JP2007306985A - Vase for emitting aroma - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数の凹溝を形成した木製板材を水に浸漬させる放香用花器に関する。 The present invention relates to a vase for fragrance, in which a wooden board having a plurality of concave grooves is immersed in water.
一般に、草木や花等(以下単に花類と言う)を活けたり栽培育成するための、土やプラスチック材によって鉢状に製作された花器は、その外周に木製板材や木片を装着して囲うことにより、木材が有する自然感や素材の特性を提供する木製様花器として使用される。
また室内で使用される建具や家具等においては、桧や杉,楠木,ヒバ等を製材した板材に、表面側と裏面側から縦方向の凹溝を交互に刻設することにより、凹凸によって板の表面積を増大させ内部から木材の芳香を発散させる機能性パネルとし、例えば桧や杉等では精油成分に含まれる香によって、人に爽快感や自然感を与えると共にストレスを低減したり快眠を促すこと、及びダニや白蟻等の活力を奪ってその被害を抑制させることが知られている(例えば特許文献1)。
In addition, in joinery and furniture used indoors, a plate with unevenness can be obtained by alternately engraving vertical grooves from the front and back sides of a plate made of wood, cedar, wood, and hiba. A functional panel that increases the surface area of the wood and emits the fragrance of wood from the inside. For example, in the case of persimmon and cedar, the incense contained in the essential oil component gives the person a refreshing feeling, natural feeling, reduces stress and promotes sleep In addition, it is known to take away the vitality of mites and white ants and suppress the damage (for example, Patent Document 1).
上記のように既存の花器を木材で囲む木製様花器は、木質感を簡単に提供することができる利点はあるが、室内で使用し木の香等も同時に求めようとする場合に、素材内部からの放香作用を十分に発揮することができない欠点がある。
また上記欠点を補うために特許文献1に示される技術を利用し、木材の表面に凹溝の切削加工を行い凹凸を形成すると、表面積を増やし木の内部の香を発散させることができるが、この場合でもさらに深い内部の香を長期間にわたって持続的に発散させることができない問題がある。
Although the wooden vase that surrounds the existing vase with wood as described above has the advantage that it can easily provide a wooden texture, it can be used indoors and when you want to find the incense of wood at the same time, the inside of the material There is a drawback that it is not possible to fully exhibit the scent-releasing action.
Moreover, using the technique shown in
上記課題を解決するために放香用花器は、第1に、少なくとも片面に表面積を増大させるための凹凸を形成した複数の木製板材1を筒状に組合せた放香筒2を形成し、内部に花類を挿入する放香筒2の下端部を水に浸漬させるように水を収容する外花瓶3とからなることを特徴としている。
In order to solve the above-mentioned problems, a fragrance vase firstly forms a
第2に、少なくとも片面に表面積を増大させるための凹凸を形成した複数の木製板材1を筒状に組合せ下端部に底部材4を設け、内部に水を収容する放香筒2からなることを特徴としている。
Secondly, a combination of a plurality of
第3に、放香筒2の内部に花類を差す内花瓶3aを設けたことを特徴としている。
Thirdly, an
第4に、木製板材1の繊維方向と放香筒2の軸方向とを略同方向としたことを特徴としている。
Fourth, the fiber direction of the
第5に、凹凸が木製板材1の繊維方向に形成された複数の凹溝5と凸部6であることを特徴としている。
Fifth, the concave and convex portions are a plurality of
第6に、凹凸を放香筒2の内面に形成したことを特徴としている。
Sixth, it is characterized in that irregularities are formed on the inner surface of the
第7に、凹凸を放香筒2の水浸漬部分より上方に形成したことを特徴としている。
Seventh, the unevenness is formed above the water-immersed portion of the scented
以上のように構成される本発明によれば、少なくとも片面に表面積を増大させるための凹凸を形成した複数の木製板材を筒状に組合せて放香筒を形成し、該放香筒の下端部を水を収容する外花瓶に浸漬した放香用花器にしたことにより、花類を挿入する所望形状の花器を放香筒によって簡単に製作することができ、また木製板材が外花瓶内の水を吸い上げるので、香等の発散を木の内部から持続的に行うことができる。 According to the present invention configured as described above, a scented tube is formed by combining a plurality of wooden board members formed with irregularities for increasing the surface area on at least one side into a cylindrical shape, and the lower end of the scented tube Is made into an aroma vase immersed in an outer vase containing water, so that a vase with a desired shape for inserting flowers can be easily produced with an aroma tube, and the wooden board is made of water in the outer vase. As the scent is sucked up, the incense and the like can be continuously emitted from the inside of the tree.
