JP2007263501A - Ceiling cassette type air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、天井に配置される天井カセット形空気調和機に関する。 The present invention relates to a ceiling cassette type air conditioner arranged on a ceiling.
一般に、天井に設置される天井カセット形空気調和機が知られている。近年、この種の天井カセット形空気調和機ではユニットの大容量化が趨勢になっている。しかしながら、大容量のユニットを新たに開発するとなれば、熱交換器、ファン等新規な部品が必要となり、開発期間が長くなると共に多種の容量のユニットを生産するにあたり部品管理が煩雑になるという問題がある。
このため、容量の小さい既存の天吊り形室内ユニットを複数台連結することにより、簡単な構成でユニットの大容量化を図った天井カセット形空気調和機が出願人により提案されている(例えば、特許文献1参照)。
For this reason, the applicant has proposed a ceiling cassette type air conditioner in which a large capacity of the unit is achieved with a simple configuration by connecting a plurality of existing ceiling-suspended indoor units having a small capacity (for example, Patent Document 1).
ところで、この種の天井カセット形空気調和機では、室内ユニットの下方に天井に露出して配置される化粧パネルを備える。この化粧パネルは、意匠性を要求されるため、従来の構成では、連結された室内ユニットの大きさに合わせて一体的に形成されていた。
しかし、化粧パネルを連結された室内ユニットの大きさに合わせて一体的に形成する場合には、この化粧パネル用の金型を新たに作成する必要があり、開発コストが増大するといった問題があった。
これを解消するために、各室内ユニットに既存の化粧パネルをそれぞれ配置することにより、部品を共通化して開発コストの低減を図ることが考えられる。
しかし、各室内ユニットに化粧パネルをそれぞれ配置する場合、これら化粧パネルの取り付けは、当該室内ユニットが天井から吊り下がった状態で行われるため、各化粧パネルを正確に並べて取り付けることが難しかった。
By the way, this kind of ceiling cassette type air conditioner includes a decorative panel that is exposed below the indoor unit and arranged on the ceiling. Since this decorative panel is required to have design properties, in the conventional configuration, the decorative panel is integrally formed in accordance with the size of the connected indoor units.
However, when the decorative panel is integrally formed in accordance with the size of the connected indoor unit, it is necessary to create a new mold for the decorative panel, which increases the development cost. It was.
In order to solve this problem, it is conceivable to reduce the development cost by arranging parts in common in each indoor unit to share parts.
However, when a decorative panel is disposed in each indoor unit, the decorative panel is attached in a state where the indoor unit is suspended from the ceiling. Therefore, it is difficult to accurately arrange the decorative panels side by side.
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、各室内ユニットに化粧パネルをそれぞれ配置する場合であっても、これら化粧パネルの位置決めを簡単かつ正確に行うことができる天井カセット形空気調和機を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to solve the above-described problems of the prior art, and even when a decorative panel is arranged in each indoor unit, the decorative panel can be positioned easily and accurately. The object is to provide a ceiling cassette type air conditioner.
上記課題を解決するため、本発明は、複数の天吊り形室内ユニットを横並びに配置し、これら室内ユニットを縦横に延びる複数の連結材で連結して一体化した天井カセット形空気調和機において、前記室内ユニット間に支持部材を配置するとともに、これら室内ユニットの各々に4辺に吹出口を有した各別体の化粧パネルを配置し、前記支持部材にこれら化粧パネルの厚み方向のずれを規制する第1規制部と、幅方向のずれを規制する第2規制部とを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、各室内ユニットに化粧パネルをそれぞれ配置する場合であっても、化粧パネルの厚み方向及び幅方向のずれを規制することにより、これら化粧パネルの位置決めを簡単かつ正確に行うことができる。従って、これら化粧パネルを正確に並べて取り付けることができ、ひいては天井面に取り付けられた化粧パネルの美観の向上を図ることができる。
In order to solve the above problems, the present invention provides a ceiling cassette type air conditioner in which a plurality of ceiling-suspended indoor units are arranged side by side, and these indoor units are connected and integrated by a plurality of connecting members extending vertically and horizontally. A support member is disposed between the indoor units, and separate decorative panels having air outlets on four sides are disposed in each of the indoor units, and displacement in the thickness direction of the decorative panels is regulated on the support member. And a second restricting portion for restricting displacement in the width direction.
According to this configuration, even when a decorative panel is disposed in each indoor unit, positioning of the decorative panel can be performed easily and accurately by restricting the displacement in the thickness direction and the width direction of the decorative panel. Can do. Therefore, these decorative panels can be mounted side by side accurately, and as a result, the appearance of the decorative panel mounted on the ceiling surface can be improved.
