JP2007319358A - 免疫向上用電気治療器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 還元性イオンの発生効率の良い電圧波形に整形して導子極板に供給する特殊な波形整形器を備え、施療中の操作が容易な電気治療器を供給する。
【解決手段】 軽石塊または無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填した波形整形器3を直流高負電圧発生器2と出力端子40の間に直列に設けて、直流高負電圧発生器2の出力電流を波形整形器3を介して特殊形状のリップルを重畳した高負電圧として出力端子40に供給する電気治療器で、治療電流を測定する電流センサ6と出力電圧を調整するプログラム制御器8を備え、施療開始から所定時間が経過するまで一定電圧の特殊形状高負電圧を印加し、所定時間経過時に治療電流が管理電流帯域から外れていれば管理電流帯域に徐々に近づくように、また治療電流が管理電流帯域に達した後は管理電流帯域内で徐変するように、その後の施療期間における印加電圧を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、患者の体内にマイナスイオンあるいは還元性イオンを発生して免疫力を改善する効果のある電気治療器の改良に関する。
近年、マイナスイオンあるいは還元性イオンが人体に与える影響について実証例が蓄積されてきて、健康ばかりでなく治療上の効果も明らかにされつつある。特に、還元性イオンの作用効果を利用して、本来人間に備わっている免疫力や自然治癒力を高めることにより効果的な治療ができることが期待されることから、還元性イオン発生機能を付与した電気治療器が開発されている。
特許文献1にも、還元性イオン放出機能を有する電位治療器が開示されている。特許文献1に開示された電位治療器は、電位治療のために備える治療電極を多数の穴を設けたパッドで構成して、治療電極の内部に針電極とこれに対向する湾曲したプレート電極を仕込んでコロナ放電が起こるようにしたもので、電極パッドをアースに対して高電位にして電位治療を施すと同時に治療電極内で発生させた還元性イオンをパッドに設けた多数の穴から皮膚を通して患者に与えることができる。
このような電位治療器では、還元性イオンを大量に発生することが求められるが、たとえばコロナ放電を用いてやみくもに還元性イオンを大量発生させても必ずしも治療効果があるとは限らない。
実際に生体に還元性イオン効果をもたらすためには、電位治療器で発生させた電子あるいは電荷をいかに効果的に生体に取り込まれるようにするかが問題となる。
生体に還元性イオンを付与するためには、発生する還元性イオンの性質が問題で、自然現象として大気中で発生するマイナスクラスターイオンと同様のモビリティを持たせることが望ましい。モビリティは、電場中でのイオンの速度をいい、還元性イオンの運動のしやすさを表すもので、モビリティが大きいと他の物質との化学反応が起こりやすく、大気中でも還元やアルカリの作用が生じやすい。クラスターイオンで構成される還元性イオンは、一般に、モビリティが大きいほど生体内の酸性化・酸化に対する抑制効果が大きいと考えられる。
大きなモビリティを持った還元性イオンを人工的に発生させるためには、電子あるいは電荷を一様に放出させるよりも、ある程度電荷を溜めておいてから一挙に放電するとより効果的である。しかも、この間欠放電方法を用いて大気中で発生させた還元性イオンは、放電を停止した後でも長時間残存し、寿命が長いことが観察されている。また、大気中で効果的な還元性イオン発生が期待できる機構を用いてその発生電界を生体に直接及ぼすことにより、体液中に還元性イオン効果を発現して治療あるいは体質の改善をもたらすことが分かっている。
還元性イオンの効用は、本願出願人が先に開示した特許文献2や特許文献3にも記載されている。特許文献2に開示された発明は所定の水分を含有した軽石塊を充填して形成した波形整形器を用いた電位治療器、また特許文献3に開示された発明は無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填して形成した波形整形器を用いたことを特徴とする電位治療器である。
使用する波形整形器は、両端子間に高電圧を印加することによって、ほぼ一定の周期をもって電流を流す電気素子である。ただし、絶縁破壊による通電時にも、電極間の抵抗値は大きいので流れる電流は大きくない。
このような波形整形器につながった電極を、血流の激しい手を挟んで適用し、発生する特定波形の電流を印加すると、血流内の免疫細胞が増加し自然治癒力が増強されて治療効果が向上することが示されている。
なお、患者に印加する電気は定電圧ではなく所定の電位に微細なリップルを重畳した波形であり、治療にはこのリップル波形が肝要であるので、開示された治療器はむしろ電気治療器と呼ぶことが適当である。
