JP2007280465A - 光情報再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度に対物レンズシフトが可能で、ミラーへ入射する光束の方向を規定する必要がなく、しかも、S/Nの良い再生信号を得ることが可能な光情報再生装置を提供する。
【解決手段】対物レンズ214をホログラムディスク216のラジアル方向にシフトさせる際に対物レンズ214のシフト量を検出する。また、対物レンズ214のシフト量に応じて受光素子(CMOS)219上に結像する光束を入射方向に対して垂直方向に移動させる。光束を受光素子219上で移動させるには、開口217又はマスク素子を用い、それを対物レンズ214のシフト動作に応じて移動させる。また、開口又はマスク素子と受光素子を移動させても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラフィ技術を利用して記録媒体の情報を再生する光情報再生装置に関するものである。
従来、ホログラフィクメモリの公知文献としては、例えば、『ホログラフィックメモリ/HVD(TM)を支える計測・ナノ制御技術』(Proceeding of 35th Meeting on Lightwave Sensing Technology (LST35-12) June, 2005)がある(非特許文献1)。以下、同文献によるホログラフィクメモリ技術について説明する。
図7は同軸タイプのホログラフィックメモリ(コリニア方式)の光学系を示す展開図である。まず、上記光学系を用いて、記録媒体であるホログラムディスク216に記録を行う場合の動作について説明する。光源の緑レーザ201から出射した光束はコリメータ202で平行光束とされ、ミラー203で反射されて、空間光変調素子SLM204を照明する。
図7では、SLM204としてDMD(Deformable Mirror Device)が使用されている。SLM204上で「1」の情報を表す画素で反射された光は、ホログラムディスク216の方向へ反射され、「0」の情報を表す画素で反射された光はホログラムディスク216の方向へ反射されない。コリニア方式のSLM204上には、情報光206を変調する部分とそれを環状に取り巻く参照光205を変調する部分が設けられている。
SLM204で「1」の情報を表す画素にて反射された参照光205と情報光206は、偏光ビームスプリッタPBS207をP偏光で透過し、リレーレンズ1(208)、ミラー209、リレーレンズ2(210)、ダイクロBS211を経由してホログラムディスク216に差し向けられる。その際、1/4波長板QWP212を透過し、円偏光(例えば、右回りの円偏光)に変換された参照光205と情報光206は、ミラー213で反射されて焦点距離Fの対物レンズ214に入射する。
2つのリレーレンズ1(208)及び2(210)によりSLM204上に表示されたパターンは、対物レンズ214からFだけ手前に中間像を形成する。これにより、SLM204上のパターン像(図示せず)、対物レンズ214、ホログラムディスク216がいずれもFの距離だけ離れて配置される、所謂4F光学系が構成される。
ホログラムディスク216は、スピンドルモータ215上に回転可能に保持されている。対物レンズ214によって参照光205と情報光206はホログラムディスク216に集光され、干渉して干渉縞を形成する。ホログラムディスク216中の高分子材料には、この記録時の干渉縞パターンが屈折率分布として記録され、デジタル体積ホログラムが形成される。また、ホログラムディスク216中には反射膜が設けられている。
また、ホログラムの記録再生を行う緑レーザ201以外に、ホログラムディスク216に感光性のない赤レーザ220が設けられていて、上記反射膜を基準面としてホログラムディスク216の変位を高精度に検出することが可能である。これより、ホログラムディスク216に面ブレや偏芯が発生しても、光サーボ技術を用いてダイナミックに記録スポットを媒体面に追従させることが可能となり、高精度に干渉縞パターンを記録することが出来る。以下に簡単に説明する。
赤レーザ220から出射した直線偏光光束はビームスプリッタBS221を透過し、レンズ222で平行光束とされ、ミラー223とダイクロBS211で反射されて、ホログラムディスク216に差し向けられる。その際、1/4波長板QWP212を透過し、円偏光(例えば、右回りの円偏光)に変換された光束は、ミラー213で反射されて対物レンズ214に入射し、ホログラムディスク216上の反射面に微小な光スポットとして集光される。
