JP2007304639A - ソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、複数のモジュールで構成されるソフトウェアの開発及びモジュールの追加・削除・修正等に伴うソフトウェアの管理を効率的かつ適切に行うソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】ソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベース2に登録し、構成管理データベース2のソフトウェア構成情報に基づいてインストーラ5を自動作成する。したがって、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるインストーラ5を効率的にかつ適切に作成することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベース2に登録し、構成管理データベース2のソフトウェア構成情報に基づいてインストーラ5を自動作成する。したがって、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるインストーラ5を効率的にかつ適切に作成することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、複数のモジュールで構成されるソフトウェアの開発及びモジュールの追加・削除・修正等に伴うソフトウェアの管理を効率的かつ適切に行うソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体に関する。
インストーラ等の各種ソフトウェアは、その開発を効率的にかつ短期間で行うために、複数のモジュールを組み立てることで構成されるようになってきている。
そして、複数のモジュールから構成されるソフトウェアを開発する場合、モジュールを一つずつ取得して、ソフトウェアとして手動で組み込むのが一般的な手法である。
また、複数のモジュールを開発する際、あるモジュールAと他の担当者が作成するモジュールBが依存関係にあるとき、モジュールBが修正されるたびにモジュールAにも修正が必要になる。このような場合、モジュールBの担当者がモジュールAの担当者に修正を伝えて、モジュールAも修正を行なうのが一般的である。
さらに、複数のモジュールから構成されるソフトウェアを開発する際、ソフトウェアの構成にモジュールが追加されると、追加になったモジュールをリリースするようにモジュール担当者に依頼する必要がある。
また、複数のモジュールからなるソフトウェアを開発する際、ソフトウェアを構成するモジュールが変更(追加・削除)されると、そのたびにソフトウェアを変更する必要があり、その際、モジュール担当者がソフトウェア担当者に変更を伝えて、ソフトウェアを変更するのが一般的である。
さらに、複数のモジュールからなる複数のソフトウェアを開発する際、あるモジュールを複数のソフトウェアで使用するのが一般的である。
また、複数のモジュールからなるソフトウェアを導入する際、正しく導入できたかチェックする仕組み(チェックツール)は、モジュールが修正・変更されるたびに修正・変更するのが一般的である。
このように、複数のモジュール構成のソフトウェアにおいては、モジュールの開発・管理を適切に行うことが、ソフトウェアを管理する上で、重要である。
そして、従来、ソフトウェア情報、モジュール情報、ソフトウェアの障害に関する障害情報及びソフトウェアの機能に対する要求や要望に関する要求情報を一元管理し、関連する情報を相互に検索することのできる開発管理システムが提案されている(特許文献1参照)。
また、従来、複数のソフトウェア開発装置で個別に開発された開発ソフトウェアを、それぞれ受信して、各開発ソフトウェアに対して試験を実施し、当該試験結果を各ソフトウェアを開発したソフトウェア開発装置に通知して、分散開発におけるソフトウェア開発の安定化を図った技術が提案されている(特許文献2参照)。
ソフトウェア部品を既製品のソフトウェア部品を利用して開発するソフトウェア開発システムにおいて、ソフトウェア部品の閲覧、登録、改訂、調査、利用という手続が可能を部品データベースを設けることで、ソフトウェア部品の流通を促進させる技術が提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、複数のモジュール構成のソフトウェアを効率的かつ適切に開発・管理する上で、改良の必要があった。
すなわち、複数のモジュール構成のソフトウェアの開発・管理においては、上述のように、複数のモジュール担当者の開発した複数のモジュールの組み込みをソフトウェア担当者が手操作で行ってソフトウェアを開発し、開発後に、当該モジュールやソフトウェアの修正・変更等を適宜行って、適切な状態に管理する必要がある。
ところが、ソフトウェアの開発において、モジュールを一つづつ手動で組み込むと抜けや漏れが発生するおそれがあり、また、モジュール間の依存関係が複雑になってくると、各モジュール担当者の連絡漏れやモジュールの担当者による修正漏れが発生する可能性があり、適切なモジュールの修正・変更が困難となる。さらに、あるモジュールに修正が発生した場合に、どのソフトウェアに影響があるのかを把握するには、各ソフトウェアが使用しているモジュールを調べる必要があり手間がかかる。例えば、多くのモジュールで構成されるインストーラにおいてモジュールが修正されるたびにチェックツールを修正するのは、手間がかかる上、抜け、漏れが発生しやすい。また、チェックツールは、インストーラを構成するモジュールが変更されるたびに変更するのが一般的であるが、多くのモジュールで構成されるインストーラにおいて、インストーラの構成が変更されるたびにチェックツールを変更するのは、手間がかかる上、抜け、漏れが発生しやすい。
そして、上記各特許文献記載の従来技術にあっては、モジュールを管理するのみであるため、これらの問題に適切に対応することができない。
