JP2007283195A - 酒類粕を浄化処理する方法およびその処理装置 - Google Patents

酒類粕を浄化処理する方法およびその処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多量のエネルギーコストの負担がなく、プラント建設の初期投資やランニングコストを低く抑え、臭気を抑え、処理時間が短かく工業用水1級水以下に処理する酒類粕の処理方法および処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】耐アルカリ性光合成細菌を含んだ水溶液に酒類粕原液を混合攪拌する工程、凝集沈殿・固液分離工程、上澄液及び/又は固液分離液をpH調整する工程、微生物処理する工程、光分解処理工程を主な処理工程とし、耐アルカリ性光合成細菌の凝集作用機構で酒類粕原液を容易に固液分離でき、固形分を減容できると共に、有機酸を含む酸性液体をpH調整により耐アルカリ性光合成細菌の活性を促進させ、200ppm以下にしたBODを酸化チタン等で光分解すると共に耐アルカリ性光合成細菌を増殖するのを主な構成とする新規な酒類粕を、BODなどを20ppm以下に処理する方法を実現したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、酒類粕を浄化処理する方法およびその処理装置に関するものである。より詳しくは耐アルカリ性光合成細菌培養液を用いて生物学的に酒類粕をBODが100ppm以下に浄化処理する方法およびその処理装置に関するものである。
特開平5−194067(以下、特許文献1という)に、「濾過法などの方法によって焼酎廃液を濃縮し、ペースト状化させた焼酎粕50部に配合飼料、或いは穀物末・米糠・フスマ・魚粉・蛹粉・油粕などを計50部以下の割合で適宜混練し、ペレット状や顆粒状などの形状に造粒して乾燥させ、或いは粉末状に乾燥させて、畜産や養鶏に必要な飼料・養魚や観賞魚などに必要な餌・園芸に必要な肥料などに化することを特徴とする焼酎粕の公害防止処理方法。(特許文献1の請求項1)」の記載がある。
特開2002−80022号(以下、特許文献2という)に、「焼酎蒸留粕の処理で発生する分離固形物をもちいた生分解性容器。請求項2 澱粉に植物性樹脂を混合した連結剤を焼酎粕の乾燥固形物に加温混合し熱圧縮成形した生分解性容器(特許文献1の請求項1、請求項2)」の記載がある。
特開2003−199555号(以下、特許文献3という)に、焼酎粕を真空乾燥機で乾燥させ、乾燥物は飼料とするが蒸発冷却された凝縮水は未だ0.7%の残留アルコールと、独特の香気成分を有する0.02%のβ−フェネチルアルコール及び0.08%の酢酸を残留しているので、再溜塔を用いて96VOL%のエチルアルコールを抽出すると共にサイドカットした0.2VOL%のβ−フェネチルアルコール、0.8VOL%の酢酸を精溜塔を用いて96VOL%のβ−フェネチルアルコールと96VOL%の酢酸にした後、放流水の水質を工業用水1級の再生水にする(特許文献3の図面の簡単な説明)及び凝縮液タンクに収容された凝縮液を(27)泡鐘トレイ式再溜塔で、96VOL%のエチルアルコールにすると共に、(20)酢酸サイドカット装置で0.08VOL%の酢酸、(21)β−フェネチルアルコールサイドカット装置で、0.02VOL%のβ−フェネチルアルコールを取出し、各々を(33)充填式精溜塔で精溜して96VOL%のβ−フェネチルアルコールと、96VOL%の酢酸にし、(34)スカート部に貯まった分離水は、(37)排水管、(38)逆浸透膜を経て工業用水1級水となる装置。(特許文献3の請求項1)の記載がある。
特開平11−63455号(以下、特許文献4という)に、「真空乾燥機から出た焼酎粕乾燥物を粉体燃料とするボイラーと凝縮液に含まれるエタノールを蒸発さす蒸発装置からなる焼酎粕処理法。すなわち、真空乾燥機より排出された、(22)の焼酎粕乾燥物を、(6)の微粉化装置 で微粉化し、(21)の送風機で一次空気を供給して粉体燃料とし、(4)の粉体バーナー付ボイラーで燃焼させ、灰は良質の瓦の原料とする焼酎粕 処理法。また、(2)の真空乾燥機より蒸発した水蒸気は、(11)のコンデンサーで冷却され凝縮液化される。この際、凝縮液中に少量のエタノールが含まれるので、(26)のエタノール蒸発缶でエタノールを蒸発させ凝縮水のCODを100mg/L以下とし更に、(19)の冷却水復管の冷却水と混合希釈して放流する焼酎粕処理法。(特許文献4の請求項1、請求項2)」の記載がある。
特開平11−262382号(以下、特許文献5という)に、「(1)焼酎粕廃液に米糠、その他穀類の糠、及び穀類の茎や葉を粉砕したものを混入し、水分を粗抜きしてペースト状にした焼酎粕を粒状に分散させて、乾燥させてなることを特徴とする焼酎粕の処理方法である。
(2)水分を粗抜きしてペースト状にした焼酎粕に、粒状に分散させた乾燥処理済みの焼酎粕を添加してなることを特徴とする前記(1)記載の焼酎粕の処理方法である。
(3)粒状に分散させた焼酎粕を搬出して、緩やかな傾斜台の上に敷き拡げ、裏返し撹きならしながら、傾斜面を下方向へ撹き移動させて、天日乾燥させてなることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の焼酎粕の処理方法である。(特許文献5の第0008〜0010段落)」の記載がある。
特開2005−95715号(以下、特許文献6という)に、「上面が開放した処理槽内に濾過用土を装填し、この装填された濾過用土の中央部に焼酎粕を投入・滞留させるための凹部を形成すると共に、前記処理槽の底部には濾過用土で濾過された分離液を分離液槽へと導く導水路を設けた焼酎粕分離装置。(特許文献1の請求項1)及び処理槽3及び分離液槽5は、焼酎粕3Dの分離液5Aが外にしみ出して土壌汚染することがない構造であればよく、コンクリート、モルタル等から成る。また導水路6は、分離液5Aを分離液槽5に導く樋の役割を担い、分離液5Aを抽出しやすいように、傾斜して設ける構成としてもよく、その材質は処理槽3等同様、コンクリートやモルタルでもよいし、その他プラスチック等でもよい。(特許文献1の第0029段落の実施例1)の記載がある。
