JP2007289542A - 動脈狭窄診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な装置を必要とすることなく簡易な方法で動脈狭窄を早期に発見できるようにする。
【解決手段】動脈狭窄診断システムは、動脈狭窄診断装置10と、臥位状態の被測定者の下肢に対して負荷を与えるための運動負荷装置20とから構成されている。動脈狭窄診断装置10は、カフ41〜44を装着したままの被測定者の下肢に対して運動負荷装置20により一定の負荷が与えられた後に、足関節および上腕の血圧を測定してABI(足関節上腕血圧比)を算出する。測定されたABIの値が、正常な値の範囲外の場合、動脈狭窄診断装置10は、動脈狭窄の可能性があると判定してその旨を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動脈の狭窄および閉塞を診断するための動脈狭窄診断システムに関する。
近年、食生活の変化や、運動不測、高齢化等に伴い動脈硬化症が増加している。この動脈硬化症の中の1つとして、抹消動脈に狭窄部または閉塞部が発生して動脈の内径が細くなり血液の流れが悪化する閉塞性動脈硬化症が増加して問題となっている。この閉塞性動脈硬化症は、進行に伴い下肢のしびれ、間歇性跛行、安静時疼痛、潰瘍、壊疽等の様々な症状をもたらすため早期に発見して適切な治療を行うことが必要である。
このような動脈狭窄を発見して閉塞性動脈硬化症を診断するための指標として足関節上腕血圧比(以下、ABI(Ankle Brachial pressure Index)と略す。)を用いることが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このABIとは、足関節(足首)における最高血圧値と上腕における最高血圧血との比を表したものであり、下記の式により算出される。
ABI=足首最高血圧/上腕最高血圧
一般的に、臥位状態で四肢の血圧を測定した場合、健常者であれば下肢の血圧値の方が上肢の血圧値よりもやや高い値となる。しかし、動脈に狭窄部があると、その狭窄部よりも先の下流側には血流が流れ難くなるため血圧値が低下する。そのため、下肢の血圧値として足首における最高血圧値を用い、上肢の血圧値として上腕における最高血圧値を用いてABIを測定し、このABIの値を正常な場合の値と比較することにより動脈の狭窄を診断することができる。
そして、一般的には、このABIの値が0.9〜1.3の範囲であれば正常であると診断される。なお、動脈の狭窄は下肢において発生する場合が多く、ABIの値が0.9未満の場合には、下肢において動脈の狭窄が発生している可能性があると診断される。
このようなABIを用いることにより、血管造影等の大規模な装置を用いることなく、閉塞性動脈硬化症のスクリーニング検査を実施することが可能となる。
しかし、このようなABIを用いた診断を行っても、動脈狭窄の程度が軽い場合には発見できない場合がある。例えば、血管の断面積の50%が閉塞しているような場合でもABIの数値としては正常な範囲に入ってしまう場合がある。しかし、動脈硬化は徐々に進行していくため、閉塞性動脈硬化症の進行を放置しておくと最悪の場合には下肢の潰瘍や壊疽といった重篤な状態にもなりかねない。そのため、閉塞性動脈硬化症を早期に発見することが求められている。
血管造影等を行えば、このような初期の閉塞性動脈硬化症を発見することも可能である。しかし、血管造影を行うには大規模な装置と造影剤を投与する等の大幅な手間が必要となるため、健康診断等のスクリーニング検査では現実的には採用することができない。
特開2001−340306号公報 特開2004−261319号公報
上述した従来技術では、複雑な装置を必要とすることなく閉塞性動脈硬化症を早期に発見することができないという問題点があった。
本発明の目的は、複雑な装置を必要とすることなく簡易な方法で動脈狭窄を早期に発見することが可能な動脈狭窄診断システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の動脈狭窄診断システムは、臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えるための運動負荷装置と、
被測定者の下肢および上肢の血圧を測定する血圧測定手段と、前記運動負荷装置により前記被測定者に一定の負荷量が与えられた場合に前記血圧測定手段により測定された血圧値に基づいて前記被測定者のABIを測定するABI測定手段と、前記ABI測定手段により測定されたABIの値が正常な値の範囲外の場合に前記被測定者に動脈狭窄の可能性があると判定する判定手段とを有する動脈狭窄診断装置とを備えている。
