JP2007323132A - 開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007323132A JP2007323132A JP2006149556A JP2006149556A JP2007323132A JP 2007323132 A JP2007323132 A JP 2007323132A JP 2006149556 A JP2006149556 A JP 2006149556A JP 2006149556 A JP2006149556 A JP 2006149556A JP 2007323132 A JP2007323132 A JP 2007323132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- items
- item
- evaluation
- main
- development
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 title claims abstract description 44
- 238000011161 development Methods 0.000 title claims abstract description 26
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 30
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 claims description 14
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 33
- 230000008520 organization Effects 0.000 abstract description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 241000221931 Hypomyces rosellus Species 0.000 description 1
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000012797 qualification Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
【解決手段】全体市場を算定した上で、主3項目((1)経営組織力、(2)現在の経営状況、(3)新事業、新技術もしくは新商品)とその下位項目の重要度を、AHPを活用して決定し、その結果を用いて開発企業力を算定する。その結果を基に、全体市場内での主項目(3)の展開規模を求め、暫定した投資運用計画に対し、投資可能額を算定する。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、各評価項目毎の評価点を一元化して客観的総合評価を行なうこと、さらにこの総合評価結果を基に評価対象企業(あるいは新商品、新技術等)に対する投資可能額を算定することを可能にする開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
1. 評価対象とする開発企業の主3項目として、(1)経営組織力、(2)現在の経営状況、(3)新事業、新技術もしくは新商品、を用いて当該企業の開発企業力を評価するための開発企業力評価システムであって、
項目(3)を展開させる全体市場を算定する手段すなわち手段M1と、
前記主3項目あるいはさらにこれらより下位に配置した項目の重要度を、同じ親項目をもつ子項目のグループごとに、項目間の一対比較値を成分とする一対比較行列の整合度が所定目標以下になるように与えた前記一対比較値を用いて決定し、その結果を用いて開発企業力を算定する手段すなわち手段M2と、
手段M2での算定結果を基に、全体市場内での主項目(3)の展開規模を算出する手段すなわち手段M3と、
手段M3の算定結果を基に暫定した投資運用計画内の未来時点での収支を、現時点で予想される借入利率に基づくDCF値に換算し、該換算値を基に主項目(3)に対する投資可能額を算定する手段すなわち手段M4と、
を有することを特徴とする開発企業力評価システム。
3. コンピュータを、前項1に記載される手段M1,手段M2,手段M3,手段M4として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
プログラム51〜54は、表計算機能(例えばマイクロソフト社のExcel)用のプログラム言語(例えばVBA(Visual Basic for Applications)プログラム)を用いて記述したものが好ましい。また、プログラム51〜54は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(FD、CD‐ROMなど)に記録して保管することもできる。
まず、図2のステップ100では、手段M1が稼動し、項目(3)(新事業、新技術もしくは新商品)を展開させる市場全体の大きさ(全体市場;他企業の商品等も包含)を算定する。これがある程度大きくなければ、利益享受がままならないから、これを最優先に算定する。
(手順1-2) 同じ親項目をもつ子項目のグループごとに、項目間の一対比較行列を作る。ここで、項目I1〜In間の一対比較行列は(n×n)型の行列Aになる。行列Aの(i,j)成分aijとしては、Ii対Ijの一対比較値(Ijに対するIiの相対重要度を表す数値)を与える。一対比較値は、整数1〜9およびこれらの整数の逆数の中から選んで与えるのが好ましい。また、aii=1、aij=1/aji、である。
CI>CImaxならば、手順1-2に戻り、行列Aの成分として与える一対比較値を変更し、以下同様の手順を繰り返す。なお、行列Aの成分として与える一対比較値の変更にあたっては、計算したウエイトwi’をもとに、wi’/wj’を(i,j)成分とする行列W’をつくり、その各成分と行列Aの対応成分を比較し、違いの大きいものについて、この違いが小さくなるように一対比較値を変更すると、繰り返しの回数を節減できて好ましい。
(手順2-1) 階層構造の分岐系列、すなわち最上位レベルから下位の末端レベルまで直列に連なる項目からなる系列(例えば図3の例でいうと、主項目(1)→A1→A11→A111、主項目(1)→A1→A11→A112、…、主項目(3)→C2→C23→C232の各系列)ごとに、同一分岐系列内の末端項目(例えば図3の例でいうと、A111,A112,…,C232)に、5段階の昇順の評価指数(0, 0.25, 0.5, 0.75, 1)を配点する。
次に、図2のステップ120では、手段M3が稼動し、手段M2での算定結果を基に、全体市場内での主項目(3)(新事業、新技術もしくは新商品)の展開規模、換言すれば、評価対象企業が獲得可能な市場の大きさm(円/年)を算出する。これには、次式を用いる。
m=α・β・μ・M/L
ここで、Mは全体市場(円)、μは成功確率(範囲は0〜1)、αは対象商品(ニーズ)の確からしさ(範囲は0〜1)、βは市場占有可能度(範囲は0〜1)、Lは商品寿命(年)であり、それぞれ以下のものを用いる。
・M:ステップ100の算定結果
・μ:次式による計算結果
μ=r・γ・δ
