド軸32の上端寄りの両側に張り出し形成されるストッパー片33と、スライド軸32の下端に突設されるばね受軸34を一体に備えたステンレス製の金具からなる。スライド軸32にはその軸心に沿うスライド溝35が左右に貫通する状態で形成してある。
The
ばね受座24の突起25にばね13の下端を外嵌し、ばね受軸34がばね13の上端に内嵌する状態でスライド軸32をガイド溝26に嵌め込み、さらに、スライド溝35と直交するように組み付けた規制棒38の両端を、六角穴付ボルト39でロック重り11に締結固定することにより、閉止栓12の全体をガイド溝26に沿って斜め上下にスライド可能に案内支持し、ばね13によって押し上げ付勢できる。スライド軸32は規制棒38によってガイド溝26から浮き離れ不能に保持される。
The lower end of the
閉止栓12およびばね13が組み付けられたロック重り11の揺動軸18を、図3および図4に示すように蓋裏の軸受凹部7に組み付け、区画壁6の一側に締結固定した抜止金具40で一方の揺動軸18の抜け出しを規制することにより、ロック重り11をマンホール蓋2と一体化して揺動可能に軸支できる。マンホール蓋2を蓋受枠1にヒンジ機構を介して連結し、蓋受枠1の開口面を閉止した状態においては、図1に示すように閉止栓12の閉鎖ピース31が蓋裏側からバール穴5内へ進入して穴空間を緩やかに塞いでいる。
As shown in FIGS. 3 and 4, the rocking
上記の組み付け状態において、閉止栓12のストッパー片33は、ばね13の押し上げ力を受けてバール穴5の内側開口縁と接当している。また、ロック重り11は、ばね13の付勢力を受け、さらに自重による回転モーメントを受けて、常にロック方向(図1において時計回転方向)へ揺動しようとするので、規制壁28が接当壁15で受け止められた状態に保持される。
In the assembled state, the
このように、ロック重り11をマンホール蓋2と蓋受枠1との間で突っ張り保持すると、外部振動によってロック重り11が揺動するのを解消して、規制壁28が接当壁15に衝突して衝突音が生じるのを確実に防止できる。さらに、マンホールが坂道に設けてある場合でも、ばね13の付勢力と自重による回転モーメントによって、ロック重り11がロック解除方向へ揺動するのを阻止して、そのロック姿勢を維持することができる。
As described above, when the
暴風雨時には、雨水および土砂がバール穴5と閉塞ピース31との間の隙間から蓋裏側へ流れ込む。しかし、流れ込んだ雨水および土砂は、閉止栓12のスライド軸32やばね凹部27に沿って流下し、最終的にばね受アーム22の上下に設けた切欠30から流下されるので、土砂がロック重り11、閉止栓12あるいはばね13の表面に堆積することはなく、したがってロック重り11を常に円滑にロック解除操作できる。
During a storm, rainwater and earth and sand flow into the back of the lid through the gap between the burl hole 5 and the
ロック重り11をロック解除操作するときはバール鍵Tを使用する。図1に示すようにバール鍵Tの下端は逆T字状に形成してあり、断面が逆V形の一対の掛止爪43を備えている。掛止爪43をバール穴5から差し込み、その平坦な爪下面44を閉塞ピース31の面壁にあてがった状態でバール鍵Tを押し込むことにより、図8に示すように閉止栓12がばね13の付勢力に逆らって押し下げられる。
The bar key T is used when the
この押し下げ状態を維持したままで、バール鍵Tを90度回動すると、掛止爪43の上端がバール穴5の内側周囲壁の下面へ潜りこむので、ばね13の反発力をマンホール蓋2に受け止めさせることができる。この状態で、図9に示すようにバール鍵Tをマンホール蓋2の外縁側へ傾けると、ロック重り11が揺動軸18を中心にして反時計回転方向へ揺動してロック解除姿勢に切り換わるので、その状態のままマンホール蓋2を持ち上げ操作することにより開放できる。このとき、スライド軸32の一部は区画壁6と交差するが、交差部分には凹部6aが形成してあるので、ロック重り11を支障なくロック解除操作できる。
If the burl key T is rotated 90 degrees while maintaining this depressed state, the upper end of the latching
因みに、広く普及しているマンホール蓋2の内面には、凹部6aを備えた区画壁6が設けてあるので、閉止栓を備えていない既存のマンホール蓋において、本発明のロック重り11を従来のロック重りと換装することにより、閉止栓12を備えたロック機構としていたずら防止機能を付加することができる。マンホール蓋ごと換装する場合に比べて、ロック重り11のみを換装すればよいので、換装のためのコストを著しく節約できる。
Incidentally, since the
上記のロック機構においては、閉止栓12のスライド軸35を、吊持アーム19の間に形成したガイド溝26で上下スライド可能に案内支持している。換言すると、揺動軸18の近傍に設けたガイド溝26で閉止栓12をスライド案内するので、バール鍵Tで閉止栓12を押し下げ操作するとき、閉止栓12ががた付くのをよく防止できる。また、先に説明したように、ロック重り11をマンホール蓋2と蓋受枠1との間で突っ張り保持して、ぐらつく余地のない状態で閉止栓12を押し下げ操作できるので、全体としてロック重り11を常に円滑にロック解除操作できる。
In the lock mechanism described above, the
