JP2007318545A - データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法 - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007318545A
JP2007318545A JP2006147160A JP2006147160A JP2007318545A JP 2007318545 A JP2007318545 A JP 2007318545A JP 2006147160 A JP2006147160 A JP 2006147160A JP 2006147160 A JP2006147160 A JP 2006147160A JP 2007318545 A JP2007318545 A JP 2007318545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
data
random access
access point
point information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006147160A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakagawa
利之 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006147160A priority Critical patent/JP2007318545A/ja
Publication of JP2007318545A publication Critical patent/JP2007318545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】マルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング配信する場合に、低コストで、パケットロスからの復帰時における再生の効率化を図ることを目的とする。
【解決手段】マルチメディアデータからメディアデータを抽出するメディアデータ抽出手段と、マルチメディアデータからランダムアクセスポイント情報を抽出するランダムアクセスポイント情報抽出手段と、メディアデータ抽出手段において抽出されたメディアデータと、ランダムアクセスポイント情報抽出手段において抽出されたランダムアクセスポイント情報と、から、パケットを生成するパケット生成手段と、パケット生成手段において生成されたパケットを、ネットワークを介して送信するパケット送信手段と、を有することによって前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法に関する。
近年、インターネット環境はADSLやFTTH等の普及によりブロードバンド化が進んでいる。また、PC及びその他様々なコンピューティングデバイスの処理能力も格段に向上し、動画像や音声といったマルチメディアデータをインターネット上でリアルタイムに配信することが可能になっている。
このストリーミング技術により、ユーザはライブメディア又は記録済みメディアのブロードバンド放送を視聴したり、記録済みメディアをオンデマンドで視聴したりすることができる。
また、動画像や音声を圧縮符号化する技術も進歩し、国際標準規格としてISO(International Organization for Standardisation)によって規格化されたMPEG−2、及びMPEG−4等が知られている。
MPEGのビデオ符号化方式においては、予測符号化の違いにより、I、P、Bの3種類のピクチャ(VOP)によって画像が構成される。Iピクチャは、フレーム内符号化画像、Pピクチャは、過去の画像を用いたフレーム間順方向予測符号化画像、Bピクチャは、過去と未来との画像を用いた双方向予測符号化画像である。
この内、他のピクチャなしで復号できるのはIピクチャのみである。したがって、ランダムアクセスや早送り等の特殊再生様な前後関係の崩れる様な操作は、復号の基準となるIピクチャにアクセスすることにより実現される。
また、動画像や音声といったマルチメディアデータを、ネットワークを介して配信する場合のデータ伝送方式としては、RTPによるストリーミング再生等がある。
RTPは、IETF(RFC(Request For Comment)1889及びRFC1890)によって定義された、オーディオやビデオ等をリアルタイムでデータ転送するためのプロトコルである。RTPは、伝送エラーの際にもデータの再送が行われないため、データが確実に伝送される保証はないが、実時間性が必要なマルチメディアデータのリアルタイム再生には適している。
上述したMPEGビデオの様な予測符号化された動画像を、RTPによりネットワークを介して配信する場合、伝送エラーが発生すると、時間的に相関するフレームに伝播し、本来は正しい動画フレームに関しても正しく再生できなくなってしまう問題がある。
よって、伝送エラーからの復帰時に正常に再生するためには、エラー後のIピクチャから再生を開始する必要がある。しかし、受信したパケットからフレームを構成し、フレームを実際に復号するまでは、フレームの符号化モードを判断できないため、不要なP、Bピクチャを復号しなければならなかった。
