JP2007288558A - ストリーム受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタル放送をIPネットワークで再送信する場合、放送ストリームをPCでキャプチャーして別の時刻に受信装置に送信すると、デジタル放送において従来使用されているCAS方式では本来の放送時刻ではない場合でも暗号復号が行われるため、視聴制限の抜け穴となってしまう。
【解決手段】ストリーム受信手段が受信した暗号化されたストリームに対し、時刻比較手段は、時刻情報抽出手段が受信したストリームから取得した時刻情報と、ネットワーク時刻取得手段がネットワークを介して時刻サーバから取得したネットワーク時刻が設定された基準時計が示す時刻とを比較し、両者の時刻差が予め設定された許容範囲内である場合のみストリームの暗号復号を行うように制御することにより、過去に放送されたストリームの視聴を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP網を用いて映像や音声などの配信サービスを受信して表示する場合の著作物保護の技術に関する。
衛星デジタル放送や地上デジタル放送などのデジタル放送では、正規の受信装置でのみ視聴できるようにしたり、特定の番組を契約済みの受信装置でのみ視聴できるようにするためのしくみとして、CAS(Conditional Access System)と呼ばれる限定受信方式を用いている。例えば、日本ではB−CAS(BS Conditional Access System)と呼ばれる方式が用いられている。
デジタル放送における限定受信方式については、例えば、特許文献1にその技術内容の一例が開示されている。
デジタル放送を受信する従来のストリーム受信装置の動作について、図6及び図7を用いて以下に説明する。なお、図6は、従来のストリーム受信装置の構成を示すブロック図であり、図7は、チューナー121が受信して出力するストリームのフォーマットの概要を示した図である。
図7にその構成が示されるストリームは、MPEG2規格のTS(Transport Stream)形式であり、TSパケット701と呼ばれる固定長(188バイト)のパケットに区切られて伝送される。各TSパケット701は、それぞれヘッダ部710とペイロード部720に分けられる。ヘッダ部710には、PID(Packet IDentifier)と呼ばれる各TSパケット701の種類を識別するための識別子が含まれている。TSストリームには、映像データおよび音声データに加えて、鍵情報や、時刻情報などの制御データが多重されており、それぞれのデータは適当な大きさに分割されて各TSパケット701のペイロード部720にマッピングされ、各TSパケット701のPIDには、映像、音声および各制御データの種類ごとに、それぞれ別の値が割り当てられる。なお、各データのPID値の指定方法は、あらかじめ規格で決めておくか、決められたPIDを持ったデータから間接的に指定するかのいずれかの方法による。
映像データはMPEG2−Video形式で圧縮符号化され、また音声データはMPEG2−AAC形式で圧縮符号化されて、それぞれTSパケット701のペイロード部720にマッピングされている。これらのデータは暗号化されており、それらを復号するための鍵情報はECM(Entitlement Control Message)と呼ばれるデータ形式で、特定のPIDを持つTSパケット701のペイロード部720に配置され、周期的に伝送される。ECMには、鍵情報のほかに番組の識別子などの番組情報も含まれている。
また、TSストリームにはストリーム放送時の現在時刻を示す情報が周期的に多重されており、これらは、TOT(Time Offset Table)又はTDT(Time Date Table)と呼ばれるデータ形式で、特定のPIDを持つTSパケット701のペイロード部720にマッピングされて周期的に伝送される。TOTとTDTは、一般にはいずれか一方のみ運用される。
次に、図6に示す従来のストリーム受信装置109の動作について説明する。
チューナー121は、ストリーム受信手段として動作し、デジタル放送の電波を受信してTSストリームを出力する。多重分離部112は、チューナー121から入力されたTSストリームを構成する各TSパケットのヘッダ部に含まれるPIDを参照することにより、映像データ、音声データおよび鍵情報としてのECMと、時刻情報としてのTOT又はTDTなどのTSパケット701を分離し、ペイロード部720からそれぞれデータを抽出する。
即ち、多重分離部112は、予め指定されたPIDの値により、TOT又はTDTを含むTSパケット701を取得してペイロード部720からTOT又はTDTを抽出し、その抽出したTOT又はTDTを時刻情報抽出部117に渡す。時刻情報抽出部117は、多重分離部112との組み合わせで時刻情報取得手段として動作し、TOT又はTDTから時刻情報を抽出し、その抽出した時刻情報を現在時刻として基準時計119に設定する。基準時計119が示す現在時刻は、ストリーム受信装置109全体の基準時刻として用いられ、例えば、番組表の表示や、番組の予約視聴などの基準時刻として用いられる。
また、多重分離部112は、予め指定されたPIDの値により、ECMを含むTSパケットを取得してペイロード部720からECMを抽出し、その抽出したECMを鍵情報抽出部196に渡す。鍵情報抽出部196には、ストリーム受信装置109において視聴可能な番組の条件を示す視聴条件が、あらかじめ別の手段によって設定されている。この視聴条件には、視聴可能な番組の識別子などが含まれている。鍵情報抽出部196は、多重分離部112との組み合わせで鍵情報取得手段として動作し、多重分離部112から受け取ったECMから番組情報と暗号鍵を抽出し、抽出した番組情報が予め設定されている視聴条件を満たしていると判定したときは、抽出した暗号鍵を暗号復号部113に設定する。