この場合において、前記第1規制部は、前記支持部材に取り付けられ、隣り合った前記化粧パネルの側縁部間を通じて当該化粧パネルのパネル面側に突出した支持金具と、この支持金具の端部に連結され、各化粧パネルの対向する吹出口間を跨ぐように掛け渡されたパネル押さえ部材とを備える構成としても良い。また、前記化粧パネルは、吊り金具を臨ませる開口を4隅に備え、前記第2規制部は、この第2規制部を前記支持部材に取り付けた場合に、前記開口の側縁部に当接する当接部を備える構成としても良い。また、前記室内ユニット間には、各室内ユニットの冷媒配管およびドレン配管が集約される配管スペースが設けられ、前記支持部材は、この配管スペースを覆って延びるカバー部材である構成としても良い。 In this case, the first restricting portion is attached to the support member and protrudes to the panel surface side of the decorative panel through the side edge portions of the adjacent decorative panels, and an end portion of the support metal It is good also as a structure provided with the panel holding | suppressing member connected so that it might span across between the blower outlets which each decorative panel opposes. In addition, the decorative panel includes openings at four corners that allow the hanging metal fittings to face, and the second restricting portion comes into contact with a side edge portion of the opening when the second restricting portion is attached to the support member. It is good also as a structure provided with a contact part. Further, a piping space in which refrigerant piping and drain piping of each indoor unit are collected is provided between the indoor units, and the support member may be a cover member that extends over the piping space.
本発明によれば、各室内ユニットに化粧パネルをそれぞれ配置する場合であっても、化粧パネルの厚み方向及び幅方向のずれを規制することにより、これら化粧パネルの位置決めを簡単かつ正確に行うことができる。従って、これら化粧パネルを正確に並べて取り付けることができ、ひいては天井面に取り付けられた化粧パネルの美観の向上を図ることができる。 According to the present invention, even when a decorative panel is arranged in each indoor unit, the decorative panel can be positioned easily and accurately by restricting the displacement in the thickness direction and the width direction of the decorative panel. Can do. Therefore, these decorative panels can be mounted side by side accurately, and as a result, the appearance of the decorative panel mounted on the ceiling surface can be improved.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる天井カセット形空気調和機を示す斜視図である。この図1において、符号1は、大容量(例えば10馬力)の天井カセット形空気調和機1を示している。この天井カセット形空気調和機1は、それぞれが単独で天吊り形室内ユニットとして動作可能な2つのユニット構成体5(本構成では5馬力)を横並びに配置し、これら各ユニット構成体5、5を連結して構成されている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a ceiling cassette type air conditioner according to the present embodiment. In FIG. 1,
各ユニット構成体5の下面には、それぞれ化粧パネル71が取り付けられている。この化粧パネル71は、ユニット構成体5を単独で使用する場合に取り付けられるものと同一のものであり、ユニット構成体5の吸込口に相当する位置に吸込口73が形成され、この吸込口73には、エアフィルタが上面に載置される吸込グリル76が着脱自在に取り付けられている。また、吸込口73の周囲には、化粧パネル71の4辺に沿って上記ユニット構成体5の吹出口に相当する位置に吹出口75が形成されている。