そこで、ストリームを受信し、再生する装置において、特殊再生する場合、或いはパケットロスから復帰する場合、エンコード時に生成される情報を利用して、システムの負荷を軽減する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−173091号公報
特許文献1に提案される方式は、動画像データ及び音声データのエンコード時に生成される情報(符号化モード(I、P、B)や無音情報)をパケットに付加して送信する。そして、受信したパケットに付加されたこれらのエンコード時に生成される情報を用いてパケット組み立ての効率化を実現する手法である。しかしながら、特許文献1には、例えばMP4ファイルの様な、記録済みのマルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング配信する際の処理を効率的に行う手法については言及されていない。
また、マルチメディアファイルから読み込んだ動画像フレームから、符号化モードを解析してパケットに付加して送信する構成としても、動画像フレームの復号処理及び符号化モード判別処理が必要となり、効率的な配信を実現することができない。
更にこの場合、データ送信装置にマルチメディアファイル中の動画像の符号化方式の種類(MPEG−2、MPEG−4、AVC)に応じてデコーダが必要となるため、非常にコストが高くなるといった問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、マルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング配信する場合に、低コストで、パケットロスからの復帰時における再生の効率化を図ることを目的とする。
そこで、本発明は、マルチメディアデータからメディアデータを抽出するメディアデータ抽出手段と、前記マルチメディアデータからランダムアクセスポイント情報を抽出するランダムアクセスポイント情報抽出手段と、前記メディアデータ抽出手段において抽出されたメディアデータと、前記ランダムアクセスポイント情報抽出手段において抽出されたランダムアクセスポイント情報と、から、パケットを生成するパケット生成手段と、前記パケット生成手段において生成されたパケットを、ネットワークを介して送信するパケット送信手段と、を有することを特徴とする。
係る構成とすることにより、マルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング配信する場合に、低コストで、パケットロスからの復帰時における再生の効率化を図ることができる。
また、前記問題を解決するため、本発明は、データ受信装置、データ送信方法、データ受信方法、プログラム及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、マルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング配信する場合に、低コストで、パケットロスからの復帰時における再生の効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
なお、以下に示す実施形態はマルチメディアデータがISOファイル形式である場合を中心に説明を行う。しかしながら、ISOファイル形式に限らず、例えばISOファイル形式をベースとして特定の符号化形式のデータを記録するために拡張されたファイル形式である、MPEG−4の動画像・音声符号化データを記録するためのMP4ファイル形式(ISO/IEC 14496−14)や、Motion JPEG 2000ファイル形式(ISO/IEC 15444−3)、AVCファイル形式(ISO/IEC 14496−15)、第3世代移動体通信システムの標準プロジェクトである3GPPファイル形式(3rd Generation Partnership Project)、3GPPから派生したプロジェクトである3GPP2ファイル形式(3rd Generation Partnership Project 2)等、類似のファイル形式及びアーキテクチャを用いるケースに対しても、以下に示す実施形態を適用することができる。
また、以下に示す実施形態はデータ転送プロトコルがRTPである場合を中心に説明を行う。しかしながら、RTPに限らず、他のデータ転送プロトコル及びアーキテクチャを用いるケースに対しても、以下に示す実施形態を適用することができる。
[第1の実施形態]
図1は、データ送信装置の基本構成を示すと共に、各回路間でのデータの流れを示す図である。
図1に示すように、データ送信装置は、マルチメディアデータ記憶装置100と、メディアデータ抽出回路101と、ランダムアクセスポイント(以下、RAPと記載)情報抽出回路102と、パケット生成回路103と、パケット送信回路104と、を含む。
図2は、データ送信装置がデータを送信する処理のフローチャートである。
メディアデータ抽出回路101は、ユーザからの要求に基づいて、マルチメディアデータ記憶装置100に記録されているマルチメディアデータからメディアデータを抽出する(ステップS201)。