そこで、本発明は、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、効率的に作成・管理するソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明のソフトウェア管理システムは、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理システムにおいて、前記ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報がソフトウェア構成情報として登録される構成管理データベースを備え、当該構成管理データベースの前記ソフトウェア構成情報に基づいて前記ソフトウェアを自動作成することにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明のソフトウェア管理プログラムは、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理プログラムにおいて、前記ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存するモジュール等の情報がソフトウェア構成情報として構成管理データベースに登録されると、当該構成管理データベースの前記ソフトウェア構成情報に基づいて前記ソフトウェアを自動作成することにより、上記目的を達成している。
上記各場合において、例えば、請求項3に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録され、当該修正モジュールと依存関係にある他のモジュールの前記ソフトウェア構成情報が前記構成管理データベースに登録されていると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該依存関係にある他のモジュールを自動的に再構築してもよい。
また、例えば、請求項4に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールの関連する前記ソフトウェアを自動修正してもよい。
さらに、例えば、請求項5に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアにモジュールの追加が発生して、前記構成管理データベースの当該モジュールの追加の発生したソフトウェアのソフトウェア構成情報に当該追加モジュールに関する情報が登録されると、当該追加モジュールの情報の追加登録されたソフトウェア構成情報に基づいて当該追加モジュールを自動的に再構築してもよい。
また、例えば、請求項6に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアにモジュールの追加・削除等の変更が発生して、前記構成管理データベースの当該モジュールの変更の発生したソフトウェアのソフトウェア構成情報に当該変更モジュールに関する情報が登録されると、当該変更モジュールの情報の登録されたソフトウェア構成情報に基づいて当該ソフトウェア構成情報のソフトウェアを自動的に修正してもよい。
さらに、例えば、請求項7に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、任意に指定されたモジュールを使用している前記ソフトウェアのソフトウェア構成情報を前記構成管理データベースから読み出して所定の出力形式で出力してもよい。
また、例えば、請求項8に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記各ソフトウェアの導入の適否を判定するチェックツールを備え、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールを用いている前記ソフトウェアの前記チェックツールを自動修正してもよい。
さらに、例えば、請求項9に記載するように、前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記各ソフトウェアの導入の適否を判定するチェックツールを備え、前記ソフトウェアにモジュールの追加・削除等の変更が発生して、当該変更モジュールの変更情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該変更モジュールの変更情報に基づいて当該変更モジュールを用いている前記ソフトウェアのチェックツールを自動修正してもよい。
請求項10記載の発明の記録媒体は、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理プログラムを記録する記録媒体であって、前記ソフトウェア管理プログラムとして、請求項2から請求項9のいずれかに記載のソフトウェア管理プログラムを記録することにより、上記目的を達成している。
本発明のソフトウェア管理システムによれば、ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベースに登録し、当該構成管理データベースのソフトウェア構成情報に基づいてソフトウェアを自動作成するので、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを効率的に作成することができる。
本発明のソフトウェア管理プログラムによれば、ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベースに登録し、当該構成管理データベースのソフトウェア構成情報に基づいてソフトウェアを自動作成するので、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを効率的に作成することができる。