特開2005−305398号(以下、特許文献7という)に、「焼酎粕を含む焼酎蒸留廃水に同量の他の廃水を混合し、静置法により上澄液を得る方法、この上澄液をPH無調整、無希釈のままこの液に馴養した好酸性微生物群を接種して好気条件下で曝気処理する方法、さらにPH8前後で活性汚濁処理する方法が知られている(例えば、特開平11−188370号)及び条件:W/H>4は、オゾンを加えると特に脱臭効果を高めるのに有効である。本発明の効果をより高めるために、キャビテーションで発生する渦の中心に塩素やオゾンなどの殺菌効果のある物質を導入するようにしている。キャビテーションで廃液中の大腸菌類などの塊をばらばらに分解し、オゾンの導入により廃液にオゾンを溶解し脱臭させる効果を生む。オゾン等の殺菌効果のある物質を導入することによって廃液を効率よく溶解し細胞を破壊し殺菌、脱臭する。廃液を改質する方法は、基本的に前述の構成になる扁平空間に液体を導入し、前述の前者の条件を適用した場合には液体に奇数個又は偶数個のキャビテーション渦流を形成する。少なくとも1個の渦が常態的に発生する。後者の条件は、渦流が共振的に2つ発生する。本発明のキャビテーションを含む噴流崩壊は、焼酎粕を含めた有機性廃棄物の廃液の改質のために広く有効に利用されるのである。(特許文献7の第0027段落)」の記載がある。
特開2002−272445号(以下、特許文献8という)に、「焼酎粕廃液に米糠、その他穀類の糠、及び穀類の茎や葉を粉砕したものを混合撹拌してペースト状にし、粒状に分散した焼酎粕をタンクの上方から降らせ、該タンクは底部が漏斗状に形成され、漏斗状の底部の上方にはタンクの中心より斜下方へ段々に多数のフイン板が配設されて、前記漏斗状の底部よりタンク内にエアーを噴出させると共に、前記フイン板とフイン板の間にエアーを通気させて、タンク内に降り積もる焼酎粕を乾燥させてなることを特徴とする焼酎粕の処理方法。(特許文献8の第請求項1)及びエアーをタンク内に噴出させて乾燥させることにより、熱エネルギーを消費することなく乾燥させることができるので、ランニングコストの低減が図られ、焼酎粕の処理費用を安価にすることができる。(特許文献8の第0020段落の発明の効果)」の記載がある。
特開2002−233889号(以下、特許文献9という)に、酒類残さを乾燥し濃縮して凝縮水を生成し、得られた凝縮水と生物とを用いて、高濃度の窒素またはリンを含む排水から窒素またはリンを減少・除去する方法である。本来除去すべきBODなどを多く含有する凝縮水をさらに添加するという新しい発想に基づく、高濃度の窒素またはリンを含む排水から窒素またはリンを減少・除去する方法である。(特許文献9の第0004段落)及び反応温度が5〜40℃、好ましくは25〜37℃であり、凝縮水を添加した混合排水の有機物量はBOD容積負荷で0.1〜2.0g−BOD/l・日、好ましくは0.3〜0.8g−BOD/l・日であり、混合排水の窒素量は窒素容積負荷が0.01〜1.0g−N/l・日、好ましくは0.03〜0.3g−N/l・日で、凝縮水を添加した混合排水と硝化反応槽からの循環硝化液との容量比が1:1〜1:20、好ましくは1:3〜1:5であり、脱窒反応槽での滞留時間が0.5〜24時間、好ましくは1〜12時間であり、硝化反応槽内での滞留時間が1.5〜96時間、好ましくは5〜36時間であり、硝化反応槽のpHを5〜10、好ましくは6.5〜8.5に調整することからなるこれらの排水中の窒素またはリンを除去する方法(特許文献9の第0008段落)」の記載がある。
特開2000−23656号(以下、特許文献10という)に、澱粉質原料を発酵させた後蒸留して焼酎原酒とする焼酎製造装置において、蒸留釜1、ガラス繊維又は炭素繊維製であって嫌気性微生物が付着した中空筒状担体2を縦に並べた固定床3付き反応槽4、蒸留釜1と反応槽4とに接続されて蒸留釜1内の焼酎粕16を前記微生物の活性温度に冷却して反応槽4へ送る冷却器5、及び反応槽4に接続したバイオガス燃焼式の蒸気発生機6を備え、蒸留後に残る焼酎粕16を反応槽4で分解すると共にその分解時に生じるバイオガスの燃焼により蒸留釜1加熱用の蒸気を発生させてなるものである。(特許文献10の第0014段落)及びガラス繊維又は炭素繊維は嫌気性微生物の捕捉性に優れており、とくに従来は担体へ固定することが困難であるとされていた嫌気性高温微生物をも効率よく捕捉・担持することができる。嫌気性高温微生物は50〜60℃で高い活性を示す微生物であり、36〜38℃近辺が適温である従来の嫌気性中温微生物に比し約2倍の活性を有し、被処理液中の固形分をも効率よく分解することができる。好ましくは本発明で用いる嫌気性微生物を嫌気性高温微生物、例えば高温メタン生成菌とする。(特許文献10の第0016段落)」の記載がある。
特開2002−223744号(以下、特許文献11という)に、発酵槽内に均等にかつ槽体の全面にわたって処理対象物への空気供給を行ない、空気供給の偏りをなくして短時間でかつ、確実に発酵を開始させ、高い分解率を保持して短期に槽内の有機物を分解させる。処理対象の有機物を発酵処理する発酵槽100の底部10において周壁に複数の通気孔22を穿孔し所要間隔ごとに平行に複数個敷設された密閉散気管12と、該密閉散気管内に一部を突入配置させそれぞれの突入先端の送風口14の突入先端位置が異なるように設けられ、さらに、それぞれに送風量調整手段(30)を備えた複数本の送風管16と、送風管に連通して密閉散気管内に空気を供給する送風手段(24)と、を設ける。発酵槽内に投入されて密閉散気管の周囲に堆積する有機物に対して均一に空気の供給を行なわせ、発酵促進し分解率を大幅に向上させる。(特許文献11の要約書)及び処理対象の有機物を発酵処理する発酵槽の底部において周壁に複数の通気孔を穿孔し所要間隔ごとに平行に複数個敷設された密閉散気管と、該密閉散気管内に一部を突入配置させそれぞれの突入先端の送風口の突入先端位置が異なるように設けられ、さらに、それぞれに送風量調整手段を備えた複数本の送風管と、送風管に連通して密閉散気管内に空気を供給する送風手段と、を有し、発酵槽内に投入されて密閉散気管の周囲に堆積する有機物に対して均一に空気の供給を行なわせることを特徴とする発酵槽装置。(特許文献11の請求項1)」の記載がある。