少なくとも片面に表面積を増大させるための凹凸を形成した複数の木製板材を筒状に組合せ下端部に底部材を設けた放香用花器にしたことにより、放香筒の内部に水を直接的に収容した花器にすることができると共に、放香筒が内部の水を吸い上げて木製板材が有する香等を持続的に発散することができる。 Combining a plurality of wooden boards with irregularities to increase the surface area on at least one side into a cylindrical shape, and using a vase for aroma that has a bottom member at the lower end, water is directly supplied to the inside of the aroma tube. While being able to be made into the accommodated vase, the fragrance tube can suck up the water in the interior and continuously emit the incense and the like of the wooden board.
放香筒の内部に花類を差し入れる内花瓶を設けたことにより、内花瓶内の水と放香筒内の水との混合を防止し、木製板材の放香を持続させることができる。 By providing the inner vase for inserting flowers into the inside of the fragrance tube, mixing of the water in the inner vase and the water in the fragrance tube can be prevented, and the fragrance of the wooden board can be maintained.
木製板材の繊維方向と放香筒の軸方向とを略同方向としたことにより、水を繊維に沿って上方に高く吸い上げることができ、放香作用を増大することができる。 By making the fiber direction of the wooden board and the axial direction of the scent tube substantially the same direction, water can be sucked upward along the fiber, and the scenting action can be increased.
木製板材の繊維方向に複数の凹溝と凸部を設け凹凸を形成したことにより、繊維方向の表面積を増大し水の吸い上げ及び放香作用を増大することができる。また木製板材を繊維方向の凹溝によって板割れを防止して湾曲させて組合せることができるので、曲面を有する放香筒を簡単に製作することができる。 By providing a plurality of concave grooves and convex portions in the fiber direction of the wooden board material and forming the irregularities, it is possible to increase the surface area in the fiber direction and increase the water uptake and deodorizing action. Further, the wooden board material can be combined by preventing the board cracking by the concave grooves in the fiber direction and curving, so that a scented tube having a curved surface can be easily manufactured.
放香筒の表面側を平坦面とし内面に凹凸を形成したことにより、木目模様を放香筒の表面側に表して外観することができると共に、水の吸い上げによって木製板材を内面側から濡らすので、木目模様をより鮮明に表して外観することができる。 Since the surface side of the scent tube is a flat surface and irregularities are formed on the inner surface, the wood grain pattern can be displayed on the surface side of the scent tube, and the wooden board material is wetted from the inner surface side by sucking up water. The wood grain pattern can be expressed more clearly.
放香筒を水に浸漬される下部の水浸漬部分を平坦面にして上方の凹凸面で放香作用を行わせることにより、木の放香作用を十分に行わせると共に、木製板材の水浸漬部分の強度及び耐久性を高め清掃等も行い易くすることができる。 By making the lower water-immersed part soaked in water into a flat surface and letting the fragrance work on the upper uneven surface, the wood fragrance can be sufficiently performed, and the wooden board is immersed in water The strength and durability of the portion can be increased and cleaning can be facilitated.