また、RAP情報抽出回路102は、マルチメディアデータ記憶装置100に記録されているマルチメディアデータからRAP情報を抽出する(ステップS202)。
本実施形態では、ISOファイル形式のデータ構造に基づいたマルチメディアデータから、メディアデータと、RAP情報と、を抽出するものとする。
図3は、ISOファイル形式のデータ構造を単純化して示す図である。
ISOファイル300は、Boxと呼ばれるデータ構造で構成される。通常、ISOファイル300は、図3に示されるように動画像や音声サンプルの管理情報の様なメタデータを格納するためのmoov301と、動画像や音声のサンプルデータの様な実際のメディアデータを格納するmdat302と、から構成される。
なお、moov301やmdat302のように、各Boxにはその種類を識別するための4バイトのtypeが割り当てられており、通常は4文字の英数字で表現される。以降の説明では、特定のBoxを示すために、このtypeを用いて表現する。
moov301内には、個々のメディアデータに対応するtrak303と呼ばれるBoxが包含される。
また、mdat302内のメディアデータは、チャンクと呼ばれる動画像や音声の連続する複数サンプルのセットに分割されて格納されており、mdat302(のdataフィールド)にはチャンクの配列が格納される。
なお、このチャンクのサイズや含まれるサンプルの個数には特に制約はなく、環境や状況に応じて任意の大きさやサンプル数を持つチャンクを構成し、格納することができる。
この様なISOファイル形式においては、ランダムアクセス(特殊再生)処理用の情報として、RAPを特定するためのデータ構造が規定されている。
ランダムアクセスは主にstbl304に含まれている子Boxを使うことによって行われる。
stts305は、トラックのサンプルがどの時刻と対応するかを示している。データ送信装置等は、与えられた時間以前の最初のサンプルを見つけるために、このBoxを使用する。
しかし、見つかったサンプルはRAPではないかもしれない為、データ送信装置等は、最も近いRAPを見つけるには更に以下のBoxを調べる必要がある。
stss306は、どのサンプルが実際のRAPであるかを示す。
このBoxを使用すると、データ送信装置等は、与えられた時間以前の最初のサンプル番号を探すことができる。
stss306が無い場合は、全てのサンプルがRAPであることを示している。
この時点で、データ送信装置等は、ランダムアクセスのために使用されるサンプル番号を見つけることができるが、このサンプルがどのチャンクに配置されているかを決定するため、stsc307を使用する。
更に、そのチャンクがどこで始まるかを解決するために、データ送信装置等は、stco308を使用してチャンクのオフセット位置を知ることができる。
データ送信装置等は、このオフセットから出発し、このチャンク内での目的のサンプルが配置されている位置までの間に存在する各サンプルのサイズをstsz309から取得し、サイズの総和を計算する。この総サイズを目的のチャンクオフセット位置に加えた位置が、目的とするサンプルの開始位置となる。
このようにして得られるサンプルの開始位置及びサイズを用いて、データ送信装置等は、mdat302から目的とするサンプルデータを特定することができる。
また、通常、メディアデータ抽出回路101において抽出するメディアデータは、動画像の個々のフレーム、時間的に連続する一連の動画像フレーム、又はストリーミングに適したパケットといった単位である。しかしながら、本実施形態では説明の簡略化のため、メディアデータはパケット単位で抽出するものとして説明する。
ISOファイル形式はメディアデータのストリーミングをサポートしており、ストリーミングするデータユニットに関する情報を含んでいる。この情報は、ヒントトラックと呼ばれるファイルの追加トラックに含まれている。ヒントトラックは、メディアデータを含まない特別なトラックで、代わりに、1つ以上のトラックをパケット化するための情報(例えばヘッダ情報)を含んでいる。
よって、ヒントトラックが含まれる場合は、ヒントトラックの情報を基にメディアデータが抽出されることになる。
再び、図2の説明に戻り、メディアデータ抽出回路101において抽出されたメディアデータと、RAP情報抽出回路102において抽出されたRAP情報とは、パケット生成回路103へ入力され、パケットが生成される(ステップS203)。
パケット送信回路104は、パケット生成回路103から入力されたパケットを、ネットワークを介して所定のアドレスへ送信し(ステップS204)、マルチメディアデータが終わりか否かを判断する(ステップS205)。
マルチメディアデータが終わりと判断された場合には処理を終了する。終わりでないと判断された場合には、ステップS201へと処理を戻し、送信終了まで後続のマルチメディアデータの送信処理を行う。
なお、本実施形態では、パケット生成回路103は、RTP(RFC1889)のデータ構造に基づいてパケットを生成するものとする。
RTPパケットは、リアルタイム情報を運ぶためのヘッダであるRTPヘッダと、実際のデータを格納するRTPペイロードと、により構成される。RTPペイロードは、データのフォーマット(例えばMPEG−4、JPEG、H.261)毎にRFCとして定義されている。
図4は、データ送信装置により送信されるRTPパケットのヘッダ構造を示す図である。