この式において、rは、現在の技術の商品への到達度、今後予想される技術上の難点の有無とそれに対する対策の有無の指標(範囲は0〜1)であり、例えば表2のC231「商品の現状到達度」に対する配点基準を用いて設定する。γは、技術の確からしさ、科学的根拠の有無、その解明度の指標(範囲は0〜1)であり、例えば表2のC232「商品の到達可能度」に対する配点基準を用いて設定する。δは、企業家の資質依存度もしくは経営組織度数δ(範囲は0〜1)であり、手順2-2の計算結果を基に次式で計算する。
・α:例えば表2のC212「ニーズの有無・確からしさ」に対する配点基準を用いた配点結果
・β:例えば表2のC213「競合技術の有無」に対する配点基準を用いた配点結果とC214「競合企業の有無」に対する配点基準を用いた配点結果との算術平均
・L:仮定した年数(例えば10年で市場枯渇すると想定)
最後に、図2のステップ130では、手段M4が稼動し、手段M3の算定結果を基に暫定した投資運用計画内の未来時点での収支を、現時点で予想される借入利率に基づくDCF値(現時点での価値=現在価値)に換算し、該換算値を基に主項目(3)に対する投資可能額を算定する。これの手順を以下に説明する。
・t0 :新規に実験設備投資するまでの時間(年)
・t1 :技術確立までの時間(年)
・t2 :拡販活動開始(顧客が認知し購買開始する)までの時間(年)
・t3 :生産設備設置[あるいは投資]するまでの時間(年)
・t4 :生産と販売を同時に開始するまでの時間(年)
・t :現時点での投資金額回収までの時間(年;パラメータとして使用)
なお、時間因子のとり方の1例を図4に模式図で示す。
・A:現時点での流動負債(円)
・B:現時点での流動資産(円)
・C:現時点での有利子固定負債(円)
・D:現時点での資本合計(資本金、準備金、剰余金の計;円)
なお、A〜Dの入力は億円単位で行う(演算部で108倍して円単位の数値にする)。
A0=A0(t)/(1+r)t0
ただし、rは、現時点で予想される借入利率である(以下同じ)。なお、ここでのA0(t)と後述のA03(t)の設定に際しては、それらの合計が、ステップ120で算定したm(円/年)に所定の係数を掛けた値を超えないようにする。
B0=ΣA0/X・(1+q1)(t-t01)/(1+r)t
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t01〜tXである。
SUM(A1)=ΣA1(t)/(1+r)t
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t0〜t1である。
(手順4-6) 顧客認定期間(t2〜t4)内の各年の拡販所要費用A2(t)(円/年)を設定し、その合計の現在価値SUM(A2)(円)を計算する。これには次式を用いる。
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t2〜t4である。
(手順4-7) t3時点での生産設備投資費用A3(t)(円)を設定し、現時点での生産設備価値A3(円)を求める。これには次式を用いる。
A3=A3(t)/(1+r)t3
(手順4-8) 手順4-7で求めたA3(円)を生産設備借用金として、これの各年返済額の合計の現在価値B1(円)を計算する。これには、分割返済回数をY回、借入利子をq2、返済開始,終了の時点をt02,tYとして、次式を用いる。
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t02〜tYである。
(手順4-9) 生産・販売に要する各年の人件費等A4(t)(円/年)の、生産・販売活動期間(t4〜tZ)内での合計について、現在価値SUM(A4)(円)を計算する。この計算には次式を用いる。
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t4〜tZである。
(手順4-10) 販売価格と製造コストを設定し、その差分でみた収益の現在価値を計算する。販売価格(単価)と販売数量は、ステップ100で用いた値を使うことができる。この計算では、販売可能量(生産可能量)s(t)(個/年)、1個(販売数量単位)あたりの収益q(t)=販売価格−製造コスト(円/個)、各年の収益Q(t)(円/年)=s(t)・q(t)として、次式により、総収益の現在価値Qtotal(円)を求める。
ここで、総和演算子Σの演算範囲はt=t4〜tZである。
(手順4-11) 手順4-1〜手順4-10の実行結果を用いて、次式により、投資可能額Z(円)を算定する。
Z={(B+D+A0+A3+Qtotal)−(A+C+B0+SUM(A1)+SUM(A2)+SUM(A4))}・(1-F)
Z>0ならば投資が可能であり、Z≦0ならば投資は不可能である。
まずステップ100を実行し、4品目に係る全体市場M=201.5億円を得た。
次に、ステップ110の手順1-1〜手順1-5を実行し、各項目の重要度を決定した。なお、CImax=0.05とした。与えた一致比較値と、決定した重要度の例(主3項目と表1のA11〜A17についての例)を表3に示す。
最後に、ステップ130を実行し、前記mを基に暫定的に立てた新事業XXXへの投資運用計画における投資可能額Z=2.235億円を算定できた。
11 記憶部
12 演算部
13 キーボード
14 マウス
15 表示部(ディスプレイ)
20 プリンタ
51,52,53,54 プログラム
100,110,120,130 ステップ
Claims (3)
- 評価対象とする開発企業の主3項目として、(1)経営組織力、(2)現在の経営状況、(3)新事業、新技術もしくは新商品、を用いて当該企業の開発企業力を評価するための開発企業力評価システムであって、
項目(3)を展開させる全体市場を算定する手段すなわち手段M1と、
前記主3項目あるいはさらにこれらより下位に配置した項目の重要度を、同じ親項目をもつ子項目のグループごとに、項目間の一対比較値を成分とする一対比較行列の整合度が所定目標以下になるように与えた前記一対比較値を用いて決定し、その結果を用いて開発企業力を算定する手段すなわち手段M2と、
手段M2での算定結果を基に、全体市場内での主項目(3)の展開規模を算出する手段すなわち手段M3と、
手段M3の算定結果を基に暫定した投資運用計画内の未来時点での収支を、現時点で予想される借入利率に基づくDCF値に換算し、該換算値を基に主項目(3)に対する投資可能額を算定する手段すなわち手段M4と、
を有することを特徴とする開発企業力評価システム。 - コンピュータを、請求項1に記載される手段M1,手段M2,手段M3,手段M4として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1に記載される手段M1,手段M2,手段M3,手段M4として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006149556A JP2007323132A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006149556A JP2007323132A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007323132A true JP2007323132A (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=38855919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006149556A Pending JP2007323132A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 開発企業力評価システム、プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007323132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111178712A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-05-19 | 中国水利水电科学研究院 | 一种用于引调水工程事故后援救预警方法及系统 |