図5に示すように、閉止栓12のスライド中心軸線Lは、常態において揺動軸18の回動中心Rを通るように傾斜させてあり、閉塞ピース31の上面と前記スライド中心軸線Lとの交点Pについて、閉塞ピース31の面壁の過半部分が前記交点Pより内側に位置している。そのため、閉止栓12を押し下げ操作するときは、掛止爪43の爪下面44の殆どが前記交点Pより内側に接当することとなり、その結果、ロック重り11にはロック方向の傾動モーメントが作用し、規制壁28が接当壁15で受け止められた状態でロック重り11を固定できる。つまり、閉止栓12を押し下げ操作するとき、ロック重り11が揺れ動くのを確実に防止して、ロック機構のロック解錠操作を確実にしかも円滑に行うことができる。
As shown in FIG. 5, the slide center axis L of the
常態におけるバール穴5は閉止栓12で常に閉鎖されており、しかもロック重り11をロック解除操作するには、専用のバール鍵Tで閉止栓12を所定位置まで押し下げ操作した後、ロック重り11をロック解除方向へ揺動操作しなければならない。そのため、ロック機構がいたずら等で開放操作されるのを困難化して、マンホール蓋2が無断で開放されるのを確実に防止できる。たとえば、ツルハシで閉止栓12を押し下げてマンホール蓋2をこじ開けようとしても、ロック重り11にロック方向の傾動モーメントが作用するだけであるため、ロック重り11をロック解除操作することはできず、したがってマンホール蓋2を開放することはできない。
In the normal state, the burr hole 5 is always closed by the
上記の実施例では、スライド溝35を横方向の貫通溝で形成したが、その必要はなく切り欠き状に形成することができる。スライド軸32は丸軸や、周面の一部に平坦面が形成してあるトンネル断面状の軸で形成することができる。
In the above-described embodiment, the
1 蓋受枠
2 マンホール蓋
11 ロック重り
12 閉止栓
13 ばね
14 係合爪
18 揺動軸
19 吊持アーム
20 ロックベース
21 ロック爪
22 ばね受アーム
31 閉塞ピース
32 スライド軸
33 ストッパー片
DESCRIPTION OF
Claims (4)
ロック機構は、マンホール蓋(2)で揺動可能に軸支されるロック重り(11)と、ロック重り(11)でスライド自在に案内支持される閉止栓(12)と、閉止栓(12)を押し上げ付勢するばね(13)と、ロック重り(11)に対応して蓋受枠(1)の内面に設けられる下向きの係合爪(14)を含み、
ロック重り(11)は、上端に一対の揺動軸(18)を備えた二又状の吊持アーム(19)と、吊持アーム(19)に連続して下方へ伸びるロックベース(20)、およびロックベース(20)の外面に突設されるロック爪(21)と、吊持アーム(19)およびロックベース(20)から斜め下向きに突設されるばね受アーム(22)とを一体に備えており、
閉止栓(12)は、バール穴(5)に蓋裏側から嵌まり込む閉塞ピース(31)と、閉塞ピース(31)の下面から斜め下向きに突設されるスライド軸(32)と、スライド軸(32)に設けられるスライド溝(35)と、スライド軸(32)の上端寄りに張り出し形成されるストッパー片(33)とを備えており、
閉止栓(12)は、そのスライド軸(35)がロック重り(11)の吊持アーム(19)の間に形成したガイド溝(26)で上下スライドのみ可能に案内支持され、スライド溝(35)と交差する状態でロック重り(11)に固定した規制棒(38)で浮き離れ不能に保持されており、
閉止栓(12)の下部とばね受座(24)との間にばね(13)が配置してあるマンホール構造。 A cover receiving frame (1) embedded in the ground, a manhole cover (2) connected to the cover receiving frame (1) through a hinge mechanism so as to be opened and closed, a manhole cover (2), and a cover receiving frame (1) And a locking mechanism that holds the manhole cover (2) so that it cannot be opened,
The lock mechanism includes a lock weight (11) pivotally supported by a manhole cover (2), a closing plug (12) slidably guided and supported by the lock weight (11), and a closing plug (12). A spring (13) that pushes up and biases, and a downward engaging claw (14) provided on the inner surface of the lid receiving frame (1) corresponding to the lock weight (11),