反射された光束は逆回りの円偏光(例えば、左回りの円偏光)となり、対物レンズ214に再入射して平行光束とされ、更に、ミラー213で反射されて1/4波長板QWP212を透過し、往路とは垂直な直線偏光光束に変換される。
ダイクロBS211で反射された光束は、往路と同様にミラー223、レンズ222を経由し、ビームスプリッタBS221で反射されて、光検出器224に導かれる。光検出器224は、複数の受光面(図示せず)を有していて、公知の方法で反射面の位置情報を検知し、それに基づいて対物レンズ214のフォーカスとトラッキング制御を行うことが出来る。
次に、上記光学系を用いて記録媒体であるホログラムディスク216から記録情報の再生を行う場合の動作について説明する。光源の緑レーザ201から出射した光束は記録時と同様に、空間光変調素子SLM204を照明する。再生時は、SLM204上の参照光205を変調する部分のみが「1」の情報を表示し、情報光206を変調する部分はすべて「0」の情報を表示する。従って、参照光の部分の画素で反射された光だけが、ホログラムディスク216の方向へ反射され、情報光はホログラムディスク216の方向へ反射されない。
記録時と同様に参照光205は、円偏光(例えば、右回りの円偏光)となってホログラムディスク216に集光され、記録された干渉縞から情報光を再生する。ホログラムディスク216の反射膜で反射された情報光は、逆回りの円偏光(例えば、左回りの円偏光)となり、対物レンズ214に再入射して平行光束とされる。更に、ミラー213で反射されて1/4波長板QWP212を透過し、往路とは垂直な直線偏光光束(S偏光)に変換される。この時、対物レンズ214からFの距離に再生されたSLMの表示パターンの中間像が形成される。
ダイクロBS211を透過した光束は、リレーレンズ2(210)、ミラー209、リレーレンズ1(208)を経由して偏光ビームスプリッタPBS207に差し向けられる。偏光ビームスプスプリッタPBS207で反射された光束は、リレーレンズ2(210)と1(208)により空間光変調素子SLM204と共役の位置にSLMの表示パターンの中間像として再結像される。
この位置には開口217が予め置かれていて、情報光の周辺部にある不要な参照光が遮蔽される。そして、レンズ218により再結像された中間像は受光素子(CMOSセンサ)219上に情報光の部分のみのSLM表示パターンを形成する。これにより、不要な参照光が受光素子(CMOSセンサ)219に入射しないので、S/Nの良い再生信号が得られる。
ホログラフィックメモリ/HVD(TM)を支える計測・ナノ制御技術(Proceeding of 35th Meeting on Lightwave Sensing Technology (LST35-12) June, 2005 著者:譚 小地、堀米 秀嘉)
従来の技術においては、2次元の受光素子(CMOSセンサ)219で受光する位置を一定とするために、対物レンズ214の図中A方向の駆動と同期してミラー213を図中D方向に駆動する必要がある。そうすると駆動部が大きく重くなるため、高精度に位置合わせする必要がある対物レンズ214の高精度駆動は難しかった。
また、対物レンズ214とミラー213はホログラムディスク216に対してRADIAL方向へ駆動する必要があるため、ミラー213に入射する光束の方向がRADIAL方向に限られるという課題があった。
本発明の目的は、高精度の対物レンズシフトが可能で、ミラーへ入射する光束の方向を規定する必要がなく、しかも、S/Nの良い再生信号を得ることが可能な光情報再生装置を提供することにある。
本発明は、対物レンズを記録媒体のラジアル方向にシフトさせる際に対物レンズのシフト量を検出し、対物レンズのシフト量に応じて受光素子上に結像する光束を入射方向に対して垂直方向に移動させる。そのため、対物レンズとともに直前のミラーをシフトさせる必要がない。
本発明によれば、対物レンズとともに直前のミラーを駆動する必要がなく、対物レンズのみを駆動すれば良いため、可動部を小型化でき、高精度に対物レンズを駆動することができる。