-
2006
- 2006-05-30 JP JP2006149556A patent/JP2007323132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111178712A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-05-19 | 中国水利水电科学研究院 | 一种用于引调水工程事故后援救预警方法及系统 |
CN111178712B (zh) * | 2019-12-18 | 2022-08-02 | 中国水利水电科学研究院 | 一种用于引调水工程事故后援救预警方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Zhou et al. | Analysis of risk priorities for renewable energy investment projects using a hybrid IT2 hesitant fuzzy decision-making approach with alpha cuts | |
Roy et al. | A credit scoring model for SMEs using AHP and TOPSIS | |
Che et al. | A fuzzy AHP and DEA approach for making bank loan decisions for small and medium enterprises in Taiwan | |
Nazari et al. | Measuring credit risk of bank customers using artificial neural network | |
Giudici | Financial data science | |
US20060195391A1 (en) | Modeling loss in a term structured financial portfolio | |
Wu et al. | Scenario forecasting for global tourism | |
Alfiah et al. | Capability to manage financial reports for MSMEs utilizing accounting information systems | |
Kapoor et al. | Basel III norms: a SWOT and TOWS approach | |
Alora et al. | Development of a supply chain risk index for manufacturing supply chains | |
Amoozad Mahdiraji et al. | Business process transformation in financial market: A hybrid BPM‐ELECTRE TRI for redesigning a securities company in the Iranian stock market | |
Gu et al. | An approach to evaluating the spontaneous and contagious credit risk for supply chain enterprises based on fuzzy preference relations | |
Bayrakdaroğlu et al. | A fuzzy multi-criteria evaluation of the operational risk factors for the state-owned and privately-owned commercial banks in turkey | |
Nguyen et al. | A Hybrid method of MCDM for evaluating financial performance of vietnamese commercial banks under COVID-19 impacts | |
Kiv et al. | Machine learning of emerging markets in pandemic times | |
JP2005174313A (ja) | 特許又は技術の経済価値算出方法及び装置 | |
Uctum et al. | Crises, portfolio flows, and foreign direct investment: An application to Turkey | |
Ju et al. | Behavioral technology credit scoring model with time-dependent covariates for stress test | |
Jayeola et al. | Implementing target costing in small and medium scale enterprises in Ogun industrial metropolis | |
Mengelkamp et al. | Corporate credit risk analysis utilizing textual user generated content-a twitter based feasibility study | |
Fatwa | Strengthening the role of Sharia Public banking in the Indonesian construction industry: towards an atmosphere of sustainable urban development | |
JP2003036346A (ja) | オペレーショナル・リスク評価方法及びそのシステム | |
Deb | A VaR-based downside risk analysis of Indian equity mutual funds in the pre-and post-global financial crisis periods | |
Hoseini et al. | Developing an integrated model for evaluating r&d organizations’ performance: Combination of dea-anp | |
Zhang et al. | Nowcasting China’s GDP using a Bayesian approach |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100119 |