本発明の記録媒体は、記録するソフトウェア管理プログラムを、ネットワーク接続されたコンピュータ等に導入してソフトウェア管理システムを構築することで、ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベースに登録し、当該構成管理データベースのソフトウェア構成情報に基づいてソフトウェアを自動作成するので、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるソフトウェアを効率的に作成することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図9は、本発明のソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明のソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体の一実施例を適用したソフトウェア管理システム1のシステム構成図である。本実施例のソフトウェア管理システム1は、複数のモジュールで構成されるソフトウェアとしてインストーラを例として採用した実施例である。
図1において、ソフトウェア管理システム1は、構成管理データベース(構成管理DB)2、ソース管理データベース(ソース管理DB)3、バイナリ管理データベース(バイナリ管理DB)4、インストーラ5、チェックツール6、製品構成ファイル7、モジュール担当者8及びインストーラ担当者9等で構成されており、ネットワーク接続された複数のコンピュータ上に、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video Disk)、メモリカード等の記録媒体に記録されているソフトウェア管理プログラムを読み取らせて導入することで構築されている。
構成管理データベース2は、インストーラ5、モジュール、モジュールのバージョン、依存するモジュールを対応付けたリストを蓄積し、どのインストーラ5がどのモジュールのどのバージョンを使用しているのか等のインストーラ5の構成を管理する。
ソース管理データベース3は、インストーラ5に組み込まれるモジュールのソースを管理するデータベースであり、バイナリ管理データベース4は、ソース管理データベース3のソースによって構築されたモジュール(バイナリ)を管理するデータベースである。
インストーラ5は、複数のモジュールで構成されているソフトウェアとしての各インストーラを示しており、チェックツール6は、各インストーラ5のチェックツールである。製品構成ファイル7は、各インストーラ5の構成を出力したファイルである。
モジュール担当者8は、インストーラ5に組み込まれる各モジュールの開発担当者であり、インストーラ担当者9は、各インストーラ5の開発担当者である。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のソフトウェア管理システム1は、作成するインストーラ5の構成情報(インストーラ構成情報)を構成管理データベース2に登録し、当該インストーラ構成情報に基づいてインストーラ5を自動生成し、また、管理する。
すなわち、ソフトウェア管理システム1は、図2に示すように、生成するインストーラ5のモジュール情報(モジュール構成情報)の構成管理データベース2への登録処理が開始されると(ステップS101)、各モジュール担当者8が、作成対象のインストーラ5を構成するモジュールのソースをソース管理データベース3に登録し、また、当該モジュールのバイナリをバイナリ管理データベース4に登録し、そして、構成管理データベース2に、モジュールを特定する情報、格納場所等のモジュール情報を登録する(ステップS102)。この登録処理では、各モジュールのバージョン毎に、その格納場所(バイナリデータベース4の格納場所)、依存モジュール、転送先、担当者等の情報を格納する。
ソフトウェア管理システム1は、構成管理データベース2へのモジュール情報の登録を完了すると、登録処理を終了し(ステップS103)、各インストーラ担当者9が、作成対象の各インストーラ5のインストーラ構成情報を構成管理データベース2に登録する。すなわち、各インストーラ担当者9は、各インストーラ5に含めるモジュールを構成管理データベース2に登録されているモジュール情報から選択する(ステップS104)。
その後、構成管理データベース2に対して、インストーラ構成情報からインストーラ5を構成するように指示があると(ステップS105)、インストーラ5の作成を開始し(ステップS106)、構成管理データベース2が、蓄積されているインストーラ構成情報から当該構成対象のインストーラ5に含めるモジュールを検知して、当該モジュールの格納場所から対応するモジュールを取得し、インストーラ5のソースをソース管理データベース3から取得して、インストーラ5を生成する(ステップS107)。
構成管理データベース2は、インストーラ5を生成すると、インストーラ作成処理を終了する(ステップS108)。
すなわち、インストーラ構成情報は、インストーラ5を構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存するモジュール等のモジュール情報をその構成要素としている。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報をソフトウェア構成情報として構成管理データベース2に登録し、構成管理データベース2のソフトウェア構成情報に基づいてインストーラ5を自動作成している。
したがって、モジュールの抜け、漏れの発生を防止しつつ、複数のモジュールで構成されるインストーラ5を効率的にかつ適切に作成することができる。
そして、上記構成において、あるモジュールの修正が発生した場合のモジュール情報修正処理について、図3に基づいて説明する。