同様に、多重分離部112は、チューナー121から入力されたTSストリームから暗号化された映像データおよび音声データを抽出し、その抽出した映像データおよび音声データを暗号復号部113に渡す。多重分離部112との組み合わせで暗号復号手段として動作する暗号復号部113は、鍵情報抽出部196から設定された暗号鍵を用いて、映像データおよび音声データの暗号の復号処理を施した後、その暗号の復号処理を施した映像データおよび音声データを映像・音声復号部114に渡す。映像・音声復号部114は、暗号復号部113から受け取った映像データおよび音声データに対してMPEG2−VideoやMPEG2−AACの復号処理を行なった後、その復号した映像情報および音声情報を表示部115に送信して表示する。
以上の動作により、ECMに含まれる番組情報が鍵情報抽出部196に予め設定されている視聴条件を満たしていないと判定された場合は、暗号復号部113に鍵が設定されないために暗号の復号が行われず、したがって、映像データおよび音声データは正しく復号されないために正しく表示されない。このようにして、視聴条件による視聴制限を行うことができる。
特開平11−341467号公報
しかしながら、今後、ブロードバンドと言われる広帯域のIP(Internet Protocol)ネットワークが普及してくると、CATVと同じような形態で、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信することが可能になるが、IPによる放送は電波による放送と異なり、放送データをパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)などを用いて容易に取り込むことができるという特徴があり、そのため、従来の限定受信方式をそのまま適用しただけでは、十分に著作物の保護ができないという課題がある。即ち、再送信されたストリームをPCなどでIPパケットとして取り込んでハードディスクなどに蓄積し、一旦蓄積した後にその蓄積したストリームをストリーム受信装置に対して送信すると、一旦蓄積されたストリームであってもストリーム受信装置は本来の放送と区別ができず、本来の放送受信時と同じように暗号復号を行い、再生してしまう。
本発明は、上記のような課題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の第1の発明(請求項1に対応)のストリーム受信装置は、ネットワークを介して双方向通信を行う通信手段と、装置全体の基準時刻となる現在時刻を出力する基準時計と、前記通信手段を介して前記ネットワーク上の時刻サーバからネットワーク時刻を取得し、取得した前記ネットワーク時刻を前記基準時計に設定するネットワーク時刻取得手段と、前記ネットワークを介して、暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームを受信するストリーム受信手段と、前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記ストリーム受信手段で受信した前記暗号化されたデータの暗号を復号する暗号復号手段と、前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報と前記基準時計が出力する時刻とを比較し、その時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記ストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、を有することを特徴とするものである。
このような構成によれば、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
また、第2の発明(請求項2に対応)のストリーム受信装置は、第1の発明のストリーム受信装置において、前記ネットワーク時刻取得手段は、前記時刻サーバが正規の時刻サーバであるか否かを認証する手段を有し、前記時刻サーバが正規の時刻サーバであることを確認した場合にのみ前記時刻サーバからネットワーク時刻を取得し、前記時刻比較手段は、予め設定された時間内に前記ネットワーク時刻取得手段から前記基準時計に時刻が設定されていなければ、前記時刻情報取得手段が取得する時刻情報と前記基準時計が出力する時刻との比較結果にかかわらず、前記ストリームの暗号の復号を行わないように制御することを特徴とするものである。
このような構成によれば、通信相手である時刻サーバが正しい相手(時刻サーバ)であることを認証することができ、また、通信は暗号化されているため、時刻サーバに成りすまして「現在時刻」とは異なる時刻を設定するといった不正行為を防ぐことができる。
また、第3の発明(請求項3に対応)のストリーム受信装置は、第1の発明または第2の発明のストリーム受信装置において、前記ストリーム受信手段が、放送電波を介してストリームを受信するストリーム受信手段と前記ネットワークを介してストリームを受信するストリーム受信手段を含む少なくとも二つのストリーム受信手段で構成され、前記少なくとも二つのストリーム受信手段で受信したストリームを選択し、前記選択したいずれかのストリームを前記暗号復号手段、前記鍵情報取得手段および前記時刻情報取得手段にそれぞれ入力する第1の選択手段と、前記時刻情報取得手段で取得した前記時刻情報もしくは前記ネットワーク時刻取得手段で取得した前記ネットワーク時刻のいずれかを選択し、前記選択したいずれかの時刻を前記基準時計に設定する第2の選択手段をさらに有し、前記第1の選択手段で選択されたストリームが、前記放送電波を介してストリームを受信するストリーム受信手段で受信したストリームであるか、あるいは、前記ネットワークを介してストリームを受信するストリーム受信手段で受信したストリームであるかに応じて前記第2の選択手段の選択状態を切り替え、前者の場合は前記時刻情報取得手段で取得した前記時刻情報を、後者の場合は前記ネットワーク時刻取得手段で取得した前記ネットワーク時刻を、それぞれ前記基準時計に設定することを特徴とするものである。