以下図示する本発明の実施形態について説明する。図1は複数の木製板材(以下単に板材と言う)1を筒状に組合せてなる放香筒(放香用花器)2を、水を収容した外花瓶3内に立設した、本発明の第1実施形態に係わる放香用花器の斜視図である。図2は図1の放香筒2の平面図である。図3は図1の放香筒2の構成を示す側断面図である。図4は図1で示すような放香筒2の下端に底部材4を設け水を収容して使用する第2実施形態の放香筒2の側断面図である。図5〜図7はそれぞれ第3〜第5実施形態に係わる放香筒2を示す。また図8〜図15は、凹凸模様を形成した木片部材1を水或いは湯水に浸けて使用する種々の応用使用形態を示す。
Embodiments of the present invention shown in the drawings will be described below. FIG. 1 shows a fragrance tube (fragrance vase) 2 formed by combining a plurality of wooden plate materials (hereinafter simply referred to as plate materials) 1 in a cylindrical shape, and standing in an
図1,図2で示す第1実施形態の放香筒2は、少なくとも片面に表面積を増大させるための凹凸を形成した複数(図示例では3枚)の略同サイズの板材1を、軸方向(縦方向)で各両側辺を互いに接合することにより平面視で3角形状となる筒体にしている。
放香筒2の長さは、該放香筒2が水を収容した皿状の外花瓶3内に浸漬状態で立設するとき、筒体が水中に浸漬される水浸漬部分の長さに対し、上方の非浸漬部分を十分な長さとし凹凸表面からの放香作用を促進できるようにしている。尚、各板材1の接合はクギ,ネジ又は接着剤或いはホゾ軸組等の任意な接合手段によって行われる。また放香筒2を分解した単体の板材1は、後述する図8で示すような使用態様にすることができる。
1 and FIG. 2, the
The length of the
そして、上記板材1は木の繊維方向を放香筒2の軸方向と略同方向となし、放香筒2の内面又は表面側に複数の凹溝5と凸部6によって凹凸模様を形成している。
即ち、図示例の板材1は予め片面側(内面)に所定の刃厚を有する回転鋸盤によって木の繊維方向に溝切削加工を行うことにより、複数の凹溝(縦溝)5を素材の強度を確保する厚さの板底7を残すように所定の深さで形成する。この際、鋸盤による溝切削は板材1の全横幅に対し所定の溝ピッチを有して行うと、隣接する凹溝5の間に凸部5を形成し、板幅全体に均一な縦方向の凹凸模様(スリット模様)を筋条に構成するので、乾燥時の応力を分散し板割れを防止することができる。
And the said board |
That is, the
以上のように構成される放香筒2は、複数の板材1を3角形状の筒状となし下側の一部を浸漬させることにより、自重によって筒体の下端面が花瓶3の底部に略均等に接触するので、浮き上がることなく水を収容した外花瓶3内に安定よく立設することができる。
この状態で放香筒2は、各板材1の繊維方向も放香筒2の軸方向と同方向にしているので、水浸漬部分から水を繊維方向に沿って効率よく吸い上げることができる。
In the
In this state, since the fiber direction of each board |
また図示例のように内面に凹凸が形成される板材1は、放香筒2の内側で各凹溝5と凸部6によって表面積が増大されているため、水の吸い上げをより上方に向けて低部を濡らしながら略均一に行うことができる。これにより板材1は木の内部に水を浸透させて、内部の香成分を表面に溶出誘導し表面を濡らした状態で、香の発散及び水の蒸散等の作用(単に放香作用と言う)を板材表面から増大させ且つ持続させることができる。
従って、板材1を桧材とした場合の放香筒2は水に強い花器として使用することに併せ、桧精油の芳香を長期間にわたって発散することができ、人に爽快感や自然感を提供し、またストレスの低減或いは解消等の効果を発揮することができる。
Moreover, since the surface area of the
Therefore, when the
また内面側に凹凸を形成し表面側を平坦面とした板材1は、年輪や繊維等からなる木目模様を放香筒2の表面側に表し外観し易いものであると共に、水の吸い上げによって内部から均質に濡らされるので、木目模様の濃淡をより鮮明に表現することができる。
これにより、放香筒2は平坦で滑らかな表面に現れる木目模様を、ハッキリと視認することができるので、放香用花器としての意匠性も同時に高めることができる。
Further, the