特開2002−233353号(以下、特許文献12という)に、「蒸留開始直後の凝縮液50mlに含まれる成分である。凝縮液の主成分は1〜2%のエタノールであり、他にメタノール、βフェネチルアルコール(β−ph−OH)等が微量含まれる。また、この凝縮液は、窒素分が全く含まれておらず、PHは3.4〜3.6であった。(特許文献12の第0010段落)及び焼酎カスを蒸留釜にて蒸留し、ついで上記蒸留釜からの蒸気を冷却し、その凝縮液を有効液槽に収集する焼酎カスの蒸留工程において、上記蒸留開始から、得られる凝縮液中に窒素分を含まず且つ主成分としてエタノール分を高濃度に含む蒸留初期段階を経過したとき上記蒸留を停止する、焼酎カスから有効液をうるための焼酎カスの処理方法を提供し、(特許文献12の第0015段落)」の記載がある。
特許3699987号(以下、特許文献13という)に、「本発明にいう耐アルカリ性光合成細菌Rhodopseudomonaとは、光合成非硫黄でありBergey’s Manual of Determinative bacteriology 3巻、1661−1682に記載の種の一種である。これらはアルカリ性でよく増殖し、バクテリアクロロフィルa、ノイロスポレン、リオコピンを有する。本発明にいう耐アルカリ性ラン色細菌Synechococcusとは、CyanobacteriaでありBergey’s Manual of Determinative bacteriology 3巻、1728−1746に記載の種の一種である。これはアルカリ性でよく増殖し、クロロフィルa、およびβカロチンを有する。本発明にいう耐アルカリ性とは、主にpH8−10で最大増殖速度を持つものである。本発明にいう有機物分解とは、主に家庭有機排水ならびに畜産糞尿をいう。(特許文献13の第0007段落)」の記載がある。
特開平5−194067号公報 特開2002−80022号公報 特開2003−199555号公報 特開平11−63455号公報 特開平11−262382号公報 特開2005−95715号公報 特開2005−305398号公報 特開2002−272445号公報 特開2002−233889号公報 特開2000−23656号公報 特開2002−223744号公報 特開2002−233353号公報 特許3699987号公報
しかしながら、特許文献1には、「濾過法などの方法」が具体的に示されてなく、「焼酎廃液を濃縮」するには、多量のエネルギーが必要であり、「ペースト状化させた焼酎粕」の保存に問題点があり、混合して飼料や肥料にするにしても、販路や地下水の汚染、土壌の酸性化への対処が求められています。
特許文献2には、「分離固形物をもちいた生分解性容器」への用途開発が記載してあるが、このようなものに成形できる原料にするまでの具体的な方法が示されてなく、焼酎生産現場からの焼酎粕を処理するものではない。
特許文献3には、「焼酎粕を真空乾燥機で乾燥させ、乾燥物をさらに再溜塔を用いて、貯まった分離水を逆浸透膜を経て工業用水1級水とする」処理方法で、プラント建設の初期投資やランニングコストに問題があります。
特許文献4には、「真空乾燥機から出た焼酎粕乾燥物を粉体燃料として、凝縮液に含まれるエタノールを蒸発させること、冷却水復管の冷却水と混合希釈して放流すること」とあるが、焼酎粕乾燥物ですべてのエタノールを蒸発することができず、多量のエネルギーコストの負担があり、水との共沸点から多量の有機物を放流することとなり、環境保全の問題を解決していない。
特許文献5には、「焼酎粕廃液に米糠、その他穀類の糠等を混入し、水分を粗抜きして、天日乾燥させる」方法であるが、多量の混入物が必要であり、天日乾燥するための広大な面積の土地が必要であり、臭気等の環境保全に多くの問題がある。
特許文献6には、「上面が開放した処理槽内に濾過用土を装填し、濾過された分離液を分離液槽へと導く」とあるが、粘凋な焼酎粕は容易に濾過されないこと、広大な面積の土地が必要であり、大量のコンクリートやモルタルが必要となり、その処分にも問題がある。
特許文献7には、「焼酎粕を含む焼酎蒸留廃水に同量の他の廃水を混合し、静置法により上澄液を得る方法、この上澄液をPH無調整、無希釈のままこの液に馴養した好酸性微生物群を接種して好気条件下で曝気処理する方法、さらにPH8前後で活性汚濁処理する方法が知られている」やオゾン等の殺菌装置等による細胞を破壊、殺菌、脱臭をする必要がり、その曝気処理、オゾン等の殺菌装置等が必要となり、その処理にも問題がある。
特許文献8には、「焼酎粕廃液に米糠、その他穀類の糠、及び穀類の茎や葉を粉砕したものを混合撹拌してペースト状にし、粒状に分散した焼酎粕をタンクの上方から降らせ、該タンクは底部が漏斗状に形成され、漏斗状の底部の上方にはタンクの中心より斜下方へ段々に多数のフイン板が配設されて、前記漏斗状の底部よりタンク内にエアーを噴出させると共に、前記フイン板とフイン板の間にエアーを通気させて、タンク内に降り積もる焼酎粕を乾燥させてなることを特徴とする焼酎粕の処理方法。(特許文献8の第請求項1)及びエアーをタンク内に噴出させて乾燥させることにより、熱エネルギーを消費することなく乾燥させることができるので、ランニングコストの低減が図られ、焼酎粕の処理費用を安価にすることができる。(特許文献8の第0020段落の発明の効果)」の記載があるが、焼酎粕とその他粉砕したものを混合撹拌して焼酎粕を乾燥させてなることを特徴とする焼酎粕の処理方法は、大量処理に対応する件と、乾燥した物質の消費先の問題点がある。
特許文献9には、「得られた凝縮水と生物とを用いて、高濃度の窒素またはリンを含む排水から窒素またはリンを減少・除去する方法」であり、凝縮水を処理する方法として優れているが、凝縮水にするための多量のエネルギーコストの負担が問題であり、実用化に今一歩という状態である。
特許文献9には、「得られた凝縮水と生物とを用いて、高濃度の窒素またはリンを含む排水から窒素またはリンを減少・除去する方法」であり、凝縮水を処理する方法として優れているが、凝縮水にするための多量のエネルギーコストの負担が問題であり、実用化に今一歩という状態である。