このような構成によれば、電波によるデジタル放送を受信中は受信したストリームから分離/抽出した時刻情報によって基準時計を設定し、IPによる放送を受信中はネットワーク上の時計サーバから取得した時刻情報によって基準時計を設定することにより、電波による放送のみを受信する場合、IPによる放送のみを受信する場合、あるいは電波による放送とIPによる放送の両方を受信する場合のいずれの場合であっても、基準時計に正しく現在時刻を設定することができるとともに、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送を受信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。また、万が一時刻サーバが異常になった場合でも、少なくとも電波による放送は正常に受信することができるとともに、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
また、第4の発明(請求項4に対応)のストリーム受信装置は、ネットワークを介して双方向通信を行う通信手段と、装置全体の基準時刻となる現在時刻を出力する基準時計と、標準電波を受信して前記標準電波から時刻情報を取得し、前記標準電波から取得した時刻情報を前記基準時計に設定する標準電波受信手段と、前記ネットワークを介して、暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームを受信するストリーム受信手段と、前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記ストリーム受信手段で受信した前記暗号化されたデータの暗号を復号する暗号復号手段と、前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報と前記基準時計が出力する時刻とを比較し、その時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記ストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、を有することを特徴とするものである。
このような構成によれば、標準電波から抽出される時刻情報は、精度が高く、しかも、受信した標準電波から抽出した時刻情報でのみ基準時計の設定を行う構成とすることにより、使用者(視聴者)が基準時計を故意にずらすことができなくなるため、基準時計に設定される時刻を信頼できる時刻として用いることができる。したがって、第1の発明と同様にIPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
また、第5の発明(請求項5に対応)のストリーム受信装置は、暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームをネットワークを介して受信する複数のストリーム受信手段と、前記複数のストリーム受信手段で受信した複数のストリームの中から一つのストリームを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記選択手段により選択されたストリームの暗号を復号する暗号復号手段と、前記複数のストリーム受信手段で受信した複数のストリームからそれぞれ時刻情報を取得する複数の時刻情報取得手段と、前記複数の時刻情報取得手段で取得した前記それぞれの時刻情報を比較し、それぞれの時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記選択手段により選択されたストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、を有することを特徴とするものである。
このような構成によれば、ネットワーク上に特別の時刻サーバを用意しなくても、第1の発明と同様の効果を得ることができる。すなわち、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
本発明は、以上のような構成により、一旦蓄積されたストリームを本来の放送と区別してそのストリームの視聴を制限することができるため、一旦蓄積した後にその蓄積したストリームを視聴するなどの、コピー保護の抜け穴となるような行為を制限することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるIPネットワークによる放送を受信可能なストリーム受信装置100の構成を示すブロック図である。また、図5は、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100を用いたシステムの一例として、電波によるデジタル放送をIPネットワークで再送信し、その再送信されたデジタル放送をストリーム受信装置100で受信する場合のIP再送信システムの構成を示したイメージ図である。
図5において、デジタル放送送信局600は、送信アンテナ602を介して電波による放送を送信する。IP放送送信局200は、受信アンテナ202を介して電波による放送を受信し、その受信した放送の放送番組をIPネットワーク300を介してIP放送受信装置、すなわちストリーム受信装置100に送信する。時刻サーバ400は、ストリーム受信装置100に対して正確な時刻情報を提供する。
次に、図1を用いてストリーム受信装置100の構成について説明する。