Thereby, since the fragrance | flavor pipe |
また図3で示すように放香筒2は、少なくとも下部の水浸漬部分は凹凸を設けない平坦面にすることが望ましく、この場合には板材1の水浸漬部分の平坦な板厚により強度及び耐久性の向上を図ることができ、また表面に付着するゴミ類の清掃等を簡単に行うことができる。尚、水浸漬部分に対しても必要により凹凸を形成することもでき、また図3に点線で示すように板材1の表面側にも凹溝5を形成して凹凸を設けることもでき、この場合には放香筒2の外周面からの放香作用を促進することができる。
Further, as shown in FIG. 3, it is desirable that the
また放香筒2内に花類を差す場合には、放香筒2内に水を収容した内花瓶3aを設置し、該内花瓶3a内に花類を活けることができる。この際に外花瓶3内の水面より高い大きさの内花瓶3aを用いると、内花瓶3a内の劣化する水と外花瓶3内の水を区画することができ、板材1は常に綺麗な外花瓶3内の水を吸い上げることができ、板材1の放香作用を長期にわたり発揮させることができる。また劣化や腐食の心配のない造花や生け花用補助材(飾り物)等の装飾物を生ける場合には、内花瓶3aを用いないで放香筒2内に直接的に差し込み保持しすることができる。この際放香筒2に差し入れた花や装飾物等は内面の凹凸によって係止保持することができ倒れを防止することができる。また凹溝5の内部に装飾物の花類や装飾物等の基部を差し込み支持することもできる。
When flowers are inserted into the
さらに、放香筒2は使用に際し図2で示すように、凹溝5内に芳香剤9を埋設することができ、板材1の放香に併せ芳香剤9が有する放香を付加することができる。この芳香剤9は凹溝5の幅と長さに対応させ所定の帯状片に形成した保持部材に、例えば植物から抽出した桧オイルやハーブオイル等のエキス芳香剤、或いは合成芳香剤を含浸保持させることができる。これにより放香筒2に対する芳香剤の種類や使用量の選択及び装着等を簡単にすることができ、板材1の放香に併せ芳香剤9が有する放香を付加することができる。
また板材1は凹溝5内に着色した芳香剤9や、板材1の色に対し装飾性を有する別色の木片を意匠的な配置を以て簡単に挿入支持することができ、全体の美観に変化を持たせることができる。
Further, as shown in FIG. 2, the
In addition, the
また板材1はその天端面に放香剤を収容する収容穴8を形成すると、該収容穴8に芳香剤9や後述する液状又は粉粒状の芳香剤を、外部に露出させることなく選択自在に収容することができる。また板材1の下端面に穿設したし収容穴8には水の浄化作用を有する木炭やゼオライト等を収容することが望ましい。また放香筒2は板材1の凹凸面に対し、上記エキス芳香剤,合成芳香剤を予め又は随時的に塗布又は吹き付けることによって、必要とされる芳香剤を簡単且つ十分に付着させることができ、好みの放香作用を持続的に発揮させることができる。また芳香剤は外花瓶3内に収容した水に混入してもよく、この場合には板材1は水と共に芳香剤を吸い上げてその放香作用を発揮することができる。
Moreover, when the board |
図示例の放香筒2は、各板材1に凹凸を縦方向に形成したものを示したが、図1に点線で示すように、任意な形状の放香孔10を連続的に形成するか又は点在させて形成したもので構成することもできる。尚、凹凸を形成した板材1に形成された放香孔10は、草木の茎葉や他の装飾物を挿入して支持させる支持孔に兼用することができる。
また図示するように外花瓶3内には、大きさや形状の異なる複数の放香筒2を組合せて立設すると、複数の放香筒2による新たな組み合わせの意匠の提供と、放香性を増大することができる。
Although the
Also, as shown in the figure, in the
次に図4〜図7を参照し本発明の他の実施形態について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構成及び作用については説明を省略する。
先ず図4で示す第2実施形態の放香筒2は、前記実施形態のものと同様に複数の板材1によって構成され、その筒体の下端に底部材4を設けることにより水を収容することができる。
Next, another embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, description is abbreviate | omitted about the structure and effect | action similar to the thing of the said embodiment.