特許文献10には、澱粉質原料を発酵させた後蒸留して焼酎原酒とする焼酎製造装置において、前記微生物の活性温度に冷却して反応槽4へ送る冷却器5、及び反応槽4に接続したバイオガス燃焼式の蒸気発生機6を備え、バイオガスの燃焼により蒸留釜1加熱用の蒸気を発生させてなるものである。ガラス繊維又は炭素繊維は嫌気性微生物の捕捉性に優れており、とくに従来は担体へ固定することが困難であるとされていた嫌気性高温微生物をも効率よく捕捉・担持することができる。嫌気性高温微生物は50〜60℃で高い活性を示す微生物であり、36〜38℃近辺が適温である従来の嫌気性中温微生物に比し約2倍の活性を有し、被処理液中の固形分をも効率よく分解することができる。好ましくは本発明で用いる嫌気性微生物を嫌気性高温微生物、例えば高温メタン生成菌とするの記載があるが、過熱や、メタン発酵等は、安定処理とコストに問題がある。
特許文献11には、発酵槽内に均等にかつ槽体の全面にわたって処理対象物への空気供給を行ない、発酵を開始させ、高い分解率を保持して短期に槽内の有機物を分解させ、処理対象の有機物を発酵処理する、発酵槽内に投入されて密閉散気管の周囲に堆積する有機物に対して均一に空気の供給を行なわせ、発酵促進し分解率を大幅に向上させ、処理対象の有機物を発酵処理する発酵槽の底部において周壁に複数の通気孔を穿孔し所要間隔ごとに平行に複数個敷設された密閉散気管と、該密閉散気管内に一部を突入配置させそれぞれの突入先端の送風口の突入先端位置が異なるように設けられ、さらに、それぞれに送風量調整手段を備えた複数本の送風管と、送風管に連通して密閉散気管内に空気を供給する送風手段と、を有し、発酵槽内に投入されて密閉散気管の周囲に堆積する有機物に対して均一に空気の供給を行なわせることを特徴とする発酵槽装置の記載があるが、発酵乾燥するのは、脱臭処理、乾燥物質の消費先の問題がある。
特許文献12には、「蒸留開始直後の凝縮液50mlに含まれる成分である。凝縮液の主成分は1〜2%のエタノールであり、他にメタノール、βフェネチルアルコール(β−ph−OH)等が微量含まれる。また、この凝縮液は、窒素分が全く含まれておらず、PHは3.4〜3.6で、焼酎カスを蒸留釜にて蒸留し、ついで上記蒸留釜からの蒸気を冷却し、その凝縮液を有効液槽に収集する焼酎カスの蒸留工程において、上記蒸留開始から、得られる凝縮液中に窒素分を含まず且つ主成分としてエタノール分を高濃度に含む蒸留初期段階を経過したとき上記蒸留を停止する、焼酎カスから有効液をうるための焼酎カスの処理方法を提供の記載があるが、凝縮液や、焼酎粕処理物の完全消費、消滅の問題がある。
特許文献13には、「耐アルカリ性光合成細菌はpH8−10で最大増殖速度を持つものである。」ために、焼酎粕がpH4という酸性なので、処理能力が極めて低いという問題がある。
本発明は、多量のエネルギーコストの負担がなく、プラント建設の初期投資やランニングコストを低く抑え、臭気を抑え、処理時間が短かく工業用水1級水以下に処理する酒類粕の処理方法および処理装置を提供することを目的とする。
本願発明者は、鋭意研究の結果、耐アルカリ性光合成細菌を用いて酒類粕原液を凝集沈殿し、pH調整し、光分解処理することことにより発明を完成し、上記課題を解決した。すなわち、
本発明は、耐アルカリ性光合成細菌を含んだ水溶液に酒類粕原液を混合攪拌する工程、凝集沈殿・固液分離工程、上澄液及び/又は固液分離液をpH調整する工程、微生物処理する工程、光分解処理する工程を主な処理工程とし、耐アルカリ性光合成細菌の凝集作用機構によって酒類粕原液を容易に固液分離することができ、固形分を減容することができると共に、有機酸を含む酸性液体をpH調整することにより耐アルカリ性光合成細菌の活性を促進させ、200ppm以下になったBOD、CODなどを酸化チタン等により光分解すると共に耐アルカリ性光合成細菌を増殖させることを主な構成とする新規な酒類粕を、BOD、CODなどを20ppm以下に処理する方法を実現したものである。
本発明にいう耐アルカリ性光合成細菌とは、特許3699987号に記載された耐アルカリ性光合成細菌(Rhodopseudomonas)、耐アルカリ性ラン色細菌(Synechococcus)であり、より具体的には、耐アルカリ性でバクテリアクロロフィルa、ノイロスポレン、リオコピンを有する光合成細菌(Rhodopseudomos)A株、耐アルカリ性でバクテリアクロロフィルa、ノイロスポレンを有する光合成細菌(Rhodopseudomos)B株、耐アルカリ性でクロロフィルa、およびβカロチンを有すラン色細菌(Synechococcus)C株から選ばれた少なくとも一つを含む微生物群をいう。
本発明にいう酒類粕は、酒類製造時に、酒類を得たのちに発生する残分である。ここで、酒類として、清酒、ビール、リキュール、雑酒、焼酎などが挙げられる。焼酎として、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、ごま焼酎、ひえ焼酎、とうもろこし焼酎、黒糖焼酎などが挙げられる。
たとえば、熊本県、大分県の発表した焼酎粕の成分分析の結果を表1、表2に示す。
Figure 2007283195
Figure 2007283195
本発明にいうpH調整は、酒類粕を凝集させて固液に分離したものの分離液(凝集沈降した上澄液及び/又は固液部の分離液を含む意)のpHを、pH計にて管理しながら徐々にpHが6〜7になるようにアルカリ性物質を添加しながら調整することであり、また、耐アルカリ性光合成細菌培養液(以下菌培養液という。)に前記分離液を滴下しながら徐々にpHが6〜7になるように調整することである。ここで、アルカリ性物質は、アンモニア水、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化ストロンチウムなどが挙げられる。