図1において、通信インタフェース111は、双方向の通信手段としてかつストリーム受信手段として動作し、Ethernet(登録商標)、無線LAN、あるいはCATVモデムなどのインタフェースを用いてIPプロトコルによる通信を行う。ネットワーク時刻取得手段として動作するネットワーク時刻取得部120は、通信インタフェース111を介してIPネットワーク上の時刻サーバ(例えば、図5における時刻サーバ400)から時刻情報を取得し、その取得した時刻情報を現在時刻として基準時計119に設定する。時刻比較手段として動作する時刻比較部118は、時刻情報抽出部117が抽出した時刻情報と、基準時計119が示す現在時刻を比較して判定し、その比較判定結果を鍵情報抽出部116に出力する。時刻比較部118には、比較する2つの時刻の差分値に対して許容範囲があらかじめ設定されている。この許容範囲の例としては、例えば、図5に示すIP放送送信局200における遅延や、時刻サーバ400が示す時刻の誤差等を考慮して±1秒程度が想定されるが、この値に限るものではない。鍵情報抽出部116は、多重分離部112との組み合わせで鍵情報取得手段として動作し、図6における従来のストリーム受信装置109の鍵情報抽出部196と類似の動作を行うが、時刻比較部118から出力される比較判定結果によって、鍵情報を暗号復号部113に設定するか否かを切り替える点が従来の鍵情報抽出部196と異なる。また、基準時計119は、従来のストリーム受信装置109におけるものと同様であるが、ネットワーク時刻取得部120が取得した時刻情報が設定される点が異なる。ストリーム受信装置100を構成するその他のブロックは、図6における従来のストリーム受信装置109を構成するブロックと同様であるので、同一の符号を付し説明を省略する。
以上のように構成されたIP再送信システムにおけるストリーム受信装置100の動作について、次に説明する。
図5において、デジタル放送送信局600は、図7に示すTSストリームを送信アンテナ602を通じて電波で放送(送信)する。IP放送送信局200は、受信アンテナ202を介して電波による放送を受信し、TSストリームを取り出し、適当な大きさに分割してIPパケットに格納し、そのIPパケットをIPネットワーク300を介してストリーム受信装置100に対して送信する。
図1において、ストリーム受信装置100における通信インタフェース111は、IP放送送信局200から送信されたIPパケットを受信し、その受信したIPパケットから取り出したTSストリームを多重分離部112に渡す。
多重分離部112は、通信インタフェース111から渡されたTSストリームにおける図7に示す各TSパケット701のヘッダ部710に含まれているPIDを参照することにより、TSストリームからTDT又はTOTを分離し、その分離したTDT又はTOTを時刻情報抽出部117に渡し、時刻情報抽出部117は、多重分離部112から受け取ったTDT又はTOTから時刻情報を抽出する。また同様にして、多重分離部112は、TSストリームからECMを分離し、その分離したECMを鍵情報抽出部116に渡す。時刻比較部118は、基準時計119が示す現在時刻と、時刻情報抽出部117が抽出した時刻情報、すなわち受信したTSストリームの時刻情報を比較し、その時刻差があらかじめ設定されている許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内であれば「復号可」を、さもなければ「復号不可」を鍵情報抽出部116に対して通知する。鍵情報抽出部116は、多重分離部112から受け取ったECMから番組情報と鍵情報を抽出し、番組情報と基準時計119が示す現在時刻が、あらかじめ設定された視聴条件を満たし、かつ、時刻比較部118から「復号可」を通知された場合のみ、暗号復号部113に鍵情報を設定する。暗号復号部113、映像・音声復号部114および表示部115の動作は、図6に示す従来のストリーム受信装置109における場合と同様である。
ここで、基準時計119が示す「現在時刻」は信頼できる時刻である必要がある。つまり、基準時計119が示す「現在時刻」は、信頼できる精度を持ち、かつ、故意に時刻を変更して設定することができないようにする必要がある。そのために、IPネットワーク300上に信頼できる時刻サーバ400を設置し、その時刻サーバ400から以下のようにして現在時刻を取得する。
ネットワーク時刻取得部120には、信頼できる時刻サーバ400のIPアドレスがあらかじめ設定されており、ネットワーク時刻取得部120は、一定時間ごとに、通信インタフェース111を介して、時刻サーバ400とSSL(Secure Socket Layer)プロトコルによって時刻サーバの認証を行い、正規の時刻サーバであることが認証できた場合のみ、同じくSSLによって保護された通信路上でNTP(Network Time Protocol)を用いて時刻サーバ400から現在時刻であるネットワーク時刻を取得し、現在時刻が正しく取得できた場合のみ、取得した現在時刻を基準時計119に設定する。時刻比較部118は、基準時計119に正しく時刻が設定されたか否かを監視し、過去の一定時間以内に少なくとも一回は現在時刻が設定されている場合のみ、時刻情報抽出部117が抽出した時刻情報と基準時計119が示す現在時刻の比較を行い、前述のようにその時刻差があらかじめ設定されている許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内であれば「復号可」を、さもなければ「復号不可」を鍵情報抽出部116に対して通知し、過去の一定時間以内に一回も現在時刻が設定されていない場合は、鍵情報抽出部116に対して常に「復号不可」を出力する。即ち、過去の一定時間以内にネットワーク時刻取得部120が時刻サーバ400から正常に現在時刻を取得できていなければ、鍵情報抽出部116は暗号復号部113に対して鍵情報の設定を行わない。