また、対物レンズ直前のミラーを駆動せずに対物レンズを駆動する構成のため、対物レンズ直前のミラーに入射する光束の方向がホログラムディスクに対するRADIAL方向に限らず、光学配置の自由度が増すという効果が得られる。更に、対物レンズシフトと同期して受光素子に入射する光束をシフトさせ、そのシフト量を正確に把握できる構成のため、S/Nの良い再生信号が得られる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1、図2は本発明の第1の実施形態によるコリニア方式ホログラフィックメモリの光学系を説明する図である。図1は記録時の光学系を示す図、図2は再生時の光学系を示す図である。なお、図1、図2は展開図である。また、図1、図2では図7の従来装置と同一部分には同一符号を付している。更に、本実施形態では、ホログラムディスクに記録や再生を行う記録回路や再生回路、サーボ制御回路等については周知であるので省略している。
図1を用いてホログラムディスク216に記録を行う場合の動作を説明する。光源の緑レーザ201から出射した光束はコリメータ202で平行光束とされ、ミラー203で反射されて空間光変調素子SLM(DMD)204を照明する。
従来例と同様に、コリニア方式のSLM204上には、情報光206を変調する部分とそれを環状に取り巻く参照光205を変調する部分が設けられている。SLM(DMD)204で反射された光束は偏光ビームスプリッタPBS207をP偏光で透過する。更に、リレーレンズ1(208)、ミラー209、リレーレンズ2(210)、ダイクロBS211を経由して1/4波長板QWP212へ入射する。1/4波長板QWP212を透過した光束は円偏光(例えば、右回りの円偏光)に変換されてホログラムディスク216に差し向けられ、ミラー213で反射されて焦点距離Fの対物レンズ214に入射する。
2つのリレーレンズ1(208)及び2(210)によりSLM上に表示されたパターンは、対物レンズ214からFだけ手前に中間像を形成する。これにより、SLM上のパターン像(図示せず)、対物レンズ214、ホログラムディスク216がいずれもFの距離だけ離れて配置される、所謂4F光学系が構成される。
ホログラムディスク216は、スピンドルモータ215上に回転可能に保持されている。対物レンズ214によって参照光205と情報光206はホログラムディスク216に集光され、干渉して干渉縞を形成する。
対物レンズ214は矢印A方向(ホログラムディスクの半径方向)に駆動され、ホログラムディスク216上の所望の領域に干渉縞の形成が可能となる。ホログラムディスク216中の高分子材料には、この記録時の干渉縞パターンが屈折率分布として記録され、デジタル体積ホログラムが形成される。また、ホログラムディスク216中には反射膜が設けられている。
対物レンズ214を矢印A方向に駆動するには、例えば、アクチュエータ等の駆動源、駆動源を駆動する駆動回路、対物レンズ214をA方向にガイドするガイド機構等からなる駆動手段が用いられる。対物レンズ214はこの駆動手段の駆動によって矢印A方向に移動する。
また、従来例と同様にホログラムの記録や再生を行う緑レーザ201以外に、ホログラムディスク216に感光性のない赤レーザ220が設けられ、上記反射膜を基準面としてホログラムディスク216の変位を高精度に検出することが可能である。これにより、ホログラムディスク216に面ブレや偏芯が発生しても、光サーボ技術を用いてダイナミックに記録スポットを追従させることが可能となり、高精度に干渉縞パターンを記録することができる。
以下に簡単に説明する。赤レーザ220から出射した光束はビームスプリッタBS221を透過し、レンズ222で平行光束とされ、ミラー223とダイクロBS211で反射されてホログラムディスク216に差し向けられる。その際、1/4波長板QWP212を透過し、円偏光(例えば、右回りの円偏光)に変換された光束は、ミラー213で反射されて対物レンズ214に入射し、ホログラムディスク216上の反射面に微小な光スポットとして集光される。
反射面から反射された光束は逆回りの円偏光(例えば、左回りの円偏光)となり、対物レンズ214に再入射して平行光束とされる。更に、ミラー213で反射されて1/4波長板QWP212を透過し、往路とは垂直な直線偏光光束に変換され、ダイクロBS211に入射する。