図4に示すように、RTPパケットのヘッダ400は、固定ヘッダ401と、拡張ヘッダ402と、により構成される。なお、RTPパケットにおいては、RTPパケットヘッダ400の後にRTPペイロードデータが格納される。
固定ヘッダ401は、以下に示すフィールドにより構成されている。
Vは、RTPのバージョンを表し、RFC1889では2と規定されている。Pは、パディングビットを表し、RTPペイロードの最後にパディングがある場合に1になる。Xは、拡張ビットを表し、RTP拡張ヘッダを利用する場合に1になる。
CCは、固定RTPヘッダ401に続く、後述する寄与送信元カウント(CSRC)識別子の数を表す。Mは、マーカビットを表し、RTPストリームの重要なイベントに印を付けるために使われる。このビットの利用方法は、利用するRTPプロファイルやRTPペイロードフォーマットによって決定されるが、通常はデータの境界を区別するのに使用される。
PTは、ペイロードの種類を表し、ペイロードに含まれるデータの符号化方式を表している。シーケンス番号は、RTPパケットのシーケンス番号を表し、パケットの送信順に振られる自然数で、パケットが送信される度に1ずつ増加される。これを利用して受信者側でパケットロスを検出することができる。
タイムスタンプは、RTPパケットの最初のオクテットのサンプリングの瞬間を示す時間を表す。SSRCは、同期送信元(SSRC)識別子を表し、送信者を識別するための識別子である。そのメッセージの最初の送信元を識別するものである。
CSRCは、寄与送信元(CSRC)識別子を表し、RTPセッションに複数の提供ソースが存在することを示す。CSRCは、途中にミキサやトランスレータが入り、複数のRTPストリームがマージされたときにマージされたソースを表すために利用され、一つのRTPパケットで複数の信号源のデータを運ぶときに使われる。
また、拡張ヘッダ402は、以下に示すフィールドにより構成されている。
プロファイル403は、拡張ヘッダに含まれる情報を識別するためのプロファイルで、本実施形態ではRAP情報が含まれることを示す0x0001を記録するものとする。
length404は、RAP情報のワード単位の長さを表し、本実施形態では1になる。RAP情報405には、このRTPパケットに対するRAP情報が付加される。
図5は、図4のRAP情報405の構成例を示す図である。
V501は、有効(Valid)ビットを表し、このRAP情報405が有効な場合に1になり、無効な場合には0になる。
R502は、RAPビットを表し、RTPパケットがランダムアクセス可能な場合に1になり、ランダムアクセスできない場合には0になる。
RFU(Reserved For Future Use)503は、将来の拡張用に30ビット分空けられる。
図6は、パケット生成回路103が、RTPパケットを生成する処理のフローチャートである。
パケット生成回路103は、上述したヒントトラックの情報を基に、RTPパケットヘッダを作成する(ステップS601)。ヒントトラックは、ファイル中のメディアデータをストリーミングプロトコル上で与える方法について記述するために使用され、各プロトコルはそれぞれ固有のヒントトラックフォーマットを持っている。しかしながら、本実施形態では、RTPヒントトラックが含まれるものとする。
続いて、パケット生成回路103は、RAP情報抽出回路102から入力されたRAP情報を基に、パケットヘッダにRAP情報として付加される(ステップS602)。パケット生成回路103は、RAP情報を拡張ヘッダ402に付加するため、固定ヘッダの拡張ビットXには1を記録する。
続いて、パケット生成回路103は、メディアデータ抽出回路101から入力されたパケット単位の動画像データを、RTPパケットのペイロード部分に格納して(ステップS603)、RTPパケットを生成する。
このように、本実施形態におけるデータ送信装置は、パケットがRAPであるか否かの情報をマルチメディアファイルから取得し、パケットのヘッダに付加して送信する。
続いて、データ受信装置について説明する。
図7は、データ受信装置の基本構成を示すと共に、各回路間でのデータの流れを示す図である。
図7に示すように、データ受信装置は、パケット受信回路700と、パケットヘッダ解析回路701、フレーム構成回路702、動画像復号化回路703、出力機器704により構成されている。
図8は、データ受信装置がデータを受信する処理のフローチャートである。
パケット受信回路700は、図1で説明したデータ送信装置によってネットワークを介して送信されたRTPパケットを受信し(ステップS801)、パケットヘッダ解析回路701へ入力する。
パケットヘッダ解析回路701は、パケット受信回路より入力されたパケットから、パケットロスが発生したか否かを判断する(ステップS802)。
パケットヘッダ解析回路701は、受信したRTPパケットの固定ヘッダ(図4の401)中に記録されているシーケンス番号が、直前に受信したRTPパケットのシーケンス番号と連続した値であるか否かによって判断することができる。
連続した値であった場合、パケットヘッダ解析回路701は、パケットロスは発生していないと判断し、受信したパケットをフレーム構成回路702へ入力する。