本発明にいう光分解は、酸化チタンを主成分とする光触媒に可視光及び/又はブラックライト(主に352nm波長の光)を照射しながら有機物等を分解することである。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、培養された耐アルカリ性光合成細菌を含む耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)と酒類粕とを混合し、攪拌することで凝集沈降を生じせしめて固形物と分離液に固液分離する凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程を含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に前記分離液を滴下しながら、pHを6〜7に調整するpH調整工程を含む。本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、前記分離液にアルカリ物質を添加してpHを6〜7に調整し、これを耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に添加するpH調整工程を含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、pHを6〜7に調整したpH調整液を、循環処理装置を用いて浄化処理する処理工程を含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、耐アルカリ性光合成細菌が10の3乗個/mLのオーダーであり、BODが200ppm以下となった前記処理液を、酸化チタンを主成分とする光触媒に可視光及び/又はブラックライト(主に352nm波長の光)を照射しながら有機物等を分解し、耐アルカリ性光合成細菌を10の4乗個/mLのオーダーに増殖する光分解工程を含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程とを含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、処理工程とを含む。
本発明の酒類粕を浄化処理する方法は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、処理工程と、光分解工程とを含む。
耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に20vol%以下の酒類粕を添加するのみの処理工程で浄化処理する方法も本発明に含まれる。
本発明のしょり装置は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む請求項1から請求項10のいずれかに記載の酒類粕を浄化処理するものである。
本発明の制御する装置は、凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む酒類粕を浄化処理する装置を制御するものである。
以上述べたように本発明は、酒類製造工場から排出される酒類粕をこれまで困難とされてきた固液分離を容易にすることができる。さらに酒類粕に含まれる高濃度のBODを減少できる。耐アルカリ性光合成細菌培養液の働きにより臭気を抑えることができる。
本発明は、蒸留や乾燥することがなく多量のエネルギーコストの負担がない。貯蔵槽と循環処理装置から構成されているので、操作が容易である上、プラント建設の初期投資を低く抑えることができる。所要エネルギーが攪拌や循環のためのポンプ電力などであるからランニングコストを低く抑えることができる。
pHを6〜7に調整するpH調整工程を実施することにより処理時間が短縮できる。工業用水1級水以下に処理することができ、さらに光分解工程を実施するとBODを20ppmに減少できる。耐アルカリ性光合成細菌であるため、可視光及び/又はブラックライトを照射するため増殖するので、放流することなく、リサイクルして利用することができる。
固形物には有害物質が含まれていないので、すべてを有効活用することができる。
本発明の実施の形態を、図1に示す酒類粕処理の基本フローに基づいて説明する。
耐アルカリ性光合成細菌培養液を貯蔵する菌培養液槽1と、酒類製造所から搬送した酒類粕の原液を貯蔵する酒類粕原液槽3と、酒類粕と菌培養液を混合攪拌したのち凝集沈降させる凝集沈降工程2と、混合攪拌したのち凝集沈降させるための貯槽4と、処理の対象である貯槽4の上澄液5と菌培養液とを混合攪拌する攪拌槽6と、pH調整するpH調整工程7と、耐アルカリ性光合成細菌による酒類粕の分解浄化処理をする処理工程8と、BODが200ppm以下となった分解浄化処理液を光触媒と光照射によってBODを現象させると共に耐アルカリ性光合成細菌を増殖させる光分解工程9と、凝集沈降した固液部を固形物11と液体とに分離する固液部分離工程10とを主な構成とする酒類粕処理方法である。
〔菌培養液槽1〕
特許3699987号に記載された培養方法で培養された耐アルカリ性光合成細菌(約10の12乗個/mL)または特許3699987号に記載された拡大培養した菌体浄化資材で製造した光合成細菌に水を加えて、10の4乗個/mLのオーダーに希釈する。光分解工程で得られた処理液には耐アルカリ性光合成細菌が約10の4乗個/mLに増殖されている。これらを合わせたものが菌培養液であり菌培養液槽1に貯蔵する。必要に応じて必要量を凝集沈降工程、攪拌槽、pH調整工程、処理工程に送る。
〔酒類粕原液槽3〕
酒類製造所から搬送した酒類粕の原液を貯蔵する槽である。貯蔵した酒類粕の原液の上面に数センチの菌培養液で覆う。臭気が発散しなくなる。または、貯蔵した酒類粕の原液に対して耐アルカリ性光合成細菌培養液を20〜50vol%混合攪拌しても臭気はほとんど消える。処理量に応じて酒類粕の原液を計量して凝集沈降工程に送る。
〔凝集沈降工程2〕
酒類粕の原液と菌培養液とを等量づつ混合し、攪拌機で1〜3分撹拌する。混合液は数時間すると焼酎粕の悪臭が激滅する。6〜12時間放置すれば自然に凝集沈降し、上澄層と沈降層の二層に分離する。二層の分離比は約6対4となる。
または、菌培養液中に酒類粕の原液を滴下しながらゆっくりと攪拌する。酒類粕の原液の粘凋さが消失し、急速に凝集作用が生じて、つぶつぶ状のものが発生する。間歇的に濾過し、濾液に酒類粕の原液を滴下しながらゆっくりと攪拌する。これを繰り返して処理し、処理量を貯槽に静置する。二層の分離比は約20対1となる。濾液をそのまま上澄液として用いても処理速度に大きな差はない。
〔貯槽4〕
図1の菌培養液槽1と酒粕の原液3を等量づつ混合し攪拌したのち凝集沈降させるため凝集沈降工程2を経て貯槽4に蓄える。貯槽4に4時間〜6時間すると固液部と分離液部に分離される、このとき上澄液は攪拌槽6へ固液部は固液分離工程へ送るための貯槽である。
〔上澄液5〕
酒類粕の上澄液5は培養液で凝集沈降工程2を経て貯槽4で分離された上澄液である。