また、SSLにおいては、証明書によって通信相手が正しい相手であることを認証することができ、また、通信は暗号化されているため、時刻サーバに成りすまし「現在時刻」とは異なる時刻を設定するといった不正行為を防ぐことができる。
以上のようにストリーム受信装置100を構成することにより、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
なお、上記の例では、時刻サーバとの間で保護された通信を行うためにSSLを用いるとしたが、これに限るものではなく、例えば、TLS(Transport Layer Security)などの他のプロトコルを使っても良い。
また、時刻取得プロトコルとしてNTPを使うとしたが、これに限るものではなく、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol)プロトコルのHTTPヘッダで時刻情報を伝送するなどの方法を用いてもよい。
また、実施の形態1においては、ストリームに多重されている時刻情報としてTOT又はTDTを用いるとしたが、時刻を表すデータであればこれらに限るものではない。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2におけるストリーム受信装置101の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2におけるストリーム受信装置101は、IPネットワークによる放送の受信に加えて、電波によるデジタル放送も受信できる装置である。このストリーム受信装置101は、設置条件等によって電波による放送とIPによる放送とを切り替えて受信できる両放送対応型の受信装置として使用する形態も想定されるし、或いは、デジタル衛星放送(BSデジタル放送や110度CSデジタル放送等)は電波による放送を受信し、地上デジタル放送はIPによる放送で受信するハイブリッド型の受信装置として使用する形態も想定される。これらの使用形態においては、ストリーム受信装置101は、電波による放送とIPによる放送の両方に対応していても、使用形態によっては電波による放送しか受信しない使い方も有り得るため、本発明の実施の形態1のように、現在時刻をネットワーク上の時刻サーバ400からのみ取得するように構成すると、現在時刻を基準時計119に正しく設定できない場合が起こり得る。また、万が一時刻サーバ400が異常になった場合、IPによる放送が視聴できなくなることに加えて、電波による放送の視聴もできなくなってしまう恐れがある。
以上のような課題を解決するとともに、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合において、一旦PCなどに蓄積されたストリームをストリーム受信装置が受信する場合は電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様には著作物の保護を十分に行なうことができないという課題を解決するため、以下に示すような構成により、受信したストリームから分離/抽出した時刻情報と、時刻サーバ400から取得した時刻情報とを適宜切り替えて基準時計119に設定するように構成する。
以下に、図2を用いて上記の課題を解決するための具体的な構成について説明する。なお、図1および図6におけるブロックと同じ動作をするブロックについては同一の符号を付し、説明は省略する。
図2において、チューナー121は、電波による放送を受信するためのストリーム受信手段として動作する。選択部(イ)122は、チューナー121の出力ストリームと通信インタフェース111の出力ストリームのいずれかを選択し、多重分離部112に入力するストリームを切り替える第1の選択手段である。選択部(ロ)123は、時刻情報抽出部117で抽出された時刻情報とネットワーク時刻取得部120が取得した時刻情報のいずれかを選択し、基準時計119に設定する時刻情報を切り替える第2の選択手段である。なお、上記以外の構成は、図1に示す本発明の実施の形態1における構成と同様である。
次に、以上のように構成されたストリーム受信装置101の動作について説明する。
電波によるデジタル放送を受信する場合は、選択部(イ)122はチューナー121の出力ストリームを選択するように、また、選択部(ロ)123は時刻情報抽出部117で抽出された時刻情報を選択するようにそれぞれ切り替える。この場合の動作は、図6を用いて説明した従来のストリーム受信装置109の動作と同様である。即ち、受信されたストリームに多重されている時刻情報が時刻情報抽出部117で抽出され、その抽出された時刻情報が基準時計119に設定される。
一方、IPによる放送を受信する場合は、選択部(イ)122は通信インタフェース111の出力ストリームを選択するように、また、選択部(ロ)123はネットワーク時刻取得部120が取得した時刻情報を選択するようにそれぞれ切り替える。この場合の動作は、図1を用いて説明した本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100の動作と同様である。即ち、ネットワーク時刻取得部120がネットワーク上の時刻サーバ400から時刻情報を取得し、その取得した時刻情報が基準時計119に設定される。
以上のように、本発明の実施の形態2のストリーム受信装置101においては、電波によるデジタル放送を受信中は受信したストリームから分離/抽出した時刻情報によって基準時計を設定し、IPによる放送を受信中はネットワーク上の時計サーバ400から取得した時刻情報によって基準時計を設定することにより、電波による放送のみを受信する場合、IPによる放送のみを受信する場合、あるいは電波による放送とIPによる放送の両方を受信する場合のいずれの場合であっても、基準時計119に正しく現在時刻を設定することができるとともに、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送を受信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