一方、不連続な値であった場合、パケットヘッダ解析回路701は、その間にパケットロスが発生したと判断し、受信したパケットがRAPとなるパケットか否かを判断する(ステップS803)。
パケットヘッダ解析回路701は、RTPパケットヘッダの拡張ヘッダに格納されているRAP情報のRAPフラグ(図5のR502)に基づいて、受信したパケットがRAPとなるパケットか否かを判断する。パケットヘッダ解析回路701は、RAPフラグが1の場合、このパケットはRAPとなるパケットであり、RAPフラグが0の場合、このパケットはRAPではないパケットであると判断する。
パケットがRAPでないと判断した場合、パケットヘッダ解析回路701は、パケットをフレーム構成回路702へ入力せずに、破棄する(ステップS804)。
一方、受信したパケットがRAPであると判断した場合、パケットヘッダ解析回路701は、パケットをフレーム構成回路702へ入力し、更にパケットヘッダを解析し、フレーム境界となるパケットか否かを判断する(ステップS805)。
パケットヘッダ解析回路701は、RTPパケットヘッダのマーカフラグ(図4のM)を利用して、フレーム境界となるパケットか否かを判断する。
マーカフラグはフレーム境界か否かを示す1ビットのフラグで、パケットヘッダ解析回路701は、マーカフラグが1の場合はフレーム境界となるパケットであり、マーカフラグが0の場合はフレーム境界にはならないパケットであることが分かる。
マーカフラグが0であると判断した場合、パケットヘッダ解析回路701は、このパケットはフレームの境界にならないパケットであるため、後続のパケットを受信するべくステップS801へと処理を戻す。
一方、マーカフラグが1であると判断した場合、パケットヘッダ解析回路701は、このパケットはフレームの境界となるパケットであるため、これまでに受信したパケットから動画像フレームを構成するべくステップS806へと処理を移行する。
フレーム構成回路702は、パケットヘッダ解析回路701を介して入力されたパケットからフレームを構成し(ステップS806)、フレームを復号するべく、動画像復号化回路703に入力する。
このように、本実施形態におけるデータ受信装置は、ネットワーク上でパケットロスが発生した場合、パケットヘッダに付加されたRAP情報からパケットがRAPか否かを判断する。そして、RAPでないパケットに関しては、データ受信装置は、フレームを再構成し、復号処理を行う前に破棄する。
このようにして、不要なフレームの再構成と、復号とにかかる処理負荷を削減することができる。
フレーム構成回路702によって構成されたデータは、動画像復号化回路703へ入力され、符号化された動画像フレームが復号化される(ステップS807)。
ここで、動画像復号化回路603は、例えば周知のMPEG−4、H.263方式にて符号化された動画像を復号化する回路である。
復号化された動画像データは、ディスプレイに代表される出力機器704に供給され、再生される(ステップS808)。
最後に、受信装置は、受信ストリームデータの再生が終了したか否かを判断し(ステップS809)、受信ストリームデータの再生が終了したと判断した場合には、図8に示す処理を終了する。
受信ストリームデータの再生が終了していないと判断した場合、受信装置は、後続のパケットを受信するべくステップS801へと処理を戻し、以降の処理を繰り返す。
以上のようにして、本実施形態におけるデータ送受信装置は、マルチメディアファイルを、ネットワークを介してストリーミング再生する場合に、低コストで、パケットロスからの復帰時における再生を効率的に処理することができる。
[第2の実施形態]
また、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。このようにしても上述した効果と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
データ送信装置の基本構成を示すと共に、各回路間でのデータの流れを示す図である。 データ送信装置がデータを送信する処理のフローチャートである。 ISOファイル形式のデータ構造を単純化して示す図である。 データ送信装置により送信されるRTPパケットのヘッダ構造を示す図である。 図4のRAP情報405の構成例を示す図である。 パケット生成回路103が、RTPパケットを生成する処理のフローチャートである。 データ受信装置の基本構成を示すと共に、各回路間でのデータの流れを示す図である。 データ受信装置がデータを受信する処理のフローチャートである。
符号の説明
100 マルチメディアデータ記憶装置
101 メディアデータ抽出回路
102 RAP情報抽出回路
103 パケット生成回路
104 パケット送信回路
700 パケット受信回路
701 パケットヘッダ解析回路
702 フレーム構成回路
703 動画像復号化回路
704 出力機器

Claims (14)

  1. マルチメディアデータからメディアデータを抽出するメディアデータ抽出手段と、
    前記マルチメディアデータからランダムアクセスポイント情報を抽出するランダムアクセスポイント情報抽出手段と、
    前記メディアデータ抽出手段において抽出されたメディアデータと、前記ランダムアクセスポイント情報抽出手段において抽出されたランダムアクセスポイント情報と、から、パケットを生成するパケット生成手段と、