これらの電気治療器を用いて高い効果を発揮させるためには、適当な通電電流パターンがあることが分かっている。
開示された電気治療器は、出力電圧を制御することにより治療電流を調整することができる。しかし、数10分かかる1回の施療中にも、発汗により電極部の電気抵抗が低下するなど患者の治療環境が変化するため同じ電圧を印加しても電流が変化するので、補助者が頻繁に電圧調整をしなければ目標電流を維持することができなかった。
特開2001−309987号公報 特開2005−046771号公報 特開2005−296441号公報
本発明が解決しようとする課題は、電極に供給する電圧波形をマイナスイオンあるいは還元性イオンの発生効率の良いものに整形するための特殊な波形整形器を備えた施療中の操作が容易な電気治療器を供給することである。
上記課題を解決するため、本発明の電気治療器は、軽石塊または無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填した波形整形器を直流高負電圧発生器と出力端子の間に直列に設けて、高圧電源から出力される出力電流をこの波形整形器を介して出力端子に供給するようにした電気治療器において、治療電流を測定する電流センサと、出力電圧を所定のプログラムに従って変化させるプログラム制御器とを備え、プログラム制御器が、施療開始から所定の馴化時間が経過するまでは所定の一定電圧を印加し、馴化時間経過時に治療電流が設定された管理電流帯域から外れていれば治療電流が管理電流帯域に徐々に近づくように、また、治療電流が管理電流帯域に達した後は管理電流帯域内で徐変するように波形整形器の入力電圧を調整することによってその後の施療期間における出力電圧を調整することを特徴とする。
還元性イオンを人体に作用しやすくするためには、高圧回路からの負電位をそのまま適用して一定の電界を印加して電荷を与え続けるより、一旦電極に電荷を溜めては一挙に放出することを繰り返すようにした方が良い結果が得られる。
本発明の電気治療器は、特許文献2及び特許文献3で開示したような、還元性イオンをより効果的に発生させる単純な構造の波形整形器を備えた電位治療器の改良品である。
本発明に使用する波形整形器は、1対の電極板の間に、軽石塊または無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填し密封して形成されたコンデンサで、僅かに電導性を帯びるようにしてある。このようにして構成された波形整形器は、両電極板間に高電圧を掛けると静電容量に従って電荷が蓄積するが、耐電圧を超えるといわゆる絶縁破壊が生じて電荷が電極板間に流れて電流が生じる。放電により電極板間の電圧が低下すると絶縁性が回復して再度蓄電が行われ、電極間の電位差が所定の電圧に達すると再び絶縁破壊が生じて通電する。
この波形整形器は、両端子間に高電圧を印加することによって、ほぼ一定の周期をもって電流を流す電気素子になる。ただし、絶縁破壊による通電時にも、電極間の抵抗値は大きいので流れる電流は小さい。
また、本発明の電気治療器によって生じる高圧電界に間欠的な電流が重畳された電気波形を導子極板を介して生体に作用させると、生体内で還元性イオンが生じて、体内のアルカリ化・還元作用を促進し患部の治療を強力に支援して、治療の促進と健康の向上に役立つ。
また従来、電気治療器で印加するマイナス電位は大きいほどよいとされ−9kV程度の電位をかけていたが、開示の波形整形器を用いると、電極から放出される電子が作るクラスターイオンが良好な還元性を呈する範囲が−3kV程度まで低下し、極めて取り扱いやすい装置となる。
なお、電気治療器を生体に適用する場合、生体に対して侵襲性が小さいことが好ましいため、人体と接触する導子極板は、金属電極板に絶縁性ゴムと導電性ゴムを重ねた構造を採用し最大10μAの電流しか流れないように制限して、人体の安全を確保する。
本発明の発明者らが、既に開示した電気治療器は、多量の還元性イオンを体液内に生成させて、免疫担当細胞の活性化を誘導するので、慢性ウイルス感染症患者に適用することにより、免疫を活性化させて体内のウイルス量を減少させ症状を緩和させる効果を得ることができる。また、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)慢性感染症患者に対しても、免疫活性化効果を発現し生体内HIV量を減少させることができる。
本発明の発明者らは、開示した電気治療器を用いて、感染症などに対する免疫反応を助勢することを基本とする、より効果的な治療方法を開発してきた。
その過程において、電気治療器による治療電流と免疫向上に関連する指標の改善度合の関係を調べることにより、免疫向上効果が期待できる治療電流領域があることを見いだした。
本発明の電気治療器は、治療電流をこの電流領域に誘導して領域内に留めるプログラム制御器を備えるので、患者や環境、さらに治療過程の環境変化などに対応して、操作員が操作しなくても自動的に最適治療条件を整えることができ、免疫向上効果を一層増強することができる。