〔攪拌槽6〕
上澄液5や分離液12と培養液1または光分解工程9からの液体をそれぞれ半分づつを攪拌する工程である。攪拌機で1〜3分撹拌することにより処理分解が
〔pH調整工程7〕
攪拌槽6の処理液を分解処理する手段としてpH6〜7を確保しながら間欠滴下する工程である。
分解槽21内に撹拌槽26から,2/3の分解完了した処理水がはいつた図2の分解槽21に供給ポンプ31でpHが6.0から7.0程度に成る様に混合液を間欠添加(1時間に槽の体積の1.5%〜2.0%程度)して弱酸性を維持することで分解槽21での分解を早めるための工程である。
〔処理工程8〕
循環処理装置の正面からみた概略図を図3(a)に示す。処理液を処理液貯留槽(127)より送水し注入口より満タンにする。吸い上げポンプ室(408)を始動しポンプアップし排出蛇口(図示せず)より、遠心分離装置(図示せず)の水車(図示せず)に落水させる。羽根(図示せず)に当てると流速に合った速度で回転を始め、空気と水液を強制接触させ飛沫となる。循環装置(407)の中で強制浄化させ、微粒子吸着マット(413)で微粒子除去を繰り返させる。循環装置排出口より、第一次処理水槽(401)に循環させ、浄化資材(430)を水槽内の流速で接触させ、浄化させる方法は約12時間程度で処理を完了させる。一次処理液送水バルブ(460)より二次処理装置水槽(501)へ半分だけ移させる。
循環処理装置の側面からみた概略図を図3(b)に示す。一次処理液送水バルブ(460)より二次処理装置水槽(501)へ半分だけ移すのを繰り返し満水にする。吸い上げポンプ室(508)を始動しポンプアップし排出蛇口(図示せず)より、遠心分離装置(図示せず)の水車(図示せず)に落水させる。羽根(図示せず)に当てると流速に合った速度で回転を始め、空気と水液を強制接触させ飛沫となる。循環装置(507)の中で強制浄化させ、微粒子吸着マット(513)で微粒子除去を繰り返させる。循環装置排出口より、第一次処理水槽(501)に循環させ、浄化資材(530)を水槽内の流速で接触させ、浄化させる方法は約12時間程度で処理を完了させる。二次処理水吸い上げパイプ(529)より処理水貯留槽(図示せず)へ半分だけ移させる作業を繰り返す。
特許3639905号に記載された循環処理装置を利用したものである。
pH調整工程7で処理された処理液は約72時間を費やして循環分解処理装置で
分解する工程である。
〔光分解工程9〕
処理工程8からの処理液を、酸化チタンを主成分とする光触媒に可視光及び/又はブラックライト(主に352nm波長の光)を照射しながら有機物等を分解し、耐アルカリ性光合成細菌を10の4乗個/リットルのオーダーに増殖する光分解工程を含む酒類粕を浄化処理する工程である。
処理工程の分解槽21から送られた分解処理完了水を、光分解槽29にて酸化チタンセラッミックボール27、活性炭28に352nm波長の光りを当てて行う光触媒にて水を浄化し光合成細菌を培養し24時間〜48時間程度で,BODを数百ppmから数十ppmまで落とし、耐アルカリ性光合成細菌数を数千/mLから数万/mLまで培養する光触媒システムの中で循環ポンプにて水を循環することで消臭液を作る工程である。
〔固液部分離工程10〕
あらかじめ貯槽4にある下部の固液部を遠心分離器または電動振動分類機および絞り器等で液部と固形部に分離する工程である。
〔固形物11〕
固液部分離工程10で遠心分離器または電動振動分類機および絞り器等で液体部を分離した残りの固形物をいう。
本発明は特許3699987号で得られた耐アルカリ性光合成細菌を拡大培養した菌体浄化資材で製造した光合成細菌培養液で焼酎粕と1/2づつ撹拌混合しして混合液をつくる。混合液は2〜3時間で消臭される。以下、焼酎粕の基本処理フロー図(図1)で説明する。はじめに焼酎工場から焼酎粕を運ぶ、あらかじめ培養された光合成細菌培養液(以下菌培養液で示す)を1/2づつ攪拌機で1〜3分撹拌混合する。混合液は数時間すると焼酎粕の悪臭が消滅する、
次に混合液は凝集沈降工程で6〜12時間放置すれば自然凝集沈降し固液分離が生ずる。
凝集沈降工程の上澄液をさらに菌培養液と水とをそれぞれ1/3づつ混合した混合液をつくる。この作業は光合成細菌が活発に分解する環境をつくる必要があるために(強酸性の状態では分解に時間がかかりすぎる)次に混合液をベースに上澄液をpH6.6±0.2で管理しながら滴下し約10時間の分解槽で処理をする。(この時のpHは約7.0pHで管理する)次に約72時間の処理をする。(この時のpHは約7.8pHで管理する)次に別ライン・から全く同様の工程を経た処理中のものを1/3づつ処理槽に集めて最終の処理をする。更に約12時間を費やして完全な浄化処理された浄水となり大半は菌培養液として再利用ができてリサイクル活用が可能な装置である。
ペットボトル2Lに焼酎粕と菌培養液を等量づつ入れて攪拌した。1〜2分後にわずかに泡立ち2〜3分で消泡した。焼酎粕の粘凋さが少しなくなったので、放置した。翌日観察すると、二層に分離していた。二層の分離比は約6対4であった。
焼酎粕の臭気は激減したが、一月経過してもほとんど変化はなかった。
20Lの容器に焼酎粕と菌培養液をそれぞれ5Lづつ装入し、攪拌して6時間静置した。実施例1と同様に二層に分離し、焼酎粕の臭気は激減した。これを綿布の袋に入れて、手で絞った。約450gの固形物を得た。
〔比較例1〕
焼酎粕を5L計り、これを綿布の袋に入れて、手で絞った。絞り切れなかった。ペースト状にしかならなかった。
20Lの容器に菌培養液を5L装入し、焼酎粕を50mLを添加し攪拌した。泡立ちの後、消泡した。5分後に綿布の袋に入れて、手で絞った。濾液に焼酎粕を50mLを添加し攪拌した。泡立ちの後、消泡した。5分後に綿布の袋に入れて、手で絞った。これを5回繰り返した。綿布の袋に約200gの固形物を得た。
容器20Lの処理槽に水・菌培養液をそれぞれ容器の1/3づつで10Lの混合液をつくり、それに上澄液5Lを一括注入したときpHはpH5.2までになった。小型循環処理装置で浄化処理する方法を使用した。処理を続けていくとpH7.1に達するのに102時間を要した。さらに処理を続けてpHは7.95pHとなり処理液は目視で透明になった状態までに148時間を要した、合計250時間が必要であった。この方法を処理装置の基礎資料とすることにした。