また、万が一時刻サーバ400が異常になった場合でも、少なくとも電波による放送は正常に受信することができるとともに、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
なお、本発明の実施の形態2においては、チューナー121は電波による放送を受信するチューナーとしたが、CATVチューナーのように有線による放送を受信するチューナーであっても良い。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3におけるストリーム受信装置の構成を示すブロック図である。
図3において、標準電波受信手段として動作する標準電波受信部130は、本発明の実施の形態1の構成として示した図1におけるネットワーク時刻取得部120に相当するものであり、IPネットワーク300を介して時刻サーバ400から時刻情報を取得する代りに、電波時計などで時刻の基準として用いられている標準電波を受信して時刻情報を抽出し、その抽出した時刻情報を基準時計119に設定する。これ以外の構成及び動作は、図1を用いて説明した本発明の実施の形態1における場合と同様であるので、図1と同一符号を付し説明を省略する。
ここで用いられる受信した標準電波から抽出される時刻情報は、精度が高く、しかも、受信した標準電波から抽出した時刻情報でのみ基準時計119の設定を行う構成とすることにより、使用者(視聴者)が基準時計119を故意にずらすことができなくなるため、基準時計119に設定される時刻を信頼できる時刻として用いることができる。
以上のようにストリーム受信装置102を構成することにより、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100と同様、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4におけるストリーム受信装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態4のストリーム受信装置103においては、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100と異なり、第一のストリームと第二のストリームの2つのストリームを同時に受信することができる構成となっている。
図4において、第一のストリームを出力する通信インタフェース111及び第二のストリームを出力する通信インタフェース131は図1における通信インタフェース111と、多重分離部112及び多重分離部132は図1における多重分離部112と、時刻情報抽出部117及び時刻情報抽出部137は図1における時刻情報抽出部117と、それぞれ同じ動作をするものである。選択部(ハ)128は、第一のストリームを多重分離する多重分離部112又は第二のストリームを多重分離する多重分離部132によってそれぞれ抽出されたいずれか一方の映像データ及び音声データを選択して暗号復号部113に入力する。選択部(ニ)129は、第一のストリームを多重分離する多重分離部112又は第二のストリームを多重分離する多重分離部132によってそれぞれ抽出された鍵情報のいずれか一方を選択して鍵情報抽出部116に渡す。この際、選択部(ハ)128が第一のストリームを選択する場合は選択部(ニ)129も第一のストリームを選択し、選択部(ハ)128が第二のストリームを選択する場合は選択部(ニ)129も第二のストリームを選択するように動作する。したがって、選択部(ハ)128および選択部(ニ)129は、二つのストリーム受信手段で受信したストリームの中から一つのストリームを選択する選択手段として動作する。時刻比較部118は、時刻情報抽出部117で抽出された第一のストリームの時刻情報と、時刻情報抽出部137で抽出された第二のストリームの時刻情報とを比較し、その時刻の差があらかじめ設定されている許容範囲内に入っているか否かを判定し、許容範囲内であると判定した場合は「復号可」であることを、さもなければ「復号不可」であることを鍵情報抽出部116に通知する。ここで、異なるストリームから時刻情報を取得する場合、時刻情報を取得するタイミングにはストリームによってずれがあるため、時刻比較部118に設定される許容範囲の値は、そのずれを考慮して、例えば10秒程度の値が設定される。
上記以外の構成については、ネットワーク時刻取得部120と基準時計119を具備しないことを除いて、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100と同様である。
以上のように構成することにより、本発明の実施の形態4のストリーム受信装置103においては、複数のストリームにそれぞれ多重されている時刻情報をそれぞれ抽出して比較し、それぞれの時刻情報のずれが大きいと判断した場合は、受信した放送番組を視聴できないように制御することができる。そのため、複数のストリームのうちの一部をPC等で一旦蓄積し、その蓄積したストリームを蓄積後のしかるべき時刻にストリーム受信装置103に送信した場合、この一旦蓄積されたストリームから抽出される時刻情報と、PC等で蓄積されずに直接受信されたストリームから抽出される時刻情報とのずれが大きいことを検出して、PC等で一旦蓄積された番組を視聴できなくすることができる。したがって、本発明の実施の形態4によれば、ネットワーク上に特別の時刻サーバを用意しなくても、本発明の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、以上のようにストリーム受信装置103を構成することにより、IPネットワークを使ってデジタル放送を再送信する場合においても、電波によるデジタル放送における従来の限定受信方式と同様に、放送番組などの著作物の保護を十分に行なうことができる。