First, the
上記のように構成される放香筒2は、該放香筒2内に水を収容した状態で花類を直接的に差し入れるか、又は内部に設置した内花瓶3aや図示しない剣山に差し込んで使用することができ、また外花瓶3を必要としない放香用花器にすることもできる。尚、この場合の放香筒2も外花瓶3内に設置し前記実施形態のものと同様に使用することができる。
The
図中符号11は板材1の表面側或いは内面側に繊維方向と交叉する横方向で所定の深さに刻設される横凹溝である。この横凹溝11は繊維を上下に切断するので、上方側への水の吸い上げ作用を調節規制することができる。また横凹溝11を凹溝5とラップする深さに穿設することにより、横凹溝11を凹溝5とをラップさせた部分に通気孔(透孔)12を簡単に形成することができ、複数の通気孔12によって板厚内の空気と接触する表面積をより増大することができる。
In the figure,
次に図5で示す第3実施形態について説明する。この放香筒2は凹凸を形成した4枚の板材1を略4角形状の筒体となるように組合せて構成した例を示す。そして、放香筒2の内部に凹凸を形成した仕切板13を内挿支持させて、筒体内を複数の部屋(図示例では2部屋)を区画形している。
Next, a third embodiment shown in FIG. 5 will be described. This
これにより放香筒2は仕切板13によって放香能力をさらに増大し、また区画形成された各小部屋内に花類を仕分けて差し入れることができ、且つ仕切板13を利用し花類の姿勢を整えて安定よく支持することができる。尚、仕切板13は2枚の板材1を背中合わせとしたり、間隔を有して挿入することができる。
As a result, the scenting
図6で示す第4実施形態の放香筒2は、凹凸を形成した任意形状の複数の板材1を組合せ曲面を有する筒体とした例を示す。この放香筒2は平面視で凹状に曲げた板材1と凸状に曲げた板材1を筒状に組合せた構成にすることにより、湾曲した大木をイメージさせる外観の意匠にすることができる。また板材1を湾曲させるとき、板材1は少なくとも片面側に複数の凹溝5を設け板底7を薄くしているので、板割れを生じさせることなく簡単に曲げることができる。尚、上記複数の板材1のうち1つの板材1aは平面視で略L字状に製材したものに凹凸を形成している。
The
図7で示す第5実施形態の放香筒2は、凹凸を形成した平面視で半円弧状の2枚の板材1,1の両側端を突き合わせて接合することにより、略楕円形状の筒体を形成した例を示す。この放香筒2に用いる板材1は、前記第4実施形態のものと同様の平面視で凹状に曲げた板、或いは間伐材等を用い半円弧状に製材された板に凹凸加工及び筒内面の曲面切削加工を施したものを使用することができる。
The
この場合の放香筒2は、2枚の板材1,1によって筒体を簡単且つ廉価に製作することができる。また外花瓶3内に長さや太さを異ならせた複数の放香筒2を束ねた状態で設置し易いこと、及び花類を収容しない放香筒2でも意匠性を有して使用することができる等の利点がある。尚、同図で示す外花瓶3は水に強い桧板材を組合せることにより、大皿状の容器を構成して桧香を発散させるようにしている。
In this case, the
以上のように構成される各実施形態の放香筒2は、板材1の少なくとも片面に形成される凹溝5によって木の繊維が切断されるので、例えば元曲がり材や間伐材のように収縮(内部応力)の変化が大きい材料であっても、変形(板の狂い)を防止して使用を促進することができる。また放香筒2は異なる凹凸模様を形成した複数の板材1を組み合わせることができ、置物等に相応しい意匠的美観を有しながら芳香等の素材特性を周囲に確実に放出することができる。
Since the fiber of wood is cut | disconnected by the
さらに、放香筒2は板材1の凹溝5に芳香剤の他に活性炭や脱臭剤を簡単にセットすることができるので、自身が有する芳香拡散機能等に併せ脱臭や空気浄化等の機能を発揮させることができる。尚、この場合には放香筒2には前記放香孔10,通気孔12等を設けと、これらに脱臭剤等を簡単に設置することができる。
Further, since the
次に図8〜図15を参照し、凹凸模様を形成した木片部材1を水或いは湯水に浸けて使用する別の使用態様について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構造、及び放香作用や効果等については説明を省略する。
先ず図8は凹溝5を形成した単体の板材1を水を収容した外花瓶3内に立設して使用する態様を示している。図示例の板材1は表側と裏側に凹凸加工を行い、板材1の両面に複数の凹溝5と凸部6による凹凸模様を形成して表面積を増大させ、外花瓶3内の水に基部側を浸漬させて前記実施形態のものと同様に放香作用を促進させる構成としている。
Next, with reference to FIG. 8 to FIG. 15, another usage mode in which the
First, FIG. 8 shows a mode in which a
この例による板材1は、外花瓶3に生けられる花類や装飾物等の背景用意匠物として使用することができ、装飾物等と調和し木材を利用した生け花等の新規な装飾表現を提供することができる。尚、天端面の形状は点線で示すように傾斜させたり、山谷形状或いは円弧形状等を組み合わせて切削加工すると、板材1が使用される場に適応させた意匠にすることができる。また板材1には凹溝5を横方向に形成することができる。