本実施形態では、横並びに配置された化粧パネル71、71の連結部分には、これら化粧パネル71、71を連結するためのセンターパネル72、72が取り付けられ、これにより、各化粧パネルの吹出口75のうち、中央に位置する吹出口(不図示)は塞がれて調和空気が室内空間に吹き出されないようになっている。
また、天井カセット形空気調和機1は、各ユニット構成体5、5の間に、当該ユニット構成体5から導出された冷媒配管(液管81、ガス管83)及びドレン配管87を収納する配管収納部(配管スペース)90が設けられている。この配管収納部90には、各ユニット構成体5、5に接続される制御配線及び電源配線(ともに不図示)が収納されている。
A
In the present embodiment,
Moreover, the ceiling cassette
各ユニット構成体5は、図2に示すように、ケーシング11を備え、このケーシング11内には、ファンモータ(不図示)及びターボファン26とからなる送風機と、これを囲むようにほぼ矩形状に曲げて形成された熱交換器38と、電装箱36(図3参照)とが収容されている。熱交換器38は、管板49,49間が仕切り板28によって仕切られ、この仕切り板28で仕切られた熱交換器38の外側の空間56には、ドレンポンプ30が収容されている。熱交換器38の下面には、ドレンパン(不図示)が配設され熱交換器38から滴下したドレン水が溜められる。ドレンパンに溜まったドレン水はドレンポンプ30の駆動により、ケーシング11の一側面11Aに形成されたドレン排水口32より排出される。また、このケーシング11の一側面11Aには、熱交換器38に連なる液管接続口34及びガス管接続口35が形成されている。
As shown in FIG. 2, each
各ユニット構成体5のケーシング11の4隅部には、吊り金具(第1吊り金具)44が止着されている。この吊り金具44は、ユニット構成体5が単独で天吊り形室内ユニットとして使用される場合には、天井からの吊りボルト(図示せず)に引掛けて、ユニット構成体5を天井に設置するために使用される。
Suspension fittings (first suspension fittings) 44 are secured to the four corners of the
図3は、配管収納部90を示す分解斜視図である。この図3は、天井カセット形空気調和機1の組立て(連結)手順を示す一図でもあり、工場等において、天井カセット形空気調和機1を組立てる場合には、この天井カセット形空気調和機1を吊り下げている時とは天地を反対にして、吹出口及び吸込口を上方に向けた状態で行われる。このため、図3には、図1に示したものと天地を反対にした状態を示している。
2台のユニット構成体5、5を連結する場合、各ユニット構成体5は、上記したドレン排水口32、液管接続口34及びガス管接続口35が形成されたケーシング11の一側面11Aを対向させて配置される。これらユニット構成体5、5の間には、図3に示すように、配管収納部90が形成され、この配管収納部90には、平板状の天井板部材(天井側部材)50と、この天井板部材50に取り付けられた配管支持台(位置決め部材)51とが配置され、この配管支持台51に液管81及びガス管83が支持されている。
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the
When connecting the two unit
天井板部材50は、その両縁部を折り曲げて形成した屈曲部50Aと、この屈曲部50Aの近傍に形成され、各ユニット構成体5の各対向面(すなわちケーシング11の一側面)11Aにねじ等で止着される連結片50Bと、天井板部材50の略中央に形成され、上記配管支持台51をねじ止めするための係止部50Cとを備える。
各屈曲部50A、50A間の距離L1は、ユニット構成体5の一辺の距離Wと略同一に設定されており、これら屈曲部50Aは、ユニット構成体5、5を連結する際に、これらユニット構成体5、5の幅方向(図中X方向)のずれを規制し、当該幅方向の位置決めを簡単かつ正確にできるようになっている。また、連結片50Bは、天井板部材50の一部を切り起こして形成されている。
The ceiling board member 50 is formed in a
The distance L1 between the
配管支持台51は、基板の両端を折り曲げて形成した側板51Aを備え、この側板51Aに高さの異なる2つの配管支持部51B、51Cが形成されている。本構成では、配管支持台51は、配管収納部90に集約して配置された液管81及びガス管83を支持するとともに、横並びのユニット構成体5、5の間隔を規制している。すなわち、配管支持台51の側板51Aは、横並びに配置されたユニット構成体5、5の各対向面11Aに当接する側端(当接端)51A1を備え、この側端51A1に上記各対向面11Aを当接させることにより、横並びに配置されたユニット構成体5、5の間隔を規制することができ、当該ユニット構成体5、5の長さ方向(図中Y方向)の位置決めを簡単かつ正確にできるようになっている。
また、配管支持台51の幅L2は、ユニット構成体5、5を連結する際の最適なユニット間の距離、具体的には、これらユニット構成体5、5に取り付けられた化粧パネル71、71の各側縁部がほぼ接した状態で配置できる距離に設定されている。
The
The width L2 of the
ユニット構成体5、5の位置決めを行う場合には、配管支持台51を天井板部材50の係止部50Cにねじ止めし、この天井板部材50の屈曲部50A間に合わせて、各ユニット構成体5、5を天井板部材50上に載置する。次に、ユニット構成体5、5の各対向面11Aがそれぞれ配管支持台51の側端51A1に当接するまで、これらユニット構成体5、5を長さ方向(図中Y方向)にスライドさせる。そして、上記対向面11Aが側端51A1に当接した状態で、連結片50Bを当該対向面11Aにねじ止めすることにより、ユニット構成体5、5の位置決めがなされる。