本発明の電気治療器は、腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する免疫反応の機構を利用しようとするものであるが、免疫機構はかなり解明されてきた。
免疫機構とは「非自己(自分のものではない)」と認識された分子や病原を発見して撲滅するシステムで、もともと生体にある組織に対しては反応しない。たとえば、ガンの免疫療法の多くはガンを正常組織と比較してより「外もの」と認識させる試みであり、ガンの発育に対して相対的には弱い免疫反応を増強する試みである。
ガンに対する防御機構は、細胞膜表面に発現されたガン抗原蛋白が抗原提示細胞(APC)にピックアップされ、APC内部でプロセッシングされてAPCのMHC(主要組織適合性遺伝子複合体)クラスIIとともに細胞表面に発現する。リンパ球である抗腫瘍CD4+T前駆細胞はこのガン抗原ペプチドを認識する。またCD4+T前駆細胞はAPCが放出したインターロイキン−12(IL−12)によってヘルパーT細胞1(Th1)へ優先的に誘導される。活性化したTh1から放出されたIL−2、その他のサイトカインにより、ナチュラルキラー(NK)細胞、LAK(lymphokine activated killer)細胞が活性化され、それらとガン抗原蛋白の共存により細胞障害性Tリンパ球(CTL)が活性化されパーフォリン、NO、FasLを放出して、ガン細胞を死に至らせる、と説明されている。
免疫では、マクロファージや、LAK細胞、NK細胞、CTL細胞が腫瘍細胞やウイルス感染細胞を直接攻撃するので、これらの数が多く活性が高いほど免疫性が高い。
したがって、これら細胞などの活性を測定することにより治療効果を定量的に評価することができる。しかし、これらは必ずしも直接的に計測することができない。
そこで、被験者の血液から直接的に分析ができ定量的に解析が可能な、リンパ球数、CD4Tリンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数(CTL)などを指標として採用して、電気治療器の効果を測定した。
電気治療器を治験者に適用するときは、直流高負電圧発生器の接地線と接続した対極板と波形整形器の出力に接続した導子極板で治験者の身体の一部を挟み、波形整形器で形成するのこぎり波形のリップルが重畳した高圧電圧波形を印加する。
高圧電位は−6kVDC程度であるが、導子極板は金属極板を塩化ビニールで包んで絶縁化してあるので、治療電流は交流成分のみが身体を透過する。
導子極板に対向し身体部分を挟んで設けられる対極板は、保護抵抗器を介して直流高負電圧発生器の接地電極に繋げられている。保護抵抗器は、高圧電圧が印加することにより人体に不測の大電流が流れる事故を防止するものである。
本発明の電気治療器においては、対極板の導線に電流センサが設けられて、人体を流れる治療電流を測定するようになっている。たとえば、100kΩの抵抗器を用いれば、治療電流10μAが1Vに変換されるので計算機への取り込みや、換算が便利になる。なお、導線に設けた抵抗器の端子間電圧を測定した結果から電流を算出するようにしてもよい。
電気治療器を用いた細胞性免疫機能の改善度を調べると、やや季節性があることが判明してきた。たとえば、冬と夏には免疫機能が改善しにくく、春と秋には免疫機能が改善しやすい。電気治療器を同じ条件で作用させると、治療電流が冬には低下し、夏には増大し、春と秋には中間的な電流となるのである。
多くの適用例を治療電流について検討すると、免疫反応の活性度は治療電流が大きければ高くなるわけでもなく、適当な電流範囲が存在すると推定された。
本発明者らは、リンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数(CTL)の4つの免疫反応の指標について、治療電流との関係を検査して確認をしてみた。
施療中には被験者の体温が上昇したり導子極板が汗などで徐々に湿ったりすることから、治療電流は徐々に増加する傾向がある。この治療電流の増加傾向は夏の方が著しい。
施療試験では、施療期間の初期に免疫作用を期待しない馴化時間を取り、馴化時間が経過したときに治療電流を測定し、治療電流が過剰のときは、電圧を徐々に低下させるように調整した。また、冬など治療電流が低すぎる場合には、治療電流が不足しないように施療の途中から電圧を徐々に上昇させた。
治療電流と免疫指標の関係は、20分の施療が終了するときに到達した電流値を使って判定した。
たとえば、相当数の健常者について開示の電気治療器を適用し、最終的な治療電流と施療前後における指標値差の関連性を調べた例では、施療終了時の治療電流が1.5〜5.5μAの範囲でこれら指標が治療後に良化する場合が多い。また、リンパ球数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数の3つの指標については2.5〜3.8μAの範囲にあるときに大きく良化し、NK細胞サブセット数は、2.5〜3.0μAと3.5〜5.5μAの2つの領域で特に高い改善率を示す例が多かった。