ダイクロBS211で反射された光束は、往路と同様にミラー223、レンズ222を経由し、ビームスプリッタBS221で一部の光束が反射されて、光検出器224に導かれる。光検出器224は、複数の受光面(図示せず)を有していて、公知の方法で反射面の位置情報を検知し、それに基づいて対物レンズ214のフォーカスとトラッキング制御を行うことが出来る。本実施形態では、これらフォーカス制御やトラッキング制御等に関しては省略する。
次に、図2及び図4を用いてホログラムディスク216から記録情報を再生する場合の動作を説明する。光源の緑レーザ201から出射した光束は、記録時と同様に空間光変調素子SLM204を照明し、参照光205は偏光ビームスプリッタPBS207を透過する。そして、ホログラムディスク216に集光され、記録された干渉縞から情報光を再生する。
ホログラムディスク216中の反射膜で反射された情報光は、対物レンズ214に再入射して平行光束とされ、ミラー213で反射される。この時、対物レンズ214からFの距離に再生されたSLMの表示パターンの中間像が形成される。
ダイクロBS211を透過した光束は、リレーレンズ2(210)、ミラー209、リレーレンズ1(208)を経由して偏光ビームスプリッタPBS207に差し向けられる。そして、リレーレンズ2(210)と1(208)との共役の位置にSLMの表示パターンの中間像として再結像される(図示せず)。この再結像された中間像は偏光ビームスプリッタPBS207で反射され、開口217で所望の情報光の領域のみに制限されてレンズ218に入射し、受光素子(CMOS)219上に結像される。
ホログラムディスク216に記録されている全面の情報を再生するためには、上述のようなアクチュエータ等を用いた駆動手段の駆動により矢印A方向に対物レンズ214をシフトさせる。この際、対物レンズ214のシフト量が読み取られ、開口217を対物レンズ214のシフト動作に同期して、且つ、対物レンズ214のシフト量に応じて矢印B方向に移動させる。
開口217を矢印B方向に移動させる場合には、対物レンズ214のA方向のシフト量に対応する分だけ開口217を矢印B方向に移動させる。例えば、対物レンズ214を矢印A方向に1mmシフトさせたとすると、開口217をその1mmに対応する、例えば、0.8mmだけ矢印B方向に移動させる。つまり、対物レンズ214のシフト分と、対物レンズ214から開口217までのレーザ光学系の構成から求まる距離だけ矢印B方向に開口217を移動させる。
開口217の駆動機構227は、例えば、アクチュエータ等の駆動源と開口217を矢印B方向にガイドするガイド機構等から構成され、開口217はそのガイド機構上に取り付けられている。コントローラ226は駆動回路225を制御し、駆動回路225から駆動機構227の駆動源を駆動することにより、開口217に入射する光束に垂直な矢印B方向に開口217を移動させる。
対物レンズ214のシフト量は、例えば、図示しないレンズ位置センサを用いて光学的な情報として読み取ったり、或いは図示しない接触式センサを用いてシフト量を直接読み取る方法でも構わない。
また、開口217はレンズ218よりも受光素子219側に配置する構成でも構わないし、受光素子(CMOS)219上に開口217を配置する構成でも構わない。更に、レンズ218が対物レンズ214のシフト量に応じて移動する構成でも構わない。
ここで、再生時に対物レンズ214を矢印A方向にシフトさせると、矢印B方向にシフトした開口217を通過した光束はレンズ218により受光素子(CMOS)219上に矢印C方向にシフトした位置に結像される。そのため、再生時にミラー213を駆動せずに対物レンズ219を矢印A方向にシフトさせる場合には、情報光206は受光素子(CMOS)219上で矢印C方向にシフトして結像する。
受光素子(CMOS)219は図4(a)に示すように矢印C方向に長い形状で、対物レンズ214のシフトに対応できる大きさのものが使用されている。即ち、情報光206によるスポットは受光素子(CMOS)219上で対物レンズ214のシフト量に応じてC方向に移動するが、受光素子(CMOS)219のC方向の長さは対物レンズ214のシフト範囲に対応する長さとなっている。
図4(b)従来の受光素子を示す。本発明に用いる受光素子に比べ矢印C方向の幅が短く、情報光206によるスポットのシフトに対応できない。