なお、本発明の実施の形態4においては、通信インタフェース及び多重分離部を複数持ち、同時に複数のストリームを受信し、それぞれのストリームから時刻情報を抽出する構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、通信インタフェース及び多重分離部をそれぞれ一つずつ具備し、複数のストリームを順番に切り替えて受信し、多重分離するように構成しても良い。この場合、時刻情報抽出部が抽出したそれぞれのストリームに対応する時刻情報をそれぞれのストリームと対応付けて記憶し、時刻比較手段はその記憶されたそれぞれのストリームに対応する時刻情報を比較することにより、本発明の実施の形態4で示した構成の場合と同等の効果を得ることができる。
また、時刻比較部118は、時刻情報抽出部117及び時刻情報抽出部137がそれぞれ抽出した時刻情報をそのまま比較する構成としたが、時刻情報抽出部117及び時刻情報抽出部137に、異なるストリームにおける時刻情報を取得する場合のタイミングのずれを吸収できるだけの長さのカウンタをそれぞれ持たせ、時刻比較部118はそれぞれのカウンタの値を比較するように構成しても良い。
また、本発明の実施の形態1〜4においては、時刻比較部118における比較結果にしたがって鍵情報抽出部116が暗号復号部113に鍵を設定するか否かを制御する構成としたが、これに限るものではなく、例えば、暗号復号部113の動作や映像・音声復号部114の動作を制御して、正しく復号できるあるいは正しく復号できないように制御する構成としてもよい。
また、図5は、本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置100を用いたシステムの一例として、電波によるデジタル放送をIPネットワークで再送信し、その再送信されたデジタル放送をストリーム受信装置100で受信する場合のIP再送信システムの構成を示したイメージ図であるとしたが、ストリーム受信装置100を用いた場合に限るものではなく、本発明の実施の形態2〜4におけるストリーム受信装置101〜103を用いた場合も同様である。
また、図5を用いて、電波によるデジタル放送をIPネットワークで再送信するシステムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図5におけるIP放送送信局200が保有するストリームをIPネットワーク300を介してストリーム受信装置100に直接送信する場合や、IP放送送信局200が別のIPネットワーク経由で入手したストリームをIPネットワーク300を介してストリーム受信装置100に中継する場合などにおいても、本発明は適用可能である。
本発明のストリーム受信装置は、IPネットワークで暗号化された映像ストリームを著作物を保護して伝送するシステムなどに適用可能であり、特に、デジタル放送をIPネットワークで再送信するシステムにおけるストリーム受信装置として有用である。
本発明の実施の形態1におけるIPネットワークによる放送を受信可能なストリーム受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるストリーム受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるストリーム受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるストリーム受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるストリーム受信装置を用いたシステムの一例として、電波によるデジタル放送をIPネットワークで再送信し、その再送信されたデジタル放送をストリーム受信装置で受信する場合のIP再送信システムの構成を示したイメージ図 従来のストリーム受信装置の構成を示すブロック図 デジタル放送で用いられるストリームのフォーマットの概要を示す図
符号の説明
100 ストリーム受信装置
101 ストリーム受信装置
102 ストリーム受信装置
103 ストリーム受信装置
109 従来のストリーム受信装置
111 通信インタフェース
112 多重分離部
113 暗号復号部
114 映像・音声復号部
115 表示部
116 鍵情報抽出部
117 時刻情報抽出部
118 時刻比較部
119 基準時計
120 ネットワーク時刻取得部
121 チューナー
122 選択部(イ)
123 選択部(ロ)
128 選択部(ハ)
129 選択部(ニ)
130 標準電波受信部
131 通信インタフェース
132 多重分離部
137 時刻情報抽出部
196 鍵情報抽出部
200 IP放送送信局
202 受信アンテナ
300 IPネットワーク
400 時刻サーバ
600 デジタル放送送信局
602 送信アンテナ
701 TSパケット
710 ヘッダ部
720 ペイロード部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して双方向通信を行う通信手段と、
    装置全体の基準時刻となる現在時刻を出力する基準時計と、
    前記通信手段を介して前記ネットワーク上の時刻サーバからネットワーク時刻を取得し、取得した前記ネットワーク時刻を前記基準時計に設定するネットワーク時刻取得手段と、
    前記ネットワークを介して、暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームを受信するストリーム受信手段と、