When positioning the
配管支持台51の低い位置に形成された配管支持部51Bには、ガス管83が支持される。このガス管83は、チーズ83Aによって2つに分岐され、それそれの端部にはフレアーナット83Bが形成されている。これらフレアーナット83Bは、各ユニット構成体5のガス管接続口35に接続される。本構成では、ガス管83は配管収納部90の内部で分岐されているため、分岐された各管が各ユニット構成体5のケーシング11の外部に突出することがなく、当該ユニット構成体5の外形寸法の大型化を防止できる。また、上記配管支持台51の高い位置に形成された配管支持部51Cには、液管81が支持される。この液管81は、チーズ81Aによって2つに分岐され、それそれの端部にはフレアーナット81Bが形成されている。これらフレアーナット81Bは、各ユニット構成体5の液管接続口34に接続される。本構成では、液管81は配管収納部90の内部で分岐されているため、分岐された各管が各ユニット構成体5のケーシング11の外部に突出することがなく、当該ユニット構成体5の外形寸法の大型化を防止できる。
A
本構成では、ガス管83が配管収納部90の高さ方向の略中央に配置され、このガス管83の上方(吊り下げ時には下方)に液管81が配置されている。これによれば、各冷媒配管81、83をユニット間配管と溶接にて接続する際に、管径の細い液管81が手前側に位置するため、この液管81によってガス管83がすべて隠れることがなく、溶接作業を容易に行うことができる。また、管径の太いガス管83を溶接する場合であっても、このガス管83は配管収納部90の略中央に配置されているため、溶接時の作業スペースを広く確保することができ、溶接作業をより容易に行うことができる。
ドレン排水口32には、それぞれドレン配管87が接続されており、外部にドレン水を排出可能となっている。本構成では、ドレン配管87は、配管収納部90の前方及び後方の両方から導き出される構成となっているが、配管支持台51の側板51Aに形成された円形の開口部51Dを通じて、前方もしくは後方のいずれか一方から導き出す構成としても良い。
In this configuration, the
A
次に、ユニット構成体5、5の連結構造について説明する。
ユニット構成体5、5の連結は、このユニット構成体5の4隅に設けられた吊り金具(第1吊り金具)44を利用して行われる。図4に示すように、これら吊り金具44のうち、各ユニット構成体5、5を並べて配置した状態で、互いに対向する位置にある吊り金具44Aには連結片55が配置され、この連結片55と吊り金具44Aとをボルト及びナットを介して接続する。本構成では、連結片55と吊り金具44Aとを接続することにより、ユニット構成体5、5間のずれが防止され、当該ユニット構成体5,5の位置決めが完了する。
この連結片55は、底板55A及び側板55Bとを備えたL字状のアングル部材であり、図4及び図5に示すように、連結片55の底面55Aには、吊り金具44Aの爪部45Aが挿入される溝56と、この吊り金具44Aにボルト及びナットを介して連結するための孔部57とが形成されている。一方、連結片55の側板55Bには、後述する第1連結材61を当該連結片55に仮止めするための凹部58と、この第1連結材61を当該連結片55にボルト及びナットを介して固定するための孔部59とが形成されている。
Next, the connection structure of the unit
The unit
The connecting
一方、各ユニット構成体5、5の外側4隅に位置した4つの吊り金具44Bには、図6に示すように、それぞれフランジ部材(第2吊り金具)60が固定され、このフランジ部材60同士を縦横に延びる第1連結材61及び第2連結材62で連結することにより、枠体63が形成され、この枠体63がユニット構成体5、5の周囲を取り囲むようになっている。本構成では、フランジ部材60は、第1連結材61及び第2連結材62で枠組みされた枠体63の4隅内に収まるように配置されている。このため、各ユニット構成体5、5を連結した場合に枠体63が大きく外方に突出することはなく、天井カセット形空気調和機1の外形寸法の小型化を図ることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 6, flange members (second suspension brackets) 60 are fixed to the four
フランジ部材60は、図7に示すように、略三角形状の基部60Aを備え、この基部60Aには、上記吊り金具44Bの爪部45Bが挿入される溝64と、当該フランジ部材60をこの吊り金具44Bにボルト101及びナット(不図示)を介して連結するための孔部65(図6)とが形成されている。また、基部60Aには、上記溝64の近傍に天井カセット形空気調和機1を天井から吊るための吊り孔部66が形成されている。この吊り孔部66は、吊り金具44Bの近傍に設けられているため、図1に示すように、化粧パネル71のコーナーパネル(不図示)を外すと、開口74を通じてフランジ部材60の吊り孔部66が望む。従って、ユニット構成体5を単独で吊り下げる場合と同様に、容易に天井カセット形空気調和機1を吊り下げることができる。
As shown in FIG. 7, the