本実施形態では、対物レンズ214のシフト量をもとに受光素子(CMOS)219上に結像する情報光の受光位置を決定し、受光素子(CMOS)219上で所望の領域の情報光を取得することで、S/Nの良い信号を再生することが出来る。
なお、開口217の代わりに同じ位置にマスク素子(図示せず)を配置する構成でも構わない。マスク素子は光束の周辺部の参照光に相当する部分をマスクする働きを有するものである。
例えば、マスク素子として液晶素子を用い、コントローラの制御に基づいて記録時と再生時とで図示しない駆動回路から液晶素子への駆動電圧のオン/オフを切り替える。そうすることで、再生時には光束の中心部を透過させて受光素子(CMOS)219に導くようにする。
その際、図2の説明と同様にマスク素子を対物レンズ214のシフト量に応じて矢印B方向に移動させることで、開口217を用いた場合と同様の効果が得られる。
(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態を示す構成図である。図3を用いてホログラムディスク214から記録情報を再生する別の形態について説明する。図3は緑レーザ201と空間光変調素子SLM204との間にマスク素子229を有する装置に本発明を使用した形態を示すものである。
なお、図3では図2と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。また、図3では同様にホログラムディスクに記録や再生を行う記録回路や再生回路、サーボ制御回路等については省略している。
光源の緑レーザ201から出射した光束はコリメータ202で平行光束とされ、マスク素子229に入射する。マスク素子229は、光束の中心部の情報光に相当する部分をマスクする働きを有する。
本実施形態では、マスク素子229として液晶素子を用いているが、中心部を遮蔽するマスクを光路に挿入しても良い。記録時には、このマスク素子229は機能せず、全ての光束を透過する。
即ち、図示しないコントローラの制御に基づいて記録時と再生時とで図示しない駆動回路から液晶素子への駆動電圧のオン/オフを切り替える。そうすることで、液晶素子は記録時には全ての光束を透過し、再生時には光束の中心部の情報光に相当する部分をマスクする。
開口217は図2の形態と同様に対物レンズ214のシフト量に応じて矢印B方向に移動する。そのため、マスク素子229を透過後、記録時にSLM上で生成されたパターン像が再生時には矢印C方向にシフトして受光素子(CMOS)219に結像することは図2の場合と同様である。
また、図3の場合にも、上述のように開口217の代わりにマスク素子(図示せず)を配置し、対物レンズ214のシフト量に応じてマスク素子を矢印B方向にシフトする構成でも構わない。このマスク素子は上述のように光束の周辺部の参照光に相当する部分をマスクする働きを有する。
(第3の実施形態)
図5は本発明の第3の実施形態を示す図である。図5では図1〜図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。なお、図5は展開図である。図2や図3との違いは対物レンズ214のシフト量に応じて、且つ対物レンズ214のシフト動作に同期して開口217と受光素子(CMOS)219が連動して移動する点である。また、図5では同様にホログラムディスクに記録や再生を行う記録回路や再生回路、サーボ制御回路等については省略している。
本実施形態では、上述のように開口217のB方向の移動に連動して受光素子(CMOS)219が矢印E方向に移動する。開口217と受光素子(CMOS)219は駆動機構227の駆動により矢印B、E方向に移動する(B、Eは同じ方向)。記録時にSLM上で生成されたパターン像が再生時には矢印E方向にシフトした受光素子(CMOS)219に入射することは第1の実施形態と同様である。
次に、ホログラムディスク216から情報を再生する場合の動作を図5と図6を用いて説明する。本実施形態の特徴部分のみ説明する。
受光素子(CMOS)219は駆動機構227上に取り付けられ、対物レンズ214のシフト量に応じて、且つ、対物レンズ214のシフト動作に同期して受光素子(CMOS)219に入射する光束に垂直な矢印E方向に移動する。開口217も同様に駆動機構227の駆動により矢印B方向に移動する。受光素子(CMOS)219と開口217の矢印E方向とB方向の移動量は第1の実施形態と同様に対物レンズ214のシフト量とレーザ光学系の構成から決められる。