ただし、施療中の治療電流をほぼ一定に維持したときには、免疫指標の顕著な改善がみられなかった。
こうした試験結果などから、良好な治療効果を得るためには、治療電流をある適当な範囲に収める必要があること、しかも、治療電流を一定に維持しないで適当に変動させることが好ましいことが分かった。
本発明の電気治療器では、プログラム制御器が、治療電流の測定結果に基づいて、施療開始から所定の一定電圧を印加し、所定時間経過したときに治療電流が設定された管理電流帯域から外れていれば治療電流が管理電流帯域に徐々に近づくように、また、治療電流が管理電流帯域に達した後は管理電流帯域内で徐変して最終的に目標電流に達するように波形整形器の入力電圧を調整することによって施療時間中の出力電圧を調整するプログラムを実行する。
したがって、本発明の電気治療器を用いれば、操作員が施療中に装置を操作しなくても、最も好ましい電流パターンを自動的に患者に印加することができる。
管理電流帯域として1.5〜4.5μAの範囲、最終的に到達するべき目標電流領域は、2.0〜4.0μAの範囲、あるいはもっと精密には2.5〜3.8μAの範囲を設定することが好ましい。
また、波形整形器の入力電圧は、波形整形器に高電圧電気を供給する直流高負電圧発生器の入力電圧を調整することにより調整することができる。波形整形器の入力電圧はたとえば−6kVDCなどの高圧であるが、この高圧電気を供給する直流高負電圧発生器はたとえばDC12Vなど扱いやすい低電圧電気を入力し昇圧して出力する。
したがって、コンピュータの演算結果に基づいて直流高負電圧発生器の入力電圧を調整することは、システム上極めて容易である。たとえば、コンピュータからのデジタル出力をアナログ化して直流高負電圧発生器の入力電圧を10mVステップで変化させると、−6kVの波形整形器出力が105Vステップで変化する。
電圧調整は、たとえば、5秒ごとに1ステップずつ増減するようにプログラムすることができる。
このようにして、気温などにかかわらず、治療終了時における治療電流が2〜4μAになるように調節することにより、季節や温度による免疫機能の違いが非常に小さくなった。
なお、本発明の電気治療器は、負電極側導子極板と対極板で手の平を挟み込んで、マイナス電位を印加するようにするとよい。手の平は、厚さが小さく血流が大きい部位であるので、導子極板間の距離が小さくなって電界強度が大きくなり、大量の血液に強い作用を及ぼして大きな効果が得られる。しかも手の平は通常外部にさらされる部位であるため、導子極板を簡単に適用することができ、患者や術者の負担が小さい。
さらに、対極板を追加して、追加した対極板を足の甲に当てて施療することが推奨される。対極板を手と足に分けて適用することにより免疫が向上するメカニズムは明らかでないが、試験によれば免疫作用が亢進することが明らかに観察されている。
本発明の電気治療器は、こうした利用方法に適合させるため、負電極側導子極板と対になる対極板側出力端子に繋がるリードが2つに分岐して一方の端に掌に付けるための対極板パッド、他方に足の甲に付けるための対極板パッドを備えた対極板ケーブルを付属させることができる。
本発明の電気治療器を用いることにより、従来の電気治療器を用いたときと比較して格段に、生体内における還元性イオンの濃度を高めて、活性酸素を排除し、血液をアルカリ性に維持し、赤血球の連銭形成を防止し、血流を促進し、結果として自然治癒力を増進させて諸病に対する治療効果を高めることができる。
特に、治療が困難であったり、化学療法による副作用が問題となったりするヒト免疫不全ウイルス感染症に対しても大きな効果が期待できる。
本願発明者らは、すでに開示したように、軽石塊または無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填した特殊の波形整形器を用いた電気治療器がマイナスイオンあるいは還元性イオンの発生効率を向上させて人体の免疫機能を強化することを見いだした。本願発明者らは、さらに鋭意研究を行った結果、より確実に治療効果が得られ操作の容易な本発明の電気治療器を提供するに至った。
以下、実施例を用いて本発明に係る電気治療器を詳細に説明する。
図1は本発明の1実施例に係る電気治療器のブロック図、図2は本実施例に使用する波形整形器の断面図、図3は本実施例における出力波形図、図4は治療時の電極適用状態を説明する図面である。
図5から図8は本実施例の電気治療器を用いた試験における治療電流と治療効果の関係を示す分布図で、図5にリンパ球数、図6にNK細胞サブセット数、図7にNK細胞活性、図8に細胞障害性T細胞数(CTL)について試験前後における変化率を治療電流に対してプロットした図面である。