このように板材1は大きさや形状を任意にすることができ、形状の異なる複数の板材1の組み合わせも自由に行うことができるので、大きな水槽や池或いは建物内に設置される噴水施設等にも簡単に使用することができる。また板材1の起立はそのままの載置固定が困難な場合には、下端を水底に差し込み固定する他、基部側に載置面積を拡大させる補助板材或いは木炭,竹炭,セラッミック成形物等の浄水部材を、点線で示すように付設する等の起立手段によって、水中への立設を確実にすることができる。
The
Thus, since the board |
図9は板材として各種形状の木片部材1を組み合わせることによって構成した飛行機状の模型キット15を、例えば浴槽や温泉等の湯水に浮かべて使用する例を示す。尚、木片部材1の形状及び組み合わせを変更することにより、車,動物,建物等の任意な模型キット15を製作することができる。
FIG. 9 shows an example in which an airplane-
図示例の模型キット15は木片部材としての、胴体部16と該胴体部16に穿設した取付孔,切欠溝等からなる取付部17,17・・に、主翼片18,尾翼片19,立翼20,プロペラ片21等を着脱自在に組み付けることにより、飛行機状の模型を分解自在に構成している。また模型キット15の胴体部16は、太い角棒の上下面に複数の凹溝5と凸部6とからなる凹凸模様を形成している。
The
主翼片18と尾翼片19は、板片の一側面にのみ凹凸模様を形成し、他側面は凹凸模様を形成しない平坦面にしている。これにより板片に強度を持たせ割れを防止し、且つ平坦面に文字や図柄を表示したり、使用する子供たちが彫刻する場所として利用することができる。また立翼20やプロペラ片21等は必要により凹凸模様を形成しない部材にすることができる。
The
以上のように構成される模型キット15は、風呂に浮かべて使用することができる子供用の玩具としても使用することができる。即ち、この場合には、例えば父母,祖父母等が幼児と共に入浴するとき、模型キット15の使い方の指導や組立分解の行為を通して、保護者と子供の学習効果やコミュニケーションを図り易くすることができる。また多くの木片部材1を学習用具を兼ねて風呂に浮かべることができる等の利点がある。
The
図11に示す木片部材1は、一側面にのみ凹凸模様を形成した板片の他側面に、凹凸模様を形成しない平坦面となした例を示す。この板材1も風呂に浮かべて使用することができると共に、積み木として利用することができ、平坦面には絵文字等の図柄を簡単に施すことができる。
即ち、この木片部材1は、大人が幼児と共に入浴するとき、図柄を下にして浮かべた板材1の図柄当てゲームや、浮かべた状態での積み木遊び等を行うことができ、幼児の学習とコミュニケーションを促進することができる。
The
In other words, the
図12,図13に示す木片部材1は、板状片の一側面に凹凸模様を形成すると共に、他側面に載置部22を凹入形成することにより、コップや皿或いは玩具等を載置可能な盆板を構成した例を示す。この盆板1は温泉等の入浴時に湯に浮かべて使用するとき、下側に形成される複数の凹溝5によって、凹溝5を形成しない一般的な盆に比較し深く沈むことができ、また凹凸模様による水中抵抗が大きくなることによって、小さな波による揺れや水面移動を抑制し定位置に安定よく浮かべることができる等の利点がある。
The
また図13で示す盆板1のように、載置部22の深さを凹溝5とラップさせるように深く形成すると、凹溝5を通して載置部22内に水を侵入させることができ、水中抵抗をより大きくすることができる。また載置部22に載置された飲料を収容するコップ等に水温を伝達することができる。さらに凹溝5は透孔になるので、水から引き上げた際に水切りを速やかにすることができると共に、水に浮かべないで使用する一般的な盆としても、凹凸模様及び載置部22の形状によって意匠性の高い趣のある盆にすることができる。
Further, as in the
図14に示す木片部材1は、所定の太さの柱材を長さ方向に切断することにより、浴槽内に沈めて使用するブロック状の椅子にした例を示す。この椅子1は対向する両側面に凹溝5と凸部6を形成し、且つ中途部に凹溝5を形成しない芯部23を残して形成する。また左右端に位置する凸部6,6の厚さは、中側の凸部6より厚く形成することにより強度を確保している。
The
この構成による椅子1は、浴槽内において凹溝5内に水が入るため、水面に突出する量を少なくして浮かべることができる。従って、椅子1は浮かんだ状態でも沈み量が大きいので、入浴時の邪魔にならず香りを放ち檜湯風の気分を提供することができると共に、腰掛けにする際には浮力が小さいので、底部に速やかに沈めて使用することができる。
The
尚、この椅子1は凹凸模様が形成された上面或いは側面に腰掛けることが強度上で望ましく、腰湯健康入浴を心地よい木質感を利用し促進することができる。また浴槽から引き上げると複数の凹溝5によって水切りが速やかであると共に、乾燥したものは任意の室内で意匠性の高い芳香用の椅子或いは置物台としても使用することができる。
In addition, it is desirable for the
図15に示す木片部材1は、所定の厚さを有し広巾状に形成した板材に対し、表面側に凹溝5と凸部6とからなる凹凸模様を形成し、且つ裏面側に上記凹溝5と凸部6に交差する方向から複数の横凹溝11を粗間隔に刻設することにより、凸部6より広巾な凸部6aを形成した強度を有する凹凸模様にしている。