本発明によれば、臥位状態の被測定者に対して運動負荷装置により下肢に一定量の負荷を与えた後にABIを測定するようにしているので、通常の方法では発見できないような動脈狭窄を簡易な方法で早期に発見することが可能となる。
好ましくは、前記運動負荷装置が、
前記被測定者の下肢による踏力を受けて変位するペダルと、
前記ペダルの変位量に基づいて応力を発生させるための弾性手段とを有する。
また、本発明の動脈狭窄診断システムは、臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えるための運動負荷装置と、
前記運動負荷装置により被測定者に与えた負荷量を測定する負荷量測定手段と、被測定者の下肢および上肢の血圧を測定する血圧測定手段と、前記負荷量測定手段により測定された負荷量が予め定められた値を越えた場合に前記血圧測定手段により測定された血圧値に基づいて前記被測定者のABIを測定するABI測定手段と、前記ABI測定手段により測定されたABIの値が正常な値の範囲外の場合に前記被測定者に動脈狭窄の可能性があると判定する判定手段とを有する動脈狭窄診断装置とを備えている。
本発明によれば、負荷量測定手段により運動負荷装置の動作回数をカウントして被測定者に与えた負荷量を測定するようにしているので、測定者は運動負荷装置の動作回数を数える等の手間を省くことができる。
好ましくは、前記運動負荷装置が、
前記被測定者の下肢による踏力を受けて変位するペダルと、
前記ペダルの変位量に基づいて応力を発生させるための弾性手段とを有し、
前記負荷量測定手段は、前記ペダルの動作回数に基づいて負荷量を算出する。
以上説明したように、本発明によれば、臥位状態の被測定者に対して運動負荷装置により下肢に一定量の負荷を与えた後にABIを測定するようにしているので、通常の方法では発見できないような動脈狭窄を簡易な方法で早期に発見することが可能となるという効果を得ることができる。
まず、本発明の理解を助けるために、その背景及び概略を説明する。
上述したような従来の診断方法によれば、ある程度進行した動脈狭窄であれば発見することが可能である。しかし、本発明では、通常の測定方法ではABIの値を測定しても判定できないような早期の閉塞性動脈硬化症を診断できるような動脈狭窄診断システムを提案する。
間歇性跛行の患者に対してトレッドミル歩行負荷を行った後にABIを測定すると、ABIの値が悪化することが知られている。これは、下肢に負荷を与えると血流が筋肉へ盗流されることにより狭窄部より下流の血圧が大幅に降下するため、下肢の動脈部に狭窄部があると下肢血圧値が降下してABIの値が悪化するものと考えられている。
そのため、本発明の発明者は、被測定者に対して運動負荷を与えた後にABIの測定を行えば、通常の状態では発見できないような動脈狭窄を発見できるのではないかと考えた。
しかし、このようなトレッドミル歩行負荷のように被測定者が実際に歩行するような負荷を与えようとすると、大規模な器具が必要となったり、運動後に測定装置を装着したりする等の手間が必要となったりする。
そこで、本発明では、大規模な器具を必要とすることなく、また血圧測定のための器具を装着したままで同等の運動負荷を被測定者に与えることが可能な動脈狭窄診断システムを提案する。
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態の動脈狭窄診断システムの構成を示すシステム図である。
本実施形態の動脈狭窄診断システムは、図1に示されるように、動脈狭窄診断装置10と、臥位状態の被測定者の下肢に対して負荷を与えるための運動負荷装置20とから構成されている。
図1では被測定者はベッドの上に背臥位(あおむけ)の姿勢で寝ている。なお、上腕と足首とがほぼ同じ高さとなるのであれば、腹臥位(うつぶせ)、側臥位の姿勢でも測定が可能である。
また、動脈狭窄診断装置10に接続されている4つのカフ(血圧測定帯)41〜44が、それぞれ被測定者の左上腕、右上腕、左足首、右足首に装着されている。さらに、被測定者に対して負荷を与えるための運動負荷装置20も動脈狭窄診断装置10に接続されている。
次に、運動負荷装置20の詳細な構造を図2、図3を参照して説明する。
図2は運動負荷装置20を正面から見た図であり、図3は運動負荷装置20を側面から見た図である。
この運動負荷装置20は、左足用と右足用の2つの部分により構成されている。ここでは、説明を簡単にするために、右足用の構成についてのみ説明するが、左足用の構成についても右足用の構成と同じである。