焼酎粕約500Lを焼酎工場の廃液から運び、1トン槽に保管する。容器20L槽に特許3699987号に記載された耐アルカリ性光合成細菌を拡大培養した耐アルカリ性光合成細菌培養液(菌培養液という)7Lと水7Lとを混合した希釈液に焼酎粕0.5Lを10分ごとに10回にわけて投入した。小型循環処理装置で浄化処理する方法を使用した。
この時のpHの値は5.64であった、pH5.64を72時間浄化処理してpH7.1に達した。更に144時間処理を続けたが浄化処理されないで、焼酎粕の状態がドブドブしていっこうに透明度が達成できなかった。
さらに浄化処理を続行し、20日経過するとpHは8となり処理液は目視で透明になった。
〔比較例2〕
焼酎粕のpHがpH4.0〜pH4.3と酸性度が高いので消石灰で中和して実施例1同様の循環処理装置で処理する方法を使用した。酸性度が高いと菌培養液での処理するのに時間が長時間必要であると判断して消石灰での中和方法を試してみた、結果はpHがpH9.0以上となり強アルカリ性になった、菌培養液で処理するのにpHの管理が困難になり、消石灰での中和後の処理法は断念した。
小型容器6L槽に菌培養液5.5Lに0.5Lの上澄液を入れて、小型循環処理装置で処理した。6時間後のpHを測定した数値はpH7になり、その後充分な処理がなされた。この時BODは750mg/Lであった。
BODを下げる目的で水質浄化剤(シラスを活用した「あつまるくん」(登録商標)、柳生技研製)を添加した。結果は500mg/Lまでには下がったが、目標のBOD150mg/L以下にはできなかった。この方法は凝集分離する濾過工程が必要であり、稼働するには無駄な時間及び経費が生じると考えられるので不適あると判断した。
これまで小型処理装置であったが、1.2トン槽で規模を大きくして実験をした。これまでの実験試料に基づくと焼酎粕の一括注入方式ではpHが低いために処理に時間がかかり過ぎることが判明していた。このことからpHが大幅に変化しない注入方法とした。焼酎粕の注入量をpHにより管理することにした。
焼酎粕と菌培養液と水を等量槽に入れ、混合攪拌して、静置した。12時間後に上澄液を、菌培養液と水を等量入れ槽に滴下した。このとき、pH6.6±0.2を維持するような間歇注入方法を実施した。水・菌培養液をそれぞれ容器の1/3づつで混合した処理槽に上澄液を容器の1/3を間歇滴下注入後にpH6.65となり、浄化処理を続けるとpH7.1までに到達するのに約19時間と短くすることができた。さらに浄化処理を続けてpH7.86までに達し、浄化処理完了までに約120時間を要した。
焼酎粕の注入方法として間歇方法を行うことにし、pH6.6±0.2を維持するような管理をすることで一応の成果をみることができた。しかしながら最終の処理までの所要時間がかかるため、菌培養液の光合成細菌の活動を活発にするために白熱球の光と熱を用いて処理環境の温度を上げること(処理液温18度を21度に上げる)を試みた。このことにより次の結果を生み出すことができる。焼酎粕の間歇滴下注入でpH7.1に達するのに15時間を要し最終処理までにさらに84時間を費やし、合計99時間に短縮した。
焼酎粕の間歇滴下注入方法を自動制御で行った。正確な間歇滴下注入方法を行うことにより安定した管理ができて、次の様な結果を得ることができた。処理水槽1.2トンに対して毎時15L(約1.5%)を自動制御にて間歇注入したときpH7.06までに約10時間の所要でできた。更にpH7.65に達するのに約76時間の所要で完了した。合計約86〜92時間の所要で浄化処理が完了できた。以上のような結果となり放流の環境規格を満足することできた。
実施例8で処理した処理液を、引き続き光分解工程で処理した。次にBODの変化を示す。焼酎粕の基本処理フロー図1を参照して説明すると
焼酎粕原液槽3・・50000mg/L
上澄液5・・・・・12000mg/L
攪拌槽6・・・・・・3000mg/L
pH調整工程7・・・・900mg/L
処理工程8・・・・・・・56mg/L 耐アルカリ性光合成細菌・・1600個/mL
光分解工程9・・・・・・16mg/L 耐アルカリ性光合成細菌・45000個/mL
このような結果となり耐アルカリ性光合成細菌培養液としてリサイクルすることできた。
本発明は図1−6,7,8,9項の作業を全自動にてタッチパネル式シーケンス制御した。下焼酎粕の浄化処理を行う装置の概略図を図2に示す。
図2の撹拌槽において、槽1/2の所の中間位置レベルセンサーの所まで菌培養液を菌培養液タンクより送水ポンプにて撹拌槽に注入した。その後焼酎粕の固液分離後の液体分を残り1/2の上位置レベルセンサーの位置まで、送水ポンプにて添加すした。その後撹拌用スクリューの付いたモーターを回転させ、30分程度撹拌作業を行い、混合液を作る作業を、送水ポンプやスクリューの付いたモーターなどの動作をシーケンス制御により自動で行った。

図1のpH調整工程7において分解槽に2/3の分解完了した処理水が残っている所pHが6.6±0.2程度になるようにpH計にて管理しながら、供給ポンプを間歇に動作(1時間に槽の体積の1.5%〜2.0%程度)する様、シーケンサーにて供給ポンプを制御し、混合液を添加する、この作業を上限位置レベルセンサーの位置まで水面が上がるまで間歇添加作業を自動にして行う。

図1の処理工程8において水温を25℃以上に成る様ヒーターと温調器でコントロールを行い効率よく光合成細菌にて分解促進する環境をつくる。又循環浄化水槽にて循環ポンプをもちいて槽内の液体を循環させることでより分解促進させ、蒸発等により減水した水分は、菌培養液タンクより、ポンプとバルブにて補給する。

処理工程において処理時間をタッチパネルにて設定(72〜120時間)し設定した時間に成ったら、槽全体の2/3のレベルセンサーまで排出ポンプにて、光分解工程9の槽まで排水する作業をタッチパネル式シーケンス制御にて、自動で行う。

Cにおいて処理時間に達して槽全体の2/3のレベルまで排水作業が完了したらAに戻り、混合液の間歇添加作業に入る。