    前記パケット生成手段において生成されたパケットを、ネットワークを介して送信するパケット送信手段と、
    を有することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記マルチメディアデータは、ISOベースメディアファイル形式、MP4ファイル形式、Motion JPEG 2000ファイル形式、AVCファイル形式、3GPPファイル形式、3GPP2ファイル形式の何れかのファイル形式により記録されたデータであり、
    前記メディアデータ抽出手段は、前記マルチメディアデータから動画像をフレーム単位、又は時間的に連続する一連の動画像フレーム単位、又はストリーミングに適したパケット単位で抽出することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記メディアデータ抽出手段は、前記マルチメディアデータ中にヒントトラックが含まれるか否かを判断し、ヒントトラックが含まれる場合は、ヒントトラックの情報を基にメディアデータを抽出することを特徴とする請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 前記パケット生成手段は、パケットロス時以外にはアクセスされないパケットヘッダの領域に前記ランダムアクセスポイント情報を付加することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ送信装置。
  5. 前記パケットは、RTPパケットであり、
    前記パケット生成手段は、前記RTPパケットの拡張ヘッダに前記ランダムアクセスポイント情報を付加することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデータ送信装置。
  6. ネットワークを介して送信されるパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段において受信したパケットのパケットヘッダを解析するパケットヘッダ解析手段と、
    前記パケット受信手段において受信したパケットを用いて動画像フレームを構成するフレーム構成手段と、
    前記フレーム構成手段において構成された動画像フレームを復号化する動画像復号手段と、
    を有することを特徴とするデータ受信装置。
  7. 前記パケットヘッダ解析手段は、パケットヘッダのマーカフラグからパケットロス発生の有無を判断し、パケットロスが発生した場合には、パケットがランダムアクセスポイントであるか否かを判断し、ランダムアクセスポイントであればパケットを前記フレーム構成手段へと入力し、ランダムアクセスポイントでなければパケットを廃棄することを特徴とする請求項6に記載のデータ受信装置。
  8. 前記パケットヘッダ解析手段は、パケットヘッダに付加されているランダムアクセスポイント情報から、パケットがランダムアクセスポイントであるか否かを判断することを特徴とする請求項6又は7に記載のデータ受信装置。
  9. 前記パケットは、RTPパケットであり、
    前記パケットヘッダ解析手段は、前記RTPパケットの拡張ヘッダに付加されているランダムアクセスポイント情報から、パケットがランダムアクセスポイントであるか否かを判断することを特徴とする請求項6又は7に記載のデータ受信装置。
  10. データ送信装置におけるデータ送信方法であって、
    マルチメディアデータからメディアデータを抽出するメディアデータ抽出ステップと、
    前記マルチメディアデータからランダムアクセスポイント情報を抽出するランダムアクセスポイント情報抽出ステップと、
    前記メディアデータ抽出ステップにおいて抽出されたメディアデータと、前記ランダムアクセスポイント情報抽出ステップにおいて抽出されたランダムアクセスポイント情報と、から、パケットを生成するパケット生成ステップと、
    前記パケット生成ステップにおいて生成されたパケットを、ネットワークを介して送信するパケット送信ステップと、
    を有することを特徴とするデータ送信方法。
  11. データ受信装置におけるデータ受信方法であって、
    ネットワークを介して送信されるパケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記パケット受信ステップにおいて受信したパケットのパケットヘッダを解析するパケットヘッダ解析ステップと、
    前記パケット受信ステップにおいて受信したパケットを用いて動画像フレームを構成するフレーム構成ステップと、
    前記フレーム構成ステップにおいて構成された動画像フレームを復号化する動画像復号ステップと、
    を有することを特徴とするデータ受信方法。