また、フランジ部材60の基部60Aには、図7に示すように、この基部60Aの一部をそれぞれ曲げ起こして第1連結部67が形成され、この第1連結部67には、ボルト101及びナット102を介して上記連結材61、62と固定するための孔部が設けられている。また、基部60Aには、その一端から上方に延出するとともに、その上端部を基部60Aと略平行に屈曲させた第2連結部68が形成されている。この第2連結部68の両端には、それぞれボルト101及びナット102を介して上記連結材61、62と固定するための孔部が設けられている。
Further, as shown in FIG. 7, the
ユニット構成体5、5の短手方向に延びる第2連結材62は、上板62A及び側板62Bとを備えたL字状のアングル部材であり、上板62Aの両端には、上記フランジ部材60の第2連結部68に形成された孔部に相当する位置に連結孔が形成されている。また、側板62Bの両端の一部は、外側に折り曲げられるとともに、上記フランジ部材60の第1連結部67に形成された孔部に相当する位置に連結孔が形成されている。
The second connecting
また、ユニット構成体5、5の長手方向に延びる第1連結材61は、上板61A及び側板61Bとを備えたL字状のアングル部材であり、上板61Aの両端には、上記フランジ部材60の第1連結部68に形成された孔部に相当する位置に連結孔が形成されている。また、側板61Bの両端の一部は、外側に折り曲げられるとともに、上記フランジ部材60の第1連結部67に形成された孔部に相当する位置に連結孔が形成されている。
この第1連結材61の側板61Bの略中央には、図6に示すように、上記連結片55の側板55Bの上縁に形成された凹部58に引掛けて仮止め可能な爪部69が形成され、この爪部69の外側には上記連結片55の孔部59に相当する位置に連結孔70が形成されている。この構成では、第1連結材61を取り付ける際に、この第1連結材61の爪部69を連結片55の凹部58に引掛けることにより、簡単に第1連結材61の位置決めができるとともに、この第1連結材61から手を離すことができるため、当該第1連結材61を連結片55に1人で固定することができる。
本構成では、連結片55及びフランジ部材60は、図6に示すように、各ユニット構成体5の吊り金具44の上面に接して固定されている。すなわち、天井カセット形空気調和機1を吊り下げた場合には、各ユニット構成体5は、吊り金具44を介して、枠体63(連結片55を含む)の上に載置された状態となる。従って、この吊り金具44と、上記連結片55及びフランジ部材60とを連結するボルト及びナットが万一外れた場合であっても、ユニット構成体5が室内側に落下することはない。
The first connecting
At the approximate center of the
In this configuration, the connecting
各ユニット構成体5、5の連結した後、配管収納部90の側面には、図8に示すように、配管取り出し口91が形成された側板92が配置される。また、配管収納部90上面(吊り下げ時には下面)には、この配管収納部90を覆って延びるメンテナンスカバー(支持部材、カバー部材)93が配置される。このメンテナンスカバー93は、主として冷媒配管及びドレン配管のメンテナンス時に開放されるものであり、通常は、第1連結材61の上板61Aにねじ止めされている。
このメンテナンスカバー93の両端部には、このメンテナンスカバー93の短手方向に沿って延びる腕部93Aが形成され、この腕部93Aには、上記第1連結材に形成された爪部69に係合するスリット94が設けられている。このスリット94は、メンテナンスカバー93を第1連結材61に仮固定するためのものであり、メンテナンスカバー93を横方向にスライドさせることにより、このスリット94と上記爪部69との係合を解除することができる。
この構成によれば、スリット94を爪部69に係合させることにより、メンテナンスカバー93を第1連結材61に仮固定できるため、天井カセット形空気調和機1を吊り下げた状態で、メンテナンスカバー93の固定用のねじを外した場合であっても、このメンテナンスカバーが落下することが防止され、配管収納部90のメンテナンス作業の容易化を図ることができる。また、メンテナンスカバー93の略中央には、ねじ孔を有する凹部93Bが形成され、この凹部93Bには、両端をそれぞれ屈曲させた断面略コ字状の支持金具95がねじ止めされている。また、メンテナンスカバー93には、後述する連結金具100(図9参照)を取り付けるための溝部93C及びねじ孔93Dが形成されている。
After the unit
According to this configuration, since the
本構成では、工場等における各ユニット構成体5、5の組立て作業は、配管収納部90に側板92及びメンテナンスカバー93が取り付けられる状態まで行われ、この状態で出荷される
In this configuration, the assembling work of the unit
連結されたユニット構成体5、5は、フランジ部材60を介して天井から吊り下げられる。これらユニット構成体5、5には、図9に示すように、それぞれ化粧パネル71、71が宛がわれ、これら化粧パネル71、71は、当該化粧パネル71、71の4隅に形成されたねじ孔(不図示)を介して当該ユニット構成体5,5に仮止めされる。この場合、メンテナンスカバー(図8)93にねじ止めされた支持金具95は、この支持金具95の先端部95Aが上記化粧パネル71、71の側縁部間を通じて、当該化粧パネル71のパネル面71A側に突出するようになっている。
The