図9はプログラム制御器8が実施する制御ステップの例を説明する論理フロー図、図10は治療時間中の治療電流の変化を模式的に表示したグラフである。
図11〜図15は、それぞれ、本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのリンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数(CTL)、CD4Tリンパ球数の変化率を、掌だけの場合と比較したグラフである。
本実施例の電気治療器は、直流電源1、直流高負電圧発生器2、波形整形器3、リレー4、シーケンス制御器5、電流センサ6、保護抵抗器7、プログラム制御器8を主要部として構成される。また、端子を介して、導子電極9、対極板10,11を接続して、患者に適用できるようになっている。なお、患者の左側手足と右側手足それぞれに同時に適用すると治療効果が大きいので、同じユニットを2式収納した電気治療器を使って、左右同時に利用できるようにしてもよい。
直流電源1は、交流100Vを変換して直流12Vの電源を供給する交直変換器である。0V出力端子は接地する。
直流高負電圧発生器2は、電磁コイルと整流器を用いた昇圧装置で、リレー4を介して直流電源1から供給される12Vの直流を高周波数のチョッピング回路で交流化し、コイルで昇圧して全波整流し、コンデンサで平坦化して、出力端子から最高−9kVの高電圧直流を供給する。
出力電圧は供給される直流電圧によって調整が可能で、たとえば入力電圧10mV変化させると出力電圧は105V変化する。
リレー4はシーケンス制御器5の信号に従って直流高負電圧発生器2入力の断続を支配する。
直流高負電圧発生器2の負極高電圧端子は波形整形器3の入力端子に接続される。波形整形器3は、高抵抗の容量性分布定数回路素子で、直流高電圧信号を整形して間欠的に電流を流す。
波形整形器3は、たとえば図2に示すように、合成樹脂で形成された非導電性の筐体31と内蓋32で気密の空間を形成し、この気密な空間に所定の水分を含有させて多孔質の無機絶縁物粉体33を充填したものである。
筐体31内には無機絶縁物粉体33を挟んだ両側の壁に1対の電極板35,36が設けられている。一方の電極板35はリード38を介して直流高負電圧発生器2の負極高電圧端子に接続され、他方の電極板36はリード39を介して導子極板用出力端子40に接続される。蓋32は筐体31に接着剤で固定され、波形整形器3の気密を確保する。
湿気を帯びた無機絶縁物は完全な絶縁体でなく、電極間に密接状態に充填して高電圧を印加すると絶縁破壊と同じような現象が生じて僅かに電流を流し、電圧が低下するとまた絶縁状態に戻る。このような非線形特性を有する波形整形器により、たとえば図3に例示するような特殊な脈流形状を有する波形が高負電圧に重畳して出力される。
なお、無機絶縁物粉体33として、粒の細かい軽石塊を使用してもよい。
波形整形器3の出力端子40に導子極板9が接続される。また、直流高負電圧発生器2の接地側端子が保護抵抗器7と電流センサ8を介して対極板用出力端子20に接続され、対極板用出力端子20に2個の対極板10,11が接続される。
従来は、左右1対ずつの導子極板と対極板を掌に装着して治療をしていた。しかし、実地の経験を積むことにより、その効果をもたらすメカニズムは明確でないが、さらに足の甲に対極板を装着すると治療効果がより顕著になることが分かった。このため、本実施例の電気治療器では、対極板パッドを2枚並列に設けたケーブルを使用する。
そこで、施療するときは、図4に示すように、導子極板9と第1の対極板10の間に被験者12の掌を入れて固定し、さらに第2の対極板11を被験者12の足の甲に当てて固定する。第1の対極板10と第2の対極板11は左右同じ側の手と足に適用する。通常は、2対の回路ユニットを使って左右両方の手足に電極をセットする。
電極類のセットができると、治療時間を設定し、電気治療器のスタートスイッチを入れることにより、波形整形器3の特殊波形出力を被験者に印加して治療が開始される。治療時間は1分刻みで選択できるが、通常は20分程度が推奨される。
被験者の皮膚の乾燥度や電極パッドの絶縁抵抗などの状態は、被験者個々の特性や状況あるいは温度、湿度など気候・天候によって変化するので、印加電気波形が同じでも被験者の体内を通過する電流はその度に異なる。
電気治療器を用いたときの細胞性免疫機能の改善度を調べると、冬と夏には免疫機能が改善しにくく、春と秋には免疫機能が改善しやすい。同じ電圧を与えたときの治療電流は、冬には低下し夏には増大し、春と秋には中間的な電流となる。
また、施療中は体温が上昇したり電極パッドを当てた部分に汗が出たりするため、通常、治療が進につれて電気抵抗値が低下して治療電流が増加する傾向がある。