  12. 請求項10に記載のデータ送信方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項11に記載のデータ受信方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 請求項12又は13に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2006147160A 2006-05-26 2006-05-26 データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法 Pending JP2007318545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147160A JP2007318545A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006147160A JP2007318545A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007318545A true JP2007318545A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38851996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006147160A Pending JP2007318545A (ja) 2006-05-26 2006-05-26 データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007318545A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526468A (ja) * 2007-05-04 2010-07-29 ノキア コーポレイション マルチメディアコンテナファイルの受信ヒントトラックに記録するメディアストリーム
JP2017528022A (ja) * 2014-07-09 2017-09-21 クアルコム,インコーポレイテッド ネットワークを介して交換されたファイルのためのエラー処理

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010526468A (ja) * 2007-05-04 2010-07-29 ノキア コーポレイション マルチメディアコンテナファイルの受信ヒントトラックに記録するメディアストリーム
JP2017528022A (ja) * 2014-07-09 2017-09-21 クアルコム,インコーポレイテッド ネットワークを介して交換されたファイルのためのエラー処理

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11706502B2 (en) Segment types as delimiters and addressable resource identifiers
US20160337424A1 (en) Transferring media data using a websocket subprotocol
KR101107815B1 (ko) 멀티미디어 컨테이너 파일의 수신 힌트 트랙으로의 미디어 스트림 기록 방법 및 장치, 컴퓨터 판독가능 매체
TWI668982B (zh) 用於多媒體和檔案傳輸的傳輸介面的方法及伺服器設備、及用於記錄相關指令於其上的電腦可讀取儲存媒體
CN111837403B (zh) 处理用于以流传送媒体数据的交互性事件
US8806050B2 (en) Manifest file updates for network streaming of coded multimedia data
JP6285608B2 (ja) ネットワークを介して交換されたファイルのためのエラー処理
US9596522B2 (en) Fragmented file structure for live media stream delivery
US9462302B2 (en) Efficient delineation and distribution of media segments
KR102303582B1 (ko) 웹 콘텐츠에 대한 파일 트랙들을 사용하여 미디어 데이터를 프로세싱
US20050193138A1 (en) Storage medium storing multimedia data, and method and apparatus for reproducing the multimedia data
CN112154672B (zh) 一种检索媒体数据的方法、设备及可读存储介质
US20180176278A1 (en) Detecting and signaling new initialization segments during manifest-file-free media streaming
TW201933878A (zh) 處理國際標準化組織基礎媒體檔案格式網頁資源追蹤之動態網頁內容
CN112771876B (zh) 检索媒体数据的方法和设备以及发送媒体数据的方法和设备
CN114430911A (zh) 在dash分段的再同步点处的随机存取
JP2007318545A (ja) データ送信装置、データ受信装置、データ送信方法及びデータ受信方法
US20210306703A1 (en) Determination of availability of chunks of data for network streaming media data