支持金具95の先端部95Aには、断面が略コ字状に屈曲形成されたパネル押さえ部材105が連結され、このパネル押さえ部材105は、図10に示すように、各化粧パネル71,71の対向する吹出口75、75間を跨ぐように掛け渡されている。パネル押さえ部材105が、化粧パネル71のパネル面71Aを押さえることにより、当該化粧パネル71、71の厚み方向(図9中Z方向)のずれを規制することができ、上記パネル面71Aの高さをほぼ均等に合わせることができる。本構成では、メンテナンスカバー93に取り付けられた支持金具95と、この支持金具の先端部95Aに連結されたパネル押さえ部材105とが、化粧パネル71の厚み方向のずれを規制する第1規制部として機能する。
また、パネル押さえ部材105には、図10に示すように、両側縁からほぼ中心線に向かって複数の切り欠き105Aが形成されている。これら切り欠き105Aは、センターパネル72、72を各化粧パネル71、71に取り付ける際に、センターパネル72の先端部に形成された後述する爪(第1パネル爪71A)が着脱自在に係合するものである。本構成では、これら切り欠き105Aが第1係合孔として機能する。
A
Further, as shown in FIG. 10, the
また、図10に示すように、化粧パネル71の4隅に形成された開口74のうち、各化粧パネル71、71の隣り合った開口74、74には、これら開口74、74の周縁74A、74A間を跨いで連結金具106が配置されている。この連結金具106は、図11に示すように、基板106Aと、この基板106Aの短辺に連ねて延出する側板106Bと、基板106Aの長辺に連ねて延出する前板106Cとを備える。
側板106Bの下縁には、図11に示すように、上述したメンテナンスカバー93の溝部93C(図8)に挿入される略L字状の係止片107と、このメンテナンスカバー93のねじ孔93D(図8)にねじ止めするための孔部を有する固定片108とが形成されている。連結金具106をメンテナンスカバー93に取り付ける場合、上記係止片107を溝部93Dに引掛けることにより、連結金具106の仮止めが可能となるため、取り付け作業を容易に行うことができる。
As shown in FIG. 10, among the
On the lower edge of the
また、側板106Bは、図11に示すように、この側板106Bの側縁に連ねて形成された略L字状の当接部109を備える。この当接部109は、図10に示すように、連結金具106をメンテナンスカバー93に取り付けた場合に、化粧パネル71の開口74の側縁部74Bに当接して、当該化粧パネル71の幅方向(図中X方向)のずれを規制する。本構成では、2つの連結金具106を開口74にそれぞれ配置することにより、この開口74の側縁部74Bの位置をほぼ揃えることができ、化粧パネル71の幅方向の位置決めを正確に行うことができる。本構成では、連結金具106が化粧パネル71の幅方向のずれを規制する第2規制部として機能する。
前板106Cには、切り欠き110が形成され、この切り欠き110は、センターパネル72を各化粧パネル71に取り付ける際に、センターパネル72の略中央部に形成された後述する爪(第2パネル爪)が着脱自在に係合するものである。本構成では、これら切り欠き110が第2係合孔として機能する。
本実施形態では、メンテナンスカバー93に、支持金具95、パネル押さえ部材105及び連結金具106を取り付けることにより、化粧パネル71、71の厚み方向のずれ及び幅方向のずれを規制することができ、これら化粧パネル71,71の位置決めを正確かつ容易に行うことができる。
各化粧パネル71、71の位置決めが終了した場合には、仮止めしていたねじを締めこんで当該化粧パネル71、71をユニット構成体5,5に固定する。
Further, as shown in FIG. 11, the
A
In the present embodiment, by attaching the support fitting 95, the
When the positioning of each
化粧パネル71の開口74には、この開口74を塞ぐ不図示のコーナーパネル(カバー体)が取り付けられており、この開口74の周縁74Aには、コーナーパネルのカバー爪(不図示)が着脱自在に係合する係合孔(第3係合孔及び第4係合孔)111、112が形成されている。本構成では、並べて配置された化粧パネル71、71の中央に位置する開口74には、コーナーパネルの代わりにセンターパネル72,72が配置され、この開口74に形成されたコーナーパネル用の係合孔111、112を用いてセンターパネル72、72を取り付けることにより、当該センターパネル72、72を容易に化粧パネル71、71に取り付け可能な構成となっている。
A corner panel (cover body) (not shown) that closes the
図12は、センターパネル72の裏面側を示した平面図である。
この図12に示すように、センターパネル72は、このセンターパネル72の先端部に形成された2つの第1パネル爪72A、72Aと、当該センターパネル72の略中央に形成された第2パネル爪72Bと、当該センターパネル72の後端部の略中央に形成された2つの第3パネル爪72C、72Cと、当該後端部の各側部に形成された2つの第4パネル爪72D、72Dとを備えて構成されている。
第1パネル爪72A、72Aは、センターパネル72を化粧パネル71に配置した場合に、上記パネル押さえ部材105に形成された切り欠き(第1係合孔)105A、105Aに係合する位置に形成され、これら第1パネル爪72A間には、このパネル押さえ部材105にねじ止め可能な固定片72Eが設けられている。また、第2パネル爪72Bは、上記連結金具106に形成された切り欠き(第2係合孔)110に係合する位置に形成されている。同様に、第3パネル爪72C、72Cは、化粧パネル71の開口74の周縁74Aに形成された第3係合孔111、111に係合する位置に形成され、第4パネル爪72D,72Dは、上記開口74の周縁74Aに形成された第4係合孔112,112に係合する位置に形成されている。