構成管理データベース2へのモジュール修正情報の登録処理が開始されると(ステップS201)、まず、モジュール担当者8が、モジュールを修正して、ソース管理データベース3とバイナリ管理データベース4のそれぞれに登録する(ステップS202)。このとき、依存モジュールが存在するときには、当該依存モジュールのソースも修正が行われるように、ソース管理データベース3でリンクさせる。
次に、モジュール担当者8が、モジュールを修正したことを構成管理データベース2に登録する(ステップS203)。
構成管理データベース2が、モジュール修正情報と依存モジュールのモジュール情報に基づいて、依存モジュールのソースをソース管理データベース3から取得し、ビルド(再構築)して、バイナリ管理データベース4に登録して(ステップS204)、モジュール修正情報の登録処理を終了する(ステップS205)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成するモジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が構成管理データベース2に登録され、当該修正モジュールと依存関係にある他のモジュールのソフトウェア構成情報が構成管理データベース2に登録されていると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該依存関係にある他のモジュール(依存モジュール)を自動的に再構築(ビルド)している。
したがって、モジュールに修正が発生しても、当該モジュールと依存関係にあるモジュールを確実かつ適切に修正することができ、インストーラ5の管理を効率的に、かつ、適切に行って、インストーラ5の品質を向上させることができる。
そして、ソフトウェア管理システム1は、モジュール修正情報の登録処理を行うと、図4に示す修正インストーラ作成処理を行う。すなわち、ソフトウェア管理システム1は、図4に示すように、上述のようにして修正モジュールの構成管理データベース2への登録が完了すると(ステップS301)、修正インストーラ5の作成を開始し(ステップS302)、構成管理データベース2のインストーラ構成情報から当該修正インストーラ5に含まれるモジュールを検知する。ソフトウェア管理システム1は、修正インストーラ5に含まれるモジュールを検知すると、当該検知したモジュールの格納場所からモジュールを取得し、また、修正インストーラ5のソースをソース管理データベース3から取得して、修正インストーラ5を生成する(ステップS303)。
ソフトウェア管理システム1は、修正インストーラ5の作成を完了すると、修正インストーラ5の作成処理を終了する(ステップS304)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成するモジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が構成管理データベース2に登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールの関連するインストーラ5を自動修正している。
したがって、モジュールが修正された際に、自動的にインストーラ5を修正することができ、連絡漏れによるインストーラ5の修正漏れの発生を適切かつ確実に防止することができる。
また、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成するモジュールの追加・削除等の変更が発生すると、図5から図7に示すように、構成変更関連処理を実施する。まず、インストーラ情報(インストーラ構成情報)変更処理を図5に基づいて説明する。すなわち、ソフトウェア管理システム1は、インストーラ構成情報の変更が発生すると、図5に示すように、当該インストーラ構成情報の変更処理を開始し(ステップS401)、構成管理データベースのインストーラ構成情報の変更を行う(ステップS402)。
ソフトウェア管理システム1は、このインストーラ構成情報の変更で新しく追加になったモジュールのソースを、ソース管理データベース3から取得し、ビルドしてバイナリ管理データベース4に登録する(ステップS403)。
ソフトウェア管理システム1は、バイナリ管理データベース4への登録を完了すると、インストーラ情報変更処理を終了する(ステップS404)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5にモジュールの追加が発生して、構成管理データベース2の当該モジュールの追加の発生したインストーラ5のソフトウェア構成情報に当該追加モジュールに関する情報が登録されると、当該追加モジュールの情報の追加登録されたソフトウェア構成情報であるインストーラ構成情報に基づいて当該追加モジュールを自動的に再構築している。
したがって、インストーラ5にモジュールが追加されても、モジュール担当者8に追加になったモジュールをリリースするように依頼する手間を省きつつ、連絡漏れやリリース漏れの発生による影響を完全に防止することができるとともに、自動的に追加されたモジュールをビルドしてリリースすることができる。
そして、ソフトウェア管理システム1は、インストーラ情報変更処理を完了すると、図6に示すように、変更インストーラ作成処理を実行する。すなわち、ソフトウェア管理システム1は、図6に示すように、インストーラ構成情報の変更を終了すると(ステップS501)、構成管理データベース2のインストーラ構成情報から変更されたインストーラ5に含めるモジュールを検知し、当該モジュールの格納場所からモジュールを取得して、変更されたインストーラ5のソースをソース管理データベース3から取得して、変更インストーラ5を生成する(ステップS503)。