図6(a)は受光素子(CMOS)219の移動の様子を示す。受光素子(CMOS)219は対物レンズ214の矢印A方向のシフト量に応じて矢印E方向に移動する。その場合、図6(a)に示すように開口217の移動に従い情報光206によるスポットは矢印C方向に移動するが、受光素子(CMOS)219がそのスポットの移動に連動して矢印E方向に移動する。
このように開口217の移動に連動して受光素子(CMOS)219が移動することにより、図4(a)に示すように矢印C方向に長い受光素子(CMOS)219を用いる必要がない。なお、図4(b)は受光素子(CMOS)219を矢印E方向に移動させない場合の情報光206によるスポットを示す。
本実施形態では、再生時に対物レンズ214のシフト動作に応じて開口217と受光素子(CMOS)219をB、E方向に移動させることにより、第1の実施形態と同様にコントラストの大きいS/Nの良い再生信号が得られる。記録時には駆動回路225が駆動せずに受光素子219、開口217は移動させない。
なお、本実施形態では、受光素子219や開口217を駆動機構227を用いて移動させているが、受光素子(CMOS)219と開口217は別々の駆動機構により駆動を行ってもよい。また、上述のように開口217の代わりにマスク素子を用いても良いことはもちろんである。
本発明の第1の実施形態による記録時の光学系を示す図である。 本発明の第1の実施形態による再生時の光学系を示す図である。 本発明の第2の実施形態による再生時の光学系を示す図である。 本発明の第1の実施形態による再生時に受光素子CMOSセンサに入射する光束の説明図である。 本発明の第3の実施形態による再生時の光学系を示す図である。 本発明の第3の実施形態による再生時にCMOSセンサに入射する光束の説明図である。 従来例のホログラフィックメモリの光学系を示す図である。
符号の説明
201 緑レーザ
202 コリメータ
203 ミラー
204 空間光変調素子(SLM)
205 参照光
206 情報光
207 偏光ビームスプリッター(PBS)
208 リレーレンズ1
209 ミラー
210 リレーレンズ2
211 ダイクロBS
212 1/4波長板(QWP)
213 ミラー
214 対物レンズ
215 スピンドルモータ
216 ホログラムディスク
217 開口
218 レンズ
219 受光素子(CMOS)
220 赤レーザ
221 ビームスプリッタ(BS)
222 レンズ
223 ミラー
224 光検出器
225 駆動回路
226 コントローラ
227 駆動機構
229 マスク素子

Claims (5)

  1. 空間光変調素子と受光素子とを有し、前記空間光変調素子からの参照光を対物レンズを介して記録媒体に照射し、前記記録媒体からの反射光を前記受光素子で受光することによって記録情報を再生する光情報再生装置において、前記対物レンズを前記記録媒体のラジアル方向にシフトさせる手段と、前記対物レンズのシフト量を検出する検出手段と、前記対物レンズのシフト量に応じて前記受光素子上に結像する光束を入射方向に対して垂直方向に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする光情報再生装置。
  2. 前記移動手段は、前記対物レンズのシフト量とレーザ光学系の構成から求まる距離だけ前記受光素子上に結像する光束を移動させることを特徴とする請求項1に記載の光情報再生装置。
  3. 前記移動手段は、開口又はマスク素子を移動させることにより前記受光素子に結像する光束を入射方向に対して垂直方向に移動させることを特徴とする請求項1叉は2に記載の光情報再生装置。
  4. 前記受光素子は、入射光束の移動方向と平行方向に前記対物レンズのシフト範囲に対応する長さを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光情報再生装置。
  5. 前記移動手段は、前記開口又はマスク素子の移動と連動して前記受光素子を光束の入射方向に対して垂直方向に移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光情報再生装置。
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