FIG. 12 is a plan view showing the back side of the
As shown in FIG. 12, the
The
各センターパネル72は、図13に示すように、天井カセット形空気調和機1の長辺側からそれぞれスライドさせて取り付けられる。この場合、上記した各パネル爪71A〜71Dを各係合孔105、110〜112に係合させることによって簡単に取り付けることができる。本構成では、先に取り付けられた一方のセンターパネル72は、このセンターパネル72の先端部に形成された固定片72Eのねじ孔を介して、パネル押さえ板105にねじ止めされる。このねじは、他方の化粧パネル72を取り付けた場合に、当該他方のセンターパネル72の先端部の下方に延在し、この先端部によって覆い隠される。このため、ねじが化粧パネル71及びセンターパネル72の表面に露出することがなく、化粧パネル全体の美観が向上する。
As shown in FIG. 13, each
本実施形態によれば、複数のユニット構成体5、5を横並びに配置し、これらユニット構成体5、5を縦横に延びる複数の連結材61、62で連結して一体化し、これらユニット構成体5,5の各々に4辺に吹出口75を有した各別体の化粧パネル71、71を配置したため、当該ユニット構成体5を単独で使用する際の既存の化粧パネル71をそのまま利用できることにより、連結されたユニット構成体5、5の大きさに合わせて新たに化粧パネルを形成する必要がなく、化粧パネルの開発コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、各化粧パネル71、71の隣り合う吹出口75、75を覆うようにセンターパネル72、72を配置したため、これら隣り合う吹き出し口75、75が室内に露出することが防止され、化粧パネル全体としての美観が向上する。
更に、隣り合う吹き出し口75,75がセンターパネル72、72で覆われることにより、当該吹き出し口75、75を通じて空気が吹き出されることがない。このため、隣り合う吹き出し口75,75から吹き出された空気がお互いに干渉して、他の吹き出し口から吹き出された空気の気流を乱すことが防止される。
According to the present embodiment, a plurality of unit
Moreover, in this embodiment, since the
Further, since the
本実施形態によれば、化粧パネル71が、ユニット構成体5の吊り金具44A、44Bを臨ませる開口74を4隅に備え、この4隅の開口74の周縁74Aに当該開口74を塞ぐカバー体のカバー爪が着脱自在に係合する係合孔111、112を備え、センターパネル72が係合孔111、112に係合するパネル爪71C、71Dを備えたため、このパネル爪71C、71Dを係合孔111、112にそれぞれ係合させることにより、間単にセンターパネル72を化粧パネル71に取り付けることができる。更に、ねじ等の締結具が化粧パネル71のパネル面71Aに露出しないため、化粧パネル71の美観の向上を図ることができる。
According to this embodiment, the
また、本実施形態によれば、ユニット構成体5、5間に支持部材93を配置するとともに、これらユニット構成体5、5の各々に4辺に吹出口75を有した各別体の化粧パネル71を配置し、支持部材93にこれら化粧パネル71、71の厚み方向のずれを規制する第1規制部95、105と、幅方向のずれを規制する第2規制部106とを設けたため、ユニット構成体5、5に化粧パネル71、71をそれぞれ配置する場合であっても、化粧パネル71の厚み方向及び幅方向のずれを規制することにより、これら化粧パネル71,71の位置決めを簡単かつ正確に行うことができる。従って、これら化粧パネル71、71を正確に並べて取り付けることができ、ひいては天井面に取り付けられた化粧パネル71、71の美観の向上を図ることができる。また、化粧パネル71、71にセンターパネル72、72を取り付ける場合に、当該化粧パネル71、71が正確に位置決めされているため、センターパネル72、72の取り付け作業を容易に行うことができる。
Moreover, according to this embodiment, while arrange | positioning the supporting
また、本実施形態によれば、パネル押さえ部材105が、化粧パネル71のパネル面71Aを押さえることにより、当該化粧パネル71、71の厚み方向のずれを規制することができ、上記パネル面71Aの高さをほぼ均等に合わせることができる。
In addition, according to the present embodiment, the
また、本実施形態によれば、連結金具106をメンテナンスカバー93に取り付けた場合に、この連結金具106の当接部109が化粧パネル71の開口74の側縁部74Bに当接して、当該化粧パネル71の幅方向のずれを規制するため、当該開口74の側縁部74Bの位置をほぼ揃えることができ、化粧パネル71の幅方向の位置決めを正確に行うことができる。
Further, according to the present embodiment, when the connecting metal fitting 106 is attached to the