ソフトウェア管理システム1は、変更インストーラ5の作成を完了すると、変更インストーラ5の作成処理を終了する(ステップS504)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5にモジュールの追加・削除等の変更が発生して、構成管理データベース2の当該モジュールの変更の発生したインストーラ5のソフトウェア構成情報に当該変更モジュールに関する情報が登録されると、当該変更モジュールの情報の登録されたソフトウェア構成情報であるインストーラ構成情報に基づいて当該ソフトウェア構成情報のインストーラ5を自動的に修正する。
したがって、インストーラ5を構成するモジュールの追加・削除等の変更が発生しても、モジュール担当者8がインストーラ担当者9に変更を通知することなく、当該連絡漏れやインストーラ担当者9による変更漏れによる影響を完全に防止することができるとともに、インストーラ5を適切に修正することができる。
さらに、ソフトウェア管理システム1は、特定のモジュールを共通して使用しているインストーラ5が複数ある場合に、どのインストーラ5が当該モジュールを使用しているかを知るために、特定のモジュールを指定して、当該モジュールを使用しているインストーラ5のインストーラ構成情報の出力を行うことができる。そして、ソフトウェア管理システム1は、特定モジュールを使用しているインストーラ構成情報の出力要求があると、図7に示すように、当該指定された特定モジュールを使用しているインストーラ構成情報の出力処理を開始し(ステップS601)、構成管理データベース2にモジュール名、バージョンを入力して(ステップS602)、構成管理データベース2から該当するモジュールを使用しているインストーラ5を検索して、検索したインストーラ5の構成(インストーラ構成情報)を出力する(ステップS603)。
ソフトウェア管理システム1は、特定モジュールを使用しているインストーラ構成情報の出力を完了すると、処理を終了する(ステップS604)。
このようにすると、インストーラ5を構成するモジュールに修正や変更等があった場合に、当該モジュールの関連しているインストーラ5やその依存モジュール等の影響の範囲を適切に把握することができる。
そして、ソフトウェア管理システム1は、モジュールの修正等が行われるたびに、図8に示すチェックツール6の修正処理を行う。すなわち、ソフトウェア管理システム1は、構成管理データベース2へのモジュール修正情報の登録が完了すると(ステップS701)、チェックツール6の修正を開始し(ステップS702)、構成管理データベース2のインストーラ構成情報からチェックツール6に含めるモジュールを検知して、修正チェックツール6を生成する(ステップS703)。
ソフトウェア管理システム1は、修正チェックツール6の作成を完了すると、処理を終了する(ステップS704)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5を構成するモジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が構成管理データベース2に登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールを用いているインストーラ5のチェックツールを自動修正している。
したがって、モジュールが修正された場合に、修正抜けや修正漏れを適切に防止しつつ、チェックツールを安価にかつ高品質に修正することができる。
さらに、ソフトウェア管理システム1は、インストーラ構成情報の変更があると、図9に示すチェックツール変更処理を行う。すなわち、ソフトウェア管理システム1は、図9に示すように、インストーラ構成情報の変更が行われると(ステップS801)、チェックツール変更処理を開始し(ステップS802)、構成管理データベース2のインストーラ構成情報から変更されたインストーラ5に含めるモジュールを検知して、チェックツール6の変更生成を行う(ステップS803)。
ソフトウェア管理システム1は、変更チェックツール6の生成を完了すると、チェックツール変更処理を終了する(ステップS804)。
このように、本実施例のソフトウェア管理システム1は、インストーラ5にモジュールの追加・削除等の変更が発生して、当該変更モジュールの変更情報が構成管理データベース2に登録されると、当該変更モジュールの変更情報に基づいて当該変更モジュールを用いているインストーラ5のチェックツールを自動修正している。
したがって、モジュールが変更された場合に、変更抜けや変更漏れを適切に防止しつつ、チェックツールを安価にかつ高品質に変更することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、複数のモジュールで構成されるソフトウェアとしてインストーラを採用した場合について説明したが、ソフトウェアとしては、インストーラに限るものではない。
本発明は、ソフトウェア開発とその後の管理を効率的に行うソフトウェア管理システム、ソフトウェア管理プログラム及び記録媒体に適用することができる。
1 ソフトウェア管理システム
2 構成管理データベース(構成管理DB)
3 ソース管理データベース(ソース管理DB)
4 バイナリ管理データベース(バイナリ管理DB)
5 インストーラ
6 チェックツール
7 製品構成ファイル
8 モジュール担当者
9 インストーラ担当者
2 構成管理データベース(構成管理DB)
3 ソース管理データベース(ソース管理DB)
4 バイナリ管理データベース(バイナリ管理DB)
5 インストーラ
6 チェックツール
7 製品構成ファイル
8 モジュール担当者
9 インストーラ担当者
Claims (10)
- 複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理システムにおいて、前記ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存する他のモジュール等の情報がソフトウェア構成情報として登録される構成管理データベースを備え、当該構成管理データベースの前記ソフトウェア構成情報に基づいて前記ソフトウェアを自動作成することを特徴とするソフトウェア管理システム。