そこで、初めにセットした適当な初期印加電圧の出力を印加して治療を開始する。すると一般に、治療電流が徐々に増加する。しかし、適当な時間が経過するまでは、特別に危険がない限り治療電流が増加するに任せて放置する。この時間はたとえば10分など適当にセットできるが、患者の身体が治療電流に慣れるためのいわば馴化期間と考えることができる。
治療電流が小さければ治療効果がないが、大きければ大きいほど治療効果が大きいというわけではなく、適当な範囲が存在する。
25名の健常者を被験者として試験を行い、治療効果の高い治療電流の範囲を探った。図5から図8は、試験における治療電流と治療効果の関係を示す分布図である。図5にリンパ球数、図6にNK細胞サブセット数、図7にNK細胞活性、図8に細胞障害性T細胞数(CTL)について試験前後における変化率を治療電流に対してプロットした図面である。
ただし、治療電流は治療時間の最後における値で代替している。
得られた結果から、治療電流と免疫向上効果の関係はバラツキが大きいが、施療終了時の治療電流が1.5〜4.5μAの範囲でこれら指標が治療後に良化すると判断することができる。リンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性の変化率の分布は全て同じ傾向を示し、治療電流が3μAの近傍にピークを持つ変化率の山があり、6μAを超えると効果の向上が観察されない。変化率の山は、変化率がプラスになる裾野を2〜4μAの領域に広げ、特に2.5〜3.8μAの範囲にあるときに大きく良化する。また、治療電流が、なお、細胞障害性T細胞数(CTL)は2.5μAから3μAのピークと3.5μAから5.5μAのピークの2つの変化率の山を持つ。
なお、施療中の治療電流をほぼ一定に維持したときには、治療電流の値によらず、免疫指標の顕著な改善がみられなかった。
したがって、良好な治療効果を得るためには、治療電流をたとえば2〜4μAなど、ある適当な管理電流領域に収める必要があり、しかも、治療電流を一定に維持しないで適当に変動させることが好ましい。
そこで、本実施例の電気治療器では、管理電流領域を1.5〜4.5μAに設定し、最終的に到達すべき目標電流領域として2.0〜4.0μAの範囲、もっと精密には2.5〜3.8μAの範囲を設定する。これらの値は、条件により別途適合する値を選択することができることは言うまでもない。
なお、目標電流領域値は比較的固定的で、季節などに左右されないばかりか、患者の状態にも大きな影響を受けず、同じ値が利用できると考えられる。したがって、設定値を予めプログラムに組み込んでおいて、操作者が簡単に変更できないようにしてもよい。
治療時間中はプログラム制御器8が自動的に治療電流の制御を行う。以下、制御内容について、図9の論理フロー図と図10のグラフを用いて説明する。
治療開始の指示があると(S00)、被験者にたとえば−6kVの初期印加電圧を掛けて内蔵タイマーをスタートさせ、たとえば10分間の馴化時間中放置する(S01)。そして、馴化時間経過後に治療電流が管理電流領域をはみ出ているか否かを確認する(S02)。治療電流は電流センサ6により検出してプログラム制御器8に取り込む。
治療電流を管理領域の下限と比較し(S03)、図10のケース1の例のように下限値を下回るときには、印加電圧をたとえば105Vなど1ステップ上昇させる(S04)。また、図10のケース2の例のように治療電流が上限値を上回るときには(S05)、印加電圧を1ステップ降下させる(S06)。
なお、治療電流が管理領域内にあるときは、印加電圧に対して前回と同じ処理を施す(S07)。すなわち、前回1ステップ上昇させたのであれば今回も1ステップ上昇させ、1ステップ降下させたのであれば今回も1ステップ降下させる。
印加電圧は、波形整形器3に対する高圧電源となる直流高負電圧発生器2に供給される直流電圧を調整することによって調整でき、プログラム制御器8の演算結果をアナログ変換して直流高負電圧発生器2の12V入力端子に供給すればよい。たとえば直流高負電圧発生器2の入力電圧を10mV変化させると出力電圧は105V変化する。
たとえば20分など、初めに設定された治療時間が経過するまでは(S09)、たとえば5秒など予め決められた一定時間が経過するごとに(S08)、治療電流の過小過大を判定して、印加電圧の調整を行う(S03〜S07)。
なお、治療電流が管理領域内から領域外に出ようとするときにも、この同じ論理によって治療電流を管理領域内に引き戻すことができる。
こうしたプログラム制御器8の働きにより、馴化時間経過後の治療時間中は、印加電圧を徐々に変化させながら、治療電流をゆっくりと推移させて最終的に目標電流領域内に収まるようにすることができる。
なお、免疫機構によって最も活発化する治療電流が異なる可能性があるので、さらに積極的に目標電流領域内を往復走査するように治療電流を変化させてもよい。このためには、印加電圧のステップを大きくするかステップ時間を短くして、治療時間中に治療電流が必ず上下の管理電流領域の境界に到達して往復運動するようにすれば足りる。