以上、本実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、四方向吹出型の天井カセット形空気調和機について説明したが、本発明はそれ以外の他の種類の空気調和機、例えば二方向吹出型の天井カセット形空気調和機にも適用が可能である。 Although the present embodiment has been described above, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made. For example, in the above embodiment, a four-way blowing type ceiling cassette type air conditioner has been described. However, the present invention is not limited to other types of air conditioners, such as a two-way blowing type ceiling cassette type air conditioner. It can also be applied to.
1 天井カセット形空気調和機
5 ユニット構成体(天吊り形室内ユニット)
44A、44B 吊り金具
50 天井板部材(天井側部材)
51 配管支持台(位置決め部材)
61 第1連結材(連結材)
62 第2連結材(連結材)
71 化粧パネル
72 センターパネル
72A、72B、72C、72D パネル爪
74 開口
74A 周縁
75 吹き出し口
90 配管収納部(配管スペース)
93 メンテナンスカバー(支持部材、カバー部材)
95 支持金具(第1規制部)
105 パネル押さえ部材(第1規制部)
105A 切り欠き(第1係合孔)
106 連結金具(第2規制部)
110 切り欠き(第2係合孔)
111 係合孔(第3係合孔)
112 係合孔(第4係合孔)
1 Ceiling
44A, 44B Hanging bracket 50 Ceiling plate member (ceiling side member)
51 Piping support (positioning member)
61 1st connection material (connection material)
62 Second connecting material (connecting material)
71
93 Maintenance cover (support member, cover member)
95 Support bracket (1st restriction)
105 Panel pressing member (first regulating part)
105A Notch (first engagement hole)
106 Connecting bracket (second regulating part)
110 Notch (second engagement hole)
111 engagement hole (third engagement hole)
112 engagement hole (fourth engagement hole)
Claims (4)
前記室内ユニット間に支持部材を配置するとともに、これら室内ユニットの各々に吹出口を有した各別体の化粧パネルを配置し、前記支持部材にこれら化粧パネルの厚み方向のずれを規制する第1規制部と、幅方向のずれを規制する第2規制部とを設けたことを特徴とする天井カセット形空気調和機。 In the ceiling cassette type air conditioner in which a plurality of ceiling-suspended indoor units are arranged side by side, and these indoor units are connected and integrated by a plurality of connecting members extending vertically and horizontally,
First, a support member is disposed between the indoor units, a separate decorative panel having an air outlet is disposed in each of the indoor units, and a displacement in the thickness direction of the decorative panel is regulated on the support member. A ceiling cassette type air conditioner comprising a restriction part and a second restriction part for restricting displacement in the width direction.
2. A piping space in which refrigerant piping and drain piping of each indoor unit are aggregated is provided between the indoor units, and the support member is a cover member that extends over the piping space. The ceiling cassette type air conditioner as described in any one of thru | or 3.
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