    前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、
    前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記ストリーム受信手段で受信した前記暗号化されたデータの暗号を復号する暗号復号手段と、
    前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報と前記基準時計が出力する時刻とを比較し、その時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記ストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、
    を有することを特徴とするストリーム受信装置。
  2. 前記ネットワーク時刻取得手段は、前記時刻サーバが正規の時刻サーバであるか否かを認証する手段を有し、前記時刻サーバが正規の時刻サーバであることを確認した場合にのみ前記時刻サーバからネットワーク時刻を取得し、
    前記時刻比較手段は、予め設定された時間内に前記ネットワーク時刻取得手段から前記基準時計に時刻が設定されていなければ、前記時刻情報取得手段が取得する時刻情報と前記基準時計が出力する時刻との比較結果にかかわらず、前記ストリームの暗号の復号を行わないように制御することを特徴とする、請求項1記載のストリーム受信装置。
  3. 前記ストリーム受信手段が、放送電波を介してストリームを受信するストリーム受信手段と前記ネットワークを介してストリームを受信するストリーム受信手段を含む少なくとも二つのストリーム受信手段で構成され、
    前記少なくとも二つのストリーム受信手段で受信したストリームを選択し、前記選択したいずれかのストリームを前記暗号復号手段、前記鍵情報取得手段および前記時刻情報取得手段にそれぞれ入力する第1の選択手段と、
    前記時刻情報取得手段で取得した前記時刻情報もしくは前記ネットワーク時刻取得手段で取得した前記ネットワーク時刻のいずれかを選択し、前記選択したいずれかの時刻を前記基準時計に設定する第2の選択手段をさらに有し、
    前記第1の選択手段で選択されたストリームが、前記放送電波を介してストリームを受信するストリーム受信手段で受信したストリームであるか、あるいは、前記ネットワークを介してストリームを受信するストリーム受信手段で受信したストリームであるかに応じて前記第2の選択手段の選択状態を切り替え、前者の場合は前記時刻情報取得手段で取得した前記時刻情報を、後者の場合は前記ネットワーク時刻取得手段で取得した前記ネットワーク時刻を、それぞれ前記基準時計に設定することを特徴とする請求項1または2記載のストリーム受信装置。
  4. ネットワークを介して双方向通信を行う通信手段と、
    装置全体の基準時刻となる現在時刻を出力する基準時計と、
    標準電波を受信して前記標準電波から時刻情報を取得し、前記標準電波から取得した時刻情報を前記基準時計に設定する標準電波受信手段と、
    前記ネットワークを介して、暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームを受信するストリーム受信手段と、
    前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、
    前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記ストリーム受信手段で受信した前記暗号化されたデータの暗号を復号する暗号復号手段と、
    前記ストリーム受信手段で受信した前記ストリームから前記時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    前記時刻情報取得手段が取得した時刻情報と前記基準時計が出力する時刻とを比較し、その時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記ストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、
    を有することを特徴とするストリーム受信装置。
  5. 暗号化されたデータと前記暗号化されたデータを復号するための鍵情報とストリームの送信時刻を示す時刻情報を含む前記ストリームをネットワークを介して受信する複数のストリーム受信手段と、
    前記複数のストリーム受信手段で受信した複数のストリームの中から一つのストリームを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたストリームから前記鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、
    前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報に基づいて前記選択手段により選択されたストリームの暗号を復号する暗号復号手段と、
    前記複数のストリーム受信手段で受信した複数のストリームからそれぞれ時刻情報を取得する複数の時刻情報取得手段と、
    前記複数の時刻情報取得手段で取得した前記それぞれの時刻情報を比較し、それぞれの時刻差が予め設定された許容範囲に収まっているか否かの比較結果に基づいて、前記暗号復号手段において前記鍵情報取得手段が取得した前記鍵情報を用いて前記選択手段により選択されたストリームの暗号を復号するか否かを制御する時刻比較手段と、
    を有することを特徴とするストリーム受信装置。
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