The
上記凹溝5と横凹溝11は互いにラップする深さに穿設し、凹溝がラップした部分に透孔12を形成し表面積を増大させている。また浮力を小さくした木片部材1は浴槽に沈み量を大きくして浮かべた状態で檜風呂の雰囲気を提供し、上方から手又は足で押圧したとき各透孔12から水を通過させるので、木片部材1を風呂の底に速やかに沈めて使用することができる風呂底用マットにすることができる。
The
また風呂底用マットとして使用しないときは、一般的な敷物の代わりに木製マットとして用いることができる他、例えば机の下の床面に敷いて用いる足マットとして好適に使用することができる。
図示例の足マット1は、凹凸模様を有する表面側の左右に足裏を指圧刺激する指圧具25を載置し位置決めするセット穴26を形成し、該セット穴26に指圧具25をセットすると、足裏指圧具としても使用することができる。
In addition, when not used as a bath bottom mat, it can be used as a wooden mat instead of a general rug, and for example, can be suitably used as a foot mat laid on a floor under a desk.
In the illustrated
尚、指圧具25は入手し易いゴルフボールであることが望ましく、この場合にセット穴26はゴルフボール25を足の裏で踏みつけて転がすことができる所定の深さと大きさの穴にすることができる。また足マット1の表面側の中央部爪先側(上方)には、非指圧時等にゴルフボール25を移しかえて仮セットする予備セット穴27を形成している。
また足マット1の端面内には凹溝方向と交差する方向にセット凹溝28を穿設すると共に、該セット凹溝28に木又は竹材等からなる帯状の補強片29を挿入して接合すると、板の変形や割れを簡単に防止することができる。
The
Further, a
以上のように凹凸模様付きの木片部材1は、木の内部に水を浸透させて放香作用を増大し持続させることができると共に、意匠性に優れた装飾物や道具として多様な分野に使用することができる。また節跡の多い間伐材や該間伐材を製品にした余材の利用も促進することができるので、中山間地森林産業の育成及び木工による地域活性化等も図ることができる等の利点がある。
As described above, the
1 模様付板材(板材)
2 放香筒
3 外花瓶
3a 内花瓶
4 底部材
5 凹溝
6 凸部
7 板底
9 芳香剤
10 放香孔
11 仕切板
12 通気孔
1 Patterned plate material (plate material)
2
Claims (7)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006136855A JP2007306985A (en) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | Vase for emitting aroma |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006136855A JP2007306985A (en) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | Vase for emitting aroma |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=38840399
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007306985A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101018559B1 (en) * | 2008-08-05 | 2011-03-03 | 최호상 | potable air freshner |
JP2014104266A (en) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | St Corp | Medicament volatilization device |
KR102638036B1 (en) * | 2023-02-23 | 2024-02-16 | 류복희 | Artificial flower structure for aroma |
-
2006
- 2006-05-16 JP JP2006136855A patent/JP2007306985A/en active Pending
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KR101018559B1 (en) * | 2008-08-05 | 2011-03-03 | 최호상 | potable air freshner |
JP2014104266A (en) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | St Corp | Medicament volatilization device |
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