本実施形態における運動負荷装置20の右足用の構成は、図2に示されるように、2本のペダル保持アーム22、23と、このペダル保持アーム22、23に挟まれたペダル21と、ペダル保持アーム22、23およびペダル21を貫通しているシャフト24と、シャフト24をペダル保持アーム22、23に固定するためのナット25、26とを有している。
また、図3に示すように、ペダル21には、ペダル保持アーム22を固定するための突起部27が設けられている。そのため、ペダル21は、シャフト24を中心に回転しないような構造になっている。
また、ペダル保持アーム22のナット24により固定されていない端部は、倒れることが可能なように被測定者が寝ているベッド上に固定されている。
また、このベッド上には支柱28が設けられていて、この支柱28とペダル保持アーム22との間は弾性体であるバネ29により接続されている。
なお、図3において、ペダル21の反対側部分も同様な構成となっているため、その説明は省略する。
本実施形態の運動負荷装置20は、このような構成となっていることにより、図3に示すように、ペダル21に荷重を加えることによりペダル保持アーム22の端部を中心にして倒れ、荷重が加わらなくなるとバネ29の応力により元の位置に戻るような構造となっている。そして、このペダル21を被測定者の足により踏み込んでもらうことにより、被測定者の下肢に負荷を与えることができる。
そして、運動負荷装置20には、動作回数を測定するためのセンサ(図示せず)が設けられている。
なお、ここでは、運動負荷装置20の一例として図2、図3に示すような構造を用いた場合について説明しているが、ペダル21が被測定者の下肢による踏力を受けて変位し、弾性手段がペダル21の変位量に基づいて応力を発生させるような構造であればどのような構造であっても良い。
また、本実施形態では、弾性手段としてバネを用いているが、変位に応じて応力を発生させるものであれば、ゴム等のバネ以外の弾性体を用いても良い。
ここで、バネ29の弾性係数を変更することにより、1回の踏み込みによる負荷量を調整することができるようになっている。検査時間を短縮するためには1回の踏み込みによる負荷量を大きくすれば良い。しかし、被測定者には、年齢、性別、筋力が様々な人が対象であるため、高齢な女性でも無理することなく踏み込むことができる程度の強さにすることが必要である。
次に、本実施形態の動脈狭窄診断装置10の具体的な構成を図4に示す。
本実施形態の動脈狭窄診断装置10は、図4に示されるように、入力部11と、表示部12と、記憶部13と、外部インタフェース14と、CPU(中央演算処理装置)15とが、バス18により接続された構成となっている。
入力部11は、被測定者の名前、年齢、性別等を入力することが可能なような操作部が設けられている。この入力部11から入力された各種の情報は記憶部13に記憶される。
表示部12は、例えば液晶モニタにより構成され、運動負荷装置20の動作回数や、測定された血圧値、測定されたABIの値、および動脈狭窄の有無等を表示する。
外部インタフェース14は、運動負荷装置20に設けられたセンサによりペダル21の動作回数の情報を入力する。
CPU16は、所定のプログラムに基づいて入力部11、表示部12、記憶部13、外部インタフェース14等の制御を行うことによりABIの値を測定して動脈狭窄の有無を判定する。
このようにして所定のプログラムに基づいた処理が行われることにより実現される動脈狭窄診断装置10の機能構成例を図5に示す。
この図5を参照すると、本実施形態の動脈狭窄診断装置10は、入力部11と、表示部12と、血圧測定手段31と、ABI算出手段32と、判定手段33と、負荷量測定手段34とから構成されている。
負荷量測定手段34は、運動負荷装置20の動作回数を測定することにより被測定者に対して与えた負荷量を測定する。
血圧測定手段31は、被測定者に装着されたカフ41〜44によって、下肢および上肢の血圧値、具体的には左上腕、右上腕、左足首、右足首の血圧値をそれぞれ測定する。
ABI算出手段32は、負荷量測定手段34により測定された負荷量が予め定められた値を超えた場合に血圧測定手段31により測定された血圧値に基づいてABIを測定する。
なお、上述したように、ABIは、足首最高血圧と上腕最高血圧との比によって求められるが、動脈の狭窄は下肢において発生する場合が多いため、上腕最高血圧は左右の平均としても良いし、いずれか高い値を用いてもよい。
例えば、上腕最高血圧として左右の平均値を用いた場合、下記の式によりABI(左)、ABI(右)を算出して、正常な範囲内か否かを判定すればよい。