図1の光分解工程9の光分解槽に送られた分解処理完了水は、酸化チタンセラッミックボール等に352Nm波長の光りを当てて行う光触媒システムにて水を浄化し光合成細菌を培養し24時間〜48時間程度光触媒システムの中で循環ポンプにて水を循環させタッチパネルにて設定(24時間〜48時間)時間完了したら送水ポンプにて、図1の菌培養液槽1に送水し、消臭液として使用し再利用するリサイクルシステムを、タッチパネル式とシーケンス制御にて、正確に繰り返し動作を再現させることのできる装置である。
焼酎粕は,畜産排泄物処理装置と同様に処理して消臭浄化処理できるが,4〜7日間経過すると,光合成菌による効果が減少し、悪臭と濁りが発生する,そこで,焼酎粕の雑菌を死滅させる方法に電子レンジで過熱殺菌する方法を試みた,しかし,過熱すると悪臭の発生で,電子レンジや加熱した容器は使用できなくなり処分した,過熱した焼酎粕を通常の浄化処理方法で実験したが,結果は4〜7日間経過すると,悪臭が発生し,結果は同じで実験は中止した。
焼酎粕を固液分離する方法に,消石灰で沈殿分離する方法を試みた,焼酎粕20Lと水20Lと消臭液20Lとを強制攪拌すると悪臭は消滅するが,固形物と液体に分離し上水だけを移送するのに,沈殿分離時間が24時間程度必要とするので,時間短縮のために,60Lの攪拌液に凝集剤として消石灰を20グラム投入し,攪拌すると1時間以内で上水を30Lは取水できたので,焼酎粕を通常の浄化処理方法で実験したが,消石灰による悪臭が発生したので中止した。
畜産糞尿処理装置の方法で焼酎粕の処理実験をした,1トン水槽に糞尿処理液を600L入れ,焼酎粕100L,水100L,消臭液100Lを強制攪拌し,消臭された混合液300Lを1トン処理装置に移送し,通常の浄化方法で処理すると4日間で浄化透明になった焼酎粕の分析数値を表3に示す。
Figure 2007283195
畜産糞尿処理装置の方法で焼酎粕の処理実験をした,焼酎粕100L,水100L,消臭液100Lを強制攪拌し,固液分離した固形物と同量の大鋸屑添加し4日間天日乾燥した焼酎粕を堆肥化した分析数値を表4に示す。
Figure 2007283195
実験焼酎粕原液の臭気を測定する。
Figure 2007283195
実験焼酎粕消臭攪拌機で処理した臭気を測定する。
Figure 2007283195
酒類粕処理基本フロー図である。 図である。 循環処理装置の図である。(a)平面図、(b)側面図
符号の説明
21 分解槽
22 排出ポンプ
23 送水ポンプ
24 供給バルブ
25 ブラックライト
26 攪拌槽
27 セラミックボール
28 活性炭
29 光分解槽
30 循環ポンプ
31 供給ポンプ
32 供給パイプ
401 一次処理水槽
402 水槽板
403 排水口
404 一次処理水槽土台
405 水槽補強材
407 循環装置
408 吸い上げポンプ室
409 流水槽
411 吸い上げパイプ
413 吸着マット
417 排水管
430 浄化資材交換器
431 吊り下げクサリ
440 一次処理槽受台
450 吊り下げクサリ取り付けパイプ
460 一次処理液送水バルブ
470 遠心分離装置室
501 二次処理水槽
502 水槽板
503 排水口
504 二次処理水槽土台
505 水槽補強材
507 循環装置
508 吸い上げポンプ室
509 流水槽
511 吸い上げパイプ
512 排出口
513 吸着マット
517 排水管
529 処理水排出吸い上げパイプ
530 浄化資材交換器
531 吊り下げクサリ
550 吊り下げクサリ取り付けパイプ
570 遠心分離装置室

Claims (12)

  1. 培養された耐アルカリ性光合成細菌を含む耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)と酒類粕とを混合し、攪拌することで凝集沈降を生じせしめて固形物と分離液に固液分離する凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程を含む酒類粕を浄化処理する方法。
  2. 耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に前記分離液を滴下しながら、pHを6〜7に調整するpH調整工程を含む酒類粕を浄化処理する方法。
  3. 前記分離液にアルカリ物質を添加してpHを6〜7に調整し、これを耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に添加するpH調整工程を含む酒類粕を浄化処理する方法。
  4. pHを6〜7に調整したpH調整液を、循環処理装置を用いて浄化処理する処理工程を含む酒類粕を浄化処理する方法。
  5. 耐アルカリ性光合成細菌が10の3乗個/mLのオーダーであり、BODが200ppm以下となった前記処理液を、酸化チタンを主成分とする光触媒に可視光及び/又はブラックライト(主に352nm波長の光)を照射しながら有機物等を分解し、耐アルカリ性光合成細菌を10の4乗個/mLのオーダーに増殖する光分解工程を含む酒類粕を浄化処理する方法。
  6. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程とを含む酒類粕を浄化処理する方法。
  7. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む酒類粕を浄化処理する方法。
  8. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、処理工程とを含む酒類粕を浄化処理する方法。
  9. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、処理工程と、光分解工程とを含む酒類粕を浄化処理する方法。
  10. 耐アルカリ性光合成細菌培養液(10の4乗個/mL以上)に10vol%以下の酒類粕を添加するのみの処理工程である酒類粕を浄化処理する方法。
  11. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む請求項1から請求項10のいずれかに記載の酒類粕を浄化処理する装置。
  12. 凝集沈降工程及び/又は固液部分離工程と、pH調整工程と、処理工程と、光分解工程とを含む請求項1から請求項10のいずれかに記載の酒類粕を浄化処理する装置を制御する装置。
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