本実施例の電気治療器はプログラム制御器を備えて、治療電流を自動的に制御して、治療電流が管理電流帯域に達した後は管理電流帯域内で徐変して最終的に目標電流に達するように波形整形器の入力電圧を調整するので、操作員が施療中に装置を操作しなくても、最も好ましい電流パターンを自動的に患者に印加することができる。
このようにして、気温、湿度、体温などにかかわらず、治療終了時における治療電流が目標電流領域に収まるように調節することにより、適度な免疫機能の向上を達成することができるようになった。
本実施例の電気治療器は、対極板側出力端子20に繋がるリードが2つに分岐して一方の端に掌に付けるための第1対極板パッド10、他方に足の甲に付けるための第2対極板パッド11を備えた対極板ケーブルを付属させている。
本実施例の電気治療器は、従来のように、負電極側導子極板9と第1対極板10で患者12の掌を挟み込んで、特殊波形のリップルが重畳したマイナス電位を印加して使用することができる。
本実施例の電気治療器は、第2対極板11をさらに足の甲に当てて施療することが推奨される。
対極板を手と足に分けて適用することにより免疫が向上するメカニズムは明らかでないが、経験的に免疫作用が亢進することが観察されている。
たとえば、C型慢性肝炎患者2名に対極板を手と足に分けて適用したケースでは、ともにC型肝炎ウイルス量の減少を認めたが、このとき細胞性免疫はNK細胞活性を除いて全て増加していた。
インターフェロン治療中の患者では、細胞障害性T細胞数が他の細胞性免疫よりも明らかに良好であることから、C型肝炎ウイルスの抑制には、NK細胞活性よりも細胞障害性T細胞の増強がより重要と考えられる。したがって、足の甲に分岐した対極板を適用することにより、C型慢性肝炎患者に対する治療効果が期待される。
本願発明者らは、分岐した第2の対極板11を足に適用したときの効果を確認する試験を行った。試験は、電気治療器の導子極板9と第1対極板で掌を挟んで施療したときの、施療前後におけるリンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数(CTL)、CD4Tリンパ球数の変化率を測定した結果と、さらに第2対極板を足の甲に当てて固定して施療したときの各指標の変化率を測定した結果を比較することにより行った。
それぞれのケースごとに、7名ずつ、別の健常者を選んで被験者とした。
図11〜図15は、それぞれ、本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのリンパ球数、NK細胞サブセット数、NK細胞活性、細胞障害性T細胞数(CTL)、CD4Tリンパ球数の変化率を、掌だけの場合と比較したグラフである。
被験者集団において、明らかに細胞性免疫が改善されたものは、対極板を掌のみに適用した場合で、リンパ球数、NKサブセット数、CD4Tリンパ球数の3項目であった。
また、足の甲にも適用した場合で、リンパ球数、細胞障害性T細胞数(CTL)、CD4Tリンパ球数の3項目であった。
そして、対極板を掌と足の甲の両方に適用した場合が掌のみに適用した場合より変化率が大きいと評価できる項目は、リンパ球数、細胞障害性T細胞数(CTL)の2項目であった。
したがって、細胞障害性T細胞数(CTL)の効果が大きいと考えられるC型慢性肝炎患者などには、掌と足の甲に分岐した対極板を適用することが効果があることが確認できた。
なお、比較のため、掌に導子極板と対極板を適用し足の甲に当てた対極板を接地したケースと、導子極板9と第1対極板10を足の甲に適用したケースについても、他の被験者集団を使って免疫指標を測定した。
導子極板と対極板を足の甲に適用したケースでは、どの指標についても、統計的に有意な効果が得られなかった。また、足の甲に当てた対極板を接地したケースでは、NK細胞活性のみが有意に改善されたとの結果を得たが、その他の指標については有意な効果が得られていない。
この結果から、足の甲に適用した対極板を接地すればよいでもなく、また足の甲に適用すればよいのでもなく、導子極板9と第1対極板10を掌に適用した上で、第1対極板と並列に接続された第2対極板を足の甲に適用することが、細胞性免疫の向上に効果があることが確認できた。
本発明に係る波形整形器付属の電気治療器は、操作員の手間を掛けずに治療電流を適正な範囲内になるように調整して、生体内に還元性イオンもしくは還元性イオン効果を発現して、体内の免疫担当細胞を著しく増加させ、大量の免疫担当細胞によってウイルス感染細胞に攻撃を加えてウイルスの消滅または減少に貢献するので、免疫力の低下したウイルス感染患者の治療に有効である。