ABI(左)=左足首最高血圧/左右上腕最高血圧の平均値
ABI(右)=右足首最高血圧/左右上腕最高血圧の平均値
判定手段33は、ABI算出手段32により測定されたABIの値が正常な値の範囲にあるか否か、具体的にはABIの値が0.9〜1.3の範囲にあるか否かを判定し、測定されたABIの値が正常な値の範囲外の場合には被測定者に動脈狭窄の可能性があると判定する。この判定手段33の判定結果は、測定されたABIの値とともに表示部12に表示される。
次に、負荷量測定手段34が運動負荷装置20の動作回数に基づいて負荷量を測定する具体的な方法について説明する。
例えば、1回の踏み込みによるペダルの移動量が8cmであるものとし、踏み始めの踏力が1.5kg、踏み終わりの踏力が7.0kgだとすると、踏力の平均値は下記のように算出される。
踏力の平均値=(7.0[kg]+1.5[kg])/2
=4.25[kg]≒4.25×9.8[N]=41.65[N]
そして、1回のペダルの動作による運動量は、踏力の平均値×移動距離であるため、下記の式により算出される。
1回のペダル動作による運動量=踏力の平均値×移動距離
=41.65[N]×0.08[m]≒3.3[J]
つまり、1回のペダルの動作により3.3Jの負荷が被測定者に対して与えられたことになる。
ここで、被測定者に対して260Jの負荷量を与えたい場合、下記の式により算出される回数だけ運動負荷装置20を動作させるようにすればよい。
260[J]/3.3[J]≒79[回]
ここでの回数はおおよその回数であるため、例えば規定回数を80回とすれば被測定者に対して規定以上の負荷量を与えることができる。つまり、負荷量測定手段34は、運動負荷装置20の動作回数が80回となった場合に、被測定者に与えた負荷量が規定値に達したと判定するようにすればよい。
なお、運動負荷装置20の動作回数や、ABI算出部31により算出されたABIの値を随時表示部12に表示するようにしてもよい。また、左上腕、右上腕、左足首、右足首の血圧値を表示部12に表示するようにしてもよい
次に、本実施形態の動脈狭窄診断システムの動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、被測定者にベッドに寝てもらいカフ41〜44を、左上腕、右上腕、左足首、右足首に装着する。そして、血圧測定手段31によりそれぞれの血圧を測定し、ABI算出部32により、その状態におけるABIの値を測定して記憶しておく。次に、被測定者に運動負荷装置20を動かしてもらう。すると、負荷量測定手段34は、運動負荷装置20の動作回数をカウントして負荷量を測定する(S101)。
そして、負荷量測定手段34により測定された負荷量が規定値を超えた場合(S102)、ABI算出手段32はABIの値を算出する(S103)。
すると、判定手段33は、ABI算出手段32により算出されたABIの値が正常の範囲にあるか否かを判定する(S104)。ここで、算出されたABIの値が正常の範囲内であれば、判定手段33は、正常である旨を表示部12に表示する(S105)。また、算出されたABIの値が正常の範囲内で無い場合には、判定手段33は、ABIの値が異常であるため動脈狭窄の可能性がある旨を表示部12に表示する(S106)。
次に、本実施形態の動脈狭窄診断システムにより実際に被測定者に負荷を与えた前後のABIの変化を図7に示す。
グラフ90は動脈狭窄の無い正常な人のグラフであり、グラフ91は動脈狭窄のある人のグラフである。
グラフ90を参照すると、正常な人の場合には、運動負荷装置20により負荷を与えた前後においてもABIの値はほとんど変化していないことがわかる。しかし、グラフ91を参照すると、動脈狭窄がある人の場合には、運動負荷装置20により負荷を与える前は正常な範囲であったABIの値が、負荷を与えられた野値には急激に減少して正常な範囲を超えてしまっていることがわかる。
このように、本実施形態の動脈狭窄診断システムによれば、被測定者の下肢に対して規定値以上の負荷を与えた後に、ABIを測定することにより、通常の状態では発見できないような動脈狭窄を発見することが可能となる。
そして、本実施形態のように、臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えることができるような運動負荷装置20を用いることにより、被測定者に血圧を測定するためのカフ41〜44を装着したままで負荷を与えることが可能となる。そして、規定値の負荷が被測定者に与えられたことを確認して、そのままの状態でABIの測定を行うことが可能となる。