The lock weight (11) includes a bifurcated suspension arm (19) having a pair of swing shafts (18) at its upper end, and a lock base (20) extending downward continuously from the suspension arm (19). , And a lock claw (21) protruding from the outer surface of the lock base (20) and a spring receiving arm (22) protruding obliquely downward from the suspension arm (19) and the lock base (20). In preparation for
The closing plug (12) includes a closing piece (31) fitted into the burl hole (5) from the back side of the lid, a slide shaft (32) projecting obliquely downward from the lower surface of the closing piece (31), and a slide shaft A slide groove (35) provided in (32) and a stopper piece (33) formed to protrude toward the upper end of the slide shaft (32),
The closing plug (12) is guided and supported by the slide groove (35) so that the slide shaft (35) can only slide up and down by a guide groove (26) formed between the suspension arms (19) of the lock weight (11). ) In a state intersecting with the lock weight (11) and is held so as not to be lifted off.
A manhole structure in which a spring (13) is arranged between the lower part of the closure plug (12) and the spring seat (24).
閉塞ピース(31)の面壁の過半部分が、閉塞ピース(31)の上面と前記スライド中心軸線(L)との交点(P)より内側に位置している請求項1記載のマンホール構造。 The slide center axis (L) of the stopper plug (12) is inclined so as to pass near the rotation center (R) of the swing shaft (18),
The manhole structure according to claim 1, wherein a majority of the face wall of the closing piece (31) is located inside an intersection (P) between the upper surface of the closing piece (31) and the slide center axis (L).
常態において、ストッパー片(33)がバール穴(5)の内側開口縁と接当し、規制壁(28)が蓋受枠(1)の内面と接当して、ロック重り(11)の揺動を規制できる請求項1または2記載のマンホール構造。 On the upper part of the lock base (20), a regulation wall (28) that defines a rocking limit in the lock direction of the lock weight (11) is formed.
In a normal state, the stopper piece (33) is in contact with the inner opening edge of the burl hole (5) and the regulating wall (28) is in contact with the inner surface of the lid receiving frame (1), so that the lock weight (11) is swung. The manhole structure according to claim 1 or 2, wherein
擁壁(29)の上部、およびばね受座(24)に臨む下部とに、それぞれ排水用の切欠(30)が形成してある請求項1から3のいずれかに記載のマンホール構造。 A pair of retaining walls (29) and a spring seat (24) covering the left and right of the spring (13) are formed on the spring receiving arm (22),
The manhole structure according to any one of claims 1 to 3, wherein a drainage cutout (30) is formed in each of an upper portion of the retaining wall (29) and a lower portion facing the spring seat (24).
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