本発明に係る1実施例における電気治療器を示すブロック図である。 本実施例の電気治療器に使用する波形整形器の断面図である。 本実施例の電気治療器における出力波形例を示す波形図である。 本実施例の電気治療器を患者に適用する場合の説明図である。 本実施例の電気治療器について試験して得た治療電流とリンパ球数の変化率の関係を表す分布図である。 本実施例の電気治療器について試験して得た治療電流とNK細胞サブセット数の変化率の関係を表す分布図である。 本実施例の電気治療器について試験して得た治療電流とNK細胞活性の変化率の関係を表す分布図である。 本実施例の電気治療器について試験して得た治療電流と細胞障害性T細胞数(CTL)の変化率の関係を表す分布図である。 本実施例の電気治療器におけるプログラム制御器の制御論理フロー図である。 本実施例の電気治療器による治療時間中の治療電流の経時変化を模式的に表すグラフである。 本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのリンパ球数の変化率を掌だけの場合と比較したグラフである。 本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのNK細胞サブセット数の変化率を掌だけの場合と比較したグラフである。 本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのNK細胞活性の変化率を掌だけの場合と比較したグラフである。 本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときの細胞障害性T細胞数(CTL)の変化率を掌だけの場合と比較したグラフである。 本実施例の電気治療器の対極板を足の甲に追加したときのCD4Tリンパ球数の変化率を掌だけの場合と比較したグラフである。
符号の説明
1 波形整形器
2 直流高負電圧発生器
3 直流電源
4 リレー
5 シーケンス制御器
6 電流センサ
7 保護抵抗器
8 プログラム制御器
9 導子電極
10 対極板
11 対極板
12 被験者
20 アース端子
31 筐体
32 内蓋
33 無機絶縁物粉体
35,36 電極板
37 接着剤
38,39 リード

Claims (10)

  1. 軽石塊または無機絶縁物粉体と所定量の水分を充填した波形整形器を直流高負電圧発生器と導子極板側出力端子の間に直列に設けて、該直流高負電圧発生器から出力される出力電圧を該波形整形器を介して該導子極板側出力端子に供給するようにした電気治療器において、治療電流を測定する電流センサと、前記導子極板側出力端子から出力される出力電圧を所定のプログラムに従って変化させるプログラム制御器とを備え、該プログラム制御器が、施療開始から所定の馴化時間が経過するまでは所定の一定電圧を印加し、該馴化時間が経過したときに治療電流が設定された管理電流帯域から外れていれば治療電流が該管理電流帯域に徐々に近づくように、また、治療電流が該管理電流帯域に達した後は該管理電流帯域内で徐変するように前記波形整形器の入力電圧を調整することによってその後の施療期間における前記出力電圧を調整することを特徴とする電気治療器。
  2. 前記管理電流帯域は1.5〜4.5μAの範囲であることを特徴とする請求項1記載の電気治療器。
  3. 前記管理電流帯域は2.5〜3.8μAの範囲であることを特徴とする請求項1記載の電気治療器。
  4. 前記導子極板側出力端子と対になる対極板側出力端子に繋がるリードが2つに分岐して一方の端に掌に付けるための第1の対極板パッド、他方に足の甲に付けるための第2の対極板パッドを備えた対極板ケーブルを付属させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電気治療器。
  5. 前記波形整形器の入力電圧は、前記直流高負電圧発生器の入力電圧を調整することにより調整することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電気治療器。
  6. 前記無機絶縁物の粉体は径1μmから200μmの多孔質石であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電気治療器。
  7. 前記波形整形器は2.5%から3.5%の水分を含有することを特徴とする請求項6記載の電気治療器。
  8. 前記波形整形器には−3kVから−9kVの電圧が印加されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電気治療器。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の電気治療器であって、体内の免疫担当細胞を増加させて慢性肝炎ウイルス感染症の治療をすることを特徴とする電気治療器。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載の電気治療器であって、体内の免疫担当細胞を増加させてヒト免疫不全ウイルス慢性感染症の治療をすることを特徴とする電気治療器。
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