このように、本実施形態の動脈狭窄診断システムによれば、簡易な方法で被測定者の下肢に負荷を与えてABIの測定を行うことが可能であるため、健康診断のようなスクリーニング検査においても本実施形態の動脈狭窄診断システムを用いることが可能である。
なお、本実施形態では、ペダル21と、弾性手段であるバネ29により被測定者の下肢に負荷を与える運動負荷装置20を構成しているが、臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えることができるような構成であればどのような構造を用いても良い。例えば、2つのペダルのうち一方のペダルを踏むと反対側のペダルが被測定者側に戻ってくるような機構を用い、このペダルの動きに対してダンパーを用いて粘性抵抗を与えて被測定者に負荷を与えるような構造としても良い。
[変形例]
上記実施形態では、動脈狭窄診断装置10により運動負荷装置20の動作回数をカウントして負荷量を算出する場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、動脈狭窄診断装置10が運動負荷装置20の負荷量を算出しない場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
この場合には、測定者が運動負荷装置20の動作回数をカウントし、カウントした動作回数が一定値に達した場合に、動脈狭窄診断装置10にABI測定開始の指示を行うようにすればよい。この場合には、図5に示した負荷量測定手段34は不要となる。
本発明の一実施形態の動脈狭窄診断システムの構成を示すブロック図である。 図1中の負荷装置20の正面図である。 図1中の負荷装置20の側面図である。 本発明の一実施形態の動脈狭窄診断装置10の具体的な構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動脈狭窄診断装置10の機能構成例を示す図である。 本発明の一実施形態の動脈狭窄診断システムの動作を示すフローチャートである。 本実施形態の動脈狭窄診断システムにより被測定者に負荷を与えた前後のABIの変化を示す図である。
符号の説明
10 動脈狭窄診断装置
11 入力部
12 表示部
13 記憶部
14 外部インタフェース
15 CPU
18 バス
20 運動負荷装置
21 ペダル
22、23 ペダル保持アーム
24 シャフト
25、26 ナット
27 突起部
28 支柱
29 バネ
31 血圧測定手段
32 ABI算出手段
33 判定手段
34 負荷量測定手段
41〜44 カフ
S101〜S106 ステップ

Claims (4)

  1. 臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えるための運動負荷装置と、
    被測定者の下肢および上肢の血圧を測定する血圧測定手段と、前記運動負荷装置により前記被測定者に一定の負荷量が与えられた場合に前記血圧測定手段により測定された血圧値に基づいて前記被測定者のABIを測定するABI測定手段と、前記ABI測定手段により測定されたABIの値が正常な値の範囲外の場合に前記被測定者に動脈狭窄の可能性があると判定する判定手段とを有する動脈狭窄診断装置と、
    を備えた動脈狭窄診断システム。
  2. 前記運動負荷装置が、
    前記被測定者の下肢による踏力を受けて変位するペダルと、
    前記ペダルの変位量に基づいて応力を発生させるための弾性手段と、
    を有する請求項1記載の動脈狭窄診断システム。
  3. 臥位状態の被測定者の下肢に負荷を与えるための運動負荷装置と、
    前記運動負荷装置により被測定者に与えた負荷量を測定する負荷量測定手段と、被測定者の下肢および上肢の血圧を測定する血圧測定手段と、前記負荷量測定手段により測定された負荷量が予め定められた値を越えた場合に前記血圧測定手段により測定された血圧値に基づいて前記被測定者のABIを測定するABI測定手段と、前記ABI測定手段により測定されたABIの値が正常な値の範囲外の場合に前記被測定者に動脈狭窄の可能性があると判定する判定手段とを有する動脈狭窄診断装置と、
    を備えた動脈狭窄診断システム。
  4. 前記運動負荷装置が、
    前記被測定者の下肢による踏力を受けて変位するペダルと、
    前記ペダルの変位量に基づいて応力を発生させるための弾性手段とを有し、
    前記負荷量測定手段は、前記ペダルの動作回数に基づいて負荷量を算出する請求項3記載の動脈狭窄診断システム。
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