- 複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理プログラムにおいて、前記ソフトウェアを構成する各モジュールのモジュール名、当該モジュールの所在、当該モジュールのバージョン、当該モジュールの依存するモジュール等の情報がソフトウェア構成情報として構成管理データベースに登録されると、当該構成管理データベースの前記ソフトウェア構成情報に基づいて前記ソフトウェアを自動作成することを特徴とするソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録され、当該修正モジュールと依存関係にある他のモジュールの前記ソフトウェア構成情報が前記構成管理データベースに登録されていると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該依存関係にある他のモジュールを自動的に再構築することを特徴とする請求項1記載のソフトウェア管理システムまたは請求項2記載のソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールの関連する前記ソフトウェアを自動修正することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアにモジュールの追加が発生して、前記構成管理データベースの当該モジュールの追加の発生したソフトウェアのソフトウェア構成情報に当該追加モジュールに関する情報が登録されると、当該追加モジュールの情報の追加登録されたソフトウェア構成情報に基づいて当該追加モジュールを自動的に再構築することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記ソフトウェアにモジュールの追加・削除等の変更が発生して、前記構成管理データベースの当該モジュールの変更の発生したソフトウェアのソフトウェア構成情報に当該変更モジュールに関する情報が登録されると、当該変更モジュールの情報の登録されたソフトウェア構成情報に基づいて当該ソフトウェア構成情報のソフトウェアを自動的に修正することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、任意に指定されたモジュールを使用している前記ソフトウェアのソフトウェア構成情報を前記構成管理データベースから読み出して所定の出力形式で出力することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記各ソフトウェアの導入の適否を判定するチェックツールを備え、前記ソフトウェアを構成する前記モジュールに修正が発生して、当該修正モジュールの修正情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該修正モジュールの修正情報に基づいて当該修正モジュールを用いている前記ソフトウェアの前記チェックツールを自動修正することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 前記ソフトウェア管理システムまたは前記ソフトウェア管理プログラムは、前記各ソフトウェアの導入の適否を判定するチェックツールを備え、前記ソフトウェアにモジュールの追加・削除等の変更が発生して、当該変更モジュールの変更情報が前記構成管理データベースに登録されると、当該変更モジュールの変更情報に基づいて当該変更モジュールを用いている前記ソフトウェアのチェックツールを自動修正することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のソフトウェア管理システムまたはソフトウェア管理プログラム。
- 複数のモジュールで構成されるソフトウェアを開発・管理するソフトウェア管理プログラムを記録する記録媒体であって、前記ソフトウェア管理プログラムとして、請求項2から請求項9のいずれかに記載のソフトウェア管理プログラムを記録することを特徴とする記録媒体。
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JP (1) | JP2007304639A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8745623B2 (en) | 2010-10-14 | 2014-06-03 | Ricoh Company, Ltd. | Collaboration of modules for execution of application in information processing apparatus, information processing method, and storage medium |
CN109375930A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-22 | 江苏恒创软件有限公司 | 一种具有防盗功能的软件安装平台 |
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2006
- 2006-05-08 JP JP2006129173A patent/JP2007304639A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109375930A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-22 | 江苏恒创软件有限公司 | 一种具有防盗功能的软件安装平台 |
CN109375930B (zh) * | 2018-12-05 | 2023-11-24 | 恒创数字科技(江苏)有限公司 | 一种具有防盗功能的软件安装平台 |
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